JP2011186705A - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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JP2011186705A
JP2011186705A JP2010050238A JP2010050238A JP2011186705A JP 2011186705 A JP2011186705 A JP 2011186705A JP 2010050238 A JP2010050238 A JP 2010050238A JP 2010050238 A JP2010050238 A JP 2010050238A JP 2011186705 A JP2011186705 A JP 2011186705A
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Shozo Miyazaki
正三 宮崎
Junichi Tamaoki
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Abstract

【課題】顧客の要望についての重要度を決定するにあたり、顧客の属性および反応を示し
た評価者の属性を反映させること。
【解決手段】提示内容の提示者の属性を示す提示者属性情報が対応付けられた提示情報を
提示させる提示制御手段と、評価者属性情報を取得する属性取得手段と、提示された内容
に対する点数を付与する操作の内容を示す操作情報を取得する操作取得手段と、操作情報
が取得される度に、操作情報に係る点数情報および属性取得手段によって取得された評価
者属性情報を組にして提示情報にさらに対応付ける対応付け手段と、提示情報に対応する
点数情報に基づいて、提示情報に対する評価点数を算出する算出手段であって、提示情報
に対応する提示者属性情報および点数情報と組になっている評価者属性情報に応じて、点
数情報が示す点数に対して重み付けをして、評価点数を算出する算出手段とを具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、収集した情報を評価する技術に関する。
新商品の開発においては、旧商品に対する顧客の要望を反映して行うことが必要となる
。収集した顧客の要望についてはデータベースに蓄積される。開発者は、このデータベー
スを参照して、新商品の開発に生かすことになる。一方、このような顧客の要望について
は様々であり全ての要望を満たそうとすると、多くの費用、時間が必要となる。そのため
、様々な要望に対して重要度を決めて、重要度が高い要望を中心に新商品に反映させるこ
とが行われている。このような開発を支援するための技術の一例として、特許文献1には
、商品コンセプトを自動的に抽出する技術が記載されている。
特開2000−67109号公報
顧客の要望については様々な種類のものがある。顧客から要望を受けた者や開発者など
は、その要望に対して共感する部分があると評価することがある。このようにして多くの
共感をうける要望については、その重要度が高いことを意味することになる。また、新商
品の開発にあたっては、その新商品の購買層における要望について重要度を高くする必要
がある。上述した特許文献1に開示された技術においては、このような要望に対する評価
者の反応、購買層の影響について反映されることはなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、顧客の要望
についての重要度を決定するにあたり、顧客の属性および反応を示した評価者の属性を反
映させることにある。
上述の課題を解決するため、本発明は、評価者への提示内容を示す提示情報を当該提示
内容の提示者の属性を示す提示者属性情報と対応付けて記憶した記憶装置から、前記提示
情報を取得し、取得した提示情報に応じた内容を提示装置に提示させる提示制御手段と、
前記提示装置に提示される内容に対する評価を行う評価者の属性を示す評価者属性情報を
前記提示装置から取得する属性取得手段と、前記提示装置に提示される内容に対して行わ
れた前記評価者による点数を付与する操作の内容を示す操作情報を、前記提示装置から取
得する操作取得手段と、前記操作取得手段によって操作情報が取得される度に、当該操作
情報が示す操作により付与された点数を示す点数情報および前記属性取得手段によって取
得された評価者属性情報を組にして、前記記憶装置に記憶されている提示情報のうち前記
提示制御手段による提示に係る提示情報にさらに対応付ける対応付け手段と、前記記憶装
置に記憶されている提示情報に対応する点数情報に基づいて、当該提示情報に対する評価
点数を算出する算出手段であって、当該提示情報に対応する前記提示者属性情報および前
記点数情報と組になっている前記評価者属性情報に応じて、当該点数情報が示す点数に対
して重み付けをして、前記評価点数を算出する算出手段とを具備することを特徴とする情
報処理装置を提供する。
この情報処理装置によれば、顧客の要望についての重要度を決定するにあたり、顧客の
属性および反応を示した評価者の属性を反映させることができる。
別の好ましい態様において、前記算出手段は、前記提示者属性情報と前記評価者属性情
報との関係に応じて、当該評価者属性情報と組になっている点数情報が示す点数に対する
前記重み付けの程度を変更することを特徴とする。
この情報処理装置によれば、顧客の要望についての重要度に、提示者の属性と評価者の
属性との関係を反映させることができる。
別の好ましい態様において、前記算出手段における算出に用いられる重み付けの程度を
設定するための集計条件を示す集計条件情報を取得する集計条件取得手段をさらに具備し
、前記算出手段は、前記集計条件取得手段によって取得された集計条件情報に応じて、前
記重み付けの程度を変更することを特徴とする。
この情報処理装置によれば、顧客の要望についての重要度を、指定した条件に応じた観
点から見た場合のものとして決定することができる。
別の好ましい態様において、前記提示者属性情報には、前記評価者属性情報に応じた重
み付けを決定する指定情報が含まれ、前記算出手段は、前記提示者属性情報に含まれる指
定情報に応じて、前記重み付けの程度を変更することを特徴とする。
この情報処理装置によれば、提示内容の重要度に対する評価者の評価の影響を、提示者
によって指定された条件にすることができる。
別の好ましい態様において、前記記憶装置に記憶された提示情報のうち、一の提示情報
と特定の関係を持つ他の提示情報を検出する検出手段をさらに具備し、前記算出手段は、
前記検出手段によって検出された他の提示情報の数に応じて、前記一の提示情報に対応す
る点数情報が示す点数の重み付けの程度を変更することを特徴とする。
この情報処理装置によれば、同じような提示内容が複数ある場合に、この提示内容の重
