JP2020196528A - ケース - Google Patents

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Toshiyuki Kamijo
寿之 上條
宏隆 内
Hirotaka Uchi
宏隆 内
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Abstract

【課題】より意匠性の高いケースを提供すること。【解決手段】第1の辺と3つの折り曲げ部により分けられた4つの領域を有するケースであって、第1領域は外周上の2辺と前記第1の辺と第1折り曲げ部とからなり、第2領域は外周上の2辺と前記第1折り曲げ部と第2折り曲げ部とからなり、第3領域は外周上の2辺と前記第2折り曲げ部と第3折り曲げ部とからなり、第4領域は外周上の2辺と前記第3折り曲げ部と第2の辺とからなり、前記第4領域内に記憶媒体を収容可能且つ前記第1の辺を含む側縁部と係合可能な係合部を有し、前記第1及び第2領域の合計面積は前記第3及び第4領域の各面積と略同等であり、前記第4領域を前記第3領域に重ね合わせ、前記第1及び第2領域を前記第4領域に重ね合わせられると共に、前記第1〜第3折り曲げ部を折り曲げて、前記側縁部を前記係合部と係合させると、前記側縁部の垂直断面が三角形状に組み立て可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、薄板状の記憶媒体を保持するケースに関する。
従来、CD、DVD等の薄板状の記憶媒体は、店頭や通販で販売されたり、雑誌や書籍の付録として添付されたりする。このような使用形態においては、記憶媒体を収納するための専用のケースが使用されている(例えば、特許文献1、2参照)。
登録実用新案第3052721号公報 登録実用新案第3068791号公報
上述した従来のケースは、いずれも平面的な形状であり、意匠性に乏しい。そのため、より意匠性の高いケースが求められている。
本発明の目的は、より意匠性の高いケースを提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜に改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、外周の長手方向の一端に位置する第1の辺(1a)と並行な3つの折り曲げ部により分けられた4つの領域を有する薄板状の記憶媒体を保持可能なケースであって、第1領域(10)は、互いに対向する外周上の2辺(1c、1d)と、前記第1の辺と、第1折り曲げ部(S1)とからなり、第2領域(20)は、互いに対向する外周上の2辺(1e、1f)と、前記第1折り曲げ部と、第2折り曲げ部(S2)とからなり、第3領域(30)は、互いに対向する外周上の2辺(1g、1h)と、前記第2折り曲げ部と、第3折り曲げ部(S3)とからなり、第4領域(40)は、互いに対向する外周上の2辺(1i、1j)と、前記第3折り曲げ部と、外周の長手方向の他端に位置する第2の辺(1b)とからなり、前記第4領域内に前記記憶媒体を収容可能で、且つ前記第1の辺を含む側縁部(10a)と係合可能な切り込みからなる係合部(140)を有し、前記第1領域と前記第2領域の合計面積は、前記第3領域と前記第4領域の各領域の面積と略同等であって、前記第3折り曲げ部を折り曲げて、前記第4領域を前記第3領域に重ね合わせ、更に前記第2折り曲げ部を折り曲げて、前記第1領域及び前記第2領域を前記第4領域に重ね合わせられると共に、前記第1折り曲げ部、前記第2折り曲げ部及び前記第3折り曲げ部をそれぞれ折り曲げて、前記側縁部を前記第4領域の前記係合部と係合させると、前記側縁部の垂直断面が三角形状に組み立て可能であるケース(1)に関する。
第2の発明は、第1の発明に係るケースにおいて、前記第1折り曲げ部、前記第2折り曲げ部及び前記第3折り曲げ部をそれぞれ谷折りして、前記側縁部を前記第4領域の前記係合部と係合させると、前記第1領域から前記第4領域までのそれぞれの第1面(F1)が外側を向くように前記側縁部の垂直断面が三角形状に組み立てられ、組み立て状態において前記第4領域の前記係合部に前記記憶媒体を係合させると、前記第4領域の外側に前記記憶媒体が保持され、前記第1折り曲げ部、前記第2折り曲げ部及び前記第3折り曲げ部をそれぞれ山折りして、前記側縁部を前記第4領域の前記係合部と係合させると、前記第1領域から前記第4領域までのそれぞれの前記第1面とは反対側の第2面(F2)が外側を向くように前記側縁部の垂直断面が三角形状に組み立てられ、組み立て状態において前記第4領域の前記係合部に前記記憶媒体を係合させると、前記第4領域の外側に前記記憶媒体が保持される。