JP2005352156A - カメラ、及び車載カメラ - Google Patents

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【課題】 撮像画像の画角が広くなる方向の撮像範囲を確保するためにレンズと撮像素子との位置合わせを精度良く行うことができる組立て方法、カメラを提供することにある。
【解決手段】 本発明に係るカメラは、レンズと、レンズが結像した像を撮像する撮像素子と、レンズまたは撮像素子の光軸に略平行な回転軸とを備え、レンズは、回転軸を中心に揺動可能な調整枠に取付けられることとした。この構成により、撮像画像の画角が広くなる方向にレンズと撮像素子との位置合わせを精度良く行うことができ、撮像範囲を確保することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明はカメラに関する発明であり、特に、撮像画像の画角が特定方向に大きいカメラに関する発明であり、さらには、車両前方の道路画像から白線情報を検出する白線認識装置や、見通しの悪い交差点などで車両前部の左右の視界を車内モニターに映し出すためのノーズビュー装置等に使用される車載カメラに関する発明である。
従来、車載カメラを組立てる際のレンズと撮像素子との位置合わせは、車載カメラ以外のカメラと同様に、ピン勘合や基準面突き当て等の方法により行われていた。例えば特許文献1には、撮像素子とレンズとの位置合わせをピン勘合により行う車載カメラについて記載されている。なお、ピン勘合等の従来の方法によりレンズと撮像素子との位置合わせを行うと、レンズや撮像素子の光軸と直行する平面での位置調整、すなわち光軸に直行する2方向の位置調整が可能となる。
車載カメラ200を車両に取り付けた状態を図11に示す。図において、カメラ本体201はカメラケース202を介してフロントガラス203に取り付けられているので、カメラ本体201の内部に設置されている撮像素子及びレンズの光軸方向は、カメラ本体201からフロントガラス203に向かう方向となり、光軸と直行する方向は図11に示すようにX軸方向、Y軸方向の2方向に規定される。したがって、従来の方法により組立てた車載カメラを図11に示す状態で車両に取り付ける場合、必要な被写体を撮像するためにカメラ201組立て時の撮像素子とレンズとの位置調整は、図中X軸方向及びY軸方向の調整で可能になる。なお、後述するように、車載カメラは、通常、Y軸方向、すなわち垂直方向の画角よりも、X軸方向、すなわち水平方向の画角が広くなる状態で取り付けられる。
一般的に、車載カメラを用いて車両前方を撮像した際の撮像画像は、図12に示すように、画像領域Aに車両が走行する道路101、画像領域Bに家屋等の建物や空がある画像構成となる。一方、特許文献2や特許文献3に記載されているように、車載カメラの撮像画像から道路101から白線情報を検出し、白線形状に沿って車両を自動操舵、または逸脱警報を鳴らす白線認識装置には、道路101が含まれていない画像領域Bの情報は必要ない。つまり、白線認識装置に必要な情報は、車両カメラから得られる撮像画像の中で水平方向に広がりをもつ画像領域Aに含まれている。したがって、レンズ前面の一部に遮光板を設け、白線認識に不要な画像領域Bを予め除去することが、上記特許文献にて提案されている。
また、見通しの悪い交差点などで左右方向を確認するために、車両前方の撮像画像を車室内のモニターに映し出すノーズビュー装置が、車両に搭載される場合がある。図13は、ノーズビュー装置用の車載カメラにて撮像された撮像画像である。撮像画像には、画面中央部に車両前部の左側の画像と右側の画像を分ける線102があり、各々、画像領域Bに空、画像領域Aに道路101a、101bがある画像構成となっている。特許文献4に記載されているように、ノーズビュー装置を搭載した車両の運転者が交差点の情報を充分得るためには、画像領域Bは必ずしも必要ではなく、画像領域Aが必要となる。
以上説明したように、白線認識装置やノーズビュー装置に必要な情報は、車載カメラによる撮像画像の中で水平方向に広がりをもつ画像領域Aに含まれている。したがって、車載カメラには、通常、Y軸方向、すなわち垂直の画角よりも、X軸方向、すなわち水平の画角が広くなるカメラが用いられると共に、車載カメラを組立てる際のレンズと撮像素子との位置合わせを、Y軸方向よりもX軸方向、すなわち撮像画像の画角が広くなる方向に精度良く行い、X軸方向の画像を確保する必要がある。
