JP2005341695A - フライバック型電源回路 - Google Patents
フライバック型電源回路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005341695A JP2005341695A JP2004156282A JP2004156282A JP2005341695A JP 2005341695 A JP2005341695 A JP 2005341695A JP 2004156282 A JP2004156282 A JP 2004156282A JP 2004156282 A JP2004156282 A JP 2004156282A JP 2005341695 A JP2005341695 A JP 2005341695A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dummy
- control circuit
- circuit
- side output
- switch element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
【課題】ダミー抵抗で消費される無駄な電力を低減すると共にダミー抵抗として体格の小さな抵抗を用いることができるフライバック型電源回路を提供する。
【解決手段】2次側出力Bの電圧値Vbが所定値を越えると、マイクロコンピュータ9によりスイッチ素子Q2がオンし、ダミー負荷回路のスイッチ素子Q1にベース電流が流れてこのスイッチ素子Q1がオン状態となり、ダミー抵抗R1を介して2次側出力Bの15v出力端子から2次側出力Aの7v出力端子へダミー電流が流れる。これにより上昇しようとする2次側出力Aがスイッチング制御回路4にフィードバックされ、スイッチング制御回路4によって2次側出力Aの電圧値が一定となるようにスイッチング素子2のデューティー比が低減される。
【選択図】図1
【解決手段】2次側出力Bの電圧値Vbが所定値を越えると、マイクロコンピュータ9によりスイッチ素子Q2がオンし、ダミー負荷回路のスイッチ素子Q1にベース電流が流れてこのスイッチ素子Q1がオン状態となり、ダミー抵抗R1を介して2次側出力Bの15v出力端子から2次側出力Aの7v出力端子へダミー電流が流れる。これにより上昇しようとする2次側出力Aがスイッチング制御回路4にフィードバックされ、スイッチング制御回路4によって2次側出力Aの電圧値が一定となるようにスイッチング素子2のデューティー比が低減される。
【選択図】図1
Description
この発明は、フライバック型電源回路に係り、特に過電圧発生を防止するためのダミー負荷回路を有するフライバック型電源回路に関する。
直流電圧をスイッチング素子でスイッチングして複数の2次側巻線を有するトランスにより複数の2次側出力を生成するフライバック型の電源回路が例えば特許文献1に開示されている。この電源回路においては、図4に示されるように、トランス21の複数の2次側出力のうちの一つの出力Aをスイッチング制御回路22にフィードバックしてスイッチング素子23のデューティー比を制御することにより、この出力Aの安定を図っている。このとき、出力A以外の2次側出力Bにかかる負荷が軽減されて消費電流が過度に減少すると、その出力電圧がトランス21の巻線比に比例せずに過電圧状態となる。そこで、2次側出力Bにダミー負荷回路としてダミー抵抗24を接続し、常時一定の電流を消費させることで過電圧の発生を防止している。
しかしながら、2次側出力Bの電圧をダミー抵抗24に印加して常時一定の電流を消費させるので、ダミー抵抗24の消費する無駄な電力が大きくなって発熱量が大きく、またダミー抵抗24として体格の大きな抵抗が必要になるという問題があった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、ダミー抵抗で消費される無駄な電力を低減すると共にダミー抵抗として体格の小さな抵抗を用いることができるフライバック型電源回路を提供することを目的とする。
この発明に係るフライバック型電源回路は、直流電圧をスイッチング素子でスイッチングして複数の2次側巻線を有するトランスにより複数の2次側出力を生成すると共にこれらの2次側出力のうちの一つをスイッチング制御回路にフィードバックしてスイッチング素子のデューティー比を制御するフライバック型電源回路において、スイッチング制御回路にフィードバックされる2次側出力とそれ以外の2次側出力との間に接続されると共にダミー抵抗とスイッチ素子との直列回路からなるダミー負荷回路と、スイッチング制御回路にフィードバックされる2次側出力以外の2次側出力の電圧値が所定値以下のときにはダミー負荷回路のスイッチ素子をオフさせてダミー抵抗に電流が流れることを防止し、所定値以上に上昇するとダミー負荷回路のスイッチ素子をオンさせてスイッチング制御回路にフィードバックされる2次側出力にダミー抵抗を介してダミー電流を流すダミー電流制御回路とを備えたものである。
この発明によれば、スイッチング制御回路にフィードバックされる2次側出力以外の2次側出力の電圧値が所定値以下のときにはダミー電流制御回路がダミー負荷回路のスイッチ素子をオフさせてダミー抵抗に電流が流れることを防止し、所定値以上に上昇するとダミー電流制御回路がダミー負荷回路のスイッチ素子をオンさせることによりダミー抵抗を介してダミー電流をスイッチング制御回路にフィードバックされる2次側出力に流すので、ダミー抵抗で消費される無駄な電力が低減されると共にダミー抵抗として体格の小さな抵抗を用いることが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に実施の形態1に係るフライバック型電源回路の構成を示す。トランス1は一つの1次側巻線11と二つの2次側巻線12a及び12bを有しており、1次側巻線11にMOSFETからなるスイッチング素子2を介して直流電源3が接続されている。スイッチング素子2のゲート端子にはスイッチング素子2のデューティー比を制御するスイッチング制御回路4が接続されている。
実施の形態1
図1に実施の形態1に係るフライバック型電源回路の構成を示す。トランス1は一つの1次側巻線11と二つの2次側巻線12a及び12bを有しており、1次側巻線11にMOSFETからなるスイッチング素子2を介して直流電源3が接続されている。スイッチング素子2のゲート端子にはスイッチング素子2のデューティー比を制御するスイッチング制御回路4が接続されている。
トランス1の2次側巻線12aには、整流用ダイオード5と平滑用コンデンサ6が直列に接続されており、これら整流用ダイオード5と平滑用コンデンサ6の接続点に2次側出力Aとして7v出力端子が生成されている。また、平滑用コンデンサ6と並列に分圧抵抗R11及びR12が接続され、これら分圧抵抗R11及びR12の接続点がスイッチング制御回路4に接続されている。
トランス1の2次側巻線12bには、整流用ダイオード7と平滑用コンデンサ8が直列に接続されており、これら整流用ダイオード7と平滑用コンデンサ8の接続点に2次側出力Bとして15v出力端子が生成されている。この15v出力端子と7v出力端子との間にダミー抵抗R1とトランジスタからなるスイッチ素子Q1が直列に接続されている。これらダミー抵抗R1とスイッチ素子Q1により、この発明のダミー負荷回路が形成されている。
