JP2002261723A - 無線通信用端末局装置、無線通信用基地局装置および無線通信システム - Google Patents

無線通信用端末局装置、無線通信用基地局装置および無線通信システム

Info

Publication number
JP2002261723A
JP2002261723A JP2001059965A JP2001059965A JP2002261723A JP 2002261723 A JP2002261723 A JP 2002261723A JP 2001059965 A JP2001059965 A JP 2001059965A JP 2001059965 A JP2001059965 A JP 2001059965A JP 2002261723 A JP2002261723 A JP 2002261723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
layout
base station
module
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001059965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4608649B2 (ja
Inventor
Makoto Honda
真 本多
Hiroshi Harada
博司 原田
Masayuki Fujise
雅行 藤瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Communications Research Laboratory
Tektronix Japan Ltd
Original Assignee
Communications Research Laboratory
Sony Tektronix Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Communications Research Laboratory, Sony Tektronix Corp filed Critical Communications Research Laboratory
Priority to JP2001059965A priority Critical patent/JP4608649B2/ja
Publication of JP2002261723A publication Critical patent/JP2002261723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4608649B2 publication Critical patent/JP4608649B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 FPGAのコンフィギュレーションデータの
ようなプログラムの伝送効率を向上させる。 【解決手段】 端末局は、ライブラリDB19cと、履
歴DB19dとを有する。システムの方式や機能が決定
されると、履歴DB19dから、決定されたシステムに
対応する情報が格納されているかどうかが調べられる。
格納されていれば、当該情報が履歴DB19dから読み
出され、全体のコンフィギュレーションデータが生成さ
れ、ソフトウェア無線機19bにダウンロードされる。
格納されていなければ、基地局に対して配置配線情報を
供給するように要求される。基地局では、端末局用履歴
DBが調べられ、当該情報が格納されていればそれが読
み出され、端末局に送信される。格納されていなけれ
ば、基地局が有する端末局用ライブラリDBに格納され
た情報に基づきコンフィギュレーションデータが生成さ
れ、端末局に送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ソフトウェア無
線技術による無線通信用端末局装置、無線通信用基地局
装置および無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ソフトウェア無線の開発がされつ
つある。ソフトウェア無線とは、基本的な無線の機能
(帯域幅、フィルタリング、変復調、符号化等)をソフ
トウェアで変更することが可能なシステムについての概
念である。ソフトウェア無線の特徴として、リコンフィ
ギュアラビリティ(構成・スペックの変更が可能なこ
と)およびダウンローダビリティ(プログラム書き換え
可能なこと)を挙げることができる。ソフトウェア無線
技術で構成された無線機のことがソフトウェア無線機と
称される。
【0003】より具体的には、ソフトウェア無線通信技
術では、マイクロプロセッサやDSP(Digital Signal
Processor)のチップまたはFPGA(Field Programmabl
e Gate Array)を用いてディジタル無線通信用のプログ
ラマブルな変復調装置を構成し、所望の通信方式の変復
調方式を構成するためのソフトウェアを有線または無線
によって変復調装置にダウンロードして、種々の仕様を
同一のハードウェアで柔軟に実現することができる。
【0004】例えばソフトウェアをダウンロードするこ
とによって、PHS(Personal Handyphone System)や携
帯電話、構内LAN(Local Area Network)等の異なる無
線通信方式を1つの無線通信装置で実現することができ
れば、ユーザは同一の無線端末装置さえあればその地域
の通信方式のプログラムをダウンロードすることによっ
て世界中でサービスを受けられる。端末装置の製造メー
カにとっては、ハードウェアを共通化することによって
量産が可能となり、製造コストを削減できる。
【0005】また、無線通信装置の機能を容易に更新で
きるため、通信事業者にとっては新サービスの追加、機
能のバージョンアップ、システム変更、ソフトウェアの
ミスの訂正等を容易に行える。さらに、無線経由でソフ
トウェアをダウンロードすることによって、伝搬環境に
応じてビットレート、変復調方式、誤り訂正符号化・復
号化方式等を柔軟に設定でき、伝搬環境に最適な伝送品
質の提供や加入者数の向上を可能にする。
【0006】図1は、従来の技術によるソフトウェア無
線装置の一例を示す。アンテナ1aから受信された中心
周波数fcの信号はアンテナスイッチ1bを通り、ロー
ノイズアンプ1jに入力される。ローノイズアンプから
出力された信号は、受信ミキサ1kにおいて、第1局部
発振器1cの発振周波数f11をミックスされ、中間周
波数fiの信号に変換される。
【0007】中間周波数fiに変換された信号は、直交
検波器1lにおいて、第2局部発振器1dの中間周波数
f12により直交検波され、アナログベースバンド信号
I、Qに変換される。アナログベースバンド信号I、Q
は、A/D変換器1mにおいて、ディジタルベースバン
ド信号I−D、Q−Dに変換される。ディジタルベース
バンド信号I−D、Q−Dがデマルチプレクサ1pに供
給される。
【0008】デマルチプレクサ1pによって、ソフトウ
ェアの伝送パケットまたは情報データの伝送パケットの
選択が行われる。ソフトウェアダウンロード時は、A/
D変換器の出力データI−DとQ−Dがソフトウェア変
調信号復調部1oで復調される。復調されたプログラム
がプログラム可能なベースバンドディジタル変調部1i
またはプログラム可能なベースバンドディジタル復調部
1nにダウンロードされる。ダウンロード後にデマルチ
プレクサ1pは、A/D変換器の出力データI−DとQ
−Dをプログラム可能なベースバンドディジタル復調部
1nに供給し、プログラムによって決められた所望の復
調処理が行われる。
【0009】プログラム可能なベースバンドディジタル
変調部1iおよびプログラム可能なベースバンドディジ
タル復調部1nは、一例として、ソフトウェア変調信号
復調部1oからのプログラムによって、OFDM(orth
ogonal frequency divisionmultiplexing:直交周波数
分割多重)方式の変調および復調の機能と、W−CDM
A(Wideband-CDMA:広帯域符号分割多元接続)方式の変
調および復調の機能とが切り替えられるものである。こ
の変復調方式は、マルチモード無線機の一例であって、
この発明は、GSM(Global System for Mobile Commun
ication:欧州のディジタル自動車・携帯電話の方式)等
をプログラムによって実現しても良い。さらに、移動通
信に限らず、この発明は、無線LANにおける異なる方
式、ITS(Intelligent Transport System:高度道路交
通システム)における異なる方式等に対しても適用可能
である。
【0010】相手先の局にダウンロードすべきソフトウ
ェアを送信するときはソフトウェアメモリ1qに格納さ
れたソフトウェアがソフトウェア変調部1rによって変
調され、マルチプレクサ1sを通ったディジタルIQ信
号I−D,Q−DがD/A変換器1hに入力される。D
/A変換器1hは、ディジタルIQ信号をアナログ信号
に変換する。情報ビットを送信するときは、変調データ
ビットをプログラム可能なベ一スバンドディジタル変調
部1iによって所望の変調方式で変調する。変調部1i
の出力がマルチプレクサ1sを通り、ディジタルベース
バンド信号I−D,Q−DとしてD/A変換器1hに入
力される。なお、ソフトウェアメモリ1qおよびソフト
ウェア変調部1rは、基地局に限らず、端末局が有する
ことも可能である。
【0011】アナログ信号は、直交変調器1gにおい
て、第2局部発振器(1d)の発振周波数f12により直交変
調され、中間周波数fi(=f12)の信号に変換され
る。中間周波数fiに変調された信号は、送信ミキサ1
fにおいて、第1局部発振器1cの周波数f11によ
り、周波数fc(=f12+f11)の信号に変換され
る。
【0012】周波数fcに変換されたOFDM変調信号
は、パワーアンプ1eにおいて、所定の送信電力に増幅
される。増幅された信号は、アンテナスイッチ1bを介
して、アンテナ1aに供給され、送信される。MMAC
(Mu1timedia mobi1e accesscommunication system)やW
CDMA(Wideband code division mu1tip1e access)の
ような広帯域のスペクトラムを使用する移動体無線通信
においては、A/D変換器1mとD/A変換器1hのサ
ンプリング周波数が数十MSPS(Mega samples per se
cond)となる。
【0013】図2は、ソフトウェア無線通信システム用
のソフトウェアを無線ダウンロードするリンクのパケッ
トの構成例、並びに情報データを伝送するリンクのパケ
ットの構成例を示す。このリンクは、基地局から端末局
へのダウンリンクである。パケットは、ソフトウェアを
伝送するパケット2a−1、2a−2、・・・、2a−
kと情報データを伝送する情報パケット2b−1、2b
−2、・・・、2b−nから構成される。
【0014】ソフトウェアパケットは、プリアンブル2
cおよびソフトウェア2dから構成される。ソフトウェ
ア2dは、エラー検出のために付加されたCRC(Cyc1i
c redundancy check)のためのデータ2eとマイクロプ
ロセッサ(あるいはDSP)に入力するプログラムまた
はFPGAを再構成するためのコンフィギュレーション
データ2fから構成される。情報パケットは、プリアン
ブル2gと情報シンボル2h−1、2h−2、・・・、
2h−mから構成される。
【0015】受信したデータに対して、既知信号である
プリアンブルが検出され、検出に基づいてパケットタイ
ミング同期、周波数同期、伝送路等化がなされる。受信
したソフトウェアに対してはCRCで誤り検出を行う。
誤りが検出された場合はそのパケットは破棄して再送を
要求する。誤りが検出されない場合のみ、プログラムを
復調して、ACK信号(アクノリッジ信号)を送信して
次のパケットの送信を促す。全プログラムが復調された
ら、復調されたプログラムをベースバンドディジタル信
号変調部1iおよび復調部1nにダウンロードし、所望
の変復調方式に設定する。情報パケットを受信し、プリ
アンブル2gに対してパケットタイミング同期、周波数
同期、伝送路等化を行った後に、情報パケット情報シン
ボル2h−1、2h−2、・・・、2h−mに対して設
定された復調方式で情報データの復調が行われる。
【0016】図3は、ソフトウェア無線通信システムに
おいて、ソフトウェアがダウンロードされた変調部によ
って、端末局から基地局に対して伝送するリンク(アッ
プリンク)のパケットの構成例を示す。パケット3a−
1、3a−2、・・・、3a−nは、既知信号であるプ
リアンブル3bと情報データ3cから構成される。情報
データ3cは、情報シンボル3d−1、3d−2、・・
・、3d−mから構成される。受信側では、プリアンブ
ルの検出に基づいて、パケットタイミング同期、周波数
同期、伝送路等化がなされ、その後に情報シンボルの復
調が行われる。
【0017】図4は、ソフトウェア無線通信システムの
パケット再送処理例を示す。ソフトウェア無線通信シス
テムにおいては、ソフトウェアがダウンロードされた変
復調部によって本来伝送すべき情報データの変復調が行
われる。無線伝送路によって発生したソフトウェアのエ
ラーに起因して変復調部に故障が生じる可能性がある。
したがって、ソフトウェアの無線伝送パケットに対して
はCRCによるエラー検出が行われ、エラーフリー(エ
ラー無し)となるまで何度も再送処理が行われる。
【0018】例えばソフトウェア送信局からは最初のソ
フトウェアパケット1(4a)を送信する。受信したパ
ケットに対してCRCによるエラー検出が行われ、エラ
ーが検出されたら、送信局に対してエラーが検出されな
くなるまで再送要求信号(4b)を送信する。図4は、
