JP2005348201A - 外部同期システムの重畳パルス自動設定回路 - Google Patents

外部同期システムの重畳パルス自動設定回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 カメラなどの機器に応じて手動により切り換え設定する必要がなく、容易に同期をとることができる外部同期システムの重畳パルス自動設定回路を提供する。
【解決手段】 映像信号が入力された場合、又は電源が投入されて映像信号入力が確認できた信号チャンネルごとに外部同期の基準となる重畳パルスを一定期間映像信号に重畳し、重畳パルスと映像信号の同期信号位相の関係から自動的に同期状態の判定を行う。また、映像信号入力が確認できた状態を維持し、かつ同期状態の判定が行われる限りタイミングパルスを重畳し続ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、任意に複数設置したカメラなどの映像機器からの映像信号の同期を、映像信号に重畳したタイミングパルスによって外部同期運転を行うことで実現する外部同期システムの改良に関する。
複数のテレビ(ビデオ)カメラ(単にカメラとも言う)などからの映像信号を表示して切り換えたり、画像信号の録画を行う際、モニタのローリング現象を抑えたり、メモリなどへの画面切り換え時のタイミングを合わせる目的で、複数のカメラなどの映像機器に外部同期をかけるシステムが用いられる。この方法の1つとして映像信号に受像側から重畳して送り込んだ垂直成分のタイミング信号をカメラ側で抽出し、このパルスでPLLによる外部同期運転をさせて用いる方法が実用化されている(下記の特許文献1参照)。この方法であれば、すべてのカメラに同一の基準となるタイミングパルスを供給することで各カメラは生成する同期信号の位相をこのパルスに合わせて出力するので、複数のカメラの外部同期運転のシステムが容易に構築できる。また、重畳するパルスの精度を確保することで垂直同期のみならず、映像信号としてのカラーロックも行うことができるので、SCH位相を確立できないような電源同期方式などに比較して、カメラなどの機器の出力する映像信号はテレビジョン信号として標準信号を満足させることのできる高品位な優れた同期方式であると言える。
特開2001−119604号公報(段落0013、図1)
しかしながらタイミングパルスの重畳を、この方式による外部同期運転のできるカメラなどの機器の接続ではない場合に行うと、映像信号と非同期であるために映像表示画面上にタイミングパルスは水平方向にパルスの幅の分だけ白い線状として(パルスの表示はその消去回路を用いてレベルをペデスタルレベルまでにクリップして機器の外部に出力する場合があり、この場合は黒い線状として)現れ、双方の周波数が異なる場合はその線は画面を上下に移動するので大変見苦しいものになる。
また周波数がほとんど同一で、たまたま映像信号の帰線期間に重畳パルスのタイミングが隠れていたような場合は、時間が経過しないとシステムの非同期に気付かないため設定ミスを生じることになりかねない。したがってこの方式でないカメラなどの映像機器を接続する場合は確実にタイミングパルスの重畳を行わないようにする設定が必要であり、当然この設定は入力するカメラなどの機器が変わるたびに変更する必要があるので、マニュアル設定方式では大変煩雑さを伴い機能実現に限界がある。結果としてこれらの設定は自動的に行われることが必要であると言える。またカメラなどの機器の設定は自動化されつつあるが、タイミングパルスを重畳する外部機器側では行われていない。
本発明は、これらの課題を解決してカメラなどの機器に応じて手動により切り換え設定することなく、容易に同期をとることができる外部同期システムの重畳パルス自動設定回路を提供することを目的とする。
すなわち、本発明では映像信号が入力された場合、又は電源が投入されて映像信号入力が確認できた信号チャンネルごとに外部同期の基準となる重畳パルスを一定期間映像信号に重畳し、重畳パルスと映像信号の同期信号位相の関係から自動的に同期状態の判定を行う。また、映像信号入力が確認できた状態を維持し、かつ同期状態の判定が行われる限りタイミングパルスを重畳し続ける。本発明によれば、初期設定の自動化はもとより運用中の入力信号の切り換えに対しても設定の追従が自動的に行われるので、このパルス重畳方式による外部同期を受け付けない機器の入力信号の混在にも親和性を持つ装置を構成する回路を提供することが可能となる。
請求項1に記載の発明は、複数の映像機器からの映像信号の同期を、前記映像信号に切換部で重畳したタイミングパルスによって、前記映像機器がPLL外部同期運転を行うよう構成された外部同期システムの重畳パルス自動設定回路において、
