JP3669407B2 - 排ガス再循環装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の排ガス再循環装置に係り、詳しくは再循環ガスであるEGRガスの温度制御技術に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
一般に、車両に搭載された内燃機関(エンジン)から排出される排ガス中には、窒素酸化物(NOx)等の有害物質が含まれており、特にNOxについては、燃焼温度が高温であるほど発生し易いものとなっている。
そこで、該NOxを低減すべく、排ガスの一部を再循環ガス、即ちEGRガスとして吸気通路に還流させ新気とともに燃焼室に導入し、これにより燃焼を緩慢にし燃焼温度を低く抑えることの可能な排ガス再循環装置(EGR装置)が開発され実用化されている。
【0003】
また最近では、EGR通路にEGRガス冷却器を介装してこのEGRガス冷却器に冷却水を導き、該冷却水でEGRガスを予め冷却することで密度を高めるとともに燃焼温度をより一層低下させるよう構成した装置が開発されている。そして、一般にこのような装置では、冷却水としてエンジンの冷却水が利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したような、エンジンの冷却水をEGRガスの冷却に利用する構成の装置の場合、冷却水の温度はエンジンの運転状態に応じて変化するものであり、また同様に排ガス温度もこれに応じて変化するものであるため、EGRガスの温度がこれら冷却水の温度と排ガスの温度に左右され、エンジンの冷却水を単に還流させただけではNOxの発生を安定して低減し続けることができないという問題がある。
【0005】
また、EGR通路に導入されたEGRガスの温度が高く且つ量が多いと、エンジンの冷却水がEGRガスから奪う熱量が多くなりエンジンの冷却能力が低下してエンジンがオーバヒートする虞がある。
さらに、EGR通路に導入されたEGRガスの温度が低く且つ量が少ないと、EGRガスがエンジンの冷却水によって過冷却され、これによりEGRガス中の水分が凝縮して水滴となりEGRガス中の硫黄成分(SOx)がこれに溶けて例えば硫酸となり、この硫酸がEGR通路の内壁を腐蝕させるという問題もある。
【0006】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、内燃機関の冷却水を利用してEGRガスを適切に冷却でき、併せて内燃機関の冷却能力の悪化やEGRガスの過冷却を防止可能な排ガス再循環装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1の発明によれば、内燃機関からの排ガスの一部をEGRガスとして燃焼室に再循環させるEGR通路に設けられたEGRガス冷却器には、冷却水通路により内燃機関の冷却水が循環させられており、EGR通路にはEGR制御弁が、また冷却水通路には冷却水制御弁が設けられている。そして、EGRガス冷却器の入口に配置された第1のEGRガス温度検出手段によってEGRガス冷却器に流入するEGRガスの温度が検出され、第2のEGRガス温度検出手段によってEGRガス冷却器通過後のEGRガスの温度が検出され、また冷却水温度検出手段によってEGRガス冷却器から内燃機関へ返戻する冷却水の温度が検出され、これらの検出情報に基づいて上記冷却水制御弁の開度が適宜制御される。
【0008】
従って、EGRガス冷却器通過前後のEGRガスの温度、EGRガス冷却器から内燃機関へ返戻する冷却水の温度に応じてEGRガスが適切に冷却可能とされ、NOxの発生が安定して低く抑えられる。
また、請求項2の発明では、冷却水制御弁の開度は、第1及び第2のEGRガス温度検出手段によりそれぞれ検出されるEGRガス冷却器通過前後のEGRガスの温度差と第1のEGRガス温度検出手段により検出されるEGRガス冷却器通過前のEGRガス及び冷却水温度検出手段により検出される冷却水の温度差との比、即ち温度効率が予めNOxを良好に低減可能に設定された規定値に向けて制御される。
【0009】
