JP2005339835A - 操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化した場合でも確実な入力操作ができる操作装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 中央部分Pを中心として四方に延びる略十字形状の操作部3aと検出部3bを、支持部6a,6bを介して設け、第1の補強部材5の下面に第1の突起2a〜2eを設ける。検出部3bは、上側導電部31a〜31eを有し、可撓性を有する素材で形成された上側シート31と、下側導電部32a〜32eを有し、可撓性を有する素材で形成された下側シート32とを、スペーサ33を介して、上側導電部31a〜31eと下側導電部32a〜32eが対向するように構成される。上側導電部31a〜31eと下側導電部32a〜32eとで各接点S1,S2,S3,S4,S5が構成される。
このようにすると、操作装置1を小型化し、小さな押圧力で操作した場合でも確実な入力操作を行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば携帯電話等の小型の電子機器に搭載される押圧式の操作装置に係り、特に、小型化した場合でも確実な入力操作ができる操作装置に関する。
下記特許文献1にはゲーム機器用操作装置が開示されている。
図9は前記ゲーム機器用操作装置を示す斜視図、図10は前記ゲーム機器用操作装置に備えられる操作レバーを示す断面図である。なお、図10において、紙面奥側が+Y方向で、紙面手前側が−Y方向である。
図9に示すように、ゲーム機器用操作装置300は操作レバー301を有している。
図10に示すように、操作レバー301を−X方向に傾けると、操作レバー301の操作点Qは−X方向に移動し、非操作時の中立軸N上にあったときの位置からずれた位置に移動する。この状態のときには、−X方向,+X方向,−Y方向および+Y方向の、各方向の所定の位置に設けられた複数の導電性弾性体302のうち、移動伝達部材303の−X方向にある導電性弾性体302aが移動伝達部材303により下方へ押される。そして、導電性弾性体302aが、導電性弾性体302aに対応する抵抗体304aに接触する。導電性弾性体302aと抵抗体304aとの接触面積は操作レバー301の移動量に対応する。このため、導電性弾性体302aと抵抗体304aとの間の箇所では、前記接触面積の変化により抵抗値が変化し、抵抗体304aに流れる電流が変化する。この電流の変化から電圧変化をみることにより操作レバー301の操作点Qを移動させた方位や傾き角が検出される。検出された信号は、アナログ信号としてフレキシブル基板305よりケーブル等を介してコンピュータゲーム機器に入力される。
同様に、操作レバー301を+X方向,−Y方向および+Y方向に傾けると、各方向の所定の位置に設けられた導電性弾性体302とその導電性弾性体302に対応する位置に設けられた抵抗体304とが接触し、その接触面積の変化から操作レバー301を移動させた方位や傾き角が検出される。そして、検出された信号は、アナログ信号としてフレキシブル基板305よりケーブル等を介してコンピュータゲーム機器に入力される。
特開2000−348574号公報
電子機器が小型化されると筐体の表面積が狭くなるため、搭載する操作装置の設置スペースが減少し、搭載する操作装置も小型化される。このため、小型化された操作装置においても、操作が確実に行われるようにする必要がある。
しかし、前記特許文献1に記載の発明では、操作レバー301を移動させた方位や傾き角の検出は、操作レバー301を指等で各方向に傾けることによる、導電性弾性体302と抵抗体304との接触によって行われる。このため、操作レバー301が小型化された場合には、操作レバー301を指等で各方向に傾け、導電性弾性体302と抵抗体304とを接触させることが困難となる。その結果、操作レバー301を移動させた方位や傾き角が検出されず、操作レバー301によって所望の入力操作ができなくなる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、小型化した場合でも確実な入力操作ができる操作装置を提供することを目的としている。
