JP2005522615A - 内燃機関のための燃料噴射装置および燃料噴射装置の動作方法 - Google Patents
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Abstract
少なくとも2つのシリンダを有する内燃機関、例えばディーゼル機関のための燃料噴射装置が提案される。この燃料噴射装置は少なくとも2つのアクチュエータ素子を有し、各シリンダには燃料をシリンダに噴射するアクチュエータ素子が少なくとも1つずつ配属されている。またこの燃料噴射装置はアクチュエータ素子の駆動制御時の衝突を監視および/または解消するための噴射制御部を有する。この噴射制御部はアクチュエータ素子を、噴射時の噴射素子の充電エッジおよび/または放電エッジに依存して早めまたは遅めに駆動制御するか、駆動制御しない。
Description
本発明は、少なくとも2つのシリンダを備えた内燃機関、例えばディーゼル機関のための燃料噴射装置に関し、ここで燃料噴射装置は少なくとも2つのアクチュエータ素子を有し、各シリンダにはシリンダに燃料を噴射するためのアクチュエータ素子が少なくとも1つずつ配属されている。本発明はさらにそのような燃料噴射装置の動作方法に関する。
DE 100 33 343 A1から、アクチュエータ素子の駆動制御においてコンフリクトを監視および/または解消するための噴射制御部、例えばピエゾアクチュエータの重複する噴射経過のコンフリクトマネージメントを有する、内燃機関例えばディーゼル機関のための燃料噴射装置が公知である。
ピエゾコモンレールアクチュエータにおいては同時に1つの制御エッジしか実現することができない。しかしながら燃焼技術的な理由から、補完的なバンクの駆動制御を噴射が重複するように適用することが必要である。このことは圧電素子の充電エッジ/放電エッジがオーバラップする部分を有さない場合には、DE 100 33 343 A1から公知である、圧電素子を相互接続するための回路装置により可能となる。エッジがオーバラップする場合にはDE 100 33 343 A1から明らかにされている燃料噴射装置では、優先順位の低い駆動制御(以下では低優先制御と称する)時にはエッジがシフトされる、または短縮される。
本発明の課題は、異なる噴射の制御エッジの衝突を因果関係の考慮下で阻止することである。
この課題は冒頭で述べたような内燃機関のための燃料噴射装置において、噴射制御部がアクチュエータ素子の時間的な制御特性に依存する所定の時間間隔に依存してアクチュエータ素子を制御することによって解消される。
本発明の基本思想は、優先順位の高い制御エッジの開始について時間領域または時間間隔を設定することである。この時間間隔または時間領域は高い優先順位の間隔に対する、低い優先順位の間隔の最大シフト/短縮度を直接的に決定する。アクチュエータ素子自体は圧電素子でよく、または磁石弁でも良い。
さらにこの課題は、少なくとも2つのシリンダを有する内燃機関、例えばディーゼル機関のための燃料噴射装置によって、噴射制御部が優先順位の低い少なくとも1つの噴射を、一方の圧電素子が充電または放電されるべきときには他方の圧電素子が充電されないように、または一方の磁石弁に電流が流れている限り他方の磁石弁には電流が流れないように、圧電素子の充電および放電または磁石弁を流れる電流の時間的な経過に依存する所定の時間間隔だけ短縮することによって解決される。ここで前述の燃料噴射装置は少なくとも2つの圧電素子を有し、各シリンダには圧電素子の充電または放電によってシリンダに燃料を噴射するための圧電素子が少なくとも1つずつ配属されており、圧電素子には圧電素子を充電または放電するための唯一の供給ユニットが配属されており、燃料噴射装置はさらに、一方の圧電素子が充電または放電されるべき時間間隔と、他方の圧電素子が充電または放電されるべき時間間隔との起こりうる交差を監視するための噴射制御部を有し、また少なくとも2つの噴射には、1つの噴射に少なくとも1つの別の噴射(低優先噴射)よりも高い優先順位(高優先噴射)が割り当てられているように異なる優先順位が割り当てられる。
間隔の短縮の他に、噴射制御部によって低い優先順位を有する噴射を、一方の圧電素子が充電または放電されるべき時間間隔と、他方の圧電素子が充電または放電されるべき時間間隔とが交差しないように、圧電素子の充電および放電または磁石弁を流れる電流の時間的な経過に依存する所定の時間間隔だけシフトさせることができる。
本発明の課題はさらに請求項9による燃料噴射装置の動作方法によって解決される。
さらなる利点および詳細は実施例および図面の以下の説明から生じる。
図面において、
図1は従来技術から公知である圧電素子の接続を示し、
図2aは圧電素子の充電を示し、
図2bは圧電素子の充電を示し、
図2cは圧電素子の放電を示し、
