JP2018207276A - ゲート駆動回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】外付け素子を削減しながら、スイッチング特性を維持することができるようにしたゲート駆動回路を提供する。【解決手段】MOSFET1を駆動するゲート駆動回路2は、オン駆動回路およびオフ駆動回路としての定電流回路4および5を備える。制御回路9は、MOSFET1のゲートに、定電流回路4により定電流I1を流してフルオン駆動し、時間T1の後、保持電流Ihを流してオフ保持させる。制御回路9は、保持電流Ihを停止してMOSFET1をオフさせた後、定電流回路5により定電流I2によりゲートから電荷を放電させてフルオフさせる。時間T2の後、保持電流Ihを流すようにしてオフ保持させる。定電流で駆動するので、MOSFET1のゲート抵抗が不要となり、調整のコストを低減してラジオノイズの低減を図れる。【選択図】図1
Description
本発明は、ゲート駆動回路に関する。
MOSFETなどのゲート制御型の半導体装置を駆動するゲート駆動回路では、回路消費電流を低減しつつスイッチング特性を維持する方法が採用される。例えば、スイッチング特性維持を目的としたフル駆動用の駆動素子と、消費電流低減を目的とした保持用の駆動素子を並列に設けるものがある。
しかしながら、上記の構成では、動作速度を調整したりあるいはラジオノイズを低減させたりする目的で、MOSFETのゲートに電流制限抵抗を外付けで接続する必要である。しかし、ゲートに電流制限抵抗を外付けする場合には、抵抗値を調整する必要があるので、コスト低減の観点からこれを省略した構成としたい点や、対象とするMOSFETのゲート容量などの特性ばらつきに起因した選択自由度の制約を解消したい点などの要求がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、外付け素子を削減しながら、スイッチング特性を維持することができるようにしたゲート駆動回路を提供することにある。
請求項1に記載のゲート駆動回路は、ゲート駆動型の半導体素子を駆動するものであって、前記半導体素子をオン動作させるオン駆動回路と、前記半導体素子をオフ動作させるオフ駆動回路と、前記オン駆動回路および前記オフ駆動回路を制御する制御回路とを備え、前記オン駆動回路は、前記半導体素子のゲートに対して前記制御回路により設定されるレベルの定電流を供給する定電流回路を備え、前記制御回路は、前記オン駆動回路の定電流回路に対して、前記半導体素子をオン動作させるときに、予め設定されたオン動作レベルで設定期間定電流給電し、その後、オフ駆動するまでの間を前記オン動作レベルよりも小さくゲート電圧を保持するオン保持レベルで定電流給電するように制御する。
上記構成を採用することにより、半導体素子をオン動作させる際に、ゲートに電流制御をすることで動作電圧を与えることができ、これによって、ラジオノイズの発生を抑制する動作を行わせるために、半導体素子のゲートに抵抗を設けて電流レベルの調整をする必要がなくなり、調整工程を低減することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1および図2を参照して説明する。
図1において、ゲート駆動型の半導体素子は、Nチャンネル型のMOSFET1として設けられている。一般に、MOSFET1にはゲートG側から見た入力容量Cissが存在していて、電圧制御によりオンオフ駆動する際にこの入力容量Cissを考慮してゲート入力抵抗Rを設けて所定条件で動作するようにしている。この実施形態では、半導体集積回路からなるゲート駆動装置2を用いることで、このようなゲート入力抵抗Rを設けない構成としている。
以下、本発明の第1実施形態について、図1および図2を参照して説明する。
図1において、ゲート駆動型の半導体素子は、Nチャンネル型のMOSFET1として設けられている。一般に、MOSFET1にはゲートG側から見た入力容量Cissが存在していて、電圧制御によりオンオフ駆動する際にこの入力容量Cissを考慮してゲート入力抵抗Rを設けて所定条件で動作するようにしている。この実施形態では、半導体集積回路からなるゲート駆動装置2を用いることで、このようなゲート入力抵抗Rを設けない構成としている。
ゲート駆動装置2は、出力端子AおよびBを備えている。ゲート駆動装置2は、出力端子AおよびBにそれぞれMOSFET1のゲートGおよびソースSが接続されており、MOSFET1のゲートGにゲート電圧Voを印加する。
ゲート駆動装置2において、電源回路3はゲート駆動用の電源であり、直流電圧VDを電源ラインL1に供給する。MOSFET1は、オン駆動回路の定電流回路4によりオン動作され、オフ駆動回路の定電流回路5によりオフ動作される。また、オン駆動回路は定電流回路4および駆動回路6を備える。オフ駆動回路は定電流回路5、駆動回路7および8を備える。
