JP2005522532A - 難燃性コーティング - Google Patents

難燃性コーティング Download PDF

Info

Publication number
JP2005522532A
JP2005522532A JP2003582223A JP2003582223A JP2005522532A JP 2005522532 A JP2005522532 A JP 2005522532A JP 2003582223 A JP2003582223 A JP 2003582223A JP 2003582223 A JP2003582223 A JP 2003582223A JP 2005522532 A JP2005522532 A JP 2005522532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flame retardant
bis
carbon atoms
group
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003582223A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005522532A5 (ja
Inventor
トラウトマン,マリサ・ブイ
ラビチャンドラン,ラマナサン
ツィング,ユルグ
キング,ロズウェル・イーストン
ウッド,マービン・ゲイル
ベダード,ポール・ノーマンド
コードン,ケーシー・リー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF Schweiz AG
Original Assignee
Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG filed Critical Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
Publication of JP2005522532A publication Critical patent/JP2005522532A/ja
Publication of JP2005522532A5 publication Critical patent/JP2005522532A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/18Fireproof paints including high temperature resistant paints
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3412Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having one nitrogen atom in the ring
    • C08K5/3432Six-membered rings
    • C08K5/3435Piperidines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/02Halogenated hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

難燃性コーティング組成物及びそれでコーティングされた物品が提供され、該組成物は、(A)コーティング剤、並びに(B)(i)(a)立体障害のあるニトロキシル安定剤、(b)立体障害のあるヒドロキシルアミン安定剤、及び(c)立体障害のあるアルコキシアミン安定剤より成る群から選択される少なくとも1種の化合物と(ii)(d)有機ハロゲン難燃剤、(e)有機リン難燃剤、(f)イソシアヌレート難燃剤及び(g)メラミン系難燃剤より成る群から選択される少なくとも1種の従来の難燃剤との難燃性有用量の混合物を含む。少なくとも1つのエチレン性不飽和の重合性モノマーを含み、該モノマーが立体障害のあるアミン部分を含有する難燃性コーティング組成物では、従来の難燃剤は任意成分である。コーティングされた物品は、例えば、鉄、スチール、ステンレススチール、アルミニウム及び非鉄金属、木材、合板、紙、ボール紙、チップボード、粒子ボード、プラスチック、熱可塑性物質、エポキシ樹脂、ネオプレン、ゴム、複合材、ファイバーグラス強化複合材、ポリエステル類、ポリマー発泡体、石造物、布地又は織物、光ファイバー、ワイヤー及びケーブル構造並びに回路基板である。

Description

本発明は、少なくとも1種の、立体障害のあるニトロキシル化合物、ヒドロキシルアミン化合物又はアルコキシアミン化合物、及び少なくとも1種の従来の難燃剤を含む難燃性コーティングに関するものである。立体障害のあるアミン部分を含有する、少なくとも1種の、エチレン性不飽和の重合性モノマーを含む難燃性コーティング組成物では、従来の難燃剤は、任意成分である。
米国特許第5,096,950号は、ポリプロピレンにおける特定のNOR(N−アルコキシ)ヒンダードアミン類と、臭素化Sb23含有の難燃剤との共使用を開示している。
米国特許第5,393,812号は、アルコキシアミン官能性ヒンダードアミンとの組み合わせでハロゲン化ヒドロカルビルホスフェート又はホスホネートエステル難燃剤の組み合わせによって難燃剤にされるポリオレフィン組成物を開示している。
米国特許第5,844,026号は、特定のNORヒンダードアミン類及び特定の従来の難燃剤を含むポリオレフィン組成物を開示している。
米国特許第6,117,995号は、特定のN−アルコキシヒンダードアミン類を有機ポリマー用難燃剤として使用してもよいことを開示している。
米国特許第6,271,377号は、N−ヒドロキシアルコキシヒンダードアミン類及びハロゲン化難燃剤を含むポリオレフィン組成物を開示している。
米国特許第6,309,987号、及び同等のWO99/54530号は、N−アルコキシアミンを含む、ポリオレフィン不織布の難燃性布地を教示している。
ポリオレフィンのための画期的なUV安定性難燃システム(A Revolutionary UV Stable Flame Retardant System for Polyolefins−R. Srinivasan、A. Gupta及びD. Horsey(Int. Cont. Addit. Polyolefins, 1998, 69-83)は、従来のハロゲン及びリン含有難燃剤と共に、特定のNORヒンダードアミン類を含むポリオレフィン類を教示している。
ポリオレフィン用の画期的な難燃システムにおける進歩(Advances in a Revolutionary Flame Retardant System for Polyolefins−R. Srinivasan、B. Rotzinger(Int. Conf. Polyolefins 2000, 571-581)は、臭素化され、難燃剤を含有するリンと共に特定のNORヒンダードアミン類を含むポリオレフィン類を教示している。
2001年9月に公表された、プラスチック工学学会(the Society of Plastics Engineers)のウエブサイトに書き込まれた要旨において、N. Kaprinidis及びR. Kingは、ポリオレフィンにおける難燃剤としてのNORヒンダードアミンの使用を議論している。要旨は、2002年2月24日、テキサス州ヒューストンでのポリオレフィン2002会議で発表されるべきポリマーの重合調整剤及び添加剤の部門の分科会に提出された論文用である。ウエブサイトはwww.PMAD.orgである。
EP0792911A2は、アルコキシアミン官能性ヒンダードアミン及びトリス(トリハロゲノペンチル)ホスフェート難燃剤を含むポリオレフィン組成物を開示している。
WO99/00450、米国特許同時係属出願、1999年11月3日出願の第09/502,239号及び同、2000年11月16日出願の第09/714,717号は、特定のN−アルコキシヒンダードアミンの難燃剤としての使用を開示している。
EP568354、米国特許第6,084,008号及び同第5,723,515号は、難燃性コーティングを開示している。
立体障害のあるアミン部分を含有するエチレン性不飽和の重合性モノマーは、例えば、米国特許第4,983,737号、同第5,047,489号及び同第5,077,340号で開示されている。
今日の難燃剤(FR)市場は、化学的手段及び/又は物理的手段によって燃焼過程を妨害するように機能する製品で成っている。機械的には、これらのFRは、気体相又は凝縮相のいずれか、又はその双方における物品の燃焼中に機能するように画策されてきた。有機ハロゲン類は、ポリマー基材からの遊離基の有機「燃料」を気体相において妨害するハロゲン種(例えば、HX)を生成するように提案されている。例えば、アンチモンハロゲン化物と水蒸気を形成するHXとの酸化アンチモンの反応のような、気体相において燃焼を妨害する追加の化学種を形成するようにHXと反応する相乗剤が提案されている。三酸化アンチモンのようなアンチモン化合物は、アンチモンハロゲン化物を形成する基スカベンジャーとしても作用する。したがって、それらは、火炎の蔓延を抑制する。
アンチモン化合物は、コスト・パフォーマンスという点で効率的ではあるが、最近、ハロゲン化難燃剤の存在下での燃焼中に形成される副生成物の毒性のために懸念が生じている。酸化アンチモンは、発癌性が疑われている砒素化合物を微量で含有することが多い。これらの生態学的懸念のために、今日の市販の難燃剤適用では、三酸化アンチモンを代替しようとする動きがある。しかしながら、環境に優しく、かつコスト・パフォーマンスに関する限り効率的である有効な相乗剤を見い出すのは極めて難しい。
難燃剤添加物を添加するもう1つの理由は、火炎の適用中、滴下を防ぐことである。燃焼中、ポリマーの一部が液滴の形状でマトリクスから分離する。多くは、液滴は、出炎し、火の広がりに途方もない危険性を強いることになる。機械的特性に否定的な結末を持つタルクのような増量剤を大量にポリマーに添加するのが一般的である。使用されることがあるそのほかの増量剤には、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ホウ酸亜鉛、ケイ酸塩、シリコーン類、ガラス繊維、ガラス球、石綿、カオリン、雲母、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化金属、例えば、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム、アルミニウム三水和物のような水和物及び水酸化物、シリカ、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウムが挙げられる。
コーティングが、立体障害のあるニトロキシル、ヒドロキシルアミン及びアルコキシアミンの添加物より成る群から選択される少なくとも1種の化合物及び少なくとも1種の従来の難燃剤を含む場合、良好な難燃特性を持つコーティングが調製されることが見い出された。(i)立体障害のあるアミン部分を含有する、エチレン性不飽和の重合性モノマーより成る群から選択される少なくとも1種の化合物、及び場合により、(ii)少なくとも1種の特定の従来の難燃剤を含むコーティング組成物から良好な難燃特性を持つコーティングが調製されることが更に見い出されている。これらの難燃性添加剤を使用することによって、アンチモン化合物及び増量剤を大きく減らすか又は置き換えてもよい。この立体障害のあるアミン添加物が安定剤として活性を持つので、本発明のコーティング組成物は、光、酸素及び/又は熱の有害な影響から保護される。
発明の開示
本発明は、(A)コーティング剤、並びに
(B)(i)(a)立体障害のあるニトロキシル安定剤、(b)立体障害のあるヒドロキシルアミン安定剤、及び(c)立体障害のあるアルコキシアミン安定剤より成る群から選択される少なくとも1種の化合物と
(ii)(d)有機ハロゲン難燃剤、(e)有機リン難燃剤、(f)イソシアヌレート難燃剤、及び(g)メラミン系難燃剤より成る群から選択される少なくとも1種の従来の難燃剤との難燃性有用量の混合物
を含む、難燃性コーティング組成物に関する。
本発明は更に、(A)樹脂バインダー、並びに
(B)難燃性有効量の、(i)立体障害のあるニトロキシル部分、ヒドロキシルアミン部分又はアルコキシアミン部分を含有する、少なくとも1種のエチレン不飽和の重合性モノマーと
場合により、(ii)(a)有機ハロゲン難燃剤、(b)有機リン難燃剤、(c)イソシアヌレート難燃剤、及び(d)メラミン系難燃剤より成る群から選択される、少なくとも1種の従来の難燃剤を含む、難燃性コーティング組成物に関する。
成分(i)と成分(ii)の追加的配合は、相乗的にコーティングに難燃性を提供するものである。
コーティング
本発明のコーティング成分(A)は、コーティング層である。それは、例えば、硬化塗料、ワニス、接着剤又はシーラントの層である。別の方法では、それは、薄いプラスチックの層、例えば、本明細書で更に記載するような押し出した熱可塑性のコーティングである。
塗料又はワニスの調製品は、樹脂、溶媒、顔料、増量剤、界面活性剤、及びそのほかの典型的な成分を含む。
本発明の難燃性コーティングは、例えば、建築、輸送、通信、電気・ガス・水道(utilities)、海事、化学、石油、製造及び軍隊の分野、衛生部門、医療部門、織物及び衣料産業、自動車への応用、梱包、薬局、電気工学、エレクトロニクス並びに家電において好適である。
本発明のコーティングの好適な基材は、例えば、鉄、スチール、ステンレススチール、アルミニウム、及びそのほかの非鉄金属、木材、合板、紙、ボール紙、チップボード、粒子ボード、プラスチック類、PCV(ポリ塩化ビニル)、熱可塑性物質、熱可塑性ポリオレフィン、エポキシ樹脂、ネオプレン、ゴム、複合材料などである。
本発明のコーティング材料は、ほとんどの基材で、並びに熱、光、酸素及び湿度が潜在的な悪化因子である厳しい気候及び環境条件において使用することができる。コーティングは、家の内装及び外装、屋根、工場、商業ビル、航空機、自動車、船舶、ボート、ヨットなどに好適である。
プラスチック類及び複合材料は、本発明の好適な基材であり、例えば、ファイバーグラス強化複合材料、ポリエステル類、ポリマー発泡体、並びにポリオレフィン類及び熱可塑性ポリオレフィン類(TPO)のような熱可塑性樹脂である。
本発明のコーティングは、塗装された自動車の熱可塑性オレフィン構造における使用に好適である。
本発明のコーティングは、隔壁、桟橋、ドック、船室貫通障壁(cabin penetration barrier)、ケーブル、配水管、船荷領域、船室及び床のような海事適用並びに沖合い掘削適用に有利に使用される。
本発明のコーティングは、輸送適用、例えば、乗用車、バス、トラック、貨物船及び航空機において、コーティングした自動車の下部構造、排気系、燃料タンク、防火壁、エンジン部分、触媒コンバータ、ボンネット、貨物輸送機パッチ、空港のローディングブリッジなどに使用してもよい。
本発明のコーティングは、通信、コンピュータ、電気・水道・ガス、石油及び化学産業、例えば、ケーブル及び配水管の外被、光ファイバーのコーティング、グリース充填ワイヤー及びケーブル、通信塔、火貫通障壁、シール類、パイプラインの外被、貯蔵タンク、反応炉、オーブン、蒸留カラム、炉などで有利に使用される。
本発明のコーティングは、回路基板のコーティング、例えば、回路基板の放射線硬化性コーティングとして好適である。
本発明のコーティングは、電気、制御及び通信ケーブルの防火材、例えば、ケーブルトレイ、配線管、接続箱、ケーブルトレンチ及び類似の適用で一緒に集められたケーブルの防火材として役立つケーブルコーティングとして好適である。
好適な光ファイバーコーティングは、例えば、米国特許第6,187,835号、同第6,350,790号、同第6,197,422号及び同第6,362,249号に開示されており、その開示を本願に引用し、援用する。
エチレン性不飽和を含むコーティング組成物(B)
コーティング組成物は、例えば、硬化性の塗料、ワニス、接着剤又はシーラントの組成物である。本組成物は、例えば、熱で又は放射線(紫外線、UV)で硬化可能である。別の方法では、それは、硬化性フィルム組成物、例えば、本明細書で更に記載するように、押し出しフィルムのための熱可塑性コーティング組成物である。
塗料又はワニスの調製品は、樹脂、溶媒、顔料、増量剤、界面活性剤、及びそのほかの典型的な成分を含む。
本発明の難燃性コーティング組成物は、例えば、建築、輸送、通信、電気・ガス・水道、海事、化学、石油、製造及び軍隊の分野、衛生部門、医療部門、織物及び衣料産業、自動車への応用、梱包、薬局、電気工学、エレクトロニクス並びに家電において好適である。
本発明のコーティング組成物の好適な基材は、例えば、鉄、スチール、ステンレススチール、アルミニウム、及びそのほかの非鉄金属、木材、合板、紙、ボール紙、チップボード、粒子ボード、プラスチック類、PCV(ポリ塩化ビニル)、熱可塑性物質、熱可塑性ポリオレフィン、エポキシ樹脂、ネオプレン、ゴム、複合材料、ガラス、グラスファイバー、プラスチックファイバーなどである。
本発明のコーティング組成物は、ほとんどの基材で、並びに熱、光、酸素及び湿度が潜在的な悪化因子である厳しい気候及び環境条件において使用することができる。コーティングは、家の内装及び外装、屋根、工場、商業ビル、航空機、自動車、船舶、ボート、ヨットなどに好適である。
プラスチック類及び複合材料は、本発明の好適な基材であり、例えば、ファイバーグラス強化複合材料、ポリエステル類、ポリマー発泡体、並びにポリオレフィン類及び熱可塑性ポリオレフィン類(TPO)のような熱可塑性樹脂である。
本発明のコーティング組成物は、塗装された自動車の熱可塑性オレフィン構造における使用に好適である。
本発明のコーティング組成物は、隔壁、桟橋、ドック、船室貫通障壁、ケーブル、配水管、船荷領域、船室及び床のような海事適用並びに沖合い掘削適用に有利に使用される。
本発明のコーティング組成物は、輸送適用、例えば、乗用車、バス、トラック、貨物船及び航空機において、コーティングした自動車の下部構造、排気系、燃料タンク、防火壁、エンジン部分、触媒コンバータ、ボンネット、貨物輸送機パッチ、空港のローディングブリッジなどに使用してもよい。
本発明のコーティング組成物は、通信、コンピュータ、電気・水道・ガス、石油及び化学産業、例えば、ケーブル及び配水管の外被、光ファイバーのコーティング、グリース充填ワイヤー及びケーブル、通信塔、火貫通障壁、シール類、パイプラインの外被、貯蔵タンク、反応炉、オーブン、蒸留カラム、炉などで有利に使用される。
本発明のコーティング組成物は、回路基板のコーティング、例えば、回路基板の放射線硬化性コーティングとして好適である。
本発明のコーティング組成物は、電気、制御及び通信ケーブルの防火材、例えば、ケーブルトレイ、配線管、接続箱、ケーブルトレンチ及び類似の適用で一緒に集められたケーブルの防火材として役立つケーブルコーティングとして好適である。
一般用途
本発明のコーティング/コーティング組成物は、建築用塗料、例えば、平坦な、低い、半、又は高い光沢仕上がり、例えば、下塗り又は最終上塗りとして好適である。
本発明のコーティング組成物は、外装サイディング、内装構造、屋根、ガレージ、天井、貫通障壁、PVC包装などに有利に適用されてもよい。それらは、一般の家、ホテル及びオフィスにて、例えば、壁紙、パネル、乾燥壁、壁板、羽目板、トラス、フローリング及びサブフローリング、飾り釘、建築木工製品及び装飾、タイル、外装デッキ、天井タイル、台所キャビネット、台所フード、カーペット裏打ち、内装壁、ドア、ファイルキャビネット、オフィス家具、金庫、隔壁などに適用されるように使用してもよい。
本発明のコーティング組成物は、商業ビル、高層オフィスビル及び集合住宅、橋及びトンネルなどの構造スチール、カラム、ビーム、スチール敷板、すかし鉄筋梁、吊り天井に適用してもよい。
スチール及びそのほかの金属基材に関しては、そのような基材は、下塗りした金属、構造スチール、アルミニウム、金属合金、構造スチールビーム及びカラム、コイルコーティング基材、接続箱のスチール蜂の巣構造、絶縁スチール、ステンレススチール配管、容器及びタンクであってもよい。
本発明のコーティング組成物は、例えば、レンガ、コンクリート、セメントブロック及びメッキ板のような応用石工術に好適である。
好適な木材基材は、例えば、寸法建材、合板、粒子ボード、OOSBボード、未仕上げの内装材木、合板音響ボード、絶縁ボード、セルロースボード、繊維ボード、エクセルショール(木毛)、経木、スギの屋根板、露出板ぶき屋根(unsheathed shingles)、屋根板、サイディング、電柱、ポスト、紙、板紙、ボール紙、波板などである。
本発明の難燃性添加剤は、圧力又は真空含浸によって、染色成分として、研磨シーラー成分として、仕上げ塗りの一部として、あるいは飽和剤として材木に適用されてもよい。材木に適用されるような本発明の難燃性添加物は、防腐剤と組み合わせてもよい;それらは、加圧含浸によって、製造中に材木複合材製品に組み入れられてもよいし、又は塗料若しくは表面上塗りの一部として適用してもよい。
紙に適用されるような本難燃性添加物は、抄紙機のウエットエンドでスプレーされてもよいし、又は、ドライエンドのサイズプレス若しくは冷却箱に加えられてもよいし;又はコーター若しくはマルチステーション印刷機で適用されてもよい。
本発明のコーティング組成物は、例えば、その開示が本願に引用され、援用される米国特許第5,723,515号に開示されているように、発泡剤、ブロー剤、炭化剤(charring agent)、結合剤、チキソトロピー剤、膨張剤、ジペンタエリトリトール及びそのほかの添加剤を更に含んでもよい。
織物は、本発明の好適なコーティング基材であり、例えば、織物下塗り、溶接防護シート、天蓋、仕切り、天幕、テント、ナイロンロープ、網、カーペットの裏打ち、壁装材、装飾品、天然繊維、合成繊維、布張り、敷物類、カーテン、劇場の幕、マットレス、病院の布地及び織物及び不織布である。
本発明のコーティング組成物は、織物特性を持った複合材建築、例えば、その開示を本願に引用し、援用する米国特許第6,235,658号に記載されるような織物布及びポリオレフィンフィルムコーティング及び/又は押し出しコーティングを含む建築の一部であるコーティングを形成してもよい。本発明のコーティングは、その開示を本願に引用し、援用する米国特許第6,251,995号に記載されるようなポリオレフィンコーティングであってもよい。
織物布は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、セルロース又は綿を基にした、織られた布、編まれた布又は不織布であってもよい。ポリオレフィンフィルム又は押し出しコーティングは、例えば、約3〜約200ミクロンの厚さである。
本発明はまた、ポリカーボネートをコーティングするのに好適な耐磨耗性コーティング組成物に関する。米国特許第5,214,085号に開示されるようなそのようなコーティングは、シリルアクリレート、水性コロイド状シリカ、光開始剤、及び場合により、多官能性アクリレート並びにUV吸収剤を含む。そのような本発明のコーティングは、難燃性以外にも、日光、湿気及び熱に対する長い戸外での暴露の後の分解に耐性を提供する。黄ばみ、層間剥離及び微細割れの形成並びに透明性の低下に対して耐性が提供される。
シーラント及び接着剤組成物は、例えば、シーラント及び接着剤の層組成物であり、「難燃性コーティング組成物」の本定義にも分類される。例えば、マトリクス、ラテックス接着剤、バインダー、コーキング、パテ、モルタル及びシーラント。
接着剤組成物は、例えば、積層接着剤、感圧性接着剤(PSA)及び構造接着剤である。UV(紫外線)硬化性接着剤も本発明の対象である。UV硬化性接着剤は、例えば、ケーブル、コネクタ、増幅器、重ね継ぎなどである光接着剤(photonic adhesive)である。光接着剤は、構造接着剤の部類に分類される。
本発明のコーティング組成物は、フィルム及び/又は接着性層のような積層物品の層を形成するのに使用されてもよい。例えば、その開示を本願に引用し、援用する米国特許第6,187,845号、同第6,191,199号及び同第6,268,415号に開示されているようなコーティング及び層。そのようなコーティング、フィルム及び接着性層は、例えば、太陽制御フィルム、フィルム及び艶出し、UV吸収ガラス及びガラスコーティング、フロントガラス、逆反射板金及び標識、太陽反射板、光学フィルムなどである。
本発明のコーティング組成物は、透明の被膜又は着色された被膜を形成するのに使用されてもよい。それらは、水性システム又は溶媒性であってもよく、あるいは粉末コーティング組成物又はゲルコート製剤であってもよい。
本発明のコーティング組成物は、常温で硬化されてもよく、放射線で硬化されてもよく(例えば、光開始剤の影響で)、オーブンで硬化されてもよく、又は例えば酸触媒のような触媒の助けで硬化(架橋)されてもよい。
光開始剤が使用される場合、それらは、例えば、モノ−又はビスアシルホスフィンオキシド光開始剤あるいはα−ヒドロキシケトン光開始剤である。これらの光開始剤は例えば、本願に引用し、援用される米国特許第5,942,290号に記載されている。
本発明のコーティング組成物は、例えば、アルキド樹脂;塩素化アルキド樹脂;ポリウレタン樹脂;熱可塑性アクリル樹脂;アクリルアルキル類;アクリル樹脂;ラテックスエマルション;場合によりシリコンで変性させたアクリルアルキド樹脂又はアクリルポリエステル樹脂;イソシアネート類、ケチミン類又はオキサゾリジン類;フェノール−ホルムアルデヒド樹脂;レゾルシノール−ホルムアルデヒド樹脂;エポキシ樹脂;カルボン酸、無水物、ポリアミン類又はメルカプタン類で架橋されたエポキシド樹脂;あるいはその主鎖における反応性基で変性された及びエポキシドで架橋されたアクリル樹脂系又はポリエステル樹脂系を基にする。例えば、ビニルアセテート−アクリレートコポリマーエマルションの樹脂、ビニルトルエン−2−エチルヘキシルアクリレートコポリマー及びポリウレタンの溶液に基づいたコーティング。
エポキシバインダーは、コーティング組成物で広く用いられており、本発明に好適である。エポキシ類は、例えば、脂肪族、芳香族、環状、非環状、脂環状又は複素環式である。そのような樹脂は、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセロール、トリメチロールプロパン、ビスフェノールA、及びビスフェノールFのような多価アルコールに由来するポリグリシジルエーテル類であってもよい。エポキシド樹脂はまた、ポリカルボン酸のポリグリシジルエーテル類、例えば、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸及び二量体化リノール酸のような脂肪族又は芳香族のポリカルボン酸とエピクロロヒドリンのようなエポキシ化合物との反応によって生成される物質であってもよい。
エポキシ樹脂はまた、オレフィン性不飽和の脂環状物質のエポキシ化にも由来する。これらの中で、エポキシ脂環状エーテル類及びエステル類が当該技術で周知である。エポキシ樹脂はまた、オキシアルキレン基を含有するものも包含する。そのような基は、エポキシ樹脂の主鎖からぶら下がることができ、又はそれらは、主鎖の一部として包含されることができる。エポキシ樹脂におけるオキシアルキレン基の比率は、多数の因子、中でもオキシアルキレン基のサイズ及びエポキシ樹脂の性質に依存する。
更に、エポキシ樹脂は、エポキシノボラック樹脂を含む。これらの樹脂は、単又は多価フェノールとアルデヒドとの縮合生成物とエピハロヒドリンとの反応によって調製される。一例は、フェノール−ホルムアルデヒド縮合物とエピクロロヒドリンとの反応生成物である。エポキシ樹脂の混合物も本明細書では使用することができる。
エポキシド化した大豆油のような物質、Emery Chemicalsから市販されているEMPOL1010樹脂のような二量体酸を基にした物質、及び例えば、Shell ChemicalsのEPON828のようなビスフェノールAのポリグリシジルエーテルから調製される生成物のようなゴム変性ポリエポキシド樹脂、及び酸官能性ポリブタジエン。
架橋可能なポリウレタン類、ポリエステル類、ポリビニル類、ポリスルフィド類、尿素及びホルムアルデヒドは、本発明に好適である樹脂の例である。
本発明はまた、エチレン性不飽和のアクリル樹脂、ポリウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート、不飽和ポリエステル/スチレン樹脂及びシリルアクリレートを含む放射線硬化性(UV硬化性)コーティングシステムに関する。エチレン性不飽和の重合性化合物は、1つ以上のオレフィン二重結合を含有することができる。それらは、低分子(モノマー性)又は高分子(オリゴマー性)の化合物であってもよい。放射線硬化性コーティングは、本願に引用し、援用される、2001年2月27日出願の米国特許第6,376,584号に記載されている。不飽和モノマーは通常、アルキル−又はヒドロキシアルキルアクリレート又はメタクリレート、スチレン、エチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ヘキサメチレングリコールジアクリレート、又はビスフェノールAジアクリレート、4,4′−ビス(2−アクリロイロキシエトキシ)ジフェニルプロパン、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリトリトールトリアクリレート又はテトラアクリレート、スチレン、ヘキサメチレングリコール又はビスフェノールAジアクリレート、4,4′−ビス(2−アクリロイルオキシエトキシ)ジフェニルプロパンあるいはトリメチロールプロパントリアクリレートである。オリゴマー性ポリ不飽和化合物は、例えば、マレイン酸、フマル酸、フタル酸及び1種以上のジオールから調製され、通常、約500〜3000の分子量を有するポリエステルアクリレート又は不飽和ポリエステル樹脂である。不飽和カルボン酸は例えば、アクリル酸及びメタクリル酸である。
粉末コーティング組成物は、例えば、選択されたアルコール成分とともにグリシジルメタクリレートを含む。
本発明のコーティング組成物は、例えば、架橋可能な、追加の酸触媒で硬化可能なアクリル、ポリエステル、ウレタン又はアルキド樹脂に基づいた固形分の高いエナメル組成物である。これらの酸触媒された焼付けラッカーは、例えば、熱架橋可能なアクリル、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド又はアルキド樹脂を基にする。
本発明のコーティング組成物は、多層システムに好適であり、例えば、本発明の難燃性添加物配合が、1層又はそれより多い多層コーティングシステムに存在してもよい。
本発明のコーティング組成物は、任意の従来の方式、例えば、ブラシ、ローラー、スプレー、浸し塗り、静電堆積、押し出し/共押し出し、金ゴテ(マスチック)などで基材に適用されてもよい。
本発明のコーティング組成物は、膨張性であっても、非膨張性であってもよい。
本発明のコーティング組成物は、当然、薄層を形成するのに使用される。層は、例えば、約5ミクロン〜約10ミルの厚さ、例えば、約10ミクロン〜約7ミルの厚さ、又は約1ミル〜約5ミルの厚さである。それらは、例えば、約10ミクロン、又は約1、2、3、4、5若しくは6ミルの厚さである。ミル当たり26ミクロンある。
本発明のコーティング組成物は、それ自体難燃剤であるコーティングを提供し、それらがその一部(例えば、コーティングしたプラスチック部分)である物品全体に難燃性を提供する。
成分(i)の立体障害のある化合物
本発明の成分(i)の立体障害のある安定剤は、当該技術で周知であり、例えば式:
Figure 2005522532
であり、
式中、G1及びG2は、独立して1〜8個の炭素原子を有するアルキルであるか、又は一緒になってペンタメチレンであり、
1及びZ2は、それぞれメチルであるか、又はZ1及びZ2は一緒になって、更にエステル、エーテル、アミド、アミノ、カルボキシ又はウレタン基で置換されてもよい、連結部分を形成し、
Eは、オキシル、ヒドロキシル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、−O−CO−OZ3、−O−Si(Z43、−O−PO(OZ52、又は−O−CH2−OZ6(ここで、Z、Z、Z及びZは、水素、脂肪族、芳香脂肪族、及び芳香族部分より成る群から選択される)であるか;あるいは、Eは、−O−T−(OH)bであり、
Tは、1〜18個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキレン、5〜18個の炭素原子を有するシクロアルキレン、5〜18個の炭素原子を有するシクロアルケニレン、フェニル又は1〜4個の炭素原子を有する1若しくは2つのアルキル基で置換されたフェニルで置換された1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキレンであり、
bは、1、2又は3であるが、但し、bは、Tにおける炭素原子数を超えることはできず、bが、2又は3であるとき、各ヒドロキシル基は、Tの異なった炭素原子に結合する。
Eは、例えば、オキシル、ヒドロキシル、アルコキシ、シクロアルコキシ又はアラルコキシである。例えば、Eは、メトキシ、プロポキシ、シクロヘキシルオキシ、又はオクチルオキシである。
本発明の成分(i)の立体障害のある安定剤は、例えば、式A〜R:
Figure 2005522532