2回の再送要求を行った後に送信されたソフトウェアパ
ケット1(4e)でエラーフリーとなる例であるので、
同一のパケット(4a、4c、4e)を3回再送してい
る。エラーフリーとなった後では、ACK信号(4f)
をソフトウェアの送信側に対して送信する。
【0019】これらの動作を繰り返した後に最終のソフ
トウェアパケットk(4k)を受信し、全てのソフトウ
ェアの復調が完了する。復号したソフトウェアがプログ
ラム可能な変復調部にダウンロードされ、所望の変復調
処理が可能となる。最終のソフトウェアパケットk(4
k)に対するACK信号(4l)を送信したのちに、情
報パケット(4m、4n、・・・、4o)が伝送され
る。
【0020】次に、図1のプログラム可能なベースバン
ドディジタル復調部1nの処理内容について説明する。
一般的に変調部よりも復調部の処理が複雑であるので、
復調部のみを説明する。一例として、広帯域のスペクト
ラムを使用する移動体無線通信システムであるMMAC
とWCDMAの復調部の構成について説明する。
【0021】図5は、MMAC用のOFDM復調部の構
成例を示す。入力されたディジタルベースバンド信号I
−DとQ−Dは、まず、パケットタイミング同期部5a
でパケットのタイミング同期を得た後に、キャリア周波
数同期部5bでキャリア周波数を同期させ、メモリ5c
にてデータを書き込んだ後に、FFT(fast Fouriertr
ansform)5dによって周波数領域に変換を行う。サブ
キャリア数をNFFTとすれば、FFT5dにおいて、
NFFT点の高速フーリエ変換を行い、NFFT点のパ
ラレル受信データに復調される。その後に等化器5eに
よって伝送路等化が行われて誤り訂正符号復号化器5f
によって誤りビットの訂正を行い復調ビットとして出力
する。
【0022】図6は、WCDMA用のスペクトラム拡散
方式復調部の構成例を示す。入力されたディジタルベー
スバンド信号I−DとQ−Dは、まず、パケットタイミ
ング同期部6aでパケットのタイミング同期を得た後
に、キャリア周波数同期部6bでキャリア周波数を同期
させる。メモリ6cにてデータを書き込んだ後に、逆拡
散・等化部6dによって所定の拡散符号を用いて逆拡散
と伝送路等化が行われる。逆拡散・等化部6dの出力が
誤り訂正符号復号化器6eに供給され、復号化器6eに
よって誤りビットの訂正がなされ、復調ビットが出力さ
れる。
【0023】上述の図5および図6に示したような復調
部においては、数十MSPSのレートで入力されるサン
プリングデータに対して実時問でFFT、逆拡散、等化
器等の処理を行う必要がある。ソフトウェア無線通信シ
ステムにおいては、これらの処理をプログラム可能なハ
ードウェアで実現する。プログラマブルデバイスとして
数百MHzのクロックで動作する超高速な汎用マイクロ
プロセッサの使用も考えられる。しかしながら、消費電
力がクロック周波数に依存するために、電池で動作する
ような実用的な携帯情報端末装置の設計は困難である。
【0024】プログラマブルデバイスとして、FPGA
を用いることによって、比較的低消費電力で、かつ高速
な復調用の信号処理ハードウェアが実現できる。100
万ゲートを超える大規模なFPGAも市場に出始めてい
るため、140万ゲートを超えるMMAC用のOFDM
LSIの機能も数個のFPGAを用いれば十分に実現
可能である。但し、FPGAを所望の機能にプログラム
するためにはFPGA内部の再構成可能な論理回路の機
能、および論理回路間の結線等をプログラムするための
コンフィギュレーションデータが必要となる。前述した
MMAC用のOFDM LSIをプログラムするために
は8Mビットものコンフィギュレーションデータが必要
となる。
【0025】FPGAのブロックを使用して設計した加
算器、乗算器、および、任意の2入力演算回路を以下に
説明する。説明を簡単にするために、以下では、特に言
及しない場合は、LUT(Look Up Table)の内容と、キ
ャリー生成用専用のプログラム可能な論理回路であるC
L(Carry Logic)を設定するためのCL設定データとを
コンフィギュレーションデータと呼ぶことにする。な
お、CLは、対応するコンフィギュレーションデータに
よって、予め定義されている幾つかの論理回路の一つを
実現できる。
【0026】図7は、FPGAのLUTとCLで設計し
た9ビット加算器の構成例を示す。桁上げ信号が下位ビ
ットから伝播するリップルキャリ型加算器である。2の
補数で表現された入力データバスのビットa8−a0と
b8−b0はまず初段のLUT9a−1、9a−2、9
a−3、9a−4、9a−5、9a−6、9a−7、9
a−8、9a−9、9a−10に入力される。LUT9
a−1はオーバフローが発生したことを表す制御信号を
生成する。それ以外のLUTは、重みの等しい2つのビ
ットのデータと下位ビットからの桁上げ信号との和を計
算する。
【0027】CL(9b−1、9b−2、9b−3、9
b−4、9b−5、9b−6)は、入力データバスの対
応する各ビットにおける桁上げ信号の生成と下位ビット
から上位ビットヘの桁上げ信号の伝播を行う。最終段の
LUT(9c−1、9c−2、9c−3、9c−4、9
c−5、9c−6、9c−7、9c−8)では、和出力
に対する2の補数表現に対応した符号処理とオーバフロ
ー時の飽和処理が行われる。この例以外にも種々の加算
器のアルゴリズムが提案されている。
【0028】図8は、FPGAのLUTとCLを使用し
て設計した3×2ビットの乗算器の構成例を示す。2の
補数で表現された入力データa2、a1、a0とb1、
b0は、それぞれ対応するLUT(10a−1、10a
−2、10a−3)、LUT(10a−5、10a−
6)およびCL(10b−1、10b−2、10b−
3)によって絶対値に変換される。LUT(10a−
4)によって積の符号が決定する。絶対値の各ビット
a’2、a’1、a0’とb’1、b’0がLUT(1
0c−1、10c−2、・・・、10c−6)に供給さ
れ、LUT(10c−1、10c−2、...、10c
−6)によって部分積の計算が行われる。部分積はLU
T(10d−1、10d−2、10d−3)、CL(1
0e−1、10e−2)、LUT(10f−1、10f
−2、・・・、10f−5)およびCL(10g−1、
10g−2、10g−3、10g−4)から構成された
加算木で加算されて積が算出される。
【0029】任意の2入力演算回路をLUTによって設
計する。表1は、データの語長が12ビットの2入力1
出力演算回路の真理値表の例を示す。
【0030】
【表1】
【0031】図9は、この真理値表に基づいてLUTに
よって設計した演算回路の構成例を示す。入力データの
ビット数の合計が24ビットであるため、24入力1出
力の論理回路を12個用意すれば実現可能である。出力
ビットc11(MSB),c10,...,c0(LSB)
は、論理回路(1111,1110,・・・,110)によっ
て算出される。各論理回路は、24ビットのデータを入
力する8個のLUT(11a−1,11a−2,11a
−3,11a−4,11a−5,11a−6,11a−
7,11a−8)から構成される。
【0032】真理値表(表1)を満足するようにコンフ
ィギュレーションデータが各論理回路の各LUTに書き
込まれる。図9に示した構成は、LUTを直接的に木状
に接続して設計したため、LUTの個数が最大の例であ
る。真理値表の内容によっては、論理式の簡単化を行う
ことによってLUTの数を削減することが可能である。
【0033】図5と図6中に示したタイミング同期部
(5a,6a), キャリア周波数同期部(5b,6
b)、FFT(5d)、逆拡散・等化部(6d)におい
ては、主に相関演算がなされ、OFDMの伝送路等化
(5e)の処理では除算が行われる。すなわち、FPG
A上で処理回路を構成するためには、乗算器、加算器、
および除算器が必要となる。入力データは数十MHzの
サンプリングレートで入力され、実時間で演算を行う必
要がある。FPGAのLUTやCLで構成した演算回路
の演算時間が数十nsecであると仮定すれば、ハード
ウェアを時分割的に共有することは困難であり、各処理
部毎にそれぞれの演算回路が必要となる。したがって、
ベースバンドの変復調処理全体を構成するためには、膨
大な数のLUTやCLが必要である。
【0034】例えば、MMAC用のFFTのみをFPG
A上で実現するには2300個以上のLUTと同数程度
のCLが必要である。これらをプログラムするための大
量のコンフィギュレーションデータが必要となる。さら
に、MMAC用のOFDMの変復調LSIは140万ゲ
ート以上の規模であるから、これをFPGAで構成する
と仮定すれば、8Mビット以上のコンフィギュレーショ
ンデータが必要となる。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】図4に示したように、
従来のソフトウェアの無線ダウンロード手法において
は、受信したソフトウェアに対してCRCを行い、エラ
ーフリーが確認された後にプログラマブルデバイスにダ
ウンロードが行われる。誤りが検出された場合はエラー
フリーになるまで再送要求が行われる。この手法は、劣
悪な伝搬環境下においては、エラーフリーに到達するま
で膨大な量のコンフィギュレーションデータを何度も再
送する必要があり、ダウンロードが完了するまでに膨大
な時問が費やされる。
【0036】コンフィギュレーションデータのダウンロ
ード時間が増大すれば、図2のパケット構成図に示され
るような本来伝送すべき情報データの伝送効率は劣化す
る。また、時々刻々と変動する伝搬路環境に応じて最適
な機能を無線ダウンロードして実現する適応伝送方式に
おいては、機能を実現するためのコンフィギュレーショ
ンデータの伝送は速やかに行われる必要がある。再送を
ともなう伝送方式では、無線ダウンロードが完了するま
でに伝搬環境が激変してしまい、ダウンロード完了後の
伝搬環境に最適な機能をFPGA上で実現できない。し
たがって、ソフトウェア無線通信システムの特長を活用
するにはFPGAのコンフィギュレーションデータを含
めたソフトウェアの高効率な無線伝送・ダウンロード手
法の確立が必須である。
【0037】基地局からの、論理回路に対する膨大なコ
ンフィギュレーションデータの無線伝送を避けるため
に、端末局側において、予め、通信方式などを実現する
種々のコンフィギュレーションデータを、FPGAの外
部メモリに格納しておく。基地局から、そのコンフィギ
ュレーションデータの名称のみを伝送すれば、端末局側
では、伝送された名称に対応するコンフィギュレーショ
ンデータをメモリから読み出してFPGAにダウンロー
ドできる。これにより、所望の通信方式を、容易に実現
できる。
【0038】この方法は、既に定まった通信方式の実現
には効果的である。例えば、既存の通信方式に対する付
加または一部の変更のために、情報源符号化・復号化モ
ジュールや特殊な暗号化・復号化モジュールのような機
能を付加する場合について考える。ここで、予め全ての
付加機能のコンフィギュレーションデータがメモリに格
納されていると仮定する。基地局側から付加機能の名称
だけを伝送しても、既にFPGAチップ上に実現されて
いるモジュールの位置やインターフェイスなどを考慮し
て、付加機能を実現するモジュールのチップ上での配置
位置とモジュール間の配線を端末局側で決定し、改めて
FPGA用のコンフィギュレーションデータを生成しな
ければならない。
【0039】FPGA用の論理回路設計プログラムの一
部である、配置・配線プログラムの計算機上での実行
は、高い演算能力が必要とされる。このような配置配線
プログラムを速やかに実行させるためには、高性能のマ
イクロプロセッサ、大容量のメモリおよび配置配線プロ
グラムを格納するためのハードディスク装置が必要とな
る。そのため、特に端末局が携帯型の装置である場合
は、端末局側においてこのような大規模な装置を実現す
ることは、ハードウェアの規模や消費電力の点で、困難
であるという問題点があった。
【0040】また、小規模の比較的演算性能の低い低消
費電力の端末装置で上述の配置配線プログラムを実行さ
せようとすると、実用的な実行時間内に終了しないとい
う問題点があった。
【0041】すなわち、FPGA上に既に実現されてい
る通信システムの機能変更を基地局側から行う場合、た
とえ、これらの機能を実現するコンフィギュレーション
データが端末局側にあっても、新しい機能をFPGAチ
ップの上の何処に配置するか、また既存のシステムとど
のように配線を行うかを携帯端末装置上で決定すること
は容易ではないという問題点があった。
【0042】したがって、この発明の目的は、FPGA
のコンフィギュレーションデータのようなプログラムの
伝送効率を向上させることができる無線通信用端末局装
置、無線通信用基地局装置および無線通信システムを提
供することにある。
【0043】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、ハードウェアの一部または全部が
プログラム可能な論理回路で構成され、論理回路に対す
るプログラムを受信することによって、所望の無線通信
方式を実現するようにした無線通信用端末局装置におい
て、標準化された無線通信方式の機能を実現するモジュ
ールのプログラムと、モジュールに対して追加および/
または変更が可能な機能モジュールのプログラムとの、
2種類のプログラムのデータベースが具備されたことを
特徴とする無線通信用端末局装置である。
【0044】また、この発明は、ハードウェアの一部ま
たは全部がプログラム可能な論理回路で構成され、論理
回路に対するプログラムを受信することによって、所望
の無線通信方式を実現するようにした無線通信用端末局
装置に対してプログラムを送信するようにされ、ハード
ウェアの一部または全部がプログラム可能な論理回路で
構成され、プログラムに応じて所望の無線方式を実現す
