JP2005350052A - 農用トラクターの油圧ポンプ配設構造 - Google Patents
農用トラクターの油圧ポンプ配設構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005350052A JP2005350052A JP2005120153A JP2005120153A JP2005350052A JP 2005350052 A JP2005350052 A JP 2005350052A JP 2005120153 A JP2005120153 A JP 2005120153A JP 2005120153 A JP2005120153 A JP 2005120153A JP 2005350052 A JP2005350052 A JP 2005350052A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- pump
- engine
- case
- wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
【解決手段】パワーステアリング機構の操向用油圧ポンプP3をエンジンEに直接連設し、該エンジンEの第二出力軸S2によりポンプ軸を駆動し、第1出力軸S1により油圧ポンプP1・P2を駆動すべく構成し、該油圧ポンプP1の供給圧油は、作業機の姿勢制御用、動力取出部の駆動制御用、油圧リフト昇降制御用、フロントローダー駆動制御用に供給され、該油圧ポンプP2からの供給圧油は、PTOクラッチ24の切換制御と、二輪駆動・四輪駆動・前輪増速切換用に供給され、該油圧ポンプP1・P2は、エンジンEに連設されるトランスミッションケースTMの上端に配設したポンプ駆動ケース1に対して前後に付設した。
【選択図】図1
Description
ここで、該油圧装置への油圧系に関しては、実開平6−78049にて開示する如くである。
即ち、エンジン出力軸をそのままポンプ軸に直結するように、車体前部に搭載されたエンジンに油圧ポンプを直接連設しており、一方、該油圧装置制御用の油圧バルブは、該油圧装置に連設して、該リアアクスルケースの上部に配設している。そこで、車体前部に配設した油圧ポンプと車体後部に配設した油圧バルブとの間に配管を施していたのである。
この時に、エンジンとクラッチハウジングとを分離するために、エンジンに直結した油圧ポンプと、クラッチハウジングより後方に配設された油圧バルブとの間に施した配管は、途中で分離する必要があり、この際、分離によって油漏れが生じないようにする構成が必要である。
実開平6−78049では、油漏れを生じない位置で、配管の途中に着脱部を設けた構成が開示されている。しかし、配管を施すこと自体が煩雑で、配管スペースを要し、高コスト化に繋がるものであり、また、クラッチハウジングに関する作業の際において、配管の着脱作業を伴い、更に、配管の着脱部を油漏れしない位置に配設するとしても、油抜き作業を行わなければならない。
請求項1においては、農用トラクターにおいて、パワーステアリング機構へ圧油を供給する操向用油圧ポンプP3を、ボンネット内のエンジンEに直接連設し、該エンジンEより前方へ突設された第二出力軸S2によりポンプ軸を駆動し、エンジンEより後方へ突設された第1出力軸S1により、油圧ポンプP1・P2を駆動すべく構成し、該油圧ポンプP1の供給圧油は、作業機の姿勢制御用、動力取出部の駆動制御用、油圧リフト昇降制御用、そして、フロントローダー駆動制御用に供給され、該油圧ポンプP2からの供給圧油は、PTOクラッチ24の切換制御と、二輪駆動・四輪駆動・前輪増速切換用に供給され、該油圧ポンプP1・P2は、エンジンEに連設されるトランスミッションケースTMの上端に配設したポンプ駆動ケース1に対して、前後に付設し、該ポンプ駆動ケース1の内部には、油圧ポンプP1・P2のポンプ軸PS1・PS2を前後に嵌入可能とする入力ギア2を配設し、該入力ギア2は、ポンプ駆動ケース1により支持したカウンター軸4に付設のカウンターギア3と噛合され、該ポンプ駆動ケース1を該リアアクスルケース7上に配設した状態で、該カウンター軸4が該リアアクスルケース7内に内設されるものである。
即ち、請求項1・2の如く構成したので、従来のようにエンジンEに直接連設した油圧ポンプとトランスミッションケースの車体後部位置に取付けた油圧バルブとの間に長い配管を施さなくてもよくなり、配設スペースの削減、コスト低下に繋がり、そして、トランスミッションケースの前端にあたるクラッチハウジングにおけるクラッチ板の交換等の作業が、配管の着脱作業をすることなくできるので、作業が大幅に容易化される。
図1はトラクターにおける油圧ポンプP1・P2の取付構造を示す側面図、図2は油圧ポンプP1・P2の構成を示す側面一部断面図、図3はトラクターの油圧ポンプP1の油圧系を示す油圧回路図、図4は同じく油圧ポンプP2・P3の油圧系を示す油圧回路図である。
車体前部のボンネットB内においてエンジンEを搭載しており、該エンジンEの後部より後方に、トランスミッションケースTMを後方延設している。トランスミッションケースTMは、前部より、クラッチハウジング5、中間ミッションケース6、リアアクスルケース7を連設してなるものであり、エンジンEの出力軸よりクラッチ機構等を経て、リアアクスルケース7内に内設される走行駆動機構に伝動するものである。
