JP2005507547A - 放電ランプを点灯する方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】点灯パルス電圧を高めることなく、2個の直列のHIDランプを動作させる方法および装置を提供すること。
【解決手段】2個の直列に接続されているHIDランプ(1A, 1B)を点灯する方法および装置が説明されており、2個のHIDランプが1個のイグナイタ(10)に直列に接続されている。イグナイタは、高電圧点灯パルスを生成し、このパルスは、2個のランプの間での容量の不均衡に起因して、2個のランプに連続的に印加される。このような容量の不均衡を確保するために、コンデンサ(13)をランプの一方(1B)に並列に配置することができる。
【選択図】図4
【解決手段】2個の直列に接続されているHIDランプ(1A, 1B)を点灯する方法および装置が説明されており、2個のHIDランプが1個のイグナイタ(10)に直列に接続されている。イグナイタは、高電圧点灯パルスを生成し、このパルスは、2個のランプの間での容量の不均衡に起因して、2個のランプに連続的に印加される。このような容量の不均衡を確保するために、コンデンサ(13)をランプの一方(1B)に並列に配置することができる。
【選択図】図4
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には、放電ランプの分野に関し、より詳細には、HIDランプの分野に関する。このようなランプは、放電空間を気密的に囲んでいる光透過容器と、イオン性の充填材と、放電空間内の一対の電極であって、各電極が、放電空間からランプ容器を経て外側まで延在している電流導体に接続されている、電極と、を有する。このようなランプの始動は、初期プラズマと初期電流とを発生させて、これが最終的に動作電流まで増大することのできる放電が引き起こされるのに十分に高い電圧を、電極の間に印加することによって行わなくてはならない。HIDランプは当業者には一般に公知であるため、その構造と動作について本文書内でこれ以上詳しく述べる必要はない。
【背景技術】
【0002】
HIDランプの動作には、「電子安定器」と称される、電力・制御ユニットが必要である。このような安定器は、HIDランプに接続するための出力を有し、その出力に接続されているHIDランプを動作させるのに必要な電圧および電流をその出力に発生させるように設計されている。通常は、各ランプに対して1個の安定器が必要である。安定器はかなり大きく相対的に高価であるため、1個の電子安定器によって複数のHIDランプを動作させることができれば有利である。
【0003】
HIDランプの定常状態動作の間、安定器は、ランプの電極の間に特定のランプ電圧を発生させて、ランプ内の特定の電流を発生させることができる必要がある。従って、安定器は、特定の出力電圧におけるこのような定常状態ランプ電流を生成することができる必要がある。安定器は、特定のタイプのランプ用に設計されるため、予測される定常状態の動作ランプ電圧は事前に既知である。一般的に、安定器は、特定の最大出力電圧に対して設計されるが、この電圧は予測される公称ランプ電圧よりもいくらか高い。2個のランプが安定器の出力に直列に接続されている場合、この直列接続の間に生じる電圧は、ランプ電圧の合計、すなわち、1個のランプの予測される公称ランプ電圧の2倍となるが、これは安定器の最大出力電圧より高い。
【0004】
2個のHIDランプを直列に接続できるようにするために、より高い定常状態出力電圧用に電子安定器を設計することは、原理的には相対的に容易である。
【0005】
上記のことは、定常状態の状況にあてはまる。しかしながら、HIDランプを始動させるためには、高電圧の点灯パルスが必要である。これは代表的には5 kVの大きさであり、場合によっては20 kVという高電圧にさえなる。上述されているものと同じ方法をとって、直列の2個のHIDランプを動作させることができるように安定器を大型にすることは、点灯パルス電圧を2倍にすることを意味する。しかしながら、この場合、扱う電圧が非常に高いため、安定器の設計がまったく異なるものになる。さらに、その場合、安定器は直列の2個のHIDランプを動作させることしか出来ない。なぜなら、大型化されたこの安定器に1個のHIDランプしか接続させない場合、そのランプが受け取る点灯パルスは高すぎて、ランプの破損が非常に起こりやすくなるためである。さらに、ランプを取り付けるための機械的な構成部品(取付金具など)と、ランプの構造自体(シングルエンド型)は、特定の最大電圧(通常は5 kV)用に設計されている。5 kVを超える電圧を使用するように意図されている場合、これらの構成部品および/またはランプの構造を改造し、このようなより高い電圧に適するようにする必要があるのみならず、法規により安定器の内部にタイマー機能が要求される。
【0006】
従って、5 kVを超えないことが望ましい。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、この問題を解決することを目的とする。より詳細には、本発明は、点灯パルス電圧を高めることなく、2個の直列のHIDランプを動作させる方法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
当業者には公知であるように、電子安定器は、HIDランプの点灯パルスを生成するため、簡単に言うと高電圧パルスを生成するために使用される電気エネルギを準備する。本発明は、高電圧の点灯パルスによってランプ内に放電が引き起こされるとき、放電は始動パルスから相対的に少ないエネルギのみを消費するという洞察に、特に基づいている。すなわち、原理的には、第二のランプを点灯するために十分なエネルギが始動パルスに残っている。この認識に基づいて、本発明は、同じ高電圧パルスを使用して2個のHIDランプを次々に連続的に点灯することを提案する。従って、本発明によると、高電圧点灯パルスが第一HIDランプに放電まで印加され、次いで、同じ高電圧点灯パルスが、第一のHIDランプに直列に接続されている第二のHIDランプに印加される。点灯パルスは両方のランプに連続的に印加されるため、高電圧点灯パルスの大きさは、1個のランプを点灯させるように設計するのみでよく、すなわち、1個のみのランプ用として意図されている標準タイプの電子安定器によって生成される点灯パルスの大きさよりも高くする必要がない。
【0009】
直列に接続されている2個のHIDランプが確実に連続的にブレークダウンするように、本発明は、2個のランプの間での容量の不均衡を提案する。1つの実施例においては、ランプの一方にコンデンサが並列に接続されている。第一のランプの点灯後、このコンデンサとの接続を断つことができるが、これは必須ではない。
【0010】
