JP2005344591A - Egrガス冷却制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストでEGRクーラの過冷却を防止しながら冷却水の沸騰を防止する。
【解決手段】
本発明は、EGR配管(1)と、EGRクーラ(2)と、EGRクーラ(2)の冷却能力算出手段(S102)と、冷却能力調整手段(S106、S109)と、エンジン(6)のアイドル判定手段(S103)とを備えて、エンジン(6)の運転状態がオフアイドル運転状態からアイドル運転状態に変化したときにEGRクーラ(2)の冷却能力を目標冷却能力よりも大きくなるように調整することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、EGRガス冷却制御装置に関するものである。
エンジンの排気ガス対策において、排気ガス中のNOxの排出量を低減するために、排気ガスの一部を吸気に再循環させることで燃焼温度を低く抑えてNOxの生成を抑制する排ガス再循環(EGR)装置が知られている。このEGR装置はエンジンの排気通路に一端がつながれ吸気通路に他端がつながれたEGR通路を備え、その途中にEGRガス流量を調整するEGRバルブを備えており、EGRガスの流量を増加させることでNOxの発生量を低減できるようになっている。
しかし、エンジン回転速度が一定のもとではシリンダ内に吸入されるガスの容積は一定であるので、EGRガスが増加すると吸入ガス中の新気の割合が減少する。これにより、吸入ガス中の酸素濃度が低下するので燃焼状態が悪化してスモークの発生が増加する。また、EGRガスが増加するとEGRガスの温度も増加するのでEGRガス体積が増加して燃焼状態が悪化する。
このような問題を解消するために、EGRパイプに水冷式のEGRクーラを設けてエンジンの冷却水循環流路から導入した冷却水をこの水冷式EGRクーラに循環させるものがある。これにより、EGRガスと熱交換をすることでEGRガスの冷却を行い、冷却されたEGRガスを再循環させることができる。EGRガスの温度が下がることで体積が減少して、シリンダ内の酸素濃度を確保してスモークの発生量を低減させることができる。
しかし、冷却水によってEGRガスを冷却するEGRクーラは、エンジンの高負荷かつ高回転時のようなEGRガスの温度が高い運転領域で十分な冷却能力が得られるように熱交換量を設計しているので、アイドル運転時などのEGRガスの温度が低い運転領域においては過冷却することになる。EGRガスには水蒸気、すす、未燃の燃料などが含まれているので、EGRガスが過冷却されるとEGRガス中の水蒸気や未燃の燃料が液化する。液化した水にEGRガス中のすすが捕捉されてパイプの内壁に堆積するとEGRクーラの伝熱効率が低減する。また、液化した水にEGRガス中の硫黄酸化物が溶け込むと液性が強酸性となってEGRクーラやエンジン本体の配管などを腐食する。さらにEGRガス中の未燃の燃料がEGRバルブで液化するとEGRバルブとバルブシートとの間で接着剤として働きEGRバルブを開弁できなくなる。
そこで、運転条件に応じてEGRクーラを通流する冷却水量を調整してEGRガスの温度を制御する技術が特許文献1に記載されている。
特開2002−147292号公報
しかし、このような技術では排気ガス温度が高い運転状態を長時間行った後に運転状態の変化によってEGRクーラを通流する冷却水量を急激に減少させると、熱容量の大きな排気マニホールドやEGRバルブによって冷却水が沸騰する可能性がある。
よって、キャビテーションが発生してEGRクーラの冷却水配管や冷却水を循環させるウォーターポンプが破損するおそれがある。また、EGRクーラの冷却管内部の圧力が上昇してEGRクーラ本体が破損するおそれがある。
また、冷却水の沸騰を防止するために冷却水配管に水温センサを設けるとコストが上昇する。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、EGRクーラの過冷却を防止しながら冷却水の沸騰を防止してEGRクーラやエンジンの冷却配管の破損を防止するEGRガス冷却制御装置を低コストで提供することを目的としている。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、エンジン(6)の排気を吸気に還流するEGR配管(1)と、EGR配管(1)に設けられ、EGRガスを冷却するEGRクーラ(2)と、エンジン(6)の運転状態に基づいてEGRクーラ(2)の目標冷却能力を算出する冷却能力算出手段(S102)と、冷却能力算出手段(S102)によって算出された目標冷却能力に基づいて前記EGRクーラ(2)の冷却能力を調整する冷却能力調整手段(S106、S109)と、エンジン(6)の運転状態がアイドル状態であるか否かを判定するアイドル判定手段(S103)とを備え、冷却能力調整手段(S106、S109)は、エンジン(6)の運転状態がアイドル運転状態ではないオフアイドル運転状態からアイドル運転状態に変化したとき、所定時間を経過するまでは、EGRクーラ(2)の冷却能力を冷却能力算出手段(S102)によって算出された目標冷却能力よりも大きくなるように調整することを特徴とする。
