JP2005514881A - 画像化装置用の較正方法及びコンピュータ可読媒体 - Google Patents

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Abstract

本発明は、表示装置、プリンター又はスキャナーといった画像化装置を較正するための多様な較正技法に関するものである。技法は、装置モデルから決定された予測出力と画像化装置の計測出力との間の平均誤差が予測誤差のレベルになるように画像化装置を装置モデルによって特徴付け、ターゲット動作を実現するために画像化装置上における描画を調節することに関連付けられる。本発明は画像化装置の分析用動作と計測出力との間のバランスを実現することができる。この結果、画像データを調節することにより、色精度が改善される可能性が向上すると共に、予測誤差について過補償される可能性が低下する。

Description

本発明は、カラー画像化に関し、更に詳しくは、カラー画像化装置用の較正技法に関するものである。
画像化装置を較正することにより、装置によって描画される画像の色精度を大幅に改善することができる。例えば、陰極線管、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、及び様々な印刷装置などの画像化装置は、しばしば装置に供給するカラー入力又は駆動データに適用可能な調節値を決定するために較正される。いずれの場合にも、この調節済みのデータを使用して画像化装置を制御することにより、最終的な画像の表示の色精度を改善することができる。較正を使用することにより、画像化装置のドリフトを補償し、色精度を改善することができる。
例えば、陰極線管(CRT)を較正するには、色彩計などの計測装置を表示画面に装着し、CRTの色出力を計測する段階が必要となる。この計測した出力を分析用の予測色値と比較することにより、色の誤差を決定することができる。次いで、この決定した色誤差を使用し、ホストコンピュータと関連するビデオカード内のルックアップテーブル(LUT)を変更することにより、入力色データを変換し、決定された誤差を調節することができる。この較正プロセスの有効性と精度は、色の精度に大きな影響を与えることになる。
正確な色精度は、ソフトプルーフィング(soft proofing)などの色を主に取り扱うアプリケーションにとって、特に重要である。ソフトプルーフィングとは、印刷されたハードコピーではなく、表示装置を使用するプルーフィングプロセスを意味するものである。従来のカラープルーフィング技法は、ハードコピープルーフィングに基づいたものであり、この場合には、校正刷りを印刷して検査し、印刷媒体上の画像及び色が視覚的に正しく見えるようにするものである。例えば、ハードプルーフィングプロセスによれば、色特性を調節可能であり、連続的なハードコピープリントを検査することができる。そして、特定の校正刷りが許容可能であると決定された後に、その許容可能な校正刷りの作成に使用した色特性を再使用し、許容可能なプルーフと視覚的に等価に見える大量の印刷媒体を(例えば、印刷機械によって)大量生産することができる。
ソフトプルーフィングは、多くの理由から、望ましいものである。即ち、例えば、ソフトプルーフィングによれば、プルーフィングプロセスの際に媒体上にハードコピーを印刷する必要性を除去又は削減することができる。さらに、ソフトプルーフィングによれば、表示装置を見るだけで、複数のプルーフィング専門家による遠隔地からのカラー画像のプルーフィングを実現することができる。ソフトプルーフィングの場合には、ハードコピーの校正刷りを印刷し遠隔地の校閲者に配送することも必要ではない。従って、ソフトプルーフィングは、ハードコピープルーフィングに比べて、迅速且つ便利である。さらに、ソフトプルーフィングによれば、プルーフィングプロセスの費用を削減することができる。これら及びその他の理由により、ソフトプルーフィングは、非常に望ましいものである。この効果的なソフトプルーフィングシステムを実現するための重要なファクタの1つが、正確な較正を実現するソフトプルーフィング表示装置の能力である。
一般的に、本発明は、表示装置、プリンタ、又はスキャナなどの画像化装置を較正するための様々な較正技法に関するものである。これらの技法には、画像化装置を装置モデルによって特徴付けることと関係しており、装置モデルの予測値と画像装置の計測出力との間における平均誤差は予測誤差レベルである。本発明によれば、画像化装置の分析用の動作と計測出力との間におけるバランスを実現することができる。この結果、画像データを調節することにより、色精度が改善される可能性が向上すると共に、予測誤差について過補償される可能性が低下する。
様々な実施形態において、本発明は、画像化装置を較正する方法にも関係している。例えば、1つの方法は、画像化装置を装置モデルによって特徴付けることにより、装置モデルから決定された予測出力と画像化装置の計測出力との間における平均誤差を予測誤差レベルにすることを含むことができる。また、この方法は、ターゲット動作を実現するために画像化装置上における画像の描画を調節する、ことを含むことも可能である。
別の実施形態において、本発明は、陰極線管の装置値のサブセットについて陰極線管の出力を計測し、装置モデルの1つ以上のパラメータ値を選択する、ことを含む方法にも関係しており、この場合に、調節可能なパラメータの数は、陰極線管の計測出力を定義するのに使用される計測値の数よりも少なく、装置モデルの予測出力と計測出力との間における平均誤差は予測誤差レベルになっている。この方法は、画像化装置のターゲット動作を実現するために装置モデルに従って画像データを調節する、ことを更に含むことができる。
別の実施形態において、本発明は、ルックアップテーブル(LUT)を初期化し、陰極線管の設定を調節して定義された出力を実質的に実現し、いくつかの色値の出力を計測する、ことを含む方法にも関係している。また、この方法は、装置モデルのパラメータ値を選択し、ここで、調節可能なパラメータの数は計測する出力の数よりも少なく、装置モデルに基づいてLUTの入力を生成する、ことを含むことも可能である。
別の実施形態において、本発明は、出力計測値を計測装置のダイナミックレンジ内に収容するのに十分な量だけ出力計測値をバイアスするための技法を実装することができる。例えば、1つの方法は、表示装置の出力を計測し、計測の際に実質的に白のトレースを表示して出力計測値をバイアスする、ことを含むことができる。このトレースは、光輪形状、又は計測値を適切にバイアスするのに適したその他の形状を有することができる。
