JP2005343549A - 容器の注出口構造、包装用容器および中栓構造体 - Google Patents

容器の注出口構造、包装用容器および中栓構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】 より効果的に流体の逆流を防止することができ、本体容器への異物や細菌などの進入をより確実に防ぐことができる信頼性の高い容器の注出口構造および包装用容器および中栓構造体を提供する。
【解決手段】 開孔部3aの先端を弾性的に覆うことにより流体1の内側から外側への方向の流れを許容し、流体1の外側から内側への方向の逆流を規制する外側弁4と、柱状部5と、この柱状部5の外周に設けられ、開孔部3aの内壁との間の間隙を弾性的に封止することにより流体1の外側から内側への方向の逆流を規制する内側弁6と、柱状部5に連設される抜け止め部7と、開孔部3aに流体1を導入可能な流路8とを備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば目薬などの流体を注出するための注出口構造と、このような注出口構造を備えた押し出し容器や滴下用容器などの包装用容器、およびこのような包装用容器の注出口構造に設けられる中栓構造体に関するものである。
一般に、目薬などの流体を収容する滴下用容器や押し出し容器などの包装用容器としては、流体を収容する本体容器と、この本体容器に連設された筒状口頚部と、筒状口頚部の先端において流体の内側から外側への方向の流れを許容し、流体の外側から内側への方向の逆流を規制する外側弁とを備え、本体容器の内圧を上昇させることにより、本体容器に収容された流体を筒状口頚部に設けられた開孔部を通して筒状口頚部の外側に滴下するように構成されたものが知られている。
また、このような包装用容器として、外側弁に連設され、本体容器に収容された流体が開孔部を通して外側に注出可能なように開孔部の内壁との間に間隙を有した状態で開孔部内に設けられる柱状部と、柱状部に連設され、開孔部の内側縁部に係止される抜け止め部とを備えたものが種々提案されている。
例えば、特許文献1には、円錐状弁座を備えた注出開口部と、この注出開口部に係合する開口弁と、開口弁支持部材と、抜け止め部を備えた摺動軸とを備えた液噴出容器の技術が開示されている。
特開2002−193305号公報
しかしながら、例えば、点眼薬などの薬品の場合は、一旦外側に浸出した流体の逆流を十分に防止して本体容器への眼脂等の異物や細菌などの進入を確実に防ぐことが必要であり、上述の公報に開示された液噴出容器では、眼脂等の異物や細菌の進入を十分に防ぐことができる程度に流体の逆流を防止することができるとは考えられず、点眼薬などに適用するためには信頼性の点で問題があった。
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、より効果的に流体の逆流を防止することができ、本体容器への異物や細菌などの進入をより確実に防ぐことができる信頼性の高い容器の注出口構造および包装用容器および中栓構造体を提供することを課題としている。
上記課題を解決するための本発明に係る注出口構造は、流体を収容する容器において流体を注出するための筒状口頚部に設けられる注出口構造であって、前記筒状口頚部の開孔部の先端を弾性的に覆うことにより流体の内側から外側への方向の流れを許容し、流体の外側から内側への方向の逆流を規制する外側弁と、この外側弁に連設され、前記容器の本体容器に収容された流体が開孔部を通して外側に注出可能なように開孔部の内壁との間に間隙を有した状態で開孔部内に設けられる柱状部と、この柱状部の外周に設けられ、開孔部の内壁との間の間隙を弾性的に封止することにより、流体の外側から内側への方向の逆流を規制する内側弁と、柱状部に連設され、開孔部の内側縁部に係止される抜け止め部と、本体容器の内部から開孔部に流体を導入可能な流路とを備えていることを特徴とする注出口構造である。
本明細書において流体とは、収容する容器から注出、吐出等が可能であれば、その粘性等については特に規定されず、例えば液体、半固形剤(ゲル状物質、軟膏剤等)などが挙げられる。
本発明に係る注出口構造によれば、本体容器の内部から開孔部に流体を導入可能な流路と、流体が開孔部を通して外側に注出可能なように開孔部の内壁と柱状部との間に設けられた間隙とが、本体容器に収容された流体を外側に注出可能にしている。
また、開孔部内に設けられる柱状部と、開孔部の内側縁部に係止される抜け止め部とが、開孔部の先端を弾性的に覆う外側弁を筒状口頚部の先端に保持して、流体の外側から内側への方向の逆流を規制する。
そして、この外側弁に加えて、柱状部の外周に設けられ、開孔部の内壁との間の間隙を弾性的に封止する内側弁が、流体の外側から内側への方向の逆流を規制するので、筒状口頚部の先端に外側弁だけを設ける場合と比較して、より効果的に流体の逆流を防止することができる結果、本体容器への異物や細菌などの進入をより確実に防ぐことができる。
