JP3118423U - 光ディスクケース - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は収容脱抜が容易で軽量でありながら堅牢な紙製のディスクケースを提供することにある。
【解決手段】平面形状が矩形状の板紙を積層して形成した光ディスクケースにおいて、光ディスクを載置する上面が平滑な平面を形成するベース層と、このベース層の上に配置され、板厚を光ディスクの厚みよりも厚くし、円形状のディスク収容部となる第1の開口を穿設した中間層と、この中間層の上に配置され、上記ディスク収容部の上側に上記ディスク収容部の略半分を開口して上記光ディスクの出入口とする半円形状の第2の開口を穿設した表面層とを具備し、前記中間層には、上記ディスク収容部に収容されている光ディスクを中心部から上記第2の開口の半円形状の頂部の方向へずらすために必要な空間を確保する拡張部を上記第1の開口に連続して設けるように構成にする。
【選択図】図1

Description

本考案は、音楽用のCD(コンパクトディスク)及び記録用CDであるCD−ROM、CD−R、CD−RW、あるいはDVD(デジタル・ビデオ・ディスク)(以下、これらを単に光ディスクと総称する)を収容するための、板紙を積層して形成した光ディスクケースに関する。
従来の光ディスクを収容するケースはプラスチックを成型して作られている。このケースに収容される光ディスクは円形に形成され中央に孔をもつ。ディスクケースの一部として形成されるトレイには光ディスクの中央に設けられた孔と係合する突起を有するディスク保持部が設けられ、このディスク保持部に光ディスクを係合保持している(特許文献1,2)。
しかし、光ディスクは通常、記録内容が中央部の開口の近傍から記録が開始されるので、中央部近傍のデーター記録部の保護が重要であるのに、従来の光ディスクケースではディスク保持部がディスク中央部を保持するように形成されている。このためディスク支持の際には、ディスク保持部が堅牢過ぎ、脱着が困難な事も多い。また細かい切り込みのあるディスク保持部では、その成形には素材上無理があり、結果として壊れ易い製品が多い。さらに素材の特質上、トレイとケースは幅が厚くなり、かさばり、しかも欠けやすい。
これらの改善のためにディスク保持部をディスク外周側で保持する型式のものが考案されている。
例えば、プラスチックに代って堅牢且つ軽量の紙製のディスクケースでは、台紙に、コンパクトディスクに着脱可能に粘着しコンパクトディスクの中央孔に対応する穴部を有する粘着手段と、この粘着手段の周りに取り外し用間隙を介して不連続状態に配置してコンパクトディスクの外周に当接して保持する突堤とを設け、前記突堤の高さ寸法を台紙からコンパクトディスク表面までの高さ寸法より大きくし、外包材で覆うことができるようにしたもの(特許文献3)、あるいは、厚紙からなる表板、ディスク保持板、裏板とをディスク保持板を挟んで貼り合わせ、ディスク保持板の切込み側にはディスク径より若干狭い小段部を設けたもの(特許文献4)等が挙げられる。
実用新案第3090044号 特開平09−012074号公報 特開平08−337281号公報 特開平11−349080号公報
(問題点)
上記で例示されたような、軽量でありながら堅牢な紙製のディスクケースは、粘着剤により張り付けて保持するか、あるいはディスク保持板の切込み側にディスク径より若干狭い小段部を設けてディスク外周を挟持して保持するようにしているため、着脱時に貼着面あるいは挟持されているディスク外周部を強引に引き離す必要があり、ディスク自体に必要以上の力を加えて、光ディスクに曲げ応力を発生させ、ディスク面の歪みや傷付きあるいは汚れの発生等が生じるという問題点があった。
本考案は、従来技術における上記問題点に鑑みて成されたものであり、これを解決するため具体的に設定した技術的な課題は、ディスク中央部を保持するためのディスク保持部をなくし、収容脱抜が容易で、歪み、傷付き、壊れ、欠け、汚れ等の発生の恐れがなく、しかも、ケースの厚みが比較的薄くなり、軽量でありながら堅牢な紙製のディスクケースを提供することにある。
本考案における上記課題が効果的に解決される光ディスクケースを特定するために、必要と認める事項の全てが網羅されて、具体的に構成された、課題解決手段を以下に示す。
