JP2005347586A - 巻線機器、巻線機器を用いた高電圧パルス発生回路、およびこの高電圧パルス発生回路を設けた放電励起ガスレーザ装置 - Google Patents

巻線機器、巻線機器を用いた高電圧パルス発生回路、およびこの高電圧パルス発生回路を設けた放電励起ガスレーザ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 分割した各コアに定格以上の電圧が発生せず、かつ、コアの端部とコロナリングとの間でコロナ放電が発生しない巻線機器を提供すること。
【解決手段】 磁性合金薄帯を年輪状に巻き回したコアが複数のコア11a〜11dに分割され、コロナリング3a〜3dがコア11a,11dの四隅に全周にわたって設けられる。また、コアの外輪側に設けられたコロナリング3a,3bのみを支持する導電性のロッド15a,15bと、該ロッドから円周方向所定距離離間した位置に各コア11a〜11dを支持する絶縁物製のロッド14とが設けられる。ロッド15a,15bは材質が導電性でありコロナリング3a,3bとコア11a、11dのロッド側端部は同電位となりコロナリングは電界緩和の機能を果たす。一方ロッド14は絶縁物製であり、コア11a〜11dにかかる電圧を分圧された値とし、各コア11a〜11dに高電圧が印加されるのを防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁心に巻線が巻かれ、絶縁性の冷煤中で使用されるトランス、リアクトル等の巻線機器に関する。
本発明は、放電励起型レーザ装置、放電により化合物を分解したり、殺菌を行う装置等に用いられる高電圧パルス発生用の磁気パルス圧縮回路の可飽和リアクトルや昇圧トランス等に適用することができる。
半導体集積回路の微細化、高集積化につれて、その製造用の投影露光装置においては解像力の向上が要請されている。このため、露光用光源から放出される露光光の短波長化が進められており、半導体露光用光源として、従来の水銀ランプから波長248nmのKrFエキシマレーザ装置が用いられている。さらに、次世代の半導体露光用光源として、波長193nmのArFエキシマレーザ装置及び波長157nmのフッ素(F2)レーザ装置等の紫外線を放出するガスレーザ装置が有力である。
KrFエキシマレーザ装置においては、フッ素(F2 )ガス、クリプトン(Kr)ガス及びバッファーガスとしてのネオン(Ne)等の希ガスからなる混合ガス、ArFエキシマレーザ装置においては、フッ素(F2 )ガス、アルゴン(Ar)ガス及びバッファーガスとしてのネオン(Ne)等の希ガスからなる混合ガス、フッ素(F2 )レーザ装置においては、フッ素(F2 )ガス及びバッファーガスとしてヘリウム(He)等の希ガスからなる混合ガスであるレーザガスが数百kPaで封入されたレーザチェンバの内部で放電を発生させることにより、レーザ媒質であるレーザガスが励起される。
レーザチェンバ内部には、レーザガスを励起するための一対の主放電電極が、レーザ発振方向に垂直な方向に所定の距離だけ離間して対向配置されている。この一対の主放電電極には高電圧パルスが印加され、主放電電極間にかかる電圧がある値(ブレークダウン電圧)に到達すると、主放電電極間のレーザガスが絶縁破壊されて主放電が開始し、この主放電によりレーザ媒質が励起される。よって、このような露光用ガスレーザ装置は主放電の繰返しによるパルス発振を行い、放出するレーザ光はパルス光となる。現状、露光に用いられているレーザ装置のレーザパルスの繰返し周波数は2kHz程度であるが、近年、スループットの増大、露光量のバラツキの減少のため、繰返し周波数4kHz以上が要請されている。
上記した露光用ガスレーザ装置において、上記したようにレーザチェンバ内で放電を発生させレーザガスを励起させるために設けられる高電圧パルス発生回路の例を図4に示す。
図4の高電圧パルス発生回路は、可飽和リアクトルからなる3個の磁気スイッチSR1、SR2、SR3を用いた2段の磁気パルス圧縮回路からなる。磁気スイッチSR1はIGBT等の半導体スイッチング素子である固体スイッチSWでのスイッチングロスの低減用のものであり、磁気アシストとも呼ばれる。第1の磁気スイッチSR2と第2の磁気スイッチSR3により2段の磁気パルス圧縮回路を構成している。