本発明の上記およびその他の観点、特徴、利点は、図面を参照しながら以下に記載されている好ましい実施例によって、より詳細に説明されるであろう。図面において、同じ参照数字は、同一または類似する構成部分を指す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は、閉じたバルーン(balloon) 2と、このバルーン2を貫いて延びている2本の電極3とを有する、HIDランプ1を線図的に示す。バルーン2には、気体4が満たされている。電極3の自由端は、互いに相対的に短い距離に、代表的にはメタルハライドランプの場合には数ミリメートル、高圧ナトリウムランプの場合には数センチメートルのオーダーに、配置されている。
【0012】
図2は、HIDランプの電気的な挙動のいくつかの側面を示しているタイミング図である。横軸は時間tを表し、縦軸は電圧を表す。時刻t=0の前は、ランプはオフである。時刻t=0において、ランプはオンに切り替えられる。この後、4つの動作段階を区別することができる。第一段階Iにおいては、高電圧が電極3に印加される。代表的には、この高電圧は5 kVのオーダーである。代表的には、この電圧は、図2に示されているように特定の立上り時間を持つパルスの形式で印加され、この立上り時間は、代表的には0.1〜0.5 μsのオーダーである。特定の瞬間に、ランプ1がブレークダウンする、すなわち電極3に印加されている高電圧の結果として電極3の間に放電が起こる。この瞬間は、段階Iから段階IIへの遷移にあたる。この放電に起因して、電極3の間の電圧が急速に低下する。しかしながら、電極3の間には実際の導電性経路はもはや存在せず、従ってランプ1を流れる電流は相対的に低い。この第二段階IIは、取得(‘take over’)段階とも称される(開回路電圧によるイグナイタから安定器へのランプ電流の「取得」)。
【0013】
第三段階では、電極3の間にグロー放電が発生し、これに起因して導電率が増し、従って電流の大きさが増す。第四段階においては、相対的に高い電流において電極3の間にアークが発生する。この段階において、公称ランプ電圧は約100 Vのオーダーである。
【0014】
第四段階の持続時間は、図2には正しい縮尺で示されていない。代表的には、グロー段階の持続時間は約1秒のオーダーである。さらに、第四段階またはアーク段階では、ランプが安定して定常状態に達するのに代表的には約30秒またはそれ以上かかる。
【0015】
図3は、HIDランプ1を駆動するための代表的な電力・制御ユニットまたは電子安定器10のいくつかの重要なコンポーネントを示す。このような駆動回路自体は公知であるため、完全な回路図は示されていない。高電圧点灯パルスを生成するため、電子安定器10は、代表的には、コンデンサと、スイッチと、パルス変成器とを有し、さらに制御コンポーネント(図3には示されていない)も有する。図3は、安定器10が、出力端子11、12と、一端が第一出力端子11に接続されている主インダクタLと、一方の電極が第二出力端子12に接続されておりかつ他方の電極がインダクタLの第二端子に接続されている主コンデンサCとを有することを示している。基本的に、点灯パルスはこのLCの組合せによって生成されるのに対し、安定器10のエネルギ能力は、主コンデンサCの容量値に強く依存する。
【0016】
ランプ1が定常状態にある間は、安定器10は、電流源として、ある特定のランプに適合するように設計されている大きさの電流をランプ1に送る役割りを果たす必要があり、その一方で、出力端子11、12の間に生じる電圧は、定常状態の間のランプのオーム抵抗によって決まる。2個の直列のランプの場合、供給する電流は同じままでよいが、安定器10は、2倍の大きさの出力電圧を扱える必要がある。この要件を満たすように安定器の設計を適合させることは、当業者には相対的に容易であるはずである。しかしながら、本発明は、本質的には安定器の定常状態に関するものではなく、実際には、本発明は、ランプの挙動の点灯段階、すなわち図2における第一段階に関する。点灯段階においては、ブレークダウンまでランプに電流は流れない。この段階の間、安定器10は電圧源としての役割りを果たす必要がある。この電圧は主として主コンデンサCから供給される。
【0017】
2個のランプが安定器10の出力端子11、12に直列に接続されている場合、1個のランプのみを点灯するように設計されている電圧パルスは、通常は、2個の直列に接続されているランプを確実に点灯することができない。
【0018】
図4は、本発明によって提案されている解決策を線図的に示す。2個のランプ1Aと1Bは、安定器10の出力端子11と12に直列に接続されている。補助コンデンサ13は、第二ランプ1Bに並列に接続されている。
【0019】
図4の配置構成において、動作は次のとおりである。
【0020】
安定器10がその出力に点灯パルスを生成するとき、コンデンサ13は、第二ランプ1Bをバイパスする短絡回路としての役割りを果たし、従って完全なパルスが第一ランプ1Aに印加される。この結果として、第一ランプ1Aがブレークダウンし、第一ランプ1Aが点灯する。この結果として、第一ランプ1Aの両端に生じている電圧が数百ボルトまで降下し、これに起因して安定器10の実質的に完全な出力パルスが今度は第二ランプ1Bの両端に印加される。図5は、実際の状況において行われた測定の結果を示す。第一電圧パルスは、第一ランプ1Aの両端で測定されたのに対し、第二電圧パルスは第二ランプ1Bの両端で測定された。この点において重要な側面は、この2個のランプの両端の電圧パルスの両方が、安定器10のまったく同一の出力パルスによって生成されることである。
【0021】
第二ランプ1Bに並列に接続されている補助コンデンサ13の正確な容量値は重要ではないが、いくつか考慮すべき点がある。電圧パルス用の適切な短絡回路を提供するために、補助コンデンサ13の容量値C13は、最小の値である必要があり、好ましくはランプ自体の容量の少なくとも2倍のオーダー、すなわち少なくとも約20 pFである。しかしながら、第一ランプ1Aが点灯されるとただちに、電圧パルスの残りから、第一ランプ1Aの両端の電圧降下を差し引いた電圧が、今度は第二ランプ1Bと補助コンデンサ13の並列接続の両端に印加される。この並列接続は、安定器10の容量性負荷を規定し、これは安定器10の出力段における主コンデンサCに対して高すぎない必要がある。この要件は、補助コンデンサ13の容量値の上限を規定する。一般的には、補助コンデンサ13の容量値は、(イグナイタが扱うことのできる最大容量に応じて)約100 pF〜1 nFを超えない必要がある。
【0022】