Figure 2005522532

Figure 2005522532

Figure 2005522532

Figure 2005522532

Figure 2005522532
であり、
式中、Eは、オキシル、ヒドロキシル、1〜18個の炭素原子を有するアルコキシ、5〜12個の炭素原子を有するシクロアルコキシ又は7〜15個の炭素原子を有するアラルコキシであり、あるいはEは、−O−T−(OH)bである。
Tは、1〜18個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキレン、5〜18個の炭素原子を有するシクロアルキレン、5〜18個の炭素原子を有するシクロアルケニレン、フェニル又は1〜4個の炭素原子を有する1若しくは2つのアルキル基で置換されたフェニルで置換された1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキレンであり、
bは、1、2又は3であるが、但し、bは、Tにおける炭素原子数を超えることはできず、bが、2又は3であるとき、各ヒドロキシル基は、Tの異なった炭素原子に結合し;
Rは、水素又はメチルであり、
mは、1〜4であり、
mが、1である場合、
2は、水素、C1〜C18アルキル又は1つ以上の酸素原子で場合により中断される前記アルキル、C2〜C12アルケニル、C6〜C10アリール、C7〜C18アラルキル、グリシジル、例えば、2〜18個のC原子を有する脂肪族カルボン酸のアシル基のような、脂肪族、環状脂肪族又は芳香族のカルボン酸又はカルバミン酸の、5〜12個のC原子を有する環状脂肪族カルボン酸の、又は7〜15個のC原子を有する芳香族カルボン酸の一価アシル基、あるいは下記式:
Figure 2005522532

(式中、xは、0又は1である)、
Figure 2005522532

(式中、yは、2〜4である)であり;
mが、2である場合、
2は、C1〜C12アルキレン、C4〜C12アルケニレン、キシリレン、例えば、2〜18個のC原子を有する脂肪族ジカルボン酸のアシル基のような、脂肪族、環状脂肪族、芳香脂肪族又は芳香族のジカルボン酸又はジカルバミン酸の、8〜14個のC原子を有する環状脂肪族又は芳香族ジカルボン酸の、あるいは8〜14個のC原子を有する脂肪族、環状脂肪族又は芳香族のジカルバミン酸の二価アシル基;
Figure 2005522532

