JP2005348710A - そら豆健康増進食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来、菓子類といった嗜好性の強い食品材料として知られていた生餡、こし餡、つぶ餡などの加工方法を改変した健康増進効果の高い食品材料の提供。
【解決手段】 収穫後12時間以内の生そら豆をサヤごと水で茹でた後にサヤを除去し適量の水と適量の調味料を加え、加熱、撹拌、濃縮、磨潰してペースト状にする。該品を成人男女が1日100g摂取することで、夫々の1日当たりの平均必要量に対して、ビタミンEでは約10%、ビタミンKでは約20%、ナイアシンでは約6%、ビタミンB1では約9%、ビタミンB2では約7%、ビタミンB6では約9%、葉酸では約22%、パントテン酸では約4%、ビタミンCでは約2%、カルシウムでは約3%、鉄では約8%、リンでは約4%、マグネシウムでは約5%、カリウムでは約16%、銅では約5%、亜鉛では約4%分を摂取できる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、そら豆に適量の水と適量の調味料を加え加熱、撹拌、濃縮した後に磨り潰すことでペースト状とした、そら豆が主原料であることを特徴とするそら豆健康増進食品に関するものである。
従来、豆類を主原料にした食品としては、タンパク質の割合が多い豆類、例えば大豆などは健康増進効果の高い食材として一般的に知られ利用されているが、炭水化物の割合が多い豆類、例えば小豆やいんげん豆や青エンドウなどは、健康増進効果の高い食材としてよりは菓子類といった嗜好性の強い食品用の食材として一般的に知られていて、例えば餡子の主原料として小豆(小豆こし餡や小豆つぶ餡として)やいんげん豆(白あんとして)や青エンドウ(うぐいすあんとして)などは利用されているが、一般的に砂糖分が多いためかなりエネルギーが高いので多く取ることは健康上注意を要するという指摘を受けているし、需要のほうも餡入り生菓子、和菓子、洋菓子、餡パン、クリームパンなどのパン類、饅頭、団子、汁粉、おはぎ、羊羹、どら焼きなどの食品材料として利用されているが、健康増進効果は期待されていないという問題点があった。
また、従来、糖類を加える以前の生餡、こし餡の公知の製法としては、原料豆→原料豆煮熟する→製あん機を通過させる(原料豆を粉砕する)→ふるいを通過させる(水シャワーをかけながら種皮とあん粒子とを分離する)→水さらしをする(水槽にあん汁を入れてあん粒子を沈殿させてうわずみ水を排水する)→脱水する(あん汁をしぼり袋に入れてプレス機にかけ脱水して水分58%〜65%程度の生餡を得る)の各工程からなるものであった。
また、従来、炭水化物の割合が多い豆類で比較的健康成分が多いことで知られているそら豆の利用または加工品としての活用があまりなされてこなかったが、その原因のひとつとして、収穫時期の季節性が強かったり、短かったり、収穫して短時間で栄養成分や風味が減少したり、特にサヤから取り出すと数時間で栄養成分や風味が減少したりすることが一般的に知られている。
それでも近年になって、そら豆の健康食品への開発事例が見られるようになってきており、例えば、乾燥した蚕豆を洗浄し、適時間水に浸して後摺潰し、適量の水と少量の食塩を加えて、沈殿した澱粉質を除去した後、適宜調味料を加え加熱して可食食品とした製品を、乾燥して粉末状とした後、適宜大の顆粒状に成形したことを特徴とする蚕豆を原料とする健康食品の製品法が知られている。(特公昭61−21065号公報を参照する)
さらに近年になって、「食料・農業・農村白書平成14年度版」でも指摘しているように、未病対策や健康意識の高まりから各種ビタミン類や各種ミネラル類の人体への摂取の必要性が認識されるようになってきたが、通常の食生活では各種ビタミン類や各種ミネラル類の推奨1日摂取量を十分に摂取していないことが認識されるようになってきた。その結果、ビタミンサプリメントやミネラルサプリメントなどの健康補助食品と呼ばれるものが一般的になり、人体1日あたりのビタミン摂取量やミネラル摂取量を得る手段として丸薬、カプセル、エリキシル、錠剤、粉末その他の状態で市場に流通するようになった。
ところが、従来の生餡、こし餡、つぶ餡の製造方法では不可欠とされる、水さらし工程で水を大量に使用するという問題が指摘されていたが、従来の小豆やいんげん豆や青エンドウでは、含まれる種皮に渋みやエグミを有するという関係で製品の食味に影響を与えるために必要であるとされていた。この結果、多額の上下水道料金を必要とし、排水処理等公害対策に多大の労力や費用を要し、しかも、生餡、こし餡、つぶ餡からの成分流失という問題も指摘されている。
また、従来の方法では、その製造工程で食物繊維や栄養分が豊富な種皮が取り除かれてしまうことが、健康増進食品になりきれない理由のひとつとされている。
また、従来の生餡、こし餡、つぶ餡では、水分含量が高いために保存性が非常に悪く、茹で小豆や生餡から練り餡を製造する場合には、茹で小豆あるいは生餡製造後、直ちに練り餡を製造しなければならず、大量に製造する場合などは、低温保存しなければならないなどの制約があり、取り扱いにくいものであった。
また、従来の生餡、こし餡、つぶ餡の製造方法では、水分含量が高いために保存性が悪いとされてきた理由のひとつとして、製造してから時間が経つと水分が表面にしみ出てくるという分離水という現象が知られており、この分離水によって、製品の価値が低下したり、日持ちが悪くなったり、前記餡を包む素材へ移行してその素材をべたつかせたりするという問題や、この分離水によって黴菌やバクテリアなどの微生物が繁殖しやすくなり前記餡の腐敗が早く生じてしまう。
また、特公昭61−21065号の蚕豆を原料とする健康食品の製品法の開発案件では、単品の健康食品としては優れたものではあるけれど、沈殿した澱粉質を除去する工程に伴い成分の流出は避けられず、また、応用例が狭く汎用性に問題点があるという指摘を受けている。
また、市販のビタミンサプリメントやミネラルサプリメントの中の多くの成分は、小児または老人または味に敏感な消費者の中には、特にこれらの製品の摂取を不快だと感じている人が多いといわれ、さらにこれらの食品や製品の形または味に対する強い嫌悪感さえ感ずる人も多いといわれている。
また、健康を意識する一般的な消費者間では、天然に存在する各種ビタミン類や各種ミネラル類および他の栄養素を取得することのニーズは高く、「天然の」ビタミン類や「天然の」ミネラル類や「天然の」他の栄養素を組合わせた健康食品や健康増進製品や健康補助食品(サプリメント)の要求が強くなっていることに着目し、本発明の発明者たちは、従来、嗜好品のイメージが強かった小豆などの炭水化物の割合の多い豆類の成分を調査してみることにした。
