JP2005504386A - ダウンロード可能ビデオゲームのための新しいビジネスモデル - Google Patents

Abstract

スライド制料金を組み込んだ柔軟性のある時間制限プレイのために、インターネットにおいてビデオゲームをダウンロードするためのシステムおよび方法。消費者がプレイする興味はモニタされ、これにより、ソフトウェアのプライスポイントおよび有効期限を計算する。ユーザプロフィールは、人口動態学的、社会的且つ経済的特性の組み合わせとプレイの好みに基づいて作成される。

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は、ソフトウェア配信の分野に関する。本発明は、特に、制限時間帯に使用されるソフトウェアに関する。
【背景技術】
【０００２】
コンピュータソフトウェアゲームは、特定のゲームに対する子供の興味は数回のプレイを過ぎると続かないことがあり得るため、特に平均的顧客に対して高価である。従って、絶対価格ばかりでなく、顧客がプレイ単位に基づく提供価値としてゲームを考えるため、顧客は、彼らが購入したいと思うゲーム数を必ずしも制限しない。ビデオゲームは、プレイ単位に基づいてビデオゲームセンタおよびホテルにおいて利用可能であり、ケーブルテレビジョンによりビデオゲームを配信する幾つかの試みが存在する。しかしながら、インターネットへのアクセスの拡散がみられるようになるまで、プレイ単位に基づく配信は実用的ではなかった。
【０００３】
制限時間帯にソフトウェアを提供する方法は当該技術分野において周知であり、そしてそれらのソフトウェアを試す機会を顧客に提供するためにベンダにより用いられている。ユーザが特定のソフトウェアパッケージを使用することができる時間の長さを制御する方法とその使用を短縮するための方法は周知である。一般に、ユーザがプログラムを実行する度に、ユーザは、残りの日数またはユーザが利用可能な残りの回数について知らされ、且つユーザはソフトウェアの購入の仕方について案内される。所定の割り当て時間の最後には、ソフトウェアは自動的に実施不能になる。代表的には、そのようなトライアルソフトウェアはＣＤ−ＲＯＭの状態で配布される。しかしながら、パーソナルコンピュータは益々強力に且つインターネット接続はより速くなってきているが、今日、インターネットにより圧縮された方式で配信されることが可能である。顧客は、ソフトウェアファイルをディスクにダウンロードし、次いで、解凍し且つソフトウェアプログラムが復号化されることがまた可能であるインストールプログラムを実行する。ユーザは、いつでも、ソフトウェアを購入するためにインターネットに接続することが可能である。
【０００４】
Ｔｒｙ Ｂｅｆｏｒｅ Ｙｏｕ Ｂｕｙ Ｓｏｆｔｗａｒｅ：Ｄｉｓｔｒｉｂｕｔｉｏｎ ａｎｄ Ｍａｒｋｅｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍと題された国際公開第ＷＯ９６４１４４９号パンフレットにおいて、ロックされた方式でトライアルソフトウェアを配信するシステムおよび方法について開示されている。ソフトウェアがロックされている限り、ユーザは、ソフトウェアのコピーまたは修正することを禁止されている。システムは、プログラムがサンプリングされることとサンプリングの頻度についての記録を保持する。ユーザが特定のプログラムをサンプリングする回数または期間は制限される。
【０００５】
欧州特許出願公開第ＥＰ６８４５３８号明細書に開示されたソフトウェアアクセスのための装置および方法は、ソフトウェアが評価期間にシステムにインストールされることを可能にする。評価が始まる前にソフトウェアをインストールし且つ適切に動作するようにするためにある時間を必要とする事実を認識して、所定の遅延特性が組み込まれている。この遅延特性は評価期間の開始を遅延し、これにより、ベンダが予測する時間量のための評価期間の延長がソフトウェエアをインストールし且つ適切に動作させるために必要とされる。
【０００６】
Ｓｏｆｔｗａｒｅ Ｕｓａｇｅ Ｔｉｍｅｒ ａｎｄ Ｃｏｕｎｔｅｒ ｆｏｒ Ａｌｌｏｗｉｎｇ Ｌｉｍｉｔｅｄ Ｕｓｅ ｂｕｔ Ｐｒｅｖｅｎｔｉｎｇ Ｃｏｎｔｉｎｕｅｄ Ｕｎａｕｔｈｏｒｉｚｅｄ Ｕｓｅ ｏｆ Ｐｒｏｔｅｃｔｅｄ Ｓｏｆｔｗａｒｅと題され、Ｇｏｒｄｏｎ Ｌ．Ｅｄｗａｒｄｓ，Ｊｒによる、米国特許第５，０１４，２３４号明細書は、保護されたソフトウェアの無許可コピーが制限時間の間にインストールされ且つ動作することを可能にするための方法について開示している。ソフトウェアが使用された回数およびインスタレーション以来の経過時間がモニタされる。ユーザが所定期間以内にソフトウェアを登録しない場合、そのソフトウェアの機能は無効となる。
