JP2005350128A - 収納ケース及び収納ケース製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
紙を主な材質とする従来のコンパクトディスクの利点(環境への配慮や安価な製造コスト、軽量化、また印刷や加工の容易性など)を活かしつつ、更に使い勝手やディスプレイ性を向上させ、ケースを手に取った人に心理的インパクトを与える収納ケース及び収納ケース製造方法を提供すること。
【解決手段】
折部3を介して開閉可能に連接される第1及び第2の頁片1、2と、該第1及び第2の頁片に接合される収納部4と、該収納部と連接され被支持体7を載置する支持体であって、前記頁片を閉じた状態から開くことにより、前記収納部から飛び出す支持体461とを具備して構成される。このような支持体は、貼着片41、収納壁片42、接続片43、貼着片44、折返し片45及び板状情報記憶媒体支持片46を、山折もしくは谷折の折線L41−42、山折の折線L42−43、山折もしくは谷折の折線L43−44、山折の折線L42−45、谷折の折線L45−46、及び山折の折線L43−46を介して連接するとともに、折線L42−45と折線L45−46とを略45度で交わるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明はたとえば収納ケース及び収納ケース製造方法に係り、特にたとえば板状の情報記録媒体、たとえばコンパクトディスクやディーヴィディディスクなどのディスク状記録媒体等の収納ケース及び収納ケース製造方法に関する。
環境への配慮や安価な製造コスト、軽量化、また印刷や加工の容易性といった点から、主に紙を材質とするコンパクトディスクなどのディスク状情報記録媒体の収納ケースが提案されてきている。
登録実用新案公報 第3037023号 特開2001−63789号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の収納ケースでは、コンパクトディスクを取り出すまで、保護する保護板紙(特許文献1の図2の5および6)を開き、かつコンパクトディスクを固定している押え板紙(特許文献1の図2の3)をコンパクトディスク中央の舌片(特許文献1の図2の2)から開くように外すという手間が必要である。確かに簡単な構造ではあるが、単に収納という実用面に重きを置いただけで、使い勝手やディスプレイ性への配慮が感じられない。
また、特許文献2記載の収納ケースの場合、ケースを開くとひな壇上に立ち上がる立体表示部を有するので店頭においても人目を引き易く、確かに販売促進に寄与すると期待されるものの、これは単に立体絵本の片隅にコンパクトディスクを配しただけの構造、もしくは従来のコンパクトディスク収納ケースの一部を立体絵本風にアレンジしただけの構造であり、コンパクトディスクの取り出しやすさといった収納そのものの工夫がなされているとはいえない。
本発明は、このような従来技術上の問題点を解決するためになされたもので、紙を主な材質とする従来のコンパクトディスクの利点(環境への配慮や安価な製造コスト、軽量化、また印刷や加工の容易性など)を活かしつつ、更に使い勝手やディスプレイ性を向上させ、ケースを手に取った人に心理的インパクトを与える収納ケース及び収納ケース製造方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明に係る収納ケースは、折部を介して開閉可能に連接される第1及び第2の頁片と、該第1及び第2の頁片に接合される収納部と、該収納部と連接され被支持体を載置する支持体であって、該頁片を閉じた状態から開くことにより、該収納部から飛び出す支持体とを具備して構成される。
このような支持体は、貼着片、収納壁片、接続片、貼着片、折返し片及び板状情報記憶媒体支持片を、後述する本発明で規定される所定の山折もしくは谷折の折線を介して連接するとともに、折返し片と板状情報記憶媒体支持片とが略45度で交わるように構成される。
