JP2005348381A - 信号処理装置、方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】実行時に内部の機能構成の接続自体に対する動的変更を行なうことができるソフトウェア無線機等の信号処理部を提供する。
【解決手段】スイッチング・モジュールISM1(20)等は入力してきたデータパケットに基づき、信号処理に応じて複数個用意されたルーティング・テーブル60等を実行時に選択して使用し、データパケットの各処理モジュールa11等へのルーティング制御を行なう。処理モジュールa11等はデータパケットに応じて施すべき処理を示すパラメータ・テーブル等を用いて各処理を行う。信号処理装置1等は外部から書換え用パスを介することにより処理モジュールa11等の識別子と当該処理モジュールa11等のパラメータ・テーブルの内容とを含むパラメータパケットを入力し、上記識別子により特定される処理モジュールa11等へ所定の条件に基づき伝達させることにより、パラメータ・テーブルの内容を動的に書換える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力されたデータパケットに応じた信号処理を行う信号処理装置等に関し、特に、データパケットに含まれる信号データに対して信号処理を行う処理モジュールと、該処理モジュール等へデータパケットを出力する順序を制御するスイッチング・モジュールとを任意個組み合わせて構成される信号処理装置等に関する。
近年、内部の機能構成を再構成可能なソフトウェア無線機の開発が進められている。例えば特許文献1には、ソフトウェアからの指示により、内部の機能構成を再構成可能な信号処理部を備えたソフトウェア無線機について記載されている。信号処理部はソフトウェアの書換えにより回路構成を変更可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いて構成されている。このため、信号処理部に対して所望の複数の通信方式または信号処理機能に合わせた再構成を予め行なっておき、実行時にはこの再構成された信号処理部を動作させていた。特許文献2には、一部の素子間の接続をFPGAによって行なう無線装置について記載されているが、特許文献1のソフトウェア無線機と同様に、FPGAに対して所望の複数の通信方式または信号処理機能に合わせた再構成を予め行なっておき、実行時にはこの再構成されたFPGAを動作させていた。
特開2003−298456 特許第3413815号
上述のように、従来のソフトウェア無線機等の信号処理部ではFPGA等を用いて内部の機能構成を再構成していた。従って、信号処理部に対して所望の複数の通信方式または信号処理機能に合わせた再構成を予め行なっておき、実行時にはこの再構成された信号処理部を動作させる必要があった。このため、実行時に内部の機能構成の接続自体に対する動的変更を行なうことができないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、実行時に内部の機能構成の接続自体に対する動的変更を行なうことができるソフトウェア無線機等の信号処理部を提供することにある。
この発明の信号処理装置は、入力されたデータパケットにより示される信号処理を行う信号処理装置であって、信号処理に応じて設けられ、データパケットの入力元と該データパケットの状態に応じた次の処理を行う出力先とを示すルーティング・テーブルを用いて、該入力元から入力されたデータパケットを該出力先へ出力して処理を行わせることにより信号処理の順序を制御するスイッチング・モジュールと、ルーティング・テーブルの入力元且つ出力先である処理モジュールであって、前記スイッチング・モジュール側から送られたデータパケットに対し、該データパケットにより示される処理を行って該データパケットを該スイッチング・モジュール側へ送るものと、前記スイッチング・モジュールに接続されデータパケットのバッファリングを行う複数組の入出力バッファであって、入力バッファはルーティング・テーブルの入力元から該スイッチング・モジュール側へ入力されるデータパケットをバッファリングし、出力バッファはルーティング・テーブルの出力先へ該スイッチング・モジュール側から出力するデータパケットをバッファリングするものとを備え、前記信号処理装置は、前記スイッチング・モジュールと前記処理モジュールとを各々一組の前記入出力バッファを介することにより任意個組み合わせて構成され、少なくとも1台のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と対応する入出力バッファを介して接続され、複数台のスイッチング・モジュールを有する場合、ルーティング・テーブルは各スイッチング・モジュールにおける信号処理の分担を示すものとして各スイッチング・モジュール毎に設けられており、前記スイッチング・モジュールは、前記信号処理装置の外部、前記処理モジュール又は他のスイッチング・モジュールから対応する入力バッファを介してデータパケットを入力し、該データパケットにより示される信号処理に応じたルーティング・テーブルに基づく出力先へ対応する出力バッファを介して該データパケットを出力するルーティング処理を行い、前記処理モジュールは、前記スイッチング・モジュールから対応する出力バッファを介して送られたデータパケットにより示される処理を該データパケットに対して行い、該データパケットを該対応する出力バッファと一組の入力バッファを介して該スイッチング・モジュール側へ送り、前記他のスイッチング・モジュールは、前記スイッチング・モジュールから対応する出力バッファを介して送られたデータパケットにより示される信号処理に応じた他のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルを用いて、該データパケットに対してルーティング処理を行い、該データパケットを該対応する出力バッファと一組の入力バッファを介して前記スイッチング・モジュール側へ送ることを特徴とする。
ここで、この発明の信号処理装置において、前記データパケットは、信号処理の種類を示すデータタイプと、信号処理の対象となる信号データと、該データパケットに対して前記処理モジュールで行われた処理の回数を示す処理回数部とを含み、前記処理モジュールは、入力されたデータパケットの信号データに対しデータタイプに応じた処理を行い、且つ処理回数部の値を1加算して該データパケットを出力することができる。
ここで、この発明の信号処理装置において、前記スイッチング・モジュールは、データパケットを他のスイッチング・モジュールへ出力する際に処理回数部の値を1加算することができる。
ここで、この発明の信号処理装置において、前記ルーティング・テーブルは、前記スイッチング・モジュール毎にデータパケットのデータタイプに応じて設けられ、データパケットの入力元とデータパケットの処理回数部の値とに基づき該データパケットが次に処理される出力先を1つ以上示すものであるものとすることができる。
ここで、この発明の信号処理装置において、前記1組の入出力バッファの内の出力バッファは接続される処理モジュールに応じて複数個有することができる。
ここで、この発明の信号処理装置において、第1及び第2のスイッチング・モジュールを備え、第1のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合の第1のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、データパケットの入力元が該信号処理装置の外部であり且つ該データパケットの処理回数部の値が0の場合の出力先は第2のスイッチング・モジュールを示すものと、データパケットの入力元が第2のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が5の場合の出力先は前記ローパスフィルタ処理モジュールを示すものと、データパケットの入力元が前記ローパスフィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が6の場合の出力先は該信号処理装置の外部を示すものとを備えており、第2のスイッチング・モジュールは第1のスイッチング・モジュールと接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの帯域制限を行なう帯域制限フィルタ処理モジュールと、入力されたデータパケットが有する信号データから搬送波に同期した信号を生成する同期検波処理モジュールと、入力された2つのデータパケットが有する各信号を混合するミキサ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合の第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、データパケットの入力元が第1のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が1の場合の出力先は前記帯域制限フィルタ処理モジュールを示すものと、データパケットの入力元が前記帯域制限フィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が2の場合の出力先は前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第1出力バッファとを示すものと、データパケットの入力元が前記同期検波処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が3の場合の出力先は前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第2出力バッファを示すものと、データパケットの入力元が前記ミキサ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が4の場合の出力先は第1のスイッチング・モジュールを示すものとを備えることができる。
ここで、この発明の信号処理装置において、該信号処理装置の外部から入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合、第1及び第2のスイッチング・モジュールは各々前記第1又は第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルに基づき、第1のスイッチング・モジュールは、前記データパケットの処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第2のスイッチング・モジュールは入力された前記データパケットを前記帯域制限フィルタ処理モジュールへ出力し、該帯域制限フィルタ処理モジュールは入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第2のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットを前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールの第1出力バッファとへ出力し、該同期検波処理モジュールは入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して3とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第2のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットを該ミキサ処理モジュールの第2出力バッファへ出力し、該ミキサ処理モジュールは第1出力バッファ及び第2出力バッファを介して入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して4とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第2のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットの処理回数部の値に1加算して5とし該データパケットを第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第1のスイッチング・モジュールは入力された前記データパケットを前記ローパスフィルタ処理モジュールへ出力し、該ローパスフィルタ処理モジュールは入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して6とし第1のスイッチング・モジュールへ出力し、第1のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットを該信号処理装置の外部へ出力することができる。
ここで、この発明の信号処理装置において、第1及び第2のスイッチング・モジュールを備え、第1のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合の第1のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、データパケットの入力元が該信号処理装置の外部であり且つ該データパケットの処理回数部の値が0の場合の出力先は第2のスイッチング・モジュールを示すものと、データパケットの入力元が第2のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が4の場合の出力先は前記ローパスフィルタ処理モジュールを示すものと、データパケットの入力元が前記ローパスフィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が5の場合の出力先は該信号処理装置の外部を示すものとを備えており、第2のスイッチング・モジュールは第1のスイッチング・モジュールと接続され、入力されたデータパケットが有する信号データから搬送波に同期した信号を生成する同期検波処理モジュールと、入力された2つのデータパケットが有する各信号を混合するミキサ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合の第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、データパケットの入力元が第1のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が1の場合の出力先は前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第1出力バッファとを示すものと、データパケットの入力元が前記同期検波処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が2の場合の出力先は前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第2出力バッファを示すものと、データパケットの入力元が前記ミキサ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が3の場合の出力先は第1スイッチング・モジュールを示すものとを備えることができる。
ここで、この発明の信号処理装置において、該信号処理装置の外部から入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合、第1及び第2のスイッチング・モジュールは各々前記第1又は第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルに基づき、第1のスイッチング・モジュールは、前記データパケットの処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第2のスイッチング・モジュールは入力された前記データパケットを前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールの第1出力バッファとへ出力し、該同期検波処理モジュールは入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第2のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットを該ミキサ処理モジュールの第2出力バッファへ出力し、該ミキサ処理モジュールは第1出力バッファ及び第2出力バッファを介して入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して3とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第2のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットの処理回数部の値に1加算して4とし該データパケットを第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第1のスイッチング・モジュールは入力された前記データパケットを前記ローパスフィルタ処理モジュールへ出力し、該ローパスフィルタ処理モジュールは入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して5とし第1のスイッチング・モジュールへ出力し、第1のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットを該信号処理装置の外部へ出力することができる。
ここで、この発明の信号処理装置において、前記処理モジュールは、入力されたデータパケットに応じた処理を示す該処理モジュール毎のパラメータ・テーブルを用いて該データパケットを処理し出力することができる。
ここで、この発明の信号処理装置において、前記信号処理装置の外部から入力された処理モジュールの識別子と該処理モジュールのパラメータ・テーブルの内容とを含むパラメータパケットを、該識別子により特定される処理モジュールへ所定の条件に基づき伝達させることにより、前記パラメータ・テーブルの内容を動的に書換えることができる。パラメータパケットはデータパケットを通すパスと同じパスを通して入力し伝達させることができる。あるいは、この発明の信号処理装置において、データパケットを通すパスとは異なるパスであって、該信号処理装置の外部と1つ以上のスイッチング・モジュールとを順に接続し且つ該スイッチング・モジュールと処理モジュールとを接続した書換え用パスをさらに備え、前記信号処理装置の外部から前記書換え用パスを介して入力された処理モジュールの識別子と該処理モジュールのパラメータ・テーブルの内容とを含むパラメータパケットを、該書換え用パスを介して該識別子により特定される処理モジュールへ所定の条件に基づき伝達させることにより、前記パラメータ・テーブルの内容を動的に書換えることができる。
ここで、この発明の信号処理装置において、前記処理モジュールの識別子は該処理モジュールが接続されたスイッチング・モジュールの識別子と該スイッチング・モジュールに接続された処理モジュールを識別する内部識別子とを含み、前記所定の条件は、パラメータパケットを入力したスイッチング・モジュールの識別子と該パラメータパケットに含まれるスイッチング・モジュールの識別子とが一致する場合、該パラメータパケットに含まれる内部識別子と同じ識別子を有する処理モジュールへ該パラメータパケットを伝達させることができる。あるいは、この発明の信号処理装置において、前記処理モジュールの識別子は該処理モジュールが接続されたスイッチング・モジュールの識別子と該スイッチング・モジュールに接続された処理モジュールを識別する内部識別子とを含み、前記所定の条件は、前記書換え用パスを介してパラメータパケットを入力したスイッチング・モジュールの識別子と該パラメータパケットに含まれるスイッチング・モジュールの識別子とが一致する場合、該パラメータパケットに含まれる内部識別子と同じ識別子を有する処理モジュールへ該パラメータパケットを伝達させることができる。
ここで、この発明の信号処理装置において、パラメータパケットを入力したスイッチング・モジュールの識別子と該パラメータパケットに含まれるスイッチング・モジュールの識別子とが一致しない場合、該スイッチング・モジュールに順に接続されたスイッチング・モジュールへ該パラメータパケットを伝達させ、該順に接続されたスイッチング・モジュールが存在しない場合は該パラメータパケットを消去させることができる。あるいは、この発明の信号処理装置において、前記書換え用パスを介してパラメータパケットを入力したスイッチング・モジュールの識別子と該パラメータパケットに含まれるスイッチング・モジュールの識別子とが一致しない場合、該スイッチング・モジュールに前記書換え用パスを介して順に接続されたスイッチング・モジュールへ該パラメータパケットを伝達させ、該順に接続されたスイッチング・モジュールが存在しない場合は該パラメータパケットを消去させることができる。
ここで、この発明の信号処理装置において、スイッチング・モジュールのルーティング・テーブルの内容を含むパケットを、該1つ以上のスイッチング・モジュールへ伝達させることにより、前記ルーティング・テーブルの内容を動的に書換えることができる。あるいは、この発明の信号処理装置において、スイッチング・モジュールのルーティング・テーブルの内容を含むパケットを、前記書換え用パスを介して該1つ以上のスイッチング・モジュールへ伝達させることにより、前記ルーティング・テーブルの内容を動的に書換えることができる。