上記の説明においては、本発明は、第二ランプ1Bに並列に接続されている個別の補助コンデンサ13に関して説明されている。しかしながら、原理的には、個別のコンデンサ13を実際に有する必要はない。原理的には、重要な特徴は、安定器10の2個の出力端子11と12の間の外部電流ループ20において、2個のランプ1Aと1Bの間に容量的な不均衡があることである。図4には、電流ループ20の中の3つのノードが、それぞれN21、N22、N23として示されている。第一ランプ1Aは、最初の2つのノードN21とN22の間に接続されているのに対し、第二ランプ1Bは第二と第三のノードN22とN23の間に接続されている。回路20において、第一と第二のノードN21とN22の間の容量値C1は、第二と第三のノードN22とN23の間の容量値C2と異なる。第一と第二のノードN21とN22の間の容量値C1が、第二と第三のノードN22とN23の間の容量値C2より小さいことは、高電圧パルスなどの高周波信号が第一と第二のノードN21とN22の間に印加された場合に、第一容量C1の両端に最大の電圧降下が起こるという効果を持つ。
【0023】
この容量比C2/C1は、本発明の範囲内で多数の方法において実施することができる。上述されて図4に示されているように、個別の補助コンデンサ13を第二ランプ1Bに並列に取り付けることができる。この解決策は、図6とそれ以降のいくつかの図に示されているように、さまざまな方法において実施することができる。
【0024】
図6は、習慣的な定常状態出力電圧以上を可能にするように適合化されており、かつ第一出力端子11と第二出力端子12とを有し、かつ標準の電子安定器10を有する安定器装置60を線図的に示す。安定器装置60は、2個のランプを駆動するように設計されており、この目的のため、安定器装置60は、2個の出力61と62を持つ。第一出力61は、2個の出力端子63、64から成り、第一出力端子63は、標準の安定器10の第一出力端子11に接続されている。同様に、第二出力62は、第三と第四の出力端子65と66から成り、第四出力端子66は、標準の安定器10の第二出力端子12に接続されている。第二出力端子64と第三出力端子65は、互いに電気的に接続されている。これに代えて、2個の個別の出力端子64と65を持つ代わりに、1個の共通出力端子を設けてもよい。さらに、安定器装置60は、第三と第四の出力端子65と66の間に接続されているコンデンサ67を有する。使用する場合、第一ランプは、従来の方法において第一出力61に接続することができ、第二ランプは、従来の方法において第二出力62に接続することができる。
【0025】
本発明の第二の実施形態は、図7に示されている。この図にも、第一と第二の出力端子11と12を有する標準の安定器が、参照番号10として示されている。倍増モジュール70は、2個の入力端子71と72と、2個の出力端子75および76を持つ第一出力73と、2個の出力端子77および78を持つ第二出力74とを有する。第一出力端子75は、第一入力端子71に接続されており、第四出力端子78は、第二入力端子72に接続されており、かつ、第二と第三の出力端子は、互いに接続されている。この場合にも、第二と第三の出力端子76と77は、結合して1個の共通出力端子にすることができる。コンデンサ79は、第三出力端子77と第四出力端子78の間に接続されている。
【0026】
このモジュールは、直列の2個のランプで使用できるように標準の安定器10を適合させるのに使用することができる。倍増モジュール70の入力端子71と72は、安定器10の元の出力端子11と12に接続されており、2個のランプは、モジュール70の出力73と74に接続することができる。
【0027】
実際には、HIDランプは、ランプハウジングの一部であるソケットに取り付けられる。このようなランプハウジングが安定器を含んでいてもよく、これに代えて、ランプハウジングを分離させてもよく、これは、安定器に接続するのに適している。本発明は、このようなハウジング内に実施することもでき、これについて以下に説明する。
【0028】
図8Aは、それぞれ、ランプ1Aと1Bを受け入れる2個のランプソケット80Aと80Bを有するランプハウジング80を示す。ハウジング80は、それぞれ、標準の安定器10の2個の出力端子11と12に接続するための2個の端子81、82を有する。第一ランプソケット80Aは、2個のソケット端子83、84を有し、これらは、ランプがこの第一ソケット80Aに取り付けられるときにランプの電極に接続される。同様に、第二ランプソケット80Bは、ソケット端子85、86を有する。第一ソケット80Aの第一ソケット端子83は、ハウジング80の第一入力端子81に接続されているのに対し、第二ソケット80Bの第二ソケット端子86は、ハウジング80の第二入力端子82に接続されている。第一ソケット80Aの第二ソケット端子84は、第二ソケット80Bの第一ソケット端子85に接続されている。コンデンサ87は、第二ソケット80Bのソケット端子85と86に接続されている。
【0029】
図9は、ハウジング80の変更を示す。同じ参照番号は、同一または類似する部品を参照している。この変更においては、ハウジング80は、4個の入力端子81、88、89、82を持つ。第一ソケット80Aの第二ソケット端子84は、第二ソケット80Bの第一ソケット端子85に接続される代わりに、この場合には第二入力端子88に接続されており、第一ソケット端子85は、第三入力端子89に接続されている。変更されたハウジング80のこれらの4個の入力端子は、図6に示されている、ただしコンデンサ67が省かれた安定器装置に接続することができる。
【0030】
前述されているように、安定器またはハウジング内に個別のコンデンサを組み込むことによって容量の差を導入する必要はない。容量の不均衡は、異なる配線によって形成することもできる。図9は、コンデンサ87が省かれていることを除いて図8Bのハウジング80に類似するハウジング80を示している。この場合も、ハウジング80は、図6に示されているような安定器装置60、ただし出力61と62が容量に関して対称的であるようにコンデンサ67が省かれている安定器装置に接続するように意図されている。図9に示されているハウジング80の場合には、一方の入力端子81、88と他方のソケット端子83、84との間の導電経路が、一方の入力端子89、92と他方のソケット端子85、86との間の導電経路よりも大幅に短い。長さのこの差は、配線の長さによって、または、単純に、ハウジング80が、第一ソケット80Aが入力側に相対的に近くに位置しておりかつ第二ランプソケット80Bが入力側から相対的に遠く離れて位置している細長いハウジングであることによって、ある程度達成することができる。
【0031】
