JP2005522244A - 延長器 - Google Patents

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Abstract

本発明は、第1固定手段(3)と、第2固定手段(2)と、上記第1固定手段(3)と上記第2固定手段(2)とに接続された調整要素(4,40,41)とを備えた延長器(1)に関する。上記第1固定手段(3)と上記調整要素(4,40,41)とは互いに接続されていて、上記調整要素(4,40,41)を作動させたとき、移動可能骨部に固定された第2固定手段(2)は、骨部に固定された平面から反れるように旋回できる。

Description

発明の詳細な説明
(技術分野)
本発明は、独立形式の特許請求項の特徴項に記載の延長器に関する。
(背景技術)
延長器(ディストラクター)は、骨接合/骨成形に使用され、特に、口や顎や顔の部分で使用される。このような延長器を適用する特定領域は、例えば下顎(マンディブラ)の前部や上顎(マキシラ)の前部など顎の前部に存在する。例えば、下顎が前部において萎縮している場合、或いは、悪性腫瘍のために或いは外傷後に下顎の部分を切除しなければならない場合、人工歯根を設置する前に顎堤が再構築できるのであれば、人工歯根すなわち義歯の幇助の下、顎を再構築することが好ましい。
これは、典型的には、骨の欠陥が矯正される下顎前部領域において、上部骨部を移動することによって行われる。その際、移動される骨の部分は、延長器によって、固定された下部顎骨から僅かに持ち上げられる。延長の整骨誘導効果によって、持ち上げた骨と固定骨との間に新しい骨が形成される。移動可能骨部の持ち上げは、顎堤が再構築される限り、少しずつ増加させて行われる。同様に、骨性歯槽リッジを覆う歯肉(歯茎)は、延長と同時に持ち上げられる。
このような適用例に使用される既知の延長器は、典型的には、2つの骨板(典型的には、所謂ミニプレート)を備え、上記骨板の内の1つは、(骨切り術すなわちオステオトミーや皮質骨切術すなわちコルチコトミーによって)移動可能な骨部に(例えば、螺子込みによって)固定され、他の1つは安定した下顎骨に固定される。調整要素(延長スピンドル)は両骨板に接続される。調整要素の助けを借りて、2つの骨板の間の距離を変化させることができる。調整要素を適当に作動させることによって、移動骨部に固定された骨板は、固定下部顎骨に固定された骨板から離れるように、スピンドル軸に沿って直線的に移動される。
しかしながら、この試行し試験された延長手順は、延長が厳密にスピンドルの軸方向においてのみ生じるように、改善する必要がある。下顎が自然に湾曲しているので、既知の延長器では、下顎のこの湾曲を最適に複製することができない。それは、延長が厳密にスピンドルの軸方向にのみ生じるからである。なお、ここで、上記湾曲は、水平面での下顎の湾曲ではなく、(前面から見たときの)矢状面での下顎の湾曲のことである。またさらに、唇小帯の引張力は前部領域で働く。したがって、顎堤が忠実に再構築されることは非常に困難である。ところが、顎堤の最も忠実な再構築が特に所望されるのは、下顎の前部領域である。
ここで本発明の出番となる。本発明の目的は、骨切り術に際して、延長によって最も好適な骨の形成が可能となる延長器であって、特に、下顎または上顎の顎堤の再構築に際して、自然な湾曲の顎を複製できる延長器を提示することである。延長器は、好ましくは、簡単な生産の形態に作られる。
この目的は、独立形式の特許クレームの特徴によって特徴付けられているように、本発明よる延長器によって達成される。特に、本発明よる延長器の有利な改良点は、従属形式のクレームの特徴に現われている。
特に、延長器は、確定された平面において、固定された第1骨片に固定するための第1固定手段と、上記第1骨片に対して移動可能な第2骨部に固定するための第2固定手段とを備えている。延長器は、また、調整要素を備え、上記調整要素は、一方において第1固定手段に接続され、他方において第2固定手段に接続されている。上記調整要素を作動させることによって、上記第1固定手段と上記第2固定手段との距離を変化させることが可能である。これによって、上記第1固定手段が固定されている骨部と上記第2固定手段が固定されている骨部とが、互いに離反したり近接したりすることができる。上記調整要素が作動されるとき、上記第1固定手段と調整要素とは、移動可能な骨部に固定できる第2固定手段が、骨部に固定される平面から旋回できるように、形成され、互いに接続されている。
