JP2005343212A - 車両 - Google Patents

車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2005343212A
JP2005343212A JP2004162179A JP2004162179A JP2005343212A JP 2005343212 A JP2005343212 A JP 2005343212A JP 2004162179 A JP2004162179 A JP 2004162179A JP 2004162179 A JP2004162179 A JP 2004162179A JP 2005343212 A JP2005343212 A JP 2005343212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
fuel
vehicle
meter
float
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004162179A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Suzuki
智 鈴木
Fumito Hirano
文人 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2004162179A priority Critical patent/JP2005343212A/ja
Priority to ES05011614T priority patent/ES2423218T3/es
Priority to EP20050011614 priority patent/EP1602568B1/en
Priority to BRPI0502065A priority patent/BRPI0502065B1/pt
Priority to CN 200510073153 priority patent/CN1704304B/zh
Publication of JP2005343212A publication Critical patent/JP2005343212A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J35/00Fuel tanks specially adapted for motorcycles or engine-assisted cycles; Arrangements thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Level Indicators Using A Float (AREA)

Abstract

【課題】 燃料タンクの外形を大きくすることなく正確な燃料量の計量を可能にすること。
【解決手段】 底面前部中央部21aより下方に突出する底面前部左側部21c及び底面前部右側部21dと最上部21eを燃料タンク20の前部に形成したため、燃料タンク20の外形を大きくすることなく上下方向の高さを稼ぐことができる。また、燃料タンク20の底面前部中央部21aより下方に形成した後部中央部の平坦部21bに液量計28を配置したため、燃料タンク20の外形を大きくすることなく液量計28を配置することができる。さらに、燃料タンク20内の底面前部左側部21cと、下方向の高さを稼げるところでフロート28cが上下するように液量計28を配置したため、アーム部28bの揺動角度を大きくすることができるので、燃料タンク20の外形を大きくすることなく正確な燃料の計量を行うことができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車体を傾けて旋回する等の動きをする車両に関し、特に、燃料タンク内部に燃料ポンプを備える車両に関する。
従来、特許文献1に記載された自動二輪車の燃料タンクでは、燃料タンクの後半分を主要容積部とし、この主要容積部内に燃料ポンプを内装している。そして、燃料ポンプの頂部にフロート式の燃料液面ゲージ装置を設け、そのゲージ本体に軸着されたアーム部を、その自由端が燃料ポンプより上方に回動可能に設けている。これにより、燃料ポンプとは別のゲージ挿入用開口を燃料タンクに設ける必要をなくし、燃料ポンプの設置場所の制約を軽減している。
特開2002−160685号公報
しかしながら、上記自動二輪車の燃料タンクでは、燃料ポンプの頂部にフロート式の燃料液面ゲージ装置を設け、そのゲージ本体に軸着されたアーム部を、その自由端が燃料ポンプより上方に回動可能に設けたため、アーム部の自由端部に供えたフロートの回動範囲が主要容積部内の底面に届かず、主要容積部内における燃料量を確実に計量することができない。
そこで、本発明は係る問題を解決するため、液量計のフロートが燃料タンク内の底面から上面まで回動可能になるように燃料タンクの形状を工夫するとともに、液量計を燃料タンク内底面の後中央部に配置して、燃料タンクの外形を大きくすることなく正確な燃料量の計量を可能にする車両を提供することを目的とする。