【０００７】
Ｓｏｆｔｗａｒｅ Ｄｅｌｉｖｅｒｙ Ｓｙｓｔｅｍと題された、Ｒｅｅｄ等による、米国特許第５，９４４，６０８号明細書は、ケーブルテレビジョンに亘って、加入者にビデオゲームのコンピュータデータを放送する装置および方法について開示している。
【０００８】
先行技術は、インターネットに亘り、またはケーブル放送、衛星放送または他の手段によりビデオゲームをダウンロードすることに関する顧客の興味および顧客のプレイする興味を追跡することに関するマーケタの興味の両方にアドレスしない。
【０００９】
従って、また価格が手頃であって良好な価値を提供するゲームを購入することに対する便利な代替手段を顧客に無条件に提供することは好ましい。制限されたプレイ数に対して低価格においてソフトウェアが制限期間の間に販売されるとき、利益幅は小さくなるため、顧客の興味に関するマーケティング情報をベンダに提供することによりこのような低い利益幅を埋め合わせることはまた好ましい。このような情報は、ベンダがそのソフトウェエアをさらに適切に価格設定し、その商品寿命を決定し、そして誰にどのように販売すればよいかを良好に決定することを可能にする。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【００１０】
本発明は、制限時間帯に顧客にビデオゲームを提供するためのシステム（すなわち、方法、装置およびコンピュータ実行可能プロセス段階）を提供することにより前記の要求にアドレスすることができる。このような時間帯は、１週間またはそれ以上程の長さ、または数時間程の短さとすることが可能であり、その使用期間はユーザが希望するだけの期間とされる。そのシステムは、ネットワークにおいてクライアントと通信する、記憶装置と関連するサーバを含む。クライアントは、所定の時間帯の間にサーバからビデオゲームをダウンロードする。
【００１１】
ダウンロードの許可は、ソフトウェアに対する各々のアイテムに対して一意の識別子と各々のクライアントの装置に対して一意の識別子とを割り当てる識別スキームにより制御される。それらの識別子は、ユーザがダウンロードすることを可能にする許可の集合を形成することに関連する。ダウンロードに先立ち、ユーザは登録し、経済的、社会的および人口動態学的情報と共に、ユーザプロフィールにおいて記憶され、顧客のソフトウェア使用状況を追跡するための許可セットを加えられることができる、好むおよび好まない他の情報を提供する。
【００１２】
ユーザが、所定の許可された使用時間の期限切れに先立ちダウンロードされたソフトウェアを削除する場合、期限切れ前の削除に対してインセンティブが与えられる。所定の時間帯が終了するとき、ユーザは、自由に、所定の期間だけその時間帯を延長することが可能である。その後、ユーザは、低い料金でその時間帯を再び延長することが可能である。延長の履歴は保存され、それ故、そのユーザに対するソフトウェアの値段は延長の回数から決定される。使用毎の価格は、価格、有効期限および典型的な１回の使用の所要時間に基づいて設定される。
【００１３】
使用時間は、ソフトウェアのための有効期限を計算するために使用される。料金情報はソフトウェアに対するプライスポイントを計算するために使用される。
【００１４】
以上の要約は、本発明の性質が容易に理解されるように提供したものである。本発明のさらなる十分な理解は、添付図面に関連付ける以下の好適な実施形態の詳細説明を参照することにより得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１５】
図１は、本発明を実行することができるシステムを示している。サーバ４は、プロセッサ６、入力／出力部５およびメモリ７を含み、記憶装置８に関連するコンピュータである。サーバ４は、通信部１０によりクライアントの装置１２と通信する。顧客の装置は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話、プロセッサを含むテレビジョンセット、セットトップボックスまたは専用ビデオゲームコンソールである。顧客とサーバは、書き込みシステム、ケーブル放送、衛星放送または無線通信により通信する。