オン駆動回路を構成する定電流回路4は、Pチャンネル型のMOSFET4aおよび4bをカレントミラー接続したもので、MOSFET4aおよび4bのソースは共に電源ラインL1に接続され、ゲートは共通に接続されている。MOSFET4aのドレインは出力端子Aを介してMOSFET1のゲートに接続される。
オフ駆動回路を構成する定電流回路5は、Nチャンネル型のMOSFET5aおよび5bをカレントミラー接続したもので、MOSFET5aおよび5bのソースは共に出力端子Bを介してMOSFET1のソースに接続され、ゲートは共通に接続されている。MOSFET5aのドレインは出力端子Aを介してMOSFET1のゲートに接続される。
駆動回路6は、Nチャンネル型のMOSFET6aおよび6bをカレントミラー接続した構成である。MOSFET6aおよび6bのソースはグランドレベルの電源ラインL2に接続され、ゲートは共通に接続されている。MOSFET6aのドレインはMOSFET4bのドレインに接続されている。MOSFET6bのドレインは駆動電流Ifが与えられる。
駆動回路7は、Pチャンネル型のMOSFET7aおよび7bをカレントミラー接続した構成である。MOSFET7aおよび7bのソースは電源ラインL1に接続され、ゲートは共通に接続されている。MOSFET7aのドレインはMOSFET5bのドレインに接続されている。
駆動回路8は、Nチャンネル型のMOSFET8aおよび8bをカレントミラー接続した構成である。MOSFET8aおよび8bのソースはグランドレベルの電源ラインL2に接続され、ゲートは共通に接続されている。MOSFET8aのドレインはMOSFET7bのドレインに接続されている。MOSFET8bのドレインは駆動電流Irが与えられる。
制御回路9は、出力制御信号Sが与えられるとMOSFET1を駆動制御するものである。制御回路9には、通信回路10が接続され、外部から入力端子C、通信回路10を介して制御用のデータが入力される。制御回路9は、入力されたデータに基づいて、オン駆動用のおよびオフ駆動用の駆動信号を生成する。
制御回路9は、オン駆動用の出力端子にD/A変換回路11、V/I変換回路12が直列に接続されている。制御回路9がオン駆動用の駆動信号をデジタル信号で出力すると、D/A変換回路11によりアナログの電圧信号に変換され、この後、V/I変換回路12により駆動電流Ifに変換して駆動回路6のMOSFET6bに与えられる。また、駆動回路9は、オフ駆動用の出力端子にD/A変換回路13、V/I変換回路14が直列に接続されている。制御回路9がオフ駆動用の駆動信号をデジタル信号で出力すると、D/A変換回路13によりアナログの電圧信号に変換され、この後、V/I変換回路14により駆動電流Irに変換して駆動回路8のMOSFET8bに与えられる。
次に、上記構成の作用について図2も参照して説明する。
この実施形態においては、MOSFET1のゲート駆動制御のために、予めユーザ等によってオン動作時の電流値I1および時間T1と、オフ動作時の電流値I2および時間T2とを通信回路10を介して外部から制御回路9に入力して設定する。これは、MOSFET1を後述するように定電流でゲート駆動するために設定するものである。
この実施形態においては、MOSFET1のゲート駆動制御のために、予めユーザ等によってオン動作時の電流値I1および時間T1と、オフ動作時の電流値I2および時間T2とを通信回路10を介して外部から制御回路9に入力して設定する。これは、MOSFET1を後述するように定電流でゲート駆動するために設定するものである。
MOSFET1のオン動作およびオフ動作における電流値I1、I2、時間T1、T2の設定は、定電流でゲート駆動を最適に駆動するための設定値である。電流値I1、I2は、動作速度を高めつつ通電時に発生するラジオノイズを低減することを考慮したレベルに設定される。また、通電時間T1、T2は、ゲート電圧が所定レベルに達するのに要する時間として設定される。
制御回路9は、図2(a)に示すように、時刻t0で出力制御信号Sが与えられると、MOSFET1をオン動作させる。この場合、制御回路9は、時刻t0でオン駆動信号をD/A変換回路11に出力する。オン駆動信号は、D/A変換回路11でアナログの電圧信号に変換され、図2(b)に示すように、V/I変換回路12を介して定電流I1を駆動電流Ifとして駆動回路6に出力される。駆動回路6のMOSFET6bは、定電流I1が入力されると、この電流をMOSFET6aにも流すようになる。駆動回路6は、定電流回路4のMOSFET4bに定電流I1を流すようになり、これによってMOSFET4aにも定電流I1が流れるようになる。
