JP2005342064A - マッサージ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 身体の内部方向の圧迫力を強くするとともに、解放時の動作を素早くすることができるマッサージ装置を提供する。
【解決手段】 断面が略C環状である略円筒状の第1部材1と、その内側に設けられた中空の体積可変の第2部材2と、略C環状の間隙Hの両端を連結するように設けられた形状記憶合金体3と、記形状記憶合金体3への通電を行い形状記憶合金体3を変態させる電圧印加部Vと、第2部材2に対する流体の送出及び排出を制御して第2部材2の体積を変化させる流体送排出部(ポンプP,バルブVa)を設けて形状記憶合金部3の変態と第2部材2の体積変化を連携動作させるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】 断面が略C環状である略円筒状の第1部材1と、その内側に設けられた中空の体積可変の第2部材2と、略C環状の間隙Hの両端を連結するように設けられた形状記憶合金体3と、記形状記憶合金体3への通電を行い形状記憶合金体3を変態させる電圧印加部Vと、第2部材2に対する流体の送出及び排出を制御して第2部材2の体積を変化させる流体送排出部(ポンプP,バルブVa)を設けて形状記憶合金部3の変態と第2部材2の体積変化を連携動作させるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、形状記憶合金体の変態を用いたマッサージ装置に関するものである。
近年、形状記憶合金をメッシュ状に編んだ形状記憶合金アクチュエータ(例えば、特許文献1参照)が提案されており、このメッシュ状の形状記憶合金アクチュエータを身体の一部に巻き付け、通電を制御することで形状記憶合金を伸縮させて、身体を圧迫したりその圧迫を解除したりしてマッサージを行うものが示されている。
また、複数の形状記憶合金をリング状に形成した締付体を複数設けて、これらを交互に加熱するようにした揉みほぐし器がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−48053号公報
特開昭58−29462号公報
上記の従来例では、マッサージを行うための主たる駆動部が形状記憶合金であるが、身体の内部方向の圧迫力を強くすることが困難である。また、形状記憶合金に通電を行ったときにそのジュール熱で当該形状記憶合金を収縮させるものである場合、伸長時つまりマッサージの開放時が自然放熱に頼るところになり、一般的に伸長時の時間が収縮時の時間に比して長くなる傾向があり、繰り返しマッサージを行う際に、全体な動作が緩慢になってしまうという問題があった。
本発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、身体の特に身体内部方向の圧迫力を強くするとともに、解放時の動作を素早くすることができるマッサージ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、対象物体保持時に中心軸に直交する断面が略C環状である略円筒状の第1部材と、該第1部材の内側に設けられた中空の体積可変の第2部材と、前記略C環状の間隙の両端を連結するように設けられた形状記憶合金体と、該記形状記憶合金体への通電を制御して該形状記憶合金体を変態させる通電部と、前記第2部材に対する流体の送出及び排出を制御して該第2部材の体積を変化させる流体送排出部と、前記通電部と前記流体送排出部とを連携動作させる制御部とをすることを特徴とする。
本発明のマッサージ装置においては、身体の内部方向の圧迫力を強くするとともに、解放時の動作を素早くすることができる。
本発明のマッサージ装置の実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の一断面図、図2は動作の一例を示す図である。
先ず図1について説明する。第1部材1は、対象物体(例えば身体Mの腕部)を保持したときに断面が略C環状になるものである。この第1部材1としては、対象物体を保持していなくても、略C環状の形態を保っているような部材(例えば樹脂部材、ポリプロピレン等)や、対象物体を保持したとき略C環状の形態となる布部材であってもよい。
この第1部材1の略C環状の間隙(切欠き部)Hの両端を連結するように形状記憶合金体3を設けている。この形状記憶合金体3は、線状、螺旋状、板状等が考えられる。又、複数併設してもよい。形状記憶合金部3は、Ni−Ti系合金、Ni−Al系合金、Fe−Ni−C系合金等にて形成され、長さ方向の寸法が変化するようになっている。ここで、例えば形状記憶合金部3は初期状態では伸長状態になっており、形状記憶合金部3の両端に電圧(直流電圧)を印加(通電)するとその発熱作用(ジュール熱)により形状記憶合金部3は収縮するように作用する。また、電圧印加を停止すると自然放熱し、形状記憶合金部3はもとの長さに戻る(伸長する)ようになっている。
本実施形態では、形状記憶合金部3は、間隙Hの両端に接合される他に、電圧印加部Vがリード線Lを介して形状記憶合金部3の両端に接続され、形状記憶合金部3の両端に電圧が印可されるようになっており、また電圧印加を制御するスイッチSがこの電圧印加経路に設けられている。ここで、電圧印加部V及びスイッチSを通電部と称する。
ここで、スイッチSがオンになり形状記憶合金部3に電圧が印可されると、上述のように、形状記憶合金部3が収縮する。この収縮に伴い第1部材1の間隙Hが狭められ、それと同時に第1部材1の断面積が小さくなる。換言すれば、第1部材1がその周方向と直交する方向にも変位して、対象物を押圧するように動作する。またスイッチSがオフになると、形状記憶合金体3は放熱されもとの伸長状態となる。
さらに、第1部材1の内側には、中空の体積可変の第2部材2が設けられており、本実施形態では、第1部材1の間隙H側に接着されている。ここで、第2部材2には、当該第2部材2の体積を変化させるようにするため、流体(例えば空気や水)が流入、流出可能なように開口(図示せず)が設けられている。そして、この開口にはチューブ(管)5が接続され、このチューブ5のもう一端は、流体の送出及び排出を行う流体送排出装置(流体送排出部)4に接続されている。
流体送排出装置4は、流体の送出を行うためのポンプPとバルブ(弁)Vaを有している。ここで、例えばバルブVaを通常状態で流体の送出方向に開放するもので、その逆方向を閉鎖するものとする。ポンプ1が動作すると流体が第2部材2に送出され、第2部材2はその体積が大きくなり、身体(人体)Mを押圧するように作用する。ここでポンプ1の動作を停止してもバルブVaにより、流体の逆流が防止され第2部材2はその体積を維持する。次にVaを強制的に開放すると流体の一部が逆流しその体積が減少し、対象物への押圧力がなくなる。図では簡単のため一方向のバルブVaを記載しているが、流体を逆流させるときはポンプP側とは別の第3の流路に流体を逃がすようなバルブとしてもよい。