前記タイミングパルスを受けて外部同期運転を行うことが可能な映像機器か、あるいは不可能な映像機器かを自動的に検出・設定する手段を有することを特徴とする外部同期システムの重畳パルス自動設定回路である。
この構成により外部同期運転を行うことが可能な映像機器のみを選択的に同期させることができ、外部同期運転を行うことが不可能な映像機器の切り換え制御による画面中の不要なノイズなどの弊害の発生を防止することができる。
請求項2に記載の発明は、前記映像機器からの入力信号に応答し、無入力信号状態から映像信号を検出した状態遷移時から前記タイミングパルスの重畳開始をすることを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路である。
この構成により、映像機器の動作中に信号ケーブルを挿抜した場合(カメラ交換)や電源をオンとした場合に、その時点からタイミングパルスを重畳することができる。
請求項3に記載の発明は、前記切換部側の電源の立ち上げ時においても、前記映像信号を検出した回路系に対して、前記無入力信号状態から映像信号を検出した状態遷移時と同様に、前記タイミングパルスを重畳して前記映像機器の同期状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路である。
この構成により、映像信号切換器の電源を投入した場合、その時点からタイミングパルスを重畳することができる。
請求項4に記載の本発明は、前記無入力信号状態から映像信号を検出した状態遷移時から起算し、一定のテスト期間のみ前記タイミングパルスを重畳し、その期間に前記映像機器の同期状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路である。
この構成により、同期状態の判定結果に応じて、タイミングパルスの重畳を継続するか停止するかを選択し、よって、同期できない場合は、それ以後タイミングパルスの重畳による弊害を防止することができる。
請求項5に記載の本発明は、前記タイミングパルスを重畳し、前記映像機器の同期状態を判定する機能を各映像入力チャンネルごとに独立して具備することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路である。
この構成により、接続されるすべてのチャンネルの映像信号の同期判定を行い、その結果同期可能なチャンネル同士の同期をとることが可能となる。
請求項6に記載の本発明は、システムが同期状態となっていることを判定する手法として、重畳した前記タイミングパルスと映像信号の同期信号との位相関係から同期状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路である。
この構成により、タイミングパルスを基準として同期をとることができ、結果として複数のチャンネルの映像信号間での同期が可能となる。
請求項7に記載の本発明は、システムが同期状態である状態を判定して前記タイミングパルスを重畳し続けている状態では継続して同期状態を監視し、同期の外れを検出した場合は前記タイミングパルスの重畳を停止することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路である。
この構成により、カメラの同期モード設定を重畳パルスによる外部同期から内部同期にマニュアルで切り換えたような場合でも、カメラとの間で外部同期を行うことが不可能な位相状態にあれば、この状態を検出して重畳パルスの重畳を自動的に停止することができる。
請求項8に記載の本発明は、システムが同期状態でない状態を判定して前記タイミングパルスを重畳していない状態でも継続して同期状態を監視し、同期の位相関係を検出した場合は前記タイミングパルスの重畳を開始することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路である。
この構成により、入力する映像信号の前段に信号の切換器があって、映像信号の切換えのタイミングが一致していることにより映像信号の有無を検出することを経由することができなかったとしても、外部同期を行うことが可能な位相状態にあれば、この状態を検出して重畳パルスの重畳を自動的に開始することができる。
請求項9に記載の本発明は、外部同期運転を行うことが可能な映像機器か、あるいは不可能な映像機器かを自動的に検出・設定する前記手段とは独立して前記タイミングパルスの重畳を任意に設定可能とする手段を有することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路である。
この構成により、自動設定に加えて手動設定による同期が可能となる。接続する映像機器があらかじめ重畳パルスによる外部同期ができない機器であることが判っていて、テスト期間の重畳が行われることを避けたい場合や、システム全体の同期を別の同期方式(電源同期での同期運転)にしたい場合などは、手動設定により重畳パルスを送らないようにすることが可能となる。
