JP2005506469A - 平坦織物状軽量布地およびシートカバーを製造するための該布地の使用 - Google Patents
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Abstract
本発明は、平坦織物状軽量布地の製造法およびシートカバーを製造するための該布地の使用に関する。この製造法は、次の工程(i)〜(v)を含む:
(i)装飾模様を有する平坦織物状重量布地(260〜340g/m2)を選択し、
(ii)該重量布地の経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度を測定し、
(iii)該重量布地の経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および/または緯糸密度を組織デザインプログラムにおいて系統的に減少させることによって種々の組織デザインをモデル化し、
(iv)得られる各々の組織デザインを重量布地の装飾模様と比較した後、重量布地の装飾模様と同じ装飾模様を示すと共に、該重量布地の重量よりも少なくとも20%軽い重量を有する組織デザインを選択し、次いで
(v)布地を織る。
(i)装飾模様を有する平坦織物状重量布地(260〜340g/m2)を選択し、
(ii)該重量布地の経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度を測定し、
(iii)該重量布地の経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および/または緯糸密度を組織デザインプログラムにおいて系統的に減少させることによって種々の組織デザインをモデル化し、
(iv)得られる各々の組織デザインを重量布地の装飾模様と比較した後、重量布地の装飾模様と同じ装飾模様を示すと共に、該重量布地の重量よりも少なくとも20%軽い重量を有する組織デザインを選択し、次いで
(v)布地を織る。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、平坦織物状軽量布地(flat woven light-weight fabric)、シートカバーのような織物製品を製造するための該布地の使用、シートカバーのような織物製品および該織物製品の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の内装用途、特に座席用にデザインされた織物(textile)は、自動車メーカーによって規定される最低限のエンジニアリング性能基準を満たさなければならない。座席の室内装飾品の場合、このような基準が確立されているので、座面(またはA−表面)上に使用される織物は高い摩耗度に耐えると共に、引裂と破壊に対して優れた耐久性を示す。
【0003】
審美的な理由のために、自動車の内装に使用される平坦織物は装飾模様または表面模様を有していることが一般的に望ましいとされている。一方、座面はシートの側面と背面および可能であればドア上に使用される織物と同じデザインを有していることが大部分の自動車メーカーによって望まれている(所謂、B−表面)。従来、これらの2つの審美的要求は、A−表面とB−表面の両方に同一材料を使用したときにのみ同時に満たされていた。しかしながら、これには次のような欠点が伴う。即ち、B−表面に対して平坦織物状重量布地が使用されているが、該重量布地は、該表面が受ける摩耗がより低いという観点からすれば不必要であり、このことは経済的にも不利である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、自動車シート用のシートカバーのような織物製品を、布地の外観を損なうことなく、より経済的に製造できるようにするためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の上記の課題は、下記の工程(i)〜(v)を含む平坦織物状軽量布地の製造方法によって解決された:
(i)装飾模様を有する平坦織物状重量布地(260〜340g/m2)を選択し、
(ii)該重量布地の経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度を測定した後、これらのパラメーターを組織デザインプログラムへ入力し、
(iii)該重量布地の経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度から成る群から選択される少なくとも1つのパラメーターを組織デザインプログラムにおいて系統的に減少させることによって種々の組織デザインをモデル化し、
