JPS62258564A - ス−パ−インポ−ズ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、テレビ受像機に受信チャンネル等の、受信情
報を文字情報として表示させるスーパーインポーズ装置
に関するものである。

〔従来の技術］ 従来より、受信アンテナ、ヂューナー回路等を用いて受
信したテレビ放送信号から映像信号を抽出し、その抽出
した映像信号に受信チャンネル等を表わす文字情報を重
畳することで、テレビ受像機に放送画像と一緒に文字情
報を表示するよう構成されたスーパーインポーズ装置が
知られている。

そしてこの種の装置では、通常、映像信号から水平及び
垂直同期信号を抽出し、文字信号発生回路からその抽出
した同期信号に応じて所定の文字信号を発生させ、文字
信号重畳回路、いわゆるスーパーインポーズ回路を用い
てその発生させた文字信号を映像信号に重畳するようさ
れている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしこのような従来のスーパーインポーズ装置では、
受信装置で所望のテレビ放送信号を良好に受信できた場
合には、映像信号を抽出して文字信号を問題なく重畳す
ることができるのであるが、例えばチューナ回路等に異
常が生じ、所望のテレビ放送信号が得られなくなったよ
うな場合には、重畳すべぎ映像信号が得られず、また文
字信号を発生するための同期信号を１ｑることもできな
いことから、テレビ受像機には何も表示されなくなって
しまう。

従って従来では、受信装置に異常が生じた場合、使用者
はテレビ受像はに異常が生じたのか受信装置に異常が生
じたのか判断できず、修理に手間がかかるといった問題
が生じてしまう。

そこで本発明は、受信装置に異常か生じ、所望のテレビ
放送信号を得ることができなくなった場合でおってら、
少なくとも文字情報だけ（よテレビ受像機に表示するこ
とができるスーパーインポーズ装置を提供することで、
使用者が受信装置の異常を速やかに検知できるようにす
ることを目的としてなされた。

［問題点を解決するための手段］ 即ち上記問題点を解決するための手段としての本発明の
構成は、例えば第１図に示す如く、放送電波を受信し、
所望の放送信号を選局して出力する受信装置Ｍ１と、 該受信装置Ｍ１より出力される放送信号から映像信号を
抽出する映像信号抽出手段Ｍ２と、該映像信号抽出手段
Ｍ２で抽出された映像信号と同期して上記受信装置Ｍ１
の受信状態を表わす文字信号を発生する文字信号発生手
段Ｍ３と、該文字信号発生手段Ｍ３で発生された文字信
号を上記映像信号抽出手段Ｍ２で抽出された映像信号に
重畳する文字信＠重畳手段Ｍ４と、を備えたスーパーイ
ンポーズ装置において、上記映像信号抽出手段Ｍ２で映
像信号が抽出されたか否かを判断する判断手段Ｍ５と、
該判断手段Ｍ５で映像信号が抽出されていないと判断さ
れたとき、所定の映像信号を発生する映像信号発生手段
Ｍ６と、 同じく上記判断手段Ｍ５で映像信号が抽出されていない
と判断されたとき、上記文字信号発生手段Ｍ３及び文字
信号重畳手段Ｍ４に入力される映像信号を、上記映像信
号発生手段Ｍ６からの映像信号に切換える映像信号切換
手段Ｍ７と、を設けたことを特徴とするスーパーインポ
ーズ装置を要旨としている。

ここで判断手段Ｍ５は、映像信号抽出手段Ｍ２で映像信
号が良好に抽出されたか否かを判断することによって、
文字信号発生手段Ｍ３でその抽出された映像信号に同期
した文字信号を発生し、文字信号重畳手段Ｍ４で文字情
報を良好に重畳できるか否かを判断するためのものであ
り、具体的には、映像信号抽出手段Ｍ２からの映像信号
を検波し、その検波レベルが所定値以上であるか否かを
判断するとか、水平又は垂直同期信号抽出回路を用いて
映像信号抽出手段Ｍ２より出力される映像信号から水平
又は垂直同期信号を抽出し、その水平又は垂直同期信号
抽出回路から同明信号が出力されているか否かを判断す
ることによって実現することができる。

