JP2005351504A - エアコン洗浄装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 送風用のファンやブロワを取り外すことなく、熱交換器の洗浄作業が行えると共に、洗浄状態が正確に把握できるエアコン洗浄装置及び方法を提供する。
【解決手段】 本発明のエアコン洗浄装置は、洗浄液を噴出するノズル31と、ノズル31と近接する位置に設けられた、被洗浄体15を撮像する撮像素子54と、撮像素子54で撮像された撮像信号を伝達する手段50と、撮像信号を受信して、画像信号に変換する撮影画像形成部60と、撮影画像形成部60で変換された画像信号により、撮像素子54で撮像された被洗浄体15の洗浄画像を表示する表示ユニット(78、79)とを備え、ノズル31がエアコン10の開口部から挿入されて、被洗浄体15に洗浄液を噴出するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に高層ビルや郊外型店舗のような業務用施設の空調設備として用いられるエアコンに用いて好適なエアコン洗浄装置及び方法に関し、特に洗浄担当者がビル管理者に対してエアコンの洗浄状態を容易に説明できるエアコン洗浄装置及び方法に関する。
業務用と家庭用とを問わず、エアコンを長期間使用すると、エアコンの基幹部品である熱交換器等に汚れが堆積して熱交換効率が低下する。又、エアコンに堆積する汚れには、アトピー性皮膚炎、気管支炎、喘息などを引き起こす原因となるカビやダニが発生するため、定期的に汚れを除去する必要がある。そこで、エアコンの洗浄は、特許文献1や特許文献2に示すように、洗剤を溶かした水を吹き付けたり、カビ等の除菌や滅菌処理、消毒液によるダニの駆除が行われている。
図7は、従来の天井取付型エアコンの洗浄作業を説明する全体斜視図である。図において、天井取付型エアコンの筐体10には、フィン付熱交換器(図示せず)が収容されている。ビニールカバー20は、筐体10の下面に装着されるもので、洗浄液排水が床面に落下するのを大略防止している。差込み孔21は、ビニールカバー20の周面に数カ所に設けられたもので、洗浄液噴出ノズル1が差込まれる。配水管2は、ビニールカバー20に溜まった排水をバケツ等の受容器3に導く。シート4は、床面を覆う防水機能を有する布で、床面が洗浄作業により汚れるのを防止する。洗浄液が、ポンプ6によって、洗浄液タンク5から汲み上げられて、ホース7を経由して洗浄液噴出ノズル1に供給される。そして、洗浄担当者は、手作業で洗浄液噴出ノズル1を操作しつつ、熱交換器に洗浄液等を吹付けて、熱交換器を洗浄している。
特開2001−21289号 図2 特開平10−89893号 図21、段落番号0002、0016
しかし、特許文献1のように、洗浄液として熱水を用いる場合には、洗浄担当者が熱水を浴びて火傷で負傷する可能性があり、作業環境上の問題を生ずる。特に夏場のビル内は温度が高く、エアコンの作動しない室内で洗浄作業をする際に、洗浄液として熱水を用いたのでは、更に室内温度が高くなって作業効率が低下するという課題がある。
また、特許文献2では、天井取付型エアコンの筐体の下面に受け皿を装着して、ビニールカバーや防水シートの設置作業を簡略することが提案されている。しかし、天井取付型エアコンの筐体下面形状は機種によって区々であり、しかも洗浄担当者が現場に出向いて、作業を開始する直前まで筐体下面形状が把握できないことも多い。そこで、多種多様な形状の受け皿を洗浄担当者が現場まで運搬する必要があり、作業効率が低下するという課題がある。
さらに、特許文献1では、従来の天井取付型エアコンの洗浄作業においては、洗浄担当者が送風用のファンやブロワを取り外すことなく、フィン付熱交換器を洗浄作業することが開示されている。しかし、送風用のファンやブロワを取り外さないと、洗浄担当者にとってフィン付熱交換器の洗浄状態が正確に把握できず、綺麗に汚れを落とすことが困難であるという課題があった。特に、業務としてエアコンの洗浄作業を行っている場合には、エアコンの洗浄状態を説明できないと、洗浄依頼者に対して作業の信頼性を獲得できないという課題がある。
