JP2005351747A - コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コーンビームTR方式のCTを用いて、大きな被検体の3次元画像を得ることができるコンピュータ断層撮影装置を提供する。
【解決手段】 回転に沿った放射線パス方位ψに対し、iを任意の自然数としてi・πを超えて方位が重複するように被検体4をTRスキャンし、放射線パス方位ψの前端で0から1に、後端で1から0に徐々に移行し、かつW(ψ)+W(ψ+i・π)=1であるウエイトW(ψ)を掛けた透過データを用いて、データ処理部19により断面像を算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トランスレートと回転を組み合わせるTR方式を用いたコンピュータ断層撮影装置に関する。
TR方式のコンピュータ断層撮影装置(以下CT)は、例えば岩井喜典編「CTスキャナ」(非特許文献1)等でよく知られている。図15は従来のTR方式を示した概念図である。
X線管101からのファン角θOのファン状のX線ビーム102をNチャンネルのX線検出器103で検出する。θ0はKを自然数として、θ0=180°/Kに設定されている。
まず、回転テーブル105上の被検体104をトランスレート(t)させ、この間に一定ピッチで被検体104の透過データを収集すると、各チャンネルで平行ビームの透過データから得られる。1トランスレート終了後、被検体104を回転中心Cに対しファン角θ0だけステップ回転させ、逆向きにトランスレートさせる。これを繰り返しK回のトランスレートが終了すると被検体基準のX線パス方位ψに対し180°分の平行透過データがθ0/Nの角度ピッチで得られる。これらのデータを用いて通常、フィルター補正逆投影で被検体の断面像が再構成される。
図16は従来のTR方式再構成を示した概念図である。再構成の概略は、まず、対数変換した各平行透過データをP(ψ、t)として、t方向に高域強調フィルタ掛けし、次に、X線ビーム102に沿って仮想格子点に逆投影することで、断面像が得られる。この時、透過データP(ψ、t)上の回転中心投影位置tc(以下回転中心tcと記載)が回転中心Cに合うように逆投影する必要がある。
他方、TR方式とは別に、回転のみでスキャンするRR方式CTが知られている。このRR方式CTでは、最近、2次元分解能の検出器を用いてコーンビームX線に対してデータを収集し、1回転のスキャンで3次元画像(複数断面像)を得るコーンビームRR方式のCTが作られている。これは例えば、特開2001−330568公報(特許文献1)などで公知である。
このコーンビームの再構成は通常Feldkamp,Davis and Kress 1984(非特許文献2)記載の方法が用いられる。この方法は、フィルタ補正逆投影法(FBP(Filtered Back Projection)法)の一種で、立体的に逆投影するものである。この方法による再構成の1つが、特許文献1に詳しく記載されている。
特開2001-330568号広報。 岩井喜典編「CTスキャナ」(株)コロナ社 昭和54年2月20日初版 L.A.Feldkamp,L.C.Davis and J.W.Kress, Practical cone-beam algorithm ,J.Opt.Soc.Am.A/ Vol.1,/No.6/June,P612-619,1984
しかし、上述の構成においては、次のような課題がある。
従来の技術においては、X線ビームに収まらない大きな被検体の3次元画像を一回のスキャンで得ることができないという課題がある。
本発明は、上述の事情によりなされたもので、その目的は、コーンビームTR方式のCTを用いて、大きな被検体の3次元画像を得ることができるコンピュータ断層撮影装置を提供することである。