この発明の信号処理方法は、入力されたデータパケットにより示される信号処理を信号処理装置に行わせる信号処理方法であって、該信号処理装置は、信号処理に応じて設けられ、データパケットの入力元と該データパケットの状態に応じた次の処理を行う出力先とを示すルーティング・テーブルを用いて、該入力元から入力されたデータパケットを該出力先へ出力して処理を行わせることにより信号処理の順序を制御するスイッチング・モジュールと、ルーティング・テーブルの入力元且つ出力先である処理モジュールであって、前記スイッチング・モジュール側から送られたデータパケットに対し、該データパケットにより示される処理を行って該データパケットを該スイッチング・モジュール側へ送るものと、前記スイッチング・モジュールに接続されデータパケットのバッファリングを行う複数組の入出力バッファであって、入力バッファはルーティング・テーブルの入力元から該スイッチング・モジュール側へ入力されるデータパケットをバッファリングし、出力バッファはルーティング・テーブルの出力先へ該スイッチング・モジュール側から出力するデータパケットをバッファリングするものとを備え、前記信号処理装置は、前記スイッチング・モジュールと前記処理モジュールとを各々一組の前記入出力バッファを介することにより任意個組み合わせて構成され、少なくとも1台のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と対応する入出力バッファを介して接続され、複数台のスイッチング・モジュールを有する場合、ルーティング・テーブルは各スイッチング・モジュールにおける信号処理の分担を示すものとして各スイッチング・モジュール毎に設けられており、前記信号処理方法は、スイッチング・モジュールが、前記信号処理装置の外部、前記処理モジュール又は他のスイッチング・モジュールから対応する入力バッファを介してデータパケットを入力し、該データパケットにより示される信号処理に応じたルーティング・テーブルに基づく出力先へ対応する出力バッファを介して該データパケットを出力するルーティング処理を行うルーティングステップと、前記ルーティングステップにおける出力先が前記処理モジュールの場合、該処理モジュールが前記スイッチング・モジュールから対応する出力バッファを介して送られたデータパケットにより示される処理を該データパケットに対して行い、該データパケットを該対応する出力バッファと一組の入力バッファを介して該スイッチング・モジュール側へ送る処理モジュールステップと、前記ルーティングステップにおける出力先が前記スイッチング・モジュールと異なる他のスイッチング・モジュールの場合、他のスイッチング・モジュールが、前記スイッチング・モジュールから対応する出力バッファを介して送られたデータパケットにより示される信号処理に応じた他のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルを用いて、該データパケットに対してルーティング処理を行い、該データパケットを該対応する出力バッファと一組の入力バッファを介して前記スイッチング・モジュール側へ送る他のスイッチング・モジュールステップとを備えたことを特徴とする。
ここで、この発明の信号処理方法において、前記データパケットは、信号処理の種類を示すデータタイプと、信号処理の対象となる信号データと、該データパケットに対して前記処理モジュールで行われた処理の回数を示す処理回数部とを含み、前記信号処理ステップで前記スイッチング・モジュールと前記処理モジュールとが接続されている場合、前記処理モジュールは、入力されたデータパケットの処理回数部の値を1加算するステップをさらに備えることができる。
ここで、この発明の信号処理方法において、前記ルーティングステップにおける出力先が他のスイッチング・モジュールの場合、前記スイッチング・モジュールが入力されたデータパケットの処理回数部の値を1加算するステップをさらに備えることができる。
ここで、この発明の信号処理方法において、前記ルーティング・テーブルは、前記スイッチング・モジュール毎にデータパケットのデータタイプに応じて設けられ、データパケットの入力元とデータパケットの処理回数部の値とに基づき該データパケットが次に処理される出力先を1つ以上示すものであるものとすることができる。
ここで、この発明の信号処理方法において、前記1組の入出力バッファの内の出力バッファは接続される処理モジュールに応じて複数個有することができる。
ここで、この発明の信号処理方法において、前記信号処理装置は第1及び第2のスイッチング・モジュールを備え、第1のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合の第1のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、データパケットの入力元が該信号処理装置の外部であり且つ該データパケットの処理回数部の値が0の場合の出力先は第2のスイッチング・モジュールを示すものと、データパケットの入力元が第2のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が5の場合の出力先は前記ローパスフィルタ処理モジュールを示すものと、データパケットの入力元が前記ローパスフィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が6の場合の出力先は該信号処理装置の外部を示すものとを備えており、第2のスイッチング・モジュールは第1のスイッチング・モジュールと接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの帯域制限を行なう帯域制限フィルタ処理モジュールと、入力されたデータパケットが有する信号データから搬送波に同期した信号を生成する同期検波処理モジュールと、入力された2つのデータパケットが有する各信号を混合するミキサ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合の第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、データパケットの入力元が第1のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が1の場合の出力先は前記帯域制限フィルタ処理モジュールを示すものと、データパケットの入力元が前記帯域制限フィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が2の場合の出力先は前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第1出力バッファとを示すものと、データパケットの入力元が前記同期検波処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が3の場合の出力先は前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第2出力バッファを示すものと、データパケットの入力元が前記ミキサ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が4の場合の出力先は第1のスイッチング・モジュールを示すものとを備えることができる。
ここで、この発明の信号処理方法において、前記信号処理装置の外部から入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合、第1及び第2のスイッチング・モジュールは各々前記第1又は第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルに基づき、第1のスイッチング・モジュールが、前記データパケットの処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記帯域制限フィルタ処理モジュールへ出力するステップと、前記帯域制限フィルタ処理モジュールが入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールの第1出力バッファとへ出力するステップと、前記同期検波処理モジュールが入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して3とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該ミキサ処理モジュールの第2出力バッファへ出力するステップと、前記ミキサ処理モジュールが第1出力バッファ及び第2出力バッファを介して入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して4とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットの処理回数部の値に1加算して5とし該データパケットを第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第1のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記ローパスフィルタ処理モジュールへ出力するステップと、前記ローパスフィルタ処理モジュールが入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して6とし第1のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第1のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該信号処理装置の外部へ出力するステップとを備えることができる。
ここで、この発明の信号処理方法において、前記信号処理装置は第1及び第2のスイッチング・モジュールを備え、第1のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合の第1のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、データパケットの入力元が該信号処理装置の外部であり且つ該データパケットの処理回数部の値が0の場合の出力先は第2のスイッチング・モジュールを示すものと、データパケットの入力元が第2のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が4の場合の出力先は前記ローパスフィルタ処理モジュールを示すものと、データパケットの入力元が前記ローパスフィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が5の場合の出力先は該信号処理装置の外部を示すものとを備えており、第2のスイッチング・モジュールは第1のスイッチング・モジュールと接続され、入力されたデータパケットが有する信号データから搬送波に同期した信号を生成する同期検波処理モジュールと、入力された2つのデータパケットが有する各信号を混合するミキサ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合の第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、データパケットの入力元が第1のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が1の場合の出力先は前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第1出力バッファとを示すものと、データパケットの入力元が前記同期検波処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が2の場合の出力先は前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第2出力バッファを示すものと、データパケットの入力元が前記ミキサ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が3の場合の出力先は第1スイッチング・モジュールを示すものとを備えることができる。
ここで、この発明の信号処理方法において、前記信号処理装置の外部から入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合、第1及び第2のスイッチング・モジュールは各々前記第1又は第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルに基づき、第1のスイッチング・モジュールが、前記データパケットの処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールの第1出力バッファとへ出力するステップと、前記同期検波処理モジュールが入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該ミキサ処理モジュールの第2出力バッファへ出力するステップと、前記ミキサ処理モジュールが第1出力バッファ及び第2出力バッファを介して入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して3とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットの処理回数部の値に1加算して4とし該データパケットを第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第1のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記ローパスフィルタ処理モジュールへ出力するステップと、前記ローパスフィルタ処理モジュールが入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して5とし第1のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第1のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該信号処理装置の外部へ出力するステップとを備えることができる。
ここで、この発明の信号処理方法において、前記信号処理ステップで前記スイッチング・モジュールと前記処理モジュールとが接続されている場合、前記処理モジュールにおけるデータパケットの処理は、入力されたデータパケットに応じた処理を示す該処理モジュール毎のパラメータ・テーブルを用いて行なわれることができる。
ここで、この発明の信号処理方法において、前記信号処理装置は、前記信号処理装置の外部から処理モジュールの識別子と該処理モジュールのパラメータ・テーブルの内容とを含むパラメータパケットを入力し、該識別子により特定される処理モジュールへ所定の条件に基づき伝達させることにより、前記パラメータ・テーブルの内容を動的に書換えることができる。パラメータパケットはデータパケットを通すパスと同じパスを通して入力し伝達させることができる。あるいは、この発明の信号処理方法において、前記信号処理装置は、データパケットを通すパスとは異なるパスであって、該信号処理装置の外部と1つ以上のスイッチング・モジュールとを順に接続し且つ該スイッチング・モジュールと処理モジュールとを接続した書換え用パスをさらに備え、前記信号処理装置の外部から前記書換え用パスを介して処理モジュールの識別子と該処理モジュールのパラメータ・テーブルの内容とを含むパラメータパケットを入力し、該書換え用パスを介して該識別子により特定される処理モジュールへ所定の条件に基づき伝達させることにより、前記パラメータ・テーブルの内容を動的に書換えることができる。
ここで、この発明の信号処理方法において、前記処理モジュールの識別子は該処理モジュールが接続されたスイッチング・モジュールの識別子と該スイッチング・モジュールに接続された処理モジュールを識別する内部識別子とを含み、前記所定の条件は、パラメータパケットを入力したスイッチング・モジュールの識別子と該パラメータパケットに含まれるスイッチング・モジュールの識別子とが一致する場合、該パラメータパケットに含まれる内部識別子と同じ識別子を有する処理モジュールへ該パラメータパケットを伝達させることができる。あるいは、この発明の信号処理方法において、前記処理モジュールの識別子は該処理モジュールが接続されたスイッチング・モジュールの識別子と該スイッチング・モジュールに接続された処理モジュールを識別する内部識別子とを含み、前記所定の条件は、前記書換え用パスを介してパラメータパケットを入力したスイッチング・モジュールの識別子と該パラメータパケットに含まれるスイッチング・モジュールの識別子とが一致する場合、該パラメータパケットに含まれる内部識別子と同じ識別子を有する処理モジュールへ該パラメータパケットを伝達させることができる。
ここで、この発明の信号処理方法において、パラメータパケットを入力したスイッチング・モジュールの識別子と該パラメータパケットに含まれるスイッチング・モジュールの識別子とが一致しない場合、該スイッチング・モジュールに順に接続されたスイッチング・モジュールへ該パラメータパケットを伝達させ、該順に接続されたスイッチング・モジュールが存在しない場合は該パラメータパケットを消去させることができる。あるいは、この発明の信号処理方法において、前記書換え用パスを介してパラメータパケットを入力したスイッチング・モジュールの識別子と該パラメータパケットに含まれるスイッチング・モジュールの識別子とが一致しない場合、該スイッチング・モジュールに前記書換え用パスを介して順に接続されたスイッチング・モジュールへ該パラメータパケットを伝達させ、該順に接続されたスイッチング・モジュールが存在しない場合は該パラメータパケットを消去させることができる。
ここで、この発明の信号処理方法において、スイッチング・モジュールのルーティング・テーブルの内容を含むパケットを、該1つ以上のスイッチング・モジュールへ伝達させることにより、前記ルーティング・テーブルの内容を動的に書換えることができる。ここで、この発明の信号処理方法において、スイッチング・モジュールのルーティング・テーブルの内容を含むパケットを、前記書換え用パスを介して該1つ以上のスイッチング・モジュールへ伝達させることにより、前記ルーティング・テーブルの内容を動的に書換えることができる。
この発明の信号処理プログラムは、入力されたデータパケットにより示される信号処理を信号処理装置のスイッチング・モジュールのコンピュータに実行させるための信号処理プログラムであって、該スイッチング・モジュールは、信号処理に応じて設けられ、データパケットの入力元と該データパケットの状態に応じた次の処理を行う出力先とを示すルーティング・テーブルを用いて、該入力元から入力されたデータパケットを該出力先へ出力して処理を行わせることにより信号処理の順序を制御するものであり、前記信号処理装置は、ルーティング・テーブルの入力元且つ出力先である処理モジュールであって、前記スイッチング・モジュール側から送られたデータパケットに対し、該データパケットにより示される処理を行って該データパケットを該スイッチング・モジュール側へ送るものと、前記スイッチング・モジュールに接続されデータパケットのバッファリングを行う複数組の入出力バッファであって、入力バッファはルーティング・テーブルの入力元から該スイッチング・モジュール側へ入力されるデータパケットをバッファリングし、出力バッファはルーティング・テーブルの出力先へ該スイッチング・モジュール側から出力するデータパケットをバッファリングするものとを備え、前記信号処理装置は、前記スイッチング・モジュールと前記処理モジュールとを各々一組の前記入出力バッファを介することにより任意個組み合わせて構成され、少なくとも1台のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と対応する入出力バッファを介して接続され、複数台のスイッチング・モジュールを有する場合、ルーティング・テーブルは各スイッチング・モジュールにおける信号処理の分担を示すものとして各スイッチング・モジュール毎に設けられており、前記スイッチング・モジュールのコンピュータに、前記信号処理装置の外部、前記処理モジュール又は他のスイッチング・モジュールから対応する入力バッファを介してデータパケットを入力し、該データパケットにより示される信号処理に応じたルーティング・テーブルに基づく出力先へ対応する出力バッファを介して該データパケットを出力するルーティング処理を行うルーティングステップを実行させるための信号処理プログラムであって、前記ルーティングステップにおける出力先が前記処理モジュールの場合、該処理モジュールに前記スイッチング・モジュールから対応する出力バッファを介して送られたデータパケットにより示される処理を該データパケットに対して行わせ、該データパケットを該対応する出力バッファと一組の入力バッファを介して該スイッチング・モジュール側へ送らせ、前記ルーティングステップにおける出力先が前記スイッチング・モジュールと異なる他のスイッチング・モジュールの場合、他のスイッチング・モジュールに、前記スイッチング・モジュールから対応する出力バッファを介して送られたデータパケットにより示される信号処理に応じた他のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルを用いて、該データパケットに対してルーティング処理を行わせ、該データパケットを該対応する出力バッファと一組の入力バッファを介して前記スイッチング・モジュール側へ送らせることを特徴とする。
ここで、この発明の信号処理プログラムにおいて、前記データパケットは、信号処理の種類を示すデータタイプと、信号処理の対象となる信号データと、該データパケットに対して前記処理モジュールで行われた処理の回数を示す処理回数部とを含み、前記信号処理ステップで前記スイッチング・モジュールと前記処理モジュールとが接続されている場合、出力したデータパケットの処理回数部の値が該処理モジュール側により1加算されたデータパケットを入力することができる。
ここで、この発明の信号処理プログラムにおいて、前記ルーティングステップの出力先が他のスイッチング・モジュールの場合、入力されたデータパケットの処理回数部の値を1加算するステップをさらに備えることができる。
ここで、この発明の信号処理プログラムにおいて、前記ルーティング・テーブルは、前記スイッチング・モジュール毎にデータパケットのデータタイプに応じて設けられ、データパケットの入力元とデータパケットの処理回数部の値とに基づき該データパケットが次に処理される出力先を1つ以上示すものであるものとすることができる。
ここで、この発明の信号処理プログラムにおいて、前記1組の入出力バッファの内の出力バッファは接続される処理モジュールに応じて複数個有することができる。
ここで、この発明の信号処理プログラムにおいて、前記信号処理装置は第1及び第2のスイッチング・モジュールを備え、第1のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合の第1のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、データパケットの入力元が該信号処理装置の外部であり且つ該データパケットの処理回数部の値が0の場合の出力先は第2のスイッチング・モジュールを示すものと、データパケットの入力元が第2のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が5の場合の出力先は前記ローパスフィルタ処理モジュールを示すものと、データパケットの入力元が前記ローパスフィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が6の場合の出力先は該信号処理装置の外部を示すものとを備えており、第2のスイッチング・モジュールは第1のスイッチング・モジュールと接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの帯域制限を行なう帯域制限フィルタ処理モジュールと、入力されたデータパケットが有する信号データから搬送波に同期した信号を生成する同期検波処理モジュールと、入力された2つのデータパケットが有する各信号を混合するミキサ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合の第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、データパケットの入力元が第1のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が1の場合の出力先は前記帯域制限フィルタ処理モジュールを示すものと、データパケットの入力元が前記帯域制限フィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が2の場合の出力先は前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第1出力バッファとを示すものと、データパケットの入力元が前記同期検波処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が3の場合の出力先は前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第2出力バッファを示すものと、データパケットの入力元が前記ミキサ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が4の場合の出力先は第1のスイッチング・モジュールを示すものとを備えることができる。
