JP2005348131A - 電圧制御電流源 - Google Patents

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    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
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Abstract

【課題】 制御電圧Vcのデッドエリアをなくすことにより、出力電流Ioを広範囲の制御電圧Vcで制御することを可能にした電圧制御電流源を提供する。
【解決手段】 第1のFET1のゲート・ドレインが直接接続され、その接続点aに第2のFET2のゲートが共通接続されたFETミラー接続回路と、ソース負荷を有し、ソースフォロワ接続された第3のFET3と、ゲート・ドレインが直接接続され、その接続点が第3のFET3のソースに接続されたソース負荷となる第4のFET4と、ゲートが第3のFET3のソースに接続され、ドレインがFETミラー接続回路の共通接続点aに接続された電圧反転用の第5のFET5によって構成され、第3のFET3のゲートに制御電圧Vcが印加され、第2のFET2のドレインから制御電圧Vcに対応した出力電流Ioを導出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、制御電圧に対応した出力電流を導出するFET電圧制御電流源に係り、特に、電源電圧値と接地電圧値との間を変化する入力制御電圧に対応して、最小電流値と最大電流値との間を変化する出力電流を導出させるFET電圧制御電流源に関する。
一般に、FETを用いて構成されたFET電圧制御電流源としては、そのドレイン・ゲートを直接接続した第1のFETと、その直接接続点にゲートを共通接続した第2のFETとによりFETミラー接続回路を構成し、その共通接続点に制御電圧を供給し、第2のFETのドレインから出力電流を導出するようにしたFET電圧制御電流源が知られている。
ここで、図3は、かかる既知のFET電圧制御電流源の構成の一例を示す回路図である。
図2に示されるように、このFET電圧制御電流源は、第1のFET21と、第2のFET22とを有し、入力制御端子23と、電流出力端子24とを備えている。第1のFET21は、そのドレイン・ゲートが直接接続され、その接続点aが入力制御端子23に接続され、そのソースが接地点に接続される。第2のFET22は、そのゲートが接続点aに共通接続され、そのドレインが電流出力端子24に接続され、そのソースが接地点に接続される。そして、入力制御端子23には、バッファ抵抗25を通して制御電圧Vcが入力され、電流出力端子24からは出力電流Ioが導出される。
次に、図4は、図3に図示されたFET電圧制御電流源で制御処理される制御電圧Vcと出力電流Ioとの関係を示す特性図である。
図4において、横軸は、ボルト(V)で表した制御電圧Vcであり、縦軸はアンペア(A)で表した出力電流Ioである。
ここで、図4に図示された特性図を併用して、図3に図示されたFET電圧制御電流源の動作について説明する。
入力制御端子23に制御電圧Vcが供給されたとき、その制御電圧VcがFET電圧制御電流源のスレッシュホールド電圧Vth(図4に図示の特性図の例では約0.8V)に達するまでは、第1のFET21及び第2のFET22がカットオフ状態にあって、第1のFET21及び第2のFET22の双方にドレイン電流が流れず、電流出力端子24から出力電流Ioが導出されない。
また、入力制御端子23に供給された制御電圧Vcがスレッシュホールド電圧Vthを超えるようになると、第1のFET21及び第2のFET22がそれぞれオン状態になり、第1のFET21及び第2のFET22の双方にドレイン電流が流れるようになって、電流出力端子24から第2のFET22のドレイン電流に等しい出力電流Ioが導出される。この場合、入力制御端子23に供給された制御電圧Vcがスレッシュホールド電圧Vthを超えて大きくなればなるほど、第1のFET21及び第2のFET22のオン状態が進み、第1のFET21及び第2のFET22の双方に流れるドレイン電流もそれに従って大きくなり、電流出力端子24から導出される出力電流Ioも制御電圧Vcに直線比例して大きくなる。
そして、入力制御端子23に供給された制御電圧Vcが電源電圧VDD(図4に図示の特性図の例では3.0V)に等しい最大値に達すると、電流出力端子24から導出される出力電流Ioも最大値(図4に図示の特性図の例では0.0023A)になる。この結果、制御電圧Vcがスレッシュホールド電圧Vth(約0.7V)と最大値(3.0V)との間を変動したとき、出力電流Ioが最小値(0.0A)と最大値(0.0023A)との間を変動し、制御電圧Vcに対応した出力電流Ioを導出させることができる。