また、リフト駆動ケース8の上部には、動力取出用油圧バルブV3、油圧リフト制御用油圧バルブV4が配設されており、また、前方には、該リフト駆動ケース8内の後記リフトシリンダーC2の駆動を停止させるリフトストッパー10が突設されていて、更に、側方よりPTO軸の変速レバー11が突設されている。
また、リアアクスルケース7、そのものが後記作動油タンクT1となっており、該作動油タンクT1からの吸入パイプ14が外部に突設されて、リアアクスルケース7の側方に配設されているオイルフィルターFに連結されており、該オイルフィルターFより給油パイプ15を経て、油圧ポンプP1・P2に作動油が供給される。
なお、オイルフィルターFの直前部には、二輪・四輪・前進増速切換制御用バルブV7が配設されており、油圧ポンプP2より該二輪・四輪・前進増速切換制御用バルブV7を経て、リアアクスルケース7の下部に固設された二輪・四輪・前進増速切換用クラッチケース16内に圧油供給している。
まず、リアアクスルケース7の上面には、ポンプ駆動ケース1を螺止固設するものであり、該ポンプ駆動ケース1の内部には、油圧ポンプP1・P2のポンプ軸PS1・PS2を前後に嵌入可能とする入力ギア2が配設されていて、該入力ギア2は、カウンター軸4付設のカウンターギア3に噛合されている。該ポンプ駆動ケース1を該リアアクスルケース7上に配設した場合には、該カウンター軸4が該リアアクスルケース7内に内設されることとなり、リアアクスルケース7内に軸支されるエンジンEの後記第一伝動軸S1より伝動されて、該入力ギア2に伝動するものである。
エンジンEより出力軸が2本突設されており、その中の第二出力軸S2は、操向用油圧ポンプP3のポンプ軸を駆動している。操向用油圧ポンプP3は、ボンネット内のエンジンEに直接連設されていて、同じくボンネット内に配設されている作動油タンクT2より作動油を吸入し、パワーステアリング用油圧バルブV9に圧油供給しており、ハンドル18の操作によるステアリングシャフトの回動操作にて、前輪車軸旋回用のパワーステアリングシリンダーC4を駆動制御するパワーステアリング機構となっている。
なお、作動油タンクT1は、リアアクスルケース7に内設されていて、前記の如く、オイルフィルターFを介して、ポンプ駆動ケース1に取り付けられた油圧ポンプP1・P2に圧油供給している。
姿勢制御用油圧バルブV2を経た油圧回路は、動力取出用バルブV3内に供給される。該動力取出用バルブV3内においては、吸入、排出、中立の三位置に切換可能な複数の油圧バルブが内設されており、これらの油圧バルブにて制御されるべく、他の油圧装置を装着できるようにしている。
そして、該動力取出用バルブV3を経た圧油回路は、前記の油圧リフト制御用油圧バルブV4内に供給されて、レバー操作にて圧油供給制御され、リフト駆動ケース8内のリフトシリンダーC2を駆動制御し、油圧リフト9の昇降を制御するのである。
このように、油圧ポンプP1の供給圧油は、作業機の姿勢制御用、動力取出部の駆動制御用、油圧リフト昇降制御用、そして、フロントローダー駆動制御用に使用される。
なお、ブレーキペダル19・19の踏込操作にて制御されるブレーキバルブV8は、ブレーキディスク切換用の油圧式ブレーキシリンダーC3・C3を駆動制御するものであるが、作動油の供給は、油圧ポンプP1・P2からの油圧回路より取り出すか、もしくは、専用の作動油タンクを設けている。
TM トランスミッションケース
P1 油圧ポンプ
P2 油圧ポンプ
F オイルフィルター
V4 油圧リフト用バルブ
V7 二輪・四輪・前輪増速切換用バルブ
1 ポンプ駆動ケース
2 入力ギア
3 カウンターギア
4 カウンター軸
5 クラッチハウジング
6 中間ミッションケース
7 リアアクスルケース
8 リフト駆動ケース
9 油圧リフト
12 PTO軸
16 二輪・四輪・前輪増速切換用クラッチケース
20 ステップ板
21 座席台
22 座席
Claims (2)
- 農用トラクターにおいて、パワーステアリング機構へ圧油を供給する操向用油圧ポンプP3を、ボンネット内のエンジンEに直接連設し、該エンジンEより前方へ突設された第二出力軸S2によりポンプ軸を駆動し、エンジンEより後方へ突設された第1出力軸S1により、油圧ポンプP1・P2を駆動すべく構成し、該油圧ポンプP1の供給圧油は、作業機の姿勢制御用、動力取出部の駆動制御用、油圧リフト昇降制御用、そして、フロントローダー駆動制御用に供給され、該油圧ポンプP2からの供給圧油は、PTOクラッチ24の切換制御と、二輪駆動・四輪駆動・前輪増速切換用に供給され、該油圧ポンプP1・P2は、エンジンEに連設されるトランスミッションケースTMの上端に配設したポンプ駆動ケース1に対して、前後に付設し、該ポンプ駆動ケース1の内部には、油圧ポンプP1・P2のポンプ軸PS1・PS2を前後に嵌入可能とする入力ギア2を配設し、該入力ギア2は、ポンプ駆動ケース1により支持したカウンター軸4に付設のカウンターギア3と噛合され、該ポンプ駆動ケース1を該リアアクスルケース7上に配設した状態で、該カウンター軸4が該リアアクスルケース7内に内設されることを特徴とする農用トラクターの油圧ポンプ配設構造。
