JP2005345933A - プリズムユニット、撮像光学ユニットおよび撮像装置 - Google Patents

プリズムユニット、撮像光学ユニットおよび撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 プリズム保持枠に対するプリズムの光を反射する面の位置や向きの精度が高く、しかも製造が容易なプリズムユニットを提供する。
【解決手段】 プリズム(25)よりも幅の広い板状の保持部材(31)を、プリズム(25)の斜面(25c)に接着し、保持部材(31)の突出した縁部のプリズム(25)側の面を、プリズム保持枠に設けた基準面に当接させた状態で、保持部材(31)をプリズム保持枠に固定する。プリズム保持枠の基準面は外側を向くことになり、プリズム保持枠を樹脂成形で製造しながら、基準面を精度よく形成することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プリズムおよびその保持枠より成るプリズムユニット、ならびに、プリズムユニットを備える撮像光学ユニットおよび撮像装置に関する。
デジタルカメラの薄型化を図るために、撮影対象からの光を撮像素子に導いて結像させる撮像光学系の光軸を折り曲げて、光軸の大部分を前後方向に対して垂直にすることが提案されている。撮像光学系の光軸を折り曲げることは、ミラーによって容易に行うことができるが、特開2003−169236号には、プリズムによって光軸を折り曲げるようにした光学系が開示されている。
特開2003−169236号公報
プリズムによって光軸を折り曲げる構成では、撮影対象からの光は、直交する2つの面の一方からプリズム内部に入り、斜面で反射されて、直交する2つの面の他方から出射し、その後、いくつかのレンズ群を経て撮像素子上に結像する。プリズムは、空気よりも屈折が大きいため、撮像光学系に必要な光学的光路長を、ミラーを用いる場合よりも短い物理的光路長で確保することができる点で、有利である。
上記公報ではプリズムを保持するための構成については言及されていないが、量産性を考慮すると、プリズムを保持するプリズム保持枠は、材料として樹脂を用い、成形によって製造するのが好ましい。ただし、光を反射する斜面の位置や向きが設計どおりになるように、プリズムを精度よくプリズム保持枠に固定する必要がある。
プリズム保持枠に対するプリズムの位置を一定に保つ方法としては、(1)光を反射するプリズムの斜面自体を保持枠に当接させる、(2)プリズムの互いに直交する2つの面の一方または双方を保持枠に当接させる、(3)プリズムの側面(斜面に対して垂直な面)を保持枠に当接させる、(4)プリズムと保持枠の位置関係が一定になるように、組み立て設備で両者を保持しておき、その状態で接着により固定する等が考えられる。しかしながら、これらの方法には、以下のような問題がある。
(1)の方法は、光を反射する面自体をプリズム保持枠に当接させるものであるため、高い精度を実現できると期待されるが、プリズム保持枠のうちプリズムの斜面に当接してプリズムの位置決めの基準となる基準面の精度を確保することが難しい。これは、次の理由による。樹脂成形でプリズム保持枠を製造する場合、対向する2つの金型の一方の底部に基準面を規定する形状を形成しておくのが最も精度が高くなる。しかし、プリズムの斜面の基準面は、プリズム全体を収容するプリズム保持枠の内部側を向くため、そのような金型を採用することはできない。このため、複雑な形状の3つ以上の金型を用いる必要があり、金型の作製に多大なコストを要する。また、研磨等の機械的加工によって基準面を形成するのでは、個々のプリズム保持枠の作製に要する時間とコストが多くなり、量産には適さない。
