JP2005512251A - 1倍速以下の速度でのコンパクトディスクの記録方法とその機構 - Google Patents

1倍速以下の速度でのコンパクトディスクの記録方法とその機構 Download PDF

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Abstract

【課題】 記録ヘッドやレーザーパワー制御装置に何の実質的な変更を加えることなく、1倍速以下の書き込み速度で記録する方法が必要とされる。
【解決手段】 1倍速以下の速度での記録方法とその機構について述べている。低速回転しているコンパクトディスク(CD-R)に符号を書き込む方法は、符号書き込みの間、レーザーパワーを書き込みパワーと読み取りパワーの間で変化させることにより成り立っている。書き込まれた符号は、読み取りの際には、一つの符号として読み取られる。

Description

本発明はコンパクトディスクの記録関連するものであり、さらに明確にいうと、低速でのコンパクトディスクの記録に関連するものである。
コンパクトディスク技術において、1倍速以下の速度での記録、すなわち読み取り速度より低速での記録は、オーディオデータやビデオデータのデータサイズを減少させるためにリアルタイム圧縮を用いる際に、利用される。たとえば、オーディオデータのリアルタイム圧縮では、非圧縮データの1/10ほどの低いデータレートという結果になる。ビデオコンパクトディスク(VCD)アプリケーションにおけるMPEG1のようなリアルタイムビデオ圧縮では、圧縮後、一般的に1倍速データレートという結果になる。MPEG4のようなより新しい圧縮技術では、それよりもはるかに高い圧縮率を実現することができる。従って、リアルタイム圧縮が使用される場合、データの記録速度は1倍速以下となる。
回転速度とレーザーパワーが抑えられるため、より低速な記録速度は電力消費を抑える効果がある。しかしながら、CD-Rディスク(書き込み可能ディスク)について、オレンジブックには、1倍速(一般に記録ヘッドの接線方向に秒速1.2〜1.4m)での書き込みのためのレーザーパワーや、標準速度の複数倍という高速書き込みのために書き込みパワーを調整するような方程式については明細に書かれているが、1倍速以下の速度での書き込みについては何の方程式も書かれていない。
一般的なCD-Rの書き込み動作の間、1つの符号は、その符号の開始ポイントでレーザーパワーを読み取りパワーから書き込みパワーに切り換え、終了ポイントでそれを読み取りパワーに再び切り換えることによって、形成される。読み取りパワーは、一般に書き込みパワーよりも1桁小さいが、これはトラッキング符号と焦点制御装置との間で、ディスクを照射するために使用される。書き込みパワーをかなり低いレベルまで線形減少させることにより、1倍速以下の速度での書き込みは理論上可能である。
CD-Rメディアの記録層は最適化され、指定された範囲の書き込み速度で動作するかテストされる。この指定範囲外においては、符号形成、書き込みパワー、書き込み速度の関係は、非線形かつ予測不可能となる。リアルタイムデータ圧縮においては0.05倍速(秒速0.06m)程度の低速でデータを記録することが必要とされるが、既存のどのCDレコーダー、DVDレコーダー、その他記録媒体、光学記録ヘッドも、1倍速以下の速度での書き込みについては全く規定されていない。また、オレンジブックにも手引きはない。
記録用ハードウェアや記録ヘッドも、書き込みレーザーパワーを制御する電子回路と同様に、1倍速以上の速度での書き込みで動作するように設計されている。もし、ただ単に書き込みパワーを減少させることで、1倍速以下の速度での書き込みを試みるのであれば、これらの構成要素に実質的な変更が必要となる。1倍速以下の書き込み速度において1倍速パワーで書き込むことは、CD-Rメディアにオーバーヒートによるダメージを与えることとなる。
それゆえ、記録ヘッドやレーザーパワー制御装置に何の実質的な変更を加えることなく、1倍速以下の書き込み速度で記録する方法が必要とされる。
