JP2005339251A - レイアウト支援システムおよびレイアウト支援プログラム、並びにレイアウト支援方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 レイアウト装置100は、印象語対および信頼度を入力し、入力した印象語対に対応するレイアウトテンプレートを記憶装置62のなかから検索し、入力した印象語対および読み出したレイアウトテンプレートに対応する統計情報をテンプレート管理テーブル440から読み出す。そして、読み出した統計情報および入力した信頼度に基づいて評価値の分布の信頼区間を算出し、索出したレイアウトテンプレートを表示装置64に表示するとともに、算出した信頼区間をレイアウトテンプレートと対応付けて表示装置64に表示する。
【選択図】 図1
Description
特許文献1記載の発明は、文書作成の方針を表す情報と文書の構造・デザインなどを決定する文書の属性情報との関係を示す文書制御情報を保持する文書制御情報記憶部を備え、文書の目的や印象などの文書作成の方針を指示する情報を入力し、入力した指示情報および文書制御情報記憶部の文書制御情報に基づいて文書の構成、デザインを決定し、指示された文書作成方針に沿った文書を生成する。
特許文献2記載の発明は、対象となる文書の文書構成要素を解析する文書構成要素解析部と、解析した文書構成要素に対応して感性データベースを検索し、対応する複数の印象語のレベルを選定する文書構成要素→印象語変換部と、選定した各印象語のレベルを表示部に表示し、表示した各印象語のレベルをユーザが個別に変更可能な印象語変更部と、変更された各印象語のレベルに対応して感性データベースを検索し、対応する文書構成要素を選定する印象語→文書構成要素変換部と、選定した文書構成要素に基づいて対象となる文書のレイアウト編集を変更する文書レイアウト編集部とで構成されている。
レイアウトテンプレートとは、テキストや画像情報等のレイアウト要素を所定のレイアウト領域にどのように配置するかを規定したものである。レイアウトテンプレートを利用した自動レイアウトシステムでは、レイアウト対象となるレイアウト要素が与えられると、レイアウトテンプレートに従って、与えられたレイアウト要素を規定のレイアウトとなるようにレイアウト領域に自動的に配置することができる。
ユーザは、「迫力がある」と感じるレイアウトを実現したい場合、レイアウト結果5に用いたレイアウトテンプレートと、レイアウト結果6に用いたレイアウトテンプレートを選択候補として考えたとき、評価値の平均値だけに注目すると、図29に示すように、レイアウト結果6に用いたレイアウトテンプレートの方が「迫力がある」と感じやすいので、レイアウト結果6に用いたレイアウトテンプレートを選択することになる。しかしながら、「おとなしい」と感じる人ができるだけ少ない方がよいという要望がある場合は、レイアウト結果5に用いたレイアウトテンプレートの方が評価値のばらつきが少ないので適切な場合がある。
図30の例では、レイアウトテンプレートA,Bのそれぞれに対して、「おとなしい」と感じるかまたは「迫力がある」と感じるかを複数の評価者に評価してもらい、各レイアウトテンプレートごとにその評価値の分布を縦軸方向の直線で示している。直線上の太線は、評価値の平均値を示しており、いずれも「0」である。
レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果の分布を示す分布情報と対応付けて提示するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト評価対象が、そのレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果の分布を示す分布情報と対応付けられて提示される。
ここで、提示とは、レイアウト評価対象および分布情報を表示装置等で表示することのほか、レイアウト評価対象および分布情報を印刷装置等で印刷すること、並びに、ネットワークを介してユーザと通信するような場合は、レイアウト評価対象および分布情報をユーザ端末に送信することも含まれる。したがって、提示には、少なくとも表示、印刷および送信が含まれる。以下、発明2および11のレイアウト支援システム、発明13、14および23のレイアウト支援プログラム、並びに発明25、26および35のレイアウト支援方法において同じである。
レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果と対応付けて提示するレイアウト支援システムであって、
前記レイアウト評価対象を、前記感性評価の評価項目および前記感性評価の評価結果の分布を示す統計情報と対応付けて記憶するレイアウト評価対象記憶手段と、
前記評価項目を入力する評価項目入力手段と、
前記評価項目入力手段で入力した評価項目に対応するレイアウト評価対象および統計情報を前記レイアウト評価対象記憶手段のなかから検索するレイアウト評価対象検索手段と、
前記レイアウト評価対象検索手段で索出したレイアウト評価対象を提示するとともに、前記レイアウト評価対象検索手段で索出した統計情報に基づいて前記評価結果の分布を示す分布情報を提示するレイアウト評価対象提示手段とを備えることを特徴とする。
ここで、統計情報および分布情報は、評価結果の分布を示すものであればよく、両者は、同一の内容のものであってもよいし、それぞれ異なる内容のものであってもよい。統計情報および分布情報が同一の内容である場合は、統計情報そのものを提示する。これに対し、統計情報および分布情報がそれぞれ異なる内容のものである場合は、統計情報に基づいて分布情報を生成し、生成した分布情報を提示する。例えば、統計情報が平均および標準偏差であり、分布情報が信頼区間である場合、両者はいずれも評価結果の分布を示すものではあるが、内容はそれぞれ異なっている。以下、発明11のレイアウト支援システム、発明14および23のレイアウト支援プログラム、並びに発明26および35のレイアウト支援方法において同じである。
前記統計情報は、前記感性評価の評価値の平均値および標準偏差であることを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト評価対象提示手段により、感性評価の評価値の平均値および標準偏差に基づいて分布情報が提示される。
これにより、感性評価の評価結果の分布がより具体的に提示されるので、ユーザは、複数の読み手が受ける印象をさらに詳細に把握することができるという効果が得られる。
前記統計情報は、前記感性評価の評価値の最大値および最小値であることを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト評価対象提示手段により、感性評価の評価値の最大値および最小値に基づいて分布情報が提示される。
これにより、感性評価の評価結果の分布がより具体的に提示されるので、ユーザは、複数の読み手が受ける印象をさらに詳細に把握することができるという効果が得られる。
前記統計情報は、前記感性評価の評価値が取り得る範囲に複数の代表値を設定したときの各代表値の度数であることを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト評価対象提示手段により、感性評価の評価値が取り得る範囲内に設定された各代表値の度数(いわゆる度数分布)に基づいて分布情報が提示される。