請求項10に記載の本発明は、複数の映像機器からの映像信号の同期を、前記映像信号に切換部で重畳したタイミングパルスによって、前記映像機器がPLL外部同期運転を行うよう構成された外部同期システムの重畳パルス自動設定回路において、
前記映像機器からの入力信号に応答し、無入力信号状態から映像信号を検出した状態遷移時から前記タイミングパルスの重畳開始を行う手段と、
重畳した前記タイミングパルスと前記映像機器からの前記入力信号である映像信号の同期信号との位相関係から同期状態を判定する手段と、
前記同期状態を判定する手段の判定結果に応じて、同期状態では、前記タイミングパルスの重畳を継続し、同期が外れた場合は前記タイミングパルスの重畳を停止する手段とを、
有することを特徴とする外部同期システムの重畳パルス自動設定回路である。
この構成により、外部同期運転を行うことが可能な映像機器のみを選択的に同期させることができ、外部同期運転を行うことが不可能な映像機器の切り換え制御による画面中の不要なノイズなどの弊害の発生を防止することができ、映像機器の動作中に信号ケーブルを挿抜した場合(カメラ交換)や電源をオンとした場合、更に映像機器の同期モードを変更したり、異なる同期方式の映像機器の信号が切換器の上流で同期した状態で切り換えられた場合(すなわち切換器が映像信号の有無判定を経由せずに切り換わった場合)、その時点からタイミングパルスを重畳することができ、同期していない映像機器からの映像信号へのタイミングパルスの重畳を速やかに停止して、それ以後タイミングパルスの重畳による弊害を防止することができる。
本発明によれば、映像信号が入力された状態遷移時においてパルスの重畳を行い、同期の判定を行うことで、自動的に重畳パルスによる外部同期機能を有した機器を判別し自動的に設定が行われることから、従来必要であったマニュアルでの設定が不要となり、設置時はもとより、メンテナンスにおけるカメラなどの交換の際でも扱いやすいシステムを提供することができる。
以下本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明による重畳パルスの自動設定回路を具備した外部同期システムにより、各チャンネルの映像信号の同期を行う基本的なシステム構成例を示すブロック図である。この例では、3台のカメラ10、11、12と1台のVCR(VTR)17からの出力信号を切り換える場合の映像信号切換器1について説明する。この映像信号切換器1は、3つの混合器21、22、23と3つのバッファアンプ(単にバッファとも言う)24、25、26と3つのドライバ27、28、29と、3つの重畳制御部18、19、20と、切換制御部36と、タイミングパルス生成回路40とを有している。重畳制御部18、19、20は、判定部33、34、35と切換スイッチ30、31、32を有している。
各重畳制御部18、19、20は同一構成であるので、代表して重畳制御部18の構成のみを図2に示す。重畳制御部18は、バッファアンプ24の出力信号から同期信号を分離抽出する同期分離回路56と、同期分離回路56で分離された同期信号に応答する2つの積分回路54、57と、タイミングパルス生成回路40から与えられるタイミングパルスを所定時間遅延して出力するタイマ59と、積分回路54の出力信号に応答して計時を開始するタイマ55と、積分回路57の出力信号とタイマ59の出力信号に応答して外部同期の判定を行う外部同期判定回路58と、タイマ55と外部同期判定回路58の出力信号に応答するOR回路60と、2つの切換スイッチ53、81を有する。
図1及び図2に示す映像信号切換器1は、タイミングパルス生成回路40から供給されるパルスを映像信号に重畳することによって、カメラ10〜12の同期運転を行うようにしたものである。なお、映像信号切換器1の映像入力端子は13、14、15で示され、映像出力端子は37で示される。映像入力端子15にはメカニカルな選択スイッチである切換スイッチ(SW)16を経由してカメラ12とVCR17が選択的に繋がっている。切換スイッチ30、31、32は、タイミングパルスの重畳設定スイッチであり、各切換スイッチ30、31、32は、対応する判定部33、34、35からの信号で自動的に切り換わる。
例えば、切換スイッチ16の可動接点が位置a側にある場合は、重畳タイミングパルスによる同期が行われるように作用し、映像入力端子13、14、15に接続されるすべてのカメラ10、11、12の同期が確立して切換制御部36によってタイミングパルスに同期した切り換えタイミングで映像信号を切り換えることで垂直帰線期間内に映像信号の切り換えを行うことができ、切り換えられた映像出力信号が映像出力端子37から送出される。一方、切換スイッチ16の可動接点が位置b側にある場合は、VCR17が選択されて、映像入力端子15を介してのカメラ12へのタイミングパルスの重畳は自動的に停止される。その結果、カメラ10、11のみが同期運転を行うこととなる。