この結果、図2(d)に示すように、MOSFET1のゲートに出力端子Aから電源電圧VDに近い出力電圧Voが印加され、図2(e)に示すように、定電流I1が供給されることで出力電流Ioが流れるようになる。MOSFET1は、ゲート入力容量Cssに充電されてゲート電圧が閾値電圧を超えるとオン動作する。この結果、MOSFET1がフルオン動作されてドレイン・ソース間に接続された電源から負荷に給電されるようになる。
制御回路9は、MOSFET1をオン動作させた後、時間T1が経過した時刻t1で、図2(b)に示すように、駆動電流Ifのレベルを定電流I1から低いレベルの保持電流Ihに変化させ、以後、出力制御信号Sがオンレベルにある期間中保持電流Ihで流すようになる。なお、時刻t1に至る前に、MOSFET1のゲートは定電流I1で充電動作が行われて所定のゲート電圧が印加された状態となっており、出力電流Ioはほとんど流れず、保持電流Ihにより出力電圧Voが十分に保持できるオン保持された状態である。
この後、図2(a)に示すように、時刻t2で出力制御信号Sのオン期間Tonが終了すると、制御回路9は、MOSFET1のゲートに対して定電流回路4による保持電流Ihの供給を停止し、この後、MOSFET1のゲートに対して定電流回路5による停止電流Irとして定電流I2を流すように制御する。
この場合、制御回路9は、時刻t2でD/A変換回路11に出力していたオン駆動信号を停止する。これにより、D/A変換回路からオフレベルのアナログの電圧信号が出力され、図2(b)に示すように、V/I変換回路12から出力していた定電流Ihが停止される。駆動回路6のMOSFET6bは、定電流Ihの供給を停止するので、定電流回路4のMOSFET4aによる定電流Ihの供給が停止され、図2(d)に示すように、MOSFET1のゲートに対する出力端子Aからの出力電圧Voもゼロになる。
そして、出力制御信号Sがオフレベルになった時刻t2から若干の遅延時間を存した後に、制御回路9は、図2(c)に示すように、定電流I2を停止電流Irとして流すように制御してMOSFET1をオフ動作させる。この場合、制御回路9は、時刻t2でオフ駆動信号をD/A変換回路13に出力する。
オフ駆動信号は、D/A変換回路13によりアナログの電圧信号に変換され、図2(c)に示すように、V/I変換回路14を介して定電流I2を停止電流Irとして駆動回路8に出力される。駆動回路8のMOSFET8bは、定電流I2が入力されると、この電流をMOSFET8aにも流すようになる。駆動回路8は、駆動回路7のMOSFET7bに、定電流I2が入力されると、この電流をMOSFET7aにも流すようになる。これにより、定電流回路5のMOSFET5bに定電流I2を流すようになり、これによってMOSFET5aにも定電流I2を流そうとするようになる。
これにより、図2(e)に示すように、出力電流Ioは負の電流となり、MOSFET1のゲート電圧が閾値電圧以下となった時点でオフ状態に移行し、図2(d)に示すように出力端子Aの出力電圧Voがゼロになる。この結果、MOSFET1はオフ状態になるが、このオフ状態を確実に保持するために、オフ保持電流IhでMOSFET1のゲートをグランド側に引くように動作する。
すなわち、制御回路9は、MOSFET1をオフ動作させた後、時間T2が経過した時刻t3で、図2(c)に示すように、駆動電流Irのレベルを定電流I2から低いレベルの保持電流Ihに変化させ、以後、出力制御信号Sがオフレベルにある期間中、保持電流Ihでゲートをグランド側に引くようになる。なお、時刻t3に至る前に、MOSFET1のゲートは定電流I2で充電電荷がほぼ放電された状態となっており、出力電流Ioはほとんど流れていない。この状態で、MOSFET1のゲートに何らかの電圧が印加されても保持電流Ihでソース側に引いているのでMOSFET1はオフ状態が保持される。停止電流Irとしての保持電流Ihは、出力制御信号Sがオフレベルの期間中流すように制御することもできるし、所定時間が経過したら停止することもできる。
このような本実施形態によれば、MOSFET1のゲート駆動を行う構成として、オン駆動回路の定電流回路4により、定電流I1でフルオン駆動し、この後保持電流Ihでオン保持状態にさせるようにした。また、オフ動作についても同様に、オフ駆動回路の定電流回路5により、定電流I2でフルオフ駆動し、この後保持電流Ihでオフ状態を保持させるようにした。
この結果、MOSFET1のオン駆動のために、フルオン用トランジスタ、オン保持用トランジスタを設けたり、MOSFET1のオフ駆動のために、フルオフ用トランジスタ、オフ保持用トランジスタを設けたりする必要がなくなり、しかも、定電流で駆動するので、ゲートに抵抗などを介在させて調整する作業が不要となる。
この場合、制御回路9に通信回路10を介して外部からデータの設定が可能となるように構成しているので、オン駆動の定電流I1および通電時間T1、オフ駆動の定電流I2および通電時間T2を、シリアル通信等による外部からレジスタ設定により可変ができ、ユーザが、ECU評価時に、実際の駆動波形を確認しながらレジスタ設定を可変することで、設定最適化が可能となる。