ここで、図4(a)は磁気圧縮回路に加え昇圧トランスTr1を含む回路、図4(b)は昇圧トランスを含まず、昇圧トランスの代わりにコンデンサC0の充電用のリアクトルL1を含む例である。
以下に図4(a)にしたがって、回路の構成と動作を説明する。なお、図4(b)の回路は昇圧トランスにより昇圧される動作が無いだけで、他の動作は図4(a)と同様なので、説明を省略する。
まず、高電圧電源CHの電圧が所定の値Vinに調整され、主コンデンサC0が充電される。このとき、固体スイッチSWはオフになっている。主コンデンサC0の充電が完了し、固体スイッチSWがオンとなったとき、固体スイッチSW両端にかかる電圧は主に磁気スイッチSR1の両端にかかる。磁気スイッチSR1の両端にかかる主コンデンサC0の充電電圧V0の時間積分値が磁気スイッチSR1の特性で決まる限界値に達すると、磁気スイッチSR1が飽和して磁気スイッチが入り、主コンデンサC0、磁気スイッチSR1、昇圧トランスTr1の1次側、固体スイッチSWのループに電流が流れる。同時に、昇圧トランスTr1の2次側、コンデンサC1のループに電流が流れ、主コンデンサC0に蓄えられた電荷が移行してコンデンサC1に充電される。
この後、コンデンサC1における電圧V1の時間積分値が磁気スイッチSR2の特性で決まる限界値に達すると、磁気スイッチSR2が飽和して磁気スイッチが入り、コンデンサC1、コンデンサC2、磁気スイッチSR2のループに電流が流れ、コンデンサC1に蓄えられた電荷が移行してコンデンサC2に充電される。
さらにこの後、コンデンサC2における電圧V2の時間積分値が磁気スイッチSR3の特性で決まる限界値に達すると、磁気スイッチSR3が飽和して磁気スイッチが入り、コンデンサC2、ピーキングコンデンサCp、磁気スイッチSR3のループに電流が流れ、コンデンサC2に蓄えられた電荷が移行してピーキングコンデンサCpが充電される。
予備電離のためのコロナ放電は、第1電極101が挿入されている誘電体チューブ102と第2電極103とが接触している個所を基点として誘電体チューブ102の外周面に発生するが、ピーキングコンデンサCpの充電が進むにつれてその電圧Vpが上昇し、Vpが所定の電圧になるとコロナ予備電離部の誘電体チューブ102表面にコロナ放電が発生する。このコロナ放電によって誘電体チューブ102の表面に紫外線が発生し、主放電電極E1、E2間のレーザ媒質であるレーザガスが予備電離される。
ピーキングコンデンサCpの充電がさらに進むにつれて、ピーキングコンデンサCpの電圧Vpが上昇し、この電圧Vpがある値(ブレークダウン電圧)Vbに達すると、主放電電極E1、E2間のレーザガスが絶縁破壊されて主放電が開始し、この主放電によりレーザ媒質が励起され、レーザ光が発生する。
この後、主放電によりピーキングコンデンサCpの電圧が急速に低下し、やがて充電開始前の状態に戻る。
このような放電動作が固体スイッチSWのスイッチング動作によって繰り返し行なわれることにより、所定の繰り返し周波数でのパルスレーザ発振が行われる。
ここで、高繰返し発振を実現するには、主放電電極E1,E2に印加する高電圧パルスは立上りが速く、また短パルスである必要がある。
主放電電極に印加する高電圧パルスの立上りが速い、すなわち、ピーキングコンデンサCpへのエネルギー移行時間(図4における磁気パルス圧縮回路の最終段のコンデンサC2からピーキングコンデンサCpへの電荷の移行時間)が短いと、放電開始電圧を高くすることができ、レーザ出力のピーク値を大きくすることが可能となる。特に波長の短いレーザ光を放出するガスレーザ装置ほど、放電空間に大きなエネルギーを投入しなければならず、できるだけ高速立上りの高電圧パルスが要求される。
また、ピーキングコンデンサCpに移行しきれない余剰電流が磁気パルス圧縮回路の最終段のコンデンサ(図4ではコンデンサC2)から放電空間へ流れ込むが、この余剰電流はレーザ発振に寄与しない。よって、放電パルスの後半部で電界集中等により放電が不均一となって次回のパルス放電に悪影響を及ぼす履歴が残る。
繰返し周波数が高くなるとパルス間隔が短くなるので、前回のパルス放電の履歴の影響を受ける可能性が高くなる。よって、上記履歴の影響を受けないようにするには、ピーキングコンデンサCpへの充電時間をできるだけ短くする、すなわち、上記高電圧パルスが短パルスであることが要請される。