特開2002−207149号公報(段落0014、図13等) 特開2000−242793号公報(段落0009、図2、図7等) 特開2002−109669号公報(段落0008、図7等) 特開平9−58342号公報(段落0021、図11、図12等)
しかしながら、従来のカメラの組立て方法である、ピン勘合や基準面突き当て等の方法では、必ずしも撮像画像の画角が広くなる特定の方向にレンズと撮像素子との位置合わせが精度良く行うことができないという問題点があった。
さらに、図11のように車両に車載カメラ201を取り付ける際、カメラ201とカメラケース202との位置の調整ができない場合がある。したがって、車載カメラ201の取り付け前に、カメラ201のレンズと撮像素子との位置合わせを精度良く行っておく必要があった。しかしながら、従来の車載カメラの組立て方法である、ピン勘合や基準面突き当て等の方法では、必ずしもX軸方向にレンズと撮像素子との位置合わせが精度良く行うことができないため、カメラ201をカメラケース202に取付ける際、車前方の必要な画像が撮像できるように、カメラ201の姿勢を調整するという問題点があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、特定の方向にレンズと撮像素子との位置合わせを精度良く行い、その特定方向に画像を確保することができるカメラを提供することにある。
本発明に係るカメラは、
レンズと、
レンズが結像した像を撮像する撮像素子と、
レンズまたは撮像素子の光軸に略平行な回転軸とを備え、
レンズは、回転軸を中心に揺動可能な調整枠に取付けられること
としたものである。
本発明によれば、特定の方向にレンズと撮像素子との位置合わせを精度良く行い、その特定方向に画像を確保することができるカメラを得ることができる。
実施の形態1.
本実施の形態では、レンズの光軸に略平行な軸を中心にレンズ枠を揺動し、レンズと撮像素子との位置合わせを行う。以下、図を用いて実施の形態1のカメラについて説明する。図1は実施の形態1のカメラ1を示す斜視図であり、図2は実施の形態1のカメラ1を示す断面図である。
カメラ1において、レンズ2はレンズ枠3の内部に固定されている。レンズ枠3の外周には焦点調整用のねじが形成されており、レンズ枠3は調整枠4にねじ勘合で取り付けられる。調整枠4は軸穴4aを有し、鏡筒6に設けられた回転軸6aに取り付けられている。また、鏡筒6に設けられたピン6bと回路基板8に設けられたピン穴8aが勘合することにより、鏡筒6が回路基板8に取り付けられる。回路基板8上には、レンズ2により結像した画像を撮影する撮像素子7が取り付けられている。
次に、カメラ1の組立て方法について説明する。撮像素子7を回路基板8上に取り付けた後、鏡筒6のピン6bと回路基板8のピン穴8aとを係合させ、鏡筒6と回路基板8を固定する。さらに、調整枠4にレンズ枠3を取り付けた後、調整枠4の軸穴4aに鏡筒6の回転軸6aを差し込み、調整枠4を鏡筒6に取り付ける。なお、回転軸6aは、レンズ2または撮像素子7の光軸方向と略平行に設けられており、調整枠4は回転軸6aを中心に揺動可能である。レンズ枠3内にあるレンズ2と撮像素子7との焦点調整は、調整枠4に対しレンズ枠3を光軸中心に回転させ、ねじ勘合を利用して、レンズ2の光軸方向に移動させて行う。レンズ2と撮像素子7とのX軸方向の位置決めは、回転軸6aを中心に調整枠4を揺動して行う。また、レンズ2と撮像素子7とのY軸方向の位置決めは、鏡筒6と調整枠4、鏡筒6と回路基板8とのピン勘合にて行われるが、X軸の位置調整時に調整枠4の揺動によりY軸方向にレンズ2の位置移動が生じる。しかし、後に述べるように、Y軸方向の位置決め裕度は大きいため、主にX軸方向を考慮すればよい。最後に、接着剤または図示しないねじ等にてレンズ枠4と鏡筒6を固定することで、組立てが完了する。なお、レンズ2と撮像素子7との位置が最終的に決まる前であれば、各組立工程の前後は問わない。
上記で説明した組立て方法によれば、Y軸方向の位置合わせは、ピン勘合による位置決め精度と、X軸方向の調整時に生じるY軸方向の位置ずれの範囲内での精度となる。しかし、X軸方向には、回転軸6aを中心として調整枠4を容易に動かすことができるので、X軸方向の位置合わせを精度良く行うことでき、X軸方向の画像を確保することが可能となる。
