特に、次の概念は、本特許出願に用いられる。即ち、
“ユーザ”は、本発明の情報システムを用い得る任意の個人又は個人のグループであり、従って、システムにとって充分であると見なされシステムに出力し得る健康の状態及び遺伝学的背景に関する情報と、ユーザにとって最適な栄養を特定するためのシステムに出力可能な摂取される又は注文される又は摂取を目的とする製品の栄養情報と、を用いることができる。更に、ユーザは、本発明の栄養情報システムを利用して、特定された最適な栄養情報を出力する対象となり得る任意の個人又は個人のグループである。ユーザは、人間もしくは動物、又は、これらで形成される大きなエンティティ、例えば、あるスポーツに関わるスポーツチームであってよい。
“基準情報”は、基準グループに関する情報であって、前記グループに特徴的な健康、疾患、及び食習慣の間の関係を表す情報等であり、例えば、ある基準グループが、ある疾患を被る確率が75パーセントであるという情報である。基準グループは、例えば、民族、人種もしくは国籍、又は何らかの住民グループ、スポーツグループ、又は職業もしくは例えば、高血圧などの疾患であってよい。基準グループの最小要素は、個人であってよい。
“栄養素及び/又は医療物質”は、薬剤及び/又は栄養と疾患との間の関係にとって重要な栄養素である。通常、栄養素は、例えば、水溶性又は油性のビタミン、たんぱく質、微量栄養素、炭水化物、アミノ酸、不飽和又は飽和脂肪、ミネラル、可溶性又は不溶性の繊維、フラボノイド、他のリン脂質又はフェノール作用物又は植物性エストロゲンであってよい。また、これに関して、栄養素には、環境エストロゲン等の有害な物質が含まれると理解してよい。更に、本出願では、栄養素は、また特に、医療物質であると理解してよい。また、栄養素は、水であってよい。
“栄養情報”は、食材及び/又は医療物質又は食物製品の栄養含有量及び/又はユーザに対するその適性を表す情報である。
“食材”、食物製品、製品又は食品は、少なくとも1つの栄養素及び/又は医療物質を含み得る一人前の食事、飲み物又は薬物、又はこれらの組み合わせ等、摂取するのに適する又は不適な任意の栄養素又は製品である。例えば、食材は、魚であってよく、具体的には、カワカマスであってよい。本出願では、食材には、例えば、皮膚接触によってユーザが暴露されることがある洗剤及び化学製品、例えば、シャンプ、化粧品及び日焼け止めクリーム等の衛生製品も含み得る。更に、食材は、血圧薬等の薬物であってもよい。
“摂取限界”は、ある栄養素及び/又は医療物質に対して定義される上限及び下限が含まれる摂取限界であり、例えば、塩分の場合、日毎の摂取限界は、1−5gであり得る。また通常、摂取限界は、タイムリミットに関係しており、そのタイムリミット内に、摂取限界の下限及び上限によって定義される範囲内の量だけ、摂取限界に関連する栄養素及び/又は医療物質を摂取すべきである。
“健康特性”は、疾患等の心身の状態である。また、健康特性には、例えば、ユーザのエネルギ摂取及び必要性に関する情報を含み得る。
“科学的研究情報”は、生物学的、医学的及び心理学的な研究等の科学的研究から得られる情報である。本出願では、科学的研究情報は、特に、遺伝的性質、遺伝子によって決定される特性、遺伝子の機能、及び生物学的及び医学的研究で得られた様々な食材及び疾患の間の関係に関する情報を意味する。最低限、科学的研究情報には、栄養並びに環境因子及び少なくとも1つの薬物における有効な物質に対して、様々な疾患の遺伝学的背景に関する情報が含まれる。最も好適には、本発明の機構において、前記科学的研究情報は、処理された形態であり、例えば、様々な遺伝子と前記遺伝子が暴露する疾患との間で或る確率が形成され、この確率で前記遺伝子は前記疾患を発生する。
次節では、添付の図面を参照して、本発明の有利な実施形態について更に詳細に説明する。
図1は、本発明に基づく、データベースを生成するための例示方法100のフローチャートである。本方法では、本発明の情報サービスによって必要とされる情報は、ユーザ用の個別化された栄養及び医学的情報を生成するための様々な情報源から収集される。本発明の方法は、有利な点として、医学的及び生物学的研究から得られる研究情報等、ステップ102において収集し得る科学的研究情報を利用する。ステップ102において収集される科学的研究情報は、例えば、微生物、プリオン、リステリア、サルモネラ、カビ、水銀、鉛、硝酸塩、亜硝酸塩、添加物、農薬、抗生物質、塩分、コーヒー、アルコール、コレステロール、飲料水中の変異誘発物質、放射能、糖質、精製食品及び過剰もしくは過少な量のエネルギ、栄養素及び補充薬剤の欠乏、及び酸素ラジカル等、様々な疾患と物質との間の関連に関する情報を含み得る。
また、科学的研究情報には、例えば、水溶性及び油性のビタミン、たんぱく質、微量栄養素、炭水化物、アミノ酸、飽和及び不飽和脂肪、ミネラル、可溶性及び非可溶性の繊維、フラボノイド、他のリン脂質及びフェノール作用物、人間又は何れか他の生体の健康特性に対する植物性エストロゲン及び環境エストロゲンの影響に関する情報を含み得る。最も好適には、科学的研究情報には、栄養及び環境因子に対する様々な疾患の遺伝学的背景に関する情報が含まれる。本発明のシステムでは、例えば、確率として数値形式で、このような情報を報告し得るが、どんな確率で或る物質が或る疾患を引き起こすか、また、どんな確率で或る栄養素及び/又は医療物質がある疾患から保護するか報告し得る。更に、システムは、物質の或る摂取限界を含むことができ、前記物質がある疾患を引き起こす確率は、摂取される物質の量に依存し、また、ある期間内に、例えば、一日又は一週間で摂取される物質の量が前記物質の摂取限界を超過する又は下回る場合、特に高い。摂取限界は、個別化し得る。また、それらは、例えば、「NaCl(食塩):一日当たり1−5グラム」という形式であってよい。
ステップ102において収集される医学的及び生物学的情報等の科学的研究情報は、例えば、ある物質が全ての人間、又は例えば、民族、人種、又は更に家族もしくは個人等、幾つかのグループの人間に対してどのような疾患及び/又は症状を引き起こすか、に関する情報であってよい。例えば、ステップ102において収集される情報は、肥満及び西洋の栄養が糖尿病を引き起こし、コレステロール及び塩分が心臓及び血管の病気及び骨粗しょう症を引き起こし、西洋の栄養がアレルギ及びぜん息を引き起こし、環境エストロゲン及び西洋の栄養がホルモン依存性の癌を引き起こし、発癌物質が結腸の癌を引き起こし、繊維が結腸の癌を防ぎ、また、幾つかの感染が或る種のリウマチを引き起こす、という情報を含み得る。
しかしながら、開示された例は、非常に範囲が広く、また、本発明を利用して、個人又は人間のグループの遺伝子型に対して、摂取される栄養と疾患との間の関連を更に極めて高度で厳密な方法で評価することができ、更に、幾つかの様々な栄養素及び環境及び少なくとも1つの個人の遺伝子の結合効果を考慮でき、この場合、直接的な結論を引き出すことは必ずしも可能でなく、ここで、例えば、塩分は、必ず心臓及び血管の病気及び感染リウマチを引き起こすことに留意する必要がある。情報は、特に、処理された形態で、また、前記確率が或る個人又はグループに特徴的であるようにシステムに供給し得る。確率の一部は、特に一般的な真理であってよく、また、個人に特徴的な一部であってよい。
更に、ステップ102において収集される科学的研究情報には、例えば、農薬及び添加物又は他の各物質の製造業者によって報告され研究された情報であって、彼らによって製造された農薬及び添加物に関する情報、例えば、当該製造業者によって製造された農薬及び添加物がどんな物質を含むか、また、どれだけの量含むかに関する情報を含み得る。ステップ102において収集される情報は、また、当業者が知っている文献又はいずれかのデータバンクから取得し得る。
ステップ104において、有利な点として、食材に関連する栄養情報が収集される。例えば、栄養情報は、食品又は食材の製造業者、品質管理機関、及び小売商、並びにデータバンクから直接取得し得る。ステップ104において収集される栄養情報には、有利な点として、微生物、プリオン、リステリア、サルモネラ、カビ、水銀、鉛、他の重金属及び有害な物質、硝酸塩、亜硝酸塩、添加物、農薬、殺虫薬、環境に対する有害物、抗生物質、塩分、コーヒー、アルコール、コレステロール、変異誘発物質、放射能、糖質、エネルギの量、栄養素、補充薬剤、酸素ラジカル、水溶性及び油性のビタミン、たんぱく質、微量栄養素、炭水化物、アミノ酸、飽和及び不飽和脂肪、ミネラル、可溶性及び不溶性の繊維、フラボノイド、他のリン脂質及びフェノール作用物、植物性エストロゲン及び環境エストロゲン等、食品及び食材中の物質に関する情報が含まれる。
栄養情報には、また、どのような温度及び湿度で製品が栽培され、保存され、また、輸送されたか等、当該食品又は食材の環境条件に関する情報、及びどれくらいの間、製品が各状態にあったかに関する情報を含み得る。また、栄養情報には、前記食品又は食材の栽培の地理的場所、その土壌バクテリア又は他の土壌情報に関する情報を含み得る。この場合、土壌に含まれる可能性がある健康又は他の特性に有害な物質に関する情報であって、当該地域の土壌研究において公表された可能性がある情報は、食材に関する情報と組み合わせ得る。また、栄養情報には、どれだけの量及びどのような種類の農薬及び/又は保存薬が、前記食材の栽培及び/又は製造に用いられたか、に関する情報を含み得る。
本発明のデータベースには、また、ステップ106において収集されるユーザに関連する情報が含まれる。ユーザに関連する情報は、例えば、ユーザの年齢、性別、体重、身長、遺伝学的背景及び体格、遺伝子型(DNA)、遺伝子の機能状態、民族、グループ、国籍、疾患、アレルギ、精神的状態、薬剤、生活環境、労働環境、仕事の種類、家族関係、個人履歴、及び仕事及びスポーツの実績に関する情報であってよい。ユーザに関する情報は、また、脂肪割合、血圧、血糖、ヘモグロビン及び/又はコレステロールに関する値又は情報であってよい。
