JP2005500951A - 容器 - Google Patents
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Abstract
柔軟な壁(58、59)によって画成され、壁(58、59)の相対位置に依存する容積を有する区画(60)を含む液状内容物用容器であって、壁(58、59)は互いに係合する縁部を有し、縁部に沿って壁(58、59)は共通連結部(32)において相互連結される。この容器は、壁(58、59)が一部品で形成され、この一部品が互いに係合する縁部を備えた壁(58、59)を形成するように折り畳まれていることを特徴とする。更に、本発明は、このような容器を製造する方法および装置と、容器材料と、このような容器材料を製造する装置と、に関する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に折り畳み型の容器に係わり、より詳細には、請求項1の前提部に記載された容器と、請求項6の前提部に記載された容器製造方法と、請求項11に記載された容器製造装置と、請求項19の前提部に記載された容器材料と、請求項22の前提部に記載された容器材料製造方法と、に関する。
【背景技術】
【0002】
導入部として記載されたタイプの容器は、一般的に、折り畳み型容器と称され、容器の壁によって画成された区画は液状内容物が容器から注ぎ出されるときに容積が減少する点で有利である。その結果として、内容物が空気に触れる度合いが減少し、内容物の有効期限にプラスの効果を与える。また、この容器は、低コストで製造できる点で有利であり、無菌充填に適合させることが可能である。
【0003】
上記のタイプの容器は、例えば、国際公開第99/4155号によって既知である。
【0004】
この文献に記載されている容器は、3個の材料ウェブを接合し、それらを連結部で封止することにより製造される。各連結部は、本質的に完成した容器と対応した形状を有する。次に、連続した容器のウェブが接合された材料ウェブから打ち抜かれる。ウェブから離された各容器は、充填前には平らで空の密閉された状態である容器を形成する。各容器は、二つの対向する側壁と、底壁と、を有し、各壁は別個の材料ウェブから得られる。
【0005】
このように製造された容器には多数の利点がある。特に、鉱物材料の充填剤とポリオレフィンの結合剤を含有する容器材料の容器を製造することが好ましい。これにより、材料の厚さが薄いにもかかわらず、環境に優しく、かつ、使い勝手の良い容器を提供するために必要な剛性を有する折り畳み型の容器が得られる。
【0006】
このタイプの容器に関連した問題は、現実の製造方法に関係する。実際、容器は、通常、外側に装飾プリントが施され、このプリントは、通常、材料ウェブに入れられ、その後、前記容器がこの材料ウェブから製造される。必要に応じて確実にパターンを位置合わせするためには、異なる材料ウェブを高い精度で接合しなければならないことは明白である。このことは、前記連結部を形成するために材料ウェブが互いに封止される際の精度にも当てはまる。連結部は、実際には、容器の外側輪郭を形成するので、装飾プリントをこの輪郭内に集中させることが重要である。
【0007】
更に、前記連結部において材料ウェブを相互に封止するため、密閉手段は、接合された材料ウェブの方に向かって下向きに移動させなければならない。実際の封止処理中に、材料ウェブを停止させる必要があり、これは、不都合な時間の浪費である断続的な操作を引き起こす。
【0008】
したがって、より高い生産速度で、パターンの位置合わせを必要とすることなく製造可能なこのタイプの容器が求められる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記の点に鑑みて、本発明の目的は、導入部の説明として記載されたタイプの新しい改良された容器、並びに、対応した容器素材を製造する方法および装置を提供することである。容器素材は、特に、パターンの位置合わせに多大な要求を伴うことなく、連続した製造プロセスに適することが必要である。
【0010】
もう一つの目的は、改良されたウェブ形状の容器材料、および、この容器材料を製造する装置を提供することである。ウェブ形状の容器材料は、上述のタイプの容器をその後に製造することが意図されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によれば、これらの目的、および、以下の記載から明らかになるその他の目的は、請求項1に記載された特徴を有する容器、請求項6に記載された特徴を有する容器を製造する方法、請求項11に記載された容器を製造する装置、請求項19に記載された特徴を有する容器材料、および、請求項22に記載された特徴を有する容器材料を製造する装置によって達成される。容器の好ましい実施形態は請求項2乃至5から明らかであり、方法の好ましい実施形態は請求項7乃至10から明らかであり、容器を製造する装置の好ましい実施形態は請求項12乃至18から明らかであり、容器材料の好ましい実施形態は請求項20乃至21から明らかであり、容器材料を製造する装置の好ましい実施形態は請求項23乃至26から明らかである。
【0012】
より詳細には、本発明によれば、柔軟な壁によって画成された区画を含み、その区画の容積は壁の相対的な位置に依存し、壁は互いに係合する縁部を有し、縁部に沿って壁が共通連結部分で連結される、液状内容物用の容器が提供され、前記容器は、前記壁が一部品で形成され、この一部品が互いに係合する縁部を備えた前記壁を形成するように折り畳まれることを特徴とする。
【0013】
これにより、非常に簡単に製造することができる折り畳み型の容器が得られる。容器の壁を形成するように折り畳まれる一部品から容器を製作することにより、前記連結部分において縁部に沿って容器の異なる壁を連結するときに、パターンの良好な位置合わせを実現することが非常に簡単化されるであろう。
【0014】
本発明の容器の好ましい一実施形態によれば、前記部品は、二つの向かい合う側壁と、中間底壁と、を形成するように折り畳まれる。これにより、充填された状態において安定した底を形成する容器が得られる。
【0015】
別の好ましい実施形態によれば、容器は、充填前には空の平らな密閉された状態である。これにより得られる容器は、あまり嵩張らず、殺菌可能であり、殺菌性を保ったままユーザに配布することができる。容器が底壁を有する場合、底壁は、容器が平らな状態にあるとき二つに折り畳まれる。
【0016】
容器は、好ましくは、鉱物材料の充填剤とポリオレフィン材料の結合剤とを含むコア層により構成される材料から成る。
【0017】
本発明によれば、柔軟な壁によって画成された区画を含み、その区画の容積は壁の相対的な位置に依存する容器を製造する方法が提供され、前記方法は、ウェブ形状の容器材料を、長手方向に折り畳まれ、長辺に沿って少なくとも一つの折り目が付けられているウェブに変化させる工程と、続いて、各連結部分が前記少なくとも一つの折り目に沿って始点および終点を具備し且つ完成した容器の形に本質的に対応する広がりを具備した曲線を形成する連続した連結部分に沿って、ウェブの向かい合う面を接合する工程と、を有することを特徴とする。
【0018】
これにより、当該タイプの容器の合理的な製造を可能にする方法が得られる。長手方向に折り畳まれたウェブに変化させられるウェブ形状の容器材料から容器を製作することによって、複数の異なる材料ウェブを組み合わせる必要性がなくなる。即ち、正確なパターンの位置合わせを達成することが可能である。
【0019】
好ましくは、ウェブ形状の容器材料は、二つの向かい合った本質的に平らな側方部分と、二つに折り畳まれ、二つの側方部分を連結する中間部分と、をウェブに形成するように、本質的にWの形に長手方向に折り畳まれ、前記長辺に沿って延びる二つの折り目を有するウェブに変化させられ、容器には、それぞれの側方部分から側壁が得られ、中間部分から底壁が得られる。
【0020】
本発明の方法の好ましい一実施形態によれば、ウェブ形状の容器材料を長手方向に折り畳まれたウェブに変化させる工程よりも前に、連続した接着プリントを容器材料の内側形成面に塗布する工程が先行し、前記接着プリントの各々は、ぴったり合うように設計された部分を具備し、このぴったり合うように設計された部分は、ウェブ形状の容器材料が長手方向に折り畳まれたウェブに変化させられるとき、相互に当接させられる。更に、連結部分に沿ってウェブの向かい合う面を連結する工程は、有利には、各接着プリントのぴったり合うように設計された部分を相互に接着させるためウェブを加熱する工程を含み、前記接着プリントは前記連結部分を形成する。また、容器を連続プロセスで製造することが可能である。
【0021】
更に別の好ましい実施形態によれば、二つの連続した容器が容器のウェブを形成するために相互連結されるように、二つの連続した連結部分は互いに隣接し、容器は前記連結部分に沿ってウェブから外される。
【0022】
更に、本発明によれば、柔軟な壁によって画成された区画を含み、その区画の容積は壁の相対的な位置に依存する容器を製造する装置が提供され、前記装置は、ウェブ形状の容器材料を、長手方向に折り畳まれ長辺に沿って少なくとも一つの折り目が付けられているウェブに変化させる折り畳みステーションと、各連結部分が前記少なくとも一つの折り目に沿って始点および終点を具備し且つ完成した容器の形に本質的に対応する広がりを具備した曲線を形成し、連続した連結部分に沿って、互いに係合するウェブの表面を連結する連結ステーションと、を特徴とする。その結果として、ウェブ形状の容器材料から折り畳み型の容器を製造することを可能にさせ、各容器の壁と壁の間のパターンの位置合わせの正確さを非常に実現し易くする装置が得られる。
【0023】