ここで、上記抜け止め部は、開孔部の本体容器側開口を部分的に覆うものであり、上記流路は、開孔部の本体容器側開口の抜け止め部に覆われていない部分で構成されていることが好ましい。
このようにすれば、開孔部の抜け止め部に覆われていない部分で流路が構成されているので、開孔部の内側縁部に抜け止め部が係止されていても、抜け止め部に影響されることなく、本体容器の内部から開孔部に流体を導入することができる。
また、上記開孔部は、内側縁部に断続的にかつ容器側に突出するように設けられた複数の内側凸部を備え、上記流路は、この複数の内側凸部の間隙で構成されていることが好ましい。
このようにすれば、内側縁部に断続的にかつ容器側に突出するように設けられた内側凸部の間隙で流路が構成されているので、この場合も抜け止め部に影響されることなく、本体容器の内部から開孔部に流体を導入することができる。
また、上記外側弁は、頂部が外側に向いた略円錐体形状に形成された外側弁先端部を備えていることが好ましい。
このようにすれば、外側弁が略円錐体形状に形成された外側弁先端部を備え、この外側弁先端部の頂部が外側に向いているので、本体容器に収容された流体を外側弁先端部の側壁に沿って円滑に滴下することができる。
また、上記開孔部は、外側に拡径する略円錐形状に形成された拡径部を有していることが好ましい。
このようにすれば、外側に拡径する略円錐形状に形成された拡径部が開孔部に設けられているので、外側弁と内側弁とが拡径部に対して楔のように作用する結果、より効果的に流体の逆流を防止することができるようになる。
また、上記筒状口頚部は、先端に外側弁を収容するように凹状に形成された外側弁収容部を備え、この外側弁収容部は、外側に拡径する外側弁収容拡径部を筒状口頚部の先端に有し、上記外側弁は、外側に拡径してこの外側弁収容拡径部の内壁に概ね内接する形状に形成された基端部を備えていることが好ましい。
このようにすれば、外側弁収容拡径部の拡径する内壁に対して外側弁の基端部が概ね内接するように外側に拡径しているので、流体の逆流に対して楔状の面で封止することになる結果、さらにより効果的に流体の逆流を防止することができるようになる。
上記外側弁収容拡径部は、外側に拡径する略円錐形状に形成され、上記外側弁の基端部は、この外側弁収容拡径部の内壁に内接する略円錐形状に形成されていることが好ましい。
このようにすれば、外側弁収容拡径部の略円錐形状の内壁に対して外側弁の基端部が内接する略円錐形状に形成されているので流体の逆流に対して円錐面で封止することになる結果、さらにより効果的に流体の逆流を防止することができるようになる。
また、外側弁と、内側弁と、柱状部と、抜け止め部とは一体成型されたポリプロピレン等の軟質合成樹脂、エラストマー、ゴム等の弾性的に変形可能な材料(弾性材料とも言う)で構成されていることが好ましい。
このようにすれば、外側弁と、内側弁と、柱状部と、抜け止め部とは一体成型された弾性材料で構成されているので、特に寸法が小さいこれら部品の取り扱いが容易になるとともに、注出口構造の製造に係るコストを低減することができるようになる。
また、上記抜け止め部は、外側弁の外径よりも大きい外径を有していることが好ましい。
このようにすれば、抜け止め部が、外側弁の外径よりも大きい外径を有しているので、使用時に抜け止め部が筒状口頚部から抜けることを防止することができる。
また、本発明に係る包装用容器は、上記の注出口構造を備え、本体容器の内圧を上昇させることにより、本体容器に収容された流体を筒状口頚部に設けられた開孔部を通して筒状口頚部の外側に滴下させることを特徴とする包装用容器である。
この本発明に係る包装用容器によれば、上記の注出口構造を備えているので、より効果的に流体の逆流を防止することができる結果、本体容器への異物や細菌などの進入をより確実に防ぐことができる。
また、本発明に係る中栓構造体は、流体を収容するための本体容器と、流体を注出するための注出口構造とを備えた包装用容器において、前記注出口に設けられる中栓構造体であって、外側弁先端部が略円錐体形状に形成された外側弁と、この外側弁に対し垂直方向に連設された柱状部と、この柱状部に環状に凸設された内側弁と、前記柱状部の底部に、柱状部に対し垂直方向に連設された抜け止め部とを備えていることを特徴とする中栓構造体である。
本発明に係る中栓構造体によれば、外側弁に加えて、柱状部に環状に凸設された内側弁が、流体の外側から内側への方向の逆流を規制するので、外側弁だけを設ける場合と比較して、より効果的に流体の逆流を防止することができる結果、本体容器への異物や細菌などの進入をより確実に防ぐことができる。
以上説明したように、本発明によれば、外側弁に加えて、柱状部の外周に設けられ、開孔部の内壁との間の間隙を弾性的に封止する内側弁が、流体の外側から内側への方向の逆流を規制するので、筒状口頚部の先端に外側弁だけを設ける場合と比較して、より効果的に流体の逆流を防止することができ、本体容器への異物や細菌などの進入をより確実に防ぐことができる信頼性の高い容器の注出口構造および包装用容器および中栓構造体を実現することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について詳述する。