従って、EGRガスはNOx低減に適切な温度に冷却されて再循環されることになり、内燃機関の運転状態に拘わらずNOxの発生が常に安定して低く抑えられる。
また、請求項3の発明では、冷却水温度検出手段により検出される冷却水の温度が第1の所定値より大であるときには冷却水制御弁が最大開度とされるとともにEGR制御弁が閉弁状態とされ、一方EGRガス冷却器通過後のEGRガスの温度が第2の所定値より小であるときには冷却水制御弁が最小開度とされる。
【0010】
従って、EGR通路に導入されたEGRガスの温度が高く且つ量が多い場合には、EGRガスの再循環が中止されて冷却水の昇温が防止されるとともに、内燃機関の冷却水がEGR通路及びEGRガス冷却器を大量に流れることで冷却水の熱が大気中に放散されて冷却水が良好に冷却され、内燃機関のオーバヒートが好適に防止される。
【0011】
また、EGR通路に導入されたEGRガスの温度が低く且つ量が少ない場合には、内燃機関の冷却水によってEGRガスが冷却されなくなり、故にEGRガス中の水分が凝縮して水滴となることがなくなり、硫酸の生成が抑えられてEGR通路の内壁の腐蝕が好適に防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1を参照すると、車両に搭載された排ガス再循環装置(EGR装置)の概略構成図が示されており、以下同図に基づいて本発明に係る排ガス再循環装置の構成を説明する。
【0013】
エンジン(内燃機関)1の吸気ポートに接続された吸気マニホールド2からは吸気管4が延びており、該吸気管4の先端にはエアクリーナ6が接続されている。また、吸気管4には吸気密度を上げるべく吸入空気を冷却するためのインタークーラ7が介装されている。
一方、エンジン1の排気ポートに接続された排気マニホールド8からは排気管10が延びており、該排気管10には排ガスの浄化を行う触媒装置12が介装されている。
【0014】
また、吸気管4と排気管10間にはターボチャージャ14が介装され、排ガスの圧力によってタービンが回転し吸入空気量が増加するように図られている。
さらに、吸気管4と排気管10との間には、排ガス再循環ユニット(EGRユニット)が設けられている。つまり、排気管10からは分岐してEGR管(EGR通路)16が延びており、その先端が吸気管4に接続され、これにより排気管10内を流れる排ガスの一部がEGRガスとして吸気管4内に合流可能とされている。
【0015】
EGR管16には、EGRガスの流量を制御する電磁式のEGR弁(EGR制御弁)18の他にEGRガスを冷却するEGRクーラ(EGRガス冷却器)20が介装されている。
そして、エンジン1とEGRクーラ20との間には入側冷却水管(冷却水通路)26と出側冷却水管(冷却水通路)28が渡されており、エンジン1を冷却するための冷却水が入側冷却水管26を通ってEGRクーラ20内の冷却タンク22に導かれた後、出側冷却水管28を経て再びエンジン1に戻るようにされている。
【0016】
つまり、同図に示すように、EGR管16は、冷却タンク22を貫通するようにしてEGRクーラ20内を通っており、EGR管16内を流れるEGRガスが冷却タンク22に満たされた冷却水によりEGR管16を介して冷却可能とされている。このようにEGRガスが冷却されると、上述したようにEGRガスの密度が大きくなり燃焼室に導入されるEGRガス量が多くなるとともに、燃焼温度が低下してNOxがより一層低減するという効果がある。
【0017】
なお、入側冷却水管26及び出側冷却水管28の内径は、EGR管16内を最大限EGRガスが流れた場合であっても該EGRガスを十分に冷却する冷却水流量を確保可能な大きさとされている。つまり、これらの内径は、EGRガスが最大量流れた場合であっても後述する温度効率ηがやはり後述する所定値(規定値)η0に少なくとも等しくなるよう設定されている。
【0018】
また、EGR管16のEGRクーラ20近傍の部分にはそれぞれEGRクーラ20上流のEGRガス温度TAを検出する温度センサ(第1のEGRガス温度検出手段)30とEGRクーラ20下流のEGRガス温度TBを検出する温度センサ(第2のEGRガス温度検出手段)32とが設けられている。そして、さらに、入側冷却水管26には冷却水流量を制御する電磁式の冷却水弁(冷却水制御弁)40が介装され、出側冷却水管28にはEGRクーラ20から排出された冷却水の温度、即ち冷却水温度TCを検出する水温センサ(冷却水温度検出手段)42が設けられている。