このように構成される本発明によれば、板状材料の折込の物理的性質を利用して、頁片を閉じた状態から開くにしたがい収納部から支持体が漸次飛び出す収納ケースを実現することができる。これにより、、紙を主な材質とする従来のコンパクトディスクの利点(環境への配慮や安価な製造コスト、軽量化、また印刷や加工の容易性など)を活かしつつ、更に使い勝手やディスプレイ性を向上させ、ケースを手に取った人に心理的インパクトを与えることができる。
本発明の収納ケースは、被支持体としてディスク状のもの、たとえば、音楽用のCD、コンピュータに供されるCD-R、CD-RW、CD-ROMといったコンパクトディスク、DVD、またMDやフレキシブルディスク、特には、コンパクトディスクやDVDを用いても良い。
また、本発明の収納ケースに係る頁片、収納部および支持体は、紙質を材料として用いても良い。さらに、本発明の収納ケースに係る収納部および支持体が少なくとも1つの折部を介して一体に形成されているように構成しても良い。
また、本発明の収納ケースに係る被支持体が中央に開口部を有し、該被支持体中央に、当該開口部の固定部材を有するように構成しても良い。或いは代替的に、本発明の収納ケースに係る支持体上に、前記被支持体を固定するための固定部材を有するように構成しても良い。
また本発明に係る収納ケース製造方法は、1枚の略板状部材から、折部を介して開閉可能に連接されるべき第1及び第2の頁片と、該第1及び第2の頁片に接合される収納部と、該収納部と接続片にて連接され被支持体を載置する支持体とを切りだすステップと、該切り出された各部材を組み立てるステップにおいて、該接続片を所定の折曲方法により該頁片を閉じた状態から開くことにより、収納部から飛び出すように支持体を組み立てるステップとを具備する。
このように構成される本発明によれば、剛性を有する(紙等の)材料の折込の物理的性質を生かした収納ケースを正確かつ効率良く、廉価に生産する方法が実現できる。
本発明によれば、紙を主な材質とする従来のコンパクトディスクの利点(環境への配慮や安価な製造コスト、軽量化、また印刷や加工の容易性など)を活かしつつ、更に使い勝手やディスプレイ性を向上させた、ケースを手に取った人に心理的インパクトを与える板状情報記憶媒体収納ケースが提供される。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報記憶媒体収納ケース100の概略を示す斜視図である。ここでいう情報記憶媒体は好適にはたとえばCDのような略円板状のものを想定しているが、これに限定されるわけではない。
同図に概略的に示すように、情報記憶媒体収納ケース100は、折部3を介して開閉可能に連接される頁片1及び頁片2と、頁片1及び頁片2を跨ぐように板状情報記憶媒体収納部4とを設けて構成される。頁片1及び頁片2は適度な剛性を有する材料にて構成される。
図2は、板状情報記憶媒体収納部4の詳細な構成を示す斜視図であり、図3は板状情報記憶媒体収納部4をたとえば1枚の紙で切りぬくとした場合のその切抜き用の平面図である。同図においては、説明のために一部を省略して示し、また寸法についてはあくまで概念的なものを示すので必ずしも正確でない場合もある。同両図に示すように、板状情報記憶媒体収納部4は、貼着片41、収納壁片42、接続片43、貼着片44、折返し片45及び板状情報記憶媒体支持片46が一体的に連接されて構成される。これらの各片は後述するように、1枚の平板状材料から一体切抜き形成してもよいし、或いはいくつかを個別に形成したのちに接続してもよい。また、図2は説明の都合上、立ち上げた形式で表しているが、実際の使用勝手上は、頁片2を机などの平面上に置いた状態で使用されてもよい。
貼着片41と収納壁片42とは折線L41−42を介して連接され、貼着片41は頁片1上で折部3の付近、かつ情報記憶媒体の厚さを十分逃がし得る寸法をとった位置に折部3に略平行に、たとえば接着剤等で貼接される。折線L41−42は図2においては正面方向からみて山折に描いてあるが、谷折であってもよい。折線L41−42は、折り目だけで本願の目的とする効果は十分奏するが、全長をLとし折線L41−42上の座標位置を下から0〜Lで表した場合に、すじ押し部分の一部、たとえば略L/5〜略2L/5の間及び略3L/5〜略4L/5の間等部分的に切れ目を入れても良い。こうした切れ目を入れることで、ケースの開閉操作がより円滑になる効果を奏する。
