JP2005351913A - 片端子型液晶表示パネル及びこれを用いたマルチパネル型液晶表示パネル - Google Patents

片端子型液晶表示パネル及びこれを用いたマルチパネル型液晶表示パネル Download PDF

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Abstract

【課題】 開口率を維持しながら、配線抵抗の増加を抑制でき、表示ムラの発生を抑制することが可能な片端子型液晶表示パネル及びマルチパネル型液晶表示パネルを提供すること。
【解決手段】 マトリクス基板の額縁部分の一辺にゲート用信号入力端子、ソース用信号入力端子及びコモン入力端子を設けた片端子型液晶表示パネル10において、ソース配線13又はゲート配線12のいずれか一方は配線方向の額縁部に設けられた信号入力端子の一方に接続され、ソース配線13又はゲート配線12の他方は一方の配線と平行に形成されたつなぎ配線221〜22n+1によって信号入力端子の他方に接続され、補助容量電極17はつなぎ配線と平行に形成されたコモン配線231〜23n+1によりコモン入力端子に接続される。そして一方の配線の側方には、つなぎ配線221〜22n+1又はコモン配線231〜23n+1のいずれか一方が配置され、そのつなぎ配線221〜22n+1又はコモン配線231〜23n+1によって一方の配線と画素電極と間から漏れる光を遮光する。
【選択図】 図1

Description

本発明は片端子型液晶表示パネル及びこれを用いたマルチパネル型液晶表示パネルに関し、特に直交配置されるソース配線、ゲート配線及びコモン配線共に額縁部の一辺にのみ設けられた信号入力端子に接続した片端子型液晶表示パネル及びこれを用いたマルチパネル型液晶表示パネルに関するものである。
近年、AV機器として用いられる家庭用のテレビ、OA機器に用いられる表示装置は、軽量化、薄型化、低消費電力化、高精細化及び画面の大型化が要求されている。これの表示装置としては、CRT、液晶表示装置(LCD)、プラズマ表示装置(PDP)、EL(electro luminescent)表示装置、LED(light emitting diode)表示装置等が使用されているが、このような表示装置においても特に大画面化の開発・実用化が進められている。
なかでも液晶表示装置は、他の表示装置に比べ、厚さ(奥行き)が格段に薄くできること、消費電力が小さいこと、フルカラー化が容易なこと等の利点を有するので、特にTFT(薄膜トランジスタ、Thin Film Transistor)方式のアクティブマトリクス型液晶表示パネルを用いた液晶表示装置は携帯端末から大型テレビに至るまで幅広く利用されている。
アクティブマトリクス型液晶表示パネルは、マトリクス状に配置された画素電極と各画素電極に接続されたTFTが設けられたマトリクス基板と共通電極及びカラーフィルタが設けられた対向基板とを所定間隔を隔てて配設し、両基板間に液晶を封入することにより構成される。TFTは、画素電極へのデータ信号入力を選択するスイッチング素子であり、ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極、及び、非晶質半導体層より構成される電界効果トランジスタであり、それぞれの電極は走査線、信号線及び画素電極に接続されている。
従来から一般的に用いられているアクティブマトリクス型液晶表示パネルの具体的構成について図4〜図6を用いて説明する。なお、図4は、アクティブマトリクス型液晶表示パネル30の等価回路図であり、図5はアクティブマトリクス型液晶表示パネルの数画素分の概略的な平面図であり、また、図6は図5のB−B’線に沿った断面図である。
このアクティブマトリクス型液晶表示パネル30は、表面に複数本の走査線X1、X2・・・Xn、Xn+1からなるゲート配線12と、複数本の信号線Y1、Y2・・・Ym、Ym+1からなるソース配線13と、スイッチング素子であるTFT14を備えたマトリクス基板11を有している。そして複数本の走査線であるゲート配線12はそれぞれ複数本の信号線であるソース配線13とマトリクス状に直交して配置され、その交点近傍にTFT14が設けられている。また、ゲート配線12及びソース配線13は、それぞれ独立につなぎ配線が設けられており、そのつなぎ配線の終端部に走査線用入力端子部15及び信号線用入力端子部16が設けられている。すなわち、液晶表示パネル30は、それぞれ直交するゲート配線12とソース配線13は基板の額縁部(基板の周縁部)の2方向に引き出され、この額縁部に形成した各端子部15及び16に接続された構成になっている。
