JP2005516294A - 非インスタントメッセージング環境にインスタントメッセージング機能を提供する技術 - Google Patents

非インスタントメッセージング環境にインスタントメッセージング機能を提供する技術 Download PDF

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    • H04L51/04Real-time or near real-time messaging, e.g. instant messaging [IM]

Abstract

【課題】 ゲストユーザと登録ユーザとのインスタントメッセージによる交信を可能とする技術を提供する。
【解決手段】 ゲストユーザが登録ユーザとのインスタントメッセージによる交信を要望している旨の通知を受信し、ゲストユーザが利用するクライアントコンピュータシステムに、ブラウザ上で実行可能であると共に、インスタントメッセージング機能の少なくとも一部を提供するコンピュータコードを送信し、ゲストユーザと登録ユーザとの間におけるインスタントメッセージのやり取りを仲介する

Description

本発明は、インスタントメッセージング技術に関し、詳しくは、非インスタントメッセージング環境にインスタントメッセージング機能を提供するためのシステムおよび方法に関する。
インスタントメッセージング技術は、複数のユーザ間の交信をインターネットなどのコンピュータネットワークを介してほぼリアルタイムで実現する技術である。各ユーザが使用するクライアントコンピュータシステムは、インスタントメッセージングシステムの接続サーバにネットワークを介して接続され、メッセージの送受信を行う。接続サーバは、ユーザが使用するクライアントコンピュータシステムからメッセージを受信し、そのメッセージを他のクライアントコンピュータシステムに転送するなどの処理を実行する。接続サーバは、一方のユーザ側の接続切断やログオフを他方のユーザ側に伝えるなど、クライアントコンピュータシステムに代わってメッセージを発信するように構成することもできる。
従来、クライアントコンピュータシステムをインスタントメッセージングのクライアントとして利用するためには、インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアを各クライアントコンピュータシステムにインストールする必要があった。インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアは、例えば、インターネットを通じてアクセス可能なウェブページからダウンロードすることができる。クライアントコンピュータシステムのユーザは、クライアントコンピュータシステム上でインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアを起動することによって、他のクライアントコンピュータシステムのユーザとのインスタントメッセージによる交信を行うことが可能となる。クライアントコンピュータシステム上のインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアは、クライアントコンピュータシステムと接続サーバとの間の接続を確立した後、自動的に接続サーバへのログインを行うか、または、ユーザ名,パスワードなどのログインに必要な通知の入力をユーザに要求して接続サーバへのログインを行う。クライアントコンピュータシステムのユーザは、インスタントメッセージングシステムの接続サーバにログインしている他のクライアントコンピュータシステムのユーザと、インスタントメッセージによる交信を行うことができる。
従来のインスタントメッセージング技術では、各クライアントコンピュータシステムのユーザ間でインスタントメッセージによる交信を実現するためには、各クライアントコンピュータシステムに同じインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアをダウンロードや他の方法によってインストールする必要があった。更に、クライアントコンピュータシステムにインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアをダウンロードや他の方法によってインストールするためには、ユーザ名やアカウントを確立することによってインスタントメッセージングシステムのユーザとして登録するユーザ登録が必要とされていた。ユーザ登録には、潜在的な新規ユーザが、ユーザ登録や必要なソフトウェアのインストールをためらう程に手間が掛かっていた。その結果、同一のインスタントメッセージングシステムのプロバイダにユーザ登録し、かつ、そのプロバイダから提供されるインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアをクライアントコンピュータシステムにインストールしたユーザ同士でのみインスタントメッセージによる交信が可能であった。所定のプロバイダのユーザが、そのプロバイダにユーザ登録していない他のユーザとのインスタントメッセージによる交信を望む場合には、そのプロバイダへのユーザ登録と、そのプロバイダから提供されるインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアのインストールとを、他のユーザに依頼する必要があった。
したがって、インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアのインストールや、インスタントメッセージングシステムへのユーザ登録を行っていない相手とのインスタントメッセージによる交信を可能とするための技術が必要とされていた。また、ユーザ登録の有無に関係なく相手をインスタントメッセージによる交信に招待するための技術が必要とされていた。また、インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアのインストールや、インスタントメッセージングシステムへのユーザ登録を必要とせずに、クライアントコンピュータシステムにインスタントメッセージング機能を提供するための技術が必要とされていた。また、ユーザ登録されていないゲストユーザのクライアントコンピュータシステムを、インスタントメッセージングシステムの接続サーバに接続し、交信できるようにすることも必要とされていた。
非インスタントメッセージング環境にインスタントメッセージング機能を提供するためのシステムおよび方法について開示する。ゲストユーザは、インスタントメッセージによる交信に関心があることを意思表示する。ゲストユーザは、仮のユーザIDを接続サーバから付与される。ゲストユーザは、仮のユーザIDを用いて、インスタントメッセージングシステムの登録ユーザと、インスタントメッセージによる交信を行う。
本発明は、プロセス,装置,システム,デバイス,方法,コンピュータ読み取り可能な媒体など種々の形態で実現することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体としては、コンピュータ読み取り可能な記録媒体,光や電子による通信リンクを介してプログラム命令が送信されるコンピュータネットワークなどが挙げられる。以下、本発明の種々の実施形態について説明する。
インスタントメッセージングシステムにユーザ登録されていないゲストユーザと、該システムにユーザ登録されている登録ユーザとの間で、インスタントメッセージによる交信を実現する方法について開示する。本発明の一実施形態では、前記ゲストユーザが前記登録ユーザとのインスタントメッセージによる交信を要望している旨の通知を受信する。その後、前記ゲストユーザが利用するクライアントコンピュータシステムに、ブラウザ上で実行可能なコンピュータコードを送信する。このコンピュータコードは、前記ゲストユーザに対するインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアのダウンロードおよびインストールの要求、並びに、前記ゲストユーザに対する前記インスタントメッセージングシステムへのユーザ登録の要求を伴わずに、前記クライアントコンピュータシステムを利用する前記ゲストユーザに対してインスタントメッセージング機能の少なくとも一部を提供するためのコンピュータ命令を含む。前記ゲストユーザと前記登録ユーザとの間におけるインスタントメッセージのやり取りを仲介する。
インスタントメッセージングシステムにユーザ登録されていないゲストユーザと、該システムにユーザ登録されている登録ユーザとの間で、インスタントメッセージによる交信を実現するシステムについて開示する。本発明の一実施形態であるシステムは、ウェブサーバとインスタントメッセージングサーバとを備える。ウェブサーバは、前記ゲストユーザが前記登録ユーザとのインスタントメッセージによる交信を要望している旨の通知を受信し、前記ゲストユーザが利用するクライアントコンピュータシステムに、ブラウザ上で実行可能なコンピュータコードを送信するように環境設定されている。このコンピュータコードは、前記ゲストユーザに対するインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアのダウンロードおよびインストールの要求、並びに、前記ゲストユーザに対する前記インスタントメッセージングシステムへのユーザ登録の要求を伴わずに、前記クライアントコンピュータシステムを利用する前記ゲストユーザに対してインスタントメッセージング機能の少なくとも一部を提供するためのコンピュータ命令を含む。インスタントメッセージングサーバは、前記ゲストユーザと前記登録ユーザとの間におけるインスタントメッセージのやり取りを仲介するように環境設定されている。他の実施形態として、ウェブサーバおよびインスタントメッセージングサーバの少なくとも一方は、複数のサーバから成ることとしても良い。
本発明の特徴および利点を、以下の詳細な説明および添付の図面を用いて本発明の原理を例示することにより示す。
本発明は、添付の図面とあわせて行われる以下の詳細な説明によって容易に理解される。図中、類似の構成要素には類似の参照番号を付すものとする。
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。本発明は、好ましい実施形態とあわせて説明されるものの、いかなる一実施形態にも限定されない。反対に、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定され、様々な代替、変更、および等価の形態を包括する。以下の説明では、本発明の十分な理解を可能にする目的で、多くの詳細が特定されている。しかしながら、本発明は、これらの詳細の一部または全部を特定しなくとも、特許請求の範囲にしたがって実現することが可能である。本発明を不必要に不明瞭にしないために、本発明に関連した技術分野において既知である技術的データに関しては、詳細な説明を省略した。
