JP2005351522A - 加熱調理器の前面構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱源用の操作子10Bを支持する支持枠13の前面に、支持枠を覆う操作パネル8Rを取付けるようにした加熱調理器の前面構造であって、高級感があり、且つ、組立が容易な生産性に優れたものを提供する。
【解決手段】操作パネル8Rを金属の押し出し成形材で構成して、操作パネル8Rの裏面側に横方向に延在する上下一対の雌型または雄型の係合部81を形成すると共に、支持枠13に、操作パネル8Rの両係合部81に対応する上下一対の雄型または雌型の係合部133を形成し、操作パネル8Rの係合部を支持枠13の係合部133に横方向にスライドさせて係合させる。また、支持枠13に操作子10Bを囲うリング部材14を装着し、操作パネル8Rの操作子用開口82にリング部材14を嵌合させて、操作パネル8Rを横方向に位置決めする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ガスコンロ等の加熱調理器の前面構造に関し、特に、加熱調理器の熱源用の操作子を支持する支持枠の前面に、支持枠を覆う操作パネルを取付けるようにした加熱調理器の前面構造に関する。
従来、加熱調理器の熱源用の操作子を支持する支持枠は熱源の操作ユニット(熱源がバーナであるときはガスバルブユニット)にブラケットを介して取付けられ、調理器本体の前面に、支持枠を覆うようにして操作パネルを取付けている(例えば、特許文献1参照)。
然し、これでは、組み付け公差により操作パネルと支持枠との相対位置関係にずれを生じ、操作パネルに形成した操作子を臨ませる操作子用開口に対し操作子が偏心して、体裁を損なうことがある。かかる不具合を解消するため、操作パネルを樹脂製或いは金属板のプレス成形品で構成し、操作パネルの裏面側に支持枠に対する連結部を形成し、支持枠の前面に操作パネルを連結部において連結して、操作パネルと支持枠との相対位置精度を確保するようにしたものも知られている。
また、最近は、高級感を出すため、操作パネルとしてステンレス製の平板を用いたものが商品化されている。このような操作パネルでは、その裏面に支持枠に対する連結部を形成することは困難である。この場合、操作パネルを支持枠の前面にねじ止めすることも考えられるが、これではねじが外観に現われて体裁を損なう。そのため、支持枠の前面に操作パネルを接着している。然し、操作パネルの接着作業には手間がかかり、生産性の向上を図る上で障害になる。
実開昭60−92010号公報(第2図)
本発明は、以上の点に鑑み、高級感があって、且つ、組立が容易な生産性に優れた加熱調理器の前面構造を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、加熱調理器の前面構造であって、加熱調理器の熱源用の操作子を支持する支持枠の前面に、支持枠を覆う操作パネルを取付けるものにおいて、操作パネルを金属の押し出し成形材で構成して、操作パネルの裏面側に横方向に延在する上下一対の雌型または雄型の係合部を形成すると共に、支持枠に、操作パネルの両係合部に対応する上下一対の雄型または雌型の係合部を形成し、操作パネルの係合部を支持枠の係合部に横方向にスライドさせて係合させることにより支持枠の前面に操作パネルが連結されることを特徴とする。
本発明によれば、操作パネルが金属の押し出し成形材で構成されるため、樹脂製や金属板のプレス成形品から成る操作パネルに比し重厚で高級感が得られる。また、操作パネルの裏面側の上記雌型または雄型の係合部は押し出し成形により無理なく形成できる。そして、操作パネルを横方向にスライドして支持枠の前面に連結できるため、操作パネルを支持枠に接着するものに比し組立が容易になり、生産性が向上する。また、操作パネルと支持枠との連結部(雌型と雄型の係合部)が外観に現われず、体裁が良好になる。
尚、本発明では、支持枠に対する操作パネルの横方向の位置決めが必要になる。そのため、支持枠に後方から着脱自在に装着される、操作子を囲うリング部材を設け、リング部材を、操作パネルに形成した操作子を臨ませる操作子用開口に嵌合させることが望ましい。これによれば、操作パネルを横方向にスライドして支持枠の前面に連結した後、リング部材を支持枠に後方から装着して操作パネルの操作子用開口に嵌合させることにより、操作パネルが支持枠に対しリング部材を介して横方向に位置決めされる。そして、操作子用開口に対し操作子がリング部材を介して芯決めされることになり、操作子が操作子用開口に対し偏心して体裁を損なうことを確実に防止できる。