上記した回路において、磁気スイッチSR2、SR3及びコンデンサC1、C2で構成される各段の容量移行型回路のインダクタンスを後段に行くにつれて小さくなるように設定することにより、各段を流れる電流パルスのパルス幅が順次狭くなるようなパルス圧縮動作が行われ、主放電電極E1、E2間に短パルスの強い放電が実現される。
磁気スイッチの構成例を図5に示す。コア1は磁性合金薄帯を芯材1aに年輪状に巻回したものであり、コア1は円環状に形成されたり、レーストラック状(長円形状)に形成される。
図4に示した回路における磁気スイッチSR2,SR3のパルス幅を圧縮する性能(圧縮性能)は、磁気スイッチ飽和後のインダクタンスが小さいほど良くなることが知られている。図5の構成例では、コンデンサCn1 〜Cnn 、C(n+1)1 〜C(n+1)n 、コアの巻線2を複数並列に設けており、コンデンサの寄生インダクタンス、磁気スイッチのコイルのインダクタンスを小さくして、上記磁気スイッチ飽和後のインダクタンスを小さくしている。
図5が例えば、前記図4における磁気スイッチSR3を表している場合(この場合図5のSR(n+ 1)はSR3となる)、コンデンサCn1 〜Cnn は、C21 〜C2n であり、C21 〜C2n を合成したものが図4(a)、図4(b)のC2である。
このとき、コンデンサC21 〜C2n の一端はアース側に接続される。他端の一方は、磁気スイッチSR2を所定回数巻き回された後、C11 〜C1n (合成すると図4(a)、図4(b)のC1)のCH側に接続され、他端の他方はSR3を所定回数巻き回された後、コンデンサC(n+1)1 〜C(n+1)n 、すなわち、ピーキングコンデンサCp1〜Cpn(合成すると図4(a)、図4(b)のCp)のCH側に接続される。
ここで各磁気スイッチやコンデンサは、冷却のため絶縁性冷媒、例えば、絶縁オイルによって満たされた不図示のタンクの中に設置される。絶縁性冷媒は自然対流やファン等を用いた強制対流により、コア表面上を流れ、その際に熱交換を行う。
上記したように、露光に用いられているレーザ装置のレーザパルスの繰返し周波数は、4kHz以上が要請され始めている。そのため、磁気スイッチのコアでの発熱量が増加する。現状の繰返し周波数2kHzに対応したコアを用いる場合、コアの定格以上に発熱してしまう。コアは磁性合金薄帯を芯材1aに年輪状に巻き回したものである。この磁性合金薄帯は両面に絶縁物の薄膜(例:シリカ薄膜)が施されている。コアが定格以上に発熱すると、磁性合金薄帯とシリカ薄膜との熱膨張係数の違いからシリカ薄膜にクラックが生じる。クラックが生じるとそこから漏れ電流が多くなり、さらに発熱し、最終的には回路素子としての特性を失うことになる。
上記したように、コアは両面に絶縁物の薄膜が施されている磁性合金薄帯を芯材に年輪状に巻き回したものである。よって、コアの放熱性能は磁性合金薄帯の巻径方向に平行な面が高く、上記巻径方向に垂直な面は低い。
そこで、放電励起ガスレーザ装置の高繰返し周波数のレーザ動作に対応するコアには、コアを薄板状に分割し、分割された各薄板状磁心部材(以下コアという)それぞれが一定距離だけ離間するように配置されている構造が採用されることが多い。このような構造をとることにより、絶縁性冷媒と接し、放熱性能が高い部分の面積が、図5の構造と比較して増大する。従って、コアの冷却効率が高くなるので、発熱量が増大する4kHz以上の高繰返し周波数にも対処することが可能となる。
図6は、上記したような分割したコア構造を持つ巻線機器の構成例であり、図6(a)は断面図(図6(b)のB−B断面図)、図6(b)は上面図である。上記構造の巻線機器は、本発明者等が先に提案している(特許文献1、特許文献2参照)。
図6に示した巻線機器の構造は、磁性合金薄帯を芯材に年輪状に巻き回した各コア11a〜11d間に円環状の支え部材12を挿入することにより、各コア11a〜11dを所定距離だけ離間させて保持する。この例では、支え部材12を3個使用し、支え部材を3段に重ねて各コア11a〜11dを支持している(支え部材12の構成例については、例えば特許文献1参照)。