個々の画素はマトリクス基板11上のゲート配線12とソース配線13で囲まれた領域に設けられており、この画素LPは等価的に液晶容量CLCで表わされている。通常液晶容量CLCには補助容量電極17との間に形成される補助容量Cs(図示せず)が並列に接続されており、液晶容量CLCの一端はTFT14に接続されているとともに、他端は対向基板18に設けられている共通電極19に接続されて所定の電圧Vcomが印加されている。なお、対向基板18と共通電極19との間にはカラーフィルタが設けられているが、図示省略してある。
各画素毎のTFT14のソース電極Sはソース配線13に接続されて画像信号の供給を受け、同じくドレイン電極Dは液晶容量CLCの一端、すなわち画素電極20に接続され、同じくTFT14のゲート電極Gはゲート配線12に接続されて所定のゲート電圧を有するゲートパルスが印加されるようになされている。そして、一連のゲート配線12は線順次に走査選択されて1走査線上の全てのTFTを順次にONとし、このON期間中にデータ信号が各ソース配線13を介してそれぞれの画素電極20に入力される。共通電極19は、走査信号に同期して電圧が設定され、対向する各画素電極20との間で画素となる液晶容量CLCが形成されて電圧が保持される。この保持電圧は画素電極20と対向電極19との間に配置された液晶21を駆動するとともに、次フィールドで正負反転して書き換えられるまで、液晶21の駆動状態を1走査期間維持するようになっている。
このような構成のアクティブマトリクス型液晶表示パネルは、小型のものから対角40インチ(約102cm)ないし50インチ(約127cm)サイズ程度の大型のものまで製造されるようになってきている。しかしながら、液晶表示パネルは、画面の大型化を図ると、製造工程において信号線の断線、画素欠陥等による不良率が急激に高くなり、ひいては液晶表示装置の価格上昇をもたらすといった問題が生じる。そのために、液晶表示装置の大型化を図るためには、複数枚の液晶表示パネルを継ぎ合わせて、いわゆるマルチパネル型の液晶表示パネルとすることが行われている。このような液晶表示パネルを貼り合わせて大型の液晶表示パネルを構成する場合、通常、図7に示すように、4枚の液晶表示パネル30A〜30Dをそれぞれの端面を接着剤等により接合することによって製造されている。
従って、この場合、額縁部30Aa及び30Abにそれぞれゲート配線を接続する端子部及びソース配線を接続する端子部が形成された液晶表示パネル30Aと、額縁部30Ba及び30Bbにそれぞれゲート配線を接続する端子部及びソース配線を接続する端子部が形成された液晶表示パネル30Bの、少なくとも2種類の液晶表示パネルを製造する必要が生じる。すなわち、液晶表示パネル30Cは液晶表示パネル30Bを180°回転して使用し、液晶表示パネル30Dは液晶表示パネル30Aを180°回転して使用すれば、一応上記2種類の液晶表示パネルで大型液晶表示パネルが構成できることになる。
一方、このような2種類の液晶表示パネルを必要としない片端子型の液晶表示パネルを用いた大型液晶表示パネルが下記特許文献1に開示されている。そこで、図8及び図9を用いて下記特許文献1に開示されている片端子型液晶表示パネルないし大型液晶表示パネルの構成を、前記従来例の液晶表示パネルと同一構成の部分には同一の参照符号を付与して説明する。なお、図8は下記特許文献1で使用されている片端子型のアクティブマトリクス型液晶表示パネルの等価回路を示す図であり、図9は図8に示されている片端子型液晶表示パネルを3枚(図9(a))又は6枚(図9(b))用いてマルチパネル型液晶表示パネルを構成した例を示す概略化した平面図である。
この片端子型液晶表示パネル40は、複数本の走査線X1、X2・・・Xn、Xn+1からなるゲート配線12と、複数本の信号線Y1、Y2・・・Ym、Ym+1からなるソース配線13と、ゲート用つなぎ配線221、222・・・22n、22n+1と、TFT14とを有しており、そのうちゲート用つなぎ配線221〜22n+1及びソース配線13が走査線用入力端子部15及び信号線用入力端子部16にそれぞれ接続されている。この液晶表示パネル40においては、複数本の信号線Y1〜Ym+1からなるソース配線13及びゲート用つなぎ配線221〜22n+1に直交して複数本の走査線X1〜Xn+1からなるゲート配線12が配置され、その交点近傍にTFT14が設けられている。
