JP2005511562A - 月経困難症及び月経過多の治療のためのプロスタグランジンレセプターep2及び/又はep4のアンタゴニスト - Google Patents

月経困難症及び月経過多の治療のためのプロスタグランジンレセプターep2及び/又はep4のアンタゴニスト Download PDF

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Abstract

患者にプロスタグランジンEP2及び/又はEP4レセプターのアンタゴニストを投与することを含む、患者の月経過多症及び/又は月経困難症を治療する方法。該患者はヒトの女性であることが好ましい。

Description

本発明は、治療法、特に月経過多症または月経困難症を治療する方法に関する。
月経過多症は、月経の過剰である。
月経困難症は、痛みを伴う月経を表す。
月経過多症及び月経困難症は、特に西側世界の多くの女性に影響し、重要な健康上の問題に相当する。年齢が34〜49歳の英国人女性の少なくとも20人に1人は、月経問題のために彼女達の一般開業医に相談している。これらの女性は、婦人科照会全体の10件につき1件以上を占め、処方箋のみでNHSにとって年間700万ポンド以上の費用がかかっている。認識された異常な膣出血は、毎年少なくとも70000例行われている子宮摘出の70%を占めると言われている。
現在、月経過多症に使用する治療には、トラネキサム酸またはメフェナム酸がある。重症の場合の治療法は子宮摘出(膣または腹部)であるが、これは重篤な罹患及び若干の死亡リスクを伴う大手術である。月経過多症の治療法に関する総説が、Stirrat(1999)The Lancet 353、2175〜2176頁にある。さらなる代替の治療法を開発することが望ましい。
本発明者らは今回、月経過多症及び/又は月経困難症を治療するための代替方法として、プロスタグランジンEP2及び/又はEP4レセプターのアンタゴニストを使用とすることを提案する。この手法は、他の薬物療法よりも多くの女性に有効である可能性が高いと考えられる。EP2及び/又はEP4レセプターアンタゴニストは子宮内に送達可能である。
プロスタグランジンEは、膜貫通Gタンパク質共役型レセプターとの相互作用によって、標的細胞に対するその自己分泌/傍分泌効果を誘発する。これまで、アゴニスト及びアンタゴニストに対する応答に基づいてPGEレセプターの4種の主要サブタイプが同定されており、代替の、また場合によっては反対の細胞内シグナル伝達経路を利用するEP1、EP2、EP3及びEP4に薬理学的に分類されている。EP2及びEP4は、Gαsを介してcAMPレベルを上昇させる。
EP2及びEP4レセプターは、ヒトの非妊娠子宮内膜で発現することが知られている。EP2レセプターのmRNA発現の差は、月経周期中に回収した組織で検出されなかったが、EP4レセプターのmRNA発現は、初期、中期及び後期分泌段階の子宮内膜よりも後期増殖段階で著しく高かった(Milneら(2001)J.Clin.Endocrinol.Metab.86、4453〜4459頁)。本発明者らは今回、EP2及びEP4レセプターが、月経過多症の女性ならびに月経過多症及び/又は月経困難症の女性で過剰発現することを示し、それによりレセプターアンタゴニストで治療して、シグナル伝達経路及び最終的には血管機能/機能障害及び過剰出血を媒介し得る標的遺伝子の転写を遮断することが有益なことが実証されよう。
本発明の第1の態様は、プロスタグランジンEP2及び/又はEP4レセプターのアンタゴニストを患者に投与することを含む、患者の月経過多症及び/又は月経困難症を治療する方法を提供する。
月経過多症及び月経困難症は同時にかかる可能性があり、この方法を使用して同じ患者で両方の症状を治療することもできる。
患者は、月経過多症及び/又は月経困難症に苦しんでいる任意の患者、あるいはこれらの症状のリスクがある患者であってよい。閉経前または閉経期前後のどんな女性にも、月経過多症及び/又は月経困難症のリスクがある。しかし、月経過多症は、女性の生殖時期の初めと終わりによく見られ、通常女性の月経が最初に始まるとき、また年齢が40歳以上の女性でより大きなリスクがある。治療すべき患者は、こうした治療から恩恵を受けられるどんな雌個体であってよい。通常好ましくは、治療すべき患者はヒトの女性である。しかし、本発明の方法は、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ネコ及びイヌ種の雌など雌の哺乳動物を治療するのに使用することができる。したがって、この方法は、ヒトと動物のどちらの医薬品にも使用することができる。