本発明の操作装置は、弾性体と前記弾性体の上面に設けられた操作面と前記弾性体の下面側に設けられて前記弾性体が所定量以上撓むことを規制する第1の補強部材とを有してなる操作部と、前記操作部の前記第1の補強部材側に前記操作部と所定距離離れて設けられた検出部とを有し、
前記操作部及び前記検出部は第1の方向に延びる第1腕部及び前記第1の方向と交差する第2の方向に延びる第2腕部を有し、前記検出部の第1腕部には前記第1の方向に所定の間隔を開けて複数個の導電部が設けられ、前記検出部の第2腕部には前記第2の方向に所定の間隔を開けて複数個の導電部が設けられ、
前記導電部は上側シートに設けられた上側導電部と、前記上側シートと所定間隔を有して対向する下側シートに設けられた下側導電部を有しており、前記操作部と前記検出部の間であって各々の前記導電部に対応する位置に第1の突起が設けられ、
前記弾性体と前記第1の補強部材とが前記検出部方向に向けて撓み変形させられて前記導電部が前記第1の突起を介して押圧されて前記上側導電部と前記下側導電部が接続させられることを特徴とする。
本発明の操作装置は、上記のような構造の操作部と検出部を有しているため、操作装置を小型化し、小さな押圧力で操作した場合でも確実な入力操作を行うことができる。
上記において、前記操作部及び前記検出部の側方に押圧によって操作される押圧部材が設けられ、前記押圧部材の下方には、前記押圧部材が押圧されたときに、出力が切り換わる第2のスイッチが設けられていることが好ましい。
このような構造とすると、操作装置を押圧する指等の移動方向や移動量などの出力は押圧センサによって得られ、オンとオフの2値出力はおもに押圧部材および第2のスイッチによって得られる。このため、指等の移動方向や移動量などの出力を得るための部分および操作とオンとオフの2値出力を得るための部分および操作とが明確に区別され、操作装置の操作性が向上し、操作者は容易にかつ正確に、所望の出力を得るための入力操作を行うことができる。
本発明では、前記検出部の下方には、前記弾性体と前記第1の補強部材とが前記検出部方向に向けて撓み変形させられたときに、出力が切り換わる第1のスイッチが設けられている。
第1のスイッチを設けると、検出部側では指等の移動方向や移動量などの出力が得られ、第1のスイッチ側ではオンとオフの2値出力が得られるようになる。すなわち、指等の移動方向や移動量などの出力とオンとオフの2値出力の双方を得ることができる。
本発明では、前記検出部の下面側には第2の補強部材が設けられ、前記第2の補強部材の下面側で、前記第1のスイッチと対向する位置に第2の突起が設けられており、前記弾性体と前記第1の補強部材とが前記検出部方向に向けて撓み変形させられたときに、前記第1のスイッチが前記第2の突起によって押圧され、出力が切り換わることが好ましい。
第2の補強部材の下面側の第1のスイッチに対応する位置に第2の突起を設けると、第1のスイッチが第2の突起によって確実に押圧され、第1のスイッチの出力のオフからオンへの切り換えが確実に行われる。
または、前記検出部が、前記第1のスイッチの高さと同じ高さを有するスペーシング部材を介して前記第1のスイッチ上及び前記スペーシング部材上に固定させられることが好ましい。
このようにすると、検出部が、第1のスイッチの上面およびスペーシング部材の上面に直接固定される。このため、操作装置全体の厚さを薄くすることができ、操作装置を小型化することができる。
本発明の操作装置では、小型化した場合でも確実な入力操作ができる。
図1は本発明の第1の実施の形態の操作装置が搭載される携帯電話を示す正面図、図2ないし図4は押圧動作によって変化する本発明の第1の実施の形態の操作装置の内部を示す、図1のI−I線での切断断面図である。