(iv)上記の工程(iii)で得られる各々の組織デザインを重量布地の装飾模様と比較した後、重量布地の装飾模様と同じ装飾模様を示すと共に、該重量布地の重量よりも少なくとも20%軽い重量を有する組織デザインを選択し、次いで
(v)上記の工程(iv)において選択される組織デザインに従って布地を織ることによって、重量布地と同じ装飾模様を有する軽量布地を得る。
【0006】
さらに、本発明は、上記の方法によって得られる平坦織物状軽量布地、および同じ装飾模様を有する該軽量布地と平坦織物状重量布地(260〜340g/m2)の組み合わせての使用であって、実用に際して種々の摩耗を受ける領域を有する平坦織物状布地を製造するための該使用にも関する。
【0007】
さらにまた、本発明は、該平坦織物状軽量布地と該平坦織物状重量布地を接合させる工程を含む織物製品の製造方法および該方法によって得られる織物製品にも関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明方法の第1工程においては、平坦織物状重量布地が選択される。シートカバーに使用される平坦状織物においては、織物の単位面積あたりの重量と製品の耐久性との間には高い相関性があることが判明した。従って、本発明によれば、十分な耐摩耗性を得るために、重量布地は260〜340g/m2の重さを有する。この範囲内においては、重量布地は大部分の自動車メーカーによるシートカバーの摩耗試験に合格する。
【0009】
さらに、重量布地は装飾模様を有する。本発明によれば、装飾模様は、看者の目から30cmの距離から良好に視識できるような模様または表面組織である。このような模様または表面組織は、異色糸、異なる視覚的外観(組織、光沢、サイズ)を呈する糸または織物組織を使用することによって得ることができる。換言すれば、装飾模様を有する布地は、30cmの距離からは、看者によって均一には視識されない。
【0010】
本発明によれば、経糸と緯糸が異色であり、および/またはこれらの糸が異なる組織を有する重量布地が好ましい。
【0011】
重量布地の組織は特に限定的ではないが、平面状組織およびその改変組織、例えば緯糸−リップ(rip)組織、ホップサック(hopsack)[パナマ(panama)]組織、綾織組織およびサテン(satin)組織(例えば5−エンド(End)および7−エンド)等が挙げられる。ジャカード織機によって得られるデザインも含まれる。本発明によれば、綾織組織が好ましい。綾織組織は、布地を対角線状に交差するリップによって特徴づけられる。この種の組織には、Z−リップ綾織およびS−リップ綾織が含まれる。
【0012】
特定の重量布地が選択されたならば、該布地の(i)経糸のタイター、色および組織、(ii)緯糸のタイター、色および組織、(iii)経糸の密度並びに(iv)緯糸の密度が決定される。このような決定は、このようなパラメーターを測定することによっておこなうことができる。しかしながら、たいていの場合、これらのパラメーターは既知であって、各々の布地に対して表示されているので、付加的な測定は不要である。さらに、重量布地の組織も決定されるのが好ましい。
【0013】
重量布地の経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度は、該重量布地の重さを実質上決定する。該布地の重さ(g/m2)は次式によって算出される:
[経糸タイター(g/m)]×[経糸密度(m−1)]×1.04+[緯糸タイター(g/m)]×[緯糸密度(m−1)]×1.07
あるいは、重量布地の重さは測定してもよい。
【0014】
次いで、これらのパラメーター(経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度)は組織デザインプログラムへ入力される。いずれの組織デザインプログラムを使用してもよい。この種のプログラムとしては、EATエレクトロニッシェ・アテリールテヒニーク・テキスチル社(独国、D-47906ケンペン)から提供されているプログラム「デザイン・スコープ(Design Scope)」等が例示される。
【0015】
組織デザインプログラムを使用することによって、織布のシミュレーションが可能となる。このシミュレーションに使用される主要なパラメーターには、経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度、緯糸密度および組織が含まれる。
【0016】
次いで、経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度から選択される少なくとも1つのパラメーターを系統的に減少させることによって、異なる組織デザインを組織デザインプログラム中においてモデル化する。糸の色と組織は一定に保持される。