ところで、既知のFET電圧制御電流源は、制御電圧Vcに対応した出力電流Ioを導出させることができるものの、制御電圧Vcがスレッシュホールド電圧Vthを超えるまで出力電流Ioが導出されないものであるため、制御電圧Vcがスレッシュホールド電圧Vth(約0.8V)以下の範囲内で変化しても、出力電流Ioはゼロのままである制御電圧Vcのデッドエリアが存在する。そして、この制御電圧Vcのデッドエリアは、制御電圧Vcの変化可能範囲(0.0乃至3.0)内の約30%弱に当たるので、その分、出力電流Ioを変動させる制御電圧Vcの変動範囲が限定され、このFET電圧制御電流源の出力電流Ioを広範囲の制御電圧Vcで制御することができない。
使用した特許文献なし
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、制御電圧のデッドエリアをなくすことにより、出力電流を広範囲の制御電圧によって制御することを可能にした電圧制御電流源を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明による電圧制御電流源は、第1のFETのゲート・ドレインが直接接続され、その接続点に第2のFETのゲートが共通接続されたFETミラー接続回路と、ソース負荷を有し、ソースフォロワ接続された第3のFETと、ゲート・ドレインが直接接続され、その接続点が第3のFETのソースに接続されたソース負荷となる第4のFETと、ゲートが第3のFETのソースに接続され、ドレインがFETミラー接続回路の共通接続点に接続された電圧反転用の第5のFETとによって構成され、第3のFETのゲートに制御電圧が印加され、第2のFETのドレインから制御電圧に対応した出力電流が導出される手段を具備する。
この場合、前記手段に係る電圧制御電流源は、制御電圧が接地電圧値と電源電圧値との間を変化するものであり、出力電流が制御電圧の変化に対応して最大電流値と最小電流値との間を変化するものである。
以上のように、この発明に係る電圧制御電流源によれば、第1のFETと第2のFETとによって構成したFETミラー接続回路の前段側に、ソースフォロワ接続の第3のFETと、第3のFETのソース負荷となる第4のFETと、電圧反転用の第5のFETとを接続した構成にしたので、制御電圧が変動しても出力電流が変動しないデッドエリアをなくすことが可能になり、その結果、制御電圧が接地電圧値と電源電圧値との間の全域を変動させても、出力電流がその制御電圧の変動に対応して最大電流値と最小電流値との間を変動するように動作させることができ、出力電流を広範囲の制御電圧によって制御することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明による電圧制御電流源の実施の形態に係わるもので、その構成の一例を示す回路図である。
図1に示されるように、この実施の形態による電圧制御電流源は、FETミラー接続回路を構成する第1のFET1及び第2のFET2と、ソースフォロワ回路を構成する第3のFET3と、ソース負荷を構成する第4のFET4と、電圧反転回路を構成する第5のFET5とを有し、その他に、入力制御端子6と、電流出力端子7と、電源端子8とを備えている。
この場合、第1のFET1は、そのドレイン・ゲートが直接接続され、そのソースが接地点に接続される。第2のFET2は、そのゲートが第1のFET1のドレイン・ゲートの接続点aに共通接続され、そのドレインが電流出力端子7に接続され、そのソースが接地点に接続される。第3のFET3は、ゲートが入力制御端子6に接続され、そのドレインが電源端子8に接続され、ソースが第4のFET4の直接接続されたドレイン・ゲート及び第5のFET5のゲートに接続される。第4のFET4は、前述のようにそのドレイン・ゲートが直接接続され、そのソースが接地点に接続される。第5のFET5は、そのドレインがFETミラー接続回路の共通接続点aに接続され、ソースが電源端子8に接続される。そして、入力制御端子6には制御電圧Vcが入力され、電流出力端子7からは出力電流Ioが導出され、電源端子8には電源電圧VDDが供給される。
次に、図2は、図1に図示されたFET電圧制御電流源で制御処理される制御電圧Vcと出力電流Ioとの関係を示す特性図である。
図2において、横軸は、ボルト(V)で表した制御電圧Vcであり、縦軸はアンペア(A)で表した出力電流Ioである。そして、制御電圧Vcと出力電流Ioとの関係を示す特性曲線Lは、比較的緩やかな傾斜を持った第1直線L1と、第1直線L1よりやや急峻な傾斜を持った第2直線L2とからなっており、第1直線L1と第2直線L2とは、制御電圧Vcがスレッシュホールド電圧Vth(約0.8V)の2倍の電圧2Vth(約1.6V)に該当する制御電圧Vcの箇所で折線状に接続された特性曲線になっている。