本発明の車両は、車体フレームと、前記車体フレームに支持される燃料タンクと、前記燃料タンク内部の燃料量に応じて昇降するフロートを支持するアームを揺動自在に設けてなる液量計と、を備え、前記燃料タンクを、その底面の前部右側部と前部左側部が前部中央部より下方に位置し、上面の最上部がその底面の前部上方に位置し、その底面の後部中央部が前記前部中央部より下方に位置するように形成し、前記液量計を、前記フロートが前記前部右側部または前記前部左側部で昇降するように、前記燃料タンク内部の底面の前記後部中央部に配置する構成を採る。
本発明によれば、液量計のフロートが燃料タンク内の底面から上面まで回動可能になるように燃料タンクの形状を工夫し、液量計を燃料タンク内底面の後部中央部に配置して、燃料タンクの外形を大きくすることなく正確な燃料量の計量を行うことができる。
本発明の骨子は、フロートが燃料タンク内の底面から上面まで回動可能になるように燃料タンクの形状を工夫し、液量計を燃料タンク内底面の後部中央部に配置して、燃料タンクの外形を大きくすることなく正確な計量を可能にすることである。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態では、本発明を自動二輪車に適用した場合について説明する。図1〜図9は、本発明を適用した一実施の形態の自動二輪車を説明するための図である。図1は自動二輪車の左側面図、図2は図1の燃料タンク内及びその周辺の構成を示す拡大左側面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図、図5は燃料タンク内の構成を示す拡大左側面図、図6は図3の燃料タンク内の液量計の取付位置を示す平面図、図7はその他の燃料ポンプ及び液量計の構成例を示す左側面図、図8は図7の平面図、図9はその他の燃料ポンプ及び液量計の構成例を示す左側面図である。
まず、図1を参照して自動二輪車の構成を説明する。図1において、自動二輪車1は、ヘッドパイプ2に後方斜め下方に延出する1本のメインフレーム4と、下方に延出するダウンチューブ5が接続されている。メインフレーム4には、メインフレーム4に対してある角度をもって後方に略平行に延出するサブフレーム6が接続されている。メインフレーム4、ダウンチューブ5及びサブフレーム6によって形成される空間部には、トランスミッション一体型のエンジンユニット7が収納されている。メインフレーム4及びサブフレーム6は、車幅方向中央部に位置し、車体フレーム3を構成する。
エンジンユニット7は、シリンダブロック8の気筒軸が車体前方に少し傾斜されていると共に、シリンダブロック8の下部に位置してクランク軸及びトランスミッションを収容するトランスミッションケース9が車幅方向に向けてメインフレーム4とダウンチューブ5に懸架支持されている。また、エンジンユニット7の上端部は、メインフレーム4に固定されたブラケット10に固定されている。エンジンユニット7のドライブ軸に固着された図示しない駆動スプロケットと、この駆動スプロケットに巻回される図示しないチェーンにより、エンジン動力がチェーンを介して後輪11に伝達される。
また、シリンダブロック8には、インジェクタ12と、吸気パイプ13と、エキゾーストパイプ14が接続されている。インジェクタ12は、その上端部に燃料供給パイプ15が接続され、コントロールユニット40の制御によりシリンダ内へ燃料を噴射する。吸気パイプ13には、スロットルボディ16が接続され、図示しないエアクリーナから供給される吸気量をスロットルボディ16内のスロットル弁(図示せず)により調整してシリンダ内に吸気する。また、吸気パイプ13内の吸気ポート部(図示せず)には、吸気圧センサ17が接続されている。吸気圧センサ17は、吸気ポート部における吸気圧を検出し、その吸気圧検出信号をコントロールユニット40に出力する機能を有する。
ヘッドパイプ2には、図示しないステアリングシャフトが回動自在に挿通しており、ステアリングシャフトの上端部には図示しない操向ハンドルが取り付けられている。また、ステアリングシャフトにはフロントフォーク18の上端部が取り付けられており、フロントフォーク18の下端部には前輪19が回転自在に軸支されている。
メインフレーム4及びサブフレーム6の上部には、燃料タンク20が設けられ、燃料タンク20の後部には、タンデムシート30が設けられている。図2の燃料タンク及び車体フレームの拡大左側面図に示すように、燃料タンク20の底面部21は、図中の車両側面視で、その前部中央部に底面前部中央部21aが形成され、その底面の後部中央部に底面前部中央部21aより下方に位置し、サブフレーム6の平行部と平行になるように平坦部21bが形成されている。また、底面前部中央部21aの前部左右両則部には、図3に示すように、その底面前部中央部21aより下方に突出する底面前部左側部21c及び底面前部右側部21dが形成されている。また、燃料タンク20は、その上面の最上部21eがその底面の前部上方に位置するように形成されている。なお、車両側面視とは、車両を側面から見て左側を前方(又は後方)、右側を後方(又は前方)とした場合を示し、以下、同様である。