図1Aは、本発明の一実施形態におけるインスタントメッセージングシステムを示す説明図である。ゲストユーザクライアントシステム102は、インターネット104を通じてゲスト接続サーバ106に接続されている。本実施例では、インスタントメッセージングシステムにユーザ登録されていない被招待ユーザは、インスタントメッセージングシステムの登録ユーザとインスタントメッセージによる交信を行うために、ゲスト接続サーバ106との接続によってインスタントメッセージングシステムをゲストユーザとして利用することが可能である(詳細は後述する)。なお、本明細書における「被招待ユーザ」とは、インスタントメッセージングシステムの登録ユーザからのインスタントメッセージによる交信への招待(詳細は後述する)を受けたユーザを意味する。「被招待ユーザ」には、登録ユーザが不特定のユーザを対象に招待するエントリポイントから招待を受けたユーザも含む。登録ユーザが不特定のユーザを対象に招待するエントリポイントとしては、例えば、不特定のユーザによって閲覧可能なウェブページに設けられたエントリポイントが考えられる。登録ユーザクライアントシステム108は、インスタントメッセージによる交信に被招待ユーザを招待したユーザ(以下、「招待ユーザ」という)によって使用され、インターネット104を介して正規接続サーバ110に接続されている。
ゲスト接続サーバ106は、ゲストログインイベントサーバ112に接続されている。本実施例では、被招待ユーザが登録ユーザとしてではなくゲストユーザとしてのログインを希望する際には、その被招待ユーザは、表示名の入力を要求されると共に、初期メッセージを入力する機会を与えられる(詳細は、図3,4,6を用いて後述する)。本実施例では、ゲストユーザによって入力された表示名および初期メッセージを含むログイン要求メッセージは、ゲストユーザクライアントシステム102からゲスト接続サーバ106に送信される。ログイン要求メッセージは、受信され次第、処理のためにゲストログインイベントサーバ112に転送される。
本実施例では、ゲストユーザがインスタントメッセージによる交信を望む相手である登録インスタントメッセージングユーザ(すなわち招待ユーザ)がインスタントメッセージングシステムにログインしていると共に、インスタントメッセージの送受信が可能な状態にある場合にのみ、ゲストユーザによるログイン要求は、更なる処理を施される。本実施例では、登録ユーザは、正規接続サーバ110のような接続サーバを介してインスタントメッセージングシステムに接続することによってログインする。正規接続サーバ110は、ログインイベントサーバ122に接続されている。登録ユーザからのログイン要求は、正規接続サーバ110のような正規接続サーバに送信され、更に、処理のためにログインイベントサーバ122に引き渡される。本実施例では、ログインイベントサーバ122は、ユーザプロファイルデータベース(図示しない)に接続されている。ユーザプロファイルデータベースには、登録ユーザのシステム設定のような登録ユーザに関する情報や、後述するメンバーリストのようなユーザに関連付けられたデータが格納されている。本実施例では、ログインイベントサーバ122は、ユーザプロファイルデータベースからのデータを使用して、登録ユーザからのログイン要求を処理する。
ログインイベントサーバ122は、ログインサーバ124に接続されている。本実施例では、ログインイベントサーバ122は、登録ユーザがログインしている旨と、登録ユーザにインスタントメッセージを配信するために使用される情報とを記録として残すようログインサーバ124に要求する。登録ユーザにインスタントメッセージを配信するために使用される情報としては、例えば、登録ユーザがシステムとの接続を確立した際に経由した接続サーバのIPアドレスや、登録ユーザによるクライアントシステムとの通信において接続サーバ上で使用されるポート番号などが考えられる。
ログインサーバ124は、照会サーバ126に接続されている。本実施例では、照会サーバ126は、システムに現在ログインしている登録ユーザに関する接続情報の要求を定常的に行う。本実施例では、ログインの際にログインサーバ124に残された登録ユーザのための記録のコピーは、登録ユーザがログインする際に照会サーバ126に送信され、登録ユーザがログオフする際に照会サーバ126およびログインサーバ124から削除される。本実施例では、登録ユーザに関連付けられたログインサーバ124の記録は、その登録ユーザのログイン中は頻繁に更新される可能性があるが、照会サーバ126は、その登録ユーザに関連付けられたIDおよび接続情報に影響を及ぼさない限りはそれらの更新を受信しない。
ゲストユーザのためのログイン処理について詳細に説明する。ゲストログインイベントサーバ122は、ゲストユーザとしてログインしたいという要求を受信すると、無作為に生成されたゲストユーザIDをゲストユーザに割り当てる。その後、ゲストログインイベントサーバ112は、そのゲストユーザがインスタントメッセージングによって交信したいと望んでいる相手である登録ユーザがログインしているか否かを確認するために、接続132を通じて照会サーバ126に照会を行う。接続132は、ケーブルなどの物理接続であっても良いし、ネットワークやサーバ間のデータのやり取りによる他の接続などの論理接合であっても良い。本実施例では、登録ユーザがログインしていない場合、ゲストユーザとしてログインしたいという要求は、それ以上処理されず、ゲストユーザにエラーメッセージが返信される。
ゲストログインイベントサーバ112は、ゲストログインサーバ114に接続されている。ゲストログインイベントサーバ112は、登録ユーザがログインしていると判断された場合に、ゲストユーザのためのログイン記録を残すようゲストログインサーバ114に要求する。本実施例では、ログイン記録は、ゲストユーザがログインしている旨を示すと共に、ゲストユーザにゲストユーザIDを関連付け、更に、ゲストユーザにインスタントメッセージを送るために必要な情報を含む。この情報としては、例えば、ゲストユーザがシステムとの接続を確立した際に経由したゲスト接続サーバのIPアドレスや、ゲストユーザによるクライアントシステムとの通信においてゲスト接続サーバ上で使用されているポート番号などが考えられる。
ゲストログインイベントサーバ112は、接続132を通じて照会サーバ126に接続されている。接続132は、ケーブルなどの物理接続であっても良いし、ネットワークやサーバ間のデータのやり取りによる他の接続などの論理結合であっても良い。本実施例では、ゲストユーザからのログイン要求に含まれる初期メッセージを送信する準備として、ゲストログインイベントサーバ112は、接続132を通じて照会サーバ126に照会を行い、交信したい相手であるターゲット登録ユーザに初期メッセージを送信するために必要な接続情報を取得する。本実施例では、照会サーバ126から取得される情報には、登録ユーザがインスタントメッセージングシステムに接続された際に経由した接続サーバのIPアドレスや、その登録ユーザによるクライアントシステムとの通信において接続サーバ上で使用されているポート番号が含まれる。
ゲストログインイベントサーバ112は、接続134を通じて正規接続サーバ110に接続されている。接続134は、ケーブルなどの物理接続であっても良いし、ネットワークやサーバ間のデータのやり取りによる他の接続などの論理結合であっても良い。本実施例では、交信相手である登録ユーザのための接続情報を照会サーバ126から取得したゲストログインイベントサーバ112は、その情報を使用することによって、接続134および正規接続サーバ110を通じて、ゲストユーザのログイン要求に含まれる初期メッセージをターゲットである登録ユーザに送信する。
ゲスト接続サーバ106は、ゲストメッセージイベントサーバ118に接続されている。ゲストメッセージイベントサーバ118は、ゲストユーザから受信した後続のメッセージを処理する(詳細は、図1Bを用いて後述する)。正規接続サーバ110は、メッセージイベントサーバ128に接続されている。メッセージイベントサーバ128は、登録ユーザから受信したメッセージを処理する(詳細は、図1Bを用いて後述する)。
一実施形態として、ゲストユーザを取り扱うために別個のすなわち専用の接続サーバを設けるのではなく、ゲスト接続サーバおよび正規接続サーバのそれぞれの機能を単独の接続サーバによって実現することとしても良い。一実施形態として、ゲスト接続サーバを複数設置することとし、図1Aに示したゲスト接続サーバ106は、複数のゲスト接続サーバのうちの一つであるとしても良い。一実施形態として、正規接続サーバを複数設置することとし、図1Aに示した正規接続サーバ110は、複数の正規接続サーバのうちの一つであるとしても良い。一実施形態として、前述の機能を提供するための別個のシステムやモジュールを各々設けるのではなく、これらの全ての機能を単一のシステムによって実現することとしても良い。実施時のニーズや採り得る手段に応じて、前述の実施形態や種々の実施形態の組み合わせを採用することによって、単独または複数のシステムで前述の機能を実現することができる。
前述した図1Aは、主にゲストユーザに関連する構成要素(102,106,112,114,118)と、主に登録ユーザに関連する構成要素(108,110,122,124,126,128)との間における全ての論理結合や他の接続を示すものではなく、ログイン処理や、ゲストユーザから登録ユーザへの初期メッセージの送信処理に関係する接続のみを示すものである。これらの処理に続くメッセージの送受信処理に関しては、図1Bを用いて以下説明する。
図1Bは、図1Aに対応する構成要素に同一の符号を用いてインスタントメッセージングシステムを示す説明図である。図1Bでは、前述のように被招待ユーザからのログイン要求に含まれる初期メッセージに続く、被招待ユーザから招待ユーザに送信されたメッセージおよび招待ユーザから被招待ユーザに送信されたメッセージの処理に関連する特定の接続をわかりやすく図示するために、特定の構成要素間の相対的な配置が変更されている。図1Bは、図1Aと同様に、主に被招待ユーザに関連する構成要素と、主に招待ユーザに関連する構成要素との間における全ての論理結合や他の接続を示すものではなく、初期メッセージに続いて被招待ユーザから招待ユーザへのメッセージの送信処理や、招待ユーザから被招待ユーザへのメッセージの送信処理に関連する接続のみを示すものである。
招待ユーザは、インスタントメッセージングシステムの登録ユーザではないユーザであって誘いを受けたためにゲストユーザとしてログインしているユーザにインスタントメッセージを送信するために、登録ユーザクライアントシステム108に表示されたインスタントメッセージングウィンドウのメッセージ入力領域にメッセージを入力し、「送信」の選択肢を選択する。登録ユーザクライアントシステム108にインストールされたクライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションプログラムは、インターネット104を介して、そのメッセージを正規接続サーバ110に送信する。正規接続サーバ110は、そのメッセージを処理のためにメッセージイベントサーバ128に引き渡す。メッセージイベントサーバ128は、ゲストユーザにメッセージを送るために必要とされる接続情報を取得するために、接続160を通じてゲストログインサーバ114に照会を行う。接続160は、ケーブルなどの物理接続であっても良いし、ネットワークやサーバ間のデータのやり取りによる他の接続などの論理結合であっても良い。本実施例では、ゲストログインサーバ114から前述の接続情報を得られない場合には、メッセージイベントサーバ128は、ゲストユーザがログインしていないものと認識し、ゲストユーザのログオフによりメッセージを送信できない旨のエラーメッセージを登録ユーザに返信する。
ゲストユーザのための接続情報を取得できた場合には、メッセージイベントサーバ128は、その接続情報を使用することによって、ゲスト接続サーバ106への接続162を通じてゲストユーザにメッセージを送る。接続162は、ケーブルなどの物理接続であっても良いし、ネットワークやサーバ間のデータのやり取りによる他の接続などの論理結合であっても良い。メッセージは、次いで、ゲスト接続サーバ106からインターネット104を通じてゲストユーザクライアントシステム102に送られ、ゲストユーザクライアントシステム102によりゲストユーザに対して表示される。
