JP2005504887A - 不規則な粒子からなる金属粉末の生成方法 - Google Patents

不規則な粒子からなる金属粉末の生成方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、表面が割れた、いわゆる不規則な粒子からなる金属粉末、即ち水−噴霧化金属粉末の製造に関する。本発明の目的は狭い重量級内の粉末粒子(23)の不規則な表面形状を得ること、そして焼結体に、均一な分布を有する高い多孔質性を与えることである。この目的のために、第1工程において、注ぎ流(2)がその流動方向において偏向され、その表面上において拡大され、そして第2工程において、表面拡大された注ぎ流(21)はその流動方向において再び偏向され、分割され、そして形成された液体金属粒子(22)は加速され、そして第3工程において、変位された液体金属粒子(22)は、その変位方向に関して、10〜90°の角度γで、少なくとも部分的に液体媒体から形成された高速度流(51)で適用され且つ分割され、次にその粒子(23)は固化される。本発明の1つの態様に従えば、金属溶融物の過熱を減少させるためにそして/又は生成された金属粉末の品質を改良するために、少なくとも1種の加熱されたガス又は加熱されたガスの混合物から形成された少なくとも1つの流れ(6、31、41)を用いて、第1工程において注ぎ流(2)がその流動方向において偏向され、そして注ぎ流(21)の表面拡大が行われ、そして/又は第2工程において表面拡大された注ぎ流(21)が偏向され、分割され、そして形成された液体金属粒子(22)が加速される。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、金属溶融物の注ぎ流(pouring stream)に液体媒体を装入(charge)することにより表面が割れた(surface−fissured)、いわゆる不規則な粒子からなる金属粉末を生成するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
金属粉末は液体溶融物を粒子に分割し、次にこれらの粒子を固体化することにより殆ど製造される。液体金属を小さな液滴に崩壊させるための手段として、当業界の状態に従えば、本質的にはガス流又は液体流が知られており、これらは高水準の運動エネルギーで溶融物流に作用する。
【0003】
もし溶融物流にガスを装入させるならば、液体金属の表面張力の故に、そのときは主として丸い液滴が形成され、これはそのシステムにおいてのそれらの運動中に固体化し、且つ容器中のこのシステムにおいて提供される。本質的に滑らかな表面を示す主として丸い粒子を有するいわゆるガス噴霧化金属粉末は、例えば熱い静水圧プレス成形による高密度の素地又は物質を生成するために理想的である。
【0004】
表面が割れたいわゆる不規則な粉末粒子は、液体を用いて、特に水を用いて金属流を分割することにより作り出される。そのいわゆる水噴霧化金属粉末は、一般に乾燥した後に、一層低い体積重量(bulk weight)を有し、これは表面の形状の故に、流動性がまた貧弱であることを意味する。粉末を型中に入れ、後にそれをプレスすることにより、粒子の割れた表面構造の故に、一貫して多孔質である、いわゆる圧粉体(green compact)が形成される。焼結するまえの圧粉体又はブリケットは、しばしばその非破壊的操作を助長する所望の安定性を有する。その不規則な粉末粒子の形状は、このタイプの水噴霧化粉末から焼結することにより、高い凝集性の内部多孔質を示すが、しかし不均一的に分布されていることができる物体を生成するために有利に適している。
【0005】
高い内部多孔質を有する物体又は機械部品のための適用の特定な領域は、接続を示す空隙が、潤滑剤で充てんされているメンテナンス−フリー滑り軸受けである。
【0006】
製造される部品の品質及び必要とされる使用特性を確実にすることを可能にするために、一般に粉末の良好なプレス加工品質及び圧粉体の良好な焼結挙動を有する均一な空隙を形成しなくてはならない。言い換えると、粉末粒子は、できるだけ多くの不規則な、必要に応じて鋭角突起を有し、そして本質的に一様な低い粒子重量を有する不規則な表面構造を有するべきである。
【0007】
