JP2005521591A - アクティブ・トルク・バイアス制御を備えたアクスル・センタ - Google Patents

アクティブ・トルク・バイアス制御を備えたアクスル・センタ Download PDF

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Abstract

車輪(4)にトルクを伝達する2つのアクスル・シャフト(18)にエンジントルクを伝達するアクスル・センタ(C)が、アクスル・シャフトに伝達されるトルクが通るトルク継手(50)を有する。この継手は、磁性粒子クラッチ(56)と共通軸(X)周りに組織化された遊星セット(54)とを有する。遊星セットは、この継手を通ってトルクを伝達するのに2つの経路:機械的経路及びクラッチ経路が該継手において存在し、伝達されるトルク量は、単に、磁性粒子クラッチを流れる電流に依存するように、一体に結合される。トルクが本アクスル・センタに伝達されるところには1つのトルク継手が配置されてもよく、或いは、各アクスル・シャフト用の2つのトルク継手が各アクスル・シャフトに配置され、接続されてもよい。

Description

本発明は、概して、自動車用アクスル・センタに係り、特に、それらを通って伝達されるトルクを変え、制御する能力を備えたアクスル・センタに関する。
自動車において、車輪はいわゆる「アクスル」上に配置される。いずれのアクスルの車輪も、一般的に、車両を横切って一直線に揃えられる。あるアクスルの車輪が車両を駆動するとき、それらは個別のアクスル・シャフトに連結される。アクスル・シャフトは、アクスル・センタを通じて、車両のトランスミッションに連結される。通常、アクスル・センタは、そのアクスルの両車輪にトルクを伝達しつつ、車両が旋回できるように一方の車輪が他方の車輪と異なる速度で回転できるようにするディファレンシャルを含む。
しかし、通常のディファレンシャルは、アクスル上の両車輪間でのトルク配分については何らの制御も行わない。
全輪駆動車においても、同様の問題が存在する。そのような車両においては、フロント・アクスルの車輪とリア・アクスルの車輪との間にどのようにトルクを配分するかについてしばしばほとんど制御がなされないまま、これら2つのアクスルにトルクが伝達されている。確かに、より洗練された車両は、フロント・アクスルとリア・アクスルの間のトルク分配を制御するクラッチを有するが、これらクラッチは複雑で、比較的大きく且つ重く、更に、複雑な制御を必要とする。
本発明は、車輪を駆動するためのトルクが通るトルク継手を含むアクスル・センタにある。この継手は、本継手を通るトルクが2つの経路:機械的経路及びクラッチ経路を通って伝達されるように結合された遊星セットとクラッチとを含む。本アクスル・センタは、そのピストン・シャフトに接続された単一の継手を有してもよく、或いは、2つの継手を有し、トルクがアクスル・センタからアクスル・シャフトを通って車輪に伝達される場所それぞれに1ずつ配置されてもよい。
(実施例)
ここで図面を参照すると、自動車A(図1)は、その車両のフロントに配置された主輪セット2と、車両のリアに配置された従輪セット4とを含む。また、自動車Aは、モータ6も有する。モータ6は、トルクを伝達する。トルクは、トランスミッション8を通じて発展する。トランスミッション8は、そのトルクを修正する能力を有する。トランスミッション8は、トランスファー・ケース又はパワ・テイクオフ・ユニット(PTO)10を通じてトルクを両車輪セット2及び4に伝達する。
トランスファー・ケース又はPTO10は、事実上、トランスミッション8からのトルクを分離する。トルクのうち主輪2へ伝達される部分は、ディファレンシャル12を通り、それからアクスル・シャフト14を通って車輪2へ伝達される。トルクのうち従輪4へ伝達される部分は、ドライブシャフト16を通ってアクスル・センタCへ伝達され、そこからアクスル・シャフト18を通って従輪4へ伝達される。アクスル・センタCは、車輪2と車輪4との間のトルク配分を制御し、実際には、車輪2と車輪4との間でトルクを変える能力を有する。