- 請求項1記載の農用トラクターの油圧ポンプ配設構造において、該操向用油圧ポンプP3は、ボンネット内に配設されている作動油タンクT2より作動油を吸入し、パワーステアリング用油圧バルブV9に圧油供給し、該油圧ポンプP1・P2が圧油を供給する作動油タンクT1はリアアクスルケース7が兼務しており、該油圧ポンプP1・P2から圧油を供給する動力取出用油圧バルブV3と油圧リフト制御用油圧バルブV4と二輪・四輪・前進増速切換制御用バルブV7は、リアアクスルケース7に付設して配置したことを特徴とする農用トラクターの油圧ポンプ配設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005120153A JP2005350052A (ja) | 2005-04-18 | 2005-04-18 | 農用トラクターの油圧ポンプ配設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005120153A JP2005350052A (ja) | 2005-04-18 | 2005-04-18 | 農用トラクターの油圧ポンプ配設構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3843195A Division JPH08230496A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 農用トラクターの油圧ポンプ配設構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005350052A true JP2005350052A (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=35584858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005120153A Pending JP2005350052A (ja) | 2005-04-18 | 2005-04-18 | 農用トラクターの油圧ポンプ配設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005350052A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108407594A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-08-17 | 道依茨法尔机械有限公司 | 新型水田拖拉机 |
-
2005
- 2005-04-18 JP JP2005120153A patent/JP2005350052A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108407594A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-08-17 | 道依茨法尔机械有限公司 | 新型水田拖拉机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7237642B2 (en) | Frame structure of a vehicle | |
CN100422027C (zh) | 履带拖拉机 | |
JP2008297766A (ja) | 作業車の操作構造 | |
JP2008245609A (ja) | トラクタ | |
US7712573B2 (en) | Working vehicle | |
JP2005350052A (ja) | 農用トラクターの油圧ポンプ配設構造 | |
JP2016159725A (ja) | 作業車両 | |
KR100300435B1 (ko) | 트랙터를위한유압취출장치 | |
JP2007125912A (ja) | 作業車両 | |
WO2005093294A1 (ja) | トラクタ | |
JP3579010B2 (ja) | 農用トラクターの油圧装置 | |
JPH08230496A (ja) | 農用トラクターの油圧ポンプ配設構造 | |
JP6803263B2 (ja) | 作業車両 | |
JP2008008044A (ja) | トラクタのバックホウ作業油圧ポンプ | |
JP4877310B2 (ja) | トラクタの油圧装置 | |
JP3632780B2 (ja) | 走行車輌の油圧旋回機構 | |
JP2006006168A (ja) | 乗用型草刈り機 | |
JP2004141098A (ja) | 乗用田植機の機体フレーム構造 | |
JP4635460B2 (ja) | トラクタ | |
KR102583453B1 (ko) | 작업차량용 트랜스미션 | |
KR102583452B1 (ko) | 작업차량용 유압밸브장치 및 트랜스미션 | |
JP2004352058A (ja) | 作業車両の油圧回路 | |
KR20230083615A (ko) | 작업차량용 트랜스미션 | |
JP2016215919A (ja) | トランスミッション | |
JP2515799Y2 (ja) | 乗用農機の油圧ポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060905 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061102 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070306 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070502 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070814 |