るようにされた無線通信用基地局装置において、標準化
された無線通信方式の機能を実現するモジュールのプロ
グラムと、モジュールに対して追加および/または変更
が可能な機能モジュールのプログラムとの、2種類のプ
ログラムのデータベースが具備されたことを特徴とする
無線通信用基地局装置である。
【0045】また、この発明は、ハードウェアの一部ま
たは全部がプログラム可能な論理回路で構成され、論理
回路に対するプログラムを受信することによって所望の
無線通信方式を実現するようにした無線通信用端末局装
置にプログラムを送信する無線通信用基地局装置におい
て、標準化された無線通信方式の無線通信用端末局装置
の機能を実現するモジュールと、モジュールに対して追
加または変更が可能な機能モジュールの2種類のプログ
ラムのデータベースを具備することを特徴とする無線通
信用基地局装置である。
【0046】また、この発明は、ハードウェアの一部ま
たは全部がプログラム可能な論理回路で構成され、論理
回路に対するプログラムを受信することによって、所望
の無線通信方式を実現するようにした無線通信用端末局
装置と、無線通信用端末局装置にプログラムを送信する
無線通信用基地局装置からなる無線通信システムにおい
て、標準化された無線通信方式の機能を実現するモジュ
ールのプログラムと、モジュールに対して追加および/
または変更が可能な機能モジュールのプログラムとの、
2種類のプログラムの第1のデータベースが具備された
無線通信用端末局装置と、標準化された無線通信方式の
無線通信用端末局装置の機能を実現するモジュールと、
モジュールに対して追加または変更が可能な機能モジュ
ールの2種類のプログラムの第2のデータベースを具備
する無線通信用基地局装置とを有することを特徴とする
無線通信システムである。
【0047】上述したように、請求項1に記載の発明
は、ハードウェアの一部または全部がプログラム可能な
論理回路で構成され、論理回路に対するプログラムを受
信することによって、所望の無線通信方式を実現するよ
うにした無線通信用端末局装置において、標準化された
無線通信方式の無線通信用端末局装置の機能を実現する
モジュールのプログラムと、モジュールに対して追加お
よび/または変更が可能な機能モジュールのプログラム
との、2種類のプログラムのデータベースが具備されて
いるため、所望の通信方式を実現するためのプログラム
がデータベースに格納されていれば、通信方式が変更に
なった場合でも、無線通信用端末局装置自身で論理回路
を構成でき、外部からプログラムをダウンロードする必
要が無い。
【0048】また、請求項6に記載の発明は、ハードウ
ェアの一部または全部がプログラム可能な論理回路で構
成され、論理回路に対するプログラムを受信することに
よって、所望の無線通信方式を実現するようにした無線
通信用端末局装置に対してプログラムを送信するように
され、ハードウェアの一部または全部がプログラム可能
な論理回路で構成され、プログラムに応じて所望の無線
通信方式を実現するようにされた無線通信用基地局装置
において、標準化された無線通信方式の機能を実現する
モジュールのプログラムと、モジュールに対して追加お
よび/または変更が可能な機能モジュールのプログラム
との、2種類のプログラムのデータベースが具備されて
いるため、所望の無線通信方式を実現するためのプログ
ラムを有していない場合に、データベースから当該プロ
グラムを読み出して論理回路を構成することができる。
【0049】また、請求項11に記載の発明は、ハード
ウェアの一部または全部がプログラム可能な論理回路で
構成され、論理回路に対するプログラムを受信すること
によって所望の無線通信方式を実現するようにした無線
通信用端末局装置にプログラムを送信する無線通信用基
地局装置において、標準化された無線通信方式の無線通
信用端末局装置の機能を実現するモジュールと、モジュ
ールに対して追加または変更が可能な機能モジュールの
2種類のプログラムのデータベースを具備しているた
め、無線通信用端末局装置が所望の無線通信方式を実現
するためのプログラムを有していない場合に、データベ
ースから当該プログラムを読み出して無線通信用端末局
装置に伝送することができる。
【0050】また、請求項16に記載の発明は、ハード
ウェアの一部または全部がプログラム可能な論理回路で
構成され、論理回路に対するプログラムを受信すること
によって、所望の無線通信方式を実現するようにした無
線通信用端末局装置と、無線通信用端末局装置にプログ
ラムを送信する無線通信用基地局装置からなる無線通信
システムにおいて、標準化された無線通信方式の機能を
実現するモジュールのプログラムと、モジュールに対し
て追加および/または変更が可能な機能モジュールのプ
ログラムとの、2種類のプログラムの第1のデータベー
スが具備された無線通信用端末局装置と、標準化された
無線通信方式の無線通信用端末局装置の機能を実現する
モジュールと、モジュールに対して追加または変更が可
能な機能モジュールの2種類のプログラムの第2のデー
タベースを具備する無線通信用基地局装置とを有するた
め、所望の無線通信方式の機能を実現するためのプログ
ラムが無線通信用端末局装置側の第1のデータベースに
格納されている場合は第1のデータベースから読み出さ
れたプログラムで論理回路を構成することができ、当該
プログラムが第1のデータベースになく無線通信用基地
局装置側の第2のデータベースに格納されている場合は
当該プログラムを第2のデータベースから読み出し、無
線通信用端末局装置側に送信することができ、無線通信
用端末局装置側で送信されたプログラムを用いて所望の
無線通信方式の機能を実現する論理回路を構成すること
ができる。
【0051】
【発明の実施の形態】先ず、この発明の実施の一形態の
説明に先んじて、理解を容易とするために、FPGAに
ついて、従来例で上述したベースバンド処理部を構成す
るFPGAを例にとって考察を行う。図10は、FPG
Aの一例の内部構成を示す。なお、以下では、「ソフト
ウェア」または「プログラム」という用語にはFPGA
の機能を定義するコンフィギュレーションデータも含ま
れる。
【0052】図10Bに一例が示されるFPGAチップ
7aに、外部からコンフィギュレーションデータが供給
され、図示されないコンフィギュレーションメモリに書
き込まれる。詳細は後述するが、コンフィギュレーショ
ンメモリは、FPGA7aを構成する各ブロックに分散
されている。このコンフィギュレーションデータによっ
て、FPGA各部の機能がプログラムされる。
【0053】プログラム可能な論理回路ブロックである
CLB(Configurable Logic Block)7bは、対応するコ
ンフィギュレーションデータによって、ユーザが所望す
る小規模な論理回路に構成できる。説明のため、図10
Aでは3×3個のCLBから構成されるFPGAが示さ
れているが、実際には、数10×数10ものCLBが集
積される比較的大規模な構成のFPGAもある。IOB
(Input/Output Blocks)7cは、チップ外とチップ内の
信号のインターフェイス回路である。IOB7cは、一
種の電流増幅器でもある。IOB7cは、対応するコン
フィギュレーションデータによって所定の論理振幅電圧
に設定され、外部論理電圧を内部の論理電圧に変換する
機能を有する。
【0054】RC(Routing Channel)7dは、各ブロッ
クを接続するデータバスである。プログラム可能なスイ
ッチであるCB(Connection Block)7eとSB(Switchi
ng Block)7fは、マトリクス状に配置される。CB
は、CLBとCLBの間、SBとSBの間およびCLB
とIOBの間の接続を行う。SBはCBとCBの間およ
び、CBとIOBの間の接続を行う。なお、図10で
は、コンフィギュレーションデータのコンフィギュレー
ションメモリへの入力と分配を行うハードウェア構成の
図示は、省略する。
【0055】図11は、CLB7bの一例の内部構成を
示す。CLB7bは、4入力1出力のLUT(Look-Up T
able)8a、8bおよび3入力1出力のLUT8c、キ
ャリー生成用専用のプログラム可能な論理回路であるC
L(Carry Logic)8d、8e、9個のマルチプレクサ8
f、8g、8h、8i、8j、8k、8l、8m、8n
と2個のレジスタ8o、8pから構成される。CLBは
SRAMであり、入力はアドレスに相当する。4入力と
3入力のCLBにはそれぞれ16ビットと8ビットのコ
ンフィギュレーションデータをダウンロードして任意の
論理回路を構成することができる。CLB7bは、さら
に、各マルチプレクサの制御信号を貯えるコンフィギュ
レーションメモリ8qを具備する。
【0056】表2は、4入力のLUTの真理値表の例を
示す。CLは、対応するコンフィギュレーションデータ
によって、予め定義されている幾つかの論理回路の一つ
を実現できる。また、各マルチプレクサの制御信号も、
コンフィギュレーションデータによって設定される。種
々のコンフィギュレーションデータをCLBに与えるこ
とによって、レジスタを含む所望の論理回路を実現する
ことができる。
【0057】
【表2】
【0058】図12は、CB7eの一例の構成を示す。
図12Bにおいて、上下に配置されているバス12a
は、SB7fに接続されるバスである。交差した左側の
バス12bと右側のバス12cは、IOB7cまたはC
LB7bに接続されるバスである。スイッチ12dは、
各バスのビット線に接続される。図12Aに示されるよ
うに、スイッチ12dにおいて、各ビット線間にトラン
ジスタ12eのソースとドレインが接続される。トラン
ジスタ12eのゲート電圧を制御する信号は、コンフィ
ギュレーションメモリのセル12fに書き込まれてい
る。セルの信号によって、トランジスタ12eのオン・
オフ制御を行う。なお、図12において、コンフィギュ
レーションメモリへ書き込むデータ信号や制御信号の記
述は、省略する。
【0059】図13は、SB7fの一例の構成を示す。
図13Bに示されるように、バス13a、13b、13
c、13dは、それぞれ上下左右に配置される。スイッ
チ13eは各バスのビット線の交差点に対角線上に配置
され、入力は4方向のビット線に接続される。スイッチ
の4方向からの各ビット線間にトランジスタ13fのソ
ースとドレインが接続される。トランジスタのゲートに
はコンフィギュレーションメモリのセル13gが接続さ
れ、セルに書き込まれた信号によって4方向のビット線
のオン・オフ制御を行う。なお、コンフィギュレーショ
ンメモリへの入力信号や制御信号の記述は省略する。
【0060】図13Aに一例が示されるように、スイッ
チ13eも上述のスイッチ12dと同様に、4方向のビ
ット線のオン・オフ制御が行われる。さらに、IOBに
対しても、内部のコンフィギュレーションメモリのセル
のデータによって、入出力信号の電圧レベル、出力電流
の最大値、レジスタの挿入・非挿入などの設定が行われ
る。
【0061】以上のように、各ブロックに分散している
コンフィギュレーションメモリに、所望の回路を実現す
るデータを書き込むことによって、CB、SB、CL
B、IOBのプログラムが行われ、所望の仕様の論理回
路を、FPGA上に実現できる。
【0062】前述したようなFPGAのブロックで論理
回路を実現した場合、FPGAの各ブロックがどのよう
に接続されるかについて考察する。図14は、ある論理
回路をFPGA上に実現した場合の、一例のFPGAレ
イアウトを示す。以下では、FPGAのブロックを用い
て構成されたある機能を実現する論理回路の単位を、機
能モジュールと呼ぶことにする。図14は、2つの小規
模な機能モジュール100a(機能モジュールA)、機
能モジュール100b(機能モジュールB)およびモジ
ュール間の配線領域100cから構成される。
【0063】機能モジュールのレイアウト形状が決まっ
ていれば、レイアウト中に基準位置を決めることによっ
て、チップ上の配置位置を一意に決定することができ
る。例えば、基準位置を、レイアウト内の左列の最上の
ブロックと決めておけば、機能モジュールAの基準位置
100dの座標と機能モジュールBの基準位置100e
の配置位置の座標とを、それぞれ(2,8)と(2,
5)のように決める。こうすることで、各機能モジュー
ルAおよびBを、図14のような位置に一意に配置でき
る。
【0064】図15は、図14で示した機能モジュール
を実現するためのコンフィギュレーションデータの一例
の内容を示す。列は、図14のブロックの列に対応す
る。コンフィギュレーションデータのデータ系列は、図
14のFPGAの構成に対応し、FPGAの各ブロック
のコンフィギュレーションデータは、ブロックの位置に
対応するアドレスのデータ領域に書き込まれる。例え
ば、(x=1,y=8)の座標に位置するIOB用のコ
ンフィギュレーションデータは、対応するデータ領域1
01aに書き込まれる。
【0065】凡例で示すと、図14で示した機能モジュ
ールを実現するためのコンフィギュレーションデータ
は、機能モジュールAを構成するコンフィギュレーショ
ンデータ領域101b、機能モジュールBを構成するコ
ンフィギュレーションデータ領域101c、モジュール
間配線を構成するコンフィギュレーションデータ領域1
01dから構成される。機能モジュール自体のコンフィ
ギュレーションデータが定まっており、機能モジュール
間の配線が適正に設計され、機能モジュールの配置位置
が適正であれば、機能モジュールは、FPGA上に問題
なく実現できる。
【0066】つまり、各機能モジュール自体のコンフィ
ギュレーションデータが既知であれば、他に、機能モジ
ュールAの基準位置101e、機能モジュールBの基準
位置101fおよびモジュール間配線コンフィギュレー
ションデータ101dのみが解れば、これらのモジュー
ルは、FPGA上に実現できる。
【0067】一つのFPGAのチップ上に実現できる、