アクスル・センタCは、ハウジング20を有する(図2)。ハウジング20は、1組の転がり軸受22を含む。転がり軸受22においては、ディファレンシャル・キャリア24が、軸Y周りに回転する。キャリア24は、横方向シャフト26を支持する。横方向シャフト26上では、ベベルギア(かさ歯車)28が回転する。ベベルギア28は、より多くのベベルギア30と係合する。ベベルギア30は、キャリア24において、それ自体が互いに独立して回転する能力を有する。ギア30は、ハウジング20から延びる出力軸32に接続される。出力軸32は、等速(CV)ジョイントを通じてアクスル・シャフト18に接続されてもよく、或いは、出力軸32自体がアクスル・シャフト18の両端であってもよい。キャリア24は、取り付けられたリングギア34を有する。リングギア34は、ピニオン・シャフト38の一端に配置されたピニオン36と歯合する。ピニオン・シャフト38は、転がり軸受42を含むピニオン・キャリア40内で回転する。ピニオン・シャフト38は、その他端に、軸受42を越えたところに位置するスプラインと、該スプラインを越えたところに位置するネジ山44とを有する。
ハウジング20及びピニオン・キャリア40は、それらの中身と共に、従来のものと何ら変わりない自動車用ディファレンシャルを構成する。実際、キャリア24、横方向シャフト26、ベベルギア28及び30、及びリングギア64は、典型的なディファレンシャル集合体を構成する。
しかし、アクスル・センタCは、より具体的には、トルク・バイアス継手50を有する。トルク・バイアス継手50は、従輪4に伝達されるトルクを調整することによって主輪2と従輪4との間にトルクを分配する。継手50は、ハウジング52を有する(図3)。ハウジング52は、ピニオン・キャリア40及びディファレンシャル・ハウジング20にしっかりと固定される。また、継手50は、ハウジング52内に配置された遊星歯車セット54と磁気粒子クラッチ56とを有する。ハウジング52内において、遊星歯車セット54及び磁気粒子クラッチ56は、軸X周りに組織化される。軸Xは、ピニオン・シャフト38の回転軸と一致し、軸Yに対してある角度をもって配置される。継手50は、ドライブシャフト16とピニオン・シャフト38との間に2つのトルク伝達経路を提供する。一方は遊星歯車セット54を通る完全に機械的な経路であり、他方はクラッチ56及び遊星歯車セット54の双方を通るクラッチ経路である。トルクのほとんどは機械的通路を通るため、それは高トルク経路である。クラッチ経路は、低トルク経路として役に立つ。
遊星歯車セット54は、太陽歯車62を有する(図3)。太陽歯車62は、太陽歯車62内からクラッチ56内に延びるスタブ・シャフト64を有する。また、遊星歯車セット54は、太陽歯車62の周りに配置されたリングギア66を有する。リングギア66は、クラッチ56を越えたところに配置されたエンド・フランジ68を通じてピニオン・シャフト38に結合される。このため、エンド・フランジ68とピニオン・シャフト38とは、合わせスプラインを通じて係合し、ピニオン・シャフト38の端のネジ山44と螺合するナット70(図2)によって互いに固定される。次いで、エンド・フランジ68及びリングギア66は、小ネジ72によって接続される。小ネジ72は、エンド・フランジ68からクラッチ56を通って延び、リングギア66の端と螺合する。リングギア66は、その一端において内側に回転し、ネジ72を受け入れる。加えて、遊星セット54は、太陽歯車62とリングギア66の間で配置されて、これら双方と係合する遊星歯車74を有する。最後に、この遊星セットは、遊星歯車74が回転するスピンドル78を備えたキャリア76を有する。加えて、キャリア76は、ハウジング52に嵌め込まれた転がり軸受81上で回転するスタブ・シャフト80を有する。シャフト80は、トランスミッション8に向けてハウジング52外へ突き出ており、その端にはネジ山82が設けられる。
スタブ・シャフト80は、合わせスプラインを通じて別のエンド・フランジ84と結合される。このフランジ84は、ヤジ山82と螺合するナット86によってシャフト80に固定される。エンド・フランジ84は、トルク入力部材を構成し、エンド・フランジ68はトルク出力部材を構成する。
磁気粒子クラッチ56は、電磁石90を有する(図3)。電磁石90は、ピニオン・シャフト38上のエンド・フランジ68と遊星歯車セット54のリングギア66との間に捕らえられ、小ネジ72によって双方に固定される。結果として、ピニオン・シャフト38、エンド・フランジ68、リングギア66、及び電磁石90のすべては、軸X周りに一体となって回転する。電磁石90は、円筒面92を有する。円筒面92は、軸Xに向けて内側を向いていると共に、コイル94を有する。コイル94には、ハウジング52上のブラシ群96と電磁石90と共に回転するスリップリング群98とを通じて電流が供給される。