収納壁片42の折線L41−42の反対側の一側は山折の折線L42−43を介して略台形形状の接続片43(上辺側)に連接され、接続片43下辺側の折線L42−43の反対側の一側は谷折の折線L43−44を介して貼着片44に連接される。貼着片44は頁片2上の、頁片1側とは反対の端部付近に、たとえば接着剤等で貼接される。なお、折線L43−44はここでは谷折として説明しているが、山折であってもよい。折線L43−44を山折とする場合は、図3における貼着片44の表面側が頁片2上に接合されることとなる。
一方、収納壁片42の上部の一側は山折の折線L42−45を介して三角形状の折返し片45に連接され、折返し片45のもう一側は谷折の折線L45−46を介して板状情報記憶媒体支持片46に連接される。板状情報記憶媒体支持片46には、(図1の点線で示す)情報記憶媒体7が載置されるための板状情報記憶媒体支持部分461が含まれて構成される。板状情報記憶媒体支持部分461はたとえばCDの形状を略覆う円形状でもよいし、或いはそのたとえば上部を切除した形状であってもよい。
板状情報記憶媒体支持片46の別の一側は山折の折線L43−46を介して略台形形状の接続片43の斜辺側に連接される。なお、図3の太線部(貼着片44の上部辺、折返し片45の残りの一辺、及び板状情報記憶媒体支持部分461の円周のうちの収納壁片42との取り合い辺部)は切り出されることを示す。
なお、図2において、折線L43−46の上側の端点を端点Aとし、折線L42−45の上側の端点を端点Bとし、線分ABと折線L45−46との交点を端点Cとする。ここで、図1及び図3において、線分CA及びCBは特に折線としない。同両図で破線として表現してあるのは、あくまで線分CAが板状情報記憶媒体支持片46上に、線分CBが折返し片45上にあることの理解を容易にすることを主要な目的としたものである。
図3に示されるように、折線L42−45と折線L45−46とは略45度で交わっている。同様に、折線L43−46と折線L45−46とは略45度で交わっている。また、図1に概略的に示されるように、容易に折りたたみ、また広がることを可能にすべく、収納壁片42、接続片43、折返し片45及び板状情報記憶媒体支持片46の交点にあたる頂上部には切り込み501を入れてもよい。
次にこのように構成される情報記憶媒体収納ケース100の動作の詳細なメカニズムを説明する。
まず、ケースが閉じられている収納状態(即ち頁片1および頁片2でなす角度がゼロかそれに近い状態)においては、略三角形の平面形状を持ち材質的に剛性を持つ折返し片45及び板状情報記憶媒体支持片46が、谷折の折線L45−46によって折り曲げられ互いに略向かい合わせの状態にある。それと同時に、この略向かい合わせに折り曲げられた状態にある折返し片45及び(板状情報記憶媒体支持部分461を含んだ)板状情報記憶媒体支持片46の一体部分が、山折の折線L42−45及びL43−46によって折り曲げられ、これに併せて収納壁片42及び接続片43が山折の折線L42−43によって折り曲げられるために、折返し片45及び(板状情報記憶媒体支持部分461を含んだ)板状情報記憶媒体支持片46の一体部分が収納壁片42の裏側、つまり、収納壁片42と頁片2とで囲まれる空間に収納される状態が形成される。
この状態から頁片1を開こうとする。この動きは、頁片1と頁片2とのなす角度を略0度から略180度に漸次変えて行くように、頁片1を折部3を軸に回転させる運動と等価とみなし得る。
頁片1上の折線L41−42は折部3と略平行であるから、頁片1の回転に伴い、折線L41−42も折部3を軸に回転運動を行う。
収納壁片42は一定の剛性を有するから、折線L41−42が折部3を軸に回転を行うに応じて収納壁片42の一側である折線L42−43は頁片1から引張力を受けることになる。しかし、接続片43を介して連接される貼着片44が頁片2に接合されている構造上、折線L42−43は結局、変動しない折線L43−44を軸に回転運動をすることになる。回転する範囲は、収納壁片42と接続片43とのなす角が略0度から略180度の範囲である。
