JP2005513120A - アルキルキャップ化アルコキシル化エステル及び同化合物を含む組成物 - Google Patents

アルキルキャップ化アルコキシル化エステル及び同化合物を含む組成物 Download PDF

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Abstract

アルキルキャップ化アルコキシル化エステルを製造する方法。より具体的には、トリエチレンアルコキシエステルを実質的に含み、エチレングリコールモノアルコキシモノエステル及びジエチレングリコールモノアルコキシモノエステルを実質的に含まない、アルキルキャップ化アルコキシル化エステルを製造する方法。

Description

本発明は、アルキルキャップ化アルコキシル化エステル及び同製造工程に関するものである。本発明の化合物は、式(I)を有するアルキルキャップ化アルコキシル化エステルを実質的に含む。
Figure 2005513120
式中xは3以上であって、式(I)を有し、式中xが1 であるエチレングリコールモノアルコキシモノエステル、及び式(I)を有し、式中xが2であるジエチレングリコールモノアルコキシモノエステルを実質的に含まないアルキルキャップ化アルコキシル化エステルによって、高い毒性と発泡性をもつ場合もある従来型エトキシレートの有用な代替物質を提供する。本発明による洗浄用組成物又は洗剤組成物中に、請求の範囲に記載したアルキルキャップ化アルコキシル化エステルを組み込むと、特に従来型エトキシレートとの比較において、洗浄性能が高められると同時に、毒性も低下する。
洗浄技術において、数多くの界面活性剤が存在する。親水性部分と疎水性部分の双方を含む界面活性剤は、適用する基質の表面張力を低下させるために不可欠である。界面活性剤は、湿潤、乳化、分散、発泡、洗浄及び/又は潤滑を行う際に、特に有用である。実際、アルコールエトキシレート(AE)は、その洗浄力や乳化性から、一般的に使用される界面活性剤である。
生分解性と毒性を連想させる場合があるノニルフェノールエトキシレート(NPE)の削減に向けて、最近、規制が施行されたり、自主規制が行われており、当業者にとって、ノニルフェノールエトキシレート以外のエトキシレートが主な代替物質となってきている。それにも関わらず、従来型エトキシル化界面活性剤の中には、環境への悪影響と関連しているものもいくつかある。特に、高濃度のエチレングリコールモノアルコキシモノエステル、ジエチレングリコールモノアルコキシモノエステル、エチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H、式中n=1)、及びジエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H、式中n=2)を特徴とする一部のエトキシレートが確認されている。
これらのエトキシレートの使用は実質的に減少し、従来型界面活性剤、特に幅広く利用されているノニルフェノールエトキシレートの有用な代替物質が不足することが予測される。ゆえに、界面活性剤及び洗浄剤技術において、従来型エトキシレート、特にアルコールエトキシレート、メチルエステルエトキシレート、ノニルフェノールエトキシレートの有用で環境に優しい代替物質の特定や配備の必要性が大きくなっている。前記のような従来型エトキシレートの機能を大きく高めることによって、優れた性能効果を実現させ、短所を排除する必要がある。さらに、従来型エトキシレートの機能を大きく改良することによって、高められた生分解性効果が実現されるようにしなければならない。
本発明のアルキルキャップ化アルコキシル化エステルは、以下に開示するように、従来型エトキシレート、特にアルコールエトキシレート、メチルエステルエトキシレート、及びノニルフェノールエトキシレートに関する問題解決を扱う。
本発明は、従来型エトキシレート、特にアルコールエトキシレート、メチルエステルエトキシレート、及びノニルフェノールエトキシレートに関する問題点を解決するものである。実際、本発明のアルキルキャップ化アルコキシル化エステル化合物(以下、ACAE)は、特に従来型エトキシレートとの比較において、優れた性能を実現させ、短所を排除することを特徴とする。さらに、本発明の化合物は、生分解性を高めたものである。本発明の一実施形態は、式(I)を有するアルキルキャップ化アルコキシル化エステルである。
Figure 2005513120
式中、Rは、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素及びこれらの混合物であり、Rは、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素及びこれらの混合物であり、xは3以上であり、アルキルキャップ化アルコキシル化エステルには、式(I)を有し、式中xが1であるエチレングリコールモノアルコキシモノエステル、及び式(I)を有しm式中xが2であるジエチレングリコールモノアルコキシモノエステルを実質的に含まず、エチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位)及びジエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位)を実質的に含まない。
本発明の他の実施形態は、式(I)を有するアルキルキャップ化アルコキシル化エステルを製造する方法である。
Figure 2005513120
式中、Rは、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、Rは、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、xは3以上である。請求範囲に記載した方法は、構造式RO(CHCHO)H(式中Rは上記に定義済み、指数nは3以上)を有する化合物をエトキシル化する工程を含み、前記化合物RO(CHCHO)Hは、RO(CHCHO)H(式中nは3以上)を有するエチレングリコールアルキルエーテルを実質的に含み、エチレングリコールアルキルエーテルのRO(CHCHO)H(式中、nは1)単位を有するエチレングリコールアルキルエーテル、及びエチレングリコールアルキルエーテルのRO(CHCHO)H(式中、nは2)単位を有するジエチレングリコールアルキルエーテルを実質的に含まず、式(II)を有するエトキシル化剤と前記化合物が反応することによる。
Figure 2005513120
以下に定義する通り、塩基存在下でエトキシル化工程を実施し、式(III)を有する化合物と前記エトキシル化物を反応させる。
Figure 2005513120
式中、Rは、上記の式(I)で定義した通りであり、Rは、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、以下に定義する通り、塩基触媒存在下において前記反応を実施し、約60〜約200°Cまで加熱し、任意選択的に、約20〜約0.013kPa(200〜0.1mmHg)の圧力下で、0.1〜10時間、前記反応を実施する。
本発明の一実施形態は、式(I)を有するACAEを製造する他の方法を含む。この方法は、従来型ポリエチレングリコールアルキルエーテルからエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位) 及びジエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位)を実質的に除去する工程、以下に定義する通り、塩基触媒存在下において、式(III)を有する化合物と除去した物質を反応させる工程、約60〜約200°Cまで加熱する工程、任意選択的に、約20〜約0.013kPa(200〜0.1mmHg)の圧力下で0.1〜10時間、前記反応を実施する工程、任意選択的に、第一工程である前記反応によって得られたエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位)、及びジエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位)をリサイクルする工程を含む。
本発明の別の実施形態は、洗浄用組成物中にACAEを組み込むものである。
当業者であれば、既述及びそれ以外の目的、特徴、及び利点については、以下の詳細な記述及び添付の請求項を読むことにより明らかになるだろう。本明細書の全てのパーセント、割合、及び比率は、特に指定しない限り、洗浄用組成物の重量比である。特に指定しない限り、温度はすべて摂氏(°C)で示す。関連部分で取り上げる文献はすべて、参照文献として本明細書中に組み込まれている。
本発明のアルキルキャップ化アルコキシル化エステルは、式(I)を有する従来型エチレングリコールモノアルコキシモノエステルを実質的に含まない。
Figure 2005513120