スイッチ素子Q1のベース・エミッタ端子間には抵抗R2が接続され、ベース端子には抵抗R3を介してMOSFETからなるスイッチ素子Q2のドレイン端子が接続されている。スイッチ素子Q2のソース端子は接地され、ゲート端子はマイクロコンピュータ9に接続されている。また、出力Bとグランドとの間に分圧抵抗R13及びR14が接続され、これら分圧抵抗R13及びR14の接続点がマイクロコンピュータ9に接続されている。マイクロコンピュータ9、スイッチ素子Q2、抵抗R2、R3、R13及びR14によりこの発明のダミー電流制御回路が形成されている。
次に、この実施の形態1の動作について説明する。トランス1の1次側巻線11と2次側巻線12a及び12bの巻線比に応じてそれぞれ2次側出力A及びBが生成される。分圧抵抗R11及びR12を介して2次側出力Aがスイッチング制御回路4にフィードバックされ、スイッチング制御回路4は2次側出力Aの電圧値が一定となるようにスイッチング素子2のデューティー比を制御する。
このとき、マイクロコンピュータ9は分圧抵抗R13及びR14を介して2次側出力Bの電圧値Vbを監視しており、この電圧値Vbが所定値以下のときにはスイッチ素子Q2をオフ状態とする。これにより、ダミー負荷回路のスイッチ素子Q1がオフとなり、ダミー抵抗R1に電流が流れることが防止される。
一方、2次側出力Bにかかる負荷の軽減に起因して2次側出力Bの電圧値Vbが所定値を越えると、マイクロコンピュータ9はスイッチ素子Q2をオンさせる。これにより、抵抗R2及びR3を電流が流れ、ダミー負荷回路のスイッチ素子Q1にベース電流が流れてこのスイッチ素子Q1がオン状態となる。その結果、ダミー抵抗R1を介して2次側出力Bの15v出力端子から2次側出力Aの7v出力端子へダミー電流が流れ、電力の消費がなされる。
また、このダミー電流により2次側出力Aの電圧値Vaが上昇しようとするが、分圧抵抗R11及びR12を介して2次側出力Aがスイッチング制御回路4にフィードバックされるため、スイッチング制御回路4は2次側出力Aの電圧値が一定となるようにスイッチング素子2のデューティー比を低減させる。その結果、2次側出力Bの電圧値Vbの上昇が抑制される。
このため、図2に示されるように、軽負荷時に2次側出力Bが過電圧状態となることが防止される。
なお、ダミー負荷回路が15v出力端子と7v出力端子との間に接続されているので、15v出力端子とグランドとの間に接続するよりもダミー抵抗R1による消費電力は少なくなる。
なお、ダミー負荷回路が15v出力端子と7v出力端子との間に接続されているので、15v出力端子とグランドとの間に接続するよりもダミー抵抗R1による消費電力は少なくなる。
実施の形態2
実施の形態2に係るフライバック型電源回路の構成を図3に示す。この実施の形態2は、図1に示した実施の形態1の電源回路において、マイクロコンピュータ9の代わりにコンパレータ10を分圧抵抗R13及びR14に接続してスイッチ素子Q2のオン/オフを行うように構成したものである。
このような構成としても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態2に係るフライバック型電源回路の構成を図3に示す。この実施の形態2は、図1に示した実施の形態1の電源回路において、マイクロコンピュータ9の代わりにコンパレータ10を分圧抵抗R13及びR14に接続してスイッチ素子Q2のオン/オフを行うように構成したものである。
このような構成としても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
上記の実施の形態1及び2では、トランス1が2次側巻線12a及び12bにより二つの2次側出力A及びBを生成したが、三つ以上の2次側出力を生成するように構成してもよい。この場合、スイッチング制御回路にフィードバックされる2次側出力以外のすべての2次側出力にそれぞれダミー負荷回路を接続することが好ましい。
1 トランス、2 スイッチング素子、3 直流電源、4 スイッチング制御回路、9 マイクロコンピュータ、10 コンパレータ、11 1次側巻線、12a,12b 2次側巻線、R1 ダミー抵抗、R2,R3,R13,R14 抵抗、Q1,Q2 スイッチ素子。
Claims (1)
- 直流電圧をスイッチング素子でスイッチングして複数の2次側巻線を有するトランスにより複数の2次側出力を生成すると共にこれらの2次側出力のうちの一つをスイッチング制御回路にフィードバックしてスイッチング素子のデューティー比を制御するフライバック型電源回路において、
スイッチング制御回路にフィードバックされる2次側出力とそれ以外の2次側出力との間に接続されると共にダミー抵抗とスイッチ素子との直列回路からなるダミー負荷回路と、
スイッチング制御回路にフィードバックされる2次側出力以外の2次側出力の電圧値が所定値以下のときには前記ダミー負荷回路のスイッチ素子をオフさせてダミー抵抗に電流が流れることを防止し、所定値以上に上昇すると前記ダミー負荷回路のスイッチ素子をオンさせることによりスイッチング制御回路にフィードバックされる2次側出力にダミー抵抗を介してダミー電流を流すダミー電流制御回路と
を備えたことを特徴とするフライバック型電源回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004156282A JP2005341695A (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | フライバック型電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004156282A JP2005341695A (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | フライバック型電源回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005341695A true JP2005341695A (ja) | 2005-12-08 |
Family
ID=35494640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004156282A Pending JP2005341695A (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | フライバック型電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005341695A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008061301A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Canon Inc | スイッチング電源装置 |
JP2011130563A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | 高電圧電源装置及びリングレーザジャイロ装置 |