そして、燃料タンク20の底面前部左側部21c及び底面前部右側部21dには、メインフレーム4と対向する各側壁に前方(図中の左方)が開口する横U字状のガイドブラケット22が突設されている。このガイドブラケット22に対向するメインフレーム4の各側面には、位置決め部材23が突設されている。燃料タンク20の前部は、底面前部左側部21c及び底面前部右側部21dの各側壁に突設されたガイドブラケット22を、メインフレーム4の各対向位置に突設された位置決め部材23に差し込むことにより、メインフレーム4に支持される。
燃料タンク20の底面前部左側部21c、底面前部右側部21d及びメインフレーム4の各位置決め部材23の各突設位置は、燃料タンク20の前部が位置決めされた際に、燃料タンク20の底面前部中央部21aとメインフレーム4の上面との間に隙間Aを形成するように決められている。
また、燃料タンク20の平坦部21bの後方(図中の右方)端部には、燃料タンク20の後端部をサブフレーム6に固定するためのブラケット24が取り付けられている。サブフレーム6には、ブラケット24と対向する位置に位置決め部材25が突設されている。そして、燃料タンク20の後端部は、ブラケット24をサブフレーム6の位置決め部材25にゴムダンパ26を介してボルト31で固定することにより、サブフレーム6に支持される。
燃料タンク20の後端部がブラケット24及びサブフレーム6の位置決め部材25によりサブフレーム6に支持されることにより、図4の図2のB−B線断面図に示すように、燃料タンク20の平坦部21bとサブフレーム6の上面との間には隙間Bが形成される。
また、上記のように、燃料タンク20の前部をメインフレーム4に支持し、燃料タンク20の後端部をサブフレーム6に支持することにより、隙間Aと隙間Bは連続するものとなる。その結果、燃料タンク20の底面部21と、メインフレーム6及びサブフレーム4の各上面との間に連続して形成された隙間A、Bには、複数の部品が収納可能となる。
また、燃料タンク20は、その後端部のブラケット24を位置決め部材25から外すことにより、その前部のガイドブラケット22及び位置決め部材23を揺動中心として、その後端部を上方に持ち上げることによりメンテナンスが可能である。
図5の燃料タンク内部の構成を示す拡大左側面図に示すように、平坦部21bには、燃料タンク20内の燃料を燃料供給パイプ15に送出するための燃料ポンプ27が、その下端部に取り付けられた燃料送出部27a及び電力供給部27cを除いて燃料タンク20内に収納されるように立設されている。燃料ポンプ27は、その燃料取り入れ部(図示せず)が燃料タンク20内で平坦部21b面より上方に露出し、かつ、燃料送出部27a及び電力供給部27cが燃料タンク20外面で平坦部21b面より下方に露出するように立設されている。
燃料ポンプ27には、その本体側面27bに、燃料タンク20内の燃料量を計量する液量計28が一体的に取り付けられている。液量計28は、その基端部が揺動軸28aに揺動自在に取り付けられたアーム部28bと、そのアーム部28bの先端部に取り付けられたフロート28cを備える。
液量計28は、フロート28cが図3に示すように燃料タンク20の前部左側部に形成された底面前部左側部21cの底面近傍から上面の最上部21e近傍の範囲で、燃料液面の変化に応じてフロート28cを支持するアーム部28bが揺動し、その揺動位置の変化を揺動軸28aの角度変化に変換して燃料量を計量する。液量計28には、平坦部21bの取付け位置から燃料タンク20の平坦部21bより外面に取り付けられた電力供給部27cに接続される図示しない信号/電力ケーブルが設けられている。この信号/電力ケーブルは、燃料タンク20内部で電力供給部27cの内部接続端子(図示せず)に接続され、燃料タンク20外部で電力供給部27cの外部接続端子(図示せず)に接続されたハーネス51を介してメインハーネス50に接続される。信号/電力ケーブルは、ハーネス51及びメインハーネス50を介してコントロールユニット40に燃料計量信号をコントロールユニット40に出力する。また、信号/電力ケーブルは、ハーネス51及びメインハーネス50を介してリレー45から供給される電力を燃料ポンプ27に供給する。
また、液量計28は、図6の図3の燃料タンク内の液量計の取付位置を示す平面図に示すように、燃料タンク20の左側面において、その揺動軸28aが図中の燃料ポンプ27の中心を通る中心線C、すなわち、車両平面視で車両左右方向に対して角度αだけ後方に傾斜して取り付けられている。このように、液量計28を燃料ポンプ27に取り付けることにより、フロート28cが燃料タンク20内の底面前部左側部21cで昇降する際に、図3に示すように、上昇時に中央よりに移動し、底面前部左側部21cの側面形状に沿って弧を描くように揺動することになる。その結果、フロート28cの揺動範囲は、底面前部左側部21cの底面近傍から上面の最上部21eの近傍までと従来よりも拡大し、燃料量の正確な計量が可能になる。なお、車両平面視とは、車両の上方から見て、左側を前方(又は後方)、右側を後方(又は前方)とした場合を示し、以下、同様である。