そこで、特許文献2では、天井取付型エアコンの洗浄作業においては、図8のように洗浄担当者が送風用のファンやブロワを取り外して、フィン付熱交換器を露出させて、洗浄作業を行っていた。図8は、従来の洗浄作業における天井取付型エアコンの露出状態を説明する説明図である。しかし、送風用のファンやブロワの取外し作業は比較的時間がかかり、特に洗浄担当者が複数いれば短時間で済むが、もし洗浄担当者が一人であれば送風用のファンやブロワの取外し作業の負担が非常に大きくなるという課題があった。そこで、本発明者の長年の作業経験から、送風用のファンやブロワの取外し作業自体に課題があることが判明した。
本発明は、上述の課題を解決したもので、送風用のファンやブロワを取り外すことなく、熱交換器の洗浄作業が行えると共に、洗浄状態が正確に把握できるエアコン洗浄装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のエアコン洗浄装置は、例えば図1に示すように、洗浄液を噴出するノズル31と、ノズル31と近接する位置に設けられた、被洗浄体15を撮像する撮像素子54と、撮像素子54で撮像された撮像信号を伝達する手段50と、撮像信号を受信して、画像信号に変換する撮影画像形成部60と、撮影画像形成部60で変換された画像信号により、撮像素子54で撮像された被洗浄体15の洗浄画像を表示する表示ユニット(78、79)とを備え、ノズル31がエアコン10の開口部から挿入されて、被洗浄体15に洗浄液を噴出するように構成されている。
このように構成されたエアコン洗浄装置によれば、撮像素子54で撮像された撮像信号を、撮影画像形成部60にて画像信号に変換して、表示ユニットに被洗浄体15の洗浄画像を表示する。すると、オペレータは、ノズル31をエアコン10に設けられた開口部から挿入して、表示ユニットに表示された被洗浄体15の洗浄画像を見ながら、被洗浄体15に洗浄液を噴出する位置・方向・液量を適宜に調整して、被洗浄体15を綺麗にムラなく洗浄することが可能になる。開口部には、吸気口12や噴出し口13があり、フィルターやカバーが除去された状態にある。
本発明のエアコン洗浄装置において、好ましくは、例えば図6に示すように、映像信号を伝達する手段は光ファイバ50であり、さらに、撮像素子54の近傍に設けられた、被洗浄体15を撮影するのに必要な照度を確保する照明手段(72、73、51、52)を有する構成とするとよい。照明手段を有するので、被洗浄体15の近傍が暗い場合でも、鮮明な画像信号を映像信号から得られる。
本発明のエアコン洗浄装置において、好ましくは、例えば図1に示すように、表示ユニットは、ノズル31による洗浄作業を担当するオペレータの作業用表示ユニット78と、被洗浄体15の洗浄状態を管理する管理用表示ユニット79を有する構成とするとよい。
上記目的を達成する本発明のエアコン洗浄方法は、例えば図5に示すように、ノズル31をエアコンの開口部から挿入し(S102)、前記エアコンの被洗浄体に対して、ノズル31から洗浄液を噴出し(S106)、ノズル31と近接する位置に設けられた撮像素子54で撮像された、被洗浄体15の洗浄画像を表示ユニットに表示し(S108)、オペレータは前記表示ユニットを見て、ノズル31の洗浄液噴出方向を調整し(S110)、エアコンの洗浄状態管理者は、前記表示ユニットを見て被洗浄体15の洗浄状態を管理する工程(S122)を含むものである。