要度を高くすることができる。
別の好ましい態様において、前記算出手段は、前記記憶装置に記憶されている提示情報
を、算出した評価点数に応じて表示装置に表示させる指示を行うことを特徴とする。
この情報処理装置によれば、提示内容の重要度について、利用者は視覚的に確認するこ
とができる。
別の好ましい態様において、前記記憶装置に記憶されている提示情報から特定のキーワ
ードを有する提示情報を抽出する抽出手段をさらに具備し、前記算出手段は、前記抽出手
段によって抽出された提示情報が特定できる態様で前記表示装置に表示させることを特徴
とする。
この情報処理装置によれば、提示内容を重要度に応じて表示するときに、特定のキーワ
ードが抽出される場合に、特定の表示態様で表示させることができる。
また、本発明は、評価者への提示内容を示す提示情報を当該提示内容の提示者の属性を
示す提示者属性情報と対応付けて記憶した記憶装置から、前記提示情報を取得し、取得し
た提示情報に応じた内容を提示装置に提示させる提示制御過程と、前記提示装置に提示さ
れる内容に対する評価を行う評価者の属性を示す評価者属性情報を前記提示装置から取得
する属性取得過程と、前記提示装置に提示される内容に対して行われた前記評価者による
点数を付与する操作の内容を示す操作情報を、前記提示装置から取得する操作取得過程と
、前記操作取得過程において操作情報が取得される度に、当該操作情報が示す操作により
付与された点数を示す点数情報および前記属性取得過程において取得された評価者属性情
報を組にして、前記記憶装置に記憶されている提示情報のうち前記提示制御過程における
提示に係る提示情報にさらに対応付ける対応付け手段と、前記記憶装置に記憶されている
提示情報に対応する点数情報に基づいて、当該提示情報に対する評価点数を算出する算出
過程であって、当該提示情報に対応する前記提示者属性情報および前記点数情報と組にな
っている前記評価者属性情報に応じて、当該点数情報が示す点数に対して重み付けをして
、前記評価点数を算出する算出過程とを備える情報処理方法を提供する。
この情報処理方法によれば、顧客の要望についての重要度を決定するにあたり、顧客の
属性および反応を示した評価者の属性を反映させることができる。
また、本発明は、コンピューターを、評価者への提示内容を示す提示情報を当該提示内
容の提示者の属性を示す提示者属性情報と対応付けて記憶した記憶装置から、前記提示情
報を取得し、取得した提示情報に応じた内容を提示装置に提示させる提示制御手段と、前
記提示装置に提示される内容に対する評価を行う評価者の属性を示す評価者属性情報を前
記提示装置から取得する属性取得手段と、前記提示装置に提示される内容に対して行われ
た前記評価者による点数を付与する操作の内容を示す操作情報を、前記提示装置から取得
する操作取得手段と、前記操作取得手段によって操作情報が取得される度に、当該操作情
報が示す操作により付与された点数を示す点数情報および前記属性取得手段によって取得
された評価者属性情報を組にして、前記記憶装置に記憶されている提示情報のうち前記提
示制御手段による提示に係る提示情報にさらに対応付ける対応付け手段と、前記記憶装置
に記憶されている提示情報に対応する点数情報に基づいて、当該提示情報に対する評価点
数を算出する算出手段であって、当該提示情報に対応する前記提示者属性情報および前記
点数情報と組になっている前記評価者属性情報に応じて、当該点数情報が示す点数に対し
て重み付けをして、前記評価点数を算出する算出手段として機能させるためのプログラム
を提供する。
このプログラムによれば、顧客の要望についての重要度を決定するにあたり、顧客の属
性および反応を示した評価者の属性を反映させることができる。
本発明の実施形態に係る集計システムの構成を示すブロック図である。 端末の構成を示すブロック図である。 集計サーバーの構成を示すブロック図である。 提示情報DBの内容を説明する図である。 評価情報DBの内容を説明する図である。 重み付けDBの内容を説明する図である。 登録処理における端末および集計サーバーの動作を説明する図である。 登録処理において端末の表示画面における表示例を説明する図である。 評価処理における端末および集計サーバーの動作を説明する図である。 評価処理において端末の表示画面における表示例を説明する図である。 集計処理における端末および集計サーバーの動作を説明する図である。 集計処理において端末の表示画面における表示例を説明する図である。 変形例2に係る重み付けDBの内容を説明する図である。 変形例3に係る点数情報DBの内容を説明する図である。 変形例5に係る集計サーバーの構成を示すブロック図である。 変形例9に係る集計サーバーの構成を示すブロック図である。
<実施形態>
[全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係る集計システム1の構成を示すブロック図である。集計
システム1は、端末10、集計サーバー20を有している。端末10は、インターネット
などの通信回線30を介して集計サーバー20と接続し、各種情報の送受信を行う。集計
サーバー20は、顧客の要望などを登録、各要望に対する評価点数の集計などを行う情報
処理装置である。端末10は、顧客の要望の入力、各要望に対する評価などを行う装置で
ある。
以下、それぞれの構成について順に説明する。
[端末10の構成]
図2は、端末10の構成を示すブロック図である。端末10は、制御部11、記憶部1
2、表示部13、操作部14および通信部15を有する。これらの各要素は、バスを介し
て互いに接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、
RAM(Random Access Memory)などを有する。CPUは、ROMに記憶されている制御
プログラムをRAMにロードして実行することにより、端末10の各部について、バスを
介して制御し、各種機能を実現する。また、制御部11は、記憶部12、ROMなどに記
憶されたアプリケーションプログラムを実行することにより、集計サーバー20に対して
顧客の要望の登録、要望の評価、集計の指示を行うための機能を実現する。RAMは、C
PUが各データの加工などを行う際のワークエリアとしても機能する。
記憶部12は、例えば、不揮発性メモリー、ハードディスクなどの記憶手段であって、
上述したアプリケーションプログラムなどを記憶する。上述した制御プログラムをROM
の代わりに記憶していてもよい。なお、記憶部12は、外付けの不揮発性メモリーなどの
記憶手段を、接続インターフェイスなどを介して接続したものであってもよい
表示部13は、制御部11の制御により画像を表示する表示画面130を有する液晶デ
ィスプレイなどの表示手段である。
操作部14は、キーボード、マウス、表示画面130の表面部分に設けられたタッチセ