なお、上記した電流値I1、I2や時間T1、T2については、制御回路9内に、デフォルトとして電流値I1、I2、時間T1、T2を設定しておくこともできるし、その値は、1種類に限らず、予め複数段階に設定した値からユーザが選択的に設定するようにしても良い。オン保持電流Ihやオフ保持電流Ihについても、ユーザにより設定できるようにしても良い。
(第2実施形態)
図3および図4は第2実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、MOSFET1をハイサイドで使用するように設定されており、この場合の駆動電源としてブートストラップ用のコンデンサ30が昇圧電源として設けられたものである。
図3および図4は第2実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、MOSFET1をハイサイドで使用するように設定されており、この場合の駆動電源としてブートストラップ用のコンデンサ30が昇圧電源として設けられたものである。
図3において、ゲート駆動装置2aは、ブートストラップ用の電源回路3aを備え、出力端子が逆阻止用のダイオード31を介して電源線ラインL1に接続されている。電源ラインL1は端子Dに接続されている。外付けのブートストラップ用のコンデンサ30は、端子Dと端子Bとの間に接続されている。
MOSFET1のドレインは負荷駆動用の電源ラインに接続され、ソースは負荷に接続された状態で使用される。ハイサイド駆動であるから、MOSFET1がオフ状態では、ソースがグランドレベルとなり、コンデンサ30は、電源回路3aからダイオード31を介して電源電圧VD近傍まで充電される。また、MOSFET1がオン状態になると、ソースはほぼドレインと同じレベルすなわち負荷駆動用の電源のレベルに上昇する。このとき、端子Dの電位は、ソースの電位にコンデンサ30の充電による電圧が付加された電圧まで上昇する。この電圧は電源回路3aの電圧VDを超えているが、電源回路3aの出力端子部分にダイオード31が設けられているので影響を受けることはない。
そして、MOSFET1がオン状態にあるときには、コンデンサ30の端子電圧VBTが定電流回路4、駆動回路6の駆動電源となっている。すなわち、コンデンサ30に蓄積された電荷によりオン駆動動作が行われる。したがって、コンデンサ30の電荷が放電により減少して、MSOFET1のしきい値電圧Vt以下になるとMOSFET1はオフされる前までがオン動作の制御が可能な時間となる。コンデンサ30の電荷を用いて、必要なオン時間を維持させることが要求される。
図4は、コンデンサ30の電荷の使用を最適化した場合の比較例を示している。例えば、時刻t0でオン駆動を開始したときに、コンデンサ30の端子電圧VBTがVAとなる時刻taで保持電流Ihに切り替えるのが最適であるとする。これに対して、最適化されていない状態では、例えば端子電圧VBTがVBとなる時刻tbで保持電流Ihに切り替えると、この分だけ切り替えタイミングでのコンデンサ30の端子電圧VBTに差電圧ΔV(=VA−VB)が発生する。
時刻tbで保持電流Ihに切り替えた場合には、時刻tcまでコンデンサ30の電荷を放電すると、端子電圧VBTがMOSFET1の閾値電圧Vtに達するので、これ以降はオン状態を保持させることができなくなる。これに対して、時刻taで保持電流に切り替えた場合には、端子電圧VBTがΔVだけ大きいので、時刻tdまでMOSFET1をオン状態に保持することができる。
すなわち、大電流を流すフルオン動作期間の電流I1の通電期間が長いとコンデンサ30の端子電圧VBTが早く低下するので、その分だけ小さい電流の保持電流Ihを流すことができる期間が短くなる。図4に示すように、フルオン動作期間の定電流I1を流す時間T1を最適化させることで、オン保持期間の保持電流Ihを流す時間を最も長くすることができるようになる。
このような第2実施形態によれば、フルオン動作に必要な電流である定電流I1を設定したときに、通電時間T1を最適化するようにできるので、オン保持動作期間を長時間化することができる。これにより、MOSFET1をハイサイドで駆動する場合に、ブートストラップ用のコンデンサ30で給電する場合に、コンデンサ30の容量の範囲で適正な定電流I1および時間T1を設定することで、オン時間を長時間化することができる。換言すれば、必要なオン期間を設定した場合に、コンデンサ30の容量を小型化することができるようになる。
(第3実施形態)
図5および図6は第3実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。第1実施形態においては、例えばMOSFET1のゲートに駆動電流Ifをゼロレベルから定電流I1のレベルに変化させてオン動作させていたのに対して、この実施形態では、制御回路9によりゼロレベルから所定の電流変化率で定電流I1まで変化させるようにするものである。