式中、xは1であり、以下、構成要素「R」という。また、式(I)を有するジエチレングリコールモノアルコキシモノエステルも実質的に含まない。式中、xは2であり、以下、構成要素「R」という。加えて、本発明のアルキルキャップ化アルコキシル化エステルは、エチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位)、及びジエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位)を実質的に含まない。本明細書中「実質的に含まない」とは、アルキルキャップ化アルコキシル化エステル中に、構成要素R及びR、及びRO(CHCHO)H単位及びRO(CHCHO)H単位が、5重量%未満、好ましくは約1〜0重量%含まれることを意味する。言い換えると、「実質的に含まない」とは、製造されたアルキルキャップ化アルコキシル化エステルに、式(I)(式中xは3以上)の構成要素が約95〜約100%、好ましくは約99%〜約100%含まれることを意味する。
本明細書中で使用する場合、「従来型エトキシレート」という用語には、アルコールエトキシレート、メチルエステルエトキシレート、ノニルフェノールエトキシレートが含まれるが、これらに限定されない。本明細書中で使用する場合、「洗浄用組成物」には、硬質面洗浄剤(床洗浄剤やガラス洗浄剤など)、顆粒状洗濯洗剤、液体洗濯洗剤、トイレ用洗剤、車用洗剤、カーペット用洗剤、器具用洗剤、壁用洗剤、非水性ベースの洗浄システム(シリコン、エーテル、二酸化炭素基材の多数の新システムを含む)などの家庭用洗浄用組成物が含まれるが、これらに限定されない。
(アルキルキャップ化アルコキシル化エステル化合物(ACAE))
本発明における実施形態のアルキルキャップ化アルコキシル化エステル化合物(ACAE)を式(I)に示す。
Figure 2005513120
式中、Rは、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、Rは、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、 及びこれらの混合物であり、指数xは3以上である。本発明のACAEは、R及びR、アルコールエトキシレート、メチルエステルエトキシレート、及びノニルフェノールエトキシレートのような従来型エトキシレートの有用かつ実用可能な代替物質となる。
(方法)
本発明によって、請求の範囲に記載されているACAEを供する方法を開示する。従って、本実施形態は、式(I)を有する上記ACAEを生成するための好ましい方法に関するものである。
Figure 2005513120
式中、Rは、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びその化合物である。
は、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びその化合物であり、指数xは3以上である。請求の範囲に記載されている方法は、式RO(CHCHO)H(式中Rは上記式(I)に定義、指数nは3以上)を有する出発原料をエトキシル化する工程を含み、前記出発原料は、エチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位) 及びジエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位)を実質的に含まず、前記出発原料は、式(II)を有するエトキシル化剤と反応する。
Figure 2005513120
以下に述べる通り、塩基存在下でエトキシル化工程を実施すると、前記エトキシル化物が形成される。次に、式(III)を有する化合物と前記エトキシル化物を反応させる。
Figure 2005513120
式中、Rは、上記の式(I)で定義した通りであり、Rは、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、又はこれらの混合物である。
以下に述べる通り、塩基触媒存在下で前記反応を実施し、前記反応に約60〜約200°Cの熱を加え、任意選択的に前記方法の全て又は一部を、約20〜約0.013kPa(200〜0.1mmHg)、好ましくは約3.33〜約0.133kPa(25〜1mmHg)の真空圧で、0.1〜10時間実施し、本発明のACAEを形成させる。
エトキシル化に用いる塩基としては、当該技術分野において既知であるいずれの従来型塩基も使用できる。例えば、NaOH、Na、KOH、Mg(OH)、Ca(OH)、希土アルコキシドなど、エトキシル化に使用できるすべての塩基が例として挙げられるが、これらに限定されない。加えて、適応可能な塩基として、小幅の従来型アルコキシ化触媒をが挙げられるが、これに限定されない。好ましくはないが、当該技術分野において報告されている、BFなどの酸性エトキシル化触媒も、使用することができる。
塩基触媒は、エトキシル化工程で使用される上記の塩基と同じであってもよいし、異なっていてもよい。実際、本発明を実施する際には、エトキシル化工程の塩基が中和されない限りは、塩基触媒を加えないことを選択することもできる。エトキシル化工程の塩基が、本発明のACAEを生成するために、前記方法の第二工程を実施する塩基触媒として十分に機能するからである。
従って、本発明の他の好ましい実施形態に基づき、本発明のACAEを生成するための他の方法を開示する。式(I)中の下記化学構造によって、本発明のACAEを説明する。
Figure 2005513120
式中、Rは、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、Rは、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、指数xは3以上である。式(I)の化合物の生成方法には、従来型ポリエチレングリコールアルキルエーテルからエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位)及びジエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位)を実質的に除去し、その結果得られた生成物と、式(III)を有する化合物を反応させる工程が含まれる。
Figure 2005513120
式中、Rは、上記の式(I)で定義した通りであり、Rは、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、又はこれらの混合物である。塩基存在下で前記反応を実施し、前記反応に約60〜約200°Cの熱を加え、任意選択的に、約20〜約0.013kPa(200〜0.1mmHg)、好ましくは約3.33〜約0.133kPa(25〜1mmHg)の真空圧で、前記方法の全て又は一部を0.1〜10時間実施して、本発明のACAEを形成し、任意選択的に、前記反応の第一工程より、RO(CHCHO)H単位、及びRO(CHCHO)H単位を再生する。
前記方法に使用する従来型ポリエチレングリコールアルキルエーテルをさらに生成するために、前記反応の第一工程よりリサイクルしたRO(CHCHO)H単位、及びRO(CHCHO)H単位を任意選択的に使用してもよい。これにより、本発明の方法をより安価に実施できるようになる。
従来型ポリエチレングリコールアルキルエーテルの除去工程は、上記実施形態の方法において、欠かせない工程である。本明細書中で使用する「実質的に除去する」とは、除去工程時点で、従来型ポリエチレングリコールアルキルエーテルに、RO(CHCHO)H単位(式中nは3以上)が約95〜約100%、好ましくは99〜100%含まれるようにすることを意味する。また、「実質的に除去する」とは、本実施形態の方法において、ポリエチレングリコールアルキルエーテルから除去された部分が、RO(CHCHO)H単位、及びRO(CHCHO)H単位からなることも意味する。除去工程の時点において、前記ポリエチレングリコールアルキルエーテルには、RO(CHCHO)H単位及びRO(CHCHO)H単位が約5〜約0%、好ましくは約1〜0%含まれている。繰り返すと、本実施形態の方法の除去工程のおかげで、ACAEに、R成分、及び/又はR成分、並びに、未反応残留物のRO(CHCHO)H単位、及び/又はRO(CHCHO)H単位が実質的に含まれないようになり、特に従来型エトキシレートとの比較において低い毒性と発泡性がACAEに備わるようになるものと考えられる。
実際には、前記除去工程は、様々な方法で実施することができる。本方法のポリエチレングリコールアルキルエーテルの除去を行うための好ましい実験方法の例としては、蒸留、減圧蒸留、薄膜蒸発、及びそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。本発明の好ましい実施形態では、前記除去工程は、前記方法の第一工程として実施することができる。さらにもう一つの本発明の好ましい実施形態では、前記除去工程は、前記方法の最終工程として実施することができる。繰り返すと、本発明の種々の実施形態は、本発明のACAEを生成するためのさまざまな手段を提供することを意図したものである。本発明を実施する際には、市販の従来型ポリエチレングリコールアルキルエーテルから、RO(CHCHO)H単位 、及びRO(CHCHO)H単位を除去する方法によって、本発明のACAEの生成方法がより用意、及び/又はより経済的になることがわかるだろう。いずれにせよ、請求の範囲に記載されている方法は双方とも、本発明のACAEを生成するのに適しているため、完全に実施者の自由裁量で適切な方法の選択を行う。