図2dは圧電素子の放電を示し、
図3は駆動制御ICを示し、
図4は従来技術から公知の割込みの時間的なシーケンスを示し、
図5は本発明による衝突マネージメントに関するのシーケンス計画であり、
図6は本発明による衝突マネージメントの構成に関するシーケンス計画であり、
図7は本発明による衝突マネージメントの別の構成に関するシーケンス計画である。
図1は従来技術から公知である圧電素子の接続を示し、
図2aは圧電素子の充電を示し、
図2bは圧電素子の充電を示し、
図2cは圧電素子の放電を示し、
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図4は従来技術から公知の割込みの時間的なシーケンスを示し、
図5は本発明による衝突マネージメントに関するのシーケンス計画であり、
図6は本発明による衝突マネージメントの構成に関するシーケンス計画であり、
図7は本発明による衝突マネージメントの別の構成に関するシーケンス計画である。
図1は圧電素子10、20、30、40、50、60ならびにこれらの圧電素子を駆動制御するための手段を示す。ここではAの領域が詳細に示されており、Bの領域は詳細には示されていない。これらの領域は破線cで示されているように分けられている。詳細に示された領域Aは圧電素子10、20、30、40、50および60を充電および放電するための回路を包含する。考察する例においては圧電素子10、20、30、40、50および60は内燃機関の燃料噴射弁(殊にいわゆるコモンレールインジェクタ)内のアクチュエータである。説明する実施形態においては、内燃機関の6つのシリンダを独立して制御するために、6つの圧電素子10、20、30、40、50および60が使用される。しかしながら他の任意の目的のためには、別の任意の数の圧電素子が適しているであろう。
詳細には示されていない領域Bは、制御装置Dと駆動制御ICEとを備えた噴射制御部Fを包含し、この噴射制御部Fは詳細に示された領域A内の素子を制御するために使用される。駆動制御ICEには圧電素子の残りの制御回路全体からの電圧および電流の種々の測定値が供給される:本発明によれば制御計算機Dおよび駆動制御ICEは圧電素子に対する制御電圧ならびに制御時間を制御するために構成されている。制御計算機Dおよび/または駆動制御ICEは同様に、圧電素子の制御回路全体の種々の電圧および電流を監視するために構成されている。
以下の説明においては先ず詳細に示された領域A内の個々の素子を説明する。次に圧電素子10、20、30、40、50および60の充電過程および放電過程の一般的な説明が続く。最後に、2つの過程が制御計算機Dおよび駆動制御ICEによってどのように制御され、また監視されるかを詳細に記述する。
圧電素子10、20、30、40、50および60は第1のグループG1と第2のグループG2に分割されており、これらのグループはそれぞれ3つの圧電素子を含む(すなわち、グループG1内には圧電素子10、20および30、グループG2内には圧電素子40、50および60)。グループG1およびグループG2は並列接続された回路部の構成部分である。グループ選択スイッチ310、320を用いて、圧電素子10、20および30のグループG1ないし圧電素子40、50および60のグループG2のいずれのグループがそれぞれ共通の充放電装置を用いて放電されるかを決定することができる(しかしながら充電過程に関しては、以下においてさらに詳述するが、グループ選択スイッチ310、320は重要ではない)。第1のグループG1の圧電素子10、20および30は1つのアクチュエータバンクに配置されており、第2のグループG2内の圧電素子40、50および60は別のアクチュエータバンクに配置されている。アクチュエータバンクとして1つのブロックが表されており、このブロックには2つまたはそれ以上のアクチュエータ素子、例えば圧電素子が固定的に配置されている、例えば鋳込まれている。
グループ選択スイッチ310、320はコイル240とそれぞれのグループG1およびG2(コイル側の端子)との間に配置されており、トランジスタとして実現されている。ドライバ311、321が実装されており、これらのドライバは駆動制御ICEから受信する制御信号を電圧に変換し、この電圧は要求に応じて回路の開閉のために選定することができる。
グループ選択スイッチ310、320に並列にして(グループ選択ダイオードとも称される)ダイオード315ないし325が設けられている。グループ選択スイッチ310、320がMOSFETないしIGBTとして実施されている場合には、例えばこれらのグループ選択ダイオード315および325を寄生ダイオード自体によって形成することができる。充電過程の間にグループ選択スイッチ310、320がダイオード315、325によって橋絡される。したがってグループ選択スイッチ310、320の機能は、単に放電過程に関して圧電素子10、20および30のグループG1ないし圧電素子40、50および60のグループG2のうちの1つのグループの選択に制限される。