好ましくは、この装置は、前記ウェブから前記連結部分に沿って完成した容器を外す打ち抜きステーションを含み、連結ステーションは、有利には、相互に隣接する連続した連結部分を配置するようになっており、前記打ち抜きステーションは、連続した容器が容器のウェブを形成するように相互連結するように、容器の取り外すようになっている。
【0024】
好ましい一実施形態によれば、装置の折り畳みステーションは、ウェブ形状の容器材料を、Wの形に長手方向に折り畳まれ且つ一方の長辺に沿って二つの折り目を有するウェブに変化させるようになっており、前記ウェブに、二つの向かい合う本質的に平らな側方部分と、二つに折り畳まれ側方部分を連結する中間部分と、が形成され、完成した容器の各々では、対応した側方部分が側壁になり、前記中間部分が底壁になる。
【0025】
もう一つの好ましい実施形態によれば、装置は、連続した接着プリントを容器材料の内側形成面に塗布する印刷ステーションを含み、前記折り畳みステーションは、各接着プリントのぴったり合うように設計された部分が長手方向に折り畳まれたウェブで互いに係合するようにウェブ形状の容器材料を変化させるために構成される。連結ステーションは、有利には、各接着プリントの前記ぴったり合うように設計された部分が相互に接着し前記連結部分を形成する温度まで、ウェブを加熱する加熱手段を含む。これにより、連続的な、即ち、運転効率がよく、経済的に有利なプロセスであって、パターンの位置合わせが正確なプロセスで容器を製造することが可能になる。印刷ステーションは、装置の他の部分から物理的に分離することが可能である。
【0026】
更なる好ましい実施形態によれば、連結ステーションは、直径が大きいホイールと、無端ベルトと、を含み、無端ベルトは、前記ホイールと一体となって、ホイールの円周の一部に沿って延びる細長いニップを形成し、折り畳まれたウェブは、前記連続した連結部分を提供するために前記細長いニップに挿入可能である。
【0027】
もう一つの好ましい実施形態によれば、連結ステーションは複数のロールを含み、複数のロールはロールの間にニップを形成し、ニップには、前記連続した連結部分を提供するために折り畳まれたウェブを挿入可能である。
【0028】
更に、本発明により提供されるウェブ形状の容器材料は、連続した接着プリントによって特徴付けられ、接着プリントは、材料の内側形成面に塗布され、各接着プリントは、容器材料を長手方向に折り畳むことによって互いに係合することができるようにぴったり合うように設計された部分を具備する。その結果として、パターンが正確に位置合わせされた容器を連続的に製造することができる容器材料が実現される。
【0029】
好ましくは、各接着プリントは熱硬化性接着剤を含む。
【0030】
好ましい一実施形態によれば、ウェブ形状の容器材料は、鉱物材料の充填剤とポリオレフィン材料の結合剤とを含む材料から成る。
【0031】
最後に、本発明によれば、ウェブ形状の容器材料を製造する装置が提供され、前記装置は、連続した接着プリントを材料ウェブの内側形成面に塗布する第1の印刷ステーションによって特徴付けられ、前記接着プリントの各々はぴったり合うように設計された部分を具備し、ぴったり合うように設計された部分は、材料ウェブを長手方向に折り畳むことによって互いに係合するようにさせ得る。
【0032】
好ましい一実施形態によれば、この装置の第1の印刷ステーションは、熱硬化性接着剤からなる接着プリントを塗布するように構成される。
【0033】
更に別の好ましい実施形態によれば、装置は、装飾プリントを材料ウェブの外側形成面に塗布する第2の印刷ステーションを更に含む。
【0034】
第2の印刷ステーションは、好ましくは、UVフレキソ印刷を対象とし、有利にはコールドUVランプを含む。
【0035】
本発明の好ましい実施形態は、一例として添付図面を参照して説明される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
(容器材料)
参照する図1は、本発明の好ましい一実施形態によるウェブ形状の容器材料1の切り離された部分が示されている。
【0037】
ウェブ形状の容器材料1は、好ましくは、コア層を含むラミネートである膜材料により構成され、コア層は、鉱物材料の充填剤と、ポリエチレンまたはポリプロピレンのようなポリオレフィン材料の結合剤と、を含む。好ましい充填剤は、白亜、滑石、および/または、雲母である。
【0038】
容器材料1は、内側形成面2を有し、この内側形成面には、複数の連続的な接着プリント3が塗布され、各接着プリントは、好ましくは、膜材料の融点よりも低い融点を有するホットメルトの形の熱硬化性接着剤を含む。
【0039】
各接着プリント3は、閉曲線を形成し、多数の相互にぴったり合うように設計された部分Pを有し、これらの部分Pは、容器材料1を長手方向に折り畳むことによって互いに合わせることが可能である。図示された実施形態によれば、各接着プリント1は、より詳細には、第1の上側部分P1を含み、この第1の上側部分は第1の下側部分P2と連結し、一方、この第1の下側部分P2は底部分P3と連結する。底部分P3は、更に、第2の下側部分P4と連結し、最後に、第2の下側部分は第2の上側部分P5と連結する。以下に詳述するように、容器材料1を長手方向に都合良く折り畳むことにより、上側部分P1とP5は、互いにぴったりと合わされ、一方、下側部分P2とP4は、各々、底部分P3の別々の部分に合わされる。
【0040】
図1に示されるように、接着プリント3は、互いに隣接するように配置される。
【0041】
装飾プリント(図示せず)は、前記内側形成面2の反対側にある容器材料の外側形成面に施してもよく、外側形成面は図2に番号4で示されている。これらのプリントは、確実に前記接着プリント3の範囲内に施される。
【0042】
(容器材料製造装置)
次に参照する図2には、図1に関して説明されたウェブ形状の容器材料1を製造する本発明の装置5の好ましい一実施形態が概略的に示されている。
【0043】
この装置は、押出ユニット6と、第1の印刷ステーション7と、第2の印刷ステーション8と、巻き取りステーション9と、を含む。
【0044】
押出ユニット6は、従来の方式でウェブ形状の膜材料10を製造するようになっているので、前記押出ユニット6についてはこれ以上詳細に説明を加えない。膜材料10は、好ましくは、鉱物材料の充填剤とポリオレフィン材料の結合剤とを含むコア層を有するラミネートにより構成される。
【0045】
第2の印刷ステーション8は、ウェブ形状の膜材料10の外側形成面4に装飾プリントを施すようになっており、好ましくは、いわゆるUVフレキソ印刷を対象としている。第2の印刷ステーション8は、したがって、図示された実施形態では、シリンダ11を有する組立体を含み、シリンダ11は、印刷ブロックが設けられ、反対側のシリンダ12と一体となって、ニップ13を形成する。更に、インキング・シリンダ14は、印刷ブロックが設けられたシリンダ11に当接し、前記インキング・シリンダ14は、インクを収容するバット15にある程度まで浸され、このようにして、印刷ブロックを具備したシリンダ11にインクを転写する。
【0046】
UVフレキソ印刷の場合、紫外線光が照射されたときに限り乾燥するタイプのインクが利用されるので、第2の印刷ステーション8は一式のUVランプ16を含む。
【0047】
装飾プリントを膜材料10に施す場合の精度は、極めて高くしなければならない。したがって、好ましくは、前記一式のUVランプ10は、いわゆるコールドUVランプである。これにより、紫外線光照射に伴なう熱は膜材料に伝達されないことが保証されるので、熱による膜材料10の寸法的変化の出現はなくなる。
【0048】
しかし、第2の印刷ステーション8は、その他の印刷方法のために準備してもよいことが認められよう。
【0049】
また、ウェブ形状の容器材料5を製造する本発明の装置5は、多色装飾プリントが望まれる場合には、上記のタイプの複数の印刷ステーションを具備してもよいことが認められよう。
【0050】
第1の印刷ステーション7は、図示された実施形態では、第2の印刷ステーションの下流に設置され、ウェブ形状の膜材料10の内側形成面2に連続的な接着プリントを施すようになっている。このため、第1の印刷ステーション7は、印刷ブロックを具備したシリンダ17を有する対応した組立体を含み、シリンダ17は、反対側のシリンダ18と一体となって、ニップ19を形成する。バット20に浸されたロール21は、印刷ブロックを具備したシリンダ17に当接し、接着剤をシリンダ17に転写する。膜材料10に塗布された接着プリント3は、有利には、熱硬化性の接着剤を含む。
【0051】
本発明の容器材料1を製造するとき、押出ユニットで製造されたウェブ形状の膜材料10は、第2の印刷ステーション8のニップ13に運ばれ、そこで、装飾プリントが印刷ブロックを具備したシリンダ11によって膜材料10の外側形成面4に塗布される。明らかに、前記第2の印刷ステーションへ運ばれた膜材料10は、必ずしも押出ユニット6によって供給しなくても構わない。このため、膜材料10は、例えば、ロール状で供給可能である。
【0052】
膜材料10の外側形成面4の装飾プリントは、次に、一式のUVランプ16からの紫外線光によって照射され、その後、多数の偏向ローラーを経由した膜材料10は、第1の印刷ステーション7のニップ19に渡される。ここで、連続的な接着プリント3が膜材料10の内側形成面2に塗布される。
【0053】
その結果として、ウェブ形状の容器材料1が得られ、本発明の装置5の図示された実施形態では、容器材料1は前記巻き取りステーション9で巻き取られ、次に、接着プリント3は、巻き取りが行えるように、乾燥などによる適当な方式で処理される。
【0054】
(容器製造装置)
次に参照する図3には、容器24のウェブ23を製造する本発明の装置22の好ましい一実施形態が示されている。ウェブ23から離された各容器24は、充填前には、平らで空の密閉された状態である容器を形成する。容器24は、柔軟な壁によって画成された区画を有するタイプの容器であり、その区画の容積は壁の相対的な位置に依存する。