表1は、古来から日本で親しまれている菓子類の材料でありペースト状食品の代表である、小豆こし餡や小豆つぶ餡とその原料である乾燥小豆の健康成分である、タンパク質や脂質や炭水化物やミネラル類やビタミン類や食物繊維類を「五訂日本食品標準成分表」から引用し、糖度は有限会社アーリイバード食品研究所(新潟市)にて分析して、その結果を示した。なお、糖度計には株式会社シロ産業(東大阪市)のポータブルブリックス計SRA−150を使用した。
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表1で注目すべきデータは、小豆こし餡や小豆つぶ餡の各ミネラルや各ビタミンの数値が原料である乾燥小豆の各ミネラルや各ビタミンの数値より減少していることにある。このことは、従来の小豆こし餡や小豆つぶ餡の製造方法に問題があるといえる。何故なら、製造工程の中に水さらしという工程が一般的であるからである。そのことを表1の数値より検証してみることにする。
例えば、乾燥小豆と小豆こし餡の比較では、カリウムでは1500mgから60mgしか残らず、カルシウムでは約67%流出し、マグネシウムでは約75%流出し、リンでは約76%流出し、鉄では約48%流出し、亜鉛では約52%流出し、銅では約66%流出し、ビタミンEでは約67%流出し、ビタミンKでは約12%流出し、ビタミンB1では約95%流出し、ビタミンB2では約69%流出し、ナイアシンでは約95%流出し、ビタミンB6ではなんと全量流出し、葉酸では約98%流出し、パントテン酸では約93%流出し、ビタミンA(総量)でもなんと全量流出し、水溶性食物繊維では約75%流出し、不溶性食物繊維では約61%流出し、特に各種ビタミン類の流出量は驚くべき数値になった。
また例えば、乾燥小豆と小豆つぶ餡の比較では、カリウムでは1500mgから160mgしか残らず、カルシウムでは約75%流出し、マグネシウムでは約81%流出し、リンでは約79%流出し、鉄では約72%流出し、亜鉛では約52%流出し、銅では約70%流出し、ビタミンEでは約67%流出し、ビタミンKでは約25%流出し、ビタミンB1では約95%流出し、ビタミンB2では約81%流出し、ナイアシンでは約95%流出し、ビタミンB6では約92%流出し、葉酸では約94%流出し、パントテン酸では約82%流出し、ビタミンA(総量)ではなんと全量流出し、水溶性食物繊維では約58%流出し、不溶性食物繊維では約69%流出し、特に各種ビタミン類の流出量は驚くべき数値になり、さらに小豆つぶ餡の方が小豆こし餡よりも全体的に成分の流出量は多かった。
次に、表2は、上述した小豆こし餡や小豆つぶ餡とその原料である乾燥小豆についで、古来から日本で親しまれている菓子類の材料でありペースト状食品の代表である、いんげんこし餡とその原料である乾燥いんげんの健康成分である、タンパク質や脂質や炭水化物やミネラル類やビタミン類や食物繊維類を「五訂日本食品標準成分表」から引用し、糖度は有限会社アーリイバード食品研究所(新潟市)にて分析して、その結果を示した。なお、糖度計には株式会社シロ産業(東大阪市)のポータブルブリックス計SRA−150を使用した。
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表2で注目すべきデータは、いんげんこし餡の各ミネラルや各ビタミンの数値が原料である乾燥いんげんの各ミネラルや各ビタミンの数値より減少していることにある。このことは、従来のいんげんこし餡の製造方法に問題があるといえる。何故なら、製造工程の中に水さらしという工程が一般的であるからである。そのことを表2の数値より検証してみることにする。
例えば、乾燥いんげんといんげんこし餡の比較では、カリウムでは1500mgから55mgしか残らず、カルシウムでは約54%流出し、マグネシウムでは約70%流出し、リンでは約81%流出し、鉄では約55%流出し、亜鉛では約68%流出し、銅では約88%流出し、ビタミンEでは約33%流出し、ビタミンKでは約62%流出し、ビタミンB1では約98%流出し、ビタミンB2では約90%流出し、ナイアシンでは全量流出し、ビタミンB6でも全量流出し、葉酸では約84%流出し、パントテン酸では約89%流出し、ビタミンA(総量)でもなんと全量流出し、水溶性食物繊維では約85%流出し、不溶性食物繊維では約50%流出し、特に各種ビタミン類の流出量は驚くべき数値になった。
表1と表2の数値を検証した結果では、原料の乾燥小豆や乾燥いんげんが比較的健康成分の多い食材であるといえるのに、製造方法に問題があるために原料の健康成分を生かしきれていないという点が明らかになった。
なお、ここで、各種ビタミン類または各種ミネラル類に対する人体の生理学的必要量が一般的にどれくらいなのかを調べてみることにする。これには、厚生省が発刊している、第6次改定 日本人の栄養所要量を利用することにする。
それによると、日本人の栄養所要量は、健康人を対象として、国民の健康の保持・増進、生活習慣病予防のために標準となるエネルギー及び各栄養素の摂取量を示すものであり、栄養欠乏症を予防する観点から、特定の年齢層や性別集団の必要量を測定し、その集団における50%の人が必要量を満たすと推定される1日の摂取量を「平均必要量」とした。
平均必要量に関しては、表3−1、表3−2、表3−3は、各種ビタミン類の「平均必要量」を示し、表4−1、表4−2は、各種ミネラル類の「平均必要量」を示している。(詳細は第6次改定 日本人の栄養所要量を参照する)
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表1、表2、表3−1,2,3、表4−1,2より、ビタミンに関しては、体内の様々な生理現象の潤滑油的な働きをする「必須」の微量栄養素であり、体内では全く合成されないか、もしくは必要とされる量全部を合成することができないため、食物などから補給しなくてはならない。ビタミンは、一種類でも不足すると特有の欠乏症状があらわれることが、一般的に知られている。
なお、各ビタミンの身体の中での基本的な働きは以下のとおりである。