ンサーなどの操作手段である。操作部14は、利用者の操作によりその操作内容を示す操
作データを制御部11に出力する。
通信部15は、通信回線30に接続して、通信回線30に接続されている他の装置、例
えば、集計サーバー20と情報の送受信を行う通信手段である。その他、通信部15は、
外部装置と有線接続する接続端子、無線接続する無線接続手段などのインターフェイスと
しても機能する。
以上が、端末10の構成の説明である。
[集計サーバー20の構成]
図3は、集計サーバー20の構成を示すブロック図である。集計サーバー20は、制御
部21、制御部21に接続された記憶部22および通信部25を有する。
通信部25は、通信回線30に接続して、通信回線30に接続されている他の装置、例
えば端末10と情報の送受信を行う通信手段である。
記憶部22は、例えば、不揮発性メモリー、ハードディスクなどの記憶手段であって、
データベースなどの各種情報を記憶する。記憶部22に記憶されている内容は、集計サー
バー20以外の外部サーバーなどの記憶装置において記憶されていてもよい。この場合に
は、集計サーバー20は、通信部25を介してその外部サーバーと接続して、情報の送受
信を行うようにすればよい。
制御部21は、CPU、ROM、RAMなどを有する。CPUは、ROMに記憶されて
いる制御プログラムをRAMにロードして実行することにより、集計サーバー20の各部
を制御し、各種機能を実現する。また、制御部21は、記憶部22、ROMなどに記憶さ
れたアプリケーションプログラムを実行することにより、登録機能、評価機能、集計機能
などを有する情報処理機能を実現する。RAMは、CPUが各データの加工などを行う際
のワークエリアとしても機能する。
次に、情報処理機能を実現する各構成について説明する。
[情報処理機能の構成]
制御部21は、アプリケーションプログラムを実行することによって、提示情報登録部
201、提示制御部202、操作取得部203、属性取得部204、対応付け部205、
算出部206および集計条件取得部207を構成して、情報処理機能を実現する。なお、
これらの各構成については、その一部または全部をハードウエアにより実現してもよい。
提示情報登録部201は、端末10から送信される登録要求情報を、通信部25を介し
て取得すると、その端末10に対して登録画面情報を応答として送信する。登録要求情報
とは、端末10の利用者の指示により端末10から送信される情報であって、顧客の要求
などを示す提示情報を集計サーバー20に登録することを要求する情報である。登録画面
情報とは、集計サーバー20に登録させる提示情報を端末10において入力するための入
力画面を表示画面130に表示させるための情報である。
提示情報登録部201は、端末10から送信される提示情報および提示者属性情報を、
通信部25を介して取得すると、これらの情報を対応付けて記憶部22に記憶されている
提示情報データベース(以下、提示情報DBという)に登録する。提示情報は、評価機能
において評価対象として提示される内容(以下、提示内容という)を示すものであり、上
述したように、顧客の要求などを示している。提示者属性情報とは、提示情報が示す提示
内容の提示者の属性を示す情報であり、この例においては提示者の名称である。
図4は、提示情報DBの内容を説明する図である。提示情報DBは、提示者属性情報(
PD1、PD2、・・・)と提示情報(PT1、PT2、・・・)とが対応付けられて登
録されたデータベースである。PD1、PD2、・・・は、上述したように提示者の名称
を示している。PT1、PT2、・・・は、対応する提示者により提示された提示内容を
示している。また、提示情報DBにおける提示者属性情報と提示情報との組には、それぞ
れIDが割り振られている。
図3に戻って説明を続ける。提示制御部202は、端末10から送信される評価要求情
報を、通信部25を介して取得すると、提示情報DBを参照して提示情報を取得し、その
端末10に対して提示画面情報を応答として送信する。評価要求情報とは、端末10の利
用者の指示により端末10から送信される情報であって、提示情報DBに登録されている
提示情報が示す提示内容の評価を端末10において行うことを要求する情報である。提示
画面情報とは、提示情報DBから取得した提示情報が示す提示内容を提示し、提示された
提示内容の評価を端末10において行うための入力画面を表示画面130に表示させるた
めの情報である。このときには、端末10は、提示内容を利用者に提示するための提示装
置として機能する。
操作取得部203は、端末10から送信される操作情報を、通信部25を介して取得す
ると、その操作情報を対応付け部205に出力する。操作情報とは、端末10において提
示画面情報に基づいた表示を行っているときに、利用者が、表示されている提示内容に対
して評価した結果として点数を付与する操作が端末10に受け付けられると、端末10か
ら出力され、通信回線30を介して送信される情報である。この操作情報の内容は、その
操作の内容を示すものであり、この例においては、点数が付与された提示内容の提示情報
を特定する情報(例えば、提示情報DBにおけるID)とその操作を示す情報とを含んで
いる。
属性取得部204は、端末10から送信される評価者情報を、通信部25を介して取得
すると、この評価者情報に対応する評価者属性情報を、記憶部22に記憶されている評価
者DBから取得して、その評価者属性情報を対応付け部205出力するとともに、通信部
25を介して端末10にも送信させる。
評価者情報とは、評価者の識別番号を示す情報およびパスワードを示す情報を含んでい
る。評価者DBは、評価者の識別番号を示す情報、パスワードを示す情報、および評価者
の属性を示す評価者属性情報とを対応付けたデータベースである。評価者の属性とは、上
述した提示内容に対しての評価を行う評価者の属性を示す情報であり、この例においては
、部長、課長などの役職を示している。
また、属性取得部204は、評価者DBを参照して、評価者情報に含まれる識別番号と
パスワードとの関係が異なる場合には、上記評価者属性情報の出力、送信を行わない。こ
の場合には、属性取得部204は、端末10に対してパスワードが違う旨の情報を送信し
て、端末10に表示画面130に表示させるようにしてもよい。
対応付け部205は、操作取得部203から操作情報を取得する度に、評価情報データ
ベース(以下、評価情報DBという)に、その操作情報に対応した点数情報および属性取
得部204から取得した評価者属性情報を登録する対応付け処理を行う。
図5は、評価情報DBの内容を説明する図である。評価情報DBは、提示情報DBにお
けるID、評価者属性情報(ED1、ED2、・・・)および点数情報(0、1、2、・
・・)を対応付けて登録されているデータベースである。評価情報DBにおけるIDは、