その他の実施形態において、本発明は、較正済みの画像化装置又は較正済みの画像化装置の組に関係している。例えば、本発明によれば、陰極線管又は陰極線管の組を較正することにより、平均色誤差を分析用の予測色出力から約0.75ΔE未満に、最大色誤差を分析用の予測色出力から約1.5ΔE未満にすることができる。また、後程詳述するように、装置動作を定義するのに使用する分析用の式の理論的な限界に近い更に正確な較正を実現することも可能である。
本発明の様々な態様は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって実装することができる。ソフトウェアとして実装された場合には、本発明は、実行された際に本明細書に記述されている1つ又は複数の方法を実行するプログラムコードを格納するコンピュータ可読媒体に関係している。
本発明は、いくつかの利点を提供する能力を有している。具体的には、本発明により、画像化装置の較正を改善することができる。そして、この改善された較正により、ソフトプルーフィングなどの色を主に取り扱うアプリケーションの実現を促進することができる。本発明を使用して画像化装置を較正することにより、画像化装置の計測誤差を予測誤差レベルにすることが可能な場合も存在する。例えば、計測値における予測誤差には、計測装置やビデオカードによって誘発される誤差のように、画像化装置とは無関係な要因によって引き起こされるものがある。本発明によれば、理論と計測値間のバランスを実現し、画像データに対する調節によって画像化装置自体に無関係な計測誤差に関する過補償が行われないようにすることができる。この結果、画像化装置を較正することにより、平均色誤差を分析用の予測色出力から約0.75ΔE未満にすることができる。
以下の説明においては、陰極線管(CRT)の形態の画像化装置を較正する観点から、本発明の多くの態様について説明する。しかしながら、本発明は、必ずしもこの態様に限定されるものではない。即ち、本発明の原理による技法は、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、投射型ディスプレイ、及びこれらに類似するものなどのその他の表示装置;印刷機械、レーザープリンタ、インクジェットプリンタ、ドットマトリックスプリンタ、又はその他の印刷装置などの印刷装置;及びスキャナなどのその他の画像化装置、を含むその他の画像化装置に容易に適用することができる。従って、以下の詳細な説明は、本発明による一実施形態に関する詳細な模範的な説明である。
図1は、模範的な画像化ステーション10の正面図である。画像化ステーション10は、陰極線管(CRT)12の形態の画像化装置を含んでいる。さらに、画像化ステーション10は、画像データを受信し、受信した画像データに従ってCRT12を駆動可能なコンピュータ14をも含んでいる。画像化ステーション10は、本明細書に記述されている1つ又は複数の較正技法を利用し、CRT上におけるカラー画像の描画を改善する。本発明によれば、CRT12を較正することにより、平均色誤差を分析用の予測色出力から約0.75ΔE未満にすると共に、最大色誤差を分析用の予測色出力から約1.5ΔE未満にすることができる。更には、CRT12を較正することにより、平均色誤差を分析用の予測色出力から約0.3ΔE〜0.75ΔEの間、場合によっては、分析用の予測色出力から約0.3ΔE〜0.4ΔEの間にすることも可能な場合がある。この場合には、最大色誤差を分析用の予測色出力から約0.6ΔE〜1.1ΔEの間、或いは、場合によっては、分析用の予測色出力から約0.6ΔE〜0.8ΔEの間にすることができる。即ち、本発明によれば、理論的な限界に近い画像化装置の較正精度を実現することができる。
コンピュータ14は、電子的な表示や印刷物の制作のためのグラフィック画像の生成においてグラフィックアーティストやその他のユーザが使用している従来のコンピュータに実質的に準拠したものであってよい。例えば、コンピュータ14は、プロセッサ、メモリ、及び外部ストレージ装置を含むことができる。通常、メモリ/バスコントローラ及びシステムバスにより、プロセッサとメモリが接続されており、1つ又は複数のI/Oコントローラ及びI/Oバスにより、プロセッサ及びメモリがストレージ装置及びCRT12と接続されている。また、コンピュータ14には、I/Oバスを介してプロセッサ及びメモリに接続されたユーザ入力装置を含むことも可能である。
コンピュータ14のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサの形態を取ることが可能であり、PC、マッキントッシュ、コンピュータワークステーション、又はこれらに類似のものと統合したり、或いはこれらの一部を構成することも可能である。コンピュータ14のユーザ入力装置は、従来のキーボード及び、必要に応じて、マウス、ペン、又はトラックボールなどのポインティング装置を含むことも可能である。コンピュータ14のメモリは、後述する較正技法を実行するべくプロセッサによってアクセス及び実行されるプログラムコードを保存するランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。
例えば、本発明による較正技法を実装するプログラムコードは、コンピュータ14の外部ストレージ装置からコンピュータ14のメモリ内に読み込み可能であり、この外部ストレージ装置は、固定ハードドライブ又はリムーバブル媒体ドライブの形態を取ることができる。プログラムコードは、当初、磁気、光、光磁気、又はその他のディスク又はテープ媒体などのコンピュータ可読媒体上に保管することができる。或いは、この代わりに、プログラムコードは、EEPROM(Electrically-Erasable-Programmable-Read-Only-Memory)などの電子的なコンピュータ可読媒体からメモリ内に読み込んだり、或いはネットワーク接続を介してダウンロードすることも可能である。ダウンロードする場合には、プログラムコードは、当初、搬送波内に埋め込むか、さもなければ、電磁信号によって伝送することができる。プログラムコードは、広範な画像化機能を提供するアプリケーションの1つの機能として実装することができる。
図2は、本発明による画像化ステーション10の模範的な実装例の機能ブロックダイアグラムである。これらの様々な機能ブロックは、ハードウェアによって実装可能であり、或いは、前述のようにコンピュータ14のプロセッサにおいて実行されるソフトウェアとしても実装することもできる。