ゲストユーザは、招待ユーザに後続のメッセージ(すなわちゲストユーザからのログイン要求に含まれていた初期メッセージに続くメッセージ)を送信するために、ゲストユーザクライアントシステム102に表示されたメッセージ入力領域にメッセージを入力する。本実施例では、ゲストユーザクライアントシステム102に表示されたインスタントメッセージング・ユーザインタフェースは、ブラウザ上で実行可能なインスタントメッセージングクライアントによって提供される(詳細は後述する)。ゲストユーザクライアントシステム102は、インターネット104を通じてゲスト接続サーバ106にメッセージを送信する。ゲスト接続サーバ106は、そのメッセージを処理するためにゲストメッセージイベントサーバ118に引き渡す。ゲストメッセージイベントサーバ118は、そのメッセージの登録ユーザへの送信に必要とされる接続情報を取得するために、接続164を通じて照会サーバ126に照会する。接続164は、ケーブルなどの物理接続であっても良いし、ネットワークやサーバ間のデータのやり取りによる他の接続などの論理結合であっても良い。
本実施例では、照会サーバ126から前述の接続情報を得られない場合には、ゲストメッセージイベントサーバ118は、招待ユーザがログインしていないものと認識して、登録ユーザのログオフによりメッセージを送信できない旨のエラーメッセージをゲストユーザに返信する。
招待ユーザのための接続情報を取得できた場合は、ゲストメッセージイベントサーバ118は、その接続情報を使用することによって、正規接続サーバ110への接続166を通じて招待ユーザにメッセージを送る。接続166は、ケーブルなどの物理接続であっても良いし、ネットワークやサーバ間のデータのやり取りによる他の接続などの論理結合であっても良い。メッセージは、次いで、インターネット104を通じて正規接続サーバ110から登録ユーザクライアントシステム108に送られ、登録ユーザクライアントシステム108により登録ユーザに対して表示される。
図2は、非インスタントメッセージング環境にインスタントメッセージング機能を提供する処理を示すフローチャートである。図2に示す処理を開始すると、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)で記述されたコンピュータコードから成るインスタントメッセンジャツールボックスを取り込むための要求を受信する(ステップ202)。一実施例では、この要求は、電子メールメッセージを作成するユーザから受信される(詳細は後述する)。一実施例では、HTMLメッセンジャツールボックス、並びに、HTMLに基づくもしくはHTMLをサポートする所定のウェブページやメッセージ、その他の電子文書を取り込むための要求が受信される。一実施形態として、メッセンジャツールボックスは、HTML以外のコンピュータプログラミング言語で記述されたコンピュータコードを使用して提供されるものであっても良い。電子通信に関連付けられたアプリケーションソフトウェアによって実行可能な任意のコンピュータコードや、ツールボックスが組み込まれた他の任意の文書を用いることもできる。
図3は、電子メールメッセージ作成ページ300を示す説明図である。本実施例では、電子メールメッセージ作成ページ300は、HTMLメッセンジャツールボックスの取り込みを要求するための電子メールメッセージを送信するために使用される。本実施例では、要求がなされた場合には、メッセンジャツールボックスを含む電子メールメッセージが送信先に送信される。電子メールメッセージ作成ページ300には、電子メールメッセージを作成するユーザがメッセージのアドレス指定情報や件名情報を入力するために使用される宛先フィールド302,件名フィールド304,CCフィールド306が設けられている。電子メールメッセージ作成ページ300には、更に、電子メールメッセージを作成するユーザがメッセージの入力完了後に宛先に送信する準備が整ったことを示すために使用される送信ボタン308が設けられている。電子メールメッセージ作成ページ300には、また、電子メールメッセージを準備および送信する要求を取り消すと共に電子メールメッセージ作成ページを終了させるために使用される取消ボタン310が設けられている。電子メールメッセージ作成ページ300には、更に、電子メールメッセージを作成しているユーザがメッセージのテキストを入力するために使用されるメッセージテキスト入力領域312が設けられている。電子メールメッセージ作成ページ300には、更に、インスタントメッセンジャツールボックスの挿入を要求するためのチェックボックス314が設けられている。本実施例では、チェックボックス314が選択された場合には、図3に示すように、チェックボックス314にチェックマークが表示され、メッセージテキスト入力領域312にツールボックスのプレビューイメージ316が表示される。本実施例では、送信されるメッセージの中でツールボックスがどのように表示されるかを示すイメージがメッセージテキスト入力領域312の中に表示されるため、メッセージを作成しているユーザは、メッセージの一部として受信者に表示される際のツールボックスの表示態様を確認することができる。本実施例では、実際のHTMLツールボックスそのものではなく、ツールボックスのイメージが電子メールメッセージ作成ページに挿入されるため、メッセージの受信と同時にメッセージの一部としてツールボックスを提供するために使用されるHTMLコードが、メッセージを作成しているユーザの不注意によって変更されてしまうことを防止することができる。チェックボックス314が選択されなかった場合または選択が解除された場合には、チェックボックスにはチェックマークは表示されず、メッセージテキスト入力領域312には、ツールボックスのプレビューイメージは表示されない。
図4は、HTMLメッセンジャツールボックス400を示す説明図である。本実施例では、HTMLメッセンジャツールボックス400は、被招待ユーザがクライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアをダウンロードおよびインストールしておらず、かつ、インスタントメッセージングユーザとして登録していない場合であっても、それらを被招待ユーザに要求することなく、被招待ユーザがインスタントメッセージングシステムを使用してインスタントメッセージングシステムの登録ユーザと交信できるようにするためのエントリポイントとして使用される。本実施例では、図3に示したツールボックスのプレビューイメージ表示領域であるプレビューイメージ316には、図4に示すHTMLメッセンジャツールボックス400のようなHTMLメッセンジャツールボックスのイメージが表示される。本実施例では、HTMLメッセンジャツールボックス400には、招待ユーザについての情報を表示するユーザ情報表示領域402が設けられている。図4に示すように、本実施例では、招待ユーザについてのユーザ情報表示領域402には、招待ユーザのユーザ名またはユーザIDが表示される。図4に示す例では、招待ユーザは、「送信者」として表示されている。この送信者とは、図3の電子メールメッセージ作成ページ300などの電子メッセージ作成ページの使用を通じて送信された電子メールメッセージの送信者を指している。招待ユーザについてのユーザ情報表示領域402には、更に、オンライン標識404が表示される。本実施例では、オンライン標識404は、受信者またはHTMLメッセンジャツールボックスを見ている他者に対して、そのツールボックスに関連付けられた招待ユーザが現時点でインスタントメッセージングシステムにサインインしているか否かを報知するために使用される。これによって、HTMLメッセンジャツールボックスを見ている者は、現時点でサインインしている招待ユーザとインスタントメッセージングを通じて交信することが可能になる。HTMLメッセンジャツールボックス400は、更に、オンライン標識の意味を提示するオンライン標識意味表示領域406を含む。図4に示す例では、にこにこ顔の標識は、HTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた招待ユーザがオンラインであって尚かつインスタントメッセージングシステムにサインインしていることを意味し、両目および口を水平な横線で表され眠っているような顔は、HTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた招待ユーザがオフラインであって尚かつインスタントメッセージングセッションに参加できないことを意味する。図4に示す代表的なHTMLメッセンジャツールボックス400には、更に、HTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた招待ユーザと交信したいと考えている者が、招待ユーザに宛てた初期メッセージを入力するための初期メッセージテキスト入力領域408が設けられている。HTMLメッセンジャツールボックス400には、更に、送信ボタン410が設けられている。本実施例では、送信ボタン410を選択すると、ブラウザのポップアップウィンドウが開き、該ポップアップウィンドウはインターネットを介してウェブページに接続される。そのウェブページは、インスタントメッセージングの限定機能を提供するために、ブラウザ上で実行可能な一種類以上のプログラミング言語で記述されたコンピュータコードによって構成されている(詳細は後述する)。
図5は、電子メールメッセージ画面500を示す説明図である。電子メールメッセージ画面500は、図4に示したHTMLメッセンジャツールボックスなどのインスタントメッセージングツールボックスを含む電子メールメッセージの一例が表示された画面である。電子メールメッセージ画面500は、アドレス情報および件名情報を表示可能なヘッダ情報表示領域502を有する。電子メールメッセージ画面500は、更に、返信ボタン504を有する。返信ボタン504は、電子メールメッセージ作成ページすなわち画面を開くことによって予め宛先として設定されているオリジナルメッセージの送信者に、返信用の電子メールメッセージを送信するために、メッセージの受信者によって使用される。電子メールメッセージ画面500は、更に、メッセージの受信者が自分のメールボックスから電子メールメッセージを削除するために使用される削除ボタン506を有する。電子メールメッセージ画面500は、更に、送信者からのメッセージのテキストを表示するメッセージテキスト表示領域508を有する。本実施例では、メッセージの送信者(すなわち招待ユーザ)が、受信者に送る際に前述したHTMLメッセンジャツールボックスをメッセージに含ませたいことを示した場合には、インスタントメッセージングツールボックス510が、メッセージの一部として提供され、メッセージテキスト表示領域508に表示される。本実施例では、インスタントメッセージングツールボックス510は、前述した図4のHTMLメッセンジャツールボックス400である。
図2に示す処理に戻り、次処理として、ゲストユーザとしてのインスタントメッセージングシステムへのログイン要求を受信し処理する(ステップ204)。本実施例では、HTMLメッセンジャツールボックスは、前述のように、インスタントメッセージングシステムのゲストユーザ志望者が、HTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた登録ユーザとのインスタントメッセージによる交信を要望する旨を通知するために用いられる(詳細は後述する)。