【0017】
経糸密度および緯糸密度に関しては、このモデル化は一般に整数(cm−1)でおこなわれる。例えば、重量布地の経糸および/または緯糸の密度が24cm−1であるとすると、この値は23cm−1、22cm−1および21cm−1等と順次減少させてゆく。この密度は一般に33%よりも大きく減少させない。即ち、重量布地の経糸および/または緯糸の密度が24cm−1であるとすると、上記の計算に使用する最低の密度は16cm−1にする。経糸タイターと緯糸タイターに関しては、これらのパラメーターは、市販品のタイターに従って減少させるのが一般的である。市販のポリエステル繊維のタイターとしては540dtex、420dtex、330dtex、270dtex、2/167dtexおよび167dtexが例示される。これによって、モデル化されるべき組織デザインに関する経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度の組み合わせ数が制限される。
【0018】
上記のパラメーターを使用する組織のモデル化の出発点は、重量布地の組織である。即ち、モデル化は、重量布地の組織と同じ組織を用いることによっておこなわれる。この組織を使用するモデル化によって同じ装飾模様を有する布地がもたらされない場合には、該組織を段階的に変化させる。例えば、重量布地の組織が綾織4/4の場合には、この組織は第1段階においては綾織4/3に変化させ、次いで段階的に綾織3/3、綾織3/2および綾織2/2へ変化させてゆく。
【0019】
本発明方法の第4工程においては、モデル化によって得られる組織デザインを重量布地の模様と比較する。この比較は、重量布地のシミュレーションおよび他のシミュレートされた組織デザインの各デザインを使用してコンピューターのディスプレー上でおこなうのが好ましい。比較は、30cmの距離から組織デザインを単に観察するだけでおこなうことができる。しかしながら、デジタル型のイメージ処理法を使用するのが好ましい。例えば、比較はデジタル型イメージを減算することによって実行することができる。
【0020】
比較の目的は、重量布地と同じ装飾模様を示すと共に、該重量布地よりも少なくとも20%軽い重さを有する組織デザインを選択することである。
【0021】
本発明において用いる「同じ装飾模様」という表現は、看者の目から30cmの距離において好ましくは識別できないような装飾模様を意味する。換言すれば、重量布地と軽量布地との間において、経糸と緯糸の両方向での模様反復長さ(pattern repeat length)に好ましくはわずかなずれが認められるに過ぎないことを意味する。異なる模様反復長さに対する軽量布地における好ましい模様反復の概要を以下の表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
本発明によれば、装飾模様は0.1〜10cmの好ましい模様反復長さを有する。さらに、表1に示す値の50%以下の範囲での模様反復長さの変化は特に好ましい。
【0024】
さらに選択されるべき組織デザインは、重量布地の重さに比べて少なくとも20%(より好ましくは少なくとも30%、特に少なくとも40%)軽い重さを有する織布に相当する。この基準を満たすかどうかの決定は、次式を使用することによって、対応する布地の理論的な重さを計算することによっておこなってもよい:
布地の重さ(g/m2)
=[経糸タイター(g/m)]×[経糸密度(m−1)]×1.04
+[緯糸タイター(g/m)]×[緯糸密度(m−1)]×1.07
【0025】
複数個の組織デザインがこれらの基準を満たす場合には、より軽い方が選択される。
【0026】
当然のことではあるが、重量布地の模様と比較されるべき組織デザインの数は制限されるべきであって、該数は好ましくは100未満、より好ましくは50未満である。この操作は次の手順に従って達成される。
【0027】
本発明方法の第3工程によるモデル化においては、第1のアプローチとして、経糸と緯糸のタイターのみを変化させる。その他のパラメーター(経糸と緯糸の密度、組織)は変化させない。このシミュレーションまたはモデル化において得られる組織デザインのいずれもが要求される装飾模様と減量を示さない場合には、第3工程のモデル化またはシミュレーションを、経糸と緯糸の密度をさらに変化させることによって継続する。このシミュレーションによって軽量布地に対する適当なシミュレーションをもたらさない場合にのみ、組織デザインをシミュレーションにおいて変化させる。本発明の第3工程と第4工程のこのような反復手順によって、本発明方法の効率が計算の時間と容量の観点から増加される。
