JP2005346765A - ディスク状記録媒体,ディスク再生装置及びディスク再生方法 - Google Patents

ディスク状記録媒体,ディスク再生装置及びディスク再生方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 CDやDVDのようなスパイラル状トラックを有するディスク状記録媒体であって、ディスク記録装置の構成を複雑化させることなく、且つ、ディスク記録装置・ディスク再生装置内の主データの記録・再生用の信号処理回路の構成に変更を加えることなく、且つ、主データの再生の途中に副データを再生することや、正常に主データを再生することが可能な形態で、副データを記録したディスク状記録媒体を提供する。
【解決手段】 ディスク状記録媒体10の、主データが記録される第1のスパイラル状トラック1の間に、副データが記録される第2のスパイラル状トラック2を、ディスクの1周を超えない範囲で挿入する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のようなスパイラル状トラックを有するディスク状記録媒体、並びにそうしたディスク状記録媒体からデータを再生するディスク再生装置及びディスク再生方法に関する。
CD−ROM,音楽CD,ビデオCD,ビデオDVDといったパッケージメディアには、本来のデータであるプログラムデータやオーディオデータやビデオデータ以外に、正規版のパッケージメディアであることを示すデータ(ID)や、非合法な複製を阻止するためのデータ(プロテクトコード)等を記録することが多い。
従来、CDやDVDのようなディスク状記録媒体に、本来のデータ以外のデータを記録する形態としては、次の(a)〜(c)のようなものが提案されていた(以下、本来のデータを「主データ」と呼び、本来のデータ以外のデータを「副データ」と呼ぶ)。
(a)主データが記録されるトラックを、所定の変調波でウォブリングすることによって副データを記録する。
(b)副データに基づいて結合ビットのビットパターンを決定する。このようにしてビットパターンが決定された結合ビットを、記録符号化された主データの所定位置に挿入する。そして、このようにして得られる符号列を記録する。(例えば、特許文献1参照。)。
(c)主データが記録されるスパイラル状トラック(データトラック12)の間に、副データが記録されるスパイラル状トラック(セキュリティトラック14)を、ディスクの2周程度に亘って形成する(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−39126号公報(段落番号0032〜0064、図3〜9)。 特開平8−147767号公報(段落番号0023、図1)。
しかし、上記(a)のようにトラックをウォブリングするためには、ディスク記録装置(再生専用の光ディスクの場合には原盤のカッティング装置)に、光変調器からのビームをウォブルさせるための偏向器や、この偏向器でのウォブル量を副データに応じて制御する制御回路を追加する必要があるので、ディスク記録装置の構成が複雑化してしまう。
また、上記(b)のように主データそのものに副データを挿入する場合には、ディスク記録装置内の主データ記録用の信号処理回路や、ディスク再生装置内の主データ再生用の信号処理回路として、既存の回路をそのまま用いることができず、それらの信号処理回路の構成を変更する必要がある。
また、上記(c)のように副データのスパイラル状トラック(セキュリティトラック14)をディスクの2周程度に亘って形成した場合には、主データのスパイラル状トラック(データトラック12)から主データを再生している途中でセキュリティトラック14にジャンプして副データを再生した後、再びデータトラック12の元の位置に戻って主データの再生を続けることが困難であると考えられる。
また、データトラック12の再生箇所をサーチするためにトラックジャンプを行っている最中等に偶然セキュリティトラック14に着地してしまったときには、セキュリティトラック14のトレースが終了した後、トラックを見失うので左右のトラックに移行することになる。しかし、セキュリティトラック14をディスクの2周程度に亘って形成した場合には、左右に同じセキュリティトラック14が存在するので、再び同じセキュリティトラック14に移行してしまい、セキュリティトラック14から抜け出せなくなって主データを再生できなくなる可能性もあると考えられる。
実際、上記特許文献2でも、段落0029に『通常再生時は、データトラック12にのみアクセスし、セキュリティトラック14にはアクセスしない。』と記載され、段落0035に『セキュリティトラック14をトレースし、…ディスク20が正規のものであると判断され…データトラック12の読み取りがユーザの指示に基づいて開始され』と記載されているように、セキュリティトラック14の再生は、通常の再生(データトラック12の再生)を開始する前に、正規のディスクであるか否かをチェックするためにのみ行うことが前提とされている。
本発明は、上述の点に鑑み、CDやDVDのようなスパイラル状トラックを有するディスク状記録媒体であって、上記(a)の場合のようにディスク記録装置の構成を複雑化させることなく、且つ、上記(b)の場合のようにディスク記録装置・ディスク再生装置内の主データの記録・再生用の信号処理回路の構成に変更を加えることなく、且つ、上記(c)の場合とは異なり、主データの再生の途中に副データを再生することや、正常に主データを再生することが可能な形態で、副データを記録したディスク状記録媒体を提供することを課題としている。また、本発明は、そうしたディスク状記録媒体から主データの再生途中に副データを再生することのできるディスク再生装置及びディスク再生方法を提供することも課題としている。