【００１６】
図２は、サーバのプロセッサ６の構成要素を示している。割り当て部は、ダウンロードのために利用可能である各々のソフトウェアプログラムと各々の顧客の装置に対して一意の識別子を割り当てる。顧客の装置のための識別子は、例えば、テレビジョンのシリアル番号、セットトップボックスの番号または一部の番号の変更である。割り当て部は、一意の識別子を割り当てるため、各々の顧客の装置がダウンローディング部２４によりダウンロードすることを許可されるそれらのプログラムの記録が存在する。割り当ては、ダウンロードが許可される前に、許可部２２により確認される必要がある。
【００１７】
割り当ては記憶装置部２６により記憶される。図１に示すように、記憶装置は、第２記憶装置８内またはメモリ７内に備えることが可能である。第２記憶装置は、ディスケット、ＣＤ−ＲＯＭ、ジップディスク、メモリスティックまたは他のタイプの非一時的メモリであることが可能である。ダウンロードされるソフトウェアは、ダウンロードに先立ち、暗号化部３２により暗号化され、顧客により暗号解読される。
【００１８】
図２に戻るに、モニタリング部１８は顧客の使用をモニタし、所定時間帯が終了したとき、通知部２８により顧客に通知される。顧客がその時間帯を延長することを決定しない場合、ソフトウェアパッケージは削除部２０によりクライアントから削除される。これは、当該技術分野において周知の多くの方法を用いてなされることが可能である。
【００１９】
例えば、顧客がネットワーク２に接続するとき、図１に示すように、サーバにおけるプロセスがクライアントにおけるプロセスをアクティブにし、ソフトウェアを削除することが可能である。代わりの実施形態において、クライアントにおけるモニタリング部は、所定時間帯が経過したときをモニタし、そして顧客におけるバックグラウンドで実行する削除プロセスをアクティブにする。他の方法においては、ソフトウェアプログラム自身が、ソフトウェアがロードされた時間数を測定するカウンタプログラムを含み、所定のロード数の後にソフトウェアを削除することが可能である。
【００２０】
顧客が所定時間帯だけ延長することを決定する場合、顧客は、例えば、さらに１週間を無料で使用することが可能である。第１の無料延長の後、顧客は低料金で所定時間帯だけ延長することができる。そのような延長の数に制限はない。延長期間は、パッケージ間で、ユーザ間でおよび時間帯間で変化する。
【００２１】
記憶装置部２６と関連して機能するモニタリング部１８は、特定のソフトウェアパッケージに関連して、特定の顧客に請求される料金と全ての使用時間を追跡する。このような情報は記憶装置部２６により記憶されるため、使用についての十分な記録が、下の複数の表を結び付けることにより、特定のソフトウェアパッケージおよび特定のユーザを関連付けられる。
【００２２】
それらの表は次のような情報を含む。
【００２３】
【表１】

【００２４】
【表２】

【００２５】
【表３】

これらの表は、この情報を記憶する１つの方法を単に示している。数多くの変化が可能である。これらの表は、顧客により登録部に入力されるパーソナルプロフィール情報を含む。パーソナルプロフィールの表の例を次に示す。
【００２６】
【表４】

パーソナルプロフィールの表は、特定のソフトウェアの構成要素のためのターゲットオーディエンスに関してマーケタに情報を提供するために許可の表と使用の表を含むことができる。
【００２７】
計算部３０は、各々のソフトウェアパッケージの有効期限を計算するために表に記憶された情報を使用する。有効期限は、ユーザが特定のソフトウェアパッケージでプレイしたい期間である。有効期限は、それぞれのユーザベースで計算され、さらに集計される。上記の使用の表に与えられる例に対して、有効期限は、終了時間から開始時間を引くこと、使用時間を加えることおよび使用時間を合計することにより計算され、２４日の有効期限を与える。全てのユーザを反映する有効期限は、個々のユーザの有効期限の平均をとることまたは他の周知の統計学的手法を用いることにより計算されることができる。
【００２８】
計算部３０はまた、各々のソフトウェアパッケージに対するプライスポイントを計算し、プレイスポイントは、ユーザが特定のソフトウェアパッケージを購入するために支払いたい金額に相当する。上記の表の例においては、プライスポイントは、無料のコラムを加えることにより計算され、合計が＄７．５０で与えられる。