【0028】
第4工程において選択される組織デザインは当該分野における既知法に従って織機上で織布化され、これにより、本発明方法の第1工程において選択される重量布地と同じ装飾模様を有する平坦織物状軽量布地が得られる。好ましくは、重量布地の製造に使用する織機と同じ織機を使用する。織り条件も実質上同一にするのが好ましい。
【0029】
技術的な理由から、組織デザインモデルと軽量織布の模様は幾分異なっていてもよい。しかしながら、この相違は、重量布地の模様と軽量布地の模様が、看者の目から30cmの距離において識別できないほど一般に小さいものである。平坦織物状軽量布地の重さは260g/m2未満(好ましくは、100〜200g/m2)である。
【0030】
本発明は、実用に際して種々の摩耗を受ける領域を有する平坦状織布を製造するための上記方法によって得られる軽量布地の使用、特に該軽量布地と同じ装飾模様を有する平坦織物状重量布地との併用を提供する。使用時に種々の摩耗を受ける領域を有する平坦状織布には、被服(例えば、ズボンの背面は全面よりも高い摩耗を受ける)、バッグ(例えば、バッグの底部は上部よりも高い摩耗を受ける)、およびシートカバー(特に自動車シートのような乗物シート用のシートカバー)等が含まれる。
【0031】
図1は高い摩耗を受ける表面(A−表面)と低い摩耗を受ける面(B−表面)を有する自動車用シートを示す。重量布地はA−表面に使用され、一方、軽量布地はB−表面に使用される。本発明によれば、A−表面とB−表面は同じ装飾模様を有する。図1に示すインサートは一般的には異なる装飾模様を有する。本発明によれば、B−表面は図1に示すシートの側面に限定されず、自動車の内装品(例えば、ヘッドレスト、ドアパネル、アームレストおよびシートの背面)に使用されるその他の織布部分も含まれる。
【0032】
さらに、本発明は、織物製品の製造方法であって、上述の方法によって得られる平坦織物状軽量布地を、該軽量布地と同じ装飾模様を有する平坦織物状重量布地(260〜340g/m2)と接合させる工程を含む該製造方法を提供する。この織物製品は被服、バッグまたはシートカバーであってもよい。シートカバーの場合、上記の接合は、軽量布地がシートの側面と背面を被覆すると共に重量布地が座面の少なくとも一部を被覆するようにしておこなうのが好ましい。例えば、この接合は縫製によっておこなってもよく、あるいは接着によっておこなってもよい。好ましくは、シートカバーは自動車シート用のシートカバーである。
【実施例】
【0033】
ポリエステル繊維製平坦織物状重量布地を選択した(綾織4/3、経糸と緯糸の密度:24系/cm−1、経糸と緯糸のタイター:540dtex、重さ:300g/m2)。これらのパラメーターに基づき、プログラム「デザインスコープ」において異なるタイターと綾織を用いて組織デザインのシミュレーションをおこなった。結果を以下の表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】
シミュレーションの結果は次のことを示した。No.12(重量布地に相当する)とNo.4は、ほとんど50%の減量を示したにもかかわらず、コンピューターディスプレーと看者の目との間の距離が30cmのときに識別できなかった。組織デザインプログラム「デザインスコープ」の対応するプリントアウトを図2(No.12)と図3(No.4)に示す。No.4は2.8mmの模様反復長さを示し、一方、No.12は2.9mmの模様反復長さを示した。シミュレーションの精度は、平坦状織布No.1〜No.12を製造することによって調べた。No.4とNo.12は識別できなかった。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】A−布地表面、B−布地表面およびインサートを有する自動車用シートカバーの模式的斜視図である。
【図2】実施例で使用した重量布地のシミュレーションの組織デザインプログラム「デザインスコープ」からのプリントアウトである。
【図3】実施例で使用した軽量布地のシミュレーションの組織デザインプログラム「デザインスコープ」からのプリントアウトである。
【0001】
本発明は、平坦織物状軽量布地(flat woven light-weight fabric)、シートカバーのような織物製品を製造するための該布地の使用、シートカバーのような織物製品および該織物製品の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の内装用途、特に座席用にデザインされた織物(textile)は、自動車メーカーによって規定される最低限のエンジニアリング性能基準を満たさなければならない。座席の室内装飾品の場合、このような基準が確立されているので、座面(またはA−表面)上に使用される織物は高い摩耗度に耐えると共に、引裂と破壊に対して優れた耐久性を示す。