【0055】
本発明の装置22は、図示された実施形態によれば、折り畳みステーション25と、余熱ステーション26と、連結ステーション27と、蓄積ステーション28と、打ち抜きステーション29と、巻き取りステーション30と、を含む。
【0056】
図1を参照して説明され、図示された実施形態ではロール状で供給されるタイプのウェブ形状の容器材料1は、前記折り畳みステーション25へ運ばれ、その折り畳みステーションで容器材料1は長手方向に折り畳まれたウェブ31に変化させられる。折り畳みステーション25は、ウェブ形状の容器材料1が長手方向に折り畳まれ、容器材料1の内側形成面2上の接着プリント3のぴったり合うように設計された部分Pが図1を参照して説明されたように互いに合わされるように構成される。
【0057】
続いて、長手方向に折り畳まれたウェブ31は余熱ステーション26へ渡され、そこでウェブ31が余熱される。
【0058】
余熱ステーション26から、ウェブ31は連結ステーション27へ渡され、連結ステーションにおいて、それぞれの接着プリント3の、互いに係合する、ぴったり合うように設計された部分Pは、図6に番号32で示されている連結部分を形成するために相互に接着する。これにより、ウェブ31の連続的な連結部分32が得られ、各連結部分32は、本質的に完成した容器24の形に対応した広がりを有する。接着プリント3は、上述のように、好ましくは、熱の作用下で固まる熱硬化性の接着剤を含む。連結ステーション27は、有利には、前記接着のために必要な温度までウェブ31を加熱し、その温度でウェブ31を保持する加熱手段(図示せず)を含む。容器材料1が鉱物材料の充填剤とポリオレフィン材料の結合剤とを含む膜材料から作られる場合、例えば、80℃乃至120℃の範囲の温度で固まる接着剤を使用することが可能である。なぜならば、容器材料1は150℃未満の温度では影響されずに保たれるからである。
【0059】
次に、連続した連結部分32を有するウェブ31は、蓄積ステーション28へ送られ、蓄積ステーション28から、ウェブ31は打ち抜きステーション29へ続き、打ち抜きステーション29で、容器24のウェブ23はウェブ31から切り離される。容器24の前記ウェブ23は、次に、前記連結部分32に沿って二つの連続した容器24が相互連結されるように打ち抜かれる。容器24のウェブ23は、最後に、巻き取りステーション30で巻き取られる。
【0060】
容器24の巻き取られたウェブ23は、例えば、国際特許公開第99/4155号のタイプの充填機械における容器素材として使用することができる。
【0061】
このように各容器24は、充填前では、空の平らな密閉状態にある。その結果として、容器24の殺菌が可能であり、容器24は空の状態で密閉されているので、殺菌性は個別に設置された充填機械へ更に移動する間に保つことが可能である。
【0062】
次に、容器24を製造する本発明の装置22の様々なステーションをより詳細に説明する。
【0063】
折り畳みステーション25は、第1の偏向ローラーのペア33と、この第1の偏向ローラーのペア33の上に配置された第2の偏向ローラーのペア34と、を含む。前記第1の偏向ローラーのペア33の高さに、案内ホイール35が設けられ、案内ホイール35の下方に、ニップ形成用ロールのペア36が配置され、このニップ形成用ロールのペア36は、前記第1の偏向ローラーのペア33および前記第2の偏向ローラーのペア34に対して垂直に向けられている。更に、折り畳み手段37が、第2の偏向ローラーのペア35の第2の偏向ローラーの直ぐ下に配置される。
【0064】
ウェブ形状の容器材料1を長手方向に折り畳むため、容器材料1は、別個の偏向ローラー38によって、第1の偏向ローラーのペア33の第1の偏向ローラーに接触してその上を通され、更に、前記ペア33の第2の偏向ローラーに接触してその下を通される。次に、容器材料1は上向きに進められ、第2の偏向ローラーのペア34の第1の偏向ローラーへ向かいその上を通され、同じペア34の第2の偏向ローラーへ向かいその上を通される。ここから、容器材料1は、ニップ形成用ロールのペア36のニップ39へ向かって下向きに送られる。同時に、材料1は、折り畳み手段37がWの形で長手方向に折り畳まれたウェブ31を製造するために材料1を係止する間に折り畳まれ、この結果として、ウェブ31には一方の長辺に沿って二つの折り目66ができる。かくして、Wの形に折り畳まれたウェブ31は前記ニップ39を通過し、案内ホイール35は、Wの形の折り畳みが常に均一であることを保証する。
【0065】
長手方向にWの形で折り畳まれたウェブ31を形成するための容器材料1の前記折り畳みは、図4および5により明瞭に示されている。図4は、ウェブ形状の容器材料1の切り取られた部分を示す図であり、その内側形成面2には、複数の連続した接着プリント3がある。折り畳みステーション25は、同図に破線で示されるように、材料1をWの形に折り畳むため構成され、図5に示されるように、二つの向かい合った本質的に平らな側方部分40aおよび40bと、二つに折り畳まれ二つの側方部分40aおよび40bを連結する中間部分41と、を形成する。それぞれの接着プリント3の相互にぴったり合うように設計された部分Pは、上述のように互いに合わされる。側方部分40aおよび40bは、それぞれ、各々の接着プリント3の上側部分P1およびP5と、下側部分P2およびP4と、を有し、一方、接着プリント3の底部分P3は中間部分41に含まれる。
【0066】
図示された実施形態によれば、余熱ステーション26は、2本の加熱されたシリンダ42を含み、シリンダの間にニップ43を形成し、ニップにはWの形に折り畳まれたウェブ31が挿入される。
【0067】
図示された実施形態によれば、連結ステーション27は、大きい直径を有する回転可能なホイール44と、回転可能な偏向ローラー46、47のため通過する無端ベルト45と、を含む。二つの偏向ローラー46は、それぞれ、ホイール44の一方側49、50でホイール44の環状面48に隣接する。これらの二つの偏向ローラー46の間に延びる無端ベルト45の部分は、ホイール44の環状面48と一体となって、ホイール44の全周の大部分に沿って広がる細長いチップ51を形成する。偏向ローラー46、47の位置を変更することによって、ベルト45がホイール44の環状面48に当接する圧力を調整することが可能である。ホイール44は、更に、接着プリント3の接着のために必要な温度まで加熱し、その温度を維持する加熱手段(図示せず)を有する。このため、ホイール44は、ホイール44のハブから、そのスポークを介して、その環状面48にまで延びるダクトを含み、このダクトには、加熱したオイルのような熱い加熱媒体を循環させることができる。しかし、勿論、その他のタイプの加熱手段を考えることが可能である。
【0068】
Wの形に折り畳まれたウェブ31は、余熱ステーション26と向かい合った連結ステーション27の第1の側49で細長いニップ51に挿入され、この細長いニップ51において、接着プリント3のぴったり合うように設計された部分Pは、圧力と温度の作用の下で、連結部分32を形成するために相互に接着する。各連結部分は、より詳細には、前記折り目66に沿って始点と終点を有する曲線を形成し、この曲線は完成した容器の形と本質的に対応する広がりをもつ。かくして、無端ベルト45とホイール44の両方は、Wの形に折り畳まれ細長いニップ51に挿入されたウェブ31と、ホイール44の環状面48および無端ベルト45のそれぞれとの間の相対速度が本質的に零であるような速度で駆動される。次に、ウェブ31は、連結ステーション27の第2の側50でニップ51から出る。細長いニップ51の広がりは、各接着プリント3が、各接着プリント3を固めるために、したがって、前記接着を行うために十分な時間に亘って、必要な圧力および温度で維持されることを保証する。
【0069】
図示された実施形態によれば、蓄積ステーション28は、固定式に配置された第1の上側ロール手段52の組と、自由に移動可能な第2の下側ロール手段53の組と、を含む。ウェブ31は、上側ロール手段52と下側ロール手段53を交互に越える。例えば、巻き取りステーション30のロールを変更したときのように、蓄積ステーション28からの出力が減少するか又は遮られた場合、移動可能な下側ロール手段53は上側ロール手段52から離れることが許容され、これにより、ステーション28の蓄積容量が増加する。これは、破線で示されている。
【0070】
最後に、打ち抜きステーション29は、図示された実施形態によれば、ロール穿孔装置54を含み、ロール穿孔装置54は、切断手段56を備えた第1のシリンダ55と、第2のシリンダ57と、を具備し、第1のシリンダ55の切断手段56は第2のシリンダ57の逆に作動する。切断手段56は、相互連結された容器24のウェブ23がウェブ31から打ち抜かれるような幾何学的外観が与えられる。勿論、前記打ち抜きが、上記のように、完成した容器24の形に本質的に対応した広がりを有するウェブ31の連結部分32に沿って行われることは確実である。したがって、完成した容器24は、Wの形に折り畳まれたウェブ31の対応した側方部分40a、40bからの側壁と、中間部分41からの底壁と、を有する。
【0071】
明らかに、容器24のウェブ23を製造する本発明の装置22は、その他の方式で設計することが可能である。
【0072】
例えば、余熱ステーション26を完全に省くこと、または、余熱ステーション26をある別の方式で設計することが考えられる。
【0073】