本発明の他の実施形態は、式(I)を有するACAEを製造する方法に関するものである。
Figure 2005513120
式中、Rは、Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素(メチル)、及びこれらの混合物であり、Rは、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、指数xは3以上である。
請求の範囲に記載されている方法は、式RO(CHCHO)H(式中、RはC炭化水素(メチル)、指数nは3以上)を有する出発原料をエトキシル化する工程を含み、前記出発原料は、エチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位) 及びジエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位)を実質的に含まず、前記出発原料は、式(II)を有するエトキシル化剤と反応する。
Figure 2005513120
塩基存在下でエトキシル化工程を実施し、式(III)を有する化合物と前記エトキシル化物を反応させる。
Figure 2005513120
式中、Rは、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、Rは、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、又はこれらの混合物であり、塩基触媒存在下で前記反応を実施し、前記反応に約60〜約200°Cの熱を加え、任意選択的に、約20〜約0.013kPa(200〜0.1mmHg)、好ましくは約3.33〜約0.133kPa(25〜1mmHg)の真空圧で、前記方法の全て又は一部を0.1〜10時間実施し、式(I)のメチル脂肪酸エステルを形成させる。
次に、付加重合によって、得られた式(I)のメチル脂肪酸エステルをエチレンオキシド単位と反応させて、本発明のACAEを形成させる。好ましくは、付加重合方法としては、米国特許第5,817,844 B1号(Hamaら)に記載されている金属酸化物触媒方法を利用する。この金属酸化物触媒は、基本的に、水酸化金属又は金属アルコキシドで表面を修飾した、か焼水酸化アルミニウムマグネシウムから構成されている。加えて、好適な触媒を用いた好ましい付加重合方法が、欧州特許第0,889,872 B1号に記載されている。この方法では、触媒として(a)アルカリ金属、及び/又はアルカリ土類金属、及び/又はアルコラート、及び(b)アルキレングリコールを利用する。
(方法の生成物)
さらにもう一つの本発明好ましい態様では、上述の方法の生成物を開示し、請求の範囲に記載する。本実施形態の方法を実施することにより生じる生成物を式(I)に示す。
Figure 2005513120
式中、Rは、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、Rは、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、指数xは3以上である。この、本実施形態の方法を実施することにより生じる生成物は、R、R、RO(CHCHO)H、及びRO(CHCHO)Hを実質的に含まない。事実、本実施形態の方法を実施することにより生じるACAEは、従来型エトキシレート、特にアルコールエトキシレート、メチルエステルエトキシレート、及びノニルフェノールエトキシレートの有用かつ実用可能な代替物質となる。
理論に束縛されるわけではないが、、エチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H、 式中、nは3以上)を実質的に含み、エチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H) 及びジエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H)を実質的に含まないエトキシレートを使って、上記方法のエトキシル化工程を実施すると、得られたACAEもR成分、及びRを実質的に含まなくなると考えられる。本発明の実施形態の方法による生成物は、従来型エトキシレート、特に、アルコールエトキシレート、メチルエステルエトキシレート、及びノニルフェノールエトキシレートとの比較において、特に毒性が低いことを特徴とする。さらに、本方法の生成物には、特に従来型エトキシレートとの比較において、発泡性が低いという効果も加わる。本化合物の発泡性の低さは、この化合物が洗浄用組成物中に含まれた場合において特に明白となる。
(洗浄用組成物)
本方法を実施することにより生じる本発明のACAEは、R成分、及び/又はR成分を実質的に含まず、エチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位)、及びジエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H単位)を実質的に含まない。それにより、従来型エトキシレート、特に、アルコールエトキシレート、メチルエステルエトキシレート、及びノニルフェノールエトキシレートとの比較において、特に低い毒性と低い発泡性を特徴とする。本発明のACAEの低発泡性は、ACAEが洗浄用組成物中に含まれた場合に、特に明白となる。従って、本発明の他の実施形態に基づく洗浄用組成物には、本発明による新しいACAEが含まれる。
本発明のACAEを洗浄用組成物に利用することによって、洗浄用組成物に従来型エトキシレート、特にアルコールエトキシレート、メチルエステルエトキシレート、ノニルフェノールエトキシレートを使用する場合よりも、有用で環境に優しい代替物質が提供される。本発明のACAEは、特に従来型エトキシレートとの比較において、いくつかの性能効果を有することを特徴とする。すなわち、本発明のACAE、及びACAEを使用した洗浄用組成物は、発泡性が低いため、従来型エトキシレート、特にアルコールエトキシレート、メチルエステルエトキシレート、ノニルフェノールエトキシレートとの比較において、全体的に優れた洗浄力を発揮する。
(発泡性)
事実、本発明の発泡性の低さは、ACAEが洗浄用組成物中に含まれた場合に、特に明白となる。本発明のACAEの発泡性の低さの効果を例示するために、洗剤液の濃度が約6000ppmになるように脱イオン水で希釈された洗剤液を用意する。この濃度は、ドラム式洗濯機に典型的な、水13Lに洗剤78gを溶解した濃度に基づく。洗浄液希釈液100mLをとり、清浄な1000mL容ガラス製メスシリンダーに丁寧に入れる。目的の硬度が得られるように、十分な硬度(9600グレイン/1ガロン脱イオン水、カルシウム2:マグネシウム1)をもつ溶液を混合直前に各メスシリンダーに加え、メスシリンダーにフタをする。図1で示す通り、混合装置で、4つのメスシリンダーを34RPMで同時に回転させる。2.5分間という所定の時間間隔で、混合をやめ、泡の量を目視で記録する。混合終了後、メスシリンダーのフタを外し、2.5分間という所定の時間間隔で、泡の量を記録する。最初の溶液量を記録値から差し引き、生じた泡の量を算出する。
各テストは2回行い、平均値を報告する。いうまでもなく、上記手順の実施により、本発明の特許請求の範囲に記載したACAEの発泡性効果が、従来型エトキシレート、特にアルコールエトキシレートよりも高められたことが明らかになる。
図1に、上記泡量を計測するために使用した混合装置(10)を示す。混合装置(10)は、AC115V、60Hz、2.5A、1/10馬力、トルク12.8N・m(113In・lb)、30F/L RPMの電動モーター(12)(Dayton Shaded Pole Gearmotor 3M158B型)を含む。モーター(12)の下側にはカウンター(14)が付いており、モーターにつなげると、モーター及び混合装置(10)の回転数が表示される。モーター(10)に備えられおり、またそこから伸びているクランクシャフト(16)は、モーター(10)によって360°回転する。モーター(12)には、モーター取付壁(18)に付いており、モーター(12)を支持するのに十分な厚みと幅、及び図1中のX軸を中心に混合装置(10)が自由に回転できるほどの十分な高さが備わっている。モーター取付壁(18)はモーター取付壁開口部(19)を含み、モーター取付壁開口部(19)の中をクランクシャフト(16)が貫通しており、モーター取付壁開口部(19)には、X軸を中心にクランクシャフト(16)が自由に回転できるほどの十分な直径が備わっている。クランクシャフト(16)は、主支持枠(20)の一部に付いており、主支持枠(20)で終結している。主支持枠(20)は、それぞれが並行方向に並ぶ4つの金属片を含み、対応する長軸を有する方形のような形を形成している。主支持枠(20)の部分のうち、X軸と垂直な部分が、クランクシャフト(16)に接続している。