原則として、金属の、液体又はいわゆる水噴霧化を用いて溶融金属を粉末に分割することは、本質的に垂直な金属の注ぎ流(pouring stream)に、下方に向けられた水を斜めに装入(charging)することにより行われる(Metal Powder Production and Characterization,ASM Handbook,Vol.7,Powder Metal Technologies and Applications第35頁〜第52頁)。高圧又は高速水噴射は、リング形V形状、楔形状、開かれたV形状、閉じられたV形状、ピラミッド形状又は特定の形状を有することができる。粉末粒子の形成のために重要なものは、金属流に、又は金属上の水平速度の成分に水噴射が打ち当たる角度である。水噴射の鋭角が増大するにつれて、粉末の平均粒子寸法は低下する。しかしながら、特定の流動角度を超えるときに、液体金属のために不安定な分割状態が造られ、これは次に水噴射上に部分的に運ばれ、そして/又は“あふれ水(welled−up water)”現象が起こるので、処理のために、水噴射の衝撃の角度の何らかの拡大に限界が存在し、したがって粉末粒子寸法の何らかの減少に限界が存在する。
【0008】
必要に応じての射出成形のために適当である小さな粒子の部分が低く、時間を消費する分級を必要とするので、追加の問題は、水噴霧化粉末の粒子寸法分布にある。
【0009】
良好な圧縮成形特性を有し、そしてその中において低い酸素含有量を有する使用可能な粉末の高い収量を達成するために、閉じられた容器中で、お互いから約90°の角度にある2つの開かれたV形水噴射対を、軸方向の注ぎ流に装入することをすでに提案された(米国特許第4,191,516号)。第1の水噴射対は注ぎ流の軸に対してより大きな鋭角を有し、それはより早く打ち当たり、それを帯状に形成する。次の対の水噴射は注ぎ流の帯を液滴に分割させる。このタイプのシステムは粉末の品質において明らかに或る種の改良を達成させるが、しかし粉末粒子の大きさは均一でなく、小さな分散された不規則な粉末粒子の部分が低く、そして一般に焼結性が十分に良好ではない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は当業界の状態の示された欠点を克服すること、そして狭い限界内にある低い粒子重量を有する金属粉末又は小さい粉末粒子の高い部分を有し、そして改良された鋭い角度、即ち不規則な表面形状を有する金属粉末が製造されることができ、しかもこの粉末が良好な加工性を有し且つそれから焼結された部品が高い品質を有するであろう、この明細書の始めの項に記載されたタイプの方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的は、初期工程において、注ぎ流(pouring stream)がその流動方向において偏向され(be deviated)且つその表面において拡大され、その後に、第2工程においてその表面拡大された注ぎ流が、その分割と共に、その流動方向において再び偏向され、且つ形成された金属粒子が加速され、そして第3工程において変位された(displaced)液体金属粒子が、その変位方向(displacement direction)に関してγ=10〜90°の角度で、少なくとも部分的に液体媒体で形成された高速流で装入(charge)され、分割され、そして固体化される事実による、一般的な方法の場合における本発明に従って達成される。
【0012】
本発明により達成される利点は、液体金属中への比崩壊エネルギー(specific disintegration energy)の導入が明確に拡大され、これは次に粒子寸法、表面形成、不規則性、及び粉末の粒子重量の均一性を改良することの事実において主として見られることである。一方の側方上への装入により流動方向からの注ぎ流の偏向(deviation)を用いて、表面を拡大し且つそれを薄くすることが特に有利に達成されることができることがわかった。次に依然として本質的に凝集性である金属流の流動方向は、好ましくは第1の偏向に対しての反対側から1つの側方に装入されることによりもう一度変更される。有利には、薄くされた金属流の拡大された表面の故に、次にこれは液体金属粒子に分割され、これはまた装入剤(charging agent)の流れにより加速される(be accelerated)。この様式で、液体金属粒子は、それらが、少なくとも部分的に液体媒体により形成される高速度流と一緒に出会い、そして実際にはこの中に入りこまされたときに高い運動エネルギを有しており、これはまた、“あふれ水(welled−up water)”現象を抑制する。言い換えると、注ぎ流の偏向及び注ぎ流の横断面の拡大により、そしてこの後に、形成された液体金属粒子の流動方向の偏向、分割及び加速により、第1の2つの工程における注ぎ流、即ち金属流の影響の間の、順次での相互作用により、次の工程において、液体高速度流の装入の大きな角度が、いわゆる“あふれ水(welled−up water)”現象に導くことなしに、適用されることができる。これらの事情により、一方では大部分が等しい重量の小さな粒子への、液体金属粒子の有効な崩壊が生じ、他方では該粒子から固体化された有利な表面形状の粉末粒子を生ずる。