第2固定手段が、移動可能骨部に固定されている平面から旋回できることによって、例えば下顎の顎堤が自然に構築できる。何故なら、(オステオトミーやコルチコトミーによって移動される)移動可能な骨部が、固定された(不動の)骨部に対して延長される方向は、延長による骨形成中に、変化し得るからである。これは、オステオトミーに際して、顎の自然な湾曲が配慮されることになり、可能な限り忠実に複製されることになる。
本発明による延長器の実施形態の場合、第1固定手段は第1骨板を備え、第2固定手段は第2骨板を備える。上記調整要素は、一方において第1骨板に接続され、他方において第2骨板に接続されている。骨板を用いた(特に所謂ミニプレートを用いた)固定は、特に信頼性の在る固定法であり、この固定法は、不随する外科的手順に関して十分に習得し得るものである。しかし、骨板による固定は好ましいが、その他の適当な手段(例えば、ピンなど)による固定も原則的に考慮され得るものである。
この場合、第1骨板は縦の板軸を有するように形成されて、第2骨板は、この縦の板軸の周りに、或いは、それと平行な軸の周りに旋回できる。既に上に述べたように、上記第2骨板が第1骨板の縦の板軸の周り或いはそれと平行な軸の周りに旋回可能であることによって、例えば下顎の顎堤の自然な構築が可能となる。何故なら、移動可能な(移動される)骨部が固定された(不動の)骨部に対して延長される方向は、延長による(オステオトミーの)骨形成中に、変化し得るからである。これにより、骨形成の際に、顎の自然な湾曲が可能な限り忠実に複製される。
本発明による延長器の有利な例証的実施形態の場合、調整要素は第1固定手段または第1骨板にヒンジ状に接続される。上記ヒンジ状の接続は旋回軸を形成し、上記旋回軸の周りに上記第2固定手段または第2骨板が旋回可能となる。
本発明による延長器の有利な実施形態の場合、ヒンジはフィルムヒンジとして形成される。この種のヒンジの形成は特に生産技術的観点から見て簡易である。
本発明による延長器の更に有利な実施形態の場合においては、ヒンジを介して第1固定手段または第1骨板に接続された固定要素が設けられ、上記固定要素は、調整要素を介して固定接続部を有して第2固定手段または第2骨板に接続されている。上記調整要素は、第2固定手段または第2骨板を旋回させるために旋回要素を備え、上記旋回要素は、上記一方において上記固定要素に接続され、他方において第1固定手段または第1骨板に接続されている。
この場合、ヒンジを形成する2以上の薄いウェブが、固定要素と第1固定手段または第1骨板との間に設けられる。この場合、2以上のウェブは、平面内で固定要素が傾斜するのを防ぎ、それ故に、第2固定手段または第2骨板が傾斜するのを防ぐ。
固定要素およびヒンジは、第1固定要素または第1骨板上に一体に形成される。これは製造を簡素化し、骨板と、固定要素と、ウェブの場合にはウェブもが、1つの同一製造過程で製造されて、個別に製造して適切な方法で互いに接続する必要がなくなる。
本発明による延長器を発展させる場合、調整要素は、第1固定手段と第2固定手段または第1骨板と第2骨板の間の直線距離を変化させるための延長要素と、上記第2骨板を旋回させるための旋回要素と、上記延長要素と上記旋回要素との間に存在する固定接続部とを備えている。第1保持要素は固定要素に固定され、第2保持要素は第1固定手段または第1骨板に固定されている。上記旋回要素は螺子付きスピンドルを有し、固定要素に固定された第1保持要素は、上記螺子付きスピンドルを収容するために、螺子山付きの貫通穴を有している。上記螺子付きスピンドルは、第2保持要素のスピンドルの軸方向に変位できないように収容されている。上記第2保持要素は第1固定手段または第1骨板に固定される。この発展型は、本発明による延長器の変形例を示し、構造設計の観点および製造の観点から有利である。また、旋回中に延長器の「全高」が維持されて増加しない限り、有利である。
本発明による延長器の別の実施形態の場合、ヒンジは、第2固定手段または第2骨板が第1固定手段または第1骨板に対して30度以下の絶対角、好ましくは15度の絶対角まで回転できるように、形成されている。この範囲は、特に顎領域において、自然な湾曲を複製するのに十分に大きい。
本発明による延長器は、好ましくは、人体と反応を引き起こさないように、チタニウムやその他の生体適合性材料から製造されている。
本発明による延長器の更なる有益な改良点は、図面によって、下記の有益な例証的実施形態の説明から明らかとなる。
(発明を実施するための最良の形態)