図1では、主支持枠(20)の部分のうち、X軸と垂直な部分には、主支持枠(20)に食い込む4つの半円形部(図示なし)があり、これらは、4本のフタ付き1000mLガラスメスシリンダー(24)を保持するのに使用される。主支持枠(20)の部分の、X軸に平行な部分に、正面支持枠(22)が、蝶番で取り付けられており、この正面支持枠(22)は、それぞれが並行方向に並ぶ4つの金属片を含み、X軸と、主支持枠(20)と同じ領域に対応する長軸とを有する方形のような形を形成している。4本のフタ付き1000mLガラスメスシリンダー(24)を主支持枠(20)の4つの半円形部にしっかりと保持できるように、また同時に、4本のフタ付き1000mLガラスメスシリンダー(24)を容易に取り外せるように、正面支持枠(22)を蝶番で主支持枠(20)に取り付ける。
ロッド(26)は、主支持枠(20)のX軸に対して垂直な一部分に取り付けられ、クランクシャフト(16)が取り付けられている主支持枠(20)の部分とは反対位置にある。ロッド(26)は、主支持枠(20)から伸びており、ロッド取付壁開口部(29)を含むロッド取付壁(28)の中を通っている。ロッド取付壁(28)には、ロッド(26)を支持するための十分な厚みと幅、及び、図1中のX軸を中心に混合装置(10)が自由に回転できるほどの十分な高さが備わっている。ロッド取付壁開口部(29)には、X軸を中心にロッド(26)が自由に回転できるほどの十分な直径が備わっている。
下記実施例3の末端メチル化ACAEを利用すると、ドラム式洗濯機で使用するように作られた、下記表1に示す強力型液体洗濯洗剤では、下記表1に示す同強力型液体洗濯洗剤中のアルコールエトキシレートを用いる(表2参照)よりも、混合又は攪拌中の泡が21%〜35%少なかった。加えて、溶液の攪拌を止めた後の結果からわかるように、末端メチル化ACAEの泡安定性は、さらに低い。これらの効果は、表2に示すように、様々な硬度の水でも得られた。
(強力型液体洗濯洗剤界面活性剤系)
Figure 2005513120
Figure 2005513120
さらに、典型的なドラム式洗濯機における洗剤濃度及び水硬度の条件下において、本発明の末端エチル化ACAE及び末端ブチル化ACAEは、BASFより市販されているLUTENSOL(登録商標)24−7非イオン性界面活性剤のような、従来型アルコールエトキシレート非イオン性界面活性剤との比較において、発泡性が低く、泡安定性も低減されている。この結果は、Huntsmanより市販されている直鎖アルキルベンゼンスルホネートを界面活性剤の中心とする配合をベースとした、強力型液体洗濯洗剤(表3参照)、並びに、下記に記載する中長鎖分枝状アルキルサルフェートをベースとした実験用強力型液体洗濯洗剤(表4参照)においてみられた。泡減少の観点より、末端エチル化ACAEは、好ましい。
Figure 2005513120
Figure 2005513120
上記のようなACAEの実施形態は、エトキシル化した物質について記載しているが、ACAEに類似した構造は、プロピレンオキシド部分のような他のアルキレンオキシド部分をエチレンオキシドと併用して、及び/又は単独で用いて作成することができた。
(配合)
本発明の1つの好ましい態様は、本発明のACAEを含む組成物に関する。この態様の配合は、例えば、予浸、組成物を含む界面活性剤への追加、リンス剤が添加された組成物等、洗濯中いずれの工程でも使用するように改変できる。本態様に含み得る組成物例は、(a)本発明による1つ以上のACAEを約0.01〜約99重量%含むが、これに限定されない。また、本態様における他の実施形態は、好適な支持材料に加え、ACAEの性能効果を高めることができる、又は本ACAEの布地表面への放出を増強する他の補助剤を含む。
本発明の洗浄用組成物は、洗浄性界面活性剤を含む組成物の態様にさらに関する。この時、
a)前記洗浄用組成物の約0.01〜約30重量%の1つ以上のACAE、他の実施形態では、約0.1〜約10重量%の前記ACAE、
b)前記組成物の約1〜60%、好ましくは10〜35重量%の界面活性剤系であって、該界面活性剤系が、
i)前記界面活性剤系の約0.01重量%(本発明の態様又は実施形態にもよるが、好適には、約0.1〜約100重量%、約1〜約80重量%、約1〜約60重量%、約1〜約30重量%)以上の1つ以上の陰イオン性界面活性剤であって、該陰イオン性界面活性剤が、直鎖アルキルベンゼンスルホネート、変性アルキルベンゼンスルホネート、直鎖アルキルサルフェート、中鎖分枝状硫酸塩、直鎖アルキレンオキシ硫酸塩、中鎖アルキレンオキシ硫酸塩、及びこれらの混合物から成る群から選択されるものであり、
ii)任意選択的に、前記界面活性剤系の約0.01%以上の(本発明の態様又は実施形態にもよるが、好適には、約0.1〜約100重量%、約1〜約80重量%、約1〜約60重量%、約1〜約30重量%)、アルコール、アルコールエトキシレート、ポリオキシアルキレンアルキルアミド、及びこれらの混合物から成る群から選択される1つ以上の非イオン性界面活性剤を含み、
c)前記組成物の残部は、支持材料、及びその他の補助剤を含んでなる。
(界面活性剤系)
本発明の洗浄用組成物は界面活性剤系を含む。本発明の界面活性剤系はいかなる種類の洗浄性界面活性剤を含んでもよく、例としては、1つ以上の中鎖分枝状アルキルサルフェート界面活性剤、1つ以上の中鎖分枝状アルキルアルコキシサルフェート界面活性剤、1つ以上の中鎖分枝状アリールスルホネート界面活性剤、1つ以上の非中鎖分枝状スルホネート、サルフェート、陽イオン性界面活性剤、双極性界面活性剤、両性界面活性剤、及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の組成物中に存在する界面活性剤の総量は、前記組成物の約0.01重量%以上、好ましくは約0.1重量%以上、さらに好ましくは約1重量%以上、約60重量%以下、好ましくは約30重量%以下である。
本明細書において有用な界面活性剤の例としては、
a)C11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、
b)C〜C18中鎖分枝状アリールスルホネート(BLAS)、
c)C10〜C20一級、α又はω−分枝状、及びランダムアルキルサルフェート(AS)、
d)C14〜C20中鎖分枝状アルキルサルフェート(BAS)、
e)C10〜C18二級(2,3)アルキルサルフェートであって、米国特許第3,234,258号(Morris、1966年2月8日発行)、米国特許第5,075,041号(Lutzら、1991年12月24日発行)、米国特許第5,349,101号(Lutzら、1994年9月20日発行)、米国特許第5,389,277号(Prieto、1995年2月14日発行)に記載されているもの、
f)C10〜C18アルキルアルコキシサルフェート(AES)であって、好ましくはxが1〜7であるもの、
g)C14〜C20中鎖分枝状アルキルアルコキシサルフェート(BAES)であって、xが1〜50であるもの、
h)C10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート、好ましくは1〜5のエトキシ単位を含むもの、
i)C12〜C18アルキルエトキシレート、C〜C12アルキルフェノールアルコキシレートであって、その際アルコキシレート単位がエチレンオキシ単位及びプロピレンオキシ単位との混合物であるもの、C12〜C18アルコール、及びC〜C12アルキルフェノールとエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーとの縮合物であり、とりわけBASFよりのPLURONIC(登録商標)であるもの(これは、米国特許第3,929,678号(Laughlinら、1975年12月30日発行)に開示されている)、
j)C14〜C22中鎖分枝状アルキルアルコキシラート(BAE)であって、好ましくはx が1〜50であるもの、
k)米国特許第4,565,647号(Llenado、1986年1月26日発行)に開示されたようなアルキル多糖類、
l)式(IV)を有するポリヒドロキシ脂肪酸アミドであって、
Figure 2005513120
式(IV)中、Rが、C〜C31のアルキルであり、式(IV)中、Rが、水素、C〜Cのアルキル、C〜Cのヒドロキシアルキルから成る群から選択され、式(IV)中、Qが、少なくとも3つのヒドロキシル基が、直接直鎖アルキル鎖に結合しているポリヒドロキシアルキル部分、又はそのアルコキシル化誘導体であり、好ましくはアルコキシは、エトキシ又はプロポキシ、及びこれらの混合物であり、好ましくはQが還元型アミノ化反応による還元糖誘導体であり、より好ましくはQがグリシチル部分であり、Qが、より好ましくは−CH(CHOH)CHOH、−CH(CHOH)(CHOH)n−1CHOH、−CH(CHOH)(CHOR’)(CHOH)CHOH、及びそのアルコキシル化誘導体から成る群から選択され、式中nが、3〜5の整数であり、R’が、水素、又は非環式、又は脂肪族単糖類であるポリヒドロキシ脂肪酸アミド(米国特許第5,489,393号(Connorら、1996年2月6日発行)、及び米国特許第5,45,982号(Murchら、1995年10月3日発行)に記載されている)が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明において使用するのに好適な非イオン性界面活性剤の例としては、式(V)を有し、
Figure 2005513120
式(V)中、RがC〜C21直鎖アルキル、C〜C21分枝鎖アルキル、C〜C21直鎖アルケニル、C〜C21分枝鎖アルケニル、及びこれらの混合物であるものが挙げられるが、これに限定されない。