図2に示す処理では、次処理として、ゲストユーザから登録ユーザへのインスタントメッセージ、並びに、登録ユーザからゲストユーザへのインスタントメッセージを、インスタントメッセージングシステムによって受信し処理する(ステップ206)。本実施例では、この処理は、意図された受信者にインスタントメッセージングのメッセージを送ることを含む。インスタントメッセージの受信処理の詳細は、図11および図13を用いて後述する。
図2に示す処理では、次処理として、参加者のログオフ通知を受信し処理する(ステップ208)。一実施形態では、所定の参加者が、自身のインスタントメッセージング表示ウィンドウ上でサインオフのボタンまたは選択肢を選択した場合や、自身のインスタントメッセージング表示ウィンドウを閉じた場合に、インスタントメッセージングシステムは、参加者のログオフ通知を受信する。一実施形態では、登録ユーザは、特定のインスタントメッセージングセッション(すなわち「会話」)に関連付けられたインスタントメッセージングウィンドウを閉じてもサインオフしたことにならず、したがって、サインオフするための別のステップを経る必要がある。一実施形態では、ログオフ通知の受信処理には、所定の参加者がログオフしたことを他の参加者に報知することを含む。ログオフ通知の受信処理の詳細は、図14を用いて後述する。
図2に示す処理では、次処理として、ゲストユーザと登録ユーザとの間でインスタントメッセージングセッションを終了し、ゲストユーザに割り当てられた仮のゲストユーザIDを抹消し、ゲストユーザとの関わりを断ち切り(ステップ210)、図2に示す処理を終了する(ステップ212)。
図6は、被招待ユーザがインスタントメッセージングセッションを開始できるようにするための処理を示すフローチャートである。図6に示す処理は、インスタントメッセージングシステムの被招待ユーザのクライアントシステムにおいて実施される。図6に示す処理を開始すると、ユーザから該ユーザがインスタントメッセージによる交信を望んでいる旨の通知を受け付ける(ステップ602)。本実施例では、この通知は、被招待ユーザのクライアントシステムにおいて、図4に示したようなHTMLメッセンジャツールボックスによって受信される。本実施例では、この通知は、図4に示した送信ボタン410を被招待ユーザが選択することによって受信される。
その後、被招待ユーザによって入力された初期メッセージテキストを受信し、内蔵メモリに格納する(ステップ604)。本実施例では、初期メッセージテキストは、図4に示したような初期メッセージテキスト入力領域408に被招待ユーザによって入力されたテキストである。
本実施例では、ステップ602,604が完了すると、HTMLメッセンジャツールボックスによって、ブラウザのポップアップウィンドウが開かれ、該ポップアップウィンドウは、インスタントメッセージング限定機能を提供するように構成されたインスタントメッセージングクライアントページにインターネットを通じて接続される(詳細は後述する)。一実施形態では、インスタントメッセージングクライアントページは、ブラウザ実行可能なインスタントメッセージングクライアントを有する。一実施形態では、ブラウザ実行可能なインスタントメッセージングクライアントの少なくとも一部は、ダイナミックハイパーテキストマークアップ言語(DHTML)で記述されたコンピュータコードによって提供される。一実施形態では、ブラウザ実行可能なインスタントメッセージングクライアントのレイアウトおよび外観を制御するためにDHTMLが使用され、HTMLを動的に操作するためにジャバスクリプト(JavaScript)が使用され、ネットワークインタフェースを管理するためにジャバアプレット(Java Applet)が使用される。他の実施形態では、他のプログラミング言語およびツールを使用することが可能である。例えば一実施形態では、上述のようなインスタントメッセージング機能を、ジャバスクリプトおよびHTTPを使用して実装されたブラウザ実行可能なインスタントメッセージングクライアントによって提供することが可能である。一実施形態では、アクティブX(ActiveX)が使用される。このような一実施形態では、ゲストユーザは、インスタントメッセージングクライアントを使用する前にアクティブXをダウンロードおよびインストールする必要がある。一実施形態では、XMLストリームとあわせてフラッシュ(Flash)が使用される。
本実施例では、図6に示す処理において、ブラウザ実行可能なインスタントメッセージングクライアントは、被招待ユーザのクライアントシステムにクライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアがインストールされているか否かを判断するための確認を行う(ステップ606)。一実施形態では、インスタントメッセージングクライアントは、インスタントメッセージングソフトウェアがインストールされているか否かを、ジャバスクリプトを使用して決定する。
その後、被招待ユーザのクライアントシステムでクライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアが確認されたか否かを判断する(ステップ608)。被招待ユーザのクライアントシステムでクライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアが確認された場合には、クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアを起動する(ステップ612)。これによって、被招待ユーザは、登録ユーザとしてサインインし、HTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた招待ユーザとの間で正規のインスタントメッセージングセッションを通じた交信を行うことが可能になる。一実施形態では、インストールされた被招待ユーザのクライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアに、HTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた招待ユーザのユーザ名またはIDが引き渡される。これは、インストールされたクライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアが、HTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた招待ユーザとの間にインスタントメッセージングセッションを確立できるようにするためである。一実施形態では、インストールされたクライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアに、招待ユーザによってHTMLメッセンジャツールボックスのメッセージテキスト入力領域に入力された初期メッセージが引き渡される。これは、入力されたテキストが、インストールされたインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアによって開始される正規のインスタントメッセージングセッション中に、HTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた招待ユーザに初期メッセージとして引き渡されるようにするためである。被招待ユーザのクライアントシステムに、インスタントメッセージングシステムのためのインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアがインストールされていることが確認された場合には、被招待ユーザは、上述の方法にしたがって、ゲストユーザとしてログインするのではなく、招待ユーザと同様に登録ユーザとしてログインする。
一方、クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアが被招待ユーザのクライアントシステムで確認されなかった場合には(ステップ608)、ブラウザ実行可能なインスタントメッセージングクライアントは、被招待ユーザがゲストユーザとして登録できるように、被招待ユーザに対して簡単なログインページを表示する(ステップ614)。
図7は、ログインページ700を示す説明図である。ログインページ700は、ゲストユーザとしてログインする被招待ユーザと、HTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた招待ユーザとの間に確立されるインスタントメッセージングセッションにおいて被招待ユーザのために使用される表示名を得るために使用される。図7に示すログインページ700は、HTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた招待ユーザを識別する情報を表示する招待ユーザ識別表示領域702を有する。図7に示す例では、ユーザ名として「送信者」が招待ユーザ識別表示領域702に表示されている。これは、ゲストユーザによって起動されたHTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた招待ユーザが「送信者」であることを意味している。図7に示すように、本実施例では、ログインページ700には、インスタントメッセージングセッションの確立方法についてのゲストユーザに対する指示が表されている。ログインページ700は、更に、表示名入力領域704を有する。表示名入力領域704は、インスタントメッセージングセッション中にゲストユーザを他の参加者に対して識別するために使用される表示名を、ゲストユーザ自身が入力するために使用される。ログインページ700は、更に、提出ボタン706を含む。提出ボタン706は、入力された表示名をインスタントメッセージング接続サーバに提出する際に、ゲストユーザによって選択される。
図6に示す処理に戻り、次処理として、ログインデータを受け付け、インスタントメッセージング接続サーバに転送する(ステップ616)。本実施例では、図7に示したログインページが使用され、ゲストユーザによって入力されたログインデータは、ブラウザ実行可能なインスタントメッセージングクライアントによって受け付けられ、更に、ゲストユーザが提出ボタン706を選択すると、インスタントメッセージングクライアントによってインスタントメッセージング接続サーバに転送される。
一実施形態として、インスタントメッセージングシステムが、より多くの加入者を有する加入者制システムに関連付けられている場合の実施形態について説明する。この加入者制システムの加入者のうちの一部の加入者は、クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアのダウンロードおよびインストールを済ませ、尚かつ、インスタントメッセージングユーザとして登録済みである。この実施形態では、加入者は、電子メール、パーソナルカレンダ、およびニュースなどの他のサービスを受けるためにオンラインサービスにサインインすることが可能である。この実施形態では、図6に示されたプロセスは変更される。すなわち、ブラウザ実行可能なクライアントは、図6に示された処理においてログインページをゲストユーザに提示する前に(ステップ614)、ゲストユーザがオンラインサービスの加入者であって、そのオンラインサービスに関連付けられたインスタントメッセージングソフトウェアをインストールしてはいないものの、より広範囲のオンラインサービスには加入していて尚かつ今現在サインインしている加入者であるか否かを確認する。この実施形態において、ゲストユーザが、より広範囲のオンラインサービスにサインインしている加入者であると判断された場合には、その加入者に関連付けられたユーザ名および表示名の一方または両方が、HTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた登録インスタントメッセージングユーザとの間にインスタントメッセージングセッションを確立するためのゲストユーザの表示名として使用され、図6のステップ614は省略される。