更に、連結ステーション27は、他の方式で設計してもよい。例えば、大きい直径を有するホイール44および無端ベルト45を、余熱ステーション26に見られるタイプのシリンダの列で置き換えてもよい。連結部分に十分な強度を与えるため、接着プリント3のぴったり合うように設計された部分Pは、所定の期間に亘る圧力および加熱の下で、互いに係合するようにされるべきである。これに関連して、適当なタイプの接着プリント、ニッププリント、および、温度を選択することにより、ウェブ31を単一のニップに通すことによって望ましい連結を行うことが可能であろう。より確実な連結を行うためには、余熱ステーション26で見られるタイプの複数のニップを並べることが可能である。しかし、両方のケースにおいて、細長いニップ51を省くことが可能である。
【0074】
(容器)
次に参照する図6および図7には、図3乃至5図に関して説明したように製造された容器24の発明のウェブ23の一部が示されている。ウェブ23から外されると、各容器24は、充填前には空の平らな密閉状態である容器を形成する。
【0075】
容器24は、柔軟な壁58、59によって画成された区画60を含み、この区画60の容量は、壁58、59の相対位置に依存する。
【0076】
より詳細には、容器24の壁58、59は、二つの向かい合う側壁58と、底壁59と、を含み、前記壁58、59は、一部品で形成され、折り目61によって相互に区切られる。壁58、59は、互いに係合する縁部を有し、この縁部に沿って、壁58、59は共通連結部分32において連結される。より詳細には、連結部分32は、側壁58の縁部が相互連結される上側連結部分62と、側壁58の縁部の下方部が底壁59の縁部と連結される下側連結部分63と、を有する。
【0077】
二つの側壁58を互いに分離する底壁59は、容器24が平らな状態にあるとき、図7に明瞭に示されているように、二つに折り畳まれた状態にある。図7に示されるような空の平らな容器24の断面は、分かり易くするために、側壁58が僅かに離されている。
【0078】
次に参照する図8乃至図9には、図6乃至図7に示された容器24が、充填され密閉された状態で示されている。充填は、容器24のダクト手段64が切断または同様の操作によって開かれ、その後、液状内容物が、前記ダクト手段64を介して、容器の壁58、59によって画成された区画60に供給されるようにして、適切に行われる。充填の終了後、ダクト手段は再度密閉される。
【0079】
特に、図9から明らかであるように、二つに折り畳まれた底壁59は、容器24の充填と共に真っ直ぐにされ、これにより、容器24の安定な底を形成する。
【0080】
また、これらの図から明らかであるように、容器24は、好ましくは、運搬手段65と一体的に形成され、容器24の使い勝手がより良くされる。勿論、容器材料1の接着プリント3は、前記運搬手段65が容器24の連結部分32に形成されるように調整される。容器を製造する装置22の打ち抜きステーション29は、前記運搬手段65を打ち抜くように構成される。
【0081】
本発明によれば、連続した接着プリント3を材料1の内側形成面2に塗布するようになっている印刷ステーション7を含む装置5を用いて製造されたウェブ形状の容器材料1がこのようにして提供される。
【0082】
本発明によれば、容器24のウェブ23を製造する装置22も提供される。前記容器材料1は長手方向に折り畳まれたウェブ31に変化させられ、これにより、前記接着プリント3の各々のぴったり合うように設計された部分2は、互いに係合するようにされる。互いに係合する接着プリント3のこれらの部分Pは、連続した連結部分32を形成するために互いに接着させることが可能であり、連続した連結部分32は曲線を形成し、各曲線は、前記折り目66に沿って始点および終点を有し、完成した容器24の形に本質的に対応する広がりを有する。
【0083】
好ましくは、容器材料1は、Wの形で長手方向に折り畳まれたウェブ31に変化させられ、その結果として、底壁59によって相互連結された二つの対向した側壁58を有する容器24を製造できるようになる。
【0084】
最後に、本発明によれば、壁58、59によって画成された区画60を有し、その区画の容積が壁58、59の相対位置に依存する容器24が提供される。壁58、59は一部品で形成され、縁部を有し、その縁部に沿って、壁58、59は共通連結部分32で相互連結される。
【0085】
このように、本発明は、独特の容器材料1から連続プロセスで製造可能な独特の折り畳み型の容器24に関する。
【0086】
容器材料1は、材料1の折り畳み、および、その後に続く加熱によって、前記連結部分32を形成する所定の接着プリント3を具備し得るので、断続的な操作で長手方向に折り畳まれたウェブ31を係止する密閉ツールの必要性がなくなる。かくして、発明の容器24は、連続プロセスで製造可能であり、このことは、容器24が製造され得る速度に関して非常にプラス効果がある。
【0087】
連結部分32の向きは接着プリント3の場所に依存するので、非常に正確なパターンの位置合わせを達成可能である。
【0088】
容器24は、適当な形式で折り畳まれた単一の材料ウェブ31から製作される。したがって、複数の別々の材料ウェブを接合する必要性、並びに、パターンの位置合わせに関する付随した問題が解消された。
【0089】
本発明は上述の実施形態に限定されず、様々な変形および変更が実行可能であることは明らかであろう。したがって、本発明の範囲は、添付の請求項に記載された事項だけによって定められる。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】本発明の容器材料の平面図である。
【図2】図1の容器材料を製造する本発明の装置の概略側面図である。
【図3】容器素材のウェブを製造する本発明の装置の概略斜視図である。
【図4】ウェブ形状の容器材料の切り離された部分の斜視図であり、破線は図3に示された装置の折り畳みステーションにより容器材料が折り畳まれるようになっていることを示している。
【図5】折り畳み済みの状態の図4に示された容器材料の斜視図である。
【図6】図3に示された装置で製造された容器のウェブの一部の側面図である。
【図7】図6の線VI−VIによる断面図である。
【図8】本発明の容器の上方からの斜視図である。
【図9】本発明の容器の下方からの斜視図である。
【0001】
本発明は、一般的に折り畳み型の容器に係わり、より詳細には、請求項1の前提部に記載された容器と、請求項6の前提部に記載された容器製造方法と、請求項11に記載された容器製造装置と、請求項19の前提部に記載された容器材料と、請求項22の前提部に記載された容器材料製造方法と、に関する。
【背景技術】
【0002】
導入部として記載されたタイプの容器は、一般的に、折り畳み型容器と称され、容器の壁によって画成された区画は液状内容物が容器から注ぎ出されるときに容積が減少する点で有利である。その結果として、内容物が空気に触れる度合いが減少し、内容物の有効期限にプラスの効果を与える。また、この容器は、低コストで製造できる点で有利であり、無菌充填に適合させることが可能である。
【0003】
上記のタイプの容器は、例えば、国際公開第99/4155号によって既知である。
【0004】
この文献に記載されている容器は、3個の材料ウェブを接合し、それらを連結部で封止することにより製造される。各連結部は、本質的に完成した容器と対応した形状を有する。次に、連続した容器のウェブが接合された材料ウェブから打ち抜かれる。ウェブから離された各容器は、充填前には平らで空の密閉された状態である容器を形成する。各容器は、二つの対向する側壁と、底壁と、を有し、各壁は別個の材料ウェブから得られる。
【0005】
このように製造された容器には多数の利点がある。特に、鉱物材料の充填剤とポリオレフィンの結合剤を含有する容器材料の容器を製造することが好ましい。これにより、材料の厚さが薄いにもかかわらず、環境に優しく、かつ、使い勝手の良い容器を提供するために必要な剛性を有する折り畳み型の容器が得られる。
【0006】
このタイプの容器に関連した問題は、現実の製造方法に関係する。実際、容器は、通常、外側に装飾プリントが施され、このプリントは、通常、材料ウェブに入れられ、その後、前記容器がこの材料ウェブから製造される。必要に応じて確実にパターンを位置合わせするためには、異なる材料ウェブを高い精度で接合しなければならないことは明白である。このことは、前記連結部を形成するために材料ウェブが互いに封止される際の精度にも当てはまる。連結部は、実際には、容器の外側輪郭を形成するので、装飾プリントをこの輪郭内に集中させることが重要である。
【0007】
更に、前記連結部において材料ウェブを相互に封止するため、密閉手段は、接合された材料ウェブの方に向かって下向きに移動させなければならない。実際の封止処理中に、材料ウェブを停止させる必要があり、これは、不都合な時間の浪費である断続的な操作を引き起こす。
【0008】
したがって、より高い生産速度で、パターンの位置合わせを必要とすることなく製造可能なこのタイプの容器が求められる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記の点に鑑みて、本発明の目的は、導入部の説明として記載されたタイプの新しい改良された容器、並びに、対応した容器素材を製造する方法および装置を提供することである。容器素材は、特に、パターンの位置合わせに多大な要求を伴うことなく、連続した製造プロセスに適することが必要である。
【0010】
もう一つの目的は、改良されたウェブ形状の容器材料、および、この容器材料を製造する装置を提供することである。ウェブ形状の容器材料は、上述のタイプの容器をその後に製造することが意図されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によれば、これらの目的、および、以下の記載から明らかになるその他の目的は、請求項1に記載された特徴を有する容器、請求項6に記載された特徴を有する容器を製造する方法、請求項11に記載された容器を製造する装置、請求項19に記載された特徴を有する容器材料、および、請求項22に記載された特徴を有する容器材料を製造する装置によって達成される。容器の好ましい実施形態は請求項2乃至5から明らかであり、方法の好ましい実施形態は請求項7乃至10から明らかであり、容器を製造する装置の好ましい実施形態は請求項12乃至18から明らかであり、容器材料の好ましい実施形態は請求項20乃至21から明らかであり、容器材料を製造する装置の好ましい実施形態は請求項23乃至26から明らかである。