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る容器の注出口構造10を採用した包装用容器である押し出し容器100の構成を示す断面図である。また、図2は、前記注出口構造10の構成を示す説明図であり、(a)は、容器の注出口構造10の断面図、(b)は、容器の注出口構造10を本体容器側から見た平面図をそれぞれ示している。また、図3は、図2(a)を90度異なる方向から見た断面図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る容器の注出口構造10を採用した押し出し容器100は、流体1を収容して押し出すために適したものであって、本発明の第1の実施の形態に係る容器の注出口構造10と、流体1を収容するために設けられた本体容器102とを備え、注出口構造10を介して本体容器102に収容された流体1を外側に注出させるように構成されている。
また、図2と図3とに示すように、本発明の第1の実施の形態に係る上記注出口構造10は、筒状口頚部3と、筒状口頚部3先端に設けられた開孔部3aの先端を覆う外側弁4と、この外側弁4に連設された柱状部5と、この柱状部5の外周に設けられた内側弁6と、柱状部5に連設され開孔部3aの内側縁部3b(図2(a))に係止される抜け止め部7と、本体容器102の内部から開孔部3aに流体1を導入可能な流路8(図2(b))と、外側弁4と内側弁6との間に流体1を一時貯留するように形成された空隙部9(図2(a))とを備え、流体1を筒状口頚部3に設けられた開孔部3aを通して筒状口頚部3の外側に吐出させるように構成されている。
上記流体1は、本発明の第1の実施の形態においては、ある程度粘度の高いゲル状の流体が想定されている。
上記本体容器102は、可撓性を有するチューブ状の形状に形成された容器であり、筒状口頚部3と一体に成形されている。そして本体容器102を指で押圧して内圧を上昇させることにより、流体1を筒状口頚部3に設けられた開孔部3aを通して筒状口頚部3の外側に押し出すように構成されている。ここで、本体容器102と筒状口頚部3との材質については、生産性、収容される流体1の物性、化学的性質等により、適宜選択できるが、例えば、ポリプロピレンなどの軟質合成樹脂が好適に使用できる。
また、この本体容器102には、ねじ部102a(図1)が設けられ、キャップ111をこのねじ部102aにねじ込むことにより筒状口頚部3の開孔部3aに蓋をすることができるようになっている。
筒状口頚部3は、また先端に外側弁4を収容するように凹状に形成された外側弁収容部3dを備えている。
上記外側弁4は、開孔部3aの先端を弾性的に覆うことにより流体1の内側から外側への方向の流れを許容し、流体1の外側から内側への方向の逆流を規制する部材であり、外側弁4と、内側弁6と、柱状部5と、抜け止め部7とは一体成型された弾性材料で構成されていることが好ましい。
上記柱状部5は、外側弁4に連設される円柱状の部材であり、本体容器102に収容された流体1が開孔部3aを通して外側に注出可能なように開孔部3aの内壁との間に間隙を有した状態で開孔部3a内に設けられている。
上記内側弁6は、柱状部5の外周に設けられた環状の部材であり、開孔部3aの内壁との間の間隙を弾性的に封止することにより、外側弁4と協働して流体1の外側から内側への方向の逆流を規制している。
上記抜け止め部7は、柱状部5に連設され、開孔部3aの内側縁部3bに係止されて、外側弁4と、柱状部5と、内側弁6とが開孔部3aから逸脱することを防止する部材であり、第1の実施の形態においては、抜け止め部7は、抜け止め部7が筒状口頚部3から外部に抜けることを効果的に防止するために外側弁4の外径よりも大きい外径を有している。
上記流路8は、第1の実施の形態においては、開孔部3aの本体容器側開口の抜け止め部7に覆われていない部分で構成されている。
ここで、図1と図2とを参照して、本発明の第1の実施の形態に係る容器の注出口構造10および押し出し容器100の作用について説明する。
図1と図2とを参照して、本発明の第1の実施の形態に係る容器の注出口構造10および押し出し容器100においては、本体容器102を指で押圧して内圧を上昇させることにより、本体容器102に収容された流体1が、流路8(図2(b))を通って本体容器2の内部から開孔部3aに導入される。
そして、開孔部3aに導入された流体1は、開孔部3aの内壁と柱状部5との間の間隙と、外側弁4と内側弁6との間の空隙部9とを通って外側に押し出される。
この時、外側弁4が、開孔部3aの先端を弾性的に覆うことにより流体1の内側から外側への方向の流れを許容し、流体1の外側から内側への方向の逆流を規制する。