支え部材12の外周の直径は、コア11a〜11dの芯材1aの外周の直径と略一致し、コアとは接触しない。支え部材12は金属製であり、例えば、ステンレス(SUS310)鋼よりなる。
ここで、各支え部材12はその外周より径が小さい円環状の突出部12aを上下面に有する。この支え部材12の上下面に設けた突出部12aにより各コアが略同軸状となるように位置決めされる。
設計条件によってコア11a〜11dの厚みは変わるが、例えば、厚みが10mm以下だとコアの自重によるたわみが生じる。このような場合、コア11a〜11dの自重によるたわみ等を防止するため、コア外輪側の側面にボス13を数ヶ所設けてこれらのボス13にロッド14を貫通させ、ボス13とロッド14を止めねじ13aで固定する。
ここで、コアに巻かれた不図示の巻線に電圧が印可されると、コアの角部で電界集中が発生する。この電界集中により、該角部と巻線2の絶縁被覆との間でコロナ放電が発生する場合がある。コロナ放電が発生すると、絶縁被覆が徐々に損傷し、やがて短絡が生じる。上記コロナ放電を防止するため、コア11a,11dの角部と巻線(図示せず)との間には、通常、電界緩和部材(以下ではコロナリングという)が設けられる。コロナリングの材質は、例えばステンレスである。
図6に示すように、断面形状が円状コロナリング3a〜3dがコア11a,11dの四隅に全周にわたって設けられる。コア11a,11dの内輪側に設けられたコロナリング3c,3dは芯材1aの面取り部分に設置される。一方、コア11a,11dの外輪側に設けられたコロナリング3a,3bはコア11a〜11dの側面に設けられた複数のボス13を貫通するロッド14により支えられる。
図6に示すように、コロナリング3a,3bのロッド14と当接する部分は切り欠き部が設けられている。なお、コロナリング3a,3bはコアの角の頂部近傍に位置するようロッド14により保持される。
そして、図6(a)に示すように、コロナリング3a〜3dを囲うようにプレスボード4a,4bが設けられる。上記したように、コア11a〜11dは、表面にシリカ等の絶縁被覆が施された磁性合金薄帯を芯材に年輪状に巻回したものであるため、上記薄板の巻径方向は熱伝導が悪く、図6(a)においてコアの上下面の部分は他の部分に比べ温度が上昇する。よって、図6(b)に示すように、プレスボード4a,4bはコアの上下面を覆って熱がこもらないようにするために、コア11a,11dの上下面部分と対向する位置に開口部4cが設けられる。
プレスボード4a,4bは複数のプレスボード押さえ5により挟まれ、プレスボード押さえ5を貫通する雄ねじ状のロッド6とナット7により固定される。そしてプレスボード4a,4bの上に巻線が巻かれ、全体が絶縁オイル中に浸される。
各コア11a〜11dを所定距離離間させて保持するに当たり、コア11a〜11dに対して放射線状に密着したスペーサではなく、芯材にのみ密着した支え部材12で各コアを保持するので、支え部材12とコア11a〜11dとが接触しない。
よって、コア表面における冷媒の流れが妨げられる部分が生じず、冷媒とコア表面との熱交換が阻害されることが無くなる。このため、4kHz以上の高繰返し周波数条件においても、コアの発熱による劣化といった問題を回避できる。
また、コロナリング3a〜3dとコア11a,11dとは接触せず、特に温度上昇の激しいコアの上下面方向にコロナリング3a〜3dが存在しないので、コアの上下面や角部を十分に冷却することができる。さらに、コアとコロナリング3a〜3dとは非接触であるので、コアの温度がコロナリング3a〜3dに伝わらない。
このため、コロナリング3a〜3dの加熱を防ぐことができ、コロナリング3a〜3dを囲って設けたプレスボード4a,4bの温度を低くすることができ、プレスボード4a,4bの長寿命化を図ることができる。
特開2003−115414号公報 特開2003−152251号公報
上記構成において、ロッド14の材質によっては以下のような問題点が発生する。
図7(a)にロッド14が絶縁物の場合、図7(b)にロッド14が導電性部材の場合のコアへの電圧印加状態を示す。ここで、巻線は2ターン巻かれていて、巻線の両端には30kVの電圧が印加されているものとする。また、コアの枚数は3枚とする。なお、図7はコアの右側部分のみの断面を示したものであり、左側部分は省略されている。