プロスタグランジンEP2レセプターアンタゴニストは、任意の適当なEP2レセプターアンタゴニストであってもよい。同様に、プロスタグランジンEP4レセプターアンタゴニストは、任意の適当なEP4レセプターアンタゴニストであってもよい。「適当な」とは、アンタゴニストが患者に投与できるものであることを表す。レセプターアンタゴニストは、それら個々のレセプターに結合し、天然リガンド(PGE)と競合し、特異的なレセプター媒介シグナル伝達経路の開始を阻害する分子である。レセプターアンタゴニストは、通常特定のレセプターに対して選択的であり、通常天然リガンドよりもレセプターに対する結合親和性が高い。天然リガンドよりもレセプターに対する親和性が高いアンタゴニストが好ましいが、親和性がより低いアンタゴニストを使用することもでき、ただしこれらはより高濃度で使用する必要がありうる。該アンタゴニストは、それらの同族レセプターと可逆的に結合することが好ましい。通常、アンタゴニストは特定のレセプターについて選択的であり、他のレセプターに影響を与えない。したがって、通常、EP2レセプターアンタゴニストはEP2レセプターに結合するが、EP4レセプターに実質的に結合しないのに対して、EP4レセプターアンタゴニストはEP4レセプターに結合するが、EP2レセプターに実質的に結合しない。EP2またはEP4レセプターアンタゴニストは、特定のレセプターサブタイプについて選択的であることが好ましい。すなわち、該アンタゴニストは、少なくとも1種の他のEPレセプターサブタイプよりも、特定のレセプターサブタイプに対する結合親和性が少なくとも10倍高い。したがって、選択的なEP4レセプターアンタゴニストは、EP4レセプターに対する親和性がEP1、EP2またはEP3レセプターサブタイプのいずれかよりも少なくとも10倍高い。
EP2またはEP4レセプターアンタゴニストがその同族レセプターに対して選択的であることが特に好ましい。
EP2またはEP4レセプターアンタゴニストは通常、月経過多症及び/又は月経困難症に対処するのに有効な量で投与する。したがって、アンタゴニストは、症状を緩和させるために(すなわち緩和剤として)、あるいは症状を治療するために使用することができる。アンタゴニストは予防的に投与することができる(また「治療」とは、予防的治療も含む)。アンタゴニストは、任意の適当な経路によって、また任意の適当な形態で投与することができる。月経過多症及び/又は月経困難症を予防または緩和または改善または治療するのに有効な量のEP2またはEP4レセプターアンタゴニストを投与することが望ましい。
EP2レセプターアンタゴニストには、AH6809(Pelletierら(2001)Br.J.Pharmacol.132、999〜1008頁)がある。
EP4レセプターアンタゴニストには、AH23848B(Glaxoによって開発)及びAH22921X(Pelletierら(2001)Br.J.Pharmacol.132、999〜1008頁)がある。AH23848Bの化学名は、([1α(z),2β5α]−(+/−)−7−[5−[[(1,1’−ビフェニル)−4−イル]メトキシ]−2−(4−モルホリニル)−3−オキソ−シクロペンチル]−4−ヘプテン酸)(Hillock&Crankshaw(1999)Eur.J.Pharmacol.28、99〜108頁参照のこと)である。EP4RA(Lii(2000)Endocrinology 141、2054〜61頁)は、EP(4)−選択的リガンド(Machwateら(2001)Mol.Pharmacol.60:36〜41頁)である。国際公開WO 00/15608号(欧州特許第1114816号)(小野薬品工業株式会社)に記載のω−置換プロスタグランジンE誘導体は、選択的にEP4レセプターに結合し、EP4レセプターアンタゴニストになり得る。
国際公開WO 01/42281号(Hopital Sainte−Justine)に記載のペプチド、例えばIFTSYLECL、IFASYECL、IFTSAECL、IFTSYEAL、ILASYECL、IFTSTDCL、TSYEAL(4−ビフェニルアラニンと一緒に)、TSYEAL(ホモフェニルアラニンと一緒に)もEP4レセプターアンタゴニストとして記載されており、国際公開WO 00/18744号(藤沢薬品工業株式会社)に記載の化合物も同様である。国際公開WO 00/03980号(欧州特許第1097922号)(小野薬品工業株式会社)に記載の5−チア−プロスタグランジンE誘導体は、EP4レセプターアンタゴニストになり得る。
EP4レセプターアンタゴニストは、国際公開WO 01/10426号(Glaxo)、WO 00/21532号(Merck)及び英国特許第2330307号(Glaxo)にも記載されている。
国際公開WO 00/21532号には、EP4レセプターアンタゴニストとして以下のものが記載されている。