本発明のエアコン洗浄装置及び方法によれば、オペレータが、撮像素子54で撮像された被洗浄体15の洗浄画像を表示する表示ユニットを見ながら、ノズル31をエアコン10に設けられた開口部から挿入して、被洗浄体15に洗浄液を噴出するように構成されているので、送風用のファンやブロワを取り外すことなく、熱交換器の洗浄作業が行えると共に、オペレータやエアコンの洗浄状態管理者は洗浄状態を正確に把握できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例を説明する全体構成図である。図において、エアコン洗浄装置筐体20には、散水用タンク21、高圧用ポンプ23、薬液タンク26、回収タンク29、制御盤40、撮影画像形成部(VDTコンバータ)60を筐体内部に収容していると共に、作業用モニタ78と管理用モニタ79が筐体外側に装着されている。散水用タンク21、薬液タンク26、回収タンク29の容量は、例えば各18リットルとすると、1日当りのエアコン洗浄台数3台程度に対して充分な容量となり好ましい。なお、各タンク21、26、29の容量を、例えば各6〜8リットルとすると、エアコン一台を洗浄するのに必要な洗浄液量となり、エアコン洗浄装置筐体20の小型化と軽量化が推進される。
散水用配管22aは、散水用タンク21と高圧用ポンプ23とを接続する区間であり、散水用配管22bは、高圧用ポンプ23と散水用電磁弁24とを接続する区間であり、散水用配管22cは、散水用電磁弁24と混合弁25とを接続する区間である。薬液用配管28aは、薬液タンク26と薬液用電磁弁27とを接続する区間であり、薬液用配管28bは、薬液用電磁弁27と混合弁25とを接続する区間である。混合弁25では、散水用タンク21からの水と薬液タンク26からの薬液が混合されて、洗浄液となる。洗浄液は、ホース33を介して噴霧ノズル31に供給される。なお、ホース33で散水と薬液の2系統を噴霧ノズル31まで送る場合には、噴霧ノズル31に混合弁として機能を持たせて、筐体内部の混合弁25を省略してもよい。高圧用ポンプ23は、噴霧ノズル31からの噴霧量が最大で3〜4[リットル/分]程度になるように定め、水圧としては、例えば0.8、1.6、2.5[MPa]等の3段階に設定できるようにするとよい。
薬液には、フィン付熱交換器15の洗浄に適したものが用いられる。例えば、フィン付熱交換器15の材料としてアルミ合金を用いている場合には、腐食を避けるため酸性洗剤やアルカリ性洗剤を用いることができなくなる。そこで、中性洗剤である合成洗剤やバイオ系洗剤を用いても良い。薬液洗浄と濯ぎの2工程でフィン付熱交換器15を洗浄する場合には、薬液洗浄工程では混合弁25にて水と薬液を混合するが、濯ぎ工程では薬液用電磁弁27を閉じて散水用タンク21からの水だけを噴射ノズル31に供給するとよい。
制御盤40は、高圧用ポンプ23、散水用電磁弁24、薬液用電磁弁27の運転状態を制御するもので、併せてレベル計41にて散水用タンク21の水位を計測し、圧力計42にて散水用配管22bの水圧を計測し、レベル計43にて回収タンク29の水位を計測している。制御盤40は、例えば送水量を調整したり、送水量の総量を計測して、散水用タンク21の散水不足を検出したときは、散水補充の必要性をオペレータに喚起する。好ましくは、薬液タンク26の液量を測定するレベル計を設けて、薬液補充の必要性をオペレータに喚起したり、回収タンク29が満水状態になったときは、回収タンク29の回収水を廃液処理用に別のタンクに移すようにオペレータに喚起する機能を設けても良い。
回収水ホース34は、一端が天井取付型エアコンの筐体10に設けられたドレイン点検孔に装着されて、ドレイン点検孔から排出される洗浄液を回収タンク29に送る。好ましくは、回収タンク29には真空ポンプ(図示せず)を装着して、バキュームを利用して迅速にドレイン点検孔から排出される洗浄液を回収タンク29に回収するようにしてもよい。バキュームは、例えば乾湿両用集塵機とし、例えば最大風量3[m/分]、吸水量10[リットル/分]程度のものを用いる。