US8054143B2 (en) | 2007-08-16 | 2011-11-08 | Nec Corporation | Switch circuit and semiconductor device |
EP2424089A2 (en) | 2010-08-31 | 2012-02-29 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Power supply circuit and power conversion device |
CN102946198A (zh) * | 2012-10-22 | 2013-02-27 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种车用igbt驱动电源电路,构成方法及其电驱动系统电路 |
JP2017200397A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | リンナイ株式会社 | 電源装置 |
-
2004
- 2004-05-26 JP JP2004156282A patent/JP2005341695A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008061301A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Canon Inc | スイッチング電源装置 |
US8054143B2 (en) | 2007-08-16 | 2011-11-08 | Nec Corporation | Switch circuit and semiconductor device |
JP2011130563A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | 高電圧電源装置及びリングレーザジャイロ装置 |
EP2424089A2 (en) | 2010-08-31 | 2012-02-29 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Power supply circuit and power conversion device |
US8456866B2 (en) | 2010-08-31 | 2013-06-04 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Power supply circuit and power conversion device |
EP2424089A3 (en) * | 2010-08-31 | 2016-08-31 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Power supply circuit and power conversion device |
CN102946198A (zh) * | 2012-10-22 | 2013-02-27 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种车用igbt驱动电源电路,构成方法及其电驱动系统电路 |
JP2017200397A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | リンナイ株式会社 | 電源装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7394669B2 (en) | Switching mode power supplies | |
EP2093873B1 (en) | AC-DC converter | |
US7391629B2 (en) | Switching mode power supply with controller for handling overcurrents | |
US7430131B2 (en) | Start-up circuit for providing a start-up voltage to an application circuit | |
JP4997405B2 (ja) | 電力割当装置 | |
US6898090B2 (en) | Switching power supply unit and electronic apparatus using the same | |
JP2011125132A (ja) | スイッチング電源 | |
CA2553777A1 (en) | Dv/dt-detecting overcurrent protection circuit for power supply | |
JP2008245419A (ja) | 負荷検出回路およびスイッチング電源回路 | |
JP2006149098A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2016144310A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2005341695A (ja) | フライバック型電源回路 | |
JP3611246B2 (ja) | スイッチング電源回路 | |
JP2008245444A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2004208379A (ja) | 多出力スイッチング電源装置 | |
JPH11122920A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP3646623B2 (ja) | 電源装置とそれを用いた電子機器 | |
JP2009165323A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2008067580A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2004328837A (ja) | スイッチング電源回路およびこれを備えたスイッチングレギュレータ | |
JP2006129547A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP4680453B2 (ja) | スイッチング電源 | |
JP2005328606A (ja) | 過電流保護回路 | |
KR100333304B1 (ko) | 스위칭 전원회로의 웨이크업 회로 | |
JP5915471B2 (ja) | スイッチング電源 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20060705 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090319 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090324 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090714 |