画像化ステーション10は、参照符号21で示されているように、赤−緑−青(RGB)画像データを受信する。そして、RGB画像データを受信すると、このデータをカラーマッチングモジュール22によって操作することができる。具体的には、カラーマッチングモジュールは、CRT12の製造及びモデルの詳細に関連付けられたカラープロファイルを使用し、RGBデータを変換可能である。次いで、この変換されたデータをディスプレイドライバ25及びビデオカード26を通じて送信し、最終的にCRT12のピクセルを駆動して非常に正確なカラー画像の表示を生成することができる。
色精度を更に改善するために、画像化ステーション10は、CRT12を較正してCRT12のドリフトなどを補償する較正モジュール24を含んでいる。較正モジュール24を起動してCRT12の出力を計測した後に、調節値をビデオカード26内のLUT29に読み込むことができる。ビデオカード26は、LUT29にアクセスして画像値を駆動値に変換し、これがCRT12に供給される。これらの追加的な調節を画像データに適用することにより、CRT12の最終的な表示色を正確なものにすることができる。
較正モジュール24は、改善された色精度を実現するべく、後程詳述する較正技法を起動することができる。較正技法を起動すると、通常、較正モジュール24は、色計測装置をCRT12に装着するよう、ユーザに対して要求する。例えば、この色計測装置は、通常、CRT12の表示画面に装着可能な高品質の光検出器である。ミシガン州グランドラピッズに所在するエックスライト社(X-Rite Incorporated of Grand Rapids, Michigan)から市販されている装置番号DTP92が好適な計測装置の1つである。色計測装置をCRT12の表示画面に装着した後に、ユーザは較正プロセスを開始することができる。この場合、較正モジュール24は、CRT12の出力に対していくつかの計測を実行する。そして、CRT12の出力を計測した後に、較正モジュール24は、CRTの装置モデルを定義し、この装置モデルを使用して、LUT29に読み込み可能な調節済みの値を生成することができる。この結果、この較正手順により、CRT12のドリフトが補償され、これにより、CRT12上に描画される画像の色精度を改善することができる。
較正モジュール24は、次のような完全なガンマカーブの動作を有する基準RGB色空間に対してCRT12を較正するという仮定の下に開始することができる。
Figure 2005514881
ここで、
r1(R)=Rγ1 式2A
g1(G)=Gγ1 式2B
b1(B)=Bγ1 式2C
式1、2A、2B、及び2Cは、0.0〜1.0の正規化されたRGB値を有している。しかしながら、較正プロセスにおいて取得される表示値は、通常、0〜255のグレーレベル値を有している。
ガンマ値を標準的なターゲットとして選定可能である。例えば、未補正のCRTディスプレイに対しては、2.2のガンマ値を仮定することが多いが、これは、L*に対して(即ち、L*a*b*色空間において)妥当な線形性を有している。後程詳述するように、較正モジュール24は、このガンマの動きを予測誤差内に略整合させることができる技法を実装することができる。
CRT12の白点のR、G、及びB、並びにYxy(輝度と色度)の色度の標準値を使用し、式1の行列式を再定義することができる。RGBをXYZに変換するための行列式Mは、RGB値の色度に従って、次のように定義可能である。
Figure 2005514881
ここで、
Figure 2005514881
であり、
Figure 2005514881
である。
白Ywpの特定のターゲット輝度(単位:Cd/m2)を実現するべく、行列式Mに、Ywpを乗算することができる。従って、式1は、次のように書き換えることができる。
Figure 2005514881
ここで、RGB色度の値は、一定であると仮定している。
製造後0〜8年の範囲の数十台のCRTにおいて収集された実験データは、時間の推移とCRTのブランドに渡って、RGB色度が非常に安定した傾向を有していることを示している。従って、調節を要する変数は、第一義的には、CRTのYxy白点とRGBガンマカーブである。但し、必要に応じて、RGB色度の変化を含む更に複雑な調節を実行することも可能である。
未較正のCRTの計測動作は、次のように定義することができる。
Figure 2005514881
ここで、
Figure 2005514881
ベクトルXYZdcは、計測装置及び迷光によって生成される暗電流のオフセットである。X−Rite DTP92計測装置の場合の代表的な値は、81.5Cd/m2の白点光度に対して、0.3Cd/m2のレベルである。
RGBo2の値は、黒のオンセット(始まり)を表しており、これらは、その上においてXYZの増加を検出可能なRGBのしきい値を示している。尚、完全なCRT動作(式1によって表されているもの)の場合には、このRGBo2の値はゼロである。
ベクトルXYZdcは、定数であるか、或いは(1.0−α)の関数として変化可能であり、ここで、αは、次のとおりである。
α=(XYZ(RGB)−XYZ(RGB=0))/(XYZ(RGB=255)−XYZ(RGB=0)) 式9
例えば、計測装置の中には、RGB=0のXYZ値が大幅に変化する一方で、RBG=255のXYZ値が非常に安定しており反復可能なものが存在する。従って、計測装置の中には、XYZdcの値に(1.0−α)を乗算可能なものが存在するのである。
図3は、本発明の実施形態による較正技法を示すフローチャートである。図示のように、較正モジュール24は、まず、ビデオカード26内のLUT29を初期化する(31)。即ち、CRT12の出力が既知の状態となるように、LUT29を線形に設定するのである。この初期化のための模範的な擬似コードは、次のとおりである。
#define numEntries 1024
#define max16bit 0xffff
unsined short videoLUT[numEntries];
int i;
(for i=0;i<munEntries;i++)
videoLUT[i]=(unsigned short)(0.5+max16bit*
((float)i/(float)(numEntries−1));
この線形ビデオLUTは、較正手順において変更されることになるが、videoLUT[0]を常に0に維持するようにすることが有利である。これにより、較正プロセスにおいてRGB=0の計測値を一定にすることができる。