1倍速以下の速度でのコンパクトディスクの記録方法とその機構について述べる。CD-R書き込み動作の間、書き込みパワーレベルのレーザーで、該当部分を熱することにより、ディスク上に符号が形成される。符号と符号の間の空白部分は、一般にレーザーパワーを読み取りレベルに下げることによって形成される。本発明では、レーザーパワーを、標準倍速の値と、それより低いパワーの間で、複数回、急速に切り換えることにより、符号が書き込まれる。それゆえ、ある一定のパワーレベルのレーザーで符号全体が書き込まれるのではなく、複数の小さな書き込みにより各符号が書き込まれる。これは、依然として1倍速のパワーで符号を形成するのに対し、低いレーザーパワーを使用する効果をシミュレーションしたものである。それゆえ、レーザーパワー制御や記録ヘッドへの変更を必要としない。ディスクが再生される際に、この方法によって形成された符号は、本物の1倍速の方法で記録されたデータと何ら区別がつかない。書き込まれたデータの拡散効果により、実際の信号は、1倍速の速度で記録された標準符号と似ているのである。さらに、この手法はオーバーヒートの問題も解消する。
図1は、光学書き込みシステムの一例のブロックダイヤグラムである。ディスク110は、読み書き可能な光学メディアである。ある例では、ディスク110はCD-Rディスク,CD-RWディスクのようなコンパクトディスクである。また別の例では、ディスク110はDVDディスク、あるいはまた別の光学メディアであるかもしれない。
読み取り/書き込みヘッド115は、ディスク110の上に位置する。この読み取り/書き込みヘッドは、ディスク110から読み取り、ディスク110へ書き込むように設計されている。ある例では、読み取り/書き込みヘッド115は2つのデバイスから成っており、一方は読み取り用に、もう一方は書き込み用に設計されている。よく知られているように、読み取り/書き込みヘッドは、ディスク110への書き込みのためのレーザーを含有している。記録用レーザー(図には示されていない)は、書き込み(入)/レーザー(入)ロジック125によって制御される。この書き込み(入)/レーザー(入)ロジック125は、後で詳細に述べるように、決まった時間に書き込み用レーザーをオンにする。
レーザー制御ロジック180は、記録用レーザーのパワーを設定する。さらにレーザー制御ロジック180は、記録用レーザーによって使用される書き込み手法を定める。ここで述べる非連動書き込みは、記録途中のいつでも、光学メディアの書き込み処理の停止、再開を可能にする。停止ポイントより前に書き込まれたデータは、その後読み取られ、様々な特徴として数値化されることができる。例えば、その特徴には、リードバック信号の質を評価するのに用いられる対称、エラーレート、ジッター、その他韻律等がある。読み取られているデータの質は、書き込みパワーと書き込み手法が正しいか否かを示している。この評価は、任意の時間、任意の場所、任意の数の多数のフレームに対して行われる。レーザー制御ロジック180は、質の良いリードバック信号を作成するように、パワーと書き込まれている信号を調節する。レーザー制御ロジック180については、他の係属中の出願第03551.P018で、より詳細に述べられている。
サーボ制御120は、よく知られているように、ディスク110と読み取り/書き込みヘッド115の動きの機械的な方向を制御する。
書き込みロジック140は、ディスク110にデータを書き込む。書き込みロジック140は、小バッファ(図には示されていない)からデータを受け取り、その後データを符号化しながら、そのデータをディスク110に書き込む。書き込みロジック140については、図1Aと図1Bの下のほうで、より詳細に述べられている。
書き込みロジック140は、開始ロジック160と停止ロジック150によって制御されている。開始ロジック160は書き込みロジック140が書き込みを開始する時に制御を行う。停止ロジック150は書き込みロジック140が書き込みを止める時に制御を行う。
バッファアンダーラン検知ロジック145は、大バッファ175が、データに対し容量以下で動作しているときに検知する。一般にバッファ175は、途切れることなく満杯である。バッファアンダーラン時には、バッファアンダーラン検知ロジック145が、バッファ175の動作が悪くバッファアンダーランが起きていることを検知する。そして、停止ロジック150にこの情報を送り、停止ロジック150に記録を停止させるように知らせる。停止ロジック150は、レジスタに保存されているプログラムされた停止位置155に基づいて、いつ記録を停止すべきかを決定する。ある例では、バッファアンダーラン検知ロジック145がバッファアンダーランが起きていることを知らせた後、あらかじめ設定された停止位置の場所で、停止ロジック150が小フレーム中において記録を停止させる。