(2)や(3)の方法は、プリズム保持枠に当接させるプリズムの面と斜面との成す角を高精度にしておく必要があり、プリズムの作製に多くの時間とコストを要する。また、(4)の方法は、組み立て設備に高い精度が要求されることになり、コスト増を招く結果となる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、プリズム保持枠に対するプリズムの光を反射する面の位置や向きの精度が高く、しかも製造が容易なプリズムユニットを提供することを目的とする。また、質の高い画像を提供することが可能で低コストの撮像光学ユニットおよび撮像装置を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の面から入射した光を第2の面で反射して第3の面から出射させるプリズムと、プリズムを保持するプリズム保持枠から成るプリズムユニットにおいて、プリズムの第2の面に接着された間接保持部材を備え、間接保持部材がプリズム保持枠に固定されて、プリズムが間接保持部材を介してプリズム保持枠に保持されている構成とする。
このプリズムユニットでは、間接保持部材の任意の面をプリズム保持枠に当接させて固定することが可能であり、製造が容易になる。プリズムの第2の面と、これに接着される間接保持部材の面を平行にすることに困難はなく、また、間接保持部材の接着面と他の1つの面との角度を一定にすることは、3つの面の角度を一定にする必要があるプリズムに比べて、はるかに容易で短時間で達成することが可能である。例えば、間接保持部材にプリズムの第2の面側の面に直交する面を設けて、この面がプリズム保持枠に当接する構成とすることができる。
上記プリズムユニットは、間接保持部材の縁部がプリズムの第2の面の縁から突出し、間接保持部材の縁部のプリズム側の面がプリズム保持枠に当接している構成とするとよい。この構成では、間接保持部材の位置や傾きを規定する基準面がプリズム保持枠の外側を向くことになり、プリズム保持枠を樹脂の成形によって作製しながら、基準面を精度よく形成することができる。したがって、高精度かつ低コストのプリズムユニットとなる。
ここで、プリズム保持枠が、間接保持部材の縁部のプリズム側の面に当接して、間接保持部材の位置合わせの基準となる第1の基準面と、プリズムの第3の面に対向して配置される外部の部材に当接して、その部材との位置合わせの基準となる第2の基準面を有し、所定方向から第1の基準面を見たときに第1の基準面を遮る部分を有さず、前記所定方向とは逆の方向から第2の基準面を見たときに第2の基準面を遮る部分を有さない構成とすることができる。
プリズムユニットから出射した光を他の光学素子に入射させる場合、プリズムユニットと光学素子の位置合わせも精度よく行う必要があり、第2の基準面はそのために利用される。第1の基準面はプリズム保持枠の外側を向き、第2の基準面もプリズム保持枠の外側を向くが、両者の向く方向の成す角は鈍角である。また、所定方向とその逆方向から第1の基準面と第2の基準面をそれぞれ見たときに、第1の基準面や第2の基準面を遮る部分がプリズム保持枠にないため、これらの方向に沿って接近・離間する金型を用いる成形によって、第1の基準面と第2の基準面を精度よく現出しながら、プリズム保持枠を容易に製造することができる。
上記のプリズムユニットはいずれも、プリズムの第2の面に反射コーティングが施されている構成とすることができる。プリズムと間接保持部材とを接着する接着剤の屈折率が
プリズムや間接保持部材の屈折率と異なると、光は、プリズムと接着剤の界面で反射されるばかりでなく、接着剤と間接保持部材の界面でも反射されることになって、分離する。しかし、この構成では、光はプリズムと間接保持部材とを接着する接着剤に達する前に全て反射されることになり、光が分離することはない。
プリズムと間接保持部材とを接着する接着剤の屈折率がプリズムの屈折率よりも小さい設定としてもよい。この設定では、光はプリズムと接着剤との界面で大部分が反射されることになり、光の分離を抑えることができる。プリズムと接着剤の屈折率差を大きくすることで、両者の界面で光を全反射することも可能である。
プリズムと間接保持部材とを接着する接着剤の屈折率が、プリズムの屈折率に略等しく、間接保持部材の屈折率よりも大きい設定としてもよい。この設定では、光は全てプリズムと接着剤の界面を透過して、大部分が接着剤と間接保持部材の界面で反射されることになり、光の分離を抑えることができる。接着剤と間接保持部材の屈折率差を大きくすることで、両者の界面で光を全反射することも可能である。