このLUTの初期化を完了した後に(31)、較正モジュール24によって自動的に(或いは、ユーザが手動で)CRT12の設定を調節することができる(32)。CRT12のアナログ設定を調節することにより、CRT12の初期状態が更に明らかになると共に定義される。前述のように、RGBターゲット空間の状態は、RGB色度が一定であると仮定すれば、RGBの白点及びガンマ値によって定義することができる。これらのアナログ設定の値は、通常、次のような名称で呼ばれている。即ち、コントラストとは、主にCRTの白に近い色の輝度(これは、RGB値のすべてに影響を与える)を調節し、二次的に暗い輝度値に影響を与える設定を意味している。ブライトネスとは、主にCRTの暗い輝度色の輝度(これは、RGB値のすべてに影響を与える)を調節し、二次的に白に近い値に影響を与える設定を意味している。利得とは、コントラストと同様の値を調節するが、それぞれのR、G、及びBチャネルについて個別に調節する設定を意味している。バイアスとは、ブライトネスと同様の値を調節するが、それぞれR、G、及びBチャネルについて別個に調節する設定を意味している。
これらのアナログ設定は、手動、例えば、CRT12によって提示された入力ボタン、ダイアル、及びこれらに類似のものを使用する、或いは、コンピュータ14とCRT12間における直接的な通信によって自動的に設定することができる。このような直接的な通信の例としては、ddc/ciと呼ばれるVESA(登録商標)(Video Electronics Standards Association)規格が挙げられる。一実施形態においては、R、G、及びBのコントラスト、ブライトネス、並びに利得及びバイアスの値を調節し、次の計測動作を実現することができる。
(1)Yの値をRGBターゲット空間の白のYの値よりもわずかに(例:1%)高く設定することを除き、白(RGB=255)のYxyの値を可能な限りYxyのターゲット値に近づけて設定する。これにより、ビデオカード26内のLUT29によって残りの補正を実行する余地が生じることになる。白のYxyのターゲット値は、ユーザの好み又は必要性に応じて、ユーザが選定することができる。
(2)ダークグレー(例:RGB=50)のx,yの値をターゲットの白のx,yの値に可能な限り近づけて設定する。この場合にも、ターゲットの定義方法は、ユーザの好みによって決定可能である。
(3)本質的に等価な1つ又は2つの方法により、ダークグレーの光度Yを調節することができる。第1の方法においては、ダークグレーの光度を設定することにより、RGB=0において完全な黒を計測しつつ、ブライトネスの値が可能な限り高くなるようにする。「完全な黒」とは、RGB=0におけるCRTのYの値として定義されるものであり、すべてのアナログ調節値が最小限に設定されている。そして、もう一方の方法においては、結果的にRGBo2=0又は0をわずかに上回る黒オンセット値をもたらすブライトネスの最大値を決定する。
CRTの中には、ガンマ値が約2.35のものも存在する。この場合には、RGB=48において、L*=13.0〜14.0の場合に、望ましいブライトネス値が発生することが判明している。相対的なRGBバイアス値を調整し、a*=b*=0を計測することができる。この場合には、CIELABのすべての計算は、XnYnZnがCRT12のRGBターゲットの白点の値Yxyによって決定されることを前提としている。
設定を調節した後に(32)、CRT12の出力を計測する(33)。例えば、較正モジュール24は、計測装置をCRTの画面に装着し出力を計測するよう、ユーザに対して要求することができる。そして、計測装置が装着されると、較正モジュール24は、色サンプルを表示し計測する段階に関連する較正ルーチンを実行することができる。例えば、データを取得するには、0〜255の範囲のRGBのグレー値を表示及び計測する段階が必要である。すべてのグレーレベルを計測することも可能であり、或いは、この代わりに、データの取得に所要する時間を削減するべく、グレーレベルのサブセットを計測することも可能である。15のグレーレベルの増分による計測により、適切なレベルの精度を提供することができる。それぞれのグレーレベルは、固有の中性色を定義している。尚、中性色とは、実質的に等価な色値を有する色を意味している。例えば、CRTの中性色は、R、G、及びBチャネルの実質的に等価な値を有する色である。
較正ルーチンは、黒(RGB=0)を背景として、RGBの中性色を表す円を表示することができる(これは、通常、10センチメートル以上の直径を有する円である)。黒の背景により、暗い色を計測する能力を改善することができる。計測変動性の推定値(即ち、計測装置に関連する誤差値(Σ))を取得するべく、表示されるそれぞれのRGB値ごとに、いくつかのXYZ値を取得することができる。次いで、較正ルーチンは、次の段階に進んで、次のRGB値を表示し、すべてのRGB値又はそのサブセットの取得が完了するまで、このプロセスを反復することができる。
暗い放射色の計測における懸念事項の1つは、計測装置の中に、データをクリッピングものが存在することである。即ち、計測装置の中には、真に正確な値が測定可能ではあるが小さい場合に(例:0.4Cd/m2)、RGB=0〜RGB=40の範囲のX、Y、又はZの値を0として返すものが存在するのである。この計測装置におけるクリッピングを補償するために、較正ルーチンにおいて、実質的に白のトレースを表示し計測装置をわずかにバイアスすることが有利であろう。この白のトレースは、RGB=255の色値を有する固定された白い円(又は、光輪(halo))であってよい。この光輪から散乱される光は、一定の非ゼロの量であって、これにより、暗い色において計測されるXYZの値にわずかなバイアスを加えるという有益な効果を提供することができる。この結果、このようにして計測された0〜255のRGBのすべての値は、計測装置のダイナミックレンジ能力内に収まることが保証されることになる。
図4は、較正の際に白いトレースを表示している画像化ステーション10の一例を示している。計測装置42をCRT12の表示画面に装着可能であり、較正手順において、実質的に白のトレース44を表示して計測値をバイアスすることにより、0〜255のRGB値が計測装置42のダイナミックレンジ能力内に収まるようにすることができる。計測対象の色によって、白いトレース44の内部を塗りつぶすことも可能であり、或いは、この代わりに、計測対象の色と黒い背景の両方を白いトレース44の内部に含めることも可能である。いずれの場合にも、白いトレース44を使用し、所望の量のバイアスを提供することができる。通常は、例えば、約0.5〜1.0%だけ、出力計測値をバイアスすれば十分である。しかしながら、計測装置に応じて、更に大きな量のバイアスが有用な場合も存在する。白いトレース44は、光輪形状を有するものとして示されているが、実装する形状又はデザインは、どのようなものであってよい。また、計測装置の中には、その他の色によるバイアス処理が有用なものも存在する。