5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−(3−クロロ−2−チオフェンカルボニル)スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン カリウム塩;
5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−(2−メチル−3−フロイル)スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン;
5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−(3−メチル−2−チオフェンカルボニル)スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン;
5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−(2−チオフェンカルボニル)スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン;
5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−[2−(メチルピロール)カルボニル]スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン。
英国特許第2330307号には、[1α(Z),2β,5α]−(±)−7−[5−[[(1,1’−ビフェニル)−4−イル]メトキシ]−2−(4−モルホリニル)−3−オキソシクロペンチル]−4−ヘプテン酸及び[1R[1α(z),2β,5α]]−(−)−7−[5−[[(1,1’−ビフェニル)−4−イル]メトキシ]−2−(4−モルホリニル)−3−オキソシクロペンチル]−4−ヘプテン酸が記載されている。
国際公開WO 00/18405号(Pharmagene)には、EP4レセプターアンタゴニストAH22921及びAH23848(英国特許第2028805号及び米国特許第4,342,756号にも記載されている)が記載されている。国際公開WO 01/72302号(Pharmagene)には、さらなるEP4レセプターアンタゴニスト、例えば参照により記載され、かつ8頁以下に示されている一般式(I)に含まれるものが記載されている。
EP2及びEP4レセプターアンタゴニストのこれらすべての参考文献は、参照により本明細書に組み込まれている。
一又は複数のEP2レセプターアンタゴニスト、あるいは一又は複数のEP4レセプターアンタゴニストを患者に投与できることが理解されよう。一又は複数のEP2あるいはEP4レセプターアンタゴニストの組合せを患者に投与できることも理解されよう。EP4レセプターアンタゴニストを患者に投与することが好ましい。
本発明の第2の態様は、月経過多症及び/又は月経困難症を治療するための医薬品の製造におけるプロスタグランジンEP2及び/又はEP4レセプターのアンタゴニストの使用を提供する。
本発明の第3の態様は、月経過多症及び/又は月経困難症を治療するためのプロスタグランジンEP2及び/又はEP4レセプターのアンタゴニストの使用を提供する。
本発明の第4の態様は、月経過多症及び/又は月経困難症を治療するためのプロスタグランジンEP2及び/又はEP4レセプターのアンタゴニストを提供する。
前述のEP2またはEP4レセプターアンタゴニスト、あるいはその製剤は、経口及び非経口(例えば皮下または筋肉間)注射を含む任意の従来の方法によって投与することができる。治療は、一定期間にわたる1回投与または複数回投与からなっていてよい。
本発明の化合物は、単独で投与することが可能であるが、一又は複数の許容可能な担体と一緒に製剤として与えることが好ましい。該担体は、本発明の化合物と相容性があり、そのレシピエントに有害でないという意味で「許容可能な」必要がある。通常、担体は、無菌で発熱物質を含まない水または生理食塩水になる。
製剤は、好都合には単位投与形態で与えることができ、薬学の分野でよく知られている任意の方法によって調製することができる。このような方法は、アンタゴニストを、一又は複数の副成分を構成する担体と結着させるステップを含む。一般に、製剤は、均一かつ均質に、有効成分を液体担体または微粉砕した固体担体または両方と結着させ、次いで、必要に応じて生成物を成形することによって調製する。
経口投与に適した本発明による製剤は、カプセル、カシェーまたは錠剤などの別個の単位として与えることができ、それぞれが所定量の有効成分を粉末または顆粒として、水性液もしくは非水性液の溶液または懸濁液として、あるいは水中油型乳濁液または油中水型乳濁液として含む。有効成分は、大型丸剤、舐剤またはペーストとして与えることもできる。