［作用］ このように構成された本発明のスーパーインポーズ装置
では、まず判断手段Ｍ５により映像信号抽出手段Ｍ２で
映像信号が抽出できたと判断されると、文字信号発生手
段Ｍ３からその抽出された映像信号に同期して文字信号
が出力され、文字信＠重畳手段Ｍ４で映像信号に文字信
号が重畳され−る。一方上記判断手段Ｍ５により映像信
号抽出手段Ｍ２で映像信号が抽出できないと判断される
と、映像信号発生手段Ｍ６から所定の映像信号が出力さ
れ、映像信号切換手段Ｍ７により重畳する映像信号が映
像信号発生手段Ｍ６からの映像信号に切換えられる。

従って映像信号抽出手段Ｍ２で映像信号ができず、従来
では文字情報をテレビ受像機に表示できないような場合
であっても、文字信号発生手段Ｍ３からは映像信号発生
手段Ｍ６より出力される映像信号と同期した文字信号が
発生され、文字信号重畳手段Ｍ４でその文字信号が映像
信号発生手段Ｍ３から出力される映像信号に重畳される
こととなり、テレビ受像機に文字情報を表示することが
できるようになる。

［実施例］ 以下に、本発明の実施例を図面と共に説明する。

まず第２図は本発明のスーパーインポーズ装置が適用さ
れたテレビ放送受信システム全体の構成を表わす概略構
成図である。

図に示す如く本実施例のテレビ放送受信システムは、受
信アンテナ１と、受信アンテナ１で受信した受信信号か
ら所望のチャンネルの放送信号を選局し、その信号内の
映像信号と音声信号とを抽出してテレビ受像機２に出力
する受信１３と、受信機３に受信チャンネル等を指定す
るための操作部４と、から構成されている。

ここで受信機３は、受信アンテナ１で受信した受信信号
から所望チャンネルの放送信号を選局して出力するチュ
ーナ回路１１と、チューナ回路１１で選局された放送信
号を映像信号と音声信号とに分離する。前記映像信号抽
出手段としての映像−音声分離回路１２と、映像−音声
分離回路１２で分離された映像信号に受信チャンネル等
の文字情報を重畳する文字情報混合回路１３と、操作部
４を介して指定された受信チャンネルに応じてチューナ
回路１１や文字情報混合回路１３を制御する制御回路１
４と、から構成され、制御回路１４を用いて文字情報混
合回路１３を制御することにより、単に選局した放送信
号から映像信号と音声信号とを抽出してテレビ受像機２
に出力するだけでなく、その出力する映像信号に受信チ
ャンネル等を表わす文字信号を重畳してテレビ受像機２
に所望の文字情報を表示できるようにされている。

また制御回路１４は、操作部４からのチャンネル指定信
号を入力したり、チューナ回路１１及び文字情報混合回
路１３に各種データや制御信号を入出力するための入出
力ボート１５と、入出カポ−Ｉ−１５を介して入力され
た操作部４からのチャンネル指定信号に応じてチューナ
回路１１や文字情報混合回路１３の駆動制御を実行する
ＣＰＵ１６と、ＣＰＵ１６で各種制御を実行するのに必
要な制御プログラムやデータが予め記憶されたＲＯＭ１
７と、同じ＜ＣＰＵ１６で各種制御を実行するのに必要
なデータが一時的に読み書きされ、電源を切ったときに
もそのデータが消去されることのないよう電源がバック
アップされたＲＡＭ１８と、上記各部を結びデータの通
路とされるパスライン１９と、によりマイクロコンピュ
ータとして構成されている。

次に第３図は文字情報混合回路１３の回路構成を表わす
ブロック図である。

図に示すようにこの文字情報混合回路１３には、制御回
路１４から出力される受信チャンネル等を表わす文字指
定信号を受け、対応する文字信号を発生する。前記文字
信号発生手段としての文字信号発生回路２１（例えば日
本電気社製ＩＣ，μＰ［）６１０５Ｃ）と、高速スイッ
チャ−回路２２ａ及びマトリクス回路２２ｂからなり、
文字信号発生回路２１から出力される文字信号を映像信
号に重畳する。前記文字信号重畳手段としてのスーパー
インポーズ回路２２（例えばローム社製ＮＴＳＣ方式Ｒ
ＧＢエンコーダ、Ｂ＾７２３０ＬＳ）と、が備えられ、
テレビ受像機２に出力される映像信号に文字信号を重畳
して文字情報を表示できるようにされている。