出力の適切な計測が完了した後に(33)、装置モデルのパラメータ値を選定する(34)。陰極線管12の計測出力を定義するのに使用する計測値の数よりも少なくなるように、装置モデルにおいて、調節可能なパラメータの数を定義することができる。このパラメータの数を、計測出力を定義するのに使用する計測値の数よりも少なく(或いは、実質的に少なく)定義することにより、較正プロセスによって計測結果が過補償されないようにすることができる。即ち、計測装置又はその他の外部要因に帰することができるある程度の誤差が常に存在しているのである。本発明においては、調節可能なパラメータの数を、計測出力を定義するのに使用する計測値の数よりも少なく(または、実質的に少なく)なるように制限することにより、実際の装置出力に無関係な外部要因に対する不適当な補償を回避することができる。具体的には、本発明においては、所与の入力に対する計測出力に応じて、それぞれの当該入力を調節することを回避することができる。更に正確に表現すれば、本発明によれば、部分的に理論と選定パラメータ値とに基づいた装置モデルを実装することができる。この結果、調節により、当然予測される計測誤差に対して過補償されることがなくなる。分析用の予測出力と計測出力間における誤差を最小化するように、較正プロセスにおいて、調節可能なパラメータの値を選定することができる。
どのパラメータを調節可能なものとして定義するかについては、実装に応じて決定可能である。実際に、調節可能なパラメータは、画像化装置ごとに、通常、異なるものになろう。しかしながら、CRT12を較正する例においては、調節可能なパラメータは、ガンマ値と黒のオンセット値であってよい。ガンマ値とは、当技術分野において周知の値(γ)であり、デジタル装置値の変化に伴う光強度の変化レートを示している。一方、黒のオンセット値も、当技術分野において周知の別の用語であり、光の計測可能な増加が存在するポイントを示している。
理論的な限界に近いレベルの正確な安定した装置モデルを定義するべく、誤差最小化プロセスにより、装置モデルのパラメータ値を選定することができる。一例として、次のプロセスを使用してCRTの装置モデルを定義する。第1に、取得したXYZデータを暗電流バイアスに関連して調節する。具体的には、生のXYZ計測データから、XYZデータの暗電流バイアス(先程定義されたXYZdc)を減算することができる。尚、特定の計測装置又は計測方法において、次にXYZdcの値が一定の場合には、XYZのすべての値から、XYZdcの値を単純に減算することができる。しかしながら、XYZdcの値がXYZ値に応じて変化する場合には、これに相応して、XYZデータに対する調節を実行する必要がある。XYZデータに対するこの調節の結果、式7におけるXYZdcの値がゼロとなる。従って、CRTの動作を正確に特徴付けるために決定を要するのは、残りのパラメータのみである。
次に、白点値を設定する。例えば、(Yxy)wp2の値を前述の式7に代入することができる。この場合に、(Yxy)wp2に関しては、XYZwp2の値は、RGB=255におけるXYZデータによって与えられ、x及びyの定義は次のとおりである。
x=X/(X+Y+Z) 式10A
y=Y/(X+Y+Z) 式10B
次に、誤差関数を定義可能であり、これは、選択したパラメータ値によって決定されるが、このケースにおいては、これらのパラメータは、ガンマ及び黒オンセットのパラメータ値である。例えば、エラー関数は、次のように定義することができる。
Figure 2005514881
ここで、
ΔEi 2(γr2,γg2,γb2,RGBo2)=(L*(RGBi,γr2,γg2,γb2,RGBo2)−L*i2+(a*(RGBi,γr2,γg2、γb2,RGBo2)−a*i2+(b*(RGBi,γr2,γg2,γb2,RGBo2)−b*i)2 式12
ここで、L*()、a*()、及びb*()は、L*a*b*の分析用の予測値であり、値L*i、a*i、b*iは、L*a*b*の計測値である。分析用の予測値とCIELAB計測値は、分析用のXYZと計測XYZから導出することができる。RGB、XYZdc、γr2、γg2、γb2、RGBo2の関数としてのX、Y、及びZの分析用の式は、前述の式6及び式7に定義されている。CIELAB値は、XYZから次のように算出することができる。
L*=116f(Y/Yn)−16 式13A
a*=500[f(X/Xn)−f(Y/Yn)] 式13B
b*=200[f(Y/Yn)−f(Z/Zn)] 式13C
ここで、
Figure 2005514881
RGBiとXYZiの値は、0〜255の範囲のRGBのそれぞれの入力値ごとに対応する表示RGBと計測XYZの値である。i=0〜i=N−1において実行される前述の加算は、N個のXYZ計測値と、これらに対応する計測色の生成に使用されたN個のRGB値のリスト又はアレイを仮定したものである。RGB=0の(或いは、この近傍の)領域に動作の特異性又は非線形性が存在する可能性があるため、この計算においては、RGB=0を除外することができる。即ち、この計算からRGB=0を除外することにより、RGB=0における(又は、この近傍における)動作によって歪曲されることなしに、CRT動作の全体的なRGBからXYZへの動作を特徴付けすることができる。
この時点で、誤差最小化法により、パラメータの値を決定することができる。例えば、カイ二乗法又は最小二乗法などのなんらかの適切な誤差最小化法を使用し、調節可能なパラメータに対して誤差の最小化を実行することができる。また、その他の誤差最小化法も使用可能であろう。いずれの場合にも、選定したパラメータの公称初期値を使用することができる(このケースにおいては、ガンマ=2.2と黒オンセット=0.05である)。この誤差の最小化を実行した後に、較正モジュール24は、計測データと算出した分析用の予測動作間の平均及び最大誤差をチェックすることができる。
代表値の範囲が、平均誤差の場合には、0.3〜0.5ΔEとなり、最大誤差の場合には、0.6〜1.0となることを実験は示している。これらの誤差は、RGBの滑らかな関数としてXYZの+/−シフトを引き起こすビデオカードと計測装置のA/D及びD/A回路におけるシステム的な量子化誤差に起因するものと考えられる。特定のRGB色の計測値の雑音のΣは、通常、非常に小さい(例:0.1ΔE)。従って、この量子化誤差は、完全なガンマカーブ動作の全体に均等に分散していると予測するべきである。従って、分析用の予測動作からの平均及び最大誤差は、ランダムな計測雑音に起因する変動性よりもわずかに大きい可能性はあるが、残差の合計はゼロに近いものになると予測するべきである。