他の実施形態として、ゲストユーザに表示名を提出するように指示するのではなく、接続サーバによって割り当てられた仮のユーザIDが、ゲストユーザを識別するために使用されることとしても良い(詳細は後述する)。この他の実施形態では、ゲストユーザのクライアントシステムにインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアがインストールされていないと判断された場合には、図6のステップ614,616は省略され、ブラウザ実行可能なクライアントは、ゲストユーザに対して表示名を提供するように指示することはせず、ただ単に、接続サーバに対して仮のゲストユーザIDを要求する。
図8は、被招待ユーザからのログイン要求処理(図2のステップ204)の詳細を示すフローチャートである。本実施例では、図8に示す処理は、インスタントメッセージング接続サーバにおいて実行される。図8に示す処理では、接続サーバは、ゲストユーザとしてログインしたい、そして、招待ユーザとインスタントメッセージングを通じて交信したい、という要求を受信する(ステップ802)。一実施形態では、このようなログイン要求には、ゲストユーザによって使用されているクライアントシステムのIDが含まれる。本実施例では、このようなIDは、ゲストユーザによって使用されているクライアントシステムに関連付けられたインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびポート番号を含む。一実施形態では、上記のログイン要求は、更に、ゲストユーザによって初めに起動されたHTMLツールボックスに関連付けられている招待ユーザのIDを含む。一実施形態では、上記のログイン要求には、図7に示したような表示名入力領域704にゲストユーザによって入力された表示名が含まれる。一実施形態では、上記のログイン要求は、ブラウザ実行可能なクライアントによって接続サーバに送られる。
図8に示す処理では、次処理として、招待ユーザがインスタントメッセージングシステムにログインした状態にあるか否かを判断する(ステップ804)。招待ユーザがインスタントメッセージングシステムにログインした状態にないと判断された場合には、ゲストユーザによって使用されているクライアントシステムにエラーメッセージが返され、ゲストユーザは接続サーバから切断される(ステップ806)。一方、招待ユーザがインスタントメッセージングシステムにログインした状態にあって、そのため、要求を発したゲストユーザとのインスタントメッセージングセッションに参加できると判断された場合には、ゲストイベントサーバは、ゲストユーザIDをゲストユーザに割り当てると共に、そのゲストユーザIDをゲストユーザおよび同ユーザのログインデータに関連付ける(ステップ808)。一実施形態では、ゲストユーザに割り当てられたゲストユーザIDは、ゲストユーザによって初めに起動されたHTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた登録ユーザである招待ユーザとの間で、インスタントメッセージによる交信を行う場合にのみ有効である。一実施形態では、一人または二人以上の招待ユーザに対して大量の迷惑メッセージおよび非送信請求メッセージが送信されるなど、ゲストユーザの機能が不当に使用される事態を防止する手段として、ゲストログインサーバは、どのIPアドレスに対しても、所定の期間内に関連付けることのできるゲストユーザIDを3つに制限するように構成される。
図8に示す処理では、次処理として、接続サーバによって、ゲストユーザと招待ユーザとの間にインスタントメッセージングセッションを確立する(ステップ810)。一実施形態では、インスタントメッセージングセッションの確立は、招待ユーザのIDにゲストユーザのIDを関連付けること、そして、ゲストユーザと招待ユーザとの間のインスタントメッセージングセッションにインスタントメッセージングセッション識別子を割り当てることを含む。一実施形態では、このような情報は、ゲストユーザおよび招待ユーザから受信されたメッセージを確実に正しく処理するために、ゲストログインサーバによって使用される。
図8に示す処理では、次処理として、ゲストユーザに割り当てられたゲストユーザIDを、接続サーバによって、ゲストユーザのクライアントシステムにあるゲストユーザ・インスタントメッセージングクライアントのブラウザ実行可能なインスタントメッセージングクライアントに送信し(ステップ812)、ログイン要求処理を終了する(ステップ814)。
図9は、招待ユーザと被招待ユーザとの間におけるインスタントメッセージの送受信処理を示すフローチャートである。本実施例では、図9に示す処理は、被招待ユーザがゲストユーザとしてログインしている場合に、被招待ユーザと、HTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた登録ユーザとの間でインスタントメッセージの送受信を行うために、ブラウザ実行可能なクライアントによって被招待ユーザのクライアントシステムにおいて実行される。図9に示す処理を開始すると、ブラウザ実行可能なクライアントは、接続サーバによって割り当てられ送信されたゲストユーザIDを受信する(ステップ902)。その後、接続サーバによって割り当てられたゲストユーザIDを使用して、ゲストユーザによってHTMLメッセンジャツールボックスに入力された初期インスタントメッセージングメッセージを、前述のように招待ユーザに送信する(ステップ904)。
その後、インスタントメッセージング・ユーザインタフェースをゲストユーザに対して表示する(ステップ906)。
その後、表示されたインスタントメッセージング・ユーザインタフェースのメッセージ入力領域にゲストユーザによって入力されたインスタントメッセージを、HTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた招待ユーザ宛てのインスタントメッセージとして、ブラウザ実行可能なクライアントによって受付け、転送する(ステップ908)。図9に示すように、この処理は、ゲストユーザが新しいメッセージを入力して発信するたびに繰り返される。
その後、ブラウザ実行可能なクライアントは、ゲストユーザによって起動されたHTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた招待ユーザから受信されたインスタントメッセージおよびインスタントメッセージング接続サーバから受信されたインスタントメッセージの一方または両方を受信して、ゲストユーザに対して表示する(ステップ910)。図9に示すように、この処理は、新しいメッセージが受信されるたびに繰り返される。
その後、ブラウザ実行可能なクライアントは、インスタントメッセージングセッションの所定の参加者がログオフした旨の通知を受信して処理する(ステップ912)。ログオフする参加者がゲストユーザである場合には、この表示は、一実施形態において、ゲストユーザがインスタントメッセージング画面でログオフの選択肢を選択したときに受信される。一実施形態では、この表示は、ゲストユーザがインスタントメッセージング画面を閉じる選択肢を選択したときに受信される。ログオフする参加者がゲストユーザである場合には、ブラウザ実行可能なクライアントは、ゲストユーザがログオフした旨の表示を接続サーバに送信する。一方、ログオフする参加者が招待ユーザである場合は、ブラウザ実行可能なクライアントは、招待ユーザがログオフした旨の表示を、接続サーバからのメッセージの態様で受信する。招待ユーザがログオフした旨のこのような表示を接続サーバから受信したブラウザ実行可能なクライアントは、招待ユーザがログオフした旨のメッセージをゲストユーザに表示する。一実施形態では、ブラウザ実行可能なクライアントは、招待ユーザがログオフした旨の通知を受信するとすぐに、ゲストユーザによるこれ以上のメッセージの送信を一切不可にするように構成されている。代替の一実施形態では、ブラウザ実行可能なクライアントは、そのようには構成されず、その代わりにゲストメッセージサーバが、招待ユーザがログオフした旨の表示を受信するとすぐに、ゲストユーザによるこれ以上のメッセージの送信を一切不可にするように構成されるようにしても良い。
図10は、ゲストユーザに提供されるインスタントメッセージング・ユーザインタフェース画面1000を示す説明図である。ゲストユーザのインスタントメッセージング・ユーザインタフェース画面1000は、招待ユーザを識別する情報を表示するターゲット受信者ID表示領域1002を有する。図10に示す例では、招待ユーザは、「送信者」として識別されている。これは、招待ユーザが、図4に示したHTMLメッセンジャツールボックスを組み入れた電子メールメッセージの架空の送信者であることを意味する。インスタントメッセージング・ユーザインタフェース画面1000は、更に、ゲストユーザIDを表示するゲストユーザID表示領域1004を有する。一実施形態では、接続サーバによって割り当てられたゲストユーザIDが表示される。一実施形態では、ゲストユーザによって提供された表示名が表示される。一実施形態では、ゲストユーザIDおよび表示名の両方が表示される。
ゲストユーザのインスタントメッセージング・ユーザインタフェース画面1000は、更に、インスタントメッセージングセッションの様々な参加者およびインスタントメッセージングシステムの一方または両方によって送信されたメッセージを表示するメッセージテキスト表示領域1006を有する。図10に示すように、メッセージテキスト表示領域1006に表示される初期メッセージは、HTMLメッセンジャツールボックスの初期メッセージ入力領域にゲストユーザによって入力された初期メッセージである。後続のメッセージは、それぞれの送信者に関連付けられたかたちで送信順に表示される。メッセージテキスト表示領域1006には、周知の方法で上下にスクロールすることによって今現在はメッセージテキスト表示領域1006に表示されていないメッセージテキストを見るために使用可能なスクロールバー1008が設けられている。
ゲストユーザのインスタントメッセージング・ユーザインタフェース画面1000は、更に、招待ユーザに送信したいと思っているメッセージのテキストをゲストユーザによって入力可能であるメッセージ入力領域1010を有する。インスタントメッセージング・ユーザインタフェース画面1000は、更に、メッセージ入力領域1010に入力されたテキストを、処理および招待ユーザへの伝送を目的として発信するために、ゲストユーザによって選択可能な送信ボタン1012を有する。
インスタントメッセージング・ユーザインタフェース画面1000は、更に、ウィンドウ閉じ操作制御ボタン1016が設けられたインスタントメッセージング表示ウィンドウ制御バー1014を有する。一実施形態では、ウィンドウ閉じ操作制御ボタン1016の選択は、前述のように、ゲストユーザがログオフしようとしていることをブラウザ実行可能なクライアントに通知して、インスタントメッセージング表示ウィンドウを閉じさせる。