【0013】
少なくとも部分的に液体媒体で形成された(1つ又は複数の)流れを用いて、本方法の第1工程において、注ぎ流の偏向及びその表面拡大、及び/又は本方法の第2工程において、表面拡大された注ぎ流の偏向、その分割及び形成された液体金属粒子の加速(acceleration)が存在するならば、本方法は、特に注ぎ流からの金属のかなりの過熱を用いて、特に有効に行われることができる。
【0014】
本発明の1つの態様に従って、ガス流を用いて、本方法の第1工程において注ぎ流の流動方向の偏向及び表面拡大が起こるならば、液体金属からの熱エネルギーの比較的に低い損失が達成されるか又は過熱の損失が減少され、これは低い粘度を有する液体金属粒子への分割が促進されることができることを意味する。
【0015】
本発明の追加の態様に従って、ガス流を用いて、本方法の第2工程において表面拡大された注ぎ流の偏向、その分割及び形成された液体金属粒子の加速が起こるならば、有利である。この手段は、特にこれらが加速されているときに、表面近くの金属粒子の領域においての温度のより低い減少を生じ、そして本方法の第3工程において液体媒体で形成された高速度流との衝突及び/又はその流れ中への浸入中に粉末粒子の表面が割れるか又は表面が不規則になることを強化する。この好ましい効果は、高い程度の液体流動性を有するか又は増大された過熱を有する金属と、液体媒体と、の間の改良された表面接触により達成される。
【0016】
従来技術の方法において、金属のかなりの過熱は、粉末粒子の形状に好ましい効果をしばしば有するけれども、しかしながら、これは反応の速度論に関して欠点をもたらし又は商品上の欠点をもたらし、もし本方法の第3工程において、本方法の第2工程において形成された液体金属粒子に、少なくとも部分的に液体媒体を有する高速度流を装入する間に、横断面全体にわたっての均一な温度分布なしに、合金の固相線(solidus)温度より高い表面温度が金属粒子において達成されるような過熱が金属流に与えられ、そして金属の崩壊のためにそのような過熱が維持されるならば、本発明に従う方法を用いて有利である。この利点は、液体金属中への増大した比崩壊エネルギー(specific disintegration energy)の導入に関連しており、それにより比崩壊エネルギーは金属の重量単位当たりの金属の分割及び装入のための有効なエネルギーとして理解されるべきであると結論することができるであろう。
【0017】
“あふれ水(welled−up water)”現象に熟知している専門家にとってまったく驚くべきことは、もし本発明に従う方法が用いられるならば、金属流の鋭い流動角度がかなり拡大されることができる事実である。特に良好な粉末の品質は加速された液体金属粒子流が、高速度流により45°より大きい角度で装入される場合に達成される。
【0018】
できる限り同じ重量のものである粉末粒子を得るために、もし液体金属粒子流が、少なくとも部分的に液体媒体を有する高速度平坦流(flat current)により装入され且つ分割されるならば、有利であろう。
【0019】
本発明に従う方法のなお一層の進展において、もし本方法の第2工程における液体金属粒子の分割及び加速が注ぎ流の直径の少なくとも10倍の経路に沿って行われ、しかも高速度流による装入及び短距離からの分割が注ぎ流の直径の8倍未満のノズル距離を用いて行われるならば、不規則形状での小さい粒子を有する粉末の高収量に関する利点が見い出された。
【0020】
本発明はさらに、本明細書の始めの項に記載された方法の態様に関し、それにより或る種の金属及び合金からの不規則な粉末の品質が改良される。
【0021】
この目的は、本方法の第1工程において、注ぎ流の、その流動方向における偏向及びその表面拡大、そして/又は本方法の第2工程において、表面拡大された注ぎ流の偏向、その分割及び形成された液体金属粒子の加速が、加熱されたガス(1種又は複数種)から形成された(1つ又は複数の)流れを用いて起こるであろう事実により達成される。