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係るケースにおいて、前記第4領域の前記係合部は、前記第3領域の側に向けて凸形となる第1係合片(141)と、前記第3領域とは反対の側に向けて凸形となり、前記第1係合片を挟むようにして設けられた一対の第2係合片(142)と、を備え、組み立て時において、前記第1係合片と前記第2係合片との間に前記側縁部が挟み込まれることにより前記第1領域と係合し、組み立て状態において、前記側縁部と前記第1係合片との間に前記記憶媒体が挟み込まれることにより前記記憶媒体を保持する。
第4の発明は、第3の発明に係るケースにおいて、前記第2係合片は、前記側縁部と前記第1係合片との間に挟み込まれた前記記憶媒体の外周部分と沿うように円弧状に形成されている。
第5の発明は、第3又は第4の発明に係るケースにおいて、前記第1係合片は、前記側縁部と前記第1係合片との間に挟み込まれた前記記憶媒体の少なくとも略中央を覆うように形成されている。
本発明によれば、より意匠性の高いケースを提供できる。
展開したケース1を第2面F2側から見たときの平面図である。 展開したケース1を第1面F1側から見たときの平面図である。 (A)〜(C)は、ケース1の内部にディスク2を収納する場合の手順を示す図である。 (A)、(B)は、ケース1の組み立て手順を示す図である。 (C)、(D)は、ケース1の組み立て手順を示す図である。 (A)、(B)は、組み立てられたケース1の斜視図である。 組み立てられたケース1の他の使用形態を示す斜視図である。 ケース1の他の実施形態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。本明細書に添付した各図面は、いずれも模式図であり、理解しやすさを考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から適宜に変更又は誇張している。
本明細書中に記載する数値、形状、材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜に選択して使用してよい。
実施形態の各図面においては、部材の形状、輪郭を実線又は破線で表し、厚み部分の図示を適宜に省略している。本明細書中において、形状、幾何学的条件、これらの程度を特定する用語、例えば、「直交」、「方向」等の用語については、その用語の厳密な意味に加えて、ほぼ直交等とみなせる程度の範囲、概ねその方向とみなせる範囲を含む。また、図面においては、部材の断面を示すハッチングを適宜に省略する。
実施形態では、図面(一部の図を除く)にXYZの互いに直交する座標系を記載した。この座標系は、組み立てたケース1を正面から見たときの左右方向をX方向、前後方向をY方向、上下方向をZ方向とする(図6(A)参照)。左右方向(X方向)においては、右方向をX1方向とし、左方向をX2方向とする。前後方向(Y方向)においては、前方向をY1方向とし、後方向をY2方向とする。上下方向(Z方向)においては、上方向をZ1方向とし、下方向をZ2方向とする。なお、本明細書においては、「〜方向」を適宜に「〜側」ともいう。
図1は、展開したケース1を第2面F2側から見たときの平面図である。図2は、展開したケース1を第1面F1側から見たときの平面図である。
展開したケース1の左右方向及び前後方向を他の図面と合わせるため、図1及び図2では、展開したケース1の短手方向をX方向(左右方向)、長手方向をY方向(前後方向)として説明する。
本実施形態のケース1は、例えば、CD、DVD等の薄板状の記録媒体(以下、「ディスク2」ともいう)を、店頭や通販で販売したり、雑誌や書籍の付録として添付したりする場合に用いることができる。ケース1と共にディスク2を入手した顧客は、後述するように、ディスク2をケース1内に収納して使用することもできるし、ディスク2を保持したケース1を自立させて使用することもできる。