図11は、ゲストユーザによって送信されたインスタントメッセージの処理を示すフローチャートである。図11に示す処理は、ゲストユーザによって送信されたインスタントメッセージを処理するために、ゲストメッセージサーバにおいて実行される。図11に示す処理では、ゲストユーザから招待ユーザに宛てたメッセージを、接続サーバによって受信する(ステップ1102)。その後、ゲストメッセージサーバは、ゲストユーザIDがメッセージの宛先である招待ユーザに対して有効であるか否かを検証する(ステップ1104)。
ゲストユーザIDがメッセージの宛先である招待ユーザに対して有効でないと判断された場合には、ゲストユーザにエラーメッセージを返信する(ステップ1108)。一方、ゲストユーザIDがメッセージの宛先である招待ユーザに対して有効であると判断された場合には、ゲストメッセージサーバは、招待ユーザがまだオンライン状態にあるか否かを確認する(ステップ1110)。招待ユーザがオンライン状態にないと判断された場合には(ステップ1112)、ゲストユーザにエラーメッセージを返信し(ステップ1114)、そのゲストユーザは招待ユーザがオンライン状態にないことを知らされる。一方、招待ユーザがオンライン状態にあると判断された場合には、メッセージが招待ユーザに配信される(ステップ1116)。一実施形態では、接続サーバは、ステップ1116において、上記のメッセージを招待ユーザへの送信に適した形態に整える。一実施形態では、招待ユーザに送信される前のメッセージは、招待ユーザのクライアントシステムにインストールされたクライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアのバージョンによって少なくとも部分的に決定される形態を採る。
図12は、インスタントメッセージング画面1200を示す説明図である。インスタントメッセージング画面1200は、登録ユーザではないゲストユーザとの間でインスタントメッセージングセッションを行うためのインスタントメッセージング・ユーザインタフェースを登録ユーザに提供する。インスタントメッセージング画面1200は、インスタントメッセージングウィンドウに入力されたインスタントメッセージの送信先である相手のIDを表示するターゲット受信者ID表示領域1202を有する。図12に示す例では、ターゲット受信者は「ゲストユーザ」として識別されている。一実施形態では、ターゲット受信者ID表示領域1202に表示されたIDは、接続サーバによってゲストサーバに割り当てられたゲストユーザIDである。一実施形態では、ターゲット受信者ID表示領域1202に表示されたIDは、前述のように、ログインと同時にゲストユーザによって入力された表示名である。インスタントメッセージング画面1200は、更に、インスタントメッセージングウィンドウを使用してインスタントメッセージを送信する送信者のIDを表示する発信者ID表示領域1204を有する。図12に示された例では、発信者は「送信者」として識別されている。これは、送信者とのインスタントメッセージングに携わるためにゲストユーザによって起動されたHTMLメッセンジャツールボックスを含むオリジナル電子メールメッセージの送信者としての招待ユーザを指している。
インスタントメッセージング画面1200は、更に、インスタントメッセージングセッションの任意の参加者またはインスタントメッセージングシステムのいずれかによって送信されたインスタントメッセージを表示するメッセージテキスト表示領域1206を有する。図12には図示しないが、一実施形態では、ゲストユーザからの初期メッセージが表示される前に、メッセージテキスト表示領域1206の最上部に見出しを表示しても良い。この見出しは、インスタントメッセージングセッションを実行している相手がゲストユーザであって、インスタントメッセージングシステムの登録ユーザではないことを、招待ユーザに対して忠告するものである。一実施形態では、上記の見出しは、インスタントメッセージングセッションの相手方の参加者が登録ユーザではないという事実によってインスタントメッセージングのシステムやプログラムの機能に生じる制限またはその他の差異に関する告知を含むこととしても良い。例えば一実施形態では、登録インスタントメッセージングユーザに、ゲストユーザが登録ユーザ自身の意図する人物ではないことを警告することとしても良い。
インスタントメッセージング画面1200は、更に、ゲストユーザに送信されるインスタントメッセージを登録ユーザによって入力することが可能であるインスタントメッセージ入力領域1208を有する。インスタントメッセージング画面1200は、更に、インスタントメッセージ入力領域1208に入力されたインスタントメッセージを、処理およびゲストユーザへの配信を目的として接続サーバに転送するために、登録インスタントメッセージングユーザによって選択される送信ボタン1210を有する。
インスタントメッセージング画面1200は、更に、複数のアイコン1214が設けられたツールバー1212を有する。各アイコン1214は、クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアによって提供される一機能、一動作、または一サービスにそれぞれ対応している。一実施形態において、インスタントメッセージングセッションの相手方の参加者がゲストユーザである場合には、インスタントメッセージング画面1200は変更され、登録ユーザがゲストユーザとのインスタントメッセージングセッションにおいて利用できる機能のみが、ツールバー1212に表示されることとしても良い。一実施形態では、相手方の参加者がゲストユーザである場合には、ツールバー1212に通常的に含まれている全てのアイコンが表示されるが、そのうちの特定の機能は、クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアの動作によって使用不可にすることとしても良い。一実施形態では、インスタントメッセージングセッションの参加者のユーザIDは、登録ユーザが定期的に交信する相手である「お友達」のリストに追加されるのが通常とされているが、このような一実施形態では、この特徴は、ゲストユーザに対しては使用不可になっていて、ゲストユーザIDが登録ユーザの「お友達」リストに追加されないようにしている。一実施形態では、例えば、音声交信などの拡張機能を提供する特徴など、ゲストユーザによって使用されているブラウザ実行可能なインスタントメッセージングクライアントによってサポートできない特徴が、ゲストユーザに対して使用不可になっている。一実施形態において、もし、登録ユーザが、ゲストユーザに対して有効でない動作を開始しようとした場合は、クライアント側アプリケーションソフトウェアは、エラーメッセージを返信することによって、その動作がゲストユーザに対して有効でないことをユーザに知らせる。
インスタントメッセージング画面1200は、更に、ウィンドウ閉じボタン1218が設けられたブラウザウィンドウ制御バー1216を有する。一実施形態では、ウィンドウ閉じボタン1218の選択は、クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアから接続サーバに、招待ユーザが切断された旨の表示を送信させる。代替の一実施形態では、たとえ、インスタントメッセージングウィンドウが閉じられた場合でも、招待ユーザが切断された旨の表示が接続サーバに送信されることはなく、その代わりに登録ユーザは、完全な交信切断や、交信の退出という別個の選択肢を選択することによって、このような表示をクライアント側インスタントメッセージングアプリケーションソフトウェアから送信させる必要がある。一実施形態では、図12には図示しない切断制御ボタンをインスタントメッセージング画面1200に設けることによって、切断したいという登録ユーザによる意志表示を可能にすることとしても良い。
一実施形態では、インスタントメッセージング画面1200は、更に、招待ユーザによって選択されたときに、フォーマット済みのメッセージをゲストユーザに送信し、そのゲストユーザにインスタントメッセージングシステムの登録ユーザになるように誘いをかけることによって、そのゲストユーザおよび登録ユーザの双方ともを、インスタントメッセージングシステムのあらゆる特徴が使用可能であるインスタントメッセージングセッションを通じて交信可能にするボタンを有することとしても良い。
図13は、登録ユーザからゲストユーザに送信されたインスタントメッセージの処理を示すフローチャートである。図13に示す処理は、登録ユーザからゲストユーザに送信されたインスタントメッセージを処理するために、接続サーバにおいて実行される。図13に示す処理では、登録ユーザからゲストユーザに宛てたインスタントメッセージを、接続サーバによって受信する(ステップ1302)。その後、接続サーバは、メッセージを送信した登録ユーザが、ゲストユーザにメッセージを送信することを許可されたユーザであるかを検証する(ステップ1304)。一実施形態では、ゲストユーザにインスタントメッセージを送信することを許可されたユーザは、招待ユーザのみ、すなわち、ゲストユーザによって起動されたHTMLメッセンジャツールボックスに関連付けられた登録ユーザのみである。メッセージの送信者がゲストユーザにメッセージを送信することを許可されていないと判断された場合には(ステップ1306)、エラーメッセージがメッセージの送信者に返信され(ステップ1308)、その送信者は自分がゲストユーザにメッセージを送信することを許可されてないことを知らされる。メッセージの送信者がゲストユーザにメッセージを送信することを許可されていると判断された場合には(ステップ1306)、接続サーバは、ゲストユーザがまだインスタントメッセージングシステムに接続されているか否かを確認する(ステップ1310)。ゲストユーザがログオフしたと判断された場合は(ステップ1312)、エラーメッセージが登録ユーザに返信され(ステップ1314)、その登録ユーザはゲストユーザがログオフしたことを知らされる。ゲストユーザがまだオンライン状態にあると判断された場合は(ステップ1312)、インスタントメッセージがゲストユーザに配信される(ステップ1316)。一実施形態では、ゲストユーザに送られるメッセージを、メッセージの送信者を識別するための情報を省いた簡素化されたフォーマットで送ることとしても良い。これは、ゲストユーザのクライアントシステムにあるブラウザ実行可能なクライアントが、接続サーバからゲストユーザに送られたメッセージを、ゲストユーザにメッセージを送信することを許可された登録インスタントメッセージングユーザから発信されたものと仮定するように構成されているからである。
図14は、図2のログオフ通知の受信処理の詳細を示すフローチャートである。図14に示す処理は、ゲストユーザまたは招待ユーザがログオフした旨の通知を処理するために、接続サーバによって実行される。ゲストユーザからのログオフ通知に関し図14に示す処理は、ゲストユーザがログオフした旨の通知を接続サーバによって受信する(ステップ1402)。前述のように、一実施形態では、ゲストユーザのクライアントシステムにあるブラウザ実行可能なクライアントは、このような通知を、ゲストユーザがログオフの意思表示をしたときに接続サーバに送信する。図14の次処理として、接続サーバは、ゲストユーザがログオフしたことを招待ユーザに報知する(ステップ1404)。一実施形態では、招待ユーザのクライアントシステムにインストールされたクライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアは、接続サーバからの表示を受信すると同時に招待ユーザにメッセージを表示し、それと共に、招待ユーザのクライアントシステムからゲストユーザへのこれ以上のメッセージの送信を一切不可にする。