「ビタミンA」に関しては、人体の中での働きとして、健康な骨や歯、肌、体内の組織形成・成長、その回復などに必要であり、発育や活力の増進、妊娠中や授乳期には重要であるが、不足すると、抵抗力が低下し、カゼやそのほかの病気に感染しやすくなったり、眼球が乾いた感じになりやすくなったり、歯ぐきの病気や毛髪のパサつき、肌の乾燥や嗅覚を失うといった症状も出やすく、一日当たりの必要摂取量は、表3−1を参照する。
「ビタミンB1」に関しては、人体の中での働きとして、糖質の代謝に必要な酵素を助ける役目を果たし、ご飯やパン、糖類を摂取した際にビタミンB1がないと、エネルギーに変えることができないし、体内の様々な機能の正常は働きを維持するために重要であるが、不足すると、食欲がなくなり、体がだるく、疲れやすくなったり、うつ病や便秘、発育不振、息切れ、手足のしびれ、集中力の低下などの精神活動の低下も起こしやすくなり、一日当たりの必要摂取量は、表3−2を参照する。
「ビタミンB2」に関しては、人体の中での働きとして、成長促進作用があり「成長のビタミン」とも言われ、栄養の3大要素である炭水化物、脂質、糖質を効率良くエネルギーに転換して成長を促し、皮膚や粘膜を健康に保つ働きをするが、不足すると、皮膚に炎症がおきたり、唇の角やまわりに口内炎や舌炎が生じ易くなり、一日当たりの必要摂取量は、表3−2を参照する。
「ビタミンB6」に関しては、人体の中での働きとして、たんぱく質の代謝に重要な作用を行い、抗アレルギー作用、糖質や脂質の代謝、目や毛髪、肌、爪の健康維持に必要であるが、不足すると、人体の成長の遅れ、筋力の低下、皮膚炎や不眠、いらいら、食欲不振などを引き起こし、一日当たりの必要摂取量は、表3−2を参照する。
「葉酸」に関しては、人体の中での働きとして、ビタミンB12とともに赤血球の生産に不可欠であり、不足すると、悪性貧血をおこしたり、腸管粘膜に新しい細胞ができないことで、潰瘍になりやすくなり、一日当たりの必要摂取量は、一日当たりの必要摂取量は、成人男女とも約0.4mgであることが一般的に知られている。
「ナイアシン(ニコチン酸)」に関しては、まず、人体の中での働きとして、発育増進、ホルモンや脂肪酸の合成、血行促進、神経系統の正常な機能維持に必要であり、不足すると、食欲不振や消化不良、下痢などの胃腸障害や、皮膚炎をおこしやすくなり、一日当たりの必要摂取量は、表3−3を参照する。
「パントテン酸」に関しては、人体の中での働きとして、エネルギー代謝促進、ストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの合成促進、善玉コレステロールの増加に必要であり、不足すると、怒りっぽくなったり、腹痛や便秘、頭痛や、皮膚炎をおこしやすくなり、一日当たりの必要摂取量は、表3−3を参照する。
「ビタミンC」に関しては、人体の中での働きとして、風邪のウィルスと戦うインターフェロンの生産を促進し、ストレスへの抵抗力を高める副腎皮質ホルモンの生成や、丈夫な血管や肌、筋肉、骨づくりに欠かせないコラーゲンの生成にも必要であり、紫外線による反応予防、抗酸化作用、鉄の吸収促進(貧血予防)などにも効果があるとされ、不足すると、かぜにかかりやすくなるとか、全身の倦怠感や食欲不振のほか、歯ぐきから出血しやすくなったり、肌荒れや、身体の回復力の低下などがおこりやすくなり、一日当たりの必要摂取量は、表3−3を参照するが、喫煙者はその2倍必要であることが一般的に知られている。
「ビタミンE」に関しては、人体の中での働きとして、老化やガン、動脈硬化の引き金となる過酸化脂質の生成を抑制し、老化やボケ防止、抗酸化作用に重要な作用を行い、性ホルモンの分泌促進、生殖能力の向上に必要であり、不足すると、しみができやすいとか、冷え性、赴任や流産、動脈硬化、心臓病、糖尿病などを引き起こしやすくなり、一日当たりの必要摂取量は、表3−1を参照する。
「ビタミンK」に関しては、人体の中での働きとして、血液の凝固作用に不可欠であり、正常な肝臓機能の維持に重要な成分であるが、不足すると、出血しやすくなったり、出血が止まりにくくなったりし、一日当たりの必要摂取量は、表3−1を参照する。
表1、表2、表3−1,2,3、表4−1,2より、ミネラルに関しては、カルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、亜鉛、銅、などは人間の体重の約4%と微量な構成要素であり、その役割は極めて重要で、不足すると健康を損なうことが、一般的に知られている。
なお、各ミネラルの人体の中での基本的な働きは以下のとおりである。
「カルシウム」に関しては、人体の中での働きとして、骨の形成の他、筋肉の伸縮量を高め、刺激に対する神経の感受性を鎮めるなどの働きをして、不足すると、骨や歯の形成障害、成長障害、骨粗鬆症の危険性が増大し、欠乏が続くと、骨からあふれだしたカルシウムが血管壁などに沈着し、高血圧、動脈硬化、糖尿病、痴呆症などの誘因になり、一日当たりの必要摂取量は、表4−1を参照する。
「マグネシウム」に関しては、人体の中での働きとして、骨や歯などの硬組織の形成、カルシウムと共同して筋肉の収縮、神経の情報伝達に寄与し、酵素の活性化にも重要な作用をし、不足すると、骨の形成障害、虚血心疾患、知覚障害、動脈硬化などの原因になり、一日当たりの必要摂取量は、表4−1を参照する。
「リン」に関しては、人体の中での働きとして、骨や歯の主成分であり、筋肉や脳、神経、肝臓、肺臓、リン脂質、核酸など身体の構成要素として重要であり、成長や身体の修復に関わる生体機能を調節し、糖質代謝を円滑に進めるためにも必要であるが、不足すると、骨や歯の形成障害、歯槽膿漏、筋力低下などを引き起こし、一日当たりの必要摂取量は、表4−1を参照する。
「ナトリウム」に関しては、人体の中での働きとして、カリウムと共に細胞内外液の物質交換に作用し、暑さによる疲労や日射病の予防に寄与し、筋肉や神経が正常に機能するのを助けるが、不足すると、倦怠感、食欲低下、神経不安などを引き起こし、一日当たりの必要摂取量は、成人男女とも500mgまでであることが、一般的に知られている。
「カリウム」に関しては、人体の中での働きとして、ナトリウムと共に細胞内外液の物質交換に作用し、浸透圧や、酸・アルカリ、水分バランスをコントロールしたり、心肺のリズムを正常に保ち、ナトリウムによる血圧の上昇を抑えたり、尿へのナトリウムの排泄を促すが、不足すると、疲労感や脱力感、筋力低下、不整脈などを引き起こし、一日当たりの必要摂取量は、表4−2を参照する。
「鉄」に関しては、人体の中での働きとして、赤血球に含まれるヘモグロビンの構成成分となり、肺から体内の各組織に酸素を運搬するが、不足すると、貧血、息切れ、疲れやすい、免疫力低下などを引き起こし、一日当たりの必要摂取量は、表4−1を参照する。