提示情報DBにおけるIDと共通のIDである。したがって、このIDにより、提示者属
性情報、提示情報、評価者属性情報および点数情報が対応付けられた関係となっている。
対応付け部205は、操作情報が示す提示内容の提示情報と、その操作情報に対応した
点数情報および評価者属性情報を対応付けるように、これらの情報を評価情報DBに登録
する。操作情報に対応する点数情報とは、この例においては「1」である。ここで、対応
付け部205は、点数情報を評価情報DBに登録するときに、評価情報DBにすでに対応
付けて登録すべきIDおよび評価者属性情報の対応関係が登録されている場合には、これ
らに対応する点数情報にその値を加算する。例えば、図5に示す例では、IDが「1」、
評価者属性情報が「ED2」に対応する点数情報は「2」となっている。この状態におい
て、属性取得部204によって取得された評価者属性情報が「ED2」であり、操作取得
部203によって取得された操作情報が示すIDが「1」であった場合に、対応付け部2
05は、点数情報を1加算し、「3」として評価情報DBに登録する。
算出部206は、端末10から送信される集計要求情報を、通信部25を介して取得す
ると、その端末10に対して条件設定画面情報を応答として送信する。集計要求情報とは
、端末10の利用者の指示により端末10から送信される情報であって、提示情報DBと
評価情報DBとを用いて、提示情報ごとに評価点数を算出(以下、単に集計という場合に
は、この算出を行うことを示す)した結果を要求する情報である。条件設定画面情報とは
、この集計にあたり、集計条件の設定を端末10において行うための入力画面を表示画面
130に表示させるための情報である。
算出部206は、集計条件取得部207から集計条件情報を取得すると、重み付けデー
タベース(以下、重み付けDBという)を参照して、集計条件に応じた重み付けの設定内
容が規定された顧客設定、評価設定を取得して、重み付けを設定する。集計条件情報とは
、端末10の利用者の指示により端末10から送信される情報であって、集計における重
み付けの程度の設定を行うための集計条件を示す情報である。
図6は、重み付けDBの内容を説明する図である。重み付けDBは、図6(a)に示す
ように、集計条件(SC1、SC2、・・・)、顧客設定(EB1、EB2、・・・)お
よび評価設定(EC1、EC2、・・・)が対応付けて登録されている。
顧客設定とは、提示者属性情報に対する重み付けの設定内容を示すものである。顧客設
定の一例として、顧客設定EB1の設定内容を図6(b)に示す。図6(b)に示す顧客
設定EB1は、提示者属性情報が示す提示者の名称が「ABC株式会社」である場合には
、重み付けは「1.5倍」に設定されることを示している。
評価設定とは、評価者属性情報に対する重み付けの設定内容を示すものである。評価設
定の一例として、評価設定EC1の設定内容を図6(c)に示す。図6(c)に示す評価
設定EC1は、評価者属性情報が示す役職が「部長」である場合には、重み付けは、「3
倍」に設定されることを示している。
算出部206は、重み付けの設定を行うと、提示情報DBおよび評価情報DBを用いて
、各提示情報に対して評価点数の算出を行う。この例においては、算出部206は、以下
のようにして算出を行う。
算出部206は、評価情報DBを参照して、評価点数を算出する提示情報のIDごとに
、対応する点数情報の値を加算する。このとき、算出部206は、各点数情報に対応する
評価者属性情報の内容によって、評価設定に応じた重み付けを行って加算する。図5に示
す評価情報DBのIDが「1」を例とすると、評価設定において決まる各評価者属性情報
に対する重み付けが全て「1倍」に設定されている場合には、算出部206は、「1」+
「2」+「1」+・・・として単に加算する。一方、評価者属性情報ED2に対応する重
み付けが「3倍」であり、その他の評価者属性情報の重み付けが「1倍」であるものとし
て設定されている場合には、評価者属性情報ED2に対応する点数情報「2」を3倍とす
る。すなわち、算出部206は、「1」+「2」×「3」+「1」+・・・として加算す
る。
そして、算出部206は、提示情報DBを参照して、評価点数を算出するIDに対応す
る提示者属性情報の内容によって、加算結果に重み付けを行う。例えば、IDが「1」を
例とすると、このIDに対応する提示者属性情報PD1に対応する重み付けが「1.5倍
」であれば、算出部206は、上述した加算結果を1.5倍したものを、IDが「1」す
なわち提示情報PT1に対する評価点数として算出する。
算出部206は、このようにして提示情報DBに登録されている各提示情報に対する評
価点数を算出する。そして、算出部206は、このようにして算出した各提示情報に対す
る評価点数を集計結果として表示画面130に表示させるための集計画面情報を、通信部
25を介して端末10に送信する。
集計条件取得部207は、端末10から送信される集計条件情報を、通信部25を介し
て取得すると、算出部206に出力する。
以上が、情報処理機能についての説明である。続いて、登録処理、評価処理、集計処理
における端末10と集計サーバー20との情報のやり取りおよび表示画面130における
表示例について、順に説明する。
[登録処理]
図7は、登録処理における端末10および集計サーバー20との動作を説明する図であ
る。登録処理とは、顧客の要望を集計サーバー20に登録するための処理である。端末1
0は、アプリケーションプログラムを実行すると、表示画面130に設定画面を表示する
。設定画面とは登録処理、評価処理、集計処理を選択するためのボタン(図8参照)を含
む表示である。利用者は、操作部14を操作して登録処理ボタンB1(図8参照)を選択
し、端末10に対して登録処理の開始を要求する。
端末10は、この登録開始要求を受け付ける(ステップS110)と、登録要求情報を
集計サーバー20に対して送信する(ステップS115)。集計サーバー20は、登録要
求情報を取得する(ステップS120)と、登録画面情報を端末10に対して送信する(
ステップS125)。端末10は、登録画面情報を受信し、この登録画面情報に基づいて
表示画面130に表示を行う(ステップS130)。
図8は、登録処理において端末10の表示画面130における表示例を説明する図であ
る。登録画面情報に基づいて表示画面130に表示される部分は領域W1である。この領
域W1には、登録すべき要望を入力した「入力日」、その要望をした「顧客名」、その要
望が何の機種に対して行われたかを示す「機種名」、およびその要望の内容を示す「お客
様の声」を入力する欄が設けられている。なお、図8に示すように、「顧客名」、「機種
名」などについては、各欄の右端における部分を選択することで、予め決められた選択対
象から選択できるようにしてもよい。この選択対象については、集計サーバー20などに