【0022】
この様式で、達成される本方法の利点は、本質的に、供給容器及びノズル装置の耐熱性内張りの改良された耐久性を生ずる、溶融物の一層低い過熱が必要とされることである。驚くべきことに、本発明に従う方法が適用されたときに、不規則な粉末粒子の直径は一層小さく且つ一層一様であったことが見いだされた。このことは、高速度流により液体金属粒子が装入されるときに、崩壊エネルギーの一層良好な利用に明らかに起因している。また、このタイプの注ぎ流処理を用いて、液体金属粒子の表面域における粘性の程度は、本方法に従って好ましくは改良された不規則性を有する狭い小さな範囲の大きさの粉末粒子のみに到達するので、該液体金属粒子に高速度流が装入してしまうまで、維持されると思われる。
【0023】
本発明に従えば、本方法の第1工程及び/又は第2工程のためのガス流は、必要に応じて熱交換器を用いて、室温より高い、好ましくは200℃より高い、特に400℃より高い温度に加熱されるべきことであることが提案される。しかしながら、ガス流の高められた温度を正確に設定することに関して、ガス流の追加的の又は単独での電気加熱を提供することがまた可能である。これは例えば流動チャネル中にコイル巻きされた加熱用フイラメントを用いて行われることができる。この様式で、特に小さい金属粒子の表面近くの領域の表面熱損失及び増大している粘性を減少させるか、又は遅らせることが可能である。
【0024】
さらに、本方法における第1工程及び/又は第2工程のために、注ぎ流又は液体金属粒子の表面上に低い冷却作用を有する1種のガス又はガス混合物が用いられるならば、また好ましい。
【0025】
本明細書の始めの項で記載されたタイプの方法を用いて、本方法の第1工程において注ぎ流の、その流動方向における偏向及びその表面拡大、そして/または本方法の第2工程において表面拡大された注ぎ流の偏向、その分割及び形成された液体金属粒子の加速化が、燃焼中に形成された廃ガス流(1つ又は複数)を少なくとも部分的に用いて起こることが、また、たまたま可能である。
【0026】
この利点は、高速度流の手段による注ぎ流の微細分割のための、注ぎ流の予備処理又は調製のためのガス流(1つ又は複数)が特に簡単に且つ安く生成される事実に本質的に起因している。ガス混合物の燃焼は、一方では処理ガス流の加熱を生じ、他方では容量における結果として生ずる増大に起因して、その流れの強度における好ましい増大を生ずる。さらに、その燃焼はまた、処理流における酸素含有量を減少させることができる。
【0027】
本方法の第1工程及び/又は第2工程のために、ガス流がバーナー、特に高速度バーナーを含有するシステムにおいて加熱され且つ形成されるならば、特に有利である。この様式で、ディストリビュータから出てくる注ぎ流及び/又は表面拡大された注ぎ流、の正確に焦点が合わされた流れは、本方法の第2工程で、熱いガスで装入されることができ、そして本方法の第3工程において、必要とされるような高品質の金属粉末に該注ぎ流を分割するための予備状態が達成されるような仕方で、調製されることができる。
【0028】
本発明は1つの態様として示す図面を用いて以下に説明される。
図1においての概略的表示から分かるように、冶金用容器1は、過熱された溶融物を含有し、これはノズル石11を通過して出てきて、垂直方向にこれから直径Dを有する注ぎ噴射2を形成する。
【0029】
平流ノズル装置として有利に形成されている装置3は、本方法の第1工程において、垂直注ぎ流2に、鋭角αで分割媒体31、例えば水、水−ガス混合物、又はガスを装入し、それにより注ぎ流2は、これが表面を拡大する仕方で広げられるような方法で領域32において衝撃を受ける。
【0030】
次に大部分が又は大きな領域で依然として凝集的に形成されるか又は流れる、広げられた注ぎ流21は、鋭角βで、広い形状で有利に形成された媒体流41で、装入システム4により衝撃を受ける。本方法の第2工程に従って、領域42において、広げられた注ぎ流21と媒体流41とが一緒に出会ったときに、広げられた注ぎ流21の他の偏向及び液体金属粒子22へのその注ぎ流の分割がある。さらに媒体流41の手段により、記号Vにより示されるように液体金属粒子22は加速される。次に加速された液体金属粒子22は、その金属粒子22の軌道に対して角度γで向けられている平坦な高速度流51中に、領域52において運ばれるか又は包入される。一方では液体金属粒子22の高い運動エネルギー及び他方では少なくとも部分的に液体媒体により形成された高速度流51は、金属の高水準の比崩壊エネルギー(specific disintegration energy)を生成し、したがって高い性能で、個々の粉末粒子の高水準の不規則性を有する、大部分が等しく小さい粒子を生成する。装入システム5の領域53は、媒体流41の結果として、増大した圧力を有し、システム構成部分5上への液体金属液滴の付着を防止する。