「銅」に関しては、まず、人体の中での働きとして、鉄が効率よく働くための重要な成分であり、ヘモグロビンの合成に不可欠な鉄を利用しやすい形にするが、不足すると、貧血、骨格異常、毛髪、皮膚の色素脱失などを引き起こし、一目当たりの必要摂取量は、表4−2を参照する。
「亜鉛」に関しては、人体の中での働きとして、たんぱく質、遺伝子合成、インシュリンの形成を助け、不足すると、成長障害、味覚・嗅覚異常、皮膚炎、血糖上昇、生殖能力の低下などを生じさせ、成人男女とも一日当たりの必要摂取量は、表4−2を参照する。
また、表1、表2、表3−1,2,3、表4−1,2より、そら豆の各ビタミン類や各ミネラル類の含有量が、小豆やいんげん豆と比較すると、総合的に優位であることが理解できる。
また、表1、表2、表3−1,2,3、表4−1,2より、例えば、成人男女がそら豆を1日100g摂取することで、夫々の1日当たりの平均必要量に対して、ビタミンAでは約200%、ビタミンEでは約10%、ビタミンKでは約20%、ナイアシンでは約6%、ビタミンB1では約9%、ビタミンB2では約7%、ビタミンB6では約9%、葉酸では約22%、パントテン酸では約4%、ビタミンCでは約58%、カルシウムでは約3%、鉄では約8%、リンでは約4%、マグネシウムでは約5%、カリウムでは約16%、銅では約5%、亜鉛では約4%分を摂取できる。
また、表1と表2より、そら豆に見出された、天然ビタミンおよび必須ビタミンや天然ミネラルおよび必須ミネラルの実験室分析の結果、または、そら豆と小豆といんげん豆との含有成分の比較結果を示す。つまり、そら豆は小豆やいんげん豆よりもビタミンの含有率やミネラルの含有率が高濃度であることを示している。これらの試験結果はそら豆がすぐれた栄養源であることを証明する。
本発明は、上述した問題点を解決するために成されたものであり、従来、健康増進効果の高い食材としてではなく菓子類といった嗜好性の強い食品用の材料として知られていた生餡、こし餡、つぶ餡などを健康増進効果の高い食品材料として変化させることで、従来の生餡、こし餡、つぶ餡などを利用した多くの製品も健康増進食品に変化させることを可能とする健康増進食品の提供を目的とする。
また、従来、炭水化物の割合が多い豆類の中では比較的健康成分が多いにも関わらず加工食品への応用開発が遅れていたそら豆の開発製品の提供を目的とする。
また、従来の生餡、こし餡、つぶ餡などの問題点であった、分離水を減少させることで賞味期間を長くすることができ、かつそのことが健康増進効果を向上させることと両立させることを可能とした健康増進食品の提供を目的とする。
また、従来の生餡、こし餡、つぶ餡などの問題点であった、健康成分の流出を減少させることで健康増進効果を向上させた健康増進食品の提供を目的とする。
さらに、各種天然ビタミン類や各種天然ミネラル類が、人体で消費または摂取しやすいように構成されており、かつ小児および老人または味に敏感な消費者でも好まれる嗜好を有する健康食品または健康増進製品または健康補助食品の提供を目的とするものである。
課題を解決するための第一の手段として、収穫直後の生そら豆をサヤごと適量の水で適時間茹でた後にサヤを除去し、前記加熱そら豆に適量の水と適量の調味料を加え加熱、撹拌、濃縮した後に磨潰手段を用いてペースト状とし、かつそら豆が主原料であることを特徴とするそら豆健康増進食品の提供を目的とする。
なお前記そら豆に関しては、一般的にはマメ科ソラマメ属のことであり、大きさにより3種類の分類が知られており、大粒の一寸種、小粒種の八分豆、長莢種に分類されるが、本発明で使用する場合は特に品種は問わない。だが、本発明では新規の試みとして、「五訂日本食品標準成分表」で使用されているそら豆をそら豆A(乾燥そら豆の場合は乾燥そら豆A)とし、北越農事株式会社(新潟県西蒲原郡巻町)が開発した一寸系中早生品種である「セレクトグリーン」をそら豆B(乾燥そら豆の場合は乾燥そら豆B)とし、北越農事株式会社(新潟県西蒲原郡巻町)が開発した濃緑小粒種である「マイルドグリーン」をそら豆C(乾燥そら豆の場合は乾燥そら豆C)として用いて比較検討することにした。
また前記適時間茹でることに関しては、そら豆は一般的には数分程度で可食状態になることが知られており、理論的にはそら豆は数分程度でペースト状に加工することが可能であり、この点に関しては、同じ高炭水化物豆類の中でも小豆やいんげん豆に比べても製品化の段階では有利な条件であることを、発明者たちは見出したことで本発明に至った。さらに、従来の生餡、こし餡、つぶ餡などの製造方法での加熱時間が約1時間程度であり、もし、そら豆においてこの時間を適用して加熱することでそら豆の種皮も十分に可食状態になることも、発明者たちは見出したことで本発明に至った。
また、そら豆は、新鮮なもの程おいしいとされ、サヤから取り出してから1日おくと、約5%以上の水分や糖度や各種アミノ酸類や各種ビタミン類や風味が減少することが知られており、サヤから取り出したら、できるだけ早く調理するのがそら豆の各栄養成分を生かすことである、という事実も発明者たちが見出したことで本発明に至った。(詳細は「健康に食べるための基礎知識」坂根康秀著:近代文芸社刊を参照する)
また前記調味料に関しては、一般的に用いられている、塩類、糖類、食用醸造酢、旨味成分などをいい、塩類であれば食塩または塩化物の中から選択して用いればよいし、食塩であれば製塩されたものでも岩塩でもよく、また、糖類であれば、製糖されたものでも化学合成物でもよく、また食用醸造酢としては、例えば粉末酢、穀物酢、玄米酢、黒酢、リンゴ酢、ブドウ酢等が挙げられ、この中から選択して用いればよい。さらに、食用醸造酢は、食物が体内で消化、吸収されて、生命活動に必要なエネルギーを生む代謝過程に重要な役割を担っていることが公知であるので、本発明の趣旨により適量使用するのが好ましい。また、食用醸造酢には、チフス菌、赤痢菌、大腸菌などに対して強い殺菌力を有すると共に、強い防腐力も有することが公知であるので、本発明の趣旨により適量使用するのが好ましい。
また前記磨潰手段に関しては、充分に加熱したそら豆を磨り潰しペースト状にする手段であれば何を用いても構わないが、市販されている練り食品用のミキサーでもよい。
また前記ペースト状に関しては、一般的には果実や野菜などを煮て磨り潰し、練った食品のことをいい、製品的には、餡、スプレッド食品、ジャム、ソース、ドレッシングとして知られている。なお、本発明では、前記そら豆の一部または全てを用いて、餡、スプレッド食品、ジャム、ソース、ドレッシングにしたものは、本発明に含まれる。