グループG1ないしグループG2において圧電素子10、20および30ないし40、50および60は、それぞれ並列接続されている圧電分岐110、120および130(グループG1)および140、150および160(グループG2)の構成部分として配置されている。各圧電分岐は1つの圧電素子10、20、30、40、50ないし60と(分岐抵抗と称される)1つの抵抗13、23、33、43、53ないし63とを備えた第1の並列回路、ならびにトランジスタ11、21、31、41、51ないし61として実施されている(分岐選択スイッチと称される)1つの選択スイッチと(分岐ダイオードと称される)1つのダイオード12、22、32、42、52ないし62とを有する第2の並列回路から構成されている。
分岐抵抗13、23、33、43、53ないし63は、容量性の圧電素子10、20、30、40、50ないし60の2つの端子と相互接続されているので、それぞれ対応する圧電素子10、20、30、40、50ないし60が充電過程中および充電過程後に継続的に放電するよう作用する。しかしながら分岐抵抗13、23、33、43、53ないし63は、後述するように、被制御の充電過程および放電過程に比べこの過程を緩慢に成すために十分な大きさを有する。したがって、任意の圧電素子10、20、30、40、50ないし60の電荷を充電過程後の関連する時間内では不変とみなすことができる。
個々の圧電分岐110、120、130、140、150ないし160における分岐選択スイッチ/分岐ダイオードペア、すなわち圧電分岐110における選択スイッチ11とダイオード12、圧電分岐120における選択スイッチ21とダイオード22らは、寄生ダイオードを有する電子スイッチ、例えばMOSFETないしIGBT(すなわちトランジスタ)として実現することができる(前述したようにこの電子スイッチに関してはグループ選択スイッチ/ダイオードペア310および315ないし320および325を示している)。
分岐選択スイッチ11、21、31、41、51ないし61を用いて、圧電素子10、20、30、40、50ないし60のいずれの圧電素子がそれぞれ共通の充放電装置を用いて充電されるかを決定することができる:後述する充電過程の間に所属の分岐選択スイッチ11、21、31、41、51ないし61が閉じられている圧電素子は全てそれぞれ充電される。
分岐ダイオード12、22、32、42、52および62は放電過程中に分岐選択スイッチ11、21、31、41、51ないし61を橋絡するために使用される。したがって考察する例においては、充電過程に関してはそれぞれ1つの圧電素子を選択することができ、放電過程に関しては圧電素子10、20および30の第1のグループG1か、圧電素子40、50および60の第2のグループG2かを選択する必要がある、もしくは両方のグループを選択する必要がある。
圧電素子10、20、30、40、50および60自体に再び立ち返るが、分岐選択圧電端子15、25、35、45、55ないし65は分岐選択スイッチ11、21、31、41、51ないし61を用いるか、対応するダイオード12、22、32、42、52ないし62を介して、ならびにこれらの分岐選択スイッチおよびダイオード両方を介する場合において付加的に抵抗300を介してアースに置かれる。抵抗300を用いて圧電素子10、20、30、40、50および60の充電および放電の間に分岐選択圧電端子15、25、35、45、55ないし65とアースとの間に流れる電流が測定される。これらの電流の知識は圧電素子10、20、30、40、50および60の被制御の充電および放電を可能にする。例えば電流の絶対値に依存して充電スイッチ220ないし放電スイッチ230を閉じ、また開くことによって、充電電流ないし放電電流を所定の平均値に調節することができる、および/または、これらの充電電流ないし放電電流が所定の最大値および/または最小値を上回るないし下回ることを回避できる。
考察する例においては、測定自体のために例えば5VDCの電圧を供給する電圧源621と、2つの抵抗622および623の形態の電圧分配器とが必要である。したがって駆動制御ICE(測定を実施する)は負の電圧から保護されるべきであり、さもなければこの負の電圧が測定点620において発生する可能性があり、またこの負の電圧は駆動制御ICEによっては抑制することができない:このような負の電圧は前述の電圧源621と電圧分配器抵抗622および623から供給される正の電圧を加えることによって変化される。
