JP2005349731A - インクカートリッジおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高速でインクを消費した場合であっても、カートリッジ内に残留するインクの量を少なくし、インクの利用効率を向上させる。
【解決手段】 インクカートリッジ10は、記録ヘッドへインクを供給するためのインク供給部14と大気連通口12とを備えた負圧発生部材収容室34と、連通部40において負圧発生部材収容室34に連通する液体収容室36と、それらを仕切る隔壁38と、負圧発生部材収容室34内に収容され、インクを吸収保持する負圧発生部材32とを有している。負圧発生部材の下面側の領域の、インク供給部14から離れた部位には、負圧発生部材34の圧縮度を部分的に低下させるためのくり抜き部30が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェット記録ヘッドへ供給するためのインクを収容するインクカートリッジおよび該インクカートリッジを搭載したインクジェット記録装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機能を有する記録装置、あるいは、コンピューターやワードプロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーションなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情報に基づいて紙、布、プラスチックシート、OHP用シート等の被記録媒体に画像(文字や記号等を含む)を記録するものである。記録装置は、その記録方式により、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分けることができる。
インクジェット記録装置は、インクジェット記録ヘッド(単に「記録ヘッド」とも言う)から被記録媒体へインクを吐出して記録を行うものであり、記録ヘッドのコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録することができる。また、普通紙に特別の処理を必要とせずに記録することができ、ランニングコストが安く、さらに多種類のインク(例えばカラーインク)を用いてカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有している。
インクカートリッジは、記録ヘッドに供給するためのインクを収容する液体収容容器であり、インクジェット記録装置に対して交換可能に構成されていることが多い。また、インクカートリッジから記録ヘッドへのインクの供給を良好に行うために、インクカートリッジ内に多孔質材料からなり、毛管力によりインクを保持する負圧発生部材を収容することが知られている。
本出願人は、このような負圧発生部材を利用しつつもインクカートリッジの単位容積あたりのインク収容量を増加させ、かつ、安定したインク供給を実現可能なインクカートリッジを提案している(特許文献1参照)。
図9を参照して特許文献1に示された従来のインクカートリッジの構成例について説明する。
インクカートリッジ110は、隔壁138によって仕切られた2つの内部空間を有している。一方は、負圧発生部材134を収容するための負圧発生部材収容室134であり、他方は、インクを自由状態で収容する液体収容室136である。
負圧発生部材収容室134の底面には、インクを記録ヘッドに供給するためのインク供給部114が設けられており、このインク供給部114内には、負圧発生部材132より高い毛管力を備えた圧接体146が配置されている。負圧発生部材収容室134の上面には、負圧発生部材収容室134の内外を大気連通させる大気連通口112と、バッファ空間144を形成するための複数のリブ142とが設けられている。
負圧発生部材収容室134と液体収容室136とは、隔壁138の下側に設けられた連通部140により互いに連通している。隔壁138には、その連通部140から上方に向かって大気連通溝138aが形成されている。大気連通溝138aは溝状に形成されているため、負圧発生部材132がその溝内に入り込むことはない。したがって、大気連通溝138a内のインクは自由状態で保持される。
なお、図中、点線で示されている「空気導入高さL1」は、大気導入溝138aの上端の高さを示しており、負圧発生部材収容室134内の気液界面がこの高さより低くなったときに、負圧発生部材収容室134内の空気が大気導入溝138a内に保持されたインクに接触する高さを示している。