電磁石90及びそのコイル94に加えて、クラッチ56は、アーマチュア100を有する(図3)。アーマチュア100は、電磁石90内に配置され、スリーブ102を有する。スリーブ102は、遊星歯車セット56の太陽歯車62上のスタブ・シャフト64と嵌合し、合わせスプラインを通じてスタブ・シャフト64に結合される。また、アーマチュア100は、軸Xから外側を向いて、電磁石90上の円筒面92に向いた円筒面104を有する。円筒面92及び104の間には小さい隙間gが存在する。アーマチュア70の両端には環状のくぼみ106が開いている。環状くぼみ106は、アーマチュア100上に電磁石90を支持する転がり軸受108を含む。
軸受108は、アーマチュア100のスリーブ102周りに嵌合し、そして電磁石90は軸受108周りに嵌合する。リングギア66、電磁石90、エンド・フランジ68、及びピニオン・シャフト38が軸X周りに一体となって回転すると共に、これとは別に太陽歯車42及びそのスタブ・シャフト64とアーマチュア100とが同様に一体となって軸X周りを回転するように、配置が為される。別のユニットとして回転するのまわりで焦げ跡ユニットとして回転し、普段、これら2つの回転ユニットは、わずかに異なる角速度で回転する。クラッチ56が噛み合ったとき、スタブ・シャフト64及び太陽歯車62は、これら2つのユニットが一緒に回転するのに必要な反応トルクを提供する。
クラッチ56は、磁化させることが可能な鉄物質の微粒子を含む。これら微粒子は、隙間g内に存在する。軸受108は、シール110によりこれら磁性粒子から隔離される。コイル94に電流が印加されると、これら粒子は磁化され、電磁石90をアーマチュア100と接続させるため、両者の間でトルクの伝達が可能となるが、両者の間では損失(漏れ)も発生し得る。伝達されるトルク量は、単に、コイル94に流された電流量に依存し、損失や温度の大きさからは全く独立している。実際、トルクと電流の間の関係は、直交座標系上にプロットすると、線形に非常に近づく(図4)。
電磁石90のコイル94を通る電流量は、加減抵抗器(レオスタット)などの手動操作機器によって制御されてもよい。また、その電流量は、車速、スロットル位置、前後左右加速度、ステアリングホイール位置などの様々な運転状態を監視するセンサからの信号を導き、監視された状態下で最良に車両Aを操作することを可能にする大きさの電流を流すマイクロプロセッサによって制御されてもよい。
車両Aの操作において、モータ6により生成されたトルクは、トルクを変え得るトランスミッション8を通じて、トランスファー・ケース又はPTO10に伝達される。トランスファー・ケース又はPTO10は、伝達されたトルクの一部を主輪2へ伝達し、残りを従輪4へ伝達する。実際には、トルクは、一切の損失無しに主輪2へ伝達され、トルクは、トランスファー・ケース又はPTO10からディファレンシャル12へ伝達され、そこからアクスル・シャフト14を通じて車輪2へ伝達される。従輪4へ伝達されるトルクは、トランスファー・ケース又はPTO10から、ドライブシャフト16及びアクスル・センタCを順に通って、従輪4にトルクを提供するアクスル・シャフト14に伝達される。主輪2へ伝達されるトルクと従輪4へ伝達されるトルクとを合わせると、本システムにおける全トルク(当然、摩擦により失われるトルクなどのあらゆるシステム損失を引いた)と等しい。この全トルクは、アクスル・センタCのトルク継手50によって主輪2と従輪4とに分配され、その分配は継手50のクラッチ56のコイル94を通る電流量に依存する。この電流が大きくなるほど、従輪4に伝達されるトルクの割合が高くなる。