錠剤は、場合によっては一又は複数の副成分と一緒に圧縮または成形することによって作製することができる。圧縮錠剤は、場合によっては、結合剤(例えばポビドン、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、滑剤、不活性希釈剤、防腐剤、錠剤分解物質(例えばデンプングリコール酸ナトリウム、架橋型ポビドン、架橋型ナトリウムカルボキシメチルセルロース)、界面活性剤または分散剤と混合し、粉末または顆粒などの自由流動形で有効成分を適当な機械中で圧縮することによって調製することができる。成形錠剤は、不活性液状希釈剤で湿らした粉末化合物の混合物を適当な機械中で成形することによって調製することができる。錠剤は、場合によってはコーティングしても刻み目をつけてもよく、その中の有効成分の徐放または制御放出をもたらすように、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを所望の放出プロフィルを得るために様々に異なる割合で用いて調製することができる。
口中への局所投与に適した製剤には、有効成分が味付き基剤、通常スクロース及びアラビアゴムまたはトラガカントゴム中に含まれるトローチ剤、有効成分がゼラチンやグリセリンなどの不活性基剤、またはスクロース及びアカシアゴム中に含まれる芳香錠、ならびに有効成分が適当な液体担体中に含まれる洗口剤がある。頬側投与も好ましい。
非経口投与に適した製剤には、酸化防止剤、緩衝液、静菌薬及び製剤を所定のレシピエントの血液と等張にする溶質を含有していてよい水性及び非水性無菌注射液、ならびに懸濁剤及び増粘剤を含んでいてよい水性及び非水性無菌懸濁液がある。製剤は、1回分または多用量型の容器、例えば密封アンプル剤及びバイアルで与えることができ、使用前にすぐに無菌液体担体、例えば水を加えることだけが注射するために必要なフリーズドライ(凍結乾燥)条件で貯蔵することができる。即時注射液及び懸濁液は、上記のような無菌粉末、顆粒及び錠剤から調製することができる。
好ましい単位投与製剤は、有効成分の1日量または単位、1日部分用量またはその適切な画分を含有するものである。
特に前述した成分に加えて、本発明の製剤には、当該の製剤の種類を考慮して、当技術分野で通常の他の薬剤を含めることができることが理解されたい。例えば経口投与に適したものには香料添加剤を含めることができる。
いくつかのEP2及びEP4レセプターアンタゴニストは、タンパク質またはペプチドである。タンパク質及びペプチドは、注射可能持続性薬物送達系を用いて送達することができる。これらは、特に注射の回数を減らすように設計されている。このような系の例は、組換えヒト成長ホルモン(rhGH)を生分解性小球体中に被包するNutropin Depotであり、これは注射した後、持続性期間にわたってrhGHを徐放する、
タンパク質及びペプチドは、必要な部位に直接薬物を放出する外科埋植装置によって投与することができる。例えば、Vitrasertはガンシクロビルを直接目に放出してCMV網膜炎を治療する。この毒剤を疾患部位に直接適用すると、薬物の著しい全身性副作用なしで有効な治療が得られる。
エレクトロポレーション治療(EPT)システムも、タンパク質及びペプチドを投与するために使用することができる。パルス電界を細胞に送達する装置により、薬物に対する細胞膜の透過性が増大し、細胞内薬物送達が著しく向上する。
タンパク質及びペプチドは、エレクトロインコーポレーション(EI)によって送達することができる。EIは、皮膚表面上の直径30ミクロン以下の小さい粒子が、エレクトロポレーションで使用されるものと同一または類似の電気パルスを受けたときに起こる。EIでは、これらの粒子は角質層を通過して皮膚のより深い層に入る。該粒子は、薬物や遺伝子を負荷しても被覆してもよく、あるいは単に皮膚に薬物が入り得る孔を作る「弾丸」として作用させることができる。
タンパク質及びペプチド送達の代替法は、熱感受性のReGel注射可能システムである。ReGelは、体温未満では注射可能液体であるが、体温ではゲル溜めを即座に形成し、これはゆっくり浸食し既知の安全な生分解性ポリマーに溶解する。EP2またはEP4レセプターアンタゴニストは、生物高分子が溶解するにつれて徐々に送達される。
タンパク質及びペプチド薬剤も経口的に送達することができる。このプロセスは、ビタミンB12を体内に経口摂取するための天然プロセスを用いてタンパク質及びペプチドを同時送達する。ビタミンB12摂取系に乗ることによって、タンパク質またはペプチドは腸壁を介して移動することができる。ビタミンB12類似体と薬物の間で複合体を合成し、これは、複合体のビタミンB12部分における内因子(IF)に対する著しい親和性と複合体の薬物部分の著しい生体活性のどちらも保持する。