また、内側弁6が、開孔部3aの内壁との間の間隙を弾性的に封止することにより流体1の外側から内側への方向の逆流をより効果的に規制する。
そして、指を緩めて本体容器102の内圧を下降させても、外側から空気が同じルートを逆に辿って本体容器102の中に導入されることがない。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る容器の注出口構造10、および押し出し容器100によれば、本体容器102の内部から開孔部3aに流体1を導入可能な流路8と、流体1が開孔部3aを通して外側に注出可能なように開孔部3aの内壁と柱状部5との間に設けられた間隙と、外側弁4と内側弁6との間に流体1を一時貯留する空隙部9とが、本体容器102に収容された流体1を外側に注出して押し出し可能にしている。
また、開孔部3a内に設けられる柱状部5と、開孔部3aの内側縁部3bに係止される抜け止め部7とが、開孔部3aの先端を弾性的に覆う外側弁4を筒状口頚部3先端に保持して、流体1の外側から内側への方向の逆流を規制する。
このように、外側弁4に加えて、柱状部5の外周に設けられ、開孔部3aの内壁との間の間隙を弾性的に封止する内側弁6が、流体1の内側から外側への方向の流れを許容し、流体1の外側から内側への方向の逆流を規制するので、筒状口頚部3先端に外側弁4だけを設ける場合と比較して、より効果的に流体1の逆流を防止することができる結果、本体容器102への眼脂等の異物や細菌などの進入をより確実に防ぐことができる。
また、外側弁4と、内側弁6と、柱状部5と、抜け止め部7とは一体成型されたポリプロピレン等の軟質合成樹脂、エラストマー、ゴム等の弾性的に変形可能な材料(弾性材料とも言う)で構成されているので、特に寸法が小さいこれら部品の取り扱いが容易になるとともに、容器の注出口構造10と押し出し容器100の製造に係るコストを低減することができるようになる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る容器の注出口構造10においては、抜け止め部7に覆われていない部分で流路8が構成されているので、抜け止め部7に影響されることなく、本体容器102の内部から流路8に流体1を導入することができる。
次に、図4〜図13を参照して、本発明のその他の実施の形態について説明する。なお以下の説明では、本発明の第1の実施の形態に係る容器の注出口構造10と同様の部材には同一の符号を付し、重複する説明を省略するものとする。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る滴下用容器200の構成を示す断面図である。
図4に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る滴下用容器200は、流体1の滴下に適したものであって、本発明の第1の実施の形態に係る容器の注出口構造10と、流体1を収容する本体容器202とを備え、注出口構造10を介して本体容器202に収容された流体1を外側に滴下させるように構成されている。
ここで、本発明の第2の実施の形態に係る滴下用容器200において、注出口構造10は、第1の実施の形態に係る押し出し容器100とは異なり、本体容器202とは別体に設けられたノズル部材204の筒状口頚部203の先端に設けられている。このノズル部材204は、ポリエチレン等の合成樹脂からなる部材であり、本体容器202に着脱可能に構成されている。
上記本体容器202は、流体1を収容するために設けられた内側容器202aと外側容器202bとから構成される二重容器であり、本体容器202の外側容器202bに設けられた開口202cを指で塞ぎながら押圧して外側容器202bと内側容器202aの内圧を上昇させることにより、流体1を筒状口頚部23に設けられた開孔部23aを通して筒状口頚部23の外側に滴下するように構成されている。
本体容器202の内側容器202a、外側容器202bの材質については、生産性、透湿性、使用性、収容される流体1の物性、化学的性質等により、適宜選択できるが、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、U−ポリマー、ポリエチレン等の合成樹脂を組み合わせて使用することができる。
また、この本体容器202には、ねじ部202dが設けられ、キャップ211を、このねじ部202dにねじ込むことにより蓋をすることができるようになっている。
このように、本発明の第2の実施の形態に係る滴下用容器200においては、滴下時は、注出口を滴下する方向に向けた状態で、本体容器202の外側容器202bに設けられた開口202cを指で塞ぎながら押圧して外側容器202bと内側容器202aの内圧を上昇させることにより、本体容器202に収容された流体1が、注出口構造10を介して外側に滴下される。
そして、指を緩めて外側容器202bの内圧を下降させても注出口構造20の弁機能のために空気が外側から本体容器202の中に導入されない。
