JP5224583B2 - ガラススクリーン及びガラススクリーン用ガラスの製造方法 - Google Patents

ガラススクリーン及びガラススクリーン用ガラスの製造方法 Download PDF

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本発明はガラススクリーン及びガラススクリーン用ガラスの製造方法に係り、特に非常用進入口が形成されたガラススクリーン及びそれに用いるガラスの製造方法に関する。
ビル等の建築物には、建築基準法施行令第126条の6、7の規定に基づいて、非常用の進入口を設けなければならない。非常用の進入口は、建築物の31m以下の部分で、3階以上の階の外壁に、所定の間隔、所定の大きさの進入口、および足がかりとなるバルコニーを設けることが義務づけられている。しかし、それに替わる窓(代替開口部)が所定の基準どおりに設けられていれば、非常用進入口の設置が免除される。このような、非常用の進入口の代替開口部(本明細書において、単に「非常用進入口」という)とされる構造を有するガラススクリーンが特許文献1に開示されている。このガラススクリーンのガラス構成は、ガラス板の中央部に円形状又は矩形状にくり抜いた非常用進入口となる開口部を有する室内側ガラス及び中間膜と、全面をガラス板とした室外側ガラスとを接着させた合わせガラスであり、非常用進入口を室外側ガラスだけの単板構成としている。
このガラススクリーンによれば、ガラススクリーンのガラス構成を合わせガラスとした場合でも、非常用進入口を室外側ガラスだけの単板構成としたので、外観上見苦しくなく、風圧荷重にも耐えることができるというものである。
特許第3860027号公報
しかしながら、特許文献1のガラススクリーンは、全体のガラス構成は遮音性の高い合わせガラスであるものの、非常用進入口にあたる部位が室外側ガラスだけの単板構成なので、遮音性が低下するという欠点があった。
また、室外側ガラスの非常用進入口となる部分には、合わせガラスの中間膜も存在しないので、もしその部分に自然破損が生じた場合、破損したガラス片が室外側に落下する危険性を有していた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、非常用進入口を備えた遮音性の高いガラススクリーン及びガラススクリーン用ガラスの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、複数枚のガラス板を縦方向及び/又は横方向に隣接配置して壁面が構成されるガラススクリーンであって、前記ガラススクリーンにおいて非常用進入口が設けられるガラス板が、所定の位置に進入口用開口部が形成された室内側ガラス及び第1の中間膜と、前記進入口用開口部に対応する位置に開口のない室外側ガラスと、前記進入口用開口部と略同一の面形状を有する第2の中間膜及び閉塞用ガラスとからなり、前記室内側ガラスが前記第1の中間膜を介して前記室外側ガラスに接着されるとともに、前記閉塞用ガラスが前記第2の中間膜を介して前記室外側ガラスに接着されることにより、前記閉塞用ガラスで前記室内側ガラスの前記進入口用開口部を閉塞する構成であることを特徴とするガラススクリーンを提供する。
また、本発明は、前記目的を達成するために、所定の位置に進入口用開口部が形成された室内側ガラス及び第1の中間膜と、前記進入口用開口部に対応する位置に開口のない室外側ガラスとを揃え、前記室内側ガラスと前記室外側ガラスとを前記第1の中間膜を介して接着し、前記室外側ガラスの前記進入口用開口部に対応する位置に接着される第2の中間膜と、前記第2の中間膜に接着されるとともに前記室内側ガラスの前記進入口用開口部を閉塞する閉塞用ガラスとを揃え、前記閉塞用ガラスを前記第2の中間膜を介して前記室外側ガラスに接着することによりガラススクリーンの非常用進入口を構成することを特徴とするガラススクリーン用ガラスの製造方法を提供する。