図10は、容量の不均衡が、個別のコンデンサではなく配線の長さの差によっても達成されている状況を示している。この場合には、図6の安定器装置60に相当する、ただしコンデンサ67のない対称的な安定器装置101は、2個のランプソケット80Aと80Bを有する対称的なハウジング102に接続されている。第一ランプソケット80Aは、第一入力103に接続されているのに対し、第二ランプソケット80Bは第二入力104に接続されており、一方の入力103と第一ランプソケット80Aとの間の配線と、他方の第二入力104と第二ランプソケット80Bとの間の配線とが、対称的である。ハウジング102の第一入力103は、第一配線106を経て安定器装置101の第一入力105に接続されているのに対し、ランプハウジング102の第二入力104は、第二配線108を経て安定器装置101の第二出力107に接続されている。図10に線図的に明らかに示されているように、第二配線108の長さは第一配線106の長さよりも長く、従って、安定器装置101の出力105と107において測定されるときの容量値、またはランプソケット80Aと80Bにおいて測定されるときの容量値に差が生じる。
【0032】
従って、容量の不均衡は、配線の差、すなわち、第一配線の容量値が第二配線の容量値と異なることによってもたらすことができる。これは、同じタイプの配線を使用する場合、例えば、第一配線の長さが第二配線の長さと異なるならば達成することができる。しかしながら、(単位長さあたりの容量として表される)固有容量が異なる、タイプの異なる配線を使用することも可能であり、この場合には、配線の長さは等しくてもよい。
【0033】
しかしながら、本発明をHIDランプ自体の中で実施することも可能である。図11は、2個のHIDランプ1Aと1Bの組合せを示しており、各ランプは、それぞれ、ランプ電極3Aと3Bを有し、かつ各ランプは、それぞれ、ランプ端子5Aと5Bを有する。これらのランプは、図10に示されているような対称的な安定器装置101によって、または図6に示されているような、ただしコンデンサ67のない安定器装置60によって駆動されるように意図されている。これらのランプは、直接的に、または図10に示されているようなランプハウジング102などの対称的なランプハウジングを通じて、安定器に接続される。この場合には、容量の不均衡は、それぞれランプ端子5Aと5Bの間の容量値が異なる2個のランプ1Aと1Bによってもたらされている。
【0034】
1つの可能な実施例においては、第二ランプ1Bは、2個のランプ端子5Bの間に接続されている内蔵のコンデンサ6を有する。しかしながら、別の設計によって、例えば、電極3Bのサイズが異なること、または電極3Bの間の距離が異なること、またはこの両方によって、第二ランプ1Bの容量値が第一ランプ1Aの容量値と異なっていることも可能である。
【0035】
当業者には、本発明は上述されている実施例に限定されず、添付されている請求項に定義されている本発明の範囲から逸脱することなく、いくつかの修正と変更が可能であることが理解されるはずである。例えば、本発明によって提案されている原理は、TLランプ、PLランプのほか、電極として予熱型フィラメント(preheating filament)を持つその他のタイプのガス放電ランプにも適用可能である。
【0036】
さらに、上記においては本発明は点灯パルスによる点灯の文脈において説明されているが、本発明は、共振点灯(resonant ignition)の場合にも適用可能である。従って、請求項において使用されている句「点灯パルス」は、共振電圧も含むものとして解釈する必要がある。
【0037】
さらに、上記においては本発明は電子安定器の文脈において説明されているが、本発明は、磁気安定器の場合にも適用可能である。従って、請求項において使用されている句「安定器」は、電子安定器に加えて磁気安定器も含むものとして解釈する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】HIDランプを線図的に示す。
【図2】HIDランプの電気的な挙動を示す。
【図3】電子安定器のいくつかのコンポーネントを示す。
【図4】本発明の概要を線図的に示す。
【図5】直列に接続されている2個のランプに行われた電圧測定の結果を示す。
【図6】安定器装置内に実施されている本発明を線図的に示す。
【図7】安定器装置内に実施されている本発明を線図的に示す。
【図8A】ランプハウジング内に実施されている本発明を線図的に示す。
【図8B】ランプハウジング内に実施されている本発明を線図的に示す。
【図9】ランプハウジング内に実施されている本発明を線図的に示す。
【図10】本発明のさらなる実施例を線図的に示す。
【図11】本発明のさらに別の実施例を線図的に示す。
【符号の説明】
【0039】
1 HIDランプ
1A、1B ランプ
2 バルーン
3 電極
4 気体
10 電子安定器
11、12、63、64、65、66、75、76、77、78 出力端子
13 補助コンデンサ
20 電流ループ
60、101 安定器装置
61、62、73、74、105、107 出力
67 コンデンサ
70 倍増モジュール
71、72、81、88、89、82 入力端子
80 ランプハウジング
80A、80B ランプソケット
83、84、85、86 ソケット端子
102 ハウジング
103、104 入力
106、108 配線
L インダクタ
C コンデンサ
N21、N22、N23 ノード
<図5>
Tek 停止: 単一シーケンス 25.OMS/s
(横軸:時間)
Ch4ズーム: 1.0X 縦 5.0X 横
500 V/div
Ch1 5.00 V Ch2 10.0 V M 400 ns ∫ 58.6mV
Ch4 10.0 mVΩ
Math1 5.00 V 400 ns
【0001】
本発明は、一般的には、放電ランプの分野に関し、より詳細には、HIDランプの分野に関する。このようなランプは、放電空間を気密的に囲んでいる光透過容器と、イオン性の充填材と、放電空間内の一対の電極であって、各電極が、放電空間からランプ容器を経て外側まで延在している電流導体に接続されている、電極と、を有する。このようなランプの始動は、初期プラズマと初期電流とを発生させて、これが最終的に動作電流まで増大することのできる放電が引き起こされるのに十分に高い電圧を、電極の間に印加することによって行わなくてはならない。HIDランプは当業者には一般に公知であるため、その構造と動作について本文書内でこれ以上詳しく述べる必要はない。
【背景技術】
【0002】
HIDランプの動作には、「電子安定器」と称される、電力・制御ユニットが必要である。このような安定器は、HIDランプに接続するための出力を有し、その出力に接続されているHIDランプを動作させるのに必要な電圧および電流をその出力に発生させるように設計されている。通常は、各ランプに対して1個の安定器が必要である。安定器はかなり大きく相対的に高価であるため、1個の電子安定器によって複数のHIDランプを動作させることができれば有利である。
【0003】