であり、
式中、D1及びD2は、独立して水素、8個までの炭素原子を含有するアルキル基、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル基を含むアリール又はアラルキルの基であり、D3は、水素、又は18個までの炭素原子を含有するアルキル又はアルケニルの基であり、dは、0〜20であり;
mが、3である場合、R2は、脂肪族、不飽和脂肪族、環状脂肪族、又は芳香族のトリカルボン酸の三価アシル基であるり;
mが、4である場合、R2は、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸、1,2,3,4−ブタ−2−エン−テトラカルボン酸並びに1,2,3,5−及び1,2,4,5−ペンタンテトラカルボン酸を含む飽和又は不飽和の、脂肪族又は芳香族のテトラカルボン酸の四価アシル基であり;
pは、1、2又は3であり;
3は、水素、C1〜C12アルキル、C5〜C7シクロアルキル、C7〜C9アラルキル、C2〜C18アルカノイル、C3〜C5アルケノイル又はベンゾイルであり;
pが、1の場合、
4は、水素、非置換の又はシアノ、カルボニル若しくはカルバミド基で置換されたC1〜C18アルキル、C5〜C7シクロアルキル、C2〜C8アルケニル、アリール、アラルキルであるか、又はそれは、グリシジル、式:−CH2−CH(OH)−Z又は式:−CO−Z若しくはCONH−Z(式中、Zは、水素、メチル又はフェニルである)の基、あるいは式:
Figure 2005522532
(式中、hは、0又は1である)の基であり、
3及びR4は、pが、1の場合、一緒になって、4〜6個の炭素原子を有するアルキレン又は2−オキソポリアルキレン、脂肪族若しくは芳香族の1,2−若しくは1,3−ジカルボン酸の環状アシル基であることができ;
pが、2である場合、
4は、直接結合であるか、又はC1〜C12アルキレン、C6〜C12アリーレン、キシリレン、−CH2CH(OH)−CH2の基、又は−CH2−CH(OH)−CH2−O−X−O−CH2−CH(OH)−CH2−(ここで、Xは、C2〜C10アルキレン、C6〜C15アリーレン又はC6〜C12シクロアルキレンである)であるか;R3が、アルカノイル、アルケノイル又はベンゾイルではないという条件で、R4は、脂肪族、環状脂肪族若しくは芳香族のジカルボン酸の二価アシル基であることができるか、又は−CO−基であることができ;あるいは
4は、
Figure 2005522532
であり、
式中、T8及びT9は、独立して水素、1〜18個の炭素原子を有するアルキルであり、又は、T8及びT9は一緒になって4〜6個の炭素原子を有するアルキレン若しくは3−オキサペンタメチレであり、例えば、T8及びT9は、一緒になって3−オキサペンタメチレンであり;
pが、3である場合、
4は、2,4,6−トリアジニルであり、
nは、1又は2であり;
nが、1である場合、
5及びR5′は、独立して、C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C7〜C12アラルキルであり、又はR5は、水素でもあるか、あるいはR5及びR5′は、一緒になってC2〜C8アルキレン若しくはヒドロキシアルキレン又はC4〜C22アシルオキシアルキレンであり、
nが、2である場合、
5及びR5′は、一緒になって−(CH22C(CH2−)2−であり、
6は、水素、C1〜C12アルキル、アリル、ベンジル、グリシジル又はC2〜C6アルコキシアルキルであり;
nが、1である場合、
7は、水素、C1〜C12アルキル、C3〜C5アルケニル、C7〜C9アラルキル、C5〜C7シクロアルキル、C2〜C4ヒドロキシアルキル、C2〜C6アルコキシアルキル、C6〜C10アリール、グリシジル、式:−(CH2−COO−Q若しくは式:−(CH2−O−CO−Q(式中、tは、1又は2であり、Qは、C1〜C4アルキル又はフェニルである)の基であり;あるいは
nが、2である場合、
7は、C2〜C12アルキレン、C6〜C12アリーレン、式:−CH2CH(OH)−CH2−O−X−O−CH2−CH(OH)−CH2−(式中、Xは、C2〜C10アルキレン、C6〜C15アリーレン若しくはC6〜C12シクロアルキレンである)の基、又は式:−CH2CH(OZ′)CH2−(OCH2−CH(OZ′)CH22−(式中、Z′は、水素、C1〜C18アルキル、アリル、ベンジル、C2〜C12アルカノイル若しくはベンゾイルである)の基であり;
1は、−N(R8)−又は−O−であり;E7は、C1〜C3アルキレン、−CH2−CH(R9)−O−(ここで、R9は、水素、メチル若しくはフェニルである)の基、−(CH23−NH−の基又は直接結合であり;
10は、水素又はC1〜C18アルキルであり、R8は、水素、C1〜C18アルキル、C5〜C7シクロアルキル、C7〜C12アラルキル、シアノエチル、C6〜C10アリール、−CH2−CH(R9)−OH(ここで、R9は、上記と同義である)の基;式:
Figure 2005522532
の基、あるいは式:
Figure 2005522532
の基であり、
式中、G4は、C2〜C6アルキレン又はC6〜C12アリーレンであり、R8は、−E7−CO−NH−CH2−OR10の基であり;
式Fは、T3が、エチレン又は1,2−プロピレンであるポリマーの繰り返し構造単位を示し、アルキルアクリレート又はメタクリレートとα−オレフィンコポリマーに由来する反復構造単位、例えば、エチレン及びエチルアクリレートのコポリマーであり、かつ、kは、2〜100であり;
4は、pが1又は2である場合、R4と同義であり、
5は、メチルであり、
6は、メチル又はエチルであるか、又はT5とT6は、一緒になってテトラメチレン又はペンタメチレンであり、例えば、T5及びT6は、それぞれメチルであり、
M及びYは、独立してメチレン又はカルボニルであり、かつ、nが2である場合、T4は、エチレンであり、
7は、R7と同義であり、例えば、nが2である場合、T7は、オクタメチレンであり、
10及びT11は、独立して2〜12個の炭素原子を有するアルキレンであるか、又はT11は、下記:
Figure 2005522532
であり、
12は、ピペラジニル、下記:
Figure 2005522532
であり、
ここで、R11は、R3と同義であるか、又は下記:
Figure 2005522532
であり、
a、b及びcは、独立して2又は3であり、fは、0又は1であり、例えば、a及びcがそれぞれ3であり、bが2であり、かつfが1であり;そして
eは、2、3又は4、例えば4であり;
nが、1である場合、T13は、R2と同義であるが、但し、T13は、水素であることはできず、
1とE2は、異なっており、それぞれ、−CO−又は−N(E5)−(ここで、E5は、水素、C1〜C12アルキル又はC4〜C22アルコキシカルボニルアルキルである)であり、例えば、E1は、−CO−であり、E2は、−N(E5)−であり、
3は、水素、1〜30個の炭素原子を有するアルキル、フェニル、ナフチル、塩素又は1〜4個の炭素原子を有するアルキルで置換された前記フェニル又は前記ナフチル、あるいは7〜12個の炭素原子を有するフェニルアルキル又は1〜4個の炭素原子を有するアルキルで置換された前記フェニルアルキルであり、
4は、水素、1〜30個の炭素原子を有するアルキル、フェニル、ナフチル、又は7〜12個の炭素原子を有するフェニルアルキルであるか、あるいは、
3とE4は、一緒になって4〜17個の炭素原子を有するポリメチレン、又は4つまでの、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、例えばメチルで置換された前記ポリメチレンであり、
6は、脂肪族又は芳香族の四価の基であり、
式(N)のR2は、mが1である場合、前記と同義であり;
1は、直接結合、C1〜C12のアルキレン、フェニレン又は−NH−G′−NH(ここで、G′は、C1〜C12アルキレンである)であり;あるいは、
ヒンダードアミン化合物は、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X又はXI:
Figure 2005522532

Figure 2005522532

Figure 2005522532

Figure 2005522532
の化合物であり、
式中、E1、E2、E3及びE4は、独立して1〜4個の炭素原子を有するアルキルであるか、又はE1及びE2は、独立して1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、E3とE4は、一緒になってペンタメチレンであるか、又はE1とE2及びE3とE4が、それぞれ一緒になってペンタメチレンであり、
1は、1〜18個の炭素原子を有するアルキル、5〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル、7〜12個の炭素原子を有する二環式若しくは三環式の炭化水素基、7〜15個の炭素原子を有するフェニルアルキル、6〜10個の炭素原子を有するアリール、又は1〜8個の炭素原子を有する1〜3つのアルキルで置換された前記アリールであり、
2は、水素又は1〜12個の炭素原子を有する直鎖若しくは分枝鎖のアルキルであり、
3は、1〜8個の炭素原子を有するアルキレンであるか、又はR3は、−CO−、−CO−R4−、−CONR2−若しくは−CO−NR2−R4−であり、
4は、1〜8個の炭素原子のアルキレンであり、
5は、水素、1〜12個の炭素原子を有する直鎖若しくは分枝鎖のアルキル、又は下記:
Figure 2005522532
であり、
あるいは、R4が、エチレンである場合、2つのR5メチル置換基を、トリアジン架橋基:−N(R5)−R4−N(R5)−が、ピペラジン−1,4−ジイル部分であるように直接結合で連結することができ、
6は、2〜8個の炭素原子を有するアルキレンであるか、又はR6が、下記:
Figure 2005522532
であるが、但し、R6が、前記に記載する構造である場合、Yは、−OHではなく、
Aは、−O−又は−NR7−であり、ここで、R7は、水素、1〜12個の炭素原子を有する直鎖若しくは分枝鎖のアルキルであるか、又はR7は、下記:
Figure 2005522532
であり、
Tは、フェノキシ、1〜4個の炭素原子を有する1若しくは2つのアルキル基で置換されたフェノキシ、1〜8個の炭素原子を有するアルコキシ、又は−N(R22(但し、Rは、水素ではない)であるか、あるいはTは、下記:
Figure 2005522532
であり、
Xは、−NH2、−NCO、−OH、−O−グリシジル、又は−NHNH2であり、そして
Yは、−OH、−NH2、−NHR2(ここで、R2は、水素ではない)であるか;又はYは、−NCO、−COOH、オキシラニル、−O−グリシジル又は−Si(OR23であり;あるいはR3−Y−の組み合わせが、−CH2CH(OH)R2(ここで、R2は、アルキル若しくは1〜4個の酸素原子で中断された前記アルキルである)であるか、又はR3−Y−は、−CH2OR2であり;
あるいは、
ヒンダードアミン化合物が、N,N′,N″′−トリス{2,4−ビス[(1−ヒドロカルビルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アルキルアミノ]−s−トリアジン−6−イル}−3,3′−エチレンジイミノジプロピルアミン;N,N′,N″−トリス{2,4−ビス[(1−ヒドロカルビルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アルキルアミノ]−s−トリアジン−6−イル}−3,3′−エチレンジイミノジプロピルアミンとI、II、IIA及びIII:
Figure 2005522532
により記載されるような架橋誘導体との混合物であり、
ここで、式Iのテトラアミンにおいて
1及びR2は、s−トリアジン部分Eであり;そしてR3とR4の一方は、s−トリアジン部分Eであり、R3とR4の他方は、水素であり、
Eは、下記:
Figure 2005522532
であり、
Rは、メチル、プロピル、シクロヘキシル又はオクチル、例えば、シクロヘキシルであり、
5は、1〜12個の炭素原子を有するアルキル、例えば、n−ブチルであり、
Rが、プロピル、シクロヘキシル又はオクチルである場合、式II又はIIAの化合物において、
T及びT1は、それぞれ、式Iと同義のR1〜R4で置換されたテトラアミンであり、ここで、
(1)各テトラアミンにおけるs−トリアジン部分の1つが、E1基により置換され、2つのテトラアミンTとT1との間に架橋を形成し、
1は、下記:
Figure 2005522532
であるか、又は
(2)E基は、式IIAにおけるように、同一のテトラアミンTに両端を有することができ、ここで、テトラアミンの2つのE部分が、1つのE1基で置換されるか、又は
(3)テトラアミンTの3つのs−トリアジン置換基すべては、1つのE1が、T及びT1に連結するようなE1であることができ、そして第2のE1は、テトラアミンTに両端を有し、
Lは、プロパンジイル、シクロヘキサンジイル又はオクタンジイルであり;
式IIIの化合物において、
G、G1及びG2は、それぞれ、式Iと同義のR1〜R4で置換されたテトラアミンであるが、但し、GとG1との間に架橋があり、かつG1とG2との間に第2の架橋があるように、G及びG2が、それぞれ、E1で置換されたs−トリアジン部分Eの1つを有し、かつG1が、E1で置換された2つのトリアジン部分Eを有することを除き;
混合物は、2〜4当量の2,4−ビス[(1−ヒドロカルビルオキシ−2,2,6,6−ピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−クロロ−s−トリアジンと、1当量のN,N′−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミンとの反応によって調製され;
あるいは、ヒンダードアミンは、式IIIb:
Figure 2005522532
の化合物であり、
式中、指数nの範囲は、1〜15であり、
12は、C2〜C12アルキレン、C4〜C12アルケニレン、C5〜C7シクロアルキレン、C5〜C7シクロアルキレン−ジ(C1〜C4アルキレン)、C1〜C4アルキレンジ(C5〜C7シクロアルキレン)、フェニレンジ(C1〜C4アルキレン)、又は1,4−ピペラジンジイル、−O−若しくは>N−X(X1は、C1〜C12アシル若しくは(C1〜C12のアルコキシ)カルボニルであるか、又は水素を除く以下で示すR14の定義の1つを有する)で中断されたC4〜C12アルキレンであるか;あるいはR12は、式(Ib′)又は(Ic′):
Figure 2005522532
の基であり、
ここで、mは、2又は3であり、
2は、C1〜C18アルキル、非置換の、又は1、2若しくは3つのC1〜C4アルキルで置換されたC5〜C12シクロアルキル、非置換の、又は1、2若しくは3つのC1〜C4アルキル若しくはC1〜C4アルコキシで置換されたフェニル;非置換の、又はフェニルにおいて1、2若しくは3つのC1〜C4アルキルで置換されたC7〜C9フェニルアルキルであり;そして
基X3は、互いに独立して、C2〜C12アルキレンであり;
同一であるか又は異なっているR13、R14及びR15は、水素、C1〜C18アルキル、非置換の、又は1、2若しくは3つのC1〜C4アルキルで置換されたC5〜C12シクロアルキル;C3〜C18アルケニル、非置換の、又は1、2若しくは3つのC1〜C4アルキル若しくはC1〜C4アルコキシで置換されたフェニル;非置換の、又はフェニルにおいて1、2若しくは3つのC1〜C4アルキルで置換されたC7〜C9フェニルアルキル;テトラヒドロフルフリル、又は2、3若しくは4位で−OH、C1〜C8アルコキシ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノで置換されたC2〜C4アルキル、又は式(Ie′):
Figure 2005522532
の基であり、
ここで、Yは、−O−、−CH2−、−CH2CH2−若しくは>N−CH3であり、
又は、−N(R14)(R15)は、式(Ie′)のさらなる基であり;
基Aは、互いに独立して、−OR13、−N(R14)(R15)、又は式(IIId):
Figure 2005522532
の基であり、
Xは、−O−又は>N−R16であり;
16は、水素、C1〜C18アルキル、C3〜C18アルケニル、非置換の、又は1、2若しくは3つのC1〜C4アルキルで置換されたC5〜C12シクロアルキル;非置換の、又はフェニルにおいて1、2若しくは3つのC1〜C4アルキルで置換されたC7〜C9フェニルアルキル;テトラヒドロフルフリル、式(IIIf):
Figure 2005522532
の基、又は2、3若しくは4位で−OH、C1〜C8アルコキシ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ又は式(Ie′)の基で置換されたC2〜C4アルキル、であり;
11は、R16の定義の1つを有し;そして
基Bは、互いに独立して、Aの定義の1つを有する。
2が、カルボン酸の一価アシル基である場合、例えば、それは、酢酸、ステアリン酸、サリチル酸、安息香酸又はβ−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアシル基である。
2が、ジカルボン酸の二価のアシル基である場合、それは、例えば、シュウ酸、アジピン酸、コハク酸、スベリン酸、セバシン酸、フタル酸、ジブチルマロン酸、ジベンジルマロン酸又はブチル−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−マロン酸、あるいはビシクロヘプテンジカルボン酸のアシル基であり、スクシネート、セバケート、フタレート及びイソフタレートがその具体例である。
2が、ジカルバミン酸の二価のアシル基である場合、それは、例えば、ヘキサメチレンジカルバミン酸又は2,4−トルイレンジカルバミン酸のアシル基である。
成分(c)のヒンダードアルコキシアミン安定剤は、当該技術で周知であるが、また、N−アルコキシヒンダードアミン及びNORヒンダードアミン又はNORヒンダードアミン光安定剤又はNOR HALSとしても知られている。
それらは、例えば、米国特許第5,004,770号、同第5,204,473号、同第5,096,950号、同第5,300,544号、同第5,112,890号、同第5,124,378号、同第5,145,893号、同第5,216,156号、同第5,844,026号、同第5,439,958号、同第5,021,481号、同第6,177,995号、同第6,271,377号、並びに2000年2月17日出願の米国特許出願出願番号第09/505,529号、2001年2月27日出願の同第09/794,710号、2000年11月16日出願の同第09/714,717号、1999年11月3日出願の同第09/502,239号及び2001年8月15日出願の同第60/312,517号に開示されている。これらの特許及び出願の関連開示を本願に引用し、援用する。
上記で引用した米国特許第6,271,377号、2000年2月17日出願の米国特許出願出願番号第09/505,529号、及び2001年2月27日出願の同第09/794,710号は、ヒンダードヒドロキシアルコキシアミン安定剤を開示している。本発明の目的では、ヒンダードヒドロキシアルコキシアミン安定剤は、ヒンダードアルコキシアミン安定剤のサブセットとみなされ、本発明の成分(c)の一部である。ヒンダードヒドロキシアルコキシアミン安定剤は、N−ヒドロキシアルコキシアミン又はNORol HALSとしても知られている。
成分(a)の典型的なニトロキシル類には、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート、4−ヒドロキシ−1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−エトキシ−1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−プロポキシ−1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−アセトアミド−1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オン、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルアセテート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル2−エチルヘキサノエート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルステアレート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンー4−イルベンゾエート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル4−t−ブチルベンゾエート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)スクシネート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジペート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)n−ブチルマロネート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)フタレート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)イソフタレート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)テレフタレート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ヘキサヒドロテレフタレート、N,N′−ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジパミド、N−(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)カプロラクタム、N−(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ドデシルスクシンイミド、2,4,6−トリス−[N−ブチル−N−(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)]−s−トリアジン、4,4′−エチレンビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−3−オン)、2−オキシル−1,1,3,3−テトラメチル−2−イソベンザゾール、1−オキシル−2,2,5,5−テトラメチルピペリジン、及びN,N−ビス−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)ニトロキシドが挙げられる。
成分(a)のニトロキシル安定剤は、例えば、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート、4−ヒドロキシ−1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−エトキシ−1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−プロポキシ−1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−アセトアミド−1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、及び1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オンである。
具体的な実施形態は、成分(a)のニトロキシル安定剤が、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート、及び4−ヒドロキシ−1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンである場合である。
成分(b)のヒドロキシルアミン安定剤は、例えば、米国特許第4,831,134号、同第4,590,231号、同第4,668,721号、同第4,691,015号、同第4,831,134号、同第5,006,577号及び同第5,064,883号に開示されるものであり、その関連部分を本願に引用し、援用する。
本発明の成分(i)の好適な化合物の具体例には:
(a)2,4−ビス[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−ピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−クロロ−s−トリアジンと、N,N′−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミンとの反応生成物[CASReg.No.191680−81−6];
(b)1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オクタデシルアミノピペリジン;
(c)ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート;
(d)2,4−ビス[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−(2−ヒドロキシエチルアミノ−s−トリアジン;
(e)ビス(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジペート;
(h)2,4−ビス[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−ピペリジン−4イル)ブチルアミノ]−6−クロロ−s−トリアジン;
(i)1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン;
(j)1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン;
(k)1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オクタデカノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン;
(l)ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート;
(m)ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジペート;
(n)2,4−ビス{N−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル]−N−ブチルアミノ}−6−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン;及び
(o)式:
Figure 2005522532
(式中、nは、1〜15である)の化合物;
又は、4,4′−ヘキサメチレン−ビス(アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)と2−クロロ−4,6−ビス(ジブチルアミノ)−s−トリアジンで末端キャップした2,4−ジクロロ−6−[(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−s−トリアジンとの縮合生成物であるオリゴマー化合物;又は
4,4′−ヘキサメチレン−ビス(アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)と2−クロロ−4,6−ビス(ジブチルアミノ)−s−トリアジンで末端キャップした2,4−ジクロロ−6−[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−s−トリアジンとの縮合生成物であるオリゴマー化合物が挙げられる。
化合物(o)は、米国特許第6,117,995号の実施例2に開示されている。
立体障害のあるアルコキシアミン又はヒドロキシアルコキシアミンは、例えば、2,4−ビス[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−ピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−クロロ−s−トリアジンと、N,N′−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン)との反応生成物[CASReg.No.191680−81−6];ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート;又は化合物(i)、(j)、(k)若しくは(o);又は前記ヒンダードアルコキシアミン及びヒドロキシアルコキシアミンの混合物である。
成分(i)の重合性の立体障害のある化合物
本発明の立体障害のあるアミン部分を含有するエチレン性不飽和の重合性モノマーは、例えば、米国特許第4,983,737号、同第5,047,489号及び同第5,077,340号に開示されており、その関連開示を本願に引用し、援用する。
本発明の立体障害のあるアミン部分は、1−N原子にて、オキシル基、ヒドロキシル基又はヒドロカルビルオキシ基で置換され、前記部分は独立して下記式:
Figure 2005522532
を有し、
式中、L1、L1′L2及びL2′は、独立して、1〜4個の炭素原子を有するアルキルであるか、又はL1とL2若しくはL1′とL2′は、一緒になってペンタメチレンであり、そして
前記モノマーは、下記式:
Figure 2005522532