これにより、感性評価の評価結果の分布がより具体的に提示されるので、ユーザは、複数の読み手が受ける印象をさらに詳細に把握することができるという効果が得られる。
さらに、信頼度を入力する信頼度入力手段を備え、
前記レイアウト評価対象提示手段は、前記レイアウト評価対象検索手段で索出した統計情報および前記信頼度入力手段で入力した信頼度に基づいて、前記評価結果の分布の信頼区間を算出し、算出した信頼区間を前記分布情報として提示するようになっていることを特徴とする。
これにより、ユーザは、入力した信頼度に対応する信頼区間が提示されるので、評価結果の分布のうち判断に必要な部分を抜粋することができるという効果が得られる。
前記レイアウト評価対象提示手段は、前記レイアウト評価対象検索手段で索出した統計情報に基づいて、前記評価結果の分布のうち所定区間の分布度合いを算出し、算出した分布度合いを前記分布情報として提示するようになっていることを特徴とする。
これにより、所定区間の設定によっては、ユーザは、読み手のうち何人が想定した通りの印象を受けるか、または何人がそれとは異なる印象を受けるかを把握しやすくなるという効果が得られる。
前記レイアウト評価対象提示手段は、前記評価結果の分布のうち所定値を基準としてその両側の区間の分布度合いをそれぞれ算出するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト評価対象提示手段により、評価結果の分布のうち所定値を基準としてその両側の区間の分布度合いがそれぞれ算出され、算出された各分布度合いが分布情報として提示される。
ここで、所定値としては、任意の値を設定することができるが、対となる概念を基準として感性評価する場合、一方の概念が強い方向をプラス方向、他方の概念が強い方向をマイナス方向として定義したときは、中立位置である「0」に設定するのが好ましい。以下、発明10のレイアウト支援システム、発明20および22のレイアウト支援プログラム、並びに発明32および34のレイアウト支援方法において同じである。
さらに、分布度合いを入力する分布度入力手段を備え、
前記レイアウト評価対象提示手段は、前記レイアウト評価対象検索手段で索出した統計情報に基づいて、前記評価結果の分布のうち所定区間の分布度合いを算出し、算出した分布度合いが、前記分布度入力手段で入力した分布度合い以上であると判定したときは、当該統計情報に係るレイアウト評価対象および分布情報を提示するようになっていることを特徴とする。
これにより、ユーザは、所定区間の分布度合いが、入力した分布度合い以上となるレイアウト評価対象および分布情報だけが提示されるので、レイアウト評価対象を決定しやすくなるという効果が得られる。
前記レイアウト評価対象提示手段は、前記評価結果の分布のうち所定値を基準としてその片側の区間の分布度合いを算出するようになっていることを特徴とする。
これにより、ユーザは、所定値を基準としてその片側の区間の分布度合いが、入力した分布度合い以上となるレイアウト評価対象および分布情報だけが提示されるので、レイアウト評価対象をさらに決定しやすくなるという効果が得られる。
レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果と対応付けて提示するレイアウト支援システムであって、
前記レイアウト評価対象を入力するレイアウト評価対象入力手段と、
前記レイアウト評価対象入力手段で入力したレイアウト評価対象を解析してレイアウト特徴量を算出するレイアウト特徴量算出手段と、
前記レイアウト特徴量算出手段で算出したレイアウト特徴量に基づいて前記感性評価の評価結果の分布を示す統計情報を生成する統計情報生成手段と、
前記レイアウト評価対象入力手段で入力したレイアウト評価対象を提示するとともに、前記統計情報生成手段で生成した統計情報に基づいて前記評価結果の分布を示す分布情報を提示するレイアウト評価対象提示手段とを備えることを特徴とする。
さらに、前記統計情報を生成するための回帰式の係数を前記感性評価の評価項目と対応付けて記憶する係数記憶手段と、
前記評価項目を入力する評価項目入力手段と、
前記評価項目入力手段で入力した評価項目に対応する回帰式の係数を前記係数記憶手段のなかから検索する係数検索手段とを備え、
前記統計情報生成手段は、前記レイアウト特徴量算出手段で算出したレイアウト特徴量および前記係数検索手段で索出した回帰式の係数に基づいて前記回帰式により前記統計情報を生成するようになっていることを特徴とする。
ここで、係数記憶手段は、回帰式の係数および評価項目をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、回帰式の係数または評価項目をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、回帰式の係数または評価項目をあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によって回帰式の係数または評価項目を記憶するようになっていてもよい。
レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果の分布を示す分布情報と対応付けて提示する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果と対応付けて提示するレイアウト支援プログラムであって、
前記感性評価の評価項目を入力する評価項目入力ステップと、
前記レイアウト評価対象を、前記評価項目および前記感性評価の評価結果の分布を示す統計情報と対応付けて記憶したレイアウト評価対象記憶手段のなかから、前記評価項目入力ステップで入力した評価項目に対応するレイアウト評価対象および統計情報を検索するレイアウト評価対象検索ステップと、
前記レイアウト評価対象検索ステップで索出したレイアウト評価対象を提示するとともに、前記レイアウト評価対象検索ステップで索出した統計情報に基づいて前記評価結果の分布を示す分布情報を提示するレイアウト評価対象提示ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
前記統計情報は、前記感性評価の評価値の平均値および標準偏差であることを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明3のレイアウト支援システムと同等の作用および効果が得られる。
前記統計情報は、前記感性評価の評価値の最大値および最小値であることを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明4のレイアウト支援システムと同等の作用および効果が得られる。
前記統計情報は、前記感性評価の評価値が取り得る範囲に複数の代表値を設定したときの各代表値の度数であることを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明5のレイアウト支援システムと同等の作用および効果が得られる。