この課題を解決するために、本発明に係るディスク状記録媒体は、第1のデータが記録された第1のスパイラル状トラックと、この第1のスパイラル状トラックの間にディスクの1周を超えない範囲で挿入され、第1のデータ以外の第2のデータが記録された第2のスパイラル状トラックとを有することを特徴とする。
このディスク状記録媒体では、第1のデータ(主データ)が記録された第1のスパイラル状トラックの間に、第1のデータ以外の第2のデータ(副データ)が記録された第2のスパイラル状トラックが挿入されている。
このように、主データが記録されるトラックと、副データが記録されるトラックとが、同じ形状(スパイラル状)のトラックなので、ディスク記録装置では、主データを記録する回路を、副データを記録する回路として共用することができる。これにより、前述の従来の(a)の場合のようにディスク記録装置の構成が複雑化することが防止される。
そして、このディスク状記録媒体では、副データは主データとは別のトラックに記録されるので、主データそのものには副データは挿入されない。これにより、前述の従来の(b)の場合のようにディスク記録装置・ディスク再生装置内の主データの記録・再生用の信号処理回路の構成に変更を加える必要がなくなる。
そして、このディスク状記録媒体では、第2のスパイラル状トラックは、ディスクの1周を超えない長さになっている。したがって、主データを再生している途中で副データを再生した後、第2のスパイラル状トラックから1トラックジャンプすれば、再び第1のスパイラル状トラックの同じ位置に戻って主データの再生を続けることができる。
これにより、前述の従来の(c)の場合とは異なり、主データの再生の途中に副データを再生した後、容易に主データの再生を続けることができる。
そして、第1のスパイラル状トラックの再生箇所をサーチするためにトラックジャンプを行っている最中等に偶然第2のスパイラル状トラックに着地してしまったときには、第2のスパイラル状トラックのトレースが終了した後、トラックを見失うので左右のトラックに移行することになる。その際、第2のスパイラル状トラックの長さはディスクの1周を超えないので、左右に同じ第2のスパイラル状トラックは存在しておらず、したがって再びこの第2のスパイラル状トラックに移行してしまうことはない。
これにより、前述の従来の(c)の場合とは異なり、主データの再生中に偶然第2のスパイラル状トラックに着地してしまっても、その後正常に主データを再生することができる。
なお、このディスク状記録媒体において、一例として、第2のスパイラル状トラックを複数本設けることが好適である。このように第2のスパイラル状トラックを複数本設けることにより、同一内容の副データをこれらの複数本の第2のスパイラル状トラックに記録することができるので、いずれかの第2のスパイラル状トラックから副データを再生できなかった場合にも、別の第2のスパイラル状トラックから同じ副データを再生することができるようになる。したがって、副データが正常に再生される可能性を高めることができる。
あるいはまた、互いに異なる内容の副データをこれらの複数本の第2のスパイラル状トラックに記録することもできるので、個々の第2のスパイラル状トラックの長さが短くても、副データの記録量を増やすことができる。
そして、このように第2のスパイラル状トラックを複数本設ける場合には、それらの第2のスパイラル状トラックを、ディスクの円周方向上での位置が偏らないように配置することが好適である。それにより、第2のスパイラル状トラックの存在を原因とするトラックの偏心量の増加を抑えることができる。
また、このディスク状記録媒体において、一例として、第1のデータ(主データ)には、トラック上の位置を示すコードを付加し、第2のデータ(副データ)は、このコードを付加しないとともに、主データとは記録フォーマットを異ならせることが好適である。
このように、副データにはトラック上の位置を示すコードを付加しないことにより、第1のスパイラル状トラックの再生箇所のサーチ中に偶然第2のスパイラル状トラックに着地してしまった場合にも、現在のトラック上の位置を誤検出することが防止される。
そして、副データの記録フォーマットを主データとは異ならせることにより、主データの再生中に偶然第2のスパイラル状トラックに着地してしまった場合にも、副データの内容が主データの一部として再生されることが防止される。
また、このディスク状記録媒体において、一例として、第2のデータ(副データ)のピットの長さ及びピット間の距離を、第1のデータ(主データ)のピットの長さ及びピット間の距離の規格に従って決定することが好適である。
それにより、第1のスパイラル状トラックから第2のスパイラル状トラックにジャンプしたり、第2のスパイラル状トラックから第1のスパイラル状トラックにジャンプしたときにも、ディスク再生装置内のPLL回路に供給される信号の周波数が突然変化することがなくなるので、PLL回路の動作が不安定になることが防止される。
また、このディスク状記録媒体において、一例として、第2のスパイラル状トラックに、第2のデータ(副データ)として、同一内容のデータを複数回繰り返して記録することが好適である。