ここで、この発明の信号処理プログラムにおいて、前記信号処理装置の外部から入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合、第1及び第2のスイッチング・モジュールは各々前記第1又は第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルに基づき、第1のスイッチング・モジュールが、前記データパケットの処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記帯域制限フィルタ処理モジュールへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが、前記帯域制限フィルタ処理モジュールにより入力され処理が行われ処理回数部の値に1加算されて2とされたデータパケットを入力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールの第1出力バッファとへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが、前記同期検波処理モジュールにより、入力され処理が行われ処理回数部の値に1加算されて3とされたデータパケットを入力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該ミキサ処理モジュールの第2出力バッファへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが、前記ミキサ処理モジュールにより第1出力バッファ及び第2出力バッファを介して入力され処理が行われ処理回数部の値に1加算されて4とされたデータパケットを入力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットの処理回数部の値に1加算して5とし該データパケットを第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第1のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記ローパスフィルタ処理モジュールへ出力するステップと、第1のスイッチング・モジュールが、前記ローパスフィルタ処理モジュールにより入力され処理が行われ処理回数部の値に1加算されて6とされたデータパケットを入力するステップと、第1のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該信号処理装置の外部へ出力するステップとを備えることができる。
ここで、この発明の信号処理プログラムにおいて、前記信号処理装置は第1及び第2のスイッチング・モジュールを備え、第1のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合の第1のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、データパケットの入力元が該信号処理装置の外部であり且つ該データパケットの処理回数部の値が0の場合の出力先は第2のスイッチング・モジュールを示すものと、データパケットの入力元が第2のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が4の場合の出力先は前記ローパスフィルタ処理モジュールを示すものと、データパケットの入力元が前記ローパスフィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が5の場合の出力先は該信号処理装置の外部を示すものとを備えており、第2のスイッチング・モジュールは第1のスイッチング・モジュールと接続され、入力されたデータパケットが有する信号データから搬送波に同期した信号を生成する同期検波処理モジュールと、入力された2つのデータパケットが有する各信号を混合するミキサ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合の第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、データパケットの入力元が第1のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が1の場合の出力先は前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第1出力バッファとを示すものと、データパケットの入力元が前記同期検波処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が2の場合の出力先は前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第2出力バッファを示すものと、データパケットの入力元が前記ミキサ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が3の場合の出力先は第1スイッチング・モジュールを示すものとを備えることができる。
ここで、この発明の信号処理プログラムにおいて、前記信号処理装置の外部から入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合、第1及び第2のスイッチング・モジュールは各々前記第1又は第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルに基づき、第1のスイッチング・モジュールが、前記データパケットの処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールの第1出力バッファとへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが、前記同期検波処理モジュールにより入力され処理され処理回数部の値に1加算されて2とされたデータパケットを入力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該ミキサ処理モジュールの第2出力バッファへ出力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが、前記ミキサ処理モジュールにより第1出力バッファ及び第2出力バッファを介して入力され処理され処理回数部の値に1加算されて3とされたデータパケットを入力するステップと、第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットの処理回数部の値に1加算して4とし該データパケットを第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、第1のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記ローパスフィルタ処理モジュールへ出力するステップと、第1のスイッチング・モジュールが、前記ローパスフィルタ処理モジュールにより入力され処理され処理回数部の値に1加算されて5とされたデータパケットを入力するステップと、第1のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該信号処理装置の外部へ出力するステップとを備えることができる。
この発明の記録媒体は、本発明のいずれかの信号処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本発明の信号処理装置等によれば、データパケットの信号処理の順序を制御するスイッチング・モジュールに、信号処理に応じたデータパケットのルーティング先を示すルーティング・テーブルを複数個用意しておくことができる。スイッチング・モジュールは入力してきたデータパケットに応じて必要なルーティング・テーブルを実行時に選択して使用することができる。このため、スイッチング・モジュール等に物理的に接続されデータパケットに応じた処理を行う処理モジュールに対し、入力してきたデータパケットに応じて、つまり使用するルーティング・テーブルに応じて実行時に動的にその接続の変更を行なうことができる。信号処理装置はソフトウェア無線機等の信号処理部として用いることができるため、本発明の信号処理装置等によれば、実行時に内部の処理モジュール等の機能構成の接続自体に対する動的変更を行なうことができるソフトウェア無線機等の信号処理部を提供することができるという効果がある。
以下、各実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1における信号処理装置1を示す。図1において、符号10は信号処理装置1の外部とデータパケットの入出力を行なう機能を有するI/O部、20はI/O部10と接続され信号処理の順序を制御するスイッチング・モジュールISM1、11はスイッチング・モジュールISM1(20)と接続されデータパケットに対して種々の処理を行う処理モジュールの1つである処理モジュールa、15はスイッチング・モジュールISM1(20)と接続された処理モジュールbである。図1に示されるように、I/O部10とスイッチング・モジュールISM1(20)との間はデータパケット用のパスpd1(白抜き矢印)およびpd2(黒矢印)により接続され、スイッチング・モジュールISM1(20)と処理モジュールa11等との間はデータパケット用のパスpd3およびpd4(黒矢印)により接続されている。図面の都合上、他のパス(白抜き矢印および黒矢印で表示)については符号を付していないが、いずれのパスもデータパケット用のパスである。処理モジュールa11等の種々の処理としては、例えばフィルタ処理等が挙げられる。本実施例1では処理モジュールa11等に関して特に具体的な処理を明示せず、実施例2および3(後述)において具体的な処理を行う場合について説明する。スイッチング・モジュールISM1(20)には他のスイッチング・モジュールISM2(30)がインタフェース(I/F)18を介して接続されている。スイッチング・モジュールISM2(30)には処理モジュールc12、d13およびe14が接続されている。但し、処理モジュールc12は図1の例ではルーティング・テーブル61(後述)において処理は割当てられていないため、N/A(Not Assigned)状態であると示されている。図1においては、信号処理装置1は2台のスイッチング・モジュールISM1(20)およびISM2(30)と4台の処理モジュールa11等(処理モジュールc12を除く)との組み合わせにより構成されているが、これは説明の都合上のものであって、信号処理装置1は任意個のスイッチング・モジュールISM1(20)等と任意個の処理モジュールa11等との組み合わせにより構成することができる。なお、I/O部10は狭義には信号処理装置1に含めず、スイッチング・モジュールISM1(20)が外部と接続されたスイッチング・モジュールであるものとする。上述のスイッチング・モジュールISM1(20)およびISM2(30)は、データパケットにより示される信号処理に応じて設けられ、データパケットの入力元とデータパケットの状態に応じた次の処理を行う出力先(例えばI/O部10、処理モジュールa11等または他のスイッチング・モジュールISM2(30)等)とを示す各ルーティング・テーブル60、61を用いて、入力元から入力されたデータパケットを上記出力先へ出力して処理を行わせることにより、信号処理の順序を制御することができる。ルーティング・テーブル60等の入力元であり且つ出力先である処理モジュールa11等は、スイッチング・モジュールISM1(20)等側から送られたデータパケットに対し、当該データパケットにより示される処理を行って当該データパケットをスイッチング・モジュールISM1(20)等へ送る。
図1に示されるように、スイッチング・モジュールISM1(20)等にはデータパケットのバッファリングを行う複数組の入出力バッファが接続されている。入力バッファはルーティング・テーブル60等の入力元からスイッチング・モジュールISM1(20)等側へ入力されるデータパケットをバッファリングし、出力バッファはルーティング・テーブル60等の出力先へスイッチング・モジュールISM1(20)等側から出力するデータパケットをバッファリングする。例えばスイッチング・モジュールISM1(20)と処理モジュールa11との間には、1組の入出力バッファとして入力バッファ21aおよび出力バッファ21b(両者を示す場合は、「入出力バッファ21」という。以下同様)が接続されている。図1では入力バッファ21aは1ブロック(その容量は任意であるが、少なくとも1データパケット分の容量を有するものとする。)有し、出力バッファ21bは4ブロック有している。しかし、これは一例であって出力バッファ21b等は任意の数のブロックを有することができる。入力バッファ21a等は1ブロックあれば必要条件は満たすが1ブロック以上の任意の数のブロックを有していてもよい。バッファが複数のブロックを有する場合、FIFO(First-In First-Out)によりデータパケットの制御を行なう。スイッチング・モジュールISM1(20)とスイッチング・モジュールISM2(30)との間には1組の入出力バッファ22として入力バッファ22aおよび出力バッファ22bが接続され、スイッチング・モジュールISM1(20)と処理モジュールb15との間には1組の入出力バッファ23として入力バッファ23aおよび出力バッファ23bが接続され、スイッチング・モジュールISM1(20)とI/O部10との間には、1組の入出力バッファ24として入力バッファ24aおよび出力バッファ24bが接続されている。データパケットの入出力の方向としては、例えば1組の入出力バッファ21を用いて説明すると、出力バッファ21bはスイッチング・モジュールISM1(20)側から処理モジュールa11等の出力先へ出力するデータパケットをバッファリングするものと捉え、入力バッファ21aは処理モジュールa11等の入力元(上記出力先)からスイッチング・モジュールISM1(20)側へ入力されるデータパケットをバッファリングするものと捉えることができる。これはスイッチング・モジュールISM1(20)等側を中心としてデータパケットの入出力を捉えたものであるが、処理モジュールa11等側を中心としてデータパケットの入出力を捉えてもよい。後者の場合、入出力バッファの名称は逆になる。本明細書および特許請求の範囲等では前者のようにスイッチング・モジュールISM1(20)等側を中心としてデータパケットの入出力を捉えるものとする。
図1に示されるように、スイッチング・モジュールISM2(30)等にも複数組の入出力バッファが接続されている。スイッチング・モジュールISM2(30)と処理モジュールd13との間には1組の入出力バッファ32として入力バッファ32aおよび出力バッファ32bが接続され、スイッチング・モジュールISM2(30)と処理モジュールe14との間には1組の入出力バッファ33として入力バッファ33aおよび2つの出力バッファ33b−1(処理モジュールe14側の入力1)と33b−2(処理モジュールe14側の入力2)とが接続され、スイッチング・モジュールISM2(30)とスイッチング・モジュールISM1(20)との間には1組の入出力バッファ34として入力バッファ34aおよび出力バッファ34bが接続されている。スイッチング・モジュールISM2(30)と処理モジュールc12との間には1組の入出力バッファ31として入力バッファ31aおよび出力バッファ31bが用意されているが、上述のようにルーティング・テーブル61の処理上はN/A状態であるため使用はされない。上述のスイッチング・モジュールISM2(30)と処理モジュールe14との間の1組の入出力バッファ33の出力バッファ33b−1と33b−2のように、出力バッファは接続される処理モジュールに応じて複数個有することもできる。
信号処理装置1は、スイッチング・モジュールISM1(20)等と処理モジュールa11等とを各々対応する一組の入出力バッファ21等を介することにより任意個組み合わせて構成することができる。この場合、少なくとも1台のスイッチング・モジュール、例えばISM1(20)が信号処理装置1の外部(I/O部10)と対応する入出力バッファ24を介して接続されている。信号処理装置1が複数台のスイッチング・モジュールISM1(20)等を有する場合、ルーティング・テーブル60等は入力したデータパケットにより示される特定の信号処理を行う上での各スイッチング・モジュールISM1(20)等における上記信号処理の分担を示すものとして各スイッチング・モジュールISM1(20)毎に設けられている。
スイッチング・モジュールISM1(20)等は、信号処理装置1の外部(I/O部10)、処理モジュールa11等または他のスイッチング・モジュールISM2(30)から各々対応する入力バッファ24、21等、22を介してデータパケットを入力する。次に、このデータパケットにより示される信号処理に応じたルーティング・テーブル60等を選択し、当該ルーティング・テーブル60等に基づいて出力先を求め、当該出力先に対応する出力バッファ21b等を介してデータパケットを出力するルーティング処理を行う。
処理モジュールa11等は、スイッチング・モジュールISM1(20)等から対応する出力バッファ21b等を介して送られたデータパケットを受取る。次に、このデータパケットより示される処理を当該データパケットに対して行う。その後、このデータパケットを先の対応する出力バッファ21b等と一組となっている入力バッファ21aを介してスイッチング・モジュールISM1(20)側へ送る。
他のスイッチング・モジュールISM2(30)等は、スイッチング・モジュールISM1(20)等から対応する出力バッファ22b等を介して送られたデータパケットを受取る。次に、このデータパケットにより示される信号処理に応じた他のスイッチング・モジュールISM2(30)用ルーティング・テーブル61等を用いて、当該データパケットに対して上述のルーティング処理を行う。すなわち、スイッチング・モジュールISM2(30)もスイッチング・モジュールISM1(20)と同様に、処理モジュールd13等、またはスイッチング・モジュールISM2(20)にとっての他のスイッチング・モジュールISM1(20)もしくはISM3(不図示)から各々対応する入力バッファ32等、34等を介してデータパケットを入力する。次に、このデータパケットにより示される信号処理に応じたルーティング・テーブル61等を選択し、当該ルーティング・テーブル61等に基づいて出力先を求め、当該出力先に対応する出力バッファ32b等を介してデータパケットを出力するルーティング処理を行う。その後、当該データパケットを先の対応する出力バッファ22bと一組となっている入力バッファ22aを介してスイッチング・モジュールISM1(20)側へ送る。
次に、信号処理装置1で処理されるデータパケットについて説明する。図2は、データパケットの一構成例を示す。図2において、符号40はデータパケット全体を示し、42は処理モジュールa11等で信号処理の対象となる信号データ、46は処理モジュールa11等で信号データ42に対して施される信号処理の種類を示すデータタイプ、44はデータパケット40に対して処理モジュールa11等で行われた処理の回数(データパケット40の状態)を示す処理回数部である。データタイプ46により示される信号処理の種類は、例えばFM(Frequency Modulation : 周波数変調)ラジオ放送の復調処理、AM(AMplitude Modulation : 振幅変調)ラジオ放送の復調処理、アナログテレビジョン(Television : TV)放送の映像復調処理等を挙げることができる。データタイプ46と処理回数部44とを合わせてタグ(またはヘッダ)45と呼ぶ。符号48は信号データ42のデータが有効であるか無効であるかを示す有効/無効ビットである。有効/無効ビット48は無くてもよく、データパケット40は基本的に信号データ42とタグ45とで構成される。図2に示されるように、データパケット40全体のサイズを20ビットとし、各部のサイズは信号データ42を12ビット、処理回数部44を5ビット、データタイプ46を2ビット、有効/無効ビットを1ビットとすることができる。しかし、データパケット40全体のサイズおよび各部のサイズは任意に決めることができる。処理モジュールa11等は、入力されたデータパケット40の信号データ42に対しデータタイプ46に応じた信号処理を行い、且つ処理回数部44の値を1加算してデータパケット40をスイッチング・モジュールISM1(20)等へ出力する。スイッチング・モジュールISM1(20)等は、データパケット40を他のスイッチング・モジュールISM2(30)等へ出力する際に処理回数部44の値を1加算している。
次に、ルーティング・テーブル60等について説明する。ルーティング・テーブル60等は、スイッチング・モジュールISM1(20)等毎にデータパケット40のデータタイプ46に応じて複数個設けることができる。スイッチング・モジュールISM1(20)等は、入力されたデータパケット40に対して、タグ45のデータタイプ46を参照することによりスイッチング・モジュールISM1(20)等が使用する必要なルーティング・テーブル60等を選択し使用することができる。ルーティング・テーブル60等は、データパケット40の入力元とデータパケット40のタグ45の処理回数部44の値とに基づきデータパケット40が次に処理される出力先を示している。出力先は1つ以上であってもよい。スイッチング・モジュールISM1(20)等は、上述のようなルーティング・テーブル60等とタグ45の処理回数部44とに基づき、データパケット40の出力先を決定する。つまり、スイッチング・モジュールISM1(20)等は、入力されたデータパケット40のタグ45を参照してデータパケット40のルーティングを行なっている。