さらに、信頼度を入力する信頼度入力ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記レイアウト評価対象提示ステップは、前記レイアウト評価対象検索ステップで索出した統計情報および前記信頼度入力ステップで入力した信頼度に基づいて、前記評価結果の分布の信頼区間を算出し、算出した信頼区間を前記分布情報として提示することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明6のレイアウト支援システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウト評価対象提示ステップは、前記レイアウト評価対象検索ステップで索出した統計情報に基づいて、前記評価結果の分布のうち所定区間の分布度合いを算出し、算出した分布度合いを前記分布情報として提示することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明7のレイアウト支援システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウト評価対象提示ステップは、前記評価結果の分布のうち所定値を基準としてその両側の区間の分布度合いをそれぞれ算出することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明8のレイアウト支援システムと同等の作用および効果が得られる。
さらに、分布度合いを入力する分布度入力ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記レイアウト評価対象提示ステップは、前記レイアウト評価対象検索ステップで索出した統計情報に基づいて、前記評価結果の分布のうち所定区間の分布度合いを算出し、算出した分布度合いが、前記分布度入力ステップで入力した分布度合い以上であると判定したときは、当該統計情報に係るレイアウト評価対象および分布情報を提示することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明9のレイアウト支援システムと同等の作用および効果が得られる。
前記レイアウト評価対象提示ステップは、前記評価結果の分布のうち所定値を基準としてその片側の区間の分布度合いを算出することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明10のレイアウト支援システムと同等の作用および効果が得られる。
レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果と対応付けて提示するレイアウト支援プログラムであって、
前記レイアウト評価対象を入力するレイアウト評価対象入力ステップと、
前記レイアウト評価対象入力ステップで入力したレイアウト評価対象を解析してレイアウト特徴量を算出するレイアウト特徴量算出ステップと、
前記レイアウト特徴量算出ステップで算出したレイアウト特徴量に基づいて前記感性評価の評価結果の分布を示す統計情報を生成する統計情報生成ステップと、
前記レイアウト評価対象入力ステップで入力したレイアウト評価対象を提示するとともに、前記統計情報生成ステップで生成した統計情報に基づいて前記評価結果の分布を示す分布情報を提示するレイアウト評価対象提示ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
さらに、前記感性評価の評価項目を入力する評価項目入力ステップと、
前記統計情報を生成するための回帰式の係数を前記評価項目と対応付けて記憶した係数記憶手段のなかから、前記評価項目入力ステップで入力した評価項目に対応する回帰式の係数を検索する係数検索ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記統計情報生成ステップは、前記レイアウト特徴量算出ステップで算出したレイアウト特徴量および前記係数検索ステップで索出した回帰式の係数に基づいて前記回帰式により前記統計情報を生成することを特徴とする。
レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果の分布を示す分布情報と対応付けて提示することを特徴とする。
これにより、発明1のレイアウト支援システムと同等の効果が得られる。
レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果と対応付けて提示するレイアウト支援方法であって、
前記感性評価の評価項目を入力する評価項目入力ステップと、
前記レイアウト評価対象を、前記評価項目および前記感性評価の評価結果の分布を示す統計情報と対応付けて記憶したレイアウト評価対象記憶手段のなかから、前記評価項目入力ステップで入力した評価項目に対応するレイアウト評価対象および統計情報を検索するレイアウト評価対象検索ステップと、
前記レイアウト評価対象検索ステップで索出したレイアウト評価対象を提示するとともに、前記レイアウト評価対象検索ステップで索出した統計情報に基づいて前記評価結果の分布を示す分布情報を提示するレイアウト評価対象提示ステップとを含むことを特徴とする。
これにより、発明2のレイアウト支援システムと同等の効果が得られる。
前記統計情報は、前記感性評価の評価値の平均値および標準偏差であることを特徴とする。
これにより、発明3のレイアウト支援システムと同等の効果が得られる。
前記統計情報は、前記感性評価の評価値の最大値および最小値であることを特徴とする。
これにより、発明4のレイアウト支援システムと同等の効果が得られる。
前記統計情報は、前記感性評価の評価値が取り得る範囲に複数の代表値を設定したときの各代表値の度数であることを特徴とする。
これにより、発明5のレイアウト支援システムと同等の効果が得られる。
さらに、信頼度を入力する信頼度入力ステップを含み、
前記レイアウト評価対象提示ステップは、前記レイアウト評価対象検索ステップで索出した統計情報および前記信頼度入力ステップで入力した信頼度に基づいて、前記評価結果の分布の信頼区間を算出し、算出した信頼区間を前記分布情報として提示することを特徴とする。
これにより、発明6のレイアウト支援システムと同等の効果が得られる。
前記レイアウト評価対象提示ステップは、前記レイアウト評価対象検索ステップで索出した統計情報に基づいて、前記評価結果の分布のうち所定区間の分布度合いを算出し、算出した分布度合いを前記分布情報として提示することを特徴とする。
これにより、発明7のレイアウト支援システムと同等の効果が得られる。
前記レイアウト評価対象提示ステップは、前記評価結果の分布のうち所定値を基準としてその両側の区間の分布度合いをそれぞれ算出することを特徴とする。
これにより、発明8のレイアウト支援システムと同等の効果が得られる。
さらに、分布度合いを入力する分布度入力ステップを含み、
前記レイアウト評価対象提示ステップは、前記レイアウト評価対象検索ステップで索出した統計情報に基づいて、前記評価結果の分布のうち所定区間の分布度合いを算出し、算出した分布度合いが、前記分布度入力ステップで入力した分布度合い以上であると判定したときは、当該統計情報に係るレイアウト評価対象および分布情報を提示することを特徴とする。