フィン付熱交換器15の洗浄状態をモニタするために、先端に撮像素子54が装着された映像信号用光ファイバ50が設けられている。オペレータの洗浄作業を容易にする為に、ホース33と映像信号用光ファイバ50は大略一体に屈曲するように構成されると共に、撮像素子54は噴射ノズル31の近傍に設けられて、フィン付熱交換器15の洗浄状態を効果的にモニタできるようにしている。尤も、ホース33と映像信号用光ファイバ50は分離して移動できる状態として、撮像素子54で撮影される画像が噴射ノズル31先端の微妙な動きに影響されないように構成してもよい。
作業用モニタ78は、作業者の洗浄作業に役立つように装着されるもので、撮像素子54で撮影される画像を、撮影画像形成部60を介して映し出す。作業用モニタ78によって、フィン付熱交換器15の洗浄状態が映し出されるので、オペレータはフィン付熱交換器15の奥であっても洗浄状態を把握できる。管理用モニタ79は、作業用モニタ78と同様の映像が映写されるもので、エアコンの洗浄状態管理者に洗浄状態を把握してもらう為に用いる。作業用モニタ78と管理用モニタ79には、例えば5インチ程度の液晶モニタを用いることができるが、ブラウン管やプラズマディスプレイのような平面表示装置でもよい。
続いて、本発明のエアコン洗浄装置及び方法を適用して好適な天井取付型エアコンについて説明する。図2は、洗浄作業の対象となる天井取付型エアコンの一例を示す構成斜視図である。図において、天井取付型エアコンは、下面を解放した筐体10を有しており、縁取付部11によって、室内の天井に対して空調対象室内と天井室側とを空調的に絶縁している。縁取付部11の中央位置に吸気口12が設けられ、冷房や暖房等の調整空気の噴出し口13が縁取付部11の周囲の4箇所に設けられている。ブロワ14は、噴出し口13から冷房や暖房等の調整空気を吹き出させる為の送風機で、ブロワ14の周囲には円環状フィン付熱交換器15が設けられている。ステーボルト16は、筐体10をスラブに吊るための部材である。縁取付部11と筐体10の間には、着脱自在であって密着性のあるパッキン(図示せず)を装着すると良い。筐体10には、ドレイン点検孔(図示せず)が設けられており、ドレインにおける空調に随伴して発生する凝縮した水分の排水状態を確認できる。
図3は、本発明における天井取付型エアコンの露出状態を説明する説明図である。天井取付型エアコンの露出状態は、エアコン開口部である吸気口12や噴出し口13のフィルタやカバーを取り外すだけでよく、従来のようなエアコン10の送風用のファンやブロワを取外す作業(図8参照)は行う必要がない。即ち、図1に示すエアコン洗浄装置を用いて、エアコン10の熱交換器15を洗浄する場合には、ノズル31をエアコン10に設けられた開口部から挿入して、作業用モニタ78に表示された熱交換器15の洗浄画像を見ながら、熱交換器15に洗浄液を噴出する位置・方向・液量を適宜に調整して、熱交換器15を綺麗にムラなく洗浄することが可能になる。
図4は、本発明のエアコン洗浄装置による天井取付型エアコンの洗浄作業の説明図である。洗浄液をフィン付熱交換器15に向かって吹付ける為に、ホース33を介して、噴射ガン30が装着されている。噴射ガン30には、噴射ノズル31と手元操作部34とを備える。噴射ノズル31は、洗浄液を効果的にフィン付熱交換器15に吹き付ける為に、例えば段差を設けて複数個の先端ノズルを装着しても良い。手元操作部34は、噴射ノズル31からの洗浄液の噴霧状態を操作するもので、例えば噴霧状態をジェットと霧状とを変えたり、噴霧量の増減を調整する。好ましくは、作業用モニタ78を手元操作部34に装着しても良い。
図5は、本発明のエアコン洗浄方法を説明する流れ図である。まず、オペレータは、天井取付型エアコンの筐体10から、フィルターやカバーを取外す(S100)。この際、ブロワ14は天井取付型エアコンに装着したままで良いので、前処理や後処理としての着脱作業が容易になる。次にビニールカバーを筐体10下面に装着して、洗浄液排水が床面に落下するのを大略防止する。また、オペレータは、散水用タンク21の水量を確認して、不足している場合には水を補充し、薬液タンク26の薬液量を確認して、不足している場合には薬液を補充する。オペレータは、回収水ホース34をドレイン点検孔に装着し、洗浄廃液を回収タンク29に導く状態にする。