本発明の実施形態に係るコンピュータ断層撮影装置は、放射線源と、被検体を透過した放射線ビームを検出する放射線検出器と、該被検体と該放射線ビームとに相対回転を与える回転手段と、該被検体と該放射線ビームとに相対平行移動を与える平行移動手段と、この平行移動手段による平行移動と前記回転手段によるステップ回転を交互に繰り返すTRスキャンの間に、前記放射線検出器によって複数の位置で検出された前記被検体の透過データから前記被検体の断面像を得るコンピュータ断層撮影装置であって、前記放射線検出器の分解能が規定する放射線パスの前記回転手段による回転に沿った放射線パス方位ψに対し、iを任意の自然数としてi・πを超えて方位が重複するようにTRスキャンするスキャン制御手段と、前記放射線パス方位ψの前端で0から1に、後端で1から0に徐々に移行し、かつW(ψ)+W(ψ+i・π)=1であるウエイトW(ψ)を掛けた前記透過データを用いて前記断面像を得る再構成手段と、を有することを特徴とするものである。
したがって、本発明は、放射線検出器の分解能が規定する放射線パスの回転に沿った方位ψに対し、iを任意の自然数としてi・πを超えて方位が重複するようにTRスキャンされ、相対回転方位ψの前端で0から1に、後端で1から0に徐々に移行し、かつW(ψ)+W(ψ+i・π)=1であるウエイトW(ψ)を掛けた透過データを用いて断面像が得られる。このため、コーンビームTR方式のCTを用いて、大きな被検体の3次元画像を得るコンピュータ断層撮影装置を提供することができる。
本発明を用いることにより、コーンビームTR方式のCTを用いて、大きな被検体の3次元画像を得るコンピュータ断層撮影装置を提供するができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1、図2を参照して説明する。
図1、2は本発明の第1の実施形態に係る構成を示した模式図である。X線管1およびX線検出器3は対向して配置され、コーン状のX線ビーム2が2次元分解能のX線検出器3により測定される。X線管1は、発生するX線ビーム2の焦点Fが数μmのマイクロフォーカスX線管を用い、X線検出器3には2次元半導体光センサにシンチレータを接着したX線フラットパネルディテクタ(FPD)を用いている。
また、X線検出器3からの透過データを処理するデータ処理部19、処理結果等を表示する表示部20、データ処理部19からの指令で機構部12を制御する機構制御部(図示せず)、およびX線管1を制御するX線制御部(図示せず)等がある。
データ処理部19および表示部20は、通常のコンピュータで、3次元画像(断面像)を再構成するソフトウエア等を記憶している。X線検出器3は、縦横のチャンネルm、nで2次元の透過データI(m,n)を得る。被検体4は、回転テーブル11上に載置され、回転テーブル11は機構部12により(断面像の)撮影面14に沿って回転されるとともに、回転軸13と一緒に撮影面14に沿ってX線ビーム2を横切るように移動される。機構部12は、さらに、回転テーブル11を昇降させることができ、被検体の撮影部位を撮影面14に合せることができる。
なお、図のFはX線焦点、Cは回転中心、θmaxは測定されるX線ビーム2の撮影面14に沿った広がり角、Bはスキャン領域である。スキャン領域Bは、回転軸13を中心として直径は任意に設定でき、回転軸方向がX線ビーム2に包含される円筒領域と定義される。スキャン領域Bは、無理なく再構成ができる十分なデータが収集される領域である。また、FCDはFからCのt移動軌跡までの距離(すなわちF、C間の最小距離)、FDDは、FからX線検出器3までの距離である。
次に、第1実施形態における作用を説明する。
まず、操作者は被検体を回転テーブル11に載置し、被検体4の撮影部位を回転中心Cに合せる。続いて、スキャン領域Bの直径を例えばmm値で入力する。そして、スキャンを開始させると、データ処理部19はTRスキャンを制御する。当該スキャンは、公知であるTRスキャンと同様に、t移動と回転軸13に対するθ0のステップ回転とを繰り返して、ここで、すべてのt移動は任意設定したスキャン領域Bの直径をX線ビーム2が完全に横切るように行われ、K回のt移動でスキャンが終了する。