この誤差の最小化を更に改善するべく、更なる技法を採用することができる。例えば、誤差最小化ルーチンによって、誤差関数の最良の最小値が検出されない場合がある。特に、最小化ルーチンにおいて、収束ではなく発散などの致命的な誤りが発生する可能性がある。これを回避するには、誤差関数がその最終的な値に可能な限り近くなるように、パラメータ値の初期化のためにできる限り最善の推定値を検出することが有利であろう。
このパラメータ値を事前に最適化する方法の1つは、まず、それぞれのチャネルごとに別個にデータの小さな組を計測し、別個のチャネルの誤差を算出及び最小化する方法である。この方法においては、1つのチャネルのデータの小さな組を取得する(即ち、データ取得において、その他の2つのチャネルを0に設定する)。更に、3つのRGB値の中の2つを0に設定し、L*a*b*の予測を実行することができる。最後に、その1つのチャネルのパラメータに対してのみ、誤差の最小化を実行することができる。これらの追加的な技法により、誤差最小化法によって分析用の計算値と計測動作間の誤差を最小化するパラメータ値が実際に識別される確率を更に向上させることができる。
装置モデルのパラメータ値を選定した後に(34)、較正モジュール24は、入力を生成し、LUT29内にロードすることができる(35)。この結果、LUT29は、画像データを調節し、CRT12のドリフトを補償することができる。LUT29は、次の形態であってよい。
Figure 2005514881
この時点で、式15A〜式15Cのすべての値は、RGBmax2を除いて判明している。RGBmax2の値を得るために、未較正のCRTの式におけるRGBをR’G’B’によって置換した後に、式7及び式8A〜式8Cによって示されている未較正のCRTの式を式6によって示されている所望のCRTの動作の式と同等視することができる。即ち、ビデオLUT29内に保存されている調節を適用した後に、未較正のCRTが所望のCRT動作にどれだけ近くなるかに関する予測を試みることができる。式7及び式8A〜式8Cに、R’G’B’のこれらの式を代入することにより、次の式が得られる。
Figure 2005514881
ここで、
Figure 2005514881
2.2のガンマを有し、追加的な計測暗電流バイアスが追加された理想的なCRTの動作の式6を式16と同等視することにより、次の式が得られる。
Figure 2005514881
これは、次のように約分することができる。
Figure 2005514881
これらの行列式の積は、対角行列であり、この結果、次の3つの式が得られる。
Figure 2005514881
次に、式2A〜式2Cと式17A〜式17Cを式20A〜式20Cに代入することにより、次のように、RGBmax2を得ることができる。
Figure 2005514881
そして、Rmax、Gmax、及びBmaxは、次ぎのように解明される。
Figure 2005514881
次いで、式22A〜式22Cの値を式15A〜式15Cに代入し、LUT29の入力を定義することができる。この手順は、必要に応じて反復可能であり、毎回、以前の反復からの式15A〜式15Cから算出された補正関数を使用する。即ち、調節値が手順のそれぞれの反復によって継続的に収束するように、調節値を閉ループとして実装することができる。この手順は、毎日反復することも可能であり、或いは、必要に応じて反復することもできる。例えば、契約プルーフ画像を表示する前に手順を反復することが有利であろう。実験によれば、通常、約24時間におけるCRTのドリフトは、1.0〜3.0ΔEに過ぎないことが示されている。従って、多くのアプリケーションにおいて、1日当たり1回の較正で十分である。
また例えば、最新の補正関数に対する調節値を計算し、完全な補正ではなく部分的な補正を実行することにり、インテリジェントなプロセス制御を実装することができる。計測雑音対誤差の大きさに基づいて、補正の程度を調節可能である。また、平均及び/又は最大誤差が既定の値を超過した場合にのみ最新の補正関数を補正することにより、インテリジェントなプロセス制御を実装することができる。
前述のようにCRTアナログパラメータを自動的に調節することにより、許容可能なレベルの白のターゲットYxy値をしばしば実現可能である。任意選択により、較正モジュール24は、最大補正値を変更することなしに、ガンマ及びオンセットを調節することができる。同様に、CRTアナログパラメータを最適化することにより、オンセットを最小化することができる。この場合には、正確なグレーバランスを実現するべく、前述の較正方法を使用し、RGBチャネルのガンマ動作のみを調節することができる。黒オンセット、ガンマ、及び最大値について、それぞれのRGB値を調節する場合にも、8ビットビデオLUTによって制限されている場合に、量子化の影響を最小化するべく、黒オンセット及び最大値の調節の大きさを最小化することが望ましい。
アナログ設定の選択肢を使用して、システム白点をターゲットの白値に近い値に較正する場合には(例えば、Xnnnのターゲット白値を使用してL*、a*、又はb*の+/−0.5ΔE未満)、システムのガンマカーブ特性を特徴付けるために、少なくとも2つの方法が存在している。1つの方法は、アナログ選択を実行した後に、分析用のモデルの白点をCRTシステムの計測白点の値に設定する方法である。この結果、「相対的な白」の基準ターゲットに対して誤差が最小化されたR、G、及びBのガンマカーブが生成される。即ち、R、G、及びBについて、正確に2.2ガンマであるターゲットと、CRTの現在の白に等しい白点である(即ち、Yxyのターゲット値と正確に同じではないが近いもの)。
システムのガンマカーブ特性を特徴付けるための別の方法は、分析用のモデルの白点をCRTシステムの白点の望ましいターゲット値に設定する方法である。この方法を使用すると、算出モデルは、常に、RGB=白における計測データに関連する小さな誤差を有することになる。しかしながら、モデル全体としては、計測データに対して良好なフィットを得ることができる。これは、CRT用の全体的な分析用のモデルにおいては、白点における小さな誤差がある程度補償されることを意味している。この結果、システムの最終的なガンマカーブは、「絶対的な白」の基準ターゲット(即ち、R、G、及びBについて、2.2ガンマを有する基準ターゲット、並びにシステムの望ましいターゲット白点である白点)に対して最小化された誤差を有することになる。