図5および図6は第3実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。第1実施形態においては、例えばMOSFET1のゲートに駆動電流Ifをゼロレベルから定電流I1のレベルに変化させてオン動作させていたのに対して、この実施形態では、制御回路9によりゼロレベルから所定の電流変化率で定電流I1まで変化させるようにするものである。
図6は第1実施形態で示した定電流駆動による波形に対応したものである。図中、ゼロレベルから定電流Ix(I1またはI2)に変化する際の時刻taからtbまでの傾きを電流変化率Fx(F1またはF2)とする。定電流Ixは時刻tbからtcまでの時間Tx(T1またはT2)流す。また、定電流Ixから保持電流Ihに変化する際の時刻tcからtdまでの傾きを電流変化率Rx(R1またはR2)として設定する。
これらの値、Ix、Fx、Rxは前述同様にして、ユーザにより外部から通信回路10を介して制御回路9に入力設定することができる。また、電流変化率F1、F2やR1、R2は、電流変化率そのもので設定することもできるし、変化前の時刻から変化後の時刻までの時間で設定することもできる。
次に、上記構成の作用について図5を参照して説明する。
この実施形態においては、MOSFET1のゲートを駆動制御するために、予め、ユーザ等によって設定入力を行う。設定入力では、起動時の電流値I1、時間T1、電流変化率F1、R1、停止時の電流値I2、時間T2、電流変化率F2、R2を、通信回路10を介して外部から制御回路9に入力して設定する。これは、MOSFET1を定電流でゲート駆動するために設定するものである。
この実施形態においては、MOSFET1のゲートを駆動制御するために、予め、ユーザ等によって設定入力を行う。設定入力では、起動時の電流値I1、時間T1、電流変化率F1、R1、停止時の電流値I2、時間T2、電流変化率F2、R2を、通信回路10を介して外部から制御回路9に入力して設定する。これは、MOSFET1を定電流でゲート駆動するために設定するものである。
制御回路9は、図5(a)に示すように、時刻t0で出力制御信号Sが与えられると、MOSFET1をオン動作させる。この場合、制御回路9は、時刻t0でオン駆動信号をD/A変換回路11に出力する。オン駆動信号は、D/A変換回路11によりアナログの電圧信号に変換され、図5(b)に示すように、V/I変換回路12を介して定電流I1に達するまで電流変化率F1で増加させながら電流を流すように駆動電流Ifとして駆動回路6に出力する。
駆動回路6のMOSFET6bは、電流変化率F1で電流を増加させながら定電流I1に達するまで電流が入力されると、この電流をMOSFET6aにも流すようになる。駆動回路6は、定電流回路4のMOSFET4bに電流変化率F1で増加させながら定電流I1に達するまで電流を流すようになり、これによってMOSFET4aにも同様に変化する電流が流れるようになる。
この結果、図5(d)に示すように、MOSFET1のゲートに出力端子Aから電源電圧VDに近い出力電圧Voに達するまで増加するように電圧が印加され、図5(e)に示すように、電流変化率F1で定電流I1に達するまで増加させながら電流が供給されることで出力電流Ioが増大するように流れるようになる。
MOSFET1は、ゲート入力容量Cissに充電されてゲート電圧が閾値電圧を超えるとオン動作する。この結果、MOSFET1がフルオンしてドレイン・ソース間に接続された電源から負荷に給電されるようになる。このとき、ゲートに入力される電流が電流変化率F1で増加するので、ラジオノイズの発生をさらに抑制することができる。
制御回路9は、MOSFET1をオン動作させた後、時間T1が経過した時刻t1で、図5(b)に示すように、駆動電流Ifのレベルを定電流I1から電流変化率R1で低いレベルの保持電流Ihに達するまで変化させ、以後、出力制御信号Sがオンレベルにある期間中保持電流Ihで流すようになる。
この後、図5(a)に示すように、時刻t2で出力制御信号Sのオン期間Tonが終了すると、制御回路9は、MOSFET1のゲートに対して定電流回路4による保持電流Ihの供給を停止し、この後、MOSFET1のゲートに対して定電流回路5による停止電流Irとして定電流I2を流すように制御する。
この場合、制御回路9は、前述同様にして、V/I変換回路12から出力していた定電流Ih停止することで、駆動回路6のMOSFET6bによる定電流Ihの供給を停止する。この結果、定電流回路4のMOSFET4aによる定電流Ihの供給が停止され、図5(d)に示すように、MOSFET1のゲートに対する出力端子Aからの出力電圧Voもゼロになる。