本発明によれば、エンジンがアイドル状態になったときEGRクーラの冷却能力を所定時間だけエンジンの運転状態に基づいて算出される目標冷却能力よりも大きく設定する。よって、新たなセンサなどを設けることなく低コストで冷却水の沸騰を防止してEGRクーラやエンジンの冷却水配管の破損を防止することができる。
以下では図面等を参照して本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
図1は、本発明によるEGRガス冷却制御装置を示す構成図である。本装置は、EGR配管1と、EGRクーラ2と、冷却水配管3と、冷却水バルブ4と、エンジンコントロールユニット(ECU)5とを備えている。
EGR配管1は、一端がエンジン6の排気マニホールド7に他端が吸気マニホールド8に接続されており、排気マニホールド7から吸気マニホールド8へと還流する排気(EGRガス)を通流している。また、EGR配管1に設けられたEGRバルブ9はEGRガスの流量を調節している。
EGRクーラ2は、EGR配管1に設けられておりエンジン6の冷却水を導入することで内部を通流するEGRガスを冷却している。なお、詳細については後述する。
冷却水配管3は、エンジン6の冷却水をEGRクーラ2に送流して冷却に使用された冷却水を還流させている。
冷却水バルブ4は、冷却水配管3に設けられておりEGRクーラ2に送流する冷却水の流量を調節している。
ECU5は、エンジン6の回転速度を検出する回転速度センサ10とアクセル開度を検出するアクセル開度センサ11とによって検出された値を読み込み、これに基づいて冷却水バルブ4の開度を制御している。
ここで図2を用いてEGRクーラ2について説明する。図2はEGRクーラ2の拡大図である。EGRクーラ2の一端に連結されるEGR配管1から導入されたEGRガスはEGRクーラ2の内部に設けられたEGRガス通路1aを通流してEGRクーラ2の他端に連結されるEGR配管1へと送出される。EGRクーラ2の内部は冷却水配管3から供給される冷却水で満たされており、EGRガス通路1aと冷却水との間で熱交換することで、EGRガス通路1aの内部を流れるEGRガスを冷却している。
ここで、ECU5で行う制御について図3を参照しながら説明する。図3は本発明のEGRガス冷却制御装置の制御を示したフローチャートである。なお、本制御は微小時間(例えば10msec)ごとに繰り返し実行している。
ステップS101では、アクセル開度センサ11とエンジン回転速度センサ10とによって検出されたアクセル開度とエンジン回転速度とを読み込んでステップS102へ進む。
ステップS102では、ステップS101で読み込んだアクセル開度とエンジン回転速度とに基づいて冷却水バルブ4の目標開度Voを検索してステップS103へ進む。ここで、冷却水バルブ4の目標開度Voの検索方法については後述する。
ステップS103では、アイドル状態であるか否かを判定する。アイドル状態であればステップS107へ進み、アイドル状態でないオフアイドル状態であればステップS104へ進む。ここで、アイドル状態か否かはアクセル開度によって判定しておりアクセル開度が0であればアイドル状態と判定する。
ステップS104では、ステップS102で検索された冷却水バルブ4の目標開度Voが、前回処理時までに記憶された目標開度の最大値VoMAXよりも大きいか否かを判定する。目標開度Voがその最大値VoMAXより大きければステップS105へ進み、目標開度Voがその最大値VoMAX以下であればステップS106へ進む。
ステップS105では、冷却水バルブ4の目標開度Voを新たな最大値VoMAXとして更新してステップS106へ進む。ここで、このステップS105ではオフアイドル状態のときの冷却水バルブ4の目標開度Voが前回処理時までに記憶された目標開度の最大値VoMAXを超えているときのみ更新して記憶するので、常にオフアイドル状態の間の目標開度の最大値VoMAXが記憶されていることになる。