式(V)のRは、エチレンであり、式(V)のRは、C〜Cの直鎖アルキル、C〜Cの分枝状アルキル、及びこれらの混合物であり、好ましくは、Rは1,2−プロピレンである。R単位とR単位の混合物を含む非イオン系界面活性剤は、好ましくは約1〜約4の1,2−プロピレン単位との組み合わせで、約4〜約12のエチレン単位を含む。単位は交替してもよいし、配合者に好適な組み合わせで合わせてグループ化してもよい。好ましくは、R単位とR単位の比は約4:1〜約8:1である。好ましくは、R単位(すなわち1,2−プロピレン)は、窒素原子に結合し、4〜8のエチレン単位を含む鎖がバランスしてそれに続く。
式(V)のRは、水素、C〜Cの直鎖アルキル、C〜Cの分枝状アルキル、及びこれらの混合物であり、好ましくは水素又はメチルであり、より好ましくは水素である。
式(V)のRは、水素、C〜Cの直鎖アルキル、C〜Cの分枝状アルキル、及びこれらの混合物であり、好ましくは水素である。式(V)の指数mが2の時、式(V)の指数nは0でなければならず、R単位がなく、その代わりに、1つの−[(RO)(RO)]単位で置換される。式中、R、R、及びRは、上記式(V)で定義、式(V)のx及びyは、下記に定義する。
式(V)の指数mは1又は2であり、式(V)の指数nは0又は1であるが、条件として指数mが1に等しい時にはnが1に等しく、mが2の時にはnは0であり、好ましくは、mは1に等しく、nは1に等しく、結果として1つの−[(RO)(RO)]単位がもたらされ、Rは窒素上に存在する。式(V)の指数xは0〜約50、好ましくは約3〜約25、より好ましくは約3〜約10である。式(V)の指数yは0〜約10、好ましくは0であるが、yが0に等しくない時、yは1〜約4である。好ましくは、全てのアルキレンオキシ単位は、エチレンオキシ単位である。エトキシル化ポリオキシアルキレンアルキルアミド界面活性剤分野の当業者には、指数x及びyの値は平均値であり、真の値は、アミド類をアルコキシル化するのに用いられる方法に応じていくつかの値にわたって変化し得ることが認識される。
本発明の中鎖分枝状アルキルサルフェート界面活性剤は式(VI)を有し、
Figure 2005513120
アルキルアルコキシサルフェートは式(VII)を有し、
Figure 2005513120
アルキルアルコキシレートは、式(VIII)を有する。
Figure 2005513120
式(VI)〜(VIII)中、R、R、及びRはそれぞれ独立して、水素、C〜Cアルキル、及びこれらの混合物であり、R、R、及びRの少なくとも1つが水素ではない場合、好ましくはR、R、及びRはメチルであり、好ましくはR、R、及びRの1つはメチルであり、そしてその他の単位は水素である。中鎖分枝状アルキルサルフェート及びアルキルアルコキシサルフェート界面活性剤における炭素原子の総数は14〜20であり、式(VI)〜(VIII)の指数wは0〜13の整数であり、式(VI)〜(VIII)のxは0〜13の整数であり、式(VI)〜(VIII)のyは0〜13の整数であり、式(VI)〜(VIII)のzは少なくとも1の整数であり、w+x+y+zが8〜14であり、界面活性剤における炭素原子の総数が14〜20であることを条件とし、式(VII)及び式(VIII)のRはC〜C直鎖又は分枝鎖アルキレンであり、好ましくはエチレン、1,2−プロピレン、1,3−プロピレン、1,2−ブチレン、1,4−ブチレン、及びそれらの混合物である。しかし、本発明の好ましい実施形態は、1〜3単位を含み、ここでRは1,2−プロピレン、1,3−プロピレン、又はそれらの混合物であり、Rの残りの単位はエチレン単位を含む。その他の好ましい実施形態は、ランダムにエチレン及び1,2−プロピレン単位であるR単位を含む。式(VII)及び式(VIII)の指数mの平均値は、少なくとも0.01である。指数mの値が小さい時、界面活性剤系は、少量のアルキルアルコキシサルフェート界面活性剤とともに、大部分はアルキルサルフェートを含む。アルキル鎖にはいくつかの三級炭素原子が存在してもよいが、この実施形態は、望ましくない。
式(VI)及び式(VII)のMは、カチオン、好ましくは水素、水溶性カチオン、及びこれらの混合物を意味する。水溶性陽イオンの例としては、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、アルキルアンモニウム、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
(補助剤)
以下は、本発明の洗浄用組成物に有用な補助成剤の非限定例であり、これらの追加構成要素の正確な性質、及びこれらの組み込み濃度は、組成物の物理的形状、及び使用される洗浄作業の性質に依存するであろう。好適な補助成分は、界面活性剤、ビルダー、キレート化剤、染料移行剤、阻害剤、分散剤、酵素、及び酵素安定剤、泡抑制剤、染料、香料、構造柔軟剤、柔軟仕上げ剤、支持材料、向水性物質、相安定剤、加工助剤、及び/又は含量が含まれるが、これらに限定されない。当該技術分野において周知のその他の補助剤も、本明細書に用いるのに好適である。
(ビルダー)
本発明の洗浄用組成物は、好ましくは1つ以上のビルダー又はビルダー系を含む。ビルダー系がある場合、洗浄用組成物は、典型的には、少なくとも1重量%のビルダーを含み、好ましくは、5重量%〜約80重量%、より好ましくは、約10重量%〜約30重量%のビルダーを含む。
無機又はリン含有ビルダーとしては、ポリホスフェート(トリポリホスフェート、ピロホスフェート、及びガラス状の高分子メタ−ホスフェートが例示される)、ホスホネート、フィチン酸、シリケート、カーボネート(ビカーボネート及びセスキカーボネートを含む)、サルフェート、及びアルミノシリケートのアルカリ金属、アンモニウム及びアルカノールアンモニウム塩が挙げられるが、これらに限定されない。ケイ酸塩ビルダーの例は、ケイ酸のアルカリ金属塩であり、SiO:NaOの比が、1.6:1〜3.2:1の範囲にあるもの、及び1987年5月12日にRieckにより発行された、米国特許第4,664,839号に記載されている層状ケイ酸塩が含まれ、これには、HoechstよりのNaSKS−6(登録商標)が含まれる。他には、Hoechstよりの、NaSKS−5(登録商標)、NaSKS−7(登録商標)、及びNaSKS−11(登録商標)も含まれる。カーボネートビルダーの例は、ドイツ特許出願番号第2,321,001号(1973年11月15日公開)に開示されるように、アルカリ土類及びアルカリ金属の炭酸塩である。アルミノシリケートビルダーには、[M(zAlO]xHOという実験式を有するものが挙げられ、式中、z及びyは少なくとも6の整数であって、z対yのモル比は1.0〜約0.5の範囲内であり、xは約15〜約264の整数であり、ゼオライトA、ゼオライトP(B)、ゼオライトMAP、及びゼオライトXとして既知である。ある実施形態では、結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、Na12[(AlO12(SiO12]xHOという式を有し、式中xは約20〜約30、特に約27である。この物質は、ゼオライトAとして既知である。好ましくは、アルミノケイ酸塩は、直径約0.1〜10ミクロンの粒径を有する。
ポリカルボキシレートビルダーには、米国特許第3,128,287号(1964年4月7日発行、Berg)、及び米国特許第3,635,830号(1972年1月18日発行、Lambertiら)、米国特許第4,663,071号(1987年5月5日発行、Bushら)、米国特許第3,923,679号(1975年12月2日発行、Rapko)、米国特許第4,158,635号(1979年6月19日発行、Crutchfieldら)、米国特許第4,120,874号(1978年10月17日発行、Crutchfieldら)、及び米国特許第4,102,903号(1978年7月25日発行、Crutchfieldら)に開示されたものが含まれる。その他の有効な洗剤用ビルダーには、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、無水マレイン酸のエチレン又はビニルメチルエステルとのコポリマー、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホネート、及びカルボキシメチルオキシコハク酸、様々なエチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸のようなポリ酢酸のアルカリ金属塩、アンモニウム及び置換型アンモニウム塩、並びにメリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン−1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチロキシコハク酸のようなポリカルボキシレート、及びそれらの可溶性塩が含まれる。
シトレートビルダー、例えば、クエン酸及びそれらの可溶性塩(特にナトリウム塩)は、再生可能資源からのそれらの入手可能性及びそれらの生分解性のために重質液体洗剤製剤には特別の重要性を有するポリカルボキシレートビルダーである。クエン酸塩は、顆粒状組成物で、特にゼオライト及び/又は層状シリケートビルダーとの組み合わせにおいて用いることもできる。オキシジスクシネートはまたかかる組成物及び組み合わせにおいて特に有用である。