そして、出力制御信号Sがオフレベルになった時刻t2から若干の遅延時間を存した後に、制御回路9は、図5(c)に示すように、定電流I2を停止電流Irとして流すように制御してMOSFET1をオフ動作させる。この場合、制御回路9は、時刻t2でオフ駆動信号をD/A変換回路13に出力する。
オフ駆動信号は、D/A変換回路13によりアナログの電圧信号に変換され、図2(c)に示すように、V/I変換回路14を介して定電流I2を電流変化率F2で増大する停止電流Irとして駆動回路8に出力される。これにより、定電流回路5のMOSFET5bに定電流I2を電流変化率F2で増大させるようにして流すようになる。
これにより、図5(e)に示すように、出力電流Ioは負の電流となり、MOSFET1のゲート電圧が閾値電圧以下となった時点でオフ状態に移行し、図2(d)に示すように出力端子Aの出力電圧Voが徐々に低下してゼロになる。この結果、MOSFET1はオフ状態になるが、このオフ状態を確実に保持するために、オフ保持電流IhでMOSFET1のゲートをグランド側に引くように動作する。
すなわち、制御回路9は、MOSFET1をオフ動作させた後、時間T2が経過した時刻t3で、図2(c)に示すように、駆動電流Irのレベルを定電流I2から低いレベルの保持電流Ihに電流変化率R2で変化させ、以後、出力制御信号Sがオフレベルにある期間中、保持電流Ihでゲートをグランド側に引くようになる。なお、時刻t3に至る前に、MOSFET1のゲートは定電流I2で充電電荷がほぼ放電された状態となっており、出力電流Ioはほとんど流れていない。この状態で、MOSFET1のゲートに何らかの電圧が印加されても保持電流Ihでソース側に引いているのでMOSFET1はオフ状態が保持される。
このような本実施形態によっても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、MOSFET1をフルオンあるいはフルオフさせる場合の定電流I1、I2をゲートに流す場合に、電流変化率F1、F2、R1、R2を設定して徐々に変化させるようにしたので、さらにラジオノイズの発生を抑制することができるようになる。
(第4実施形態)
図7および図8は第4実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、オン動作あるいはオフ動作で設定する定電流を、複数段階に設定可能としたものである。
図7および図8は第4実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、オン動作あるいはオフ動作で設定する定電流を、複数段階に設定可能としたものである。
すなわち、図8に示すように、オン動作あるいはオフ動作で、例えば3段階で設定する。図示のように、定電流Ixa、Ixb、Ixc、それぞれの通電時間をT1a、T1b、T1cと3段階で設定する。ここで、xは1または2を示すものである。
これにより、図7に示すように、オン動作では、例えば定電流I1a、I1b、I1c、それぞれの通電時間をT1a、T1b、T1cと3段階で設定することができる。またオフ動作では、例えば定電流I2a、I2b、I2c、それぞれの通電時間をT2a、T2b、T2cと3段階で設定することができる。
これにより、第1実施形態の効果に加えて、MOSFET1のオン動作およびオフ動作のためのゲートへの定電流制御を、さらにきめ細かく設定することができるようになる。
なお、上記実施形態では、3段階で設定する場合について示したが、4段階以上で設定することもできるし、第3実施形態の電流変化率と組み合わせて設定することもできる。さらには、無段階で連続的に変化するように電流パターンを設定することも可能である。
なお、上記実施形態では、3段階で設定する場合について示したが、4段階以上で設定することもできるし、第3実施形態の電流変化率と組み合わせて設定することもできる。さらには、無段階で連続的に変化するように電流パターンを設定することも可能である。
(第5実施形態)
図9および図10は第5実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、ゲート駆動装置20の構成として、オフ動作を行わせるためのオフ駆動回路の構成を代えている。
図9および図10は第5実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、ゲート駆動装置20の構成として、オフ動作を行わせるためのオフ駆動回路の構成を代えている。
図9において、ゲート駆動装置20は、制御回路21を備え、オフ駆動回路として駆動回路22、23、24を備えている。このオフ駆動回路は電圧駆動方式を採用したものである。オフ駆動回路を構成する駆動回路22は、フルオン用のNチャンネル型のMOSFET22a、ゲートバイアス抵抗22bを備えると共に、オフ保持用のNチャンネル型のMOSFET22cおよびゲートバイアス抵抗22dを備える。