好適には、ユーザに関連する情報は、ユーザの遺伝的性質、遺伝子の機能及び/又は生物学的特徴に関する充分な量の情報であり、これに基づき、ユーザの栄養及び医学的な基本的ニーズを決定し得る。また、ユーザに関連する情報を利用して、疾患に起因する制限が、考慮され、また、ユーザに合わせて調理される一人前の食事の調理プロセス用に、又はユーザを対象にした薬剤の調製、計画、及び実現用に、突き止め得る。更に、ユーザに関連する情報には、ユーザの好きなもの及び嫌いなものについて記述する情報と、ユーザの趣味及び仕事中並びに自由時間双方でのエネルギ摂取について記述する情報と、を含み得る。この場合、最適な一人前の食事は、本発明の情報サービスを利用して、基準グループ及びユーザの情報を考慮して、例えば、錠剤、カプセル、プレス加工片、粉末、混合油脂、オイル、アイスキューブ、又は混合食品もしくは飲み物をユーザに対して計画し得る。基準グループは、例えば、水泳選手、短距離及び長距離走者、射撃手又はゴルファ等のスポーツマンであってよい。
本発明の実施形態によれば、栄養の投与量は、何らかの薬物を含んだり薬の投与量であったりし得るが、例えば、本発明の情報システムと電気通信接続した状態の或るディスペンサで実現し得る。この場合、情報システムは、ユーザに出力される栄養及び/又は薬物の投与量はどれだけであるべきか、その投与量がどんな物質を含むべきか、その投与量にどんな物質を含むべきでないかに関する情報、また更に、可能性があるものとして、その投与量を如何にして製造すべきかに関する情報をディスペンサに供給し得る。例えば、ディスペンサには、投与量に混合される構成材料が含まれる貯蔵部及び/又は容器を含み得る。この場合、ユーザに対して最適化された栄養及び/又は薬物の投与量は、本発明の情報システムからのフィードバックに基づき自動的に製造し得る。本発明の実施形態によれば、ディスペンサには、また、本発明の情報システムにおける情報ユニットの少なくとも一部を含み得る。ステップ106において収集されるユーザに関連する情報には、また、ユーザの運動器官系の病気、うつ病、心臓の病気、高血圧、アレルギ、ぜん息、頭痛、片頭痛、精神的疾患、アルコールに起因する疾患、痴呆及びホルモン依存性の癌、又は他の疾患もしくは障害に関する情報を含み得る。
本発明によれば、ステップ108において基準グループと関係する情報を収集することが可能である。例えば、この情報には、ある基準グループがどのような種類の食習慣を有するか、摂取される栄養において、通常、彼らがどのような種類の栄養素及び/又は医療物質及び/又は有害な物質を摂取するのか、彼らがどのような種類の環境条件下で生活及び/又は仕事をしているのか、彼らの遺伝学的背景が如何なるものか、また、前記基準グループでは、どのような疾患がよくあるのか、に関する情報が含まれる。このような基準グループは、例えば、PIMAインド人、日本人、エスキモー、フィンランド人、東フィンランドの人々、東/西ドイツ人、スラブ民族及びオーストラリア人等の民族、人種及び国籍であってよい。他の選択肢として、基準グループは、また、会社員、消防士、林業従事者又はダイバー等、ある職業グループを表す基準グループであってよい。
ステップ110において、本発明によれば、ユーザによって摂取される又は摂取を目的にした食品及び食材及び/又は医療物質に関連する情報を収集し得る。ステップ110において収集される情報は、好適には、例えば、ユーザによって摂取される又は摂取を目的にした物質の量及び質、その寿命、最終販売日付又は最終使用日付、栄養含有量に関する情報、また、食品が魚であること、更に具体的には、カワカマスであること、又は薬物であること、更に具体的には、ペニシリンであること等の物質自体に関する情報を含み得る。更に、この情報には、また、その物質を販売した販売員及び商店、又は、その物質を取り扱った可能性があるレストランもしくは製造業者、及び品質管理機関に関する情報を含み得る。更に、ステップ110において収集される情報には、また、火で焼かれて臓物を除いたカワカマス等、物質の可能な処理及び/又は製造方法に関する情報を含み得る。
ステップ110において収集される情報は、また、物質の製造業者によって又は可能性としてその物質の試験を行なった品質管理機関によって形成される情報等、物質に関連する他の情報であってよく、この情報には、例えば、微生物、プリオン、リステリア、サルモネラ、カビ、水銀、鉛、他の重金属及び有害な作用物、硝酸塩、亜硝酸塩、添加物、農薬、殺虫薬、環境に対する有害物、抗生物質、塩分、コーヒー、アルコール、コレステロール、変異誘発物質、放射能、糖質、エネルギの量、栄養素、補充薬剤、酸素ラジカル、水溶性及び油性のビタミン、たんぱく質、微量栄養素、炭水化物、アミノ酸、飽和及び不飽和脂肪、ミネラル、可溶性及び非可溶性の繊維、フラボノイド、他のリン脂質及びフェノール作用物、植物性エストロゲン及び環境エストロゲン等、物質中の作用物に関する情報を含み得る。
ステップ110において収集される情報は、また、食品等の前記物質の環境条件に関する情報を含み得る。例えば、どのような種類の温度及び湿度において、製品が栽培され、保存され、輸送されたか、また、どれくらいの間、製品が各状態にあったかに関する情報を含み得る。
ステップ102−110において出力される情報は、最も好適には、“FoozPuzzle−Communicator”プログラム(FPCプログラム)を利用して、情報システムに出力し得る。FPCプログラムは、情報を有利なドキュメント形式で直接情報システムに出力できるようにする。FPCプログラムのユーザインターフェイスは、特に、物質の単一ユーザ、製造業者並びに品質管理機関、小売商、レストラン従業員又は医療従事者のニーズに応じて設計し得る。
本発明の実施形態によれば、FPCプログラムは、例えば、一般的なサーバ上で実行し得る。この場合、FPCプログラムは、インターネットもしくはデジタルテレビ等のデータネットワークを介して、又は移動局を利用して用い得る。FPCプログラムのユーザインターフェイスは、有利な点として、例えば、インターネットで提供されるXML及び/又はXML派生言語による形態であってよい。本発明によれば、情報システムには、何らかの他のドキュメント形式での情報も供給し得る。この場合、これは、XML形式又はXML派生言語の形式に変更して更に処理し得る。本発明の実施形態によれば、FPCプログラムの少なくともの一部は、情報を供給するユーザのコンピュータに、デジタルテレビ又は移動局に、又はPDA装置もしくは更にスマートカード等、当業者に知られている何らかの他のデータ処理装置に、ダウンロードし得る。
情報は、好適には、前処理された形態で、例えば、XML及び/又はXML派生言語による形態を利用して電子形態で本発明のシステムに出力し得る。又は他の選択肢として、情報は、例えば、手作業で、又はファジー論理を用いるシステムを利用して、ステップ112において、システムによって理解される或る形態に処理し得る。処理された形態において、情報は、例えば、遺伝子がある疾患に暴露する確率であってよい。更に、情報が処理された形態であるシステムには、様々な情報間の相関関係を含むことができ、こうして例えば、ある疾患に対する幾つかの様々な遺伝子、栄養素及び/又は医療物質の全体的な効果の算出は、確率であり得る相関関係に基づき実行し得る。
本発明は、ステップ102−110において収集される情報の質を決して制限しないが、この情報は、任意の種類であってよい。しかしながら、好適には、この情報は、栄養、薬物、及び疾患の防止又はこれらを利用した疾患の悪化防止に関係する情報である。この情報は、例えば、科学的研究で分かった任意の情報、生産された食材又は食品及び医療物質に関連する任意の情報、ユーザもしくは複数のユーザ又は基準グループに関連する任意の情報、又はユーザもしくは複数のユーザによって摂取される物質に関連する任意の情報、又は栄養素に含まれる物質もしくは医療物質もしくは薬物と様々な疾患との間の関係、特に、ある栄養素又は薬物が、或る確率で治癒するように又は害を与えるようにある疾患に影響を及ぼす確率について記述する情報であってよい。
更に、図1に示すステップの順番が異なる場合も、当業者は、本発明によってデータベースを形成し得ることに留意する必要がある。更に、ステップ100−112の少なくともの一部は、本方法において、任意の回数繰返し得ることに留意する必要がある。
図2は、本発明によるユーザに関連する情報を収集するための例示方法200のフローチャートである。ユーザに関連する情報の一部は、ステップ202においてユーザ自身から収集し得る。ステップ202において、ユーザは、自分自身に関する情報を出力し得る。例えば、食品に関する好きなもの及び嫌いなもの、及び疾患、エネルギ摂取、労働環境、趣味及び家族関係に関する情報を本発明の情報システムに出力し得る。ユーザによって供給される情報は、ユーザによって報告される任意の情報であってよく、この情報は、ユーザが、紙の形態もしくは電子形態等のあるコード又はフォームを利用して数値形式で、又は他の選択肢として、自由形式テキストを利用して、出力し得る。電子形態は、好適には、XML及び/又はXML派生言語により、例えば、インターネットで入手可能な形態である。
ユーザは、例えば、一実施形態に従って、インターネット、e−メール、デジタルテレビもしくは移動局を介して、手紙もしくはファックスによって、また、電話によって、自分の情報を情報システムに出力し得る。最も好適には、ユーザは、本発明によるFPCプログラムを利用して、ステップ102において収集されるユーザに関する情報を情報システムに出力し得る。
ユーザに関連する更なる情報は、ユーザを処置する可能性がある医療従事者を利用してステップ204において取得し得る。ユーザを処置する医療従事者には、例えば、ユーザの同意により少なくとも部分的な許可を与えて、ユーザの生物学的及び心理学的な状態について記述する情報を本発明の情報システムに対して更新し得る。本発明の実施形態によれば、医療従事者は、ユーザの疾患、疾患の可能な変化及び/又はユーザの薬剤に関する情報を情報システムに対して更新し得る。