光ディスクケースに係る第1の課題解決手段は、平面形状が矩形状の板紙を積層して形成した光ディスクケースにおいて、光ディスクを載置する上面が平滑な平面を形成するベース層と、このベース層の上に配置され、板厚を光ディスクの厚みよりも厚くし、円形状のディスク収容部となる第1の開口を穿設した中間層と、この中間層の上に配置され、上記ディスク収容部の上側に上記ディスク収容部の略半分を開口して上記光ディスクの出入口とする半円形状の第2の開口を穿設した表面層とを具備し、前記中間層には、上記ディスク収容部に収容されている光ディスクを中心部から上記第2の開口の半円形状の頂部の方向へずらすために必要な空間を確保する拡張部を上記第1の開口に連続して設けたことを特徴とするものである。
光ディスクケースに係る第2の課題解決手段は、上記中間層と上記表面層とにそれぞれ開口している上記第1の開口と上記第2の開口との半円形部分の円弧形成箇所に連続して指挿入可能な半円形状または三日月形状の小開口を切欠き形成したことを特徴とする。
光ディスクケースに係る第3の課題解決手段は、上記ベース層と上記中間層との間に、ディスク外径よりやや小径の第3の開口を有し、この第3の開口の周縁部で光ディスクの周辺部を支持するディスク支持用中間層を設けたことを特徴とする。
光ディスクケースに係る第4の課題解決手段は、上記拡張部の最大幅を1〜3mmとしたことを特徴とする。
このような光ディスクケースに係る第1の課題解決手段では、中間層の第1の開口によってディスク収容部が形成され、そのディスク収容部の背面側にはベース層の平滑な平面が設けられ、平滑な平面を形成するベース層に沿わせて光ディスクを保持するため、ディスク収容部の中央部には光ディスクの中央部に形成されている孔に係合し光ディスクを保持するディスク保持部を不要にすることができる。
ディスク収容部の前面側には、表面層の半円形に開口した第2の開口と、第1の開口における第2の開口を形成した側と反対側に位置する第1の開口の略半分を覆う非開口部とが設けられ、表面層の第2の開口を介して光ディスクを第1の開口により形成されたディスク収容部に容易に挿入あるいは脱抜することができ、しかも容易には抜け落ちることがなく、また光ディスクを拡張部形成側へずらすことにより、ディスク収容部の前面側に開口した第2の開口における円弧形成側の周縁部が、同じ方向に位置する拡張部に庇のように覆い被さるため、この部分が光ディスクをスライドさせて第2の開口から引き出さずに第2の開口における円弧形成箇所の奥に位置する拡張部の円弧形成箇所に当接するまで移動すると、第2の開口における円弧形成箇所の周縁部が光ディスクの周端部を上側から抑えて支持し、光ディスクのおよそ半分を支持する表面層の非開口部とともに両端支持の形で支持することができ、ディスク収容部に光ディスクを安定良く収容することができ、抜けおよびガタツキを効果的に防止することができる。
ベース層、中間層および表面層が板紙で形成されているため振動や手荒な扱いにも壊れず、光ディスクの収容および取出しが容易になるとともに光ディスクが脱落する可能性も少なくなり、また光ディスクをケースごと落としても欠損することが避けられるので、光ディスクケースの信頼性を向上することができる。
さらに表面層が印刷容易な紙で形成されているため、自由にデザインされた美しいケースを製作することができ、商品価値を高めることができる。
光ディスクケースに係る第2の課題解決手段では、上記中間層と上記表面層とにそれぞれ開口している第1の開口と第2の開口との半円形部分の円弧形成箇所に連続して指挿入可能な半円形状または三日月形状の小開口を切欠き形成したことにより、光ディスク取出し時には光ディスクの外縁部に指掛け可能になり、光ディスクの取出しが容易にできるようになって使い勝手が向上し、商品価値を高めることができる。
光ディスクケースに係る第3の課題解決手段では、ディスク支持用中間層を形成する板紙に設けられた第3の開口の周縁部が光ディスクの外縁部を保持するため、光ディスクの中央部を保持するディスク保持部が不要となり、振動や手荒な扱いにも壊れず、光ディスクの脱落の可能性も少なくなり、ケースに収容された光ディスクをケースごと落としても欠損しないので、光ディスクケースの信頼性を向上することができる。
光ディスクケースに係る第4の課題解決手段では、光ディスクを1〜3mmスライドすることができるから、スライド量がわずかで、目立たない範囲で光ディスクを移動させることにより両端支持にすることができ、抜けやガタツキを効果的に防止することができる。
以下、本考案による最良の実施形態を具体的に図示説明する。
ただし、この実施形態は、考案の主旨をより良く理解させるため具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、考案内容を限定するものではない。
