JP2005345572A - カメラ用セクタ、カメラ用回動部品、カメラ用光量制御装置及びカメラ用セクタの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 セクタ9は、第一の面の全面に亘って接着剤層16を有する。このようなセクタ9は、接着剤22をシート18の表面に塗布する工程と、接着剤を仮硬化させて接着剤層16を形成する工程とを含む。また、接着剤層16に、表面に凹凸を有するセパレータを重ねたり、接着剤に微粒子を混入したりして、接着剤層16の表面に凹凸を形成する。接着剤層を形成したシート18から所定形状のセクタ9を打ち抜く。
【選択図】 図6
Description
このようにマグネットロータ5とセクタ7とを固着し、一体化する構成は、特許文献1、特許文献2に開示されている。
ここで、このようにマグネットロータ5とセクタ7とを一体化する手段として、図1に示すように接着剤8を用い、セクタ7のマグネットロータ5の取付部7aにハッチングして示した接着剤8を塗布し、マグネットロータ5とセクタ7とを固着し、一体化することが考えられる。
すなわち、小型のセクタとした場合、従来のように、セクタを型抜きしてから必要部分に液状の接着剤を塗布しようとすると、接着剤がマグネットロータの側壁や、セクタに穿設する支軸用の孔、セクタの裏面側等に接着剤が付着するおそれがあったが、本発明によれば、そのようなおそれを回避することができる。
なお、本明細書において、「カメラ用セクタ」には、シャッタ羽根を構成するものの他、絞り羽根を構成するものも含まれる。
このようなシャッタ羽根11は、図2に示すように、下カバー12、コイル13、支軸14を取り付ける。図3は、シャッタ羽根11を組み込んだシャッタ機構17の一部を拡大した断面図であるが、コイル13に通電することによりマグネットロータ10を支軸14回りで回動させる。このとき、マグネットロータ10とともにセクタ9も一体的に回動させるために、マグネットロータ10とセクタ9とを固着し、一体化させる。なお、このマグネットロータ10が本発明の駆動手段に相当する。
塗布ロール24の下側は、接着剤槽23に溜まっている合成ゴム系接着剤22に漬かっており、合成ゴム系接着剤22を表面に蓄えた状態で回転する。シート18は、合成ゴム系接着剤22を蓄えた塗布ロール24と塗布ロール25との間を通過することにより、下面に合成ゴム系接着剤22が塗布される。
なお、板体15の接着剤層16が形成される面の反対側の面には光を拡散させる機能を付与すべくサンドブラスト処理がされているが、このサンドブラスト処理は、ロール19に巻き取る前のシート18に施してある。
このようにセパレータ20に凹凸を設け、これを接着剤層16の表面に転写するのは、光を拡散させ、セクタ9の遮光性確保に寄与するためである。このため、セパレータ20の表面に形成する凹凸のRaは0.1〜3μm程度であることが望ましい。
しかし、このようなサンドブラスト等の処理では薄板の両面に処理を施し、さらに、接着剤塗布の工程を設けなければならない。
そこで、本実施例のように接着剤を塗布して巻き取る工程で凹凸を形成するようにすれば、工程の合理化、低コスト化を図ることができる。
このセクタ9は既に表面に接着剤層16が形成されているので、その後の工程で、接着剤を塗布する必要がない。すなわち、従来であれば、セクタの形状に打ち抜いた後に接着剤を塗布することにより、接着剤が支軸14を挿入する穴やセクタの裏側に付着してしまうことがあったが、本実施例の方法であれば、このようなことは回避できる。
このような製造方法によれば、接着部分の直径が、例えば、3mm以下であっても接着剤がはみ出ることはなく、精度良く組み立てを行うことができる。
本実施例では、微粒子30を含むことにより、表面粗さRaを1μmとしている。この表面粗さRaは前記のように0.1〜3μmとすることができるが、粒径、混合比を変えることにより、Raを調節することができる。
前記実施例では、セクタの材料としてPETを用いているが、もちろんPET以外のプラスチック、金属等の材料を用いることができる。また、本発明の製造方法により製造したセクタはシャッタ羽根のみならず、絞り羽根等にも用いることができ、これらを用いてカメラ用光量制御装置を構成することができる。
2、12 下カバー
3、13 コイル
4、14 支軸
5、10 マグネットロータ
7、9、29 セクタ
8、16、31 接着剤層
15 板体
17 シャッタ機構
18 シート
24、25 塗布ロール
26 乾燥炉
30 微粒子
Claims (9)
- カメラに組み込む回動部品を構成する板状のセクタであって、当該セクタの第一の面の全面に亘って接着剤層を有することを特徴とするカメラ用セクタ。
- 前記接着剤層は、表面に凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1記載のカメラ用セクタ。
- 前記接着剤層を形成する接着剤は粒子状物質を含有し、前記接着剤層の表面に凹凸が形成されていることを特徴とする請求項2記載のカメラ用セクタ。
- 前記接着剤は、前記粒子状物質の平均粒子径が0.001〜30μmであり、接着剤100重量部中の前記粒子状物質の含有量が0.1〜50重量部であることを特徴とする請求項3記載のカメラ用セクタ。
- 前記接着剤層を形成する接着剤は導電性素材が混入されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載のカメラ用セクタ。
- 請求項1乃至5のいずれか一項記載のカメラ用セクタに、前記接着剤層を介して前記セクタを回動させる駆動手段を接着したことを特徴とするカメラ用回動部品。
- 請求項6記載のカメラ用回動部品を用いたカメラ用光量制御装置。
- 接着剤をシートの表面に塗布する工程と、
当該接着剤を仮硬化させて接着剤層を形成する工程と、
当該仮硬化させた接着剤層表面に凹凸を有するセパレータを張り合わせ、当該凹凸を前記接着剤層表面に転写し、当該接着剤層表面に凹凸を形成する工程と、
表面に凹凸が形成された接着剤層を有するシートからセクタを打ち抜く工程と
を有することを特徴とするカメラ用セクタの製造方法。 - 粒子状物質を含有した接着剤をシートの表面に塗布する工程と、
当該接着剤を仮硬化させて接着剤層を形成する工程と、
前記粒子状物質により表面に凹凸が形成された接着剤層を有するシートからセクタを打ち抜く工程と
を有することを特徴とするカメラ用セクタの製造方法。
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JP2004162514A JP4485259B2 (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | カメラ用セクタ、カメラ用回動部品、カメラ用光量制御装置及びカメラ用セクタの製造方法 |
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