複数の機能モジュールから構成されるシステムの規模
は、FPGA上に集積されているブロックの個数によっ
て制限される。当然、ブロックの個数には制限があり、
さらに、配線による信号の伝搬遅延による性能劣化も考
えられる。大規模なシステムを実現するためには、FP
GAのブロックを有効利用すること望ましい。そのため
には、機能モジュールのレイアウト形状の最適化、機能
ブロックの配置する位置の最適化、ブロック間の配線の
短縮化が必須である。
【0068】しかしながら、種類の限定された機能ブロ
ックを実現するために、FPGA上に回路実現を行う度
に、さらに機能モジュールのレイアウト形状の最適化を
実行するのは、効率が悪い。機能モジュールを実現する
回路のレイアウト形状の種類を複数用意しておき、その
中から最適なレイアウト形状を選択し、モジュールの配
置とモジュール間の配線を行えば、FPGA上に機能を
効率良く実現できる。
【0069】図16は、ある機能モジュールの幾つかの
レイアウト形状の例を示す。この図16の例では、辺の
長さの異なる2種類の長方形と、他のモジュールと配線
を結合するインターフェイス部の位置の組み合わせとに
よって、12の例が示されている。例えば、形状(1)
では、全体のレイアウト102aは、機能モジュール本
体102bとインターフェイス部102cとから構成さ
れる。
【0070】図17は、図16に示すレイアウト形状
(1)の場合のFPGA上の一例の詳細図を示す。この
モジュールのレイアウト103aは、本体103bとイ
ンターフェイス部103cとから構成される。また、配
置を行う際の情報としての基準位置を表すブロック10
3dを有する。
【0071】図18は、図17に示す機能モジュール
の、FPGA上での一例のレイアウト図を示す。この図
18は、予め、FPGA上に通信方式Aという無線通信
機の機能を実現するためのモジュール104aが実現さ
れており、この機能モジュール104aに対して、後
に、上述の図16に示される最適な形状(1)の機能モ
ジュール104bおよび配線領域104cを付加した場
合のレイアウトの例が示されている。基準位置104d
は、追加された機能モジュール104bの配置基準位置
を示す。
【0072】図19は、図18で示したレイアウト図の
一例の詳細図を示す。通信方式Aを実現するためのモジ
ュール105a、図16の形状(1)の機能モジュール
105bおよび配線領域105cから構成される。座標
(j−2,k+5)の機能モジュールの基準位置105
dは、機能モジュール105bの配置位置を示してい
る。
【0073】この追加された機能モジュール105bの
各レイアウト形状に対応したコンフィギュレーションデ
ータが既知であるならば、この機能モジュールの基準位
置を配置する位置とレイアウト形状情報と配線領域のコ
ンフィギュレーションデータさえ明示すれば、このよう
に、既存のモジュールに対して効率よく新しい機能モジ
ュールを付加することができる。
【0074】上述した考察に基づいて、この実施の一形
態では、基地局から端末局へ送信するコンフィギュレー
ションデータ量の削減を可能とするものである。
【0075】以下、この発明の実施の一形態について説
明する。端末局と基地局は、プラットフォームと成り得
る標準化された無線通信方式のコンフィギュレーション
データとそれに付加および/または変更する機能モジュ
ールのコンフィギュレーションデータのデータベースを
有する。
【0076】例えば、ソフトウェア無線機を有する端末
局が、ある通信方式を実現する機能モジュールと追加機
能モジュールを、端末局のソフトウェア無線機のFPG
A上に実現しようとすると仮定する。
【0077】最初に、端末局から基地局に対して、必要
な通信方式の名称と追加する機能モジュールの名称と
を、ある通信方式で通知する必要がある。このときの通
信方式は、初期通知専用の特別な通信方式であっても良
いし、既存の一般的な携帯電話などの通信方式でも良
い。すなわち、端末局から基地局に対して容易に通信可
能である方式ならば、どのような通信方式でも構わな
い。端末局から送信されたこの初期通知が基地局に受信
される。基地局では、受信された初期通知に基づき、指
定のコンフィギュレーションデータがデータベースから
読み出される。そして、読み出されたコンフィギュレー
ションデータに基づきFPGA上で配置と配線の最適化
が行われ、付加する機能モジュールの最適なレイアウト
の形状番号と配置位置とが端末局側に通知される。
【0078】また、基地局においても、基地局が有する
ソフトウェア無線機に指定の方式のコンフィギュレーシ
ョンデータをダウンロードしても良い。また、必ずしも
初期通知を受信した基地局がソフトウェア無線機を有す
る必要はなく、端末局がダウンロードした新しい通信シ
ステムに対応可能な他の基地局が通信を引き継ぎ、この
他の基地局によってダウンロードした新しい通信方式で
端末局と通信を始めてもよい。
【0079】図20は、この発明による基地局の一例の
構成を示す機能ブロック図である。基地局は、アンテナ
14a、ソフトウェア無線機14b、ライブラリデータ
ベース14c、履歴データベース14dおよび計算機1
4eから構成される。ライブラリデータベース14c
は、基地局用のライブラリ14fと端末局用のライブラ
リ14gの2種類から構成される。履歴データベース1
4dは、基地局用データベース14hと端末局用データ
ベース14iの2種類から構成される。
【0080】基地局側のソフトウェア無線機14bで
は、本来伝送する情報の無線伝送を行う変復調、データ
ベースに格納されたコンフィギュレーションデータの選
択情報が含まれる、端末局から伝送された制御信号の復
調、ならびに、無線伝送する配線コンフィギュレーショ
ンデータの変調が行われる。さらに、基地局側のソフト
ウェア無線機14bでは、基地局内部での、自身のソフ
トウェア無線機14bへのコンフィギュレーションデー
タのダウンロードが行われる。
【0081】計算機14eでは、FPGAの配置配線プ
ログラムおよび最適レイアウト情報の探索14jが実行
される。また、計算機14eでは、ダウンロード用コン
フィギュレーションデータの生成14kが実行される。
【0082】初期通知を行う際に、端末局から基地局に
伝送される制御情報には、例えば、端末局が使用してい
るFPGAの型名、プラットホームとなる通信方式の名
称、追加する機能モジュールの名称などが含まれる。
【0083】基地局から端末局に伝送される情報は、モ
ジュール間の配線コンフィギュレーションデータと制御
情報である。制御情報には、追加する機能モジュールの
名称とレイアウト形状番号と配置位置が含まれる。
【0084】図21に基地局側のソフトウェア無線機の
構成を示す。アップリンクにおいて端末局から基地局に
対して必要な機能のコンフィギュレーションデータを要
求する制御信号が伝送され、基地側で受信されたと仮定
する。
【0085】上述したアンテナ14aから受信された中
心周波数fcの信号は、アンテナスイッチ15bを通
り、ローノイズアンプ15jに入力される。ローノイズ
アンプ15jから出力された信号は、受信ミキサ15k
において、第1局部発振器15cの発振周波数f11を
ミックスされ、中間周波数fi の信号に変換される。
中間周波数fi に変換された信号は、直交検波器15
lにおいて、第2局部発振器15dの中間周波数f12
により直交検波され、アナログベースバンド信号I、Q
に変換される。アナログベースバンド信号I、Qは、A
/D変換器15mにおいて、ディジタルベースバンド信
号I−D、Q−Dに変換される。
【0086】A/D変換器15mの出力のうちコンフィ
ギュレーションデータを要求する制御信号は、デマルチ
プレクサ15pによって制御情報復調部15qに入力さ
れ、そこで復調された制御情報が出力される。その制御
情報に含まれる、端末局が要求する機能モジュールのコ
ンフィギュレーションデータが、基地局内部の端末局用
ライブラリデータベース14gから読み出される。読み
出されたコンフィギュレーションデータに基づき、基地
局内部の計算機14eで配置配線などの処理が施され
る。そして、必要なコンフィギュレーションデータや情
報が抽出され、コンフィギュレーションデータ・制御情
報変調部15sによって変調される。コンフィギュレー
ションデータ・制御情報変調部15sの出力は、ソフト
ウェア伝送モードに設定されたマルチプレクサ15tを
介してD/A変換器15hに供給され、アナログベース
バンド信号I、Qに変換される。
【0087】一方、端末局から所望の変調方式で伝送さ
れた本来伝送したい情報の変調信号は、A/D変換器1
5mによってディジタルベースバンド信号I−D、Q−
Dに変換され、マルチプレクサ15pを介して、所望の
復調方式にプログラムされたベースバンドディジタル復
調部15nに供給される。ベースバンドディジタル復調
部15nに供給された変調信号は、復調されてデマルチ
プレクサ15oによって本来伝送したい情報データと制
御信号とに分けられ、出力される。
【0088】同時に、アップリンクの制御情報で指定さ
れた基地局無線機用のコンフィギュレーションデータが
データベース14fから読み出され、配置配線が行わ
れ、全体のコンフィギュレーションデータが生成され
る。このコンフィギュレーションデータは、基地局のF
PGAで構成されたプログラム可能なベースバンドディ
ジタル変調器15vと復調部15nにダウンロードされ
る。
【0089】本来伝送したい情報データまたは制御デー
タがマルチプレクサ15uに入力され、ベースバンドデ
ィジタル変調部15vに供給され、ダウンロードされた
通信方式で変調される。ベースバンドディジタル変調部
15vの出力がマルチプレクサ15tを介してD/A変
換器15hに入力され、アナログベースバンド信号I、
Qに変換される。
【0090】D/A変換器15hから出力されたアナロ
グ信号は、直交変調器15gにおいて、第2局部発振器
15dの発振周波数f12より直交変調され、中間周波
数fi(=f12)の信号に変換される。中間周波数f
iに変調された信号は、送信ミキサ15fにおいて、第
1局部発振器15cの周波数f11により、周波数fc
(=f12+f11)の信号に変換される。周波数fc
に変換された変調信号は、パワーアンプ15eにおい
て、所定の送信電力に増幅される。増幅された信号は、
アンテナスイッチ15dを介してアンテナ14aに供給
され、送信される。
【0091】なお、コンフィギュレーションデータ・制
御情報用の変調部15sと制御情報変調信号復調部15
qは、プログラム可能なベースバンドディジタル変調部
15vと復調部15nに対する変復調方式を実現するコ
ンフィギュレーションデータをダウンロードすればハー
ドウェアを兼ねることが可能であるため、省略可能であ
る。また、プログラム可能なベースバンドディジタル変
調部15vと復調部15nは、1個の大規模なFPGA
で実現可能である。
【0092】また、マルチプレクサ15uおよびデマル
チプレクサ15oを制御することによって、ダウンロー
ドされた通信方式で、新しい通信システムをダウンロー
ドするための制御情報やコンフィギュレーションデータ
をさらに伝送することが可能である。
【0093】図22は、基地局用ライブラリデータベー
ス14fの一例の構成を示す。このライブラリのデータ
は、基地局側のソフトウェア無線機14bにダウンロー
ドして使用される。基地局用ライブラリデータベース1
4fに格納されるライブラリは、通信方式の制約条件フ
ァイル16i、ネットリスト16a、通信方式のコンフ
ィギュレーションデータ16b、機能モジュールの制約
条件ファイル16j、ネットリスト16cおよび機能モ
ジュールのコンフィギュレーションデータ16dの6種
類に分けられる。
【0094】通信方式のコンフィギュレーションデータ
16bは、標準化された一般的な通信方式、例えば、携
帯電話の通信方式であるPDC、CDMA1、または簡
易的な携帯電話であるPHSなどの基地局の機能をソフ
トウェア無線機上に実現するためのコンフィギュレーシ
ョンデータ16b−1、16b−2、16b−3、・・
・が格納される。
【0095】一方、機能モジュールは、それらの通信方
式の一部の機能を変更する、または通信方式に新しい機
能の追加を行うモジュールである。例えば、機能モジュ
ールのコンフィギュレーションデータ16dは、情報源
符号化復号化器16e、16f、・・・や暗号化復号化
器16g、16h、・・・などの機能を実現する。
【0096】また、通信方式の各方式の制約条件16i
−1、16i−2、16i−3、・・・、ネットリスト
16a−1、16a−2、16a−3、・・・および、
機能モジュールの制約条件16j−1、16j−2、1
6j−3、・・・、ネットリスト16c−1、16c−
2、16c−3、・・・は、基地局側で配置配線のプロ
グラムを実行する場合に使用される。
【0097】一般的に、制約条件ファイルには、FPG
A上に実現される論理回路の動作クロック周波数、ゲー
ト間の伝播遅延値やFPGAのピンの割り当てなどの物
理的な仕様が記述される。配置配線は、この制約条件を
満足するように行われる。また、ネットリスト16a
は、上位のVerilogやVHDLなどのハードウェ
ア記述言語とコンフィギュレーションデータとの中間言
語的な役割を有し、論理回路を構成するゲートの種類と
ゲート間配線情報とが記述される。ネットリスト16a
は、配置配線を行う上で必要なファイルである。
【0098】図23は、基地局に具備される端末局用ラ
イブラリデータベース14gの、通信方式ライブラリ部
の一例の構成を示す。これは、端末局のFPGA上に、
通信方式を実現する際に使用されるデータベースであ
る。制約条件ファイル17dとネットリスト17aは、
配置配線プログラムを実行する際に用いられ、標準化さ
れた各通信方式17a−1、17a−2、17a−3、
・・・に対応する。
【0099】端末局では、種々の型名のFPGAが使用