図1に示すように、携帯電話200は、第1のケース201aと第2のケース201bが軸203を支点として回動可能に連結されたケース(筐体)201を有している。第1のケース201aには複数個の押釦式のキー入力部202が配列され、第2のケース201bには液晶パネルで形成された表示部204が設けられている。
携帯電話200では、キー入力部202が設けられた面と表示部204の面とが対向して2つに折り畳まれて非使用状態となり、第1のケース201aと第2のケース201bとがほぼ180度に近い角度まで拡開したとき(図1に示す状態になったとき)に使用状態となるように設定されている。
本発明の操作装置1は、図1に示すように、中央部分Pを中心として、X1方向,X2方向,Y1方向,Y2方向の四方に延びる略十字形状であり、たとえばキー入力部202が設けられた部分と軸203との間に第1のケース201aから操作面4が露出するように設けられる。
操作装置1は、図2に示すように、弾性部材(弾性体)2と操作面4と第1の補強部材5を有する操作部3aと、操作部3aの第1の補強部材5側に設けられる検出部3bとを有している。なお、操作装置1のY1−Y2方向における切断断面も図2と同様の切断断面であり、操作装置1における弾性部材2,操作面4,第1の補強部材5,操作部3a,検出部3bは全て中央部分Pを中心として、X1方向,X2方向,Y1方向,Y2方向の四方に延びる略十字形状である。本発明では、X1−X2方向を第1の方向とし、Y1−Y2方向を第2の方向とする。そして、弾性部材2,操作面4,第1の補強部材5,操作部3a,検出部3bのうち、第1の方向に延びる部分を第1腕部とし、第2の方向に延びる部分を第2腕部とする。
弾性部材2は弾性変形可能な軟質な素材で形成されており、操作面4は低摩擦抵抗の材料で形成されて弾性部材2の上面(Z1側の面)に重ねて形成されている。
弾性部材2は、シリコーンゴムで形成されていることが好ましい。例えば、高密度ポリエチレンやポリプロピレンでは硬度が高く、低荷重で撓み変形できるものではない。また逆に、低密度ポリエチレンでは高温での特性が悪く使用に耐え得るものではない。一方、弾性部材2として、シリコーンゴムを使用すると、低加重で、かつ局部的に弾性部材2を撓み変形させることができる。なお、弾性部材2はシリコーンゴムに限定されず、その他のゴム系の弾性部材であってもよい。
しかし、シリコーンゴムは柔らか過ぎて撚れたり、摩擦抵抗が大きく、操作性が損なわれるという問題がある。そこで、本発明では、シリコーンゴムで形成された弾性部材2の下面(Z2側の面)にフィルム状の第1の補強部材5を固定する。第1の補強部材5は、PET樹脂やポリプロピレン樹脂などで形成される。第1の補強部材5を弾性部材2の下面に貼り付けることで、弾性部材2のZ1−Z2方向への撓み変形を損なわずに前記撚れを防止することができる。
また、摩擦抵抗が大きく、操作性が損なわれる点についての対応方法は、たとえば、操作面4に無機フィラーを含有した、具体的にはシリカの粒子を含有したシリコーン樹脂を形成することである。このような樹脂を操作面4に塗布または印刷することで、操作面4の摩擦抵抗を低くでき、指等を操作面4上において滑らかに移動させることができる。ただし、操作面4を抵抗の小さい平滑な面にできるものであれば、上記したシリカを含むシリコーン樹脂に限定されず、他の部材からなるものであってもよい。
このような低抵抗な操作面4が弾性部材2に設けられていると、操作面4に対して指等をX1−X2方向およびY1−Y2方向へ滑らかに移動させることが可能となるため、操作性を向上させることができる。
第1の補強部材5は、操作面4よりもY1−Y2側およびX1−X2側に突出する形状であることが好ましい。このとき、弾性部材2および操作面4よりもY1−Y2側およびX1−X2側に突出する部分が鍔部である。前記鍔部は、第1のケース201aの上部内面で係止され、弾性部材2が第1のケース201aから抜け出ないようにする抜け止め機能や防水機能を担っている。