またスーパーインポーズ回路２２で映像信号に文字信号
を重畳するには、文字信号発生回路２１から映像信号と
同期した文字信号を出力させる必要があることから、こ
の文字情報混合回路１３に−は、映像−音声分離回路１
２で抽出された放送信号から水平及び垂直同期信号が混
入された複合同期信号を抽出する複合同期信号分離回路
２４と、微分回路２５ａ及びマルチバイブレータ２５ｂ
からなり、複合同期信号分離回路２４からの複合同期信
号より水平同期信号を抽出する水平同期信号分離回路２
５と、積分回路２６ａ及びマルチバイブレータ２６ｂか
らなり、複合同期信号分離回路２４からの複合同期信号
より垂直同期信号を抽出する垂直、同期信号分離回路２
６と、が備えられ、その抽出された水平及び垂直同期信
号を文字信号発生回路２１に入力するようされている。

また更に、チューナ回路１１で所望の放送信号を選局で
きず、映像−音声分離回路１２から映像信号が出力され
ないような場合には、その映像信号から文字信号を重畳
するのに必要な同期信号を得ることができず、テレビ受
像機２に文字情報を表示できなくなるので、文字情報混
合回路１３には、垂直同期信号分離回路２６から垂直同
期信号が出力されているか否かを判断し、垂直同期信号
が出力されていないときには文字信号を重畳する映像信
号が抽出できていないと判断して異常検出信号を出力す
る、コンパレータ等を用いて構成された前記判断手段と
しての判別回路２８と、この判別回路２８で映像信号が
抽出されていないと判断されているとき、後述の処理に
よって制御回路１４から出力されるコントロール信号を
受け、水平及び垂直同期信号を発生する同期信号発生回
路２９と、この同期信号発生回路２９で発生された同期
信号を受け、その同期信号に応じて所定の映像信号２例
えば画面が真白になるような映像信号。

を発生する前記映像信号発生手段としての映像信号発生
回路３０と、制御回路１４から出力されるコントロール
信号により、スーパーインポーズ回路２２に入力する映
像信号を、映像−音声分離回路１２で抽出される映像信
号から上記映像信号発生回路３０で発生される映像信号
に切換える。前記映像信号切換手段としての映像信号切
換スイッチ３１と、が備えられている。

尚、本実施例では同期信号発生回路２９に、外部同期信
号入力ボートを有し、単に制御回路１４からコントロー
ル信号が出力されているときにのみ同期信号を発生する
だけでなく、制御回路１４からコントロール信号が出力
されていないときにも水平及び垂直同期信号分離回路２
５．２６で抽出された同期信号にタイミングを合せて同
期信号を出力するよう構成されたもの（例えば、日立社
製Ｉ　Ｃ，ＨＤ４４００７Ａ）が用いられている。

また制御回路１４からコントロール信号が出力されてい
ないとき、この同期信号発生回路２９からは映像−音声
分離回路１２からの映像信号と同期した同期信号が出力
されるが、例えば受信アンテナ１から受信機３までの間
で放送信号にスパークリ−ノイズ等が混入したような場
合、そのノイズが同明信号として重畳された映像信号が
スーパーインポーズ回路２２に入力され、同期信号発生
回路２９からはノイズが重畳されていない同期信号が出
力されて、文字信号と映像信号との同期がとれず、第４
図（ａ）に示すようにテレビ受像機２に文字情報を良好
に表示できないことがあるので、本実施例の文字情報混
合回路１３は、放送信号の映像信号に文字信号を重畳す
る際、文字信号発生回路２１には垂直同明信号分離回路
２６で抽出された垂直同期信号を使用するよう構成され
ている。即ち同期信号発生回路２９の水平同期信号出力
端子と文字信号発生回路２１の水平同期信号入力端子と
は直接接続されるものの、同期信号発生回路２９の垂直
同期信号出力端子と文字信号発生回路２１の垂直同期信
号入力端子との間には同期信号切換スイッチ３３が設け
られ、制御回路１４からコントロール信号が出力されて
いないとき゛には、垂直同期信号分離回路２６の出力端
子と文字信号発生回路２１の垂直同期信号入力端子とを
・直接接続するよう構成されているのでおる。