それぞれの圧電素子10、20、30、40、50および60の別の端子、すなわちそれぞれのグループ選択圧電端子14、24、34、44、54ないし64をグループ選択スイッチ310ないし320またはグループ選択ダイオード315ないし325を介して、ならびにコイル240と充電スイッチ220および充電ダイオード221からなる並列回路とを介して電圧源の正極に接続することができ、また択一的ないし付加的にグループ選択スイッチ310ないし320またはダイオード315ないし325を介して、ならびにコイル240と放電スイッチ230および放電ダイオード231からなる並列回路とを介してアースに置くことができる。充電スイッチ220および放電スイッチ230は例えばトランジスタとして実現されており、このトランジスタはドライバ222ないし232を介して制御することができる。
電圧源はコンデンサ210を包含する。コンデンサ210はバッテリ200(例えば自動車のバッテリ)および後置接続されている直流電圧変換器201によって充電される。直流電圧変換器201はバッテリ電圧(例えば12V)を本質的に任意の別の直流電圧(例えば250Vに変換し、コンデンサをこの電圧に充電する。直流電圧変換器201の制御はトランジスタスイッチ202および抵抗203を介して行われ、この抵抗203は測定点630において取り出される電流の測定に使用される。
相互制御を目的として駆動制御ICEによって、ならびに抵抗651、652および653および例えば5Vの直流電圧源654によって測定点650における別の電流測定が可能となる。さらには駆動制御ICEによって、ならびに電圧分配抵抗641および642によって測定点640における電圧測定が可能となる。
(総放電抵抗と称される)抵抗330、(停止スイッチと称される)スイッチ331ならびに(総放電ダイオードと称される)ダイオード332は最終的に、(圧電素子が通常動作ではなく、以下説明するように、「通常の」放電過程によっては放電されない場合には)圧電素子10、20、30、40、50ならびに60の放電に使用される。停止スイッチ331は有利には「通常の」放電過程(放電スイッチ230を介する周期的な放電)後に閉じられ、これによって圧電素子10、20、30、40、50および60は抵抗330および300を介してアースに置かれる。したがって、場合によっては圧電素子10、20、30、40、50および60内にとどまっているそれぞれの残留電圧が除去される。総放電ダイオード332は状況によっては負の電圧によって損傷される可能性のある圧電素子10、20、30、40、50および60における負の電圧の発生を回避する。
全ての圧電素子10、20、30、40、50および60ないし特定の圧電素子10、20、30、40、50ないし60の充電および放電は(全てのグループおよびその圧電素子に共通の)唯一の充放電装置を用いて行われる。考察する例においては、共通の充放電装置はバッテリ200、直流電圧変換器201、コンデンサ210、充電スイッチ220および放電スイッチ230、充電ダイオード221および放電ダイオード231ならびにコイル240を包含する。
各圧電素子の充電および放電は同じやり方で行われるので、以下では第1の圧電素子10のみを参照して説明する。
充電および放電過程の間に生じる状態を図2Aから図2Dに関連して説明する。図面のうち図2Aおよび図2Bは圧電素子10の充電を示し、図2Cおよび図2Dは圧電素子10の放電を示す。
充電ないし放電すべき1つまたは複数の圧電素子10、20、30、40、50ないし60ないし10、20、30、40、50および60の選択の制御、以下説明する充電過程ならびに放電過程は駆動制御ICEおよび制御装置Dによって、上述したスイッチ11、21、31、41、51、61;310、320;220、230および331のうちの1つまたは複数のスイッチを開くないし閉じることによって行われる。一方では詳細に示した領域A内の素子間の相互作用、他方では駆動制御ICEと制御計算器Dの相互作用を以下ではさらに詳述する。
充電過程に関しては、先ず充電すべき1つの圧電素子10、20、30、40、50ないし60を選択する必要がある。第1の圧電素子10のみを充電するために、第1の分岐110の分岐選択スイッチ11が閉じられ、他方ではその他の全ての分岐選択スイッチ21、31、41、51および61は開かれたままである。他の任意の圧電素子20、30、40、50、60のうちの1つだけを充電するために、ないし複数の圧電素子を同時に充電するためには、スイッチの選択を相応の分岐選択スイッチ21、31、41、51および/または61を閉じることにより行えばよい。
次に充電過程自体を行うことができる。
考察する例においては、充電過程のために一般的にコンデンサ210と第1の圧電素子10のグループ選択圧電端子14との間の正の電位差が必要である。しかしながら充電スイッチ220および放電スイッチ230が開かれている限り、圧電素子10の充電ないし放電は行われない。この状態においては図1に表されている回路は定常状態にあり、すなわち圧電素子10はその電荷状態を本質的には変化させずに維持し、この際電流は流れない。