それにより、副データを再生するために第1のスパイラル状トラックから第2のスパイラル状トラックにジャンプするタイミングが幾分遅れた場合にも、副データを正確に再生することができるようになる。
次に、本発明に係るディスク再生装置は、第1のデータ(主データ)が記録された第1のスパイラル状トラックと、この第1のスパイラル状トラックの間にディスクの1周を超えない範囲で挿入され、第1のデータ以外の第2のデータ(副データ)が記録された第2のスパイラル状トラックとを有するディスク状記録媒体からデータを再生するディスク再生装置において、第1のスパイラル状トラックからヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプすることによって第2のスパイラル状トラックのトレースを開始させ、第2のスパイラル状トラックのトレースを終了したことに基づき、ヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプさせる制御手段を備えたことを特徴とする。
このディスク再生装置では、制御手段の制御により、ディスク状記録媒体の第1のスパイラル状トラックからヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプすることにより、第1のスパイラル状トラックの間に挿入されている第2のスパイラル状トラックのトレースを開始する。その後、第2のスパイラル状トラックのトレースを終了すると、ヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプする。
第2のスパイラル状トラックはディスクの1周を超えない範囲で挿入されているので、このように、第1のスパイラル状トラックからヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプすることによって第2のスパイラル状トラックのトレースを開始し、その後、第2のスパイラル状トラックからヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプすることにより、再び第1のスパイラル状トラックの同じ位置に戻ることができる。これにより、主データの再生の途中に副データを再生した後、容易に主データの再生を続けることができる。
なお、このディスク再生装置において、一例として、副データの記録フォーマットに対応したデータ復号手段をさらに備えることが好適である。それにより、主データの記録フォーマットと副データの記録フォーマットとが異なっている場合も、副データを再生することができるようになる。
次に、本発明に係るディスク再生方法は、第1のデータ(主データ)が記録された第1のスパイラル状トラックと、この第1のスパイラル状トラックの間にディスクの1周を超えない範囲で挿入され、この第1のデータ以外の第2のデータ(副データ)が記録された第2のスパイラル状トラックとを有するディスク状記録媒体からデータを再生するディスク再生方法において、第1のスパイラル状トラックからヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプすることによって前記第2のスパイラル状トラックのトレースを開始し、第2のスパイラル状トラックのトレースを終了したことに基づき、このヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプすることを特徴とする。
このディスク再生方法では、ディスク状記録媒体の第1のスパイラル状トラックからヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプすることにより、第1のスパイラル状トラックの間に挿入されている第2のスパイラル状トラックのトレースを開始する。その後、第2のスパイラル状トラックのトレースを終了すると、ヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプする。
第2のスパイラル状トラックはディスクの1周を超えない範囲で挿入されているので、このように、第1のスパイラル状トラックからヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプすることによって第2のスパイラル状トラックのトレースを開始し、その後、第2のスパイラル状トラックからヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプすることにより、再び第1のスパイラル状トラックの同じ位置に戻ることができる。これにより、主データの再生の途中に副データを再生した後、容易に主データの再生を続けることができる。
本発明に係るディスク状記録媒体によれば、主データ(本来のデータ)が記録される第1のスパイラル状トラックと、副データ(本来のデータ以外のデータ)が記録される第2のスパイラル状トラックとが同じ形状なので、ディスク記録装置において、主データを記録する回路を、副データを記録する回路として共用することができ、したがって、ディスク記録装置の構成の複雑化を防止できるという効果が得られる。
また、主データそのものに副データが挿入されないので、ディスク記録装置・ディスク再生装置内の主データの記録・再生用の信号処理回路の構成に変更を加える必要がなくなるという効果が得られる。
また、第2のスパイラル状トラックはディスクの1周を超えない長さになっているので、主データの再生の途中に副データを再生した後、容易に主データの再生を続けることができるという効果や、主データの再生中に偶然第2のスパイラル状トラックに着地してしまっても、その後正常に主データを再生することができるという効果が得られる。