この収納壁片42と接続片43とのなす角が略0度のときは、折線L42−45と折線L43−46とは略重なり、したがって、折線L43−46の上側の端点Aと折線L42−45の上側の端点Bとは物理的に距離略ゼロの位置にある。端点Aは貼着片44の一部であるから位置は変動しない。
折線L42−43が折線L43−44を軸に徐々に回転するにつれて、つまり収納壁片42と接続片43とのなす角が徐々に増加するにつれて、端点Bは端点Aから離れようとする方向に動く。このとき(図示しない)三角形ABCを考えると、角ACB(つまり直線CA及び直線CBのなす角度)は略ゼロから略180度に開いていく方向に動くから端点Cは直線ABに限りなく近づこうとする。換言すれば、端点Cの乗った折線L45−46が前方に押し出される動きとなる。この開放動作の終着点では、収納壁片42と接続片43とが略180度をなし、端点Cが略直線AB上にあり、端点Aと端点Bとは最大に離隔した図3の状態に近接した状態となる。これは利用者の視点からすると、 頁片1および頁片2が互いに向き合うように配置されている、すなわちケースが閉じられている際には、図4に示すように板状情報記憶媒体支持部分461(板状情報記憶媒体支持片46の一部である。以上及び以下において同じ。)は板状情報記憶媒体7と共に板状情報記憶媒体収納部4に収納されているが、頁片1および頁片2が互いに遠ざかる、すなわちケースが開かれる際には、図1に示されているように板状情報記憶媒体支持部分461は板状情報記憶媒体7と共に板状情報記憶媒体収納部4から飛び出してくるように見える効果を奏することになる。
このとき、より正確には、板状情報記憶媒体支持片46は頁片2と平行な位置関係になく、したがって、情報記憶媒体7が載置される板状情報記憶媒体支持部分461も頁片2と平行な位置関係にない。しかし、情報記憶媒体7の適宜の重量、板状情報記憶媒体支持部分461裏面の材質の適宜な滑性、板状情報記憶媒体収納部4全体の材質の適宜の剛性から、一般に(頁片2を卓上などの略陸面上に置いて使用する場合は特に)、板状情報記憶媒体支持部分461があたかも頁片2に平行かのように押し出される(飛び出してくる)ように見える効果を奏する。
厳密にはこのとき、板状情報記憶媒体支持片46の三角形部と板状情報記憶媒体支持部分461とは(一体でありながらも)空間的には若干のねじれが生じているが、該ねじれは実際の本ケース使用にあたっては無視し得る程度であること、及び、板状情報記憶媒体収納部4を含む全体の材質が剛性を持つことから、多数回の使用、長期間の使用・持続に十分堪え得るため、本願の発明としての上記した点を含む諸効果には影響ない。
なお、図1に示すように、板状情報記憶媒体7は中央に開口部を有しており、板状情報記憶媒体支持部分461上に設けられた固定部材8がこの開口部と嵌合することで、板状情報記憶媒体7が板状情報記憶媒体支持部分461上に係止されるように構成しても良い。この固定部材8は、丈夫な紙材のほか、ウレタン系、プラスチック、アクリル、布等、板状情報記憶媒体7を係止する機能を果たし得るものであれば、どんな材質のものであろうと適用することが可能である。固定部材8としてウレタン系(たとえば商品名:「サンペルカ」(商標))を用いた場合には、裏面にある両面テープを貼付することで板状情報記憶媒体支持部分461上に係止でき、本ケースの制作作業、コストの面からより一層効果があり、特に、たとえば「サンペルカ1400」(商標)を用いることがその柔軟度の点で好ましい。
本発明の板状情報記憶媒体収納ケース100を構成する各要素、すなわち、頁片1、頁片2、折部3、板状情報記憶媒体収納部4、折返し片45および板状情報記憶媒体支持片46(板状情報記憶媒体支持部分461を含む。以上及び以下同じ。)の材質としては、紙片、プラスチック片その複合等が用いられ、製造のしやすさや低コスト、また組立てや印刷加工の容易性、軽量化、リサイクル可能性などの環境への配慮といった面から、特に紙片が好ましく用いられる。
