JP2005350887A - 建築物における非常用進入口 - Google Patents

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清 久保田
Shinichiro Kamiyama
進一郎 神山
Keiichi Kusumoto
恵一 楠本
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Panasonic Environmental Systems and Engineering Co Ltd
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Abstract

【課題】 ガラスカーテンウォール等のフェイスガラスに非常用進入口を形成するための従来技術として、フェイスガラスの全面を破壊するものでは、耐風圧強度条件を満たすことが困難で、全面が割れるため安全性が低下し、危険度が高い。また破壊困難なフェイスガラスの一部を開口して、開口部に破壊容易なガラスを嵌め込むものでは、ガラスカーテンウォールのデザイン上の連続性を損ない、また支持枠や金物等及びシール目地が発生するため意匠性や止水性が悪い。
【解決手段】 そこで本発明では、建築物のフェイスガラスを2枚のガラスから成る合わせガラスにより構成し、室外側のガラスは破壊容易とすると共に室内側のガラスに円形等の進入用開口穴を形成した構成の建築物における非常用進入口を提案する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、建築物において、大板ガラスを用いたガラスカーテンウォール等に設ける消防隊用の非常進入口に関するものである。
建築物には、建築基準法施行令第126条の6,7の規定に基づいて、非常用の進入口を設けなければならず、ガラスカーテンウォール等のガラス壁面を有する建築物では、以下に示すような構成としてフェイスガラスに非常進入口を設けている。
a.フェイスガラスとして、厚さ5mmの強化ガラス又は6mmのフロートガラスのように破壊容易なガラスを使用して全面を進入口とし、破壊して室内に進入できるような構成。
b.フェイスガラスとして、破壊が容易ではない強化ガラスを使用すると共に、上記法令に規定される開口部、即ち直径1m以上の円が内接できる開口部又はその幅及び高さが、それぞれ、75センチメートル以上及び1.2メートル以上の開口部を形成して、その部分に破壊可能なガラスを嵌め込み、支持枠又は金物等で固定して、それらのガラス間の目地をシールで塞ぐ構成。
c.フェイスガラスを分割した構成として、進入口を設けた構成。
この他、例えば特許文献1には、フェイスガラスとして、破壊が容易ではない強化ガラスを使用するが、強化ガラスの一部に破壊を誘発可能とする貫通孔等を設け、これらを覆うように非常用進入口を示す表示板を強化ガラスの表面に設けたり、又は上記孔を貫通するボルト等を上記表示板から突設して、この表示板を操作することで強化ガラスを破壊して非常時用の進入口を容易に形成できるようにした構成の非常用進入口が提案されている。
更に特許文献2では、建物外壁の開口部内に、四周をシール材に当接可能にした強化ガラス等のプレートのみからなる障子を配設し、この障子を開閉手段を介して開口部に取付けて、非常用進入口としての開閉窓が提案されている。
特開平9−225053号公報 特開平9−303052号公報
以上の従来技術では次のような欠点がある。
まずaの構成では、耐風圧強度条件を満たすことが困難であり、また全面が割れるため安全性が低下し、危険度が高い。
また、bやc等の構成では、ガラスカーテンウォールのデザイン上の連続性を損ない、また支持枠や金物等及びシール目地が発生するため意匠性や止水性が悪い。
そこで、本発明は、以上の課題を解決することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、本発明では、建築物のフェイスガラスを2枚のガラスから成る合わせガラスにより構成し、室外側のガラスは破壊容易とすると共に室内側のガラスに進入用開口穴を形成した構成の非常用進入口を提案する。
また本発明では、上記構成において、少なくとも室内側のガラスを強化ガラスとすることを提案する。
また本発明では、上記構成において、進入用開口穴を円形に形成することを提案する。
本発明では、室内側のガラスの進入用開口穴に対応する室外側のガラスの個所を破壊することにより容易に非常用進入口を形成することができる。
室外側のガラス自体は破壊が容易であるが、進入用開口穴の対応個所以外の個所は、室内側のガラスと共に合わせガラスとして構成されているので、フェイスガラス全体として必要な耐風圧強度条件を満たすことができる。
また支持枠や金物等を使用しないので、フェイスガラスのデザイン上の連続性を損なうことがなく、シール目地が発生しないので、止水性の悪化も全くない。また室外側が単一ガラスであり、平面で突出物がないため、埃溜りがなく、またシール等による汚れも少ない。
進入用開口穴の形状は上記規定等の条件を満たすものであれば適宜であるが、円形に形成した場合には、必要最小限の開口面積で法令に規定される非常用進入口を構成することができ、強度の低下を最小限とすることができる。