さらに、第2のスパイラル状トラックを複数本設けることにより、ディスク半径方向でのトラックの偏心成分の増加を抑えつつ、副データが正常に再生される可能性を高めたり、副データの記録量を増やすことができるという効果が得られる。
そして、このように第2のスパイラル状トラックを複数本設ける場合に、それらの第2のスパイラル状トラックを、ディスクの円周方向上での位置が偏らないように配置することにより、トラックの偏心量の増加を抑えることができるという効果が得られる。
さらに、主データにはトラック上の位置を示すコードを付加し、副データは、このコードを付加しないとともに主データとは記録フォーマットを異ならせることにより、第1のスパイラル状トラックの再生箇所のサーチ中に偶然第2のスパイラル状トラックに着地してしまった場合にも、現在のトラック上の位置を誤検出することを防止できるという効果や、主データの再生中に偶然第2のスパイラル状トラックに着地してしまった場合にも、副データの内容が主データの一部として再生されることを防止できるという効果が得られる。
さらに、副データのピットの長さ及びピット間の距離を、主データのピットの長さ及びピット間の距離の規格に従って決定することにより、ディスク再生装置内のPLL回路に供給される信号の周波数が突然変化することがなくなるので、PLL回路の動作が不安定になることを防止できるという効果が得られる。
さらに、第2のスパイラル状トラックに、副データとして同一内容のデータを複数回繰り返して記録することにより、副データを再生するために第1のスパイラル状トラックから第2のスパイラル状トラックにジャンプするタイミングが幾分遅れた場合にも、副データを正確に再生することができるという効果が得られる。
次に、本発明に係るディスク再生装置によれば、主データが記録された第1のスパイラル状トラックと、この第1のスパイラル状トラックの間にディスクの1周を超えない範囲で挿入され、副データが記録された第2のスパイラル状トラックとを有するディスク状記録媒体(本発明に係るディスク状記録媒体)からデータを再生する際に、主データの再生の途中に副データを再生した後、容易に主データの再生を続けることができるという効果が得られる。
さらに、副データの記録フォーマットに対応したデータ復号手段を備えることにより、主データの記録フォーマットと副データの記録フォーマットとが異なっている場合も、副データを再生することができるという効果が得られる。
次に、本発明に係るディスク再生方法によれば、主データが記録された第1のスパイラル状トラックと、この第1のスパイラル状トラックの間にディスクの1周を超えない範囲で挿入され、副データが記録された第2のスパイラル状トラックとを有するディスク状記録媒体(本発明に係るディスク状記録媒体)からデータを再生する際に、主データの再生の途中に副データを再生した後、容易に主データの再生を続けることができるという効果が得られる。
以下、再生専用の光ディスク(CDやDVD)及び光ディスク再生装置に本発明を適用した例について、図面を用いて具体的に説明する。
〔通常の光ディスクのトラック構成〕
本発明による光ディスクのトラック構成を説明する前に、まず、通常の再生専用の光ディスクのトラック構成を説明する。
再生専用の光ディスクでは、光学的な反射面上に微細な窪み(ピット)をスパイラル状に並べて形成することによってデータを記録しており、この1本のスパイラル状のピット列がトラックと呼ばれる。
図1は、通常の再生専用CDのトラックの全体形状を示す図である。データの記録開始内径,記録終了内径は、それぞれ50mm,116mmに規定されている。したがって、ディスク一周あたりのトラック1の長さは、最内周で約157mmになり、最大外周で約365mmになる。トラックピッチは、標準で1.6μmに規定されている。
図2は、このトラック1を構成しているピットを示す図である。ピット3の長さおよび各ピット3間(ランド)の距離は、1Tを基準として、3Tから11Tまでの1Tの整数倍に規定されている。1Tの値は、線速度(1.2〜1.4m/sec)と、再生クロックの周波数4.3218MHzとによって決まる。例えば線速度が1.2m/secの場合には、1T=1.2/4.3218≒0.277μmになる。
トラック1は、588Tの長さが1つのシンクフレームとされる(さらに、CD−ROMの場合には、98シンクフレームで1つのサブコードフレームが構成される)。各シンクフレームには、EFM変調された(ビデオCDの場合にはさらにMPEG等で圧縮された)データが記録されるとともに、トラック上の位置を示すアドレス(分・秒・フレームという時間情報)等を含むサブコードが付加される。
なお、DVDの場合には、高密度化を実現するために、データの記録開始内径が48mmに規定されるとともに、トラックピッチが0.74μmに規定されている。また、ピット3の長さおよび各ピット間の距離は、1Tを基準として、3Tから11Tまでの1Tの整数倍または13Tに規定されている。線速度は3.49m/secであり、再生クロック周波数は26.16MHzなので、1Tの値は3.49/26.16≒0.133μmになる。
〔本発明による光ディスクのトラック構成〕