紙片の中でもケース開閉時に板状情報記憶媒体の重みに耐えられる、ある程度の剛性を有する紙片が好ましく、カード紙、コートカード紙の使用が望ましい。またパルプ配合や表面加工を選択することにより、折り、割れ、引っ張り等の強度および印刷適性の優れた紙片として好ましく使用することができる。実用的な用紙は、例えば、L判/14Kg(160g/m)〜35Kg(400g/m)の範囲であるが、この範囲から外れる斤量であっても本発明の目的を達成するに適当である限り、いかなるものであっても使用可能である。
固定部材8は、繰り返し使用による劣化を防ぐ意味や、板状情報記憶媒体7を板状情報記憶媒体支持片46上にしっかり固定するため、合成樹脂、プラスチックなどの素材であってもよい。また、図5に示すように、板状情報記憶媒体支持片46と一体成形し、少なくとも二つの爪部9にて固定するようにしてもよい。
本発明に係る収納ケースに収納可能な板状情報記憶媒体としては、特に限定することなく、音楽用のCD、コンピュータに供されるCD-R、CD-RW、CD-ROMといったコンパクトディスク、DVD、またMDやフレキシブルディスクなどが挙げられ、特には、コンパクトディスクやDVDが挙げられる。
以上説明したように、本実施形態によれば、板状情報記憶媒体収納部4の板状情報記憶媒体支持片46は、貼着片41、収納壁片42、接続片43、貼着片44、折返し片45及び板状情報記憶媒体支持片46を、山折もしくは谷折の折線L41−42、山折の折線L42−43、山折もしくは谷折の折線L43−44、山折の折線L42−45、谷折の折線L45−46、及び山折の折線L43−46を介して連接するとともに、折線L42−45と折線L45−46とを略45度で交わるように構成されるので、剛性を有する(紙等の)材料の折込の物理的性質を利用することで、扉の開閉につれてとび出してくる収納ケースのメカニズムが実現される。これによれば、たとえば、紙やプラスチック等を主な材質とする従来のコンパクトディスクの利点(環境への配慮や安価な製造コスト、軽量化、また印刷や加工の容易性など)を活かしつつ、更に使い勝手やディスプレイ性を向上させ、ケースを手に取った人に心理的インパクトを与え劇的演出を可能とする収納ケースが実現できる。
なお、図1では板状情報記憶媒体7中央の開口部に嵌合する部分にのみ固定部材8が設けられているが、図6のように板状情報記憶媒体7全体をはめ込むよう収納できる固定部材8を板状情報記憶媒体支持部分461上に設けるようにしてもよい。このようにすると、板状情報記憶媒体7を衝撃や塵・埃からよりいっそう保護可能である。
また、上記の説明においては、板状情報記憶媒体収納部4を頁片1及び頁片2と別個なものとして形成し、それぞれに対して貼着片41及び貼着片44を介して貼接される実施態様を説明したが、後述するように、板状情報記憶媒体収納部4と頁片1及び頁片2は、1枚の材料から一体的に切抜き、形成するようにしてもよい。このようにすることで、製造のコスト、材料費等の削減にさらに寄与する効果が得られる。
次に、本発明の異なる実施形態である、本発明に係る収納ケースを製造するための一例を説明する。
図7は、本発明に係る収納ケースを、たとえば1枚の(一定の剛性を備えた)紙から製造するための展開図の一例を示している。以下の説明においては、上述したところと同様のものは上記をもって説明に替え、下記では説明や言及を省略する場合がある。
本収納ケースを構成する厚紙等の用紙を打ち抜く前に、必要に応じ、台紙200に印刷が施される。外側用紙20と内側用紙21とは折部11を介して隣接され、さらに内側用紙21は折部12を介して板状情報記憶媒体収納部固定用紙22と隣接し、板状情報記憶媒体収納部固定用紙22は板状情報記憶媒体収納部4と折部13を介して隣接し、また板状情報記憶媒体収納部4は折返し片45を介して板状情報記憶媒体支持部分461(板状情報記憶媒体支持片46の一部である。以上及び以下において同じ。)と隣接し、さらには折返し片45の近くに板状情報記憶媒体収納部固定用紙23が隣接一体形成されている
台紙200を打ち抜き前、打ち抜きと同時または後に、折部11、12、13および折返し片45廻りの折線(符号は省略する)、加えて、収納ケースの開閉が可能なように折部14にすじ押しなどの折れ線すじをつける。この折れ線すじには、前述したように、部分的に切れ目を入れても良い。こうした切れ目を入れることで、ケースの開閉操作がより円滑になる効果を奏する。