適切な時間に、停止ロジック150は、書き込みロジック140に書き込みを止めるように指示する。その時、書き込み(入)/レーザー(入)ロジック125は止まる、あるいは書き込みレーザーを逸らす。
その後、バッファアンダーラン検知ロジック140は、記録を再開できる程度にバッファ175が十分満たされていることを見極め、開始ロジック160に知らせる。別の例では、別の信号が記録を再開できる時間になったことを知らせる。例えば、ユーザーが直接、開始ロジック160に記録を再開できる時間になったことを知らせる。
開始ロジック160は、今記録されようとしているデータを、前に記録されたデータに同期させるため、同期信号を引き出すのに読み込みロジック130を使う。
開始ロジック160は、あらかじめ設定された開始位置165とオフセット情報170に基づいて、開始位置を決定する。オフセット情報170は、読み取り/書き込みヘッド115から読み込みロジック130までの距離と、読み取りロジック130が読み取られているデータを認識するのにかかる時間とに基づいて決定される。オフセット情報170は、ある部分が実際には読み取り/書き込みヘッド115の下になっている時と、読み込みロジック130がその情報を認識する時との間の時間を補償するものである。ある例では、読み取り/書き込みヘッド115と読み取りロジック130の間の距離を指示するOEMによって、オフセット情報170はあらかじめ設定されており、その一方でシステムが、読み込みロジック130がその情報を認識するための時間を判断している。
その時、開始ロジック160は、書き込みロジック140を使って新しいデータを書き込み始めるために、同期ロジック135からの同期データを使用する。このようにシステムは、あらかじめ設定されたポイントで、ディスク110へのデータの書き込みを停止させたり、再開させたりすることができる。上で述べた非連動再開手法については、他の係属中の出願第03551.P011で詳細に書かれている。
上のシステムはある非連動再開手法を例証しているが、代替の再開手法が使われることもある。ある例では、プログラムされた開始位置や停止位置、オフセット情報のみならず、開始ロジックや停止ロジックも取り除かれる。たとえば、ある代替手法は開始、停止とも全く同じ場所で行ったり、あるいは何か他の方法で開始位置を決定する。またさらに他の例では、非連動再開メカニズムだけでなくレーザー制御ロジック180までそっくり取り除かれている。
パワーレベル設定ロジック185は、読み取り/書き込みヘッド115によって使用される書き込みパワーを設定する。パワーレベル設定ロジック185は、CD-Rパワー設定器190とCD-RWパワー設定器195を入力としている。よく知られているように、CD-RとCD-RWとではディスクの素材が異なるので、書き込みに使われるパワーレベルも異なる。一般にCD-Rは、ディスクが回転している時に、レーザーを書き込みレベルに保持することで、ディスク表面に符号を書き込む。一方CD-RWは一般に、各符号を書き込むために複数のパルスを用いてディスク表面を繰り返し溶かすことにより、表面に符号を書き込む。その際に使用されるパワーレベルとタイミングは、CD-Rパワー設定器190とCD-RWパワー設定器195により、それぞれ設定される。
1倍速以下の速度検知器199は、書き込み速度がどれくらいであるかを見極める。ある例では、サーボ制御120によって設定されたとおりに、1倍速以下の速度検知器199がディスク110の速度をモニターする。その速度が1倍速以下であるとき、CD-Rディスクに対し、別の書き込み手法が用いられる。1倍速以下の速度検知器199は、代替の書き込み手法を駆動させる。