以上のように構成された本実施例のテレビ放送受信シス
テムでは１．制御回路１４の動作によって、操作部４の
操作により指定された受信チャンネルに応じてチューナ
回路１１及び文字情報混合回路１３が制御され、テレビ
受像機２に所望チ〜・ンネルの放送画像とその受信チャ
ンネルが表示される＝またチューナ回路１１等に異常が
生じ、文字情報を重畳すべき映像信号が得られないとき
には、文字情報混合回路１３内の映像信号発生回路３０
ｈ）ら発生される所定の映像信号に、受信チトンネル及
びそのチャンネルの放送信号を受信できない旨を表わす
文字信号が重畳され、その画像がテレビ受像Ｒ２に表示
される。

以下、このような本実施例のテレビ放送受信システムの
動作を、制御回路１４のＲＯＭ１７内に格納された制御
プログラムに沿って詳しく説明する。

第５図はその制御プログラムを表わすフローチャー、ト
である。図に示す如く受信機３に電源が投入され、制御
回路１４でこの処理が開始されると、まずステップ１０
０を実行し、操作部４を用いて受信チャンネルが変更さ
れたか否かを判断する。

そしてこのステップ１００で受信チャンネルの変更があ
ったと判断されると、次ステツプ１１０でその変更され
た受信チャンネルを読み込んだ後、次ステツプ１２０を
実行し、ＲＡＭ１Ｂ内に格納されたチャンネル情報をそ
の変更された受信チＶンネルを表わすチャンネル情報に
書き換える。

次に上記ステップ１００で受信チャンネルが変更されて
いないと判断されたとき、あるいは上記ステップ１２０
でＲＡＭ１Ｂ内のチャンネル情報が書き換えられた場合
には、続くステップ１３０が実行され、チューナ回路１
１にＲＡＭ１８内のチャンネル情報に対応した選局チャ
ンネル指定信号を出力することで、そのチャンネルの放
送信号を選局させる。尚、上記ステップ１００でチャン
ネルの変更がなされていないと判断されたときそのまま
このステップ１３０を実行するのは、前回この受信機３
で受信していた放送信号を受信させるためである。つま
り前述したように、ＲＡＭｌ８は電源遮断時にもその記
憶内容が失われないよう電源がバックアップされており
、ＲＡＭ１８内には前回電源を遮断する前に受信してい
たチャンネルを表わすチャンネル情報が記憶されている
ことから、操作部４を介して受信チャンネルが変更され
なければ、そのままＲＡＭ１８内のチャンネル情報に応
じて選局チ・１７ンネル指定信号を出力することで、チ
ューナ回路１１で前回受信していた放送信号を選局させ
ることができるようになるのである。

このようにステップ１３０で選局チャンネル指定信号が
出力されると、続くステップ１４０が実行され、今度は
文字情報混合回路１３内の判別回路２８から異常検出信
号が出力されているか否か、すなわち文字信号を重畳す
るための映像信号が良好に抽出されているか否かが判断
される。そしてこのステップ１４０で映像信号が良好に
抽出されていると判断されると、次ステツプ１５０にて
文字情報混合回路１３へのコントロール信号の出力を禁
止した後、ステップ１６０に移行し、ＲＡＭ１８内のチ
せンネル情報に応じて受信チャンネルを表わす文字指定
信号を文字信号発生回路２１に出力する。

尚このとき文字情報混合回路１３では、コントロール信
号が入力されていないので、映像信号切換スイッチ３１
及び同期信号切換スイッチ３３が第３図に示す状態とな
って、文字信号発生回路２１から水平及び垂直同期信号
分離回路２５．２６で抽出した放送信号内の映像信号に
同期した文字信号が出力されることとなり、テレビ受像
機２には、第６図（ａ）に示すような、放送画像に受信
チャンネルを表わす文字が重畳された画像が表示される
こととなる。

