JP2005516049A5

JP2005516049A5 -

Info

Publication number: JP2005516049A5
Application number: JP2003563542A
Authority: JP
Filing date: 2003-01-23
Publication date: 2009-10-08

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】
グレアの削減、およびグレアからの回復の促進のための組成物の製造における、ルテインもしくはゼアキサンチン、またはルテインもしくはゼアキサンチンのエステル、あるいはそれらの組合せの使用。
【請求項２】
改善が、暗所での車両または飛行機の操縦時の、グレアの削減、およびグレアからの回復の促進である、請求項１記載の使用。
【請求項３】
ルテインとゼアキサンチンの組合せの、請求項１〜２のいずれか一項記載の使用。
【請求項４】
組成物が、薬学的組成物である、請求項１〜３のいずれか一項記載の使用。
【請求項５】
薬学的組成物が、経口用途のためであり、ルテインもしくはゼアキサンチン、またはそれらの混合物を、用量単位あたり０．１ｍｇ〜５００ｍｇの量で含有する、請求項４記載の使用。
【請求項６】
組成物が、更にビタミンＥを、用量単位あたり１０ｍｇ〜１０００ｍｇ含有する、請求項１〜５のいずれか一項記載の使用。
【請求項７】
組成物が、更に亜鉛を、用量単位あたり１ｍｇ〜１００ｍｇ含有する、請求項の１〜６のいずれか一項記載の使用。
【請求項８】
組成物が、食物または飲料である、請求項１〜３のいずれか一項記載の使用。

本発明により、眼組織に含まれることおよび／または眼組織の黄変を引き起こすことが可能である着色剤の投与が視覚性能の改善を生じることが見出された。そのような着色剤の共通の特徴は、眼組織、特に網膜に沈着するとそれらが青色光を吸収する黄色フィルタを与えることである。青色光は、網膜を潜在的に損傷すると考えられている。本発明に従って使用できる着色剤の例は、ビタミンＡ活性を持つ化合物、またはその前駆体並びにルテイン、ゼアキサンチン、メソゼアキサンチン、アスタキサンチン、もしくはそれらのエステル、またはカンタキサンチン、あるいは上述のものの混合物などのカロテノイドである。ルテインおよびゼアキサンチンの投与は、加齢黄斑疾患（ＡＭＤ）を発現する危険を低下させることが見出された。しかしながら、これらの化合物はＡＭＤの非存在時にも視覚性能を改善するために有用である。したがって、１つの態様において、本発明は暗所での視覚性能を改善するための組成物の製造における、眼組織に包含されることおよび／または眼組織の黄変を引き起こすことが可能である着色剤、特に、ルテイン、ゼアキサンチン、メソゼアキサンチン、アスタキサンチン、もしくはそれらのエステル、またはカンタキサンチン、あるいは上述のものの混合物から選択される化合物などのカロテノイドおよび／またはビタミンＡ活性を持つ化合物またはその前駆体の使用に関する。別の態様において、本発明は、１つ以上の上述の着色剤の有効量の投与による、暗所での視覚性能を改善する方法に関する。

Claims

グレアの削減またはグレアからの回復の促進のための組成物の製造における、ルテインもしくはゼアキサンチン、またはルテインもしくはゼアキサンチンのエステル、あるいはそれらの組合せの使用。
改善が、暗所での車両または飛行機の操縦時の、グレアの削減またはグレアからの回復の促進である、請求項１記載の使用。
ルテインとゼアキサンチンの組合せの、請求項１または２記載の使用。
組成物が、薬学的組成物である、請求項１〜３のいずれか一項記載の使用。
薬学的組成物が、経口用途のためであり、ルテインもしくはゼアキサンチン、またはそれらの混合物を、用量単位あたり約０．１mg〜約５００mgの量で含有する、請求項４記載の使用。
組成物が、更にビタミンＥを、用量単位あたり約１０mg〜約１０００mg含有する、請求項１〜５のいずれか一項記載の使用。
組成物が、更に亜鉛を、用量単位あたり約１mg〜約１００mg含有する、請求項１〜６のいずれか一項記載の使用。
組成物が、食物または飲料である、請求項１〜３のいずれか一項記載の使用。