課題を解決するための第二の手段として、収穫後の生そら豆をサヤを除去した後には速やかに適量の水と適量の調味料を加え加熱、撹拌、濃縮した後に磨潰手段を用いてペースト状とし、かつそら豆が主原料であることを特徴とするそら豆健康増進食品の提供を目的とする。
前記そら豆や前記調味料や前記磨潰手段や前記ペースト状に関しては、課題を解決するための第一の手段に記述した内容に準拠する。
前記の収穫後の生そら豆をサヤを除去した後には速やかに、というプロセスに関しては、そら豆は、新鮮なもの程おいしいとされ、サヤから取り出してから1日おくと、約5%以上の水分や糖度や各種アミノ酸類や各種ビタミン類や風味が減少することが知られており、サヤから取り出したら、できるだけ早く調理することがそら豆の各栄養成分を生かすことである、という事実から発明者たちは前記そら豆の収穫後12時間以内に製品にすることがそら豆の各栄養成分を生かした加工食品の理想的な製造法であることを見出して本発明に至った。さらに好ましくは、前記そら豆のサヤを除去した後6時間以内に製品にすることがそら豆の各栄養成分を生かした加工食品の理想的な製造法であることを見出して本発明に至った。
課題を解決するための第三の手段として、収穫直後の生そら豆を低温保存した後に、前記保存そら豆に適量の水と適量の調味料を加え加熱、撹拌、濃縮した後に磨潰手段を用いてペースト状とし、かつそら豆が主原料であることを特徴とするそら豆健康増進食品の提供を目的とするが、前記そら豆や前記調味料や前記磨潰手段や前記ペースト状に関しては、課題を解決するための第一の手段に記述した内容に準拠する。
前記の収穫直後の生そら豆を低温保存、というプロセスにに関しては、そら豆は、新鮮なもの程おいしいとされ、サヤから取り出してから1日おくと、約5%以上の水分や糖度や各種アミノ酸類や各種ビタミン類や風味が減少することが知られており、サヤから取り出したら、できるだけ早く低温保存することがそら豆の各栄養成分を生かすことである、という事実から発明者たちは、前記そら豆の収穫後12時間以内に低温保存することがそら豆の各栄養成分を生かした加工食品の理想的な製造法であることを見出して本発明に至った。さらに好ましくは、前記そら豆のサヤを除去した後3時間以内に低温保存することがそら豆の各栄養成分を生かした加工食品の理想的な製造法であることを見出して本発明に至った。
また、本発明におけるそら豆の低温保存手段に関しては、公知の手段でよく低温保存温度も任意で構わないが、0℃〜5℃くらいが好ましいが、5℃〜10℃でも構わない。また、前記そら豆の品質を考慮して、完熟してから収穫し、収穫後速やかに脱莢し、清浄にした後に、前記低温保存処理することが好ましいが、収穫後サヤ付きのままで前記低温保存処理しても構わない。
なお、本発明は、前記そら豆の前記低温保存処理前と前記低温保存処理後に関して、糖度が向上し、各種アミノ酸類の量が増加することを、発明者たちが見出した結果本発明に至った。
例えば、所定の期間低温保存した後に室温に戻したそら豆の糖度を比較した場合に、実験室分析の結果では、前記そら豆Bの低温保存前の糖度は約8.1度であり、低温保存後の糖度は約8.9度であり、約10%の向上を示した。
また、例えば、アミノ酸量の変化の場合は、実験室分析または感応テストの結果では、例えば、アミノ酸の一つの指標である「旨味」の変化を被験者10人で測定した結果、10人中8人が「旨味」が向上したと答えた。
課題を解決するための第四の手段として、乾燥したそら豆を適量の水に適時間浸して後に適量の調味料を加え加熱、撹拌、濃縮した後に磨潰手段を用いてペースト状とし、かつそら豆が主原料であることを特徴とするそら豆健康増進食品の提供を目的とするが、前記そら豆や前記調味料や前記磨潰手段や前記ペースト状に関しては、課題を解決するための第一の手段に記述した内容に準拠する。
前記そら豆の乾燥手段に関しては、従来公知の手段である天日干や強制乾燥(例えば、オーブン乾燥、凍結乾燥、空気乾燥など)でよい。なお、凍結乾燥はそら豆の水分を低温、低圧下で昇華させて除去する方法である。凍結乾燥は脱水製品の栄養素の保留を助けることが知られ、凍結乾燥は栄養素およびいくつがのフレーバの保有を助ける。乾燥方法に凍結乾燥を用いることによって、そら豆は完全乾燥でき、さらに風味や保存性をより長く保てる。この凍結乾燥は、従来公知の手段でよい。
次に、表5は、乾燥そら豆Aの健康成分である、タンパク質や脂質や炭水化物やミネラル類やビタミン類や食物繊維類を「五訂日本食品標準成分表」から引用し、糖度は有限会社アーリイバード食品研究所(新潟市)にて分析して、その結果を示した。また、そら豆Aこし餡は、本発明の実施の形態例で得たそら豆Aのペースト状食品を裏ごし手段により得たものであり、そら豆Aこし餡の健康成分である、タンパク質や脂質や炭水化物やミネラル類やビタミン類や食物繊維類は、有限会社アーリイバード食品研究所(新潟市)の実験室にて分析して、その結果を示した。さらに、そら豆Aつぶ餡は、本発明で得たそら豆Aのペースト状食品から得たものであり、そら豆Aつぶ餡の健康成分である、タンパク質や脂質や炭水化物やミネラル類やビタミン類や食物繊維類は、有限会社アーリイバード食品研究所(新潟市)の実験室にて分析して、その結果を示した。
Figure 2005348710
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表5は、乾燥そら豆Aまたはそら豆Aを、本発明の実施の形態例により、こし餡にしたのがそら豆Aこし餡であり、つぶ餡にしたのがそら豆Aつぶ餡であり、表1と表2の数値を比較検討することで、従来の製法よりも各ミネラルや各ビタミンや各食物繊維の数値の残量が多いのは明白の事実である。よって、そら豆Aこし餡やそら豆Aつぶ餡が、従来の小豆こし餡や小豆つぶ餡やいんげんこし餡よりもビタミンの含有率やミネラルの含有率が食物繊維の含有率が高濃度であることを示している。これらの試験結果はそら豆Aこし餡やそら豆Aつぶ餡がすぐれた栄養源であることを証明する。