すなわち、図8に示した片端子型液晶表示パネル40は、額縁部の一辺側にゲート配線12を接続する端子部15及びソース配線13を接続する端子部16を形成したものである。なお、この場合においては、ゲート配線12をソース配線13に対して平行に設けられたつなぎ配線221〜22n+1により信号線用入力端子部16と同じ側に設けられた走査線用入力端子部15に接続した構成を示したが、それとは逆に、ソース配線13をゲート配線12に対して平行に設けたつなぎ配線により走査線用入力端子部と同じ側に設けられた信号線用入力端子部に接続するようになすことも可能である。
このような構成の片端子型液晶表示パネル40を複数枚組み合わせることにより、種々のサイズの大型液晶表示パネルを作製することができる。例えば、図9(a)は3枚の片端子型液晶表示パネル40A〜40Cを、図9(b)は6枚の片端子型液晶表示パネル40A〜40Fを貼り合わせて大型の液晶表示パネルを作成した例を示す。これらの液晶表示パネルにおいては、額縁部40Aaにそれぞれゲート配線を接続する端子部及びソース配線を接続する端子部が形成された液晶表示パネル40Aのみを製造すれば足りることになる。すなわち、図9(b)の構成の液晶表示パネルの場合、液晶表示パネル40D〜40Fは液晶表示パネル40Aを180°回転して使用すればよい。
特開平10−78761号公報(特許請求の範囲、段落[0009]〜[0013]図1、図4)
一般に、上記特許文献1に開示されるような片端子型液晶表示パネルにおいては、額縁部分の占める面積を減らし、かつ、マトリクス状に直交して形成された複数本の走査線X1、X2・・・Xn、Xn+1からなるゲート配線12と、複数本の信号線Y1、Y2・・・Ym、Ym+1からなるソース配線13をパネルの一辺側の額縁部に形成した入力端子に接続するために、図8に示したようなゲート用つなぎ配線221〜22n+1を使用したいわゆる内つなぎによる接続方法が採用されているが、このような内つなぎによる接続方法の場合、ソース配線13の他にゲート用つなぎ配線221〜22n+1を配線する必要があり、加えて補助容量電極17に接続されるコモン配線を設ける必要もあるため、配線数が多くなるので、画素間の遮光バー(ブラックマトリクス、BM)上にそれぞれの配線を形成することが困難になる。
この点は、
(1)遮光バーの幅を広くする
(2)つなぎ配線等の太さを細くする
等の構成を採用することにより一応解決し得るが、遮光バーの幅を広くすると液晶表示パネルの表示用画素の占める割合、すなわち開口率が低下するために、表示画像の明るさ及び明瞭度が低下するし、また、つなぎ配線等の太さを細くすると配線抵抗が大きくなって表示ムラが目立つようになる。
本願発明者は、上記のような問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、片端子型液晶表示パネルを得る目的でゲート配線ないしはソース配線等をつなぎ配線により引き回す場合、光リークを防止するための遮光バーが設けられている場合には、この遮光バーをつなぎ配線ないしはコモン配線として利用すれば、開口率が大きく下がらず、また、遮光バーを複数本並列につなぎ配線として利用することにより配線抵抗を下げることができるので、表示ムラの発生を抑制できることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明の第1の目的は、片端子型液晶表示パネルにおいて、TFT、ゲート配線、ソース配線、コモン配線及びつなぎ配線を効率よく形成し、開口率を維持しながら、配線抵抗の増加を抑制でき、表示ムラの発生を抑制することが可能な片端子型液晶表示パネルを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、前記片端子型液晶表示パネルを複数枚使用したマルチパネル型液晶表示パネルを提供することにある。