Figure 2005522532
より成る群から選択され、
式中、Eは、独立して、立体障害のあるニトロキシル部分、ヒドロキシルアミン部分又はアルコキシアミン部分であり、
1は、オキシル、ヒドロキシル、1〜36個の炭素原子を有する直鎖若しくは分枝鎖のアルコキシ、2〜18個の炭素原子を有する直鎖若しくは分枝鎖のアルケニルオキシ、2〜18炭素原子の直鎖若しくは分枝鎖のアルキニルオキシ、7〜15個の炭素原子を有するアラルコキシ、5〜12個の炭素原子を有するシクロアルコキシ、5〜12個の炭素原子を有するシクロアルケニルオキシ、7〜12個の炭素原子を有する飽和若しくは不飽和の二環式若しくは三環式のヒドロカルビルオキシの基、又は6〜10個の炭素原子を有するアリールオキシ若しくはアルキルで置換された前記アリールであり、
あるいはR1は、−O−T−(OH)bであるか、
1′は、独立してR1と同義であり、
Tは、1〜18個の炭素原子を有する直鎖若しくは分枝鎖のアルキレン、5〜18個の炭素原子を有するシクロアルキレン、5〜18個の炭素原子を有するシクロアルケニレン、フェニル又は1〜4個の炭素原子を有する1若しくは2つのアルキル基で置換されたフェニルで置換された1〜4個の炭素原子を有する直鎖若しくは分枝鎖のアルキレンであり;
bは、1、2又は3であるが、但し、bは、Tにおける炭素原子数を超えることはできず、bが、2又は3であるとき、各ヒドロキシル基は、Tの異なった炭素原子に結合し、
Xは、直接結合、2〜12個の炭素原子を有する−O(ポリオキシアルキレンO)−、−O−、−NH−又は−NG−(ここで、Gは、1〜8個の炭素原子を有するアルキルである)であり、
1は、直接結合又は−O−であり、
nは、1又は2であり、
1、T2及びT4は、独立して、水素、ハロゲン、1〜18個の炭素原子を有するアルキル又は6〜10個の炭素原子を有するアリールであり、
3は、水素又はメチルであり、そして
2は、水素、1〜12個の炭素原子を有するアルキルであり、
2′は、水素、1〜12個の炭素原子を有するアルキル又はシアノであり、
3及びR4は、独立して、水素、1〜12個の炭素原子を有するアルキル、−COOH−又は−COOG1(ここで、G1は、1〜12個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキルである)であり、
5は、1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキルであり、そして
5′は独立してR5と同義である。
1及びR1′は、例えば、オキシル、ヒドロキシル、アルコキシ、シクロアルコキシである。例えば、R1は、メトキシ、プロポキシ、シクロヘキシルオキシ又はオクチルオキシである。
例えば、L1、L1′L2及びL2′は、それぞれメチルである。
例えば、R1及びR1′は、1〜18個の炭素原子を有するアルコキシ、2〜3個の炭素原子を有するアルケニルオキシ、プロパルギルオキシ、ベンジルオキシ又はシクロヘキシルオキシである。
Gは、例えば、1〜4個の炭素原子を有するアルキルである。
例えば、T1及びT2は、双方とも水素である。
例えば、T3は、水素である。
例えば、R2、R3及びR4は、それぞれ水素であるか、又はR3及びR4は、水素であり、R2及びR2′は、メチルである。
1及びR1′が、アルコキシである場合、それらは、例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ、アミルオキシ、オクチルオキシ、ノニルオキシ、ドデシルオキシ、テトラデシルオキシ、オクタデシルオキシ、エイコシルオキシ、トリコシルオキシ、トリコンチルオキシ又は2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシである。
1及びR1′が、アルケニルオキシである場合、それらは、例えば、ビニルオキシ、アリルオキシ、オクテニルオキシ又はオレイルオキシである。
1及びR1′が、アルキニルオキシである場合、それらは、例えば、プロパルギルオキシである。
1及びR1′が、シクロアルコキシである場合、それらは、例えば、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、シクロオクチルオキシ、シクロドデシルオキシ又は1−ヒドロキシシクロヘキシルオキシである。
本発明の重合性モノマーは、それぞれ、遊離の基開始剤、光開始剤、基転移重合、グラフト重合、又はカチオン若しくはアニオン重合を用いてモノマーを重合させることができるエチレン性不飽和の基を含有する。1種以上の本発明のモノマーを一緒に使用してもよい。
本発明の立体障害のあるピペリジン環系はまた、例えばヒンダードピペラジン、ピペラジノン、モルフォリノン、オキサゾリジン環系などで置換されてもよい。
立体障害のあるアミン部分を含有する本発明の重合性モノマーを調製するのに使用することができるいくつかの合成手順がある。
これらには、
(a)4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンと、例えば、アクリル酸、フマル酸、ムコン酸などのような不飽和酸の低級アルキルエステルとを用いたエステル交換反応;
(b)4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンと、例えば、塩化アクリロイル又は塩化メタクリロイルのような酸塩化物とを用いたエステル化;
(c)4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンと、例えば、塩化アクリロイル又は塩化メタクリロイルのような酸塩化物とを用いたアミド化;
(d)4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンと例えばマレイン酸無水物のような環状無水物とのイミド化に続く中間体、マレアミド酸の環化;
(e)4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンのアルカリ金属アルコラートによる不飽和のベンジルハロゲン化物又はアリルハロゲン化物を用いたハロゲン化物置換;及び
(f)三酸化モリブデン触媒及び炭化水素溶媒の存在下におけるtert−ブチル−ヒドロペルオキシド又は過酸化水素による予備形成された4−アシロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの触媒酸化
が挙げられる。
本発明の化合物を調製するのに必要とされる中間体は、大部分、商業品目であるか、又は当該技術で公知の従来の方法により作製することができる。
本発明の立体障害のあるアミン部分を含有する重合性モノマーには以下が挙げられる:
Figure 2005522532