すなわち、X軸方向に画角の広いカメラを上記で説明した方法で組み立て、図1のX軸方向、Y軸方向、光軸方向と、図11のX軸方向、Y軸方向、光軸方向の各方向を一致させる。すると、X軸方向、すなわち水平方向に必要な撮像範囲を確保することができる。
ところで、画角が広い方向における位置合わせの精度の必要性について説明する。図3は、撮像素子の撮像範囲と、理想的なレンズの結像円との関係を示す図である。図において、長辺2a、短辺2b(a>b)の長方形Aが撮像素子の撮像範囲を示し、半径Raである長方形Aの外接円Caは理想的なレンズの結像円を示す。さらに、撮像素子の撮像範囲である長方形AをY軸の正方向にy0移動した場合を考える。この場合、撮像範囲を確保する為には、図に示すような、半径Ryの円Cyを結像円とするレンズが必要となる。
Ryは、a、b、Ra、a+b=Ra、y0を用いて下記ように表すことができる。
Figure 2005352156
一方、撮像素子の撮像範囲である長方形AがX軸の正の方向にy0移動した場合を考える。この場合も、移動した長方形Aに外接する円Cxの半径Rxを下記のように表すことができる。
Figure 2005352156
上記2式から、a>bであるので、Ra、y0が同じ値である場合は、Rx>Ryである。すなわち、同じ量のずれが、画角の広い方向と画角の狭い方向とに発生した場合、必要となるレンズの結像円は、画角の広い方向にずれが発生した場合の方が大きくなる。つまり、画角の広い方向のレンズと撮像素子の組立て精度が、画角の狭い方向より重要である。
これを数値にて確認する。画面の比率がX軸方向:Y軸方向=4:3である1/4.2型の撮像素子の有効撮像範囲は、X軸方向に2a=約3.5mm、Y軸方向に2b=約2.6mmであり、2Ra=4.36mmである。そして、X軸方向にy0=±100μmとすると、2Rx=約4.52mmとなる。この直径4.52mmの円Rxを実際のレンズの結像円とした場合、Y軸方向の余裕は±130μmであり、X軸方向と比較して±30μmの余裕が発生する。
ところで、車載カメラの場合、使用される撮像素子はX軸方向:Y軸方向=4:3であり、通常のデジタルスチルカメラやビデオカメラにて用いられているものと同様の仕様である。しかしながら、上記にて説明したように、通常の場合よりさらにX軸方向にのみ広い領域が必要な場合に、撮像範囲をX軸方向:Y軸方向=16:9であるワイド画面の比率とすることも考えられる。この場合、図4に示すように、1/4.2型の撮像素子から中心部の有効撮像範囲A1を切り出すと、X軸方向に2a=約3.5mm、Y軸方向に2b=1.97mmとなる。なお、不要となる範囲A2のY軸方向長さはya=0.315mmである。そして、X軸方向にy0=±100μmとすると、2Rx=約4.19mmとなる。この直径4.19mmの円Rxを実際のレンズの結像円とした場合、Y軸方向の余裕は±168μmとなり、X軸方向と比較して±68μmの余裕が発生する。図5に、撮像範囲A1がY軸方向の正方向に移動し、結像円Rxと接している状態を示す。なお、X軸方向:Y軸方向=16:9であるワイド画面の比率である撮像素子を使用した場合も、図4、図5にて説明した場合と同様である。
さらに、X軸方向:Y軸方向=4:3の撮像素子から、任意の位置を撮像範囲として選ぶことができる場合を考える。すなわち、図6に示すように、撮像に用いない範囲A2を撮像素子の一方向にまとめる。この場合、撮像素子のY軸方向の撮像範囲(2b+2ya)が約2.6mm、その内、ワイド画面にするため上下方向で使用していない範囲のY軸方向の寸法yaは、ya=(2.6−1.97)/2=0.315mmとなる。このように、撮像に用いない範囲A2を一方向にまとめることで、先に示した片側168μmの余裕に加えて、ya=0.315mm=315μmを余裕として使用できる。したがって、片側483μmの裕度を得ることができ、X軸方向の余裕片側100μmと比較して約5倍以上の大きさとなる。
すなわち、主に画角の広い方向の組立て精度のみを考慮している、本実施の形態で説明したカメラの組立て方法は、特定方向に画角の広いカメラの組立てに適している。
なお、本実施の形態では、調整枠4の軸穴4aに鏡筒6の回転軸6aを通すことにより、調整枠4の鏡筒6への取り付けを行っているが、軸穴を鏡筒、回転軸を調整枠にそれぞれ設けても良い。
実施の形態2.