データ処理部19は、t移動中に一定ピッチで検出器3の出力である被検体104の透過データを収集する。ここで、ステップ回転角θ0とトランスレート回数Kは予め、式、
θmax=2・atan{N/2・△ξ/FDD}・・・(1)
θ0=θmax-2・β,(θ0>0)(β≧0)・・・(2)
(K−1)・θ0+θmax=π+2・α, (α>O)・・・(3)
となるように設定する。ここで、Nはn方向チャンネル数、△ξはチャンネルピッチである。
そして、回転に沿った被検体基準のX線パス方位をψとすると、このスキャンで、ψについて、(K−1)・θ0+θmaxの範囲のデータが収集される。
次に、ψのデータ範囲の両端部で、2・αだけの重複データを収集するとともに、トランスレート間で2・βの重複データを収集する。ψは、チャンネルnとトランスレート番号k、(1〜k)とで決まる。ψは、たとえば、式、
θ=atan{(n−nc)・△ξ/FDD}・・・(4)
ψ=θ+(k−1)・θO+θmax/2・・・(5)
で決まる。ここで、ncは、中央チャンネルである。θは、チャンネルnのX線ビーム内の配置角に相当する。なお、第1実施形態ではトランスレート間の重複はなくてもよい(β=O)。
次に、データ処理部19は、透過データからスキャン領域Bの3次元画像を再構成する。
図3、4は、コーンビームTR再構成を示した模式図である。xyzは、被検体に固定した座標で、回転軸13をz軸としている。当該図面を参照して再構成の概略を説明する。
X線検出器3の縦横位置をm、nとし、t移動位置をt、トランスレート番号をkとすると、透過データは、m、n、t、kで記述できる。まず、X線強度に比例した透過データである検出強度I(m,n,t,k)を対数変換して投影データP(m,n,t,k)に変換する(S1)。次に、投影データPに対しt方向に高周波強調フィルタ掛けする(S2)。このフィルタは通常のCTと同じ|ω|フィルタである。
次に、投影データPに対しウエイトW(ψ)を掛ける(S3)。ここで、ψはn、kで決まる。W(ψ)は、図5に示すように、前端と後端の重複区間2・α(あるいはそれ以下の間)で0から1に徐々に直線的に変化する傾斜部をもつウエイトである。このウエイトは、ψの前端で0から1に、後端で1から0に滑らかに(徐々に)移行し、かつW(ψ)+W(ψ+π)=1となればよく、図5中のウエイトW'(ψ)のように、曲線にしてもよい。なお、このウエイト掛けはフィルタ掛けの前に行ってもよい。
上述したウエイト掛けにより、データ範囲の両端部のデータ継ぎ目によるアーチファクトを低減することができ、コーンビームTR再構成を完全なものとすることができる。
次に、上述したウエイト掛けの後に、X線検出器3の縦位置であるmとt移動位置で記述されるP(m,t)を一組の面データとして、焦点Fに向けて被検体4を表す仮想3次元格子に対し3次元逆投影する(S4)(図4)。
この時の焦点Fは、tによって移動(焦点F軌跡33)するので、回転軸13方向から見ると逆投影方向は平行でy軸に対し角ψをなす。逆投影とは、すべての格子点Gに対し、対応するmt面34上の点Gpのデータをたし込むことである。なお、Gpは、一般にデータ点に一致しないので(近傍の4点による)補間計算を行う。この逆投影を全n,k(ψのπ+2・α分)で行うと、被検体4のスキャン領域Bの3次元画像が得られる。
以上によれば、データ範囲の両端部のデータ継ぎ目が滑らかに繋がり、継ぎ目によるアーチファクトを低減することで、コーンビームTR再構成を可能にすることができる。
次に、図6、7は、コーンビームTRスキャンにおいて、データ継ぎ目でX線パスが一致しない状態を示す模式図である。