本発明のガラススクリーンは、まず、進入口用開口部が形成された室内側ガラス及び第1の中間膜と、進入口用開口部に対応する位置に開口のない室外側ガラスとを揃え、室内側ガラスと室外側ガラスとを第1の中間膜を介して接着することにより、非常用進入口となる部位が室外側ガラスだけの単板構成の合わせガラスを製造する。次に、室外側ガラスの進入口用開口部に対応する位置に接着される第2の中間膜と、第2の中間膜に接着されるとともに室内側ガラスの進入口用開口部を閉塞する閉塞用ガラスとを揃え、閉塞用ガラスを第2の中間膜を介して室外側ガラスに接着することによりガラススクリーンの非常用進入口を構成する。これにより、非常用進入口が設けられたガラス板は、室外側に位置するガラス板が単一の室外側ガラスで構成され、室内側に位置するガラス板がそれぞれ独立した室内側ガラスと閉塞用ガラスとで構成され、室内側ガラスは第1の中間膜を介して、閉塞用ガラスは第2の中間膜を介して、それぞれ室外側ガラスに接着された合わせガラス構成となるため、室外側及び室内側に設けられるガラス板をそれぞれ単一のガラス板とした通常の合わせガラスで構成したガラススクリーンと略同等の遮音性能を得ることができる。したがって、本発明によれば、非常用進入口を備えた遮音性の高いガラススクリーン及びガラススクリーン用ガラスの製造方法を提供することができる。
火災時等の非常事態発生時に、本発明のガラススクリーンにおいて非常用進入口が設けられたガラス板を外部から殴打すると、室外側ガラスが破壊され多数の亀裂が生ずる。しかし、室外側ガラスには室内側ガラス及び閉塞用ガラスが、それぞれ第1の中間膜、第2の中間膜を介して接着されているので、非常用進入口が設けられたガラス板全体が破砕して崩落することはない。ここで、室外側ガラスの進入口用開口部に対応する位置や室内側ガラスと閉塞用ガラスとの境界部付近を外部からさらに殴打することにより、第2の中間膜に接着された室外側ガラスの進入口用開口部に対応する部分と閉塞用ガラスと(以下、「分離合わせガラス」と称する)が、本体のガラス板全体から分離される。分離合わせガラスは、その室外側ガラス部分には亀裂があるものの、閉塞用ガラスとの接着状態が保たれた合わせガラスとしての形態が保持されているので、本体のガラス板全体から分離された際に、建物内部への進入経路や周囲に多数のガラス破砕片が散乱しない。
非常用進入口の形状は円形でも矩形状でもよく、建築基準法施行令第126条の6の規定を満たすものであればよい。
また、本発明によれば、前記室内側ガラスに形成された前記進入口用開口部の周縁部には、該進入口用開口部の断面形状が前記室外側ガラスに向けて先細状となる第1の傾斜面が形成され、前記閉塞用ガラスの周縁部には、前記第1の傾斜面に対向する第2の傾斜面が形成されていることが好ましい。
分離合わせガラスが本体のガラス板全体から分離されて脱落しようとすると、室内側ガラスの第1の傾斜面に、分離合わせガラスの閉塞用ガラスの第2の傾斜面が当接するため、分離合わせガラスが室外側へ脱落するのを防止することができる。
更に、本発明によれば、前記閉塞用ガラスの上部及び下部は、シール材を介して前記室内側ガラスに接着されていることが好ましい。
分離合わせガラスが本体のガラス板全体から脱落しようとすると、閉塞用ガラスが上部及び下部の位置で室内側ガラスにシーリング剤(例えば、シリコーン系シーリング剤)により接着されているため、分離合わせガラスが室内側ガラスに保持される。これにより、分離合わせガラスの不意の脱落を防止することができる。
本発明によれば、非常用進入口が設けられるガラス板は、室外側に位置するガラス板が単一の室外側ガラスで構成され、室内側に設けられるガラス板がそれぞれ独立した室内側ガラスと閉塞用ガラスとで構成され、室内側ガラスは第1の中間膜を介して、閉塞用ガラスは第2の中間膜を介して、それぞれ室外側ガラスに接着された合わせガラス構成としたので、室外側及び室内側に設けられるガラス板をそれぞれ単一のガラス板とした通常の合わせガラスで構成したガラススクリーンと略同等の遮音性能を得ることができ、よって、非常用進入口を備えた遮音性の高いガラススクリーン及びガラススクリーン用ガラスの製造方法を提供することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るガラススクリーン及びガラススクリーン用ガラスの製造方法の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態に係るガラススクリーン10の斜視図が示されている。