また図1に示すように、各チャンネルごとに重畳制御部18、19、20を具備していることにより、各々の映像入力端子13、14、15に入力される映像信号の同期方式の違いに対して、他のチャンネルの同期動作に何らの影響なく適応させた切り換えができる。したがって、監視、表示中の映像に再起動による画像の乱れやセットアップ画面のような表示に切り換わることなく適切な設定が行われる。
次に本発明の実施の形態における自動設定動作を図2、図3を用いて説明する。なお、前述のように図2は図1中の重畳制御部18と、その周辺のみを代表して示しており、ここでは重畳制御部18との動作のみを説明する。映像入力端子13に入力されたカメラ10(図1参照)などの映像機器からの映像入力信号はバッファアンプ24を経由して同期分離回路56により同期信号が分離される。同期信号は、第一に映像信号が入力されていることを積分回路54によって判定することと、第二に同期信号から垂直成分のみを積分回路57により抽出し、重畳しているパルスと外部同期しているかを判定するために使用される。
第一の目的である映像信号が入力されていることの判定は、まず、無信号入力から信号が入力されたタイミングを検出することで、機器システムを動作中に信号ケーブルを挿抜した場合、すなわちカメラの交換、また、言うまでも無くカメラの電源を投入した場合にも、その都度、後段のタイマ55の設定時間だけパルスを重畳するという、いわば起動回路を構成するためであり、これにより設定の自動化を実現している。つまり積分回路54は同期信号のある期間は、レベル的に安定することのできる長い時定数となっていて、映像信号の無から有に切り換わったエッジと、継続接続状態の両方を検出する作用を有している。そしてこの映像信号が接続を維持している限り、検出状態は変わらない。次に、カメラ10のPLLロックが安定するまでは重畳し続ける必要があることから、タイマ55の設定時間は数秒程度としている。なお、重畳パルスを停止するのは、外部同期が重畳パルスによる方式でない映像信号が入力された場合はもとより、カメラ10などからの入力信号が得られない状態でパルスのみがカメラ10などの機器の信号処理回路に入力された場合、同期分離回路56が誤動作し続けるのを避けるためでもある。
第二の目的である外部同期の判定では垂直成分との位相比較を行うが、垂直同期信号の開始部分で、重畳パルスをタイマ59によって幅を広げたものを常時判定することによって、外部同期状態を監視する。重畳パルス方式によらない図示省略の他のカメラなどの機器の映像信号にたまたま同期していた位相関係が外れた場合や、当然、同期していたカメラ10からの信号が外れたことや、電源の断を検出した場合は、パルスの重畳を停止することを判定している。なお、重畳パルス方式によるカメラ10などの映像機器の映像信号に、たまたま乗ったノイズなどの影響で否同期判定となった場合に、以降二度とパルス重畳が行われず同期システムが電源の入れ直しや再接続によって再びテスト期間による判定を行わなくては確立できないとすると、パルス重畳による複数映像入力機器の外部同期をとるという本来の目的を逸してしまう。そこで本発明では外部同期判定回路58による常時判定により、常時パルスの重畳の停止再開ができるようにしている。
上述のようにこれらの判定によってパルスの重畳が必要であるときにOR回路60を経てタイミングパルス生成回路40からの重畳パルスがドライバ27へ伝達できるよう切換スイッチ(SW)53を閉じることで、混合器21の働きによって映像信号ラインにパルスが重畳される。また重畳制御部18を持つ機器側の電源が投入された場合の動作として、タイミングパルス生成回路40からのパルスがカメラ10などの映像機器のシステムプログラムのローディングなどによって遅れてしまう場合や、システム機器の連携動作によって任意に起動が必要となる際には、これらの処理が完了した後、リセット信号入力端子70に起動信号を入力することによってパルスの重畳テスト期間を自由に与えることができるようにしてある。