上述した逆投影は、πの範囲(図6参照)で行えば再構成は行うことができるが、単純にπのデータを逆投影すると、コーンビームTRスキャンの場合、撮影面14上を除いて、原理的にデータ継ぎ目で逆向きパスが一致しないので透過データに食い違いが生じ、段差が生じる。これが直線状のアーチファクトを作る。
本発明の第1実施形態では、ウエイトW(ψ)を掛けることで継ぎ目が滑らかに繋がれ段差が無くなるので、コーンビームTR再構成を完全なものとすることができる。上述した原理的な継ぎ目の段差以外に、測定の不完全さによって生じる段差もある。すなわち、この段差は、この継ぎ目で、異なる時間と状態で収集されたデータP(ψ,t)とP(ψ+π,t)とが隣り合っていることによっても生じる。具体的には、検出器のチャンネルnの違いや特性ドリフト状態の違い、t移動状態(往路/復路)、機構誤差、X線のドリフト、被検体の動き(載置のガタを含む)、散乱X線の影響、などが段差の原因となる。上述したウエイト掛けを行うことで、これらの測定で生じる段差も同時に無くすことができる。
また、従来のコーンビームRR方式のCTと同様に2次元検出器を用いているので3次元画像だけでなく、透過画像も容易に得ることができる効果がある。
次に、第1実施形態の変形例としては、以下のような構成も可能である。コーンビームTR再構成は、通常のファンビームのTRスキャンに対してもそのまま用いることができる。すなわち、撮影面14上のデータのみ収集し、撮影面14のみ全く同様に再構成すればよい。これにより、通常のTRスキャンでも、測定の不完全さで生じる段差をウエイト掛けで解消でき、画像を高品質にすることができる。
上述した第1実施形態のTRスキャン再構成の説明では省略されているが、通常、投影データP(m,n,t,k)は、逆投影前にn方向に束ねて、あるいは間引いて数をへらす。このようにすることでψに対する逆投影数を減らすことができ、再構成を高速にできる。
ここで、逆投影前にn方向に束ねる理由としては、束ねまたは間引きなしとすると、TR方式としてはψの方向数が過剰ぎみになることがあげられる。また、さらに、再構成の3次元格子ピッチの設定を粗くする場合、それに応じてm、n、tの各方向を束ねる、あるいは間引くこともある。なお、束ねや間引きは逆投影の前ならどの段階で行ってもよい。また、束ねや間引きはX線検出器3の中で行ってもよい。
また、第1実施形態では、TRスキャンはπ+2・α方向の透過データから3次元画像を得るハーフスキャンであったが、2・π+2・αのフルスキャンや、4・π+2・αのダブルフルスキャンなどを用いてもよいことは容易に理解できる。(これらのスキャンは特開平11-108857号公報で公知である。)すなわち、この場合は、データ範囲の前端と後端の2・αで、同様のウエイトを掛けてから逆投影を行えばよい。ダブルフルスキャンの場合は、ウエイト掛け後、2・πの自然数倍離れたP(m,t)同士を平均して2・π分のP(m,t)とした後、逆投影しても同じことである。
上述したフルスキャンやダブルフルスキャンの場合は、原理的な継ぎ目の段差は無いが、測定の不完全さで生じる段差をウエイト掛けで解消でき、画像を高品質にすることができる。なお、iを任意の自然数として、i・π+2・αのスキャンで同様に再構成できる、ことは容易に理解できる。
また第1実施形態では、被検体の昇降位置を変えて複数回スキャンして、それぞれ得られた3次元画像をz方向に繋げてz方向に広い3次元画像を得ることが可能である。この場合、3次元画像を重複させて位置誤差をフィティングで調整することもでき、また、重複部をウエイト付平均して滑らかに繋がる3次元画像を作ることもできる。
(第2実施形態)
第2実施形態の構成は、図1に示す第1実施形態の構成と同じである。
次に、第2実施形態では、まず、第1実施形態と同様にスキャンをするが、β>0となるように設定し、トランスレート間で2・βの重複データを収集するようにする。