更に、ステップ204において、医療従事者は、また、ユーザの薬剤に不可欠な他の情報、有効な作用物及び薬物の量、ユーザの行動又は他の特別な特徴を情報システムに対して更新し得る。ステップ206において、臨床化学の結果等、ユーザに関する研究所の結果は、情報システムに対して更新し得る。ステップ206において収集される情報には、例えば、ある時間からのユーザのヘモグロビン値、コレステロール値及びグルコース値に関する情報を含み得る。ユーザに関する研究所の結果は、例えば、研究所の職員又は結果を取り扱う医療従事者によって本発明の情報システムに出力し得る。他の選択肢として、研究所の結果は、また、自動的に値を測定する研究所の測定装置から情報システムに出力し得る。
ユーザの栄養習慣に関連する情報は、ステップ208において収集し得る。本発明の実施形態によれば、情報は、食品、食材及び一人前の食事を販売する商店及びレストランのシステムから少なくとも部分的に取得し得るが、このシステムは、ユーザを識別し、ユーザによって購入及び/又は摂取される食品又は一人前の食事の組成を登録することができ、また更に、食品又は一人前の食事に関する栄養情報をユーザの識別データと共に本発明の情報システムに出力することができる。
ユーザの識別は、例えば、磁気カード、スマートカードもしくはバーコードに集積された情報を利用して、又は、当業者に公知の任意の方法を利用して、ユーザID及びパスワードに基づいて行ない得る。識別は、例えば、ユーザのデータ端末装置が、個別化された栄養情報であってユニットに一体化されたユーザの識別に不可欠な情報の形成に必要とされる少なくとも部分的に本発明に基づくユニットを含むように行ない得る。この場合、栄養情報に不可欠な商店、レストラン及び/又は他の機関のシステム、並びに医療従事者及び薬局のシステムは、例えば、ブルートゥース等の短距離無線技術又は赤外線受信機を用いる方法を利用して、スマートカード又は移動局等のユーザのデータ端末装置からユーザの情報を読み出すことによってユーザを識別し得る。
栄養素及び/又は医療物質又は一人前の食事に関する栄養情報は、ユーザの識別データと共に本発明による情報システムに出力し得る。この場合、一実施形態によれば、ユーザは、自分自身のデータ端末装置を用いて、栄養素及び/又は医療物質又は一人前の食事の出力栄養情報を閲覧し、また、情報システムに出力された情報の少なくとも一部を別個に受理又は拒否し得る。この場合、ユーザによって受理された情報は、後で、ユーザに対して最適な栄養及び/又は医学的情報を決定する際、また、システムからのユーザによって拒否された情報を抹消するために利用し得る。
更に、この情報は、好適には、前処理された形態で、例えば、電子形態で、XML及びXML派生言語による形態を利用して、本発明のシステムに出力し得る。又は他の選択肢として、この情報は、例えば、手作業で又はファジー論理を用いるシステムを利用して、ステップ210において、システムが理解できる形態に処理し得る。処理された形態において、この情報は、例えば、NaCl等のユーザによって摂取される物質を識別する情報、及び4.2g等の摂取される物質の量について記述する情報であってよい。ある実施形態によれば、例えば、好きなものについて記述する情報は、中華食品65%、魚食品25%、及び火で焼かれた食品0%等の重み付け係数であってよい。この場合、システムは、重み付け係数を利用してユーザの好きなものを考慮し得る。
当業者は、図2に示すステップの順番が異なる場合も、ユーザに関連する情報を収集し得ることに留意する必要がある。更に、ステップ200−210の少なくともの一部は、本方法において、任意の回数繰返し得ることに留意する必要がある。ステップ200−208において出力される情報は、本発明によるFPCプログラムを利用して、最も好適に情報システムに出力し得る。
図3は、本発明に基づく、ユーザによって摂取される栄養素及び/又は医療物質に関連する情報を収集するための例示方法300のフローチャートである。本方法において、ユーザ自身は、ステップ302において、ユーザが摂取する物質に関する情報を本発明の情報システムに出力し得る。ユーザによって出力される情報は、例えば、栄養素に関する厳密な情報、即ち、食材、食品及び/又は薬物に含まれる栄養素の量及び割合であってよい。他の選択肢として、摂取される食材及び/又は食品に関する情報は、例えば、次のもの、即ち、“塩で若干味付けされ火で焼かれた300グラムのカワカマス”であってよい。更に、ユーザによって出力された栄養素及び/又は医療物質に関する情報以外に、ユーザは、また、当該物質を摂取する時間に関係する情報を出力し得る。
ユーザは、ステップ302において、あるコードもしくはフォームを利用して、又は他の選択肢として、自由形式テキストとして、数値形式で、ユーザが摂取する食材、栄養素及び/又は医療物質に関する情報を出力し得る。ユーザは、例えば、一実施形態に従って、インターネット、e−メール、デジタルテレビもしくは移動局を介して、手紙もしくはファックスによって、また、電話によって、自分の情報を情報システムに出力し得る。最も好適には、ユーザは、本発明によるFPCプログラムを利用して、ステップ302において、出力される情報を情報システムに出力し得る。
ユーザによって摂取される栄養素に関連する情報は、また、ユーザがそのように望めば、ステップ304において、ユーザが訪れるレストランのシステムから収集し得る。例えば、ユーザは、自分自身の情報サービス識別子を与え得る。この場合、レストランのシステムは、一人前の食事又は飲み物等、ユーザによって注文された製品に関する情報を情報システムに出力し得る。注文された製品に関する情報には、例えばペッパーソースで調理した、牛フィレット及びペッパーステーキ(300グラム)、100グラムのフレンチフライ、及び0.5リットルのIIIビール等、注文された製品の名前に関する情報を含み得る。この場合、情報システムは、それ自体のデータベース装置から当該製品に関する更に厳密な栄養情報を検索し得る。他の選択肢として、レストランのシステムは、また、エネルギ、3、400kJ;たんぱく質、120g;脂肪、47g;炭水化物、80g;ビタミンB1、10mg;及び脂肪酸濃度及び配合、また、アミノ酸の量及び濃度等、製品に関連する更に厳密な栄養情報を報告し得る。更に、レストランのシステムは、例えば、そこで調理される一人前の食事の調理方法に関する情報、又は、情報システムのデータベースには無い可能性がある他の特別な情報を出力し得る。このような情報は、例えば、レストラン自体によって付加される栄養素に関連する情報であってよい。
ユーザによって購入及び摂取される食材、食品、栄養素及び/又は医療物質に関連する情報は、また、ユーザがそのように望めば、ステップ306において、ユーザが訪れる商店のシステムから収集し得る。例えば、ユーザは、自分自身の情報サービス識別子を与え得る。この場合、例えば、商店の会計カウンタのバーコードリーダシステムは、ユーザによって購入される製品に関する情報を情報システムに出力し得る。一実施形態によれば、ユーザは、また、ユーザが用いる商店と契約を結び得る。この場合、例えば、ユーザが自分の顧客カードをレジ係に示すと、ユーザによって購入される食品及び薬物に関する情報は、自動的に本発明の情報システムに伝達されるが、一実施形態によれば、ユーザは、依然として、後で、例えば、自分自身のデータ端末装置を用いて、情報システムに出力された情報の少なくともの一部を承認又は拒否し得る。他の選択肢として、ユーザは、少なくとも部分的に、自分のデータ端末装置において、本発明のシステムを或るステータスに設定し得るが、このステータスでは、情報システムに情報を出力する機関が、ユーザの識別情報以外に、ユーザのデータ端末装置からシステムのステータス情報も読み出すことができ、また、そのステータス情報を情報システムに出力できる。この場合、情報システムに出力された情報は、直ちに受取られ分析し得る。
ステップ308において、ユーザによって購入及び/又は摂取された食材、食品、栄養素及び/又は医療物質に関する情報システムに出力される更に厳密な情報は、例えば、本発明の情報システムのデータベースから検索し得る。このことは、例えば、充分でない情報又は製品の栄養情報について全く記述しない情報が情報システムに出力される場合、行なうことができる。ステップ310において、情報システムには、例えば、製品の製造業者から、ユーザによって購入及び/又は摂取される食材、食品、栄養素及び/又は医療物質に関連する情報を供給し得る。このことは、例えば、ユーザによって購入された又は注文された又は摂取された製品に関する情報が情報システムに出力されていると、行ない得るが、しかしながら、情報システムは、当該製品の栄養素情報に関する充分な情報を含んでいない。同様に、ステップ312において、ユーザによって購入及び/又は摂取された製品に関する情報は、例えば、様々な品質管理機関から出力し得る。
更に、この情報は、好適には、例えば、XML及び/又はXML派生言語による形態を利用して、前処理された形態で本発明によるシステムに出力し得る。又は、他の選択肢として、ステップ314において、この情報は、例えば、手作業又はファジー論理を用いるシステムを利用して、システムが理解する形態に処理し得る。処理された形態において、情報は、エネルギ、3、400kJ;たんぱく質、120g;脂肪、47g;炭水化物、80g;及びビタミンB1、10mgの形態で構成してよい。
図4aは、本発明に不可欠な情報を記憶し配列するための例示データベース機構350の図である。データベース機構350は、有利な点として、幾つかのデータベース及びサブデータベース機構352、354、355、356及び357を含み得る。更に、データベース機構は、分散型データベース機構であってよい。この場合、少なくとも1つのデータベース機構の第1部位は、少なくとも1つの第1記憶媒体によって記憶でき、また、少なくとも1つのデータベース機構の第2部位は、少なくとも1つの第2の記憶媒体によって記憶し得る。情報は、データベース機構間で、例えば、ユーザの遺伝子マップの少なくとも一部等、所望の変数をパラメータ358として、また、ユーザによって摂取される栄養素及び/又は医療物質に関する情報を出力することによって、伝達し得る。