次に、オペレータは、噴霧ノズル31をエアコンに設けられた吸気口12や噴出し口13から挿入する(S102)。そして、オペレータは、手元操作部34を操作して、制御盤40を介して、高圧用ポンプ23の運転状態をオンにする(S104)。すると、高圧用ポンプ23によって噴射ノズル31から洗浄液が噴霧されるので、オペレータは、噴射ノズル31の位置と方向を適宜に調整して、フィン付熱交換器15に洗浄液を噴霧して、フィン付熱交換器15を洗浄する(S106)。この際に、作業用モニタ78には、フィン付熱交換器15の洗浄状態が映し出される(S108)ので、オペレータはフィン付熱交換器15の奥であっても洗浄状態を把握できる。そこで、オペレータは作業用モニタ78を見て、噴射ノズル31の位置と方向を適宜に調整して、フィン付熱交換器15の洗浄作業を遂行する(S110)。また、管理用モニタ79にも作業用モニタ78と同様の映像が映写されている(S120)。そこで、エアコンの洗浄状態管理者は洗浄状態を正確に把握できる(S122)。
そして、オペレータが作業用モニタ78を見て、フィン付熱交換器15の洗浄作業が完了したか判断し(S112)、未了であれば洗浄作業を続行する。完了すれば、オペレータは、手元操作部34を操作して、制御盤40を介して、高圧用ポンプ23の運転状態をオフにする(S114)。そして、天井取付型エアコン10に縁取付部11フィルターやカバーを装着する(S116)。この際、ブロワ14は天井取付型エアコンに装着されているので、着脱作業は不要となる。そして、オペレータは、次の洗浄対象となる天井取付型エアコンに移動する。なお、管理用モニタ79に映写された画像は、エアコンの洗浄状態管理者に対する説明用として、別途ビデオ等の電磁気的記録媒体に映像情報として記録しておいてもよい。
続いて、撮影画像形成部60の詳細を説明する。図6は、撮影画像形成部60の用いられる撮影画像装置の一例を示す構成ブロック図である。撮影画像装置は、例えば内視鏡装置等に用いられる、ビデオスコープとプロセッサを用いたVDTコンバータにより、構成すると良い。
撮影画像装置では、撮像素子であるCCD54を有する映像信号用光ファイバ50と、CCD54から読み出される画像信号を処理する撮影画像形成部60とが備えられ、被写体像を表示する作業用モニタ78と管理用モニタ79が撮影画像形成部60に接続される。映像信号用光ファイバ50は、光ファイバ接続部61を介して、撮影画像形成部60に着脱自在に接続されている。CCD54の画素数は、例えば100万画素(1000x1000)とし、カラー対応でも白黒対応でもよい。また、撮影画像形成部60には、例えばマイクロプロセッサ等が用いられ、入出力インターフェースとしてキーボード77等が接続される。被写体像は、例えばエアコンの洗浄状態画像であり、被写体Sは、例えばフィン付熱交換器15である。
撮影画像形成部60内に設けられたランプ(光源)72は、複数の白色発光ダイオードやハロゲンランプ等から構成されている。LED駆動回路71は、ランプ72がLEDの場合に、電流を供給する回路であり、ランプ点灯スイッチ(図示せず)がON操作されると、LED駆動回路71からランプ72へ電流が供給される。これにより、所定の発光ダイオードが点灯し、ランプ72から光が放射される。放射された光は、集光レンズ73を介して映像信号用光ファイバ50内に設けられたライトガイド51の入射端51Aに入射する。ライトガイド51を通った光は出射端51Bから出射する。その結果、拡散レンズである配光レンズ52を介して観察部位Sに光が照射される。