次に、本発明による光ディスクのトラック構成を説明する。図3は、本発明による再生専用CDのトラックの全体形状の一例を示す図であり、図1と共通する部分には同一符号を付している。このCD10では、図1に示したトラック1(ここでは「本トラック」と呼ぶことにする)の間に、本トラック1と同じ形状(スパイラル状)の2本のトラック2(「間挿トラック」と呼ぶことにする)が挿入されている。
各間挿トラック2の長さは、それぞれディスクの1/3周程度であり、したがってディスクの1周を超えない範囲になっている。各間挿トラック2は、ディスク中心からみてディスクの円周方向上で互いに反対の位置に配置されており、したがって、ディスクの円周方向上での位置が偏らないように配置されている。また、一方の間挿トラック2ともう一方の間挿トラック2との間には、本トラック1の4周分程度の距離があけられている。
ディスク半径方向の本トラック1と間挿トラック2とのピッチは1.6μm(再生専用CDの標準のトラックピッチと同じ)になっており、したがって、間挿トラック2が存在する箇所での本トラック1のピッチは3.2μmになっている。また、間挿トラック2が存在しない箇所での本トラック1のピッチは1.6μmになっている。そのため、本トラック1のピッチは、間挿トラック2が存在する箇所の手前で1.6μmよりも拡大し始め、間挿トラック2が存在する箇所で3.2μmにまで拡大して拡大を終了し、間挿トラック2が存在する箇所の後方で縮小を開始して1.6μmに戻っている。
この本トラック1の拡大開始位置から拡大終了位置までの長さ(及び縮小開始位置から縮小終了位置までの長さ)は、次のようにして決定している。光ディスクにはトラックの偏心量の上限が規定されており、例えばCDの場合には70μmである。ここで、再生時に偏心によってトラックが半径方向へ振れる場合、振れの速度が最大になるのは、ディスクの最内周を再生している場合である。CDの場合、前述のように最内周のディスク一周あたりのトラックの長さは約157mmなので、最内周のディスク半周あたりのトラックの長さである約78.5mmで偏心量分の振れが生じる。
ディスク再生装置のトラッキングサーボ系のマージンを考慮して、偏心量を7μm(規定値の10%)にしようとすると、この78.5mmあたりの振れを7μmに収めなければならない。そこで、本トラック1の拡大開始位置から拡大終了位置までの長さ(及び縮小開始位置から縮小終了位置までの長さ)を、少なくとも78.5×(1.6/7)≒18mm以上に決定している。
図4は、本トラック1,間挿トラック2を構成しているピットを示す図であり、図2と共通する部分には同一符号を付している。間挿トラック2を構成するピット4の長さおよび各ピット4間(ランド)の距離は、本トラック1を構成するピット3の長さおよび各ピット3間の距離と同じく、1Tを基準として、3Tから11Tまでの1Tの整数倍に決定している。
間挿トラック2には、本トラック1の記録データ(プログラムデータ,オーディオデータ,ビデオデータといった本来のデータである主データ)の変調方式であるEFM変調とは異なる変調方式で変調された副データ(本来のデータ以外のデータ)が記録されている。この副データの符号化方式としては、例えばFM変調を挙げることができる。しかし、EFM変調以外の変調方式であれば、如何なるものであってもよい。
また、間挿トラック2に記録する副データの具体的な種類としては、例えば次の(1),(2)のようなものを挙げることができる。
(1)CD−ROM,音楽CD,ビデオCD,ビデオDVDといったパッケージメディアにおける、正規版のパッケージメディアであることを示すID。
(2)主データの一部または全部が暗号化されている場合に、その暗号化された部分を解読するための暗号キー。
CD10の本トラック1から再生した主データを他のCDに記録しても、間挿トラック2に記録されている副データはそのCDには記録されない。そこで、上記(1)のように、正規版のパッケージメディアであることを示すIDを間挿トラック2に記録すれば、非合法に複製されたパッケージメディアにはこのIDが存在しないので、正規版のパッケージメディアと非合法に複製されたパッケージメディアとを識別することができる。
また、上記(2)のように、主データのうちの暗号化された部分を解読するための暗号キーを間挿トラック2に記録すれば、非合法に複製されたパッケージメディアにはこの暗号キーが存在しないので、非合法に複製されたパッケージメディアから主データが正常に再生されることを防止することができる。しかし、間挿トラック2に記録する副データは、主データと異なる種類のものであれば、如何なるものであってもよい。
間挿トラック2には、スタートビットに続いてこの副データの内容が全て記録された後ストップビットが記録され、再びスタートビットに続いて同じ副データの内容が全て記録された後ストップビットが記録され、…というようにして、同一内容の副データが複数回繰り返して記録されている。また、間挿トラック2には、トラック上の位置等を示すサブコードとしてデコード可能なデータは付加されていない。
このCD10では、主データが記録される本トラック1と、副データが記録される間挿トラック2とが、同じ形状(スパイラル状)のトラックなので、ディスク記録装置(ここでは原盤のカッティング装置)では、主データを記録する回路を、副データを記録する回路として共用することができる。これにより、カッティング装置の構成が複雑化することが防止される。
そして、このCD10では、副データは主データとは別のトラックに記録されるので、主データそのものには副データは挿入されない。これにより、カッティング装置内の主データ記録用の信号処理回路やディスク再生装置内の主データ再生用の信号処理回路の構成に変更を加える必要がなくなる。