予め登録されているようにすればよい。
利用者は、この例においては、図8に示すように、「入力日」の欄には「2010/2
/16」、「顧客名」の欄には「ABC株式会社」、「機種名」の欄には「A1」、「お
客様の声」の欄には「パネルの操作性が悪い」と入力したものとする。
利用者によって、決定ボタンBDが選択されると、端末10は、入力された「顧客名」
の欄の内容を提示者属性情報に対する入力として受け付ける(ステップS140)。また
、端末10は、入力されたその他の「入力日」、「機種名」および「お客様の声」の各欄
の内容を提示情報に対する入力として受け付ける(ステップS150)。そして、端末1
0は、受け付けた提示者属性情報および提示情報を対応付けて集計サーバー20に送信す
る(ステップS155)。
集計サーバー20は、端末10から提示者属性情報および提示情報を受信すると、この
組にIDを割り当てて提示情報DBに登録する(ステップS160)。
以上が、登録処理についての説明である。続いて評価処理について説明する。
[評価処理]
図9は、評価処理における端末10および集計サーバー20との動作を説明する図であ
る。評価処理とは、顧客の要望について端末10において評価を行い、その評価結果を集
計サーバー20に登録する処理である。端末10は、アプリケーションプログラムを実行
すると、表示画面に上述した設定画面を表示する。利用者は、操作部14を操作して評価
処理ボタンB2(図10参照)を選択して、端末10に対して評価処理の要求をする。
端末10は、この評価処理要求を受け付ける(ステップS210)と、評価要求情報を
集計サーバー20に対して送信する(ステップS215)。集計サーバー20は、評価要
求情報を取得(ステップS220)すると、提示情報DBに登録されている提示情報を取
得(ステップS230)する。集計サーバー20は、評価者情報の入力を行うための表示
、取得した提示情報の内容の表示をするための提示画面情報を端末10に対して送信する
(ステップS235)。端末10は、提示画面情報を受信し、この提示画面情報に基づい
て表示画面130に表示を行う(ステップS240)。
図10は、評価処理において端末10の表示画面130における表示例を説明する図で
ある。まず、端末10は、提示画面情報に基づいて、図10(a)に示すように、評価者
情報を入力するための表示を表示画面130に行う。この提示画面情報に基づいて表示さ
れる部分である領域W2−1には、「識別番号」、「パスワード」の各欄が表示される。
利用者は、この例においては、図10(a)に示すように、「識別番号」の欄には「12
345」、「パスワード」の欄には「67890」(表示上は「*****」)と入力し
たものとする。
利用者によって決定ボタンBDが選択されると、端末10は、入力された内容を評価者
情報として入力されたものとして受け付ける(ステップS250)。そして、端末10は
、その評価者情報を集計サーバー20に送信する(ステップS255)。
なお、利用者が端末10を利用するときに、端末10に対して自らを識別する情報を入
力する必要がある構成になっている場合には、端末10は、この表示は行わずに、その情
報を評価者情報として送信するようにしてもよい。
集計サーバー20は、評価者情報を取得すると、評価者DBを参照して、この評価者情
報に対応する評価者属性情報を取得し(ステップS260)、端末10に送信する(ステ
ップS265)。
端末10は、評価者属性情報を集計サーバー20から受信すると、表示画面130にお
ける表示内容を、図10(b)に示す表示に遷移させる。提示画面情報に基づいて表示さ
れる部分である領域W2−2には、提示情報の内容がIDごとに表示されるほか、各提示
内容に対応して共感ボタンBSが表示される。また、この例においては、表示画面130
には、評価者属性情報に応じた表示も行われる。図10(b)に示す例においては、表示
画面130には、「役職:部長」が表示される。
利用者は、表示画面130に表示された提示内容を確認し、共感できると考える提示内
容に対応する共感ボタンBSを選択する評価処理を行う(ステップS270)。この評価
処理は、上述した提示内容に対して評価した結果として点数を付与する操作に対応する。
利用者が操作部14の操作により共感ボタンBSを選択すると、端末10は、この共感
ボタンBSが操作されたことを示す操作情報を、集計サーバー20に送信する(ステップ
S275)。
集計サーバー20は、操作情報を受信すると、操作情報に応じた点数情報(この例にお
いては「1」)を取得し(ステップS280)、操作情報が示すID、点数情報および評
価者属性情報の対応関係を評価情報DBに登録する対応付け処理を行う(ステップS29
0)。
以上が、評価処理についての説明である。続いて集計処理について説明する。
[集計処理]
図11は、集計処理における端末10および集計サーバー20との動作を説明する図で
ある。集計処理とは、提示情報DBと評価情報DBとを用いて、提示情報ごとに評価点数
を算出し、端末10の表示画面130に表示させる処理である。端末10は、アプリケー
ションプログラムを実行すると、表示画面に上述した設定画面を表示する。利用者は、操
作部14を操作して集計処理ボタンB3(図12参照)を選択して、端末10に対して集
計処理の要求をする。
端末10は、この集計処理要求を受け付ける(ステップS310)と、集計要求情報を
集計サーバー20に対して送信する(ステップS315)。集計サーバー20は、集計要
求情報を取得(ステップS320)すると、集計条件を設定するための条件設定画面情報
を端末10に送信する(ステップS325)。
端末10は、条件設定画面情報を受信し、この条件設定画面情報に基づいて表示画面1
30に表示を行う(ステップS330)
図12は、集計処理において端末10の表示画面130における表示例を説明する図で
ある。まず、端末10は、条件設定画面情報に基づいて、図12(a)に示すように、集
計条件を入力するための表示を表示画面130に行う。この条件設定画面情報に基づいて
表示される部分である領域W3−1には、「集計条件」の欄が表示される。利用者は、こ
の例においては、図12(a)に示すように、「SC1」と入力したものとする。なお、
図12に示すように、「集計条件」の欄の右端における部分を選択することで、予め決め
られた選択対象から選択できるようにしてもよい。この選択対象については、集計サーバ
ー20の重み付けDBに登録された条件とすればよい。
利用者によって決定ボタンBDが選択されると、端末10は、入力された内容を集計条
件情報として入力されたものとして受け付ける(ステップS340)。そして、端末10
は、その集計条件情報を集計サーバー20に送信する(ステップS345)。
集計サーバー20は、集計条件情報を取得すると、提示情報DB、評価情報DBおよび