情報は、最も好適には、処理された所定の形態で、本発明のデータベース機構に対して記憶し得る。例えば、遺伝子に関する情報は、好適には、個人に対して行なわれる遺伝学的試験に基づき、データベース機構に対して、事実として処理された形態で、供給し記憶し得るが、これを利用して、疾患を受ける遺伝子形態に関する情報が表現される。遺伝学的試験に関する事実は、例えば、文字ストリングの組み合わせ“+”(結果が正又は負)として、又は可能性ならば−100乃至+100間の数値等の重み付け値であって、疾患に対して遺伝子又はその有意性について記述する重み付け値として表現し得る。
他の選択肢として、高ホモシステインレベルに至る遺伝学的変化であるメチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素(MTHFR)の遺伝子型を持つ人は、この遺伝学的変化の無い人より、心臓血管病に罹患する危険性が16%高いという事実等の事実は、前記遺伝子又は遺伝子型が或る疾患を受ける確率が直接報告される形態で表現し得る。データベース機構は、MTHFR遺伝子型から、特に、葉酸塩レベルまでの相互参照を有し得る。この理由は、心臓血管病に罹患する危険性は、ユーザの葉酸塩レベルが低い場合、特に高いという科学的事実が存在するためである。この場合、心臓血管病に罹患する確率は、ユーザの葉酸塩レベルが、葉酸塩レベルに対する摂取限界未満である場合、ある重み付け係数によって大きくできる。例えば、葉酸塩レベルが20%未満である場合、重み付け係数は、1.8であってよく、これによって、心臓血管病に罹患する確率(ここでは、16%)は、例えば、確率が、29%(1.8・16%=29%)まで大きくなるように重み付けし得る。重み付けは、また、乗算以外の他の数学的方法によって考慮し得る。
更に、前記例示のデータベース機構は、また、栄養素及び/又は医療物質に対する相互参照を有することができ、これによって、栄養素に起因する欠乏を低減し得る。例えば、前記葉酸塩レベルは、大きくし得る。この場合、本発明による情報システムは、例えば、葉酸塩レベルを大きくするために、また、心臓血管病に罹患する危険性を低減するために、前記栄養素及び/又は医療物質をユーザに提案し得る。現在、例えば、ダイエットを利用して、葉酸塩レベルを大きくすると、MTHFR遺伝子型の人には有利であることが知られている。
事実は、他の選択肢として、何らかの他の適切な方法でも提供し得る。
特に、品質管理ユニットによって生成された研究対象の原材料/製品の含有量に関する分析結果についての情報は、また、データベース機構に対して記憶し得る。情報は、例えば、物質−測定結果の対として提供され、これらは、文字ストリングの組み合わせと、製品の識別に必要とされる測定結果を示す実数との組み合わせ(対)、例えば、コケモモ、鉄0.4gとして、データベースに対して記憶し得る。また、データベースは、セクションを含むことができ、ここで、各測定結果(例えば、mg/100g)を示す実数の測定単位が何であるかが分かる。データベースには、成される測定の数と同じだけの数の前記対が存在し得る。
製造業者によって生成された情報は、前記種類の測定結果と、栽培条件及び栽培に関する情報とを含み得る。後者のカテゴリは、通常、製品の識別に必要とされる文字ストリングと、栽培の場所及び他の条件を決定する(文字ストリングとして)フィールドと、カレンダ情報を規定するフィールド(日付:日−月−年、必要に応じて、時間:時/分を定義)との組み合わせとして、データベースに提供される。更に、また、輸送に関する情報は、適切な方法でデータベースに対して記憶される。前記情報と様々な疾患との間の或る確率又は重み付け係数は、これによって前記情報又は何らかの他のパラメータによって定義される条件が前記疾患を受け又は前記疾患から保護されるが、本発明のデータベースに合わせて構成し得る。
また、ユーザの好きなもの及び制限に関する情報は、データベース機構350に対して記憶し得る。好きなものについて記述する情報は、例えば、“日干しトマトアラビート”及び“タマネギ”等の単一の好きなもの、又は、“中華料理”等の好きなもののカテゴリを各々規定する一組の文字ストリングとしてデータベースに対して記憶し得る。また、各文字ストリングと共に、好きなものの指向及び範囲に関する情報は、例えば、それを−100乃至+100の間の整数として符号化することによって、記憶し得るが、ここで、−100は全く嫌いなもの、0はどちらでもないこと、また、+100は非常に好きなものをそれぞれ表す。食材制限に関する情報は、例えば、“グルテン”、“牛乳たんぱく質”、又は“E407”(添加物、本例では、カラギーン)等、単一の食材のカテゴリを各々規定する一組の文字ストリングとしてデータベースに記憶し得る。
本発明の一実施形態によれば、様々な疾患と食材及び/又は遺伝子の形態との間の関係について記述する科学的情報は、それを科学公報から収集することによって、例えば、規則の形態で、データベース機構350に供給し記憶し得るが、ここで、規則の条件部は、(1つ又は複数の別個の条件で構成でき)、また、推測部が与えられる。確率値(例えば、−100乃至+100の間、又は他の選択肢として、16%だけ大きくなった暴露危険率)、また、一実施形態によれば、p=1.8等の重み付け係数は、各規則に関係付け得る。前記科学的情報は、通常、(1)罹患率に対する栄養の効果(正及び負の効果;保護及び暴露効果)、(2)罹患率に対する薬物の効果(正及び負の効果;保護及び暴露効果)、(3)罹患率に対する遺伝子の影響(正及び負の効果;保護及び暴露効果)、(4)上述した全因子の組み合わせ(規則部、各扇形からの0−n条件)から構成される。規則は、通常、次の形式である。即ち、条件1AND条件2、・・・、AND条件Nの場合、疾患確率Xであり、ここで、Xは、例えば、−100乃至+100の間の値であってよい。値−100は、例えば、条件が満たされて、疾患は、100%の確率で回避されるということを表すことができ、また、値+100は、例えば、疾患は、前記条件が満たされる場合、不可避であることを表し得る。他の選択肢として、値は、また、もう1つの一組の値から選択することができ、それらは、当業者に公知の方法に従う任意のやり方で標準化し得る。
本発明のデータベース機構は、有利な点として、多次元であり得るため、ある栄養素及び/又は医療物質の全体的な影響の一覧を形成する際、ある遺伝子と共に様々な疾患に対する医療物質の影響に関する情報が含まれるレベル352等、データベース機構350の他のレベルを経由し得る。本発明のデータベース機構を利用して、例えば、栄養素が或る確率で疾患に暴露するが、同時に、何らかの他の栄養素、又は薬物の影響等、ある他のレベルの特徴が、保護的に前記暴露に影響を及ぼす状況において、幾つかの因子の結合効果を記録することが可能である。
特にデータベース機構は、MTHFR遺伝子型が心臓血管病を引き起こす、又は、遺伝子X及びYが共に20%の確率で疾患Z1を引き起こす16%の一次確率等の一次確率を有し得ることに留意する必要がある。更に、データベース機構は、2次確率又は重み付け係数を有し得る。例えば、過量のNaClは、その人が、MTHFR遺伝子型を有する場合、心臓血管病に罹患する危険性を1.8倍に増やす。一次確率は、通常、遺伝子に起因し、それらは、ダイエット、栄養又は薬剤によって変更できない。また、2次確率又は重み付け係数が、栄養素及び/又は医療物質、環境因子及び好きなものによる場合、それらは、変更し得る。
本発明のデータベース機構350における広範な情報の組の管理及び処理は、例えば、自己組織化マップ(SOM)を用いるWebsom法を利用して実現し得る。ユーザの情報は、少なくとも部分的に処理された形態において、システムのメモリ装置に記憶し得る。この場合、前記部位は、前の処理の後、前記情報に変化が生じなかった場合、再度処理する必要はない。
また、栄養及び/又は医学的情報は、本発明のデータベース機構を利用して出力し得る。栄養及び/又は医学的情報は、一方では、完全な栄養素代替案からの栄養素推奨案の構築が可能であるように、また、他方では、制限条件が考慮されるように、個人に合わせて生成でき、制限条件は、栄養素含有量、遺伝学的情報及び個人的な情報等の基本的な情報と、科学的情報を提供するこれらの組み合わせの健全さについて記述する規則形態における原則で構成される。
本発明によれば、提供された選択肢から個人が自分の欲しい仮想の食品皿を選ぶモデル等の2つの異なる動作モデルをユーザに提供し得るが、これらの選択肢は、例えば、ユーザのデータ端末装置を利用して、ユーザに図表で提供し得る。ユーザが自分の仮想の食品皿選択した後、本発明の情報システムは、例えば、データベース機構350の情報との関連において、選択肢の精度をチェックし、ずれを指摘及び/又はより良い選択肢に導く。他の選択肢として、準備された食品皿を形成してユーザに提案し得るが、この皿は、データベース機構350における情報及び摂取限界を考慮して、単一食材について編集し得る。
ユーザに提案される前記食品皿の形成は、例えば、一連の処置として実施し得る。ここで、食品皿選択肢が、まず、個人から要求され、そして、食品皿に関する含有量情報が、データベース機構350から収集される。この後、食品皿選択肢の含有量情報は、各情報カテゴリと比較し得る。例えば、物質の摂取限界において、不一致が存在するならば、又は、ユーザがこのような遺伝子を有するならば、このことにより、食品皿選択肢に含まれる或る栄養素と共に、ユーザは、5%の確率等、所定の限界を超える確率で疾患に曝され、例えば、不一致の強さ/有意性は、読み出しー変更記憶装置に記憶し得る。最も強くて/重要な不一致及びユーザの健康及び/又は代謝状態に対するそれらの影響は、突き止めることができ、そして、代替の栄養素又は内容要素をデータベース機構から見つける試みがなされて、不一致の原因となる栄養素及び/又は内容要素が置き換えられる。