図3(A)は、本発明の実施例1におけるスイッチング・モジュールISM1(20)が用いるルーティング・テーブル60を例示する。図3(A)に示されるように、ルーティング・テーブル60は入力元を列とし出力先を行とする表形式で実現することができる。入力元はc1列からc4列の4列あり、c1列がI/O部10、c2列が処理モジュールa11、c3列が処理モジュールb15、c4列が他のスイッチング・モジュールISM2(30)を表す。出力先はr1行からr4行の4行あり、r1行がI/O部10、r2行が処理モジュールa11、r3行が処理モジュールb15、r4行が他のスイッチング・モジュールISM2(30)を表す。表中の数字は処理回数部44の値を示している。
次に、スイッチング・モジュールISM1(20)がルーティング・テーブル60を用いる方法について説明する。スイッチング・モジュールISM1(20)がデータパケット40を入力した際に、そのデータパケット40の入力元がI/O部10であり且つその処理回数部44の値が0であると想定する。スイッチング・モジュールISM1(20)は入力元がI/O部10であるためc1列を参照し、c1列の中で値が処理回数部44の値(=0)に等しい行を検索する。図3(A)のルーティング・テーブル60の例ではr2行が該当しr2行は処理モジュールa11に相当するため、スイッチング・モジュールISM1(20)は処理モジュールa11をデータパケット40の出力先と決定し、データパケット40を処理モジュールa11との間の出力バッファ21bへ送る。処理モジュールa11はデータパケット40の処理を行いその処理回数部44の値を1加算して1とし、データパケット40を上記出力バッファ21bと組になっている入力バッファ21aへ送る。
次に、スイッチング・モジュールISM1(20)は上記データパケット40の入力元が処理モジュールa11であるためc2列を参照し、データパケット40の処理回数部44の値が1であるためc2列の中で値が1の行を検索する。図3(A)のルーティング・テーブル60の例ではr3行が該当しr3行は処理モジュールb15に相当するため、スイッチング・モジュールISM1(20)は処理モジュールb15をデータパケット40の出力先と決定し、データパケット40を処理モジュールb15との間の出力バッファ23bへ送る。処理モジュールb15はデータパケット40の処理を行いその処理回数部44の値を1加算して2とし、データパケット40を上記出力バッファ23bと組になっている入力バッファ23aへ送る。
続いて、スイッチング・モジュールISM1(20)は上記データパケット40の入力元が処理モジュールb15であるためc3列を参照し、データパケット40の処理回数部44の値が2であるためc3列の中で値が2の行を検索する。図3(A)のルーティング・テーブル60の例ではr4行が該当しr4行は他のスイッチング・モジュールISM2(30)に相当するため、スイッチング・モジュールISM1(20)はスイッチング・モジュールISM2(30)をデータパケット40の出力先と決定する。スイッチング・モジュールISM1(20)はデータパケット40の処理回数部44の値を1加算して3とした後、データパケット40をスイッチング・モジュールISM2(30)との間の出力バッファ22bへ送る。
スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケット40をI/F18および入力バッファ34aを介して入力する。図3(B)は、本発明の実施例1におけるスイッチング・モジュールISM2(30)が用いるルーティング・テーブル61を例示する。図3(B)に示されるように、ルーティング・テーブル61の入力元はc1列からc4列の4列あり、c1列がスイッチング・モジュールISM1(20)、c2列が処理モジュールc12(N/A状態)、c3列が処理モジュールd13、c4列が処理モジュールe14を表す。出力先はr1行からr5行の5行あり、r1行がスイッチング・モジュールISM1(20)、r2行が処理モジュールc12(N/A状態)、r3行が処理モジュールd13、r4行が処理モジュールe14(入力1)、r5行が処理モジュールe14(入力2)を表す。図3(B)のルーティング・テーブル61に示されるように、c2列およびr2行の処理モジュールc12は入力元にも出力先にも割当てられていないため、N/A状態であることがわかる。処理モジュールe14は2つの入力(上記入力1および2)に基づく処理を行うため、ルーティング・テーブル61では2つの出力先を設けてある。スイッチング・モジュールISM2(30)はこのルーティング・テーブル61を用いてデータパケット40の処理を行う。
スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケット40の入力元がスイッチング・モジュールISM1(20)であるためc1列を参照し、データパケット40の処理回数部44の値が3であるためc3列の中で値が3の行を検索する。図3(B)のルーティング・テーブル61の例ではr3行およびr4行が該当し、r3行は処理モジュールd13に相当しr4行は処理モジュールe14(入力1)に相当する。このため、スイッチング・モジュールISM2(30)はデータパケット40の出力先を処理モジュールd13および処理モジュールe14(入力1)と決定し、データパケット40を処理モジュールd13との間の出力バッファ32bおよび処理モジュールe14との間の出力バッファ33b−1(入力1)へ送る。上記2つの出力バッファ32bおよび33b−1へのデータパケット40の転送は並列的に行なわれる。処理モジュールd13はデータパケット40の処理を行いその処理回数部44の値を1加算して4とし、データパケット40を上記出力バッファ32bと組になっている入力バッファ32aへ送る。一方、処理モジュールe14は上述のように2つの入力に基づく処理を行うため、出力バッファ33b−2(入力2)にデータパケット40(処理回数部44の値>3)が到着するまで処理を待つことになる。
次に、スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケット40の入力元が処理モジュールd13であるためc3列を参照し、データパケット40の処理回数部44の値が4であるためc3列の中で値が4の行を検索する。図3(B)のルーティング・テーブル61の例ではr5行が該当しr5行は処理モジュールe14(入力2)に相当するため、スイッチング・モジュールISM2(30)は処理モジュールe14(入力2)をデータパケット40の出力先と決定し、データパケット40を処理モジュールe14との間の出力バッファ33b−2(入力2)へ送る。処理モジュールe14は2つの入力(処理回数部44の値が3の入力1および処理回数部44の値が4の入力2)が到着したため両方のデータパケット40を用いて処理を行い、処理回数部44の値を1加算して5としたデータパケット40を上記出力バッファ33bと組になっている入力バッファ33aへ送る。
スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケット40の入力元が処理モジュールe14であるためc4列を参照し、データパケット40の処理回数部44の値が5であるためc4列の中で値が5の行を検索する。図3(B)のルーティング・テーブル61の例ではr1行が該当しr1行はスイッチング・モジュールISM1(20)に相当するため、スイッチング・モジュールISM2(30)はスイッチング・モジュールISM1(20)をデータパケット40の出力先と決定する。スイッチング・モジュールISM2(30)はデータパケット40の処理回数部44の値を1加算して6とした後、データパケット40をスイッチング・モジュールISM1(20)との間の出力バッファ34bへ送る。
スイッチング・モジュールISM1(20)は上記データパケット40をI/F18および上記出力バッファ22bと組になっている入力バッファ22aを介して入力する。上記データパケット40の入力元がスイッチング・モジュールISM2(30)であるため、ルーティング・テーブル60のc4列を参照し、データパケット40の処理回数部44の値が6であるためc4列の中で値が6の行を検索する。図3(A)のルーティング・テーブル60の例ではr1行が該当しr1行はI/O部10に相当するため、スイッチング・モジュールISM1(20)はI/O部10をデータパケット40の出力先と決定し、データパケット40をI/O部10との間の出力バッファ24bへ送る。
以上のようにしてデータパケット40の信号処理が行われる。上述のように、当該信号処理に用いられる処理モジュールa11等はルーティング・テーブル60等の入力元および出力先に割り当てられるが、当該信号処理に用いられない処理モジュールまたはスイッチング・モジュール等はルーティング・テーブルの入力先にも出力先にも割当てられないため、ルーティング・テーブルの処理上、上述のN/A状態として示される。例えば上述の処理モジュールc12は物理的にはスイッチング・モジュールISM2(30)に接続されているが、ルーティング・テーブル61の入力先にも出力先にも割当てられていないため、ルーティング・テーブル61の処理上、N/A状態として示される。すなわち、処理モジュールc12はルーティング・テーブル61の処理上、スイッチング・モジュールISM2(30)に接続されていないことになる。上述のように、スイッチング・モジュールISM1(20)等は信号処理に応じたルーティング・テーブル60等を複数個用意しておくことができ、入力してきたデータパケットに応じて必要なルーティング・テーブル60等を実行時に選択して使用することができる。このため、スイッチング・モジュールISM1(20)等に物理的に接続された処理モジュールa11等に対し、入力してきたデータパケットに応じて、つまり使用するルーティング・テーブル60等に応じて実行時に動的に接続または切離し等の接続変更を行なうことができる。信号処理装置1はソフトウェア無線機等の信号処理部として用いることができるため、本発明の実施例1における信号処理装置1により、実行時に内部の処理モジュール等の機能構成の接続自体に対する動的変更を行なうことができるソフトウェア無線機等の信号処理部を提供することができる。
次に、本発明の実施例1における信号処理方法およびプログラムについて説明する。信号処理装置1は、スイッチング・モジュールISM1(20)等を信号処理の順序を制御するプロセスとし、処理モジュールa11等をデータパケットに応じた各種の処理を行うプロセスとし、データパケットを各プロセス間で処理されながら流れるデータとすると、データフローマシン(Data Flow Machine)として捉えることができる。図4は、本発明の実施例1における信号処理方法およびプログラムの動作の流れをデータフロー図で示す。図4で図1と同じ符号を付した要素は同じ機能を有し、他の要素と同じ接続関係を有するため詳細な説明は省略する。図4に示されるように、I/O部10は入力の源泉(データ源泉)および出力先(データ吸収)として表示され、スイッチング・モジュールISM1(20)はI/O部10と接続されたプロセスとして表示され、処理モジュールa11はスイッチング・モジュールISM1(20)と接続されたプロセスとして表示され、処理モジュールb15はスイッチング・モジュールISM1(20)と接続されたプロセスとして表示されている。上述と同様にI/O部10を外部と考え、スイッチング・モジュールISM1(20)が外部と接続されたスイッチング・モジュールであるものとする。スイッチング・モジュールISM2(30)はスイッチング・モジュールISM1(20)と接続されたプロセスとして表示され、処理モジュールd13はスイッチング・モジュールISM2(30)と接続されたプロセスとして表示され、処理モジュールe14はスイッチング・モジュールISM2(30)と接続されたプロセスとして表示されている。
1組の入出力バッファ24はI/O部10とスイッチング・モジュールISM1(20)との間に設けられたデータストアとして表示され、1組の入出力バッファ21はスイッチング・モジュールISM1(20)と処理モジュールa11との間に設けられデータストアとして表示され、1組の入出力バッファ22はスイッチング・モジュールISM1(20)とスイッチング・モジュールISM2(30)との間に設けられデータストアとして表示され、1組の入出力バッファ23はスイッチング・モジュールISM1(20)と処理モジュールb15との間に設けられデータストアとして表示されている。1組の入出力バッファ34はスイッチング・モジュールISM2(30)とスイッチング・モジュールISM1(20)との間に設けられデータストアとして表示され、1組の入出力バッファ32はスイッチング・モジュールISM2(30)と処理モジュールd13との間に設けられデータストアとして表示され、1組の入出力バッファ33はスイッチング・モジュールISM2(30)と処理モジュールe14との間に設けられデータストアとして表示されている。ルーティング・テーブル60とルーティング・テーブル61とは各々データストアとして表示されている。各プロセス間、プロセスとデータ源泉およびデータ吸収との間のデータフローの流れの方向は矢印で示す。矢印に付けられた名前はDj:DP(n)の形式で表す。ここでDj(j≧1)は各データフローを識別するためのものであり、DP(n)はそのデータフローにおけるデータパケット(Data Packet : DP)40を示し、nはデータパケットDP40の処理回数部44の値を示している。
本発明の実施例1における信号処理方法およびプログラムの一般的なフローは以下のようになる。図4に示されるように、スイッチング・モジュールISM1(20)が、信号処理装置1の外部、処理モジュールa11または他のスイッチング・モジュールISM2(30)等から対応する入力バッファ24a、21a等または22a等を介してデータパケット40を入力する。次に、データパケット40により示される信号処理に応じたルーティング・テーブル60に基づく出力先へ対応する出力バッファ24b、21b等または22b等を介してデータパケット40を出力するルーティング処理を行う(ルーティングステップ)。 上記ルーティングステップにおける出力先が処理モジュールa11等の場合、処理モジュールa11等がスイッチング・モジュールISM1(20)から対応する出力バッファ21b等を介して送られたデータパケット40を受取る。次に、データパケット40により示される処理をデータパケット40に対して行う。その後、データパケット40を先の対応する出力バッファ21bと一組となっている入力バッファ21aを介してスイッチング・モジュールISM1(20)側へ送る(処理モジュールステップ)。上記ルーティングステップにおける出力先がスイッチング・モジュールISM1(20)と異なる他のスイッチング・モジュールISM2(30)の場合、他のスイッチング・モジュールISM2(30)が、スイッチング・モジュールISM1(20)から対応する出力バッファ22b等を介して送られたデータパケット40を受取る。次に、データパケット40により示される信号処理に応じた他のスイッチング・モジュールISM2(30)用ルーティング・テーブル61を用いて、データパケット40に対して上記ルーティング処理を行う。その後、データパケット40を先の対応する出力バッファ22bと一組となっている入力バッファ22aを介してスイッチング・モジュールISM1(20)側へ送る(他のスイッチング・モジュールステップ)。
図3(A)、(B)に示されたルーティング・テーブル60および61を用いた場合、信号処理方法およびプログラムの具体的なフローは以下のようになる。まずスイッチング・モジュールISM1(20)が入力の源泉(データ源泉)であるI/O部10からデータパケットDP(0)40を入力バッファ24aを介して入力する(データフローD1)。スイッチング・モジュールISM1(20)はデータパケットDP(0)40のデータタイプ46に基づきルーティング・テーブル60を選択する。ルーティング・テーブル60を参照し、入力元がI/O部10でありDP(0)であるため、データパケットDP(0)40を処理モジュールa11へ出力バッファ21bを介して送る(データフローD2)。
処理モジュールa11はデータパケットDP(0)40の処理を行いその処理回数部44の値を1加算して1とし、データパケットDP(1)40を上記出力バッファ21bと組になっている入力バッファ21aを介してスイッチング・モジュールISM1(20)へ送る(データフローD3)。
スイッチング・モジュールISM1(20)は上記データパケットDP(1)40の入力元が処理モジュールa11でありDP(1)であるため、データパケットDP(1)40を処理モジュールb15へ出力バッファ23bを介して送る(データフローD4)。
処理モジュールb15はデータパケットDP(1)40の処理を行いその処理回数部44の値を1加算して2とし、データパケットDP(2)40を上記出力バッファ23bと組になっている入力バッファ23aを介してスイッチング・モジュールISM1(20)へ送る(データフローD5)。
スイッチング・モジュールISM1(20)は上記データパケットDP(2)40の入力元が処理モジュールb15でありDP(2)であるため、データパケットDP(2)40の処理回数部44の値を1加算して3とした後、データパケットDP(3)40をスイッチング・モジュールISM2(30)へ出力バッファ22bを介して送る(データフローD6)。
スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケットDP(3)40を(I/F18および)入力バッファ34aを介して入力し、データパケットDP(3)40のデータタイプ46に基づきルーティング・テーブル61を選択する。ルーティング・テーブル61を参照して、スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケットDP(3)40の入力元がスイッチング・モジュールISM1(20)であるため、データパケットDP(3)40を処理モジュールd13へ出力バッファ32bを介して送る(データフローD7a)。同時に、データパケットDP(3)40を処理モジュールe14へ出力バッファ33b−1(入力1)を介して送る(データフローD7b)。
処理モジュールd13はデータパケットDP(3)40の処理を行いその処理回数部44の値を1加算して4とし、データパケットDP(4)40を上記出力バッファ32bと組になっている入力バッファ32aを介してスイッチング・モジュールISM2(30)へ送る(データフローD8)。一方、処理モジュールe14は出力バッファ33b−2(入力2)にデータパケットDP(n>3)40が到着するまで処理を待つ。
スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケットDP(4)40の入力元が処理モジュールd13でありDP(4)であるため、データパケットDP(4)40を処理モジュールe14へ出力バッファ33b−2(入力2)を介して送る(データフローD9)。
処理モジュールe14は2つの入力が到着したため両方のデータパケットDP(3)40およびDP(4)40を用いて処理を行い、処理回数部44の値を1加算して5としたデータパケットDP(5)40を上記出力バッファ33bと組になっている入力バッファ33aを介してスイッチング・モジュールISM2(30)へ送る(データフローD10)。
スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケット40の入力元が処理モジュールe14でありDP(5)であるため、処理回数部44の値を1加算して6とした後、データパケットDP(6)40をスイッチング・モジュールISM1(20)へ上記入力バッファ34aと組になっている出力バッファ34bを介して送る(データフローD11)。
スイッチング・モジュールISM1(20)は上記データパケットDP(6)40を(I/F18および)上記出力バッファ22bと組になっている入力バッファ22aを介して入力する。上記データパケットDP(6)40の入力元がスイッチング・モジュールISM2(30)でありDP(6)であるため、データパケットDP(6)40をI/O部10へ出力バッファ24bを介して送る(データフローD12)。以上のようにしてデータパケットDP40の処理が行われる。
以上より、本発明の実施例1によれば、信号処理装置1は、信号処理に応じて設けられ、データパケット40の入力元とデータパケット40の状態(処理回数部44の値)に応じた次の処理を行う出力先とを示すルーティング・テーブル60等を用いて、入力元から入力されたデータパケット40を出力先へ出力して処理を行わせることにより信号処理の順序を制御するスイッチング・モジュールISM1(20)等と、ルーティング・テーブル60等の入力元且つ出力先である処理モジュールa11等であって、スイッチング・モジュールISM1(20)等側から送られたデータパケット40に対し、データパケット40により示される処理を行ってデータパケット40をスイッチング・モジュールISM1(20)等側へ送るものと、スイッチング・モジュールISM1(20)等に接続されデータパケット40のバッファリングを行う複数組の入出力バッファ24等とを備えることができる。信号処理装置1は、スイッチング・モジュールISM1(20)と処理モジュールa11等とを各々一組の入出力バッファ21等を介することにより任意個組み合わせて構成され、少なくとも1台のスイッチング・モジュールISM1(20)等は信号処理装置1の外部と対応する入出力バッファ24を介して接続されている。複数台のスイッチング・モジュールISM1(20)等を有する場合、ルーティング・テーブル60等は入力したデータパケットにより示される特定の信号処理を行う上での各スイッチング・モジュールISM1(20)等における上記信号処理の分担を示すものとして各スイッチング・モジュールISM1(20)等毎に設けておくことができる。スイッチング・モジュールISM1(20)等は、信号処理装置1の外部、処理モジュールa11等または他のスイッチング・モジュールISM2(30)等から対応する入力バッファ24等を介してデータパケット40を入力し、データパケット40により示される信号処理に応じたルーティング・テーブル60等に基づく出力先へ対応する出力バッファ21等を介してデータパケット40を出力するというルーティング処理を行うことができる。他のスイッチング・モジュールISM2(30)等は、スイッチング・モジュールISM1(20)等から対応する出力バッファ22b等を介して送られたデータパケット40により示される信号処理に応じた他のスイッチング・モジュールISM2(30)用ルーティング・テーブル61等を選択し使用することができ、データパケット40に対してルーティング処理を行うことができ、データパケット40を対応する出力バッファ22bと一組の入力バッファ22aを介してスイッチング・モジュールISM1(20)等側へ送ることができる。