ステップS106では、冷却水バルブ4の開度をステップS102で検索した目標開度Voに設定して処理を終了する。冷却水バルブ4の開度をアクセル開度とエンジン回転速度とに基づいて検索した目標開度Voに設定することで要求される冷却能力に応じた冷却水量を設定することができる。
ステップS107では、前回処理時にアイドル状態と判定されていたか否かを判定する。前回処理時にアイドル状態と判定されていたのであればステップS108へ進み、前回処理時にアイドル運転ではないオフアイドル状態と判定されていたのであればステップS109へ進む。ここで、前回処理時の状態を判定することでオフアイドル状態からアイドル状態に変化した直後か否かを判定することができる。すなわち、前回処理時にオフアイドル状態と判定されていたのであれば今回処理時に初めてアイドル状態に変化したことになり、前回処理時にアイドル状態と判定されていたのであれば前回に引き続きアイドル状態が続いていることになる。
ステップS108では、冷却水バルブ4の目標開度保持期間中であるか否かを判定する。保持期間中であればステップS109へ進み、保持期間が満了していればステップS110へ進む。ここで、保持期間についてはEGRクーラ2の冷却水が沸騰しないように、熱容量の大きな排気マニホールド7やEGRバルブ9が十分冷却されるのに要する時間を予め実験などによって求めておく。
ステップS109では、冷却水バルブ4の開度を、ステップS105で記憶した目標開度の最大値VoMAXに設定して処理を終了する。以上のように、ステップS107で今回処理時に初めてアイドル状態に移ったと判定されたとき、又はステップS108で目標開度Voを保持する期間中であるアイドル状態になってから一定時間が経過する前であると判定されたときに、冷却水バルブ4の開度Voを一定時間にわたって目標開度の最大値VoMAXに設定することでEGRクーラ2の冷却水の沸騰を防止してEGRクーラ2やエンジン6の冷却水配管3の破損を防止することができる。
ステップS110では、冷却水バルブ4の目標開度の最大値を0に設定してステップS106へ進む。このステップS110では、ステップS108で冷却水バルブ4の目標開度Voを保持しておく期間が満了していると判定されたので冷却水バルブ4の目標開度の最大値VoMAXをリセットする。
ここで、ステップS102においてアクセル開度とエンジン回転速度とに基づいて冷却水バルブ4の目標開度Voを検索する方法について図4を用いて説明する。図4は、アクセル開度及びエンジン回転速度と冷却水バルブ4の目標開度Voとの関係を示したマップである。
排気ガスの温度はアクセル開度とエンジン回転速度とが大きくなるほど高くなり、これによってEGRガスの温度も上昇するので冷却水バルブ4の開度Voを大きくする必要がある。しかし、アクセル開度とエンジン回転速度とが大きくなるような高負荷かつ高回転の運転領域では、吸気に占める新気の割合を増加させる必要があり、逆にEGRガスの流量を低減させる必要がある。EGRガスの流量を低減させるとEGRバルブ9などのEGR装置の温度は低下するので冷却水バルブ4の開度を小さくする。したがって、図4に示すようなマップとなり冷却水バルブ4の目標開度Voは、アクセル開度及びエンジン回転速度の増大とともに増加させていき、アクセル開度及びエンジン回転速度が或る値を超えると低下させていく。以上によって、アクセル開度とエンジン回転速度とに基づいて冷却水バルブ4の適切な目標開度Voを検索することができる。
以上の制御をまとめて作用を説明する。オフアイドル状態において冷却水バルブ4の開度はアクセル開度とエンジン回転速度とに基づいて検索された目標開度Voに設定される。これによりEGRガス温度に応じて適切な冷却水の流量を調節している。またここで、検索された冷却水バルブ4の目標開度Voが前回処理時の目標開度Voより大きいときにのみ、その目標開度Voを目標開度の最大値VoMAXとして記憶する。これらの制御をアイドル状態に移行するまで繰り返し、アイドル状態に移行したとき冷却水バルブ4の開度をオフアイドル状態のときに記憶した目標開度の最大値VoMAXに設定する。この開度VoMAXを一定時間保持した後に記憶されている目標開度の最大値VoMAXを0にリセットし、再度アクセル開度とエンジン回転速度とに基づいて検索された目標開度Voに設定する。