【0003】
審美的な理由のために、自動車の内装に使用される平坦織物は装飾模様または表面模様を有していることが一般的に望ましいとされている。一方、座面はシートの側面と背面および可能であればドア上に使用される織物と同じデザインを有していることが大部分の自動車メーカーによって望まれている(所謂、B−表面)。従来、これらの2つの審美的要求は、A−表面とB−表面の両方に同一材料を使用したときにのみ同時に満たされていた。しかしながら、これには次のような欠点が伴う。即ち、B−表面に対して平坦織物状重量布地が使用されているが、該重量布地は、該表面が受ける摩耗がより低いという観点からすれば不必要であり、このことは経済的にも不利である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、自動車シート用のシートカバーのような織物製品を、布地の外観を損なうことなく、より経済的に製造できるようにするためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の上記の課題は、下記の工程(i)〜(v)を含む平坦織物状軽量布地の製造方法によって解決された:
(i)装飾模様を有する平坦織物状重量布地(260〜340g/m2)を選択し、
(ii)該重量布地の経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度を測定した後、これらのパラメーターを組織デザインプログラムへ入力し、
(iii)該重量布地の経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度から成る群から選択される少なくとも1つのパラメーターを組織デザインプログラムにおいて系統的に減少させることによって種々の組織デザインをモデル化し、
(iv)上記の工程(iii)で得られる各々の組織デザインを重量布地の装飾模様と比較した後、重量布地の装飾模様と同じ装飾模様を示すと共に、該重量布地の重量よりも少なくとも20%軽い重量を有する組織デザインを選択し、次いで
(v)上記の工程(iv)において選択される組織デザインに従って布地を織ることによって、重量布地と同じ装飾模様を有する軽量布地を得る。
【0006】
さらに、本発明は、上記の方法によって得られる平坦織物状軽量布地、および同じ装飾模様を有する該軽量布地と平坦織物状重量布地(260〜340g/m2)の組み合わせての使用であって、実用に際して種々の摩耗を受ける領域を有する平坦織物状布地を製造するための該使用にも関する。
【0007】
さらにまた、本発明は、該平坦織物状軽量布地と該平坦織物状重量布地を接合させる工程を含む織物製品の製造方法および該方法によって得られる織物製品にも関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明方法の第1工程においては、平坦織物状重量布地が選択される。シートカバーに使用される平坦状織物においては、織物の単位面積あたりの重量と製品の耐久性との間には高い相関性があることが判明した。従って、本発明によれば、十分な耐摩耗性を得るために、重量布地は260〜340g/m2の重さを有する。この範囲内においては、重量布地は大部分の自動車メーカーによるシートカバーの摩耗試験に合格する。
【0009】
さらに、重量布地は装飾模様を有する。本発明によれば、装飾模様は、看者の目から30cmの距離から良好に視識できるような模様または表面組織である。このような模様または表面組織は、異色糸、異なる視覚的外観(組織、光沢、サイズ)を呈する糸または織物組織を使用することによって得ることができる。換言すれば、装飾模様を有する布地は、30cmの距離からは、看者によって均一には視識されない。
【0010】
本発明によれば、経糸と緯糸が異色であり、および/またはこれらの糸が異なる組織を有する重量布地が好ましい。
【0011】
重量布地の組織は特に限定的ではないが、平面状組織およびその改変組織、例えば緯糸−リップ(rip)組織、ホップサック(hopsack)[パナマ(panama)]組織、綾織組織およびサテン(satin)組織(例えば5−エンド(End)および7−エンド)等が挙げられる。ジャカード織機によって得られるデザインも含まれる。本発明によれば、綾織組織が好ましい。綾織組織は、布地を対角線状に交差するリップによって特徴づけられる。この種の組織には、Z−リップ綾織およびS−リップ綾織が含まれる。