以上のように構成されたインクカートリッジ110の使用時の挙動について説明する。なお、図9では、負圧発生部材132がインクを保持している領域は網線部で、また、インクが自由状態で保持されている領域は斜線部で示されている。また、図示する状態は、インクカートリッジ110内のインクが既にいくらか消費され、負圧発生部材収容室134内の気液界面が空気導入高さL1まで達した状態を示している。
気液界面が空気導入高さL1まで低下した状態でさらに記録を行うと、負圧発生部材132内に保持されていたインクが消費され、気液界面が空気導入高さL1よりもわずかに低くなる。すると、負圧発生部材収容室134内の空気が大気導入溝138a内のインクに接触する。ここで、液体収容室136内は負圧となっているため、上記空気は気泡となって大気導入溝138aおよび連通部140を経由して液体収容室136内に引き込まれる。これに替わって、液体収容室136内のインクが連通部140を経由して負圧発生部材132に供給され、負圧発生部材収容室134内の気液界面が再び上昇して気体導入高さL1に保たれる。このような気液交換動作によって、記録ヘッドによりインクが消費されてもその消費量に応じたインクが液体収容室136から負圧発生部材132に供給されるため、負圧発生部材132は一定量のインクを保持することとなる。したがって、記録ヘッドに対する負圧はほぼ一定となり、記録ヘッドへのインクの供給が安定化する。
なお、インクカートリッジ110内のインクの残量は、不図示のセンサによって検出される。このセンサは、負圧発生部材収容室134内に所定量のインクが残った状態で作動するように構成されており、これにより、記録ヘッドへの空気の導入が防止されている。また、インクカートリッジ110内に収容される負圧発生部材132としては、例えば、熱可塑性を有するオレフィン系樹脂からなる繊維体を用いたものが提案されている(特許文献2参照)。同文献の構成によれば、インクの収容安定性が向上すると共に、インクカートリッジ筐体と繊維体材料とが同種の材料からなるためにリサイクル性も向上する。
また、従来、気液交換動作の安定化を1つの目的として、収容する負圧発生部材の圧縮度を変化させて毛管力を調整したインクカートリッジが提案されている。図10は、負圧発生部材の圧縮度を変化させるための構造を示すインクカートリッジの横断面図である。
図10(a)のインクカートリッジ111は、図9のインクカートリッジ110同様、隔壁138によって負圧発生部材収容室150と液体収容室136とが仕切られている。負圧発生部材収容室150は、緩和部150aと圧縮部150bと傾斜部150cとから構成されている。緩和部150aは、隔壁138に隣接して設けられており、その幅寸法は液体収容室136の幅寸法と同一となっている。圧縮部150bは、緩和部150aの反対側に設けられており、その幅寸法は緩和部150aより小さくなっている。傾斜部150cは、緩和部150aと圧縮部150bとを接続する領域に設けられており、その幅寸法は、緩和部150aの幅寸法から圧縮部150bの幅寸法まで、徐々に変化するものとなっている。
このように形成された負圧発生部材収容室150に負圧発生部材132を押し込むと、その圧縮度は、緩和部150aでは比較的低くなり、一方の圧縮部150bでは比較的高くなる。したがって、緩和部150aにおける負圧発生部材132の毛管力が圧縮部150bと比較して小さくなる。このように負圧発生部材132における隔壁138側の毛管力を小さくすることにより、気液交換動作の促進や、インク供給部114へのインクの供給の安定化といった効果が得られる。
図10(b)、(c)は、上記インクカートリッジ111の比較例であるインクカートリッジ112、113の横断面図を示している。インクカートリッジ112は、上記インクカートリッジ111の外径幅寸法を変更することなく、負圧発生部材収容室151の圧縮部151bの幅寸法をインクカートリッジ111のものより小さくしたものである。これにより、負圧発生部材132の毛管力の差をより大きくすることができる。また、インクカートリッジ113は、負圧発生部材収容室152の圧縮部152bの幅寸法はインクカートリッジ111のものと同一であるが、緩和部152aの幅寸法がより大きくされている。また、それに併せて、インクカートリッジ113の外径幅寸法が大きくなっている。インクカートリッジ113の構成では、インクカートリッジ111の構成と比較して、緩和部152aにおける負圧発生部材132の圧縮度がより緩和される。
図11は、特許文献3に示された従来のインクカートリッジの構成例を示す縦断面図である。