図2に示すように、第1の補強部材5の下面には、例えば5個の半球状の第1の突起2a,2b,2c,2d,2eが、X1−X2方向に沿って直線状に等ピッチ間隔で設けられている。ただし、第1の突起2a〜2eは、後述する検出部3bの上側シート31の上面に、上記と同様に、X1−X2方向に沿って直線状に等ピッチ間隔で形成された構成であってもよい。
第1の突起2aと2eの外側には支持部6a,6bが形成されている。第1の突起2a〜2eおよび支持部6a,6bは、いずれも紫外線硬化型の樹脂で印刷によって同時に形成されている。ただし、第1の突起2a〜2eおよび支持部6a,6bは、必ずしも紫外線硬化型の樹脂である必要はない。なお、図示していないが、支持部6a,6bの下面には粘着性を有する粘着層が形成されて、検出部3bの上側シート31の上面と接着固定されている。
次に、検出部3bについて説明する。
検出部3bは、下面に上側導電部31a,31b,31c,31d,31eを有する上側シート31と、上面に下側導電部32a,32b,32c,32d,32eを有する下側シート32とを有して構成される。
上側シート31と下側シート32はPET樹脂やポリイミド樹脂など可撓性を有する樹脂素材で形成された一体型のシートで形成されており、図2に示すように、それを折り返して上側シート31に形成された上側導電部31a〜31eと下側シート32に形成された下側導電部32a〜32eが向き合うように対向させられている。
上側導電部31a〜31eおよび下側導電部32a〜32eは印刷形成され、前記樹脂素材上に導電ペーストをスクリーン印刷等し、加熱によって溶剤を蒸発させた導電塗膜として構成される。また、前記導電塗膜上には腐食等を抑制するためのカーボン被膜が形成されている。
上側シート31と下側シート32との間には、上側導電部31a〜31eおよび下側導電部32a〜32eと対向する位置に穴部33a〜33eが設けられたスペーサ33が介在する。スペーサ33は例えば接着材からなる。上側導電部31a〜31eおよび下側導電部32a〜32eとで各接点S1,S2,S3,S4,S5が構成される。
下側シート32の下面側には第2の補強部材7が設けられている。第2の補強部材7は撓み変形可能な素材で形成されており、検出部3bをXY平面に水平となるように維持している。
第2の補強部材7と第1のケース201aとの間には、接点S1,S3,S5に対応する位置にクリック感触を発生させる第1のスイッチ8a,8b,8cが設けられている。そして、第2の補強部材7の下面側には第1のスイッチ8a〜8cに対応する位置に、紫外線硬化型の樹脂で印刷によって形成される第2の突起9a,9b,9cが設けられている。
第1のスイッチ8aは、第1のケース201a上に金属製のドーム状の反転板8a1が設けられ、反転板8a1の周縁部8a11が第1のケース201aに固定されている。また、第1のケース201aの表面には反転板8a1の内側の中心に対向する位置に導電パターン8a2が形成され、反転板8a1の周縁部8a11に別の導電パターン(図示せず)が接続されている。なお、他の第1のスイッチ8b,8cについても、図2に示すように、第1のスイッチ8aと同様の構造となっている。
次に、図3および図4を用いて本実施の形態の操作装置1の動作について説明する。
図3に示すように、操作面4のうち、接点S3に対応する部分に操作者が指(操作体)Fを載せて、Z2方向へ軽く押し下げると、弾性部材2に対し接点S3に相当する部分を中心とする下方への撓み変形が局部的に生じる。そして、弾性部材2の前記変形に伴って、第1の補強部材5も下方へ撓み変形する。このとき、第1の突起2cのZ2方向への押下量が最大となる。よって、第1の突起2cにより上側シート31が局部的に下方へ撓み変形し、上側導電部31cと下側導電部32cとが互いに接触して接点S3が導通する。