次に本発明による制御を実施することでEGRクーラ2の冷却水温度がどのように変化するかについて図5、6を用いて説明する。図5は本発明による制御を実施しないときのアクセル開度と、エンジン回転速度と、冷却水バルブ開度と、EGRクーラ2の冷却水流量と、EGRクーラ2の冷却水温度とを示した時系列データである。図6は本発明による制御を実施したときのアクセル開度と、エンジン回転速度と、冷却水バルブ開度と、EGRクーラ2の冷却水流量と、EGRクーラ2の冷却水温度とを示した時系列データである。
従来の技術ではエンジン回転速度とアクセル開度とに基づいて冷却水バルブ4の開度を決定しているので、アクセル開度が減少すると(図5(e)においては、時刻T1においてアクセル開度=0)、エンジン回転速度も低下していき(図5(d))、これに伴って冷却水バルブ4の開度を減少させるのでEGRクーラ2の冷却水流量も減少する(図5(b)、(c))。よってEGRクーラ2の冷却水温度は、熱容量の大きい排気マニホールド7やEGRバルブ9の熱によって図5(a)に示すように上昇して時刻T2において沸騰水温を超えることになる。
続いて本発明の場合を説明する。なお、図3のフローチャートとの対応を明確にするために、フローチャートの各ステップ番号を括弧内に付した。
本発明による制御においてもエンジン回転速度とアクセル開度とに基づいて冷却水バルブ4の開度を決定している。
図6の(e)のように、アクセルが開いているときには(時刻T1以前)、アクセル開度及びエンジン回転速度を読み込んで(S101)、その読込値に基づいて目標開度Voを検索する(S102)。アクセル開度が0ではないとき(S103においてNO)、目標開度Voが前回処理時までの目標開度の最大値VoMAXより大きいか否かを判定して(S104)、目標開度Voが最大値VoMAXより大きいときはこのときの目標開度Voを新たな最大値VoMAXに設定する(S105)。その後、冷却水バルブ4の開度を目標開度Voに設定する(S106)。アクセル開度が0になるまで以上の処理(S101〜S106)を繰り返す。このとき、EGRクーラの冷却水温度(図6(a))及びEGRクーラの冷却水量(図6(b))は、ほぼ一定である(時刻T1以前)。
そして、アクセル開度が0になったら(S103においてYES;図6の時刻T1)、前回処理がアイドル状態であるか否かを判定する(S107)。図6の時刻T1においては、前回処理時がアイドル状態ではないので、ステップS109へ進んで冷却水バルブ4の開度を目標開度の最大値VoMAXに設定する(図6(c))。
そして次回処理時以降はステップS107において前回処理時がアイドル状態と判定されるのでステップS108へ進んで、冷却水バルブ4の目標開度保持期間中であればさらにステップS109へ進んで冷却水バルブ4の開度を目標開度の最大値VoMAXに設定する。冷却水バルブ4の目標開度保持期間が終了するまで、以上の処理(S101→S102→S103→S107→S108→S109)を繰り返す。このとき、EGRクーラの冷却水温度(図6(a))は沸騰水温を超えることなく低下していき、EGRクーラの冷却水流量(図6(b))はほぼ一定である。
そして冷却水バルブ4の目標開度保持期間が終了したとき(S108においてNO;図6の時刻T3)、冷却水バルブ4の目標開度の最大値VoMAXを0にリセットして(S110)冷却水バルブ4の開度を目標開度Voに設定する(S106)。
このように図6に示すようにアクセル開度が減少して0になったとき(時刻T1)、冷却水バルブ4の開度を一定時間(T1〜T3)オフアイドル状態のときの開度の最大値VoMAXに設定するので、EGRクーラ2の冷却水流量は一定時間減少しない(図6(b))。よって、EGRクーラ2の冷却水温度はアクセル開度が0になった後も上昇することなく(図6(a))沸騰による不具合を防止することができる。
以上のように本実施形態では、アイドル状態に移行したとき一定時間冷却水バルブ4の開度をオフアイドル状態のときに記憶した目標開度の最大値VoMAXに設定するので、EGRクーラ2の冷却水は十分な流量を保持される。よって、EGRクーラ2の冷却水の沸騰を防止してEGRクーラ2やエンジン6の冷却水配管3の破損を防止することができる。
また、本実施形態ではアクセル開度とエンジン回転速度とに基づいて冷却水バルブ4の目標開度Voを設定しているので、あらゆる運転領域において適切な流量を調節することができる。さらに、アクセル開度センサとエンジン回転速度センサとは、本発明と関係なくエンジン6で燃焼させる燃料の噴射量などを算出するために備えられているものであり、新たなセンサなどを設けることがないのでコストの上昇を抑えることができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明と均等であることは明白である。