〔第1実施形態:単数収容型板紙3枚重ねの光ディスクケース〕
この第1実施形態における光ディスクケース10は、図1〜図4に示すように、堅目の板紙3枚を下方より順にベース層11、中間層12、表面層13と積層して形成したケースである。
最下層を形成するベース層11は、表面(上面)が平滑な平面を形成する矩形の板とし、裏面(下面)は机やパソコンデスクの上に置いたり、ブックスタンドに立設したりすることができるように、つや消し状態ではありながら比較的滑らかな硬い表面にし、表面側は中間層12を粘着剤により接着することができるようにするとともに、接着しない部分では比較的硬くかつ滑り易い平滑面を形成する。
中間位置に挟まれる中間層12は、光ディスク14(図4参照)を収容するディスク収容部(第1の開口)12aを備えた孔明き枠材であり、下面をベース層11の上面に接着するとともに、上面に表面層13の下面を接着する。中間層12の板厚は光ディスク14の厚み(約1mm)よりも厚くする。
そして、ディスク収容部12aと拡張部12bとが組み合わされた平面形状は、光ディスク14を収容するに必要な径を有する円形を半割りにして、半割りにされた2つの半円形の間に、円形の直径と同一の長さの長辺を有するとともに光ディスクのスライド量に等しい長さの短辺を有する細長い長方形を挿入して形成した2つの半円と1つの細長い長方形の組合せ形状に形成することにより、ディスク収容部12aに収容されている光ディスク14を中心部から一方の半円形状の頂部の方向へずらすために必要な空間である拡張部12bをディスク収容部12aに連続して設けた形状に形成される。
表面層13は、中間層12の上に接着して中間層12における円形状のディスク収容部12aに形成された半円形部分の一方を覆う(以下、ディスク収容部12aを覆う部分を非開口部13bという)とともに、他方の半円形部分と同じ向きに合わせ、非開口部13bにより覆われる方の半円形部分と合わせるとディスク収容部12aと同形になる位置に配置した略半円形の出入口(第2の開口)13aを形成する。
このような出入口13aを形成したことによって、光ディスク14が中間層12のディスク収容部12aに出入口13aを介して容易に収容でき、あるいは取出しできるようになる。
また出入口13aの湾曲線形成側では、その頂部が、ディスク収容部12aから突出している拡張部12bの湾曲線形成側の頂部よりもディスク収容部12aの中心側に寄せて形成されているから、拡張部12bの湾曲線形成側の端部に対して出入口13aの湾曲線形成側の端部が庇のように張り出した状態になり、拡張部12bが出入口13aの湾曲線形成側の端部により被われている潜没部(外周端潜没穴)を形成するから、光ディスク14を持ち上げないで取出す方向にスライドさせる場合には、拡張部12bに光ディスク14の外周端部が挿入されて、出入口13aの湾曲線形成側の端部により被われるとディスク抜出しを阻止するように支持され、光ディスク14の外周端潜没側と反対側の端部が非開口部により支持されているので、両端支持の形で光ディスク14を収容することができるようになる。
表面層13による中間層12のディスク収容部12aに連続した拡張部12bを覆う範囲は、ディスク収容部12aの一方の半円形部分よりも突出した拡張部12bよりも大きくならない範囲であり、かつ収容された光ディスク14がディスク収容部12aから飛び出さないで済む程度に覆うことができる範囲にする。また、表面層13に設けられた出入口13aは、湾曲線形成側の端部が少なくとも光ディスク14の外周部に形成された非記録部位を被うに必要な幅の最大被覆幅を有する程度に、拡張部12bの同方向に向いた湾曲線形成側の頂部からずれているように配置する。
例えば、外形が一辺を各140mmの正方形にした光ディスクケースで、中央部に直径が120mmの光ディスク14を収容する場合、中間層12の半円形部分と長方形との組合せからなるディスク収容部12aの内寸法は、光ディスク14との間隙をディスク外方に0.5mmあけるものとすると、円形部分の直径(内径)が121mm、長方形部分の長辺が円形部分の直径と同じで、短辺の長さが光ディスク14の外周部に形成された非記録部の幅と同じ1〜3mm、好ましくは1mmとする。また、表面層13の出入口13aは、円弧部分の半径が60.5mm、直線部分の長さが121mmの半円とし、出入口13aを形成する半円の直線部分はディスク収容部12aの円形部分の直径が位置する箇所に略一致するように配置する。