【0012】
より詳細には、本発明によれば、柔軟な壁によって画成された区画を含み、その区画の容積は壁の相対的な位置に依存し、壁は互いに係合する縁部を有し、縁部に沿って壁が共通連結部分で連結される、液状内容物用の容器が提供され、前記容器は、前記壁が一部品で形成され、この一部品が互いに係合する縁部を備えた前記壁を形成するように折り畳まれることを特徴とする。
【0013】
これにより、非常に簡単に製造することができる折り畳み型の容器が得られる。容器の壁を形成するように折り畳まれる一部品から容器を製作することにより、前記連結部分において縁部に沿って容器の異なる壁を連結するときに、パターンの良好な位置合わせを実現することが非常に簡単化されるであろう。
【0014】
本発明の容器の好ましい一実施形態によれば、前記部品は、二つの向かい合う側壁と、中間底壁と、を形成するように折り畳まれる。これにより、充填された状態において安定した底を形成する容器が得られる。
【0015】
別の好ましい実施形態によれば、容器は、充填前には空の平らな密閉された状態である。これにより得られる容器は、あまり嵩張らず、殺菌可能であり、殺菌性を保ったままユーザに配布することができる。容器が底壁を有する場合、底壁は、容器が平らな状態にあるとき二つに折り畳まれる。
【0016】
容器は、好ましくは、鉱物材料の充填剤とポリオレフィン材料の結合剤とを含むコア層により構成される材料から成る。
【0017】
本発明によれば、柔軟な壁によって画成された区画を含み、その区画の容積は壁の相対的な位置に依存する容器を製造する方法が提供され、前記方法は、ウェブ形状の容器材料を、長手方向に折り畳まれ、長辺に沿って少なくとも一つの折り目が付けられているウェブに変化させる工程と、続いて、各連結部分が前記少なくとも一つの折り目に沿って始点および終点を具備し且つ完成した容器の形に本質的に対応する広がりを具備した曲線を形成する連続した連結部分に沿って、ウェブの向かい合う面を接合する工程と、を有することを特徴とする。
【0018】
これにより、当該タイプの容器の合理的な製造を可能にする方法が得られる。長手方向に折り畳まれたウェブに変化させられるウェブ形状の容器材料から容器を製作することによって、複数の異なる材料ウェブを組み合わせる必要性がなくなる。即ち、正確なパターンの位置合わせを達成することが可能である。
【0019】
好ましくは、ウェブ形状の容器材料は、二つの向かい合った本質的に平らな側方部分と、二つに折り畳まれ、二つの側方部分を連結する中間部分と、をウェブに形成するように、本質的にWの形に長手方向に折り畳まれ、前記長辺に沿って延びる二つの折り目を有するウェブに変化させられ、容器には、それぞれの側方部分から側壁が得られ、中間部分から底壁が得られる。
【0020】
本発明の方法の好ましい一実施形態によれば、ウェブ形状の容器材料を長手方向に折り畳まれたウェブに変化させる工程よりも前に、連続した接着プリントを容器材料の内側形成面に塗布する工程が先行し、前記接着プリントの各々は、ぴったり合うように設計された部分を具備し、このぴったり合うように設計された部分は、ウェブ形状の容器材料が長手方向に折り畳まれたウェブに変化させられるとき、相互に当接させられる。更に、連結部分に沿ってウェブの向かい合う面を連結する工程は、有利には、各接着プリントのぴったり合うように設計された部分を相互に接着させるためウェブを加熱する工程を含み、前記接着プリントは前記連結部分を形成する。また、容器を連続プロセスで製造することが可能である。
【0021】
更に別の好ましい実施形態によれば、二つの連続した容器が容器のウェブを形成するために相互連結されるように、二つの連続した連結部分は互いに隣接し、容器は前記連結部分に沿ってウェブから外される。
【0022】
更に、本発明によれば、柔軟な壁によって画成された区画を含み、その区画の容積は壁の相対的な位置に依存する容器を製造する装置が提供され、前記装置は、ウェブ形状の容器材料を、長手方向に折り畳まれ長辺に沿って少なくとも一つの折り目が付けられているウェブに変化させる折り畳みステーションと、各連結部分が前記少なくとも一つの折り目に沿って始点および終点を具備し且つ完成した容器の形に本質的に対応する広がりを具備した曲線を形成し、連続した連結部分に沿って、互いに係合するウェブの表面を連結する連結ステーションと、を特徴とする。その結果として、ウェブ形状の容器材料から折り畳み型の容器を製造することを可能にさせ、各容器の壁と壁の間のパターンの位置合わせの正確さを非常に実現し易くする装置が得られる。
【0023】
好ましくは、この装置は、前記ウェブから前記連結部分に沿って完成した容器を外す打ち抜きステーションを含み、連結ステーションは、有利には、相互に隣接する連続した連結部分を配置するようになっており、前記打ち抜きステーションは、連続した容器が容器のウェブを形成するように相互連結するように、容器の取り外すようになっている。
【0024】
好ましい一実施形態によれば、装置の折り畳みステーションは、ウェブ形状の容器材料を、Wの形に長手方向に折り畳まれ且つ一方の長辺に沿って二つの折り目を有するウェブに変化させるようになっており、前記ウェブに、二つの向かい合う本質的に平らな側方部分と、二つに折り畳まれ側方部分を連結する中間部分と、が形成され、完成した容器の各々では、対応した側方部分が側壁になり、前記中間部分が底壁になる。
【0025】
もう一つの好ましい実施形態によれば、装置は、連続した接着プリントを容器材料の内側形成面に塗布する印刷ステーションを含み、前記折り畳みステーションは、各接着プリントのぴったり合うように設計された部分が長手方向に折り畳まれたウェブで互いに係合するようにウェブ形状の容器材料を変化させるために構成される。連結ステーションは、有利には、各接着プリントの前記ぴったり合うように設計された部分が相互に接着し前記連結部分を形成する温度まで、ウェブを加熱する加熱手段を含む。これにより、連続的な、即ち、運転効率がよく、経済的に有利なプロセスであって、パターンの位置合わせが正確なプロセスで容器を製造することが可能になる。印刷ステーションは、装置の他の部分から物理的に分離することが可能である。
【0026】
更なる好ましい実施形態によれば、連結ステーションは、直径が大きいホイールと、無端ベルトと、を含み、無端ベルトは、前記ホイールと一体となって、ホイールの円周の一部に沿って延びる細長いニップを形成し、折り畳まれたウェブは、前記連続した連結部分を提供するために前記細長いニップに挿入可能である。
【0027】
もう一つの好ましい実施形態によれば、連結ステーションは複数のロールを含み、複数のロールはロールの間にニップを形成し、ニップには、前記連続した連結部分を提供するために折り畳まれたウェブを挿入可能である。
【0028】
更に、本発明により提供されるウェブ形状の容器材料は、連続した接着プリントによって特徴付けられ、接着プリントは、材料の内側形成面に塗布され、各接着プリントは、容器材料を長手方向に折り畳むことによって互いに係合することができるようにぴったり合うように設計された部分を具備する。その結果として、パターンが正確に位置合わせされた容器を連続的に製造することができる容器材料が実現される。
【0029】
好ましくは、各接着プリントは熱硬化性接着剤を含む。
【0030】
好ましい一実施形態によれば、ウェブ形状の容器材料は、鉱物材料の充填剤とポリオレフィン材料の結合剤とを含む材料から成る。
【0031】
最後に、本発明によれば、ウェブ形状の容器材料を製造する装置が提供され、前記装置は、連続した接着プリントを材料ウェブの内側形成面に塗布する第1の印刷ステーションによって特徴付けられ、前記接着プリントの各々はぴったり合うように設計された部分を具備し、ぴったり合うように設計された部分は、材料ウェブを長手方向に折り畳むことによって互いに係合するようにさせ得る。
【0032】
好ましい一実施形態によれば、この装置の第1の印刷ステーションは、熱硬化性接着剤からなる接着プリントを塗布するように構成される。
【0033】
更に別の好ましい実施形態によれば、装置は、装飾プリントを材料ウェブの外側形成面に塗布する第2の印刷ステーションを更に含む。
【0034】
第2の印刷ステーションは、好ましくは、UVフレキソ印刷を対象とし、有利にはコールドUVランプを含む。
【0035】
本発明の好ましい実施形態は、一例として添付図面を参照して説明される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
(容器材料)
参照する図1は、本発明の好ましい一実施形態によるウェブ形状の容器材料1の切り離された部分が示されている。
【0037】
ウェブ形状の容器材料1は、好ましくは、コア層を含むラミネートである膜材料により構成され、コア層は、鉱物材料の充填剤と、ポリエチレンまたはポリプロピレンのようなポリオレフィン材料の結合剤と、を含む。好ましい充填剤は、白亜、滑石、および/または、雲母である。
【0038】
容器材料1は、内側形成面2を有し、この内側形成面には、複数の連続的な接着プリント3が塗布され、各接着プリントは、好ましくは、膜材料の融点よりも低い融点を有するホットメルトの形の熱硬化性接着剤を含む。
【0039】