観察部位Sにおいて反射した光は、対物レンズ53を通ってCCD54の受光面に到達し、これにより観察部位Sの被写体像がCCD54の受光面に形成される。本実施例では、例えばカラー撮像方式として単板同時式を適用しており、CCDの受光面上にはイエロー(Ye)、シアン(Cy)、マゼンタ(Mg)、グリーン(G)の色要素が市松状に並べられた補色カラーフィルタ(図示せず)が受光面の各画素に対応するよう配置されている。そして、CCD54では、補色カラーフィルタを通る色に応じた被写体像の画像信号が光電変換により発生し、所定時間間隔ごとに1フレームもしくは1フィールド分の画像信号が、色差線順次方式に従って順次読み出される。本実施例では、カラーテレビジョン方式として例えばNTSC方式が適用されており、1/30(1/60)秒間隔ごとに1フレーム(1フィールド)分の画像信号が順次読み出され、初期信号処理回路55へ送られる。
初期信号処理回路55では、カラー画像信号に対して様々な処理が施され、輝度信号および色差信号が映像信号として生成される。また、初期信号処理回路55には、CCD54を駆動するためのCCDドライバ(図示せず)が含まれており、CCDドライバからCCD54へ駆動信号が出力される。生成された映像信号は、プロセッサ信号処理回路68へ送られるとともに、輝度信号は調光回路75へ送られる。また、調光回路75へ順次送られる1フレーム分(1フィールド分)の輝度信号に合わせて、所定のタイミングの同期信号等が初期信号処理回路55から調光回路75へ送られる。
プロセッサ信号処理回路68では、初期信号処理回路55から送られてくる映像信号に対して所定の処理が施される。処理された映像信号は、NTSCコンポジット信号、Y/C分離信号(いわゆるSビデオ信号)、RGB分離信号などのビデオ信号として作業用モニタ78と管理用モニタ79へ出力され、これにより被写体像が作業用モニタ78と管理用モニタ79に映し出される。
システムコントロール回路62内のCPU64は、撮影画像形成部60全体を制御し、調光回路75、プロセッサ信号処理回路68などの各回路に制御信号を出力する。タイミングコントロール回路70では、信号の処理タイミングを調整するクロックパルスが撮影画像形成部60内の各回路に出力され、また、ビデオ信号に付随される同期信号がプロセッサ信号処理回路68に送られる。
ライトガイド51の入射端51Aと集光レンズ73との間には被写体Sに照射される光の光量を調整のため絞り74が設けられており、モータ(図示せず)の駆動によって開閉する。本実施形態では、DSP(Digital Signal Processor)である調光回路75によって絞り74を通過する光、すなわち被写体Sへ照射される光の光量調整が行われる。初期信号処理回路55から出力される輝度信号は、A/D変換器(図示せず)によってデジタルの輝度信号に変換された後、調光回路75へ入力される。この輝度信号に基き、調光回路75から制御信号が送られ、モータが駆動されて、絞り74が所定の開度まで開く。
映像信号用光ファイバ50内には、映像信号用光ファイバ50全体を制御するスコープ制御部56と、映像信号用光ファイバ50の特性(画素数など)に関するデータがあらかじめ記憶されたEEPROM57とが設けられている。スコープ制御部56は、初期信号処理回路55を制御するとともに、EEPROM57からデータを読みだす。映像信号用光ファイバ50が撮影画像形成部60に接続されると、スコープ制御部56とシステムコントロール回路62との間でデータが送受信され、スコープ特性に関するデータがスコープ制御部56からシステムコントロール回路62へ送られる。