ここで、図2に図示された特性図を併用して、図1に図示されたFET電圧制御電流源の動作について説明する。
入力制御端子6に制御電圧Vcが供給されると、その制御電圧Vcがソースフォロワ回路を構成する第3のFET3のゲートに供給され、第3のFET3がオンになり、第3のFET3がオンになると、それにより電圧反転回路を構成する第5のFET5のゲートが駆動され、第5のFET5がオンになる。このとき、第3のFET3を流れるソース電流と第5のFET5とを流れるドレイン電流との関係は、第3のFET3のソース電流が大きくなれば、第5のFET5のドレイン電流がそれに対応して小さくなり、一方、第3のFET3のソース電流が小さくなれば、第5のFET5のドレイン電流がそれに対応して大きくなる。このため、第3のFET3のゲートに供給される制御電圧Vcが増大すると、第5のFET5とを流れるドレイン電流が減少し、制御電圧Vcが減少すると、第5のFET5とを流れるドレイン電流が増大する。
この後、第5のFET5のドレイン電流が第1のFET1にドレイン電流として流れ込むと、第1のFET1と第2のFET2からなるFETミラー接続回路の動作原理によって、第2のFET2にも第1のFET1と同じドレイン電流が流れ、電流出力端子7から第2のFET2のドレイン電流に等しい出力電流Ioが導出される。そして、この出力電流Ioは、第3のFET3のゲートに供給される制御電圧Vcが増大するに従って減少し、第3のFET3のゲートに供給される制御電圧Vcが減少するに従って増大するので、制御電圧Vcと出力電流Ioとの関係は、図2に図示された特性曲線Lのように、制御電圧Vcが増大するのに伴って順次減少する特性を示すようになる。
この場合、特性曲線Lは、制御電圧Vcがゼロから順次増大するとき、制御電圧Vcがスレッシュホールド電圧Vth(約0.8V)の2倍の電圧2Vth(約1.6V)に達するまで、出力電流Ioが図2に図示された第1直線L1に従って順次直線状に減少して行く。そして、制御電圧Vcがスレッシュホールド電圧Vth(約0.8V)の2倍の電圧2Vth(約1.6V)に達し、その後も引き続いて順次増大するとき、今度は出力電流Ioが第2直線L2に従って順次直線状に減少して行き、制御電圧Vcが電源電圧VDD(図2に図示された特性図の例では3.0V)になるまで増大すると、出力電流Ioが最小値のゼロになるものである。
このように、この実施の形態のFET電圧制御電流源によれば、そして、入力制御端子6に供給された制御電圧Vcがゼロ電圧から電源電圧VDD(図2に図示された特性図の例では3.0V)に等しい最大値まで変動したとき、電流出力端子7から導出される出力電流Ioは、最大値(図2に図示の特性図の例では0.0025A)から最小値(図2に図示された特性図の例では0.0A)になり、制御電圧Vcの変動可能範囲のほぼ全域において出力電流Ioを最大値(0.0025A)から最小値(0.0A)の間を変動させることができ、その結果、制御電圧Vcが変動しても出力電流が変動しないデッドエリアをなくすことができ、制御電圧Vcに対する出力電流Ioの変動比率を大きくすることができる。
本発明による電圧制御電流源の実施の形態に係わるもので、その構成の一例を示す回路図である。 図1に図示されたFET電圧制御電流源で制御処理される制御電圧と出力電流との関係を示す特性図である。 既知のFET電圧制御電流源の構成の一例を示す回路図である。 図3に図示されたFET電圧制御電流源で制御処理される制御電圧と出力電流との関係を示す特性図である。
符号の説明
1 第1のFET
2 第2のFET
3 第3のFET
4 第4のFET
5 第5のFET
6 入力制御端子
7 電流出力端子
8 電源端子

Claims (2)

  1. 第1のFETのゲート・ドレインが直接接続され、その接続点に第2のFETのゲートが共通接続されたFETミラー接続回路と、ソース負荷を有し、ソースフォロワ接続された第3のFETと、ゲート・ドレインが直接接続され、その接続点が前記第3のFETのソースに接続されたソース負荷となる第4のFETと、ゲートが前記第3のFETのソースに接続され、ドレインが前記FETミラー接続回路の共通接続点に接続された電圧反転用の第5のFETとによって構成され、前記第3のFETのゲートに制御電圧が印加され、前記第2のFETのドレインから前記制御電圧に対応した出力電流が導出されることを特徴とする電圧制御電流源。
  2. 前記制御電圧は、電源電圧値と接地電圧値との間を変化するものであり、前記出力電流は、前記制御電圧の変化に対応して最大電流値と最小電流値との間を変化するものであることを特徴とする請求項1に記載の電圧制御電流源。
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