また、図5は、本発明の第3の実施の形態に係る容器の注出口構造30の開孔部33aの構成を示す説明図であり、(a)は、注出口構造30の断面図、(b)は、開孔部33aを容器の頂面方向から見た平面図をそれぞれ示している。また、図6は、本発明の第3の実施の形態に係る容器の注出口構造30の構成を示す説明図であり、図5(a)を90度異なる方向から見た断面図である。
図5と図6とに示すように、本発明の第3の実施の形態に係る注出口構造30は、筒状口頚部33に設けられた開孔部33a(図5(a))の先端を覆う外側弁34と、この外側弁34に連設された柱状部35と、この柱状部35の外周に設けられた内側弁36と、柱状部35に連設され開孔部33aの内側縁部33b(図5)に係止される抜け止め部37と、本体容器202の内部から開孔部33aに流体1を導入可能な流路38(図5(b))と、外側弁34と内側弁36との間に流体1を一時貯留するように形成された空隙部39とを備えている。
上記筒状口頚部33は、本体容器202とは別体に設けられ、本体容器202に着脱可能なノズル部材33fに設けられ、開孔部33a(図5(a))を有している。この開孔部33aは、外側に拡径する略円錐形状に形成された拡径部33cを有している。
筒状口頚部33は、また先端に外側弁34を収容するように凹状に形成された外側弁収容部33dを備えており、この外側弁収容部33dは、第3の実施形態では全体が外側に拡径する外側弁収容拡径部33eで構成されている。また、この外側弁収容拡径部33eは、第3の実施形態では、特に外側に拡径する略円錐形状に形成されている。
上記外側弁34は、外側に拡径するとともに、外側弁収容部33dの底部に接する形状に形成された基端部34aを備えており、この基端部34aは、特に第3の実施形態では、外側弁収容拡径部33eの内壁に沿うように形成された略円錐形状に形成されている。
また、外側弁34は、頂部が外側に向いた略円錐体形状に形成された外側弁先端部34bを備えており、本体容器202に収容された流体1を外側弁先端部34bの側壁に沿って円滑に滴下することができるようになっている。
上記柱状部35は、外側弁34に連設される両端が拡径した略円柱状の部材であり、本体容器202に収容された流体1が開孔部33aを通して外側に注出可能なように開孔部33aの内壁との間に十分に広い間隙を有した状態で開孔部33a内に設けられている。
上記内側弁36は、柱状部35の外周に設けられた環状の部材であり、開孔部33aの拡径部33cの内壁との間の間隙を弾性的に封止することにより、外側弁34と協働して流体1の内側から外側への方向の流れを許容し、流体1の外側から内側への方向の逆流を規制している。
上記抜け止め部37は、第3の実施形態では、両側端に平面部37aを有する円錐形状に形成され、流路38は、本体容器側開口の抜け止め部37に覆われていない部分で構成されている。
このように、本発明の第3の実施の形態に係る容器の注出口構造30においては、開孔部33aに導入された流体1は、開孔部33aの内壁と柱状部35との間の間隙と、外側弁34と内側弁36との間の空隙部39とを通って外側に注出し、滴下される。
この時、外側弁34が、開孔部33aの先端を弾性的に覆うことにより流体1の内側から外側への方向の流れを許容し、流体1の外側から内側への方向の逆流をより効果的に規制する。
また、内側弁36が、開孔部33aの内壁との間の間隙を弾性的に封止することにより流体1の内側から外側への方向の流れを許容し、流体1の外側から内側への方向の逆流をより効果的に規制する。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態に係る容器の注出口構造30によっても、外側弁34に加えて、柱状部35の外周に設けられ、開孔部33aの内壁との間の間隙を弾性的に封止する内側弁36が、流体1の内側から外側への方向の流れを許容し、流体1の外側から内側への方向の逆流を規制するので、筒状口頚部33先端に外側弁34だけを設ける場合と比較して、より効果的に流体1の逆流を防止することができる結果、例えば上記注出口構造30を点眼容器等に使用した場合、本体容器202への眼脂等の異物や細菌などの進入をより確実に防ぐことができる。
また、外側弁34が略円錐体形状に形成された外側弁先端部34bを備え、この外側弁先端部34bの頂部が外側に向いているので、本体容器202に収容された流体1を外側弁先端部34bの側壁に沿って円滑に滴下することができる。
また、本発明の第3の実施の形態に係る容器の注出口構造30においては、抜け止め部37に覆われていない部分で流路38が構成されているので、この場合も抜け止め部37に影響されることなく、本体容器202の内部から流体1を流路38に導入することができる。