これにより、発明9のレイアウト支援システムと同等の効果が得られる。
前記レイアウト評価対象提示ステップは、前記評価結果の分布のうち所定値を基準としてその片側の区間の分布度合いを算出することを特徴とする。
これにより、発明10のレイアウト支援システムと同等の効果が得られる。
レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果と対応付けて提示するレイアウト支援方法であって、
前記レイアウト評価対象を入力するレイアウト評価対象入力ステップと、
前記レイアウト評価対象入力ステップで入力したレイアウト評価対象を解析してレイアウト特徴量を算出するレイアウト特徴量算出ステップと、
前記レイアウト特徴量算出ステップで算出したレイアウト特徴量に基づいて前記感性評価の評価結果の分布を示す統計情報を生成する統計情報生成ステップと、
前記レイアウト評価対象入力ステップで入力したレイアウト評価対象を提示するとともに、前記統計情報生成ステップで生成した統計情報に基づいて前記評価結果の分布を示す分布情報を提示するレイアウト評価対象提示ステップとを含むことを特徴とする。
これにより、発明11のレイアウト支援システムと同等の効果が得られる。
さらに、前記感性評価の評価項目を入力する評価項目入力ステップと、
前記統計情報を生成するための回帰式の係数を前記評価項目と対応付けて記憶した係数記憶手段のなかから、前記評価項目入力ステップで入力した評価項目に対応する回帰式の係数を検索する係数検索ステップとを含み、
前記統計情報生成ステップは、前記レイアウト特徴量算出ステップで算出したレイアウト特徴量および前記係数検索ステップで索出した回帰式の係数に基づいて前記回帰式により前記統計情報を生成することを特徴とする。
これにより、発明12のレイアウト支援システムと同等の効果が得られる。
本実施の形態は、本発明に係るレイアウト支援システムおよびレイアウト支援プログラム、並びにレイアウト支援方法を、複数のレイアウトテンプレートのなかからいずれかをユーザに選択させ、選択されたレイアウトテンプレートに従って自動レイアウトを行う場合について適用したものである。
図1は、レイアウト装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。
レイアウト装置100は、図1に示すように、複数の印象語対を登録した印象語対登録データベース(以下、データベースのことを単にDBと略記する。)10と、複数のレイアウトテンプレートを登録したテンプレート登録DB12とを有して構成されている。
レイアウト装置100は、さらに、印象語対登録DB10のなかから印象語対をユーザに選択させて入力する印象語対入力部14と、印象語対入力部14で入力した印象語対に対応するレイアウトテンプレートおよび統計情報をテンプレート登録DB12のなかから検索するテンプレート検索部16とを有して構成されている。
表示モード切換部18は、3つの表示モードのうちいずれかに表示モードを切り換える。第1表示モードは、評価値の分布の信頼区間を分布情報として表示するモードである。また、第2表示モードは、正負2つの区間の頻度をそれぞれ分布情報として表示するモードである。また、第3表示モードは、評価値の分布のうち「0」を基準としてその片側の区間(「0」を基準としてその両側の区間のうちユーザが指定した区間。以下、指定区間という。)の頻度が許容頻度以上となるレイアウトテンプレートおよび分布情報だけを表示するモードである。
次に、レイアウト装置100の構成を図2ないし図8を参照しながら説明する。
図2は、レイアウト装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
記憶装置62は、印象語対登録DB10、テンプレート登録DB12およびレイアウト要素登録DB28を構成している。
図3は、印象語対登録テーブル400のデータ構造を示す図である。
印象語対登録テーブル400は、図3に示すように、各印象語対ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、印象語対に対して一意に割り当てられるシリアル番号を登録するフィールド402と、印象語対のうち一方の印象語を登録するフィールド404と、印象語対のうち他方の印象語を登録するフィールド406とを含んで構成されている。
記憶装置62は、さらに、複数のレイアウトテンプレートと、各レイアウトテンプレートを管理するテンプレート管理テーブル440とを記憶している。
テンプレート管理テーブル440は、図4に示すように、各レイアウトテンプレートごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、レイアウトテンプレートに対して一意に割り当てられるシリアル番号を登録するフィールド442と、レイアウトテンプレートの格納先を示すURL(Uniform Resource Locator)を登録するフィールド444と、レイアウトテンプレートに対応付けられている印象語対の数を登録するフィールド446とを含んで構成されている。さらに、レイアウトテンプレートに対応付けられている印象語対1つにつき、3つのフィールド448〜452を含んで構成される。フィールド448〜452は、印象語対に対して一意に割り当てられるシリアル番号、評価値の平均値、および評価値の標準偏差をそれぞれ登録する。
図5は、テンプレート選択支援処理を示すフローチャートである。
ステップS100では、印象語対登録テーブル400に登録されている印象語対のなかからいずれかを入力装置60で選択して入力し、ステップS102に移行して、現在の表示モードが第1表示モードであるか否かを判定し、第1表示モードであると判定したとき(Yes)は、ステップS104に移行して、第1テンプレート表示処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS106で、現在の表示モードが第2表示モードでないと判定したとき(No)は、ステップS110に移行して、現在の表示モードが第3表示モードであるか否かを判定し、第3表示モードであると判定したとき(Yes)は、ステップS112に移行して、第3テンプレート表示処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、ステップS104の第1テンプレート表示処理を図6を参照しながら詳細に説明する。
図6は、第1テンプレート表示処理を示すフローチャートである。
ステップS200では、信頼度を入力装置60から入力し、ステップS202に移行して、ステップS100で入力した印象語対に対応するレイアウトテンプレートを記憶装置62のなかから検索し、ステップS204に移行する。
一方、ステップS204で、該当のレイアウトテンプレートを索出しないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
図7は、第2テンプレート表示処理を示すフローチャートである。
第2テンプレート表示処理は、正負2つの区間の頻度をそれぞれ分布情報として表示する処理であって、ステップS108において実行されると、図7に示すように、まず、ステップS300に移行するようになっている。