間接保持部材のプリズム側の面に反射コーティングが施されており、プリズムと間接保持部材とを接着する接着剤の屈折率がプリズムの屈折率に略等しい構成とすることも可能である。この構成では、光は全てプリズムと接着剤の界面を透過した後に反射されることになり、分離する光は生じない。
間接保持部材がプリズムの第2の面の周辺部に接着されて、プリズムの第2の面の中央部と間接保持部材との間に空隙が存在する構成としてもよい。この構成では、光は第2の面と空隙との界面で全反射されることになり、分離する光は生じない。
また、プリズムと間接保持部材の線熱膨張係数が略等しい設定とするのが好ましい。プリズムと間接保持部材の相対位置が温度変化によって変動するのを防止することができる。
前記目的を達成するために、本発明ではまた、撮像光学ユニットは、上記のいずれかのプリズムユニットと、プリズムの第3の面から出射した光を結像させる1以上のレンズ群を備えるものとする。
本発明ではさらにまた、撮像装置は、上記の撮像光学ユニットと、撮像光学ユニットによる光の結像位置に配置された撮像素子を備えるものとする。
本発明のプリズムユニットは、間接保持部材の任意の面をプリズム保持枠に当接させて固定することが可能であるため、プリズム保持枠に対するプリズムの光を反射する面の位置や向きの精度を高くしながら、容易に製造することができる。特に、間接保持部材の縁部がプリズムの第2の面の縁から突出し、間接保持部材の縁部のプリズム側の面がプリズム保持枠に当接している構成では、間接保持部材の位置や傾きを規定する基準面がプリズム保持枠の外側を向くことになるため、プリズム保持枠を樹脂の成形によって作製しながら、基準面を精度よく形成することができて、一層高精度のプリズムユニットとなる。
また、本発明の撮像光学ユニットや撮像装置は、プリズムユニットの特徴により、低コストでありながら、質の高い画像を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態であるデジタルカメラについて図面を参照しながら説明する。本実施形態のデジタルカメラ1の外観を図1に模式的に示す。図1において、(a)は正面図、(b)は背面図であり、点線は後述する内部の撮像光学ユニットを表している。
デジタルカメラ1は、最も短い辺が他の辺の数分の1程度の大きさの概ね直方体状の筐体10を有しており、通常の撮影時には、筐体10の最も短い辺の方向(図1の紙面に垂直な方向)が前後方向、最も長い辺の方向(図1の左右方向)が左右方向、それらの間の長さの辺の方向(図1の上下方向)が上下方向を向く状態で、使用者に把持されるように設定されている。以下、この状態を基準として、前後、左右、上下の各方向を定める。
デジタルカメラ1は、前面に、対物窓11、ファインダー前窓12a、フラッシュ発光部13、セルフタイマーランプ14、背面に、ファインダー後窓12b、表示部15、モード設定スイッチ16、カーソルボタン17、複数の操作キー18、上面に、レリーズボタン19を備えている。
対物窓11は開閉可能であり、対物窓11を開くと、後述の撮像光学系に含まれる第1のレンズ群が現れる。ファインダー窓12a、12bは撮影対象の光学像を提供し、フラッシュ発光部13は撮影対象を照明するフラッシュ光を発する。セルフタイマーランプ14は、セルフタイマー撮影の準備が進行中であることを点灯により示す。
表示部15は液晶表示器から成り、撮影した画像のほか、デジタルカメラ1の設定状況、操作案内等の諸情報を表示する。モード設定スイッチ16は、スライド式であり、デジタルカメラ1の動作モードの設定に用いられる。デジタルカメラ1は、静止画を撮影して記録する静止画撮影モードと、動画を撮影して記録する動画撮影モードと、記録している画像を再生表示する再生モードを有しており、モード設定スイッチ16の近傍には各モードを表すマークが記されている。