以上のようにして信号処理装置1はデータパケット40の信号処理を行うことができる。スイッチング・モジュールISM1(20)等は信号処理に応じたルーティング・テーブル61等を複数個用意しておくことができ、入力してきたデータパケットに応じて必要なルーティング・テーブル60等を実行時に選択して使用することができる。このため、スイッチング・モジュールISM1(20)等に物理的に接続された処理モジュールa11等に対し、入力してきたデータパケットに応じて、つまり使用するルーティング・テーブル60等に応じて実行時に動的に接続または切離し等の接続変更を行なうことができる。信号処理装置1はソフトウェア無線機等の信号処理部として用いることができるため、本発明の実施例1における信号処理装置1により、実行時に内部の処理モジュール等の機能構成の接続自体に対する動的変更を行なうことができるソフトウェア無線機等の信号処理部を提供することができる。
次に、アナログTV放送における映像復調処理を例にとり、本発明の実施例2における信号処理装置2および方法等について説明する。図5は本発明の実施例2における信号処理装置2を示す。図5で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。本実施例2においては、図5に示される信号処理装置2を用いて具体的なアナログTV放送における映像復調処理を行う場合について説明する。スイッチング・モジュールISM1(20)(第1のスイッチング・モジュール)は、入力されたデータパケット40のデータタイプ46がアナログTV放送における映像復調処理を示す場合のルーティング・テーブル62を使用する。ルーティング・テーブル62は上記映像復調処理におけるスイッチング・モジュールISM1(20)側の分担を示している。スイッチング・モジュールISM1(20)は、信号処理装置2の外部(I/O部10)と接続され、入力されたデータパケット40が有する信号データ42の高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュール51と接続され、スイッチング・モジュールISM2(30)と接続されている構成となっている。ルーティング・テーブル62の処理上、処理モジュールb15はN/A状態となっている。一方、スイッチング・モジュールISM2(30)(第2のスイッチング・モジュール)は、入力されたデータパケット40のデータタイプ46がアナログTV放送における映像復調処理を示す場合におけるスイッチング・モジュールISM2(30)側の分担を示すルーティング・テーブル63を使用する。スイッチング・モジュールISM2(30)は、スイッチング・モジュールISM1(20)と接続され、入力されたデータパケット40が有する信号データ42の帯域制限を行なう帯域制限フィルタ処理モジュール52と接続され、入力されたデータパケット40が有する信号データ42から搬送波に同期した信号を生成するPLL(Phase Locked Loop)およびFM復調器処理モジュール(以下、「PLL/FM復調器処理モジュール」または「同期検波処理モジュール」と言う。)53と接続され、入力された2つのデータパケット40が有する各信号を混合するミキサ処理モジュール54と接続されている構成となっている。各スイッチング・モジュールISM1(20)等内におけるデータパケット40の移動方向は、各スイッチング・モジュールISM1(20)等内の点線矢印で示す。
図6(A)は、本発明の実施例2におけるスイッチング・モジュールISM1(20)が用いるルーティング・テーブル62を示す。図6(A)は図3(A)と同様の形式のルーティング・テーブルであるため、ルーティング・テーブルの形式自体についての説明は省略する。図6(A)に示されるように入力元はc1列からc4列の4列あり、c1列がI/O部10、c2列がローパスフィルタ処理モジュール51、c3列が他のスイッチング・モジュールISM2(30)、c4列が処理モジュールb15(N/A状態)を表す。出力先はr1行からr4行の4行あり、r1行がI/O部10、r2行がローパスフィルタ処理モジュール51、r3行が他のスイッチング・モジュールISM2(3)、r4行が処理モジュールb15(N/A状態)を表す。図6(A)のルーティング・テーブル62に示されるように、データパケット40の入力元が信号処理装置1の外部(I/O部10)であり且つデータパケット40の処理回数部44の値が0の場合の出力先は他のスイッチング・モジュールISM2(30)を示し、入力元が他のスイッチング・モジュールISM2(30)であり且つ処理回数部44の値が5の場合の出力先はローパスフィルタ処理モジュール51を示し、入力元がローパスフィルタ処理モジュール51であり且つ処理回数部44の値が6の場合の出力先は信号処理装置の外部(I/O部10)を示している。
一方、図6(B)は、本発明の実施例2におけるスイッチング・モジュールISM2(30)が用いるルーティング・テーブル63を示す。図6(B)も図3(A)と同様の形式のルーティング・テーブルであるため、ルーティング・テーブルの形式自体についての説明は省略する。図6(B)に示されるように入力元はc1列からc4列の4列あり、c1列がスイッチング・モジュールISM1(20)、c2列が帯域制限フィルタ処理モジュール52、c3列がPLL/FM復調器処理モジュール53、c4列がミキサ処理モジュール54を表す。出力先はr1行からr5行の4行あり、r1行がスイッチング・モジュールISM1(20)、r2行が帯域制限フィルタ処理モジュール52、r3行がPLL/FM復調器処理モジュール53、r4行がミキサ処理モジュール54(入力1)、r5行がミキサ処理モジュール54(入力2)を表す。図6(B)のルーティング・テーブル63に示されるように、データパケット40の入力元がスイッチング・モジュールISM1(20)であり且つデータパケット40の処理回数部44の値が1の場合の出力先は帯域制限フィルタ処理モジュール52を示し、入力元が帯域制限フィルタ処理モジュール52であり且つ処理回数部44の値が2の場合の出力先はPLL/FM復調器処理モジュール53とミキサ処理モジュール54(出力バッファ33b−1(第1出力バッファ))とを示し、入力元がPLL/FM復調器処理モジュール53であり且つ処理回数部44の値が3の場合の出力先はミキサ処理モジュール54(出力バッファ33b−2(第2出力バッファ))を示し、入力元がミキサ処理モジュール54であり且つ処理回数部44の値が4の場合の出力先はスイッチング・モジュールISM1(20)を示している。
次に、本発明の実施例2における信号処理方法およびプログラムについて説明する。図7は、本発明の実施例2における信号処理方法およびプログラムの動作の流れをデータフロー図で示す。図7で図5と同じ符号を付した要素は同じ機能を有し、他の要素と同じ接続関係を有するため詳細な説明は省略する。図7のデータフロー図の形式は図4のデータフロー図と同様であるため、データフロー図自体についての説明は省略する。
図6(A)、(B)に示されたルーティング・テーブル62および63を用いた場合、本発明の実施例2における信号処理方法およびプログラムの具体的なフローは以下のようになる。まずスイッチング・モジュールISM1(20)が入力の源泉(データ源泉)であるI/O部10からデータパケットDP(0)40を入力バッファ24aを介して入力する(データフローD20)。スイッチング・モジュールISM1(20)はデータパケットDP(0)40のデータタイプ46に基づきルーティング・テーブル62を選択する。ルーティング・テーブル62を参照し、入力元がI/O部10でありDP(0)であるため、データパケットDP(0)40の処理回数部44の値を1加算して1とした後、データパケットDP(1)40をスイッチング・モジュールISM2(30)へ出力バッファ22bを介して送る(データフローD21)。
スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケットDP(1)40を(I/F18および)入力バッファ34aを介して入力し、データパケットDP(1)40のデータタイプ46に基づきルーティング・テーブル63を選択する。ルーティング・テーブル63を参照して、スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケットDP(1)40の入力元がスイッチング・モジュールISM1(20)でありDP(1)であるため、データパケットDP(1)40を帯域制限フィルタ処理モジュール52へ出力バッファ31bを介して送る(データフローD22)。
帯域制限フィルタ処理モジュール52はデータパケットDP(1)40の信号データ42に対して帯域制限処理を行ってその結果を信号データ42へ戻し、その処理回数部44の値を1加算して2とし、データパケットDP(2)40を上記出力バッファ31bと組になっている入力バッファ31aを介してスイッチング・モジュールISM2(30)へ送る(データフローD23)。
次に、スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケットDP(2)40の入力元が帯域制限フィルタ処理モジュール52でありDP(2)であるため、データパケットDP(2)40をPLL/FM復調器処理モジュール53へ出力バッファ32bを介して送る(データフローD24a)。同時に、データパケットDP(2)40をミキサ処理モジュール54へ出力バッファ33b−1(入力1)を介して送る(データフローD24b)。
PLL/FM復調器処理モジュール53はデータパケットDP(2)40の信号データ42から搬送波に同期した信号を生成する処理を行ってその結果を信号データ42へ戻し、その処理回数部44の値を1加算して3とし、データパケットDP(3)40を上記出力バッファ32bと組になっている入力バッファ32aを介してスイッチング・モジュールISM2(30)へ送る(データフローD25)。一方、ミキサ処理モジュール54は出力バッファ33b−2(入力2)にデータパケットDP(n>2)40が到着するまで処理を待つ。
次に、スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケットDP(3)40の入力元がPLL/FM復調器処理モジュール53でありDP(3)であるため、データパケットDP(3)40をミキサ処理モジュール54へ出力バッファ33b−2(入力2)を介して送る(データフローD26)。
ミキザ処理モジュール54は2つの入力が到着したため両方のデータパケットDP(2)40およびDP(3)40の各信号データ42を混合する処理を行ってその結果を信号データ42へ戻し、処理回数部44の値を1加算して4としたデータパケットDP(4)40を上記出力バッファ33b−1等と組になっている入力バッファ33aを介してスイッチング・モジュールISM2(30)へ送る(データフローD27)。
スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケットDP(4)40の入力元がミキサ処理モジュール54でありDP(4)であるため、処理回数部44の値を1加算して5とした後、データパケットDP(4)40をスイッチング・モジュールISM1(20)へ上記入力バッファ34aと組になっている出力バッファ34bを介して送る(データフローD28)。
スイッチング・モジュールISM1(20)は上記データパケットDP(5)40を(I/F18および)上記出力バッファ22bと組になっている入力バッファ22aを介して入力する。上記データパケットDP(5)40の入力元がスイッチング・モジュールISM2(30)でありDP(5)であるため、データパケットDP(5)40をローパスフィルタ処理モジュール51へ出力バッファ21bを介して送る(データフローD29)。
ローパスフィルタ処理モジュール51はデータパケットDP(5)40の信号データ42の高周波成分を除去してその結果を信号データ42へ戻し、その処理回数部44の値を1加算して6とし、データパケットDP(6)40を上記出力バッファ21bと組になっている入力バッファ21aを介してスイッチング・モジュールISM1(20)へ送る(データフローD30)。
スイッチング・モジュールISM1(20)は上記データパケットDP(6)40の入力元がローパスフィルタ処理モジュール51でありDP(6)であるため、データパケットDP(6)40をI/O部10へ出力バッファ24bを介して送る(データフローD31)。以上のようにしてデータパケットDP40の処理が行われる。
以上より、本発明の実施例2によれば、信号処理装置2として、スイッチング・モジュールISM1(20)にローパスフィルタ処理モジュール51と他のスイッチング・モジュールISM2(30)とが接続され、他のスイッチング・モジュールISM2(30)に帯域制限フィルタ処理モジュール52とPLL/FM復調器処理モジュール53とミキサ処理モジュール54とが接続された構成とすることができる。スイッチング・モジュールISM1(20)がルーティング・テーブル62を使用し、スイッチング・モジュールISM2(30)がルーティング・テーブル63を使用することにより、入力してきたデータパケット40のデータタイプ46がアナログTV放送における映像復調処理を示す場合、信号処理装置2はデータパケット40に対してアナログTV放送における映像復調処理を行うことができる。
次に、AMラジオ放送におけるAM復調処理を例にとり、本発明の実施例3における信号処理装置3および方法等について説明する。図8は本発明の実施例3における信号処理装置3を示す。図8で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。本実施例3においては、図8に示される信号処理装置3を用いて具体的なAMラジオ放送におけるAM復調処理を行う場合について説明する。スイッチング・モジュールISM1(20)(第1のスイッチング・モジュール)は、入力されたデータパケット40のデータタイプ46がAMラジオ放送におけるAM復調処理を示す場合のルーティング・テーブル64を使用する。ルーティング・テーブル64は上記AM復調処理におけるスイッチング・モジュールISM1(20)側の分担を示している。スイッチング・モジュールISM1(20)は、信号処理装置3の外部(I/O部10)と接続され、入力されたデータパケット40が有する信号データ42の高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュール51と接続され、スイッチング・モジュールISM2(30)と接続されている構成となっている。ルーティング・テーブル64の処理上、処理モジュールb15はN/A状態となっている。一方、スイッチング・モジュールISM2(30)(第2のスイッチング・モジュール)は、入力されたデータパケット40のデータタイプ46がAMラジオ放送におけるAM復調処理を示す場合におけるスイッチング・モジュールISM2(30)側の分担を示すルーティング・テーブル65を使用する。スイッチング・モジュールISM2(30)は、スイッチング・モジュールISM1(20)と接続され、入力されたデータパケット40が有する信号データ42から搬送波に同期した信号を生成するPLL/FM復調器処理モジュール(同期検波処理モジュール)53と接続され、入力された2つのデータパケット40が有する各信号を混合するミキサ処理モジュール54と接続されている構成となっている。ルーティング・テーブル65の処理上、処理モジュールc12はN/A状態となっている。各スイッチング・モジュールISM1(20)等内におけるデータパケット40の移動方向は、各スイッチング・モジュールISM1(20)等内の点線矢印で示す。
図9(A)は、本発明の実施例3におけるスイッチング・モジュールISM1(20)が用いるルーティング・テーブル64を示す。図9(A)は図6(A)と同様の形式のルーティング・テーブルであるため、ルーティング・テーブルの形式自体についての説明は省略する。図9(A)に示されるように入力元はc1列からc4列の4列あり、c1列がI/O部10、c2列がローパスフィルタ処理モジュール51、c3列が他のスイッチング・モジュールISM2(30)、c4列が処理モジュールb15(N/A状態)を表す。出力先はr1行からr4行の4行あり、r1行がI/O部10、r2行がローパスフィルタ処理モジュール51、r3行が他のスイッチング・モジュールISM2(30)、r4行が処理モジュールb15(N/A状態)を表す。図9(A)のルーティング・テーブル64に示されるように、データパケット40の入力元が信号処理装置1の外部(I/O部10)であり且つデータパケット40の処理回数部44の値が0の場合の出力先は他のスイッチング・モジュールISM2(30)を示し、入力元が他のスイッチング・モジュールISM2(30)であり且つ処理回数部44の値が4の場合の出力先はローパスフィルタ処理モジュール51を示し、入力元がローパスフィルタ処理モジュール51であり且つ処理回数部44の値が5の場合の出力先は信号処理装置の外部(I/O部10)を示している。
一方、図9(B)は、本発明の実施例3におけるスイッチング・モジュールISM2(30)が用いるルーティング・テーブル65を示す。図9(B)も図6(A)と同様の形式のルーティング・テーブルであるため、ルーティング・テーブルの形式自体についての説明は省略する。図9(B)に示されるように入力元はc1列からc4列の4列あり、c1列がスイッチング・モジュールISM1(20)、c2列が処理モジュールc12(N/A状態)、c3列がPLL/FM復調器処理モジュール53、c4列がミキサ処理モジュール54を表す。出力先はr1行からr5行の4行あり、r1行がスイッチング・モジュールISM1(20)、r2行が処理モジュールc12(N/A状態)、r3行がPLL/FM復調器処理モジュール53、r4行がミキサ処理モジュール54(入力1)、r5行がミキサ処理モジュール54(入力2)を表す。図9(B)のルーティング・テーブル65に示されるように、データパケット40の入力元がスイッチング・モジュールISM1(20)であり且つデータパケット40の処理回数部44の値が1の場合の出力先はPLL/FM復調器処理モジュール53とミキサ処理モジュール54(出力バッファ33b−1(第1出力バッファ))とを示し、入力元がPLL/FM復調器処理モジュール53であり且つ処理回数部44の値が2の場合の出力先はミキサ処理モジュール54(出力バッファ33b−2(第2出力バッファ))を示し、入力元がミキサ処理モジュール54であり且つ処理回数部44の値が3の場合の出力先はスイッチング・モジュールISM1(20)を示している。
次に、本発明の実施例3における信号処理方法およびプログラムについて説明する。図10は、本発明の実施例3における信号処理方法およびプログラムの動作の流れをデータフロー図で示す。図10で図8と同じ符号を付した要素は同じ機能を有し、他の要素と同じ接続関係を有するため詳細な説明は省略する。図10のデータフロー図の形式は図4等のデータフロー図と同様であるため、データフロー図自体についての説明は省略する。
図9(A)、(B)に示されたルーティング・テーブル64および65を用いた場合、本発明の実施例3における信号処理方法およびプログラムの具体的なフローは以下のようになる。まずスイッチング・モジュールISM1(20)が入力の源泉(データ源泉)であるI/O部10からデータパケットDP(0)40を入力バッファ24aを介して入力する(データフローD40)。スイッチング・モジュールISM1(20)はデータパケットDP(0)40のデータタイプ46に基づきルーティング・テーブル64を選択する。ルーティング・テーブル64を参照し、入力元がI/O部10でありDP(0)であるため、データパケットDP(0)40の処理回数部44の値を1加算して1とした後、データパケットDP(1)40をスイッチング・モジュールISM2(30)へ出力バッファ22bを介して送る(データフローD41)。
スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケットDP(1)40を(I/F18および)入力バッファ34aを介して入力し、データパケットDP(1)40のデータタイプ46に基づきルーティング・テーブル65を選択する。ルーティング・テーブル65を参照して、スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケットDP(1)40の入力元がスイッチング・モジュールISM1(20)でありDP(1)であるため、データパケットDP(1)40をPLL/FM復調器処理モジュール53へ出力バッファ32bを介して送る(データフローD42a)。同時に、データパケットDP(1)40をミキサ処理モジュール54へ出力バッファ33b−1(入力1)を介して送る(データフローD42b)。
PLL/FM復調器処理モジュール53はデータパケットDP(1)40の信号データ42から搬送波に同期した信号を生成する処理を行ってその結果を信号データ42へ戻し、その処理回数部44の値を1加算して2とし、データパケットDP(2)40を上記出力バッファ32bと組になっている入力バッファ32aを介してスイッチング・モジュールISM2(30)へ送る(データフローD43)。一方、ミキサ処理モジュール54は出力バッファ33b−2(入力2)にデータパケットDP(n>1)40が到着するまで処理を待つ。
次に、スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケットDP(2)40の入力元がPLL/FM復調器処理モジュール53でありDP(2)であるため、データパケットDP(2)40をミキサ処理モジュール54へ出力バッファ33b−2(入力2)を介して送る(データフローD44)。
ミキザ処理モジュール54は2つの入力が到着したため両方のデータパケットDP(1)40およびDP(2)40の各信号データ42を混合する処理を行ってその結果を信号データ42へ戻し、処理回数部44の値を1加算して3としたデータパケットDP(3)40を上記出力バッファ33b−1等と組になっている入力バッファ33aを介してスイッチング・モジュールISM2(30)へ送る(データフローD45)。
スイッチング・モジュールISM2(30)は上記データパケットDP(3)40の入力元がミキサ処理モジュール54でありDP(3)であるため、処理回数部44の値を1加算して4とした後、データパケットDP(4)40をスイッチング・モジュールISM1(20)へ上記入力バッファ34aと組になっている出力バッファ34bを介して送る(データフローD46)。