可能な限り適切な投与量の栄養及び/又は薬物がユーザに対して形成された場合、投与量は、例えば、ユーザのデータ端末装置を介して、図による食品皿を利用して、ユーザに提供でき、図による食品皿は、例えば、物質の量に比例する扇形を利用して、適切な栄養素及び/又は医療物質を示す。また、他の選択肢として、投与量又は食品皿は、使用状況に応じて、平文のテキスト版としても提供し得る。
データベース機構350において、情報は、例えば、規則形態(確率値によって補足される所謂Horn条項、Kowalski、IFIP74の会報、「プログラミング言語としての述語論理」、569−574頁、アムステルダム、1974年、北ホラント)で提供し得る。適切な投与量の栄養及び/又は薬物又は食品皿を形成するために必要とされる推測機構は、例えば、確率値によって補足されるHorn条項を用いることによって実現し得る。例えば、推測機構の実現に仮定ベースの推測を用い得る(例、J.deKleer、仮定ベースのTMS、人工知能の定期刊行物、28、127−162、186)、同様に、これに対する基礎である数学的前提(例、A.Dempster.多値化マッピングによって導かれた上限及び下限確率、数学的統計学の強化、38、325−339、196、.G.Shafer、数学的根拠理論、プリンストン大学出版会、1976年)。他の選択肢として、推測機構は、また、何らかの他の適切な方法で実現し得る。
特に、データベース機構は、図4aの例よりもかなり多くの基準を含み得ることに留意する必要がある。例えば、1つの遺伝子は、幾つかの異なる疾患に、また同様に、栄養素及び/又は医療物質に影響を及ぼし得る。更に、異なる遺伝子は、共に、個別に考慮される全ての遺伝子とは異なる結合効果を生成し得る。
図4bは、本発明の一実施形態に基づく、個別化された薬剤及び/又は栄養の推奨を形成するための例示方法370のフローチャートであり、ここで、ステップ372において、少なくとも一部のユーザの遺伝子マップは、本発明のデータベース機構の遺伝子マップ情報と比較される。ステップ372において、何らかの疾患をデータベース機構の疾患情報と比較することも可能である。比較されるユーザの遺伝子マップ及び/又は疾患情報の少なくとも一部は、何らかのデータ端末装置、例えば、本明細書で述べたものを利用して、比較される本発明のデータベース機構に出力し得る。ステップ374において、ある疾患が、データベース機構に供給されかどうか、又は、他の選択肢として、ユーザが、本発明のデータベース機構情報により、何らかの疾患に暴露する遺伝子を有するかどうか、が調べられ、そうであれば、遺伝子と疾患との間の関係に関連する一次規則、例えば、何らかの確率である疾患に暴露するという規則が、ステップ376において、データベース機構から調べられ、また、ユーザが何の疾患も又は疾患に暴露する遺伝子も有さない場合、ステップ390に進むことができ、そして、結果を提示できる。あるいは他の選択肢として、図4cに示すステップ400に進み得る。
ステップ376において、一次規則が見つかった場合、ステップ378において、一次平均が、一次規則及び/又は確率から算出される。例えば、遺伝子X及びYが、確率Tx=10%及びTy=20%で暴露するように同じ疾患Zに影響を及ぼす場合、全体の影響は、これらから、例えば、合計して、確率が100%を超過しないように、その合計を標準化することによって計算し得る。加算演算及び標準化は、遺伝子間の他の関係、例えば、遺伝子Xが遺伝子Yの演算にどのように影響を及ぼすかに依存し得る。一実施形態によれば、確率は、例えば、遺伝子が互いの演算に影響を及ぼして疾患に対する暴露の可能性が極めて高い場合、直接合計し得る。他の選択肢として、これらの確率から何らかの他の平均値を算出し得る。更にもう1つの実施形態によれば、確率は、本出願では詳細に説明しないが、何らかの方法で全ての遺伝子が疾患に影響を及ぼすという結合効果に対して定義しでき、その結果は、前記研究結果が見い出された後、本発明のデータベース機構に供給し得る。例えば、研究結果は、遺伝子X及びYが、共に32%の確率で疾患Zに暴露するという結果等の実験的な研究結果であってよく、これは、一次平均として、ステップ378において記録される。更に、ユーザは、或る確率Trで前記疾患から保護する遺伝子Rを有し得ることに留意する必要がある。この場合、保護効果は、ユーザが前記疾患に暴露される確率を減ずることによって総合評価において考慮し得る。
一次平均の計算後又はステップ376の後、ステップ380に進み、そして、これによって、栄養素及び/又は医療物質が疾患に暴露する又は或る確率で疾患から保護するという規則等、データベース機構から前記遺伝子及び/又は疾患に関連する2次規則を調べる。
2次規則が見つかった場合、2次平均は、ステップ382において、2次規則及び/又は確率から計算される。例えば、栄養素A及び医療物質Bが、確率Ta=15%及びTb=25%で、前記疾患Zから保護する場合、総合効果は、これらから、例えば、合計して、確率が100%を超過しないように、その合計を標準化することによって計算し得る。加算演算及び標準化は、栄養素及び/又は医療物質間の他の関係、例えば、栄養素Aが薬物Bの演算にどのように影響を及ぼすかに依存し得る。一実施形態によれば、確率は、例えば、栄養素及び/又は医療物質が互いの演算に影響を及ぼして疾患からの保護の可能性が極めて高い場合、直接合計し得る。他の選択肢として、これらの確率から何らかの他の平均計算を算出し得る。更にもう1つの実施形態によれば、本出願では詳細に説明しないが、全ての栄養素及び/又は医療物質が疾患に影響を及ぼすという結合効果に対する確率は、何らかの方法で決定でき、その結果は、前記研究結果が見い出された後、本発明のデータベース機構に供給し得る。例えば、研究結果は、栄養素A及び薬物Bが、共に35%の確率で疾患Zから保護するという結果等の実験的な研究結果であってよく、これは、二次平均として、ステップ382において記録される。更に、留意する必要があることは、ユーザによって用いられる栄養素及び/又は医療物質Kがあり得ることであり、これは、或る確率Tkで、前記疾患に暴露し、この場合、暴露の影響は、ユーザが前記疾患に対して保護される確率を減ずることによって総合評価において考慮し得る。
更に、ステップ380及び382において、栄養素及び/又は医療物質に関する情報は、疾患に影響を及ぼす物質から選択して、前記疾患に対して可能な限り大きな保護効果を有する物質のリストを作成し得る。
ステップ384において、最終平均又は確率は、ユーザが前記疾患に罹患する又は前記疾患から保護されることに対して、求められた一次及び/又は2次平均から計算される。平均又は確率は、例えば、疾患への暴露の確率及びユーザが前記疾患から保護される確率を合計することによって、例えば、+32%(ユーザが疾患に暴露される確率)と−35%(ユーザが疾患から保護される確率)とを加算することによって、また、得られた結果を標準化することによって、例えば、それが+100%を超過しないように又は0%を下回らないように標準化することによって、計算し得る。この場合、ユーザが疾患に暴露される確率は、0%である。他の選択肢として、ユーザが、疾患に暴露される+3%の確率で保護されることを報告し得る。前記最終確率は、当然、ユーザが、栄養素及び/又は医療物質を摂取する場合のみ実現され、その2次規則は、前記物質に対する前記摂取限界に従って、2次平均を算出する時用いられた。
ステップ386において、推奨の基礎は、栄養素及び/又は医療物質を選択することによって、2次規則に関連する保護性の栄養素及び/又は医療物質に基づき形成し得るが、その情報は、2次平均の計算に用いられた。ステップ388において、前記栄養素及び/又は医療物質は、例えば、2番目に高い確率で疾患に保護的に影響を及ぼす物質が2番目に設定されるなどのように、有効な順番に設定し得る。前記物質に対して、摂取限界を与えることができ、これは、例えば、ある人に対して個別化でき、又は何らかの遺伝子もしくは疾患に依存し、更に、例えば、年齢及び生活の状況、例えば、妊娠に依存し得る。最終結果は、ステップ390において、例えば、遺伝子X及びYが、確率Tz1で疾患Zに暴露すること、確率Tz2で疾患Zから保護する保護性の栄養素及び/又は医療物質A及びB、また更に、暴露及び保護される最終確率Tのように報告される形態で、また、量を有する栄養素及び/又は医療物質のリストで、ユーザに提供し得るが、これに従うことで、前記確率Tに達し得る。
図4cは、本発明の実施形態による情報システムのユーザに対して個別化された栄養情報を生成するための例示方法400のフローチャートである。本方法において、ユーザによって摂取される目的の食材又は食品に関する栄養情報は、ステップ402において、情報システムに出力された情報から受信され又分析し得る。出力された情報は、例えば、ユーザ、商店又はレストランによって供給される情報であって、ユーザによって摂取された、購入された、及び/又は注文された食物製品に関する情報であってよい。この情報には、製品の名前のみ又は製品を特定する他の情報、例えば、コードを含み得るが、これを利用して、情報システムは、例えば、コードをデータベースの情報と比較することによって、前記製品を識別し得る。前記コードは、例えば、製品に関連するバーコードであってよい。
商店チェーン、商店及び/又はレストランは、例えば、本発明の情報システムと契約を結び得る。この場合、商店チェーン、商店及び/又はレストランは、それらの製品に関連する情報を情報システムのデータベースに出力できるため、栄養情報等のある製品に関する情報は、製品を特定するコードと共にデータベースから見つけ得る。他の選択肢として、情報システムは、コードを送信した当事者のデータベース装置から、製品を特定するコード有する製品の情報を見つけ得る。出力され又ステップ402において分析される情報は、また、直接的な栄養情報、例えば、製品の栄養含有量であってよい。
他の選択肢として、また、以前出力された情報は、ステップ402において分析され、個別化された栄養情報及び指示を生成し得るが、この指示は、本発明の情報システムのユーザにとって最適な栄養を摂取するように、例えば、理想的な栄養の及び/又は代謝状態を実現するために、そのユーザに指示する。