【００２９】
図３は、本発明の操作を説明するためのフロー図である。ユーザが段階Ｓ３０１においてシステムにアクセスした後、ダウンロードのために利用可能であるソフトウェアのリストが段階Ｓ３０２においてユーザに提供される。これは、例えば、顧客の装置において表示されるウェブページ、電子メールのメッセージまたはユーザの携帯電話における表示の方式とすることが可能である。ユーザは、例えば、マウス、テレビジョンのリモートコントロールまたはタッチスクリーンのような入力装置を用いて、段階Ｓ３０３においてダウンロードするアイテムを選択する。段階Ｓ３０４において、一意の識別子がダウンロードされるプログラムに割り当てられる。この識別子はメモリに記憶されるため、それは、特定のソフトウェアパッケージがダウンロードされる毎に、いずれかのユーザによりアクセスされ且つ適用される。
【００３０】
段階Ｓ３０５において、記憶されたパーソナルプロフィールは、ソフトウェアをダウンロードするためにユーザがすでに登録されたかどうかを決定するためにチェックされる。ユーザがファイルに存在しない場合、ユーザは登録するように求められる。登録プロセス段階Ｓ３０６の間に、ユーザは、経済的、社会的および人口動態学的情報を反映する質問に答える。これらは、例えば、“あなたの郵便番号はなんですか？”または“あなたは学生ですか？”等の質問を含む。このようなパーソナルプロフィールの情報は記憶され、ユーザを識別する一意の識別子に関連付けられる。
【００３１】
次に、段階Ｓ３０７において、顧客がリクエストした特定のソフトウェアパッケージをダウンロードすることをユーザが許可されたかどうかを決定するために、関連ファイルがチェックされる。ユーザがすでに許可された場合、ソフトウェアを送信するために、ユーザは段階Ｓ３０８から段階Ｓ３１１に進む。一般に、ユーザは、第１ダウンロードのための初期料金を払う必要がある。何らかの理由でソフトウェアが削除されまたは動作不能になる場合、ユーザは、許可されている限り、再ダウンロードすることができる。
【００３２】
ユーザが許可されていない場合、ソフトウェアパッケージに対する一意の識別子が割り当てられ、またはメモリから検索されて割り当てられ、１つはユーザのためであり、１つはソフトウェアパッケージのためである一対の一意の識別子が段階Ｓ３１０において割り当てられ、記憶される。段階Ｓ３１１において、ソフトウェアは、通信部によりサーバから顧客に送信される。
【００３３】
ダウンロードの後、段階Ｓ３１２において、モニタリング部はユーザにより支払われるあらゆる料金と、ユーザがソフトウェアを使用する時間量とを追跡する。上記のように、支払われる料金とあらゆる使用時間帯の所要時間は捕捉され、使用の表において記憶される。複数の使用時間帯が存在することが可能である。追跡は、当該技術分野において周知の多くの方法において達成される。各々の使用時間帯の開始および終了は、例えば、動作システムがクロックを与えるため、日付が付けられる。支払われる料金は、例えば、ユーザに時間帯と料金の選択を求めるウェブページにおける方式により捕捉されることが可能である。それに代えて、料金は計算され、例えば電子メールのメッセージにより、次いで、ユーザは料金の受け入れを促される。
【００３４】
定期的に、段階Ｓ３１３において、モニタリング部は、ユーザに割り当てられた使用時間帯が終了していないことを確認する。例えば、ユーザがシステムにログインする毎に、または一日のうちで前もって設定された時間に、使用の表は、ユーザが割り当てられた時間をどれ位消費したかを決定するためにアクセスされる。割り当てられた時間が終了したユーザはフラグが立てられて示される。
【００３５】
段階Ｓ３１４におけるモニタリング部はまた、割り当てられた使用時間帯が終了する前に、ユーザがダウンロードしたソフトウェアを削除したかどうかを判定するためにチェックする。早く削除することに対してインセンティブが与えられる。例えば、料金の一部が払い戻され、または、ユーザは、ベンダまたはベンダの関連会社により提供される他のプロダクトの購入価格における値引きを受け入れる。例えば、ダウンロード時にソフトウェアプログラムを含むファイルの削除をモニタする、顧客においてインストールされたプログラムにより、モニタリングは達成される。ユーザが削除コマンドを与えるとき、モニタプログラムは、ユーザが本当にソフトウェアを削除したいかどうかを問う。ユーザが削除したい場合、サーバは通知される。通知は、多くの方法であって、例えば、バックグラウンドで実行中のプロセスにより送信される、サーバへの電子メールメッセージにより、達成されることができる。