カーソルボタン17は、上下左右に4つの接点を有しており、表示部15に表示されるカーソルの移動に用いられる。デジタルカメラ1は、撮像光学系としてズームレンズを備えており、カーソルボタン17はその焦点距離の調節にも使用される。操作キー18は、表示部15に表示する項目の切り換え、表示した項目の選択等、デジタルカメラ1の機能に関する設定に用いられる。レリーズボタン19は2段階で動作し、記録する画像の撮影の準備の指示と、記録する画像の撮影の指示に用いられる。デジタルカメラ1は自動焦点調節(AF)と自動露光制御(AE)の機能を有しており、撮影の準備ではAFとAEを行う。
デジタルカメラ1の撮像光学系を図2の側面断面図に示す。デジタルカメラ1は、筐体10内に、第1のレンズ群21、第2のレンズ群22、第3のレンズ群23、第4のレンズ群24、およびプリズム25より成る撮像光学系と、CCDエリアセンサ等の撮像素子26と、光学的ローパスフィルタ27を備えており、撮影対象からの光を撮像光学系によって撮像素子26上に結像させるとともに、撮像素子26によって光を電気信号に変換することによって、撮影を行う。撮像光学系および撮像素子26は、筐体10の左右方向の端部付近に配設されている。
撮像素子26が出力する信号は、不図示の回路によって処理されて、撮影した画像を表す画像データとされる。画像データは着脱可能な記録媒体(不図示)に記録することができる。
撮像素子26は筐体10に設けられた支持基板10aに固定されており、ローパスフィルタ27は、撮像素子26に固定されている。第1のレンズ群21はプリズム25と共にプリズム保持枠41に収容されており、第2のレンズ群22、第3のレンズ群23、および第4のレンズ群24は、レンズ鏡胴42に収容されている。第2のレンズ群22は第1のレンズ群21と撮像素子26の間に配置されており、第3のレンズ群23は第2のレンズ群22と撮像素子26の間に配置されており、第4のレンズ群24は第3のレンズ群23と撮像素子26の間に配置されている。
第1のレンズ群21に含まれる一部のレンズ21aは、その光軸が前後方向を向くように設定されており、第1のレンズ群21に含まれる他のレンズ21bは、その光軸がレンズ21aの光軸と直交し、上下方向を向くように設定されている。
プリズム25は、断面が直角二等辺三角形の三角プリズムであり、互いに直交する2つの面の一方がレンズ21aに対向し、他方がレンズ21bに対向し、さらに、斜面が、レンズ21aの光軸とレンズ21bの光軸との交点上に位置し、かつ、レンズ21aの光軸とレンズ21bの光軸に対して45゜を成すように配置されている。
第2のレンズ群22、第3のレンズ群23、および第4のレンズ群24は、各々の光軸がレンズ21bの光軸と一致するように設定されている。したがって、撮像光学系全体としての光軸は、途中でプリズム25によって90゜折り曲げられて、大部分が上下方向を向く設定となっている。プリズム25の斜面には反射コーティングが施されており、プリズム25は、レンズ21aを透過して入射する撮影対象からの光を、斜面によって反射してレンズ21bに導く。
第1のレンズ群21と第4のレンズ群24は固定である。第2のレンズ群22と第3のレンズ群23はいずれも、光軸方向に移動可能である。第2のレンズ群22の移動によってズーミングすなわち焦点距離の変更が行われ、第3のレンズ群23の移動によってフォーカシングすなわち撮影対象に対する焦点の調節が行われる。
プリズム保持枠41は、樹脂を材料として用い、金型を用いる成形で製造される。レンズ鏡胴42も同様である。プリズム保持枠41とレンズ鏡胴42は接着により固定されている。プリズム保持枠41と、これに保持されたプリズム25と第1のレンズ群21(レンズ群21a、21b)は、プリズムユニット40を成す。また、レンズ鏡胴42と、これに保持された第2、第3、第4のレンズ群22、23、24は、プリズムユニット40と共に、撮像光学ユニット50を成す。
プリズム25をプリズム保持枠41に固定するための構成を図3に模式的に示す。プリズム25は、互いに直交し、第1のレンズ群21のレンズ21a、21bにそれぞれ対向する面25a、25bと、これらの面に対して45゜で交差する斜面25cを有する。この斜面25cにガラスより成る板状の保持部材31が接着されており、保持部材31がプリズム保持枠41に固定される。斜面25cに接着された保持部材31の面31aは平面であり、斜面25cに平行である。また、面31aと交差する面31bは、面31aに対して垂直で、プリズム25の面25a、25bの交線に平行である。