【0012】
特定の重量布地が選択されたならば、該布地の(i)経糸のタイター、色および組織、(ii)緯糸のタイター、色および組織、(iii)経糸の密度並びに(iv)緯糸の密度が決定される。このような決定は、このようなパラメーターを測定することによっておこなうことができる。しかしながら、たいていの場合、これらのパラメーターは既知であって、各々の布地に対して表示されているので、付加的な測定は不要である。さらに、重量布地の組織も決定されるのが好ましい。
【0013】
重量布地の経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度は、該重量布地の重さを実質上決定する。該布地の重さ(g/m2)は次式によって算出される:
[経糸タイター(g/m)]×[経糸密度(m−1)]×1.04+[緯糸タイター(g/m)]×[緯糸密度(m−1)]×1.07
あるいは、重量布地の重さは測定してもよい。
【0014】
次いで、これらのパラメーター(経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度)は組織デザインプログラムへ入力される。いずれの組織デザインプログラムを使用してもよい。この種のプログラムとしては、EATエレクトロニッシェ・アテリールテヒニーク・テキスチル社(独国、D-47906ケンペン)から提供されているプログラム「デザイン・スコープ(Design Scope)」等が例示される。
【0015】
組織デザインプログラムを使用することによって、織布のシミュレーションが可能となる。このシミュレーションに使用される主要なパラメーターには、経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度、緯糸密度および組織が含まれる。
【0016】
次いで、経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度から選択される少なくとも1つのパラメーターを系統的に減少させることによって、異なる組織デザインを組織デザインプログラム中においてモデル化する。糸の色と組織は一定に保持される。
【0017】
経糸密度および緯糸密度に関しては、このモデル化は一般に整数(cm−1)でおこなわれる。例えば、重量布地の経糸および/または緯糸の密度が24cm−1であるとすると、この値は23cm−1、22cm−1および21cm−1等と順次減少させてゆく。この密度は一般に33%よりも大きく減少させない。即ち、重量布地の経糸および/または緯糸の密度が24cm−1であるとすると、上記の計算に使用する最低の密度は16cm−1にする。経糸タイターと緯糸タイターに関しては、これらのパラメーターは、市販品のタイターに従って減少させるのが一般的である。市販のポリエステル繊維のタイターとしては540dtex、420dtex、330dtex、270dtex、2/167dtexおよび167dtexが例示される。これによって、モデル化されるべき組織デザインに関する経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度の組み合わせ数が制限される。
【0018】
上記のパラメーターを使用する組織のモデル化の出発点は、重量布地の組織である。即ち、モデル化は、重量布地の組織と同じ組織を用いることによっておこなわれる。この組織を使用するモデル化によって同じ装飾模様を有する布地がもたらされない場合には、該組織を段階的に変化させる。例えば、重量布地の組織が綾織4/4の場合には、この組織は第1段階においては綾織4/3に変化させ、次いで段階的に綾織3/3、綾織3/2および綾織2/2へ変化させてゆく。
【0019】
本発明方法の第4工程においては、モデル化によって得られる組織デザインを重量布地の模様と比較する。この比較は、重量布地のシミュレーションおよび他のシミュレートされた組織デザインの各デザインを使用してコンピューターのディスプレー上でおこなうのが好ましい。比較は、30cmの距離から組織デザインを単に観察するだけでおこなうことができる。しかしながら、デジタル型のイメージ処理法を使用するのが好ましい。例えば、比較はデジタル型イメージを減算することによって実行することができる。
【0020】
比較の目的は、重量布地と同じ装飾模様を示すと共に、該重量布地よりも少なくとも20%軽い重さを有する組織デザインを選択することである。
【0021】