される。また、機能が同じであっても、FPGAの型名
によってコンフィギュレーションデータの内容が異な
る。そのため、各FPGAの型名に対応したコンフィギ
ュレーションデータ17b、17c、・・・が用意さ
れ、同一の型名のFPGAに対応した、標準化された一
般的な各通信方式のコンフィギュレーションデータ17
b−1、17b−2、17b−3、・・・、17c−
1、17c−2、17c−3、・・・が格納される。
【0100】図24は、端末局用ライブラリデータベー
ス14gの機能モジュール部の一例の構成を示す。これ
は、端末局のFPGA上に機能モジュールを実現する際
に使用されるデータベースである。機能モジュール名称
毎に、制約条件ファイル、ネットリスト、および各型名
のFPGAに対応し、且つ各レイアウト形状に対応する
コンフィギュレーションデータが格納される。
【0101】例えば、情報源符号化・復号化器Aモジュ
ールならば、制約条件ファイル18a−0−2、ネット
リスト18a−0−1、FPGAの型名A用で種々のレ
イアウト形状に対応するコンフィギュレーションデータ
18a−1−1、18a−1−2、18a−1−3、・
・・、FPGAの型名B用で種々のレイアウト形状に対
応するコンフィギュレーションデータ18a−2−1、
18a−2−2、18a−2−3、・・・が格納され
る。
【0102】表3は、基地局に具備される、基地局に関
する履歴データベース14hの一例の内容を示す。履歴
データベース14hは、過去に基地局側のソフトウェア
無線機で構築された幾つかのシステムで使用された、通
信方式の名称、機能モジュールの名称、レイアウト形状
と配置位置および配線コンフィギュレーションデータが
格納される。このデータベース14hは、入力として通
信方式の名称と機能モジュールの名称が与えられると、
出力として機能モジュールのレイアウト形状、配置位置
および配線コンフィギュレーションデータが出力され
る。
【0103】
【表3】
【0104】例えば、通信方式がCDMA1方式で動画
像符号化・複合化器Bのダウンロード要求が発生した場
合、その組み合わせの履歴データは、表3のシステム組
み合わせ番号1の行に存在することがわかる。したがっ
て、履歴データベース14hからは、動画像符号化・復
号化器のレイアウト形状が「4」で、レイアウトの配置
位置が(80,70)というレイアウト情報および配線
コンフィギュレーションデータが「配線1」というファ
イル名のコンフィギュレーションデータが出力される。
【0105】表4は、基地局に具備される、端末局に関
する履歴データベース14iの一例の内容を示す。表3
と同様に、過去に端末局側のソフトウェア無線機で構築
された幾つかのシステムの組み合わせにおける、FPG
Aの型名、通信方式の名称、機能モジュールの名称、レ
イアウト形状、配置位置および配線コンフィギュレーシ
ョンデータが格納されている。このデータベース14i
は、入力としてFPGAの型名、通信方式の名称および
機能モジュールの名称が与えられると、出力として機能
モジュールのレイアウト形状、配置位置および配線コン
フィギュレーションデータが出力される。
【0106】
【表4】
【0107】例えば、端末局側で使用しているFPGA
の型名がDで、通信方式がPHSで機能モジュールとし
て動画像符号化復号化Cと暗号化・復号化Bのダウンロ
ード要求が発生した場合、その組み合わせの履歴データ
は、表4のシステム組み合わせ番号2の行に存在するこ
とがわかる。したがって、履歴データベース14iから
は、動画像符号化復号化Cの機能モジュールのレイアウ
ト形状と配置位置がそれぞれ「5」と(20,35)、
暗号化・復号化Bの機能モジュールのレイアウト形状と
配置位置がそれぞれ「2」と(30,50)、配線が
「配線2」というファイル名のコンフィギュレーション
データが出力される。
【0108】図25は、端末局側の一例の構成を示す機
能ブロック図である。端末局は、アンテナ19a、ソフ
トウェア無線機19b、ライブラリデータベース19
c、履歴データベース19d、コンフィギュレーション
データ生成部19eから構成される。
【0109】ライブラリデータベース19cには、通信
方式と機能モジュールのコンフィギュレーションデータ
が格納される。また、履歴データベース19dには、過
去に実現したシステムのコンフィギュレーションデータ
が格納される。これらのデータベース19cおよび/ま
たは19dは、図示されないメモリおよび/またはハー
ドディスク上に構築される。
【0110】ソフトウェア無線機19bにおいては、基
地局に対してダウンロード要求を行うための制御情報の
変調、データベースのソフトウェアの選択を行う制御信
号の復調、基地局から無線伝送されたコンフィギュレー
ションデータの復調、データベースと基地局からダウン
ロードされたコンフィギュレーションデータによって実
現された無線通信方式によって行われる情報データの変
復調が行われる。
【0111】コンフィギュレーションデータ生成部19
eでは、ライブラリデータベース19cから読み出され
たコンフィギュレーションデータと基地局から受信した
配線コンフィギュレーションデータとに基づき、制御情
報のレイアウト配置位置が考慮され、ソフトウェア無線
機19bにダウンロードするための、全体のコンフィギ
ュレーションデータの生成が行われる。若し、履歴デー
タベース19d内に、要求されているモジュールの組み
合わせが見つかれば、配線コンフィギュレーションデー
タと機能モジュールの形状と配置位置とが読み出され、
読み出されたこれらの情報を元に、ライブラリデータベ
ース19cからコンフィギュレーションデータが読み出
され、全体のコンフィギュレーションデータの生成が行
われる。
【0112】図26は、端末局側のソフトウェア無線機
の一例の構成を示す機能ブロック図である。アップリン
クにおいて、端末局から基地局に対して必要な機能のコ
ンフィギュレーションデータのダウンロードを要求する
場合、端末局のFPGAの型名、通信方式および機能モ
ジュールの名称が記述された制御情報の伝送が行われ
る。制御情報は、制御情報変調部20pに供給されて制
御情報専用の変調方式によって変調される。制御情報が
変調された変調信号は、初期のダウンロード要求を行う
ために設定されたマルチプレクサ20qを介してD/A
変換器20hに入力される。
【0113】D/A変換器20hでアナログベースバン
ド信号I、Qに変換された制御情報が変調された変調信
号は、直交変調器20gにおいて、第2局部発振器20
dの発振周波数f12より直交変調され、中間周波数f
i(=f12)の信号に変換される。中間周波数fiに
変調された信号は、送信ミキサ20fにおいて、第1局
部発振器20cの周波数f11により、周波数fc (=
f12+f11)の信号に変換される。周波数fcに変
換されたOFDM変調信号は、パワーアンプ20eにお
いて、所定の送信電力に増幅される。増幅された信号
は、アンテナスイッチ20bを介して上述のアンテナ1
9aに供給され、送信される。
【0114】これらの制御情報が基地局に受信され、所
定の処理が行われて端末局のFPGA上で機能実現を行
うためのモジュールのレイアウト情報やコンフィギュレ
ーションデータが生成され、ダウンリンクで伝送された
ものとする。
【0115】伝送された信号は、中心周波数fcの信号
として上述したアンテナ19aから受信され、アンテナ
スイッチ20bを通り、ローノイズアンプ20jに入力
される。ローノイズアンプ20jから出力された信号
は、受信ミキサ20kにおいて、第1局部発振器20c
の発振周波数f11をミックスされ、中間周波数fiの
信号に変換される。中間周波数fi に変換された信号
は、直交検波器20lにおいて、第2局部発振器20d
の中間周波数f12により直交検波され、アナログベー
スバンド信号I、Qに変換される。アナログベースバン
ド信号I、Qは、A/D変換器20mにおいて、ディジ
タルベースバンド信号I−D、Q−Dに変換される。
【0116】A/D変換器20mから出力された信号
は、制御信号を受信するように設定されたデマルチプレ
クサ20sに供給される。デマルチプレクサ20sの出
力は、制御情報・コンフィギュレーションデータ変調信
号復調部20tに供給され、配線コンフィギュレーショ
ンデータおよび制御情報として復調される。
【0117】制御情報・コンフィギュレーションデータ
変調信号復調部20tで復調された制御情報は、履歴デ
ータベース19dおよびコンフィギュレーションデータ
生成部19eに供給される。また、復調された配線コン
フィギュレーションデータは、コンフィギュレーション
データ生成部19eに入力される。コンフィギュレーシ
ョンデータ生成部19eでは、全体のコンフィギュレー
ションデータが生成され、プログラム可能なベースバン
ドディジタル変調部20iと復調部20nにダウンロー
ドされる。
【0118】所望の伝送方式が実現した後には、本来伝
送すべき情報データビットが、情報データの伝送が可能
な設定が行われたマルチプレクサ20rに入力され、プ
ログラム可能なベースバンドディジタル変調部20iに
供給される。プログラム可能なベースバンドディジタル
変調部20iで変調された変調信号は、マルチプレクサ
20qを介してD/A変換器20hに供給され、アナロ
グベースバンド信号I、Qに変換される。
【0119】また、この状態で新たな機能変更を行うた
めに制御情報を伝送する場合は、マルチプレクサ20r
を、端末局からの制御情報を現在の通信方式で伝送でき
るように設定する。
【0120】一方、ダウンリンクに対しては、基地局か
ら所望の伝送方式で情報データが伝送され、端末局で受
信され、A/D変換器20mでディジタルベースバンド
信号I−D、Q−Dに変換され、デマルチプレクサ20
sに入力される。この信号は、デマルチプレクサ20s
から出力され、ベースバンドディジタル復調部20nに
よって復調される。復調信号は、デマルチプレクサ20
oの設定によって、情報データまたは制御情報および配
線コンフィギュレーションデータとして出力される。
【0121】なお、制御情報用の変調部20pと復調部
20tは、プログラム可能なベースバンドディジタル変
調部20iと復調部20nに対応する変復調方式を実現
するコンフィギュレーションデータをダウンロードすれ
ばハードウェアを兼ねることが可能であるため、省略で
きる。また、プログラム可能なベースバンドディジタル
変調部20iと復調部20nは、1個の大規模なFPG
Aで実現可能である。
【0122】図27は、端末局に具備されるライブラリ
データベース19cの一例の構成を示す。ライブラリデ
ータベース19cは、通信方式のコンフィギュレーショ
ンデータ21aと機能モジュールのコンフィギュレーシ
ョンデータ21bとから構成される。通信方式のコンフ
ィギュレーションデータ21aは、標準化された通信方
式、例えばPDC、CDMA1、PHS、・・・を端末
局のソフトウェア無線機上で実現するコンフィギュレー
ションデータ21a−1、21a−2、21a−3、・
・・が格納される。
【0123】また、機能モジュールのコンフィギュレー
ションデータ21bにおいては、各機能を端末局のソフ
トウェア無線機上で実現するコンフィギュレーションデ
ータがレイアウト形状に格納される。例えば、暗号化符
号化・復号化器A(21b−3)のコンフィギュレーシ
ョンデータには、レイアウト形状1(21b−3−
1)、レイアウト形状2(21b−3−2)、レイアウ
ト形状3(21b−3−3)、・・・のコンフィギュレ
ーションデータが格納される。ライブラリデータベース
19cから、基地局から伝送された制御情報に一致する
通信方式のコンフィギュレーションデータと機能モジュ
ールのレイアウト形状のコンフィギュレーションデータ
とが読み出される。
【0124】表5は、端末局に具備される履歴データベ
ース19dの一例の内容を示す。履歴データベース19
dには、過去に端末局側のソフトウェア無線機19bで
構築された幾つかのシステムを構成する通信方式の名
称、機能モジュールの名称、レイアウト形状と配置位置
および配線コンフィギュレーションデータが格納され
る。この履歴データベース19dは、入力として通信方
式の名称および機能モジュールの名称が与えられると、
出力として機能モジュールのレイアウト形状、配置位置
および配線コンフィギュレーションデータが出力され
る。
【0125】
【表5】
【0126】例えば、通信方式がPDCで機能モジュー
ルとして暗号化・復号化Aのダウンロード要求が発生し
た場合、表5により、その組み合わせの履歴データがシ
ステム組み合わせ番号0の行に存在することがわかる。
したがって、履歴データベース19dからは、暗号化・
復号化Aの、機能モジュールのレイアウト形状と、その
配置位置がそれぞれ「1」と(16,20)というレイ
アウト形状情報と、「配線0」というファイル名の配線
コンフィギュレーションデータとが出力される。
【0127】図28は、基地局から端末局にダウンロー
ドを行う際の、基地局と端末局における一例の処理のフ
ローチャートを示す。図28の右側に基地局側の処理が
示され、左側に端末局側の処理が示される。最初のステ
ップS10で、基地局において、端末局に構成されるシ
ステムの方式や機能が決定される。次に、ステップS1
1で、制御情報として通信方式や機能が基地局から端末
局に対して通告される。この通告は、例えば、初期通信
方式や端末局に既存の通信方式で以てなされる。
【0128】先ず、基地局におけるダウンロード処理に
ついて説明する。ステップS11での基地局から端末局
への通告が行われると、基地局側では、ステップS12
で、決定されたシステムの方式や機能に対応した情報が
基地局用履歴データベース14hに存在しているかどう
かが調べられる。若し、存在しなければ、処理はステッ
プS13に移行し、基地局用ライブラリデータベース1
4fから制約条件ファイル、ネットリスト、各形状のコ