重み付けDBを用いて、評価点数の算出処理を行う(ステップS350)。この算出処理
は、上述した算出部206における処理である。集計サーバー20は、算出処理の結果、
集計画面情報を端末10に送信する(ステップS355)。
端末10は、集計画面情報を受信して、この集計画面情報に基づいて表示画面130に
集計結果の表示を行う(ステップS360)。この表示内容は、図12(b)に示すよう
な表示である。この集計画面情報に基づいて表示される部分である領域W3−2には、提
示情報の内容がIDごとに表示されるほか、各提示内容に対応して「共感数」の欄には、
評価点数が表示される。提示内容の表示態様は、評価点数に応じたものであり、この例に
おいては、評価点数が大きいほど上部に表示されるようになっている。図12(b)に示
す例においては、最上位に表示された「パネルの操作性が悪い」に対して算出された評価
点数が「153」で一番高い点数であったことを示している。
なお、図12(b)に示すように、表示画面130には、条件変更ボタンB4が表示さ
れるようにしてもよい。利用者の操作により条件変更ボタンB4を選択すると、端末10
は、図12(a)に示す表示に戻すことにより、改めて集計条件を変更させる表示を表示
画面130に表示させてもよい。
このように、集計システム1は、予め登録された提示内容を提示するときに、それぞれ
の評価点数に応じた重要度を利用者に認識させることができるように、提示することがで
きる。このとき、集計システム1は、提示者の属性、評価者の属性を反映させて評価点数
を算出しているから、利用者にとってより有用な集計結果を提示することができる。
<変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以下のように、さまざまな態様
で実施可能である。
[変形例1]
上述した実施形態においては、算出部206は、利用者によって決められた集計条件に
応じて点数に重み付けを行って集計を行っていたが、集計条件については、予め決められ
た条件としてもよい。この場合、利用者は集計条件を決定する必要はない。
[変形例2]
上述した実施形態においては、算出部206は、評価点数の算出において行う重み付け
を、集計条件により決まる顧客設定および評価設定に応じて設定していたが、評価設定に
ついては、提示者属性情報(顧客名)に応じて決まるようにしてもよい。この場合には、
重み付けDBを図13に示すような構成とすればよい。
図13は、変形例1に係る重み付けDBの内容を説明する図である。この例における重
み付けDBは、図13(a)に示すように、顧客設定を定めた重み付けDB(顧客)およ
び図13(b)に示すように、評価設定を定めた重み付けDB(評価)を有する。この例
における算出部206は、重み付けDB(顧客)を参照して、集計条件から決まる顧客設
定を用いて重み付けを行う。また、算出部206は、重み付けDB(評価)を参照して、
顧客名、すなわち提示者属性情報から決まる評価設定を用いて重み付けを行う。
このように、算出部206は、提示者属性情報と評価者属性情報との関係に応じて、重
み付けの程度を変更するようにしてもよい。
[変形例3]
上述した実施形態においては、操作情報に対応する点数情報は、「1」であるものとし
たが、複数種類から選択されるものであってもよい。例えば、点数情報は、操作情報の内
容により「0」、「1」、「3」などと変化するようにしてもよい。この場合、操作情報
の内容と点数情報の内容とを対応付けた点数情報DBが記憶部22に記憶されるようにす
る。
図14は、変形例4に係る点数情報DBの内容を説明する図である。この例においては
、点数情報DBは、ボタン名と点数情報とを対応付けたデータベースである。ボタン名と
は、操作情報に含まれる情報であって、操作されたボタンの名称を示すものである。この
ボタンは、「はい」、「どちらともいえない」、「いいえ」の3種類であり、これは、評
価処理における共感ボタンBS(図10参照)に代えて、設けられるものである。
図9に示す評価処理において、利用者がこのボタンのいずれかを選択すると、端末10
は、そのボタンの名称を示す情報が操作情報に含まれるようにして、操作情報を送信する
。そして、対応付け部205は、点数情報DBを参照して、取得した操作情報から点数情
報の内容を決定して、評価情報DBに登録すればよい。
このように、利用者が操作部14を操作して、各提示情報に対して点数を付与する操作
は、上述のように、「0」点を付与する操作、「1」点より多い点を付与する操作も含ま
れる。
[変形例4]
上述した実施形態においては、算出部206は、評価点数の算出において行う重み付け
について、重み付けDBを参照して決まる評価設定を用いていたが、提示情報に対応して
用いるべき評価設定が予め決められていてもよい。
この場合には、登録処理において、集計サーバー20は、端末10の表示画面130の
表示内容に、評価設定を指定する欄を設けるようにした登録画面情報を送信するようにす
ればよい。そして、端末10は、指定された評価設定を示す指定情報を提示者属性情報に
含めて集計サーバー20に送信する。集計サーバー20は、提示情報登録部201により
、提示者属性情報を提示情報DBに登録するときに、この指定情報についても登録するこ
とになる。そして、算出部206は、提示情報DBを参照して決まる評価設定を用いて、
評価点数の算出において行う重み付けの程度を決定すればよい。
このような構成は、アンケートによる調査に適用すると好適である。アンケートによる
調査に適用した場合には、提示者は質問者であり、提示内容は質問内容となる。また、評
価者は回答者である。評価者が点数を付与する操作とは、回答者が質問に対する回答を行
う操作に対応する。このとき、変形例3に示すように、「はい」、「どちらともいえない
」、「いいえ」といった操作を対応させることが望ましい。次に、アンケートによる調査
に適用した場合の具体例を示す。
まず、質問者としての女性は、端末10を操作して、登録処理において、「Aブランド
のチョコレートをもらったらうれしい?」、「Bブランドのチョコレートをもらったらう
れしい?」、・・・など複数の質問内容を示す提示情報を提示情報DBに登録する。この
とき、この女性は、15歳から40歳までの男性からの回答を参考にし、特に、15歳か
ら25歳までの回答を重視したいと考えているものとする。また、評価者属性情報として
は、性別、年齢を示す情報であるものとする。
この場合、この女性は、評価設定により重み付けの指定を行うときに、評価者属性情報
の性別について、男性は「×1.0」、女性は「×0.0」、年齢について、15歳以上
25歳以下は「×2.5」、26歳以上40歳以下は「×1.0」、それ以外の年齢は「
×0.1」などとして指定すればよい。
このようにすると、回答者が女性である場合には、回答内容は、集計結果には反映され