上記本発明の第1の目的は以下の構成により達成することができる。すなわち、本願の請求項1に記載の片端子型液晶表示パネルの発明は、複数の直交するゲート配線及びソース配線と、両配線の交点近傍に配置された薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに接続された画素電極と、補助容量電極とを有するマトリクス基板を備え、前記マトリクス基板の額縁部分の一辺にゲート用信号入力端子、ソース用信号入力端子及びコモン入力端子を設けた片端子型液晶表示パネルにおいて、前記ソース配線又はゲート配線のいずれか一方は該配線方向の額縁部に設けられた前記信号入力端子の一方に接続され、前記ソース配線又はゲート配線の他方は前記一方の配線と平行に形成されたつなぎ配線によって前記信号入力端子の他方に接続され、前記補助容量電極は前記つなぎ配線と平行に形成されたコモン配線により前記コモン入力端子に接続され、一方の配線の側方には前記つなぎ配線又はコモン配線のいずれか一方が配置されると共に、そのつなぎ配線又はコモン配線によって一方の配線と画素電極の間から漏れる光を遮光することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の片端子型液晶表示パネルにおいて、コモン配線の両側に位置する補助容量電極が対になって該コモン配線に電気的に接続されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の片端子型液晶表示パネルにおいて、つなぎ配線及びコモン配線は、それぞれソース配線又はゲート配線のいずれか一方の両側に沿って互いに電気的に接続された状態で設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の片端子型液晶表示パネルにおいて、つなぎ配線及びコモン配線は、マトリクス基板の一端から他端まで配線され、その途中箇所で目的の配線ないし補助容量電極に接続されていることを特徴とする。
また、本発明の第2の目的は以下の構成により達成することができる。すなわち、本願の請求項5に記載のマルチパネル型液晶表示パネルの発明は、請求項1から4のいずれかに記載の片端子型液晶表示パネルの複数枚を、前記端子側を同一方向に揃えて互いに接合したことを特徴とする。
また、請求項6に記載のマルチパネル型液晶表示パネルの発明は、請求項1から4のいずれかに記載の片端子型液晶表示パネルの2枚を、前記端子側が互いに外側に位置するように接合したことを特徴とする。
また、請求項7に記載のマルチパネル型液晶表示パネルの発明は、請求項1から4のいずれかに記載の片端子型液晶表示パネルの4枚以上の複数枚を、それぞれ半数の片端子型液晶表示パネル毎に前記端子側を同一方向に揃えて互いに接合すると共に、両者を前記端子側が互いに外側に位置するように接合したことを特徴とする。
本発明は、上述の構成を備えることにより以下のような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、つなぎ配線及びコモン配線を遮光バーに兼用できるため、別途つなぎ配線及びコモン配線のためのスペースの必要性が少なくなるので、液晶表示パネルの開口率が低下せず、明るく明瞭な画像表示ができる片端子型液晶表示パネルが得られる。
また、請求項2に記載の片端子型液晶表示パネルによれば、全てのソース配線に対して平行にコモン配線を配置しなくても全画素の補助容量電極に対してコモン電位を印加することが可能となる。この場合、コモン配線数が少なくてコモン配線に隣接していない補助容量電極が生じる場合には、隣り合う補助容量電極と電気的導通をとれば、同様に全画素の補助容量電極に対してコモン電位を印加することが可能となる。
また、請求項3に記載の片端子型液晶表示パネルによれば、つなぎ配線及びコモン配線は、それぞれソース配線及びゲート配線の一方の両側に沿って配置されており、しかも互いに電気的に接続されているから、実質的につなぎ配線及びコモン配線を太くしたのと等価となる。そのため、これらの配線の電気抵抗が減少するために電位低下が少なくなるので、表示ムラが生じ難くなる。
また、請求項4に記載の片端子型液晶表示パネルによれば、つなぎ配線及びコモン配線は、液晶表示パネルの一端から他端まで配線され、その途中の接続点で目的とするソース配線又はゲート配線ないしは補助容量電極に接続されるため、全てのつなぎ配線及びコモン配線の電気的特性がバランス良くなり、表示ムラを生じる問題が軽減される。
更に、請求項5に記載のマルチパネル型液晶表示パネルによれば、任意数の片端子型液晶表示パネルを端子側を同一方向に揃えて接合できるので、大型で、横長若しくは縦長のマルチパネル型液晶表示パネルを得ることができ、しかも端子が一方向にまとまっているので、配線が容易となる。