ユーザによって以前摂取された栄養素の量並びに質及び個別化された栄養情報の形成に必要とされる他の情報は、ステップ404において、分析し得る。以前摂取された栄養素に関する情報には、例えば、一日又は複数日からの、例えば、一週間又は一月からの情報を含み得る。ユーザによって摂取される栄養素に関する情報は、生データとして、又は最も好適には、処理された形態で、例えば、データベースにおいて見い出すことができるが、この情報に対して、本発明の情報システムはアクセスする。
ステップ406において、例えば、ユーザの健康情報が含まれるデータベースからユーザの健康状態は、観察、分析及び/又は評価し得るが、本発明の情報システムは、この情報にアクセスする。更に、ステップ408において、ユーザの遺伝子型、即ち、ユーザの遺伝学的情報は、観察でき、この情報は、例えば、遺伝子マップデータベースに記憶し得るが、この情報に対して、本発明の情報システムはアクセスする。更に、科学的研究情報は、ステップ402−408に基づき、必要な少なくとも一部に対してステップ410において観察し得る。科学的研究情報は、例えば、疾患と栄養素との間の関係に関する生物学的及び/又は医学的研究の情報であってよい。科学的研究情報は、例えば、データベースに記憶し得るが、本発明の情報システムは、この情報にアクセスする。前記データベースは、例えば、図4aに示すデータベース機構350による構成であってよい。
個別化された栄養情報を形成するために、ステップ404−410において行なわれる測定に基づき定義されるユーザの生物学的及び精神的状態及びユーザの栄養及び代謝状態は、ステップ412において評価され、また、この情報は、ステップ402において、ユーザによって摂取されることを目的にした栄養の分析された栄養情報に配分される。ステップ414において、ステップ402で報告されたユーザによって摂取されることを目的にした栄養の適性は、ステップ412で行なわれた評価により評価し得る。ステップ402で報告されたユーザによって摂取されることを目的にした栄養が適切でない場合、又は、他の選択肢として、ユーザに対して非常に有害である場合、このことについての警告が、ステップ416で発せられる。
栄養が適切な場合、ステップ418において、ステップ402で報告されたユーザによって摂取されることを目的にした栄養が、充分必要な栄養素を有するかどうか、そして、それらが最適な割合であるかどうか評価し得る。幾つかの栄養素をユーザによって摂取されることを目的にした栄養に付加すべきである場合、これに関する情報は、ステップ420において出力し得る。ステップ420で出力される情報は、例えば、トマト又はセロリ等の野菜をもっと追加するようにというアドバイスであってよい。ユーザによって摂取されることを目的にした栄養が、摂取に適切な場合、これに関する情報は、ステップ422において、出力し得る。
ステップ416、420及び/又は422において出力される情報は、例えば、SMSメッセージによってユーザの移動局へ、ユーザのe−メールアドレスへ、デジタルテレビを介して、インターネットのユーザのサービスページへ、又は電話によってなど、ユーザが報告したアドレスに出力し得る。情報は、また、手紙又はファックスで出力し得る。警告は、ステップ402で情報を出力した他の人へも、例えば、レストラン従業員又は医療従事者に対しても出力し得る。最も好適には、ステップ416、420及び/又は422において出力される情報は、本発明のFPCユーザインターフェイスを利用して、出力される。
方法400において、個別化された栄養情報は、確率及び/又は異なる栄養素の適性を表す重み付け係数を計算することによって、方法380と同様に形成し得る。特に留意する必要があることは、各情報の関係において、少なくとも1つの確率及び/又は重み付け係数及び少なくとも1つの第2の情報に対する基準が存在するため、少なくとも1つの第2の情報を参照する際、また、最終結果を評価する際、少なくとも1つの確率及び/又は重み付け係数を用い得ることである。
図5aは、ユーザによって摂取される食物製品、及び本発明による栄養素及び/又は医療物質情報に関する情報を収集するためのFPCプログラムの例示ユーザインターフェイス500を示す。図5aに示すユーザインターフェイス500は、ユーザ用の通常のユーザインターフェイスであるが、また、レストラン、商店及び医療従事者のシステムにおいて動作するユーザインターフェイスは、少なくとも部分的にユーザインターフェイス500と同様であってよい。
ユーザインターフェイス500は、例えば、コンピュータ、移動局又はPDA装置、デジタルテレビを利用して、及び/又はインターネットを介して、提供し動作し得る。他の選択肢として、ユーザインターフェイス500は、少なくとも部分的に紙上でも提供し得る。最も好適には、ユーザインターフェイス500は、インターネットを介して及び/又は携帯電話によって運用されるユーザインターフェイスである。この場合、ユーザインターフェイスは、例えば、XML又はXML派生言語を利用して実現し得る。
ユーザインターフェイス500には、肉、魚及び果物等の食物製品を定義するためのフィールド502と、エネルギ及びたんぱく質等の栄養素及び/又は医療物質を定義するためのフィールド504と、食物製品、栄養素及び/又は医療物質の量を定義するためのフィールド506と、を含み得る。ユーザインターフェイス500には、また、定義される製品の製造方法を規定するためのフィールド508と、定義された製品が摂取された時間を規定するためのフィールド510と、を含み得る。
食物製品を定義するためのフィールド502には、また、サブメニューを含み得る。この場合、ユーザは、製品を更に厳密な方法で規定し得る。サブメニューを用いることによって、ユーザは、例えば、フィールド502で定義された魚は、カワカマスであるというサブメニューから選択し得る。同様に、ユーザインターフェイス500の他のフィールド504、506、508、510には、少なくとも1つの特定化サブメニューを含み得る。
他の選択肢として、ユーザインターフェイス500のフィールド502−510の少なくとも一部は、サブメニューフィールド以外に、他の方法で実現し得る。フィールド502−510は、また、例えば“カワカマス、300g”など、テキストが自由形式で書き込まれるフィールドであってよい。また、当該フィールドによって定義されるパラメータに対して所望の値を定義するコードは、これらのフィールドに書き込み得る。食物製品カワカマスに相当するコードは、例えば、H1であり、この場合、ユーザは、カワカマスを意味するコード“H1”を直接食物製品フィールド502に書き込み得る。通常、コードには、文字、数字及び/又は特殊文字を含み得る。
一実施形態によれば、ユーザは、また、フィールド502−510の様々なパラメータについて記述するバーコード表と、バーコードリーダとを有することができ、このため、ユーザは、例えば、ユーザインターフェイス500から各フィールド502−510をアクティブにし、そして、バーコードペン等のバーコードリーダを用いて、バーコード表から食物製品、栄養素及び/又は医療物質、その量、製造方法及び時間に関する情報を読み出し得る。一実施形態によれば、バーコードは、また、他の選択肢として、製品から直接読み取り得る。ユーザインターフェイスの或るフィールドは、また、ユーザインターフェイスの幾つかのフィールドに関係付けるために組み合わせ得る。例えば、量フィールドは、食物製品フィールド502及び栄養素及び/又は医療物質フィールド504の双方と組み合わせ得る。FPCプログラムのユーザインターフェイス500は、また、スクロールバー511及びパラメータを選択するためのアイコン/絵図等の選択コントローラを有し得る。
ユーザインターフェイス500には、また、”追加”キー512、”削除”キー514、”変更”キー516、”取消”キー518、及び”送信”キー520等の機能を実行するためのキーを含み得る。”追加”キー512は、例えば、幾つかの食物製品をフィールド502又は栄養素フィールド504に追加するために用い得る。”削除”キー514は、既に定義されたパラメータをフィールド502−510から削除するために用いることができ、また、”変更”キー516は、フィールド502−510のパラメータを変更するために用い得る。更に、“送信”キー520は、記入済みのユーザインターフェイスフォーム500を本発明によるデータサーバに送信するために用い得る。他の選択肢として、”取消”キー518は、動作を中断するために用い得る。
本発明のユーザインターフェイス500には、また、自由形式テキストをデータサーバに書き込むためのフィールド522を含み得る。ユーザインターフェイスには、更に、ユーザのユーザID及び/又はパスワードを書き込むためのフィールド524を含み得るため、第三者が他のユーザの情報を変更及び/又は読み出さないことを保証できる。
他の選択肢として、ユーザインターフェイス500は、また、例えば、図による食品皿を利用して、少なくとも部分的に図によって提供し得る。この場合、ユーザは、マウス、キーボード又はタッチ画面等のコントローラを用いて、例えば、栄養素及び/又は医療物質及び食物製品を示すアイコン及び/又は絵図をクリックしたり、指したり又はドラッグしたりして、摂取されることを目的にした栄養素及び/又は医療物質及び食物製品を食品皿に追加し得る。
本発明の一実施形態によれば、ユーザインターフェイス500のFPCプログラムは、学習式ユーザインターフェイスであるため、自身のプロファイルは、有利な点として、ユーザインターフェイスに各ユーザ用に作成し得る。この場合、ユーザインターフェイスは、例えば、一日の所定の回数に従って、各ユーザの食べ物及び飲み物の習慣及び栄養及び医学的習慣を学習し得るため、ユーザインターフェイスは、状況を予想し、ユーザが摂取することが多い或る食物製品、栄養素及び/又は医療物質、量、製造方法及び/又は回数をユーザに提案し得る。例えば、250gの粥、卵、二切れのパン、2デシリットルのオレンジジュースを毎朝、また、ヨーグルト、ミューズリー及びバナナを夕方食べるユーザに対しては、ユーザインターフェイスは、前記食品製品を既定値として提案し得る。従って、ユーザは、提案を受取るだけでよい。