そして、このCD10では、間挿トラック2は、ディスクの1周を超えない長さになっている。したがって、主データを再生している途中で副データを再生した後、間挿トラック2から1トラックジャンプすれば、再び本トラック1の同じ位置に戻って主データの再生を続けることができる。
これにより、主データの再生の途中に副データを再生した後、容易に主データの再生を続けることができる。
そして、本トラック1の再生箇所をサーチするためにトラックジャンプを行っている最中等に偶然間挿トラック2に着地してしまったときには、間挿トラック2のトレースが終了した後、トラックを見失うので左右のトラックに移行することになる。その際、間挿トラック2の長さはディスクの1周を超えないので、左右に同じ間挿トラック2は存在しておらず、したがって再び同じ間挿トラック2に移行してしまうことはない。また、2本の間挿トラック2の間には本トラック1の4周分程度の距離があけられているので、別の間挿トラック2に移行してしまうこともない。
これにより、主データの再生中に偶然間挿トラック2に着地してしまっても、その後正常に主データを再生することができる。
さらに、同一内容の副データを2本の間挿トラック2に記録することができるので、一方の間挿トラック2から副データを再生できなかった場合にも、もう一方の間挿トラック2から同じ副データを再生することができるようになる。したがって、副データが正常に再生される可能性を高めることができる。
あるいはまた、互いに異なる内容の副データを2本の間挿トラック2に記録することもできるので、個々の間挿トラック2の長さが短くても、副データの記録量を増やすことができる。
そして、この2本の間挿トラック2が、ディスクの円周方向上での位置が偏らないように配置されているので、間挿トラック2の存在を原因とするトラックの偏心量の増加を抑えることができる。
さらに、副データにはトラック上の位置等を示すサブコードとしてデコード可能なデータが付加されていないので、本トラック1の再生箇所のサーチ中に偶然間挿トラック2に着地してしまった場合にも、現在のトラック上の位置を誤検出することが防止される。
さらに、副データの記録フォーマット(変調方式)が主データとは異っているので、主データの再生中に偶然間挿トラック2に着地してしまった場合にも、主データ用の復調回路では副データは復調されず(でたらめなデータとしてしか再生されず)、したがって副データの内容が主データの一部として再生されることが防止される。
さらに、副データのピットの長さ及びピット間の距離が、主データのピットの長さ及びピット間の距離の規格に従って3Tから11Tまでの1Tの整数倍に決定されているので、本トラック1から間挿トラック2にジャンプしたり、間挿トラック2から本トラック1にジャンプしたときにも、光ディスク再生装置内のPLL回路にRFアンプから供給される2値化信号の周波数が突然変化することがなくなるので、PLL回路の動作が不安定になることが防止される。
さらに、間挿トラック2に副データとして同一内容のデータが複数回繰り返して記録されているので、副データを再生するために本トラック1から間挿トラック2にジャンプするタイミングが幾分遅れた場合にも、副データを正確に再生することができる。
なお、ここでは再生専用CDについて説明したが、再生専用DVDについても、CDとDVDとでのデータ記録開始内径やトラックピッチ等の相違に応じて本トラック拡大開始位置から拡大終了位置までの長さ等の数値を変更しつつ、同様にして間挿トラックを挿入してよい。
〔本発明による光ディスク再生装置の構成〕
次に、本発明による光ディスク再生装置の構成を説明する。図5は、本発明による光ディスク再生装置(ここではビデオCDプレーヤーとする)の構成例を示すブロック図である。
スピンドルモータ11上で回転するCD30から光ピックアップ12によって読み取られたRFデータが、RFアンプ13で‘0’,‘1’の信号に2値化される。そして、この2値化信号から、PLL回路14によってクロック抽出・ピットの抜き出しが行われる。
この光ディスク再生装置には、通常の光ディスク再生装置に設けられているのと同じ構成の復調回路(データのEFM復調や、サブコードの復調や、フレームの同期検出を行う信号処理回路)15が設けられるとともに、副データ復調回路16が設けられている。副データ復調回路16は、図3に示したCD10の間挿トラック2の副データの変調方式に対応した復調回路である。PLL回路13の出力は、復調回路15,副データ復調回路16にそれぞれ送られる。
復調回路15で復調されたデータは、CD−ROMデコーダ18に送られる。CD−ROMデコーダ18では、データの誤り訂正が行わる。CD−ROMデコーダ18で誤り訂正されたビデオデータ,オーディオデータは、それぞれビデオデコーダ19,オーディオデコーダ20に送られてデコード(伸張)される。また、復調回路15で復調されたサブコードは、この光ディスク再生装置全体を制御するコントローラ21に送られる。
副データ復調回路16で復調されたデータは、コントローラ21に送られる。コントローラ21内のメモリには、図3に示したCD10の各間挿トラック2の位置を示す位置情報として、各間挿トラック2の開始位置のすぐ外周に位置する本トラック1のシンクフレームのアドレス(分・秒・フレームの時間情報)が記録されている。なお、サーボ系17は、通常の光ディスク再生装置に設けられているのと同じ構成のトラッキングサーボ回路,フォーカスサーボ回路,スレッドサーボ回路及びモータ回転制御回路である。