【0031】
試験は、本方法における第1工程及び第2工程の媒体流31及び41が、ガス、好ましくは窒素によりまったく有利に形成されることができ、それにより、粉末粒子分割のための金属流の調製におけるガス装入は、金属粒子からの過熱保温の低い表面損失を生じ、そして高められた経済性で、粉末の粒子表面の増大した不規則性を生ずることができる。
【0032】
本発明の仕組みが、図1aにおいての概略的表示に基づいて説明される。
必要に応じてほんの僅かに過熱されている金属注ぎ流2は、ノズル石11を通って冶金用容器から出る。注ぎ流2は、室温より高い温度にもたらされている周りを取り囲むガス流6を伴っていることができる。
【0033】
注ぎ流2に装入し且つその流れ2を偏向するための、平流システム3として好ましくは形成されたシステムは、例えば600℃より高い温度を有する温かいガス流31を造り、これは増大した冷却作用を有することなしに、注ぎ流2の表面を拡大する。
【0034】
追加の装入システム4はまた、不利な冷却もなしに、必要に応じて、表面拡大された注ぎ流21を分割し、そして液体金属粒子を加速する温かい又は熱いガス流41を生成することができる。装入システム3及び4はまた、バーナーシステムとして少なくとも部分的に形成されることができる。
【0035】
最後に、本発明に従って、液体媒体は、高速度流において、温度増大により水蒸気の形に変換され、そして本方法の第3工程において液体金属粒子がこの水蒸気により装入されることがまた提案されることができる。それは、崩壊エネルギーが粉末粒子を小さい直径を有するようにさせ、その粉末粒子の冷却強度を増大させる両方の点で有利であることができ、これは特に金属粉末の高い品質が達成されることができることを意味する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の方法の仕組みを概略的に示す図である。
【図1a】本発明の方法の仕組みを概略的に示す図である。
【符号の説明】
【0037】
1 冶金用容器、
2 金属溶融物の注ぎ流、
3 注ぎ流に装入される媒体の流れを出すための装入システム、
4 上と同様な装入システム、
5 高速度流を出すための装入システム、
6 注ぎ流2に随伴する温かいガス流、
11 ノズル石
21 表面拡大された注ぎ流、
22 液体金属粒子、
23 不規則な表面形状の金属粉末粒子、
31 偏向用媒体流(温かいガス流)、
32 注ぎ流2が偏向用媒体31と衝突する領域、
41 媒体流(温かいか又は熱いガス流)、
42 注ぎ流21と媒体流41とが出会う領域、
51 高速度流、
52 液体金属粒子22が高速度流51に運ばれるか又はそれに包入される領域。

Claims (16)

  1. 金属溶融物の注ぎ流に液体媒体を装入することにより、表面が割れた、いわゆる不規則な粒子からなる金属粉末を製造するための方法において、第1工程において、該注ぎ流がその流動方向において偏向され、そしてその表面が拡大され、その後に、第2工程において、表面拡大された注ぎ流の流動方向の他の偏向が、注ぎ流の分割及び経路に沿って形成された液体金属粒子の加速と共に、生じ、そして第3工程において変位された液体金属粒子が、液体金属粒子の変位方向に関して10〜90°の角度γで、少なくとも部分的に液体媒体により形成された高速度流により装入され、そして分割され、そして粒子が固体化されることを特徴とする、前記金属粉末の製造方法。