ここで、一般にコアの巻線に電圧を印加すると、巻線のターン数に応じて、コアの巻径方向に図8(a)(b)に示す電圧が発生する。
例えば、コアの巻線への印加電圧が30kVであり、ターン数が2ターン(コア中心を通る巻線数)の場合、図8(a)に示すように、コアの径方向には、30kV/2=15kVの電圧が発生する。
また、例えばコアが3分割されており、コアの巻線への印加電圧が30kV、ターン数が2ターンの場合、図8(b)に示すように、各コアの径方向に、[30kV/2]÷3=5kVの電圧が発生する。
なお、前記したように、コアは磁性合金薄帯を芯材に年輪状に巻き回したものであり、径方向の電気抵抗は大きい。
図7(a)の場合、ロッド14が絶縁物なので、上記図8(b)に示したように、コア11a〜11cにかかる電圧は、コアの枚数分に分圧された値となる。2ターン巻かれた巻線の両端に印加される電圧が30kVの場合、コアの枚数が3枚なので、コア1枚に印加される電圧は、(30/2)×1/3=5kVとなる。
一方、図7(b)の場合、ロッド14が金属なので、コア11a〜11cにかかる電圧は分圧されない。このため、2ターン巻かれた巻線の両端に印加される電圧が30kVの場合、各コアに印加される電圧は、図8(a)と同様に、(30/2)=15kVと高電圧となる。この場合、各コア11a〜11cの層間絶物である薄膜(例.シリカ薄膜)の絶縁耐圧を越えてしまう。
ロッド14を絶縁物とすると、ロッド14を金属にしたときと比較して、各コア11a〜11cの印加電圧を小さくすることが可能となるが、逆に下記に示すような問題が発生する。
すなわち、図9(a)に示すようにロッド14の材質が金属の場合、コロナリング3a、ロッド14、ボス13、コア11aのロッド側端部の電位差が同電位となり、コロナリングによる電界緩和が行われる。
一方、図9(b)に示すように、ロッド14の材質が絶縁物の場合、コロナリング3aはロッド14によって保持されており、ボス13、コア11aのロッド側端部とコロナリング3aとは同電位にならない。よって、コア3aの角部の電界集中により、コア3aの角部とコロナリング3aとの間でコロナ放電が発生してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、分割した各コアに定格以上の電圧が発生せず、かつ、コアの端部とコロナリングとの間でコロナ放電が発生しない巻線機器を提供することである。
本発明は上記課題を次のように解決する。
(1)磁性合金薄帯が巻芯に巻回されてなる複数の薄板状磁心部材が所定間隔毎に積層されてなる磁心に巻線が巻かれ、磁心と巻線との間に磁心の角部で発生する電界集中を緩和する断面円形状の環状物である電界緩和部材が設けられている巻線機器において、上記薄板状磁心部材のうち、最も外側にある薄板状磁心部材の外周に導電性を有する第1のボスを設け、該第1のボスに導電性を有するロッドを取り付ける。
そして、磁心の内輪側に設けられた電界緩和部材を巻芯もしくは巻芯の内側に取り付けられた支持部材により支持し、磁心の外輪側に設けられた電界緩和部材を上記導電性を有するロッドにより支持し、磁心と離間してあるいは磁心の角部もしくは巻線の方向に直交する面と接触して取り付け、上記最も外側にある薄板状磁心部材の外輪側と、その間に配置された薄板状磁心部材の外輪側が、互に電気的に絶縁状態となるようにする。
(2)上記(1)において、所定間隔毎に積層された薄板状磁心部材の全てに、薄板状磁心部材の外周に第1のボスとは別に第2のボスを設け、該第2のボスに取り付けられ、磁心の外輪側に設けられた電界緩和部材とは接触しない絶縁性を有するロッドによって、上記複数の薄板状磁心部材が撓まないように保持する。
(3)上記(1)または(2)の巻線機器を、高電圧パルス発生回路の磁気圧縮回路に設けられた可飽和リアクトルもしくは上記昇圧トランス回路の昇圧トランスとして用いる。(4)磁気圧縮回路もしくは磁気圧縮回路及び昇圧トランス回路を含む高電圧パルス発生回路の出力端に接続され、レーザチェンバ内に配置された一対のレーザ放電電極と、上記電極と並列に接続されたピーキングコンデンサとを有する放電励起ガスレーザ装置に、上記(1)(2)の巻線機器を適用し、上記磁気圧縮回路に設けられた可飽和リアクトルもしくは上記昇圧トランス回路の昇圧トランスとして用いる。