図6は、コントローラ21が、図3のCD10(ここではビデオCDとする)の本トラック1からのビデオデータ,オーディオデータの再生の途中に、間挿トラック2から副データを再生するために実行する副データ再生処理を示すフローチャートである。また、図7は、この副データ再生処理による本トラック1及び間挿トラック2のトレースの様子を示す図である。
この副データ再生処理では、本トラック1を最内周からトレースし始める(図7の丸印1)のと同時に、復調回路15から送られる現在のシンクフレームのアドレス(分・秒・フレームの時間情報)と、コントローラ21内のメモリに間挿トラック2の位置情報として記憶されているアドレスとを照合する(ステップS1)。そして、この照合結果に基づき、間挿トラック2の開始位置のすぐ外周に位置するシンクフレーム(図7のシンクフレームFn)に到達したか否かを判断する(ステップS2)。
ノーであれば、ステップS1に戻ってステップS1及びS2を繰り返す。そして、このシンクフレームFnに到達する(図7の丸印2)と、このシンクフレームFnのトレースを終了した後、ディスク内周方向(すなわち図5の光ピックアップ12のヘッドの移動方向とは反対の方向)に1トラックジャンプする(ステップS3)(図7の丸印3)。これにより、間挿トラック2のトレースが開始される(図7の丸印4)。
続いて、図5の副データ復調回路16で副データ(間挿トラック2に複数回記録されている同一内容の副データのうちの一回分のデータ)の再生が正常に終了したか、または間挿トラック2のトレースが終了するかのいずれかの条件が満たされたか否かを繰り返し判断する(ステップS4)。
そして、イエスになると、ディスク内周方向に1トラックジャンプする(ステップS5)。(図7の丸印5。なお、図7では、間挿トラック2の区間X−Yから1回分の副データが正常に再生されたことに基づいてディスク内周方向に1トラックジャンプした様子を示している。)これにより、本トラック1のシンクフレームFnよりも手前の位置に戻る(図7の丸印6)ので、ディスクが1周弱(2/3周程度)回転した後に、シンクフレームFnよりも後のシンクフレームのトレースが続けられる。
続いて、前出のステップS3において副データの再生が正常に終了するという条件が満たされたのか否かを判断する(ステップS6)。
イエスであれば、処理を終了する。他方ノーであれば、図3の間挿トラック2を2本ともトレースしたか否かを判断する(ステップS7)。
イエスであれば、処理を終了する。他方ノーであれば、ステップS1に戻り、2本目の(ディスク外周寄りの)間挿トラック2をトレースするためにステップS1〜S7を繰り返す。
なお、図6では、2本の間挿トラック2に同一内容の副データが記録されていることを前提にして、1本目の間挿トラック2から副データが正常に再生された場合には2本目の間挿トラック2をトレースすることなく処理を終了している(ステップS6)。しかし、2本の間挿トラック2に互いに異なる副データが記録されている場合には、常に2本目の間挿トラック2もトレースする(ステップS6の処理をなくし、ステップS5から直ちにステップS7に移行する)ようにすればよい。
このように、この光ディスク再生装置では、コントローラ21の制御により、CD10の本トラック1からディスク内周方向(光ピックアップ12のヘッドの移動方向とは反対の方向)に1トラックジャンプすることにより、本トラック1の間に挿入されている間挿トラック2のトレースを開始する。その後、間挿トラック2のトレースを終了すると、ディスク内周方向に1トラックジャンプする。
間挿トラック2はディスクの1周を超えない範囲で挿入されているので、このように、本トラック1からディスク内周方向に1トラックジャンプすることによって間挿トラック2のトレースを開始し、その後、間挿トラック2からディスク内周方向に1トラックジャンプすることにより、再び本トラック1の同じ位置に戻ることができる。これにより、主データの再生の途中に副データを再生した後、容易に主データの再生を続けることができる。
そして、この光ディスク再生装置には、CD10の副データの記録フォーマット(変調方式)に対応した副データ復調回路16が設けられているので、主データとは変調方式が異なる副データを再生することができる。
なお、前述のように、CD10の間挿トラック2に記録する副データの具体的な種類としては、次の(1),(2)のようなものを挙げることができる。
(1)CD−ROM,音楽CD,ビデオCD,ビデオDVDといったパッケージメディアにおける、正規版のパッケージメディアであることを示すID。
(2)主データの一部または全部が暗号化されている場合に、その暗号化された部分を解読するための暗号キー。
上記(1)のように正規版のパッケージメディアであることを示すIDが間挿トラック2に記録されている場合には、図6の副データ再生処理の後、コントローラ21は、例えばIDが再生された場合にのみビデオデコーダ18,オーディオデコーダ19からビデオデータ,オーディオデータを出力させるようにすればよい。それにより、非合法に複製されたパッケージメディア(IDが存在しないパッケージメディア)からコンテンツが再生されることを防止できるようになる。