また、請求項6に記載のマルチパネル型液晶表示パネルによれば、端子が両端側に位置し、幅ないし高さが単一の片端子型液晶表示パネルの2倍の大きさのマルチパネル型液晶表示パネルを得ることができる。
また、請求項7に記載のマルチパネル型液晶表示パネルによれば、端子が両端側に位置し、幅ないし高さが請求項5に記載のマルチパネル型液晶表示パネルの2倍の大きさのマルチパネル型液晶表示パネルを得ることができる。
以下、本発明に係る片端子型液晶表示パネルの実施の形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための片端子型液晶表示パネルの一例を示すものであって、本発明をこの片端子型液晶表示パネルに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適用し得るものである。なお、以下の説明において、図4〜図9に示した従来例の液晶表示パネルと同一の構成要素には同一の参照符号を付して説明することとする。
図1は、本発明の実施例に係るアクティブマトリクス型液晶表示パネルの数画素分の概略的な平面図であり、図2は図1のA−A’線に沿った断面図である。図1において、本実施例に係る片端子型液晶表示パネル10は、複数本の走査線X1、X2・・・Xn、Xn+1からなるゲート配線12、複数本の信号線Y1、Y2・・・Ym、Ym+1からなるソース配線13と、TFT14、補助容量電極17と、複数本のゲート用つなぎ配線221、222・・・22n、22n+1及び複数本のコモン配線231、232・・・23n、23n+1を備えたマトリクス基板11を有しており、このマトリクス基板11の上部には対向電極19及びカラーフィルタ(図示省略)を備えた対向基板18が配置され、両基板間に液晶が適宜のシール材により密封されている。
この場合、ソース配線13及び複数本のゲート用つなぎ配線221〜22n+1はそれぞれ図示しない額縁の一辺に設けられた信号線用入力端子部及び走査線用入力端子部に接続され、同じく複数本のコモン配線231〜23n+1は一本又は数本にまとめられて額縁の同じ一辺に設けられたコモン入力端子部に接続されている。
そのうち、ゲート用つなぎ配線221〜22n+1は複数本のソース配線13に対し平行に設けられており、また、同様にコモン配線231〜23n+1もゲート用つなぎ配線221〜22n+1が設けられていない複数本のソース配線13に対して平行に設けられている。すなわち、液晶表示パネルの解像度に応じて走査線用入力端子数と信号線用入力端子数は異なるので、この片端子型液晶表示パネル10では、ゲート用つなぎ配線221〜22n+1及びコモン配線231〜23n+1は、ソース配線13に対してそれぞれ別個に、解像度に応じて適宜の順番で平行に設けられていることになる。
また、複数本のソース配線13のそれぞれに対し平行に、ゲート用つなぎ配線221〜22n+1又はコモン配線231〜23n+1が設けられている位置とは反対側に、遮光バー24が設けられている。この遮光バー24は、各TFT14の近傍及び各ゲート配線12の近傍で切断されている。しかしながら、このままでは遮光バー24はフローティング状態となって電位が定まらないこと、及び、遮光バー24とコモン配線231〜23n+1が導通している箇所では容量を持ち、遮光バー24とゲート用つなぎ配線221〜22n+1が導通していない箇所では容量をもたないし、また、これによりゲート用つなぎ配線221〜22n+1とコモン配線231〜23n+1との間に電気的特性の相違も生じるので、表示ムラが発生する可能性がある。そのため、遮光バー24は各ソース配線13の下部を通して反対側のコモン配線231〜23n+1ないしゲート用つなぎ配線221〜22n+1と電気的に導通させることが望ましい。このような構成とすれば、コモン配線231〜23n+1ないしゲート用つなぎ配線221〜22n+1を太くしたことと等価になるので、これらの配線の電気抵抗が減少するために電位低下が少なくなり、また、各画素ごとの補助容量も均一となるので、表示ムラが減少する。
この場合、図2に示すように、ゲート用つなぎ配線221〜22n+1、コモン配線231〜23n+1及び遮光バー24は、マトリクス基板11を形成するガラス等の透明基板上に直接ないしは絶縁膜(図示せず)を介して設けられており、また、図2には示されてはいないが、補助容量電極17もマトリクス基板11を形成するガラス等の透明基板上に直接ないしは絶縁膜を介して設けられている。