次に、表6は、乾燥そら豆Bの健康成分である、タンパク質や脂質や炭水化物や糖度やミネラル類やビタミン類や食物繊維類は、有限会社アーリイバード食品研究所(新潟市)の実験室にて分析して、その結果を示した。また、そら豆Bこし餡は、本発明の実施の形態例で得たそら豆Bのペースト状食品を裏ごし手段により得たものであり、そら豆Bこし餡の健康成分である、タンパク質や脂質や炭水化物や糖度やミネラル類やビタミン類や食物繊維類は、有限会社アーリイバード食品研究所(新潟市)の実験室にて分析して、その結果を示した。さらに、そら豆Bつぶ餡は、本発明の実施の形態例で得たそら豆Bのペースト状食品から得たものであり、そら豆Bつぶ餡の健康成分である、タンパク質や脂質や炭水化物や糖度やミネラル類やビタミン類や食物繊維類は、有限会社アーリイバード食品研究所(新潟市)の実験室にて分析して、その結果を示した。
Figure 2005348710
Figure 2005348710
表6は、乾燥そら豆Bまたはそら豆Bを、本発明の手段により、こし餡にしたのがそら豆Bこし餡であり、つぶ餡にしたのがそら豆Bつぶ餡であり、表1と表2の数値を比較検討することで、従来の製法よりも各ミネラルや各ビタミンや各食物繊維の数値の残量が多いのは明白の事実である。よって、そら豆Bこし餡やそら豆Bつぶ餡が、従来の小豆こし餡や小豆つぶ餡やいんげんこし餡よりもビタミンの含有率やミネラルの含有率が食物繊維の含有率が高濃度であることを示している。さらに、乾燥そら豆Bまたはそら豆Bの各数値が、表5の乾燥そら豆Aまたはそら豆Aの各数値よりも平均すると高いことが、本発明に至った動機でもある。これらの試験結果は、そら豆Aこし餡やそら豆Aつぶ餡よりもそら豆Bこし餡やそら豆Bつぶ餡の方がすぐれた栄養源であることを証明する。
課題を解決するための第五の手段として、前記水にはミネラル水や活性水を用いることを特徴とする、課題を解決するための第一の手段から課題を解決するための第四の手段のいずれかに記載のそら豆健康増進食品の提供を目的とする。
前記ミネラル水に関しては、地下水や市販のミネラル水を利用しても、水道水や飲料水に各種ミネラル成分を添加した水でも、湧水や井戸水でも、各種ミネラル成分が豊富な水であれば利用可能である。
前記活性水に関しては、磁気処理手段により水分子を活性化させた水でも、セラミックスによる遠赤外線処理手段またはマイナスイオン手段により水分子を活性化させた水でも、電気分解手段によりイオン付加手段またはマイナスイオン手段により水分子を活性化させた水でも、使用可能である。
課題を解決するための第六の手段として、前記調味料には高ミネラル含有塩または/及び高ミネラル含有糖を用いることを特徴とする、課題を解決するための第一の手段から課題を解決するための第四の手段のいずれかに記載のそら豆健康増進食品の提供を目的とする。
前記高ミネラル含有塩に関しては、ミネラル成分が1%以上含有されている塩類であれば、何でも使用でき、海水を利用しての天然ミネラル高含有塩でも岩塩でも使用可能である。
前記高ミネラル含有糖に関しては、ビタミン、ミネラル、無機質等が1%以上含有されている糖類であれば、何でも使用でき、黒糖、和三盆糖、白下糖、赤糖、再生糖等を使用することができ、これらの糖類には人体に必要なビタミン、ミネラル、無機質等がバランスよく含まれている。
表7は、古来から日本で親しまれている和食や和菓子の調味料として一般的に用いられる、黒糖や和三盆糖や上白糖の健康成分である、タンパク質や炭水化物や各種ミネラル類や各種ビタミン類を「五訂日本食品標準成分表」から引用し、表にまとめた。
Figure 2005348710
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表7より、黒糖の栄養成分は和三盆糖や上白糖に比べて高く、本発明による健康増進食品としては、黒糖の使用は、全体的に各種ミネラル類や各種ビタミン類の増加につながり、健康増進効果が高まりが好ましい。
課題を解決するための第七の手段として、前記調味料には有機酸またはアミノ酸を適量用いることで、前記そら豆に含有される不溶性食物繊維の増粘効果を向上させたり前記ペースト状食品の抗酸化性を向上させることを特徴とする、課題を解決するための第一の手段から課題を解決するための第四の手段のいずれかに記載のそら豆健康増進食品の提供を目的とする。
前記有機酸に関しては、例えば乳酸、コハク酸、酒石酸、酢酸、リンゴ酸、クエン酸、フマル酸、グルタミール酸等が挙げられ、この中から選択して適量用いればよい。また、前記有機酸にもチフス菌、赤痢菌、大腸菌などに対して強い殺菌力を有すると共に、強い防腐力も有するため本発明の趣旨により適量使用するのが好ましい。
前記アミノ酸に関しては、下記に示した表8の中から選択して適量使用するのが好ましい。
なお、前記有機酸や前記アミノ酸は、表1や表2や表5や表6に示した不溶性食物繊維の鎖状の分子を細かくする作用が公知であり、この結果不溶性食物繊維の吸水力が向上することが公知であり、その結果として本発明の製品の分離水を低減させる作用として利用することが好ましい。
したがって、本発明には、前記加熱工程に、有機酸または/及びアミノ酸を加えることでそら豆に含まれている不溶性食物繊維の水分吸収を促進し得るようにしてもよいし、前記粉砕工程に、有機酸または/及びアミノ酸を加えることでそら豆に含まれている不溶性食物繊維の水分吸収を促進し得るようにしてもよい。
また、本発明には、前記加熱工程に、有機酸または/及びアミノ酸を加えることでそら豆加工食品の抗酸化性を向上させるようにしてもよいし、前記加熱工程には、有機酸または/及びアミノ酸を加えることでそら豆加工食品の抗酸化性を向上させるようにしてもよい。
表8は、乾燥小豆と乾燥いんげん豆類の可食部100g当たりのアミノ酸組成であり、「五訂食品成分表」から引用した。
Figure 2005348710
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表9は、乾燥そら豆Aと乾燥そら豆Bの可食部100g当たりのアミノ酸組成であり、乾燥そら豆A「五訂食品成分表」から引用した。乾燥そら豆Bのアミノ酸組成は、有限会社アーリイバード食品研究所(新潟市)の実験室にて分析して、その結果を示した。
Figure 2005348710
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この発明における抗酸化性に関しては、各種豆類に関し、PBN−OH法、TBA法、SOSA法、HPTLC法などの抗酸化能測定法により測定した所、表10の結果を得た。
Figure 2005348710