継手50の作動を考えると、ドライブシャフト16は、トルクを継手50にその入力エンド・フランジ84において伝達する。継手50中において、トルクは2つの経路に分割され、その後、出力エンド・フランジ68及びピニオン・シャフト38におけるトルクが入力エンド・フランジ84におけるトルクと基本的に等しくなるように再結合する。一方の経路:機械的経路において、トルクは、エンド・フランジ84からキャリア76にされ、スピンドル78においてキャリア76から遊星歯車74に伝達され、そして、遊星歯車74からリングギア66に伝達される。トルクは、リングギア66から出力エンド・フランジ68に伝達され、そこからピニオン・シャフト38及びピニオン36に伝達される。他方の経路:クラッチ経路において、トルクは、同様に、キャリア76のスピンドル78において、入力エンド・フランジ84から遊星歯車74に伝達される。遊星歯車74は、トルクを太陽歯車62に伝達する。太陽歯車は、そのスタブ・シャフト64を通じて、トルクをクラッチ56のアーマチュア100に伝達する。クラッチ経路内のトルクは、アーマチュア100と電磁石90の間の隙間g内の磁性粒子を通って出力エンド・フランジ68に伝達され、そこで機械的経路のトルクと合成される。太陽歯車62は、遊星セット54の低トルク要素を表しており、クラッチ経路は太陽歯車62を利用する。したがって、機械的経路がトルクのほとんどを伝達する。
2つの経路間でのトルクの分割は、リングギア66と太陽歯車62の間のギヤ比Uに依存する:
U=リングギア66の歯数/太陽歯車62の歯数
比Uが高くなるほど、機械的経路を通って伝達されるトルク量が少なくなる。この関係は、継手50の出力トルク(すなわち、エンド・フランジ68及び同様にエンド・フランジ84におけるトルク)のクラッチ56のトルクに対する直交座標系におけるプロットにより実証できる(図5)。
2つのプロット(図4及び5)を参照すると、クラッチ56のコイル94の電流が減少すると、クラッチ経路を通って伝達されるトルクが減少し、そして、出力エンド・フランジ68を通ってピニオン36に伝達される全トルクが減少する。したがって、トランスファー・ケース又はPTO10から従輪4に伝達されるトルク量が少なくなり、当然、主駆動輪2に伝達されるトルク量が多くなる。逆に、クラッチ56のコイル94中の電流が増えると、クラッチ56がより多くのトルクを伝達し、これはクラッチ経路のより多くのトルクに変換され、これに比例して、出力エンド・フランジ68及びピニオンの36におけるトルク及び同様に入力エンド・フランジ84におけるトルクがより大きくなる。入力エンド・フランジ84によるトルク需要が大きくなるほど、主駆動輪2向けのトルクが少なくなる。したがって、磁性粒子クラッチ56のコイル94を通る電流量は、全トルクのうちトルク継手50を通って伝達される割合(これは、当然、従輪4へ伝達されるトルクを反映する)を決定する。トランスファー・ケース10からの残りのトルクは、主輪2に伝達される。要するに、磁性粒子クラッチ56のコイル94の電流が、主輪2と従輪4の間でのトルクの分割を制御し、その電流はクラッチ56に対する唯一の主制御パラメータである。これは、プレートに係る圧力、クラッチにおける損失量、及び、温度などの他の変数がクラッチと通じて伝達されるトルク量を制御する従来のプレート型クラッチとは対照的である。さらに、トルクと電流の間の関係は、ほぼ線形であり、良好な制御が可能となる。
入力エンド・フランジ84が出力エンド・フランジ68よりわずかに速く回転する通常の運転条件下においてクラッチ56は幾分かの損失を経験するが、角速度の差は重要ではなく、非常に小さいパワ損失が生じるに過ぎない。当然、損失が低いとき、遊星セット54の太陽歯車62及びリングギア66とキャリア76とはすべてが基本的に同じ速度で、実際にはほぼ一体となって、回転する。
改良されたアクスル・センタD(図6)は、同様に、トルクをドライブシャフト16からアクスル・シャフト18へ伝達し、次にアクスル・シャフト18はトルクを車輪4へ伝達する。
しかし、アクスル・センタDは、継手50に非常に類似した2つのトルク継手120を有する。但し、これら2つのトルク継手120は、ピニオン・シャフト38の代わりに、アクスル・シャフト18に直接結合される。結果として、各アクスル・シャフト18に伝達されたトルクは、トルク継手120によって独立に制御され、この制御は、単に、継手120の電磁石90のコイル94を流れる電流に依存する。
より具体的には、アクスル・センタDは、主ハウジング又は中央ハウジング122を有する(図6)。ハウジング122は、ピニオン・キャリア40を有する。ピニオン・キャリア40の中ではピニオン・シャフト38が回転する。ピニオン・シャフト38は、駆動フランジ124を有する。駆動フランジ124は、合わせスプラインに沿って、ピニオン・シャフト38と係合し、シャフト38上のネジ山44と螺合するナット126によって所定の位置に固定される。トランスファー・ケース又はPTO10から延びるドライブシャフト16は、ドライブフランジ124において、ピニオン・シャフト38に結合される。ピニオン36は、ハウジング122内で回転する。