前述のようにVCRと重畳パルスによる外部同期システムのカメラなどが、スイッチなどによって切り換わる場合はパルス重畳の入/切も自動的に切り換わるが、あらかじめ重畳パルスによる外部同期システムが可能でない機器との接続が分かっている場合は、パルスを重畳する必要が無く、映像信号が切り換わるたびにテスト期間といえども重畳を行うと、画像に重畳パルスが混入することになるので、自動判定以外に切換スイッチ81によって任意にパルス重畳を切ることができる。また逆に接続するカメラなどの機器が行うPLLの収束速度に平均的なテスト期間以上の時間を要するような機器や、PLLの収束は早くても機器の起動からPLL動作を開始するまでに時間を要してしまい、システムとして同期できるにもかかわらず重畳側のテスト期間内に外部同期状態の判定に持ち込めずパルス重畳を終了してしまうと、同期運転が継続できないので、外部同期判定による自動モード以外に任意にパルス重畳を実行するために切換スイッチ81を操作できるようにしてある。
次に同期の判定について更に詳細に図3を用いて説明する。
まず重畳するパルス(波形A)を、カメラからの映像信号(波形B)に重畳して、重畳パルスの重畳波形(波形C)となる。カメラなどにおいては外部同期式PLL回路が重畳パルスによって同期運転を開始し、同期がとれると同期した状態の位相関係を確立する(波形D)。重畳パルスの立下り位相がおおよそ垂直同期の開始位相となるようにカメラなどの外部同期式PLL回路が位相制御を行うので、この関係は同期している場合一定であり、したがって、映像信号から分離した複合同期信号(波形E)から積分して得られた垂直同期信号のタイミング(波形F)において重畳パルスから生成した外部同期判定タイミング(波形G)のレベルがHとなっていることで、外部同期状態を判定する。
なお、上記外部同期判定タイミング(波形G)がタイマによって遅れ方向に広がり、重畳パルスとの位相一致を判定する範囲も広がるが、一般的な垂直同期の検出遅延が0.5H以内であることから、前述タイマの遅延もこの程度に選んだ場合、重畳パルスは垂直帰線期間内にあり、表示画面上には現れないので問題とならない。
同様に、もしも同期していないシステム間の重畳パルスと映像同期信号の関係が、たまたま位相一致の範囲にあった場合も、表示画面上には現れないので問題とならず、そのまま同期状態を監視して、これに応じてパルス重畳の制御が行われる。
次に、この重畳制御部18のパルスの自動設定(AUTO設定時)の基本フローを図4に示して説明する。重畳パルスに対応したカメラ10などの機器の接続によって、これを自動的に判別する場合、まずステップS1で映像入力検出によって入力状態であることを検出する。次にステップS2で映像入力変化検出にて無→有に切り換わったタイミングを検出する。すなわち、これまで何も接続が無かった映像入力端子13へ、映像信号を入力すべく機器を接続した場合や、映像入力する機器を変更するために、これまで繋がっていた機器を一度外して他の機器からの入力信号を入力する場合に判定され、あるいは入力する映像機器の電源をオンにした場合に判定され、ステップS3でテスト期間タイマが起動され、ステップS6で条件フラグ1にパルス重畳のフラグを立てる。
ステップS8での条件フラグ判定では、ステップS6又はステップS7の条件フラグの少なくとも一方のパルス重畳のフラグがあるときパルス重畳を行い、フローのトップに戻る。起動時はステップS1、S2、S3、S6、S8の経路をたどる。次に同様にして映像入力を検出しているので再びステップS2へ行き、映像入力変化検出に移るが、既に映像は継続して入力されていることから、ステップS4でテスト期間判定によってテスト期間であればパルス重畳を継続し、タイムアウトした場合は完了として、ステップS6の条件フラグ1のパルス停止のフラグを立て、パルス重畳を停止する。なお、ステップS1で映像信号切換器1の電源の立ち上げを検出して、以降ステップS2の映像入力変化検出と同様に対応することができる。
すなわちテスト期間ではステップS1、S2、S4、S6、S8をたどる。同時に、テスト期間に入り接続先のカメラなどの機器が同期運転を行い、重畳パルスと映像同期信号の位相関係が成立するとステップS5の外部同期判定結果によりステップS7で条件フラグ2のパルス重畳のフラグを立てる。ステップS8の条件フラグ判定ではいずれかの条件フラグの情報からパルス重畳のフラグを得た場合にパルス重畳を判断するので、テスト期間が終了する前に、条件フラグ2のパルス重畳フラグを立てることができた場合、継続して接続機器にパルス重畳が行われ続けることになる。すなわち、ステップS1、S5、S7、S8をたどる。
逆にテスト期間内にステップS5の外部同期判定にて同期を得られず、パルス重畳の継続が行われない場合は、接続対象機器がパルス重畳による外部同期方式でないとの判断がされ、ステップS1、S2、S4の経路で再びステップS2での映像入力の変化が得られるまでパルス重畳が行われない。
本発明によると、外部同期運転を行うことが可能な映像機器のみを選択的に同期させることができ、外部同期運転を行うことが不可能な映像機器の切り換え制御による画面中の不要なノイズなどの弊害の発生を防止することができるので、本発明はカメラなどの複数の映像機器を同期させるシステムなどで有用である。