本実施の形態では、レンズの光軸に略平行な軸を中心にレンズ枠を揺動してレンズと撮像素子との位置合わせを行う際に、歯車を用いる。以下、図を用いて実施の形態2のカメラについて説明する。図7は実施の形態2のカメラ11を示す斜視図である。なお、実施の形態1のカメラ1と共通する構成要素には同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態のカメラ11では図7に示すように、レンズ2と撮像素子7との位置決めに治具19を用いる。治具19には、筐体19bに回転軸19cが設けられ、この回転軸19cに治具歯車19aが取付けられている。一方、調整枠14において、軸穴14aに対しレンズ枠3の取付け位置と同じ方向の端面を治具歯車19aと噛み合う歯車形状部14bとする。そして、歯車形状部14bと治具歯車19aが噛み合う位置に治具19とカメラ11を設置する。その後、回転軸19cを中心に治具歯車19aを回転させることにより、回転軸6aを中心に調整枠14を揺動させ、撮像素子7に対しX軸方向にレンズ2の位置決めを行う。最後に、接着剤または図示しないねじ等にてレンズ枠14と鏡筒6を固定し、治具19を取り外し組立てが完了する。
本実施の形態で説明したカメラ11の組み立て方法によれば、治具歯車19aと歯車形状部14bとの減速比を変えることにより、容易にX軸方向により正確な位置決めが可能となる。特に部品の小さい小型カメラの組み立てに本実施の形態で説明した組み立て方法を適用すると、より容易で高精度な位置決めが可能となる。
なお、上記の説明では、治具歯車19aと歯車形状部14bを噛み合わせることにより調整枠14を揺動させ、レンズ2と撮像素子7との位置調整を行う場合について説明したが、それぞれの外周を互いに噛み合う凹凸形状として調整枠14を揺動させてもよい。また、摩擦力を使用した位置調整方法、すなわち、調整枠14を実施の形態1の調整枠4ような形状とし、治具歯車19aの代用として治具円盤を用い、両者間の摩擦力により調整枠を揺動させてもよい。さらに、歯車形状部14bの形成位置を軸穴14bに対しレンズ枠3の取付け位置と反対側としてもよい。
実施の形態3.