  2. 少なくとも部分的に液体媒体により形成された(1つの又は複数の)流れを用いて、本方法の第1工程において注ぎ流の、その流動の方向における偏向及びその表面拡大が起こり、そして/又は本方法の第2工程において表面拡大された注ぎ流の偏向、その分割及び形成された液体金属粒子の加速が起こることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. ガス流を用いて、本方法の第1工程において注ぎ流の、流動方向からの偏向及び表面拡大が起こることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. ガス流を用いて、本方法の第2工程において、表面拡大された注ぎ流の偏向、且つその分割、そしてかくして形成された液体金属粒子の加速が起こることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 本方法の第2工程において形成された液体金属粒子が、本方法の第3工程において少なくとも部分的に液体媒体を有する高速度流で装入されるときに、横断面を横切って温度が等しくされてしまうことなしに、金属粒子における合金の固相線温度より高く表面温度が存在するような過熱が注ぎ流の金属溶融物に与えられ、そしてその分割のために、前記のような過熱が維持されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 加速された液体金属粒子流が、45°より大きい角度γで高速度流により装入され且つ分割されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 液体金属粒子流が、少なくとも部分的に液体媒体を有する高速度の平らな流れにより装入され且つ分割されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 本方法の第2工程において、液体金属粒子への分割及び液体金属粒子の加速が、注ぎ流の直径の少なくとも10倍の経路に沿って起こること、そして高速度流による装入及び短い距離からの分割が注ぎ流の直径の8倍未満のノズル距離を用いて行われることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 注ぎ流に装入する少なくとも1つの媒体が、平流ノズルにおいて又は1つの水準に沿って開口を有する多頭ノズルにおいて形成されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 注ぎ流に装入する少なくとも1つ媒体が、少なくとも部分的にお互いに関して1つの水準よりも高い開口を有する、多頭ノズルにおいて形成されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 本方法の第1工程及び/又は第2工程のためのガス流が、必要に応じて熱交換器を用いて及び/又は例えば抵抗素子による、電力を用いて、室温より高い、好ましくは200℃より高い、特に400℃より高い温度に過熱されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 本方法の第1工程及び/又は第2工程のために、注ぎ流又は液体金属粒子の表面上に低い冷却作用を有する1種のガス又はガス混合物が用いられることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 本方法の第1工程においての、その流動方向における注ぎ流の偏向及びその注ぎ流の表面拡大、そして/又は本方法の第2工程においての、表面拡大された注ぎ流の偏向、その分割及び形成された液体金属粒子の加速が、燃焼中に形成された(1つ又は複数の)廃ガス流を少なくとも部分的に用いて起こることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 本方法の第1工程及び/又は第2工程のために、ガス流が、各々の場合において、バーナー、特に高速度バーナーを含有するシステムにおいて加熱され且つ形成されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. ディストリビュータのノズル石から注ぎ流が出た後にその注ぎ流を取り囲むガス流が予め加熱されていることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 高速度流における液体媒体が温度を上昇させることにより水蒸気に変換されること、そして次に本方法の第3工程において、この水蒸気が液体金属粒子に装入することを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
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