第1の圧電素子10を充電するためにスイッチ220が閉じられる。これによって論理的には第1の圧電素子10のみを充電することができる。しかしながらこのことは、関連する素子を損傷させる虞のある過度に大きな電流を流すことになりかねない。したがって、測定点620に生じる電流が測定され、スイッチ220は検出された電流が所定の限界値を上回ると即座に再び開かれる。したがって第1の圧電素子10において任意の電荷を達成するために、放電スイッチ350が開かれている間に充電スイッチ220が反復的に開閉される。
より詳細に考察すると、充電スイッチ220が閉じられている場合には、図2Aに示されている関係が生じ、すなわち圧電素子10、コンデンサ210およびコイル240からなる直列回路を包含する閉成された回路が生じ、この際回路には図2Aにおいて矢印によって示されているように電流iLE(t)が流れる。この電流の流れに基づき、第1の圧電素子10のグループ選択圧電端子14に正の電荷が供給され、またコイル240においてはエネルギが蓄積される。
充電スイッチ220が閉じられた直後(例えば数μs)に開かれる場合には、図2bに示されているような関係が生じる:圧電素子10、放電ダイオード231およびコイル240からなる直列回路を包含する閉成された回路が生じ、この際回路には図2Bにおいて矢印によって示されているように電流ILA(t)が流れる。この電流の流れに基づき、コイル240に蓄積されているエネルギが圧電素子10に流れる。圧電素子10へのエネルギ供給に応じて、この圧電素子10において生じる電圧が上昇し、圧電素子10の外形寸法が拡大する。コイル240から圧電素子10にエネルギ供給が行われる場合には、図1に示されており、既に説明した回路の定常状態が再び達成される。
この時点においてないし(充電過程の所望の時間プロファイルに応じて)この時点よりも早めまたは遅めに、充電スイッチ220が新たに閉じられ、また再び開かれることにより、前述の行程が新たに行われる。充電スイッチ220を新たに閉じ、また新たに開くことによって圧電素子10に蓄積されるエネルギが上昇し(圧電素子10に既に蓄積されているエネルギと新たに供給されるエネルギが加算される)、圧電素子10において生じる電圧が上昇し、この圧電素子10の外形寸法が相応に拡大する。
充電スイッチ220の上述した開閉が何度も繰り返される場合には、圧電素子10において生じる電圧の上昇ならびに圧電素子10の拡張は段階的に行われる。
充電スイッチ220が所定の回数開閉された場合および/または圧電素子10が所望の充電状態に達した場合には、圧電素子10の充電は充電スイッチ220を開いたままにすることによって終了される。
放電過程に関しては、考察する例においてはグループ(G1およびG2)内の圧電素子10、20、30、40、50および60が以下のように放電される。
先ず、圧電素子が放電されるべきグループG1および/またはG2のグループ選択スイッチ310および/または320が閉じられる(分岐選択スイッチ11、21、31、41、51、61は放電過程に関して圧電素子10、20、30、40、50、60の選択に何ら影響を有さない。何故ならばこれらの分岐選択スイッチはこの場合ダイオード12、22、32、42、52および62によって橋絡されるからである)。したがって第1のグループG1の一部である圧電素子10を放電するために、第1のグループ選択スイッチ310が閉じられる。
放電スイッチ230が閉じられると、図2Cに示されている関係が生じる:圧電素子10およびコイル240からなる直列回路を包含する閉成された回路が生じ、この際回路には図2Cにおいて矢印によって示されているように電流IEE(t)が流れる。この電流の流れに基づき圧電素子に蓄積されているエネルギ(エネルギの一部)がコイル240に伝送される。圧電素子10からコイル240へのエネルギ伝送に応じて、圧電素子10において生じる電圧が降下し、また圧電素子の外形寸法が縮小する。
放電スイッチ230が閉じられた直後(例えば数μs)に開かれる場合には、図2Dに示されている関係が生じる:圧電素子10、コンデンサ210、充電ダイオード221およびコイル240からなる直列回路を包含する閉成された回路が生じ、この際回路には図2Dにおいて矢印によって示されているように電流IEA(t)が流れる。この電流の流れに基づき、コイル240に蓄積されているエネルギはコンデンサ210に再び供給される。コイル240からコンデンサ210へのエネルギ伝送が行われる場合には、図1に示されており既に説明した回路の定常状態が再び達成される。