表11は1985年、FAO(Food and Agriculture Organization of the United Nations/国際連合食糧農業機関)、WHO(World Health Organization/世界保健機関)、UNU(United Nations University/国連大学)は合同で発表した、たんぱく質1gあたりの値で人がどれだけの必須アミノ酸を必要とするかを年齢別に求めた、アミノ酸の評点パターン(アミノ酸スコア)である。
Figure 2005348710
また、表8、表9より、各アミノ酸の基本的な作用に関しては、以下のとおりである。
「イソロイシン」に関しては、必須アミノ酸の一つで分岐鎖アミノ酸(筋肉の中で代謝される)とも呼ばれ、生体内のたんぱく質を増やす働きや運動時のエネルギー源として重要な役割を果たし、また神経の働きを助けたり、血管や肝臓、筋肉などに作用するものとして知られている。
「ロイシン」に関しては、必須アミノ酸の一つで分岐鎖アミノ酸(筋肉の中で代謝される)とも呼ばれ、生体内のたんぱく質を増やす働きや、運動時のエネルギー源として重要な役割を果たし、また肝臓や筋肉に作用する。
「リジン」に関しては、代表的な必須アミノ酸であり、小麦粉や精白米に不足しがちなアミノ酸として知られ、生体内のブドウ糖の代謝促進や体組織・カルシウム吸収との関係が報告されており、また免疫力の向上に作用することが知られている。
「メチオニン」に関しては、含硫アミノ酸で必須アミノ酸のひとつであり、生体内で必要なさまざまな物質をつくるのに用いられ、ヒスタミン(ケガや薬などの外因に反応してかゆみや痛みをひきおこすときに関係する物質として知られている)の血中濃度を下げる作用が報告されている。
「システイン」に関しては、生体内で毛髪や体毛に多く含まれているアミノ酸であり、またシステインは黒いメラニン色素の産生を抑える働きがあり、皮膚の色はメラニン色素の量によって決まるとされ、白い皮膚に多い黄色メラニンの産生を増やすことによって黒いメラニン色素の産生を抑える作用があることが知られている。
「フェニルアラニン」に関しては、必須アミノ酸や芳香族アミノ酸の一つであり、生体内で多種有用なアミンなどをつくるのに用いられ、例えば神経伝達物質を生成する作用や気分の落ち込みや記憶力に作用することが知られている。
「チロシン」に関しては、芳香族アミノ酸のひとつであり、生体内で多種有用なアミンをつくる作用などが知られている。
「スレオニン」に関しては、必須アミノ酸のひとつであり、生体内で酵素の活性部位などを形成するのに用いられ、肝臓に脂肪が蓄積されにくくする作用などが知られている。
「トリプトファン」に関しては、必須アミノ酸や芳香族アミノ酸のひとつであり多種の有用なアミンなどをつくるのに用いられ、生体内でエネルギー源となるほか、緊張感などとの関係も報告されている。
「バリン」に関しては、必須アミノ酸の一つで分岐鎖アミノ酸(筋肉の中で代謝される)と呼ばれ、生体内でたんぱく質を増やす作用や運動時のエネルギー源として重要な役割を果たし、血液中の窒素バランスを調整したり筋肉や肝臓に作用することが知られている。
「ヒスチジン」に関しては、必須アミノ酸のひとつであり、生体内でヒスタミンなどをつくるのに用いられ、神経機能などに作用することが知られている。
「アルギニン」に関しては、血管などの機能を正常に保つために必要なアミノ酸であり、生体内で血管を広げて血液を通り易くする作用や余分なアンモニアを除去する作用や免疫や体脂肪や筋肉などに作用したりして免疫能力を高める有用なアミノ酸であることが報告されている。また、アルギニンは大人の体内では合成されるので必須アミノ酸ではないが、発育期、成長期には欠がせないアミノ酸の一つであることが知られている。
「アラニン」に関しては、生体内で速効性のあるエネルギー源として最も利用され易いアミノ酸の一つであり、肝臓のエネルギー源として重要なアミノ酸であり、アルコール代謝を改善する作用や糖を合成する材料として知られている。
「アスパラギン酸」に関しては、生体内で速効性のあるエネルギー源として最も利用され易いアミノ酸のひとつであり、エネルギー生産の場であるTCA回路(自動車に例えるとエンジンのようなもの)の最も近くに位置するアミノ酸のひとつであることが知られている。
「グルタミン酸」に関しては、生体内で速効性のあるエネルギー源として最も利用され易いアミノ酸のひとつであり、免疫力向上の作用や運動時の疲労の回復を促進することが知られている。
「グリシン」に関しては、生体内でグルタチオンや血色素成分であるポルフィリンをつくる作用があることが知られている。
「ブロリン」に関しては、生体内で速効性のあるエネルギー源として最も利用され易いアミノ酸のひとつであり、皮膚などの組織を構成するコラーゲンの原料となるアミノ酸の一つであり、肌の角質層の潤いを保つのに最も重要な天然保湿成分の一つであることが知られている。
「セリン」に関しては、生体内でリン脂質やグリセリン酸をつくるのに用いられることが知られている。
表9は、乾燥そら豆Aや乾燥そら豆Bに見出された、各アミノ酸の成分データであり、アミノ酸は人体を構成している10万種類にも及ぶたんぱく質をわずか20種類のアミノ酸の組合わせでつくられていることが公知であり、これら20種類のアミノ酸は、人体にとって必須な存在となっている。また、アミノ酸はたんぱく質の材料としてつかわれるほか、必要に応じてカラダのエネルギー源として利用されているのも公知である。
また、表9のデータは乾燥そら豆Aや乾燥そら豆Bがすぐれたアミノ酸源であることを証明するものであり、さらに、乾燥そら豆Aと乾燥そら豆Bの各アミノ酸成分の比較結果を示しており、その結果、乾燥そら豆Bは乾燥そら豆Aよりも全体的に各アミノ酸成分が比較的多く含有されていることがわかる。
請求項7の発明によって、そら豆に含有される不溶性食物繊維の増粘効果が向上し、その結果不溶性食物繊維の水分吸収性を向上させることができるので、従来の生餡、こし餡、つぶ餡などの問題点であった、分離水を減少させることが可能になったことで、生餡、こし餡、つぶ餡などのそら豆のペースト状食品の保存期間や賞味期限の延長が可能になった。また、不溶性食物繊維の増粘効果向上は、体内の有害物質や食物のかすを早く体外へ出す作用や体内の食塩の成分であるナトリウムを体外へ出す作用が向上し、食品の健康増進効果が高まった。さらに、不溶性食物繊維の増粘効果向上は、食感や官能性能も向上させることができ、小児および老人または味に敏感な消費者でも好まれる嗜好を有する健康食品または健康増進製品または健康補助食品の提供が可能になった。また、本発明に用いた有機酸によって、抗酸化作用が向上し生餡、こし餡、つぶ餡などの変色や短期の腐敗を防ぐ効果も生じる。