一方、上記ステップ１４０で受信した放送信号から映像
信号が良好に抽出できていないと判断されると、次ステ
ツプ１７０が実行され、文字情報混合回路１３にコント
ロール信号が出力される。

そして続くステップ１８０では、文字信号発生回路２１
に受信チャンネルと同時に放送信号が良好に受信できな
い旨を表わす文字指定信号が出力される。

すると文字情報混合回路１３では、コントロール信号に
よって、同期信号発生回路２９から水平及び垂直同期信
号抽出回路２５．２６の出力とは関係ない独自の同期信
号が発生されるようになり、映像信号発生回路３０から
その同期信号に応じた一所定の映像信号が発生されると
同時に、映像信号切換スイッチ３１及び同期信号切換ス
イッチ３３が第３図とは逆方向に切換えられる。そして
、文字信号発生回路２１からは同期信号発生回路２９か
らの独自の同期信号に応じて文字信号が発生され、スー
パーインポーズ回路２２でその文字信号が映像信号発生
回路３０からの映像信号に重畳されて、テレビ受像機２
には第６図（ｂ）に示すような文字情報が表示されるこ
ととなる。

このようにステップ１５０及びステップ１６０、おるい
はステップ１７０及びステップ１８０の処理が実行され
ると、続くステップ１９０が実行され、上記ステップ１
００と同様に、操作部４を介して受信チャンネルが変更
されたか否かの判断がなされる。そしてこのステップ１
９０の処理は、次に受信チャンネルが変更されるまでの
間繰返し実行され、受信チャンネルが変更されると再度
ステップ１１０に移行して、上記と同様の処理を実行す
る。

以上詳述した如く、本実施例のテレビ放送受信システム
では、受信機３に電源を投入したり、操作部４を用いて
受信チャンネルを変更した場合に、垂直同期信号分離回
路２６の出力から文字情報を重畳する映像信号が良好に
抽出できているか否がが判断され、映像信号が良好に抽
出できていないと判断されると、同期信号発生回路２９
がら独自の同期信号か出力され、文字信号を重畳する映
像信号がその同期信号に応じて映像信号発生回路３０か
ら出力される映像信号に切換られる。従って、例えばチ
ューナ回路１１に異常が生じ、所望チャンネルの放送信
号を選局できなくなった場合、おるいは受信アンテナ１
や受信アンテナ１から受信機３までの伝送経路に異常が
生じ、受信機３に所定強度の受信信号を伝達できなくな
ったような場合等、文字信号を重畳すべき映像信号が１
ｑられず、従来ではテレビ受像機２に何も表示できなく
なるような場合でおっても、テレビ受像機２に受信チャ
ンネルとそのチャンネルの放送信号が良好に受信できて
いない旨を表示することができ、使用者にその旨を知ら
せることができるようになる。

また本実施例では、所望チャンネルの放送信号が正常に
選局できている場合に、同期信号発生回路２９を介さず
、垂直同期信号分離回路２６で抽出した垂直同期信号を
直接文字信号発生回路２１に入力するようされているの
で、例えば受信機３までの伝送経路途中で映像信号内に
スパークリ−ノイズが混入したとしても、そのノイズに
影響されることなく、映像信号と文字信号発生回路２１
から出力される文字信号との垂直同期を一致させること
ができ、第４図（ａ）に示したように画面が乱れるとい
ったことはない。

尚上記実施例で、文字信号発生回路２１に映像信号の垂
直同期信号を直接入力し、水平同期信号は同期信号発生
回路３０を介して入力するようしているのは、水平同期
信号は一画面で５２５本あるので、映像信号にスパーク
リ−ノイズが混入し、そのノイズによって５２５本ある
水平同期信号の数本がずれたとしても、画像は第４図（
ｂ）に示す如くなり、画像上の文字情報を問題なく認識
できるからであって、チューナ回路１１で所望チャンネ
ルの放送信号が問題なく選局できた場合には、水平同期
信号分離回路２５で抽出された水平同期信号を文字信号
発生回路２１に直接入力するよう構成しても何等問題は
ない。この場合、映像信号と文字信号との水平同期がス
パークリ−ノイズに影響されず完全に一致されるので、
テレビ受像機２に文字情報がより鮮明に表示されるよう
になる。