この時点においてないし(放電過程の所望の時間プロファイルに応じて)この時点より早めにまたは遅めに、放電スイッチ230は新たに閉じられて、また再び開かれることにより、前述の行程が新たに行われる。放電スイッチ230を新たに閉じ、また新たに開くことによって圧電素子10に蓄積されているエネルギはさらに低減し、また同様に相応にして圧電素子に生じる電圧が降下し、圧電素子の外形寸法は縮小する。
上述した放電スイッチ230の開閉が何度も繰り返される場合には、圧電素子10において生じる電圧の降下ならびに圧電素子10の縮小は段階的に行われる。
放電スイッチ230が所定の回数開閉された場合および/または圧電素子が所望の充電状態に達した場合には、圧電素子の放電は放電スイッチ230を開いたままにすることによって終了される。
一方では駆動制御ICEと制御計算器Dとの相互作用、他方では詳細に示した領域A内部の素子間の相互作用は制御信号によって生じ、この制御信号は分岐選択制御線410、420、430、440、450、460、グループ選択制御線510、520、停止スイッチ制御線530、充電スイッチ制御線540および放電スイッチ制御線550ならびに制御線560を介して、詳細に示した領域A内の素子に駆動制御ICEから供給される。他方では詳細に示した領域Aにおける測定点600、610、620、630、640、650においてセンサ信号が検知され、このセンサ信号はセンサ線路700、710、720、730、740、750を介して駆動制御ICEに供給される。
前述したような相応のスイッチの開閉による単一または複数の圧電素子10、20、30、40、50、60の充電過程ないし放電過程の実施に関して圧電素子10、20、30、40、50ないし60を選択するために、トランジスタのベースには制御線路を用いて電圧が印加される、ないし印加されない。センサ信号を用いて例えば、測定点600ないし610に基づく圧電素子10、20および30ないし40、50および60に生じた電圧の検出ならびに測定点620に基づく充電電流および放電電流の検出が行われる。
図3には駆動制御ICE内に包含されている構成素子すなわち論理回路800、メモリ810、ディジタル・アナログ変換モジュール820ならびに比較モジュール830が示されている。さらには、(制御信号のために使用される)高速なパラレルバス840が駆動制御ICEの論理回路800と接続されており、他方では低速なシリアルバス850がメモリ810と接続されている。論理回路800はメモリ810、比較モジュール830ならびに信号線路410、420、430、440、450および460;510および520;530、540、550および560と接続されている。さらには、ディジタルアナログ変換モジュール820は比較モジュール830と接続されている。それに加え、比較モジュール830はセンサ線路700および710、720、730、740および750、また上述したように、論理回路800と接続されている。
図4は、以下詳細に説明するメイン噴射HEならびに2つのパイロット噴射VE1およびVE2の開始をクランクシャフトの上死点に依存してプログラミングするための、従来技術から公知である割込みの時間的なシーケンスを概略的に示す。図4から見て取れるように、6シリンダエンジンにおいては、静的な割込みが例えばクランクシャフトが約78°のとき、ならびに例えばクランクシャフトが約138°の時に発生し、この割込みによってパイロット噴射VE2ならびにメイン噴射HEの直前に行われるパイロット噴射VE1の開始がプログラミングされる。続いてこれらの噴射の終了が動的な割込みに基づきプログラミングされる。前述のクランクシャフト角度は単に例示的に示されているに過ぎないことは自明である。この割込みは全く原則的に別のクランクシャフト角度においても発生させることができる。
図5と関連させて以下では衝突マネージメントのシーケンス計画を説明する。2つの時間的に重複する噴射(一方は優先順位の高い噴射、例えばメイン噴射HEであり、図5においては高優先の噴射として表されており、他方は優先順位の低い噴射、例えばパイロット噴射であり、図5においては低優先の噴射として表されている)に分けられる。噴射は回路装置において2つの制御エッジ、すなわち図5においてBおよびEで表されている開始エッジおよび終了エッジによって実現される。高優先エッジの出力に基づきタイムベースで「早め」ないし「遅め」への領域が設定される。低優先エッジがこれらの領域と交差する場合にはこれらのエッジはシフトされる。ここで「交差する」とは、低優先エッジがストラテジ的な余裕時間を表す時間領域または時間間隔の領域内に発生することを意味している。