図1は、本発明による延長器の実施形態の正面図を示す。上記延長器は特に上顎や下顎の前部領域に使用することができる。延長器は第1骨板3と第2骨板2とを備え、好ましくは、第1骨板3と第2骨板2とは、それぞれ、ミニプレートとして形成されている。第2骨板2は、長手の板軸20の方向に延在している。それは幾つかのアイレット(小穴)21を有している。移動可能な骨部に固定するために、アイレットを介して、骨螺子(図示せず)を移動可能骨に螺込むことができる。この目的のために、板孔210が、貫通孔として形成される。貫通穴は、対応する螺子山と相互作用する螺子山を有するか、或いは、骨螺子を固定するために螺子と異なる係合形態を有してもよい。このような係合形態およびそれが機能する仕方は、例えば、WO−A−00/66012に記載されている。骨板2のアイレット21間に、ウェブ22が設けられている。ウェブ22は、移動可能な骨部のそれぞれの外部形状に、骨板2の分離(切断)と曲げの少なくとも一方を生じさせる。
第1骨板3は、同様に細長い形に形成され、長手の板軸30の方向に延在する。原則的に、第1骨板3は第2骨板2と同一の形状を有してもよい。第1骨板3は、同様に、幾つかのアイレット31を有する。そこには、順に貫通孔として形成された板孔310が設けられている。板孔310は、例えばWO−A−00/66012に記載されているように、対応する螺子山と相互作用する螺子山を有するか、或いは、骨螺子を固定するために螺子と異なる係合形態を有してもよい。ウェブ32がアイレット31間に設けられ、第1骨板は、分離(切断)或いは顎骨ウェルへの(正確な顎骨の固定骨部への)曲げの少なくとも一方が可能となる。
また、延長器1は、その一部として分離旋回要素40と分離延長要素41とを備えた調整要素4を備えている。上記旋回要素40と延長要素41とは、互いに堅固に接続されている。第2骨板2には、小板23が設けられている(例えば、図2と図3とを参照)。上記小板23には、延長要素41(延長スピンドル)が、例えば溶接によってしっかりと接続されている。
上記第1骨板3には、固定要素が設けられている。上記固定要素は、ここでは、小板33の形状を有して(例えば、図2と図3を参照)、上記小板33は第1骨板3にヒンジ状に接続されている。提示された実施形態では、ヒンジはフィルムヒンジであり、ここでは、フィルムヒンジは2つの薄いウェブ51と52を有している。これが、もしも防止しなければ、板の平面(ここでは紙面の平面)で第2骨板2の傾斜を著しく妨げる限り、このような2つのウェブ51,52は有益である。この目的のために、2つ以上のウェブを設けてもよいが、原則的には、単一のウェブでも、ヒンジ機能を果たすには十分である(その際、図示された2ウェブ変形例の場合よりも幾分か広く形成される)。また、ヒンジ機能が保証される限りにおいて、ヒンジはフィルムヒンジ以外のものが形成され得る。ヒンジによって、ここではウェブ51,52によって、例証的実施形態の第2骨板2は、第1骨板3の長手板軸30に平行な軸300の周りに、旋回することができる。すなわち、図1の第2骨板2は、用紙の平面から軸300の回りの前部または後部に旋回することができる。このことは、下文で更に詳細に説明する。
固定要素すなわち小板33には、第1保持要素61が設けられている。第1骨板3の上には第2保持要素62が設けられている。これらの保持要素は、それぞれ、別々の部品として生産され、例えば熔接によって、小板33あるいは骨板3に固定されている。第1保持要素61には、螺子山610付の貫通孔が設けられている。この貫通孔に、旋回要素40の螺子付きスピンドル400の螺子部が係合できる。第2保持要素62はクリアランス620を有し(図4と図5を参照)、螺子付きスピンドル400の遠位端は、スピンドルの軸方向に変位できないように、上記クリアランス620に収容されている(図1参照)。一方、そうでない場合、上記螺子付きスピンドル400の遠位端は、クリアランス620の一定限界内で、実質的に前方または後方に非常によく変位できる。このことは、延長器1の機能の仕方に関する下記説明から、更に明らかとなる。
特に旋回時の延長器1が機能する仕方は、図6〜8および図9〜11に基づいて下記に説明される。この説明は、方向の変化である軸300周りの旋回に集中している(図1参照)。一方、延長要素41(延長スピドル)の作動によって、2つの骨板間の距離の変化である直線状の延長が、既知の仕方で生じている。