インクカートリッジ115は、収容された負圧発生部材133を除く他の構造は図9のインクカートリッジ110と同様に構成されている。負圧発生部材133は、その角部のうち、連通部140に近接する角部が切り欠かれている。これにより、負圧発生部材収容室134内に負圧発生部材133が存在しない不存在部134aが設けられている。不存在部134aは、連通部140を介して液体収容室136に連通しており、インクカートリッジ115の使用時にはインクを自由状態で保持する。
特許第2951818号公報 特開平8−20115号公報 特許第2852914号公報
しかしながら、近年のインクジェット記録装置では、記録速度の高速化が進んでおり、インクカートリッジから記録ヘッドへの単位時間当たりのインク供給量も増加している。上述したような従来のインクカートリッジ(例えば図9参照)を用いてそのような高速記録動作を行う場合、インク供給部114の近傍の領域のインクが優先的に使用される結果として、負圧発生部材収容室134内の気液界面は、インク供給部114の上方を谷として略V字状となる。この状態で記録動作を継続すると、気液界面がさらに低下し、負圧発生部材132内に多量のインクを残した状態でインク切れを起こしてしまう。
このインク切れについて、図12を参照してより詳細に説明する。図12(a)は、図9の状態からさらにインクを消費して、液体収容室136内のインクを使い切った状態を示している。図12(b)は、図12(a)の状態から、通常の記録速度で記録動作が行われてインクが消費された状態を示している。図12(c)は、図12(a)の状態から、高速で記録動作が行われてインクが消費された状態を示している。
図12(b)に示すように、通常の記録速度で記録動作を行った場合、インクの消費速度はそれほど高速ではないため、負圧発生部材収容室134内の気液界面は略平行に保たれながら低下する。すなわち、負圧発生部材132内に保持されているインクがほぼ均一に供給されている状態である。一方、図12(c)に示すように、高速で記録動作を行った場合、インクの消費速度が高速であるため、気液界面は、インク供給部114の上方を谷として略V字上となる。図示する状態からさらに記録動作を継続すると、谷の部分がインク供給部114に達し、インクの供給が行われないため、負圧発生部材132内に多量のインクを残した状態でインク切れとなってしまう。負圧発生部材132内におけるインクの残留量は、負圧発生部材132の圧縮度にもよるが基本的にはインク供給部114から離れるほど多くなる。例えば、図12(c)では、インク供給部114から離れた隔壁138側に多量のインクが残留している。
このようなインクの残留に対して、図10に示したインクカートリッジ111のように、負圧発生部材収容室150の隔壁138側の断面幅寸法を大きく形成して、負圧発生部材132の圧縮度を緩和させることにより、負圧発生部材132の毛管力を部分的に小さくすれば、隔壁138側に残るインクの量は少なくなる。これは、隔壁138側の毛管力が小さくなるため、その領域における負圧発生部材132のインク保持力が低下するためである。しかしながら、このような方法による効果には未だ改善の余地が残されている。しかも、断面幅寸法を変化させることによって圧縮度を変化させるこの構成では、負圧発生部材収容室134の容積が小さくなり、収容できるインクの量が少なくなるといった問題がある。さらに、負圧発生部材収容室134をこのように形成すると、例えば負圧発生部材132に繊維材料を用いた場合に、その繊維材料からなる負圧発生部材132が収容室134の周壁に沿って安定的に接触することができず、周壁との間に隙間が形成されてしまう可能性もある。このような隙間は、インクカートリッジの挙動を不安定とする原因となる。
また、負圧発生部材132に適度な毛管力差を設けるためには、図10(b)に示すようにインクカートリッジ112の外径幅寸法はそのままにインク供給部114側の幅を狭めたり、図10(c)に示すようにカートリッジ113自体の幅寸法を大きくして隔壁138側の幅を広げたりする必要がある。しかながら、図10(b)の構成では、インクの収容効率が悪化すると共に、インク供給部114側の毛管力が過度に大きくなってしまい記録ヘッドへのインクの供給に悪影響を及ぼすおそれがある。また図10(c)の構成ではカートリッジ113の幅寸法が大きくなっており、近年の多色化や装置の小型化といった観点から考えると好ましくない。