本発明において用いる「同じ装飾模様」という表現は、看者の目から30cmの距離において好ましくは識別できないような装飾模様を意味する。換言すれば、重量布地と軽量布地との間において、経糸と緯糸の両方向での模様反復長さ(pattern repeat length)に好ましくはわずかなずれが認められるに過ぎないことを意味する。異なる模様反復長さに対する軽量布地における好ましい模様反復の概要を以下の表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
本発明によれば、装飾模様は0.1〜10cmの好ましい模様反復長さを有する。さらに、表1に示す値の50%以下の範囲での模様反復長さの変化は特に好ましい。
【0024】
さらに選択されるべき組織デザインは、重量布地の重さに比べて少なくとも20%(より好ましくは少なくとも30%、特に少なくとも40%)軽い重さを有する織布に相当する。この基準を満たすかどうかの決定は、次式を使用することによって、対応する布地の理論的な重さを計算することによっておこなってもよい:
布地の重さ(g/m2)
=[経糸タイター(g/m)]×[経糸密度(m−1)]×1.04
+[緯糸タイター(g/m)]×[緯糸密度(m−1)]×1.07
【0025】
複数個の組織デザインがこれらの基準を満たす場合には、より軽い方が選択される。
【0026】
当然のことではあるが、重量布地の模様と比較されるべき組織デザインの数は制限されるべきであって、該数は好ましくは100未満、より好ましくは50未満である。この操作は次の手順に従って達成される。
【0027】
本発明方法の第3工程によるモデル化においては、第1のアプローチとして、経糸と緯糸のタイターのみを変化させる。その他のパラメーター(経糸と緯糸の密度、組織)は変化させない。このシミュレーションまたはモデル化において得られる組織デザインのいずれもが要求される装飾模様と減量を示さない場合には、第3工程のモデル化またはシミュレーションを、経糸と緯糸の密度をさらに変化させることによって継続する。このシミュレーションによって軽量布地に対する適当なシミュレーションをもたらさない場合にのみ、組織デザインをシミュレーションにおいて変化させる。本発明の第3工程と第4工程のこのような反復手順によって、本発明方法の効率が計算の時間と容量の観点から増加される。
【0028】
第4工程において選択される組織デザインは当該分野における既知法に従って織機上で織布化され、これにより、本発明方法の第1工程において選択される重量布地と同じ装飾模様を有する平坦織物状軽量布地が得られる。好ましくは、重量布地の製造に使用する織機と同じ織機を使用する。織り条件も実質上同一にするのが好ましい。
【0029】
技術的な理由から、組織デザインモデルと軽量織布の模様は幾分異なっていてもよい。しかしながら、この相違は、重量布地の模様と軽量布地の模様が、看者の目から30cmの距離において識別できないほど一般に小さいものである。平坦織物状軽量布地の重さは260g/m2未満(好ましくは、100〜200g/m2)である。
【0030】
本発明は、実用に際して種々の摩耗を受ける領域を有する平坦状織布を製造するための上記方法によって得られる軽量布地の使用、特に該軽量布地と同じ装飾模様を有する平坦織物状重量布地との併用を提供する。使用時に種々の摩耗を受ける領域を有する平坦状織布には、被服(例えば、ズボンの背面は全面よりも高い摩耗を受ける)、バッグ(例えば、バッグの底部は上部よりも高い摩耗を受ける)、およびシートカバー(特に自動車シートのような乗物シート用のシートカバー)等が含まれる。
【0031】
図1は高い摩耗を受ける表面(A−表面)と低い摩耗を受ける面(B−表面)を有する自動車用シートを示す。重量布地はA−表面に使用され、一方、軽量布地はB−表面に使用される。本発明によれば、A−表面とB−表面は同じ装飾模様を有する。図1に示すインサートは一般的には異なる装飾模様を有する。本発明によれば、B−表面は図1に示すシートの側面に限定されず、自動車の内装品(例えば、ヘッドレスト、ドアパネル、アームレストおよびシートの背面)に使用されるその他の織布部分も含まれる。
【0032】
さらに、本発明は、織物製品の製造方法であって、上述の方法によって得られる平坦織物状軽量布地を、該軽量布地と同じ装飾模様を有する平坦織物状重量布地(260〜340g/m2)と接合させる工程を含む該製造方法を提供する。この織物製品は被服、バッグまたはシートカバーであってもよい。シートカバーの場合、上記の接合は、軽量布地がシートの側面と背面を被覆すると共に重量布地が座面の少なくとも一部を被覆するようにしておこなうのが好ましい。例えば、この接合は縫製によっておこなってもよく、あるいは接着によっておこなってもよい。好ましくは、シートカバーは自動車シート用のシートカバーである。