Figure 2005522532

Figure 2005522532

Figure 2005522532

Figure 2005522532
上記例において、−OR1′はまた、独立して、オキシル、ヒドロキシル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ、1−ヒドロキシシクロヘキシルオキシ、シクロヘキシルオキシ又はプロポキシであってもよい。
本発明の立体障害のあるアミン部分を含有するエチレン性不飽和の重合性モノマーは、例えば、下記:
Figure 2005522532
より成る群から選択され、ここで、R2は、水素又はメチルである。
本発明の組成物は、更に好都合には、エチレン性不飽和のモノマーではないヒドロカルビルオキシヒンダードアミン化合物を包含してもよい。
好適な追加のヒンダードアミン化合物の具体例には、上記(a)〜(o)の化合物、4,4′−ヘキサメチレン−ビス(アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)と2−クロロ−4,6−ビス(ジブチルアミノ)−s−トリアジンで末端キャップした2,4−ジクロロ−6−[(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−s−トリアジンとの縮合生成物であるオリゴマー化合物;及び
4,4′−ヘキサメチレン−ビス(アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)と2−クロロ−4,6−ビス(ジブチルアミノ)−s−トリアジンで末端キャップした2,4−ジクロロ−6−[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−s−トリアジンとの縮合生成物であるオリゴマー化合物、が挙げられる。
これらの追加のヒンダードアミン化合物は、例えば、米国特許第6,472,456号及び同第6,117,995号に開示されており、その関連開示を本願に引用し、援用する。最後に挙げた化合物は、米国特許第6,117,995号の実施例2に開示されている。
アルキルは、直鎖又は分枝鎖であり、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、n−ヘキシル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−トリデシル、n−テトラデシル、n−ヘキサデシル又はn−オクタデシルである。
シクロアルキル基は、例えば、5〜7個の炭素原子を持ち、シクロペンチル及びシクロヘキシルが挙げられ;典型的なシクロアルケニル基には、シクロヘキセニルが挙げられる。
アラルキル基には、例えば、ベンジル、α−メチル−ベンジル、α,α−ジメチルベンジル又はフェネチルが挙げられる。
アリールは、例えば、フェニル、ナフチル及びビフェニルである。
アルコキシ基、アリールオキシ基及びシクロアルコキシ基は、本発明のアルキル基、アリール基及びシクロアルキル基に関して定義される。
ハロゲンは、例えば、クロロ及びブロモである。
従来の難燃剤
有機ハロゲン難燃剤は、例えば:
クロロアルキルホスフェートエステル類(ANTIBLAZE(登録商標)、AB−100、Albright & Wilson;FYROL(登録商標)、FR−2、Akzo Nobel)、
トリス(2−クロロエチル)ホスフェート、
ポリ臭素化ジフェニルオキシド(DE−60F、Great Lakes Corp.)、
デカブロモジフェニルオキシド(DBDPO;SAYTEX(登録商標)、102E)、
トリス[3−ブロモ−2,2−ビス(ブロモメチル)プロピル]ホスフェート(PB370(登録商標)、FMC社)、
トリス(2,3−ジブロモプロピル)ホスフェート、
トリス(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェート、
クロレンド酸、
テトラクロロフタル酸、
テトラブロモフタル酸、
ビス−(N,N′−ヒドロキシエチル)テトラクロロフェニレンジアミン、
ポリ−β−クロロエチルトリホスホネート混合物、
ビスフェノールAのビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)(PE68)、
臭素化エポキシ樹脂、
エチレン−ビス(テトラブロモフタルイミド)(SAYTEX(登録商標)、BT−93)、
ビス(ヘキサクロロシクロペンタジエノ)シクロオクタン(DECLORANE PLUS(登録商標))、
塩素化パラフィン類
オクタブロモジフェニルエーテル、
ヘキサクロロシクロペンタジエン誘導体
1、2−ビス(トリブロモフェノキシ)エタン(FF680)、
テトラブロモ−ビスフェノールA(SAYTEX(登録商標)、RB100)、
エチレンビス−(ジブロモ−ノルボルナンジカルボキシイミド)(SAYTEX(登録商標)、BN−451)、
ビス−(ヘキサクロロシクロペンタジエノ)シクロオクタン、
PTFE、
トリス−(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート、及び
エチレン−ビス−テトラブロモフタルイミド、である。
有機リン難燃剤は、例えば、
テトラフェニルレゾルシノールジホスファイト(FYROLFLEX(登録商標)、RDP、Akzo Nobel)、
トリフェニルホスフェート、
トリオクチルホスフェート、
トリクレシルホスフェート、
テトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウムスルフィド、
ジエチル−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−アミノメチルホスホネート、
リン酸のヒドロキシアルキルエステル類、
アンモニウムポリホスフェート(APP)又は(HOSTAFLAM(登録商標)、AP750)、
レゾルシノールジホスフェートオリゴマー(RDP)、
ホスファゼン難燃剤、及び
エチレンジアミンジホスフェート(EDAP)、である。
イソシアヌレート難燃剤には、ポリイソシアヌレート、イソシアヌル酸のエステル類及びイソシアヌレート類が挙げられる。例えば、トリス−(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(ヒドロキシメチル)イソシアヌレート、トリス(3−ヒドロキシ−n−プロピル)イソシアヌレート又はトリグリシジルイソシアヌレートのようなヒドロキシアルキルイソシアヌレート。
メラミン系難燃剤は、例えば、
メラミンシアヌレート、
メラミンボレート、
メラミンホスフェート類
メラミンポリホスフェート類及び
メラミンピロホスフェート類である。
ホウ酸も難燃剤として包含してもよい。
特に好ましい従来の難燃剤は、
クロロアルキルホスフェートエステル類、
ポリ臭素化ジフェニルオキシド、
デカブロモジフェニルオキシド、
トリス[3−ブロモ−2,2−ビス(ブロモメチル)プロピル]ホスフェート、
ビスフェノールAのビス(2,3−ジブロモプロピルエステル)、
臭素化エポキシ樹脂、
エチレン−ビス−(テトラブロモフタルイミド)、
ビス−(ヘキサクロロシクロペンタジエノ)シクロオクタン、
塩素化パラフィン類、
1,2−ビス(トリブロモフェノキシ)エタン、
テトラブロモ−ビスフェノールA、
エチレンビス−(ジブロモ−ノルボルナンジカルボキシイミド)、
ビス(ヘキサクロロシクロペンタジエノ)シクロオクタン、
トリス−(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート、
エチレン−ビス−テトラブロモフタルイミド、
トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、
トリス(ヒドロキシメチル)イソシアヌレート、
トリス(3−ヒドロキシ−n−プロピル)イソシアヌレート、
トリグリシジルイソシアヌレート、
メラミンシアヌレート、
メラミンボレート、
メラミンホスフェート類
メラミンポリホスフェート類及びメラミンピロホスフェート類、である。
本発明で有用なハロゲン化難燃剤は、例えば、ハロゲン化したベンゼン類、ビフェニル類、フェノール類、それらのエーテル又はエステル類、ビスフェノール類、ジフェニルオキシド類、芳香族カルボン酸又はポリ酸、無水物、それらのアミド類又はイミド類のような有機芳香族ハロゲン化化合物;例えば、ハロゲン化したパラフィン類、オリゴマー又はポリマー、アルキルホスフェート類又はアルキルイソシアヌレート類のような有機脂肪族ハロゲン化化合物から選択してもよい。これらの化合物は、当該技術で大いに知られ、例えば、米国特許第4,579,906号(例えば、第3欄、30〜41行目)、同第5,393,812号を参照のこと。また、プラスチック添加剤ハンドブック(Plastic Additives Handbook, Ed. by H. Zweifel, 5th Ed., Hanser Publ., Munich, 2001, pp681-698)を参照のこと。
ホスファゼン難燃剤は、当該技術で周知である。それらは例えば、EP1104766、JP07292233、DE19828541、DE1988536、JP11263885、米国特許第4,107,108号、同第4,108,805号及び同第4,079,035号及び同第6,265,599号に開示されている。米国特許の関連開示を本願に引用し、援用する。
PTFE、ポリテトラフルオロエチレン(例えば、テフロン(登録商標)6C;E.I.デュポン)は、2001年8月15日出願の米国特許出願60/312,517号に開示されているように、追加の難燃剤として本発明の組成物に有利に添加してもよい。
有利なことに、本発明の組成物は、例えば、成分(A)の約1重量%未満、例えば、約0.1重量%未満の、例えばSb23のようなアンチモン化合物をほんの微量含有してもよく;例えば、本発明の組成物は、本質的にアンチモンを含まない。
難燃剤特性を改善し、例えば、UL−94燃焼試験(以下で)において更に高い等級を達成するために、難燃剤増量剤を必要としない。その結果、本発明の組成物は、例えば成分(A)の約3重量%未満、例えば、約1重量%未満、例えば、約0.1重量%未満の難燃剤増量剤をほんの微量含有してもよく;例えば、本発明の組成物は、本質的に難燃剤増量剤を含まない。
難燃剤増量剤は当該技術で公知であり、水酸化マグネシウム、アルミナ三水和物及びホウ酸亜鉛より成る群から選択される。コーティングは、バーミキュライト又はポートランドセメントのような難燃剤増量剤を含有してもよい。難燃剤増量剤は、難燃剤特性のために、「増量剤」とみなされるに十分な高いレベルで用いられる無機化合物である。
(難燃剤自体ではなく)タルク、炭酸カルシウムなどのような従来の増量剤が、例えば、火炎液滴の広がりを抑えるための流動特性のために普通に用いられる場合、本発明の組成物の使用によって、そのような従来の増量剤も減らしてもよい。例えば、本発明の組成物は、例えば成分(A)の約3重量%未満、例えば、1重量%未満、例えば、約0.1重量%未満の従来の増量剤をほんの微量含有してもよく;例えば、本発明の組成物は、本質的に従来の増量剤を含まない。
更に、本発明は、従来の増量剤が更に高価な難燃剤増量剤に取って代わることを許容する。
本発明の組成物は、更に好都合には、ナノスケールの増量剤を包含してもよい。ナノスケールの増量剤は、「ナノクレイ(nanoclay)」とも呼ばれ、例えば、米国特許第5,853,886号及び同第6,020,419号に開示されており、その関連開示を本願に引用し、援用する。
本発明のナノスケールの増量剤は、例えば、フィロシリケート類又はスメクタイト粘土であり、例えば、有機親和性フィロシリケート類、天然のフィロシリケート類、合成のフィロシリケート類又はそのようなシリケート類の混合物である。本発明のナノスケールの増量剤は、例えば、モンモリロナイト、ベントナイト、バイデライト、ヘクトライト、サポナイト又はステベンス石である。
得られる、安定化された、本発明の組成物はまた、場合により、種々の従来の添加剤、例えば、以下に列記する物質又はそれらの混合物を、例えば、成分(A)の約0.1〜約10重量%、例えば約0.025〜約4重量%、例えば約0.1〜約2重量%の量で含有してもよい。
1.抗酸化剤
1.1.アルキル化モノフェノール類、例えば、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2−tert−4,6−ジ−メチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−イソブチルフェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェノール、2−(α−メチルシクロヘキシル)−4,6−ジメチル−フェノール、2,6−ジオクタデシル−4−メチルフェノール、2,4,6−トリシクロヘキシルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メトキシメチルフェノール、側鎖で直鎖又は分枝鎖であるノニルフェノール、例えば、2,6−ジ−ノニル−4−メチルフェノール、2,4−ジメチル−6−(1′−メチルウンデカ−1′−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1′−メチルへプタデカ−1′−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1′−メチルトリデカ−1′−イル)フェノール及びこれらの混合物。
1.2.アルキルチオメチルフェノール類、例えば、2,4−ジオクチルチオメチル−6−tert−ブチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−メチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−エチルフェノール、2,6−ジ−ドデシルチオメチル−4−ノニルフェノール。
1.3.ヒドロキノン類及びアルキル化ヒドロキノン類、例えば、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノール、2,5−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−tert−アミルヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシフェノール、2,6−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルステアレート、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)アジペート。
1.4.トコフェロール類、例えば、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、及びこれらの混合物(ビタミンE)。
1.5.ヒドロキシル化チオジフェニルエーテル類、例えば、2,2′−チオビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2′−チオビス(4−オクチルフェノール)、4,4′−チオビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、4,4′−チオビス(6−tert−ブチル−2−メチルフェノール)、4,4′−チオビス(3,6−ジ−sec−アミルフェノール)、4,4′−チオビス(2,6−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ジスルフィド。
1.6.アルキリデンビスフェノール類、例えば、2,2′−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−エチルフェノール)、2,2′−メチレンビス[4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)−フェノール]、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2′−メチレンビス(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2′−エチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2′−エチレンビス(6−tert−ブチル−4−イソブチルフェノール)、2,2′−メチレンビス[6−(α−メチルベンジル)−4−ノニルフェノール]、2,2′−メチレンビス[6−(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェノール]、4,4′−メチレンビス−(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4′−メチレンビス(6−tert−2−メチルフェノール)、1,1−ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、2,6−ビス(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェノール、1,1,3−トリス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチル−フェニル)−3−n−ドデシルメルカプトブタン、エチレングリコールビス[3,3−ビス(3′−tert−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)ブチレート]、ビス(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−フェニル)ジシクロペンタジエン、ビス[2−(3′−tert−ブチル−2′−ヒドロキシ−5′−メチルベンジル)−6−tert−ブチル−4−メチルフェニル]テレフタレート、1,1−ビス−(3,5−ジメチル−2−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス−(3,5−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−4−n−ドデシルメルカプトブタン、1,1,5,5−テトラ−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ペンタン。
1.7.O−、N−及びS−ベンジル化合物、例えば、3,5,3′、5′−テトラ−tert−ブチル−4,4′−ジヒドロキシジベンジルエーテル、オクタデシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジルメルカプトアセテート、トリデシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジルメルカプトアセテート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)アミン、ビス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)ジチオテレフタレート、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジル)スルフィド、イソオクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルメルカプトアセテート。
1.8.ヒドロキシベンジル化マロネート類、例えば、ジオクタデシル−2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシベンジル)−マロネート、ジオクタデシル−2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−マロネート、ジドデシルメルカプトエチル−2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、ビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル]−2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート。
1.9.芳香族ヒドロキシベンジル化合物、例えば、1,3,5−トリス−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、1,4−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキベンジル)−2,3,5,6−テトラメチルベンゼン、2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)フェノール。
1.10.トリアジン化合物、例えば、2,4−ビス(オクチルメルカプト)−6−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−1,2,3−トリアジン、1,3,5−トリス−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス−(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキフェニルエチル)−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキフェニルプロピオニル)−ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート。
1.11.ベンジルホスホネート類、例えば、ジメチル−2,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジエチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジオクタデシル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジオクタデシル−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルベンジルホスホネート、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸のモノエチルエステルのカルシウム塩。
1.12.アクリルアミノフェノール類、例えば、4−ヒドロキシラウルアニリド、4−ヒドロキシステアルアニリド、オクチルN−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルバメート。
1.13.β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のエステル類、一価又は多価アルコール、例えば、メタノール、エタノール、n−オクタノール、i−オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタン、とのエステル類。
1.14.β−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸のエステル類、一価又は多価アルコール、例えば、メタノール、エタノール、n−オクタノール、i−オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル類。
1.15.β−(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のエステル類、一価又は多価アルコール、例えば、メタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル類。
1.16.3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル酢酸のエステル類、一価又は多価アルコール、例えば、メタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル類。
1.17.β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアミド類、例えば、N,N′−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヘキサメチレンジアミド、N,N′−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)トリメチレンジアミド、N,N′−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジド、N,N′−ビス[2−(3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオニルオキシ)エチル]オキサミド、(Uniroyal製、Naugard(登録商標)XL−1)。
1.18.アスコルビン酸(ビタミンC)。
1.19.アミン性抗酸化剤、例えば、N,N′−ジ−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ビス(1,4−ジメチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N′−ビス(1−エチル−3−メチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N′−ビス(1−メチルヘプチル)−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジシクロヘキシル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ビス(2−ナフチル)−p−フェニレンジアミン、N−イソプロピル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1,3−ジメチルブチル)−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1−メチルヘプチル)−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−シクロヘキシル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン、4−(p−トルエンスルファモイル)ジフェニルアミン、N,N′−ジメチル−N,N′−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、ジフェニルアミン、N−アリルジフェニルアミン、4−イソプロポキシジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチルアミン、N−(4−tert−オクチルフェニル)−1−ナフチルアミン、N−フェニル−2−ナフチルアミン、オクチル化ジフェニルアミン、例えば、p、p′−ジ−tert−オクチルジフェニルアミン、4−n−ブチルアミノフェノール、4−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイルアミノフェノール、4−ドデカノイルアミノフェノール、4−オクタデカノイルアミノフェノール、ビス(4−メトキシフェニル)アミン、2,6−ジ−tert−ブチル−4−ジメチルアミノメチルフェノール、2,4′−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、N,N,N′,N′−テトラメチル−4,4′−ジアミノジフェニルメタン、1,2−ビス[(2−メチルフェニル)アミノ]エタン、1,2−ビス(フェニルアミノ)プロパン、(o−トリル)ビグアニド、ビス[4−(1′,3′−ジメチルブチル)フェニル]アミン、tert−オクチル化−N−フェニル−1−ナフチルアミン、モノ−及びジ−アルキル化tert−ブチル/tert−オクチルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジ−アルキル化ノニルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジ−アルキル化ドデシルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジ−アルキル化イソプロピル/イソヘキシルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジ−アルキル化tert−ブチルジフェニルアミンの混合物、2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−4H−1,4−ベンゾチアジン、フェノチアジン、モノ−及びジ−アルキル化tert−ブチル/tert−オクチルフェノチアジンの混合物、モノ−及びジ−アルキル化tert−オクチルフェノチアジンの混合物、N−アリルフェノチアジン、N,N,N′,N′−テトラフェニル−1,4−ジアミノブタ−2−エン、N,N−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリド−4−イル−ヘキサメチレンジアミン、ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリド−4−イル)セバケート、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オール。
2.UV吸収剤及び光安定剤
2.1.2−(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類、例えば、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)−ベンゾトリアゾール、2−(3′,5′−ジ−tert−ブチル−2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(5′−tert−ブチル−2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3′,5′−ジ−tert−ブチル−2′−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−(3′−tert−ブチル−2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−(3′−sec−ブチル−5′−tert−ブチル−2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−4′−オクチルオキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3′,5′−ジ−tert−アミル−2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3′,5′−ビス−(α,α−ジメチルベンジル)−2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3′−tert−ブチル−2′−ヒドロキシ−5′−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−(3′−tert−ブチル−5′−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)−カルボニルエチル]−2′−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−(3′−tert−ブチル−2′−ヒドロキシ−5′−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−(3′−tert−ブチル−2′−ヒドロキシ−5′−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3′−tert−ブチル−2′−ヒドロキシ−5′−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3′−tert−ブチル−5′−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル]−2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3′−ドデシル−2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3′−tert−ブチル−2′−ヒドロキシ−5′−(2−イソオクチルオキシカルボニルエチル)フェニルベンゾトリアゾール、2,2′−メチレン−ビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−ベンゾトリアゾール−2−イルフェノール];2−[3′−tert−ブチル−5′−(2−メトキシカルボニルエチル)−2′−ヒドロキシフェニル]−2H−ベンゾトリアゾールとポリエチレングリコール300とのエステル交換反応生成物;
Figure 2005522532
式中、R=3′−tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−5′−2H−ベンゾトリアゾール−2−イルフェニル、2−[2′−ヒドロキシ−3′−(α,α−ジメチルベンジル)−5′−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェニル]ベンゾトリアゾール;2−[2′−ヒドロキシ−3′−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−5′−(α,α−ジメチルベンジル)−フェニル]ベンゾトリアゾール。
2.2.2−ヒドロキシベンゾフェノン類、例えば、4−ヒドロキシ、4−メトキシ、4−オクチルオキシ、4−デシルオキシ、4−ドデシルオキシ、4−ベンジルオキシ、4,2′,4′−トリヒドロキシ及び2′−ヒドロキシ−4,4′−ジメトキシの誘導体。
2.3.置換及び非置換の安息香酸のエステル類、例えば、4−tert−ブチル−フェニルサリチレート、フェニルサリチレート、オクチルフェニルサリチレート、ジベンゾイルレゾルシノール、ビス(4−tert−ブチルベンゾイル)レゾルシノール、ベンゾイルレゾルシノール、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、オクタデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、2−メチル−4,6−ジ−tert−ブチルフェニル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート。
2.4.アクリレート類、例えば、エチルα−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、イソオクチルα−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、メチルα−カルボメトキシシンナメート、メチルα−シアノ−β−メチル−p−メトキシ−シンナメート、ブチルα−シアノ−β−メチル−p−メトキシ−シンナメート、メチルα−カルボメトキシ−p−メトキシシンナメート及びN−(β−カルボメトキシ−β−シアノビニル)−2−メチルインドリン。
2.5.ニッケル化合物、例えば、n−ブチルアミン、トリエタノールアミン又はN−シクロヘキシルジエタノールアミンのような追加の配位子と共にか、無しの1:1又は1:2の錯体のような2,2′−チオ−ビス−[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール]のニッケル錯体、ジブチルジチオカルバミン酸ニッケル、例えば、4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジルホスホン酸のメチルエステル又はエチルエステルのようなモノアルキルエステルのニッケル塩、例えば、2−ヒドロキシ−4−メチルフェニルウンデシルケトキシムのようなケトキシム類のニッケル錯体、追加の配位子と共にか、無しの1−フェニル−4−ラウロイル−5−ヒドロキシピラゾールのニッケル錯体。
2.6.立体障害のあるアミン類、例えば、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシネート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)n−ブチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロネート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとコハク酸の縮合物、N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−tert−オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの直鎖又は環状縮合物、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ニトリロトリアセテート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタン−テトラカルボキシレート、1,1′−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン)、4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−2−n−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジル)−マロネート、3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシネート、N,N′−ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−モルフォリノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの直鎖又は環状縮合物、2−クロロ−4,6−ビス(4−n−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)−エタンの縮合物、2−クロロ−4,6−ジ−(4−n−ブチルアミノ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンの縮合物、8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、3−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、4−ヘキサデシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンと4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの混合物、N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−シクロヘキシルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの縮合生成物、1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5トリアジンの縮合生成物、並びに、4−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(CASReg.No.[136504−96−6]);N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、2−ウンデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソ−スピロ[4.5]デカン、7,7,9,9−テトラメチル−2−シクロウンデシル−1−オキサ−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソ−スピロ[4.5]デカンとエピクロロヒドリンとの反応生成物、1,1−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)−2−(4−メトキシフェニル)エタン、N,N′−ビス−ホルミル−N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、4−メトキシ−メチレン−マロン酸の1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ヒドロキシピペリジンとのジエステル、ポリ[メチルプロピル−3−オキシ−4−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)]シロキサン、無水マレイン酸−α−オレフィンコポリマーと2,2,6,6−テトラメチル−4−アミノピペリジン又は1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−アミノピペリジンとの反応生成物。
2.7.オキサミド類、例えば、4,4′−ジオクチルオキシオキサニリド、2,2′−ジエトキシオキサニリド、2、2′−ジオクチルオキシ−5,5′−ジ−tert−ブトキサニリド、2,2′−ジドデシルオキシ5,5′−ジ−tert−ブトキサニリド、2−エトキシ−2′−エチルオキサニリド、N,N′−ビス(3−ジメチルアミノプロピル)オキサミド、2−エトキシ−5−tert−ブチル−2′−エトキサニリド、及び2−エトキシ−2′−エチル−5,4′−ジ−tert−ブトキサニリドとのその混合物、o−メトキシとp−メトキシの二置換オキサニリドの混合物並びにo−エトキシとp−エトキシの二置換オキサニリドの混合物。
2.8.2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン類、例えば、2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−プロピルオキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(4−メチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−トリデシルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ブチルオキシ−プロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−オクチルオキシ−プロピルオキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−(ドデシルオキシ/トリデシルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)−2−ヒドロキシ−フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシ−プロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシ)フェニル−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[2−ヒドロキシ−4−(3−ブトキシ−2−ヒドロキシ−プロポキシ)フェニル]−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシフェニル)−4−(4−メトキシフェニル)−6−フェニル−1,3,5−トリアジン、2−{2−ヒドロキシ−4−[3−(2−エチルヘキシル−1−オキシ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ]フェニル}−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン。
3.金属不活性化剤、例えば、N,N′−ジフェニルオキサミド、N−サリチラール−N′−サリチロイルヒドラジン、N,N′−ビス(サリチロイル)ヒドラジン、N,N′−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジン、3−サリチロイルアミノ−1,2,4−トリアゾール、ビス(ベンジリデン)オキサリルジヒドラジド、オキサニリド、イソフタロイルジヒドラジド、セバコイルビスフェニルヒドラジド、N,N′−ジアセチルアジポイルジヒドラジド、N,N′−ビス(サリチロイル)オキサリルジヒドラジド、N,N′−ビス(サリチロイル)チオプロピオニルジヒドラジド。
4.亜リン酸類及び亜ホスホン酸類、例えば、亜リン酸トリフェニル、亜リン酸ジフェニルアルキル、亜リン酸フェニルジアルキル、亜リン酸トリス(ノニルフェニル)、亜リン酸トリラウリル、亜リン酸トリオクタデシル、二亜リン酸ジステアリルペンタエリトリトール、亜リン酸トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)、二亜リン酸ジイソデシルペンタエリトリトール、二亜リン酸ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリトリトール、二亜リン酸ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)−ペンタエリトリトール、二亜リン酸ジイソデシルオキシペンタエリトリトール、二亜リン酸ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)ペンタエリトリトール、二亜リン酸ビス(2,4,6−トリス(tert−ブチルフェニル)ペンタエリトリトール、三亜リン酸トリステアリルソルビトール、二亜ホスホン酸テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)4,4−ビフェニレン、6−イソオクチルオキシ−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチル−12H−ジベンズ−[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシン、亜リン酸ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)メチル、亜リン酸ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)エチル、6−フルオロ−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチル−12−メチル−ジベンズ[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシン、2,2′,2″−ニトリロ[トリエチルトリス(3,3′5,5′−テトラ−tert−ブチル−1,1′−ビフェニル−2,2′−ジイル)ホスファイト]、亜リン酸2−エチルヘキシル(3,3′5,5′−テトラ−tert−ブチル−1,1′−ビフェニル−2,2′−ジイル)、5−ブチル−5−エチル−2−(2,4,6−トリ−tert−ブチルフェノキシ)−1,3,2−ジオキサホスフィラン。
具体例は、以下の亜リン酸である:
亜リン酸トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)(チバガイギー製、Irgafos(登録商標)168)、亜リン酸トリス(ノニルフェニル)、
Figure 2005522532