図1及び図2に示すように、本実施形態のケース1は、矩形状のシート状の部材により形成されている。ケース1は、図1に示すように、外周の長手方向のY2側の端に位置する第1の辺1aと、外周の長手方向のY1側の端に位置する第2の辺1bと、外周の短手方向のX2側の端に位置する第3の辺1c、第5の辺1e、第7の辺1g及び第9の辺1iと、外周の短手方向のX1側の端に位置する第4の辺1d、第6の辺1f、第8の辺1h及び第10の辺1jと、を有する。ケース1は、第1の辺1aと並行な、後述する折り曲げ部(S1〜S3)により、第1領域10、第2領域20、第3領域30及び第4領域40に分かれている。
展開した状態のケース1は、長手方向のY2側からY1側に向かって、第1領域10、第2領域20、第3領域30及び第4領域40が、この順に連なって設けられている。ケース1を形成するシート状の部材としては、例えば、紙、樹脂等の材料が挙げられる。
なお、ケース1として用いられるシート状の部材は、表面にイラスト、写真、商品に関する情報等を印刷可能な材質又はこれらを印刷したシールを貼り付け可能な材質であることが望ましい。また、ディスク2を保持した状態でケース1を自立させることができるように、ある程度の強度と厚みを有する材質を選択することがより望ましい。
第1領域10は、展開した状態のケース1において、最もY2側に位置する領域である。第1領域10は、外周の短手方向(X方向)の端に位置し、互いに対向する第3の辺1c及び第4の辺1dと、第1の辺1aと、第1折り曲げ部S1と、を有する。また、第1領域10は、外周の長手方向のY2側に、第1の辺1aを含む側縁部10aを有する。後述するように、ケース1の組み立て時において、第1領域10のY2側の側縁部10aは、第4領域40の係合部140に係合される。
第2領域20は、第1領域10のY1側に位置する領域である。第1領域10と第2領域20との間には、第1折り曲げ部S1が設けられている。第1折り曲げ部S1は、第1領域10と第2領域20との間において、折り目加工が短手方向(X方向)に沿って施された部分である。第2領域20は、外周の短手方向(X方向)の端に位置し、互いに対向する第5の辺1e及び第6の辺1fと、第1折り曲げ部S1と、第2折り曲げ部S2(後述)と、から構成される。ケース1は、第1折り曲げ部S1において、第1領域10と第2領域20との間を谷折り又は山折りすることができる。
第3領域30は、第2領域20のY1側に位置する領域である。第2領域20と第3領域30との間には、第2折り曲げ部S2が設けられている。第2折り曲げ部S2は、第2領域20と第3領域30との間において、折り目加工が短手方向(X方向)に沿って施された部分である。第3領域30は、外周の短手方向(X方向)の端に位置し、互いに対向する第7の辺1g及び第8の辺1hと、第2折り曲げ部S2と、第3折り曲げ部S3(後述)と、から構成される。ケース1は、第2折り曲げ部S2において、第2領域20と第3領域30との間を谷折り又は山折りすることができる。図1に示すように、第3領域30の第2面F2側には、装飾D2が形成されている。
一方、図2に示すように、第3領域30の第1面F1側には、装飾D1が形成されている。装飾D1及びD2(以下、「装飾」ともいう)は、例えば、イラスト、写真、絵柄、図柄、模様等である。また、例えば、ディスク2が音楽CDである場合、装飾は、演奏者のイラスト、写真であったりする。また、装飾は、ディスク2に記憶された楽曲の歌詞(文字情報)であったりする。これらの装飾は、例えば、オフセット印刷等により形成される。更に、装飾は、例えば、月捲りカレンダーのような立体的な装飾でもよい。ケース1の装飾として、月捲りカレンダーを設けた具体例については、後述する。
第4領域40は、第3領域30のY1側に位置する領域である。第3領域30と第4領域40との間には、第3折り曲げ部S3が設けられている。第3折り曲げ部S3は、第3領域30と第4領域40との間において、折り目加工が短手方向(X方向)に沿って施された部分である。第4領域40は、外周の短手方向(X方向)の端に位置し、互いに対向する第9の辺1i及び第10の辺1jと、第3折り曲げ部S3と、第2の辺1bと、から構成される。ケース1は、第3折り曲げ部S3において、第3領域30と第4領域40との間を谷折り又は山折りすることができる。
第4領域40には、係合部140が設けられている。係合部140は、組み立て時において、第1領域10の側縁部10aと係合する部分である。また、係合部140は、例えば、組み立てられた状態でディスク2が保持される部分である。係合部140は、第1係合片141及び第2係合片142を備える。第1係合片141と第2係合片142との間には、波形の切り込み143が形成されている。第1係合片141は、第3領域30の側(Y2側)に向けて凸形となる部分である。第2係合片142は、第3領域30とは反対の側(Y1側)に向けて凸形となる部分である。第2係合片142は、第1係合片141を挟むように一対設けられている。