(作用効果)
このように構成された光ディスクケース10では、ディスク収容部12aが光ディスク14を包み込むような形状と大きさを有するとともに、表面に開口している部分では、表面層13の出入口13aによって光ディスク14の収容部の略半分が開口されているため、光ディスク14の挿入脱抜を容易に行うことができる。
中間層12のディスク収容部12aを形成している孔の輪郭は、表面層13の出入口13aによって形成されている孔の輪郭に対して、表面層13における出入口13aの湾曲線形成側の輪郭よりも、この湾曲線形成側の輪郭と同じ向きになる拡張部12bの半円形成側の輪郭が外方にずれているから、外方へ埋没する円弧状の潜没穴を形成することになり、この光ディスクケース10はディスク引抜側の端部に外周端潜没穴を設けたディスクケースになる。
拡張部12bは、中間層12のみに形成されるから、この部分まで光ディスク14がきていれば、光ディスク14が表面層13によって表面側が被われ、光ディスク14の外周端縁はディスクの放射方向と前面側との両方の動きが阻止されるようになり、光ディスクケース10から光ディスク14が抜け落ちることを防止する。
さらに、中間層12のディスク収容部12aに収容された光ディスク14が拡張部12b側にずらされると、光ディスク14の外周縁が表面層13の半円形の縁部によって被われて、反対側に位置する半円形部分に収容されている箇所と拡張部12bに入り込んだ部分とによって2点支持の形態で支持されるようになり、光ディスク14が不慮の曲げ作用を受けることが避けられ、より安定良く収容される。
また、光ディスクケース10が全て厚紙で構成されているから、プラスチック製の突出したディスク保持部も無いので、堅牢でスリムなケースが実現でき(堅牢さ)、構造上、光ディスク14の確保が万全であり(信頼性)、また紙素材は印刷が簡単で、自由にデザインされた美しいケースを作ることができ(優美さ)、さらに、スリムで堅牢な構造の光ディスクケース10を並べて、複数の光ディスク14を収容するケースを製作することもできて拡張性のある光ディスクケースが実現できる(効率性)。
また、例えば0.8mmの板紙を3枚重ねた場合、CDを前後からぴったり押さえ込んで、中で遊びが少なく信頼度も高くなる(郵送などに最適)。さらにまた、1ミリの板紙を重ねた場合、全体の厚みと重量感が出て、信頼度が一層増すようになる。
〔別形態〕
以下に、上記第1実施形態を基礎として応用例を別形態として示す。
これらの別形態では、上記第1実施形態の各部と同様の部分については同じ符号を付して説明を省略する。
〔第2実施形態:指穴付き光ディスクケース〕
第2実施形態は、図5〜図7に示すように、第1実施形態と同様に一方向に半円が位置ずれした形に形成されたディスク収容部12aと出入口13aとの輪郭の外方に、指が一つ入る大きさの一部を切り欠いた半円形状または三日月形状からなる小開口(以下、指穴という)12c,13cを設けた指穴付き光ディスクケース20を形成する。
この指穴12c,13cは、ケース材料である板紙の隅部に生じたディスク収容部12aと出入口13aの輪郭よりも外側の非加工部分に突出するように設ける。
この指穴12c,13cの大きさは、光ディスク14を掴むための指が入れば良く、特別な寸法指定はない。例えば、外形を一辺140mmの正方形にした光ディスクケース10で、直径120mmの光ディスク14をディスク収容部12aに収容する場合には、半円形を形成する曲線と交わり、外方に突出する方向に描かれる半径10mm、突出方向への突出量(高さ)12mmの円弧を形成する指穴12c,13cでは、内部に指が楽に入って光ディスク14の外周縁を指で容易に係止して光ディスク14を出し入れすることができるようになる。
〔第3実施形態:蓋付き光ディスクケース〕
第3実施形態は、図8,9に示すように、ベース層11に折曲げ部15を介して蓋16を接続し、折曲げ部15を基点として折り曲げることにより、表面層13の全体を蓋16により覆うことができるように形成した蓋付き光ディスクケース30を形成する。
蓋16は、平滑な平面を形成する矩形の板紙とし、表面層13に当接する側(内面側)の表面はつや消し状態ではありながら比較的滑らかな硬い表面にし、蓋16を閉じた時に表面に出る外表面は比較的硬くかつ平滑な面を形成するか、あるいは化粧板として模様を付けるようにする。