このガラススクリーン10は、矩形状に形成された複数枚のガラス板(本例では、合わせガラス)12、12…を縦方向及び横方向に隣接配置することにより構成されたもので、ガラス板12、12…の四隅部を支持金具14、14…によって連結支持するDPG(Dot Point Glazing)構法により構成されている。
同図に示すガラススクリーン10の中央部に位置するガラス板12Aの略中央部には、第1の実施の形態の非常用進入口16が設けられている。
以下、非常用進入口16を有するガラス板12Aのガラス構成、及び製造方法について図2、図3に基づいて説明する。
このガラス板12Aは、図2に示すように、所定の位置に円形の進入口用開口部18が形成された室内側ガラス20及び第1の中間膜22と、進入口用開口部18に対応する位置に開口のない室外側ガラス24と、進入用開口部18と略同一の面形状を有する円形の第2の中間膜26及び閉塞用ガラス28とからなり、室内側ガラス20が第1の中間膜22を介して室外側ガラス24に接着されるとともに、室外側ガラス24の進入口用開口部18に対応する位置に第2の中間膜26を介して閉塞用ガラス28が接着されることにより、閉塞用ガラス28で室内側ガラス20の進入口用開口部18を閉塞する構成である。
このガラス板12Aの製造方法は、まず、室内側ガラス20及び第1の中間膜22と、室外側ガラス24とを積層して外形を揃え、室内側ガラス20と室外側ガラス24とを第1の中間膜22を介して接着することにより、非常用進入口16となる部位に室外側ガラス24だけが存在する単板構成の合わせガラスを製造する。
次に、第2の中間膜26と閉塞用ガラス28とを積層して外形を揃え、閉塞用ガラス28を第2の中間膜26を介して室外側ガラス24に接着することにより、ガラススクリーン10の非常用進入口16を構成する。
これにより、実施の形態のガラススクリーン10によれば、非常用進入口16が設けられたガラス板12Aは、室外側に位置するガラス板が単一の室外側ガラス24で構成され、室内側に位置するガラス板がそれぞれ独立した室内側ガラス20と閉塞用ガラス28とで構成され、室内側ガラス20は第1の中間膜22を介して、閉塞用ガラス28は第2の中間膜26を介して、それぞれ室外側ガラス24に接着された合わせガラス構成となる。
よって、実施の形態のガラススクリーン10によれば、非常用進入口16においても合わせガラス構成であるため、室外側及び室内側に設けられるガラス板をそれぞれ単一のガラス板とした通常の合わせガラスで非常用進入口を有するガラス板を構成したガラススクリーンと略同等の遮音性能を得ることができる。
なお、各ガラスと各中間膜との接着方法は、例えば既知のオートクレーブ法(加熱圧着)により行うことができる。
ところで、ガラススクリーン10に設けられた非常用進入口16は、火災時等の非常事態発生時に消防士、救急隊員によって破壊される。このとき、非常用進入口16を含むガラス板12Aの全体が、一枚の中間膜で覆われていると、破壊したガラス破砕片がその中間膜から容易に剥離しないため非常用進入口16を開口することが困難で、室内に容易に進入することができない。
これに対し、実施の形態のガラススクリーン10は、非常用進入口16において、第1の中間膜22と第2の中間膜26とが分離されているため、ガラス板12Aを外部から殴打して室外側ガラス24を破壊し、さらに、室外側ガラス24の進入口用開口部18に対応する位置や室内側ガラス20と閉塞用ガラス28との境界部付近を外部から殴打することにより、非常用進入口16が破壊され、第2の中間膜26に接着された室外側ガラス24の進入口用開口部18に対応する円形部分24Aと閉塞用ガラス28と(分離合わせガラス)が、本体のガラス板12Aから容易に分離される。これにより、非常用進入口16が簡単に開口され、室内に容易に進入することができる。分離合わせガラスは、その室外側ガラス部分には亀裂があるものの、閉塞用ガラス28との接着状態が保たれた合わせガラスとしての形態が保持されているので、本体のガラス板12Aから分離された際に、建物内部への進入経路や周囲に多数のガラス破砕片が散乱しない。