【0019】
また、同図に示すように、エンジン1には、エンジン1内を流れる冷却水温度Twを検出する水温センサ50の他、クランク角に基づいてエンジン回転速度Neを検出するエンジン回転センサ52が設けられている。なお、これら水温センサ50とエンジン回転センサ52とは通常のエンジンであれば一般的に取り付けられているものである。
【0020】
電子コントロールユニット(ECU)60は、エンジン1及び車両の各種制御を行うものであり、CPU(中央処理装置)、各種記憶装置(ROM、RAM等)及びタイマ等から構成されている。
ECU60の入力側には、上記温度センサ30,32、水温センサ42,50及びエンジン回転センサ52が接続されており、さらに、アクセルペダル70の踏込度合である開度情報を電気信号に変換しエンジン1の負荷情報Lpとする変換器72や図示しない種々のセンサ類が接続されている。
【0021】
一方、ECU60の出力側には、上記EGR弁18のソレノイド部19、冷却水弁40のソレノイド部41の他、図示しない種々の出力装置類が接続されている。
以下、このように構成された排ガス再循環装置の本発明に係る作用、即ち、EGRガスの冷却制御について説明する。
【0022】
図2を参照すると、本発明に係る排ガス再循環装置におけるEGRガス冷却制御ルーチンのフローチャートが示されており、以下、このフローチャートに沿って説明する。
ステップS10では、エンジン1内の冷却水温度Twが所定温度T1以上であるか否か、即ち、エンジン1が始動後十分に暖機したか否かを判別する。判別結果が偽(No)でエンジン1が未だ暖機状態にないと判定される場合には、次にステップS12に進み、冷却水弁40の開度Vwを最小開度Vminとする。このようにすることにより、冷却水がEGRクーラ20側に流れないようになり、エンジン1の暖機が促進される。
【0023】
ステップS10の判別結果が真(Yes)でエンジン1が十分暖機状態にあると判定された場合には、次にステップS14に進む。
ステップS14では、EGRクーラ20出口の冷却水温度TCが所定温度(第1の所定値)T2(例えば、100℃)以下であるか否かを判別する。判別結果が偽(No)で冷却水温度TCが所定温度T2よりも大きい場合には、次にステップS16に進み、冷却水弁40の開度Vwを最大開度Vmaxとするとともに、EGR弁18の開度VEGRを全閉状態にする。
【0024】
つまり、冷却水温度TCが所定温度T2よりも大きいような場合には、冷却水がEGRガスの熱を奪って過剰に昇温しており、エンジン1を十分に冷却できないような状況と判定でき、このような場合には、EGR弁18を絞ってEGRガスの循環を止めて冷却水が昇温しないようにするとともに、冷却水弁40を略全開として冷却水を大量にEGRクーラ20に導入して昇温した冷却水の熱を入側冷却水管26、出側冷却水管28及びEGRクーラ20を介して大気中に急速に放散させ、冷却水を十分に冷却するようにするのである。これにより、エンジン1のオーバヒートが防止される。
【0025】
一方、ステップS14の判別結果が真(Yes)で、冷却水温度TCが所定温度T2以下である場合には、次にステップS18に進む。
ステップS18では、上記EGRガス温度TA,TB及び冷却水温度TCとに基づいて温度効率ηを次式(1)から算出する。
η=(TA−TB)/(TA−TC) …(1)
この温度効率ηは、即ちEGRクーラ20におけるEGRガスから冷却水への熱の伝播度合を示す指標であって、この場合、温度効率ηの値が値1に近いほどEGRガスの冷却率が高いとみなすことができる。
【0026】
そして、次のステップS20では、上記ステップS18で算出した温度効率ηが所定値(規定値)η0以上であるか否かを判別する。なお、所定値η0は予めNOxを効率よく低減できる値(例えば、0.9)に設定されている。