折曲げ部15は、ベース層11に対して蓋16の非接続端側を近接離間する方向へ折曲げ可能に接続するとともに多数回の折曲げにも耐え得る柔軟性を有する接続部材によって形成する。折曲げ部15の材料は原則として紙を用いる、しかし、紙を構成する材料の他にプラスチック系繊維材料を混入することにより強度と柔軟性を向上するようにしても良い。また、折曲げ部15は紙の他に他の材料例えばプラスチック製の薄い被膜を積層しても良い。
〔第4実施形態:複数収容型光ディスクケース〕
第4実施形態は、図10に示すように、ケース形態を複数枚(図中4枚)の光ディスク14を収容できる型にした複数収容型光ディスクケース40を形成する。各光ディスク14の収容部は第1実施形態のディスクケースに形成された各部と同様に形成する。
この場合には、例えば、外形寸法が縦270mm、横280.4mmの大きさを有する光ディスクケース17に、光ディスクケース17の中央部から縦方向に直線状の折曲げ部17aを形成して2つ折りにすることができるようにするとともに、折曲げ部17aの両側にそれぞれ光ディスク14を2枚ずつ縦並びに収容する光ディスク14の収容部17b,…,17bを配置する。各収容部17b,…,17bは形状を上記の第1実施形態と同じ形状に形成するとともに、折曲げ部17aの両側に対称形に配置して、全ての収容部17b,…,17bを開口の向きが横方向外向きになるように横転した向きに形成する。
より多数の光ディスク14を収容するには、折曲げ部17aに接続する2枚ずつ縦並びに収容する収容部17b,17bを設けた部分ケースを増加して多数の頁を形成するように折曲げ部17aで固着することにより、必要なディスク枚数を収容できるようにする。
このように形成すると、光ディスク14を密に収容できるようになるとともに、一度に複数の光ディスク14を安全に持ち運ぶことができ、しかも収容時には光ディスク14を横方向に両側端から折曲げ部17aに向けて挿入し、抜き出すときには折曲げ部17a側から両側端に向けて抜き出すことにより、容易に収容脱抜でき、使い勝手の良い複数収容型の光ディスクケース17を実現することができる。
また複数の光ディスク14をスリムでコンパクトに収容できるようになり、セットものの光ディスク14等は、ブックレットを挟み込んだ、紙製の一体型のケースになる。このため、複数の光ディスク14をスリムに収容する光ディスクケース17により、快適な光ディスク14の保存環境を実現することができる。
〔第5実施形態:単数収容型4枚重ねの光ディスクケース〕
第5実施形態は、図11〜図15に示すように、第3実施形態の光ディスクケース30におけるベース層11と中間層12との間に、拡張部12bを有するディスク収容部12aを相似的に縮小してディスク外径よりやや小径の半円形を基礎にした形状の縮小孔(第3の開口)18aを穿設したディスク支持用中間層18を介装して、縮小孔18aの周縁部で光ディスク14の周端部を支持するようにした蓋付きの光ディスクケース50である。
ディスク支持用中間層18は、外形寸法をベース層11、中間層12、表面層13等と同じく一辺が140mmの正方形の板紙とし、板厚はベース層11、表面層13等と同等かまたはこれらよりも薄くし、光ディスク14の外周縁を支持した時にディスク中央部がベース層11の表面に接触しなければ良いとする。ディスク支持用中間層18を形成する板紙は、裏面の全面と表面の中間層12との接着面とを接着に適した表面状態にし、表面の中間層12と接着しない部分はベース層11と同様に比較的硬くかつ滑り易い平滑面を形成する。
ディスク支持用中間層18に穿設する縮小孔18aは、中心を中間層12に設けるディスク収容部12aの半円形部分の円弧を描く中心点と同心にして、光ディスク14の外周縁を支持できる程度にディスク外径よりも小さい径に縮小した内径となるように形成する。例えば、図示例では、ディスク支持用中間層18の縮小孔18aは中間層12に設けるディスク収容部12aの輪郭よりも1mm縮小された輪郭を形成し、縮小孔18aの中心は中間層12に設けたディスク収容部12aの半円形部分を形成する円弧の中心と縮小孔18aの半円形部分を形成する円弧の中心とを同心にする。
このような構成では、接着すべき面を接着して光ディスクケース50の形態に成形した場合には、光ディスク14を表面層13の出入口13aを通過して中間層12のディスク収容部12aに収容する時、光ディスク14の先端がベース層11の表面に沿って滑り込み、中間層12のディスク収容部12aよりも小径に形成されて表面側に露出しているディスク支持用中間層18における縮小孔18aの周縁部に光ディスク14の外周端部が当接し、この当接部がベース層11の表面からディスク支持用中間層18における縮小孔18aの周縁部に移行し、光ディスク14の全体がディスク収容部12aに収容される頃には光ディスク14の外周端部が全てディスク支持用中間層18における縮小孔18aの周縁部に載置されるようになる。