旋回中の延長器が機能する仕方を理解するために、図5を再度検討する。図5では、延長器1は、(非旋回である)中立位置に在る。この中立位置とは違って、図6に示す延長器は、小板(プレートレット)33を中立位置に対して、例えばα1=5度の角度に旋回させた位置に存在している。この旋回は、旋回要素40を作動させることによって行われる。ここで、上記旋回は適当なレンチ(図示せず)の助けを借りて行ってもよい。上記レンチは、螺子付きスピンドル400の多角ヘッド401に作用して、螺子付きスピンドル400を回転させる。螺子付きスピンドルの多角ヘッド401が回転すると、螺子付きスピンドル400の螺子山と第1保持要素61の螺子山610との相互作用によって、螺子付きスピンドル400は第1維持要素61と第2維持要素62との間の距離を軸方向に増加させようとする。しかし、中立位置では、これは、スピンドル軸が広がる方向には不可能である。何故なら、上述したように、螺子付きスピンドル400の遠位端は、軸方向に変位できないように、第2維持要素62のクリアランス620内に捕捉されているからである。一方、螺子付きスピンドル400の回転は、中立位置の第1保持要素61と第2保持要素62との間に存在する距離d0を増大させなければならない。さもなければ、螺子付きスピンドル400は、捕捉された遠位端とともに、回転することができない。しかし、フィルムヒンジのウェブ51と52には可撓性があるので、ウェブ51と52は、螺子付きスピンドル400の回転によって湾曲し、したがって、小板33は、これに固定された第1保持要素61と共に、回転軸300の周りに旋回する(図1を参照)。その結果、中立位置における2つの保持要素61と62との間の距離d0は、図6の位置では距離d1まで増大する(スピンドル軸が5度だけ旋回)。これが生じるとき、螺子付きスピンドルの遠位端は、第2保持要素62のクリアランス620内で、僅かに外側に滑動する。
螺子付きスピンドル400を更に回転すると、小板33は、それに固定された第1保持要素61と共に、図7に示す位置に来る。この位置では、小板33は、中立位置に対して角度α2=10度ほど、軸300の周りに旋回されている。これによって、第1保持要素61と第2保持要素62との間の距離は、スピンドルの軸方向に、距離d2にまで増大される。
さらに、螺子付きスピンドル400が回転されると、小板33は、これに固定された第1保持要素61と共に、最終的に図8に示す位置に来る。この位置では、中立位置に対して角度α=15度まで、小板33は軸300の周りに旋回されている。これによって、第1保持要素61と第2保持要素62との間の距離は、スピンドルの軸方向に、距離d3まで増大される。
小板33の他の方向への旋回は、図9〜11に簡単に示すように、同じ様に作動する。第1保持要素61と第2保持要素62との間の距離d0(図5の中立位置)は、初めは、小板33の旋回角α4=5度で距離d4まで減少し、さらには、上記距離は旋回角α5=10度で距離d5まで減少し、最終的には、上記距離は、旋回角α6=10度で距離d6まで減少する。
本発明による延長器の場合、特に有利な点は、小板33およびウェブ51,52付きの骨板2,3、保持要素61,62、旋回要素40、延長要素41といった個々の部品が、別々に簡単かつ確実に製造でき、また、例えば熔接によって合体できて、本発明の延長器が製造上十分使いこなし得ることである。
チタニウムは、生体適合性のあることは知られているが、特に、個々の部品の材料として考えられるようになってきた。これに代わって、他の生体適合性材料が使用されてもよく、また、生体吸収性材料も考えられる。
本発明による延長器の例証的実施形態を正面図で示す。 図1の延長器を背面図で示す。 図1の延長器を後方斜視図で示す。 図1の延長器を前方斜視図(一部断面)で示す。 中立位置における図1の延長器を側面図(一部断面)で示す。 異なる旋回位置における図1の延長器を示す。 異なる旋回位置における図1の延長器を示す。 異なる旋回位置における図1の延長器を示す。 別の旋回位置における図1の延長器を示す。 別の旋回位置における図1の延長器を示す。 別の旋回位置における図1の延長器を示す。

Claims (11)

  1. 特に下顎または上顎の前部領域における骨切り術のための延長器(1)であって、指定された平面内に、第1固定骨部に固定するための第1固定手段(3)と、上記第1固定骨部に対して移動可能な第2固定骨部に固定するための第2固定手段(2)とを有し、一方において上記第1固定手段(3)に接続されていると共に他方において上記第2固定手段(2)に接続されている調整要素(4,40,41)を有し、上記調整要素の作動によって、上記第1固定手段と上記第2固定手段との間の距離が変化でき、それによって、上記第1固定手段と上記第2固定手段とが固定された骨部が互いに遠ざかったり近づいたりできる上記延長器(1)において、