そうすると、補助容量電極17は、ゲート用つなぎ配線221〜22n+1と同一レイヤーになるため、ゲート用つなぎ配線221〜22n+1と交差する位置25(図1の破線で囲んだ位置)で切断されており、また、複数本のコモン配線231〜23n+1とは両者の交差位置でコンタクト26により電気的導通がとられている。一方、ゲート用つなぎ配線221〜22n+1は、ゲート配線12を構成する走査線X1、X2・・・Xn、Xn+1の所定の1つと交差する箇所でコンタクト27を介してその走査線と電気的に導通している。
なお、この複数本のコモン配線231〜23n+1及びゲート用つなぎ配線221〜22n+1は、本来各コンタクト26ないしは27の位置まで設けられていればすむものであるが、それぞれのコモン配線231〜23n+1ないしはゲート用つなぎ配線221〜22n+1間の電気的特性に相違が生じないように、マトリクス基板11の一端から他端まで延長して設けられている。
このような構成の液晶表示パネルにおいては、各コモン配線231〜23n+1に印加されたコモン電位は、補助容量電極17とのコンタクト26を経て少なくともこのコンタクト26の両側に位置する各補助容量電極17に印加される。この場合、各コモン配線231〜23n+1は、ゲート用つなぎ配線221〜22n+1が設けられていない複数本のソース配線13に平行に設けられているため、その両側に位置する補助容量電極17に所定のコモン電位が印加できる。なお、コモン配線231〜23n+1の数が少なくて、コモン配線231〜23n+1に隣接していない補助容量電極17が存在する場合には、隣り合う補助容量電極17と電気的導通をとることにより全画素の補助容量電極17に所定のコモン電位を印加することが可能となる。
また、これらの複数本のゲート配線12及び複数本のソース配線13の交点近傍には、各画素毎にTFT14が設けられており、これらのTFT14の形成領域にはa−Si膜28(図6参照)を介してソース電極S及びドレイン電極Dが設けられ、更にドレイン電極Dと電気的に導通するように画素電極20が設けられている。
なお、TFT14の構成は、従来例のものと同様であってもよいが、図3に示したように、ドレイン電極Dの先端部を半円状とし、このドレイン電極Dの先端部に対向するソース電極Sの先端部を半円弧状とし、両電極間の距離すなわちチャネル長Lを一定となるようにすると、チャネル幅Wを大きくできると共に、ドレイン電極Dとソース電極Sとの間の寄生容量CDS及びゲート電極Gとドレイン電極Dとの間の寄生容量CGDを共に小さくできるので、TFT14の大きさを従来例のものと同じ程度となしても、ON電流を大きくできるため、液晶表示パネルの応答速度を向上させることができる。
本実施例では、これらの複数本のゲート配線12、複数本のソース配線13、ゲート用つなぎ配線221〜22n+1及び複数本のコモン配線231〜23n+1は全て遮光バーを兼ねており、光透過性のない金属により形成されている。このような構成となせば、従来から光リーク対策として設けられている遮光バーをつなぎ配線として利用できるので、別途これらのつなぎ配線やコモン配線を設けるためのスペースが必要ないので、従来と同程度の開口率を維持し得る内つなぎ型の片端子型液晶表示パネルが得られる。
以上の実施例においては、ゲート配線12をゲート用つなぎ配線221〜22n+1によってソース配線13と同方向に引き出す構成を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ソース配線13をソース用つなぎ配線によってゲート配線12と同方向に引出す構成であってもよい。この場合、補助容量電極17に接続される複数本のコモン配線231〜23n+1もゲート配線12と同方向に引出せばよい。
なお、上記の片端子型液晶表示パネルを用いてマルチパネル型液晶表示パネルとするには、前記片端子型液晶表示パネルの複数枚を、図9(a)に記載されているように、前記端子側を同一方向に揃えて互いに接合すればよく、また、前記片端子型液晶表示パネルの2枚を端子側が互いに外側方向となるように接合するか、或いは、図9(b)に記載されているように、前記片端子型液晶表示パネルの4枚以上の複数枚を、それぞれ半数の片端子型液晶表示パネル毎に前記端子側を同一方向に揃えて互いに接合すると共に、両者を前記端子側が互いに外側に位置するように接合すればよい。