HIDランプの定常状態動作の間、安定器は、ランプの電極の間に特定のランプ電圧を発生させて、ランプ内の特定の電流を発生させることができる必要がある。従って、安定器は、特定の出力電圧におけるこのような定常状態ランプ電流を生成することができる必要がある。安定器は、特定のタイプのランプ用に設計されるため、予測される定常状態の動作ランプ電圧は事前に既知である。一般的に、安定器は、特定の最大出力電圧に対して設計されるが、この電圧は予測される公称ランプ電圧よりもいくらか高い。2個のランプが安定器の出力に直列に接続されている場合、この直列接続の間に生じる電圧は、ランプ電圧の合計、すなわち、1個のランプの予測される公称ランプ電圧の2倍となるが、これは安定器の最大出力電圧より高い。
【0004】
2個のHIDランプを直列に接続できるようにするために、より高い定常状態出力電圧用に電子安定器を設計することは、原理的には相対的に容易である。
【0005】
上記のことは、定常状態の状況にあてはまる。しかしながら、HIDランプを始動させるためには、高電圧の点灯パルスが必要である。これは代表的には5 kVの大きさであり、場合によっては20 kVという高電圧にさえなる。上述されているものと同じ方法をとって、直列の2個のHIDランプを動作させることができるように安定器を大型にすることは、点灯パルス電圧を2倍にすることを意味する。しかしながら、この場合、扱う電圧が非常に高いため、安定器の設計がまったく異なるものになる。さらに、その場合、安定器は直列の2個のHIDランプを動作させることしか出来ない。なぜなら、大型化されたこの安定器に1個のHIDランプしか接続させない場合、そのランプが受け取る点灯パルスは高すぎて、ランプの破損が非常に起こりやすくなるためである。さらに、ランプを取り付けるための機械的な構成部品(取付金具など)と、ランプの構造自体(シングルエンド型)は、特定の最大電圧(通常は5 kV)用に設計されている。5 kVを超える電圧を使用するように意図されている場合、これらの構成部品および/またはランプの構造を改造し、このようなより高い電圧に適するようにする必要があるのみならず、法規により安定器の内部にタイマー機能が要求される。
【0006】
従って、5 kVを超えないことが望ましい。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、この問題を解決することを目的とする。より詳細には、本発明は、点灯パルス電圧を高めることなく、2個の直列のHIDランプを動作させる方法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
当業者には公知であるように、電子安定器は、HIDランプの点灯パルスを生成するため、簡単に言うと高電圧パルスを生成するために使用される電気エネルギを準備する。本発明は、高電圧の点灯パルスによってランプ内に放電が引き起こされるとき、放電は始動パルスから相対的に少ないエネルギのみを消費するという洞察に、特に基づいている。すなわち、原理的には、第二のランプを点灯するために十分なエネルギが始動パルスに残っている。この認識に基づいて、本発明は、同じ高電圧パルスを使用して2個のHIDランプを次々に連続的に点灯することを提案する。従って、本発明によると、高電圧点灯パルスが第一HIDランプに放電まで印加され、次いで、同じ高電圧点灯パルスが、第一のHIDランプに直列に接続されている第二のHIDランプに印加される。点灯パルスは両方のランプに連続的に印加されるため、高電圧点灯パルスの大きさは、1個のランプを点灯させるように設計するのみでよく、すなわち、1個のみのランプ用として意図されている標準タイプの電子安定器によって生成される点灯パルスの大きさよりも高くする必要がない。
【0009】
直列に接続されている2個のHIDランプが確実に連続的にブレークダウンするように、本発明は、2個のランプの間での容量の不均衡を提案する。1つの実施例においては、ランプの一方にコンデンサが並列に接続されている。第一のランプの点灯後、このコンデンサとの接続を断つことができるが、これは必須ではない。
【0010】
本発明の上記およびその他の観点、特徴、利点は、図面を参照しながら以下に記載されている好ましい実施例によって、より詳細に説明されるであろう。図面において、同じ参照数字は、同一または類似する構成部分を指す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は、閉じたバルーン(balloon) 2と、このバルーン2を貫いて延びている2本の電極3とを有する、HIDランプ1を線図的に示す。バルーン2には、気体4が満たされている。電極3の自由端は、互いに相対的に短い距離に、代表的にはメタルハライドランプの場合には数ミリメートル、高圧ナトリウムランプの場合には数センチメートルのオーダーに、配置されている。
【0012】
図2は、HIDランプの電気的な挙動のいくつかの側面を示しているタイミング図である。横軸は時間tを表し、縦軸は電圧を表す。時刻t=0の前は、ランプはオフである。時刻t=0において、ランプはオンに切り替えられる。この後、4つの動作段階を区別することができる。第一段階Iにおいては、高電圧が電極3に印加される。代表的には、この高電圧は5 kVのオーダーである。代表的には、この電圧は、図2に示されているように特定の立上り時間を持つパルスの形式で印加され、この立上り時間は、代表的には0.1〜0.5 μsのオーダーである。特定の瞬間に、ランプ1がブレークダウンする、すなわち電極3に印加されている高電圧の結果として電極3の間に放電が起こる。この瞬間は、段階Iから段階IIへの遷移にあたる。この放電に起因して、電極3の間の電圧が急速に低下する。しかしながら、電極3の間には実際の導電性経路はもはや存在せず、従ってランプ1を流れる電流は相対的に低い。この第二段階IIは、取得(‘take over’)段階とも称される(開回路電圧によるイグナイタから安定器へのランプ電流の「取得」)。
【0013】
第三段階では、電極3の間にグロー放電が発生し、これに起因して導電率が増し、従って電流の大きさが増す。第四段階においては、相対的に高い電流において電極3の間にアークが発生する。この段階において、公称ランプ電圧は約100 Vのオーダーである。
【0014】
第四段階の持続時間は、図2には正しい縮尺で示されていない。代表的には、グロー段階の持続時間は約1秒のオーダーである。さらに、第四段階またはアーク段階では、ランプが安定して定常状態に達するのに代表的には約30秒またはそれ以上かかる。
【0015】