フロントパネル76には、自動調光において基準となる参照輝度値の設定をするための設定スイッチ(図示せず)が設けられており、オペレータが設定スイッチを操作することによって設定された値に応じた信号がシステムコントロール回路62へ送られる。この参照輝度値のデータは、RAM66へ一時的に格納されるとともに、必要に応じてシステムコントロール回路62から調光回路75へ送られる。また、キーボード77において、洗浄対象物情報などの文字情報がキー入力されると、作業用モニタ78と管理用モニタ79に表示される。即ち、キーボード77の操作に応じた信号がシステムコントロール回路62へ入力され、その信号に基き、プロセッサ信号処理回路68においてキャラクタ信号が映像信号にスーパーインポーズされる。
なお、上記の実施の形態においては、天井取付型エアコンの洗浄作業を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば壁取付型エアコンの洗浄作業に適用しても良く、また家庭用のエアコン洗浄作業に適用できることは言うまでもない。また、上記の実施の形態においては、撮像素子54で撮像された撮像信号を伝達する手段として光ファイバを用いたものを説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば映像信号を携帯電話や無線通信用のデータ信号として送信するものでもよく、また画像信号の伝送媒体として赤外線や超音波を用いても良い。
本発明の一実施例を説明する全体構成図である。 洗浄作業の対象となる天井取付型エアコンの一例を示す構成斜視図である。 本発明における天井取付型エアコンの露出状態を説明する説明図である。 本発明のエアコン洗浄装置による天井取付型エアコンの洗浄作業説明図である。 本発明のエアコン洗浄方法を説明する流れ図である。 撮影画像形成部60の用いられる撮影画像装置の一例を示す構成ブロック図である。 従来の天井取付型エアコンの洗浄作業を説明する全体斜視図である。 従来の洗浄作業における天井取付型エアコンの露出状態を説明する説明図である。
符号の説明
10 天井取付型エアコン筐体
11 蓋部材
15 フィン付熱交換器(被洗浄体)
20 エアコン洗浄装置筐体
21 散水用タンク
23 高圧用ポンプ
26 薬液タンク
29 回収タンク
30 噴射ガン
31 噴射ノズル
40 制御盤
50 映像信号用光ファイバ
54 撮像素子(CCD)
60 撮影画像形成部
78 作業用表示ユニット(作業用モニタ)
79 管理用表示ユニット(管理用モニタ)

Claims (4)

  1. 洗浄液を噴出するノズルと;
    前記ノズルと近接する位置に設けられた、被洗浄体を撮像する撮像素子と;
    前記撮像素子で撮像された撮像信号を伝達する手段と;
    前記撮像信号を受信して、画像信号に変換する撮影画像形成部と;
    画像処理部で変換された画像信号により、前記撮像素子で撮像された前記被洗浄体の洗浄画像を表示する表示ユニットと;
    を備え、前記ノズルがエアコンの開口部から挿入されて、前記被洗浄体に洗浄液を噴出するように構成されているエアコン洗浄装置。
  2. 前記映像信号を伝達する手段は光ファイバであり;
    さらに、前記撮像素子の近傍に設けられた、前記被洗浄体を撮影するのに必要な照度を確保する照明手段を有する;
    請求項1に記載のエアコン洗浄装置。
  3. 前記表示ユニットは、前記ノズルによる洗浄作業を担当するオペレータの作業用表示ユニットと、前記被洗浄体の洗浄状態を管理する管理用表示ユニットを有する請求項1又は請求項2に記載のエアコン洗浄装置。
  4. ノズルをエアコンの開口部から挿入し;
    前記エアコンの被洗浄体に対して、前記ノズルから洗浄液を噴出し;
    前記ノズルと近接する位置に設けられた撮像素子で撮像された、前記被洗浄体の洗浄画像を表示ユニットに表示し;
    オペレータは前記表示ユニットを見て、前記ノズルの洗浄液噴出方向を調整し;
    前記エアコンの洗浄状態管理者は、前記表示ユニットを見て前記被洗浄体の洗浄状態を管理する;
    エアコン洗浄方法。
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