本発明では、第1の補強部材5と上側シート31との間に第1の突起2a〜2eが設けられている。このため、指Fからの押圧力が小さく、第1の補強部材5の下方への撓み変形が少ない場合においても、第1の補強部材5の下方への撓み変形を、第1の突起2a〜2eを介して上側シート31に確実に伝えることができ、上側シート31を確実に下方へ撓み変形させることができ、上側導電部31a〜31eと下側導電部32a〜32eとを互いに接触させて各接点S1〜S5を確実に導通させることができる。すなわち、操作面4を小さな押圧力で押圧した場合にも各接点S1〜S5を確実に導通させることができる。
また、本発明では、下側シート32の下面側に第2の補強部材7が設けられており、検出部3bがXY平面に水平に固定されている。このため、指Fによって操作部3aが押圧された場合に、上側導電部31a〜31eと下側導電部32a〜32eとが確実に接触し、導通する。
図3に示す状態から、指Fを例えばX1方向に移動させると、上側導電部31bと下側導電部32bとの間(接点S2)が接触させられ、続いて上側導電部31aと下側導電部32aの間(接点S1)を順次接触させることが可能となる。また指Fからの荷重を強めると、複数の接点を導通状態にすることもできる。
本発明では、上側シート31と下側シート32との間に所定の電圧を印加しておくことにより、接点S1,S2,S3,S4,S5の導通順序が、たとえば図示しない制御部によって検出され、指Fの移動方向が検出される。また、導通した接点数を検出することもできる。
図3に示す状態からさらに指Fで操作面4をZ2方向に押し下げると、図4に示すように、下側シート32が下方へ撓み変形し、第2の補強部材7が全体として下方へ押し下げられる。しかし、第2の突起9bと9aとの間、および第2の突起9bと9cとの間は所定間隔離れているため、第2の補強部材7のうち、第2の突起9bに対応する部分が下方へ最も撓み変形し、第2の突起9bが下方へ最も移動する。これにより、第2の突起9bによって、第1のスイッチ8bに設けられた反転板8b1の中心部が凹状に変形させられてクリック感触が発生させられる。このとき、第2の突起9aと9cは、第1のスイッチ8aおよび8cに設けられた反転板8a1および8c1の中心部を凹状に変形させる程度にまで下方へは移動しない。
前記クリック感触と同時に、前記別の導電パターンと接続された反転板8b1が、その反転動作によって導電パターン8b2と接触して、第1のスイッチ8bでの出力がオフからオンに切り換えられる。
このように、本実施の形態では、第2の補強部材7の下面側には第1のスイッチ8a〜8cに対応する位置に第2の突起9a〜9cが設けられている。このため、第1のスイッチ8a〜8cが第2の突起9a〜9cによって確実に押圧され、前記クリック感触および前記出力のオフからオンへの切り換えが確実に行われる。
また、前記クリック感触を発生させる第1のスイッチ8a〜8cを設けると、操作者は第1のスイッチ8a〜8cが押圧されたことを確実に認識することができ、また、検出部3b側では指Fの移動方向や移動量などの出力が得られ、第1のスイッチ8a〜8c側ではオンとオフの2値出力が得られるようになる。すなわち、指Fの移動方向や移動量などの出力とオンとオフの2値出力の双方を得ることができる。
図5は本発明の第1の実施の形態の他の変形例の操作装置を示す、図2と同様の断面図、図6は押圧動作によって変化する図5の操作装置の内部を示す、図4と同様の断面図である。
本変形例の操作装置1Aは、操作装置1と比べて、検出部3bと第1のケース201aとの間の構造のみが異なっており、他の構造は操作装置1と同様である。
本変形例では、検出部3bと第1のケース201aとの間に第1のスイッチ8a〜8cの高さh0と同じ高さを有するスペーシング部材10を設け、第1のスイッチ8a〜8cの反転板8a1〜8c1の上面とスペーシング部材10の上面10aとを一致させ、XY平面に水平な1つの水平面11を形成する。スペーシング部材10は、たとえば接着材からなる。そして、水平面11上に検出部3bの下側シート32を接着し、検出部3bをXY平面に水平に固定する。