図1に示すように、第2係合片142の左右方向(X方向)の側縁部142aは、第1係合片141と第2係合片142との間にディスク2を挟み込んだときに、ディスク2の外周部分と沿うように円弧状に形成されている。これにより、第1係合片141と第2係合片142との間にディスク2を挟み込んだときに、第2係合片142によりディスク2の外周部分が覆われないため、ディスク2の外周部分を含めた意匠性を損なうことがない。また、第1係合片141と第2係合片142との間にディスク2を挟み込んだときに、第2係合片142がディスク2と接する面積をより広くできる。
切り込み143の左右方向(X方向)の両端には、半円形の切り返し部143aが設けられている。切り込み143の両端に切り返し部143aを設けることにより、後述するように、ディスク2の出し入れが容易になると共に、ディスク2の第4領域40の左右方向への移動を抑制できる。また、切り込み143の左右方向の両端に切り返し部143aを設けることにより、切り込み143の末端部分での破れを抑制できる。
図1に示すように、第2係合片142の左右方向(X方向)における側縁部142aの間の長さL4は、ディスク2の直径dよりも短く(例えば、数ミリ)設定されている。また、切り込み143の左右方向における切り返し部143aの端部間の長さL5は、ディスク2の直径dよりも長く(例えば、数ミリ)設定されている。これにより、ディスク2が挿入される部分の左右方向に切り返し部143aによる隙間が形成されるため、ディスク2を第1係合片141と第2係合片142との間で容易に出し入れできる。
また、後述するように、ディスク2にカバー(不図示)を被覆した場合でも、切り込み143の左右方向に切り返し部143aによる数ミリの隙間が形成されるため、カバー付きのディスク2を、第1係合片141と第2係合片142との間で容易に出し入れできる。更に、切り込み143の左右方向の両端に切り返し部143aが設けられているため、第1係合片141と第2係合片142との間に保持されたディスク2の左右方向(X方向)への移動を数ミリの範囲で抑制できる。そのため、第1係合片141と第2係合片142との間に挟み込まれたディスク2を、第4領域40のほぼ中央に保持できる。
図1に示すように、本実施形態のケース1において、第1領域10及び第2領域20の長手方向(Y方向)の長さL1は、第3領域30の長手方向の長さL2と同じである。第4領域40の長手方向の長さL3は、ディスク2の直径と同じ(又は僅かに長い)であって、且つ、長さL1(L2)よりも数ミリ短く設定されている。これにより、後述するように、ケース1の内部にディスク2を収納して使用する場合に、ディスク2を保持した第4領域40が外部にはみ出さないようにケース1を折り畳むことができる。
次に、ケース1の内部にディスク2を収納して使用する形態について説明する。
図3(A)〜(C)は、ケース1の内部にディスク2を収納する場合の手順を示す図である。
まず、図3(A)に示すように、ケース1の第4領域40に設けられた係合部140にディスク2を収納する。ディスク2は、係合部140において、切り込み143により分離された第1係合片141と第2係合片142との間に挟み込まれる。具体的には、図3(A)において、ディスク2は、上側(Z1側)に位置する第1係合片141と、下側(Z2側)に位置する一対の第2係合片142との間に収納される。なお、ディスク2は、剥き出しの状態で収納してもよいし、カバー(不図示)で被覆した状態で収納してもよい。
次に、ケース1を第3折り曲げ部S3の位置で谷折りして、ディスク2を保持した第4領域40を矢印A1の方向(Y2方向)に折り返し、第3領域30の上に重ね合わせる。
次に、図3(B)に示すように、ケース1を第2折り曲げ部S2の位置で谷折りして、第1領域10及び第2領域20を矢印A2の方向(Y1方向)に折り返し、第4領域40の上に重ね合わせる。これにより、図3(C)に示すように、第4領域40に保持されたディスク2は、第3領域30(不図示)と、第1領域10及び第2領域20との間に収納された状態となる。