また、リング部材を透光材料で形成し、操作子で操作される熱源の作動時に点灯する光源からの光がリング部材を介して前方に照射されるようにすれば、リング部材を位置決めだけでなく操作表示にも兼用でき、有利である。
図1は、システムキッチンのカウンタトップCT(図2参照)に組み込むドロップイン式ガスコンロから成る加熱調理器を示している。このコンロは、上面を開放面とする箱形のコンロ本体1を備えている。コンロ本体1の上縁には、図2に示す如く、外曲げフランジ1aが形成されており、コンロ本体1をカウンタトップCTに開設したコンロ開口CTaに落とし込んだ状態で、外曲げフランジ1aをコンロ開口CTaの開口縁部に掛止して、コンロ本体1をカウンタトップCTに吊持させている。そして、カウンタトップCT上に載置する天板2によりコンロ本体1を外曲げフランジ1aに亘って上方から覆うようにしている。
コンロ本体1には、熱源たる前側の左右2個と後側の1個の計3個のコンロバーナ3と、グリル4とが配置されている。そして、天板2に、これら各コンロバーナ3を臨ませる開口を形成して、各開口を囲うように五徳5を載置すると共に、天板2の後部に、グリル4用の排気口2aを形成している。尚、各コンロバーナ3には、その内周空間に位置させて、五徳5上の調理容器の底面に当接してその温度を検出する鍋底温度センサ3aが付設されている。また、各コンロバーナ3へのガス供給及びグリル4に設けるグリルバーナ(図示せず)へのガス供給は、コンロ本体1内に設けた各電動バルブ6で制御されるようになっており、電動バルブ6を制御するコントローラ7がコンロ本体1内の底部に配置されている。
コンロ本体1の前部は、コンロ開口CTaの前側のカウンタトップCTの部分の下方に潜り込んでおり、この前部の前面に、カウンタトップCTの下で前方に露出するように、グリル扉4aとその左右の操作パネル8L,8Rとが設けられている。また、コンロ本体1の左右の各外側面には、カウンタトップCTの下に確保するコンロ設置空間の左右の各側面との間に生ずる隙間を前方から封鎖するエンドピース9が取付けられている。
グリル扉4aは、コンロ本体1の横方向中央部から左側に偏倚しており、右側の操作パネル8Rの方が左側の操作パネル8Lより横方向長さが長くなっている。そして、右側の操作パネル8Rに、横方向に並べて3個のコンロバーナ3用の3個の操作子10Bを配置すると共に、操作子10Bの配置部の下側に、各コンロバーナ3での加熱モードの設定や加熱温度等の設定を行う各種操作スイッチと表示部とを有する引き出し方式のコントロールパネル11Bを配置し、更に、右上隅に電源スイッチ12を配置している。また、左側の操作パネル8Lには、グリル4用の操作子10Gと、その下側の引き出し方式のグリル4用コントロールパネル11Gとが配置されている。
各操作パネル8L,8Rは、夫々、操作子10B,10Gを支持する支持枠13の前面に連結されている。この点を右側の操作パネル8R及びコンロバーナ3用の操作子10Bを支持する支持枠13について図3及び図4を参照して詳述する。支持枠13は、後方に開口する樹脂製の箱体131と、箱体131の後端の開口面に取付けられる蓋板132とで構成されており、蓋板132にコンロバーナ3用の各操作子10Bが支持されている。ここで、箱体131の前面には、上下に張り出すフランジ部で構成される上下一対の雄型の係合部133,133が形成されている。また、操作パネル8Rは、高級感を出すため、金属、例えば、アルミニウムの押し出し成形材で形成されている。操作パネル8Rの裏面側には、押し出し成形時に、前記雄型係合部133に対応する溝状の断面形状で横方向に延在する上下一対の雌型の係合部81,81が形成される。そして、操作パネル8Rの雌型係合部81,81を支持枠13の雄型係合部133,133に横方向にスライドさせて係合させ、これにより支持枠13の前面に操作パネル8Rを連結している。これによれば、支持枠13と操作パネル8Rとの連結部が外観に現われず体裁が良好になり、また、支持枠13の前面に操作パネルを接着するものと異なり、組立が容易になる。尚、操作パネル8Rに雄型の係合部を形成し、これを支持枠13に形成する雌型の係合部に横方向からスライドさせて係合させることも可能である。
また、本実施形態では、雄型係合部133を単純な板状に形成し、これに対応させて雌型係合部81を断面方形の溝状に形成しているが、これに限るものではなく、例えば、雄型係合部133をその端部が前後方向に屈曲する断面鍵形形状に形成し、雌型係合部81を対応する断面鍵形の溝状に形成しても良い。