ンフィギュレーションデータなどが読み出され、計算機
14eにより基地局用に配置、配線が計算される。そし
て、ステップS16において、全体のコンフィギュレー
ションデータが生成され、次のステップS17で、この
全体のコンフィギュレーションデータが基地局のFPG
Aにダウンロードされる。
【0129】一方、ステップS12で、決定されたシス
テムの方式や機能に対応した情報が基地局の履歴データ
ベース14dに存在するとされれば、処理はステップS
14に移行する。ステップS14では、履歴データベー
ス14dから、決定されたシステムの方式や機能に対応
した、レイアウト形状、配置位置情報および配線コンフ
ィギュレーションデータが読み出され、次のステップS
15で、基地局用ライブラリデータベース14fから通
信方式に対応するレイアウト形状である機能モジュール
のコンフィギュレーションデータが読み出される。そし
て、処理はステップS16に移行し、全体のコンフィギ
ュレーションが生成され、次のステップS17で、この
全体のコンフィギュレーションデータが基地局のFPG
Aにダウンロードされる。
【0130】次に、端末局におけるダウンロード処理に
ついて説明する。上述のステップS11で、基地局から
端末局への通知が行われると、この通知を受け取った端
末局側では、ステップS110において、決定されたシ
ステムの方式や機能に対応した情報が端末局の履歴デー
タベース19dに存在するかどうかが調べられる。
【0131】ステップS110で、若し、決定されたシ
ステムの方式や機能に対応した情報が端末局の履歴デー
タベース19dに存在するとされれば、処理はステップ
S112に移行する。ステップS112では、端末局の
履歴データベース19dから、決定されたシステムの方
式や機能に対応した、レイアウト形状、配置位置情報お
よび配線コンフィギュレーションデータが読み出され
る。処理はステップS113に移行し、端末局のライブ
ラリデータベース19cから、通信方式と対応するレイ
アウト形状の機能モジュールのコンフィギュレーション
データが読み出される。
【0132】そして、処理はステップS114に移行
し、コンフィギュレーションデータ生成部19eで、全
体のコンフィギュレーションデータがレイアウト配置位
置を考慮して生成される。生成された全体のコンフィギ
ュレーションデータは、次のステップS115で、端末
局のFPGAにダウンロードされる。
【0133】一方、上述のステップS110で、端末局
の履歴データベース19dに、決定されたシステムの方
式や機能に対応する情報が存在しないとされれば、ステ
ップS111で端末局から基地局に対して配置配線情報
を供給するように要求される。この要求が基地局に受信
されると、処理は基地局側に移され、ステップS18
で、要求に基づき基地局の履歴データベース14dに、
決定されたシステムの方式や機能に対応する情報が存在
するかどうかが調べられる。
【0134】若し、当該情報が存在しないとされれば、
処理はステップS19に移行し、計算機14eにおい
て、端末局用ライブラリデータベース14gから制約条
件ファイル、ネットリスト、各会場のコンフィギュレー
ションデータなどが読み出され、計算機14eにより端
末局用に配置配線が計算される。そして、処理はステッ
プS22に移行し、各機能のレイアウト形状と配置、配
線コンフィギュレーションデータとが基地局から端末局
に伝送される。これらの情報は、端末局に受信され、端
末局側で、上述したステップS114およびS115の
処理がなされる。
【0135】一方、上述のステップS18で、基地局の
履歴データベース14dに上述の情報が存在するとされ
れば、処理はステップS20に移行し、端末局用の履歴
データベース14iから、制約条件ファイル、ネットリ
スト、各形状のコンフィギュレーションデータなどが読
み出され、次のステップS21で、端末局用のライブラ
リデータベース14gから、通信方式に対応するレイア
ウト形状の機能モジュールのコンフィギュレーションデ
ータが読み出される。そして、処理はステップS22に
移行し、各機能のレイアウト形状と配置位置、配線コン
フィギュレーションデータとが基地局から端末局に伝送
される。これらの情報は、端末局で受信され、端末局側
で、上述したステップS114およびS115の処理が
なされる。
【0136】図29に端末局から基地局にダウンロード
要求が発生した場合の基地局と端末局における処理のフ
ローチャートを示す。図29の右側に基地局側の処理が
示され、左側に端末局側の処理が示される。最初のステ
ップS30で、端末局において、端末局に構成されるシ
ステムの方式や機能が決定される。次に、ステップS3
1で、制御情報として通信方式や機能が端末局から基地
局に対して通告される。この通告は、例えば、所定の初
期通信方式や端末局に既存の通信方式で以てなされる。
【0137】先ず、端末局におけるダウンロード処理に
ついて説明する。上述のステップS31で、端末局から
基地局への通知が行われると、ステップS32で、端末
局において、決定されたシステムの方式や機能に対応し
た情報が端末局の履歴データベース19dに存在するか
どうかが調べられる。
【0138】ステップS32で、若し、決定されたシス
テムの方式や機能に対応した情報が端末局の履歴データ
ベース19dに存在するとされれば、処理はステップS
34に移行する。ステップS34では、端末局の履歴デ
ータベース19dから、決定されたシステムの方式や機
能に対応した、レイアウト形状、配置位置情報および配
線コンフィギュレーションデータが読み出される。処理
はステップS35に移行し、端末局のライブラリデータ
ベース19cから、通信方式と対応するレイアウト形状
の機能モジュールのコンフィギュレーションデータが読
み出される。
【0139】そして、処理はステップS36に移行し、
コンフィギュレーションデータ生成部19eで、全体の
コンフィギュレーションデータがレイアウト配置位置を
考慮して生成される。生成された全体のコンフィギュレ
ーションデータは、次のステップS37で、端末局のF
PGAにダウンロードされる。
【0140】一方、上述のステップS32で、端末局の
履歴データベース19dに、決定されたシステムの方式
や機能に対応する情報が存在しないとされれば、ステッ
プS33で端末局から基地局に対して配置配線情報を供
給するように要求される。この要求が基地局に受信され
ると、処理は基地局側に移され、ステップS38で、要
求に基づき基地局の履歴データベース14dに、決定さ
れたシステムの方式や機能に対応する情報が存在するか
どうかが調べられる。
【0141】若し、当該情報が存在しないとされれば、
処理はステップS39に移行し、計算機14eにおい
て、端末局用ライブラリデータベース14gから制約条
件ファイル、ネットリスト、各形状のコンフィギュレー
ションデータなどが読み出され、計算機14eにより端
末局用に配置配線が計算される。そして、処理はステッ
プS40に移行し、各機能のレイアウト形状と配置、配
線コンフィギュレーションデータとが基地局から端末局
に伝送される。これらの情報は、端末局に受信され、端
末局側で、上述したステップS36およびS37の処理
がなされる。
【0142】一方、上述のステップS38で、基地局の
履歴データベース14dに上述の情報が存在するとされ
れば、処理はステップS41に移行し、端末局用の履歴
データベース14iから、制約条件ファイル、ネットリ
スト、各形状のコンフィギュレーションデータなどが読
み出され、次のステップS42で、端末局用のライブラ
リデータベース14gから、通信方式に対応するレイア
ウト形状の機能モジュールのコンフィギュレーションデ
ータが読み出される。そして、処理はステップS40に
移行し、各機能のレイアウト形状と配置、配線コンフィ
ギュレーションデータとが基地局から端末局に伝送され
る。これらの情報は、端末局に受信され、端末局側で、
上述したステップS36およびS37の処理がなされ
る。
【0143】次に、基地局におけるダウンロード処理に
ついて説明する。上述のステップS31で、端末局から
基地局への通告が行われると、基地局側では、ステップ
S310で、決定されたシステムの方式や機能に対応し
た情報が基地局用履歴データベース14hに存在してい
るかどうかが調べられる。若し、存在しなければ、処理
はステップS311に移行し、基地局用ライブラリデー
タベース14fから制約条件ファイル、ネットリスト、
各形状のコンフィギュレーションデータなどが読み出さ
れ、計算機14eにより基地局用に配置、配線が計算さ
れる。そして、ステップS312において、全体のコン
フィギュレーションデータが生成され、次のステップS
313で、この全体のコンフィギュレーションデータが
基地局のFPGAにダウンロードされる。
【0144】一方、ステップS310で、決定されたシ
ステムの方式や機能に対応した情報が基地局の履歴デー
タベース14dに存在するとされれば、処理はステップ
S314に移行する。ステップS314では、履歴デー
タベース14dから、決定されたシステムの方式や機能
に対応した、レイアウト形状、配置位置情報および配線
コンフィギュレーションデータが読み出され、次のステ
ップS315で、基地局用ライブラリデータベース14
fから通信方式に対応するレイアウト形状である機能モ
ジュールのコンフィギュレーションデータが読み出され
る。そして、処理はステップS312に移行し、全体の
コンフィギュレーションが生成され、次のステップS3
13で、この全体のコンフィギュレーションデータが基
地局のFPGAにダウンロードされる。
【0145】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、端末
局側で予め各機能の種々のレイアウト形状に対応するコ
ンフィギュレーションデータをデータベース化してお
き、機能のダウンロードの際には基地局側からは実現し
たい機能の名称と最適なレイアウトの形状と配置位置、
およびモジュール間の配線のコンフィギュレーションデ
ータを伝送するようにしている。そのため、消費電力や
重量や外見に制限のある端末装置に負担をかけずに、F
PGAのコンフィギュレーションデータの、基地局から
端末局へのダウンロードを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術によるソフトウェア無線装置の一例
を示すブロック図である。
【図2】ソフトウェア無線通信システム用のソフトウェ
アを無線ダウンロードするリンクのパケットの構成例、
並びに情報データを伝送するリンクのパケットの構成例
を示す略線図である。
【図3】ソフトウェアがダウンロードされた変調部によ
って端末局から基地局に対して伝送するリンク(アップ
リンク)のパケットの構成例を示す略線図である。
【図4】ソフトウェア無線通信システムのパケット再送
処理例を示す略線図である。
【図5】MMAC用のOFDM復調部の構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】WCDMA用のスペクトラム拡散方式復調部の
構成例を示すブロック図である。
【図7】FPGAのLUTとCLで設計した9ビット加
算器の構成例を示すブロック図である。
【図8】FPGAのLUTとCLを使用して設計した3
×2ビットの乗算器の構成例を示す略線図である。
【図9】真理値表に基づいてLUTによって設計した演
算回路の構成例を示すブロック図である。
【図10】FPGAの一例の内部構成を示す略線図であ
る。
【図11】CLBの一例の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図12】CBの一例の構成を示す略線図である。
【図13】SBの一例の構成を示す略線図である。
【図14】ある論理回路をFPGA上に実現した場合の
一例のFPGAレイアウトを示す略線図である。
【図15】ある機能モジュールを実現するためのコンフ
ィギュレーションデータの一例の内容を示す。
【図16】ある機能モジュールの幾つかのレイアウト形
状の例を示す略線図である。
【図17】あるレイアウト形状におけるFPGAの一例
を詳細に示す略線図である。
【図18】ある機能モジュールのFPGA上での一例の
レイアウト図である。
【図19】ある機能モジュールのFPGA上での一例の
レイアウトを詳細に示す略線図である。
【図20】この発明による基地局の一例の構成を示す機
能ブロック図である。
【図21】基地局側のソフトウェア無線機の構成を示す
ブロック図である。
【図22】基地局用ライブラリデータベースの一例の構
成を示す略線図である。
【図23】基地局に具備される端末局用ライブラリデー
タベースの通信方式ライブラリ部の一例の構成を示す略
線図である。
【図24】端末局用ライブラリデータベースの機能モジ
ュール部の一例の構成を示す略線図である。
【図25】端末局側の一例の構成を示す機能ブロック図
である。
【図26】端末局側のソフトウェア無線機の一例の構成
を示す機能ブロック図である。
【図27】端末局に具備されるライブラリデータベース
の一例の構成を示す略線図である。
【図28】基地局から端末局にダウンロードを行う際
の、基地局と端末局における一例の処理のフローチャー
トである。
【図29】端末局から基地局にダウンロード要求が発生
した場合の基地局と端末局における処理のフローチャー
トである。
【符号の説明】
14b・・・ソフトウェア無線機、14c・・・ライブ
ラリデータベース、14d・・・履歴データベース、1
4e・・・計算機、15n・・・プログラム可能なベー
スバンドディジタル復調部、15q・・・制御情報変調
信号復調部、15s・・・コンフィギュレーションデー
タ制御情報変調部、15v・・・プログラム可能なベー
スバンドディジタル変調部、19b・・・ソフトウェア
無線機、19c・・・ライブラリデータベース、19d