また、ハウジング122は、ピニオン36と歯合するリングギア132を搭載した伝達シャフト130を含むため、ドライブシャフト16は伝達シャフト130をこれら2つのシャフト16及び130の間に一切損失無しに回転させる。伝達シャフト130は、その両端に、ネジ山134を有する。ここで、シャフト130は、入力エンド・フランジ136と嵌合する。入力エンド・フランジ136は、合わせスプラインを通じてシャフト130と係合し、ネジ山134と係合するナット138によって保持される。シャフト130上の入力エンド・フランジ136は、ハウジング122に嵌め込まれた転がり軸受140上で回転する。リングギア132は、ハウジング122の一側面に位置し、ハウジング122の該側面のエンド・フランジ136において伝達シャフト130に結合される。
トルク継手120は、ハウジング122の両側面に配置される。伝達シャフト130からのトルクは、入力エンド・フランジ136においてトルク継手120へ伝達される。実際には、各入力エンド・フランジ136が、トルクの伝達先であるトルク継手120の一部:継手120の入力トルク部材、を構成する。加えて、各トルク継手120は、主ハウジング122及び出力エンド・フランジ144に取り付けられたハウジング142を有する。継手120は、出力エンド・フランジ144を通じて、アクスル・シャフト18の一方に接続される。その他の点では、各トルク継手120は、アクスル・センタCのトルク継手50と基本的に同じである。実際、各継手120のエンド・フランジ136は基本的に継手50のエンド・フランジ68と同じであり、各継手120のエンド・フランジ144は基本的に継手50のエンド・フランジ84と同じである。したがって、各継手120は、そのハウジング142内に遊星セット54及び磁性粒子クラッチ56を有する。なるほど、各継手120の遊星セット54及びクラッチ56は、継手50における対応物とは位置が逆であるため、トルクは、継手120のクラッチ56が配置された端から継手120に入力され、継手120の遊星セット54が配置された端から出力される。
アクスル・センタDは、普段トルクを従輪4に伝達する全輪駆動車に使われてもよく、或いは、二輪駆動車に使われてもよい。いずれのタイプの車両においても、2つのトルク継手120は、一体として、車輪4に対するディファレンシャルとして機能し、車輪4の一方が他方と異なる速度で回転することを可能にする。さらに、トルク継手120は、2つの車輪4間にトルクを分配し、この分配は2つの継手120のクラッチ56のコイル94中の電流に依存する。電流が等しいとき、車輪4の一方が他方と異なる速度で回転できるにもかかわらず、継手120は等しいトルクを伝達する。他方で、一方の継手120の電流を他方の継手120の電流より高めることにより、高電流側の継手120を通じて駆動される車輪4により多くのトルクを伝達することができる。これにより、アクスル・センタDは、オーバーステア及びアンダーステアを補償することができる。
遊星セット54とクラッチ56の間の連結には他の連結方法も利用可能であり、実際、異なる遊星セットが適切である。一例として、2つの遊星歯車と2つの太陽歯車を有し、リングギアを持たない連結が挙げられる(図8)。一般的に言えば、クラッチ経路のトルクは遊星セット54の低トルク要素を通すことが好ましい。また、継手50は、そのエンド・フランジ68が改良されてトルク入力部材となり、エンド・フランジ84が改良されてトルク出力部材となるように、修正されてもよい。同じことは、反転することによって、継手120にも当てはまる。また、クラッチ56のブラシ96及びステップリング98は、摩耗を減らすために、より小さい直径で配置されてもよい。
本発明に従って構成され、本発明を具現化するアクスル・センタを備えた自動車の概略図である。 本発明に従って構成されたアクスル・センタの断面図である。 図2のアクスル・センタの一部を構成するトルク継手の拡大断面図である。 トルク継手のクラッチを通じて伝達されるトルクとクラッチの電流との間の関係を示すグラフである。 アクスル・センタの継手を通じて伝達されるトルクと継手のクラッチを通じて伝達されるトルクとの間の関係を示すグラフである。 改良されたアクスル・センタの断面図である。 2つのアクスル・センタ用の継手の運動学的な図である。 改良された継手の運動学的な図である。