次に、図7と図8とを参照して、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお以下の説明では、同様の部材には同一の符号を付し、重複する説明を省略するものとする。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る容器の注出口構造40の構成を示す断面図である。また、図8は、本発明の第4の実施の形態に係る容器の注出口構造40の筒状口頚部43の開孔部43a、内側縁部43bの構成を示す説明図であり、(a)は、開孔部43aの断面図、(b)は、内側縁部43bを本体容器102もしくは本体容器202側から見た平面図をそれぞれ示している。
本発明の第4の実施の形態に係る注出口構造40は、ある程度粘度の高い流体1を収容して押し出すための押し出し容器100にも、粘性の低い流体1を収容して滴下するための滴下用容器200にも採用可能なものである。
図7と図8とに示すように、第4の実施形態に係る容器の注出口構造40では、開孔部43aは、内側縁部43bに断続的にかつ容器側に突出するように設けられた複数の内側凸部43f(図8)を備えており、本体容器102もしくは本体容器202の内部から開孔部43aに流体1を導入するための流路48は、この複数の内側凸部43fの間隙で構成されている。
筒状口頚部43は、また先端に外側弁44を収容するように広く開口した凹状に形成された外側弁収容部43dを備えており、この外側弁収容部43dは、第4の実施形態では全体が外側に広く拡径する外側弁収容拡径部43eで構成されている。また、この外側弁収容拡径部43eは、第4の実施形態では特に外側に広く拡径する略円錐形状に形成され、流体1の逆流に対して円錐面で封止して、効果的に流体1の逆流を防止することができるようになっている。
外側弁44は、外側に広く拡径して外側弁収容拡径部43eの内壁に概ね内接する形状に形成された基端部44aを備えており、この基端部44aは、特に第4の実施形態では外側弁収容拡径部43eの内壁に内接する略円錐形状に形成されている。
また、外側弁44は、頂部が外側に突出するような略円錐体形状に形成された外側弁先端部44bを備えており、本体容器102もしくは本体容器202に収容された流体1を外側弁先端部44bの突出する面に沿って円滑に滴下することができるようになっている。
柱状部45は、外側弁44に連設される円柱状の部材であり、流体1が開孔部43aを通して外側に注出可能なように開孔部43aの内壁との間に間隙を有した状態で開孔部43a内に設けられている。
内側弁46は、柱状部45の外周に設けられた環状の部材であるが、下向きの円錐面46aを有し、この円錐面46aが、拡径部43cに接するようにして、拡径部43cの内壁との間の間隙を弾性的に封止することにより、外側弁44と協働して流体1の内側から外側への方向の流れを許容し、流体1の外側から内側への方向の逆流を規制している。
上記抜け止め部47は、第4の実施形態に係る容器の注出口構造40では、本体容器102もしくは本体容器202側に頂部を有する円錐形に形成されている。
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態に係る容器の注出口構造40によれば、内側縁部43bに断続的にかつ容器側に突出するように設けられた内側凸部43fの間隙で流路48が構成されているので、開孔部43aの内側縁部43bに抜け止め部47が係止されていても、この抜け止め部47に影響されることなく、本体容器102もしくは本体容器202の内部から開孔部43aに流体1を導入することができる。
また、外側弁44が頂部が外側に突出するような略円錐体形状に形成された外側弁先端部44bを備え、この外側弁先端部44bの頂部が外側に向いているので、本体容器102もしくは本体容器202に収容された流体1を外側弁先端部44bの突出する面に沿って円滑に滴下することができる。
また、外側に拡径する略円錐形状に形成された拡径部43cが開孔部43aに設けられているので、外側弁44と内側弁46とが拡径部43cに対して楔のように作用する結果、より効果的に流体1の逆流を防止することができるようになる。
また、外側弁収容拡径部43eの拡径する内壁に対して外側弁44の基端部44aが概ね内接するように外側に広く拡径しているので、流体1の逆流に対して楔状の面で封止することになる結果、さらにより効果的に流体1の逆流を防止することができるようになる。
特に、外側弁収容拡径部43eの略円錐形状の内壁に対して外側弁44の基端部44aが内接する略円錐形状に形成されているので流体1の逆流に対して円錐面で封止することになる結果、さらにより効果的に流体1の逆流を防止することができるようになる。
ここで、図9は、本発明の第5の実施の形態に係る容器の注出口構造50の構成を示す断面図である。また図10は、本発明の第5の実施の形態に係る容器の注出口構造50の開孔部53aの構成を示す断面図であり、(a)は、開孔部53aを容器の頂面方向から見た平面図を、(b)は、開孔部53aの断面図をそれぞれ示している。