このため、光ディスク14が容易に脱落することなく収容されるとともに、光ディスク14の外周部がディスク支持用中間層18における縮小孔18aの周縁部に載置されてディスク支持用中間層18を形成する板紙により光ディスク14の外周縁部を保持することができ、光ディスク14の脱落の可能性も少なくなり、振動や手荒な扱いにも壊れず、光ディスクケース50に収容された光ディスク14を光ディスクケース50ごと落としても欠損することが避けられ、光ディスクケース50の信頼性を向上することができる。
本考案の単数収容型3枚重ねの光ディスクケースを示す分解斜視図である。 同上光ディスクケースを示す全体説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)中のA−A線に沿う断面図である。 同上光ディスクケースの表面層を示す平面説明図である。 同上光ディスクケースの中間層を示す平面説明図である。 本考案の単数収容型の光ディスクケースにおける指穴付きケースを示す平面説明図である。 同上指穴付きケースの中間層を示す平面説明図である。 同上指穴付きケースの表面層を示す平面説明図である。 本考案の単数収容型光ディスクケースにおける蓋付きケースを示す分解斜視図である。 同上蓋付きケースを示す全体説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)中のA−A線に沿う断面図である。 本考案の複数収容型ケースを示す平面図である。 本考案の単数収容型4枚重ねの光ディスクケースにおける蓋付きケースを示す分解斜視図である。 同上蓋付きケースを示す全体説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)中のA−A線に沿う断面図である。 同上蓋付きケースの表面層を示す平面説明図である。 同上蓋付きケースの中間層を示す平面説明図である。 同上蓋付きケースのディスク支持用中間層を示す平面説明図である。
符号の説明
10,20,30,40,50 光ディスクケース
11 ベース層
12 中間層
12a ディスク収容部(第1の開口)
12b 拡張部
12c 小開口(指穴)
13 表面層
13a 出入口(第2の開口)
13b 非開口部
13c 小開口(指穴)
14 光ディスク
15 折曲げ部
16 蓋
17 光ディスクケース
17a 折曲げ部
17b 収容部
18 ディスク支持用中間層
18a 縮小孔(第3の開口)

Claims (4)

  1. 平面形状が矩形状の板紙を積層して形成した光ディスクケースにおいて、
    光ディスクを載置する上面が平滑な平面を形成するベース層と、
    このベース層の上に配置され、板厚を光ディスクの厚みよりも厚くし、円形状のディスク収容部となる第1の開口を穿設した中間層と、
    この中間層の上に配置され、上記ディスク収容部の上側に上記ディスク収容部の略半分を開口して上記光ディスクの出入口とする半円形状の第2の開口を穿設した表面層とを具備し、
    前記中間層には、上記ディスク収容部に収容されている光ディスクを中心部から上記第2の開口の半円形状の頂部の方向へずらすために必要な空間を確保する拡張部を上記第1の開口に連続して設けた
    ことを特徴とする光ディスクケース。
  2. 上記中間層と上記表面層とにそれぞれ開口している上記第1の開口と上記第2の開口との半円形部分の円弧形成箇所に連続して指挿入可能な半円形状または三日月形状の小開口を切欠き形成したことを特徴とする請求項1記載の光ディスクケース。
  3. 上記ベース層と上記中間層との間に、ディスク外径よりやや小径の第3の開口を穿設し、この第3の開口の周縁部で光ディスクの周辺部を支持するディスク支持用中間層を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ディスクケース。
  4. 上記拡張部の最大幅を1〜3mmとしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光ディスクケース。
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