ステップS302では、該当のレイアウトテンプレートを索出したか否かを判定し、該当のレイアウトテンプレートを索出したと判定したとき(Yes)は、ステップS304に移行して、ステップS100で入力した印象語対および索出したレイアウトテンプレートに対応する統計情報をテンプレート管理テーブル440から読み出し、ステップS306に移行する。
次に、ステップS112の第3テンプレート表示処理を図8を参照しながら詳細に説明する。
図8は、第3テンプレート表示処理を示すフローチャートである。
ステップS400では、ステップS100で入力した印象語対のうちいずれか一方を入力装置60で選択して入力し、ステップS402に移行して、許容頻度を入力装置60から入力し、ステップS404に移行して、ステップS100で入力した印象語対に対応するレイアウトテンプレートを記憶装置62のなかから検索し、ステップS406に移行する。
ステップS412では、算出した指定区間の頻度が、入力した許容頻度以上であるか否かを判定し、指定区間の頻度が許容頻度以上であると判定したとき(Yes)は、ステップS414に移行して、索出したレイアウトテンプレートを表示装置64に表示するとともに、算出した指定区間の頻度をレイアウトテンプレートと対応付けて表示装置64に表示し、ステップS404に移行する。
一方、ステップS406で、該当のレイアウトテンプレートを索出しないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を図面を参照しながら説明する。
図9の表示画面には、レイアウトテンプレートの入力を指示するボタン600と、印象語対を入力するためのボタン602と、信頼度の入力を指示するボタン604と、許容頻度の入力を指示するボタン606と、表示モードを切り換えるためのボタン608とが設けられている。
ユーザは、まず、入力装置60を操作してボタン608をクリックし、表示モードを第1表示モードに切り換える。
図10は、印象語対を入力するための選択リストを示す図である。
次に、ユーザは、入力装置60を操作してボタン602をクリックすると、図10に示すように、印象語対登録テーブル400に登録されている印象語対の一覧が選択リストとして表示装置64に表示されるので、レイアウトのイメージに適合すると思われる印象語対を選択リストのなかから選択することにより印象語対を入力する。ここで、ユーザは、印象語対として例えば「軽薄な−重厚な」を入力したとする。
次に、ユーザは、入力装置60を操作してボタン604をクリックすると、図11に示すように、数値を入力するテキストボックスが表示装置64に表示されるので、信頼度を0〜100%の範囲で入力する。
レイアウト装置100では、第1表示モードに切り換えられ、印象語対および信頼度が入力されると、ステップS202を経て、入力された印象語対「軽薄な−重厚な」に対応するレイアウトテンプレートが検索される。その結果、図4のレイアウトテンプレート0が該当するので、レイアウトテンプレート0が索出され、ステップS206を経て、入力された印象語対および索出されたレイアウトテンプレートに対応する統計情報が読み出される。
レイアウトテンプレート0には、印象語対「軽薄な−重厚な」について統計情報として平均値「0.084」および標準偏差「0.552」が対応付けられている。そこで、その統計情報を利用すれば、図12に示すような正規分布を求めることができる。さらに、入力された信頼度を利用すれば、図12の正規分布における信頼区間を求めることができる。
レイアウト装置100では、統計情報が読み出されると、ステップS208,S210を経て、読み出された統計情報および入力された信頼度に基づいて評価値の分布の信頼区間が算出され、索出されたレイアウトテンプレート0が表示されるとともに、図13に示すように、算出された信頼区間がレイアウトテンプレート0と対応付けられて表示される。図13の例では、「−2」〜「+2」の範囲が評価値の取り得る範囲を示し、斜線の領域が信頼区間を示している。
同様に、ステップS202〜S210を繰り返し経て、入力された印象語対「軽薄な−重厚な」に対応する他のレイアウトテンプレートが検索され、図14に示すように、索出されたレイアウトテンプレートが分布情報と対応付けられて表示される。
次に、レイアウトテンプレートを第2表示モードで表示する場合を説明する。
レイアウト装置100では、第2表示モードに切り換えられ、印象語対が入力されると、ステップS300を経て、入力された印象語対に対応するレイアウトテンプレートが検索される。その結果、該当のレイアウトテンプレートが索出されると、ステップS304〜S308を経て、入力された印象語対および索出されたレイアウトテンプレートに対応する統計情報が読み出され、読み出された統計情報に基づいて、評価値の分布のうち評価値が正となる区間および負となる区間の頻度がそれぞれ算出される。
レイアウト装置100では、正負2つの区間の頻度が算出されると、ステップS310を経て、索出されたレイアウトテンプレートが表示されるとともに、図15に示すように、算出された正負2つの区間の頻度がレイアウトテンプレートと対応付けられて表示される。
ユーザは、まず、ボタン608,602をクリックし、表示モードを第3表示モードに切り換え、レイアウトのイメージに適合すると思われる印象語対を入力する。さらに、印象語対のうちいずれか一方を入力する。ここで、ユーザは、例えば、「軽薄な−重厚な」のうち「重厚な」を入力したとする。
レイアウト装置100では、第3表示モードに切り換えられ、印象語対、印象語および許容頻度が入力されると、ステップS404を経て、入力された印象語対に対応するレイアウトテンプレートが検索される。その結果、該当のレイアウトテンプレートが索出されると、ステップS408,S410を経て、入力された印象語対および索出されたレイアウトテンプレートに対応する統計情報が読み出され、読み出された統計情報に基づいて、評価値の分布のうち入力された印象語「重厚な」の評価値が属する区間の頻度が算出される。
レイアウト装置100では、指定区間の頻度が算出されると、ステップS412を経て、算出された指定区間の頻度が許容頻度以上であるか否かが判定される。その結果、許容頻度以上であると判定されると、ステップS414を経て、索出されたレイアウトテンプレートが表示されるとともに、図16に示すように、算出された指定区間の頻度がレイアウトテンプレートと対応付けられて表示される。
一方、ユーザが印象語として「軽薄な」を入力したとすると、ステップS410,S412を経て、読み出された統計情報に基づいて、評価値の分布のうち入力された印象語「軽薄な」の評価値が属する区間の頻度が算出され、算出された指定区間の頻度が許容頻度以上であるか否かが判定される。その結果、許容頻度以上であると判定されると、索出されたレイアウトテンプレートが表示されるとともに、図17に示すように、算出された指定区間の頻度がレイアウトテンプレートと対応付けられて表示される。
このようにして、本実施の形態では、印象語対を入力し、入力した印象語対に対応するレイアウトテンプレートおよび統計情報を検索し、索出したレイアウトテンプレートを表示するとともに、統計情報に基づいて評価値の分布を示す分布情報を表示するようになっている。