打ち抜き後、外側用紙20と内側用紙21それぞれの表にはならない側(印刷が施されている場合は、印刷面の裏側)を互いに合わせて接着剤にて接着し、さらに、折部12を折って板状情報記憶媒体収納部固定用紙22を内側用紙21に接着剤にて接着する。折返し片45を上記の図2のように折りたたむと共に、折返し片45の近くの板状情報記憶媒体収納部固定用紙23を内側用紙21に接着し、ケースが閉じた状態で板状情報記憶媒体支持部分461が板状情報記憶媒体収納部4に収納されるよう、板状情報記憶媒体収納部4を形成する。
以上説明したように、本実施形態によれば、剛性を有する(紙等の)材料の折込の物理的性質を生かした収納ケースを正確かつ効率良く、廉価に生産する方法が実現できる。
なお、図7では、外側用紙20と内側用紙21を別に設けたが、図8に示すように一体形成、すなわち1枚の紙の表裏の関係で形成してもよい。この場合、外側用紙20と内側用紙21は打ち抜きに用いられる厚紙の表と裏の関係になり、外側用紙20と内側用紙21とを貼りあわせる工程を省くことが可能になる。
また、図7では、ケースの外側用紙20と、板状情報記憶媒体収納部4ならびに板状情報記憶媒体支持部分461は一体形成されているが、図9に示すよう別々に形成し、あとで貼りあわせる形態をとってもよい。
本願発明は、上述した実施形態に限定されるものでなく、その技術思想の同一及び等価に及ぶ範囲において上述した実施形態への様々な変形、追加、置換、拡大、縮小等を許容するものである。
さらに、上述したものは本願に係る技術思想を具現化するための実施形態の一例を示したにすぎないものであり、他の実施形態でも本願に係る技術思想を適用することが可能である。たとえば、上記では折返し片45と板状情報記憶媒体支持片46とを、略45度の頂角を有する三角形を少なくとも部分に持つ部材として構成し、これらを谷折の折線L45−46を介して連接するように構成することで板状情報記憶媒体支持部分461が頁片の開閉動作にしたがって飛び出したり(開放状態)引っ込んだり(収納状態)してくるメカニズムを実現する態様を説明したが、当該メカニズムは他の折り方、三角形の頂角角度、他の多角形の接片の組合せの可能性を排除するものではない。頁(扉)の開閉に伴いとび出し、引き込みがなされる動作とそれを支えるメカニズムであれば本願の技術思想の範囲に含まれる。
また、たとえば、上記の説明において、頁片(1もしくは2)や外側用紙20ないしは内側用紙21を袋状に形成することで、たとえばCDなどの収容物を複数収容できるようにしてもよい。
また、上記の説明では、主に記録媒体を収納するケースについて本願の技術思想を適用した場合につき説明したが、本願に係る技術思想はこのような対象・用途に限定されるものでなく、ある程度の面的要素を有したもので、日常生活的な軽量・大きさのものであれば、それが開閉動作を伴い、開放時に飛び出し効果を奏させたいものであれば、どんな対象・用途のものにでも適用することが可能である。たとえば、本願の技術思想は、上記の説明における情報記録媒体をレストランのメニュー品目に係る写真もしくは絵画等の描写物(たとえば印刷物)と読みかえることで、レストランのメニューとして実現可能である。
さらには、自動車ディーラー等で用いられるべく、上記の説明における情報記録媒体を販売対象の自動車等の略平面的な模型、写真、絵画等に自動車等のパンフレットに読みかえることで、本願に係る技術思想は自動車ディーラー等のパンフレットを含む販売促進グッズとしても実現可能である。
またさらに、上記の説明における情報記録媒体をグリーティングカードに付属する略平面的な模型、写真、絵画等に読みかえることで、本願に係る技術思想は、演出的効果を実現し受け手に鮮明な印象を与え得るグリーティングカードとしても実現可能である。
また、本願発明を用いて生産される装置、方法、ソフトウェア、システムが、その2次的生産品に登載されて商品化された場合であっても、本願発明の価値は何ら減ずるものではない。