ここで、以上のような形状記憶合金体3に対するスイッチSの制御及び、第2部材に対するポンプP及びバルブVaの制御は、制御部6によって行われる。
次に本実施形態の使用について図1及び図2を用いて説明する。図2は第1部材1、第2部材2及び形状記憶合金体3の変化を示す図である。
先ず、本発明のマッサージ装置を身体M(例えば腕部)に装着する。初期状態(図2(a))では、第1部材1の間隙Hの幅は広く第1部材1の断面積は大きい状態で、また第2部材2の体積は小さい状態である。
次にポンプPを動作させて、第2部材2に流体を流入させると、第2部材2の体積が大きくなり、身体Mを押圧するように作用する(b)。
第2部材2に流体を流入し続けると第2部材2の体積がほぼ最大(押圧している関係で、体積は最大にはならない)に達し、身体Mへの押圧力が最大になる。この最大に達したときに、スイッチSをオンにし形状記憶合金体3に電圧を印加する。すると、形状記憶合金体3が収縮し、第1部材1の間隙Hが狭くなり第1部材1の断面積が小さくなることによって、人体Mへの押圧力がさらに増す(c)。この状態が本発明のマッサージ装置の押圧力が最大の状態である。
次に、押圧力を解除するが、先ず、スイッチSをオフにして、形状記憶合金体3を伸長状態に向かわせる。ここで、第2部材2の体積が大きい状態であることからその押圧力が第1部材1にも作用して、間隙Hの幅を拡げるように働き、形状記憶合金体3の伸長の速さを促進するように働く(d)。ここで、さらにポンプPを動作させて第2部材2の体積を最大にするようにするとよい。
そして、形状記憶合金体3が伸長状態になった時に、バルブVaを強制的に開放して、第2部材2の内部の流体の一部を流出させて、第2部材2を収縮させ初期状態に戻す(e)。
このように形状記憶合金体3及び第2部材2を連携して制御することにより、身体Mの押圧時の力をさらに高めるとともに、押圧力解除時(初期状態復帰)の速さを速めることができる。
以上、本発明の実施形態について示したが、ここで、流体としては、空気や水が考えられる。空気であれば、第2部材2の質量を特に変化させることなく手軽である。また、水を用いれば形状記憶合金体3に対するヒートシンクとしても作用し、形状記憶合金体3の伸長速度をさらに速めることができる。また、温水を用いれば温熱マッサージの効果をもたらすことも可能である。但し、形状記憶合金体3に作用しない程度の温度である必要がある。また、第1部材1は変形するものが適切であるが、伸縮しないものが望ましい。また第2部材2は自己収縮する弾性部材が望ましい。
1 第1部材
2 第2部材
3 形状記憶合金部
4 流体送排出装置
5 チューブ
L リード線
V 電圧印加部
S スイッチ
H 間隙
P ポンプ
Va バルブ
M 身体
2 第2部材
3 形状記憶合金部
4 流体送排出装置
5 チューブ
L リード線
V 電圧印加部
S スイッチ
H 間隙
P ポンプ
Va バルブ
M 身体
Claims (3)
- 対象物体保持時に中心軸に直交する断面が略C環状である略円筒状の第1部材と、該第1部材の内側に設けられた中空の体積可変の第2部材と、前記略C環状の間隙の両端を連結するように設けられた形状記憶合金体と、該記形状記憶合金体への通電を制御して該形状記憶合金体を変態させる通電部と、前記第2部材に対する流体の送出及び排出を制御して該第2部材の体積を変化させる流体送排出部と、前記通電部と前記流体送排出部とを連携動作させる制御部とをすることを特徴とするマッサージ装置。
- 前記制御部は、前記第2部材の体積が最大になった時に、前記形状記憶合金体を収縮させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
- 前記形状記憶合金体の伸長過程で、前記第2部材に流体を送出し体積を拡大させ、体積が最大になった時に流体の排出を行い、該第2部材の体積を収縮させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004162647A JP2005342064A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | マッサージ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004162647A JP2005342064A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | マッサージ装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2004162647A Pending JP2005342064A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | マッサージ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101784298B1 (ko) | 2016-08-29 | 2017-10-12 | 한국기계연구원 | 형상기억합금부재를 이용한 마사지 장치와 이것의 제어시스템 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5829462A (ja) * | 1981-08-13 | 1983-02-21 | シャープ株式会社 | 揉みほぐし器 |
JPH10500916A (ja) * | 1994-03-17 | 1998-01-27 | エフエフヴェー アエロテク アクティエ ボラーグ | 人体に外圧を及ぼすための装置 |
JP2001087333A (ja) * | 1999-09-21 | 2001-04-03 | Family Kk | マッサージ機 |
JP2001286521A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-16 | Nippon Colin Co Ltd | 静脈血栓塞栓症防止装置 |
US20030004445A1 (en) * | 2001-05-25 | 2003-01-02 | Revivant Corporation | CPR compression device and method |
-
2004
- 2004-05-31 JP JP2004162647A patent/JP2005342064A/ja active Pending
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