さらに、本実施の形態では、統計情報は、評価値の平均値および標準偏差である。
これにより、評価値の分布がより具体的に表示されるので、ユーザは、複数の読み手が受ける印象をさらに詳細に把握することができる。
これにより、ユーザは、入力した信頼度に対応する信頼区間が表示されるので、評価値の分布のうち判断に必要な部分を抜粋することができる。
これにより、ユーザは、評価値が正となる区間の頻度を参照することで、読み手のうち何人が想定した通りの印象を受けるかを把握しやすくなり、評価値が負となる区間の頻度を参照することで、何人がそれとは異なる印象を受けるかを把握しやすくなる。
これにより、ユーザは、指定区間の頻度が許容頻度以上となるレイアウトテンプレートおよび分布情報だけが表示されるので、レイアウトテンプレートを決定しやすくなる。
上記第1の実施の形態において、テンプレート検索部16およびステップS202は、発明6のレイアウト評価対象検索手段に対応し、信頼度入力部20、入力装置60およびステップS200は、発明6の信頼度入力手段に対応し、テンプレート表示部24およびステップS210は、発明6のレイアウト評価対象提示手段に対応している。また、ステップS200は、発明18または30の信頼度入力ステップに対応し、ステップS202は、発明18または30のレイアウト評価対象検索ステップに対応し、ステップS210は、発明18または30のレイアウト評価対象提示ステップに対応している。
本実施の形態は、本発明に係るレイアウト支援システムおよびレイアウト支援プログラム、並びにレイアウト支援方法を、複数のレイアウトテンプレートのなかからいずれかをユーザに選択させ、選択されたレイアウトテンプレートに従って自動レイアウトを行う場合について適用したものであり、上記第1の実施の形態と異なるのは、ユーザが入力したレイアウトテンプレートを解析して分布情報を表示する点にある。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図18は、レイアウト装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。
レイアウト装置100は、図18に示すように、統計情報を生成するための回帰式の係数と対応付けて印象語対を登録した印象語対登録DB34と、印象語対登録DB34のなかから印象語対をユーザに選択させて入力する印象語対入力部36と、印象語対入力部36で入力した印象語対に対応する回帰式の係数を印象語対登録DB34のなかから検索する係数検索部38とを有して構成されている。
レイアウト装置100は、さらに、表示モード切換部18、信頼度入力部20、許容頻度入力部22、テンプレート表示部24、テンプレート選択部26、レイアウト要素登録DB28、レイアウト要素選択部30およびレイアウト部32を有して構成されている。
図19は、印象語対登録テーブル400のデータ構造を示す図である。
印象語対登録テーブル400は、図19に示すように、各印象語対ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、印象語対に対して一意に割り当てられるシリアル番号を登録するフィールド402と、印象語対のうち一方の印象語を登録するフィールド404と、印象語対のうち他方の印象語を登録するフィールド406と、回帰式の係数を登録するフィールド408〜422とを含んで構成されている。フィールド408〜414は、評価値の平均値を算出するための回帰式の係数(レイアウトテンプレートの版面率、ジャンプ率および写真数に対応するもの並びに定数)を登録する。また、フィールド416〜422は、評価値の標準偏差を算出するための回帰式の係数(レイアウトテンプレートの版面率、ジャンプ率および写真数に対応するもの並びに定数)を登録する。
図20は、テンプレート選択支援処理を示すフローチャートである。
テンプレート選択支援処理は、CPU50において実行されると、図20に示すように、まず、ステップS500に移行するようになっている。
ステップS504では、現在の表示モードが第1表示モードであるか否かを判定し、第1表示モードであると判定したとき(Yes)は、ステップS506に移行して、第1テンプレート表示処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS508で、現在の表示モードが第2表示モードでないと判定したとき(No)は、ステップS512に移行して、現在の表示モードが第3表示モードであるか否かを判定し、第3表示モードであると判定したとき(Yes)は、ステップS514に移行して、第3テンプレート表示処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、ステップS506の第1テンプレート表示処理を図21を参照しながら詳細に説明する。
図21は、第1テンプレート表示処理を示すフローチャートである。
ステップS600では、信頼度を入力装置60から入力し、ステップS602に移行して、ステップS500で入力した印象語対に対応する回帰式の係数を印象語対登録テーブル400のなかから検索し、ステップS606に移行して、ステップS502で入力したレイアウトテンプレートを解析し、版面率、ジャンプ率および写真数をレイアウト特徴量として算出し、ステップS608に移行する。
Va = ka1×x1+ka2×x2+ka3×x3+ka4 …(1)
また、索出した回帰式の係数のうち評価値の標準偏差を算出するための回帰式の係数をそれぞれkd1,kd2,kd3,kd4としたとき、評価値の標準偏差Vdは、下式(2)の回帰式により算出することができる。
Vd = kd1×x1+kd2×x2+kd3×x3+kd4 …(2)
次いで、ステップS610に移行して、生成した統計情報および入力した信頼度に基づいて評価値の分布の信頼区間を算出し、ステップS612に移行して、ステップS502で入力したレイアウトテンプレートを表示装置64に表示するとともに、算出した信頼区間をレイアウトテンプレートと対応付けて表示装置64に表示し、ステップS614に移行する。
一方、ステップS614で、すべてのレイアウトテンプレートについて処理が終了しないと判定したとき(No)は、次のレイアウトテンプレートを処理対象としてステップS606に移行する。
図22は、第2テンプレート表示処理を示すフローチャートである。
第2テンプレート表示処理は、正負2つの区間の頻度をそれぞれ分布情報として表示する処理であって、ステップS510において実行されると、図22に示すように、まず、ステップS700に移行するようになっている。
ステップS706では、ステップS608の処理と同様に、算出したレイアウト特徴量および索出した回帰式の係数に基づいて、上式(1),(2)により統計情報を生成し、ステップS708に移行する。
一方、ステップS714で、すべてのレイアウトテンプレートについて処理が終了しないと判定したとき(No)は、次のレイアウトテンプレートを処理対象としてステップS704に移行する。
図23は、第3テンプレート表示処理を示すフローチャートである。
第3テンプレート表示処理は、評価値の分布のうち指定区間の頻度が許容頻度以上となるレイアウトテンプレートおよび分布情報だけを表示する処理であって、ステップS514において実行されると、図23に示すように、まず、ステップS800に移行するようになっている。