また上記実施例では、テレビ受像機２に受信チャンネル
を表示するものとして説明したが、例えば当該テレビ放
送受信システムを放送衛星からの放送電波を受信するシ
ステムとして用いる場合、受信チＶンネルの他、受信衛
星名、受信音声周波数、受信＆声モード等を同時に表示
するよう構成することもできる。また衛星放送を受信す
るシステムでは、隣接するデセンネル毎に放送電波の偏
波面が切換えられ、受信アンテナではその偏波面に応じ
てプローブ位置を変更するが、その位置変更に用いるポ
ーラロータ等に異常が生じた場合、その異常を検知して
その旨をテレビ受像機に表示させることもできる。つま
りポーラロータに異常−が生じ、プローブ位置を変更で
きなくなったような場合、所望チャンネルの放送信号を
受信することはできず、従来ではその旨を検出してもテ
レビ受ａＩ′ｖ１には表示できなかったのでおるが、上
記実施例のようにすることによって、この様な受信施設
の異常もテレビ受像機に表示することができるようにな
るのである。

また更に上記実施例では、チューナ回路１１で所望チャ
ンネルの放送信号が選局できない場合、即ち異常が発生
した場合に、文字信号発生回路２１から受信チャンネル
と共にその旨を表わす文字信号を発生させ、テレビ受像
機に異常を表示するよう構成しているが、例えば映像信
号発生回路３０から出力される映像信号に予め異常を表
わす文字パターンを混入しておき、異常発生時にはその
映像信号に受信チャンネル等の文字信号のみを重畳する
よう構成してもよい。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明のスーパーインポーズ装置に
おいては、受信装置で放送信号を良好に受信できず、文
字信号を重畳する映像信号が抽出できない場合でおって
も、映像信号が映像信号発生手段から発生される映像信
号に切換えられ、その映像信号に同期して文字信号を重
畳することができるようになる。従って、テレビ受像機
に文字情報を表示することができるようになり、使用者
に受信装置に異常が生じた旨を知らせることも可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を表わすブロック図、第２図ない
し第６図は本発明の一実施例を示し、第２図は本発明の
スーパーインポーズ装置が適用されたテレビ放送受信シ
ステム全体の構成を表わす概略構成図、第３図は文字情
報混合回路の回路構成を表わずブロック図、第４図（ａ
＞はノイズにより映像信号と文字信号との垂直同期がず
れた場合の画像を表わす説明図、第４図（ｂ）はノイズ
により映像信号と文字信号との水平同期がずれた場合の
画像を表わす説明図、第５図はυＪｔｉ）１回路１４で
実行される放送信号受信処理を表わすフローチャート、
第９図はこの処理によりテレビ受像機に表示される画像
を表わす説明図、である。 Ｍｌ・・・受信装置 Ｍ２・・・映像信号抽出手段 Ｍ３・・・文字信号発生手段 Ｍ４・・・文字信号重畳手段 Ｍ５・・・判断手段 Ｍ６・・・映像信号発生手段 Ｍ７・・・映像信号切換手段

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 放送電波を受信し、所望の放送信号を選局して出力する
   受信装置と、 該受信装置より出力される放送信号から映像信号を抽出
   する映像信号抽出手段と、 該映像信号抽出手段で抽出された映像信号と同期して上
   記受信装置の受信状態を表わす文字信号を発生する文字
   信号発生手段と、 該文字信号発生手段で発生された文字信号を上記映像信
   号抽出手段で抽出された映像信号に重畳する文字信号重
   畳手段と、 を備えたスーパーインポーズ装置において、上記映像信
   号抽出手段で映像信号が抽出されたか否かを判断する判
   断手段と、 該判断手段で映像信号が抽出されていないと判断された
   とき、所定の映像信号を発生する映像信号発生手段と、 同じく上記判断手段で映像信号が抽出されていないと判
   断されたとき、上記文字信号発生手段及び文字信号重畳
   手段に入力される映像信号を、上記映像信号発生手段か
   らの映像信号に切換える映像信号切換手段と、 を設けたことを特徴とするスーパーインポーズ装置。