紙を主な材質とする従来のコンパクトディスクの利点(環境への配慮や安価な製造コスト、軽量化、また印刷や加工の容易性など)を活かしつつ、更に使い勝手やディスプレイ性を向上させ、ケースを手に取った人に心理的インパクトを与える板状情報記憶媒体収納ケースを初め、レストランのメニュー、自動車ディーラー等のパンフレット、グリーティングカード等、ディスプレイ性を向上させ、ケースを手に取った人に心理的インパクトを与えることを企図するいかなる産業上の用途にも適用できる。
本発明の一実施形態に係る収納ケースを開いた場合の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る収納ケースの組み立ての一部、特に収納部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る収納ケースの収納部の平面的構成を示す展開図である。 本発明の一実施形態に係る収納ケースを閉じた場合の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る収納ケースにおいて、板状情報記憶媒体支持体に板状情報記憶媒体を固定する一例を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る収納ケースにおいて、板状情報記憶媒体支持体に板状情報記憶媒体を固定する一例を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る収納ケースを厚紙等に打ち抜く場合の展開図の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る収納ケースを厚紙等に打ち抜く場合の展開図の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る収納ケースを厚紙等に打ち抜く場合の展開図の一例を示す図である。
符号の説明
1 頁片
2 頁片
3 折部
4 板状情報記憶媒体収納部
7 板状情報記憶媒体
8 固定部材
11、12、13 折部
20 外側用紙
21 内側用紙
22 板状情報記憶媒体収納部固定用紙
23 板状情報記憶媒体収納部固定用紙
41、44 貼着片
42 収納壁片
43 接続片
45 折返し片
46 板状情報記憶媒体支持片
100 情報記憶媒体収納ケース
200 台紙
461 板状情報記憶媒体支持部分
501 切り込み

Claims (7)

  1. 折部を介して開閉可能に連接される第1及び第2の頁片と、
    前記第1及び第2の頁片に接合される収納部と、
    前記収納部と連接され被支持体を載置する支持体であって、前記頁片を閉じた状態から開くことにより、前記収納部から飛び出す支持体と
    を具備することを特徴とする収納ケース。
  2. 前記被支持体がディスク状であることを特徴とする請求項1記載の収納ケース。
  3. 前記頁片、収納部および支持体が紙質であることを特徴とする請求項1記載の収納ケース。
  4. 前記収納部および支持体が少なくとも1つの折部を介して一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の収納ケース。
  5. 前記被支持体が中央に開口部を有し、該被支持体中央に、当該開口部の固定部材を有することを特徴とする請求項1記載の収納ケース。
  6. 前記支持体上に、前記被支持体を固定するための固定部材を有することを特徴とする請求項1記載の収納ケース。
  7. 1枚の略板状部材から、折部を介して開閉可能に連接されるべき第1及び第2の頁片と、該第1及び第2の頁片に接合される収納部と、該収納部と接続片にて連接され被支持体を載置する支持体とを切りだすステップと、
    前記切り出された各部材を組み立てるステップにおいて、前記接続片を所定の折曲方法により前記頁片を閉じた状態から開くことにより、収納部から飛び出すように支持体を組み立てるステップと
    を具備することを特徴とする収納ケース製造方法。
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