図9に示すように、本発明の第5の実施の形態に係る容器の注出口構造50においては、外側弁収容部53dは、略円筒形状に形成され、内側壁に、外側弁54に向かって突出するように設けられた複数の収容部凸部53f(図10)を備えており、この複数の収容部凸部53fの間隙から流体が浸出するように構成されている。
このようにすれば、流体を滴下する時の液の飛び散りを防止することができるようになる。
また、図11は、本発明の第6の実施の形態に係る容器の注出口構造60の構成を示す断面図である。
図11に示すように、本発明の第6の実施の形態に係る容器の注出口構造60においては、開孔部63aは、略円筒形状に形成されている。
このような構成によっても、本発明の第1〜第5の実施の形態に係る容器の注出口構造10〜50と同様に、内側弁66が、流体1の内側から外側への方向の流れを許容し、流体1の外側から内側への方向の逆流を規制し、また開孔部63aでの液溜まり量を増やすことができるので、より効果的に流体1の逆流を防止することができる結果、本体容器102もしくは本体容器202への異物や細菌などの進入をより確実に防ぐことができる。
また、図12は、本発明の第7の実施の形態に係る容器の注出口構造70の構成を示す断面図である。
図12に示すように、本発明の第7の実施の形態に係る容器の注出口構造70においては、内側弁76aと抜け止め部47との間に第二の内側弁76bを有している。
このようにすれば、第二の内側弁76bにより、さらにより効果的に流体1の逆流を防止することができるようになる。
また、図13は、本発明の第8の実施の形態に係る容器の注出口構造80の構成を示す断面図である。
図13に示すように、本発明の第8の実施の形態に係る容器の注出口構造80においては、外側弁84の基端部84aは、曲面84cを備えた略円筒形状に形成されている。
このような構成によっても、本発明の第1〜第7の実施の形態に係る容器の注出口構造10〜70と同様に、内側弁46が、流体1の内側から外側への方向の流れを許容し、流体1の外側から内側への方向の逆流を規制するので、効果的に流体1の逆流を防止することができる。
上述した第1〜第8の実施の形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した第1〜第8の実施の形態に限定されない。
例えば、本体容器102、202、筒状口頚部3〜83は、必ずしも上述した合成樹脂で構成されている必要はなく、本発明の効果を妨げない限り、生産性、成形性、収容される流体の物理的、化学的性質等により、薄い金属膜などその他の材質が適用可能である。
また、外側弁4〜84と、内側弁6〜46と、柱状部5〜45と、抜け止め部7〜47とはそれぞれ一体成型された物である必要はなく、それぞれ個別に製作されて接着、溶着などの手段で連結されたものであってもよい。
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の第1の実施の形態に係る容器の注出口構造および押し出し容器の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る容器の注出口構造の構成を示す説明図であり、(a)は、容器の注出口構造の構成を示す断面図、(b)は、注出口構造を本体容器側から見た平面図をそれぞれ示している。 本発明の第1の実施の形態に係る容器の注出口構造の構成を示す説明図であり、図2(a)を90度異なる方向から見た断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る滴下用容器の構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る容器の注出口構造の構成を示す説明図であり、(a)は、容器の注出口構造の構成を示す断面図、(b)は、開孔部を容器の頂面方向から見た平面図をそれぞれ示している。 本発明の第3の実施の形態に係る容器の注出口構造の構成を示す説明図であり、図5(a)を90度異なる方向から見た断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る容器の注出口構造の構成を示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る容器の注出口構造の開孔部、内側縁部の構成を示す説明図であり、(a)は、開孔部の断面図、(b)は、内側縁部を本体容器側から見た平面図をそれぞれ示している。 本発明の第5の実施の形態に係る容器の注出口構造の構成を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る容器の注出口構造の開孔部の構成を示す断面図であり、(a)は、開孔部を容器の頂面方向から見た平面図、(b)は、開孔部の断面図をそれぞれ示している。 本発明の第6の実施の形態に係る容器の注出口構造の構成を示す断面図である。 本発明の第7の実施の形態に係る容器の注出口構造の構成を示す断面図である。 本発明の第8の実施の形態に係る容器の注出口構造の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 流体