【００３６】
段階Ｓ３１３において、ユーザの割り当てられた使用時間帯が終了したことをモニタが決定するとき、ユーザは通知される。段階Ｓ３１５において、ユーザは、ユーザが使用時間帯を延長したいかどうか、問われる。通知は、電子メールまたは他の方法であって、ユーザがシステムにログインする次回のメッセージにより、または他の周知の方法により、なされる。ユーザがユーザの使用時間帯を延長したい場合、図３ａに示す段階Ｓ３１６における延長ルーチンがアクティブにされる。
【００３７】
ここで、図３ａを参照するに、段階Ｓ３１７において、モニタは、ユーザが無料の延長時間帯の資格を与えられたか否かを決定する。これは、例えば、無料のコラムにおいて０円をチェックすること、または補助的な計算ルーチンを使用することにより、使用の表から導かれる。時間の延長が存在しない場合、ユーザは、段階Ｓ３１９において無料の１週間の延長を与えられ、次いで、使用の表に入る。割り当てられた時間帯が終了したか否かの計算は、ここでは、ダウンロードされた初日ではなく、更新された日に基づいている。既に無料の延長が存在する場合、段階Ｓ３１８において、ダウンロードにおいて請求される元々の料金より少ない料金に対して、延長が与えられる。いずれにしても、更新があるとき、割り当てられた時間帯に対する新しい期限切れについて、顧客に通知される。
【００３８】
図３に戻るに、段階Ｓ３２０において、ユーザが延長をリクエストしなかった場合、ソフトウェアは自動的に削除される。デフォルトにより、削除プログラムは、期限切れの予め設定された時間に実行するために設定される。しかしながら、更新があるとき、その期限切れの予め設定された時間は、延長された日に対して再設定される。削除プログラムは、期限切れの時間に顧客から自動的に実行される。しかしながら、代わりの実施形態において、削除プログラムはまた、サーバから実行されることができる。ユーザがゲームをアクティブにする毎に、サーバへのログインはバックグラウンドで実行中のプロセスとしてアクティブにされ、それから削除が開始される。
【００３９】
一旦、ソフトウェアのアイテムが削除されると、段階Ｓ３２１において、ソフトウェアの有効期限が計算される。有効期限は、上記の使用の表から確認されることができる使用時間帯の全ての合計である。段階Ｓ３２２において、プレイスポイントが、使用の表における支払われる料金の合計として計算される。プライスポイントを計算する種々の方法が可能であり、それらの方法はユーザの人口動態学的見地から考慮することが可能である。プライスポイントおよび有効期限は、平均プライスポイントおよび有効期限を与える、ユーザの総数に亘って集計されることができる。上記のような使用の表およびパーソナルプロフィールの表における情報の分析は、郵便番号および人口動態学に基づいて、地域レベルにおいてマーケティング情報を提供する。
【００４０】
本発明は特定の例としての実施形態に関して説明した。本発明は上記の実施形態およびその変形に限定されるものではなく、種々の変化および修正が本発明の主旨および同時提出の請求の範囲から逸脱することなく当業者により実施可能であることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【００４１】
【図１】本発明が実行されることが可能であるシステムを示す図である。
【図２】サーバプロセッサを示す図である。
【図３】本発明の操作を説明するために用いるフロー図である。
【図３ａ】さらに詳細に、メインフロー図のサブプロセスを説明するために用いるフロー図である。

Claims (25)

1. 顧客により短縮されることができる所定時間帯に用いられるフルバージョンのコンピュータソフトウェアの少なくとも１つのアイテムを選択し且つそれのために代金を支払う、サーバを伴う通信における顧客の装置であって：
   前記ソフトウェアは、前記サーバによる許可に従って、前記サーバからのダウンロード可能なソフトウェアのリストから選択され；
   顧客が前記所定時間帯の延長を要求しない場合、前記ソフトウェアは前記所定時間帯の終了時に自動的に無効にされ；並びに
   前記顧客による前記ソフトウェアの実際のアクティブな使用は前記サーバによりモニタされ且つ記憶される；