・・・履歴データベース、19e・・・コンフィギュレ
ーションデータ生成部、20i・・・プログラム可能な
ベースバンドディジタル変調部、20n・・・プログラ
ム可能なベースバンドディジタル復調部、20p・・・
制御情報変調部、20t・・・制御情報・コンフィギュ
レーションデータ変調信号復調部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 博司 神奈川県横須賀市光の丘3丁目4番 総務 省通信総合研究所 横須賀無線通信研究セ ンター内 (72)発明者 藤瀬 雅行 神奈川県横須賀市光の丘3丁目4番 総務 省通信総合研究所 横須賀無線通信研究セ ンター内 Fターム(参考) 5K022 DD01 DD21 DD31 EE01 EE21 EE36

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードウェアの一部または全部がプログ
    ラム可能な論理回路で構成され、論理回路に対するプロ
    グラムを受信することによって、所望の無線通信方式を
    実現するようにした無線通信用端末局装置において、 標準化された無線通信方式の機能を実現するモジュール
    のプログラムと、上記モジュールに対して追加および/
    または変更が可能な機能モジュールのプログラムとの、
    2種類のプログラムのデータベースが具備されたことを
    特徴とする無線通信用端末局装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線通信用端末局装置
    において、 上記データベースには、各モジュール毎に、1または複
    数種類の異なるレイアウト形状に対応する上記プログラ
    ムが格納されることを特徴とする無線通信用端末局装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の無線通信用端末局装置
    において、 基地局から、モジュール間を接続する配線データと、最
    適なレイアウト形状の情報と、該レイアウトの配置位置
    情報とを受信して上記データベースから上記プログラム
    を読み出し、全体のプログラムを生成して論理回路を実
    現するようにしたことを特徴とする無線通信用端末局装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の無線通信用端末局装置
    において、 さらに、実現したレイアウト形状の情報と、該レイアウ
    トの配置位置情報と、該実現したレイアウト形状による
    モジュール間配線データとを書き込み可能な履歴データ
    ベースを具備したことを特徴とする無線通信用端末局装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の無線通信用端末局装置
    において、 上記履歴データベース内に所望のシステムが存在すれ
    ば、上記モジュール間配線データと上記レイアウト形状
    情報と上記配置位置情報を読み出し、読み出された該モ
    ジュール間配線データと該レイアウト形状情報と該配置
    位置情報とに基づき上記データベースから読み出した対
    応するプログラムから全体のプログラムを生成して上記
    所望のシステムの論理回路を実現し、 若し、上記履歴データベース内に上記所望のシステムが
    存在しなければ、上記基地局に対して必要な情報のダウ
    ンロードを要求する制御情報を伝送し、伝送された該制
    御情報に基づき上記基地局からダウンロードされた上記
    モジュール間配線データと上記レイアウト情報と上記レ
    イアウトの配置位置情報とを受信し、受信された該モジ
    ュール間配線データと該レイアウト形状情報と該配置位
    置情報とに基づき上記データベースから読み出した対応
    するプログラムから全体のプログラムを生成して上記所
    望のシステムの論理回路を実現するようにしたことを特
    徴とする無線通信用端末局装置。
  6. 【請求項6】 ハードウェアの一部または全部がプログ
    ラム可能な論理回路で構成され、論理回路に対するプロ
    グラムを受信することによって、所望の無線通信方式を
    実現するようにした無線通信用端末局装置に対してプロ
    グラムを送信するようにされ、ハードウェアの一部また
    は全部がプログラム可能な論理回路で構成され、プログ
    ラムに応じて所望の無線通信方式を実現するようにされ
    た無線通信用基地局装置において、 標準化された無線通信方式の機能を実現するモジュール
    のプログラムと、上記モジュールに対して追加および/
    または変更が可能な機能モジュールのプログラムとの、
    2種類のプログラムのデータベースが具備されたことを
    特徴とする無線通信用基地局装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の無線通信用基地局装置
    において、 上記データベースには、各モジュール毎に、1または複
    数種類の異なるレイアウト形状に対応する上記プログラ
    ムが格納されることを特徴とする無線通信用基地局装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の無線通信用基地局装置
    において、 与えられたプログラムに基づき論理回路を設計する論理
    回路設計手段をさらに具備し、 上記論理回路設計手段により、上記モジュール間を接続
    する配線データと、上記モジュールの最適なレイアウト
    形状と、該レイアウトの配置位置とを決定して全体のプ
    ログラムを生成することで、無線通信用基地局装置自身
    の論理回路を実現するようにしたことを特徴とする無線
    通信用基地局装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の無線通信用基地局装置
    において、 さらに、過去に実現した上記レイアウト形状の情報と、
    上記レイアウトの配置位置情報と、上記モジュール間の
    配線データとを書き込み可能な履歴データベースを具備
    したことを特徴とする無線通信用基地局装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の無線通信用基地局装
    置において、 上記履歴データベース内に所望のシステムが存在すれ
    ば、上記モジュール間配線データと上記レイアウト形状
    情報と上記配置位置情報とを上記履歴データベースから
    読み出し、読み出された該モジュール間配線データと該
    レイアウト形状情報と該配置位置情報とを用いてモジュ
    ール間配線データと共に全体のプログラムを生成して自
    分自身の論理回路を生成し、 若し、上記履歴データベース内に上記所望のシステムが
    存在しなければ、上記論理回路計算手段によってモジュ
    ール間を接続する配線データと該モジュールの最適なレ
    イアウト形状と該レイアウトの配置位置とを決定し、上
    記データベースから対応する上記プログラムを読み出
    し、読み出された該モジュール間配線データと該レイア
    ウト形状情報と該配置位置情報とを用いてモジュール間
    配線データと共に全体のプログラムを生成して自分自身
    の論理回路を実現するようにしたことを特徴とする無線
    通信用基地局装置。
  11. 【請求項11】 ハードウェアの一部または全部がプロ
    グラム可能な論理回路で構成され、論理回路に対するプ
    ログラムを受信することによって所望の無線通信方式を
    実現するようにした無線通信用端末局装置にプログラム
    を送信する無線通信用基地局装置において、 標準化された無線通信方式の無線通信用端末局装置の機
    能を実現するモジュールと、該モジュールに対して追加
    または変更が可能な機能モジュールの2種類のプログラ
    ムのデータベースを具備することを特徴とする無線通信
    用基地局装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の無線通信用基地局
    装置において、 上記データベース内に各モジュール毎に1または複数種
    類の異なったレイアウト形状に対応する上記プログラム
    が格納されたことを特徴とする無線通信用基地局装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の無線通信用基地局
    装置において、 与えられたプログラムに基づき論理回路を設計する論理
    回路設計手段をさらに具備し、 上記論理回路設計手段により、上記モジュール間を接続
    する配線データと、最適な上記レイアウト形状と、該レ
    イアウトの配置位置を決定して、決定された上記配線デ
    ータと上記最適なレイアウト形状と上記レイアウトの配
    置位置とを上記無線通信用端末局装置に伝送することを
    特徴とする無線通信用基地局装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の無線通信用基地局
    装置において、 さらに、過去に実現した上記レイアウト形状の情報と、
    上記レイアウトの配置位置の情報と、上記モジュール間
    の配線データとを書き込み可能な履歴データベースを具
    備することを特徴とする無線通信用基地局装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の無線通信用基地局
    装置において、 上記履歴データベース内に所望のシステムが存在すれ
    ば、上記モジュール間配線データと上記レイアウト形状
    情報と上記配置位置情報とを上記履歴データベースから
    読み出し、読み出された該モジュール間配線データと該
    レイアウト形状情報と該配置位置情報とを上記無線通信
    用端末局装置に伝送し、 若し、上記履歴データベース内に上記所望のシステムが
    存在しなければ、上記論理回路計算手段によってモジュ
    ール間を接続する配線データと該モジュールの最適なレ
    イアウト形状と該レイアウトの配置位置とを決定し、こ
    れら該モジュール間配線データと該レイアウト形状情報
    と該配置位置情報とを上記無線通信用端末局装置に伝送
    し、 上記無線通信用端末局装置側で上記伝送された上記該モ
    ジュール間配線データと上記レイアウト形状情報と上記
    配置位置情報とを用いて上記所望のシステムによる論理
    回路を実現できるようにしたことを特徴とする無線通信
    用基地局装置。
  16. 【請求項16】 ハードウェアの一部または全部がプロ
    グラム可能な論理回路で構成され、論理回路に対するプ
    ログラムを受信することによって、所望の無線通信方式
    を実現するようにした無線通信用端末局装置と、無線通
    信用端末局装置にプログラムを送信する無線通信用基地
    局装置からなる無線通信システムにおいて、 標準化された無線通信方式の機能を実現するモジュール
    のプログラムと、上記モジュールに対して追加および/
    または変更が可能な機能モジュールのプログラムとの、
    2種類のプログラムの第1のデータベースが具備された
    無線通信用端末局装置と、 標準化された無線通信方式の上記無線通信用端末局装置
    の機能を実現するモジュールと、該モジュールに対して
    追加または変更が可能な機能モジュールの2種類のプロ
    グラムの第2のデータベースを具備する無線通信用基地
    局装置とを有することを特徴とする無線通信システム。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の無線通信システム
    において、 上記無線通信用基地局は、さらに、ハードウェアの一部
    または全部がプログラム可能な論理回路で構成され、該
    論理回路に対するプログラムによって所望の無線通信方
    式を実現するようにされたことを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  18. 【請求項18】 請求項16または請求項17に記載の
    無線通信システムにおいて、 上記無線通信用端末局装置の上記第1のデータベースに
    は、各モジュール毎に、1または複数種類の異なるレイ
    アウト形状に対応する上記プログラムが格納されること
    を特徴とする無線通信用端末局装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の無線通信システム
    において、 上記無線通信用端末局装置は、上記無線通信用基地局装
    置から、モジュール間を接続する配線データと最適なレ
    イアウト形状の情報と該レイアウトの配置位置情報とを
    受信して上記第1のデータベースから上記プログラムを
    読み出し、全体のプログラムを生成して論理回路を実現
    するようにしたことを特徴とする無線通信システム。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の無線通信システム
    において、 上記無線通信用端末局装置は、さらに、実現したレイア
    ウト形状の情報と、該レイアウトの配置位置情報と、該
    実現したレイアウト形状によるモジュール間配線データ
    とを書き込み可能な第1の履歴データベースを具備した
    ことを特徴とする無線通信システム。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の無線通信システム