また、上記(2)のように主データの暗号化部分を解読するための暗号キーが間挿トラック2に記録されている場合には、例えばビデオデコーダ19,オーディオデコーダ20の後段に、この暗号キーを用いてビデオデータ,オーディオデータの暗号化部分を解読する回路を設けるようにすればよい。それにより、非合法に複製されたパッケージメディア(暗号キーが存在しないパッケージメディア)からコンテンツが正常に再生されることを防止できるようになる。
ここでは光ディスク再生装置の例としてビデオCDプレーヤーを挙げたが、CD−ROMドライブやオーディオCDプレーヤーやDVDプレーヤーについても、同様にして、副データ復調回路を設けるとともにコントローラに図6の副データ再生処理を実行させてよい。
また、図6の例では、間挿トラック2の位置情報を、光ディスク再生装置のコントローラ内のメモリに記録している。しかし、別の例として、CD10自体に、TOCの一部として間挿トラック2の位置情報を記録するようにしてもよい。
また、図3の例では2本の間挿トラックを設けているが、間挿トラックを1本だけ設けたり、あるいは、間挿トラックを3本以上設けるようにしてもよい。
また、以上の例では、CD,DVDや光ディスク再生装置に本発明を適用している。しかし、本発明は、スパイラル状トラックを有するあらゆるディスク状記録媒体や、そうしたディスク状記録媒体からデータを再生するあらゆるディスク再生装置に適用してよい。
通常の再生専用CDのトラックの全体形状を示す図である。 図1のトラックを構成しているピットを示す図である。 本発明による再生専用CDのトラックの全体形状の一例を示す図である。 図3の本トラック,間挿トラックを構成しているピットを示す図である。 本発明による光ディスク再生装置の構成例を示すブロック図である。 図5のコントローラが実行する副データ再生処理を示すフローチャートである。 図6の処理による本トラック及び間挿トラックのトレースの様子を示す図である。
符号の説明
1 トラック(本トラック)、 2 間挿トラック、 3 本トラックのピット、 4 間挿トラックのピット、 10 CD、 16 副データ復調回路、 21 コントローラ

Claims (9)

  1. 第1のデータが記録された第1のスパイラル状トラックと、
    前記第1のスパイラル状トラックの間にディスクの1周を超えない範囲で挿入され、前記第1のデータ以外の第2のデータが記録された第2のスパイラル状トラックと
    を有することを特徴とするディスク状記録媒体。
  2. 請求項1に記載のディスク状記録媒体において、
    前記第2のスパイラル状トラックを複数本有することを特徴とするディスク状記録媒体。
  3. 請求項2に記載のディスク状記録媒体において、
    前記複数本の前記第2のスパイラル状トラックが、ディスクの円周方向上での位置が偏らないように配置されたことを特徴とするディスク状記録媒体。
  4. 請求項1に記載のディスク状記録媒体において、
    前記第1のデータには、トラック上の位置を示すコードが付加されており、
    前記第2のデータは、前記コードが付加されていないとともに、前記第1のデータとは記録フォーマットが異なっていることを特徴とするディスク状記録媒体。
  5. 請求項1に記載のディスク状記録媒体において、
    前記第2のデータのピットの長さ及びピット間の距離が、前記第1のデータのピットの長さ及びピット間の距離の規格に従って決定されていることを特徴とするディスク状記録媒体。
  6. 請求項1に記載のディスク状記録媒体において、
    前記第2のスパイラル状トラックに、前記第2のデータとして、同一内容のデータが複数回繰り返して記録されていることを特徴とするディスク状記録媒体。
  7. 第1のデータが記録された第1のスパイラル状トラックと、前記第1のスパイラル状トラックの間にディスクの1周を超えない範囲で挿入され、前記第1のデータ以外の第2のデータが記録された第2のスパイラル状トラックとを有するディスク状記録媒体からデータを再生するディスク再生装置において、
    前記第1のスパイラル状トラックからヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプすることによって前記第2のスパイラル状トラックのトレースを開始させ、前記第2のスパイラル状トラックのトレースを終了したことに基づき、前記ヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプさせる制御手段
    を備えたことを特徴とするディスク再生装置。
  8. 請求項7に記載のディスク再生装置において、
    前記第2のデータの記録フォーマットに対応したデータ復号手段
    をさらに備えたことを特徴とするディスク再生装置。
  9. 第1のデータが記録された第1のスパイラル状トラックと、前記第1のスパイラル状トラックの間にディスクの1周を超えない範囲で挿入され、前記第1のデータ以外の第2のデータが記録された第2のスパイラル状トラックとを有するディスク状記録媒体からデータを再生するディスク再生方法において、
    前記第1のスパイラル状トラックからヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプすることによって前記第2のスパイラル状トラックのトレースを開始し、
    前記第2のスパイラル状トラックのトレースを終了したことに基づき、前記ヘッドの移動方向とは反対の方向に1トラックジャンプする
    ことを特徴とするディスク再生方法。
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