ない。また、回答者が男性である場合には、年齢に応じて重み付けの程度が異なるため、
回答を重視したい年齢の回答内容が、集計結果に大きな影響を与えるようになる。したが
って、質問者である女性は、集計結果を確認することで、どの質問の結果の重要度が高い
かを容易に認識することができる。
[変形例5]
上述した実施形態において、提示情報DBに登録されている提示情報に、一の提示情報
と特定の関係を持つ他の提示情報がある場合には、算出部206は、その提示情報に対応
する評価点数の算出において重み付けの程度を大きくするなど、特定の関係をもつ他の提
示情報が無い場合に比べて変化させるようにしてもよい。
この場合には、集計サーバー20Aは、図15に示すような構成を有するようにすれば
よい。
図15は、変形例5に係る集計サーバー20Aの構成を示すブロック図である。集計サ
ーバー20Aは、実施形態における構成に加え、検出部208を有している。検出部20
8は、記憶部22に記憶された提示情報DBを検索し、各IDの提示情報について、他の
IDの提示情報と特定の関係を持つものを検出する。そして検出部208は、提示情報の
IDと特定の関係を持つ提示情報の数を示す検出結果情報を算出部206に出力する。
特定の関係とは、予め決められたアルゴリズムにしたがったものであればよい。例えば
、検出部208は、一の提示情報が示す提示内容に予め決められた単語が含まれる場合、
これと同じ単語をもつ提示情報は、特定の関係を満たす他の提示情報として検出すればよ
い。
算出部206Aは、特定の提示情報に対して評価点数を算出するときには、実施形態に
おける重み付けに加え、取得した検出結果情報に応じて重み付けの程度を変化させる。こ
の例においては、算出部206Aは、検出結果情報が示す数が大きいほど算出される評価
点数が大きくなるように重み付けの程度を変化させる。例えば、算出部206Aは、検出
結果情報が示す数が「3」である場合には、実施形態のようにして算出した評価点数に対
して、3倍した点を評価点数として算出する。
ここで、同じような内容の提示情報が多くある場合には、顧客の要望が強いということ
を示している。この構成によれば、顧客の要望の強さを評価点数に反映させることができ
る。
[変形例6]
上述した実施形態においては、集計サーバー20から送信される集計画面情報は、評価
点数が高い提示情報が示す内容ほど上位に表示されるようにした表示内容を示すものであ
ったが、このような表示態様以外を示すものであってもよい。集計画面情報は、例えば、
提示情報が示す内容の表示において、評価点数により、字の太さ、大きさ、色、濃さなど
が変化するようにした表示内容を示すものであってもよい。また、集計画面情報は、評価
点数が予め決められた点数以上の提示情報が示す内容を表示させるようにしたものであっ
てもよいし、その内容に対して別のマーキングを行ったものであってもよい。
[変形例7]
上述した実施形態においては、提示者属性情報は提示者の名称を示し、評価者属性情報
は評価者の役職を示すものであったが、各属性情報はこの内容に限られるものではない。
各属性情報は、例えば、提示者または評価者の年齢層、性別、身長、体重など身体に関す
る情報を示すものであってもよい。また、各属性情報は、提示内容、機種などに関する提
示者または評価者の業界の経験年数、使用頻度、消耗品の購入頻度、会社規模など様々な
情報とすることができる。
[変形例8]
上述した実施形態においては、算出部206は、点数情報が示す値を重み付けして加算
することにより、評価点数を算出していたが、加算ではなく乗算を用いてもよいし、特定
のルールにしたがって算出されるものであればどのような方法で算出してもよい。また、
重み付けについては、倍率で規定されていたが、点数情報を増減させるものであれば、加
算減算などにより重み付けをしてもよい。
[変形例9]
上述した実施形態において、集計サーバー20は、集計画面情報に基づいて表示させる
提示内容に特定のキーワードが含まれている場合には、表示態様を変更するようにしても
よい。この場合には、集計サーバー20Bは、図16に示すような構成を有するようにす
ればよい。
図16は、変形例9に係る集計サーバー20Bの構成を示すブロック図である。集計サ
ーバー20Bは、実施形態における構成に加え、抽出部209を有している。また、記憶
部22は、特定のキーワードが登録されたキーワードDBを記憶している。
抽出部209は、提示情報DBとキーワードDBとを参照して、各IDの提示情報の内
容からキーワードDBに登録された特定のキーワードを持つ提示情報を抽出する。そして
、抽出部209は、抽出した提示情報を示す情報(ID)を算出部206Bに出力する。
算出部206Bは、抽出部209によって抽出された提示情報が示す提示内容が特定で
きる態様で表示画面130に表示させるための集計画面情報を、通信部25を介して端末
10に送信させる。ここで、特定できる態様とは、様々なものが挙げられるが、抽出され
た提示情報が示す提示内容が、それ以外とは異なる領域に表示されるようにしてもよいし
、字の太さ、大きさ、色、濃さなどを異ならせたものであってもよい。また、そのキーワ
ード部分の表示態様だけを変更してもよいし、提示内容に対して別のマーキングを行って
もよい。
ここで、キーワードDBに登録されるキーワードを、顧客の要望を受ける会社において
開発されているテーマに関連するものとしておくことにより、集計画面情報に基づいて端
末10の表示画面130に表示されたときに、利用者は、各提示内容の表示態様を確認す
ることで、その要望を改善する開発テーマがすでに進行しているかどうかを確認すること
ができる。
[変形例10]
上述した実施形態においては、提示情報が示す提示内容は端末10の表示画面130に
表示することにより提示されていたが、表示以外の態様、例えば、音声により提示するよ
うにしてもよい。ここで、集計結果として提示内容を提示するときには、評価点数に応じ
て提示内容を読み上げる音声の音量が変化するなどすればよい。
[変形例11]
上述した実施形態におけるアプリケーションプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ
、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリ
などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、端末1
0、集計サーバー20は、アプリケーションプログラムをネットワーク経由でダウンロー
ドしてもよい。
1…集計システム、10…端末、11…制御部、12…記憶部、13…表示部、130…
表示画面、14…操作部、15…通信部、20,20A,20B…集計サーバー、21,
21A,21B…制御部、201…提示情報登録部、202…提示制御部、203…操作
取得部、204…属性取得部、205…対応付け部、206,206A,206B…算出