接着されたプリズム25と保持部材31を図4に模式的に示す。図4において、(a)は側面図、(b)は斜面25cに対して垂直な方向から見た斜視図である。図4(b)より明らかなように、プリズム25の直交する2つの面25a、25bの交線に対して平行な方向について、保持部材31はプリズム25よりも大きく、保持部材31の縁部はプリズム25の面25cの縁から突出している。保持部材31は、この突出した縁部を用いて、プリズム保持枠41に固定される。なお、プリズム25と保持部材41の相対位置が温度変化によって変動するのを防止するために、保持部材31の材料としては、線熱膨張係数がプリズム25の線熱膨張係数に略等しいものを用いている。
プリズムユニット40を分解して図5〜図7に示す。図5は、プリズム25の3つの面25a、25b、25cに平行な方向から見た部分断面図である。また、図6は、プリズム25の斜面25c側から見た斜視図であり、図7は、プリズム25の直交する2つの面25a、25b側から見た斜視図である。
プリズム保持枠41には、プリズム保持枠41に対する保持部材31およびプリズム25の位置および傾きを規定するための3つの基準面41aと1つの基準面41bが設けられている(図5、図6)。3つの基準面41aは同一平面上に位置し、基準面41bはその平面に対して垂直である。保持部材31は、斜面25cから突出した縁部のプリズム25側の面31aが、3つの基準面41aに当接し、かつ、面31bが基準面41bに当接した状態で、接着によりプリズム保持枠41に固定される。
プリズム保持枠41にはまた、レンズ鏡胴42とプリズム保持枠41の相対位置を規定するための3つの基準面41cが設けられている(図7)。これらの基準面41cは同一平面上に位置し、基準面41aに対して45゜の角度を成す。レンズ鏡胴42にも同じ目的の基準面が設けられている(不図示)。プリズム保持枠41とレンズ鏡胴42は、前者の基準面41cと後者の基準面が当接した状態で、接着により固定される。
プリズム保持枠41にはさらに、プリズム保持枠41に対する第1のレンズ群21のレンズ21aおよびレンズ21bの位置を規定する基準面41dおよび41eが設けられている(図7)。基準面41dは基準面41cに対して垂直であり、基準面41eは基準面41cに対して平行である。レンズ21a、21bの周辺部にも基準面が設けられており、レンズ21a、21bはそれぞれの基準面が基準面41d、41eに当接した状態で、接着によりプリズム保持枠41に固定されている。
レンズ鏡胴42用の基準面41cに対して垂直な方向からプリズム保持枠41を見るとき、プリズム保持枠41には基準面41cを遮る部分は存在しない。また、その逆方向からプリズム保持枠41を見るとき、プリズム保持枠41には基準面41a、41bを遮る部分は存在しない。
前述のように、プリズム保持枠41は金型を用いる成形によって製造されるが、製造に際して用いる金型は3つである。これらの金型のうち2つは、プリズム25を収容する部分とレンズ21bを取り付けるための部分とを形成する主金型であり、それらが接近・離間する方向は、基準面41cに対して垂直である。他の金型は、レンズ21aを取り付ける部分を形成する副金型で、主金型に対して垂直な方向に接近・離間する。
プリズム25(保持部材31)用の基準面41a、41bを形成する部分は一方の主金型に設けられ、レンズ鏡胴42用の基準面41cを形成する部分は他方の主金型に設けられる。したがって、プリズム保持枠41における基準面41a、41bの位置や傾きの精度は高く、基準面41cの位置の精度も高い。