駆動回路23は、MOSFET22aを駆動するPチャンネル型のMOSFET23aおよびゲートバイアス抵抗23bと、MOSFET22cを駆動するPチャンネル型のMOSFET23cおよびゲートバイアス抵抗23dとを備える。
駆動回路24は、MOSFET23aを駆動するNチャンネル型のMOSFET24aおよびゲートバイアス抵抗24bと、MOSFET23cを駆動するNチャンネル型のMOSFET24cおよびゲートバイアス抵抗24dとを備える。制御回路21は、バッファ回路21aを介してMOSFET24aにフルオフのゲート信号を出力し、バッファ回路21bを介してMOSFET24cにオフ保持のゲート信号を出力する。
次に、上記構成の作用について図10も参照して説明する。
この実施形態においては、MOSFET1のゲートを駆動制御するために、予め、ユーザ等によって起動時の電流値I1および時間T1を、通信回路10を介して外部から制御回路9に入力して設定する。これは、MOSFET1を定電流でゲート駆動するために設定するものである。
この実施形態においては、MOSFET1のゲートを駆動制御するために、予め、ユーザ等によって起動時の電流値I1および時間T1を、通信回路10を介して外部から制御回路9に入力して設定する。これは、MOSFET1を定電流でゲート駆動するために設定するものである。
制御回路21による時刻t0から時刻t2までのMOSFET1のオン動作については、第1実施形態と同じであるから説明を省略する。
そして、図10(a)に示すように、時刻t2で出力制御信号Sのオン期間Tonが終了すると、制御回路21は、MOSFET1のゲートに対して定電流回路4による保持電流Ihの供給を停止した後、MOSFET1のゲートに対して駆動回路22によるオフ動作を行うように制御する。
そして、図10(a)に示すように、時刻t2で出力制御信号Sのオン期間Tonが終了すると、制御回路21は、MOSFET1のゲートに対して定電流回路4による保持電流Ihの供給を停止した後、MOSFET1のゲートに対して駆動回路22によるオフ動作を行うように制御する。
この場合、制御回路21は、時刻t2でV/I変換回路12から出力していた定電流Ih停止した後、出力制御信号Sがオフレベルになった時刻t2から若干の遅延時間を存した後に、図10(c)に示すように、フルオフのゲート駆動信号を、バッファ回路21aを介してMOSFET24aのゲートに与える。また、同時にオフ保持のゲート駆動信号を、バッファ回路21bを介してMOSFET24cのゲートに与える。
これにより、MOSFET24aがオン、MOSFET23aがオンして、MOSFET22aがオンする。同時に、MOSFET24cがオン、MOSFET23cがオンして、MOSFET22cがオンする。この結果、MOSFET1のゲートがソースと短絡状態となり、ゲートから電荷が放電される。図10(f)に示すように、出力電流Ioは負の電流となり、MOSFET1のゲート電圧が閾値電圧以下となった時点でオフ状態に移行し、図10(e)に示すように出力端子Aの出力電圧Voがゼロになる。この結果、MOSFET1はオフ状態になる。
制御回路21は、この後時刻t3になるとフルオフのゲート信号を停止してMOSFET22aをオフさせる。これにより、MOSFET1のゲートはMOSFET22cにより保持電流を流す程度でオフ状態に保持される。
このような本実施形態によれば、MOSFET1のゲート駆動を行う構成として、オン駆動回路の定電流回路4により、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、オフ動作では、従来相当の駆動方式でオフ動作させることができる。
上記実施形態は、第1実施形態に適用した場合で説明したが、第2実施形態のようにMOSFET1をハイサイドで使用し、ブートストラップ用のコンデンサ30を設ける構成の場合には、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
図11は第6実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、ゲート駆動装置30の構成として、半導体素子として設けられたMOSFET1が内部に一体に設けられた構成である。
図11は第6実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、ゲート駆動装置30の構成として、半導体素子として設けられたMOSFET1が内部に一体に設けられた構成である。
図11において、MOSFET1は、ゲート駆動装置30内に作り込まれた構成であり、ドレインは端子Aに接続され、ソースは端子Bに接続されている。このゲート駆動装置30は、端子Aと端子Bとの間に電源および負荷を接続することで、ハイサイドで使用したり、あるいはローサイドで使用したりすることができる。