Claims (13)

  1. 車両の両側に設けられた車輪と、
    各車輪へ延び、各車輪と連結されたアクスル・シャフトと、
    車輪を回転させるトルクを生成するモータと、
    前記モータと前記アクスル・シャフトとの間に設けられ、前記モータにより生成されたトルクを前記アクスル・シャフト及び車輪に伝達することが可能な改良されたアクスル・センタとを有する自動車において、
    前記アクスル・センタは、少なくとも1つのトルク継手を有し、
    前記モータからのトルクは、前記少なくとも1つのトルク継手を通じて前記アクスル・シャフトの少なくとも1つに伝達され、
    前記継手は、入力トルク部材及び出力トルク部材を有し、
    前記モータからのトルクは前記入力トルク部材へ伝達され、
    トルクは、前記出力トルク部材を通じて、前記アクスル・シャフトの少なくとも1つに伝達され、
    前記継手は、更に、遊星セット及びクラッチを有し、
    前記遊星セット及びクラッチは、前記入力トルク部材と前記出力トルク部材の間でトルクが伝達される際にトルクが伝達される経路として機械的経路及びクラッチ経路が存在すると共に、前記機械的経路に対して前記クラッチ経路を通るトルク量を前記クラッチによって変更できるように、接続される、ことを特徴とする組み合わせ。
  2. 請求項1記載の組み合わせであって、
    前記クラッチ及び遊星セットは、共通の軸周りに組織化され、
    前記クラッチは、磁性粒子クラッチである、ことを特徴とする組み合わせ。
  3. 請求項2記載の組み合わせであって、
    前記クラッチは、異なる角速度で回転可能な第一のクラッチ部材及び第二のクラッチ部材を有し、
    前記クラッチは、前記2つのクラッチ部材が異なる角速度で回転するときに、該2つのクラッチ部材間でトルクを伝達させる能力を有し、
    前記第一のクラッチ部材は、前記2つのトルク部材に接続され、
    前記遊星セットは、1つの軸の周りに組織化された第一、第二、第三、及び第四の要素を有し、
    前記第一の要素は、前記第一のクラッチ部材及び前記2つのトルク部材の一方に接続され、
    前記第二の要素は、前記第二のクラッチ部材に接続され、
    前記第三の要素は、前記2つのトルク部材の他方に接続され、
    前記第四の要素は、前記第一の要素、前記第二の要素、及び前記第三の要素の間に接続される、ことを特徴とする組み合わせ。
  4. 請求項3記載の組み合わせであって、
    前記第二の要素は、前記軸周りに回転する太陽要素であり、
    前記第一の要素は、前記軸周りに配置されたリング要素であり、
    前記第四の要素は、前記太陽要素と前記リング要素の間に配置され、該太陽要素及び該リング要素と係合した遊星要素であり、
    前記第三の要素は、前記軸周りに回転するキャリア要素であり、
    前記遊星要素は前記キャリア要素上を回転する、ことを特徴とする組み合わせ。
  5. 請求項1記載の組み合わせであって、
    前記アクスル・センタは、更に、
    前記トルク継手の前記出力部材に接続されたピニオンと、
    前記ピニオンと係合したリングギアと、
    前記リングギアに取り付けられ、該リングギアと共に回転可能なキャリアと、
    前記キャリアによって搭載され、前記リングギアの軸に対して略垂直な方向を向いた横方向シャフトと、
    前記横方向シャフトの上の第一のベベルギアと、
    前記第一のベベルギアと係合し、前記アクスル・シャフトに接続された第二のベベルギアとを有する、ことを特徴とする組み合わせ。
  6. 請求項1記載の組み合わせであって、
    前記アクスル・センタは、2つのトルク継手を有し、
    前記トルク継手の出力部材は前記アクスル・シャフトに接続される、ことを特徴とする組み合わせ。
  7. 請求項6記載の組み合わせであって、
    前記アクスル・センタは、更に、
    前記モータによりトルクが伝達されるピニオンと、
    前記2つのトルク継手の入力部材間に延びる伝達シャフトと、
    前記伝達シャフトの周りに配置され、該伝達シャフトに取り付けられ、前記ピニオンと係合したリングギアとを有する、ことを特徴とする組み合わせ。