第1実施形態における再構成は、図3、4の第1実施形態の再構成にトランスレート継ぎ目の平滑化処理を追加したもので、この平滑化は投影データP(ψ,m,t)に対するトランスレートごとのウエイト掛け、Wk(ψ)掛けによって行われる。なお、このウエイト掛けは、ウエイトW(ψ)掛け(S3)の前でも後でもよく、またフィルタ掛け(S2)の前に行ってもよい。
また、図8、9、10はトランスレートごとの投影データPとウエイトWk(ψ)を示したものである。ここでkはトランスレート番号である。また、Wk(ψ)は、トランスレートの重複部、2・β間(あるいはそれ以下の間)で1から0に直線的に変化するウエイトである(図9参照)。このウエイトWk(ψ)は、重複部で、1から0に滑らかに(徐々に)移行し、かつWk(ψ)+Wk+1(ψ)=1となればよく、図10に示すウエイトWk'(ψ)のように曲線にしてもよい。
以上によれば、第1実施形態の効果に加えて、投影データP(ψ,m,t)の重複部(トランスレート継ぎ目)で生じるψ方向段差を平滑化してから3次元逆投影することで、トランスレート継ぎ目によるアーチファクトを低減することができる。すなわち、この段差は、この継ぎ目で、異なる時間と状態で収集されたデータが隣り合っていることによって生じる。具体的には、検出器のチャンネルnの違いや特性ドリフト状態の違い、t移動状態(往路/復路)、機構誤差、X線のドリフト、被検体の動き(載置のガタを含む)、散乱X線の影響、などが段差の原因となる。
次に、第2実施形態の変形例としては、以下のような構成も可能である。上述した第2実施形態のウエイトWk(ψ)掛けの後、データ結合をしてから逆投影してもよい。データ結合は、重複部のデータを足し合わせて1つのデータP(ψ,m,t)にすることで、逆投影の処理が一度で済むことなる。また、第2実施形態の平滑化処理はこれには限られない。
図11〜13は、平滑化処理の他の一形態を示した模式図である。
トランスレートkと、k+1との継ぎ目で投影データPに段差△P
△P=Pa−Pb・・・(6)
があったとする。
この場合、関数λ(ψ)を、
λ(ψ):{λ(0)=1で、ψ増加で滑らかに減少してOになる(収束する)関数}、
例えば、
λ(ψ)=exp(−ψ/△ψ),(△ψ:定数)
など、として、修正関数、
λa(ψ)=−△P/2・λ(ψa−ψ) ,(ψ≦ψa)・・・(7)
λb(ψ)=△P/2・λ(ψ−ψa) ,(ψ≧ψa)・・・(8)
を投影データPに加算する。ここで、ψaは継ぎ目のψであり、△Pはm、t、kにより異なる値をもつ。
この修正関数加算により継ぎ目を平滑にできる。なお、△Pを求める際、t方向やm方向にハイカットフィルタ掛けしてから求めるとノイズの影響を除去した平滑化が可能である。また、平滑化処理は、図3のフローチャートで、対数変換(S1)の前ないしウエイトW(ψ)掛け(S3)の後、のどの段階で行ってもよい。
以上によれば、重複データから段差△Pを求め、この△Pをなくするようにトランスレート継ぎ目の平滑化をすることができ、アーチファクトを低減できる。さらに、この平滑化を採用した場合、βを小さくできる利点がある。すなわち、重複が1データでもあれば平滑化が可能である。第2実施形態で、その他、第1実施形態と同じ変形が可能である。
(第3実施形態)
第3実施形態の構成は、図1に示す第1実施形態の構成と同様であるが、機構部12にFCD、FDD可変機構を追加した点が異なる。
FCD、FDDはデータ処理部19に変更指示を入力することで、機構制御部(図示せず)を介して変更することができる。
まず、操作者は被検体を回転テーブル11に載置し、被検体の大きさに合わせてFCD,FDDを設定する。FCD、FDDの選び方としては、拡大率(FDD/FCD)を上げるようにすると分解能が上がって好ましいが、スキャン領域Bの厚さは小さくなる。
また、同一拡大率のときは、FCDをなるべく小さくしたほうがノイズの少ない画像ができるが、被検体と機構との干渉がおきる。実際は、このようなことを考慮して、被検体や検査目的にあわせて幾何設定を行う。