また、図4の図2のB−B線断面図に示すように、燃料ポンプ27の燃料送出部27aには、燃料供給パイプ15が取り付けられている。燃料供給パイプ15は、上記隙間Bを利用して燃料タンク20の底面部21を通り、その底面部21から燃料タンク20外部の前部左側上方に延びて、上記燃料タンク20の揺動中心の近くで屈曲部15aを形成してインジェクタ12に接続されるように構成されている。また、燃料供給パイプ15は、図4に示すように、燃料送出部27aから燃料タンク20の底面部を通る側にも屈曲部15bが形成されている。
また、燃料供給パイプ15は、その燃料送出部27aに接続される部分とインジェクタ12に接続される部分が金属部材で形成され、屈曲部15a,15bを形成する中間部分が、ゴム等の可塑性部材で形成されている。
燃料タンク20の底面部21の底面前部中央部21aとメインフレーム4の上面の間に形成された隙間Aには、自動二輪車1の走向を制御するコントロールユニット40がメインフレーム4の上面に固定されている。コントロールユニット40には、インジェクタ12、スロットルボディ16、吸気圧センサ17及び液量計28等との間にメインハーネス50を介してハーネス52が接続され、各種センサからの各種検出信号に基づいて、エンジンユニット7に関わる各種アクチュエータの動作を制御する。また、隙間Aには、自動二輪車1の制御系への電力供給を制御するリレー45が取付け部材46によりメインフレーム4の上面に固定されている。リレー45には、ハーネス53が接続され、ハーネス53はメインハーネス50に接続される。リレー45は、ハーネス53及びメインハーネス50を介してインジェクタ12、スロットルボディ16、吸気圧センサ17、液量計28及びコントロールユニット40等に電力を供給する。また、メインハーネス50は、メインフレーム4及びサブフレーム6の側面等に沿って配設されている。
以上のように、底面前部中央部21aより下方に突出する底面前部左側部21c、底面前部右側部21dと最上部21eを燃料タンク20の前部に形成したため、燃料タンク20の外形を大きくすることなく上下方向の高さを稼ぐことができる。また、燃料タンク20の底面前部中央部21aより下方に形成した後部中央部の平坦部21bに液量計28を配置したため、燃料タンク20の外形を大きくすることなく液量計28を配置することができる。さらに、燃料タンク20内の底面前部左側部21cと、下方向の高さを稼げるところでフロート28cが上下するように液量計28を配置したため、アーム28bの揺動角度を大きくすることができるので、燃料タンク20の外形を大きくすることなく正確な燃料の計量を行うことができる。
また、液量計28を、アーム部28bの揺動軸28aが車両平面視で車両左右方向に対して後方に角度αだけ傾斜するように後部中央部の平坦部21bに配置したため、フロート28cが、上昇時又は下降時に中央よりへ移動することになり、アーム部28bの揺動角度を従来よりも大きくすることができるので、燃料タンク20の上部又は下部の外形を大きくすることなく正確な計量を行うことができる。
また、液量計28を燃料ポンプ27の左側方に配置し、液量計28と燃料ポンプ27をユニット化したため、燃料タンク20の外形を大きくすることなく簡単な構造で液量計28の揺動軸28aを任意の位置に配置することができ、より正確な燃料の計量を行うことができる。
また、燃料ポンプ27の長手方向、すなわち、図5の平坦部21bに対する鉛直方向は、燃料タンク20内で略上下方向に沿って配置したため、燃料タンク20の後部の上面を前部より低くすることができ、燃料タンク20の後部をライダの乗車姿勢に合わせて形成することができ、ライダの乗り心地を向上させることができる。
なお、上記実施の形態では、燃料ポンプ27を燃料タンク20内で略上下方向に沿って配置した場合を示したが、例えば、図7及び図8に示すように、燃料ポンプ50の長手方向を後部中央部の平坦部21bに対して燃料タンク20内で略水平向に沿って配置するようにしてもよい。この場合、燃料ポンプ50の左側面に液量計60が取り付けられており、その基端部が揺動軸60aに揺動自在に取り付けられたアーム部60bと、そのアーム部60bの先端部に取り付けられたフロート60cを備える。なお、図中の61はフィルタである。
液量計60は、上記液量計28と同様に、フロート60cが図3に示すように燃料タンク20の前部左側部に形成された底面前部左側部21cの底面近傍から最上部21e近傍の範囲で、燃料液面の変化に応じてフロート60cを支持するアーム部60bが揺動し、その揺動位置の変化を揺動軸60aの角度変化に変換して燃料量を計量する。
したがって、この液量計60の場合も、燃料タンク20内の底面前部左側部21cと、下方向の高さを稼げるところでフロート60cが上下するように液量計60を配置したため、アーム60cの揺動角度を大きくすることができるので、燃料タンク20の外形を大きくすることなく正確な燃料の計量を行うことができる。また、液量計60は、その長手方向を燃料タンク20内で略水平向に沿って配置したため、燃料タンクの後部の上面が更に低く形成することができる。その結果、燃料タンク内に燃料ポンプを配置する際に、燃料タンク形状による制約を回避することができる。