他の好適なビルダーは、米国特許第4,566,984号(1986年1月28日発行、Bush)、米国特許第4,144,226号(1979年3月13日発行、Crutchfield)、及び米国特許第3,308,067号(1967年3月7日発行、Diehl)及び米国特許第3,723,322号に開示されている。
脂肪酸、例えば、C12〜C18モノカルボン酸も、単独であるいは前述のビルダーと組み合わせて洗浄用組成物に組み込むことができる。リンに基づくビルダーを用いる実施形態では、多様なアルカリ金属リン酸塩、とりわけ、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、及びオルトリン酸ナトリウムを用いることができる。エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホネートのようなホスホネートビルダー及び米国特許第3,159,581号、米国特許第3,213,030号、米国特許第3,422,021号、米国特許第3,400,148号、及び米国特許第3,422,137号に記載されるその他の既知のホスホネート
(分散剤)
本発明の洗浄用組成物は、約0.01〜約10重量%の、米国特許第4,597,898号(1986年7月1日発行、Vander Meer)、欧州特許出願第111,965号(1984年6月27日公開、Oh及びGosselink)、欧州特許出願第111,984号(1984年6月27日公開、ゴッセリンク(Gosselink))、欧州特許出願第112,592号(1984年7月4日公開、Gosselink)、米国特許第4,548,744号(1985年10月22日発行、Connor)、及び米国特許第5,565,145号(1996年10月15日発行、Watsonら)に記載されているポリアルキレンイミン分散剤を1つ以上含んでもよい。しかし、いかなる好適な粘土/汚れ分散剤又は再沈着防止剤も、本発明の洗浄用組成物に使用できる。
本発明の洗浄用組成物は、1つ以上の高分子ポリカルボキシレート及びポリエチレングリコールの洗浄用組成物を約0.01重量%〜約10重量%含んでもよい。例えば、アクリル酸、マレイン酸(又は無水マレイン酸)、フマル酸、イタコン酸、アコニット酸、メサコン酸、シトラコン酸、及びメチレンマロン酸由来の高分子ポリカルボキシレート及びポリエチレングリコールなどが挙げられる。これらのモノマーは、単独で、それぞれのモノマーの組み合わせで、又はビニルメチルエステル、スチレン、エチレンなどのような単位の組み合わせで、そのセグメントが前記ポリマーの約40重量%を超えないという条件で用いることができる。
本発明の一実施形態は、重量平均分子量が約2,000〜約10,000のアクリル酸誘導体の高分子ポリカルボキシレートを洗浄用組成物中に約0.010重量%〜約10重量%含む。本発明の他の実施形態では、洗浄用組成物は、重量平均分子量が約4,000〜約7,000、又は約4,000〜約5,000のアクリル酸誘導体の高分子ポリカルボキシレートを含む。この種のポリアクリレートは、米国特許第3,308,067号(1967年3月7日発行、Diehl)に開示されている。
加えて、重量平均分子量が、約2,000〜約100,000のアクリル酸/マレイン酸をベースとしたコポリマーは、本発明に有用である。しかし、実施形態にもよるが、分子量は、約5,000〜約75,000、及び約7,000〜約65,000の範囲内のものが含まれる場合もある。そのようなコポリマーにおける、アクリル酸とマレイン酸とのセグメント比は、一般的に、約30:1〜約1:1の範囲内であるが、約10:1〜約2:1も、さらなる実施形態として有用である。アクリル酸/マレイン酸コポリマーは、1982年12月15日に公開された欧州特許出願第66915号、及び1986年9月3日に公開された欧州特許出願第193,360号に記載されている。
本発明のさらなる実施形態は、重量平均分子量が約500〜約100,000、好ましくは約1,000〜約50,000の、さらに好ましくは、約1,500〜約10,000のポリエチレングリコール(PEG)を洗浄用組成物中に約0.01〜約10重量%含む。
(酵素)
洗剤用組成物は、洗浄性能効果、及び/又は布地ケア効果を提供する1つ以上の洗剤用酵素を含んでもよい。好適な酵素の例としては、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及び既知のアミラーゼ、又はそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。好ましい組み合わせは、本発明のアミラーゼと併用して、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、及び/又はセルラーゼのような従来型適用可能な酵素のカクテルを有する洗浄用組成物である。
(酵素安定剤)
洗浄用組成物に用いられる酵素は、様々な技術により安定化することができる。本明細書に使用される酵素は、最終組成物において、当該イオンを酵素に供給する、カルシウム及び/又はマグネシウムイオンの水溶性供給源の存在によって安定化させることができる。
(キレート剤)
本明細書の洗剤用組成物は、任意選択的に1つ以上の鉄及び/又はマンガンキレート剤を含有してもよい。このキレート剤は、アミノカルボン酸塩、アミノホスホン酸塩、多官能置換された芳香族キレート剤及びこれらの混合物から成る群から選択することができ、すべて以下に定義する。任意のキレート剤として有用なアミノカルボキシレートには、エチレンジアミンテトラアセテート、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリエチレンテトラアミン−ヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート及びエタノールジグリシン、それらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩及び置換アンモニウム塩及びそれらの混合物が含まれる。洗剤組成物中の総リンが少なくとも低濃度で許容される場合、アミノホスホネートはまた本発明の組成物におけるキレート剤として使用するのに好適であり、それにはDEQUEST(登録商標)としてのエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)が挙げられる。好ましい、このようなアミノホスホン酸は、約6を超える炭素原子を有するアルキル基又はアルケニル基を含有しない。本明細書の組成物において、多官能置換された芳香族キレート剤も有用である。米国特許第3,812,044号(Connorら、1974年5月21日発行)を参照のこと。この種の酸型の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンなどのジヒドロキシジスルホベンゼンである。本明細書で使用するのに好ましい生分解性キレート剤は、エチレンジアミンジサクシネート(「EDDS」)であり、特に、Hartman及びPerkinsに対して1987年11月3日に発行された米国特許第4,704,233号に記載されている[S,S]異性体である。このようなキレート剤は、利用するのであれば、一般に、本発明の洗剤用組成物の約0.1重量%〜約10重量%含まれる。さらに好ましくは、このようなキレート剤は、利用するのであれば、本発明の洗剤用組成物の約0.1重量%〜約3.0重量%含まれる。
(光沢剤)
当該技術で既知のいずれの光学的光沢剤又は増白剤又は美白剤も、通常約0.01重量%〜約1.2重量%の濃度で本明細書の洗剤用組成物に組み入れることができる。本発明で有用である可能性がある市販の光学的増白剤は、スチルベンの誘導体、ピラゾリン、クマリン、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5−及び6−員の複素環及びそのほかの作用剤を含むサブグループに分類することができるが、必ずしもこれらに限定するものではない。本組成物で有用な光学的光沢剤の具体例は、1988年12月13日にWixonに発行された米国特許番号第4,790,856号で認められるものである。Hamiltomに対して1972年2月29日に発行された米国特許番号第3,63646,015号も参照のこと。
(相安定剤)
本発明に基づいた洗浄用組成物は、任意で1つ以上の相安定剤を含んでもよい。相安定剤を使用する場合、相安定剤は一般的に洗浄用組成物の約0.01重量%〜約50重量%を構成すると考えられる。本発明に使用する好適な相安定剤としては、エタノール、1,2プロパンジオール、及びモノエタノールアミンのような溶媒が挙げられるが、これらに限定されない。
(汚れ放出剤)
本発明に基づいた洗浄用組成物は、任意で1つ以上の汚れ放出剤を含んでもよい。汚れ放出剤を使用する場合、汚れ放出剤は一般的に、洗浄用組成物の約0.01重量%〜約10重量%を含む。