ところで、雄型と雌型の係合部133,81の係合だけでは、操作パネル8Rを支持枠13に対し横方向に位置決めできない。そこで、各操作子10Bを囲うリング部材14を支持枠13に装着し、リング部材14を、操作パネル8Rに形成した各操作子10Bを臨ませる操作子用開口82に嵌合させるようにしている。これによれば、操作パネル8Rが支持枠13に対しリング部材14を介して横方向に位置決めされる。そして、操作子用開口82に対し操作子10Bがリング部材14を介して芯決めされることになり、操作子10Bが操作子用開口82に対し偏心して体裁を損なうことを確実に防止できる。
ここで、リング部材14は、後側の大径部141と前側の小径部142とを有する段付形状に形成され、支持枠13を構成する箱体131の前面に形成したリング装着孔134に大径部141において後方から着脱自在に装着される。そして、操作パネル8Rを支持枠13の前面に連結した後に、リング装着孔134にリング部材14をその大径部141の前端面が操作パネル8Rの裏面に当接するように装着し、リング部材14の小径部142を操作パネル8Rの操作子用開口82に嵌合させるようにしている。
操作パネル8Rの下部は、支持枠13の前面に接合する上部に対し後方に凹入しており、この凹入部83に、押し出し成形後のプレス加工で、コントロールパネル11Bの収納ボックス111(図2参照)を装着する開口84が形成されている。コントロールパネル11Bは、収納ボックス111に組み込んだプッシュプッシュ機構(図示せず)により、一旦押し込むことで収納ボックス111の前方に押し出され、コントロールパネル11Bの上面の操作面が操作パネル8Rの前方に突出する。尚、コントロールパネル11Bの進退方向は前下がりに傾斜した方向に設定されている。これによれば、コントロールパネル11Bの突出状態において、操作面を斜め上方から見ながら操作面上の各種スイッチの押し操作を行うことができて、操作性が向上し、更に、自重を利用したコントロールパネル11Bのスムーズな動きが得られるようになる。また、コントロールパネル11Bの前端には、外面にアルミニウム板を貼り付けた蓋板112が取付けられており、コントロールパネル11Bの収納状態では、蓋板112が操作パネル8Rの上部と面一になって凹入部83を覆い隠し、体裁が良好に保たれる。
操作パネル8Rの上縁には、上方の雌型係合部81の後方に張り出す庇部85が形成され、庇部85の後縁に打抜き加工でコンロ本体1に対する係合爪86が形成されている。また、操作パネル8Rの凹入部83の左右の各側部には、コンロ本体1に対する取付け孔87が形成されている。そして、コンロ本体1の前部の上面前縁に形成した係合孔(図示せず)に係合爪86を係合させた状態で、操作パネル8Rを取付け孔87においてコンロ本体1の前部前面にねじ止めするようにしている。
各操作子10Bは、図3に示す如く、外面にアルミニウム製のキャップ101を嵌着した円筒状であって、支持枠13の蓋板132に固定したロータリーエンコーダ102にプッシュプッシュ機構を組み込んだ中継部材103を介して連結される。また、蓋板132に、ロータリーエンコーダ102の側部に位置させてリミットスイッチ104を固定し、操作子10Bの後端部に、リミットスイッチ104と協働する拡径部105を設けている。操作子10Bは、常時は後方の没入位置に存し、没入位置から一度押し込むとプッシュプッシュ機構の働きで前方の突出位置に前進する。そして、操作子10Bの突出位置への前進がリミットスイッチ104で検出されると、対応するコンロバーナ3が点火され、更に、突出位置での操作子10Bの回転操作により、ロータリーエンコーダ102からの信号がコントローラ7に送信され、電動バルブ6が制御されてコンロバーナ3の火力が調節される。
支持枠13の箱体131内には、3個の操作子10Bに対応する3個のリング部材14を後方から押える押え板を兼ねる表示用基板15が取付けられている。表示用基板15には、図5に示す如く、各リング部材14の下側に位置させて、当該リング部材14で囲われる操作子10Bに対応するコンロバーナ3の燃焼時(作動時)に点灯するLEDから成る作動表示用の光源15Sが取付けられ、また、各リング部材14の上側に位置させて、対応するコンロバーナ3の火力(加熱量)に応じて順次点灯する複数の加熱量表示用の光源15Kが取付けられている。尚、加熱量表示用光源15Kは、作動表示用光源15Sとは異なる色の光を発光するLEDで構成される。また、表示用基板15の右上隅には電源スイッチ12が取付けられており、電源スイッチ12に図示省略したLEDを内蔵させて、電源オン時に電源スイッチ12が光るようにしている。