また、図9に示す燃料タンク70のように、底面が前方から後方に後下がりに傾斜する傾斜面70aとして形成されている場合は、その傾斜面70aの後部に液量計80と一体の燃料ポンプ81を配置するようにしても良い。また、燃料タンク70の前部左右側部には、図示しない底面前部左右側部が形成されている。
この場合、燃料ポンプ81の左側面に取り付けられた液量計80は、その基端部が揺動軸80aに揺動自在に取り付けられたアーム部80bと、そのアーム部80bの先端部に取り付けられたフロート80cを備える。
したがって、この液量計80の場合も、燃料タンク70内の底面前部左側部と、下方向の高さを稼げるところでフロート80cが上下するように液量計80を配置したため、アーム80cの揺動角度を大きくすることができるので、燃料タンク70の外形を大きくすることなく正確な計量を行うことができる。
なお、上記実施の形態では、液量計のフロートが燃料タンク内の底面前部左側部の上方で昇降する場合を説明したが、これに限るものではなく、底面前部右側部の上方で昇降するようにしてもよい。この場合、液量計は燃料ポンプの右側部に取り付けるようにすればよい。
本発明の車両は、車体フレームと、前記車体フレームに支持される燃料タンクと、前記燃料タンク内部の燃料量に応じて昇降するフロートを支持するアームを揺動自在に設けてなる液量計と、を備え、前記燃料タンクを、その底面の前部右側部と前部左側部が前部中央部より下方に位置し、上面の最上部がその底面の前部上方に位置し、その底面の後部中央部が前記前部中央部より下方に位置するように形成し、前記液量計を、前記フロートが前記前部右側部または前記前部左側部の上方で昇降するように、前記燃料タンク内部の底面の前記後部中央部に配置する構成を採る。
この構成によれば、下方に突出する前部左右側部と最上部を燃料タンクの前部に形成したため、燃料タンクの外形を大きくすることなく上下方向の高さを稼ぐことができる。また、底面前部中央部より下方に形成した後部中央部に液量計を配置したため、燃料タンクの外形を大きくすることなく液量計を配置することができる。さらに、燃料タンク内の前部左右側部と、下方向の高さを稼げるところでフロートが上下するように液量計を配置したため、アームの揺動角度を大きくすることができるので、燃料タンクの外形を大きくすることなく正確な計量を行うことができる。
また、本発明の車両は、前記燃料タンクを、前記後部中央部が前記前部右側部または前記前部左側部の少なくとも一方の最低部より上方に位置するように形成する構成を採る。
この構成によれば、燃料タンクを、前部右側部または前部左側部の少なくとも一方の最低部より上方に後部中央部を配置したため、一層、アームの揺動角度を大きくすることができ、燃料タンクの外形を大きくすることなく正確な計量を行うことができる。
また、本発明の車両は、前記液量計を、前記アームの揺動軸が車両平面視で車両左右方向に対して後方に傾斜するように、前記後部中央部に配置する構成を採る。
この構成によれば、液量計を、アームの揺動軸が車両平面視で車両左右方向に対して後方に傾斜するように、後部中央部に配置したため、フロートが、上昇時又は下降時に中央よりへ移動することになり、アームの揺動角度を大きくすることができるので、燃料タンクの上部又は下部の外形を大きくすることなく正確な計量を行うことができる。
また、本発明の車両は、前記燃料タンク内部の前記底面の前記後部中央部に設けられる燃料ポンプを備え、前記液量計を前記燃料ポンプの側方に配置し、前記液量計と前記燃料ポンプをユニット化する構成を採る。
この構成によれば、燃料タンク内部の底面の後部中央部に設けられる燃料ポンプを備え、液量計を燃料ポンプの側方に配置し、液量計と燃料ポンプをユニット化したため、燃料タンクの外形を大きくすることなく簡単な構造で揺動軸を任意の位置に配置することができ、より正確な計量を行うことができる。
また、本発明の車両は、前記燃料ポンプは、その長手方向が前記燃料タンク内で略上下方向に沿って配置した構成を採る。
この構成によれば、燃料タンクの後部の上面を前部より低くすることができ、燃料タンクの後部をライダの乗車姿勢に合わせて形成することができ、ライダの乗り心地を向上させることができる。
本発明に係る車両は、燃料タンクの外形を大きくすることなく正確な燃料量の計量を可能にし、特に、車体フレームが車幅方向中央部に位置する自動二輪車等に有用である。
本発明の一実施の形態に係る自動二輪車の左側面図 図1の燃料タンク内及びその周辺の構成を示す拡大左側面図 図2のA−A線断面図 図2のB−B線断面図 燃料タンク内部の構成を示す拡大左側面図 図3の燃料タンク内の液量計の取付位置を示す平面図 その他の燃料ポンプ及び液量計の構成例を示す左側面図 図7の平面図 その他の燃料ポンプ及び液量計の構成例を示す左側面図
符号の説明
1 自動二輪車
3 車体フレーム
4 メインフレーム
6 サブフレーム
7 エンジンユニット
12 インジェクタ
15 燃料供給パイプ
15a 屈曲部
16 スロットルボディ
20 燃料タンク
21 底面部
21a 底面前部中央部
21b 平坦部
21c 底面前部左側部
21d 底面前部右側部
21e 最上部
22 ガイドブラケット
23 位置決め部材
27 燃料ポンプ
27a 燃料送出部
28 液量計
28a 揺動軸
28b アーム部
28c フロート
A、B 隙間