図2は、1倍速以下の速度探知機199、CD-Rパワー設定器190、パワーレベル設定ロジック185の構成要素をより詳細に示している。パワー設定器190は手法選択器210を包含している。この手法選択器210は、1倍速以下の速度探知器199から、速度が1倍速より下回っているか否かを示す情報を入力として受け取る。そして、標準手法ロジック220、あるいは、速度1倍速以下の手法ロジック230のどちらかの手法を選択する。CD-Rへの書き込みの標準手法についてはよく知られているので、ここではあえて詳しく述べない。1倍速以下の速度での書き込みでなければ、どの書き込み手法も標準手法ロジック220を用いて実装される。
速度1倍速以下の手法ロジック230は、低パワーレベルを選択する低レーザーパワー用メモリ240と同時に、高パワーレベルを選択する高レーザーパワー用メモリ250も含有している。ある例においては、高パワーレベルは標準倍速書き込みレベルとし、一方低パワーレベル240は読み出しパワーレベルとした。別の具体例では、代替のパワーレベルが使われることもある。一般に、機器は低レベルに調整することはできないため、ある例では、高パワーレベルが1倍速レベルを下回ることはない。その一方、高パワーレベルを1倍速レベル以下に調整するものもある。低パワーレベルは、パワー0(すなわちレーザーがオフの状態)であったり、あるいは高パワーレベルより少し低い程度であったりする。標準パワーレベルを使用することができる一方で、各符号の書き込みの際に高パワーレベルと低パワーレベルの間で変調を行うことにより、低パワーレベルの効果が実験される。
さらに、速度1倍速以下の手法ロジック230は、デューティーサイクルメモリ260を含有している。これは、デューティーサイクル、すなわち高パワーと低パワーの間をスイッチさせる速度である。ある例では、デューティーサイクルは50%である。つまり、レーザーは、書き込み時間の50%の間は高レベルであり、残りの50%の間は低レベルということである。しかしながら、デューティーサイクルは、1%〜99%の間のいかなる値を取ることもできる。デューティーサイクルは、そのデューティーサイクルで書き込まれた符号が、複数の符号ではなく、1つの符号として読み取られる能力に基づいて選択される。もしパワーレベルとデューティーサイクルが正しく選択されていたら、書き込まれたデータの拡散効果により、書き込まれた符号は1つの連続的な符号を形成する。1倍速以下の速度では、ディスクの低速回転のため、拡散が増大する。なぜなら、各ポイントは、高速回転の場合よりも長い時間熱されるからである。デューティーサイクルは、スイッチング動作の範囲と使用される記録器のタイミング関数によって制限される。一般に、デューティーサイクルは、デバイスのスイッチング/タイミングの境界付近で選択されるべきではない。しかしながら、ディスクの低速回転のため、1つの符号を書き込む間に、問題なくレーザーパワーを複数回スイッチできなければならない。
ある例では、速度1倍速以下の手法ロジック230の一部として記述された構成要素が、CD-RWロジックと重複する。そこでは、CD-RW書き込み手法が、クロック速度を変更させることにより、速度1倍速以下の書き込み手法に利用されている。最適パワー制御と自動レーザーパワー制御の方法は従来のままである。この書き込み手法では、光学ヘッドや他のドライブの部品に対する変更は全く必要ない。ディスクは、そのために設計された瞬間規定パワーで、書き込まれる。
ある例では、デューティーサイクルと同様に高レーザーパワー、低レーザーパワーを調節するために、上で述べた試験ロジックを使う。そこでは、速度1倍速以下の手法ロジック230が、試験ロジックの解析結果を受け取り、それに応じてレーザーパワーの値を調節している。
図3は、本発明に従った書き込み手法を示すタイミングダイヤグラムである。クロック信号300は、時間動作に用いられる。CD-Rにおける通常レーザーパワー310は、書き込みのための標準手法として示されている。CD-Rにおける通常レーザーパワー310は、符号の存続時間の間ずっと途切れることなく、ユーザーパワーを高く保持することにより、符号を書き込む。