   ことを特徴とする顧客の装置。
2. 請求項１に記載の顧客の装置であって、前記顧客の装置は：
   （１）第１の一意の識別子を前記ソフトウェアの少なくとも１つのアイテムに且つ第２の一意の識別子を前記顧客の装置に割り当てるための割り当て部；
   （２）前記第１の一意の識別子と共に第２の一意的な識別子を割り当て且つ前記顧客の装置がダウンロードするために許可されるソフトウェアの各々のアイテムの記録が存在するように前記割り当てを記憶する割り当て部；並びに
   （３）前記顧客の装置が前記選択されたコンピュータソフトウェアの少なくとも１つのアイテムをダウンロードするために許可されるかどうかを決定するために前記顧客の装置により送信される識別子と前記記憶された第２の一意の識別子を比較するための比較器部；
   による前記サーバにより許可される、ことを特徴とする顧客の装置。
3. 請求項１に記載の顧客の装置であって、使用は、前記顧客の装置が前記ソフトウェアの少なくとも１つのアイテムをダウンロードし且つ前記ソフトウェアの少なくとも１つのアイテムに対していずれかの料金が支払われたときから経過する時間量をモニタするモニタリング部によりモニタされる、ことを特徴とする顧客の装置。
4. 請求項１に記載の顧客の装置であって、前記ソフトウェアは、前記所定時間帯が経過したとき、前記顧客の装置から前記ソフトウェアの少なくとも１つのアイテムを削除するサーバ削除部により無効にされる、ことを特徴とする顧客の装置。
5. 請求項２に記載の顧客の装置であって、前記顧客の装置が通信部により前記所定時間帯の延長を要求しない場合、サーバ削除部は前記第１の一意の識別子を分離し、前記第２の一意の識別子から前記ソフトウェアの少なくとも１つのアイテムを識別し、顧客を識別する、ことを特徴とする顧客の装置。
6. 請求項２に記載の顧客の装置であって、前記サーバ許可部が前記記憶された第２の一意の識別子と前記顧客の装置により送信された前記識別子との間の一致をみつけるとき、前記顧客の装置はサーバダウンローディング部から前記選択されたソフトウェアの少なくとも１つのアイテムを受信する、ことを特徴とする顧客の装置。
7. 請求項１に記載の顧客の装置であって、前記所定時間帯が経過したとき、前記顧客の装置は通信部を介してサーバ通知部により通知される、ことを特徴とする顧客の装置。
8. 請求項１に記載の顧客の装置であって、前記顧客の装置は、前記所定時間帯が経過する前に、前記ソフトウェアの受信されたアイテムを削除することができ、前記削除の通知は通信部を介してサーバモニタリング部に送信され且つサーバ記憶部において記憶される、ことを特徴とする顧客の装置。
9. 請求項１に記載の顧客の装置であって、前記顧客の装置は無料で前記サーバから前記所定時間帯の延長を要求することが可能であり、前記所定時間帯の延長の通知はサーバモニタリング部によりモニタされ且つサーバ記憶部において記憶される、ことを特徴とする顧客の装置。
10. 請求項１に記載の顧客の装置であって、前記顧客の装置は第２所定時間帯に前記ソフトウェアの少なくとも１つのアイテムを用いるために前記サーバからの許可を要求することが可能であり、前記第１所定時間帯に支払われる料金より安い前記ソフトウェアの少なくとも１つのアイテムを用いるための料金を支払い、サーバモニタリング部に前記第２所定時間帯に前記ソフトウェアの少なくとも１つのアイテムを使用する通知を送信し、前記通知はサーバ記憶部により記憶される、ことを特徴とする顧客の装置。
11. 請求項１に記載の顧客の装置であって、前記顧客の装置はパーソナルコンピュータである、ことを特徴とする顧客の装置。
12. 請求項１に記載の顧客の装置であって、前記顧客の装置は専用のゲームコンソールである、ことを特徴とする顧客の装置。
13. 請求項１に記載の顧客の装置であって、前記顧客の装置が前記ソフトウェアの少なくとも１つのアイテムを使用している時間帯は、サーバモニタリング部によりモニタされ且つサーバ記憶部に記憶されたデータに基づいてサーバ計算部により計算される、ことを特徴とする顧客の装置。
14. 請求項１３に記載の顧客の装置であって、前記サーバ計算部は、支払われるいずれかの料金に基づいて、前記ソフトウェアの少なくとも１つのアイテムに対するプライスポイントを計算し、前記支払われる料金は前記サーバモニタリング部によりモニタされ且つ前記サーバ記憶部により記憶される、ことを特徴とする顧客の装置。