スイッチング・モジュールISM1(20)は上記データパケットDP(4)40を(I/F18および)上記出力バッファ22bと組になっている入力バッファ22aを介して入力する。上記データパケットDP(4)40の入力元がスイッチング・モジュールISM2(30)でありDP(4)であるため、データパケットDP(4)40をローパスフィルタ処理モジュール51へ出力バッファ21bを介して送る(データフローD47)。
ローパスフィルタ処理モジュール51はデータパケットDP(4)40の信号データ42の高周波成分を除去してその結果を信号データ42へ戻し、その処理回数部44の値を1加算して5とし、データパケットDP(5)40を上記出力バッファ21bと組になっている入力バッファ21aを介してスイッチング・モジュールISM1(20)へ送る(データフローD48)。
スイッチング・モジュールISM1(20)は上記データパケットDP(5)40の入力元がローパスフィルタ処理モジュール51でありDP(5)であるため、データパケットDP(5)40をI/O部10へ出力バッファ24bを介して送る(データフローD49)。以上のようにしてデータパケットDP40の処理が行われる。
以上より、本発明の実施例3によれば、信号処理装置3として、スイッチング・モジュールISM1(20)にローパスフィルタ処理モジュール51と他のスイッチング・モジュールISM2(30)とが接続され、他のスイッチング・モジュールISM2(30)にPLL/FM復調器処理モジュール53とミキサ処理モジュール54とが接続された構成とすることができる。スイッチング・モジュールISM1(20)がルーティング・テーブル64を使用し、スイッチング・モジュールISM2(30)がルーティング・テーブル65を使用することにより、入力してきたデータパケット40のデータタイプ46がAMラジオ放送におけるAM復調処理を示す場合、信号処理装置3はデータパケット40に対してAMラジオ放送におけるAM復調処理を行うことができる。
上述のように、各処理モジュールa11等はデータパケット40のデータタイプ46に応じた処理を行う。本実施例4では、当該処理の方法および当該処理に関連する事項について説明する。図11は、本発明の実施例4における、信号処理装置1ないし3に共通する各処理モジュールの処理方法等を説明するための図である。図11で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略し、データパケット40用のパスpd1等は説明の便宜上、省略する。
処理モジュールa11等は、データパケット40のデータタイプ46に応じて当該データパケット40の信号データ42に対して施すべき処理を示すパラメータ・テーブルを処理モジュールa11等毎に有している。処理モジュールa11等は各パラメータ・テーブルを用いることにより入力されたデータパケット40に応じた処理を信号データ42に対して行い、その結果の信号データ42を有するデータパケット40を出力している。図11に示されるように、処理モジュールa11はパラメータ・テーブル71を有し、他の処理モジュールb15、c12、d13およびe14は各々パラメータ・テーブル75、72、73および74を有している。
各パラメータ・テーブル71等は固定した内容ではなく、任意の内容に初期設定し、後に動的に書換えることができる。信号処理装置1等は外部(I/O部10)からデータパケットDP40用のパスを介することにより、処理モジュールa11等の識別子(後述)と当該処理モジュールa11等のパラメータ・テーブル71等の内容とを含むパラメータパケットPPを入力することができる。信号処理装置1等は入力されたパラメータパケットPPをデータパケットDP40用のパスを介して上記識別子により特定される処理モジュールa11等へ所定の条件に基づき伝達させることにより、パラメータ・テーブル71等の内容を動的に書換えることができる。
上述のように、パラメータパケットPPはデータパケットDP40用のパスを介して入力し、処理モジュールa11等へ所定の条件に基づき伝達させることができる。しかし、データパケットDP40用のパスとは別のパラメータパケットPP専用のパスを設け、このパラメータパケットPP専用のパスを用いてパラメータパケットPPを入力し、処理モジュールa11等へ所定の条件に基づき伝達させることもできる。図11には、データパケット40を通すデータパケット用パスとは異なるパス(書換え用パス。白矢印で表示)、例えばI/O部10とスイッチング・モジュールISM1(20)とを接続するパスpp0、スイッチング・モジュールISM1(20)と処理モジュールa11とを接続するパスpp1等が示されている。このパスpp0等は信号処理装置1等の外部(I/O部10)部と、スイッチング・モジュールISM1(20)および他のスイッチング・モジュールISM2(30)のように1つ以上のスイッチング・モジュールとを順に接続していくパスであり、且つスイッチング・モジュールISM1(20)等と処理モジュールa11等とを接続するパスである。図面の都合上、他のパス(白矢印で表示)については符号を付していないが、いずれのパスも書換え用パスである。
次に、各処理モジュールの識別子について説明する。図11に示されるように、スイッチング・モジュールISM1(20)等および処理モジュールa11等には各々を識別するための識別子(000−01等)が表示されている。この識別子は信号処理装置1等内におけるスイッチング・モジュールISM1(20)等の識別子(例えば3ビット)とスイッチング・モジュールISM1(20)等内における処理モジュールa11等の識別子(例えば2ビット)とから構成されており、処理モジュールa11等およびスイッチング・モジュールISM1(20)等毎に記録されている。例えば、処理モジュールa11の識別子は「000−01」と表示されており、前部の3ビットの「000」は処理モジュールa11の接続されているスイッチング・モジュールISM1(20)の信号処理装置1等内における識別子を示し、後部の2ビットの「01」はスイッチング・モジュールISM1(20)に接続された処理モジュール等における(あるいはスイッチング・モジュールISM1(20)内における)当該処理モジュールa11の識別子(内部識別子)を示す。スイッチング・モジュールISM1(20)の識別子は「000−00」と表示されており、前部の3ビットの「000」は上述のように信号処理装置1等内におけるスイッチング・モジュールISM1(20)の識別子を示し、後部の2ビットの「00」は当該モジュールがスイッチング・モジュール自体であることを示している。他の例では、処理モジュールd13の識別子は「001−10」と表示されており、前部の3ビットの「001」は処理モジュールd13の接続されているスイッチング・モジュールISM2(30)の信号処理装置1等内における識別子を示し、後部の2ビットの「10」はスイッチング・モジュールISM2(30)に接続された処理モジュール等における(あるいはスイッチング・モジュールISM2(30)内における)当該処理モジュールd13の識別子を示す。スイッチング・モジュールISM2(30)の識別子は「001−00」と表示されており、前部の3ビットの「000」は上述のように信号処理装置1等内におけるスイッチング・モジュールISM2(30)の識別子を示し、後部の2ビットの「00」は当該モジュールがスイッチング・モジュール自体であることを示している。他のモジュールの識別子については上述の各モジュールの識別子と同様であるため説明は省略する。上述の説明では識別子を2つの部分に分けて、前部の3ビットをスイッチング・モジュールISM1(20)等の信号処理装置1等内における識別子とし、後部の2ビットをスイッチング・モジュールISM1(20)内における処理モジュールa11等の識別子としたが、これは一例であって、一連のビットによりスイッチング・モジュールISM1(20)等と処理モジュールa11等とを識別するようにしてもよく、識別のためのビット数も任意のビット数としてもよい。
上述のように、入力されたパラメータパケットPPは処理モジュールa11等の識別子(000−01等)を含み、この識別子の前部は処理モジュールa11等が接続されているスイッチング・モジュールISM1(20)等の識別子(000等)を示し、後部は内部識別子(01等)を示している。そこで、上述の所定の条件を次のように設定することができる。すなわち、書換え用パスpp0を介してパラメータパケットPPを入力したスイッチング・モジュールISM1(20)等の識別子と、当該パラメータパケットPPに含まれる(処理モジュールa11等の識別子中の)スイッチング・モジュールの識別子(000等)とが一致する場合、当該パラメータパケットPPに含まれる内部識別子(01等)と同じ識別子を有する処理モジュールa11等へ当該パラメータパケットPPを伝達させるように設定することができる。この結果、パラメータ・テーブル71等の内容を動的に書換えることができる。
一方、書換え用パスpp0を介してパラメータパケットPPを入力したスイッチング・モジュールISM1(20)等の識別子と、当該パラメータパケットPPに含まれるスイッチング・モジュールの識別子(例えば001等)とが一致しない場合、当該スイッチング・モジュールISM1(20)等に書換え用パスpp2等を介して順に接続されたスイッチング・モジュールISM2(30)等へ当該パラメータパケットPPを伝達させていけばよい。次にパラメータパケットPPを入力したスイッチング・モジュールISM2(30)等の識別子と、当該パラメータパケットPPに含まれるスイッチング・モジュールISM2(30)等の識別子(001等)とが一致する場合、当該パラメータパケットPPに含まれる内部識別子(01等)と同じ識別子を有する処理モジュールc12等へ当該パラメータパケットPPを伝達させればよい。この結果、パラメータ・テーブル72等の内容を動的に書換えることができる。順に接続されたスイッチング・モジュールが存在しない場合は、当該パラメータパケットPPを消去させることにより処理を終了させることができる。あるいは、信号処理装置1等の外部へ当該パラメータパケットPPを送り返すように設定してもよい。
上述の説明では、パラメータパケットPPはパラメータ・テーブル71等の内容を含むものとしてきたが、スイッチング・モジュールISM1(20)等のルーティング・テーブル60等の内容を含むものとすることができる。このようなパラメータパケットPPをデータパケットDP40用のパスまたは書換え用パスpp0等を介して1つ以上のスイッチング・モジュールISM1(20)等へ伝達させることにより、各ルーティング・テーブル60等の内容を動的に書換えることができる。
以上より、本発明の実施例4によれば、信号処理装置1等は各処理モジュールa11等およびスイッチング・モジュールISM1(20)等毎に識別子とパラメータ・テーブル71等を備え、外部(I/O部10)と各モジュールとを接続する書換え用パスpp0等を備えることができる。このパラメータ・テーブル71等は処理モジュール11a等が入力したデータパケット40のデータタイプ46に応じて当該データパケット40の信号データ42に対して施すべき処理を示すものである。信号処理装置1等は外部(I/O部10)から書換え用パスpp0を介することにより、処理モジュールa11等の識別子(000−01等)と当該処理モジュールa11等のパラメータ・テーブル71等の内容とを含むパラメータパケットPPを入力することができる。信号処理装置1等は入力されたパラメータパケットPPを書換え用パスpp1等を介して上記識別子により特定される処理モジュールa11等へ所定の条件に基づき伝達させることにより、パラメータ・テーブル71等の内容を動的に書換えることができる。さらに、パラメータパケットPPはスイッチング・モジュールISM1(20)等のルーティング・テーブル60等の内容を含むものとすることができる。このようなパラメータパケットPPを書換え用パスpp0等を介して1つ以上のスイッチング・モジュールISM1(20)等へ伝達させることにより、各ルーティング・テーブル60等の内容を動的に書換えることができる。
図12は、上述した本発明のコンピュータ・プログラム(信号処理プログラム)を実行する信号処理装置1等におけるスイッチング・モジュールISM1(20)等のコンピュータの内部回路80を示すブロック図である。図12に示されるように、CPU81、ROM82、RAM83、画像制御部86、コントローラ87、入力制御部89および外部インタフェース(I/F)部(データパケット用)91および外部I/F部(パラメータパケット用)92はバス93に接続されている。図12において、上述の本発明のコンピュータ・プログラムは、ROM82、ディスク88aまたはCD−ROM88n等の記録媒体(脱着可能な記録媒体を含む)に記録しておくことができる。本発明の信号処理方法またはプログラム等で用いられるルーティング・テーブル60等およびパラメータ・テーブル71等もROM82、ディスク88aまたはCD−ROM88n等の記録媒体(脱着可能な記録媒体を含む)に記録しておくことができる。本発明のコンピュータ・プログラムは、ROM82からバス93を介し、またはディスク88a若しくはCD−ROM88n等の記録媒体からコントローラ87を経由してバス93を介しRAM83へロードされる。入力制御部89はマウス、キーボード等の入力操作部90と接続され入力制御等を行う。画像メモリであるVRAM85は信号処理装置1等の表示部の少なくとも一画面分のデータ容量に相当する容量を有しており、画像制御部86はVRAM85のデータを画像データへ変換して表示部へ送出する機能を有している。外部I/F部(データパケット用)91は、I/O部10、スイッチング・モジュールISM2(30)等および処理モジュールa11、ローパスフィルタ処理モジュール51等の処理モジュールとデータパケット40用のパスpd1等を介して通信する際の入出力インタフェース機能を有する。外部I/F部(パラメータパケット用)82は、I/O部10、スイッチング・モジュールISM2(30)等および処理モジュールa11、ローパスフィルタ処理モジュール51等の処理モジュールとパラメータパケット用のパスpp1等を介して通信する際の入出力インタフェース機能を有する。
上述のようにCPU81が上述の本発明のコンピュータ・プログラムを実行することにより、本発明の目的を達成することができる。当該コンピュータ・プログラムは上述のようにCD−ROM88n等の記録媒体の形態でコンピュータCPU81に供給することができ、当該コンピュータ・プログラムを記録したCD−ROM88n等の記録媒体も同様に本発明を構成することになる。当該コンピュータ・プログラムを記録した記録媒体としては上述された記録媒体の他に、例えばメモリ・カード、メモリ・スティック、DVD、光ディスク、FD等を用いることができる。
上述の実施例1等では、信号処理装置1等におけるスイッチング・モジュールISM1(20)等のコンピュータが本発明の信号処理プログラムを実行するものとして説明した。しかし、処理モジュールa11、ローパスフィルタ処理モジュール51等の処理モジュールが図12に示されるような内部回路80を有するコンピュータを備え、各処理モジュールにおける処理を実行するものとしてもよい。
本発明の信号処理装置1等活用例としては、上述のアナログTV放送の映像復調処理およびAMラジオ放送のAM復調処理だけではなく、アナログTV放送の音声復調処理、FMラジオ放送のAMおよびFM復調処理等へも適用することができる。
本発明の実施例1における信号処理装置1を示す図である。 データパケットの一構成例を示す図である。 本発明の実施例1におけるスイッチング・モジュールISM1(20)が用いるルーティング・テーブル60を例示する図である。 本発明の実施例1におけるスイッチング・モジュールISM2(30)が用いるルーティング・テーブル61を例示する図である。 本発明の実施例1における信号処理方法およびプログラムの動作の流れを示すデータフロー図である。 本発明の実施例2における信号処理装置2を示す図である。 本発明の実施例2におけるスイッチング・モジュールISM1(20)が用いるルーティング・テーブル62を示す図である。 本発明の実施例2におけるスイッチング・モジュールISM2(30)が用いるルーティング・テーブル63を示す図である。 本発明の実施例2における信号処理方法およびプログラムの動作の流れを示すデータフロー図である。 本発明の実施例3における信号処理装置2を示す図である。 本発明の実施例3におけるスイッチング・モジュールISM1(20)が用いるルーティング・テーブル64を示す図である。 本発明の実施例3におけるスイッチング・モジュールISM2(30)が用いるルーティング・テーブル65を示す図である。 本発明の実施例3における信号処理方法およびプログラムの動作の流れを示すデータフロー図である。 本発明の実施例4における、信号処理装置1ないし3に共通する各処理モジュールの処理方法等を説明するための図である。 本発明のコンピュータ・プログラムを実行する信号処理装置1等におけるスイッチング・モジュールISM1(20)等のコンピュータの内部回路80を示すブロック図である。
符号の説明
1,2,3 信号処理装置、 10 I/O部、 11 処理モジュールa、 12 処理モジュールc、 13 処理モジュールd、 14 処理モジュールe、 15 処理モジュールb、 18 インタフェース(I/F)、 20,30 スイッチング・モジュールISM1、 21,22,23,24,31,32,33,34 1組の入出力バッファ、 21a,22a,23a,24a、31a,32a,33a,34a 入力バッファ、 21b,22b,23b,24b、31b、32b,33b−1,33b−2,34b 出力バッファ、 40 データパケット、 42 信号データ、 44 処理回数部、 46 データタイプ、 45 タグ(またはヘッダ)、 48 有効/無効ビット、 51 ローパスフィルタ処理モジュール、 52 帯域制限フィルタ処理モジュール、 53 PLL/FM復調器処理モジュール(同期検波処理モジュール)、 54 ミキサ処理モジュール、 60,61,62,63,64,65 ルーティング・テーブル、 71,72,73,74,75 パラメータ・テーブル、 80 内部回路、 81 CPU、 82 ROM、 83 RAM、 84 表示部、 85 VRAM、 86 画像制御部、 87 コントローラ、 88a ディスク、 88n CD−ROM、 89 入力制御部、 90 入力操作部、 91 外部I/F部(データパケット用)、 92 外部I/F部(パラメータパケット用)、 93 バス。


Claims (38)

  1. 入力されたデータパケットにより示される信号処理を行う信号処理装置であって、
    信号処理に応じて設けられ、データパケットの入力元と該データパケットの状態に応じた次の処理を行う出力先とを示すルーティング・テーブルを用いて、該入力元から入力されたデータパケットを該出力先へ出力して処理を行わせることにより信号処理の順序を制御するスイッチング・モジュールと、
    ルーティング・テーブルの入力元且つ出力先である処理モジュールであって、前記スイッチング・モジュール側から送られたデータパケットに対し、該データパケットにより示される処理を行って該データパケットを該スイッチング・モジュール側へ送るものと、
    前記スイッチング・モジュールに接続されデータパケットのバッファリングを行う複数組の入出力バッファであって、入力バッファはルーティング・テーブルの入力元から該スイッチング・モジュール側へ入力されるデータパケットをバッファリングし、出力バッファはルーティング・テーブルの出力先へ該スイッチング・モジュール側から出力するデータパケットをバッファリングするものとを備え、
    前記信号処理装置は、前記スイッチング・モジュールと前記処理モジュールとを各々一組の前記入出力バッファを介することにより任意個組み合わせて構成され、少なくとも1台のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と対応する入出力バッファを介して接続され、複数台のスイッチング・モジュールを有する場合、ルーティング・テーブルは各スイッチング・モジュールにおける信号処理の分担を示すものとして各スイッチング・モジュール毎に設けられており、
    前記スイッチング・モジュールは、前記信号処理装置の外部、前記処理モジュール又は他のスイッチング・モジュールから対応する入力バッファを介してデータパケットを入力し、該データパケットにより示される信号処理に応じたルーティング・テーブルに基づく出力先へ対応する出力バッファを介して該データパケットを出力するルーティング処理を行い、
    前記処理モジュールは、前記スイッチング・モジュールから対応する出力バッファを介して送られたデータパケットにより示される処理を該データパケットに対して行い、該データパケットを該対応する出力バッファと一組の入力バッファを介して該スイッチング・モジュール側へ送り、
    前記他のスイッチング・モジュールは、前記スイッチング・モジュールから対応する出力バッファを介して送られたデータパケットにより示される信号処理に応じた他のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルを用いて、該データパケットに対してルーティング処理を行い、該データパケットを該対応する出力バッファと一組の入力バッファを介して前記スイッチング・モジュール側へ送ることを特徴とする信号処理装置。
  2. 請求項1記載の信号処理装置において、前記データパケットは、信号処理の種類を示すデータタイプと、信号処理の対象となる信号データと、該データパケットに対して前記処理モジュールで行われた処理の回数を示す処理回数部とを含み、
    前記処理モジュールは、入力されたデータパケットの信号データに対しデータタイプに応じた処理を行い、且つ処理回数部の値を1加算して該データパケットを出力することを特徴とする信号処理装置。
  3. 請求項2記載の信号処理装置において、前記スイッチング・モジュールは、データパケットを他のスイッチング・モジュールへ出力する際に処理回数部の値を1加算することを特徴とする信号処理装置。
  4. 請求項2または3記載の信号処理装置において、前記ルーティング・テーブルは、前記スイッチング・モジュール毎にデータパケットのデータタイプに応じて設けられ、データパケットの入力元とデータパケットの処理回数部の値とに基づき該データパケットが次に処理される出力先を1つ以上示すものであることを特徴とする信号処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の信号処理装置において、前記1組の入出力バッファの内の出力バッファは接続される処理モジュールに応じて複数個有することを特徴とする信号処理装置。
  6. 請求項5記載の信号処理装置において、第1及び第2のスイッチング・モジュールを備え、第1のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合の第1のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、