このような構造とすると、図6に示すように、指Fで操作面4のうち、接点S3に対応する部分をZ2方向に押し下げると、操作装置1の場合と異なり、第1の突起2cが下側シート32を押圧し、下側シート32のうち、第1の突起2cによって押圧された部分のみが下方へ撓み変形する。そして、第1の突起2cによって第1のスイッチ8bに設けられた反転板8b1の中心部が凹状に変形させられてクリック感触が発生させられる。また、クリック感触と同時に、前記別の導電パターンと接続された反転板8b1が、その反転動作によって導電パターン8b2と接触して、第1のスイッチ8bでの出力がオフからオンに切り換えられる。
本変形例の操作装置1Aでは、操作装置1と異なり、下側シート32が、第1のスイッチ8a〜8cの反転板8a1〜8c1の上面およびスペーシング部材10の上面10aに直接固定される。すなわち、操作装置1の場合のように、下側シート32と反転板8a1〜8c1の上面との間に第2の補強部材7および第2の突起9a〜9cが設けられていない。このため、操作装置1A全体の厚さを薄くすることができ、操作装置1Aを小型化することができる。
なお、操作装置1の第2の補強部材7と第1のケース201aとの間に、第2の補強部材7と第1のケース201aとの所定の間隔h1と同じ高さh1を有するスペーシング部材10を設けてもよい。このように、第2の補強部材7に加えてスペーシング部材10を設けると、検出部3bをより確実にXY平面に水平に固定でき、操作部3aが押圧された場合に、検出部3bの上側導電部31a〜31eと下側導電部32a〜32eとをより確実に接触させ、導通させることができる。
図7Aは本発明の第2の実施の形態の操作装置を示す平面図、図7Bは図7AのII−II線で切断したときの、図2と同様の切断断面図である。
本実施の形態の操作装置1Bは、図7Aに示すように、中央部に操作装置1を有しており、操作装置1のX1方向,X2方向,Y1方向,Y2方向の各側方には押圧部材101,102,103,104が設けられている。
図7Bに示すように、操作装置1の第2の補強部材7の下面側には、第1のスイッチS3に対応する位置にのみ第1のスイッチ8dのみが設けられ、第1のスイッチ8dと対抗する位置に第2の突起9dのみが設けられている。
押圧部材101,102の下方には第2のスイッチ80a,80bが第1のケース201aに設けられている。第2のスイッチ80a,80bの構造は、第1のスイッチ8aないし8dと同様である。なお、押圧部材103,104の下方にも同様に第2のスイッチが設けられている。
上記原理により、検出部3bでは上記指Fの移動方向や移動量などの出力が得られ、第1のスイッチ8dでは上記オンとオフの2値出力が得られる。
また、押圧部材101,102,103,104を指等で押圧すると、第1のスイッチ8aないし8dと同様の原理により、第2のスイッチにおいて上記オンとオフの2値出力が得られる。
このように、操作装置1Bを本実施の形態のような構造とすると、上記指Fの移動方向や移動量などの出力は操作装置1によって得られ、上記オンとオフの2値出力はおもに押圧部材101,102,103,104および第2のスイッチによって得られる。このため、指Fの移動方向や移動量などの出力を得るための部分および操作とオンとオフの2値出力を得るための部分および操作とが明確に区別され、操作装置1Bの操作性が向上し、操作者は容易にかつ正確に、所望の出力を得るための入力操作を行うことができる。
本実施の形態では、操作装置1のかわりに、図5に示す操作装置1Aを用いてもよい。
操作装置1Aを用いると、指Fの移動方向や移動量などの出力を得るための部分および操作とオンとオフの2値出力を得るための部分および操作とが明確に区別され、操作装置1Bの操作性が向上するだけでなく、操作装置1B全体の厚さを薄くすることができ、操作装置1Bを小型化することができる。