各接着プリント3は、閉曲線を形成し、多数の相互にぴったり合うように設計された部分Pを有し、これらの部分Pは、容器材料1を長手方向に折り畳むことによって互いに合わせることが可能である。図示された実施形態によれば、各接着プリント1は、より詳細には、第1の上側部分P1を含み、この第1の上側部分は第1の下側部分P2と連結し、一方、この第1の下側部分P2は底部分P3と連結する。底部分P3は、更に、第2の下側部分P4と連結し、最後に、第2の下側部分は第2の上側部分P5と連結する。以下に詳述するように、容器材料1を長手方向に都合良く折り畳むことにより、上側部分P1とP5は、互いにぴったりと合わされ、一方、下側部分P2とP4は、各々、底部分P3の別々の部分に合わされる。
【0040】
図1に示されるように、接着プリント3は、互いに隣接するように配置される。
【0041】
装飾プリント(図示せず)は、前記内側形成面2の反対側にある容器材料の外側形成面に施してもよく、外側形成面は図2に番号4で示されている。これらのプリントは、確実に前記接着プリント3の範囲内に施される。
【0042】
(容器材料製造装置)
次に参照する図2には、図1に関して説明されたウェブ形状の容器材料1を製造する本発明の装置5の好ましい一実施形態が概略的に示されている。
【0043】
この装置は、押出ユニット6と、第1の印刷ステーション7と、第2の印刷ステーション8と、巻き取りステーション9と、を含む。
【0044】
押出ユニット6は、従来の方式でウェブ形状の膜材料10を製造するようになっているので、前記押出ユニット6についてはこれ以上詳細に説明を加えない。膜材料10は、好ましくは、鉱物材料の充填剤とポリオレフィン材料の結合剤とを含むコア層を有するラミネートにより構成される。
【0045】
第2の印刷ステーション8は、ウェブ形状の膜材料10の外側形成面4に装飾プリントを施すようになっており、好ましくは、いわゆるUVフレキソ印刷を対象としている。第2の印刷ステーション8は、したがって、図示された実施形態では、シリンダ11を有する組立体を含み、シリンダ11は、印刷ブロックが設けられ、反対側のシリンダ12と一体となって、ニップ13を形成する。更に、インキング・シリンダ14は、印刷ブロックが設けられたシリンダ11に当接し、前記インキング・シリンダ14は、インクを収容するバット15にある程度まで浸され、このようにして、印刷ブロックを具備したシリンダ11にインクを転写する。
【0046】
UVフレキソ印刷の場合、紫外線光が照射されたときに限り乾燥するタイプのインクが利用されるので、第2の印刷ステーション8は一式のUVランプ16を含む。
【0047】
装飾プリントを膜材料10に施す場合の精度は、極めて高くしなければならない。したがって、好ましくは、前記一式のUVランプ10は、いわゆるコールドUVランプである。これにより、紫外線光照射に伴なう熱は膜材料に伝達されないことが保証されるので、熱による膜材料10の寸法的変化の出現はなくなる。
【0048】
しかし、第2の印刷ステーション8は、その他の印刷方法のために準備してもよいことが認められよう。
【0049】
また、ウェブ形状の容器材料5を製造する本発明の装置5は、多色装飾プリントが望まれる場合には、上記のタイプの複数の印刷ステーションを具備してもよいことが認められよう。
【0050】
第1の印刷ステーション7は、図示された実施形態では、第2の印刷ステーションの下流に設置され、ウェブ形状の膜材料10の内側形成面2に連続的な接着プリントを施すようになっている。このため、第1の印刷ステーション7は、印刷ブロックを具備したシリンダ17を有する対応した組立体を含み、シリンダ17は、反対側のシリンダ18と一体となって、ニップ19を形成する。バット20に浸されたロール21は、印刷ブロックを具備したシリンダ17に当接し、接着剤をシリンダ17に転写する。膜材料10に塗布された接着プリント3は、有利には、熱硬化性の接着剤を含む。
【0051】
本発明の容器材料1を製造するとき、押出ユニットで製造されたウェブ形状の膜材料10は、第2の印刷ステーション8のニップ13に運ばれ、そこで、装飾プリントが印刷ブロックを具備したシリンダ11によって膜材料10の外側形成面4に塗布される。明らかに、前記第2の印刷ステーションへ運ばれた膜材料10は、必ずしも押出ユニット6によって供給しなくても構わない。このため、膜材料10は、例えば、ロール状で供給可能である。
【0052】
膜材料10の外側形成面4の装飾プリントは、次に、一式のUVランプ16からの紫外線光によって照射され、その後、多数の偏向ローラーを経由した膜材料10は、第1の印刷ステーション7のニップ19に渡される。ここで、連続的な接着プリント3が膜材料10の内側形成面2に塗布される。
【0053】
その結果として、ウェブ形状の容器材料1が得られ、本発明の装置5の図示された実施形態では、容器材料1は前記巻き取りステーション9で巻き取られ、次に、接着プリント3は、巻き取りが行えるように、乾燥などによる適当な方式で処理される。
【0054】
(容器製造装置)
次に参照する図3には、容器24のウェブ23を製造する本発明の装置22の好ましい一実施形態が示されている。ウェブ23から離された各容器24は、充填前には、平らで空の密閉された状態である容器を形成する。容器24は、柔軟な壁によって画成された区画を有するタイプの容器であり、その区画の容積は壁の相対的な位置に依存する。
【0055】
本発明の装置22は、図示された実施形態によれば、折り畳みステーション25と、余熱ステーション26と、連結ステーション27と、蓄積ステーション28と、打ち抜きステーション29と、巻き取りステーション30と、を含む。
【0056】
図1を参照して説明され、図示された実施形態ではロール状で供給されるタイプのウェブ形状の容器材料1は、前記折り畳みステーション25へ運ばれ、その折り畳みステーションで容器材料1は長手方向に折り畳まれたウェブ31に変化させられる。折り畳みステーション25は、ウェブ形状の容器材料1が長手方向に折り畳まれ、容器材料1の内側形成面2上の接着プリント3のぴったり合うように設計された部分Pが図1を参照して説明されたように互いに合わされるように構成される。
【0057】
続いて、長手方向に折り畳まれたウェブ31は余熱ステーション26へ渡され、そこでウェブ31が余熱される。
【0058】
余熱ステーション26から、ウェブ31は連結ステーション27へ渡され、連結ステーションにおいて、それぞれの接着プリント3の、互いに係合する、ぴったり合うように設計された部分Pは、図6に番号32で示されている連結部分を形成するために相互に接着する。これにより、ウェブ31の連続的な連結部分32が得られ、各連結部分32は、本質的に完成した容器24の形に対応した広がりを有する。接着プリント3は、上述のように、好ましくは、熱の作用下で固まる熱硬化性の接着剤を含む。連結ステーション27は、有利には、前記接着のために必要な温度までウェブ31を加熱し、その温度でウェブ31を保持する加熱手段(図示せず)を含む。容器材料1が鉱物材料の充填剤とポリオレフィン材料の結合剤とを含む膜材料から作られる場合、例えば、80℃乃至120℃の範囲の温度で固まる接着剤を使用することが可能である。なぜならば、容器材料1は150℃未満の温度では影響されずに保たれるからである。
【0059】
次に、連続した連結部分32を有するウェブ31は、蓄積ステーション28へ送られ、蓄積ステーション28から、ウェブ31は打ち抜きステーション29へ続き、打ち抜きステーション29で、容器24のウェブ23はウェブ31から切り離される。容器24の前記ウェブ23は、次に、前記連結部分32に沿って二つの連続した容器24が相互連結されるように打ち抜かれる。容器24のウェブ23は、最後に、巻き取りステーション30で巻き取られる。
【0060】
容器24の巻き取られたウェブ23は、例えば、国際特許公開第99/4155号のタイプの充填機械における容器素材として使用することができる。
【0061】
このように各容器24は、充填前では、空の平らな密閉状態にある。その結果として、容器24の殺菌が可能であり、容器24は空の状態で密閉されているので、殺菌性は個別に設置された充填機械へ更に移動する間に保つことが可能である。
【0062】
次に、容器24を製造する本発明の装置22の様々なステーションをより詳細に説明する。
【0063】
折り畳みステーション25は、第1の偏向ローラーのペア33と、この第1の偏向ローラーのペア33の上に配置された第2の偏向ローラーのペア34と、を含む。前記第1の偏向ローラーのペア33の高さに、案内ホイール35が設けられ、案内ホイール35の下方に、ニップ形成用ロールのペア36が配置され、このニップ形成用ロールのペア36は、前記第1の偏向ローラーのペア33および前記第2の偏向ローラーのペア34に対して垂直に向けられている。更に、折り畳み手段37が、第2の偏向ローラーのペア35の第2の偏向ローラーの直ぐ下に配置される。
【0064】
ウェブ形状の容器材料1を長手方向に折り畳むため、容器材料1は、別個の偏向ローラー38によって、第1の偏向ローラーのペア33の第1の偏向ローラーに接触してその上を通され、更に、前記ペア33の第2の偏向ローラーに接触してその下を通される。次に、容器材料1は上向きに進められ、第2の偏向ローラーのペア34の第1の偏向ローラーへ向かいその上を通され、同じペア34の第2の偏向ローラーへ向かいその上を通される。ここから、容器材料1は、ニップ形成用ロールのペア36のニップ39へ向かって下向きに送られる。同時に、材料1は、折り畳み手段37がWの形で長手方向に折り畳まれたウェブ31を製造するために材料1を係止する間に折り畳まれ、この結果として、ウェブ31には一方の長辺に沿って二つの折り目66ができる。かくして、Wの形に折り畳まれたウェブ31は前記ニップ39を通過し、案内ホイール35は、Wの形の折り畳みが常に均一であることを保証する。