    データパケットの入力元が該信号処理装置の外部であり且つ該データパケットの処理回数部の値が0の場合の出力先は第2のスイッチング・モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が第2のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が5の場合の出力先は前記ローパスフィルタ処理モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が前記ローパスフィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が6の場合の出力先は該信号処理装置の外部を示すものとを備えており、
    第2のスイッチング・モジュールは第1のスイッチング・モジュールと接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの帯域制限を行なう帯域制限フィルタ処理モジュールと、入力されたデータパケットが有する信号データから搬送波に同期した信号を生成する同期検波処理モジュールと、入力された2つのデータパケットが有する各信号を混合するミキサ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合の第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、
    データパケットの入力元が第1のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が1の場合の出力先は前記帯域制限フィルタ処理モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が前記帯域制限フィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が2の場合の出力先は前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第1出力バッファとを示すものと、
    データパケットの入力元が前記同期検波処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が3の場合の出力先は前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第2出力バッファを示すものと、
    データパケットの入力元が前記ミキサ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が4の場合の出力先は第1のスイッチング・モジュールを示すものとを備えたことを特徴とする信号処理装置。
  7. 請求項6記載の信号処理装置において、該信号処理装置の外部から入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合、第1及び第2のスイッチング・モジュールは各々前記第1又は第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルに基づき、
    第1のスイッチング・モジュールは、前記データパケットの処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、
    第2のスイッチング・モジュールは入力された前記データパケットを前記帯域制限フィルタ処理モジュールへ出力し、該帯域制限フィルタ処理モジュールは入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第2のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットを前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールの第1出力バッファとへ出力し、該同期検波処理モジュールは入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して3とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第2のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットを該ミキサ処理モジュールの第2出力バッファへ出力し、該ミキサ処理モジュールは第1出力バッファ及び第2出力バッファを介して入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して4とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第2のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットの処理回数部の値に1加算して5とし該データパケットを第2のスイッチング・モジュールへ出力し、
    第1のスイッチング・モジュールは入力された前記データパケットを前記ローパスフィルタ処理モジュールへ出力し、該ローパスフィルタ処理モジュールは入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して6とし第1のスイッチング・モジュールへ出力し、第1のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットを該信号処理装置の外部へ出力することを特徴とする信号処理装置。
  8. 請求項5記載の信号処理装置において、第1及び第2のスイッチング・モジュールを備え、第1のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合の第1のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、
    データパケットの入力元が該信号処理装置の外部であり且つ該データパケットの処理回数部の値が0の場合の出力先は第2のスイッチング・モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が第2のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が4の場合の出力先は前記ローパスフィルタ処理モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が前記ローパスフィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が5の場合の出力先は該信号処理装置の外部を示すものとを備えており、
    第2のスイッチング・モジュールは第1のスイッチング・モジュールと接続され、入力されたデータパケットが有する信号データから搬送波に同期した信号を生成する同期検波処理モジュールと、入力された2つのデータパケットが有する各信号を混合するミキサ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合の第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、
    データパケットの入力元が第1のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が1の場合の出力先は前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第1出力バッファとを示すものと、
    データパケットの入力元が前記同期検波処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が2の場合の出力先は前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第2出力バッファを示すものと、
    データパケットの入力元が前記ミキサ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が3の場合の出力先は第1スイッチング・モジュールを示すものとを備えたことを特徴とする信号処理装置。
  9. 請求項8記載の信号処理装置において、該信号処理装置の外部から入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合、第1及び第2のスイッチング・モジュールは各々前記第1又は第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルに基づき、
    第1のスイッチング・モジュールは、前記データパケットの処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、
    第2のスイッチング・モジュールは入力された前記データパケットを前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールの第1出力バッファとへ出力し、該同期検波処理モジュールは入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第2のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットを該ミキサ処理モジュールの第2出力バッファへ出力し、該ミキサ処理モジュールは第1出力バッファ及び第2出力バッファを介して入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して3とし第2のスイッチング・モジュールへ出力し、第2のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットの処理回数部の値に1加算して4とし該データパケットを第2のスイッチング・モジュールへ出力し、
    第1のスイッチング・モジュールは入力された前記データパケットを前記ローパスフィルタ処理モジュールへ出力し、該ローパスフィルタ処理モジュールは入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して5とし第1のスイッチング・モジュールへ出力し、第1のスイッチング・モジュールは入力された該データパケットを該信号処理装置の外部へ出力することを特徴とする信号処理装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の信号処理装置において、前記処理モジュールは、入力されたデータパケットに応じた処理を示す該処理モジュール毎のパラメータ・テーブルを用いて該データパケットを処理し出力することを特徴とする信号処理装置。
  11. 請求項10記載の信号処理装置において、前記信号処理装置の外部から入力された処理モジュールの識別子と該処理モジュールのパラメータ・テーブルの内容とを含むパラメータパケットを、該識別子により特定される処理モジュールへ所定の条件に基づき伝達させることにより、前記パラメータ・テーブルの内容を動的に書換えることを特徴とする信号処理装置。
  12. 請求項11記載の信号処理装置において、前記処理モジュールの識別子は該処理モジュールが接続されたスイッチング・モジュールの識別子と該スイッチング・モジュールに接続された処理モジュールを識別する内部識別子とを含み、前記所定の条件は、
    パラメータパケットを入力したスイッチング・モジュールの識別子と該パラメータパケットに含まれるスイッチング・モジュールの識別子とが一致する場合、該パラメータパケットに含まれる内部識別子と同じ識別子を有する処理モジュールへ該パラメータパケットを伝達させることを特徴とする信号処理装置。
  13. 請求項12記載の信号処理装置において、パラメータパケットを入力したスイッチング・モジュールの識別子と該パラメータパケットに含まれるスイッチング・モジュールの識別子とが一致しない場合、該スイッチング・モジュールに順に接続されたスイッチング・モジュールへ該パラメータパケットを伝達させ、該順に接続されたスイッチング・モジュールが存在しない場合は該パラメータパケットを消去させることを特徴とする信号処理装置。
  14. 請求項11ないし13のいずれかに記載の信号処理装置において、スイッチング・モジュールのルーティング・テーブルの内容を含むパケットを、該1つ以上のスイッチング・モジュールへ伝達させることにより、前記ルーティング・テーブルの内容を動的に書換えることを特徴とする信号処理装置。
  15. 入力されたデータパケットにより示される信号処理を信号処理装置に行わせる信号処理方法であって、該信号処理装置は、
    信号処理に応じて設けられ、データパケットの入力元と該データパケットの状態に応じた次の処理を行う出力先とを示すルーティング・テーブルを用いて、該入力元から入力されたデータパケットを該出力先へ出力して処理を行わせることにより信号処理の順序を制御するスイッチング・モジュールと、
    ルーティング・テーブルの入力元且つ出力先である処理モジュールであって、前記スイッチング・モジュール側から送られたデータパケットに対し、該データパケットにより示される処理を行って該データパケットを該スイッチング・モジュール側へ送るものと、
    前記スイッチング・モジュールに接続されデータパケットのバッファリングを行う複数組の入出力バッファであって、入力バッファはルーティング・テーブルの入力元から該スイッチング・モジュール側へ入力されるデータパケットをバッファリングし、出力バッファはルーティング・テーブルの出力先へ該スイッチング・モジュール側から出力するデータパケットをバッファリングするものとを備え、
    前記信号処理装置は、前記スイッチング・モジュールと前記処理モジュールとを各々一組の前記入出力バッファを介することにより任意個組み合わせて構成され、少なくとも1台のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と対応する入出力バッファを介して接続され、複数台のスイッチング・モジュールを有する場合、ルーティング・テーブルは各スイッチング・モジュールにおける信号処理の分担を示すものとして各スイッチング・モジュール毎に設けられており、
    前記信号処理方法は、
    スイッチング・モジュールが、前記信号処理装置の外部、前記処理モジュール又は他のスイッチング・モジュールから対応する入力バッファを介してデータパケットを入力し、該データパケットにより示される信号処理に応じたルーティング・テーブルに基づく出力先へ対応する出力バッファを介して該データパケットを出力するルーティング処理を行うルーティングステップと、
    前記ルーティングステップにおける出力先が前記処理モジュールの場合、該処理モジュールが前記スイッチング・モジュールから対応する出力バッファを介して送られたデータパケットにより示される処理を該データパケットに対して行い、該データパケットを該対応する出力バッファと一組の入力バッファを介して該スイッチング・モジュール側へ送る処理モジュールステップと、
    前記ルーティングステップにおける出力先が前記スイッチング・モジュールと異なる他のスイッチング・モジュールの場合、他のスイッチング・モジュールが、前記スイッチング・モジュールから対応する出力バッファを介して送られたデータパケットにより示される信号処理に応じた他のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルを用いて、該データパケットに対してルーティング処理を行い、該データパケットを該対応する出力バッファと一組の入力バッファを介して前記スイッチング・モジュール側へ送る他のスイッチング・モジュールステップとを備えたことを特徴とする信号処理方法。
  16. 請求項15記載の信号処理方法において、前記データパケットは、信号処理の種類を示すデータタイプと、信号処理の対象となる信号データと、該データパケットに対して前記処理モジュールで行われた処理の回数を示す処理回数部とを含み、
    前記信号処理ステップで前記スイッチング・モジュールと前記処理モジュールとが接続されている場合、前記処理モジュールは、入力されたデータパケットの処理回数部の値を1加算するステップをさらに備えたことを特徴とする信号処理方法。
  17. 請求項16記載の信号処理方法において、前記ルーティングステップにおける出力先が他のスイッチング・モジュールの場合、前記スイッチング・モジュールが入力されたデータパケットの処理回数部の値を1加算するステップをさらに備えたことを特徴とする信号処理方法。
  18. 請求項16または17記載の信号処理方法において、前記ルーティング・テーブルは、前記スイッチング・モジュール毎にデータパケットのデータタイプに応じて設けられ、データパケットの入力元とデータパケットの処理回数部の値とに基づき該データパケットが次に処理される出力先を1つ以上示すものであることを特徴とする信号処理方法。
  19. 請求項15ないし18のいずれかに記載の信号処理方法において、前記1組の入出力バッファの内の出力バッファは接続される処理モジュールに応じて複数個有することを特徴とする信号処理方法。
  20. 請求項19記載の信号処理方法において、前記信号処理装置は第1及び第2のスイッチング・モジュールを備え、第1のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合の第1のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、
    データパケットの入力元が該信号処理装置の外部であり且つ該データパケットの処理回数部の値が0の場合の出力先は第2のスイッチング・モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が第2のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が5の場合の出力先は前記ローパスフィルタ処理モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が前記ローパスフィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が6の場合の出力先は該信号処理装置の外部を示すものとを備えており、
    第2のスイッチング・モジュールは第1のスイッチング・モジュールと接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの帯域制限を行なう帯域制限フィルタ処理モジュールと、入力されたデータパケットが有する信号データから搬送波に同期した信号を生成する同期検波処理モジュールと、入力された2つのデータパケットが有する各信号を混合するミキサ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合の第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、
    データパケットの入力元が第1のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が1の場合の出力先は前記帯域制限フィルタ処理モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が前記帯域制限フィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が2の場合の出力先は前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第1出力バッファとを示すものと、
    データパケットの入力元が前記同期検波処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が3の場合の出力先は前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第2出力バッファを示すものと、
    データパケットの入力元が前記ミキサ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が4の場合の出力先は第1のスイッチング・モジュールを示すものとを備えたことを特徴とする信号処理方法。
  21. 請求項20記載の信号処理方法において、前記信号処理装置の外部から入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合、第1及び第2のスイッチング・モジュールは各々前記第1又は第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルに基づき、
    第1のスイッチング・モジュールが、前記データパケットの処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記帯域制限フィルタ処理モジュールへ出力するステップと、
    前記帯域制限フィルタ処理モジュールが入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールの第1出力バッファとへ出力するステップと、
    前記同期検波処理モジュールが入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して3とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該ミキサ処理モジュールの第2出力バッファへ出力するステップと、
    前記ミキサ処理モジュールが第1出力バッファ及び第2出力バッファを介して入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して4とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットの処理回数部の値に1加算して5とし該データパケットを第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第1のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記ローパスフィルタ処理モジュールへ出力するステップと、
    前記ローパスフィルタ処理モジュールが入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して6とし第1のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第1のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該信号処理装置の外部へ出力するステップとを備えたことを特徴とする信号処理方法。