非常用進入口16の形状は、実施の形態の如く円形でもよく矩形状でもよい。すなわち、実施の形態では、建築基準法施行例第126条の6に規定された非常用進入口(代替開口部)として、直径1m以上の円が壁面に内接した形態である。
図4は、第2の実施の形態の非常用進入口16を有するガラス板12Bの断面図であり、図1〜図3に示したガラス板12Aと同一、又は類似の部材について同一の符号を付して説明する。
このガラス板12Bは、室内側ガラス20に形成された進入口用開口部18(図2参照)の周縁部に、進入口用開口部18の断面形状(室内側ガラス20の板厚方向)が室外側ガラス24に向けて先細状となる第1の傾斜面20Aが形成され、閉塞用ガラス28の周縁部には、室内側ガラス20の傾斜面20Aに対向する第2の傾斜面28Aが形成されている。これらの傾斜面20A、28Bを形成することにより、閉塞用ガラス28の外径D1が室内側ガラス20の進入口用開口部18の内径D2よりも大径となっている。
すなわち、ガラス板12Bに設けられた非常用進入口16が破壊されると、前述した分離合わせガラスが本体のガラス板12Bから分離される。このとき、分離合わせガラスが脱落しようとすると、室内側ガラス20の第1の傾斜面20Aに、分離合わせガラスの閉塞用ガラス28の第2の傾斜面28Aが当接するため、その室外側への脱落を防止することができる。
図5は、第3の実施の形態の非常用進入口16を有するガラス板12Cを室内側から見た正面図であり、図6は、図5に示したガラス板12CのA−A線に沿った断面図である。
このガラス板12Cと図1〜図3に示したガラス板12Aとの構成の違いは、閉塞用ガラス28の上部及び下部を、シーリング剤30、30を介して室内側ガラス20に接着した点にある。
すなわち、ガラス板12Cに設けられた非常用進入口16が破壊されると、分離合わせガラスが本体のガラス板12Cから分離される。このとき、分離合わせガラスが本体のガラス板12Cから脱落しようとすると、閉塞用ガラス28が上部及び下部の位置で室内側ガラス20にシーリング剤30、例えばシリコーン系シーリング剤により接着されているため、分離合わせガラスが室内側ガラス20に保持される。これにより、分離合わせガラスの不意の脱落を防止することができる。
シーリング剤30の打設量は、分離合わせガラスを室内側ガラス20に保持させるに最小限の量でよい。打設量が多過ぎると、非常用進入口16の開口作業に手間がかかるからである。また、シーリング剤30による閉塞用ガラス28の接着位置は上部及び下部に限定されるものではなく、左右の位置で接着することもできる。しかしながら、左右の位置で接着すると、分離合わせガラスが接着位置を支点として回動するため安定して保持することが困難になる。よって、図5の如く接着位置を上部及び下部とすることにより、分離合わせガラスを安定して室内側ガラス20に保持させることができる。なお、シーリング剤30は、室外側ガラス24に接着されても、接着されなくても、いずれでもよい。
一方、非常用進入口16を破壊する際に、分離合わせガラスを本体のガラス板12A、12B、12Cから容易に分離して非常用進入口16を開口することが必要であるので、室外側ガラス24は、強化ガラスであることが好ましい。室外側ガラス24として強化ガラスを用いた場合、非常時に室外側から破壊可能な板厚を必要とするので、5mm以下の強化ガラスが望ましい。また、室内側ガラス20については、耐風圧等の観点から必要とされる強度に応じて強化ガラス、倍強度ガラスのほか、未強化の生板ガラスの何れでもよく、耐風圧等の観点から必要とされる強度に応じて適宜選択することができる。。強化ガラスを選択した場合、特に進入口用開口部18が形成される室内側ガラス20においては、進入口用開口部18を生板ガラスに形成した後、この生板ガラスを強化して室内側ガラス20を製造すればよい。
また、閉塞用ガラス28も、室内側ガラス20と同様に、強化ガラス、倍強度ガラスのほか、未強化の生板ガラスの何れでもよい。
更に、中間膜22、26としては、PVB(ポリ・ビニル・ブチラール)膜、EVA(エチレン−ビニルアセテート共重合体)膜等が上げられる。