Figure 2005522532
5.ヒドロキシルアミン類、例えば、N,N−ジベンジルヒドロキシルアミン、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、N,N−ジオクチルヒドロキシルアミン、N,N−ジラウリルヒドロキシルアミン、N,N−ジテトラデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジヘキサデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジオクタデシルヒドロキシルアミン、N−ヘキサデシル−N−オクタデシルヒドロキシルアミン、N−ヘプタデシル−N−オクタデシルヒドロキシルアミン、水素添加した牛脂アミンに由来するN,N−ジアルキルヒドロキシルアミン。
6.ニトロン類、例えば、N−ベンジル−α−フェニル−ニトロン、N−エチル−α−メチル−ニトロン、N−オクチル−α−ヘプチル−ニトロン、N−ラウリル−α−ウンデシル−ニトロン、N−テトラデシル−α−トリデシル−ニトロン、N−ヘキサデシル−α−ペンタデシル−ニトロン、N−オクタデシル−α−ヘプタデシル−ニトロン、N−ヘキサデシル−α−ヘプタデシル−ニトロン、N−オクタデシル−α−ペンタデシル−ニトロン、N−ヘプタデシル−α−ヘプタデシル−ニトロン、N−オクタデシル−α−ヘキサデシル−ニトロン、水素添加した牛脂アミンに由来するN,N−ジアルキルヒドロキシルアミンに由来するニトロン。
8.過酸化物スカベンジャー、例えば、β−チオジプロピオン酸のエステル、例えば、ラウリル、ミリスチル又はトリデシルのエステル、メルカプトベンズイミダゾール又は2−メルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛、二硫化ジオクタデシル、ペンタエリトリトールテトラキス(β−ドデシルメルカプト)プロピオネート。
9.ポリアミド安定剤、例えば、ヨウ素化合物及び/又はリン化合物と組み合わせた銅塩並びに二価のマンガン塩。
10.塩基性共安定剤、例えば、メラミン、ポリビニルピロリドン、ジシアンジアミン、トリアリルシアヌレート、尿素誘導体、ヒドラジン誘導体、アミン類、ポリアミド類、ポリウレタン類、高級脂肪酸のアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、例えば、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ベヘン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、リシノール酸ナトリウム及びパルミチン酸カリウム、アンチモンピロカテコレート、又は亜鉛ピロカテコレート。
11.核化剤、例えば、タルクのような無機物質、例えば、二酸化チタン若しくは酸化マグネシウムのような金属酸化物、例えば、アルカリ土類金属のリン酸塩、炭酸塩若しくは硫酸塩、モノカルボン酸若しくはポリカルボン酸のような有機化合物及びそれらの塩、例えば、4−tert−ブチル安息香酸、アジピン酸、ジフェニル酢酸、コハク酸ナトリウム若しくは安息香酸ナトリウム;イオン性コポリマー(アイオノマー)のようなポリマー化合物。具体例は、1,3:2,4−ビス(3′,4′−ジメチルベンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−ジ(パラメチルジベンジリデン)ソルビトール及び1,3:2,4−ジ(ベンジリデン)ソルビトールである。
12.増量剤及び強化剤、例えば、炭酸カルシウム、シリケート、グラスファイバー、ガラス球、石綿、タルク、カオリン、雲母、硫酸バリウム、金属の酸化物及び水酸化物、カーボンブラック、グラファイト、木粉、及びそのほかの天然物の粉又は繊維、合成繊維。
13.そのほかの添加剤、例えば、可塑剤、潤滑剤、乳化剤、顔料、レオロジー添加剤、触媒、流量制御剤、蛍光増白剤、難燃処理剤、帯電防止剤及びブロー剤。
14.ベンゾフラノン類及びインドリノン類、例えば、米国特許第4,325,863号、同第4,338,244号、同第5,175,312号、同第5,216,052号、同第5,252,643号、DE−A−4316611、DE−A−4316622、DE−A−4316876、EP−A−0589839又はEP−A−0591102に開示されているもの、又は、3−[4−(2−アセトキシエトキシ)−フェニル]−5,7−ジ−tert−ブチル−ベンゾフラン−2−オン、5,7−ジ−tert−ブチル−3−[4−(2−ステアロイルエトキシ)フェニル]ベンゾフラン−2−オン、3,3′−ビス[5,7−ジ−tert−ブチル−3−(4−[2−ヒドロキシエトキシ]フェニル)ベンゾフラン−2−オン、5,7−ジ−tert−ブチル−3−(4−エトキシフェニル)ベンゾフラン−2−オン、3−(4−アセトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチル−ベンゾフラン−2−オン、3−(3,5−ジメチル−4−ピバロイルオキシフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチル−ベンゾフラン−2−オン、3−(3,4−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチル−ベンゾフラン−2−オン、3−(2,3−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチル−ベンゾフラン−2−オン。
15.アミンオキシド類、例えば、米国特許第5,844,029号及び同第5,880,191号で開示されているようなアミンオキシド誘導体、ジデシルメチルアミンオキシド、トリデシルアミンオキシド、トリドデシルアミンオキシド及びトリヘキサデシルアミンオキシド。米国特許第5,844,029号及び同第5,880,191号は、熱可塑性樹脂の安定化への飽和炭化水素アミンオキシド類の使用を開示している。熱可塑性組成物は、フェノール性抗酸化剤、ヒンダードアミン光安定剤、紫外線吸収剤、有機リン化合物、脂肪酸のアルカリ金属塩及びチオ相乗剤から選択される安定剤又は安定剤の混合物を更に含有してもよいことが開示されている。
添加剤の具体例は、フェノール性抗酸化剤(リストの項目1)、更に立体障害のあるアミン類(リストの項目2.6)、ベンゾトリアゾール及び/又はo−ヒドロキシフェニルトリアジンの部類の光安定剤(リストの項目2.1及び2.8)、亜リン酸類及び亜ホスホン酸類(リストの項目4)並びに過酸化物破壊化合物(リストの項目5)である。
添加剤(安定剤)のさらなる具体例は、例えば、US−A−4,325,863、US−A−4,338,244又はUS−A−5,175,312に記載されているようなベンゾフラン−2−オン類である。
本発明の組成物は、更に、s−トリアジン類、オキサニリド類、ヒドロキシベンゾフェノン類、ベンゾエート類及びα−シアノアクリレート類より成る群から選択されるUV吸収剤を含有することができる。特に、本発明の組成物は、更に、安定剤の有効量の、少なくとも1種のそのほかの2−ヒドロキシフェニル−2H−ベンゾトリアゾール;もう1種のトリスアリール−s−トリアジン;若しくはヒンダードアミン又はこれらの混合物を含有してもよい。例えば、追加の成分は、顔料、染料、可塑剤、抗酸化剤、チキソトロピー剤、レベリング補助剤、塩基性共安定剤、UV吸収剤のようなさらなる光安定剤、及び/又は立体障害のあるアミン類、金属不動態化剤、金属酸化物、有機リン化合物、ヒドロキシルアミン類、及びこれらの混合物、特に、顔料、フェノール性抗酸化剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、2−(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール及び2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジンの部類のUV吸収剤、並びに立体障害のあるアミン類から選択される。
本発明の組成物はまた、膨張剤も含んでもよい。例は、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートとポリリン酸アンモニウムの組み合わせ、メラミン、メチロール化メラミン、ヘキサメトキシメチルメラミン、メラミンモノホスフェート、メラミンビスホスフェート、メラミンポリホスフェート、メラミンピロホスフェート、尿素、ジメチル尿素、ジシアンジアミド、リン酸グアニル尿素、グリシン又はリン酸アミンである。前期のものは、熱にさらされ、分解する際に、窒素ガスを放出する。熱にさらすと二酸化炭素又は水蒸気を放出する化合物を用いることもできる。
本組成物は、例えば、ペンタエリトリトール、ジペンタエリトリトール、トリペンタエリトリトール、ペンタエリトリトールポリウレタン、フェノールトリエチレングリコール、レゾルシノール、イノシトール、ソルビトール、デキストリン及びデンプンのような炭素化材料(ポリ−ヒドロ化合物)を含んでもよい。
本発明の組成物はシリカを含んでもよい。
本発明の添加剤及びさらなる任意成分は、個々に又は互いに混合し、コーティング処方に加えてもよい。所望に応じて、コーティングに組み込む前に、例えば、乾式混合、圧縮又は溶融によって、個々の成分を互いに混合することができる。
成分(i)は、コーティング成分(A)に対して約0.1〜約10重量%;例えば、約0.25〜約8重量%;例えば、約0.5〜約3重量%の量にて本発明の組成物に有利に含有される。例えば、成分(i)は、(A)に対して約0.25〜約10重量%又は約0.5〜約10重量%存在する。例えば、成分(i)は、(A)に対して約0.1〜約8重量%又は約0.1〜約3重量%存在する。
成分(ii)は、コーティング(A)に対して約0.5〜約45重量%;例えば、約3〜約40重量%;例えば、約5〜約35重量%の量にて本発明の組成物に有利に含有される。例えば、成分(ii)は、ポリマー基材の重量に対して約0.5〜約10重量%、約1〜約10重量%、約3〜約10重量%又は約5〜約10重量%で用いられる。例えば、成分(ii)は、ポリマー基材、例えば、樹脂バインダー(A)の重量に対して約0.5〜約8重量%、約0.5〜約6重量%、約0.5〜約5重量%又は約0.5〜約3重量%で用いられる。
成分(i)の成分(ii)に対する比(重量部)は、例えば、約1:5〜約1:200の間、例えば、約1:50〜約1:100の又は約1:10〜約1:25の間である。例えば、成分(i)の成分(ii)に対する比は、約1:10〜約1:200、約1:25〜約1:200、約1:50〜約1:200又は約1:100〜約1:200である。例えば、成分(i)の成分(ii)に対する重量比は、約1:5〜約1:100、約1:5〜約1:50、約1:5〜約1:25又は約1:5〜約1:10である。
用いられる最適な従来の難燃剤の量は、具体的な化合物の有効性、具体的なコーティング及び適用にもより、例えば、化合物、トリス[3−ブロモ−2,2−ビス(ブロモメチル)プロピル]ホスフェートの5〜15重量%の量は、最終組成物の難燃性に関して、化合物、デカブロモジフェニルオキシドの30〜45重量%の量と同じくらい有効であるだろう。イソシアヌレート難燃剤は、通常、(A)に対して、約1〜約10重量%の間、例えば、約3〜約6重量%の間で用いられる。
本発明のコーティング組成物はそれ自体難燃剤であり、同様に、それらがコーティングされる基材及び物品に難燃性を提供する。したがって、本発明の対象は、
(A)コーティング剤、並びに
(B)(i)(a)立体障害のあるニトロキシル安定剤、(b)立体障害のあるヒドロキシルアミン安定剤、及び(c)立体障害のあるアルコキシアミン安定剤より成る群から選択される少なくとも1種の化合物と
(ii)(d)有機ハロゲン難燃剤、(e)有機リン難燃剤、(f)イソシアヌレート難燃剤、及び(g)メラミン系難燃剤より成る群から選択される少なくとも1種の従来の難燃剤との難燃性有用量の混合物を含む、難燃剤コーティング物品である。
本発明のさらなる対象は、
(A)樹脂バインダー、並びに
(B)難燃性有効量の、(i)立体障害のあるニトロキシル部分、ヒドロキシルアミン部分又はアルコキシアミン部分を含有する、少なくとも1種のエチレン性不飽和の重合性モノマーと
場合により、(ii)(a)有機ハロゲン難燃剤、(b)有機リン難燃剤、(c)イソシアヌレート難燃剤及び(d)メラミン系難燃剤より成る群から選択される、少なくとも1種の従来の難燃剤を含む、難燃性コーティング組成物でコーティングされた基材を含む難燃剤コーティング物品である。
成分(B)の難燃性有効量は、難燃性を評価するのに使用される常法の1つで測定したとき、難燃有効性を示すのに必要とされる量である。これらには、1989年及び1996年編集のNFPA701難燃性繊維製品及びフィルムの火炎試験のための標準法;1996年10月29日第5版の装置及び家電における部品のプラスチック素材の燃焼性に関するUL94試験;限定酸素指数(LOI)、ASTM D−2863及びコーンカロリー計、ASTM E−1354が挙げられる。UL94試験による格付けを以下の表にまとめた。
Figure 2005522532
適用可能な試験には以下が挙げられる。
ASTM、F1173−ファイバーグラス管及び結合金具(沖合い/海事)
装置及び家電における部品のプラスチック素材の燃焼性に関するUL94試験及び746C試験
UL723
IEEE−45 −船上での電気設備に推奨される慣例
IEEE−383 −原子力発電施設のためのクラスIE電気ケーブル、電場の継ぎ合せ、接続の標準型試験
ASTM−D−1360 −塗料の難燃性(キャビネット法)
ASTM−E−84 −建材の表面燃焼特性のための試験
ASTM−E−119 −ビル建設材料の燃焼試験
ASTM−E−162 −放射熱エネルギー源を用いた材料の表面燃焼性
ASTM−F−84
FAA 14−25.853、.855、.856、.867 −航空及び宇宙(防火)
紙基材(飽和剤)(Michelman):ASTM−162、ASTM−E−662、NFPA−701、TAPPI−461、
波形材料 w/FRコーティング(Michelman):ASTM−E−162/662、FMR熱放出、NFPA30、ASTM−E−84、NFPA703、UL723
NFPA703:建材のための難燃剤含浸木材及び難燃剤コーティングの基準
NFPA255:ビル建材の火炎耐久性試験
軍隊仕様:DOD−En24607A及びDOD−R−21417A(SH)
難燃性組成物における本発明の化合物との使用に特に有用であると判明した共添加剤は、以下のとおりである:
UV吸収剤:
2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(TINUVIN(登録商標)234、チバスペシャルティケミカルズ社製);
2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(TINUVIN(登録商標)P、チバスペシャルティケミカルズ社製);
5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(TINUVIN(登録商標)327、チバスペシャルティケミカルズ社製);
2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(TINUVIN(登録商標)328、チバスペシャルティケミカルズ社製);
2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−tert−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(TINUVIN(登録商標)928、チバスペシャルティケミカルズ社製);
2,4−ジ−tert−ブチルフェニル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート(TINUVIN(登録商標)120、チバスペシャルティケミカルズ社製);
2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン(CHIMASSORB(登録商標)81、チバスペシャルティケミカルズ社製);
2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−s−トリアジン(CYASORB(登録商標)1164、Cytec 製)。
以下の実施例は、単に説明目的を意味するのであって、いかなる方式においても本発明の範囲を限定すると解釈すべきではない。その際、室温は、20〜25℃の範囲における温度を意味する。指示がないかぎり、比率は、コーティング基材の重量による。
試験方法
1989年及び1996年編集の難燃性繊維製品及びフィルムの火炎試験のためのNFPA701標準法:
1996年10月29日第5版の装置及び家電における部品のプラスチック素材の燃焼性に関するUL94試験;
限定酸素指数(LOI)、ASTM D−2863;
コーンカロリー計、ASTM E−1又はE−1354;
ASTM D2633−82燃焼試験。
実施例1.TPO上へのコーティング
顔料、ホスファイト、フェノール性抗酸化剤若しくはヒドロキシアミン、ステアリン酸金属塩、紫外線吸収剤若しくはヒンダードアミン安定剤又は紫外線吸収剤とヒンダードアミン安定剤との混合物を含有する熱可塑性オレフィン(TPO)ペレットを射出成形することにより、成形試験試料を調製する。
着色したTPOペレットを、純粋顔料又は顔料濃縮物、共添加剤及び市販のTPOから、一般の汎用スクリュー(24:1、L/D)の付いたSuperior/MPM1″単スクリュー押出機において400°F(200℃)にて成分を混合し、水浴で冷却し、ペレット化することにより、調製する。BOY30M射出成形機で約375°F(190℃)にて、得られたペレットを60ミル(0.006インチ)、2″x2″のプラークに成形する。
その場で反応させるコポリマー又はエチリデンノルボルネンのような第3と共にか無しで、プロピレンとエチレンのコポリマーを含有する配合生成物であるゴム変性剤とともに配合したポリプロピレンで構成される着色TPO調製品を、有機リン化合物と共にか無しで、N,N−ジアルキルヒドロキシルアミン又はヒンダードフェノール性抗酸化剤から成る塩基性安定化システムで安定化させる。
最終処方における添加剤及び顔料の濃度はすべて、樹脂に対する重量パーセントで表す。
処方は、熱可塑性オレフィンのペレット及び1種以上の以下の成分を含有する
0.0〜2.0%の顔料
0.0〜50.0%のタルク
0.0〜0.1%のホスファイト
0.0〜1.25%のフェノール性抗酸化剤
0.0〜0.1%のヒドロキシルアミン
0.05〜0.10%のステアリン酸カルシウム
0.0〜1.25%のUV吸収剤、及び
0.0〜1.25%のヒンダードアミン安定剤。
押し出し及び成形に先立って、回転乾燥機で成分を乾燥混合する。
ポリマー基材は、市販の、ポリオレフィン配合のPOLYTROPE(登録商標)TPP518−01(オハイオ州、アクロンのA. Schulman社製)である。
光安定性の処方を、ワンパックの塗料システムとともに塗り、TPO/塗料の相互作用及び難燃性を調べる。塗る前に、試験試料を先ず、GM998−4801に従って洗浄し、200°F(94℃)で15分間乾燥する。0.2〜0.4ミルの乾燥膜厚に接着促進剤を適用する。試料を5分間乾燥した後、1.2〜1.4ミルの膜厚に1Kベースコートを適用する。塗ったパネルを3分間乾燥し、次いで1.2〜1.5ミルの乾燥膜厚にクリアコートを適用し、その後、10分間フラッシュ乾燥し、30分間250°F(121℃)にてオーブンで焼く。
1種以上のコーティング処方は、本発明の化合物(a)〜(o)及び従来の有機ハロゲン、有機リン、イソシアヌレート又はメラミン系難燃剤から選択される添加剤を含む。
さらなるコーティング組成物は、本発明の化合物(i)〜(v)及び場合により従来の有機ハロゲン、有機リン、イソシアヌレート又はメラミン系難燃剤から選択される添加剤を含む。
凝集接着試験(Technical Finishing社で行われる占有試験方法)及びTaber Scuffにより、塗料接着を測定する。塗料仕上げの80%を超えて保持する塗装パネルを許容可能とみなす。凝集接着試験の後、塗料の損失が5%未満の試料を許容可能と判断する。
本発明の塗装物品は、優れた塗料接着及び難燃性を呈する。従来の難燃剤と併用される添加剤(a)〜(o)又は(i)〜(v)は、いかなるコーティング層又はコーティング層すべてにあってもよい。
実施例2.水性木材ワニス
水性コーティングは、自動車の下塗り、工業用のコーティング及び仲間取引のコーティングを含む多種多様な適用への使用における十分なかつ増加する比率のコーティングを含む。これらのコーティングは着色されてもよいし、又は透明であってもよい。
共溶媒の混合物に予備溶解することによって、試験安定剤(a)〜(o)及び(i)〜(v)並びに従来の有機ハロゲン、有機リン、イソシアヌレート又はメラミンを基にした難燃剤を水性分散物に組み入れる。水性分散物は、市販のアクリル/ウレタンハイブリッド樹脂である。共溶媒混合物は、TEXANOL(登録商標)(Texaco製の2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール)とARCOSOLVE(登録商標)TPM(AtlanticRichfield製のトリプロピレングリコールメチルエーテル)の1:1混合物である。
試験安定剤(a)〜(o)及び(i)〜(v)のそれぞれ0.45グラム及び適量の従来の難燃剤を、10gの共溶媒混合物に予備溶解し、次いで、以下の組成物に配合した:
ppw
FLEXTHANE630(Air Products) 100.0
Foamaster VF 0.1
水 10.0
TEXANOL/ARCOSOLVEヒンダードアミン 10.5
UV吸収剤(TINUVIN(登録商標)1130、チバ) 1.2
BYK346 0.5
MICHEMLUBE(登録商標)162 2.0
スギ板及びマツ板の6″x6″の部分に各コーティングをブラシで塗布する。塗布前後でコーティング及びブラシを秤量し、同一重量のコーティングが各部分に塗布されていることを確認することによって、塗布されるコーティングの量を調整する。
コーティングした板の部分を常温にて2週間乾燥させ、次いで、難燃性を評価する。板は優れた難燃性を呈する。
実施例3.光ファイバーコーティング
放射線で硬化可能な光ファイバーコーティングを以下のように処方する:
重量パーセント
ウレタンアクリレートオリゴマー 37
ビスフェノールAエポキシジアクリレート 28
テトラエチレングリコールジアクリレート 21
トリエチレングリコールジアクリレート 4
トリメチロールプロパントリアクリレート 6
ベンゾフェノン 1.5
2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン 0.7
ベンジル 0.5
ジエチルアミン 0.6
フェノチアジン 0.01
2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン 0.01
シリコン 0.2
N−[(2−ビニルベノアミノ)−エチル]−3−アミノプロピルメトキシシラン(MeOH中で40%) 0.2
コーティング処方は、(a)〜(o)及び従来の難燃剤から選択される本発明の添加剤を更に含有する。そのほかの光開始剤、例えば、ホスフィンオキシド光開始剤は好適である。硬化コーティングは、優れた難燃性を呈する。
実施例4.光ファイバーコーティング
放射線で硬化可能な光ファイバーコーティングを以下のように処方する:
重量パーセント
ウレタンアクリレートオリゴマー 20
エトキシ化ビスフェノールAジアクリレート 20
プロポキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート 32
ジ−トリメチロールプロパンテトラアクリレート 25
処方は、遮断防止剤、又はシラン添加剤又はフェノール性抗酸化剤を更に含有してもよい。
処方は、1種以上の光開始剤、例えば、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキシド(Irgacure(登録商標)819)、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)イソオクチルホスフィンオキシド、[4−(エチル−メチル−アミノ)−フェニル]−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−ホスフィノイル]−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−メタノン、[[(4−ジメチルアミノ−フェニル)−(2,4,6−トリメチル−ベンゾイル)−ホスフィノイル]−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−メタノン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、[ベンジル−(4−メチルスルファニル−フェニル)−ホスフィノイル]−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−メタノン及び1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(Irgacure(登録商標)184)から選択される1以上の光開始剤を含有する。
コーティング処方は、(i)〜(v)及び任意の難燃剤から選択される本添加剤を更に含有する。硬化コーティングは、優れた難燃性を呈する。
以下のような塗布システムにおいて上に列記した従来の難燃剤の1種を添加剤(a)〜(o)又は(i)〜(v)と組み合わせると良好な結果も達成される:
スチール上のウレタンクリアコート
コイルコーティング
キリ油フェノール性ワニス
芳香族ウレタンワニス
耐磨耗性コーティング組成物
ポリカーボネート上のポリエステルウレタンコーティング
グリシジルメタクリレートを基にした粉末クリアコート
木材塗布用の油分変性ウレタンアルキド
プラスチック部分に積層するための予備形成フィルム
PVC上への共押し出し
ポリカーボネート上への共押し出し
ABS上への共押し出し
多層ポリマー構造
光硬化性の白色顔料コーティング
光硬化性の透明コーティング
光硬化性の粉末コーティング
光硬化性の白色ゲルコーティング
膨張コーティング
油脂を満たしたケーブル構成のためのコーティング
膨張性のマスチック難燃性コーティング
ファイバーグラス上のコーティング
織物複合材