ステップS814では、算出した指定区間の頻度が、入力した許容頻度以上であるか否かを判定し、指定区間の頻度が許容頻度以上であると判定したとき(Yes)は、ステップS816に移行して、ステップS502で入力したレイアウトテンプレートを表示装置64に表示するとともに、算出した指定区間の頻度をレイアウトテンプレートと対応付けて表示装置64に表示し、ステップS818に移行する。
一方、ステップS818で、すべてのレイアウトテンプレートについて処理が終了しないと判定したとき(No)は、次のレイアウトテンプレートを処理対象としてステップS808に移行する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
初めに、レイアウトテンプレートを第1表示モードで表示する場合を説明する。
ユーザは、まず、ボタン608をクリックし、表示モードを第1表示モードに切り換える。続いて、ボタン600,602をクリックし、1または複数のレイアウトテンプレートを入力し、レイアウトのイメージに適合すると思われる印象語対を入力する。さらに、ボタン604をクリックし、信頼度を0〜100%の範囲で入力する。
次に、レイアウトテンプレートを第2表示モードで表示する場合を説明する。
ユーザは、まず、ボタン608をクリックし、表示モードを第2表示モードに切り換える。続いて、ボタン600,602をクリックし、1または複数のレイアウトテンプレートを入力し、レイアウトのイメージに適合すると思われる印象語対を入力する。
ユーザは、まず、ボタン608をクリックし、表示モードを第3表示モードに切り換える。続いて、ボタン600,602をクリックし、1または複数のレイアウトテンプレートを入力し、レイアウトのイメージに適合すると思われる印象語対を入力する。さらに、印象語対のうちいずれか一方を入力する。
レイアウト装置100では、第3表示モードに切り換えられ、レイアウトテンプレート、印象語対、印象語および許容頻度が入力されると、ステップS804を経て、入力された印象語対に対応する回帰式の係数が検索される。次いで、ステップS808,S810を経て、入力されたレイアウトテンプレートが解析されてレイアウト特徴量が算出され、算出されたレイアウト特徴量および索出された回帰式の係数に基づいて、上式(1),(2)により統計情報が生成される。そして、ステップS812を経て、生成された統計情報に基づいて、評価値の分布のうち入力された印象語の評価値が属する区間の頻度が算出される。
第1テンプレート表示処理は、ステップS104において実行されると、図24に示すように、まず、ステップS900に移行するようになっている。
ステップS900では、信頼度を入力装置60から入力し、ステップS902に移行して、先頭のレイアウトテンプレートを記憶装置62から読み出し、ステップS904に移行する。
ステップS912では、記憶装置62のすべてのレイアウトテンプレートについてステップS904〜S910,S916〜S926の処理が終了したか否かを判定し、すべてのレイアウトテンプレートについて処理が終了したと判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS904で、該当の統計情報が対応付けられていないと判定したとき(No)は、ステップS916に移行して、ステップS100で入力した印象語対に対応する回帰式の係数を印象語対登録テーブル400のなかから検索し、ステップS920に移行する。
ステップS924では、生成した統計情報および入力した信頼度に基づいて評価値の分布の信頼区間を算出し、ステップS926に移行して、読み出したレイアウトテンプレートを表示装置64に表示するとともに、算出した信頼区間をレイアウトテンプレートと対応付けて表示装置64に表示し、ステップS912に移行する。
また、上記第1の実施の形態においては、信頼度を0〜100%の範囲で入力するように構成したが、これに限らず、図25に示すような入力インターフェースにより信頼度を入力するように構成することもできる。
図25(a)の例では、「小数」、「半数」および「多数」の項目に対応するチェックボックス616をチェックすることにより信頼度を入力する。例えば、「少数」が選択された場合は30%、「半数」が選択された場合は50%、「多数」が選択された場合は95%として信頼度を入力する。
また、上記第1の実施の形態においては、評価値の取り得る範囲において斜線の領域で信頼区間を表示するように構成したが、これに限らず、図26および図27に示すような表示方法により分布情報を表示するように構成することもできる。
図26の表示画面では、評価値の分布が棒グラフとして表示されている。
図27の表示画面では、評価値の分布がヒストグラムとして表示されている。
また、上記第1の実施の形態においては、信頼区間をすべての表示するように構成したが、これに限らず、図28に示すように、信頼区間のうち評価値が正となる区間または負となる区間のいずれか一方を表示するように構成することもできる。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、レイアウトテンプレートを表示するように構成したが、これに限らず、レイアウト済みのレイアウト結果を表示するように構成することもできる。この場合、記憶装置62には、レイアウトテンプレートに代えてレイアウト結果を記憶しておけば、上記第1および第2の実施の形態と同じ要領で処理を構成することができる。レイアウト結果としては、例えば、広告やカタログ等の文書をスキャナで読み取って電子化した電子文書、レイアウトテンプレートにレイアウト要素を格納した電子文書、ワープロその他の文書編集アプリケーションにより編集された電子文書を利用することができる。
Claims (15)
- レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果の分布を示す分布情報と対応付けて提示するようになっていることを特徴とするレイアウト支援システム。
- レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果と対応付けて提示するレイアウト支援システムであって、
前記レイアウト評価対象を、前記感性評価の評価項目および前記感性評価の評価結果の分布を示す統計情報と対応付けて記憶するレイアウト評価対象記憶手段と、
前記評価項目を入力する評価項目入力手段と、
前記評価項目入力手段で入力した評価項目に対応するレイアウト評価対象および統計情報を前記レイアウト評価対象記憶手段のなかから検索するレイアウト評価対象検索手段と、
前記レイアウト評価対象検索手段で索出したレイアウト評価対象を提示するとともに、前記レイアウト評価対象検索手段で索出した統計情報に基づいて前記評価結果の分布を示す分布情報を提示するレイアウト評価対象提示手段とを備えることを特徴とするレイアウト支援システム。 - 請求項2において、
さらに、信頼度を入力する信頼度入力手段を備え、