タンパク質及びポリペプチドは、「トロイペプチド」(Trojan peptides)によって細胞に導入することができる。これらは、転座特性をもち原形質膜全体にわたって親水性化合物を運ぶことができるペネトラチンと呼ばれるあるクラスのポリペプチドである。この系は、オリゴペプチドによる細胞質及び核の直接標的化を可能にし、特異的で極めて効率的な非細胞型であってよい。Derossiら(1998)、Trends Cell.Biol 8、84〜87頁を参照のこと。
アンタゴニストは、患者に有益な治療効果をもたらす1回分(または複数回分)で投与する。適当な投与量は医師によって決定され得る。投与すべき量は、年齢、体重、投与方法、治療期間、ならびにアンタゴニストの薬物動態学的性質及び毒性によって決定する。
アンタゴニストを経口的に投与することが好ましい。アンタゴニストを女性の生殖器官に投与することがさらに好ましい。例えば、アンタゴニストは、例えば、ゲル剤またはクリーム剤または膣リングまたはタンポンを用いて適切に膣内に投与することができる。アンタゴニストは、有利には、子宮内器具を用いて投与することもできる。
通常、ゲル剤またはクリーム剤は、膣へ投与するために調製されたものである。これは油性ベースまたは水性ベースであってよい。通常、1回(または繰り返し)適用で有効量を投与できるように、アンタゴニストは、クリーム剤またはゲル剤中に十分な濃度で含まれる。
通常、膣リングは、膣内に適合する「ドーナッツ」型に形作ったポリマーを含む。アンタゴニストは、ポリマー内に通常コアとして含まれ、ポリマーを通って膣及び/又は頚部に制御された形で放散され得る。膣リングは当技術分野で周知である。膣リングは、使い捨てでよく、女性の月経中に膣内に保持され、したがって女性の月経中に放出されるのに、かつ有効であるのに十分なアンタゴニストを含有する。あるいは、膣リングは、約3カ月から1年の一定期間にわたって使用することができ、その期間、十分なアンタゴニストが放出されて、その期間にわたって薬効がある。リングを作製するポリマー、リングの寸法及び形状とアンタゴニストの含有量、ならびに他のパラメータは、リングを1周期またはより長い期間で使用するかどうかを参照することにより選択できることが理解されよう。
通常、タンポンはアンタゴニストに含浸させ、また1日に2個以上のタンポン、例えば1日に最大で10〜15個のタンポンが一般に使用されることを念頭に置いて、十分量のアンタゴニストがタンポンに含まれる。
通常、子宮内器具は、1〜5年などの長期間にわたって子宮内に入れておくものである。通常、子宮内器具は、しばしば「T」形のプラスチック製フレームを含み、使用期間にわたって放出するのに十分なアンタゴニストを含有する。アンタゴニストは一般に、器具の一部を形成する徐放ポリマー内に、「T」の長腕の周りに巻かれ通常制御放出膜で被覆されたアンタゴニストの「ソーセージ」の形などで存在し、あるいは含まれる。子宮内器具は当技術分野で周知である。
本発明は、一又は複数のEP2及び/又はEP4レセプターアンタゴニストと、一又は複数のトラネキサム酸またはメフェナム酸など月経過多症の治療に現在使用されている薬剤との組合せ(製剤など)も提供する。
次に、以下の非限定的な実施例及び図に関して、本発明をより詳細に説明する。
月経過多症にかかっていない女性と比較した月経過多症の女性の子宮組織におけるEP2及びEP4レセプターの発現
月経過多症及び/又は月経困難症の既知の兆候を示す女性ならびに正常な子宮機能を有する女性から生検によって子宮組織を回収する。EP2及びEP4を含むEPレセプターの発現について該組織を評価する。これは、様々な分子技術を用いて評価する。PGEに対するこれらのレセプターのシグナル伝達を評価する。PGEの存在下または不在下で組織を様々な時間培養し、これらの処理に対して二次メッセンジャーcAMPを測定する。
EP2及び/又はEP4レセプターの発現は、月経過多症及び/又は月経困難症についての病歴が既知である女性に由来する子宮組織で高い。さらに、PGEに対するシグナル伝達現象は、これらの患者で増大する。
したがって、これらの症状の女性では、レセプターアンタゴニストで治療して、シグナル伝達経路及び最終的には血管機能/機能障害及び過剰出血を媒介し得る標的遺伝子の転写を遮断することが有益なことが実証されよう。
コントロール女性と比較した月経過多症の女性の子宮内膜におけるEP2及びEP4レセプターの高い発現
方法
コントロール(1周期当りの血液損失<80ml)または月経過多(1周期当りの血液損失>80ml)に分類した2人の女性から回収した子宮内膜切片(5μm)をキシレン中で脱蝋し、次々に純度を下げたエタノールを用いて再水和した。PBS中ですすいだ後、3%Hのメタノール溶液を用いて内因性ペルオキシダーゼ活性を失活させた。非免疫性ブタ血清(PBS中10%血清)を20分間与えてから、4℃で一次抗体と一緒に終夜インキュベートした。次いで、クロマジェン(chromagen)として3,3’−ジアミノベンジジン(DAB)を用いてアビジン−ビオチンペルオキシダーゼ検出系(DAKO Ltd、UK)を加えた。切片をハリスヘマトキシリンで対比染色してから固定した。本研究で使用した一次抗体は、ヒトのEP2またはEP4レセプターペプチド配列(Cayman Chemicals、USA)に対してウサギで産生させた。該抗体は1:250希釈で使用した。特に指定のない限り、すべての処理を室温で行った。