一方、速度1倍速以下の書き込みにおけるレーザーパワー320は、1つの符号390の書き込みの間、高レベル360と低レベル370の間で変調される。ある例では、書き込み320は、開始部分330、本体部分330、終了部分340の3つの部分を持っている。開始部分330は、しばらくの間、高レベル360での書き込みで開始する。レーザーパワーの上昇は即座には行われないため、この時間は書き込みの標準デューティーサイクルよりも長くなる。書き込みの本体部分330の間では、指定されたデューティーサイクルに従って、レーザーパワーが高レベル360と低レベル370の間で変調される。終了部分340では、高パワーレベルでの書き込みの終端と符号の終端が一致するように、書き込みが短縮されたり、延長されたりする。別の例では、開始部分や終了部分が取られることなく、符号全体が、本体部分の書き込み方式によって書き込まれるようになっている。またさらに別の例では、終了部分または開始部分のいずれか一方のみがある。変調された書き込み320の結果として書き込まれた信号は、1つの符号である。これは、標準のコンパクトディスクリーダーによって、必ず1つの符号として読み取られる。このように、速度1倍速以下での書き込みのために、レーザーを調節する必要はない。
図5は、上の手法を使って書き込まれた実際の符号500を示している。図からわかるように、標準符号の最大の高さ520よりも低い符号部分530であっても、空白部分の高さ550よりはずっと高い。それゆえ、符号500を読み取るデバイスは、高さ540の変化を探知せず、むしろ、符号500全体を1つの符号として認識する。
図4は、本システムを実装している一例のフローチャートである。処理はブロック405から始まり、ここでは書き込みが初期化される。ブロック410では、ディスクのタイプが認識される。ある例では、これはユーザーによって設定される。一方、システムが既知の数量/値に基づいてディスクタイプを特定することもある。これはよく知られている手法である。
ブロック415では、ディスクがCD-Rディスクであるか否かを特定する。一般に、記録用に使用されるディスクには複数のタイプがある。CD-R(CD-Recordable)ディスクは、書き込みは一度のみ可能・読み取りは何度でも可能というフォーマットである。このとき、CD-Rディスクに一旦書き込まれたデータは消去することができない。CD-RW(CD-Read Write)ディスクは、何度でもディスクへの書き込み・消去が可能なフォーマットである。これら以外のフォーマットも存在している。
もしディスクがCD-Rディスクでないと判断されたならば、処理はブロック420へと続く。ブロック420では、検知されたディスクタイプにおける標準の書き込み手法が用いられる。そのとき、処理はブロック425で終了する。
もしディスクがCD-Rディスクであると判断されたならば、処理はブロック430へと続く。ブロック430では、記録速度が1倍速以下であるか否かを特定する。もし記録速度が1倍速以下でなければ、処理はブロック430へと続く。ブロック430では、CD-Rディスクの標準書き込み手法が用いられる。上で述べたように、標準書き込み手法では、符号時間の間ずっと、レーザーパワーをディスク速度に合った書き込みレベルに上げておく。このようにして、符号が書き込まれる。このとき、処理はブロック425で終了する。
ブロック430において、記録速度が1倍速以下であると判断されたならば、処理はブロック440へと続く。ブロック440では、書き込みのための高パワーレベルと低パワーレベルが設定される。またブロック445では、デューティーサイクルが選択される。上で述べたように、速度1倍速以下での書き込みにおいては、変調されたパワーを用いる。ある例では、パワーレベルとデューティーサイクルは、回転速度に基づく。そして、上で述べた速度1倍速以下の書き込み手法ロジックでは、ディスクに書き込まれた符号が、変調に関係なく1つの符号として読み取られるような、適切なパワーレベルとデューティーサイクルを選択する。その際、ディスクのオーバーヒートを防ぐため、パワーレベルは充分低く保持される。
ブロック450では、書き込まれているデータの要求どおりに、各符号がレーザーレベルの変調を用いて書き込まれる。ある例では、一定の長さ以上の符号のみをこの方法で書き込み、一方それよりも短い符号については従来のCD-R書き込み手法を使って書き込む。