図3は、HIDランプ1を駆動するための代表的な電力・制御ユニットまたは電子安定器10のいくつかの重要なコンポーネントを示す。このような駆動回路自体は公知であるため、完全な回路図は示されていない。高電圧点灯パルスを生成するため、電子安定器10は、代表的には、コンデンサと、スイッチと、パルス変成器とを有し、さらに制御コンポーネント(図3には示されていない)も有する。図3は、安定器10が、出力端子11、12と、一端が第一出力端子11に接続されている主インダクタLと、一方の電極が第二出力端子12に接続されておりかつ他方の電極がインダクタLの第二端子に接続されている主コンデンサCとを有することを示している。基本的に、点灯パルスはこのLCの組合せによって生成されるのに対し、安定器10のエネルギ能力は、主コンデンサCの容量値に強く依存する。
【0016】
ランプ1が定常状態にある間は、安定器10は、電流源として、ある特定のランプに適合するように設計されている大きさの電流をランプ1に送る役割りを果たす必要があり、その一方で、出力端子11、12の間に生じる電圧は、定常状態の間のランプのオーム抵抗によって決まる。2個の直列のランプの場合、供給する電流は同じままでよいが、安定器10は、2倍の大きさの出力電圧を扱える必要がある。この要件を満たすように安定器の設計を適合させることは、当業者には相対的に容易であるはずである。しかしながら、本発明は、本質的には安定器の定常状態に関するものではなく、実際には、本発明は、ランプの挙動の点灯段階、すなわち図2における第一段階に関する。点灯段階においては、ブレークダウンまでランプに電流は流れない。この段階の間、安定器10は電圧源としての役割りを果たす必要がある。この電圧は主として主コンデンサCから供給される。
【0017】
2個のランプが安定器10の出力端子11、12に直列に接続されている場合、1個のランプのみを点灯するように設計されている電圧パルスは、通常は、2個の直列に接続されているランプを確実に点灯することができない。
【0018】
図4は、本発明によって提案されている解決策を線図的に示す。2個のランプ1Aと1Bは、安定器10の出力端子11と12に直列に接続されている。補助コンデンサ13は、第二ランプ1Bに並列に接続されている。
【0019】
図4の配置構成において、動作は次のとおりである。
【0020】
安定器10がその出力に点灯パルスを生成するとき、コンデンサ13は、第二ランプ1Bをバイパスする短絡回路としての役割りを果たし、従って完全なパルスが第一ランプ1Aに印加される。この結果として、第一ランプ1Aがブレークダウンし、第一ランプ1Aが点灯する。この結果として、第一ランプ1Aの両端に生じている電圧が数百ボルトまで降下し、これに起因して安定器10の実質的に完全な出力パルスが今度は第二ランプ1Bの両端に印加される。図5は、実際の状況において行われた測定の結果を示す。第一電圧パルスは、第一ランプ1Aの両端で測定されたのに対し、第二電圧パルスは第二ランプ1Bの両端で測定された。この点において重要な側面は、この2個のランプの両端の電圧パルスの両方が、安定器10のまったく同一の出力パルスによって生成されることである。
【0021】
第二ランプ1Bに並列に接続されている補助コンデンサ13の正確な容量値は重要ではないが、いくつか考慮すべき点がある。電圧パルス用の適切な短絡回路を提供するために、補助コンデンサ13の容量値C13は、最小の値である必要があり、好ましくはランプ自体の容量の少なくとも2倍のオーダー、すなわち少なくとも約20 pFである。しかしながら、第一ランプ1Aが点灯されるとただちに、電圧パルスの残りから、第一ランプ1Aの両端の電圧降下を差し引いた電圧が、今度は第二ランプ1Bと補助コンデンサ13の並列接続の両端に印加される。この並列接続は、安定器10の容量性負荷を規定し、これは安定器10の出力段における主コンデンサCに対して高すぎない必要がある。この要件は、補助コンデンサ13の容量値の上限を規定する。一般的には、補助コンデンサ13の容量値は、(イグナイタが扱うことのできる最大容量に応じて)約100 pF〜1 nFを超えない必要がある。
【0022】
上記の説明においては、本発明は、第二ランプ1Bに並列に接続されている個別の補助コンデンサ13に関して説明されている。しかしながら、原理的には、個別のコンデンサ13を実際に有する必要はない。原理的には、重要な特徴は、安定器10の2個の出力端子11と12の間の外部電流ループ20において、2個のランプ1Aと1Bの間に容量的な不均衡があることである。図4には、電流ループ20の中の3つのノードが、それぞれN21、N22、N23として示されている。第一ランプ1Aは、最初の2つのノードN21とN22の間に接続されているのに対し、第二ランプ1Bは第二と第三のノードN22とN23の間に接続されている。回路20において、第一と第二のノードN21とN22の間の容量値C1は、第二と第三のノードN22とN23の間の容量値C2と異なる。第一と第二のノードN21とN22の間の容量値C1が、第二と第三のノードN22とN23の間の容量値C2より小さいことは、高電圧パルスなどの高周波信号が第一と第二のノードN21とN22の間に印加された場合に、第一容量C1の両端に最大の電圧降下が起こるという効果を持つ。
【0023】
この容量比C2/C1は、本発明の範囲内で多数の方法において実施することができる。上述されて図4に示されているように、個別の補助コンデンサ13を第二ランプ1Bに並列に取り付けることができる。この解決策は、図6とそれ以降のいくつかの図に示されているように、さまざまな方法において実施することができる。
【0024】
図6は、習慣的な定常状態出力電圧以上を可能にするように適合化されており、かつ第一出力端子11と第二出力端子12とを有し、かつ標準の電子安定器10を有する安定器装置60を線図的に示す。安定器装置60は、2個のランプを駆動するように設計されており、この目的のため、安定器装置60は、2個の出力61と62を持つ。第一出力61は、2個の出力端子63、64から成り、第一出力端子63は、標準の安定器10の第一出力端子11に接続されている。同様に、第二出力62は、第三と第四の出力端子65と66から成り、第四出力端子66は、標準の安定器10の第二出力端子12に接続されている。第二出力端子64と第三出力端子65は、互いに電気的に接続されている。これに代えて、2個の個別の出力端子64と65を持つ代わりに、1個の共通出力端子を設けてもよい。さらに、安定器装置60は、第三と第四の出力端子65と66の間に接続されているコンデンサ67を有する。使用する場合、第一ランプは、従来の方法において第一出力61に接続することができ、第二ランプは、従来の方法において第二出力62に接続することができる。
【0025】
本発明の第二の実施形態は、図7に示されている。この図にも、第一と第二の出力端子11と12を有する標準の安定器が、参照番号10として示されている。倍増モジュール70は、2個の入力端子71と72と、2個の出力端子75および76を持つ第一出力73と、2個の出力端子77および78を持つ第二出力74とを有する。第一出力端子75は、第一入力端子71に接続されており、第四出力端子78は、第二入力端子72に接続されており、かつ、第二と第三の出力端子は、互いに接続されている。この場合にも、第二と第三の出力端子76と77は、結合して1個の共通出力端子にすることができる。コンデンサ79は、第三出力端子77と第四出力端子78の間に接続されている。