請求項1から4の発明によって、上述した発明の効果に加えて、本発明は、下記に記載する効果を奏したそら豆健康増進食品を提供できる。
イ、従来では必要とした、水さらし工程による多大な経費、労力、設備投資を必要としない。その結果低コストでの製品の加工が可能である。また、小企業でも製品化が可能である。
ロ.上述した水さらし工程による各種ミネラルや各種ビタミンやその他各種成分の流失を防止できることで、栄養効果や健康効果の向上が図れる。
ハ.従来では必要とした、水さらし工程がないので風味や官能性能の向上を図ることができることで、小児および老人または味に敏感な消費者でも好まれる嗜好を有する健康食品または健康増進製品または健康補助食品になる。
ニ.従来では必要とした、水さらし工程がないので大幅に節水でき、かつ廃水処理設備が小規模ですみ、または省略できる場合もある。
ホ.本発明のペースト状食品は保存性がよいので、本発明を食材として利用した製品も賞味期限や保存期間を延長できる。
ヘ.本発明で得たこし餡やつぶ餡を使用した水ようかん、ようかん、各種和菓子や各種洋菓子、各種パン等は、いずれも従来製法で製造したものより風味が良好で優れた製品になりかつ官能性能も良好であった。
ト、本発明で得たこし餡やつぶ餡を使用した水ようかん、ようかん、各種和菓子や各種洋菓子、各種パン等は、いずれも従来製法で製造したものより各種ミネラルや各種ビタミンやその他栄養・健康増進成分が向上することで、上述した菓子類やパン類を健康増進食品や健康補助食品に変化させることを可能とする。
請求項1から4の発明によって、上述した発明の効果に加えて、本発明ではこし餡やつぶ餡に、小豆やいんげん豆よりも糖度の高いそら豆を主原料として用いることで、従来よりも加える糖類も減少させることが可能になり、健康増進食品や健康補助食品としての製品価値が向上する。
また、請求項6の発明によって、上述した発明の効果に加えて、前記糖類に高ミネラル含有糖を用いることで、従来よりも各種ミネラル類や各種ビタミン類を増大させることができ、その結果健康増進食品や健康補助食品としての製品価値を向上させることができる。
また、請求項6の発明によって、上述した発明の効果に加えて、前記糖類に高ミネラル含有塩を添加することで、従来よりも官能性能的に糖類の使用を減少させることが可能になり、かつ各種ミネラル類を増大させることができ、その結果従来よりも健康増進食品や健康補助食品としての製品価値を向上させることができる。
請求項1から4の発明によって、上述した発明の効果に加えて、本発明ではこし餡やつぶ餡に、小豆やいんげん豆よりも各種アミノ酸、特に体内で、免疫能力を向上させることが公知の、アルギニン(小豆の約2倍)やリジン(小豆より約12%多い)やグルタミン酸(小豆より約38%多い)そら豆を主原料として用いることで、従来よりも抗酸化性と免疫性を向上させたこし餡やつぶ餡を用いた前記菓子類やパン類を提供できることで、人体の酸化的ストレスを低減させたり病気になりにくい人体を形成できたりする効果がある。すなわち、学校給食の受給者、受験生、スレトスの高い職業従事者、高齢者には特に適した食事やパンや菓子を提供できる効果がある。
以上、本発明の課題を解決するための手段を説明してきたが、以下、本発明の実施の形態を実施例にもとづき説明する。本発明のペースト状としたそら豆健康増進食品は下記の構成よりなるが、限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
収穫して12時間以内の生そら豆をサヤごと適量の水で1時間茹でた後にサヤを除去し適量の水を加え1時間加熱したそら豆B、水、砂糖、をあん煉釜で混合、撹拌、加熱、濃縮してペースト状にし冷却した後に瓶詰めにする。この場合、配合比はおおよそ下記の通りである。(数字は仕込み順を示す)
1)加熱したそら豆B3kg、2)水1kg、3)上白糖0.3kg、4)食塩0.004kg。この結果、実施例1により約3.8kgのそら豆健康増進食品を得た。
例えば、成人男女が実施例1のそら豆健康増進食品を1日100g摂取することで、夫々の1日当たりの平均必要量に対して、ビタミンEでは約10%、ビタミンKでは約20%、ナイアシンでは約6%、ビタミンB1では約9%、ビタミンB2では約7%、ビタミンB6では約9%、葉酸では約22%、パントテン酸では約4%、ビタミンCでは約2%、カルシウムでは約3%、鉄では約8%、リンでは約4%、マグネシウムでは約5%、カリウムでは約16%、銅では約5%、亜鉛では約4%分を摂取できる。
本発明のそら豆健康増進食品は、従来のこし餡やつぶ餡を用いた食品の全てに応用可能である。

Claims (7)

  1. 収穫直後の生そら豆をサヤごと適量の水で適時間茹でた後にサヤを除去し、前記加熱そら豆に適量の水と適量の調味料を加え加熱、撹拌、濃縮した後に磨潰手段を用いてペースト状とし、かつそら豆が主原料であることを特徴とするそら豆健康増進食品。
  2. 収穫後の生そら豆をサヤを除去した後には速やかに適量の水と適量の調味料を加え加熱、撹拌、濃縮した後に磨潰手段を用いてペースト状とし、かつそら豆が主原料であることを特徴とするそら豆健康増進食品。
  3. 収穫直後の生そら豆を低温保存した後に、前記保存そら豆に適量の水と適量の調味料を加え加熱、撹拌、濃縮した後に磨潰手段を用いてペースト状とし、かつそら豆が主原料であることを特徴とするそら豆健康増進食品。
  4. 乾燥したそら豆を適量の水に適時間浸して後に適量の調味料を加え加熱、撹拌、濃縮した後に磨潰手段を用いてペースト状とし、かつそら豆が主原料であることを特徴とするそら豆健康増進食品。
  5. 前記水にはミネラル水や活性水を用いることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載のそら豆健康増進食品。
  6. 前記調味料には高ミネラル含有塩または/及び高ミネラル含有糖を用いることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載のそら豆健康増進食品。
  7. 前記調味料には有機酸またはアミノ酸を適量用いることで、前記そら豆に含有される不溶性食物繊維の増粘効果を向上させたり前記ペースト状食品の抗酸化性を向上させることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載のそら豆健康増進食品。
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