ディスク2が収納されたケース1は、ビニール等の透明な包装材で被覆され、店頭や通販で販売されたり、雑誌や書籍の付録として添付されたりする。一方、ケース1と共にディスク2を入手した顧客は、ディスク2をケース1内に収納した状態で持ち歩いたり、保管したりできる。ディスク2が収納されたケース1は、全体が第3領域30と同じ外形寸法となるため、持ち歩きや保管に適したコンパクトな形状となる。
また、本実施形態のケース1は、図1に示すように、第1領域10の長さL1及び第2領域20の長さL2が同じで且つ第4領域40の長さL3がL1(L2)よりも数ミリ短く設定されている。そのため、ディスク2を保持した第4領域40が、第3領域30の外側にはみ出さないようにケース1を折り畳むことができる。これによれば、ディスク2が収納されたケース1の外形及び厚みを揃えることができるので、包装材による被覆や取り扱いが容易となる。
次に、ディスク2を保持したケース1を自立させて使用する形態について説明する。
図4(A)、(B)及び図5(C)、(D)は、ケース1の組み立て手順を示す図である。
図6(A)は、組み立てられたケース1を前側から見たときの斜視図である。図6(B)は、組み立てられたケース1を後側から見たときの斜視図である。
図7は、組み立てられたケース1の他の使用形態を示す斜視図である。
図8は、ケース1の他の実施形態を示す斜視図である。
なお、以下の実施形態では、展開したケース1の第2面F2が上側(Z1側)となる状態から組み立てる例について説明する。また、以下の実施形態では、ディスク2を収納しない状態でケース1を組み立てる例について説明するが、ディスク2を収納した状態でケース1を組み立ててもよい。
まず、図4(A)に示すように、ケース1を第1折り曲げ部S1の位置で谷折りして、第1領域10を矢印A3の方向(Y1方向)に折り返す。また、ケース1を第2折り曲げ部S2の位置で谷折りして、第3領域30及び第4領域40を矢印A4の方向(Y2方向)に折り返す。なお、上述した第1領域10、第3領域30及び第4領域40の折り返しの順番は、逆でもよい。
次に、図4(B)に示すように、ケース1を第3折り曲げ部S3の位置で谷折りして、第4領域40を矢印A5の方向(Z2方向)に折り返す。
次に、図5(C)に示すように、第4領域40の係合部140において、第2係合片142を内側(Y1側)に押し込み、第1係合片141(不図示)と第2係合片142との間に第1領域10の側縁部10aを挟み込む。そして、この状態から第4領域40を矢印A6の方向(Z2方向)に押し下げる。これにより、図5(D)に示すように、第1領域10側縁部10aが第4領域40の係合部140と係合して、ケース1は、自立した状態となる。また、ケース1は、第1領域10から第4領域40までのそれぞれの第1面F1が外側を向くように断面が三角形状に組み立てられる。
組み立てられたケース1は、図6(A)に示すように、第2領域20を底面として、机、棚等の上に飾ることができる。このとき、第3領域30の第1面F1が前側(Y1側)となるように向きを調節することにより、顧客は、第3領域30の第1面F1に形成された装飾D1を鑑賞できる。第3領域30の第1面F1に形成された装飾D1が、例えば、イラストである場合、ケース1をイラストカードとして飾ることができる。また、第3領域30の第1面F1に形成された装飾D1が、例えば、楽曲の歌詞である場合、ケース1をリリックカードとして飾ることができる。
組み立てられたケース1には、図6(B)に示すように、ディスク2を保持させることができる。具体的には、ディスク2を、第4領域40の第1係合片141と一対の第2係合片142との間に挟み込むことにより、ディスク2をケース1に保持させることができる。なお、ディスク2の片面(非記録面)にイラスト、写真等が形成されている場合、その面が表側となるようにディスク2を保持させることにより、ケース1をディスクスタンドとして飾ることができる。
本実施形態のケース1は、第2面F2が上側(Z1側)となるように展開させた状態において、各折り曲げ部(S1〜S3)を山折りすることによっても組み立てることができる。この場合の組み立ては、上述した手順において、谷折りとする個所を山折りにすればよい。各折り曲げ部を山折りにした場合、ケース1の形状は、図6(A)と同じとなるが、第3領域30の第2面F2に形成された装飾D2が外側を向くように断面が三角形状に組み立てられる。