本発明での使用に適切な汚れ放出剤は、米国特許出願第5,843,878号(1998年12月1日発行、Gosselinkら)、米国特許出願第5,834,412号(1998年11月10日発行、Rohrbaughら)、米国特許出願第5,728,671号(1998年3月17日、Rohrbaughら)、米国特許出願第5,691,298号(1997年11月25日発行、Gosselinkら)、米国特許出願第5,599,782号(1997年2月4日発行、Panら)、米国特許出願第5,415,807号(1995年5月16日発行、Gosselinkら)、米国特許出願第5,182,043号(1993年1月26日発行、Morrallら)、米国特許出願第4,956,447号(1990年9月11日発行、Gosselinkら)、米国特許出願第4,976,879号(1990年12月11日発行、Maldonadoら)、米国特許出願第4,968,451号(1990年11月6日発行、Scheibelら)、米国特許出願第4,925,577号(1990年5月15日発行、Borcherl Sr.ら)、米国特許出願第4,861,512号(1989年8月29日発行、Gosselink)、米国特許出願第4,877,896号(1989年10月31日発行、Maldonadoら)、米国特許出願第4,702,857号(1987年10月27日発行、Gosselinkら)、米国特許出願第4,711,730号(1987年12月8日発行、Gosselinkら)、米国特許出願第4,721,580号(1988年1月26日発行、Gosselinkら)、米国特許出願第4,000,093号(1976年12月28日発行、Nicolら)、米国特許出願第3,959,230号(1976年5月25日発行、Hayes)、米国特許出願第3,893,929号(1975年7月8日発行、Basadur)、及び欧州特許出願第0219048(1987年4月22日公開、Kudら)に記載される。
さらに好適な汚れ放出剤は、米国特許第4,201,824号(Voillandら)、米国特許第4,240,918号(Lagasseら)、米国特許第4,525,524号(Tungら)、米国特許第4,579,681号(Ruppertら)、米国特許第4,220,918号、米国特許第4,787,989号、欧州公開特許第279,134A号(1988年、Rhone−Poulenc Chemie)、欧州公開特許第457,205A号(1991年、BASF)、及びドイツ特許第2,335,044号(1974年、Unilever)に記載されている。
(実施例1)
(R及びRを実質的に含まない、MPEG6.5からのC16〜C18ACAEの合成)
ガス注入口、機械的攪拌、及び温度計とガス排気口を取り付けたY字管を取り付けた、乾燥した1L容3つ口丸底フラスコ内で、トリエチレングリコールモノメチルエーテル(126g、0.77モル)及びナトリウム(1.01g、0.044モル)を、窒素圧下で攪拌しながら120℃まで加熱し、アルコキシドを形成させる。エチレンオキシド(119g、2.70モル)を気体の状態で、0.70g/分の速度で注入し、平均エトキシル化率6.5のポリ(エチレングリコール)モノメチルエーテルを生じさせる。これに、C16−18脂肪酸メチルエステル(240g、0.85モル)及びメトキシドナトリウム(2.51g、0.046モル)を加え、Kugelrohr蒸留装置(bulb to bulb)内で、約0.267kPa(2mmHg)の真空圧において、5時間以上、100°Cまで加熱する。反応を完了し、過剰のC16−18脂肪酸メチルエステルを、180°C及び約0.033kPa(0.25mmHg)まで加熱減圧して除去する。反応混合物を冷まし、無水ジエチルエーテル500mLで希釈し、濾過し、AMBERLYST15(登録商標)と撹拌する。生じた懸濁液を、CELITE(登録商標)で濾過し、エーテルは、ロータリーエバポレーターを使用して水流アスピレーターによる減圧下で除去し、図2に示したようなエトキシレート分布を示す、ACAEを生じさせる。
(実施例2)
(トリエチレングリコールモノメチルエーテルのエトキシル化)
ガス注入口、機械的攪拌、及び温度計とガス排気口を取り付けたY型管を取り付けた、乾燥した1L容3つ口丸底フラスコ内で、トリエチレングリコールモノメチルエーテル(202g、1.23モル)及びナトリウム(1.56g、0.068モル)を、窒素圧下で攪拌しながら120°Cまで加熱し、アルコキシドを形成させる。エチレンオキシド(298g、6.77モル)を気体の状態で、0.70g/分の速度で注入する。メタノール500mLで希釈後、混合物を濃塩酸で中和する。メタノールは、ロータリーエバポレーターを使用して水流アスピレーターによる減圧下で除去する。生じた曇った黄色い油状の物質を、無水エーテル500mLに溶解し、硫酸ナトリウム20gで乾燥させ、セライトで濾過し、エーテルを、ロータリーエバポレーターを使用して水流アスピレーターによる減圧下で除去し、平均エトキシル化率8.5のポリ(エチレングリコール)モノメチルエーテルを生じさせる。
(実施例3)
(R及びRを実質的に含まない、MPEG8.5からのC16〜C18ACAEの合成)
乾燥した1L容丸底フラスコ内で、C16〜18脂肪酸メチルエステル(76g、0.27モル)、実施例1によるトリエチレングリコールモノメチルエーテルよりのMPEG8.5(101g、0.25モル)、及びメトキシドナトリウム(1.1g、0.02モル)を、Kugelrohr蒸留装置(bulb to bulb)内で、約0.267kPa(2mmHg)の真空圧で、5時間以上、100°Cまで加熱する。反応を完了し、過剰のC16〜18脂肪酸メチルエステルを、180°C及び約0.033kPa(0.25mmHg)まで加熱減圧して除去する。反応混合物を冷まし、無水ジエチルエーテル250mLで希釈し、濾過し、AMBERLYST15(登録商標)と撹拌する。生じた懸濁液を、CELITE(登録商標)で濾過し、エーテルは、ロータリーエバポレーターを使用して水流アスピレーターによる減圧下で除去し、式(I)のACAEを生じさせる。
Figure 2005513120
式(I)中、Rはメチルであり、RはC16〜C18であり、xは8.5である。
(実施例4)
(MPEG7.2からのC16〜C18ACAEの合成)
[R及びR合成後除去]
乾燥した1L容丸底フラスコ内で、C16〜18脂肪酸メチルエステル(78g、0.28モル)、MPEG7.2(88g、0.25モル)、及びメトキシドナトリウム(1.1g、0.02モル)を、Kugelrohr蒸留装置(bulb to bulb)内で、約2.67kPa(2mmHg)の真空圧で、5時間以上、100°Cまで加熱する。反応を完了し、過剰のC16〜18脂肪酸メチルエステル、及びR及びRを、180°C及び約0.033kPa(0.25mmHg)まで加熱減圧し、さらに、210°C及び約6.67Pa(0.05mmHg)まで加熱減圧して除去する。反応混合物を冷まし、無水ジエチルエーテル250mLで希釈し、濾過し、AMBERLYST15(登録商標)と撹拌する。生じた懸濁液をCELITE(登録商標)で濾過し、エーテルを、ロータリーエバポレーターを使用して水流アスピレーターによる減圧下で除去し、式(I)を有するACAEを生じさせる。
Figure 2005513120
式(I)中、Rはメチルであり、RはC16〜C18であり、xは7.2である。
(実施例5)
(除去後MPEG7.2からのC16〜C18ACAEの合成)
乾燥した1L容丸底フラスコ内で、MPEG7.2(88g、0.25モル)を、約2.67kPa(2mmHg)の真空圧で、100Cまで加熱し、エチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H) 、及びジエチレングリコールアルキルエーテル(RO(CHCHO)H)を除去する。この除去後のMPEGに、C16〜18脂肪酸メチルエステル(78g、0.28モル)及びメトキシドナトリウム(1.1g、0.02モル)を加え、Kugelrohr蒸留装置(bulb to bulb)内で、約2.67kPa(2mmHg)の真空圧で、5時間以上、100°Cまで加熱する。反応を完了し、過剰のC16〜18脂肪酸メチルエステルを、180°C及び約0.033kPa(0.25mmHg)まで加熱減圧して除去する。反応混合物を冷まし、無水ジエチルエーテル250mLで希釈し、濾過し、AMBERLYST15(登録商標)と撹拌する。生じた懸濁液をCELITE(登録商標)で濾過し、エーテルを、ロータリーエバポレーターを使用して水流アスピレーターによる減圧下で除去し、式(I)を有するACAEを生じさせる。
Figure 2005513120
式(I)中、Rはメチルであり、RはC16〜C18であり、xは7.2である。
(実施例6)
(R−Rを実質的に含まない、ポリエチレングリコールモノブチルエーテル10.5からのC16〜C18ACAEの合成)