以上説明したように、本発明においては、以下の効果を得ることができる。
(1)薄板状磁心部材のうち、外側にある薄板状磁心部材の外周に導電性を有する第1のボスを設け、該第1のボスに導電性を有するロッドを取り付け、薄板状磁心部材の外輪側に設けられた電界緩和部材を導電性を有するロッドにより支持し、最も外側にある薄板状磁心部材の外輪側と、その間に配置された薄板状磁心部材の外輪側が、互に電気的に絶縁状態となるようにしたので、外側にある薄板状磁心部材と電界緩和部材を同電位とすることができ、また、各薄板状磁心部材にかかる電圧を分割された薄板状磁心部材の枚数分に分圧することができるので、電界緩和部材による電界緩和機能を損なうことなく、各薄板状磁心部材に定格以上の高電圧が印加されるのを防止することができる。
(2)上記(1)において、所定間隔毎に積層された薄板状磁心部材の全てに、薄板状磁心部材の外周に第1のボスとは別に第2のボスを設け、該第2のボスに絶縁性を有するロッドを取り付けたので、上記複数の薄板状磁心部材が撓まないように保持することができる。
以下、本発明の実施例の巻線機器について説明するが、本発明の巻線機器は、前記図4で説明した、磁気圧縮回路もしくは磁気圧縮回路及び昇圧トランス回路を含む高電圧パルス発生回路の昇圧トランス、磁気スイッチ等に用いることができ、さらに、上記高電圧パルス発生回路の出力端に接続され、レーザチェンバ内に配置された一対のレーザ放電電極と、この電極と並列に接続されたピーキングコンデンサとを有する放電励起ガスレーザ装置における高電圧パルス発生回路の昇圧トランス、磁気スイッチとして使用することができる。
図1、図2は本発明の第1の実施例の巻線機器の構成を示す図である。
図1(a)(b)は本発明の実施例の巻線機器の断面図であり、同図(a)は図2のA−A断面図、同図(b)は図2のB−B断面図である。また、図2は本実施例の巻線機器の上面図であり、図2では理解を容易にするため、プレスボード4a、コロナリング3a、コロナリング3c、ロッド6等は省略されている。
図1、図2において、磁性合金薄帯を芯材に年輪状に巻き回した各コア11a〜11d間には、前記図3に示したものと同様、円環状の支え部材12が挿入され、各コア11a〜11dは所定距離だけ離間して保持されている。支え部材12の外周の直径は、コアの芯材1aの外周の直径と略一致し、コアとは接触しない。支え部材12は金属等で形成され、例えば、ステンレス(SUS310)鋼よりなる。
上記支え部材12はその外周より径が小さい円環状の突出部12aを上下面に有し、この支え部材12の上下面に設けた突出部12aにより各コア11a〜11dが略同軸状となるように位置決めされる。
また、電界緩和を図るため、前記したように断面形状が円状コロナリング3a〜3dがコア11a,11dの四隅に全周にわたって設けられる。コアの内輪側に設けられたコロナリング3c,3dは芯材1aの面取り部分に設置される。
また、本実施例では、コアの外輪側に設けられたコロナリング3a,3bのみを支持する2本の金属等の導電性部材で形成されたロッド15a,15bと、各コア11a〜11dを支持する絶縁物製のロッド14とがそれぞれ設けられている。
金属等の導電性部材で形成されたロッド15a,15bは図1(a)に示すように、それぞれ最も外側にあるコア11a,11dの外周に設けられた導電性を有するボス16に取り付けられている。
すなわち、上側のロッド15aは最上段のコア11aの側面に設けられたボス16を貫通し、止めねじ16aで固定され、下側のロッド15bは、最下段のコア11dの側面に設けられたボス16を貫通し、止めねじ16aで固定されている。
また、絶縁物製のロッド14は、前記図6と同様、コア11a〜11dの側面に設けられた複数のボス13を貫通し、止めねじ13aで固定され、上記ロッド14とロッド15a,15bは、図2に示すようにコア11a〜11dの円周方向に所定距離離間して設けられる。
コロナリング3a,3bの、ロッド14、15a,15bと当接する部分は切り欠き部が設けられ、コロナリング3a,3bはコア11a,11dの角の頂部近傍に位置するようロッド14、15a,15bにより保持される。なお、図1(b)では、コロナリング3a,3bに切り欠き部を設けてロッド14と当接させているが、ロッド14の長さを短くしてコロナリング3a,3bと当接しないように構成してもよい。