【0026】
このモジュールは、直列の2個のランプで使用できるように標準の安定器10を適合させるのに使用することができる。倍増モジュール70の入力端子71と72は、安定器10の元の出力端子11と12に接続されており、2個のランプは、モジュール70の出力73と74に接続することができる。
【0027】
実際には、HIDランプは、ランプハウジングの一部であるソケットに取り付けられる。このようなランプハウジングが安定器を含んでいてもよく、これに代えて、ランプハウジングを分離させてもよく、これは、安定器に接続するのに適している。本発明は、このようなハウジング内に実施することもでき、これについて以下に説明する。
【0028】
図8Aは、それぞれ、ランプ1Aと1Bを受け入れる2個のランプソケット80Aと80Bを有するランプハウジング80を示す。ハウジング80は、それぞれ、標準の安定器10の2個の出力端子11と12に接続するための2個の端子81、82を有する。第一ランプソケット80Aは、2個のソケット端子83、84を有し、これらは、ランプがこの第一ソケット80Aに取り付けられるときにランプの電極に接続される。同様に、第二ランプソケット80Bは、ソケット端子85、86を有する。第一ソケット80Aの第一ソケット端子83は、ハウジング80の第一入力端子81に接続されているのに対し、第二ソケット80Bの第二ソケット端子86は、ハウジング80の第二入力端子82に接続されている。第一ソケット80Aの第二ソケット端子84は、第二ソケット80Bの第一ソケット端子85に接続されている。コンデンサ87は、第二ソケット80Bのソケット端子85と86に接続されている。
【0029】
図9は、ハウジング80の変更を示す。同じ参照番号は、同一または類似する部品を参照している。この変更においては、ハウジング80は、4個の入力端子81、88、89、82を持つ。第一ソケット80Aの第二ソケット端子84は、第二ソケット80Bの第一ソケット端子85に接続される代わりに、この場合には第二入力端子88に接続されており、第一ソケット端子85は、第三入力端子89に接続されている。変更されたハウジング80のこれらの4個の入力端子は、図6に示されている、ただしコンデンサ67が省かれた安定器装置に接続することができる。
【0030】
前述されているように、安定器またはハウジング内に個別のコンデンサを組み込むことによって容量の差を導入する必要はない。容量の不均衡は、異なる配線によって形成することもできる。図9は、コンデンサ87が省かれていることを除いて図8Bのハウジング80に類似するハウジング80を示している。この場合も、ハウジング80は、図6に示されているような安定器装置60、ただし出力61と62が容量に関して対称的であるようにコンデンサ67が省かれている安定器装置に接続するように意図されている。図9に示されているハウジング80の場合には、一方の入力端子81、88と他方のソケット端子83、84との間の導電経路が、一方の入力端子89、92と他方のソケット端子85、86との間の導電経路よりも大幅に短い。長さのこの差は、配線の長さによって、または、単純に、ハウジング80が、第一ソケット80Aが入力側に相対的に近くに位置しておりかつ第二ランプソケット80Bが入力側から相対的に遠く離れて位置している細長いハウジングであることによって、ある程度達成することができる。
【0031】
図10は、容量の不均衡が、個別のコンデンサではなく配線の長さの差によっても達成されている状況を示している。この場合には、図6の安定器装置60に相当する、ただしコンデンサ67のない対称的な安定器装置101は、2個のランプソケット80Aと80Bを有する対称的なハウジング102に接続されている。第一ランプソケット80Aは、第一入力103に接続されているのに対し、第二ランプソケット80Bは第二入力104に接続されており、一方の入力103と第一ランプソケット80Aとの間の配線と、他方の第二入力104と第二ランプソケット80Bとの間の配線とが、対称的である。ハウジング102の第一入力103は、第一配線106を経て安定器装置101の第一入力105に接続されているのに対し、ランプハウジング102の第二入力104は、第二配線108を経て安定器装置101の第二出力107に接続されている。図10に線図的に明らかに示されているように、第二配線108の長さは第一配線106の長さよりも長く、従って、安定器装置101の出力105と107において測定されるときの容量値、またはランプソケット80Aと80Bにおいて測定されるときの容量値に差が生じる。
【0032】
従って、容量の不均衡は、配線の差、すなわち、第一配線の容量値が第二配線の容量値と異なることによってもたらすことができる。これは、同じタイプの配線を使用する場合、例えば、第一配線の長さが第二配線の長さと異なるならば達成することができる。しかしながら、(単位長さあたりの容量として表される)固有容量が異なる、タイプの異なる配線を使用することも可能であり、この場合には、配線の長さは等しくてもよい。
【0033】
しかしながら、本発明をHIDランプ自体の中で実施することも可能である。図11は、2個のHIDランプ1Aと1Bの組合せを示しており、各ランプは、それぞれ、ランプ電極3Aと3Bを有し、かつ各ランプは、それぞれ、ランプ端子5Aと5Bを有する。これらのランプは、図10に示されているような対称的な安定器装置101によって、または図6に示されているような、ただしコンデンサ67のない安定器装置60によって駆動されるように意図されている。これらのランプは、直接的に、または図10に示されているようなランプハウジング102などの対称的なランプハウジングを通じて、安定器に接続される。この場合には、容量の不均衡は、それぞれランプ端子5Aと5Bの間の容量値が異なる2個のランプ1Aと1Bによってもたらされている。
【0034】
1つの可能な実施例においては、第二ランプ1Bは、2個のランプ端子5Bの間に接続されている内蔵のコンデンサ6を有する。しかしながら、別の設計によって、例えば、電極3Bのサイズが異なること、または電極3Bの間の距離が異なること、またはこの両方によって、第二ランプ1Bの容量値が第一ランプ1Aの容量値と異なっていることも可能である。
【0035】
当業者には、本発明は上述されている実施例に限定されず、添付されている請求項に定義されている本発明の範囲から逸脱することなく、いくつかの修正と変更が可能であることが理解されるはずである。例えば、本発明によって提案されている原理は、TLランプ、PLランプのほか、電極として予熱型フィラメント(preheating filament)を持つその他のタイプのガス放電ランプにも適用可能である。