本発明のアクティブマトリクス型液晶表示パネルの数画素分の概略的な平面図である。 図1のA−A’線に沿った断面図である。 TFTの別の具体例を示す図である。 アクティブマトリクス型液晶表示パネルの等価回路図である。 アクティブマトリクス型液晶表示パネルの数画素分の概略的な平面図である。 図5のB−B’線に沿った断面図である。 4枚の液晶パネルを組み合わせた従来の大型液晶表示パネルの概略的な平面図である。 従来の片端子型アクティブマトリクス型液晶表示パネルの等価回路を示す図である。 図8に示されている片端子型液晶表示パネルを3枚(図9(a))又は6枚(図9(b))用いてマルチパネル型液晶表示パネルを構成した例を示す概略化した平面図である。
符号の説明
10、40 片端子型液晶表示パネル
11 マトリクス基板
12 ゲート配線
13 ソース配線
14 TFT
15 走査線用入力端子部
16 信号線用入力端子部
17 補助容量電極
18 対向基板
19 共通電極
20 画素電極
21 液晶
221〜22n+1 ゲート用つなぎ配線
231〜23n+1 コモン配線
24 遮光バー
25 補助電極とゲート用つなぎ配線が交差する位置
26 コンタクト
27 コンタクト
30 アクティブマトリクス型液晶表示パネル
X1〜Xn+1 走査線
Y1〜Ym+1 信号線

Claims (7)

  1. 複数の直交するゲート配線及びソース配線と、両配線の交点近傍に配置された薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに接続された画素電極と、補助容量電極とを有するマトリクス基板を備え、前記マトリクス基板の額縁部分の一辺にゲート用信号入力端子、ソース用信号入力端子及びコモン入力端子を設けた片端子型液晶表示パネルにおいて、
    前記ソース配線又はゲート配線のいずれか一方は該配線方向の額縁部に設けられた前記信号入力端子の一方に接続され、
    前記ソース配線又はゲート配線の他方は前記一方の配線と平行に形成されたつなぎ配線によって前記信号入力端子の他方に接続され、
    前記補助容量電極は前記つなぎ配線と平行に形成されたコモン配線により前記コモン入力端子に接続され、
    一方の配線の側方には前記つなぎ配線又はコモン配線のいずれか一方が配置されると共に、そのつなぎ配線又はコモン配線によって一方の配線と画素電極の間から漏れる光を遮光することを特徴とする片端子型液晶表示パネル。
  2. 前記コモン配線の両側に位置する補助容量電極が対になって該コモン配線に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の片端子型液晶表示パネル。
  3. 前記つなぎ配線及びコモン配線は、それぞれ前記ソース配線又はゲート配線のいずれか一方の両側に沿って互いに電気的に接続された状態で設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の片端子型液晶表示パネル。
  4. 前記つなぎ配線及びコモン配線は、前記マトリクス基板の一端から他端まで配線され、その途中箇所で目的の配線ないし補助容量電極に接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の片端子型液晶表示パネル。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の片端子型液晶表示パネルの複数枚を、前記端子側を同一方向に揃えて互いに接合したことを特徴とするマルチパネル型液晶表示パネル。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の片端子型液晶表示パネルの2枚を、前記端子側が互いに外側に位置するように接合したことを特徴とするマルチパネル型液晶表示パネル。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載の片端子型液晶表示パネルの4枚以上の複数枚を、それぞれ半数の片端子型液晶表示パネル毎に前記端子側を同一方向に揃えて互いに接合すると共に、両者を前記端子側が互いに外側に位置するように接合したことを特徴とするマルチパネル型液晶表示パネル。

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