MOSFET1は、半導体集積回路で構成されたゲート駆動装置30内では、例えばLDMOS(Laterally Diffused MOS:横方向拡散型MOSFET)構造を採用した半導体素子として設けられている。
従って、このような第6実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
本実施形態は、第1実施形態に適用した場合を示したが、これに限らず、第2〜第5の各実施形態に適用することもできる。
本実施形態は、第1実施形態に適用した場合を示したが、これに限らず、第2〜第5の各実施形態に適用することもできる。
(他の実施形態)
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば、以下のように変形または拡張することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば、以下のように変形または拡張することができる。
定電流I1、I2、時間T1、T2などのユーザによる設定は、通信回路10を用いて入力設定する場合を示したが、これに限らず、種々の構成や方法によって設定することができる。
D/A変換回路11およびV/I変換回路12、あるいはD/A変換回路13およびV/I変換回路14は一つの回路として構成されたものを用いることもできる。
さらに、制御回路9は、D/A変換回路11、13およびV/I変換回路12、14を一体に設けられた構成とすることもできる。
さらに、制御回路9は、D/A変換回路11、13およびV/I変換回路12、14を一体に設けられた構成とすることもできる。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、1はNチャンネル型のMOSFET(半導体素子)、2、2a、20、30はゲート駆動装置、4は定電流回路(オン駆動回路)、5は定電流回路(オフ駆動回路)、6〜8、22〜24は駆動回路、9、21は制御回路、10は通信回路、11、13はD/A変換回路、12、14はV/A変換回路、30はコンデンサ、31はダイオードである。
Claims (7)
- ゲート駆動型の半導体素子(1)を駆動するものであって、
前記半導体素子をオン動作させるオン駆動回路(4、6)と、
前記半導体素子をオフ動作させるオフ駆動回路(5、7、8)と、
前記オン駆動回路および前記オフ駆動回路を制御する制御回路(9、21)とを備え、
前記オン駆動回路は、前記半導体素子のゲートに対して前記制御回路により設定されるレベルの定電流を供給する定電流回路(4)を備え、
前記制御回路は、前記オン駆動回路の定電流回路に対して、前記半導体素子をオン動作させるときに、予め設定されたオン動作レベルで設定期間定電流給電し、その後、オフ駆動するまでの間を前記オン動作レベルよりも小さくゲート電圧を保持するオン保持レベルで定電流給電するように制御するゲート駆動装置。 - 前記オフ駆動回路は、前記半導体素子のゲート電荷を前記制御回路により設定されるレベルの定電流で放電する定電流回路(5)を備え、
前記制御回路は、前記オフ駆動回路の定電流回路に対して、前記半導体素子をオフ動作させるときに、予め設定されたオフ動作レベルで設定期間定電流放電し、その後、オフ状態の間を前記オフ動作レベルよりも小さくゲート電圧をオフ状態に保持するオフ保持レベルで定電流放電するように制御する請求項1に記載のゲート駆動装置。 - 前記半導体素子は、ハイサイド素子として設けられており、
前記オン駆動回路の電源となるブートストラップ回路のコンデンサ(30)を備えている請求項1または2に記載のゲート駆動装置。 - 前記制御回路は、前記オン駆動回路の定電流回路に対して、前記半導体素子をオン動作させるときに、前記オン動作レベルから前記オン保持レベルまでの間を予め設定された複数レベルでそれぞれ所定時間だけ給電する請求項1から3のいずれか一項に記載のゲート駆動装置。
- 前記制御回路は、前記オフ駆動回路の定電流回路に対して、前記半導体素子をオフ動作させるときに、前記オフ動作レベルから前記オフ保持レベルまでの間を予め設定された複数レベルでそれぞれ所定時間だけ放電させる請求項2に記載のゲート駆動装置。
- 前記制御回路は、前記オン駆動回路の定電流回路に対して、前記半導体素子をオン動作させるときに、前記電流レベル切換を、電流変化率が一定変化率以下となるように制御する請求項1から5のいずれか一項に記載のゲート駆動装置。
- 前記制御回路は、前記オフ駆動回路の定電流回路に対して、前記半導体素子をオフ動作させるときに、前記電流レベル切換を、電流変化率が一定変化率以下となるように制御する請求項2から6のいずれか一項に記載のゲート駆動装置。
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