Claims (19)

  1. 難燃性コーティング組成物であって、
    (A)コーティング剤、並びに
    (B)(i)(a)立体障害のあるニトロキシル安定剤、(b)立体障害のあるヒドロキシルアミン安定剤、及び(c)立体障害のあるアルコキシアミン安定剤より成る群から選択される少なくとも1種の化合物と
    (ii)(d)有機ハロゲン難燃剤、(e)有機リン難燃剤、(f)イソシアヌレート難燃剤、及び(g)メラミン系難燃剤より成る群から選択される少なくとも1種の従来の難燃剤との難燃性有用量の混合物
    を含む、難燃性コーティング組成物。
  2. 難燃性コーティング組成物であって
    (A)樹脂バインダー、並びに
    (B)難燃性有効量の、(i)立体障害のあるニトロキシル部分、ヒドロキシルアミン部分又はアルコキシアミン部分を含有する、少なくとも1種のエチレン性不飽和の重合性モノマーと
    場合により、(ii)(a)有機ハロゲン難燃剤、(b)有機リン難燃剤、(c)イソシアヌレート難燃剤、及び(d)メラミン系難燃剤より成る群から選択される、少なくとも1種の従来の難燃剤を含む、難燃性コーティング組成物。
  3. 立体障害のあるニトロキシル部分、ヒドロキシルアミン部分又はアルコキシアミン部分が、独立して以下の式:
    Figure 2005522532

    であり、
    式中、L1、L1′L2及びL2′は、独立して、1〜4個の炭素原子を有するアルキルであるか、又はL1とL2若しくはL1′とL2′は、一緒になって、ペンタメチレンであり、かつ前記モノマーが、以下の式:
    Figure 2005522532

    Figure 2005522532

    より成る群から選択され、
    式中、Eは、独立して、立体障害のあるニトロキシル部分、ヒドロキシルアミン部分又はアルコキシアミン部分であり、
    1は、オキシル、ヒドロキシル、1〜36個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルコキシ、2〜18個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルケニルオキシ、2〜18個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキニルオキシ、7〜15個の炭素原子を有するアラルコキシ、5〜12個の炭素原子を有するシクロアルコキシ、5〜12個の炭素原子を有するシクロアルケニルオキシ、7〜12個の炭素原子を有する飽和若しくは不飽和の二環式若しくは三環式のヒドロカルビルオキシの基、あるいは6〜10個の炭素原子を有するアリールオキシ又はアルキルで置換された前記アリールオキシであるか、
    あるいは、R1は、−O−T−(OH)bであり、R1は、好ましくは、オキシル、ヒドロキシル、メトキシ、プロポキシ、シクロヘキシルオキシ、オクチルオキシ、2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ、又は1−ヒドロキシシクロヘキシルオキシであり、
    1′は、独立してR1と同義であり、
    Tは、1〜18個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキレン、5〜18個の炭素原子を有するシクロアルキレン、5〜18個の炭素原子を有するシクロアルケニレン、フェニル又は1〜4個の炭素原子を有する1若しくは2つのアルキル基で置換されたフェニルで置換された1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキレンであり、
    bは、1、2又は3であるが、但し、Tにおける炭素原子数を超えることはできず、bが、2又は3であるとき、各ヒドロキシル基は、Tの異なった炭素原子に結合し、
    Xは、直接結合、2〜12個の炭素原子を有する−O(ポリオキシアルキレンO)−、−O−、−NH−又は−NG−(ここで、Gは、1〜8個の炭素原子を有するアルキルである)であり、
    1は、直接結合又は−O−であり、
    nは、1又は2であり、
    1、T2及びT4は、独立して水素、ハロゲン、1〜18個の炭素原子を有するアルキル又は6〜10個の炭素原子を有するアリールであり、
    3は、水素又はメチルであり、及び
    2は、水素又は1〜12個の炭素原子を有するアルキルであり、
    2′は、水素、1〜12個の炭素原子を有するアルキル又はシアノであり、
    3及びR4は、独立して、水素、1〜12個の炭素原子を有するアルキル、−COOH又は−COOG1(ここで、G1は、1〜12個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキルである)であり、
    5は、1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキルであり、そして
    5′は、独立してR5と同義である、請求項2に記載の組成物。
  4. モノマーが、下記式:
    Figure 2005522532

    であり、
    式中、R2′は、水素又はメチルであり、R3及びR4は、水素であり、立体障害のあるニトロキシル部分、ヒドロキシルアミン部分又はアルコキシアミン部分を含有する、エチレン性不飽和の重合性モノマーが、下記:
    Figure 2005522532

    より成る群から選択される、請求項3に記載の組成物。
  5. アンチモン化合物を含有しないか又は成分(A)の重量に対して約1重量%未満の量でアンチモン化合物を含有し、かつ、増量剤を含有しないか又は成分(A)の重量に対して約3重量%未満の量で増量剤を含有する、請求項1又は2に記載の組成物。
  6. 成分(A)が、アルキド樹脂;塩素化アルキド樹脂;ポリウレタン樹脂;熱可塑性アクリル樹脂;アクリルアルキル類;アクリル樹脂;ラテックスエマルション;アクリルアルキド樹脂又はポリエステル樹脂;シリコンで変性させたアクリルアルキド樹脂又はポリエステル樹脂;イソシアネート類、ケチミン類又はオキサゾリジン類;フェノール−ホルムアルデヒド樹脂;レゾルシノール−ホルムアルデヒド樹脂;エポキシ樹脂;カルボン酸、無水物、ポリアミン類又はメルカプタン類で架橋されたエポキシド樹脂;並びにその主鎖における反応性基で変性された及びエポキシドで架橋されたアクリル樹脂系又はポリエステル樹脂系;特にエポキシ樹脂から選択される樹脂バインダーである、請求項1又は2に記載の組成物。
  7. コーティングが熱可塑性の層、特に、ポリプロピレンの層である、請求項1に記載の組成物。
  8. 水性又は溶剤型である、粉末コーティング組成物又はゲルコート製剤、マスチック、接着剤、バインダー、コーキング、パテ、モルタル又はシーラント製剤、常温硬化型、放射線硬化型、オーブン硬化型又は触媒硬化型の組成物であり、透明の又は着色された、請求項1又は2に記載の組成物。
  9. 発泡剤、ブロー剤、炭化剤、結合剤、チキソトロピー剤、膨張剤及び炭素生成材料、顔料、染料、可塑剤、フェノール性抗酸化剤、チキソトロピー剤、レベリング補助剤、塩基性共安定剤、ニトロン安定剤、酸化アミン安定剤、ベンゾフラノン性安定剤、UV吸収剤、立体障害のあるアミン類、金属不動態化剤、酸化金属、有機リン化合物、ヒドロキシアミン類並びにそれらの混合物を更に含む、請求項1又は2に記載の組成物。
  10. 成分(i)の化合物が下記式:
    Figure 2005522532

    であり、
    式中、G1及びG2は、独立して1〜8個の炭素原子を有するアルキルであるか、又は一緒になってペンタメチレンであり、
    1及びZ2は、それぞれメチルであるか、又は一緒になって、更にエステル、エーテル、アミド、アミノ、カルボキシ又はウレタン基で置換されてもよい、連結部分を形成し、
    Eは、オキシル、ヒドロキシル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、−O−CO−OZ3、−O−Si(Z43、−O−PO(OZ52、又は−O−CH2−OZ6(式中、Z、Z、Z及びZは、水素、脂肪族、芳香脂肪族、及び芳香族部分より成る群から選択される)であるか;あるいは、Eは、−O−T−(OH)bであり、
    Tは、1〜18個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキレン、5〜18個の炭素原子を有するシクロアルキレン、5〜18個の炭素原子を有するシクロアルケニレン、フェニル又は1〜4個の炭素原子を有する1若しくは2つのアルキル基で置換されたフェニルで置換された1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキレンであり、
    bは、1、2又は3であるが、但し、Tにおける炭素原子数を超えることはできず、bが、2又は3であるとき、各ヒドロキシル基は、Tの異なった炭素原子に結合する、請求項1に記載の組成物。
  11. 成分(i)の化合物が、
    (a)2,4−ビス[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−ピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−クロロ−s−トリアジンと、N,N′−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミンとの反応生成物;
    (b)1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オクタデシルアミノピペリジン;
    (c)ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート;
    (d)2,4−ビス[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−(2−ヒドロキシエチルアミノ−s−トリアジン;
    (e)ビス(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジペート;
    (h)2,4−ビス[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−ピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−クロロ−s−トリアジン;
    (i)1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン;
    (j)1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン;
    (k)1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オクタデカノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン;
    (l)ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート;
    (m)ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジペート;
    (n)2,4−ビス{N−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル]−N−ブチルアミノ}−6−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン;並びに
    (o)下記式:
    Figure 2005522532