しかしながら、留意する必要があることは、ユーザの食物製品情報及び栄養素及び/又は医療物質情報を収集するための本発明のユーザインターフェイス500には、また、情報を更に詳細に識別するための更に多くのフィールドと、異なる機能を実行するための更に多くのキー又は選択コントローラと、を含み得ることである。他の選択肢として、本発明のユーザインターフェイス500は、図5aに示すユーザインターフェイスの実施形態よりも少ない数のフィールド、キー及び選択コントローラを用いることによっても実現し得る。更に、留意する必要があることは、前記フィールドに加えて、ユーザインターフェイス500は、本発明の情報サービスによって生成される最適な栄養及び/又は代謝状態を実現するための最適な栄養情報及び指示が既定値として戻されるフィールドを含み得ることである。
更に、留意する必要があることは、本発明の一実施形態によれば、また、一人前の食事又はユーザによって報告され、摂取されることを目的にした図による食品皿に対して情報システムによって形成される最適な栄養素応答は、図示したユーザインターフェイス500と同様なユーザインターフェイスを利用して、ユーザに出力し得ることである。この応答は、少なくとも部分的に、例えば、最適な図による仮想の食品皿を利用して、図によって出力し得る。
図5bは、本発明によるユーザのエネルギ摂取及び環境条件に関する情報を収集するためのFPCプログラム550の例示ユーザインターフェイスを示す。ユーザインターフェイス550は、例えば、コンピュータ、移動局又はPDA装置、デジタルテレビを利用して、及び/又はインターネットを介して、提供し動作し得る。他の選択肢として、ユーザインターフェイス550は、少なくとも部分的に紙上でも提供し得る。最も好適には、ユーザインターフェイス550は、インターネットを介して及び/又は移動局を利用して運用されるユーザインターフェイスであるため、ユーザインターフェイスは、例えば、XML又はXML派生言語を利用して実現し得る。
通常、ユーザインターフェイス550には、ウォーキング、ジョギング、体操及び水泳等のユーザによる身体的運動を定義するためのフィールド552と、例えば、1時間及び30分行なわれる身体的運動の継続時間を定義するためのフィールド554と、例えば、7,200メートルなどの行なわれた身体的運動の量を定義するためのフィールド556と、が含まれる。ユーザインターフェイス550には、また、例えば、きつい、普通、又は簡単といった身体的運動の難度を定義するためのフィールド558と、身体的運動の時間を定義するためのフィールド560と、を含み得る。
身体的運動を定義するためのフィールド552には、また、サブメニューを含み得る。この場合、ユーザは、更に厳密な方法で身体的運動の種類を規定し得る。サブメニューを用いることによって、ユーザは、例えば、フィールド552で定義されたランニングは、地形ランニングであるというサブメニューから選択し得る。同様に、また、他のフィールド554、556、558、560には、少なくとも1つの規定用サブメニューを含み得る。
他の選択肢として、ユーザインターフェイス550のフィールド552−560の少なくとも一部は、メニューフィールド以外に、何らかの他の方法で実現し得る。フィールド552−560は、また、例えば、“地形ランニング、7、200m”といったテキストが自由形式で書き込み得るフィールドであってよい。また、前記フィールドによって定義されたパラメータ用の所望の値を定義するコードは、フィールドに書き込み得る。地形ランニングに相当するコードは、例えば、Jmであってよい。この場合、ユーザは、地形ランニングを表すコード“Jm”を身体的運動フィールド552に直接書き込み得る。通常、コードには、文字、数字及び/又は特別な文字を含み得る。
一実施形態によれば、ユーザは、フィールド552−560の様々なパラメータついて記述するバーコード表と、バーコードリーダと、を有し得る。この場合、ユーザは、例えば、ユーザインターフェイスから各フィールド552−560をアクティブにし、そして、身体的運動、継続時間、量、難度、及び時間に関する情報をバーコード表からバーコードペン等のバーコードリーダを用いて読み出し得る。FPCプログラムのユーザインターフェイス550は、また、パラメータを選択するための選択コントローラ、例えば、スクロールバー561を有し得る。
更に、ユーザインターフェイス550には、コマンドを実行するためのキー、例えば、”追加”キー562、”削除”キー564、”変更”キー566、”取消”キー568、及び”送信”キー570を含み得る。”追加”キー562は、例えば、幾つかの身体的運動をフィールド552に追加するために用い得る。”削除”キー564は、既に定義されたパラメータをフィールド552−560から削除するために用い得る。”変更”キー566は、フィールド552−560のパラメータ変更するために用い得る。更に、”送信”キー570は、本発明によるデータサーバに記入済みのユーザインターフェイスフォーム550を送信するために用い得る。他の選択肢として、”取消”キー568は、動作を中断するために用い得る。
本発明によるユーザインターフェイス550には、更に、自由形式テキストをデータサーバに書き込むためのフィールド572を含み得る。ユーザインターフェイスは、また、ユーザのユーザID及び/又はパスワードを書き込むためのフィールド574を含み得るため、第三者が他のユーザの情報を変更及び/又は読み出さないことを保証できる。
本発明の一実施形態によれば、FPCプログラムのユーザインターフェイス550は、学習式ユーザインターフェイスである。この場合、自身のプロファイルは、有利な点として、ユーザインターフェイスに各ユーザ用に作成し得る。この場合、ユーザインターフェイスは、例えば、一日の所定の回数に従って、各ユーザの身体的スポーツ習慣を学習し得るため、ユーザインターフェイスは、状況を予想し、ユーザが行なうことが多い或る身体的運動、それらの継続時間、量、身体的運動の難度及び/又は回数をユーザに提案し得る。例えば、ユーザインターフェイスは、週日の朝毎に1.6km歩き、火曜日及び木曜日の夕方毎に1000m泳ぐユーザに対しては、前記身体的運動を既定値として提案し得る。この場合、ユーザは、提案を受取るだけでよい。
他の選択肢として、ユーザインターフェイス550は、少なくとも部分的に図によって提供し得るため、ユーザは、マウス、キーボード又はタッチ画面を用いることによって、例えば、身体的運動、それらの難度及び継続時間を示すアイコン及び/又は絵図をクリックたり、指したり又はドラッグしたりして、自分の身体的運動について記述する情報を追加し得る。
しかしながら、留意する必要があるのは、ユーザのエネルギ摂取及び環境条件について記述する情報を収集するための本発明によるユーザインターフェイス550には、また、エネルギ摂取又は環境条件に関する情報を更に厳密に識別するための極めてより多くの数の様々なフィールドと、異なる機能を実行するための極めてより多くの数の様々なキー又は選択コントローラと、を含み得ることである。他の選択肢として、本発明のユーザインターフェイス550は、図5bに示すユーザインターフェイスの実施形態よりも少ない数のフィールド、キー及び選択コントローラを用いることによっても実現し得る。更に、留意する必要があることは、前記フィールドに加えて、ユーザインターフェイス550は、本発明の情報サービスによって生成される最適な栄養及び/又は代謝状態を実現するための最適な栄養情報及び指示が既定値として戻されるフィールドを含み得ることである。
更に、留意する必要があるのは、本発明の一実施形態によれば、情報システムは、また、身体的運動のための提案を形成し、また、それによって形成される最適な身体的運動及び身体的運動の難度並びに継続時間を、図550に示すユーザインターフェイスと同様なユーザインターフェイスを利用して提示し得ることである。この提案は、少なくとも部分的に、図によっても出力し得る。
図6は、本発明に基づく個別化された栄養情報を形成するための例示システム600のフローチャートである。通常、システム600には、個別化された栄養及び医学的情報を形成するために必要とされる様々な種類の情報を収集し、個別化された栄養及び医学的情報を形成するための情報ユニット602が含まれる。最も好適には、情報ユニット602は、例えば、インターネットのサーバ602であってよく、個別化された栄養及び医学的情報を形成するために必要とされる装置を含み、情報は、移動局を介してサーバへ接続し得る。情報ユニット602は、また、他の選択肢として、デジタルテレビの通信ネットワークに対して情報を生成し得る。
通常、情報ユニット602には、情報を記憶するためのデータベース装置604が含まれる。データベース装置604には、例えば、図4aに示すデータベース機構300と同様なデータベース機構を含み得る。情報は、例えば、食材、遺伝的性質、生物学的、医学的、分析生物学的及び医学的研究に関する情報、実験的情報、ユーザについて記述する情報及びユーザの状況記述情報、及びユーザの環境について記述する情報であってよい。更に、データベース装置604には、ある民族又は国籍に関連する情報等の基準グループを参照する情報と、それら彼らの可能な疾患、生活環境及びそれらによって通常摂取される食材に関連する情報と、を含み得る。データベース装置604は、少なくとも部分的に情報システム600の情報ユニット602に一体化し得る。他の選択肢として、データベース装置604は、情報ユニット602がデータベース装置604へのデータ伝送接続606を有するように、情報ユニット602から別個に分散し得る。
通常、情報ユニット602には、また、生産者612、品質管理ユニット614、医療従事者ユニット615、科学的研究ユニット616、商店システム618、及びレストランシステム620等、他の当事者とのデータ伝送接続606及び610を生成するための装置608が含まれる。更に、情報ユニット602は、コンピュータ622、移動局624、PDA装置626及び/又はデジタルテレビ628等のデータ端末装置を介して、ユーザとのデータ伝送接続610状態にあるように構成し得る。