  8. 第一の軸周りに回転可能なピニオンと、
    ディファレンシャル集合体と、
    トルク継手とを有し、
    前記ディファレンシャル集合体は、前記第一の軸と所定の角度を為す第二の軸周りに回転可能なリングギアを有し、
    前記トルク継手は、
    トルク発生源に接続されるように設計された入力トルク部材と、
    前記ピニオンに接続された出力トルク部材と、
    第一の軸周りに回転する第一及び第二のクラッチ部材を備えたクラッチと、
    前記第一の軸周りに組織化された遊星ギアセットとを有し、
    前記クラッチは、前記2つのクラッチ部材が異なる角速度で回転するとき、該2つのクラッチ部材間でトルクを伝達させることができ、
    前記第一のクラッチ部材は、前記2つのトルク部材の一方に接続され、
    前記遊星ギアセットは、第一、第二、第三、及び第四の要素を有し、
    前記第一の要素は、前記第一のクラッチ部材及び前記2つのトルク部材の一方に接続され、
    前記第二の要素は、前記第二のクラッチ部材に接続され、
    前記第三の要素は、前記2つのトルク部材の他方に接続され、
    前記第四の要素は、前記第一の要素と前記第二の要素の間、及び、前記第二の要素と前記第三の要素の間、に接続される、ことを特徴とするアクスル・センタ。
  9. 請求項8記載のアクスル・センタであって、
    前記クラッチは磁性粒子クラッチである、ことを特徴とするアクスル・センタ。
  10. 請求項9記載のアクスル・センタであって、
    前記トルク継手の遊星セットの第二の要素は、前記第一の軸周りに回転する太陽要素であり、
    前記第一の要素は、前記第一の軸周りに配置されたリング要素であり、
    前記第四の要素は、前記太陽要素と前記リング要素の間に配置され、該太陽要素及び該リング要素と係合した遊星要素であり、
    前記第三の要素は、前記第一の軸周りで回転するキャリア要素であり、
    前記遊星要素は、前記キャリア要素上で回転する、ことを特徴とするアクスル・センタ。
  11. トルク発生源に接続されるように設計され、第一の軸周りに回転可能なピニオンと、
    前記第一の軸と所定の角度を為す第二の軸周りに回転可能な伝達シャフトと、
    前記伝達シャフトによって搭載され、前記ピニオンと係合したリングギアと、
    前記伝達シャフトの各端に設けられたトルク継手とを有し、
    前記トルク継手の各々は、
    前記伝達シャフトに接続された入力トルク部材と、
    トルクを出力する出力トルク部材と、
    前記第二の軸周りに回転する第一及び第二のクラッチ部材を備えたクラッチと、
    前記第二の軸周りに組織化された遊星ギアセットとを有し、
    前記クラッチは、前記2つのクラッチ部材が異なる角速度で回転するとき、該2つのクラッチ部材間でトルクを伝達させることができ、
    前記第一のクラッチ部材は、前記2つのトルク部材の一方に接続され、
    前記遊星ギアセットは、第一、第二、第三、及び第四の要素を有し、
    前記第一の要素は、前記第一のクラッチ部材及び前記2つのトルク部材の一方に接続され、
    前記第二の要素は、前記第二のクラッチ部材に接続され、
    前記第三の要素は、前記2つのトルク部材の他方に接続され、
    前記第四の要素は、前記第一の要素と前記第二の要素の間、及び、前記第二の要素と前記第三の要素の間、に接続される、ことを特徴とするアクスル・センタ。
  12. 請求項11記載のアクスル・センタであって、
    前記クラッチは磁性粒子クラッチである、ことを特徴とするアクスル・センタ。
  13. 請求項12記載のアクスル・センタであって、
    前記トルク継手の遊星セットの第二の要素は、前記軸周りに回転する太陽要素であり、
    前記第一の要素は、前記軸周りに配置されたリング要素であり、
    前記第四の要素は、前記太陽要素と前記リング要素の間に配置され、該太陽要素及び該リング要素と係合した遊星要素であり、
    前記第三の要素は、前記軸周りで回転するキャリア要素であり、
    前記遊星要素は、前記キャリア要素上で回転する、ことを特徴とするアクスル・センタ。
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