【実施例】
【0033】
ポリエステル繊維製平坦織物状重量布地を選択した(綾織4/3、経糸と緯糸の密度:24系/cm−1、経糸と緯糸のタイター:540dtex、重さ:300g/m2)。これらのパラメーターに基づき、プログラム「デザインスコープ」において異なるタイターと綾織を用いて組織デザインのシミュレーションをおこなった。結果を以下の表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】
シミュレーションの結果は次のことを示した。No.12(重量布地に相当する)とNo.4は、ほとんど50%の減量を示したにもかかわらず、コンピューターディスプレーと看者の目との間の距離が30cmのときに識別できなかった。組織デザインプログラム「デザインスコープ」の対応するプリントアウトを図2(No.12)と図3(No.4)に示す。No.4は2.8mmの模様反復長さを示し、一方、No.12は2.9mmの模様反復長さを示した。シミュレーションの精度は、平坦状織布No.1〜No.12を製造することによって調べた。No.4とNo.12は識別できなかった。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】A−布地表面、B−布地表面およびインサートを有する自動車用シートカバーの模式的斜視図である。
【図2】実施例で使用した重量布地のシミュレーションの組織デザインプログラム「デザインスコープ」からのプリントアウトである。
【図3】実施例で使用した軽量布地のシミュレーションの組織デザインプログラム「デザインスコープ」からのプリントアウトである。
Claims (13)
- 下記の工程(i)〜(v)を含む平坦織物状軽量布地の製造方法:
(i)装飾模様を有する平坦織物状重量布地(260〜340g/m2)を選択し、
(ii)該重量布地の経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度を測定した後、これらのパラメーターを組織デザインプログラムへ入力し、
(iii)該重量布地の経糸タイター、緯糸タイター、経糸密度および緯糸密度から成る群から選択される少なくとも1つのパラメーターを組織デザインプログラムにおいて系統的に減少させることによって種々の組織デザインをモデル化し、
(iv)上記の工程(iii)で得られる各々の組織デザインを重量布地の装飾模様と比較した後、重量布地の装飾模様と同じ装飾模様を示すと共に、該重量布地の重量よりも少なくとも20%軽い重量を有する組織デザインを選択し、次いで
(v)上記の工程(iv)において選択される組織デザインに従って布地を織ることによって、重量布地と同じ装飾模様を有する軽量布地を得る。 - 重量布地の組織と軽量布地の組織が綾織である請求項1記載の方法。
- 経糸と緯糸として異着色糸を使用し、軽量布地で使用する経糸および緯糸が重量布地で使用する経糸および緯糸とそれぞれ同着色である請求項1または2記載の方法。
- 経糸と緯糸として異種組織を有する糸を使用し、軽量布地で使用する経糸および緯糸が重量布地で使用する経糸および緯糸とそれぞれ同じ組織を有する請求項1〜3いずれかに記載の方法。
- 装飾模様が、0.1〜10cmの長さ方向にわたって反復する模様を有する請求項1〜4いずれかに記載の方法。
- 請求項1〜5いずれかに記載の方法によって得られる平坦織物状軽量布地。
- 同じ装飾模様を有する請求項1〜5いずれかに記載の方法によって得られる平坦織物状軽量布地と平坦織物状重量布地(260〜340g/m2)の組み合わせての使用であって、実用に際して種々の摩耗を受ける領域を有する平坦織物状布地を製造するための該使用。
- 実用に際して種々の摩耗を受ける領域を有する平坦織物状布地がシートカバーである請求項7記載の使用。
- 同じ装飾模様を有する請求項1〜5いずれかに記載の方法によって得られる平坦織物状軽量布地と平坦織物状重量布地(260〜340g/m2)を接合させることを含む織物製品の製造方法。
- 織物製品が自動車シート用のシートカバーであり、接合を、軽量布地がシート側面と背面を覆うと共に重量布地が座面の少なくとも一部を覆うようにしておこなう請求項9記載の方法。
- 請求項9または10記載の方法によって得られる織物製品。
- 織物製品が自動車用シートカバーである請求項11記載の織物製品。
- 請求項12記載のシートカバーを具有する自動車シート。
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