各リング部材14は透光材料で形成されている。そして、図3に示されているように、各リング部材14の下部の作動表示用光源15Sに対向する部分に凹欠部143を形成し、作動表示用光源15Sからの光が凹欠部143からリング部材14に入射され、リング部材14内で反射拡散されて、小径部142の周方向全域から前方に照射されるようにしている。かくして、各コンロバーナ3の燃焼時は、対応する操作子10Bを囲うリング部材14が光り、そのため、リング部材14が光っているか否かで対応するコンロバーナ3が燃焼中であるか否かを明瞭に識別することができる。
各リング部材14の上部には、周方向の間隔を存して複数の導光部材144が嵌め込まれ、加熱量表示用の各光源15Kからの光が各導光部材144を介して照射されるようにしている。ここで、加熱量表示用の各光源15Kをリング部材14の後方に配置して、各光源15Kからの光を導光部材を介さずにリング部材14に入射することも考えられるが、これでは光が拡散して、加熱量表示がぼやけ識別しにくくなる。これに対し、本実施形態によれば、加熱量表示用光源15Kからの光が導光部材144により拡散することなくリング部材14内に導かれ、導光部材144の先端が明るく光る。そのため、加熱量表示用の各光源15Kからの光を明確に分離して視認できるようになり、加熱量表示が明瞭化される。
各導光部材144は、リング部材14の軸方向先方、即ち、前方を向く出射部144aと、出射部144aに対し屈曲してリング部材14の径方向外方にのびる入射部144bとを有する略L字状に形成されている。そして、リング部材14の上部後面に放射状の複数の溝145を形成し、各溝145に後方から各導光部材144を嵌め込み、各導光部材144の入射部144bの外端を加熱量表示用の各光源15Kに対向させるようにしている。ここで、導光部材144を出射部144aからリング部材14の軸方向(前後方向)にのびる真直な形状に形成することも考えられるが、これでは、複数の導光部材144の出射部144aの配置ピッチと、これら導光部材144の尾端側の入射部に臨ませる複数の加熱量表示用の光源の配置ピッチとを等しくしなければならず、光源同士の干渉を避ける上で、出射部144aの配置ピッチを所定限度以下に狭めることができなくなる。これに対し、本実施形態では、複数の導光部材144の出射部144aの配置ピッチが狭くても、入射部144bの外端の配置ピッチ、即ち、入射部144bの外端に臨ませる加熱量表示用光源15Kの配置ピッチは広く確保される。従って、出射部144aの配置ピッチに関する設計の自由度を増すことができる。
尚、導光部材144は、内面反射で光を導く導光管で構成しても良いが、本実施形態では、透光材料で導光部材144を形成している。そして、出射部144aと入射部144bとの間の屈曲部に傾斜した反射面144cを形成し、入射部144bからの光が反射面144cで全反射されて出射部144aに導かれるようにしている。
図1を参照して、カウンタトップCTのコンロ開口CTa内に位置するコンロ本体1の上部前面には、コンロ本体1内に燃焼用空気を取り入れる通気孔16が複数開設されている。コンロバーナ3やグリルバーナの燃焼時には、バーナ混合管3bへの一次空気の吸引や燃焼炎のドラフトによる二次空気の吸引でコンロ本体1内が負圧になり、通気孔16から空気が吸引されて、バーナ混合管3bやバーナ燃焼部に向かう空気流を生ずる。また、通気孔16に向けて吸引される空気によりカウンタトップCTが冷却される。
ところで、コンロ本体1内はコンロバーナ3やグリル4からの輻射熱によりかなり高温になり、電動バルブ6の熱損を防止するため、電動バルブ6を冷却することが必要になる。ここで、上記通気孔16から流入する空気はコンロ本体1内の上部に流れ、コンロ本体1内の下部に配置する電動バルブ6を通気孔16からの流入空気で冷却することはできない。この場合、電動バルブ6の配置部前方に位置する操作パネル8Rに、電動バルブ6の冷却のための空気取り入れ口を開設することも考えられるが、これでは、操作パネル8Rを押し出し成形材で形成することにより得ようとしたフラット感が損なわれ、体裁が悪くなる。