ブロック455では、書き込みテストが可能か否か判断する。書き込みテストには、他の係属中の出願第_で述べられている非連動再開手法と、他の係属中の出願第_で述べられているテスト手法を用いる。これらのアプリケーションの両方は、このように参照によって結合している。もし、書き込みテストが可能でない、あるいは書き込みテストをそのシステムでは利用できないという場合には、上で述べたような方法で各符号を書き込み、そして書き込むデータがなくなったとき、あるいはディスクが満杯になったときに、ブロック425で終了する。もし、書き込みテストが可能であれば、処理はブロック460へと続く。
ブロック460では、ある決まった点で処理が停止する。ある例では、テストのために、書き込みが始まってから時間Tが経過したところで、処理を停止する。そしてその後は、周期的に処理を停止する。また別の例では、あらかじめ設定された停止ポイントで、処理を停止する。記録を停止させる仕組みは、他の係属中の出願第_で述べられている。
ブロック465では、ブロック440と445で設定された高パワーレベル、低パワーレベル、デューティーサイクルを用いて、今記録されたばかりのデータを読み取る。
ブロック470では、符号が変調に関係なく、正しく1つの符号として読み取られているか否かを評価する。さらに、拡散効果が大き過ぎないか否か、あるいは非常に高いパワーレベル/デューティーサイクルを使う他の物があるか否かを判断する。もし符号が正しく読み込まれているならば、処理は再びブロック450に戻り、今と同じパワーレベルとデューティーサイクルで各符号を書き込んでいく。もし符号が正しく読み込まれていないならば、処理はブロック475へと続く。
ブロック475では、データの読み取りによって検知されたエラーを修正するように、パワーレベルとデューティーサイクルの双方、もしくはどちらか一方を調整する。そして処理はブロック450へと続き、新しいパワーレベル/デューティーサイクルによって、次の符号セットを書き込む。このようにして、この特別な書き込み手法が適切であるか否かを判断し、それを実装する。この書き込み手法では、低パワー使用のためにレーザーや書き込みヘッドに何の変更も必要とせず、既存の装置をそのまま使うことができる。さらにある例では、この実装に既存のCD-RW記録手法を用いるため、単なるファームウェアのアップグレードでこの手法を使用できるように、カレントドライブを適合させる。新しいドライブを購入する必要なく、既存のドライブの価値を高めながら、この手法が追加される。新しいドライブでは、ハードウェアに何の改造も必要なく、この機能が付加される。ハードウェアの改造にはコストと時間がかかるものである。
ここまでは、ある特定の模範例について、本発明を述べた。しかし、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的範囲から外れることなく、様々な改良や変更がなされることは、明らかである。従って、この明細書と図面は、限定的な感覚ではなく、例示的な感覚で捉えられるものである。
本発明は、添付した図面において、限定の形ではなく、例証の形で図示されている。そしてその中で、参照と同じように、数字は類似の要素をさしている。
コンパクトディスク記録システムのブロックダイヤグラム。 記録システムにおけるタイミングロジックの、より詳細なブロックダイヤグラム。 本発明に従った書き込み方法を例証するタイミングダイヤグラム。 本システムを実装した一つの具体例のフローチャート。 本システムに従って作成された実際の符号の説明図。

Claims (21)

  1. 低速で回転するコンパクトディスク(CD-R)メディアに符号を書き込むための方法であって、
    前記符号が1つの符号として読み取られるように、符号を書き込む間、レーザーパワーを、第1のパワーレベルと、第2のパワーレベルの間で変化させるステップ、
    を含む方法。
  2. 前記低速が1倍速以下の速度である、
    請求項1記載の方法。
  3. 前記レーザーパワーを変化させるために、CD-RWの手法が用いられる、
    請求項1記載の方法。
  4. 書き込み時間のうちの500ns以下の間、レーザーパワーを第1のパワーレベルに保持するステップ、
    をさらに含む、請求項1記載の方法。
  5. 前記第1のパワーレベルが、1倍速の書き込みパワーレベルである、
    請求項1記載の方法。
  6. 前記第2のパワーレベルが、読み取りレベルである、