ところで、室内側ガラス20と室外側ガラス24とを第1の中間膜22を介して接着した際、第1の中間膜22が室内側ガラス20の進入口用開口部18の周縁部からはみ出した場合、そのはみ出した中間膜は比較的容易に切除できる。一方、第1の中間膜22を介して室内側ガラス20が接着された室外側ガラス24に、第2の中間膜26を介して閉塞用ガラス28が接着される。ここで、第2の中間膜26が閉塞用ガラス28の縁部からはみ出してしまうと、そのはみ出した第2の中間膜26がガラススクリーン10の外観上の見栄えを悪化させるので、第2の中間膜26の前記はみ出した部分を切除する作業が必要になる。このとき、第2の中間膜26の切除作業が容易に行えるように、EVA膜よりも柔らかいPVB膜を選択することが好ましい。また、この切除作業は、図3、図4の如く室内側ガラス20の進入口用開口部18と閉塞用ガラス28との間の隙間32からカッターを挿入することにより実施できるが、作業性の観点から、隙間32は10mm以上とするのが好ましい。
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、本発明のガラススクリーンにおいて、非常用進入口が設けられたガラス板以外のガラス板は、合わせガラスに限定されるものではなく、飛散防止用フィルムを接着した単板のガラス板を使用してもよい。
第1の実施の形態の非常用進入口を有するガラス板が組み込まれたガラススクリーンの斜視図 図1に示した非常用進入口を有するガラス板のガラス構成を示した斜視図 図2に示した非常用進入口を有するガラス板の断面図 第2の実施の形態の非常用進入口を有するガラス板の断面図 第3の実施の形態の非常用進入口を有するガラス板を室内側から見た正面図 図5のガラス板のA−A線に沿った断面図
符号の説明
10…ガラススクリーン、12…ガラス板、12A、12B、12C…非常用進入口を有するガラス板、14…支持金具、16…非常用進入口、18…進入口用開口部、20…室内側ガラス、22…第1の中間膜、24…室外側ガラス、26…第2の中間膜、28…閉塞用ガラス、30…シーリング剤、32…隙間

Claims (4)

  1. 複数枚のガラス板を縦方向及び/又は横方向に隣接配置して壁面が構成されるガラススクリーンであって、
    前記ガラススクリーンにおいて非常用進入口が設けられるガラス板が、所定の位置に進入口用開口部が形成された室内側ガラス及び第1の中間膜と、前記進入口用開口部に対応する位置に開口のない室外側ガラスと、前記進入口用開口部と略同一の面形状を有する第2の中間膜及び閉塞用ガラスとからなり、前記室内側ガラスが前記第1の中間膜を介して前記室外側ガラスに接着されるとともに、前記閉塞用ガラスが前記第2の中間膜を介して前記室外側ガラスに接着されることにより、前記閉塞用ガラスで前記室内側ガラスの前記進入口用開口部を閉塞する構成であることを特徴とするガラススクリーン。
  2. 前記室内側ガラスに形成された前記進入口用開口部の周縁部には、該進入口用開口部の断面形状が前記室外側ガラスに向けて先細状となる第1の傾斜面が形成され、前記閉塞用ガラスの周縁部には、前記第1の傾斜面に対向する第2の傾斜面が形成されている請求項1記載のガラススクリーン。
  3. 前記閉塞用ガラスの上部及び下部は、シール材を介して前記室内側ガラスに接着されている請求項1に記載のガラススクリーン。
  4. 所定の位置に進入口用開口部が形成された室内側ガラス及び第1の中間膜と、前記進入口用開口部に対応する位置に開口のない室外側ガラスとを揃え、前記室内側ガラスと前記室外側ガラスとを前記第1の中間膜を介して接着し、
    前記室外側ガラスの前記進入口用開口部に対応する位置に接着される第2の中間膜と、前記第2の中間膜に接着されるとともに前記室内側ガラスの前記進入口用開口部を閉塞する閉塞用ガラスとを揃え、前記閉塞用ガラスを前記第2の中間膜を介して前記室外側ガラスに接着することによりガラススクリーンの非常用進入口を構成することを特徴とするガラススクリーン用ガラスの製造方法。
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