前述の手順を実行する前にチェック可能なCRT用の更なる設定条件には、次のものを含むことができる。第1に、前述の式におけるRBG基準空間のすべての値は、較正対象の物理的なRGB装置のYの値以下にする必要がある。第2に、較正対象の物理的なRGB装置のRGBオンセットのすべての値は、「補正可能な」範囲内にある必要がある。例えば、現在のCRT技術によれば、この「補正可能」を構成するものの推定値は、グレーレベルの単位において、5<RGBo2<40である。第3に、XYZdcのすべての値は、クリッピングを回避するべく、正であって、「妥当」なレベル未満である必要がある。このケースにおいては、現在のCRT技術によれば、この「妥当」を構成するものの推定値は、0.5Cd/m2である。
第1の設定条件は、ターゲットをヒットするべくRGBの最大値を常に削減可能であるが、チャネルの強度が低過ぎる場合には、100%を超過できないことを単に意味している。第2の設定条件により、良好な黒(RGB=0)を常に実現できるようにすることができる。第3の設定条件により、計測装置、+迷光、+CRT最小輝度値をかなり低いものにすることができる。較正対象のRGB装置のRGBの最大調節値が0.95<RGBmax<1.0の範囲内に収まるように、CRTの白点をターゲットの白点の近傍に設定する必要がある。
図5は、本発明によるCRT用の較正技法の更に一般的な概要を示す別のフローチャートである。図示のように、まず、CRTの出力を計測する(51)。次いで、CRTの装置モデルのパラメータ値を選定する(52)。最後に、画像データを調節することにより、CRTの出力を更に正確なものにする(53)。
特に、CRTの調節可能なパラメータの数をCRTの計測値の数よりも少なく設定した場合に、較正を改善することができる。例えば、計測出力に従ってCRTのそれぞれの入力を調節するのではなく(即ち、入力と計測の1対1マッピング)、本発明においては、計測出力の数よりも少ない調節可能なパラメータを有する装置モデルを設定している。この結果、この技法においては、予測された誤差を有する計測結果に対して過補償が実行されない。即ち、ビデオカードにおいて入力に対する調節を適用した後にも、計測装置の不正確性などのCRTのドリフトとは無関係な要因に起因する小さな誤差が予測される。本発明によれば、これらの予測される計測誤差を過補償しないように、分析用のモデル化と経験的な計測間におけるバランスを実現することができる。
本明細書に記述されている技法を使用することにより、改善されたCRTの較正を実現することができる。具体的には、本明細書に記述されている技法を使用してディスプレイを較正することにより、平均色誤差を分析用の予測色出力から約0.75ΔE未満に、最大色誤差を分析用の予測色出力から約1.5ΔE未満にすることができる。更に具体的には、分析用の予測色出力から約0.3ΔE〜0.75ΔEの間の平均色誤差と、分析用の予測色出力から約0.6ΔE〜1.1ΔEの間の最大色誤差を実現することができる。更に具体的には、分析用の予測色出力から約0.3ΔE〜0.4ΔEの間の平均色誤差と、分析用の予測色出力から約0.6ΔE〜0.8ΔEの間の最大色誤差が既に実現されている。0.3ΔEに近い平均色誤差は、CRT及び計測装置の現在の状態によって実現可能な理論的な限界に近いものである。しかしながら、計測装置及びCRTの改善に伴い、較正の理論的な限度も改善されであろう。そして、その場合には、本発明により、更に良好な平均誤差と最大色誤差を実現することができよう。
図6は、本発明に従って画像化装置に適用可能な較正技法を一般的に示す別のフローチャートである。図示のように、まず、画像化装置を装置モデルによって特徴付ける(61)。この場合に、装置モデルの分析用の予測値と、画像化装置の装置値のサブセットの計測出力間における平均誤差を予測誤差のレベルにすることができる。さらに、中性色に実質的に対応する装置値のサブセットが出力を構成し得る場合も存在する。そして、画像化装置を特徴付けた後に(61)、画像化装置による画像の描画を調節し、ターゲット動作を実現することができる(62)。例えば、画像の描画を調節する段階は、LUTを使用するか、または、図7を参照して後述するように、ダイナミックなカラープロファイルを生成することによって画像データを調節する段階を有することができる。
画像化装置を特徴付けるのに使用される装置モデルは、1つ又は複数の調節可能なパラメータを含むことができる。この場合には、この技法は、装置モデルの調節可能なパラメータを選定する段階を更に含むことができる。また、選定されるパラメータの数は、画像化装置の計測出力を定義するのに使用される計測値の数よりも少なくてよい。例えば、画像化装置がCRTの場合には、調節可能なパラメータは、ガンマ値と黒オンセット値から構成することができる。しかしながら、別の例においては、パラメータは、画像化装置に応じて指定することができる。
図7は、画像化ステーション10の代替実施形態を示している。この場合にも、同一の較正技法を使用してCRT12を較正することができる。但し、LUTを使用して調節を適用するのではなく、この実施例においては、カラーマッチングモジュール(CMM)72においてダイナミックなカラープロファイルを生成している。すなわち、較正モジュール74が較正手順の実行を完了した後に、CMM72内においてダイナミックなカラープロファイルを生成することにより、CRT12のドリフトを補償するための調節を適用することができる。このカラープロファイルは、較正計測に伴って変化するという意味においてダイナミックである。従って、CRT12のドリフトに伴い、このダイナミックカラープロファイルも変化可能である。即ち、CMM72は、較正モジュール74から較正データを受信し、この較正情報をCRT12用の装置プロファイル内に内蔵することができる。次いで、調節された画像データを(恐らく追加の調節なしに)ディスプレイドライバ75及びビデオカード76を通じて供給することができる。この結果、ビデオカード76内のLUTの必要性を回避することができる。
図8は、ソフトプルーフィングシステム80を示している。ソフトプルーフィングシステム80は、本発明の1つ又は複数の態様を実装し、ソフトプルーフィングプロセスにおいて正確な色の描画とカラーマッチングを実現することができる。ソフトプルーフィングシステム80には、管理コンピュータ82が含まれている。この管理コンピュータ82は、ソフトプルーフィングシステム80のサーバコンピュータと見なすことができる。管理コンピュータ82は、画像を画像化ステーション10A〜10D(以下、画像化ステーション10と呼ぶ)に供給することができる。画像化ステーション10に位置するカラースペシャリストは、これらの画像をチェックし、恐らく、画像にマーキング又はハイライティングを施した後に、このマーキングしたコピーを管理コンピュータ82に返却することにより、フィードバックを提供することができる。フィードバックを受信すると、管理者は、管理コンピュータ82を使用して画像に変更を加えることができる。管理者と画像化ステーション10に関連する検閲者の間で、カラー画像の外観に関する合意が成立すると、印刷機械又は別の高品質の印刷装置によって画像を印刷することができる。