保持部材31のうち、プリズム保持枠41に対する位置および傾きを規定するために利用される面は面31aと31bのみであり、他の面に関係なくこれらの面31a、31bを精度よく直交させることはきわめて容易である。また、プリズム25と保持部材31の相対位置の精度を高く保ちながら両者を接着することも容易である。つまり、デジタルカメラ1では、プリズム保持枠41とプリズム25の位置合わせに関与する各部を全て高精度とすることが可能かつ容易であり、プリズム25を精度よくプリズム保持枠41で保持することができ、プリズム25の固定のために要する時間も僅かである。
なお、本実施形態のデジタルカメラ1では、レンズ21aをもプリズム保持枠41で保持する構成としているため、成形によるプリズム保持枠41の製造に際して3つの金型を必要としている。しかし、レンズ21aをプリズム保持枠41で保持しない構成とすることも可能であり、その構成では、プリズム保持枠41は2つの金型のみを用いる成形で製造することができる。
図8に、プリズム25および保持部材31と共に、プリズム25の斜面25cに設けられた反射コート32、およびプリズム25と保持部材31とを接着した接着剤33を、模式的に示す。デジタルカメラ1では、プリズム25の斜面25cに反射コート32を設け、この反射コート32と保持部材31の間に接着剤33が位置するため、撮影対象からの光Lは、接着剤33に達する前に反射コート32によって全て反射される。したがって、プリズム25と接着剤33と保持部材31の屈折率の関係に関わらず、光Lの一部がプリズム25と接着剤33との界面で反射され、残りが接着剤33と保持部材31との界面で反射されて、光Lが分離するという事態は生じない。なお、反射コート32は、アルミニウム、銀等を蒸着することで設けられている。
光の分離を防止するための他の構成を図9に模式的に示す。図9の(a)は、反射コート32を保持部材31の面31aに設けて、プリズム25と反射コート32との間に接着剤33が位置するようにするとともに、接着剤33の屈折率をプリズム25の屈折率に等しくしたものである。この構成では、光Lは全て、プリズム25と接着剤33との界面を透過して、反射コート32によって反射される。なお、プリズム25と接着剤33との界面での反射が無視できる程度であれば、プリズム25と接着剤33の屈折率に多少の差があってもよい。
図9の(b)は、反射コート32を省略するとともに、プリズム25と保持部材31の縁部のみに接着剤33を設けて、光Lが通過する斜面25cの中央部と保持部材31との間に、空隙35を設けたものである。光Lは、プリズム25と空隙35との界面で全反射される。
図9の(c)は、反射コート32を省略するとともに、接着剤33の屈折率をプリズム25の屈折率に等しくし、さらに、保持部材31の屈折率を接着剤33の屈折率よりも大幅に小さくしたものである。この構成では、光は全てプリズム25と接着剤33との界面を透過して、大部分が接着剤33と保持部材31との界面で反射される。プリズム25および接着剤33の屈折率と、保持部材31の屈折率の差を大きくすれば、接着剤33と保持部材31との界面で光Lを全反射することも可能になる。プリズム25と接着剤33との界面での反射が無視できる程度であれば、プリズム25と接着剤33の屈折率に多少の差があってもよい。
本実施形態では、保持部材31のうち、プリズム25の直交する2つの面25a、25bの交線に平行な方向の縁部を、プリズム保持枠31への固定のために利用するようにしているが、面25a、25bの交線に垂直な方向において保持部材31をプリズム25よりも大きくし、プリズム25から突出した保持部材31の縁部をプリズム保持枠31への固定のために用いるようにしてもよい。
本発明の一実施形態のデジタルカメラの外観を模式的に示す図。 上記デジタルカメラの撮像光学系の側面断面図。 プリズムをプリズム保持枠に固定するための構成を模式的に示す斜視図。 接着されたプリズムと保持部材を模式的に示す図。 プリズムの3つの面に平行な方向から見たプリズムユニットの分解部分断面図。 プリズムの斜面側から見たプリズムユニットの分解斜視図。 プリズムの直交する2つの面側から見たプリズムユニットの分解斜視図。 プリズム、保持部材、プリズムの斜面に設けられた反射コート、およびプリズムと保持部材とを接着した接着剤を模式的に示す側面図。 光の分離を防止するための変形例の構成を模式的に側面図。