ストラテジ的な余裕時間を「遅め」に向ける場合には、高優先エッジの持続時間、いわゆるアクティブ時間taまたはta+tjのみが保護されていればよく、ここでtjは動的な余裕時間を表し、以下においてさらに詳細に説明する。したがって開始/終了エッジ(すなわち低優先の開始/終了エッジについての間隔ta)から「保護される」領域は同じ大きさであるか、tjだけ異なり、ここでアクティブ時間taは図1に示した回路による「プロセス持続時間」を表し、tjは動的な余裕時間を表す。この時間は最も好適でない場合、すなわち考えられる最長の持続時間がカバーされているように選定する必要がある。アクティブ時間taを確定し、エッジまたは衝突マネージメントにおいてこのアクティブ時間taを使用する時点では、実際の持続時間はまだ設定されていない。何故ならばエッジは未来において発生するからである。
ストラテジ的な余裕時間を「早め」に向ける場合には、やはり区別する必要がある。低優先エッジが終了エッジであるならば、この低優先エッジはその持続時間の間隔をおいてのみ高優先のエッジに近づいてもよい。したがって領域taは長い。「早め」の場合において低優先エッジが開始エッジであるならば、この低優先エッジは、最悪の場合において低優先終了エッジが低優先開始エッジと高優先エッジとの間に存在できる限りにおいて「早めに」、すなわち高優先エッジよりも手前に位置していなければならない。このことは以下説明するように、因果関係の理由から必要である。
静的な割込み(図4を参照されたい)に従い開始エッジ時間を設定する時点では、持続時間、すなわちエッジの開始とエッジの終了との間の間隔はまだ設定されていない。しかしながら持続時間が設定されたならば、開始時点はもはや変更すべきではない。したがって既に開始時点が設定されている場合には、低優先終了エッジが低優先開始エッジと高優先エッジとの間に収まることが保証されていなければならない。したがって、エッジ間の所定の動的間隔tjも含めた2倍のアクティブ時間ta、例えば:
2×アクティブ時間ta+2×動的間隔tj
を有する、低優先開始エッジから守るための領域が設けられている。
2×アクティブ時間ta+2×動的間隔tj
を有する、低優先開始エッジから守るための領域が設けられている。
持続時間(期間の長さ)が例えばレール圧の関数として、動的間隔も有する高優先エッジがこの期間内に収まるような長さであることが保証されている場合のみ、開始エッジまたは終了エッジが存在することが許されない時間間隔、時間領域をtaに低減することができる。
図6には最大シフト度が示されている。低優先開始エッジは、ストラテジ的な余裕時間を表す時間領域を有する最小区間領域が与えられているように高優先終了エッジの直ぐ近くに存在する。低優先の駆動制御はその持続時間を維持しつつ「遅め」にシフトされる(すなわち開始エッジおよび終了エッジがシフトされる)。低優先開始エッジはシフト後に動的間隔tjだけ高優先エッジから距離を取る。したがって最大シフト度は例えば:
3×アクティブ時間ta+3×動的間隔tj
である。
3×アクティブ時間ta+3×動的間隔tj
である。
図7は最大短縮度を示す。低優先終了エッジは、ストラテジ的な余裕時間を表す時間領域を有する最小区間領域が与えられているように高優先開始エッジの直ぐ近くに存在する。低優先終了エッジは低優先開始時点を維持しつつ「早め」にシフトされ、すなわち持続時間は短縮される。低優先終了エッジは短縮後に動的間隔tjだけ高優先エッジから距離を取る。したがって最大短縮度は:
2×アクティブ時間ta+動的間隔tj または
2×アクティブ時間ta+2×動的間隔tj
である。
2×アクティブ時間ta+動的間隔tj または
2×アクティブ時間ta+2×動的間隔tj
である。
一般的に、2つのエッジの発生の間隔に関してはエッジマネージメントの実施後ではアクティブ時間taおよび動的間隔tjだけ離されたことが認められる。
低優先開始エッジが時間的に重複する場合、開始エッジの時点は静的な割込みにおける開始エッジよりも遙か手前に設定され、また高優先開始エッジとの衝突または高優先終了エッジとの衝突が生じるので、通常は「遅め」にシフトされる。高優先開始エッジ−低優先開始エッジの場合には静的な割込みにおいて反応することができ、高優先終了エッジ−低優先開始エッジの場合には、高優先開始エッジは因果関係に基づき低優先開始エッジの手前に存在し、したがって高優先制御の動的な割込みにおいて高優先の持続時間が決定され、低優先の持続時間をシフトすることができる。何故ならば低優先の動的な割込み、したがってそのプロセスの開始は高優先の制御の動的な割込み後になって初めて訪れることになるからである(図4を参照されたい)。これに対して低優先終了エッジが時間的に重複する場合には一般的に短縮される。何故ならば、低優先制御の持続時間が低優先の動的な割込みにおいて設定され、したがって開始エッジの実施が既に始まっているときに、この低優先終了エッジの衝突を識別できるからである。