ロッド15a,15bは、上記のように最上段のコア11a、最下段のコア11bのみに設けられており、材質が金属等の導電性部材であるのでコロナリング3a、ロッド15a、コア11aのロッド側端部、および、コロナリング3b、ロッド15b、コア11dのロッド側端部の電位差はそれぞれ同電位となる。
このため、コロナリング3a,3bは電界緩和を行いことができ、コア11a,11dのロッド側端部とコロナリング3a,3bとの間にコロナ放電が生じない。
一方、各コアを支持するロッド14は、各コア11a〜11dの側面に設けられた複数のボス13を貫通し、止めねじ13aで固定される。これにより、コア11a〜11dの自重によるたわみ等を防止することができる。また、ロッド14は絶縁物製であるので、コア11a〜11dにかかる電圧は、コアの枚数分に分圧された値となる。
このため、各コア11a〜11dに例えば定格以上の高電圧が印加されるのを防止することができる。
また、前記図6と同様、コロナリング3a〜3dを囲うようにプレスボード4a,4bが設けられ、プレスボード4a,4bは複数のプレスボード押さえ5により挟まれ、プレスボード押さえ5を貫通する雄ねじ状のロッド6とナット7により固定される。そしてプレスボード4a,4bの上に巻線が巻かれ、全体が絶縁オイル中に浸される。
本実施例は、上記のように、コアの外輪側に設けられたコロナリング3a,3bのみを支持する金属等の導電性部材で形成されたロッド15a,15bと、各コア11a〜11dを支持する絶縁物製のロッド14とをそれぞれ設けているので、コロナリング3a,3bによる電界緩和の機能を損なうことなく、各コア11a〜11d間を絶縁することができ、各コア11a〜11dに高電圧が印加されるのを防止することができる。
また、前記図6に示した巻線機器と同様、各コア11a〜11dを、芯材にのみ密着した支え部材12で各コアを所定距離離間させて保持しているので、コア表面における冷媒の流れが妨げられる部分が生じず、冷媒とコア表面との熱交換が阻害されることが無くなる。
また、コロナリング3a〜3dとコア11a,11dとは接触せず、コアの上下面方向にコロナリング3a〜3dが存在しないので、コアの上下面や角部を十分に冷却することができるとともに、コアの温度がコロナリング3a〜3dに伝わらない。
このため、コロナリング3a〜3dの加熱を防ぐことができ、コロナリング3a〜3dを囲って設けたプレスボード4a,4bの温度を低くすることができ、プレスボード4a,4bの長寿命化を図ることができる。
図3は本発明の第2の実施例を示す図であり、本実施例は、図1、図2に示した円環状の支え部材12内側に筒状部材17を設け、筒状部材17により磁心の内輪側のコロナリング3c,3dを支持するようにしたものである。
その他の構成は、第1の実施例と同様であり、図3は、図1、図2における図1(b)に対応した構成を示しており、図3に示されるロッド14は絶縁物製である。
また、本実施例の巻線機器においても、図1(a)に示したものと同様、コアの外輪側に設けられたコロナリング3a,3bを支持する金属等の導電性部材で形成されたロッド15a,15bが設けられ、コロナリング3a、ロッド15a、コア11aのロッド側端部、および、コロナリング3b、ロッド15b、11dのロッド側端部の電位差はそれぞれ同電位に保たれる。
また、本実施例の支え部材12は円筒状であり、各コア11a〜11d間に挿入することにより、各コア11a〜11dを所定距離だけ離間させて保持する。
支え部材12の外周、内周の直径は、コア11a〜11dの芯材1aの外周、内周の直径と略一致し、コア11a〜11dとは接触しない。支え部材12は金属製であり、例えば、ステンレス(SUS310)鋼よりなる。
また、筒状部材17の外周の直径は、コア11a〜11dの芯材1a、支え部材12の内周の直径以下である。そして、筒状部材17 にコア11a〜11d、支え部材12を、コア11d、支え部材12、コア11c、支え部材12、…、支え部材12、コア11aの順に嵌めこむことにより、各コア11a〜11dと各支え部材12が略同軸状となるように位置決めされるとともに、各コア同士が所定距離離間されて保持される。