Claims (5)

  1. 車体フレームと、
    前記車体フレームに支持される燃料タンクと、
    前記燃料タンク内部の燃料量に応じて昇降するフロートを支持するアームを揺動自在に設けてなる液量計と、を備え、
    前記燃料タンクを、その底面の前部右側部と前部左側部が前部中央部より下方に位置し、上面の最上部がその底面の前部上方に位置し、その底面の後部中央部が前記前部中央部より下方に位置するように形成し、
    前記液量計を、前記フロートが前記前部右側部または前記前部左側部の上方で昇降するように、前記燃料タンク内部の底面の前記後部中央部に配置することを特徴とする車両。
  2. 前記燃料タンクを、前記後部中央部が前記前部右側部または前記前部左側部の少なくとも一方の最低部より上方に位置するように形成することを特徴とする請求項1記載の車両。
  3. 前記液量計を、前記アームの揺動軸が車両平面視で車両左右方向に対して後方に傾斜するように、前記後部中央部に配置することを特徴とする請求項1記載の車両。
  4. 前記燃料タンク内部の前記底面の前記後部中央部に設けられる燃料ポンプを備え、
    前記液量計を前記燃料ポンプの側方に配置し、
    前記液量計と前記燃料ポンプをユニット化することを特徴とする請求項1、2または3記載の車両。
  5. 前記燃料ポンプは、その長手方向が前記燃料タンク内で略上下方向に沿って配置したことを特徴とする請求項4記載の車両。
JP2004162179A 2004-05-31 2004-05-31 車両 Withdrawn JP2005343212A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004162179A JP2005343212A (ja) 2004-05-31 2004-05-31 車両
ES05011614T ES2423218T3 (es) 2004-05-31 2005-05-30 Depósito de carburante para vehículo
EP20050011614 EP1602568B1 (en) 2004-05-31 2005-05-30 Vehicle fuel tank
BRPI0502065A BRPI0502065B1 (pt) 2004-05-31 2005-05-30 veículo de duas rodas incluindo uma bomba de combustível dentro do tanque de combustível
CN 200510073153 CN1704304B (zh) 2004-05-31 2005-05-31 车辆