また、図11に示したインクカートリッジ115では、連通部140の近傍の負圧発生部材133が切り欠かれて不存在部134aが設けられており、その不存在部134aにはインクが残留することはないから、上述したような隔壁138側のインクの残留を抑えるという点では有利ではあるもののその効果は大きくない。しかも、負圧発生部材133の角部を切り欠いているため、負圧発生部材133と周壁との圧接が不十分となり、両部材間に隙間が生じるおそれもある。例えば、負圧発生部材133と負圧発生部材収容室134の底面との間に、不存在部134aとインク供給部114とを連通するような隙間が生じれば、インクが漏れてしまう危険性もある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高速でインクを消費した場合であっても、カートリッジ内に残留するインクの量を少なくし、インクの利用効率を向上させたインクカートリッジおよび該インクカートリッジを搭載したインクジェット記録装置を提案することにある。
上記目的を達成するため、本発明のインクカートリッジは、記録ヘッドへインクを供給するためのインク供給部と大気連通口とを備えた負圧発生部材収容室と、前記負圧発生部材収容室と底部の連通部において連通し、前記連通部を除き実質的に密封された内部空間にインクを収容する液体収容室と、前記連通部が形成され、前記負圧発生部材収容室と前記液体収容室とを仕切る隔壁と、前記負圧発生部材収容室内に収容されインクを吸収保持する負圧発生部材とを有するインクカートリッジにおいて、前記負圧発生部材の下面側の領域の前記インク供給部から離れた部位に、前記負圧発生部材の圧縮度を部分的に低下させるための少なくとも1つのくり抜き部を設けたことを特徴とする。なお、本発明のインクカートリッジは、インクを収容するものに限らず、例えば、記録媒体に対する処理液を収容するものであってもよい。
本発明のインクカートリッジによれば、負圧発生部材のインク供給部から離れた部位にくり抜き部を設けたことにより、くり抜き部周辺の負圧発生部材の圧縮度が部分的に低下するため、その領域における毛管力が小さくなり、インク保持力が低下する。これにより、インク供給部から離れた領域からもインクが良好に供給されるため、高速でインクを消費した場合であっても負圧発生部材内のインクがほぼ均一に消費される。したがって、カートリッジ内に残留するインクの量が少なくなり、インクの利用効率が向上する。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記本発明のインクカートリッジを搭載して記録を行うものであるため、インクカートリッジを頻繁に交換する必要がなくなる。また記録動作を高速で行った場合であっても、記録ヘッドに空気が導入されてしまうといった不具合が発生しにくい。
上述したように本発明のインクカートリッジによれば、負圧発生部材にくり抜き部を設けることにより、その周辺の圧縮度を緩和させてインク保持力を低下させている。これにより、インク供給部から離れた領域からもインクが良好に供給されるため、高速でインクを消費した場合であっても、負圧発生部材内のインクがほぼ均一に消費され、カートリッジ内に残留するインクの量が少なくなり、インクの利用効率が向上する。また、本発明のインクジェット記録装置によれば、上記本発明のインクカートリッジを搭載するものであるため、インクカートリッジを頻繁に交換する必要がなく、記録動作を高速で行った場合の信頼性も向上する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態によるインクカートリッジの構成を示す縦断面図である。
インクカートリッジ10は、負圧発生部材32にくり抜き部30が形成されている点を除いては図9に示したインクカートリッジ110と同様に構成されている。
すなわち、インクカートリッジ10は、隔壁38によって仕切られた負圧発生部材収容室34および液体収容室36を有している。負圧発生部材収容室34の周壁には、図9のインクカートリッジ110同様に、インク供給部14、大気連通口12、バッファ空間44を形成するための複数のリブ42が設けられている。なお、インク供給部14は負圧発生部材収容室34の底面であって、隔壁38から離れた位置に設けられている。また、インク供給部14内には、負圧発生部材32より高い毛管力を備えると共に高い機械的強度を有する圧接体46が配置されており、圧接体46の上面と負圧発生部材32の下面とは互いに圧接するように構成されている。また、負圧発生部材収容室34と液体収容室36とは、隔壁38の下側に設けられた連通部140を介してそれぞれの底部同士が互いに連通している。液体供給室36は、その連通部140を除き、実質的に密封された内部空間を形成している。隔壁38には大気導入溝38aが、連通部140から上方に向かって形成されており、大気連通溝38aの上端の高さが空気導入高さL1で図示されている。