乾燥した1L容丸底フラスコ内で、C16〜18脂肪酸メチルエステル(61g、0.22モル)、エチレングリコールブチルエーテル及びジエチレングリコールブチルエーテルを含まないBPEG10.5(94g、0.17モル)、及びメトキシドナトリウム(0.94g、0.017モル)を、Kugelrohr蒸留装置(bulb to bulb)内で、約2.67kPa(2mmHg)の真空圧で、5時間以上、100°Cまで加熱する。反応を完了し、過剰のC16〜18脂肪酸メチルエステルを、180°C及び約0.033kPa(0.25mmHg)まで加熱減圧して除去する。反応混合物を冷まし、無水ジエチルエーテル250mLで希釈し、濾過し、AMBERLYST15(登録商標)と撹拌する。生じた懸濁液を、セライト(登録商標)で濾過し、エーテルは、ロータリーエバポレーターを使用して水流アスピレーターによる減圧下で除去し、エトキシル化メチルエステルを生じさせる。
泡量を測定するために利用した混合装置。 本発明のACAEのエトキシレート分布。

Claims (8)

  1. 式(I)を有する化合物を製造するための方法であって、
    Figure 2005513120
    式中、Rが、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、Rが、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、指数xが3以上であり、
    (A) RO(CHCHO)H化合物をエトキシル化する工程であって、式中、Rが、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、指数nが3以上であり、前記化合物が、実質的にエチレングリコールアルキルエーテル及びジエチレングリコールアルキルエーテルを含まず、前記化合物が、式(II)を有するエトキシル化剤と反応する工程、
    Figure 2005513120
    (B)塩基存在化において工程(A)を実施する工程、
    (C)式(III)を有する化合物と工程(B)の生成物を反応させる工程であって、
    Figure 2005513120
    式中、Rが、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びその化合物であり、Rが、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びその化合物である工程、
    (D)塩基触媒存在下において工程(C)を実施する工程、
    (E)工程(C)及び(D)へ約60〜約200°Cの熱を適用する工程、及び、
    (F)任意選択的に、工程(E)の最中又は後に、0.1〜10時間の間、約20〜約0.013kPa(200〜0.1mmHg)の真空圧で、工程(C)及び(D)を実施する工程
    を含む、方法。
  2. (A)化合物R(CHCHO)Hをエトキシル化する工程であって、式中、Rが、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、Rが、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、指数nが3以上であり、前記化合物が、エチレングリコールアルキルエーテル及びジエチレングリコールアルキルエーテルを実質的に含まず、前記化合物を、式(II)を有するエトキシル化剤と反応させる工程、
    Figure 2005513120
    (B)塩基存在下において工程(A)を実施する工程、
    (C)式(III)を有する化合物と工程(B)の生成物を反応させる工程であって、
    Figure 2005513120
    式中、Rが、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びその化合物であり、Rが、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びその化合物である工程、
    (D)塩基触媒存在下において工程(C)を実施する工程、
    (E)工程(C)及び(D)へ約60〜約200°Cの熱を適用する工程、及び、
    (F)任意選択的に、工程(E)の最中又は後に、1〜10時間の間、約20〜約0.013kPa(200〜0.1mmHg)の真空圧で、工程(C)及び(D)を実施する工程
    を含む方法による、生成物。
  3. 式(I)を有する化合物を製造する方法であって、
    Figure 2005513120
    式中、Rが、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、Rが、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、指数xは3以上である方法で、
    (A)従来型ポリエチレングリコールアルキルエーテルから、エチレングリコールモノアルキルモノエーテル成分 及びジエチレングリコールモノアルキルモノエーテル成分を実質的に除去する工程、
    (B)式(III)を有する化合物と工程(A)の生成物を反応させる工程であって、
    Figure 2005513120
    式中、Rが、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びその化合物であり、Rが、C〜C、及びその混合物である工程、
    (C)塩基触媒存在下において工程(B)を実施する工程、
    (D)工程(B)及び(C)へ約60〜約200°Cの熱を適用する工程、
    (E)任意選択的に、工程(D)の最中又は後に、0.1〜10時間の間、約20〜約0.013kPa(200〜0.1mmHg)の真空圧で、工程(B)及び(C)を実施する工程、及び
    (F) 任意選択的に、工程(A)で得られたエチレングリコールモノアルキルモノエーテル成分 及びジエチレングリコールモノアルキルモノエーテル成分をリサイクルする工程を含む、方法。
  4. 前記方法の最終工程として、エチレングリコールモノアルキルモノエーテル成分及びジエチレングリコールモノアルキルモノエーテル成分を直接的に除去することによって、又は、エチレングリコールモノアルキルモノエーテル 及びジエチレングリコールモノアルキルモノエーテル、又はこれらの混合物の脂肪酸エステルを除去することによって、前記エチレングリコールモノアルキルモノエーテル成分 及びジエチレングリコールモノアルキルモノエーテル成分を除去する工程を実施できる、請求項3に記載の方法。
  5. 蒸留、減圧蒸留、薄膜蒸発、及びこれらの組み合わせによって、前記工程(A)の除去作業を行う、請求項3に記載の方法。
  6. 生成物であって、
    (A)従来型ポリエチレングリコールモノアルキルモノエーテルから、エチレングリコールモノアルキルモノエーテル 及びジエチレングリコールモノアルキルモノエーテルを実質的に除去する工程、
    (B)式(III)を有する化合物と工程(A)の生成物を反応させる工程であって、
    Figure 2005513120
    式中、Rが、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素及びこれらの混合物であり、Rが、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素及びこれらの混合物である工程、
    (C)塩基触媒存在下において工程(B)を実施する工程、
    (D)工程(B)及び(C)へ約60〜約200°Cの熱を適用する工程、及び
    (E)任意選択的に、工程(D)の最中又は後に、0.1〜10時間の間、約20〜約0.013kPa(200〜0.1mmHg)の真空圧で、工程(B)及び(C)を実施する工程
    を含む方法による、生成物。
  7. 洗浄用組成物であって、
    a)前記組成物の約0.01〜約30重量%の1つ以上の請求項1、2、又は7の生成物、
    b)前記組成物の約1〜60%の界面活性剤系であって、該界面活性剤系が、
    i)前記界面活性剤系の約0.01重量%以上の1つ以上の陰イオン性界面活性剤であって、該陰イオン性界面活性剤が、直鎖アルキルベンゼンスルホネート、変性アルキルベンゼンスルホネート、直鎖アルキルサルフェート、中鎖分枝状硫酸塩、直鎖アルキレンオキシ硫酸塩、中鎖アルキレンオキシ硫酸塩、及びこれらの混合物から成る群から選択されるものであり、
    ii)任意選択的に、前記界面活性剤系の約0.01%以上のアルコール、アルコールエトキシレート、ポリオキシアルキレンアルキルアミド、及びこれらの混合物から成る群から選択される1つ以上の非イオン性界面活性剤、
    を含む、
    c)前記組成物の残部が、キャリアー、及びその他の補助剤を含んでなる、
    を含んでなる、洗浄用組成物。
  8. 式(I)を有する化合物であって、
    Figure 2005513120
    式中、Rが、C〜Cの直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、Rが、C〜C22の直鎖又は分枝鎖炭化水素、及びこれらの混合物であり、xが3以上であり、
    アルキルキャップ化アルコキシル化エステルに、式(I)を有し、式中xが1であるエチレングリコールモノアルコキシモノエステルと、式(I)を有し、式中xが2であるジエチレングリコールモノアルコキシモノエステルが含まれない、化合物。
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