次に、被検体4の撮影部位を回転中心Cに合せ、スキャン領域Bの直径を例えばmm値で入力する。スキャンを開始させると、データ処理部19はTRスキャンを制御する。このデータ処理部19は、式(1)でθmaxを求め、さらに、式(2)、(3)を満たすように、α,β,θ0,Kを自動的に決める。
例えば、以下の手順で、α,β,θ0,Kを決めることができる。
まず、βminを定数として、θO=θmax−2・βminでθ0を求め、これを端数切捨てでまるめ、θOを決定する。
次に、αminを定数として、(K−1)・θ0+θmax>π+2・αminとなる最小の自然数であるKを決定する。
さらに、式(2)と(3)を用いてαとβを求める。
次に、スキャンと再構成は第1実施形態あるいは第2実施形態と同様に行い、3次元画像を得る。
以上により、第1実施形態、第2実施形態の効果に加えて、FCD、FDD等が可変とすることができるので、被検体に合わせて拡大率等の最適な幾何条件を設定でき、高品質な3次元画像が得られる。また、FDDを変えたときのθmaxの変化に合わせ、ステップ回転角θOとt移動回数Kを自動設定するので、容易にFDD変更ができる。
また、第3形態の変形例としては、第2実施形態で、α,β,θ0,Kを決める場合に、定数αmin,βminを、たとえば、(角度で与えるのでなく)X線検出器のチャンネル数を基準に定めるようにしてもよい。たとえば、αmin,βminを、n方向全チャンネル数のそれぞれ8パーセント、3パーセント位置、等で決めるようにしてもよい。また、α,β,θ0,Kを決める際に、一意に決まらず任意性がある。すなわち、Kが整数であることによって生じた余剰の角度{(K−1)・θO+θmax−π}をどのようにαとβに振り分けるか、に任意性があり、変形は無数に行うことができる。
また、上述した実施形態で、X線管1としてマイクロフォーカスX線管を用いたが、本発明のコーンビームTR方式CTはこれに限られることはなく他のX線管でもよい。さらに、上述した実施形態では、放射線としてX線を用いたが、本発明のコーンビームTR方式CTはこれに限られることはなく、他の透過性放射線でも成立することは明らかである。
さらに、本発明では、2次元のX線検出器として、X線フラットパネルディテクタを用いたが、どのような2次元検出器を用いてもよい。また、機構動作は相対的に等価であれば、他の機構方式に対しても本発明は適用できる。例えば、回転は被検体側で行っているが、X線管とX線検出器を一体で回転させてもよい。また、t移動も同様にX線管とX線検出器を一体で移動させてもよい。
例えば、図14は、異なる機構を用いたものの一形態である。回転機構56は、図示してない支持部で、フロア50より支持されている。この回転上にt移動機構57、t移動上にxシフト機構58があり、xシフト上にX線管51とX線検出器53が配置されている。tは紙面に垂直方向である。被検体54はXYZ機構55によりフロア50から支持され、X線ビーム52に対し3方向に移動できる。ここでは詳細は述べないが、このような機構構成においても第1実施形態と同様の作用で3次元画像を得ることができる。
また、本発明によるCTはその用途にかかわりなく、コーンビームTR方式のCTを可能にすることができる。
本発明の第1実施形態に係る構成を示した模式図(平面図)。 本発明の第1実施形態に係る構成を示した模式図(正面図)。 本発明の第1実施形態に係るコーンビームTR再構成を示した模式図。 本発明の第1実施形態に係るコーンビームTR再構成を示した模式図。 本発明の第1実施形態に係るウエイトW(ψ)を示した模式図。 本発明の第1実施形態に係るデータ継ぎ目でX線パスが一致しない状態を示す模式図(平面図)。 本発明の第1実施形態に係るデータ継ぎ目でX線パスが一致しない状態を示す模式図(正面図)。 本発明の第2実施形態に係るトランスレートごとの投影データPを示した模式図。 本発明の第2実施形態に係るトランスレートごとのウエイトWk(ψ)を示した模式図。 本発明の第2実施形態に係るトランスレートごとのウエイトWk’(ψ)を示した模式図。 本発明の第2実施形態の変形例に係る平滑化処理の他の一形態を示した模式図。 本発明の第2実施形態の変形例に係る平滑化処理の他の一形態を示した模式図。 本発明の第2実施形態の変形例に係る平滑化処理の他の一形態を示した模式図。 本発明の実施形態に係る異なる機構を用いたものの一形態を示した模式図。 従来のTR方式を示した概念図。 従来のTR方式再構成を示した概念図。