くり抜き部30は、その少なくとも一部が空気導入高さL1より下方であって、インク供給部14から離れた隔壁38の近傍に形成されている。くり抜き部30は、負圧発生部材32の一部を、インクカートリッジ10の幅方向(図10の上下方向参)に貫通して形成されており、その断面形状は円形となっている。くり抜き部30を設けることにより、くり抜き部30周辺の負圧発生部材32には圧縮緩和部32aが発生している。圧縮緩和部32aでは、負圧発生部材32の圧縮度がくり抜き部30の中心に向かって緩和されている。
このように構成されたインクカートリッジ10は、同カートリッジを着脱自在に保持する保持機構を備えた不図示のインクジェット記録装置に搭載して使用可能である。このインクジェット記録装置は、例えば、インクカートリッジ10のインク供給部14から供給されたインクを吐出する記録ヘッドを搭載するキャリッジと、インクカートリッジ10内のインク残量を検出するためのセンサと、それらの記録ヘッドやセンサの駆動を制御するための制御装置等を有し、制御装置から記録ヘッドに入力した記録信号に基づいて記録ヘッドからインクを吐出することにより記録動作を行う。
以下、インクカートリッジ10の使用時の挙動について図2、図3を参照して説明する。なお、図2、図3において、負圧発生部材32がインクを保持している領域は網線部で、負圧発生部材32の圧縮緩和部32aがインクを保持している領域は右下がり斜線部で、インクが自由状態で保持(収容)されている領域は左下がり斜線部で示されており、これにより、毛管力も小さくなっている。
図2(a)は、既にインクカートリッジ10内のインクが初期状態からいくらか消費された状態を示しており、負圧発生部材収容室34内の気液界面は空気導入高さL1に位置し、液体収容室36内の気液界面も初期状態より低くなっている。また、くり抜き部30では、インクが自由状態で保持されている。
次いで、さらにインクが消費されると、図2(b)に示すように、前述した気液交換動作によって、負圧発生部材収容室34内の気液界面の高さが空気導入高さL1に維持されながら、液体収容室36内のインクが消費されて液体収容室36内が空となる。この状態では、負圧発生部材32の空気導入高さL1より下方の領域と、くり抜き部30内にインクが保持されている。
次いで、さらにインクが消費されると、図2(c)に示すように、インク供給部14の近傍の領域のインクが優先的に使用され、気液界面は、インク供給部14の上方を谷として、なだらかな略V字状となる。なお、このときのインクの消費速度は、図12(c)の場合と同じ程度に高速とされている。
このように高速でインクを消費した場合であっても、気液界面が図12の従来のインクカートリッジ110と比較してなだらかな形状となるのは、くり抜き部30の周辺に発生した圧縮緩和部32aの作用による。すなわち、圧縮緩和部32aでは負圧発生部材32の圧縮度がインク供給部14側と比較して緩和されており、毛管力が相対的に小さくなっている。したがって、図12のインクカートリッジ110のような、毛管力がインク供給部114からの距離に関わらずほぼ一定となっている従来の構成に比べ、毛管力に差が設けられている本実施形態のインクカートリッジ10では、インク供給部14から離れた領域(圧縮緩和部32a)からもインクが良好に供給される。その結果、負圧発生部材32内のインクがほぼ均一に消費され、気液界面の形状もなだらかものとなる。
次いで、さらにインクが消費されると、図3(d)に示すように、気液界面ささらに低下して圧縮緩和部32a内に保持されていたインクの一部も消費される。
次いで、さらにインクが消費されると、図3(e)に示すように、くり抜き部30が大気開放される。すると、くり抜き部30内はインクを保持していることができなくなり、くり抜き部30内に保持されていたインクは、圧縮緩和部32aを経由してインク供給部14側の負圧発生部材32内に移動する。このように、くり抜き部30内に保持されていたインクがインク供給部14側に移動することにより、気液界面が一時的に平坦化する。
次いで、さらにインクが消費されると、図3(f)に示すように、毛間力の比較的小さい圧縮緩和部32aのインクが全て消費され、残りのインクはインク供給部14側の負圧発生部材32内に保持される。
次に、インクの消費量とインクカートリッジの負圧との関係を図4を参照して以下に説明する。
図4のグラフは、横軸にインクカートリッジのインク消費量を、縦軸にインク供給部からインクを引き出すために必要な負圧の大きさを示している。なお、グラフ内の63b部は、くり抜き部30を備えていない従来構造のインクカートリッジ110(図9参照)の特性を示しており、64部、65部は、本実施形態のインクカートリッジ10の特性を示している。また、66の一点鎖線は、記録ヘッドの記録動作に不具合を発生させない限界の負圧の大きさを示している。