本発明の操作装置1,1A,1Bは、上記のような構造の操作部3aと検出部3bを有しているため、操作装置1,1A,1Bを小型化し、小さな押圧力で操作した場合でも確実な入力操作を行うことができる。
なお、上記においては、X1方向およびX2方向に延びる部分の構造を説明したが、Y1方向およびY2方向に延びる部分の構造も、X1方向およびX2方向に延びる部分の構造と同様の構造である。
また、本発明の検出部3bの上側シート31と下側シート32は、上記のように、1つの同じ素材で形成された一体型のシートで、それを折り返したものには限定されない。たとえば、上側シート31と下側シート32を別々に形成し、上側シート31の図示X1方向またはX2方向における側端部とその下に位置する下側シート32との間に異方性導電接着剤等からなる導電性接着層を設け、導電性接着層を介して上側シート31と下側シート32を導通させてもよい。このようにすると、別個の接続部材を設けることなく、上側シート31と下側シート32とを導通させることができ、前記別個の接続部材を設けることが不要となり、製造コストを低減することができる。また、両シートを導通させるための接続経路を短縮することができる。
また、本発明の操作装置は、上記のような略十字形状には限定されず、第1腕部と第2腕部とが互いに交差している形状であればよい。
図8は図1に示す携帯電話における操作装置の操作例を説明する図である。なお、元情報205の1部分である表示部分205aを斜線で示している。
携帯電話200の表示部204には地図情報や、テレビの番組情報などのメニュー等の元情報205の1部分である表示部分205aが表示される。
本発明の操作装置1,1Aを携帯電話200に搭載し、操作装置1,1Aを指等で押圧しながら、指等をたとえばX1方向からX2方向へ移動させると、上記原理によって、検出部3bにより、いずれの接点がどのような順番で導通したのかが検知され、指等をX1方向からX2方向へ移動させたことが検知される。そして、検知された指等の移動方向に応じて、表示部分205aが元情報205においてたとえばX2方向へ移動する。そして、この移動により変化する表示部分205aが逐次、表示部204に表示される。同様にして、指等をX2方向からX1方向へ移動させると表示部分205aがX1方向へ移動し、Y1方向からY2方向へ移動させると表示部分205aがY2方向へ移動し、Y2方向からY1方向へ移動させると表示部分205aがY1方向へ移動し、これらの移動により変化する表示部分205aが逐次、表示部204に表示される。
そして、所望の表示部分205aが表示されたときに、上記第1のスイッチが設けられた位置に対応する箇所を指等で押圧すると、上記第1のスイッチから上記オンとオフの2値出力がされ、前記所望の表示部分205aが決定選択される。その後、操作者は、キー入力部202への入力操作によって、決定選択された所望の表示部分205aの編集等を行うことができる。
なお、上記においては、操作装置1,1Aを搭載した場合についての操作例を示したが、操作装置1Bを搭載した場合においても上記と同様に操作することができる。ただし、操作装置1Bを搭載した場合には、前記決定選択は、上記第1のスイッチからの上記オンとオフの2値出力によってだけでなく、上記第2のスイッチが設けられた押圧部材を指等で押圧することによって得られる上記第2のスイッチからの上記オンとオフの2値出力によっても行われる。
なお、本発明では操作部及び検出部が第1腕部、第2腕部以外の腕部を付加した構成も可能である。
また、上記においては、本発明の操作装置を携帯電話に搭載した場合について説明したが、本発明の操作装置が搭載される小型の電子機器は携帯電話には限定されず、本発明の操作装置は、小型のPDA(パーソナルディジタルアシスタント)、携帯用のパーソナルコンピュータ、あるいは携帯用ゲーム機のコントローラ等の小型の電子機器に搭載される。