符号の説明
1 デジタルカメラ
10 筐体
10a 基板
11 対物窓
12a ファインダー前窓
12b ファインダー後窓
13 フラッシュ発光部
14 セルフタイマーランプ
15 表示部
16 モード設定スイッチ
17 カーソルボタン
18 操作キー
19 レリーズボタン
21 第1のレンズ群
21a、21b 第1のレンズ群レンズ
22 第2のレンズ群
23 第3のレンズ群
24 第4のレンズ群
25 プリズム
25a、25b プリズム面
25c プリズム斜面
26 撮像素子
27 光学ローパスフィルタ
31 保持部材
31a 保持部材接着面
31b 保持部材側面
32 反射コート
33 接着剤
35 空隙
40 プリズムユニット
41 プリズム保持枠
41a〜41e 基準面
50 撮像光学ユニット

Claims (11)

  1. 第1の面から入射した光を第2の面で反射して第3の面から出射させるプリズムと、プリズムを保持するプリズム保持枠から成るプリズムユニットにおいて、
    プリズムの第2の面に接着された間接保持部材を備え、
    間接保持部材がプリズム保持枠に固定されて、プリズムが間接保持部材を介してプリズム保持枠に保持されている
    ことを特徴とするプリズムユニット。
  2. 間接保持部材の縁部がプリズムの第2の面の縁から突出し、間接保持部材の縁部のプリズム側の面がプリズム保持枠に当接していることを特徴とする請求項1に記載のプリズムユニット。
  3. プリズム保持枠が、間接保持部材の縁部のプリズム側の面に当接して、間接保持部材の位置合わせの基準となる第1の基準面と、プリズムの第3の面に対向して配置される外部の部材に当接して、その部材との位置合わせの基準となる第2の基準面を有し、所定方向から第1の基準面を見たときに第1の基準面を遮る部分を有さず、前記所定方向とは逆の方向から第2の基準面を見たときに第2の基準面を遮る部分を有さないことを特徴とする請求項2に記載のプリズムユニット。
  4. プリズムの第2の面に反射コーティングが施されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のプリズムユニット。
  5. プリズムと間接保持部材とを接着する接着剤の屈折率がプリズムの屈折率よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のプリズムユニット。
  6. プリズムと間接保持部材とを接着する接着剤の屈折率が、プリズムの屈折率に略等しく、間接保持部材の屈折率よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のプリズムユニット。
  7. 間接保持部材のプリズム側の面に反射コーティングが施されており、プリズムと間接保持部材とを接着する接着剤の屈折率がプリズムの屈折率に略等しいことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のプリズムユニット。
  8. 間接保持部材がプリズムの第2の面の周辺部に接着されて、プリズムの第2の面の中央部と間接保持部材との間に空隙が存在することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のプリズムユニット。
  9. プリズムと間接保持部材の線熱膨張係数が略等しいことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のプリズムユニット。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のプリズムユニットと、プリズムの第3の面から出射した光を結像させる1以上のレンズ群を備えることを特徴とする撮像光学ユニット。
  11. 請求項10に記載の撮像光学ユニットと、撮像光学ユニットによる光の結像位置に配置された撮像素子を備えることを特徴とする撮像装置。
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