そこで、本実施形態では、図3、図6に明示する如く、カウンタトップCTの下面に対向するコンロ本体1の前部上面1bに、電動バルブ6の冷却のための空気取り入れ口17を開設している。また、コンロバーナ3の内周空間から落下する煮こぼれ汁が電動バルブ6にかかることを防止するため、コンロ本体1内に、電動バルブ6の配置部を上方から覆う煮こぼれカバー18を設け、この煮こぼれカバー18の前端部をコンロ本体1の前部上面1bの後端部に重ね合わせて、煮こぼれカバー18がコンロ本体1の前部上面1bの後端部に連続するようにしている。これによれば、バーナ混合管3bが電動バルブ6の配置部より上方に配置されていても、空気取り入れ口17から煮こぼれカバー18の下方空間を介してバーナ混合管3bに向かう空気流が形成され、この空気流により電動バルブ6が確実に空冷される。
然し、コンロ本体1の前部上面1bには、天板2から流れ出た煮こぼれ汁がカウンタトップCTの下面を伝って垂れ落ちることがあり、このままでは、コンロ本体1の前部上面1bに形成した空気取り入れ口17からコンロ本体内に煮こぼれ汁が侵入する可能性がある。そこで、コンロ本体1の前部上面1bに、当該上面1bを空気取り入れ口17の形成箇所に亘って上方から覆う覆い板171を設け、覆い板171に、空気取り入れ口17の上方にオーバーラップしないように空気流入口172を形成している。これによれば、空気流入口172からコンロ本体1の前部上面1bと覆い板171との間の隙間を介して空気取り入れ口17に至る一種の迷路状の空気通路が形成され、空気取り入れ口17に煮こぼれ汁が侵入することが効果的に防止される。また、覆い板171の空気流入口172の形成箇所は上方に盛り上がっており、空気流入口172への煮こぼれ汁の侵入が抑制される。
更に、本実施形態では、コンロ本体1の前部上面1bの前縁寄りの部分に、下方に窪む樋部173を形成し、空気取り入れ口17を樋部173の底面より上方に位置する部分、即ち、樋部173の後側の立上り部の上縁のコーナ部に形成している。そして、樋部173の上方にオーバーラップする覆い板171の部分に空気流入口172を形成している。そのため、空気流入口172から落下する煮こぼれ汁は樋部173に入り、空気取り入れ口17に煮こぼれ汁が侵入することを確実に防止できる。
以上、グリル4の右側に位置する操作パネル8Rを含むコンロの構造について説明したが、グリル4の左側に位置する操作パネル8Lを含むコンロの構造も上記と同様であり、その詳細な説明は省略する。
また、上記実施形態では、ドロップイン式ガスコンロの前面構造に本発明を適用したが、ガスコンロ以外の加熱調理器、例えば、熱源として電気ヒータを用いる電気コンロ、更には、熱源として電磁誘導コイルを用いるIH調理器の前面構造としても同様に本発明を適用できる。
本発明を適用したドロップイン式ガスコンロの斜視図。 図1のII−II線で切断したコンロの断面図。 コンロ前部の拡大断面図。 コンロの操作パネルと操作子用支持枠との連結状態の斜視図。 操作子用支持枠に組み込むリング部材と表示用光源とを示す斜視図。 コンロの前部上面の覆い板を取り外した状態の斜視図。
符号の説明
8R…操作パネル、81…雌型の係合部、82…操作子用開口、10B…操作子、13…支持枠、133…雄型の係合部、14…リング部材、15S…光源。

Claims (3)

  1. 加熱調理器の前面構造であって、加熱調理器の熱源用の操作子を支持する支持枠の前面に、支持枠を覆う操作パネルを取付けるものにおいて、
    操作パネルを金属の押し出し成形材で構成して、操作パネルの裏面側に横方向に延在する上下一対の雌型または雄型の係合部を形成すると共に、
    支持枠に、操作パネルの両係合部に対応する上下一対の雄型または雌型の係合部を形成し、
    操作パネルの係合部を支持枠の係合部に横方向にスライドさせて係合させることにより支持枠の前面に操作パネルが連結されることを特徴とする加熱調理器の前面構造。
  2. 前記支持枠に後方から着脱自在に装着される、前記操作子を囲うリング部材を備え、リング部材を、前記操作パネルに形成した操作子を臨ませる操作子用開口に嵌合させることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器の前面構造。
  3. 前記リング部材は、透光材料で形成され、前記操作子で操作される熱源の作動時に点灯する光源からの光がリング部材を介して前方に照射されるようにすることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器の前面構造。
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