結果
EP2及びEP4レセプターの両方についての染色は、腺性上皮細胞及び内皮細胞に局在した。月経過多症に苦しむ女性から回収した子宮内膜と比べて、出血パターンが正常な女性から回収した子宮内膜サンプルではより低強度の染色が観察された。これは、後者グループの女性において、2種類のレセプターのより高い発現パターンを示す。
これらの結果を図1に示す。
EP2レセプターアンタゴニストを用いた月経過多症の治療
女性は、彼女の医師に月経過多症の症状を示す。医師は月経過多症と診断する。この女性に有効量のAH6809を投与する。
EP4レセプターアンタゴニストを用いた月経困難症の治療
女性は、彼女の医師に月経困難症の症状を示す。医師は月経困難症と診断する。この女性に有効量のAH22921を投与する。
坐剤
mg/坐剤
AH22921(63μm) 250
固い脂肪、BP(Witepsol H15−Dynamit Nobel) 1770
2020
アンタゴニストAH22921は、粒子の少なくとも90%が直径63μm以下の粉末として使用する。
Witepsol H15の5分の1を蒸気二重鍋中で最大45℃で融解させる。有効成分を200μm篩に通して篩い分け、滑らかな分散液が得られるまで、カッターを取り付けたシルバーソン(silverson)を用いて混合しながら溶融基剤に加える。混合物を45℃で維持しながら、残りのWitepsol H15を懸濁液に加え攪拌して、確実に均質な混合物にする。懸濁液全体を250μmステンレス鋼スクリーンに通し、連続的に攪拌しながら、40℃に冷却させる。38℃〜40℃の温度で混合物2.02gを適当なプラスチック製型に充填する。該坐剤を室温まで冷却させる。
ペッサリー
mg/ペッサリー
AH23848B 250
無水デキストロース 380
ジャガイモデンプン 363
ステアリン酸マグネシウム 7
1000
上記成分を直接混合し、得られた混合物を直接圧縮することによってペッサリーを調製する。
膣リング
5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−(3−クロロ−2−チオフェンカルボニル)スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン カリウム塩を含有する膣リングは、コア押出技術を用いて形成する。
子宮内器具
AH6809を含有する子宮内器具は、標準的な技術を用いて形成する。
タンポン
月経過多症及び/又は月経困難症を治療するためのタンポンは、標準的なタンポンに有効量の5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−[2−(メチルピロール)カルボニル]スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オンを含浸させることによって形成する。
実施例2で説明したように、EP2レセプター及びEP4レセプターに対する抗体で染色した月経過多症の女性及びコントロール女性由来の子宮内膜切片を示す図である。

Claims (14)

  1. 患者の月経過多症及び/又は月経困難症を治療する方法であって、前記患者にプロスタグランジンEP2及び/又はEP4レセプターのアンタゴニストを投与することを含む方法。
  2. プロスタグランジンEP2レセプターのアンタゴニストを投与することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. プロスタグランジンEP4レセプターのアンタゴニストを投与することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記患者が閉経前または閉経期前後である、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記患者に、AH6809、国際公開WO 00/15608号(小野薬品工業株式会社)に記載のω−置換プロスタグランジンE誘導体、AH23848B、AH22921X、IFTSYLECL、IFASYECL、IFTSAECL、IFTSYEAL、ILASYECL、IFTSTDCL、TSYEAL(4−ビフェニルアラニンと一緒に)、TSYEAL(ホモフェニルアラニンと一緒に)、国際公開WO 