    上記第1固定手段(3)と上記調整要素(4,40,41)とは、上記調整要素(4,40,41)を作動したとき、上記移動可能な骨部に固定された上記第2固定手段(2)が、上記両固定手段が上記骨部に固定されている上記平面から旋回できるように、形成あるいは互いに接続されていることを特徴とする延長器。
  2. 請求項1に記載の延長器において、
    上記第1固定手段は第1骨板(3)を備え、上記第2固定手段は第2骨板(2)を備え、上記調整要素(4,40,41)は、一方において上記第1骨板(3)に接続されていると共に、他方において上記第2骨板(2)に接続されていることを特徴とする延長器。
  3. 請求項2に記載の延長器において、
    上記第1骨板(3)は長手板軸(30)を有し、上記第2骨板(2)は、上記長手板軸(30)或いはこれに平行な軸(300)の周りに、旋回可能であることを特徴とする延長器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の延長器において、
    上記調整要素(4,40,41)は、上記第1固定手段または上記第1骨板(3)にヒンジの様態で接続されていることを特徴とする延長器。
  5. 請求項4に記載の延長器において、
    上記ヒンジはフィルムヒンジ(51,52)として形成されていることを特徴とする延長器。
  6. 請求項4または5に記載の延長器において、
    上記ヒンジ(51,52)を介して上記第1固定手段または上記第1骨板(3)に接続されていると共に上記調整要素(4,40,41)を介して上記第2固定手段または上記第2骨板(2)に固定接続されている上記固定要素(33)が設けられ、更に、上記調整要素(4,40,41)は、上記第2固定手段または上記第2骨板(2)を旋回させるための旋回要素(40)を備え、上記旋回要素(40)は、一方において上記固定要素に(33)に接続されていると共に、他方において第1固定手段または第1骨板(3)に接続されていることを特徴とする延長器。
  7. 請求項6に記載の延長器において、
    2以上の薄ウェブ(51,52)は、上記ヒンジを形成し、上記固定要素(33)と上記第1固定手段または上記第1骨板(3)との間に設けられていることを特徴とする延長器。
  8. 請求項6または7に記載の延長器において、
    上記固定要素(33)と上記ヒンジ(51,52)とは、上記第1固定手段または上記第1骨板(3)と一体に形成されていることを特徴とする延長器。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1つに記載の延長器において、
    上記調整要素(4)は、上記第1固定手段と上記第2固定手段との間または上記第1骨板(3)と上記第2骨板(2)との間の直線距離を変化させるための延長要素(41)と、上記第2固定手段または第2骨板(2)を旋回させるための旋回要素(40)とを備え、上記延長要素(41)と上記旋回要素(40)との間には、固定接続部が存在し、更に、第1保持要素(61)が上記固定要素(33)に固定され、第2保持要素(62)が上記第1固定手段または上記第1骨板(3)に固定され、更に、上記旋回要素(40)は螺子付きスピンドル(400)を有し、上記固定要素(33)に固定された上記第1保持要素(61)は、上記螺子付きスピンドル(400)を収容するための螺子山(610)付き貫通穴を有し、更には、上記螺子付きスピンドル(400)は、上記スピンドルの軸の方向に変位できないように、上記第1固定手段または上記第1骨板(3)に接続された上記第2保持要素(62)に収容されていることを特徴とする延長器。
  10. 請求項4乃至9のいずれか1つに記載の延長器において、
    上記ヒンジ(51,52)は、上記第2固定手段または上記第2骨板(2)が上記第1固定手段または上記第1骨板(3)に対して、30度好ましくは15度までの絶対角(α1〜α6)だけ旋回できるように、形成されていることを特徴とする延長器。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1つに記載の延長器において、
    上記延長器はチタニウムまたはその他の生体適合性材料で出来ていることを特徴とする延長器。
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