また、組み立てられたケース1は、図7に示すように、第1領域10、第2領域20、第3領域30及び第4領域40の同一側縁を、図中の下側に向けた状態で机、棚等の上に飾ることもできる。組み立てられたケース1を図7のような形態で使用する場合、例えば、装飾D1が人物であれば、図7に示すように、人物の上下方向を第3領域30のX方向(図1参照)と一致させておくことが望ましい。
また、ケース1に形成される装飾は、平面的な意匠に限らず、例えば、図8に示すような立体的な装飾であってもよい。図8は、ケース1の第3領域30の第1面F1に、装飾として月捲りカレンダーD3を設けた例を示している。なお、ケース1に設けられる立体的な装飾は、月捲りカレンダーD3に限らず、例えば、日捲りカレンダー、メモ帳、カードホルダー等であってもよいし、上述した平面的な装飾と組み合わせてもよい。
上述した本実施形態のケース1によれば、例えば、以下のような効果を奏する。
本実施形態のケース1は、各折り曲げ部(S1〜S3)を折り曲げて、第1領域10の側縁部10aを第4領域40の係合部140と係合させることにより、各領域(10〜40)のそれぞれの同じ側の面が外側を向くように断面が三角形状に組み立てることができる。また、組み立てられたケース1の第4領域40の係合部140にディスク2を係合させることにより、第4領域40の外側にディスク2を保持させることができる。このように、本実施形態のケース1は、ディスク2を保持した状態で自立させることができるため、例えば、ケース1の外側の面にイラスト、歌詞等が形成されている場合、ケース1をイラストカードやリリックカードとして飾ることができる。
本実施形態のケース1は、各折り曲げ部(S1〜S3)を谷折りすることにより、第1面F1に形成された装飾D1が外側を向くように組み立てることができる。また、ケース1は、各折り曲げ部を山折りすることにより、第1面F1とは反対側の第2面F2に形成された装飾D2が外側を向くように組み立てることができる。したがって、本実施形態のケース1は、第1面F1に形成された装飾D1又は第2面F2に形成された装飾D2のどちらかを外側にして飾ることができる。これによれば、顧客は、自分の好みの装飾を選んで飾ることができるので、顧客の嗜好に適した形態でケース1を飾ることができる。
本実施形態のケース1において、第4領域40の係合部140は、組み立て時において、第1係合片141と第2係合片142との間に第1領域10の側縁部10aが挟み込まれることにより第1領域10と係合する。また、第4領域40の係合部140は、組み立て状態において、第1係合片141と第2係合片142との間にディスク2が挟み込まれることによりディスク2を保持できる。そのため、本実施形態のケース1は、組み立てられたケース1の形状を維持する機能と、ディスク2を保持する機能を、1つの係合部140で得ることができる。また、係合部140となる第1係合片141及び第2係合片142は、1つの切り込み143により形成されるため、第4領域40への加工が容易となる。
本実施形態のケース1は、展開した状態において、第3折り曲げ部S3を谷折りして、ディスク2を保持した第4領域40を第3領域30に重ね合わせ、更に第2折り曲げ部S2を谷折りして、第1領域10及び第2領域20を第4領域40に重ね合わせることにより、ディスク2を第3領域30と、第1領域10及び第2領域20との間に収納できる(図3参照)。そのため、本実施形態のケース1によれば、内部に収納されたディスク2の汚れや傷付きをより効果的に抑制できる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本開示の技術的範囲内に含まれる。また、実施形態に記載した効果は、本開示から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述の実施形態及び後述する変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
実施形態では、ケース1を構成する第1領域10〜第4領域40を、1枚のシート状の部材により構成した例について説明したが、これに限定されない。第1領域10〜第4領域40を個別のシートとして形成し、接着剤、接着テープ等で接合した構成としてもよい。その場合、すべてのシートを同一の部材で形成してもよいし、異なる部材を組み合わせてもよい。