管理コンピュータ82は、様々な画像化ステーション10に直接的に接続し、ローカルエリアネットワーク(LAN)を形成することも可能であり、或いは、この代わりに、管理コンピュータ82は、ワイドエリアネットワーク又はインターネットなどのグローバルネットワーク84を介して画像化ステーション10に接続することも可能である。様々な画像化ステーション10は、較正を改善し、これによって色精度を改善するべく、前述の1つ又は複数の較正技法を実装することができる。実際に、この改善された較正は、効果的なソフトプルーフィングシステム80やその他の主に色を取り扱うアプリケーションを実現する能力に対して直接的に影響を与えることができる。
一実施例において、画像化ステーション10は、集合的にCRTの組を定義しており、組の中のそれぞれのCRTは、先程概説した誤差内に収まるように較正される。この場合に、画像化ステーション10のCRTのドリフトを十分に補償することにより、契約プルーフの色品質をそれぞれの画像化ステーション10において描画できるようにすることができる。
以上、少なくとも部分的にソフトウェアとして実装する観点から、本発明の多数の態様について説明した。この代わりに、模範的なハードウェア実装例には、DSP、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、プログラム可能なロジックデバイス、特殊設計ハードウェアコンポーネント、又はこれらの組み合わせにおける実装が含まれる。
また、以上においては、陰極線管の形態の表示装置を較正する較正技法の観点から、本発明の多くの態様について説明しているが、本発明の態様は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどのその他の画像化装置、様々な印刷装置、或いはスキャナ又はこれに類似のものなどのその他の画像化装置の較正にも容易に適用することができる。
本発明によって較正された陰極線管を含む模範的な画像化ステーションの正面図である。 本発明に係る画像化ステーションの模範的な実装例の機能ブロックダイアグラムである。 本発明に係る較正技法を示すフローチャートである。 較正の際に白いトレースを表示する画像化ステーションの一例を示す図である。 本発明に係る較正技法を示す更なるフローチャートである。 本発明に係る較正技法を示す更なるフローチャートである。 本発明に係る画像化ステーションの模範的な実装例の別の機能ブロックダイアグラムであある。 本発明を実装したいくつかの画像化ステーションを含む模範的なソフトプルーフィングシステムのブロックダイアグラムである。

Claims (18)

  1. 画像化装置を較正する方法であって、
    装置モデルから決定された予測出力と前記画像化装置の計測出力との間における平均誤差が予測誤差のレベルになるように、前記画像化装置を前記装置モデルによって特徴付け、
    ターゲット動作を実現するために前記画像化装置上における画像の描画を調節する、
    ことを有する方法。
  2. 装置値のサブセットを定義している前記計測出力は、実質的に中性色に対応する、請求項1記載の方法。
  3. 前記画像化装置は陰極線管を有し、中性色は実質的に等価な赤、緑、及び青の装置値を有する、請求項2記載の方法。
  4. 画像の描画の調節は、前記画像化装置に適用される画像データを調節し、前記装置モデルに基づいて前記画像化装置用のカラープロファイルを生成する、ことを有する請求項1記載の方法。
  5. 前記装置モデルは1つ以上の調節可能パラメータを有しており、前記方法は、更に前記装置モデルの前記調節可能パラメータの値を選択することにより前記画像化装置を前記装置モデルによって特徴付けることを有し、前記調節可能パラメータの数は前記画像化装置の計測出力の数よりも少ない、請求項1記載の方法。
  6. 前記画像化装置は陰極線管であり、前記調節可能パラメータはガンマ値と黒オンセット値を有する、請求項5記載の方法。
  7. 前記画像化装置は陰極線管であり、前記ターゲット動作は定義されたガンマ値に対応している、請求項1記載の方法。
  8. 前記装置モデルは調節可能パラメータの組を有しており、前記方法は、更に前記装置モデルの前記調節可能パラメータを調節することにより前記計測色出力と前記装置モデルによって定義された予測色出力との間における誤差を削減する、ことを有する請求項1記載の方法。
  9. 前記画像化装置は陰極線管であり、前記調節可能パラメータはガンマ値と黒オンセット値を含む、請求項8記載の方法。
  10. 前記調節可能パラメータの数は前記画像化装置の計測出力の数よりも少なく、前記画像化装置は陰極線管である、請求項8記載の方法。
  11. 前記パラメータは、ガンマ値と黒オンセット値を有する、請求項10記載の方法。
  12. 前記ターゲット動作は、定義されたガンマ値に対応している、請求項1記載の方法。
  13. 更に、計測の際に実質的に白のトレースを表示し、出力計測値を計測装置のダイナミックレンジ内に収容するのに十分な量だけ前記出力計測値をバイアスすることにより、前記画像化装置の前記出力を計測する、ことを有する請求項1記載の方法。
  14. 前記トレースは光輪形状を有している、請求項13記載の方法。
  15. 実行された際に、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法に従って画像化装置を較正するプログラムコードを保存するコンピュータ可読媒体。
  16. 陰極線管であって、
    平均色誤差が、分析用の予測色出力から約0.75ΔE未満であり、
    最大色誤差が、前記分析用の予測色出力から約1.5ΔE未満になるように較正された、陰極線管。
  17. 前記平均色誤差は、前記分析用の予測色出力から約0.3ΔE〜0.75ΔEの間にあり、
    前記最大色誤差は、前記分析用の予測色出力から約0.6ΔE〜1.1ΔEの間にある、請求項16記載の陰極線管。
  18. 前記平均色誤差は、前記分析用の予測色出力から約0.3ΔE〜0.4ΔEの間にあり、
    前記最大色誤差は、前記分析用の予測色出力から約0.6ΔE〜0.8ΔEの間にある、請求項16記載の陰極線管。
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