【0036】
さらに、上記においては本発明は点灯パルスによる点灯の文脈において説明されているが、本発明は、共振点灯(resonant ignition)の場合にも適用可能である。従って、請求項において使用されている句「点灯パルス」は、共振電圧も含むものとして解釈する必要がある。
【0037】
さらに、上記においては本発明は電子安定器の文脈において説明されているが、本発明は、磁気安定器の場合にも適用可能である。従って、請求項において使用されている句「安定器」は、電子安定器に加えて磁気安定器も含むものとして解釈する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】HIDランプを線図的に示す。
【図2】HIDランプの電気的な挙動を示す。
【図3】電子安定器のいくつかのコンポーネントを示す。
【図4】本発明の概要を線図的に示す。
【図5】直列に接続されている2個のランプに行われた電圧測定の結果を示す。
【図6】安定器装置内に実施されている本発明を線図的に示す。
【図7】安定器装置内に実施されている本発明を線図的に示す。
【図8A】ランプハウジング内に実施されている本発明を線図的に示す。
【図8B】ランプハウジング内に実施されている本発明を線図的に示す。
【図9】ランプハウジング内に実施されている本発明を線図的に示す。
【図10】本発明のさらなる実施例を線図的に示す。
【図11】本発明のさらに別の実施例を線図的に示す。
【符号の説明】
【0039】
1 HIDランプ
1A、1B ランプ
2 バルーン
3 電極
4 気体
10 電子安定器
11、12、63、64、65、66、75、76、77、78 出力端子
13 補助コンデンサ
20 電流ループ
60、101 安定器装置
61、62、73、74、105、107 出力
67 コンデンサ
70 倍増モジュール
71、72、81、88、89、82 入力端子
80 ランプハウジング
80A、80B ランプソケット
83、84、85、86 ソケット端子
102 ハウジング
103、104 入力
106、108 配線
L インダクタ
C コンデンサ
N21、N22、N23 ノード
<図5>
Tek 停止: 単一シーケンス 25.OMS/s
(横軸:時間)
Ch4ズーム: 1.0X 縦 5.0X 横
500 V/div
Ch1 5.00 V Ch2 10.0 V M 400 ns ∫ 58.6mV
Ch4 10.0 mVΩ
Math1 5.00 V 400 ns
Claims (10)
- 2個のガス放電ランプに給電するシステムであって、前記システムが、
安定器と、
前記安定器の出力に接続されている第一ランプソケットと、
前記安定器の出力に接続されている第二ランプソケットと、
前記2個のランプソケットの間の直列接続と、
を有するシステムであって、
前記第一ランプソケットの前記ソケット端子で測定される容量値が、前記第二ランプソケットの前記ソケット端子で測定される容量値と異なる、
システム。 - 前記第一ランプソケットを前記安定器に接続している第一配線と、前記第二ランプソケットを前記安定器に接続している第二配線とを有し、前記第一配線が、前記第二配線の容量値と異なる前記容量値を有する、請求項1に記載のシステム。
- 前記第一配線の長さが、前記第二配線の前記長さと異なり、前記第一配線が、前記第二配線の固有容量と異なる前記固有容量を有する、請求項2に記載のシステム。
- 2個のガス放電ランプを駆動するための駆動装置を有する請求項1に記載のシステムであって、前記システムが、
第一出力端子と第二出力端子とを有する安定器と、
第一ランプに接続するための第一出力であって、前記第一出力が、前記安定器の第一出力端子に接続されている第一出力端子を有する、第一出力と、
前記安定器の第二出力端子に接続されている第四出力端子を有する第二出力と、
を有するシステムであって、
前記第一出力が、第二出力端子を有し、かつ、前記第二出力が、前記第一出力の前記第二出力端子に接続されている第三出力端子を有し、
前記ドライバ装置が、さらに、当該出力のうちの1個の前記出力端子の間に接続されている容量を有する、
システム。 - 前記第二と第三の出力端子が、1個の共通端子として実施されている、請求項4に記載のドライバ装置。
- ガス放電ランプを受け入れる2個のランプソケットを有するランプハウジングであって、前記第一ランプソケットが、第一と第二のソケット端子を有し、かつ前記第二ランプソケットが、第三と第四のソケット端子を有し、
前記第一と第二のソケット端子の間で測定される容量値が、前記第三と第四のソケット端子の間で測定される前記容量値と異なる、
ランプハウジング。 - 前記第二ランプソケットの前記第三と第四のソケット端子の間に接続されている容量を有する、請求項6に記載のランプハウジング。
- 前記第一ソケット端子に接続されている第一入力端子と、
前記第二ランプソケットの前記第四ソケット端子に接続されている第二入力端子と、
を有するランプハウジングであって、
前記第一ランプソケットの前記第二ソケット端子が、前記第二ランプソケットの前記第三ソケット端子に接続されている、
請求項7に記載のランプハウジング。 - 前記第一ソケット端子に接続されている第一入力端子と、
前記第二ランプソケットの前記第四ソケット端子に接続されている第二入力端子と、
前記第一ランプソケットの前記第二ソケット端子に接続されている第三入力端子と、
前記第二ランプソケットの前記第三ソケット端子に接続されている第四入力端子と、
を有するランプハウジングであって、
前記第一と第三の入力端子が、前記第一ランプソケットに関連付けられている第一入力を定義し、かつ、前記第二と第四の入力端子が、前記第二ランプソケットに関連付けられている第二入力を定義する、
請求項7に記載のランプハウジング。 - 前記第一ソケット端子に接続されている第一入力端子と、
前記第二ランプソケットの前記第四ソケット端子に接続されている第二入力端子と、
前記第一ランプソケットの前記第二ソケット端子に接続されている第三入力端子と、
前記第二ランプソケットの前記第三ソケット端子に接続されている第四入力端子と、
前記第一ソケット端子に接続されている第一入力端子と、
前記第二ランプソケットの前記第四ソケット端子に接続されている第二入力端子と、
を有するランプハウジングであって、
第一入力と第一ランプソケットの間の配線の長さが、第二入力と第二ランプソケットの間の前記配線の前記長さと異なる、
請求項6に記載のランプハウジング。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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