招待ユーザからのログオフ通知に関し図14に示す処理は、招待ユーザがログオフした旨の表示を接続サーバによって受信する(ステップ1406)。その後、接続サーバは、招待ユーザがログオフしたことを知らせるメッセージをゲストユーザに送信する(ステップ1408)。一実施形態において、ゲストユーザのクライアントシステムにあるブラウザ実行可能なクライアントは、ゲストユーザにメッセージを表示すると共に、ゲストユーザによるこれ以上のメッセージの送信を一切不可にすることによって、接続サーバから送られてきた、招待ユーザがログオフした旨の表示に応答する。
接続サーバが必要に応じ、招待ユーザへのメッセージの送信(ステップ1404)、または、ゲストユーザへのメッセージの送信(ステップ1408)を行った後、接続サーバは、招待ユーザとゲストユーザとの間のインスタントメッセージングセッションを終了させる(ステップ1410)。一実施形態では、インスタントメッセージングセッションの終了(ステップ1410)は、招待ユーザとゲストユーザとの間でこれ以上のメッセージの送信を一切不可にすることを含むこととしても良い。一実施形態では、インスタントメッセージングセッションの終了(ステップ1410)は、一つまたは二つ以上の記録を削除して、有効なインスタントメッセージングセッション識別子に対する招待ユーザおよびゲストユーザの関連付けを断ち切ることを含むこととしても良い。
図14の次処理として、ゲストユーザを、インスタントメッセージングシステムから切り離す(ステップ1412)。一実施形態では、ゲストユーザは、割り当てられた一時的なゲストユーザIDを無効にすることによって切断される。
図14の次処理として、ゲストユーザに割り当てられていたゲストユーザIDを、接続サーバによって維持されている今現在有効なユーザIDから成るあらゆるリストから抹消および削除する(ステップ1414)。一実施形態では、ゲストユーザIDの抹消は、ゲストユーザの切り離し処理(ステップ1412)の一部としてシステムによって行われるので、このような一実施形態では、ゲストユーザIDの抹消処理(ステップ1414)は省略される。抹消されたゲストユーザIDは、それの使用されていた先立つ許可インスタントメッセージングセッションのどの参加者によっても不正にまたは誤って使用されることのないように、抹消されたゲストユーザIDの再使用を、所定期間禁止する(ステップ1416)。
以上に説明した実施形態は、電子メール環境にインスタントメッセージング機能を提供することを主として扱っているが、上述された処理は、ウェブベースのメッセージグループ、個人のもしくはそれ以外のホームページ、オークションのウェブサイト、または公用カレンダーなどの他のコンテキストにも、あるいは、インスタントメッセージングユーザ、HTMLベースの任意の電子メッセージ、HTML互換性の任意の電子メッセージ、もしくは任意のネットワーク環境において登録ユーザによって送信されたその他の文書に関連付けられた、他の任意のウェブページまたはネットワークアクセス可能なロケーションにも、同様に適用することが可能である。また、前述した実施形態は、HTMLおよびDHTMLを使用して特定機能を提供することに言及しているが、これらの機能は他のプログラミング言語を使用して提供することも可能であって、ユーザはその際に、手間のかかるダウンロード、インストール、および登録のプロセスを完了させる必要はない。このような他の言語およびツールの例としては、ジャバ(Java)、ジャバスクリプト(JavaScript)、フラッシュ(Flash)、アクティブX(Active X)、またはこれらの任意の組み合わせによって記述されたコンピュータコードを有するクライアントが挙げられるが、これらに限定されない。
以上に詳述された特定の実施形態は、一人の登録ユーザと一人のゲストユーザとの間でのインスタントメッセージングセッションを扱っているが、インスタントメッセージングセッションは、複数のゲストユーザおよび複数の登録ユーザの両方または一方を伴うことも可能である。
以上の説明では、本発明の理解を明瞭にするために一部の詳細が特定されているが、特許請求の範囲内で、特定の変更および代替が可能であることは明らかである。本発明によるプロセスおよび装置は、いずれも、数多くの代替のかたちで実現することが可能である。したがって、上述された実施形態は、例示を目的としたものであって限定を目的としたものではなく、本発明は、ここで挙げられた詳細に限定されることなく、添付された特許請求の範囲およびその等価形態の範囲内で変更することが可能である。
なお、本明細書および特許請求の範囲おいて使用するジャバ(Java),ジャバスクリプト(JavaScript),ジャバアプレット(Java Applet),フラッシュ(Flash),アクティブX(Active X),VBスクリプトは商標である。
本発明の一実施形態におけるインスタントメッセージングシステムを示す説明図である。 図1Aに対応する構成要素に同一の符号を用いてインスタントメッセージングシステムを示す説明図である。 非インスタントメッセージング環境にインスタントメッセージング機能を提供する処理を示すフローチャートである。 電子メールメッセージ作成ページ300を示す説明図である。 HTMLメッセンジャツールボックス400を示す説明図である。 電子メールメッセージ画面500を示す説明図である。 被招待ユーザがインスタントメッセージングセッションを開始できるようにするための処理を示すフローチャートである。 ログインページ700を示す説明図である。 被招待ユーザからのログイン要求処理(図2のステップ204)の詳細を示すフローチャートである。 招待ユーザと被招待ユーザとの間におけるインスタントメッセージの送受信処理を示すフローチャートである。 ゲストユーザに提供されるインスタントメッセージング・ユーザインタフェース画面1000を示す説明図である。 ゲストユーザによって送信されたインスタントメッセージの処理を示すフローチャートである。 インスタントメッセージング画面1200を示す説明図である。 登録ユーザからゲストユーザに送信されたインスタントメッセージの処理を示すフローチャートである。 図2のログオフ通知の受信処理の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
102…ゲストユーザクライアントシステム
104…インターネット
106…ゲスト接続サーバ
108…登録ユーザクライアントシステム
110…正規接続サーバ
112…ゲストログインイベントサーバ
114…ゲストログインサーバ
118…ゲストメッセージイベントサーバ
122…ゲストログインイベントサーバ
122…ログインイベントサーバ
124…ログインサーバ
126…照会サーバ
128…メッセージイベントサーバ
132,134,160,162,164,166…接続
300…電子メールメッセージ作成ページ
302…宛先フィールド
304…件名フィールド
306…CCフィールド
308…送信ボタン
310…取消ボタン
312…メッセージテキスト入力領域
314…チェックボックス
316…プレビューイメージ
400…HTMLメッセンジャツールボックス
402…ユーザ情報表示領域
404…オンライン標識
406…オンライン標識意味キー表示領域
408…初期メッセージテキスト入力領域
410…送信ボタン
500…電子メールメッセージ画面
502…ヘッダ情報表示領域
504…返信ボタン
506…削除ボタン
508…メッセージテキスト表示領域
510…インスタントメッセージングツールボックス
700…ログインページ
702…招待ユーザ識別表示領域
704…表示名入力領域
706…提出ボタン
1000…インスタントメッセージング・ユーザインタフェース画面
1002…ターゲット受信者ID表示領域
1004…ゲストユーザID表示領域
1006…メッセージテキスト表示領域
1008…スクロールバー制御
1010…メッセージ入力領域
1012…送信ボタン
1014…インスタントメッセージング表示ウィンドウ制御バー
1016…ウィンドウ閉じ操作制御ボタン
1200…インスタントメッセージング画面
1202…ターゲット受信者ID表示領域
1204…発信者ID表示領域
1206…メッセージテキスト表示領域
1208…インスタントメッセージ入力領域
1210…送信ボタン
1212…ツールバー
1214…アイコン
1216…ブラウザウィンドウ制御バー
1218…ウィンドウ閉じ操作制御ボタン

Claims (37)

  1. インスタントメッセージングシステムにユーザ登録されていないゲストユーザと、該システムにユーザ登録されている登録ユーザとの間で、インスタントメッセージによる交信を実現する方法であって、
    前記ゲストユーザが前記登録ユーザとのインスタントメッセージによる交信を要望している旨の通知を受信する工程と、
    前記ゲストユーザが利用するクライアントコンピュータシステムに、ブラウザ上で実行可能なコンピュータコードを送信する工程であって、
    前記コンピュータコードは、前記ゲストユーザに対するインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアのダウンロードおよびインストールの要求、並びに、前記ゲストユーザに対する前記インスタントメッセージングシステムへのユーザ登録の要求を伴わずに、前記クライアントコンピュータシステムを利用する前記ゲストユーザに対してインスタントメッセージング機能の少なくとも一部を提供するためのコンピュータ命令を含む
    工程と、
    前記ゲストユーザと前記登録ユーザとの間におけるインスタントメッセージのやり取りを仲介する仲介工程と
    を備える方法。
  2. 前記仲介工程は、前記ゲストユーザから前記登録ユーザにインスタントメッセージを配信する工程を含む請求項1記載の方法。
  3. 請求項1記載の方法であって、更に、前記ゲストユーザが前記登録ユーザとのインスタントメッセージによる交信を要望している旨の通知を受信するように環境設定されたエントリポイントを提供する工程を備える方法。
  4. 前記エントリポイントは、前記登録ユーザから前記ゲストユーザに送信される電子メールメッセージに含まれる態様で提供される請求項3記載の方法。
  5. 前記エントリポイントは、前記登録ユーザに関連付けられたウェブページに含まれる態様で提供される請求項3記載の方法。
  6. 前記エントリポイントは、前記登録ユーザに関連付けられた電子文書に含まれる態様で提供される請求項3記載の方法。
  7. 前記エントリポイントは、ハイパーテキストマークアップ言語で記述されたコードを含むコンピュータコードによる態様で提供される請求項3記載の方法。
  8. 請求項1記載の方法であって、更に、前記ゲストユーザが前記登録ユーザとのインスタントメッセージによる交信を要望している旨の通知を該ゲストユーザから受信するように環境設定されたエントリポイントを、該ゲストユーザへの電子メールメッセージに組み入れるための要求を、前記登録ユーザから受信する工程を備える方法。
  9. 請求項1記載の方法であって、更に、前記ゲストユーザが前記登録ユーザとのインスタントメッセージによる交信を要望している旨の通知を該ゲストユーザから受信するように環境設定されたエントリポイントを、前記登録ユーザに関連付けられたウェブページに組み入れるための要求を、前記登録ユーザから受信する工程を備える方法。
  10. 前記コンピュータコードは、ブラウザ上で実行可能なインスタントメッセージングクライアントを含む請求項1記載の方法。