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004162179A JP2005343212A (ja) 2004-05-31 2004-05-31 車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005343212A true JP2005343212A (ja) 2005-12-15

Family

ID=34937049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004162179A Withdrawn JP2005343212A (ja) 2004-05-31 2004-05-31 車両

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1602568B1 (ja)
JP (1) JP2005343212A (ja)
CN (1) CN1704304B (ja)
BR (1) BRPI0502065B1 (ja)
ES (1) ES2423218T3 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007276746A (ja) * 2006-04-12 2007-10-25 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の燃料タンク
JP2011063045A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
WO2012014719A1 (ja) * 2010-07-30 2012-02-02 本田技研工業株式会社 車両用燃料タンク組立体
JP2013072855A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車用燃料タンクの残量計測装置
JP2019196726A (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 三菱電機株式会社 燃料供給装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108100129B (zh) * 2013-03-15 2020-08-18 北极星工业有限公司 两轮车辆
WO2020079709A1 (en) * 2018-10-17 2020-04-23 Tvs Motor Company Limited Fuel pump layout
CO2021008269A1 (es) * 2020-07-18 2021-12-31 Tvs Motor Co Ltd Ensamblaje de la unidad de envío de combustible de un vehículo

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57130872A (en) * 1981-02-05 1982-08-13 Yamaha Motor Co Ltd Fuel tank for autobicycle
JPH0215752Y2 (ja) * 1981-04-28 1990-04-26
JPS57178978A (en) * 1981-04-28 1982-11-04 Honda Motor Co Ltd Fuel tank for small-sized car
JPS5871219A (ja) * 1981-10-20 1983-04-27 Honda Motor Co Ltd 液体タンク装置
JPH07117763A (ja) * 1993-10-28 1995-05-09 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の燃料タンクに備えられる電装品への配線構造
JP3879392B2 (ja) * 2000-11-29 2007-02-14 スズキ株式会社 自動二輪車の燃料タンク

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007276746A (ja) * 2006-04-12 2007-10-25 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の燃料タンク
JP2011063045A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
WO2012014719A1 (ja) * 2010-07-30 2012-02-02 本田技研工業株式会社 車両用燃料タンク組立体
JP5352008B2 (ja) * 2010-07-30 2013-11-27 本田技研工業株式会社 車両用燃料タンク組立体
US8881854B2 (en) 2010-07-30 2014-11-11 Honda Motor Co., Ltd. Fuel tank assembly of vehicle
JP2013072855A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車用燃料タンクの残量計測装置
JP2019196726A (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 三菱電機株式会社 燃料供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1602568A3 (en) 2008-09-03
BRPI0502065A (pt) 2006-01-24
EP1602568A2 (en) 2005-12-07
CN1704304B (zh) 2012-07-04
BRPI0502065B1 (pt) 2017-02-07
CN1704304A (zh) 2005-12-07
EP1602568B1 (en) 2013-07-17
ES2423218T3 (es) 2013-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1602569B1 (en) Vehicle provided with a fuel tank
US7882923B2 (en) Arrangement structure of inclination angle sensor
EP1609709B1 (en) Vehicle
EP1602568B1 (en) Vehicle fuel tank
US20070240925A1 (en) Fuel tank of motorcycle
JP3879392B2 (ja) 自動二輪車の燃料タンク
JP6251818B2 (ja) 車両の燃料タンク構造
JP2007069874A (ja) 自動二輪車のリザーブタンク配置構造
JP5048546B2 (ja) 自動二輪車
CN112351935B (zh) 机动二轮车的氧气传感器配置结构
JP2006306283A (ja) 自動2輪車の車体構造
JP6006977B2 (ja) 自動二輪車の吸気装置
JP2005104209A (ja) 車両の燃料配管構造
JP5018164B2 (ja) 自動二輪車
JP5572050B2 (ja) 自動二輪車用の燃料タンク
JP3858656B2 (ja) 自動二輪車の車体フレーム構造
CN103033237A (zh) 两轮摩托车用燃料箱的剩余量计测装置
JP4655073B2 (ja) 二名乗車可能なスクータ型車両
CN113944578A (zh) 车辆的燃料发送器组件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070220

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090514

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090528

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007