本実施例の芯材1aには面取り部分が形成されておらず、筒状部材17の上端、下端とコア11a〜11dの芯材1aとの間に形成される段差部に、内輪側のコロナリング3c,3dが支持される。
図3の巻線機器の構造によれば、図1、図2のように支え部材12に突出部12aを設けずともよいので、構造がシンプルで、製作コストも低減される。
なお、上記実施例では、各コア11a〜11dのたわみ等を防止するため、絶縁物製のロッド14を設けているが、コアの厚みがある程度厚く、コアのたわみが問題にならない場合には、上記ロッドを設ける必要はない。
また、上記実施例では、円環状のコアを用いた巻線機器について説明したが、本発明を長円形のコア(レーストラック状コア)を用いた巻線機器に適用することもできる。
本発明の第1の実施例の巻線機器の構成を示す図(断面図)である。 本発明の第1の実施例の巻線機器の構成を示す図(上面図)である。 本発明の第2の実施例の巻線機器の構成を示す図(断面図)である。 ガスレーザ装置における高電圧パルス発生回路の例を示す図である。 磁気スイッチの構成例を示す図である。 分割したコア構造を持つ巻線機器の構成例を示す図である。 ロッドが絶縁物および導電性部材の場合のコアに生ずる電圧を示す図である。 コアの巻線に電圧を印加したとき、コアの巻径方向に生ずる電圧を説明する図である。 ロッドの材質が絶縁物の場合のコロナ発生を説明する図である。
符号の説明
1 コア
1a 芯材
3a〜3d コロナリング
4a プレスボード
4b プレスボード
5 プレスボード押さえ
6 ロッド
7 ナット
8 ロッド
11a〜11d コア
12 支え部材
13 ボス
14 ロッド(絶縁物)
15a ロッド(金属)
15b ロッド(金属)
16 ボス
17 筒状部材

Claims (4)

  1. 磁性合金薄帯が巻芯に巻回されてなる複数の薄板状磁心部材が所定間隔毎に積層されてなる磁心に巻線が巻かれ、絶縁性の冷媒中で使用される巻線機器であって、
    上記磁心と巻線との間に、磁心の角部で発生する電界集中を緩和する電界緩和部材が設けられている巻線機器において、
    上記電界緩和部材は断面円形状の環状物であり、
    上記所定間隔毎に積層された薄板状磁心部材のうち、最も外側にある薄板状磁心部材の外周に導電性を有する第1のボスを設け、
    上記第1のボスに取り付けられた導電性を有するロッドを設け、
    磁心の内輪側に設けられた電界緩和部材を、巻芯もしくは巻芯の内側に取り付けられた支持部材により支持し、
    磁心の外輪側に設けられた電界緩和部材を上記導電性を有するロッドにより支持し、磁心と離間してあるいは磁心の角部もしくは巻線の方向に直交する面と接触して取り付け、 上記最も外側にある薄板状磁心部材の外輪側と、その間に配置された薄板状磁心部材の外輪側が、互に電気的に絶縁状態となるようにした
    ことを特徴とする巻線機器。
  2. 上記所定間隔毎に積層された薄板状磁心部材の全ての、薄板状磁心部材の外周に前記第1のボスとは別に第2のボスを設け、
    該第2のボスに取り付けられた絶縁性を有するロッドによって、上記複数の薄板状磁心部材を保持する
    ことを特徴とする請求項1記載の巻線機器。
  3. 磁気圧縮回路もしくは磁気圧縮回路及び昇圧トランス回路を含む高電圧パルス発生回路であって、
    上記磁気圧縮回路に設けられた可飽和リアクトルもしくは上記昇圧トランス回路の昇圧トランスとして、上記請求項1又は請求項2の構造を有する巻線機器を用いた高電圧パルス発生回路。
  4. 磁気圧縮回路もしくは磁気圧縮回路及び昇圧トランス回路を含む高電圧パルス発生回路の出力端に接続され、レーザチェンバ内に配置された一対のレーザ放電電極と、
    上記電極と並列に接続されたピーキングコンデンサとを有する放電励起ガスレーザ装置 において、
    上記磁気圧縮回路に設けられた可飽和リアクトルもしくは上記昇圧トランス回路の昇圧トランスとして、上記請求項1、2又は請求項3の構造を有する巻線機器を用いた放電励起ガスレーザ装置。
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