  11. 前記ブラウザ上で実行可能なインスタントメッセージングクライアントは、ダイナミックハイパーテキストマークアップ言語に基づくコンピュータ命令から成る請求項10記載の方法。
  12. 前記ブラウザ上で実行可能なインスタントメッセージングクライアントは、ジャバスクリプトに基づくコンピュータ命令から成る請求項10記載の方法。
  13. 前記ブラウザ上で実行可能なインスタントメッセージングクライアントは、アクティブXに基づくコンピュータ命令から成る請求項10記載の方法。
  14. 請求項1記載の方法であって、更に、仮のユーザIDを前記ゲストユーザに付与する工程を備える方法。
  15. 前記仮のユーザIDは、該ユーザIDが前記ゲストユーザに付与されている期間中において、該ゲストユーザに固有なユーザIDである請求項14記載の方法。
  16. 前記仮のユーザIDは、前記ゲストユーザと前記登録ユーザとの間における前記インスタントメッセージのやり取りが終了した際に、少なくとも一時的に失効する請求項14記載の方法。
  17. 前記仮のユーザIDは、前記登録ユーザとのインスタントメッセージングに対してのみ有効である請求項14記載の方法。
  18. 前記クライアントコンピュータシステムに割り当てられたIPアドレスに対して所定期間中に付与される前記仮のユーザIDの数を制限する請求項14記載の方法。
  19. 請求項1記載の方法であって、更に、前記登録ユーザが前記ゲストユーザを識別するための表示名の提出を該ゲストユーザに要求する工程を備える方法。
  20. 請求項1記載の方法であって、
    前記インスタントメッセージングシステムは、少なくとも一つの他のサービスシステムとの間で提携の登録がなされたシステムであり、
    前記他のサービスシステムのユーザの一部は、該他のサービスシステムにユーザ登録されているが、前記インスタントメッセージングシステムにユーザ登録されておらず、ユーザ名を用いて該他のサービスシステムにサインインするユーザであり、
    当該方法は、更に、
    前記ゲストユーザが前記他のサービスシステムのユーザとしてサインインしたユーザであるか否かを判断する判断工程と、
    前記ゲストユーザが前記他のサービスシステムのユーザとしてサインインしたユーザである場合に、前記他のサービスシステムにおいて該ゲストユーザが用いる前記ユーザ名を、前記登録ユーザが該ゲストユーザを識別するための表示名として使用する工程と
    を備える方法。
  21. 前記判断工程は、前記ゲストユーザが前記他のサービスシステムのユーザとしてサインインしたユーザであるか否かを、クッキー情報を用いて判断する工程である請求項20記載の方法。
  22. 前記コンピュータコードは、前記ゲストユーザに対してインスタントメッセージングウィンドウを表示するように環境設定されている請求項1記載の方法。
  23. 前記インスタントメッセージングウィンドウは、前記ゲストユーザまたは前記登録ユーザによって送信されたメッセージを表示するための領域を有する請求項22記載の方法。
  24. 前記インスタントメッセージングウィンドウは、前記登録ユーザに対して略リアルタイムで送信され表示されるメッセージのテキストを入力するための領域を有する請求項22記載の方法。
  25. 請求項1記載の方法であって、更に、前記ゲストユーザが登録されたユーザではないことを前記登録ユーザに報知する工程を備える方法。
  26. 請求項1記載の方法であって、
    前記登録ユーザが利用する登録ユーザクライアントコンピュータシステムには、前記インスタントメッセージングシステム用のクライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアがインストールされており、
    当該方法は、更に、前記登録ユーザクライアントコンピュータシステムにインストールされた前記クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアの少なくとも一つの機能を、少なくとも前記ゲストユーザに関して無効にする工程を備える方法。
  27. 前記無効にされる機能は、前記登録ユーザが、前記ゲストユーザに付与された仮のユーザIDを、前記登録ユーザクライアントコンピュータシステムにインストールされた前記クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアによってオンライン状態を監視されるユーザのリストに追加することを許可する機能である請求項26記載の方法。
  28. 前記無効にされる機能は、前記ゲストユーザのクライアントコンピュータシステムに送信される前記コンピュータコードがサポートしていない機能である請求項26記載の方法。
  29. インスタントメッセージングシステムにユーザ登録されていない被招待ユーザと、該システムにユーザ登録されている招待ユーザとの間で、インスタントメッセージによる交信を実現する方法であって、
    前記インスタントメッセージングシステムに関しては、該システムを利用するためのクライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアが提供されており、
    前記被招待ユーザが前記招待ユーザとのインスタントメッセージによる交信を要望している旨の通知を受信する工程と、
    前記被招待ユーザが利用するクライアントコンピュータシステムに、ブラウザ上で実行可能なコンピュータコードを送信する工程であって、
    前記コンピュータコードは、
    前記インスタントメッセージングシステム用の前記クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアが前記クライアントコンピュータシステムにインストールされているか否かを判断するためのコンピュータ命令と、
    前記インスタントメッセージングシステム用の前記クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアが前記クライアントコンピュータシステムにインストールされていないと判断された際に、前記被招待ユーザに対する前記クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアのダウンロードおよびインストールの要求、並びに、前記被招待ユーザに対する前記インスタントメッセージングシステムへのユーザ登録の要求を伴わずに、前記クライアントコンピュータシステムを利用する前記被招待ユーザに対してインスタントメッセージング機能の少なくとも一部を提供するためのコンピュータ命令と
    を含む
    工程と、
    前記被招待ユーザと前記招待ユーザとの間におけるインスタントメッセージのやり取りを仲介する工程と
    を備える方法。
  30. 請求項29に記載の方法であって、更に、前記インスタントメッセージングシステム用の前記クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアが前記クライアントコンピュータシステムにインストールされていると判断された際に、前記被招待ユーザが前記招待ユーザとインスタントメッセージングによって交信できるように該クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアを起用する工程を備える方法。
  31. 前記インスタントメッセージングシステム用の前記クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアが前記クライアントコンピュータシステムにインストールされているか否かを判断するためのコンピュータ命令は、ジャバスクリプト・プログラミング言語で記述されたコンピュータコードから成る請求項29記載の方法。
  32. 前記インスタントメッセージングシステム用の前記クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアが前記クライアントコンピュータシステムにインストールされているか否かを判断するためのコンピュータ命令は、VBスクリプト・プログラミング言語で記述されたコンピュータコードから成る請求項29記載の方法。
  33. 前記インスタントメッセージングシステム用の前記クライアント側インスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアが前記クライアントコンピュータシステムにインストールされているか否かを判断するためのコンピュータ命令は、アクティブX・プログラミング言語で記述されたコンピュータコードから成る請求項29記載の方法。
  34. インスタントメッセージングシステムにユーザ登録されていないゲストユーザと、該システムにユーザ登録されている登録ユーザとの間で、インスタントメッセージによる交信を実現するシステムであって、
    前記ゲストユーザが前記登録ユーザとのインスタントメッセージによる交信を要望している旨の通知を受信し、前記ゲストユーザが利用するクライアントコンピュータシステムに、ブラウザ上で実行可能なコンピュータコードを送信するように環境設定されたウェブサーバであって、
    前記コンピュータコードは、前記ゲストユーザに対するインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアのダウンロードおよびインストールの要求、並びに、前記ゲストユーザに対する前記インスタントメッセージングシステムへのユーザ登録の要求を伴わずに、前記クライアントコンピュータシステムを利用する前記ゲストユーザに対してインスタントメッセージング機能の少なくとも一部を提供するためのコンピュータ命令を含む
    ウェブサーバと、
    前記ゲストユーザと前記登録ユーザとの間におけるインスタントメッセージのやり取りを仲介するように環境設定されたインスタントメッセージングサーバと
    を備えるシステム。
  35. 前記ウェブサーバは、複数のサーバから成る請求項34記載のシステム。
  36. 前記インスタントメッセージングサーバは、複数のサーバから成る請求項34記載のシステム。
  37. インスタントメッセージングシステムにユーザ登録されていないゲストユーザと、該システムにユーザ登録されている登録ユーザとの間で、インスタントメッセージによる交信を実現するためのコンピュータ読み取り可能な媒体であって、
    前記ゲストユーザが前記登録ユーザとのインスタントメッセージによる交信を要望している旨の通知を受信する工程と、
    前記ゲストユーザが利用するクライアントコンピュータシステムに、ブラウザ上で実行可能なコンピュータコードを送信する工程であって、
    前記コンピュータコードは、前記ゲストユーザに対するインスタントメッセージング・アプリケーションソフトウェアのダウンロードおよびインストールの要求、並びに、前記ゲストユーザに対する前記インスタントメッセージングシステムへのユーザ登録の要求を伴わずに、前記クライアントコンピュータシステムを利用する前記ゲストユーザに対してインスタントメッセージング機能の少なくとも一部を提供するためのコンピュータ命令を含む
    工程と、
    前記ゲストユーザと前記登録ユーザとの間におけるインスタントメッセージのやり取りを仲介する仲介工程と
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体。
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