まず、インクが満タン状態に充填されたインクカートリッジ10の初期状態から、負圧発生部材32内に保持されたインクのみが消費されて負圧発生部材収容室34内の気液界面が空気導入高さL1まで低下し、気液交換動作が開始されるまでの間は、61部に示すように、負圧は直線的に低下する。
次いで、図2(a)、(b)に示したように、気液交換動作が開始され、負圧発生部材収容室34内の気液界面を高さL1に保ちつつ液体収容室36内のインクを全て消費するまでの間は、62部に示すように、負圧は一定となる。
次いで、図2(c)に示したように、液体収容室36内が空となって、負圧発生部材32内のインクが消費され始めると、63a部に示すように、負圧は再び低下し始める。
ここで、従来構造のインクカートリッジ110の特性と、本実施形態のインクカートリッジ10の特性とを比較する。従来構造のインクカートリッジ110では、63b部に示すように、負圧はそのままさらに低下し続け、負圧の限界値に達する。これに対して、本実施形態のインクカートリッジ10では、図3(e)に示したように、くり抜き部30が大気開放された直後にくり抜き部30内に保持されていたインクがインク供給部14側に移動する結果として、64部に示すように負圧は一旦上昇する。その後、インクカートリッジ10内のインクがなくなるまで、65部に示すように、負圧は再び低下し続ける。
以上説明したように、本実施形態のインクカートリッジによれば、負圧発生部材32の下面側であって隔壁38の近傍にくり抜き部30を設けているため、くり抜き部30周辺の負圧発生部材32に圧力緩和部32が発生している。圧力緩和部32では、その毛管力がインク供給部14に比べて小さくなり、インク保持力が低下している。このように、従来、インクが残りやすかった領域のインク保持力を低下させることにより、その領域からのインクの供給が良好に行われ、負圧発生部材32内のインクがほぼ均一に消費されるようになる。したがって、カートリッジ内に残留するインクの量が少なくなり、インクの利用効率が向上する。
また、くり抜き部30はインクを自由状態で保持するものであるため、くり抜き部30を設けることで、負圧発生部材34内に保持されるインクの量が増加し、インクの保持効率が向上する。
また、くり抜き部30は負圧発生部材32の下面から所定の高さに位置しているため、図3(f)に示したように、気液界面がくり抜き部30まで低下してくり抜き部30が大気開放された時点で、保持されていたインクが一斉に負圧発生部材32内に供給され、一時的に気液界面が平坦化する。したがって、従来構造(図12(c)参照)のように気液界面が略V字状となることが防止され、記録ヘッドに空気が導入されてしまうと言った不具合も発生しにくくなる。
なお、くり抜き部30による上記のような効果を得るためには、本実施形態のように、くり抜き部30をある程度高い位置(例えばその一部が連通部40より高くなる程度の位置)に形成する必要がある。上述したように、くり抜き部30を設けることによりその周辺の毛管力が低下するため、気液界面のV字形状は従来構造と比べてなだらかになるものの、略V字状となる傾向があることには変わらない。したがって、くり抜き部30の位置が低すぎる場合では、気液界面がくり抜き部30まで低下する前にインク供給部14が先に露出してしまう可能性もある。これでは、くり抜き部30内にはインクがそのまま残留してしまい、上記のようなインク保持効率の向上や、気液界面の平坦化といった効果を得ることはできない。
さらに、本実施形態によれば、図10、図11に示した従来のインクカートリッジと比較して次のような効果が得られる。
まず、図10のインクカートリッジ111〜113は負圧発生部材収容室150〜152の断面幅寸法を変化させて負圧発生部材132の圧縮度を変化させるものであったが、本実施形態のインクカートリッジ10は負圧発生部材収容室34の断面幅寸法を変化させる必要がない。したがって、断面形状を矩形としてもよく、インクの収容効率を悪化させたり、インクカートリッジの大型化を招いたりすることがない。また、断面形状が矩形であれば、負圧発生部材32に繊維材料を用いた場合であっても、負圧発生部材32は、周壁との間に隙間を生じることなく良好に収容される。もっとも、本発明は断面形状が矩形であることに限られるものではなく、インクカートリッジ111〜113の負圧発生部材にくり抜き部を形成してもよい。