本実施の形態では、調整枠の固定に固定枠を使用する。以下、図を用いて実施の形態3のカメラについて説明する。図8は実施の形態3のカメラ21を示す斜視図、図9は固定枠29の斜視図、図10は固定枠29を調整枠14に取り付けた状態の図である。なお、実施の形態1のカメラ1、実施の形態2のカメラ11と共通する構成要素には同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態のカメラ21では図8に示すように、調整枠14の固定に固定枠29を用いる。図8、及び図9に示すように固定枠29は、鏡筒26に設けられた軸穴26a及び長穴26bに対応したピン29a、29b、レンズ2に光を取り込む穴29c、穴29cに取付けられた光学フィルタ29dを有している。さらに、固定枠29は、調整枠14の歯車形状部14bと噛み合うラック部29eを有している。
次に、カメラ21の組立て方法について説明する。まず、実施の形態2で説明したように、治具19を用いて撮像素子7に対するレンズ2の図中X軸方向の位置決めを行う。調整枠14の位置を決定した後、ピン29a、29bをそれぞれ鏡筒26の軸穴26b及び長穴26cに差し込み、鏡筒26に固定枠29を取り付ける。この取付けの際、図10に示すように、固定枠29のラック29eと調整枠14の歯車形状部14bとが噛み合い、調整枠14のX軸方向の動きが規制され、その位置が固定される。その後、治具19を取り外し、固定枠29の当て面29fが鏡筒26の当て面26cに突き当たるまで、ピン29a、29bを軸穴26a、長穴26bに挿入することにより組み立てが完了する。
本実施の形態で説明したカメラ21の組み立て方法によれば、固定枠29で調整枠14が固定されているので、接着剤やねじ等で最終的に固定する際に、調整枠14がずれる可能性が低くなる。また、紫外線硬化接着剤等による仮固定の工程を省略することが可能となる。さらに、接着剤を使用せず、ねじ固定する場合も、調整枠14と鏡筒26の位置決めが、ピン29a,29bと穴26a,26bの勘合と、歯車形状部14bとラック29eの勘合でされているため、ねじ頭と調整枠14間の摩擦により調整枠14が動くことがなく、ねじ固定のみで精度の良い固定が可能となる。また、経時変化で、ねじによる締結力が下がった場合も、振動、衝撃などにより調整枠14と鏡筒26間の位置関係がずれる可能性が低くなる。
また、固定枠29に光学フィルタ29dを取り付けているので、固定枠29を光学フィルタ29用の枠と兼用でき、カメラ21本体の小型化が可能となる。なお、光学フィルタ29d以外にもレンズ2の保護カバーを取り付けてもよい。
なお、上記実施の形態1から3では車載カメラを例にとり本発明に係るカメラの説明をしたが、パノラマカメラのように特定の方向に画角の広いカメラにも本発明は適応可能である。また、特定方向にレンズと撮像素子との位置合わせを精度良く行う必要があるカメラであれば、通常のカメラにも適応可能である。
この発明の実施の形態1のカメラの構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1のカメラの構成を示す断面図である。 撮像素子の撮像範囲とレンズの結像円との関係を示す図である。 撮像素子の撮像範囲とレンズの結像円との関係を示す図である。 撮像素子の撮像範囲とレンズの結像円との関係を示す図である。 撮像素子の撮像範囲とレンズの結像円との関係を示す図である。 この発明の実施の形態2のカメラの構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3のカメラの構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3の固定枠の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3の固定枠の取付けの構成を示す図である。 車載カメラを車両に取り付けた状態を示す図である。 白線認識装置用の車載カメラにて車両前方を撮像した際の撮像画像を示す図である。 ノーズビュー装置用の車載カメラにて車両前方を撮像した際の撮像画像を示す図である。
符号の説明
1 カメラ、2 レンズ、3 レンズ枠、4 調整枠、6 鏡筒、6a 回転軸、7 撮像素子、8 回路基板、11 カメラ、14 調整枠、19 治具、19a 治具歯車、26 鏡筒、26 回転軸、29 固定枠、200 車載カメラ。

Claims (6)

  1. レンズと、
    当該レンズが結像した像を撮像する撮像素子と、
    前記レンズまたは前記撮像素子の光軸に略平行な回転軸とを備え、
    前記レンズは、前記回転軸を中心に揺動可能な調整枠に取付けられること
    を特徴とするカメラ。
  2. 調整枠の端面の一部は、他の部材と係合可能な形状であること
    を特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 調整枠の端面に形成された係合部と係合する係合部を有し、
    当該調整枠を固定する固定枠
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  4. 撮像素子は特定の方向の画角が広いことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のカメラ。
  5. 画角が広い方向に揺動可能であることを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
  6. 請求項1から5に記載のカメラを備える車載カメラ。
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