上記では図5から図7と関連させて一次衝突のみを説明した。一次衝突への反応に基づき二次衝突が発生する可能性がある。この二次衝突は同一のストラテジ的な余裕時間でもって、すなわち同一の時間間隔でもって解消され、最大限のシフト時間および最大限の短縮時間は相応に高められる。
Claims (9)
- 少なくとも2つのシリンダを備えた内燃機関、例えばディーゼル機関のための燃料噴射装置であって、
少なくとも2つのアクチュエータ素子を有し、各シリンダには燃料をシリンダに噴射するためのアクチュエータ素子が少なくとも1つずつ配属されており、前記アクチュエータ素子の駆動制御時に衝突を監視および/または解消するための噴射制御部を有する、燃料噴射装置において、
前記噴射制御部が前記アクチュエータ素子の制御特性に依存する所定の時間間隔(ストラテジ的な余裕時間)に依存して前記アクチュエータ素子を駆動制御することを特徴とする、燃料噴射装置。 - 前記アクチュエータ素子は圧電素子である、請求項1記載の燃料噴射装置。
- 前記アクチュエータ素子は磁石弁である、請求項1記載の燃料噴射装置。
- 少なくとも2つのシリンダを備えた内燃機関、例えばディーゼル機関のための燃料噴射装置であって、
少なくとも2つの圧電素子を有し、各シリンダには前記圧電素子の充電または放電によって燃料をシリンダに噴射するための圧電素子が少なくとも1つずつ配属されており、前記圧電素子には該圧電素子を充電または放電するための唯一の供給ユニットが配属されており、一方の圧電素子が充電または放電されるべき時間間隔と他方の圧電素子が充電または放電されるべき時間間隔との起こりうる交差を監視する噴射制御部を有し、少なくとも2つの噴射には、1つの噴射に少なくとも1つの別の噴射(低優先噴射)よりも高い優先順位(高優先噴射)が割り当てられるように異なる優先順位を割り当てられている、燃料噴射装置において、
前記噴射制御部が優先順位の低い少なくとも1つの噴射を、一方の圧電素子が充電または放電されるべきときには他方の圧電素子が充電されないように、前記圧電素子の充電および放電の時間的な経過に依存する所定の時間間隔(ストラテジ的な余裕時間)だけ短縮することを特徴とする燃料噴射装置。 - 前記燃料噴射部が優先順位の低い少なくとも1つの噴射を、一方の圧電素子が充電または放電されるべき時間間隔と、他方の圧電素子が充電または放電されるべき時間間隔とが交差しないように、前記圧電素子の充電および/または放電の時間的な経過に依存する所定の時間間隔(ストラテジ的な余裕時間)だけシフトさせる、請求項4記載の燃料噴射装置。
- 前記ストラテジ的な余裕時間の時間的な経過は、高優先の噴射および/または低優先の噴射のエッジの持続時間(アクティブ時間)および所定の動的間隔に依存する、請求項4または5記載の燃料噴射装置。
- 前記噴射を次の噴射のうちの少なくとも2つによって行う、すなわち少なくとも1つのパイロット噴射、少なくとも1つのメイン噴射、少なくとも1つのポスト噴射のうちの少なくとも2つによって行う、請求項4から6までのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 少なくとも2つのシリンダを備えた内燃機関のための燃料噴射装置、例えば請求項1から7までのいずれか1項記載の燃料噴射装置の動作方法であって、
前記燃料噴射装置は少なくとも2つのアクチュエータ素子を有し、各シリンダには燃料をシリンダに噴射するためのアクチュエータ素子が少なくとも1つずつ配属されており、起こりうる衝突を前記アクチュエータ素子の駆動制御時に監視および/または解消する、燃料噴射装置の動作方法において、
前記監視を高優先および/または低優先の噴射時の前記圧電素子の充電および/または放電の時間的な経過に依存して行うことを特徴とする、燃料噴射装置の動作方法。 - 少なくとも2つのシリンダを備えた内燃機関のための燃料噴射装置、例えば請求項4から7までのいずれか1項記載の燃料噴射装置の動作方法であって、
前記燃料噴射装置は少なくとも2つの圧電素子を有し、各シリンダには前記圧電素子の充電または放電によって燃料をシリンダに噴射する圧電素子が少なくとも1つずつ配属されており、前記圧電素子には該圧電素子を充電または放電するための唯一の供給ユニットが配属されており、一方の圧電素子が充電または放電されるべき時間間隔と、他方の圧電素子が充電または放電されるべき時間間隔とが交差するか否かを監視する、燃料噴射装置の動作方法において、
低優先の噴射時に、高優先の噴射の充電または放電の時点についての所定の時間間隔内に充電または放電が発生するか否かを監視し、ここで前記時間間隔は高優先および/または低優先の噴射の充電/放電の時間的な経過に依存することを特徴とする、燃料噴射装置の動作方法。
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