また、図11のインクカートリッジ115は負圧発生部材133の角部が切り欠かれたものであったが、本実施形態のインクカートリッジ10に収容された負圧発生部材32は角部を切り欠く必要はない。したがって、負圧発生部材32の外壁面と負圧発生部材収容室34の周壁面とが安定的に当接し、インクが漏れるといった不具合の発生が抑えられる。また、図11の構成でも、負圧発生部材133の切り欠かれた角部周辺の圧縮度は低減するものの、本実施形態のくり抜き部30による作用と比較してその効果は大きくない。
また、インクジェット記録装置が、本実施形態によるインクカートリッジ10を搭載して記録を行うものであれば、インクカートリッジ10を頻繁に交換する必要がなくなる。これは、上述したように本実施形態のインクカートリッジ10は、残留するインクの量が少ないためインクの利用効率がよいこと、および、くり抜き部30にインクを自由状態に保持でき、インクの保持効率がよいことによる。また、インクカートリッジ10では、インクの消費速度が高速であっても気液界面は比較的平坦なまま低下するため、インクジェット記録装置の記録動作の高速化に有利であるとともに、その場合であっても、記録ヘッドに空気が導入されてしまうといった不具合も発生しにくい。
なお、図1に示したように、本実施形態のくり抜き部30は断面が円形で負圧発生部材32を貫通するものであったが、周辺の負圧発生部材の所定の領域に圧力緩和部を発生させるものであれば、くり抜き部の形状は種々変更可能であり、例えば図5に示すようなものであってもよい。なお図5(a)は本実施形態のくり抜き部30を示している。
図5(b)のくり抜き部30bは、断面が円形ではなく矩形に形成されている。このように、断面形状は円形に限らず多角形としてもよい。図5(c)のくり抜き部30cは、負圧発生部材32を貫通するものではなく、負圧発生部材32の両側面に1つずつ形成されている。くり抜き部30bは、側面から所定量だけ掘り込まれることによって形成されている。なお、図5(c)では2つのくり抜き部30cが形成されているが、個数は限定されるものではない。図5(d)のくり抜き部30dは、図5(b)のくり抜き部30bに連続するように、その下部に他の空間が形成されたものである。このようなくり抜き部30dは、例えば、負圧発生部材32の底面から他のくり抜き部を掘り込んで、くり抜き部30bと連続させることによって形成可能である。
さらに、負圧発生部材の側面から掘り込むことによって形成した上記くり抜き部30、30b〜30dの他にも、負圧発生部材の内部に密閉空間を形成してくり抜き部としてもよい。このようなくり抜き部は、例えば、2つの負圧発生部材を圧接して1つの負圧発生部材とするものであって、その2つの部材の対向面の両方または一方に掘り込み部を形成し、それら圧接することで形成可能である。
(第2の実施形態)
第1の実施形態のインクカートリッジ10は、インク供給部14が隔壁38から離れた位置に設けられたものであったが、インク供給部の配置位置は特に限定されるものではなく、図6、図7に示すようなものであっても本発明を適用することができる。
図6のインクカートリッジ11は、インク供給部14aが負圧発生部材収容室34の底面のほぼ中央に設けられている。この場合、負圧発生部材32の下面側の両側にくり抜き部51a、51bをそれぞれ設けることが好ましい。インク供給部14aから、各くり抜き部51a、51bまでの距離はほぼ同一となっており、これにより、負圧発生部材32内のインクの消費がほぼ均一に行われるようになっている。また、くり抜き部51a、51bの周囲には、負圧発生部材32の圧縮度が緩和された圧縮緩和部32a、32bがそれぞれ発生している。
このように構成されたインクカートリッジ11では、図6(b)に示すように、インクの消費が進んだ場合であっても、両端の圧縮緩和部32a、32bから中央のインク供給部14aに向けて良好にインクが供給されるため、インクは、その気液界面がほぼ平坦なまま低下する。その後、さらにインクが消費されると、図3(e)、(f)に示したような挙動により、くり抜き部51a、51b内のインクが負圧発生部材32内に供給され、次いで圧縮緩和部32a、32b内のインクが消費される。その結果、負圧発生部材32内におけるインクの残留量が最小限に抑えられる。
図7のインクカートリッジ12は、インク供給部14bが、負圧発生部材収容室34の隔壁38に対向する周壁の下側に設けられている。また、くり抜き部52は、負圧発生部材32の下面側であってインク供給部14bから離れた部位に1つのみ形成されており、くり抜き部52の周辺には圧力緩和部32aが発生している。
上述したように、インク供給部14a、14bの配置位置を種々変更した場合、くり抜き部51a、51b、52は、インク供給部14a、14bから離れた部位、すなわち、インクが残留しやすい領域内に形成することが好ましい。