判別結果が偽(No)で温度効率ηが所定値η0に満たない場合には、EGRガスが十分に冷却されておらずEGRガスの冷却率が小さいとみなし、この場合には、次のステップS22において冷却水弁40の開度Vwを増大させる。これにより、冷却水流量が増量されてEGRガスの冷却能力が向上し、温度効率ηが所定値η0に向けて上昇することになる。
【0027】
一方、ステップS20の判別結果が真(Yes)で温度効率ηが所定値η0以上の場合には、次のステップS24において温度効率ηが所定値η0に等しいか否かを判別する。判別結果が真(Yes)で温度効率ηが所定値η0に一致している場合には、EGRガスが良好に冷却されてNOxが効率よく低減されていると判定でき、次のステップS26において冷却水弁40の開度Vwをそのままに保持する。
【0028】
一方、ステップS24の判別結果が偽(No)で温度効率ηが所定値η0より大きい場合には、次にステップS28に進む。
ステップS28では、EGRガス温度TBが所定温度(第2の所定値)T3(例えば、100℃)以上であるか否かを判別する。判別結果が偽(No)でEGRガス温度TBが所定温度T3に満たない場合には、次にステップS30に進み、冷却水弁40の開度Vwを最小開度Vminとする。
【0029】
つまり、EGRガス温度TBが所定温度T3に満たないような場合には、温度効率ηが高くEGRガスの冷却率が良い一方でEGRガスが過冷却となっており、EGRガス中に含まれる水分が凝縮して水となっている虞があると判定でき、このような場合には、冷却水弁40を絞り冷却水のEGRクーラ20への導入を中止してEGRガスの冷却を止めるようにするのである。これにより、EGRガス中に含まれるSOx成分が水に溶け硫酸(H2SO4)となってEGR管16の内壁面に付着することがなくなり、EGR管16の腐蝕が防止される。
【0030】
なお、この際、EGR弁18の開度VEGRを全閉状態としてEGRガスのEGRクーラ20への導入を中止するようにしてもよく、このようにすれば硫酸が一切生成されなくなり、EGR管16の腐蝕がより一層好適に防止される。
一方、ステップS28の判別結果が真(Yes)でEGRガス温度TBが所定温度T3以上である場合には、次にステップS32に進み、冷却水弁40の開度Vwを減少させる。これにより、冷却水流量が絞られてEGRガスの冷却能力が低下し、温度効率ηが所定値η0に向けて低下することになる。
【0031】
なお、上述した実施形態では、EGRガス温度TA,TB及び冷却水温度TCをそれぞれ温度センサ30、温度センサ32、水温センサ42で検出するようにしているが、EGRガス温度TAについては、エンジン回転センサ52からのエンジン回転速度情報Neとアクセルペダル70の操作に基づく負荷情報Lpとから検出することもできる(第1のEGRガス温度検出手段)。
【0032】
つまり、EGRガスは排ガスの一部であるため、負荷情報Lpとエンジン回転速度情報Neとから一義に決定される燃焼温度に基づいて排気管10から分岐した直後のEGRガス温度TAを容易に推定できるのである。
具体的には、図3に示すようなエンジン回転速度Neと負荷Lpに対応するEGRガス温度TAのマップを予め実験等により設定しておき、上記EGRガス冷却制御ルーチンのステップS18において、該マップからEGRガス温度TAを読み出し、この値に基づいて温度効率ηを算出する。
【0033】
これにより、別途温度センサ30を設けることなく、つまり温度センサの数を少なくして部品コストを低減しながら、また故障箇所を減らして装置の信頼性の向上を図りながら、上記同様のEGRガス冷却制御を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1の排ガス再循環装置によれば、EGRガス冷却器通過前後のEGRガスの温度、EGRガス冷却器から内燃機関へ返戻する冷却水の温度に応じてEGRガスを適切に冷却することができ、NOxの発生を安定して低く抑えることができる。
【0035】
また、請求項2の排ガス再循環装置によれば、EGRガスをNOx低減に適切な温度に冷却して再循環させることができ、内燃機関の運転状態に拘わらずNOxの発生を常に安定して低く抑えることができる。