部、207…集計条件取得部、208…検出部、209…抽出部、22…記憶部、25…
通信部、30…通信回線

Claims (9)

  1. 評価者への提示内容を示す提示情報を当該提示内容の提示者の属性を示す提示者属性情
    報と対応付けて記憶した記憶装置から、前記提示情報を取得し、取得した提示情報に応じ
    た内容を提示装置に提示させる提示制御手段と、
    前記提示装置に提示される内容に対する評価を行う評価者の属性を示す評価者属性情報
    を前記提示装置から取得する属性取得手段と、
    前記提示装置に提示される内容に対して行われた前記評価者による点数を付与する操作
    の内容を示す操作情報を、前記提示装置から取得する操作取得手段と、
    前記操作取得手段によって操作情報が取得される度に、当該操作情報が示す操作により
    付与された点数を示す点数情報および前記属性取得手段によって取得された評価者属性情
    報を組にして、前記記憶装置に記憶されている提示情報のうち前記提示制御手段による提
    示に係る提示情報にさらに対応付ける対応付け手段と、
    前記記憶装置に記憶されている提示情報に対応する点数情報に基づいて、当該提示情報
    に対する評価点数を算出する算出手段であって、当該提示情報に対応する前記提示者属性
    情報および前記点数情報と組になっている前記評価者属性情報に応じて、当該点数情報が
    示す点数に対して重み付けをして、前記評価点数を算出する算出手段と
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記算出手段は、前記提示者属性情報と前記評価者属性情報との関係に応じて、当該評
    価者属性情報と組になっている点数情報が示す点数に対する前記重み付けの程度を変更す

    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記算出手段における算出に用いられる重み付けの程度を設定するための集計条件を示
    す集計条件情報を取得する集計条件取得手段をさらに具備し、
    前記算出手段は、前記集計条件取得手段によって取得された集計条件情報に応じて、前
    記重み付けの程度を変更する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記提示者属性情報には、前記評価者属性情報に応じた重み付けを決定する指定情報が
    含まれ、
    前記算出手段は、前記提示者属性情報に含まれる指定情報に応じて、前記重み付けの程
    度を変更する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記記憶装置に記憶された提示情報のうち、一の提示情報と特定の関係を持つ他の提示
    情報を検出する検出手段をさらに具備し、
    前記算出手段は、前記検出手段によって検出された他の提示情報の数に応じて、前記一
    の提示情報に対応する点数情報が示す点数の重み付けの程度を変更する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記算出手段は、前記記憶装置に記憶されている提示情報を、算出した評価点数に応じ
    て表示装置に表示させる指示を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記記憶装置に記憶されている提示情報から特定のキーワードを有する提示情報を抽出
    する抽出手段をさらに具備し、
    前記算出手段は、前記抽出手段によって抽出された提示情報が特定できる態様で前記表
    示装置に表示させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 評価者への提示内容を示す提示情報を当該提示内容の提示者の属性を示す提示者属性情
    報と対応付けて記憶した記憶装置から、前記提示情報を取得し、取得した提示情報に応じ
    た内容を提示装置に提示させる提示制御過程と、
    前記提示装置に提示される内容に対する評価を行う評価者の属性を示す評価者属性情報
    を前記提示装置から取得する属性取得過程と、
    前記提示装置に提示される内容に対して行われた前記評価者による点数を付与する操作
    の内容を示す操作情報を、前記提示装置から取得する操作取得過程と、
    前記操作取得過程において操作情報が取得される度に、当該操作情報が示す操作により
    付与された点数を示す点数情報および前記属性取得過程において取得された評価者属性情
    報を組にして、前記記憶装置に記憶されている提示情報のうち前記提示制御過程における
    提示に係る提示情報にさらに対応付ける対応付け手段と、
    前記記憶装置に記憶されている提示情報に対応する点数情報に基づいて、当該提示情報
    に対する評価点数を算出する算出過程であって、当該提示情報に対応する前記提示者属性
    情報および前記点数情報と組になっている前記評価者属性情報に応じて、当該点数情報が
    示す点数に対して重み付けをして、前記評価点数を算出する算出過程と
    を備える情報処理方法。
  9. コンピューターを、
    評価者への提示内容を示す提示情報を当該提示内容の提示者の属性を示す提示者属性情
    報と対応付けて記憶した記憶装置から、前記提示情報を取得し、取得した提示情報に応じ
    た内容を提示装置に提示させる提示制御手段と、
    前記提示装置に提示される内容に対する評価を行う評価者の属性を示す評価者属性情報
    を前記提示装置から取得する属性取得手段と、
    前記提示装置に提示される内容に対して行われた前記評価者による点数を付与する操作
    の内容を示す操作情報を、前記提示装置から取得する操作取得手段と、
    前記操作取得手段によって操作情報が取得される度に、当該操作情報が示す操作により
    付与された点数を示す点数情報および前記属性取得手段によって取得された評価者属性情
    報を組にして、前記記憶装置に記憶されている提示情報のうち前記提示制御手段による提
    示に係る提示情報にさらに対応付ける対応付け手段と、
    前記記憶装置に記憶されている提示情報に対応する点数情報に基づいて、当該提示情報
    に対する評価点数を算出する算出手段であって、当該提示情報に対応する前記提示者属性
    情報および前記点数情報と組になっている前記評価者属性情報に応じて、当該点数情報が
    示す点数に対して重み付けをして、前記評価点数を算出する算出手段
    として機能させるためのプログラム。
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