3、33、43、53、63、73、83、 筒状口頚部
3a、33a、43a、53a、63a 開孔部
3b、33b、43b、 内側縁部
33c、43c 開孔部の拡径部
3d、33d、43d、53d 外側弁収容部
33e、43e 外側弁収容拡径部
53f 内側凸部
4、34、44、54、84 外側弁
4a、34a、44a、54a、84a 外側弁の基端部
4b、34b、44b、54b、84b 外側弁先端部
5、35、45 柱状部
6、36、46、66、76a 内側弁
7、37、47 抜け止め部
8、38、48 流路
9 空隙部
10、30、40、50、60、70、80 容器の注出口構造
100 押し出し容器(包装用容器)
200 滴下用容器(包装用容器)
102、202 本体容器

Claims (11)

  1. 流体を収容する容器において流体を注出するための筒状口頚部に設けられる注出口構造であって、
    前記筒状口頚部の開孔部の先端を弾性的に覆うことにより流体の内側から外側への方向の流れを許容し、流体の外側から内側への方向の逆流を規制する外側弁と、
    この外側弁に連設され、前記容器の本体容器に収容された流体が開孔部を通して外側に注出可能なように開孔部の内壁との間に間隙を有した状態で開孔部内に設けられる柱状部と、
    この柱状部の外周に設けられ、開孔部の内壁との間の間隙を弾性的に封止することにより、流体の外側から内側への方向の逆流を規制する内側弁と、
    柱状部に連設され、開孔部の内側縁部に係止される抜け止め部と、
    本体容器の内部から開孔部に流体を導入可能な流路と、
    を備えていることを特徴とする注出口構造。
  2. 上記抜け止め部は、開孔部の本体容器側開口を部分的に覆うものであり、
    上記流路は、開孔部の本体容器側開口の抜け止め部に覆われていない部分で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の注出口構造。
  3. 上記開孔部は、内側縁部に断続的にかつ本体容器側に突出するように設けられた複数の内側凸部を備え、
    上記流路は、この複数の内側凸部の間隙で構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項2に記載の注出口構造。
  4. 上記外側弁は、頂部が外側に向いた略円錐体形状に形成された外側弁先端部を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の注出口構造。
  5. 上記開孔部は、外側に拡径する略円錐形状に形成された拡径部を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の注出口構造。
  6. 上記筒状口頚部の先端は、外側弁を収容するように凹状に形成された外側弁収容部を備え、
    この外側弁収容部は、外側に拡径する外側弁収容拡径部を有し、
    上記外側弁は、外側に拡径してこの外側弁収容拡径部の内壁に概ね内接する形状に形成された基端部を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の注出口構造。
  7. 上記外側弁収容拡径部は、外側に拡径する略円錐形状に形成され、
    上記外側弁の基端部は、この外側弁収容拡径部の内壁に内接する略円錐形状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の注出口構造。
  8. 上記外側弁と、内側弁と、柱状部と、抜け止め部とは一体成型された弾性材料で構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の注出口構造。
  9. 上記抜け止め部は、外側弁の外径よりも大きい外径を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の注出口構造。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の注出口構造を備え、
    本体容器の内圧を上昇させることにより、本体容器に収容された流体を筒状口頚部に設けられた開孔部を通して筒状口頚部の外側に滴下させることを特徴とする包装用容器。
  11. 流体を収容するための本体容器と、流体を注出するための注出口構造とを備えた包装用容器において、前記注出口に設けられる中栓構造体であって、
    外側弁先端部が略円錐体形状に形成された外側弁と、
    この外側弁に対し垂直方向に連設された柱状部と、
    この柱状部に環状に凸設された内側弁と、
    前記柱状部の底部に、柱状部に対し垂直方向に連設された抜け止め部とを備えていることを特徴とする中栓構造体。
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