【0065】
長手方向にWの形で折り畳まれたウェブ31を形成するための容器材料1の前記折り畳みは、図4および5により明瞭に示されている。図4は、ウェブ形状の容器材料1の切り取られた部分を示す図であり、その内側形成面2には、複数の連続した接着プリント3がある。折り畳みステーション25は、同図に破線で示されるように、材料1をWの形に折り畳むため構成され、図5に示されるように、二つの向かい合った本質的に平らな側方部分40aおよび40bと、二つに折り畳まれ二つの側方部分40aおよび40bを連結する中間部分41と、を形成する。それぞれの接着プリント3の相互にぴったり合うように設計された部分Pは、上述のように互いに合わされる。側方部分40aおよび40bは、それぞれ、各々の接着プリント3の上側部分P1およびP5と、下側部分P2およびP4と、を有し、一方、接着プリント3の底部分P3は中間部分41に含まれる。
【0066】
図示された実施形態によれば、余熱ステーション26は、2本の加熱されたシリンダ42を含み、シリンダの間にニップ43を形成し、ニップにはWの形に折り畳まれたウェブ31が挿入される。
【0067】
図示された実施形態によれば、連結ステーション27は、大きい直径を有する回転可能なホイール44と、回転可能な偏向ローラー46、47のため通過する無端ベルト45と、を含む。二つの偏向ローラー46は、それぞれ、ホイール44の一方側49、50でホイール44の環状面48に隣接する。これらの二つの偏向ローラー46の間に延びる無端ベルト45の部分は、ホイール44の環状面48と一体となって、ホイール44の全周の大部分に沿って広がる細長いチップ51を形成する。偏向ローラー46、47の位置を変更することによって、ベルト45がホイール44の環状面48に当接する圧力を調整することが可能である。ホイール44は、更に、接着プリント3の接着のために必要な温度まで加熱し、その温度を維持する加熱手段(図示せず)を有する。このため、ホイール44は、ホイール44のハブから、そのスポークを介して、その環状面48にまで延びるダクトを含み、このダクトには、加熱したオイルのような熱い加熱媒体を循環させることができる。しかし、勿論、その他のタイプの加熱手段を考えることが可能である。
【0068】
Wの形に折り畳まれたウェブ31は、余熱ステーション26と向かい合った連結ステーション27の第1の側49で細長いニップ51に挿入され、この細長いニップ51において、接着プリント3のぴったり合うように設計された部分Pは、圧力と温度の作用の下で、連結部分32を形成するために相互に接着する。各連結部分は、より詳細には、前記折り目66に沿って始点と終点を有する曲線を形成し、この曲線は完成した容器の形と本質的に対応する広がりをもつ。かくして、無端ベルト45とホイール44の両方は、Wの形に折り畳まれ細長いニップ51に挿入されたウェブ31と、ホイール44の環状面48および無端ベルト45のそれぞれとの間の相対速度が本質的に零であるような速度で駆動される。次に、ウェブ31は、連結ステーション27の第2の側50でニップ51から出る。細長いニップ51の広がりは、各接着プリント3が、各接着プリント3を固めるために、したがって、前記接着を行うために十分な時間に亘って、必要な圧力および温度で維持されることを保証する。
【0069】
図示された実施形態によれば、蓄積ステーション28は、固定式に配置された第1の上側ロール手段52の組と、自由に移動可能な第2の下側ロール手段53の組と、を含む。ウェブ31は、上側ロール手段52と下側ロール手段53を交互に越える。例えば、巻き取りステーション30のロールを変更したときのように、蓄積ステーション28からの出力が減少するか又は遮られた場合、移動可能な下側ロール手段53は上側ロール手段52から離れることが許容され、これにより、ステーション28の蓄積容量が増加する。これは、破線で示されている。
【0070】
最後に、打ち抜きステーション29は、図示された実施形態によれば、ロール穿孔装置54を含み、ロール穿孔装置54は、切断手段56を備えた第1のシリンダ55と、第2のシリンダ57と、を具備し、第1のシリンダ55の切断手段56は第2のシリンダ57の逆に作動する。切断手段56は、相互連結された容器24のウェブ23がウェブ31から打ち抜かれるような幾何学的外観が与えられる。勿論、前記打ち抜きが、上記のように、完成した容器24の形に本質的に対応した広がりを有するウェブ31の連結部分32に沿って行われることは確実である。したがって、完成した容器24は、Wの形に折り畳まれたウェブ31の対応した側方部分40a、40bからの側壁と、中間部分41からの底壁と、を有する。
【0071】
明らかに、容器24のウェブ23を製造する本発明の装置22は、その他の方式で設計することが可能である。
【0072】
例えば、余熱ステーション26を完全に省くこと、または、余熱ステーション26をある別の方式で設計することが考えられる。
【0073】
更に、連結ステーション27は、他の方式で設計してもよい。例えば、大きい直径を有するホイール44および無端ベルト45を、余熱ステーション26に見られるタイプのシリンダの列で置き換えてもよい。連結部分に十分な強度を与えるため、接着プリント3のぴったり合うように設計された部分Pは、所定の期間に亘る圧力および加熱の下で、互いに係合するようにされるべきである。これに関連して、適当なタイプの接着プリント、ニッププリント、および、温度を選択することにより、ウェブ31を単一のニップに通すことによって望ましい連結を行うことが可能であろう。より確実な連結を行うためには、余熱ステーション26で見られるタイプの複数のニップを並べることが可能である。しかし、両方のケースにおいて、細長いニップ51を省くことが可能である。
【0074】
(容器)
次に参照する図6および図7には、図3乃至5図に関して説明したように製造された容器24の発明のウェブ23の一部が示されている。ウェブ23から外されると、各容器24は、充填前には空の平らな密閉状態である容器を形成する。
【0075】
容器24は、柔軟な壁58、59によって画成された区画60を含み、この区画60の容量は、壁58、59の相対位置に依存する。
【0076】
より詳細には、容器24の壁58、59は、二つの向かい合う側壁58と、底壁59と、を含み、前記壁58、59は、一部品で形成され、折り目61によって相互に区切られる。壁58、59は、互いに係合する縁部を有し、この縁部に沿って、壁58、59は共通連結部分32において連結される。より詳細には、連結部分32は、側壁58の縁部が相互連結される上側連結部分62と、側壁58の縁部の下方部が底壁59の縁部と連結される下側連結部分63と、を有する。
【0077】
二つの側壁58を互いに分離する底壁59は、容器24が平らな状態にあるとき、図7に明瞭に示されているように、二つに折り畳まれた状態にある。図7に示されるような空の平らな容器24の断面は、分かり易くするために、側壁58が僅かに離されている。
【0078】
次に参照する図8乃至図9には、図6乃至図7に示された容器24が、充填され密閉された状態で示されている。充填は、容器24のダクト手段64が切断または同様の操作によって開かれ、その後、液状内容物が、前記ダクト手段64を介して、容器の壁58、59によって画成された区画60に供給されるようにして、適切に行われる。充填の終了後、ダクト手段は再度密閉される。
【0079】
特に、図9から明らかであるように、二つに折り畳まれた底壁59は、容器24の充填と共に真っ直ぐにされ、これにより、容器24の安定な底を形成する。
【0080】
また、これらの図から明らかであるように、容器24は、好ましくは、運搬手段65と一体的に形成され、容器24の使い勝手がより良くされる。勿論、容器材料1の接着プリント3は、前記運搬手段65が容器24の連結部分32に形成されるように調整される。容器を製造する装置22の打ち抜きステーション29は、前記運搬手段65を打ち抜くように構成される。
【0081】
本発明によれば、連続した接着プリント3を材料1の内側形成面2に塗布するようになっている印刷ステーション7を含む装置5を用いて製造されたウェブ形状の容器材料1がこのようにして提供される。
【0082】
本発明によれば、容器24のウェブ23を製造する装置22も提供される。前記容器材料1は長手方向に折り畳まれたウェブ31に変化させられ、これにより、前記接着プリント3の各々のぴったり合うように設計された部分2は、互いに係合するようにされる。互いに係合する接着プリント3のこれらの部分Pは、連続した連結部分32を形成するために互いに接着させることが可能であり、連続した連結部分32は曲線を形成し、各曲線は、前記折り目66に沿って始点および終点を有し、完成した容器24の形に本質的に対応する広がりを有する。
【0083】
好ましくは、容器材料1は、Wの形で長手方向に折り畳まれたウェブ31に変化させられ、その結果として、底壁59によって相互連結された二つの対向した側壁58を有する容器24を製造できるようになる。
【0084】
最後に、本発明によれば、壁58、59によって画成された区画60を有し、その区画の容積が壁58、59の相対位置に依存する容器24が提供される。壁58、59は一部品で形成され、縁部を有し、その縁部に沿って、壁58、59は共通連結部分32で相互連結される。
【0085】
このように、本発明は、独特の容器材料1から連続プロセスで製造可能な独特の折り畳み型の容器24に関する。
【0086】
容器材料1は、材料1の折り畳み、および、その後に続く加熱によって、前記連結部分32を形成する所定の接着プリント3を具備し得るので、断続的な操作で長手方向に折り畳まれたウェブ31を係止する密閉ツールの必要性がなくなる。かくして、発明の容器24は、連続プロセスで製造可能であり、このことは、容器24が製造され得る速度に関して非常にプラス効果がある。