さらに、以上説明したインクカートリッジは、横断面形状が長方形の細長い負圧発生部材を収容するものであったが、本発明は例えば図8に示すような負圧発生部材を収容するインクカートリッジにも適用可能である。図8の負圧発生部材33は、横断面形状がほぼ正方形に形成されており、部材下面のほぼ中央に位置するインク供給部14にインクを供給するものである。このような構成の場合、くり抜き部32eを例えば各側面に1つずつ設けてもよい。これにより、インク供給口14から各くり抜き部14までの距離はほぼ同一となり、負圧発生部材33内のインクがほぼ均一に消費されるものとなる。
本発明の第1の実施形態によるインクカートリッジの構成例を示す縦断面図である。 図1のインクカートリッジの使用時の挙動を説明するための図である。 図1のインクカートリッジの使用時の挙動を説明するための図である インクの消費量とインクカートリッジの負圧との関係を示すグラフである。 くり抜き部の種々の変形例を示す斜視図である。 第2の実施形態によるインクカートリッジの一例を示す縦断面図である。 第2の実施形態によるインクカートリッジの他の例を示す縦断面図である。 負圧発生部材の外形形状を変形した一例を示す斜視図である。 従来のインクカートリッジの構成例を示す縦断面図である。 負圧発生部材の圧縮度を変化させる構造部を有する従来のインクカートリッジを示す横断面図である。 負圧発生部材の1つの角部が切り欠かれた従来のインクカートリッジの構成を示す縦断面図である。 インクを高速で消費した場合に発生するインクの残留について説明するための図である。
符号の説明
10 インクカートリッジ
12 大気連通口
14、14a、14b インク供給部
30、30b、30c、30d、30e、51a、51b、52 くり抜き部
32、33 負圧発生部材
32a、32b 圧縮緩和部
34 負圧発生部材収容室
36 液体収容室
38 隔壁
38a 大気導入溝
40 連通部
42 リブ
44 バッファ空間
46 圧接体
1 空気導入高さ

Claims (7)

  1. 記録ヘッドへインクを供給するためのインク供給部と大気連通口とを備えた負圧発生部材収容室と、前記負圧発生部材収容室と底部の連通部において連通し、前記連通部を除き実質的に密封された内部空間にインクを収容する液体収容室と、前記連通部が形成され、前記負圧発生部材収容室と前記液体収容室とを仕切る隔壁と、前記負圧発生部材収容室内に収容されインクを吸収保持する負圧発生部材とを有するインクカートリッジにおいて、
    前記負圧発生部材の下面側の領域の前記インク供給部から離れた部位に、前記負圧発生部材の圧縮度を部分的に低下させるための少なくとも1つのくり抜き部を設けたことを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 前記隔壁の前記負圧発生部材収容室側には、前記負圧発生部材収容室内の空気を前記液体収容室内に導入するための大気導入溝が、前記連通部から上方に向かって形成されており、
    前記くり抜き部の少なくとも一部は、前記大気導入溝の上端より低い位置に設けられている、請求項1に記載のインクカートリッジ。
  3. 前記くり抜き部の少なくとも一部は、前記連通部より高い位置に設けられている、請求項1または2に記載のインクカートリッジ。
  4. 前記くり抜き部は、前記隔壁に当接する前記負圧発生部材の側面の近傍に設けられている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  5. 前記くり抜き部は前記負圧発生部材を貫通して形成されている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載に記載のインクカートリッジ。
  6. 前記負圧発生部材は繊維材料からなる、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のインクカートリッジを搭載して記録を行うインクジェット記録装置。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012061737A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 S T Sangyo Kk インクカートリッジ
JP2012121275A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Jit Kk インク制御機構、インク貯蔵容器

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