15. 請求項１３に記載の顧客の装置であって、前記サーバ計算部は、前記顧客の装置が前記ソフトウェアの少なくとも１つのアイテムを用いる前記時間帯に基づいて、前記ソフトウェアの少なくとも１つのアイテムの有効期限を計算し、前記時間帯は前記サーバモニタリング部によりモニタされ且つ前記サーバ記憶部により記憶される、ことを特徴とする顧客の装置。
16. 請求項１に記載の顧客の装置であって、受信された前記ソフトウェアの少なくとも１つのアイテムはサーバプロセッサの暗号下部により暗号化され、前記顧客の装置により暗号解読される、ことを特徴とする顧客の装置。
17. 請求項１に記載の顧客の装置であって、前記顧客の装置は、サーバモニタリング部により追跡された情報がパーソナルプロフィール情報に関連するように、サーバ記憶部における記憶のために前記サーバに前記パーソナルプロフィール情報を送信する、ことを特徴とする顧客の装置。
18. 顧客により所定時間帯の使用のためにサーバからコンピュータソフトウェアを受信する方法であって：
    ａ）前記サーバが顧客によるコンピュータソフトウェアの少なくとも１つのアイテムのダウンロードを許可することができるように、前記サーバに顧客識別情報を送信する段階；
    ｂ）受信されるソフトウェアの少なくとも１つのアイテムを選択する段階；
    ｃ）前記選択されたソフトウェアのアイテムをダウンロードする段階であって、その使用は、前記所定時間帯が確認されることができるように、前記サーバによりモニタされ且つ記憶される、段階；並びに
    ｄ）前記選択されたソフトウェアのアイテムの自動的無効を回避するために、前記所定時間帯が経過する前に、前記サーバから追加の使用を要求する段階；
    を有することを特徴とする方法。
19. 請求項１８に記載の方法であって、許可段階をさらに有し：
    ａ）配信されるソフトウェアの各々のアイテムに第１の一意の識別子が割り当てられる手順；
    ｂ）ソフトウェアを受信するために許可された前記顧客に第２の一意の識別子を割り当てる手順；
    ｃ）前記顧客が受信することを許可されるソフトウェアの各々のアイテムの記録を記憶されるように、第１の一意の識別子を第２の一意の識別子と共に割り当てる手順；並びに
    ｄ）前記識別情報が前記顧客により送信されたかどうかを決定する段階であって、前記選択されたソフトウェアのアイテムを前記顧客に送信する前に、前記第２の一意の識別子が割り当てられる、手順；
    によりサーバが前記ダウンロードを許可する、ことを特徴とする方法。
20. 請求項１８に記載の方法であって、ユーザプロフィール段階をさらに有し、ユーザプロフィールがサーバモニタリング部によりモニタされる情報に関連されることができるように、前記顧客が前記システムを使用するために登録するとき、前記サーバは、前記顧客から人口動態学的、社会的且つ経済的特性を引き出すことによりユーザプロフィールを作成する、ことを特徴とする方法。
21. 請求項１８に記載の方法であって、リピータ顧客識別段階をさらに有し、サーバは、ユーザがダウンロードした異なるゲームの数を有する情報のモニタリングを参照することによりリピータ顧客を識別する、ことを特徴とする方法。
22. 請求項１８に記載の方法であって、前記所定時間帯は１プレイずつ測定される持続時間である、ことを特徴とする方法。
23. 請求項１８に記載の方法であって：
    価格と使用時間帯のためのソフトウェアプログラムをダウンロードする手順；並びに
    前記ソフトウェアプログラムの本当の価格を決めるために、単位使用時間帯当たりの価格を計算し且つ記録することと関連して、ａ）前記使用時間帯の有効期限が切れる前の削除、および、ｂ）顧客が注文する前記使用時間帯の延長の数、の少なくとも１つをモニタする手順；
    により前記ソフトウェアプログラムの本当の価格を決める段階をさらに有する、ことを特徴とする方法。
24. 請求項１に記載の顧客の装置であって、コンピュータソフトウェアはビデオゲームソフトウェアを有する、ことを特徴とする顧客の装置。
25. 請求項１において規定した前記顧客の装置と同様に機能するように前記コンピュータプログラムを実行するとき、プログラム可能な装置を有効にすることを特徴とするコンピュータプログラムプロダクト。

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