  22. 請求項19記載の信号処理方法において、前記信号処理装置は第1及び第2のスイッチング・モジュールを備え、第1のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合の第1のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、
    データパケットの入力元が該信号処理装置の外部であり且つ該データパケットの処理回数部の値が0の場合の出力先は第2のスイッチング・モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が第2のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が4の場合の出力先は前記ローパスフィルタ処理モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が前記ローパスフィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が5の場合の出力先は該信号処理装置の外部を示すものとを備えており、
    第2のスイッチング・モジュールは第1のスイッチング・モジュールと接続され、入力されたデータパケットが有する信号データから搬送波に同期した信号を生成する同期検波処理モジュールと、入力された2つのデータパケットが有する各信号を混合するミキサ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合の第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、
    データパケットの入力元が第1のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が1の場合の出力先は前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第1出力バッファとを示すものと、
    データパケットの入力元が前記同期検波処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が2の場合の出力先は前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第2出力バッファを示すものと、
    データパケットの入力元が前記ミキサ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が3の場合の出力先は第1スイッチング・モジュールを示すものとを備えたことを特徴とする信号処理方法。
  23. 請求項22記載の信号処理方法において、前記信号処理装置の外部から入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合、第1及び第2のスイッチング・モジュールは各々前記第1又は第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルに基づき、
    第1のスイッチング・モジュールが、前記データパケットの処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールの第1出力バッファとへ出力するステップと、
    前記同期検波処理モジュールが入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該ミキサ処理モジュールの第2出力バッファへ出力するステップと、
    前記ミキサ処理モジュールが第1出力バッファ及び第2出力バッファを介して入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して3とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットの処理回数部の値に1加算して4とし該データパケットを第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第1のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記ローパスフィルタ処理モジュールへ出力するステップと、
    前記ローパスフィルタ処理モジュールが入力された該データパケットの処理を行い該処理回数部の値に1加算して5とし第1のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第1のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該信号処理装置の外部へ出力するステップとを備えたことを特徴とする信号処理方法。
  24. 請求項15ないし23のいずれかに記載の信号処理方法において、前記信号処理ステップで前記スイッチング・モジュールと前記処理モジュールとが接続されている場合、前記処理モジュールにおけるデータパケットの処理は、入力されたデータパケットに応じた処理を示す該処理モジュール毎のパラメータ・テーブルを用いて行なわれることを特徴とする信号処理方法。
  25. 請求項24記載の信号処理方法において、前記信号処理装置は、前記信号処理装置の外部から処理モジュールの識別子と該処理モジュールのパラメータ・テーブルの内容とを含むパラメータパケットを入力し、該識別子により特定される処理モジュールへ所定の条件に基づき伝達させることにより、前記パラメータ・テーブルの内容を動的に書換えることを特徴とする信号処理方法。
  26. 請求項25記載の信号処理方法において、前記処理モジュールの識別子は該処理モジュールが接続されたスイッチング・モジュールの識別子と該スイッチング・モジュールに接続された処理モジュールを識別する内部識別子とを含み、前記所定の条件は、
    パラメータパケットを入力したスイッチング・モジュールの識別子と該パラメータパケットに含まれるスイッチング・モジュールの識別子とが一致する場合、該パラメータパケットに含まれる内部識別子と同じ識別子を有する処理モジュールへ該パラメータパケットを伝達させることを特徴とする信号処理方法。
  27. 請求項26記載の信号処理方法において、パラメータパケットを入力したスイッチング・モジュールの識別子と該パラメータパケットに含まれるスイッチング・モジュールの識別子とが一致しない場合、該スイッチング・モジュールに順に接続されたスイッチング・モジュールへ該パラメータパケットを伝達させ、該順に接続されたスイッチング・モジュールが存在しない場合は該パラメータパケットを消去させることを特徴とする信号処理方法。
  28. 請求項25ないし27のいずれかに記載の信号処理方法において、スイッチング・モジュールのルーティング・テーブルの内容を含むパケットを、該1つ以上のスイッチング・モジュールへ伝達させることにより、前記ルーティング・テーブルの内容を動的に書換えることを特徴とする信号処理方法。
  29. 入力されたデータパケットにより示される信号処理を信号処理装置のスイッチング・モジュールのコンピュータに実行させるための信号処理プログラムであって、該スイッチング・モジュールは、信号処理に応じて設けられ、データパケットの入力元と該データパケットの状態に応じた次の処理を行う出力先とを示すルーティング・テーブルを用いて、該入力元から入力されたデータパケットを該出力先へ出力して処理を行わせることにより信号処理の順序を制御するものであり、
    前記信号処理装置は、
    ルーティング・テーブルの入力元且つ出力先である処理モジュールであって、前記スイッチング・モジュール側から送られたデータパケットに対し、該データパケットにより示される処理を行って該データパケットを該スイッチング・モジュール側へ送るものと、
    前記スイッチング・モジュールに接続されデータパケットのバッファリングを行う複数組の入出力バッファであって、入力バッファはルーティング・テーブルの入力元から該スイッチング・モジュール側へ入力されるデータパケットをバッファリングし、出力バッファはルーティング・テーブルの出力先へ該スイッチング・モジュール側から出力するデータパケットをバッファリングするものとを備え、
    前記信号処理装置は、前記スイッチング・モジュールと前記処理モジュールとを各々一組の前記入出力バッファを介することにより任意個組み合わせて構成され、少なくとも1台のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と対応する入出力バッファを介して接続され、複数台のスイッチング・モジュールを有する場合、ルーティング・テーブルは各スイッチング・モジュールにおける信号処理の分担を示すものとして各スイッチング・モジュール毎に設けられており、
    前記スイッチング・モジュールのコンピュータに、
    前記信号処理装置の外部、前記処理モジュール又は他のスイッチング・モジュールから対応する入力バッファを介してデータパケットを入力し、該データパケットにより示される信号処理に応じたルーティング・テーブルに基づく出力先へ対応する出力バッファを介して該データパケットを出力するルーティング処理を行うルーティングステップを実行させるための信号処理プログラムであって、
    前記ルーティングステップにおける出力先が前記処理モジュールの場合、該処理モジュールに前記スイッチング・モジュールから対応する出力バッファを介して送られたデータパケットにより示される処理を該データパケットに対して行わせ、該データパケットを該対応する出力バッファと一組の入力バッファを介して該スイッチング・モジュール側へ送らせ、
    前記ルーティングステップにおける出力先が前記スイッチング・モジュールと異なる他のスイッチング・モジュールの場合、他のスイッチング・モジュールに、前記スイッチング・モジュールから対応する出力バッファを介して送られたデータパケットにより示される信号処理に応じた他のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルを用いて、該データパケットに対してルーティング処理を行わせ、該データパケットを該対応する出力バッファと一組の入力バッファを介して前記スイッチング・モジュール側へ送らせることを特徴とする信号処理プログラム。
  30. 請求項29記載の信号処理プログラムにおいて、前記データパケットは、信号処理の種類を示すデータタイプと、信号処理の対象となる信号データと、該データパケットに対して前記処理モジュールで行われた処理の回数を示す処理回数部とを含み、
    前記信号処理ステップで前記スイッチング・モジュールと前記処理モジュールとが接続されている場合、出力したデータパケットの処理回数部の値が該処理モジュール側により1加算されたデータパケットを入力することを特徴とする信号処理プログラム。
  31. 請求項30記載の信号処理プログラムにおいて、前記ルーティングステップの出力先が他のスイッチング・モジュールの場合、入力されたデータパケットの処理回数部の値を1加算するステップをさらに備えたことを特徴とする信号処理プログラム。
  32. 請求項30または31記載の信号処理プログラムにおいて、前記ルーティング・テーブルは、前記スイッチング・モジュール毎にデータパケットのデータタイプに応じて設けられ、データパケットの入力元とデータパケットの処理回数部の値とに基づき該データパケットが次に処理される出力先を1つ以上示すものであることを特徴とする信号処理プログラム。
  33. 請求項29ないし32のいずれかに記載の信号処理プログラムにおいて、前記1組の入出力バッファの内の出力バッファは接続される処理モジュールに応じて複数個有することを特徴とする信号処理プログラム。
  34. 請求項33記載の信号処理プログラムにおいて、前記信号処理装置は第1及び第2のスイッチング・モジュールを備え、第1のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合の第1のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、
    データパケットの入力元が該信号処理装置の外部であり且つ該データパケットの処理回数部の値が0の場合の出力先は第2のスイッチング・モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が第2のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が5の場合の出力先は前記ローパスフィルタ処理モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が前記ローパスフィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が6の場合の出力先は該信号処理装置の外部を示すものとを備えており、
    第2のスイッチング・モジュールは第1のスイッチング・モジュールと接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの帯域制限を行なう帯域制限フィルタ処理モジュールと、入力されたデータパケットが有する信号データから搬送波に同期した信号を生成する同期検波処理モジュールと、入力された2つのデータパケットが有する各信号を混合するミキサ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合の第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、
    データパケットの入力元が第1のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が1の場合の出力先は前記帯域制限フィルタ処理モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が前記帯域制限フィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が2の場合の出力先は前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第1出力バッファとを示すものと、
    データパケットの入力元が前記同期検波処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が3の場合の出力先は前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第2出力バッファを示すものと、
    データパケットの入力元が前記ミキサ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が4の場合の出力先は第1のスイッチング・モジュールを示すものとを備えたことを特徴とする信号処理プログラム。
  35. 請求項34記載の信号処理プログラムにおいて、前記信号処理装置の外部から入力されたデータパケットのデータタイプがアナログテレビジョン放送における映像復調処理を示す場合、第1及び第2のスイッチング・モジュールは各々前記第1又は第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルに基づき、
    第1のスイッチング・モジュールが、前記データパケットの処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記帯域制限フィルタ処理モジュールへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが、前記帯域制限フィルタ処理モジュールにより入力され処理が行われ処理回数部の値に1加算されて2とされたデータパケットを入力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールの第1出力バッファとへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが、前記同期検波処理モジュールにより、入力され処理が行われ処理回数部の値に1加算されて3とされたデータパケットを入力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該ミキサ処理モジュールの第2出力バッファへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが、前記ミキサ処理モジュールにより第1出力バッファ及び第2出力バッファを介して入力され処理が行われ処理回数部の値に1加算されて4とされたデータパケットを入力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットの処理回数部の値に1加算して5とし該データパケットを第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第1のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記ローパスフィルタ処理モジュールへ出力するステップと、
    第1のスイッチング・モジュールが、前記ローパスフィルタ処理モジュールにより入力され処理が行われ処理回数部の値に1加算されて6とされたデータパケットを入力するステップと、
    第1のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該信号処理装置の外部へ出力するステップとを備えたことを特徴とする信号処理プログラム。
  36. 請求項33記載の信号処理プログラムにおいて、前記信号処理装置は第1及び第2のスイッチング・モジュールを備え、第1のスイッチング・モジュールは該信号処理装置の外部と接続され、入力されたデータパケットが有する信号データの高周波成分を除去するローパスフィルタ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合の第1のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、
    データパケットの入力元が該信号処理装置の外部であり且つ該データパケットの処理回数部の値が0の場合の出力先は第2のスイッチング・モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が第2のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が4の場合の出力先は前記ローパスフィルタ処理モジュールを示すものと、
    データパケットの入力元が前記ローパスフィルタ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が5の場合の出力先は該信号処理装置の外部を示すものとを備えており、
    第2のスイッチング・モジュールは第1のスイッチング・モジュールと接続され、入力されたデータパケットが有する信号データから搬送波に同期した信号を生成する同期検波処理モジュールと、入力された2つのデータパケットが有する各信号を混合するミキサ処理モジュールと接続されており、入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合の第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルとして、
    データパケットの入力元が第1のスイッチング・モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が1の場合の出力先は前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第1出力バッファとを示すものと、
    データパケットの入力元が前記同期検波処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が2の場合の出力先は前記ミキサ処理モジュールへの2つの出力バッファの内の第2出力バッファを示すものと、
    データパケットの入力元が前記ミキサ処理モジュールであり且つ該データパケットの処理回数部の値が3の場合の出力先は第1スイッチング・モジュールを示すものとを備えたことを特徴とする信号処理プログラム。
  37. 請求項36記載の信号処理プログラムにおいて、前記信号処理装置の外部から入力されたデータパケットのデータタイプが振幅変調ラジオ放送における音声復調処理を示す場合、第1及び第2のスイッチング・モジュールは各々前記第1又は第2のスイッチング・モジュール用ルーティング・テーブルに基づき、
    第1のスイッチング・モジュールが、前記データパケットの処理回数部の値に1加算して2とし第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記同期検波処理モジュールと前記ミキサ処理モジュールの第1出力バッファとへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが、前記同期検波処理モジュールにより入力され処理され処理回数部の値に1加算されて2とされたデータパケットを入力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該ミキサ処理モジュールの第2出力バッファへ出力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが、前記ミキサ処理モジュールにより第1出力バッファ及び第2出力バッファを介して入力され処理され処理回数部の値に1加算されて3とされたデータパケットを入力するステップと、
    第2のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットの処理回数部の値に1加算して4とし該データパケットを第2のスイッチング・モジュールへ出力するステップと、
    第1のスイッチング・モジュールが入力された前記データパケットを前記ローパスフィルタ処理モジュールへ出力するステップと、
    第1のスイッチング・モジュールが、前記ローパスフィルタ処理モジュールにより入力され処理され処理回数部の値に1加算されて5とされたデータパケットを入力するステップと、
    第1のスイッチング・モジュールが入力された該データパケットを該信号処理装置の外部へ出力するステップとを備えたことを特徴とする信号処理プログラム。
  38. 請求項29ないし37のいずれかに記載の信号処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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