    請求項1記載の方法。
  7. コンパクトディスクの実際の速度を特定するステップと、
    書き込みにおける高パワーレベル、低パワーレベル、そしてパワーレベルの変化のためのデューティーサイクルを設定するステップ、
    をさらに含む、請求項1記載の方法。
  8. 高パワーレベルを1倍速書き込みレベルに設定し、単一符号を形成するように低パワーレベルとデューティーサイクルを調整するステップ、
    をさらに含む、請求項7記載の方法。
  9. 多数の符号が記録された後、記録を停止させるステップと、
    前記多数の符号のうちの、少なくとも一部を読み取るステップと、
    前記読み取り結果が、調整が必要であることを示していた場合に、高パワーレベルと低パワーレベルを調整するステップ、
    をさらに含む、請求項1記載の方法。
  10. 書き込み動作を非連動に再開させるステップ、
    をさらに含む、請求項9記載の方法。
  11. 低速で回転するコンパクトディスク(CD-R)メディアに符号を書き込むための、コンパクトディスクドライブであって、
    前記コンパクトディスクドライブが、
    前記符号が1つの符号として読み取られるように、符号を書き込む間、レーザーパワーを、第1のパワーレベルと第2のパワーレベルの間で変化させるための、パワーレベル設定ロジックを備える、
    コンパクトディスクドライブ。
  12. 前記低速が1倍速以下の速度である、
    請求項11記載のドライブ。
  13. 前記レーザーパワーを変化させるために、CD-RWの手法が用いられる、
    請求項11記載のドライブ。
  14. 前記レーザーパワーが、書き込み時間のうちの500ns以下の間、第1のパワーレベルに保持される、
    請求項11記載のドライブ。
  15. 前記第1のパワーレベルが、1倍速書き込みパワーレベルである、
    請求項11記載のドライブ。
  16. 前記第2のパワーレベルが、読み取りレベルである、
    請求項11記載のドライブ。
  17. コンパクトディスクの実際の速度を特定するための、スピード検知器と、
    書き込みにおける高パワーレベル、低パワーレベル、そしてパワーレベルの変化のためのデューティーサイクルを設定するための、1倍速以下手法ロジック、
    をさらに備える、請求項11記載のドライブ。
  18. 前記1倍速以下手法ロジックが、さらに、高パワーレベルを1倍速書き込みレベルに設定し、単一符号を形成するように、低パワーレベルとデューティーサイクルを調整する、
    請求項11記載のドライブ。
  19. 多数の符号が記録された後、記録を停止させるための停止ロジックと、
    前記多数の符号のうちの、少なくとも一部を読み取るための読み取りロジックと、
    調整が必要であるか否かを定めるための、レーザー制御ロジックと、
    さらに、前記レーザー制御ロジックが、調整が必要であることを示していた場合に、高パワーレベルと低パワーレベルを調節する1倍速以下手法ロジック、
    をさらに備える、請求項11記載のドライブ。
  20. 書き込み動作を、非連動に再開させるための開始ロジック、
    をさらに備える、請求項19のドライブ。
  21. コンパクトディスク(CD-R)に、1倍速以下の速度で書き込むためのシステムであって、
    前記システムが、
    各符号が書き込まれる間、レーザーパワーを高レベルと低レベルの間で変調させる書き込み手法を設定するパワーレベル設定ロジックであって、前記変調された書き込みが1つの符号を形成する、当該パワーレベル設定ロジックと、
    前記書き込み手法を用いて書き込まれた多数の符号を評価し、さらに、当該多数の符号が、調整が必要であることを示していた場合に、レーザーパワーを調整するためのレーザー制御ロジック、
    を備える、システム。
JP2002581520A 2001-04-11 2002-04-10 1倍速以下の速度でのコンパクトディスクの記録方法とその機構 Pending JP2005512251A (ja)

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