実施形態では、ケース1を構成する第1領域10〜第4領域40を、それぞれ単体で使用する例について説明したが、これに限定されない。例えば、所定の領域の表面に保護層となるフィルムを貼り付けてもよい。また、ケース1の組み立てやディスク2の保持に影響を与えない範囲において、所定の領域に穴やスリットを形成してもよい。これらの穴やスリットは、例えば、ケース1に意匠性を付与するために形成される。
実施形態では、ケース1の第3領域30にのみ装飾(D1及びD2)を形成した例について説明したが、これに限定されない。装飾は、第3領域30に限らず、どの領域のどの面に形成してもよい。また、ケース1において、いずれの領域にも装飾を形成しない形態としてもよい。
1 ケース
1a 第1の辺
1b 第2の辺
1c 第3の辺
1d 第4の辺
1e 第5の辺
1f 第6の辺
1g 第7の辺
1h 第8の辺
1i 第9の辺
1j 第10の辺
10 第1領域
10a 側縁部
20 第2領域
30 第3領域
40 第4領域
140 係合部
141 第1係合片
142 第2係合片
S1 第1折り曲げ部
S2 第2折り曲げ部
S3 第3折り曲げ部

Claims (5)

  1. 外周の長手方向の一端に位置する第1の辺と並行な3つの折り曲げ部により分けられた4つの領域を有する薄板状の記憶媒体を保持可能なケースであって、
    第1領域は、互いに対向する外周上の2辺と、前記第1の辺と、第1折り曲げ部とからなり、
    第2領域は、互いに対向する外周上の2辺と、前記第1折り曲げ部と、第2折り曲げ部とからなり、
    第3領域は、互いに対向する外周上の2辺と、前記第2折り曲げ部と、第3折り曲げ部とからなり、
    第4領域は、互いに対向する外周上の2辺と、前記第3折り曲げ部と、外周の長手方向の他端に位置する第2の辺とからなり、
    前記第4領域内に前記記憶媒体を収容可能で、且つ前記第1の辺を含む側縁部と係合可能な切り込みからなる係合部を有し、
    前記第1領域と前記第2領域の合計面積は、前記第3領域と前記第4領域の各領域の面積と略同等であって、
    前記第3折り曲げ部を折り曲げて、前記第4領域を前記第3領域に重ね合わせ、更に前記第2折り曲げ部を折り曲げて、前記第1領域及び前記第2領域を前記第4領域に重ね合わせられると共に、
    前記第1折り曲げ部、前記第2折り曲げ部及び前記第3折り曲げ部をそれぞれ折り曲げて、前記側縁部を前記第4領域の前記係合部と係合させると、前記側縁部の垂直断面が三角形状に組み立て可能であるケース。
  2. 請求項1に記載のケースにおいて、
    前記第1折り曲げ部、前記第2折り曲げ部及び前記第3折り曲げ部をそれぞれ谷折りして、前記側縁部を前記第4領域の前記係合部と係合させると、前記第1領域から前記第4領域までのそれぞれの第1面が外側を向くように前記側縁部の垂直断面が三角形状に組み立てられ、組み立て状態において前記第4領域の前記係合部に前記記憶媒体を係合させると、前記第4領域の外側に前記記憶媒体が保持され、
    前記第1折り曲げ部、前記第2折り曲げ部及び前記第3折り曲げ部をそれぞれ山折りして、前記側縁部を前記第4領域の前記係合部と係合させると、前記第1領域から前記第4領域までのそれぞれの前記第1面とは反対側の第2面が外側を向くように前記側縁部の垂直断面が三角形状に組み立てられ、組み立て状態において前記第4領域の前記係合部に前記記憶媒体を係合させると、前記第4領域の外側に前記記憶媒体が保持されるケース。
  3. 請求項1又は2に記載のケースにおいて、
    前記第4領域の前記係合部は、前記第3領域の側に向けて凸形となる第1係合片と、前記第3領域とは反対の側に向けて凸形となり、前記第1係合片を挟むようにして設けられた一対の第2係合片と、を備え、
    組み立て時において、前記第1係合片と前記第2係合片との間に前記側縁部が挟み込まれることにより前記第1領域と係合し、
    組み立て状態において、前記側縁部と前記第1係合片との間に前記記憶媒体が挟み込まれることにより前記記憶媒体を保持するケース。
  4. 請求項3に記載のケースにおいて、
    前記第2係合片は、前記側縁部と前記第1係合片との間に挟み込まれた前記記憶媒体の外周部分と沿うように円弧状に形成されているケース。
  5. 前記請求項3又は4に記載のケースにおいて、
    前記第1係合片は、前記側縁部と前記第1係合片との間に挟み込まれた前記記憶媒体の少なくとも略中央を覆うように形成されているケース。
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