    において、 上記無線通信用基地局装置の上記第2のデータベース内
    に各モジュール毎に1または複数種類の異なったレイア
    ウト形状に対応する上記プログラムが格納されたことを
    特徴とする無線通信システム。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の無線通信システム
    において、 上記無線通信用基地局装置は、与えられたプログラムに
    基づき論理回路を設計する論理回路設計手段をさらに具
    備し、 上記論理回路設計手段により、上記モジュール間を接続
    する配線データと最適な上記レイアウト形状と該レイア
    ウトの配置位置とを決定して、決定された上記配線デー
    タと上記最適なレイアウト形状と上記レイアウトの配置
    位置とを上記無線通信用端末局装置に伝送することを特
    徴とする無線通信システム。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の無線通信システム
    において、 上記無線通信用基地局装置は、さらに、上記無線通信用
    端末局装置で過去に実現した上記レイアウト形状の情報
    と上記レイアウトの配置位置の情報と上記モジュール間
    の配線データとを書き込み可能な第2の履歴データベー
    スを具備することを特徴とする無線通信システム。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の無線通信システム
    において、 上記無線通信用端末局装置では、 若し、上記第1の履歴データベース内に上記所望のシス
    テムが存在すれば、上記モジュール間配線データと上記
    レイアウト形状情報と上記配置位置情報を上記第1の履
    歴データベースから読み出し、読み出された該モジュー
    ル間配線データと該レイアウト形状情報と該配置位置情
    報とを用いて上記所望のシステムによる論理回路を実現
    し、 若し、上記第1の履歴データベース内に上記所望のシス
    テムが存在しなければ、上記無線通信用基地局装置に対
    して、上記論理回路計算手段によってモジュール間を接
    続する配線データと、該モジュールの最適なレイアウト
    形状と、該レイアウトの配置位置とを決定し、これら該
    モジュール間配線データと該レイアウト形状情報と該配
    置位置情報とを上記無線通信用端末局装置に伝送するよ
    うに要求し、伝送された上記モジュール間配線データと
    上記レイアウト形状情報と上記配置位置情報とに基づき
    上記所望のシステムによる論理回路を実現するようにし
    たことを特徴とする無線通信システム。
  25. 【請求項25】 請求項21に記載の無線通信システム
    において、 上記無線通信用基地局装置は、与えられたプログラムに
    基づき論理回路を設計する論理回路設計手段をさらに具
    備し、 上記論理回路設計手段により、上記モジュール間を接続
    する配線データと、上記モジュールの最適なレイアウト
    形状と、該レイアウトの配置位置とを決定して全体のプ
    ログラムを生成することで、上記無線通信用基地局装置
    自身の論理回路を実現するようにしたことを特徴とする
    無線通信システム。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の無線通信システム
    において、 上記無線通信用基地局装置は、さらに、過去に実現した
    上記レイアウト形状の情報と、上記レイアウトの配置位
    置情報と、上記モジュール間の配線データとを書き込み
    可能な第2の履歴データベースを具備したことを特徴と
    する無線通信システム。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の無線通信システム
    において、 上記無線通信用基地局装置は、 上記第2の履歴データベース内に所望のシステムが存在
    すれば、上記モジュール間配線データと上記レイアウト
    形状情報と上記配置位置情報を上記第2の履歴データベ
    ースから読み出し、読み出された該モジュール間配線デ
    ータと該レイアウト形状情報と該配置位置情報とに基づ
    きモジュール間配線データと共に全体のプログラムを生
    成して上記無線通信用基地局装置自身の論理回路を生成
    し、 若し、上記第2の履歴データベース内に上記所望のシス
    テムが存在しなければ、上記論理回路計算手段によって
    モジュール間を接続する配線データと、該モジュールの
    最適なレイアウト形状と、該レイアウトの配置位置を決
    定し、上記第2のデータベースから対応する上記プログ
    ラムを読み出し、読み出された該モジュール間配線デー
    タと該レイアウト形状情報と該配置位置情報とに基づき
    モジュール間配線データと共に全体のプログラムを生成
    して上記無線通信用基地局装置自身の論理回路を実現す
    るようにしたことを特徴とする無線通信システム。
JP2001059965A 2001-03-05 2001-03-05 無線通信用端末局装置、無線通信用基地局装置および無線通信システム Expired - Lifetime JP4608649B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001059965A JP4608649B2 (ja) 2001-03-05 2001-03-05 無線通信用端末局装置、無線通信用基地局装置および無線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001059965A JP4608649B2 (ja) 2001-03-05 2001-03-05 無線通信用端末局装置、無線通信用基地局装置および無線通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002261723A true JP2002261723A (ja) 2002-09-13
JP4608649B2 JP4608649B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=18919456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001059965A Expired - Lifetime JP4608649B2 (ja) 2001-03-05 2001-03-05 無線通信用端末局装置、無線通信用基地局装置および無線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4608649B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7720506B1 (en) 2006-07-28 2010-05-18 Rockwell Collins, Inc. System and method of providing antenna specific front ends for aviation software defined radios
US7831255B1 (en) 2006-07-31 2010-11-09 Rockwell Collins, Inc. System and method of providing automated availability and integrity verification for aviation software defined radios
US7885409B2 (en) 2002-08-28 2011-02-08 Rockwell Collins, Inc. Software radio system and method
US8112107B2 (en) 2008-01-24 2012-02-07 Mitsubishi Electric Corporation Wireless communication system for updating logic-circuit data for implementing logic circuit in variable logic circuit unit

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7885409B2 (en) 2002-08-28 2011-02-08 Rockwell Collins, Inc. Software radio system and method
US7720506B1 (en) 2006-07-28 2010-05-18 Rockwell Collins, Inc. System and method of providing antenna specific front ends for aviation software defined radios
US7831255B1 (en) 2006-07-31 2010-11-09 Rockwell Collins, Inc. System and method of providing automated availability and integrity verification for aviation software defined radios
US8112107B2 (en) 2008-01-24 2012-02-07 Mitsubishi Electric Corporation Wireless communication system for updating logic-circuit data for implementing logic circuit in variable logic circuit unit

Also Published As

Publication number Publication date
JP4608649B2 (ja) 2011-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7596142B1 (en) Packet processing in a packet switch with improved output data distribution
JP4475145B2 (ja) ソフトウェア無線機及びライブラリ構成
US20080232445A1 (en) Multi-cell data processor
JP4878626B2 (ja) 伝送方法、伝送システム及び受信装置
KR20080007513A (ko) 방송 콘텐츠의 직접 채널 브라우징을 위한 시스템, 연관된단말, 방법 및 컴퓨터 프로그램 생성물
US11497005B2 (en) Control device and control method
CN108260181A (zh) 一种同步接入信号块的传输方法、网络侧设备和用户终端
CN109219936A (zh) 用于多连接中的可靠通信的装置和方法
CN106412933A (zh) 通信方法及设备
JP4608649B2 (ja) 無線通信用端末局装置、無線通信用基地局装置および無線通信システム
US7830872B2 (en) Signal processing device, method, and computer readable medium
CN113270125B (zh) 将时钟结构用于组织成多个时钟区域的fpga的方法和装置
JP4654426B2 (ja) 無線通信装置、プログラム送信装置およびその方法、並びに無線通信システム
ES2266261T3 (es) Procedimiento de utilizacion de un dispositivo portatil en una red domestica multimedia.
CN109617713A (zh) 资源分发的实现方法及服务器
JP4806765B2 (ja) 端末装置、基地局装置、中継装置および通信方法
JP2007208312A (ja) マルチモード無線通信端末
US20050066156A1 (en) Telecommunication device with software components
KR20100059506A (ko) 이동통신 기지국 및 그의 하드웨어 플랫폼 재구성 방법
JP7330918B2 (ja) 制御装置、制御方法、及びプログラム
JPH1078932A (ja) リコンフィグラブル・ネットワークコンピュータ
Wolkotte Exploration within the network-on-chip paradigm
US8223769B2 (en) Method and circuitry for processing data
Tang et al. Reconfigurable pipelined coprocessor for multi-mode communication transmission
Saha et al. Radio processor-a new reconfigurable architecture for software defined radio

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050516

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4608649

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term