本発明の実施の形態にかかる外部同期システムの重畳パルス自動設定回路の基本的なシステム構成を示すブロック図 図1中の重畳制御部の構成を示すブロック図 図1、図2の回路の動作状態を説明するための位相関係図 図1、図2の回路の動作を示す基本フローチャート
符号の説明
1 映像信号切換器
10〜12 カメラ
13〜15 映像入力端子
16、30〜32、53、81 切換スイッチ(SW)
17 VCR
18〜20 重畳制御部
21〜23 混合器
24〜26 バッファアンプ(バッファ)
27〜29 ドライバ
33〜35 判定部
36 切換制御部
37 映像出力端子
40 タイミングパルス生成回路
54、57 積分回路
55、59 タイマ
56 同期分離回路
58 外部同期判定回路
60 OR回路
70 リセット信号入力端子

Claims (10)

  1. 複数の映像機器からの映像信号の同期を、前記映像信号に切換部で重畳したタイミングパルスによって、前記映像機器がPLL外部同期運転を行うよう構成された外部同期システムの重畳パルス自動設定回路において、
    前記タイミングパルスを受けて外部同期運転を行うことが可能な映像機器か、あるいは不可能な映像機器かを自動的に検出・設定する手段を有することを特徴とする外部同期システムの重畳パルス自動設定回路。
  2. 前記映像機器からの入力信号に応答し、無入力信号状態から映像信号を検出した状態遷移時から前記タイミングパルスの重畳開始をすることを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路。
  3. 前記切換部側の電源の立ち上げ時においても、前記映像信号を検出した回路系に対して、前記無入力信号状態から映像信号を検出した状態遷移時と同様に、前記タイミングパルスを重畳して前記映像機器の同期状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路。
  4. 前記無入力信号状態から映像信号を検出した状態遷移時から起算し、一定のテスト期間のみ前記タイミングパルスを重畳し、その期間に前記映像機器の同期状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路。
  5. 前記タイミングパルスを重畳し、前記映像機器の同期状態を判定する機能を各映像入力チャンネルごとに独立して具備することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路。
  6. システムが同期状態となっていることを判定する手法として、重畳した前記タイミングパルスと映像信号の同期信号との位相関係から同期状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路。
  7. システムが同期状態である状態を判定して前記タイミングパルスを重畳し続けている状態では継続して同期状態を監視し、同期の外れを検出した場合は前記タイミングパルスの重畳を停止することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路。
  8. システムが同期状態でない状態を判定して前記タイミングパルスを重畳していない状態でも継続して同期状態を監視し、同期の位相関係を検出した場合は前記タイミングパルスの重畳を開始することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路。
  9. 外部同期運転を行うことが可能な映像機器か、あるいは不可能な映像機器かを自動的に検出・設定する前記手段とは独立して前記タイミングパルスの重畳を任意に設定可能とする手段を有することを特徴とする請求項1に記載の外部同期システムの重畳パルス自動設定回路。
  10. 複数の映像機器からの映像信号の同期を、前記映像信号に切換部で重畳したタイミングパルスによって、前記映像機器がPLL外部同期運転を行うよう構成された外部同期システムの重畳パルス自動設定回路において、
    前記映像機器からの入力信号に応答し、無入力信号状態から映像信号を検出した状態遷移時から前記タイミングパルスの重畳開始を行う手段と、
    重畳した前記タイミングパルスと前記映像機器からの前記入力信号である映像信号の同期信号との位相関係から同期状態を判定する手段と、
    前記同期状態を判定する手段の判定結果に応じて、同期状態では、前記タイミングパルスの重畳を継続し、同期が外れた場合は前記タイミングパルスの重畳を停止する手段とを、
    有することを特徴とする外部同期システムの重畳パルス自動設定回路。

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