【0087】
連結部分32の向きは接着プリント3の場所に依存するので、非常に正確なパターンの位置合わせを達成可能である。
【0088】
容器24は、適当な形式で折り畳まれた単一の材料ウェブ31から製作される。したがって、複数の別々の材料ウェブを接合する必要性、並びに、パターンの位置合わせに関する付随した問題が解消された。
【0089】
本発明は上述の実施形態に限定されず、様々な変形および変更が実行可能であることは明らかであろう。したがって、本発明の範囲は、添付の請求項に記載された事項だけによって定められる。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】本発明の容器材料の平面図である。
【図2】図1の容器材料を製造する本発明の装置の概略側面図である。
【図3】容器素材のウェブを製造する本発明の装置の概略斜視図である。
【図4】ウェブ形状の容器材料の切り離された部分の斜視図であり、破線は図3に示された装置の折り畳みステーションにより容器材料が折り畳まれるようになっていることを示している。
【図5】折り畳み済みの状態の図4に示された容器材料の斜視図である。
【図6】図3に示された装置で製造された容器のウェブの一部の側面図である。
【図7】図6の線VI−VIによる断面図である。
【図8】本発明の容器の上方からの斜視図である。
【図9】本発明の容器の下方からの斜視図である。
Claims (26)
- 柔軟な壁(58、59)によって画成された区画(60)を含み、前記区画(60)の容積は前記壁(58、59)の相対的な位置に依存し、前記壁(58、59)は互いに係合する縁部を有し、前記縁部に沿って前記壁(58、59)が共通連結部分(32)で連結される、液状内容物用の容器であって、
前記壁(58、59)は一部品で形成され、前記部品は互いに係合する縁部を備えた前記壁を形成するように折り畳まれることを特徴とする、容器。 - 前記部品は、二つの向かい合う側壁(58)と、中間底壁(59)と、を形成するように折り畳まれる、請求項1に記載の容器。
- 当該容器は、充填前には、空の平らな密閉された状態である、請求項1または2に記載の容器。
- 前記底壁(59)は、当該容器が空の平らな密閉された状態であるとき、二つに折り畳まれている、請求項2に従属する請求項3に記載の容器。
- 鉱物材料の充填剤とポリオレフィン材料の結合剤とを含むコア層により構成される材料(1)から成る、請求項1から4のいずれか一項に記載の容器。
- 柔軟な壁(58、59)によって画成された区画(60)を含み、前記区画(60)の容積は前記壁(58、59)の相対的な位置に依存する容器(24)を製造する方法であって、
ウェブ形状の容器材料(1)を、長辺に沿って少なくとも一つの折り目(66)が付けられ且つ長手方向に折り畳まれたウェブ(31)に変化させる工程と、
続いて、連続した連結部分(32)に沿って、前記ウェブ(31)の向かい合う面を接合する工程と、を備え、
前記連結部分(32)の各々は、前記少なくとも一つの折り目(66)に沿って始点および終点を具備し且つ完成した容器(24)の形に本質的に対応する広がりを具備する曲線を形成する、ことを特徴とする方法。 - 前記ウェブ形状の容器材料(1)は、本質的にWの形に長手方向に折り畳まれ且つ前記長辺に沿って延びる二つの折り目(66)を有するウェブ(31)に変化させられ、前記ウェブ(31)に、二つの向かい合った本質的に平らな側方部分(40a、40b)と、二つに折り畳まれ前記二つの側方部分(40a、40b)を連結する中間部分(41)と、形成し、前記容器(24)には、それぞれの前記側方部分(40a、40b)から側壁(58)が得られ、前記中間部分(41)から底壁(59)が得られる、請求項6に記載の方法。
- 前記ウェブ形状の容器材料(1)を長手方向に折り畳まれたウェブ(31)に変化させる工程よりも前に、連続した接着プリント(3)を前記容器材料(1)の内側形成面(2)に塗布する工程が先行し、前記接着プリント(3)の各々は、ぴったり合うように設計された部分(P)を具備し、このぴったり合うように設計された部分(P)は、前記ウェブ形状の容器材料(1)が長手方向に折り畳まれたウェブ(31)に変化させられるときに、互いに係合するようにされる、請求項6または7に記載の方法。
- 前記連結部分(32)に沿って前記ウェブ(31)の向かい合う面を連結する工程は、前記接着プリント(3)の各々の前記ぴったり合うように設計された部分(P)を相互に接着させるために前記ウェブ(31)を加熱する工程を含み、前記接着プリント(3)は前記連結部分(32)を形成する、請求項8に記載の方法。
- 二つの連続した連結部分(32)は互いに隣接し、前記容器(24)は前記連結部分(32)に沿ってウェブ(31)から外され、二つの連続した容器(24)は容器(24)のウェブ(23)を形成するように相互連結される、請求項6から9のいずれか一項に記載の方法。
- 柔軟な壁(58、59)によって画成された区画(60)を含み、前記区画(60)の容積は壁(58、59)の相対的な位置に依存する容器(24)を製造する装置であって、
ウェブ形状の容器材料(1)を、長辺に沿って少なくとも一つの折り目が付けられている長手方向に折り畳まれたウェブ(31)に変化させる折り畳みステーション(25)と、
前記少なくとも一つの折り目(66)に沿って始点および終点を具備し且つ完成した容器(24)の形に本質的に対応する広がりを具備した曲線を各々が形成する連続した連結部分(32)に沿って、互いに係合する前記ウェブ(31)の表面を連結する連結ステーション(27)と、
を備えたことを特徴とする装置。 - 前記ウェブ(31)から前記連結部分(32)に沿って前記完成した容器(24)を外す打ち抜きステーション(29)を更に含む、請求項11に記載の装置。
- 前記連結ステーション(27)は、相互に隣接する連続した連結部分(32)を配置するようになっており、前記打ち抜きステーション(29)は、前記連続した容器(24)が容器(24)のウェブ(23)を形成するために相互連結されるように前記容器(24)を取り外すようになっている、請求項12に記載の装置。
- 前記折り畳みステーション(25)は、前記ウェブ形状の容器材料(1)を、Wの形に長手方向に折り畳まれ且つ一方の長辺に沿って二つの折り目を有するウェブ(31)に変化させるようになっており、前記ウェブ(31)には、二つの向かい合う本質的に平らな側方部分(40a、40b)と、二つに折り畳まれ前記側方部分(40a、40b)を連結する中間部分(41)と、が形成され、完成した容器(24)の各々で、それぞれの前記側方部分(40a、40b)から側壁(28)が得られ、前記中間部分(41)から底壁(59)が得られる、請求項11から13のいずれか一項に記載の装置。
- 連続した接着プリント(3)を前記容器材料(1)の内側形成面(2)に塗布する印刷ステーション(7)を更に含み、前記折り畳みステーション(25)は、各接着プリント(3)のぴったり合うように設計された部分(P)が前記長手方向に折り畳まれたウェブ(31)で互いに係合するように、前記ウェブ形状の容器材料(1)を変化させるように構成される、請求項11から14のいずれか一項に記載の装置。
- 前記連結ステーション(27)は、各接着プリント(3)の前記ぴったり合うように設計された部分(P)が相互に接着し前記連結部分(32)を形成する温度まで、前記ウェブ(31)を加熱する加熱手段を含む、請求項15に記載の装置。
- 前記連結ステーション(27)は、直径が大きいホイール(44)と、無端ベルト(45)と、を含み、前記無端ベルト(45)は、前記ホイール(44)と一体となって、前記ホイール(44)の円周の一部に沿って延びる細長いニップ(51)を形成し、前記折り畳まれたウェブ(31)は、前記連続した連結部分(32)を提供するために前記細長いニップ(51)に挿入可能である、請求項11から16のいずれか一項に記載の装置。
- 前記連結ステーション(27)は複数のロールを含み、前記複数のロールはロールの間にニップを形成し、前記ニップには、前記連続した連結部分(32)を提供するために前記折り畳まれたウェブ(31)を挿入可能である、請求項11から16のいずれか一項に記載の装置。
- 連続した接着プリント(1)を有し、前記接着プリントは材料の内側形成面(2)に塗布され、各接着プリントは、容器材料を長手方向に折り畳むことによって互いに係合可能となる、ぴったり合うように設計された部分(P)を具備する、ウェブ形状の容器材料。
- 前記各接着プリント(3)は熱硬化性接着剤を含む、請求項19に記載のウェブ形状の容器材料。
- 前記容器材料は鉱物材料の充填剤とポリオレフィン材料の結合剤とを含む材料(10)から成る、請求項19または20に記載のウェブ形状の容器材料。
- ウェブ形状の容器材料を製造する装置であって、
連続した接着プリント(3)を材料ウェブ(10)の内側形成面(2)に塗布する第1の印刷ステーション(7)を有し、
前記接着プリント(3)の各々は、前記材料ウェブ(4)を長手方向に折り畳むことによって互いに係合可能となる、ぴったり合うように設計された部分(P)を具備する、ことを特徴とする装置。 - 前記第1の印刷ステーション(7)は、熱硬化性接着剤からなる接着プリント(3)を塗布するように構成されている、請求項22に記載の装置。
- 連続した装飾プリントを前記材料ウェブ(10)の外側形成面(4)に塗布する第2の印刷ステーション(8)を更に含む、請求項22または23に記載の装置。
- 前記第2の印刷ステーション(8)はUVフレキソ印刷を対象としている、請求項24に記載の装置。
- 前記第2の印刷ステーション(8)はコールドUVランプ(16)を含む、請求項25に記載の装置。
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