00/03980号(小野薬品工業株式会社)に記載の5−チア−プロスタグランジンE誘導体、5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−(3−クロロ−2−チオフェンカルボニル)スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン カリウム塩、5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−(2−メチル−3−フロイル)スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン、5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−(3−メチル−2−チオフェンカルボニル)スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン、5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−(2−チオフェンカルボニル)スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン、及び5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−[2−(メチルピロール)カルボニル]スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オンのうちの任意の一又は複数を投与する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記EP2レセプターアンタゴニストが、任意の一又は複数のAH6809である、請求項2に記載の方法。
  7. 前記EP4レセプターアンタゴニストが、AH23848B、AH22921X、IFTSYLECL、IFASYECL、IFTSAECL、IFTSYEAL、ILASYECL、IFTSTDCL、TSYEAL(4−ビフェニルアラニンと一緒に)、TSYEAL(ホモフェニルアラニンと一緒に)、及び国際公開WO 00/03980号(小野薬品工業株式会社)に記載の5−チア−プロスタグランジンE誘導体、5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−(3−クロロ−2−チオフェンカルボニル)スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン カリウム塩、5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−(2−メチル−3−フロイル)スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン、5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−(3−メチル−2−チオフェンカルボニル)スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン、5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−(2−チオフェンカルボニル)スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オン、及び5−ブチル−2,4−ジヒドロ−4−[[2’−[N−[2−(メチルピロール)カルボニル]スルファモイル]ビフェニル−4−イル]メチル]−2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1,2,4−トリアゾール−3−オンのうちの任意の一又は複数である、請求項3に記載の方法。
  8. 月経過多症及び/又は月経困難症を治療するための医薬品の製造におけるプロスタグランジンEP2及び/又はEP4レセプターのアンタゴニストの使用。
  9. 月経過多症及び/又は月経困難症を治療するためのプロスタグランジンEP2及び/又はEP4レセプターのアンタゴニストの使用。
  10. 月経過多症及び/又は月経困難症を治療するためのプロスタグランジンEP2及び/又はEP4レセプターのアンタゴニスト。
  11. EP2及び/又はEP4レセプターアンタゴニストを含む膣リングまたはタンポンまたは子宮内器具。
  12. 任意の一又は複数のEP2及び/又はEP4レセプターアンタゴニストと月経過多症及び/又は月経困難症の治療に使用されているさらなる薬剤との組合せ。
  13. 前記さらなる薬剤がトラネキサム酸またはメフェナム酸である、請求項12に記載の組合せ。
  14. 請求項12または13に記載の組合せ及び薬剤的に許容可能な担体を含む薬剤組成物。
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