また、請求項3の排ガス再循環装置によれば、EGR通路に導入されたEGRガスの温度が高く且つ量が多い場合には、EGRガスの再循環を中止して冷却水の昇温を防止できるとともに、内燃機関の冷却水をEGR通路及びEGRガス冷却器に大量に流すことで冷却水の熱を大気中に放散させて冷却水を良好に冷却させるようにでき、内燃機関のオーバヒートを好適に防止できる。
【0036】
また、EGR通路に導入されたEGRガスの温度が低く且つ量が少ない場合には、内燃機関の冷却水によってEGRガスを冷却させないようにでき、故にEGRガス中の水分が凝縮して水滴とならないようにして硫酸の生成を抑えるようにでき、EGR通路の内壁の腐蝕を好適に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両に搭載された本発明に係る排ガス再循環装置の概略構成図を示す図である。
【図2】本発明に係るEGRガス冷却制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】エンジン回転速度Neと負荷Lpに応じて設定されたEGRガス温度TAのマップを示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン(内燃機関)
4 吸気管
10 排気管
16 EGR管(EGR通路)
18 EGR弁(EGR制御弁)
20 EGRクーラ(EGRガス冷却器)
22 冷却タンク
26 入側冷却水管(冷却水通路)
28 出側冷却水管(冷却水通路)
30 温度センサ(第1のEGRガス温度検出手段)
32 温度センサ(第2のEGRガス温度検出手段)
40 冷却水弁(冷却水制御弁)
42 水温センサ(冷却水温度検出手段)
50 水温センサ
52 エンジン回転センサ(第1のEGRガス温度検出手段)
60 電子コントロールユニット(ECU)
70 アクセルペダル
72 変換器(第1のEGRガス温度検出手段)

Claims (3)

  1. 内燃機関からの排ガスの一部をEGRガスとして燃焼室に再循環させるEGR通路と、
    前記EGR通路に設けられ、EGRガスを通過させ冷却するEGRガス冷却器と、
    前記内燃機関の冷却水を前記EGRガス冷却器に導き循環させる冷却水通路と、
    前記EGR通路に設けられ、EGRガス流量を調節するEGR制御弁と、
    前記冷却水通路に設けられ、冷却水流量を調節する冷却水制御弁と、
    前記EGRガス冷却器の入口に配置され、該EGRガス冷却器に流入するEGRガスの温度を検出する第1のEGRガス温度検出手段と、
    前記EGRガス冷却器通過後のEGRガスの温度を検出する第2のEGRガス温度検出手段と、
    前記EGRガス冷却器から前記内燃機関へ返戻する冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段と、
    前記第1及び第2のEGRガス温度検出手段と前記冷却水温度検出手段からの検出情報に基づき前記冷却水制御弁の開度を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする排ガス再循環装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1及び第2のEGRガス温度検出手段によりそれぞれ検出される前記EGRガス冷却器通過前後のEGRガスの温度差と、前記第1のEGRガス温度検出手段により検出される前記EGRガス冷却器通過前のEGRガス及び前記冷却水温度検出手段により検出される冷却水の温度差との比が規定値となるよう前記冷却水制御弁の開度を制御することを特徴とする、請求項1記載の排ガス再循環装置。
  3. 前記制御手段は、さらに前記EGR制御弁の開度を制御するものであって、
    該制御手段は、前記冷却水温度検出手段により検出される冷却水の温度が第1の所定値より大であるとき前記冷却水制御弁を最大開度とするとともに前記EGR制御弁を閉弁状態とし、前記EGRガス冷却器通過後のEGRガスの温度が第2の所定値より小であるとき前記冷却水制御弁を最小開度とすることを特徴とする、請求項1または2記載の排ガス再循環装置。
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