    (式中、nは、1〜15である)の化合物、
    及び下記式(i)、(ii)、(iii)、(iv)及び(v):
    Figure 2005522532

    の化合物、並びにそれらの混合物より成る群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  12. 成分(ii)の難燃剤が、
    リン酸クロロアルキルエステル類、
    トリス(2−クロロエチル)ホスフェート、
    ポリ臭素化ジフェニルオキシド、
    デカブロモジフェニルオキシド、
    トリス[3−ブロモ−2,2−ビス(ブロモメチル)プロピル]ホスフェート、
    トリス(2,3−ジブロモプロピル)ホスフェート、
    トリス(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェート、
    クロレンド酸、
    テトラクロロフタル酸、
    テトラブロモフタル酸、
    ビス−(N,N′−ヒドロキシエチル)テトラクロロフェニレンジアミン、
    ポリ−β−クロロエチルトリホスホネート混合物、
    ビスフェノールAのビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)、
    臭素化エポキシ樹脂、
    エチレン−ビス(テトラブロモフタルイミド)、
    ビス(ヘキサクロロシクロペンタジエノ)シクロオクタン、
    塩素化パラフィン、
    オクタブロモジフェニルエーテル、
    ヘキサクロロシクロペンタジエン誘導体、
    1,2−ビス(トリブロモフェノキシ)エタン、
    テトラブロモ−ビスフェノールA、
    エチレンビス−(ジブロモ−ノルボルナンジカルボキシイミド)、
    ビス−(ヘキサクロロシクロペンタジエノ)シクロオクタン、
    PTFE、
    トリス−(2,3−ジブロモプロピル)−イソシアヌレート、及び
    エチレン−ビス−テトラブロモフタルイミド、
    テトラフェニルレゾルシノールジホスファイト、
    リン酸トリフェニル、
    リン酸トリオクチル、
    リン酸トリクレシル、
    テトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウムスルフィド、
    ジエチル−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−アミノメチルホスホネート、
    リン酸のヒドロキシアルキルエステル類、
    ポリリン酸アンモニウム、
    レゾルシノールジホスフェートオリゴマー、
    ホスファゼン難燃剤、
    エチレンジアミンジホスフェート、
    ポリイソシアヌレート、
    イソシアヌル酸のエステル類、
    イソシアヌレート類、
    ヒドロキシアルキルイソシアヌレート類、
    メラミンシアヌレート、
    メラミンボレート、
    メラミンホスフェート類、
    メラミンポリホスフェート類並びに
    メラミンピロホスフェート類より成る群から選択される請求項1又は2に記載の組成物。
  13. 成分(i)が、成分(A)に対して、約0.1〜約10重量%存在し、成分(ii)の難燃剤が、樹脂バインダー(A)の重量に対して約0.5〜約45重量%存在する請求項1又は2に記載の組成物。
  14. (A)コーティング剤、並びに
    (B)(i)(a)立体障害のあるニトロキシル安定剤、(b)立体障害のあるヒドロキシルアミン安定剤、及び(c)立体障害のあるアルコキシアミン安定剤より成る群から選択される少なくとも1種の化合物と
    (ii)(d)有機ハロゲン難燃剤、(e)有機リン難燃剤、(f)イソシアヌレート難燃剤、及び(g)メラミン系難燃剤より成る群から選択される少なくとも1種の従来の難燃剤との難燃性有用量の混合物を含む難燃性コーティング組成物によりコーティングされた基材を含む、難燃剤コーティング物品。
  15. (A)樹脂バインダー、並びに
    (B)難燃性有効量の、(i)立体障害のあるニトロキシル部分、ヒドロキシルアミン部分又はアルコキシアミン部分を含有する、少なくとも1種のエチレン不飽和の重合性モノマーと
    場合により、(ii)(a)有機ハロゲン難燃剤、(b)有機リン難燃剤、(c)イソシアヌレート難燃剤、及び(d)メラミン系難燃剤より成る群から選択される、少なくとも1種の従来の難燃剤を含む難燃性コーティング組成物によりコーティングされた基材を含む、難燃剤コーティング物品。
  16. 基材が、鉄、スチール、ステンレススチール、アルミニウム及びそのほかの非鉄金属、木材、合板、紙、ボール紙、チップボード、粒子ボード、プラスチック、熱可塑性物質、エポキシド類、ネオプレン、ゴム、複合材料、ファイバーグラス強化複合材料、ポリエステル類、ポリマー発泡体、石造物、布地又は織物、ワイヤー及びケーブル構造並びに回路基板より成る群から選択される、請求項14又は15に記載のコーティング物品。
  17. 基材が、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリオレフィン、熱可塑性ポリオレフィン、ABS又はポリエステル、あるいは織られた、編まれた又は不織の、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、セルロース又は綿に基づいた布地又は織物より成る群から選択される、請求項14又は15に記載のコーティング物品。
  18. 自動車の熱可塑性オレフィン構造体又は共押し出しされたプラスチック物品又はコーティングした光ファイバーである、請求項14又は15に記載のコーティング物品。
  19. コーティングが押し出されたプラスチックである、請求項14又は15に記載のコーティング物品。
JP2003582223A 2002-04-10 2003-04-03 難燃性コーティング Withdrawn JP2005522532A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US37135502P 2002-04-10 2002-04-10
US41693302P 2002-10-08 2002-10-08
US42644502P 2002-11-14 2002-11-14
PCT/EP2003/003492 WO2003085039A1 (en) 2002-04-10 2003-04-03 Flame retardant coatings

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005522532A true JP2005522532A (ja) 2005-07-28
JP2005522532A5 JP2005522532A5 (ja) 2006-05-25

Family

ID=28795012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003582223A Withdrawn JP2005522532A (ja) 2002-04-10 2003-04-03 難燃性コーティング

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP1492840A1 (ja)
JP (1) JP2005522532A (ja)
KR (1) KR20040106339A (ja)
CN (1) CN1646615A (ja)
AU (1) AU2003224035A1 (ja)
BR (1) BR0309237A (ja)
CA (1) CA2479946A1 (ja)
MX (1) MXPA04009834A (ja)
WO (1) WO2003085039A1 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007116938A1 (ja) 2006-04-06 2007-10-18 Kaneka Corporation 椅子張り生地用難燃性交織織物
KR101177487B1 (ko) 2008-09-26 2012-08-29 코오롱인더스트리 주식회사 난연성 라이오셀 섬유 및 이를 이용한 직물의 제조방법
JP2012251139A (ja) * 2011-05-09 2012-12-20 Mitsubishi Rayon Co Ltd (メタ)アクリル酸エステルおよびその重合体
WO2012176859A1 (ja) 2011-06-22 2012-12-27 株式会社カネカ スウェード調難燃性交織織物
KR101314446B1 (ko) 2010-12-24 2013-10-07 (주)엘지하우시스 팽창성 흑연을 포함하여 우수한 난연성능을 갖는 합성목재 및 이를 제조하는 방법
JP2015052109A (ja) * 2013-08-08 2015-03-19 積水化学工業株式会社 難燃性塗料組成物
CN104449220A (zh) * 2014-11-24 2015-03-25 天长市开林化工有限公司 一种固化速度快的环氧树脂改性涂料
JP2019000990A (ja) * 2017-06-12 2019-01-10 東洋ゴム工業株式会社 ゴム部材
US10335977B2 (en) 2008-06-27 2019-07-02 Surfactor Germany Gmbh Method for treating a wood board
US20210324652A1 (en) * 2020-04-16 2021-10-21 Mark Castellucci, SR. Honeycomb structures and clamp for same
KR102428471B1 (ko) * 2021-09-06 2022-08-02 한태웅 안전 기능이 개선된 테트라포드
KR102428472B1 (ko) * 2021-09-06 2022-08-02 한태웅 안전기능이 개선된 인공어초 복합형 테트라포드
WO2023095772A1 (ja) * 2021-11-25 2023-06-01 関西ペイント株式会社 水性発泡耐火塗料組成物

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070225397A1 (en) * 2004-09-03 2007-09-27 Peter Nasvadba In-Can Stabilizers
GB0428009D0 (en) 2004-12-21 2005-01-26 W & J Leigh & Co Intumescent coating compositions
GB0428005D0 (en) 2004-12-21 2005-01-26 W & J Leigh & Co Intumescent coating compositions
WO2007045050A1 (en) 2005-10-21 2007-04-26 Calix Pty Ltd A material compound and a method of fabricating the same
AU2007233570B2 (en) 2006-03-31 2010-11-18 Calix Limited System and method for the calcination of minerals
GB0804935D0 (en) * 2008-03-17 2008-04-16 Intumescent Systems Ltd Fire and flame resistant linings
US9144796B1 (en) 2009-04-01 2015-09-29 Johnson Matthey Public Limited Company Method of applying washcoat to monolithic substrate
CN101987915B (zh) * 2009-07-30 2012-09-05 E.I.内穆尔杜邦公司 包含多元醇和共稳定剂的聚合物组合物
FR2954319B1 (fr) * 2009-12-22 2012-01-20 Febex S A Procede de preparation de thpx
US20120082795A1 (en) * 2010-10-01 2012-04-05 Ppg Industries Ohio, Inc. Method for using a primer comprising a self-emulsified polyester microgel
WO2012127126A1 (fr) * 2011-02-21 2012-09-27 Lafarge Gypsum International Element resistant a des transferts d'air et des transferts thermohydriques pour le domaine de la construction, notamment des murs légers ou des façades légères
CN103059443A (zh) * 2011-10-20 2013-04-24 常熟市筑紫机械有限公司 一种具有良好阻燃性的聚氯乙烯电线电缆材料
CN103640291A (zh) * 2013-12-19 2014-03-19 江苏凯伦建材股份有限公司 一种阻燃型tpo防水材料及其施工方法
CN103773180B (zh) * 2014-01-20 2015-11-18 南通天明光电科技有限公司 耐磨耐热抗划伤鼠标外壳涂料
CN103788820A (zh) * 2014-01-20 2014-05-14 南通天明光电科技有限公司 防火阻燃绝缘电缆涂料
CN103992667A (zh) * 2014-05-16 2014-08-20 吴江市英力达塑料包装有限公司 一种环保型涂料及其制备方法
CN104119767A (zh) * 2014-06-25 2014-10-29 蚌埠凯盛工程技术有限公司 一种抗黄变阻燃粉末涂料
CN104652166B (zh) * 2014-07-26 2016-05-04 青岛科技大学 一种耐水性好的阻燃纸的制备方法
CN104177899B (zh) * 2014-07-31 2016-05-18 马晓权 一种汽车座椅用阻燃剂
CN104194633B (zh) * 2014-08-27 2016-08-24 苏州诚晟信息技术有限公司 一种抗紫外线防火涂料及其制备方法
DE102014119314B4 (de) * 2014-12-22 2018-06-28 Köster Bauchemie AG Zusammensetzung zur Beschichtung und Abdichtung von Oberflächen, deren Verwendung und Verfahren zur Beschichtung und Abdichtung
CN104530794A (zh) * 2014-12-23 2015-04-22 姜云华 非膨胀型乳胶防火涂料
US20170003349A1 (en) * 2015-07-02 2017-01-05 GM Global Technology Operations LLC Arc suppression and protection of integrated flex circuit fuses for high voltage applications under chemically harsh environments
CN105838229A (zh) * 2016-04-29 2016-08-10 李强 一种水性阻燃聚氨酯涂料及其制备方法
CN110452585A (zh) * 2018-03-05 2019-11-15 张忠强 一种用于木质铅笔的涂料及其涂布方法
AU2020203984B2 (en) * 2019-06-13 2021-11-11 Arxada, LLC Fire-retardant oriented strand board (osb)
CN111560182A (zh) * 2020-05-30 2020-08-21 东联北方科技(北京)有限公司 一种外墙腻子
CN112538094A (zh) * 2020-12-15 2021-03-23 江苏长能节能新材料科技有限公司 三聚氰胺烷基磷酸酯及其制备方法与应用
CN112592514A (zh) * 2020-12-15 2021-04-02 江苏长能节能新材料科技有限公司 磷氮阻燃剂及其制备方法与应用
CN113150645A (zh) * 2021-03-27 2021-07-23 青岛金大鹏粉体科技有限公司 一种海水用环氧型粉末涂料及其制备方法
KR102643838B1 (ko) * 2023-06-13 2024-03-06 박영진 우수한 난연성을 보여주는 변성 실리콘 접착제 조성물 및 이들의 제조

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5096950A (en) * 1988-10-19 1992-03-17 Ciba-Geigy Corporation Polyolefin compositions stabilized with NOR-substituted hindered amines
ES2086394T3 (es) * 1989-03-21 1996-07-01 Ciba Geigy Ag Compuestos aminicos impedidos de 1-hidrocarbiloxilo no migrantes como estabilizadores de polimeros.
US5077340A (en) * 1989-03-21 1991-12-31 Ciba-Geigy Corporation Ethylenically unsaturated compounds containing 1-hydrocarbyloxy-2,2,6,6-tetramethylpiperidine moieties, and polymers, copolymers and stabilized compositions
US5393812A (en) * 1993-08-31 1995-02-28 Hercules Incorporated Flame retardant, light stable composition
DE69841728D1 (de) * 1997-06-30 2010-07-29 Basf Se Verwendung von NOR-HALS Verbindung als flammhemmende Additive in Polymerzusammensetzungen

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7687414B2 (en) 2006-04-06 2010-03-30 Kaneka Corporation Flameproof union fabric for chair upholstery
WO2007116938A1 (ja) 2006-04-06 2007-10-18 Kaneka Corporation 椅子張り生地用難燃性交織織物
US10335977B2 (en) 2008-06-27 2019-07-02 Surfactor Germany Gmbh Method for treating a wood board
KR101177487B1 (ko) 2008-09-26 2012-08-29 코오롱인더스트리 주식회사 난연성 라이오셀 섬유 및 이를 이용한 직물의 제조방법
KR101314446B1 (ko) 2010-12-24 2013-10-07 (주)엘지하우시스 팽창성 흑연을 포함하여 우수한 난연성능을 갖는 합성목재 및 이를 제조하는 방법
JP2012251139A (ja) * 2011-05-09 2012-12-20 Mitsubishi Rayon Co Ltd (メタ)アクリル酸エステルおよびその重合体
WO2012176859A1 (ja) 2011-06-22 2012-12-27 株式会社カネカ スウェード調難燃性交織織物
JP2015052109A (ja) * 2013-08-08 2015-03-19 積水化学工業株式会社 難燃性塗料組成物
CN104449220A (zh) * 2014-11-24 2015-03-25 天长市开林化工有限公司 一种固化速度快的环氧树脂改性涂料
JP2019000990A (ja) * 2017-06-12 2019-01-10 東洋ゴム工業株式会社 ゴム部材
US20210324652A1 (en) * 2020-04-16 2021-10-21 Mark Castellucci, SR. Honeycomb structures and clamp for same
US11851901B2 (en) * 2020-04-16 2023-12-26 Mark Castellucci, SR. Honeycomb structures and clamp for same
KR102428471B1 (ko) * 2021-09-06 2022-08-02 한태웅 안전 기능이 개선된 테트라포드
KR102428472B1 (ko) * 2021-09-06 2022-08-02 한태웅 안전기능이 개선된 인공어초 복합형 테트라포드
WO2023095772A1 (ja) * 2021-11-25 2023-06-01 関西ペイント株式会社 水性発泡耐火塗料組成物

Also Published As

Publication number Publication date
MXPA04009834A (es) 2004-12-07
CA2479946A1 (en) 2003-10-16
EP1492840A1 (en) 2005-01-05
WO2003085039A1 (en) 2003-10-16
KR20040106339A (ko) 2004-12-17
CN1646615A (zh) 2005-07-27
AU2003224035A1 (en) 2003-10-20
BR0309237A (pt) 2005-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005522532A (ja) 難燃性コーティング
US20040002559A1 (en) Flame retardant coatings
JP4406869B2 (ja) 難燃性組成物
JP4490276B2 (ja) 難燃性組成物
CA2923385C (en) Polyolefin compositions for building materials
TWI672333B (zh) 難燃劑組合物及難燃性合成樹脂組合物
JP4114183B2 (ja) 難燃性ポリオレフィンの向上された耐候性
KR101486839B1 (ko) 입체 장애 아민을 포함하는 난연제 조성물
TWI450921B (zh) 阻焰組成物
EP1749051B1 (en) Flame-retardants
JP4352235B2 (ja) 難燃性組成物
US20040198875A1 (en) Flame retardant compositions
US20040116565A1 (en) Flame retardant compositions
US4859725A (en) Oxalamide compounds useful as UV absorbers

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060403

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060403

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060531