次に本発明に係る非常用進入口の実施例を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明を適用した建築物の正面側を示す説明図、図2はその一部拡大図、図3、図4は夫々図2のA−A線、B−B線断面図であり、また図5は室内側から見たフェイスガラスの要部の拡大図である。
図において符号1は建築物を示すものであり、この建築物の外壁はガラスカーテンウォールにより構成している。符号2は非常用進入口を形成するフェイスガラスであり、3は他の個所、即ち一般部のフェイスガラスである。フェイスガラス2は図3〜図5に示すように、2枚の強化ガラス2o、2iから成る合わせガラスにより構成し、室外側の強化ガラス2oは破壊容易とすると共に室内側の強化ガラス2iに進入用開口穴4を形成している。
一例として、室外側の強化ガラス2oは5mm、室内側の強化ガラス2iは8mmとし、これらの2枚の強化ガラス2o,2iを合わせガラス用フィルム5を介して接着して合わせガラスとして構成し、また室内側の強化ガラス2iには飛散防止用のフィルム6を貼着している。そして室内側の強化ガラス2iには1mφの円形の進入用開口穴4を形成し、また室外側の強化ガラス2oには、進入用開口穴4の中心に対応して逆三角形の赤色表示7を付している。
尚、図において符号8はアルミ製横フレーム、9はアルミ製目板、10はガラス押え金物、11はリブガラスである。
以上の構成において、火災発生等の非常時には、消防隊は、赤色表示7で示される個所、即ち、室内側の強化ガラス2iの進入用開口穴4に対応する室外側の強化ガラス2oの個所を容易に破壊することができ、こうして容易に非常用進入口を形成することができる。
このように室外側の強化ガラス2o自体は破壊が容易であるが、進入用開口穴4の対応個所以外の個所は、室内側の強化ガラス2iと共に合わせガラスとして構成されているので、フェイスガラス2全体として必要な耐風圧強度条件を満たすことができる。
また非常用進入口を形成するために破壊される外側の強化ガラス2oは、進入用開口穴4に対応する必要最小限の個所だけが破壊されるため、危険度が低い。
そして本発明では、非常用進入口を構成するために、支持枠や金物等を使用しないので、フェイスガラス2のデザイン上の連続性を損なうことがなく、シール目地が発生しないので、止水性の悪化も全くない。また室外側が単一ガラスであり、平面で突出物がないため、埃溜りがなく、またシール等による汚れも少ない。
上述したとおり、進入用開口穴4の形状は上記規定等の条件を満たすものであれば適宜であるが、以上に説明した実施例のように円形とすれば、必要最小限の開口面積で法令に規定される非常用進入口を構成することができ、強度の低下を最小限とすることができる。
また、以上に説明した実施例においては、フェイスガラス2は、2枚の強化ガラス2o、2iから成る合わせガラスとして構成しているが、合わせガラスは耐風圧強度条件を満たし、しかも破壊して進入できる進入口としての機能を満足できる構成であれば、ガラスの種類や厚さを適宜に決定することができる。例えば一例として、室外側のガラスは強化ガラスでなく、6mm厚のフロートガラスを用いて合わせガラスを構成することもできる。
本発明は以上のとおり、支持枠や金物等を使用せず、合わせガラスのみで非常用進入口を構成することができるので、ガラスカーテンウォールの意匠性を確保すると共に、非常用進入口からの漏水の恐れを無くし、しかも非常時における非常用進入口の形成を確実に行えると共に、破壊されたガラスによる危険度も低いというような数々の効果があり、ガラスカーテンウォールに構成する非常用進入口として最適である。
本発明を適用した建築物の正面側を示す説明図である。 図1の一部拡大図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 室内側から見たフェイスガラスの要部の拡大図である。
符号の説明
1 建築物
2 フェイスガラス
2o 室外側の強化ガラス
2i 室内側の強化ガラス
3 一般部のフェイスガラス
4 進入用開口穴
5 合わせガラス用フィルム
6 飛散防止用フィルム
7 赤色表示
8 アルミ製横フレーム
9 アルミ製目板
10 ガラス押え金物
11 リブガラス

Claims (3)

  1. 建築物のフェイスガラスを2枚のガラスから成る合わせガラスにより構成し、室外側のガラスは破壊容易とすると共に室内側のガラスに進入用開口穴を形成したことを特徴とする建築物における非常用進入口
  2. 少なくとも室内側のガラスを強化ガラスとしたことを特徴とする請求項1に記載の建物における非常用進入口
  3. 進入用開口穴を円形に形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の建築物における非常用進入口
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009215738A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Agc Glass Kenzai Engineering Co Ltd ガラススクリーン及びガラススクリーン用ガラスの製造方法
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