情報ユニット602には、また、生産者612、品質管理ユニット614、医療従事者ユニット615、科学的研究ユニット616、商店システム618、及びレストランシステム620等の各当事者を特定するための装置636を含み得るため、各当事者612−620は、様々な食物製品及びそれらの栄養含有量、又は食物製品に含まれる物質に関する彼らが形成した情報と、ある食材に起因する可能な疾患及びそれらの相互関係に関する情報と、を出力し得る。
ユーザによって購入された又は注文された食物製品に関する情報は、例えば、商店システム618及び/又はレストランシステム620から情報システム600の情報ユニット602に購入又は注文に関して自動的に出力し得る。情報システムによって必要とされるユーザの識別情報は、例えば、磁気カードに記憶し得る。この場合、ユーザの磁気カードは、購入又は注文に関して読み出し得る。また、この場合、購入又は注文の食物製品の情報は、情報機構の情報ユニット602に中継される。他の選択肢として、ユーザの個別化されたユーザIDは、商店又はレストランのシステムに供給し得る。この場合、購入された又は注文された食物製品の情報は、情報システム600の情報ユニット602に中継される。
情報ユニット602とデータ伝送接続610された当事者612−628には、有利な点として、情報に従いFPCプログラムを実行し、FPCプログラムの情報を送信及び更新し、また、情報ユニット602からデータ端末装置612−628への情報を受信するための装置630を含み得る。本発明の一実施形態によれば、装置630には、また、個別化された及び/又は最適な栄養情報を形成するための本発明による情報システム600の情報ユニット602を少なくとも部分的に含み得る。情報ユニット602又は情報ユニット602の少なくとも一部は、例えば、何らかの情報ネットワークからのプログラムによってこれら当事者のデータ端末装置612−628にダウンロードし得る。または、それは、当業者に公知のデータ伝送を目的にした手段を用いて、例えば、CDROM又はDVDディスク上に出力し得る。
更に、通常、情報ユニット602には、メモリ装置632と、情報を処理及び分析し、個別化された最適な栄養情報を形成するための装置634と、が含まれる。情報ユニット602は、有利な点として、データベース装置の情報を分析して、分析された情報を利用して、個別化された栄養情報を形成するためのファジー論理を用いる。栄養ユニットは、例えば、自己組織化マップ(SOM)を用いるWebsom法を利用して、装置602、608、632及び634を用いて、情報を操作及び処理し得る。または、他の選択肢として、情報は、また、手作業で処理し得る。更に、栄養ユニットは、また、装置602、608、632及び634を利用して、ユーザの基準プロファイル等の様々な当事者又は要素の基準プロファイルを定義し得る。
情報ユニット602には、更に、例えば、ユーザのID及びパスワードを利用してユーザを特定するための装置634を含み得る。ユーザは、また、携帯電話番号等のユーザの移動局識別子で特定し得る。
更に、通常、情報ユニット602には、形成された個別栄養情報を次の少なくとも1つ、即ち、生産者612、品質管理ユニット614、医療従事者ユニット615、科学的研究ユニット616、商店システム618、レストランシステム620、又はコンピュータ622、移動局624、PDA装置626、及びデジタルテレビ628等、何らかのユーザのシステムに出力するための装置638が含まれる。個別化された最適な情報は、また、手紙又はファックスによって、更に、電話で聞き取ることによって出力し得る。
留意する必要があるのは、データベース装置及び当事者のデータ端末装置612−628に、特に移動局s624及び626に記憶される情報は、派生情報であってよく、解読された時でさえ、それ自体では、個人に関するデリケートな情報を露呈しない可能性があるが、栄養及び薬剤の選択に関する処理を明確にサポートするということである。例えば、ユーザの移動局は、遺伝子マップの一部等、ユーザの遺伝子マップに関する情報と、識別子情報(ID)等のユーザに関連する情報と、を有し得る。
本発明のシステムに用いられるデータ伝送接続610は、当業者に公知の任意のデータ伝送接続であってよい。特に、システム600は、次のデータ伝送仕様、即ち、TCP/IP、CDMA、GSM、HSCSD、GPRS、WCDMA、EDGE、ブルートゥース、UMTS、Teldesic、Iridium、Inmarsat、WLAN、DIGI−TV、ISDN、xDSL、RPC、homePna、及びiモードの少なくとも1つと互換性があってよい。更に、情報ユニット602及び当事者のデータ端末装置612−628には、本発明のFPCプログラムを実行するための次のオペレーティングシステム、即ち、Unix(登録商標)、MS−windows、EPOC、NT、MSCE、Linux、PalmOS、及びGEOSの少なくとも1つを含み得る。
図7は、本発明によって、ユーザの栄養及び/又は医療物質情報更新し、また、個別化された栄養情報を生成するための例示システム700のフローチャートである。本例において、本発明の情報サービスのユーザは、レストラン、商店、ジムなどにおける及び/又は医者における一方の当事者702と取引を行なう。当事者702には、本発明のFPCプログラムを実行するための装置630を含み得る。この場合、当事者702のシステムは、自分のデータ端末装置を利用して、本発明の情報サービスのユーザを識別し得る。ユーザのデータ端末装置は、例えば、移動局624、PDA装置625、又はスマートカードもしくは磁気カード706、本発明のFPCプログラムを実行するための及び/又はユーザの識別を可能にするための装置630が含まれるデータ端末装置624、626、706、であってよい。
一実施形態によれば、ユーザは、例えば、商店及び/又はレストラン702を訪問し得る。この場合、例えば、購入代金を支払う際、商店及び/又はレストランのシステム702の装置630は、データ端末装置624、626、706の装置630を利用して、ユーザを識別する。本発明の情報サービスにとって不可欠なユーザの情報は、好適には、データ端末装置624、626、706の装置630に一体化し得る。この場合、商店及び/又はレストランのシステム702は、例えば、ブルートゥース技術704を用いるシステム等の赤外線又は無線リンクを介して、ユーザのデータ端末装置624、626、706からユーザの情報を読み出し得る。ユーザの情報を読み出した後、商店及び/又はレストランのシステム702は、ユーザによってなされた購入に関する情報を本発明の情報システムの情報ユニット602に送信し得る。更に、商店及び/又はレストランのシステム702には、また、製品の栄養情報を記憶するためのデータベース装置708を含み得る。
一実施形態によれば、システム700は、ユーザの購入に関する情報が、ユーザに出力されるように構成することもできる。この場合、ユーザは、自分が行なった購入を確認し得る。例えば、ユーザは、製品の一部を削除したり、当該情報に何らかの追加情報を追加したり、又は出力された情報を受取ることができる。情報は、好適には、例えば、SMSメッセージ又はe−メールとして、移動局、PDA装置、デジタルテレビ、又はコンピュータ等のユーザのデータ端末装置に出力される。他の選択肢として、情報は、また、インターネットにあるユーザのサービスページに出力し得る。
図7に示す当事者702は、医療従事者ユニットであってもよい。この場合、例えば、ユーザの健康に関する情報は、上述した方法で本発明の情報ユニット602に出力し得る。本発明のシステム700は、システム700が、ユーザに最適な栄養及び/又は医学的情報を生成する際、ユーザによって確認された情報だけを用いるように構成し得る。他の選択肢として、システム700は、ユーザの健康に関する情報、及び/又は商店及び/又はレストランでなされた購入に関する情報が、自動的に情報ユニット602に登録されて、ユーザに宛てられる最適な栄養情報を形成するために直ちに用い得るように構成し得る。
本発明による解決策の幾つかの実施形態だけを上記に開示した。本発明の原理は、当然ながら、実施例の用途における詳細及び領域の一部に対して、特許の請求項の範囲内において変更し得る。システムは、特に、個別化された栄養情報を形成するために適用し得るが、しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明は、また、家畜及び牛等、他の動物の栄養情報を形成するためにも適用し得る。
更に、本発明は、1つの情報システムだけの情報ユニットのユーザに限定されず、データ通信ネットワークは、当業者に公知のデータ伝送システムを利用して、互いに対して接続し得る幾つかの単一情報システムを有し得る。更に、留意する必要があるのは、本発明の情報システムは、少なくとも部分的に、ユーザのデータ端末装置に一体化し得ることである。
更に留意する必要があるのは、最適な栄養以外に、また、本発明を利用して、ユーザに対して最適な薬剤を計画し得ることである。本発明の一実施形態によれば、本発明を用いると、例えば、構成材料に従って、医療物質及び/又は栄養素及び/又は更に幾つか他の医療物質及び/又は栄養素の濃度、吸収及び影響に対する、また、ユーザの代謝に対する栄養素及び/又は他の医療物質の影響が考慮されるように、ユーザに対して最適な栄養及び/又は薬物の投与量を調製することが可能である。
更に、本発明の情報機構は、フィードバック、及びアレルギ、疾患、好きなものに関する情報等、少なくともユーザの情報の一部を、例えば、ユーザのデータ端末装置に、ユーザが選択する言語で与え得る。更に留意する必要があるのは、本発明のシステム及びデータベース機構の少なくとも一部は、コンピュータソフトウェア又はソフトウェア製品を利用して、実現し得ることである。