例えば、本実施形態では要求トルクをアクセル開度によって検出しているが、これに限定されることなく燃料噴射量などで検出してもよい。
また、本実施形態ではアクセル開度によってアイドル状態を判定しているが、これに限定されることなくエンジン回転速度などで判定してもよいし、2つ以上の条件によって判定してもよい。
本発明によるEGRガス冷却制御装置の構成図である。 EGRクーラの拡大図である。 本実施形態の制御フローチャートである。 アクセル開度及びエンジン回転速度と冷却水バルブの目標開度Voとの関係を示したマップである。 本発明による制御を実施しない場合の各種時系列データである。 本発明による制御を実施した場合の各種時系列データである。
符号の説明
1 EGR配管
1a EGRガス通路
2 EGRクーラ
3 冷却水配管
4 冷却水バルブ
5 エンジンコントロールユニット(ECU)
6 エンジン
7 排気マニホールド
8 吸気マニホールド
9 EGRバルブ
10 回転速度センサ(回転速度検出手段)
11 アクセル開度センサ(要求トルク検出手段)
S102 冷却能力算出手段
S103 アイドル判定手段
S105 最大冷却能力記憶手段
S106 冷却能力調整手段
S109 冷却能力調整手段

Claims (6)

  1. エンジンの排気を吸気に還流するEGR配管と、
    前記EGR配管に設けられ、EGRガスを冷却するEGRクーラと、
    エンジンの運転状態に基づいてEGRクーラの目標冷却能力を算出する冷却能力算出手段と、
    前記冷却能力算出手段によって算出された目標冷却能力に基づいて前記EGRクーラの冷却能力を調整する冷却能力調整手段と、
    エンジンの運転状態がアイドル状態であるか否かを判定するアイドル判定手段と、
    を備え、
    前記冷却能力調整手段は、エンジンの運転状態がアイドル運転状態ではないオフアイドル運転状態からアイドル運転状態に変化したとき、所定時間を経過するまでは、前記EGRクーラの冷却能力を前記冷却能力算出手段によって算出された目標冷却能力よりも大きくなるように調整する、
    ことを特徴とするEGRガス冷却制御装置。
  2. エンジンの運転状態がオフアイドル状態である間のEGRクーラの最大冷却能力を記憶する最大冷却能力記憶手段をさらに備え、
    前記冷却能力調整手段は、エンジンの運転状態がオフアイドル運転状態からアイドル運転状態に変化したとき、所定時間を経過するまでは、前記EGRクーラの冷却能力を前記最大冷却能力記憶手段によって記憶された最大冷却能力となるように調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のEGRガス冷却制御装置。
  3. エンジンの回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    運転者の要求トルクを検出する要求トルク検出手段と、
    をさらに備え、
    前記冷却能力算出手段は、前記回転速度検出手段と前記要求トルク検出手段とによって検出される値に基づいて前記EGRクーラの目標冷却能力を算出する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のEGRガス冷却制御装置。
  4. 前記要求トルク検出手段はアクセル開度に基づいて要求トルクを検出する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のEGRガス冷却制御装置。
  5. 前記アイドル判定手段は、アクセル開度とエンジン回転速度との少なくとも一方に基づいてアイドル状態を判定している、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のEGRガス冷却制御装置。
  6. 前記EGRクーラに供給する冷却水を通流する冷却水配管と、
    前記冷却水配管に設けられ、冷却水の流量を調節する冷却水バルブと、
    をさらに備え、
    前記冷却能力調整手段は、前記冷却水バルブによって冷却水の流量を調節することで前記EGRクーラの冷却能力を調整する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のEGRガス冷却制御装置。
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