本発明の第1の実施の形態の操作装置が搭載される携帯電話を示す正面図、 押圧動作によって変化する本発明の第1の実施の形態の操作装置の内部を示す、図1のI−I線での切断断面図、 押圧動作によって変化する本発明の第1の実施の形態の操作装置の内部を示す、図1のI−I線での切断断面図、 押圧動作によって変化する本発明の第1の実施の形態の操作装置の内部を示す、図1のI−I線での切断断面図、 本発明の第1の実施の形態の他の変形例の操作装置を示す、図2と同様の断面図、 押圧動作によって変化する図5の操作装置の内部を示す、図4と同様の断面図、 図7Aは本発明の第2の実施の形態の操作装置を示す平面図、図7Bは図7AのII−II線で切断したときの、図2と同様の切断断面図、 図1に示す携帯電話における操作装置の操作例を説明する図、 従来のゲーム機器用操作装置を示す斜視図、 従来のゲーム機器用操作装置に備えられる操作レバーを示す断面図、
符号の説明
1,1A,1B 操作装置
2 弾性部材(弾性体)
2a,2b,2c,2d,2e 第1の突起
3a 操作部
3b 検出部
4 操作面
5 第1の補強部材
7 第2の補強部材
8a,8b,8c,8d 第1のスイッチ
9a,9b,9c,9d 第2の突起
10 スペーシング部材
11 水平面
31 上側シート
31a,31b,31c,31d,31e 上側導電部
32 下側シート
32a,32b,32c,32d,32e 下側導電部
33 スペーサ
80a,80b 第2のスイッチ
100 押圧センサ
101,102,103,104 押圧部材
201a 第1の筐体
S1,S2,S3,S4,S5 接点

Claims (5)

  1. 弾性体と前記弾性体の上面に設けられた操作面と前記弾性体の下面側に設けられて前記弾性体が所定量以上撓むことを規制する第1の補強部材とを有してなる操作部と、前記操作部の前記第1の補強部材側に前記操作部と所定距離離れて設けられた検出部とを有し、
    前記操作部及び前記検出部は第1の方向に延びる第1腕部及び前記第1の方向と交差する第2の方向に延びる第2腕部を有し、前記検出部の第1腕部には前記第1の方向に所定の間隔を開けて複数個の導電部が設けられ、前記検出部の第2腕部には前記第2の方向に所定の間隔を開けて複数個の導電部が設けられ、
    前記導電部は上側シートに設けられた上側導電部と、前記上側シートと所定間隔を有して対向する下側シートに設けられた下側導電部を有しており、
    前記操作部と前記検出部の間であって各々の前記導電部に対応する位置に第1の突起が設けられ、
    前記弾性体と前記第1の補強部材とが前記検出部方向に向けて撓み変形させられて前記導電部が前記第1の突起を介して押圧されて前記上側導電部と前記下側導電部が接続させられることを特徴とする操作装置。
  2. 前記操作部及び前記検出部の側方に押圧によって操作される押圧部材が設けられ、前記押圧部材の下方には、前記押圧部材が押圧されたときに、出力が切り換わる第2のスイッチが設けられている請求項1記載の操作装置。
  3. 前記検出部の下方には、前記弾性体と前記第1の補強部材とが前記検出部方向に向けて撓み変形させられたときに、出力が切り換わる第1のスイッチが設けられている請求項1または2記載の操作装置。
  4. 前記検出部の下面側には第2の補強部材が設けられ、前記第2の補強部材の下面側で、前記第1のスイッチと対向する位置に第2の突起が設けられており、前記弾性体と前記第1の補強部材とが前記検出部方向に向けて撓み変形させられたときに、前記第1のスイッチが前記第2の突起によって押圧され、出力が切り換わる請求項3記載の操作装置。
  5. 前記検出部が、前記第1のスイッチの高さと同じ高さを有するスペーシング部材を介して前記第1のスイッチ上及び前記スペーシング部材上に固定させられる請求項3記載の操作装置。
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