前記レイアウト評価対象提示手段は、前記レイアウト評価対象検索手段で索出した統計情報および前記信頼度入力手段で入力した信頼度に基づいて、前記評価結果の分布の信頼区間を算出し、算出した信頼区間を前記分布情報として提示するようになっていることを特徴とするレイアウト支援システム。 - 請求項2において、
前記レイアウト評価対象提示手段は、前記レイアウト評価対象検索手段で索出した統計情報に基づいて、前記評価結果の分布のうち所定区間の分布度合いを算出し、算出した分布度合いを前記分布情報として提示するようになっていることを特徴とするレイアウト支援システム。 - 請求項4において、
前記レイアウト評価対象提示手段は、前記評価結果の分布のうち所定値を基準としてその両側の区間の分布度合いをそれぞれ算出するようになっていることを特徴とするレイアウト支援システム。 - 請求項2において、
さらに、分布度合いを入力する分布度入力手段を備え、
前記レイアウト評価対象提示手段は、前記レイアウト評価対象検索手段で索出した統計情報に基づいて、前記評価結果の分布のうち所定区間の分布度合いを算出し、算出した分布度合いが、前記分布度入力手段で入力した分布度合い以上であると判定したときは、当該統計情報に係るレイアウト評価対象および分布情報を提示するようになっていることを特徴とするレイアウト支援システム。 - 請求項6において、
前記レイアウト評価対象提示手段は、前記評価結果の分布のうち所定値を基準としてその片側の区間の分布度合いを算出するようになっていることを特徴とするレイアウト支援システム。 - レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果と対応付けて提示するレイアウト支援システムであって、
前記レイアウト評価対象を入力するレイアウト評価対象入力手段と、
前記レイアウト評価対象入力手段で入力したレイアウト評価対象を解析してレイアウト特徴量を算出するレイアウト特徴量算出手段と、
前記レイアウト特徴量算出手段で算出したレイアウト特徴量に基づいて前記感性評価の評価結果の分布を示す統計情報を生成する統計情報生成手段と、
前記レイアウト評価対象入力手段で入力したレイアウト評価対象を提示するとともに、前記統計情報生成手段で生成した統計情報に基づいて前記評価結果の分布を示す分布情報を提示するレイアウト評価対象提示手段とを備えることを特徴とするレイアウト支援システム。 - 請求項8において、
さらに、前記統計情報を生成するための回帰式の係数を前記感性評価の評価項目と対応付けて記憶する係数記憶手段と、
前記評価項目を入力する評価項目入力手段と、
前記評価項目入力手段で入力した評価項目に対応する回帰式の係数を前記係数記憶手段のなかから検索する係数検索手段とを備え、
前記統計情報生成手段は、前記レイアウト特徴量算出手段で算出したレイアウト特徴量および前記係数検索手段で索出した回帰式の係数に基づいて前記回帰式により前記統計情報を生成するようになっていることを特徴とするレイアウト支援システム。 - レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果の分布を示す分布情報と対応付けて提示する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とするレイアウト支援プログラム。
- レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果と対応付けて提示するレイアウト支援プログラムであって、
前記感性評価の評価項目を入力する評価項目入力ステップと、
前記レイアウト評価対象を、前記評価項目および前記感性評価の評価結果の分布を示す統計情報と対応付けて記憶したレイアウト評価対象記憶手段のなかから、前記評価項目入力ステップで入力した評価項目に対応するレイアウト評価対象および統計情報を検索するレイアウト評価対象検索ステップと、
前記レイアウト評価対象検索ステップで索出したレイアウト評価対象を提示するとともに、前記レイアウト評価対象検索ステップで索出した統計情報に基づいて前記評価結果の分布を示す分布情報を提示するレイアウト評価対象提示ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とするレイアウト支援プログラム。 - レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果と対応付けて提示するレイアウト支援プログラムであって、
前記レイアウト評価対象を入力するレイアウト評価対象入力ステップと、
前記レイアウト評価対象入力ステップで入力したレイアウト評価対象を解析してレイアウト特徴量を算出するレイアウト特徴量算出ステップと、
前記レイアウト特徴量算出ステップで算出したレイアウト特徴量に基づいて前記感性評価の評価結果の分布を示す統計情報を生成する統計情報生成ステップと、
前記レイアウト評価対象入力ステップで入力したレイアウト評価対象を提示するとともに、前記統計情報生成ステップで生成した統計情報に基づいて前記評価結果の分布を示す分布情報を提示するレイアウト評価対象提示ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とするレイアウト支援プログラム。 - レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果の分布を示す分布情報と対応付けて提示することを特徴とするレイアウト支援方法。
- レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果と対応付けて提示するレイアウト支援方法であって、
前記感性評価の評価項目を入力する評価項目入力ステップと、
前記レイアウト評価対象を、前記評価項目および前記感性評価の評価結果の分布を示す統計情報と対応付けて記憶したレイアウト評価対象記憶手段のなかから、前記評価項目入力ステップで入力した評価項目に対応するレイアウト評価対象および統計情報を検索するレイアウト評価対象検索ステップと、
前記レイアウト評価対象検索ステップで索出したレイアウト評価対象を提示するとともに、前記レイアウト評価対象検索ステップで索出した統計情報に基づいて前記評価結果の分布を示す分布情報を提示するレイアウト評価対象提示ステップとを含むことを特徴とするレイアウト支援方法。 - レイアウトテンプレートまたはレイアウト結果からなるレイアウト評価対象を、当該レイアウト評価対象のレイアウトを複数の評価者が感性評価した結果と対応付けて提示するレイアウト支援方法であって、
前記レイアウト評価対象を入力するレイアウト評価対象入力ステップと、
前記レイアウト評価対象入力ステップで入力したレイアウト評価対象を解析してレイアウト特徴量を算出するレイアウト特徴量算出ステップと、
前記レイアウト特徴量算出ステップで算出したレイアウト特徴量に基づいて前記感性評価の評価結果の分布を示す統計情報を生成する統計情報生成ステップと、
前記レイアウト評価対象入力ステップで入力したレイアウト評価対象を提示するとともに、前記統計情報生成ステップで生成した統計情報に基づいて前記評価結果の分布を示す分布情報を提示するレイアウト評価対象提示ステップとを含むことを特徴とするレイアウト支援方法。
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