符号の説明
1…X線管、2…X線ビーム、3…X線検出器、4…被検体、11…回転テーブル、12…機構部、13…回転軸、14…撮影面、19…データ処理部、20…表示部

Claims (5)

  1. 放射線源と、被検体を透過した放射線ビームを検出する放射線検出器と、該被検体と該放射線ビームとに相対回転を与える回転手段と、該被検体と該放射線ビームとに相対平行移動を与える平行移動手段と、この平行移動手段による平行移動と前記回転手段によるステップ回転を交互に繰り返すTRスキャンの間に、前記放射線検出器によって複数の位置で検出された前記被検体の透過データから前記被検体の断面像を得るコンピュータ断層撮影装置であって、
    前記放射線検出器の分解能が規定する放射線パスの前記回転手段による回転に沿った被検体基準の放射線パス方位ψに対し、iを任意の自然数としてi・πを超えて方位が重複するようにTRスキャンするスキャン制御手段と、
    前記放射線パス方位ψの前端で0から1に、後端で1から0に徐々に移行し、かつW(ψ)+W(ψ+i・π)=1であるウエイトW(ψ)を掛けた前記透過データを用いて前記断面像を得る再構成手段と、
    を有することを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  2. 請求項1記載のコンピュータ断層撮影装置であって、
    前記再構成手段は、前記ステップ回転の角度ごとに前記放射線パス方位ψに対して生じる前記平行移動間の継ぎ目での透過データの前記放射線パス方位ψ方向の段差を平滑化して前記断面像を得ることを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  3. 請求項1または2に記載のコンピュータ断層撮影装置であって、
    前記放射線ビームはコーン状、前記放射線検出器は2次元分解能であり、前記再構成手段は、前記2次元分解能が規定する放射線パスの前記回転の軸方向位置をm、前記平行移動位置をtとして、前記透過データを前記放射線パス方位ψ、前記回転の軸方向位置m、および前記平行移動位置tを用いて記述した場合、前記平行移動位置t方向に高周波強調フィルタ掛けした後、前記回転の軸方向位置m及び前記平行移動位置tで記述される面データを一組として、前記放射線ビームの焦点に向けて被検体を表す仮想3次元格子に対し3次元逆投影することを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンピュータ断層撮影装置であって、
    前記放射線ビームの焦点と前記回転軸間との最小距離を、被検体の大きさに応じて変更する最小距離変更手段を、さらに有することを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  5. 請求項1乃至4記載のいずれか1項に記載のコンピュータ断層撮影装置であって、
    前記放射線ビームの焦点と前記放射線検出器間の距離を変更する距離変更手段と、
    前記距離変更手段よって変更される距離に応じて、前記ステップ回転の角度を自動的に変更するスキャン制御手段と
    をさらに有することを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
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