JP2005338954A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像処理を実行する際に参照する情報を暗号化する画像処理装置の提供。
【解決手段】 メモリカードが装着されたと判断した場合(S11:YES)、メモリカードに記録されているデータのフォーマットを確認し(S12)、読込みが可能であるか否かを判断する(S13)。読込みが可能であると判断した場合(S13:YES)、読込み開始画面を通じて読込み開始指示があるか否かを判断する(S16)。指示があると判断した場合(S16:YES)、メモリカードからデータの読込みを行い(S18)、読込んだデータが暗号化済であるか否か(S19)、所定の暗号化方式にて暗号化されているか否かを判断し(S20)、暗号化されていない場合(S19:NO)、暗号化されている場合であっても所定の暗号化方式にて暗号化されていない場合(S20:NO)、所定の暗号化方式にて暗号化した後(S23)、データを保存する(S21)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像処理を実行する際に参照する情報を暗号化する画像処理装置に関する。
近年、複写装置のデジタル化が進むと共に、画像データの蓄積、送信等のデジタル機能を活用した多彩な処理能力を備えた複合機として市場に投入されている。このデジタル複合機としての基本的な構成は、原稿の画像を電子データとして読取る画像読取部、デジタル化された画像データに対して特定の処理を施す画像処理部、画像データを出力する出力部等から構成されている。ここで出力部としては、画像データを外部の機器へ送信する画像送信部、用紙上に画像形成を行う画像形成部等がある。また、画像データを一時的に記憶するHDD(Hard Disk Drive)のような記憶部も搭載されている。
このような複合機に搭載される機能としては、コピー機能、プリント機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、電子メール送信機能、電子ファイリング機能等がある。以下に、各機能における画像データの流れについて簡単に説明する。コピー機能では、画像読取部で読取られた原稿の画像に対し、画像処理部が所定の画像処理を施した後、記憶部に最終画像として一時的に記憶させ、画像形成部において用紙上に画像形成を行う。プリント機能では、ネットワークを介して接続されているクライアント装置からのプリントジョブを受信した場合、画像処理部において画像形成部が処理可能なデータに展開した後、記憶部に最終画像として一時的に記憶させ、画像形成部において用紙上に画像形成を行う。スキャナ機能は、画像読取部で読取った原稿の画像を、画像処理部にて所定の画像処理を施した後、記憶部に最終画像として一時的に記憶させ、ネットワークを介して接続されている任意のクライアント装置に送信する。ファクシミリ機能では、画像読取部で読取った原稿の画像を、画像処理部において送信先のファクシミリ装置で処理できる画像形式となるように処理を施した後、記憶部に送信画像として一時的に記憶させ、ファクシミリ通信網を介して接続された任意の送信先のファクシミリ装置に送信する。電子メール送信機能では、複合機の操作パネルを通じて電子メールの案文及び送信先の電子メールアドレスを受付け、インターネット網のような通信回線を通じて外部の通信機器へ電子メールを送信する。電子ファイリング機能では、複合機に搭載された記憶部に画像データを蓄積させておき、複合機の操作パネル、又はクライアント装置からの操作により画像データの選択、処理の指示が行われたとき、出力部から画像データを出力処理するものである。
このように複合機では、原稿の画像を電子データにより送信して印刷を行わせることができ、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段に電子データを記憶させて管理することができるため、利便性が向上するという利点を有するが、電子化された文章の情報は、容易に複写、改竄、転送等が可能となるため、データの管理において機密性の保護の強化が望まれている。
そこで、従来では、HDD装置に記憶させる電子データを暗号化してデータの保護を図る画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。このような画像形成装置では、外部からプリントジョブを受信した場合、プリントジョブを展開して得られる画像データを暗号化し、その上でHDD装置に画像データを記憶する。そして、実際に画像形成を行う段階で画像データを復号化し、画像形成装置の印字部へ転送することにより画像形成を行う。したがって、悪意のある第三者が画像形成装置に搭載されているHDD装置を持ち出した場合であっても、又は通信ネットワークを経由して不正にアクセスした場合であっても、内部に記憶されているデータを解読することは困難であり、データの漏洩を効果的に防止することができる。
特開平1−256068号公報 特開平2−256343号公報 特開平2−75255号公報 特開2002−91744号公報
しかしながら、前述の画像形成装置が保護するデータは、画像形成時に必要となる画像データが対象となっており、ファクシミリデータの送信時に必要となるファクシミリ番号、電子メールの送信時に必要となる電子メールアドレス等の情報は保護の対象となっていないため、これらの情報が漏洩することにより、個人的な情報が漏洩する虞が生じていた。特に、近年の複合機は、様々なデータを効率よく処理するサーバ的な装置として通信ネットワーク上に位置付けられているため、受付けた複数の処理依頼を効率的に実行できるようにファクシミリ番号及び電子メールアドレスが複合機により集中的に管理されており、このようなデータの入力を容易にするためにICカードやメモリカード等の記録媒体を用いて送信先データの入力を可能とした装置が提案されている(例えば、特許文献3,4参照)。しかしながら、特許文献3又は特許文献4に記載された装置では、何れも複合機内に取り込んだデータの保護までは考慮されておらず、これらの情報が漏洩することにより、個人的な情報が漏洩する虞があるという問題点が依然として残る。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、画像データを処理する際に参照すべき情報を受付けた際、暗号化したうえで記憶手段に記憶させる構成とすることにより、画像データ、ファクシミリデータを送信する際に参照する送信先に係る情報等を保護することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、画像データを受付ける手段と、受付けた画像データを処理する際に参照すべき情報を記憶する記憶手段とを備え、前記情報を参照して画像データを処理する画像処理装置において、前記記憶手段に記憶させるべき情報を受付ける受付手段と、該受付手段にて情報を受付けた際に前記情報を暗号化する暗号化手段とを備え、暗号化した情報を前記記憶手段へ記憶させるようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、画像データを処理する際に参照すべき情報を受付けた際、暗号化したうえで記憶手段に記憶させるようにしているため、例えば、画像データを送信する際に参照する送信先の情報等が暗号化されていない状態で記憶手段に記憶されることがなくなり、情報の漏洩が防止される。
本発明に係る画像処理装置は、前記受付手段にて受付けた情報が暗号化されているか否かを判断する手段を更に備え、前記暗号化手段は、暗号化されていないと判断した情報について暗号化するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、画像データを処理する際に参照する情報を受付けた際に、暗号化されているか否かを判断し、暗号化されていないと判断した情報について暗号化するようにしているため、暗号化されている情報に関しては暗号化処理を省略することが可能となり、処理に要する時間の短縮化が図れる。
本発明に係る画像処理装置は、暗号化されていると判断した情報が所定の暗号化方式にて暗号化されているか否かを判断する手段と、前記情報が前記暗号化方式にて暗号化されていないと判断した場合、前記情報を復号化する手段とを備え、該手段にて復号化した情報を前記暗号化方式にて暗号化するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、画像データを処理する際に参照する情報を受付けた際、所定の暗号化方式にて暗号化されていないと判断した場合、一旦、復号化した後に所定の暗号化方式で暗号化するようにしているため、記憶手段にて管理する情報の暗号化方式が統一される。
本発明に係る画像処理装置は、前記情報は受付けた画像データの送信先に係る情報であり、該情報を参照して前記画像データを送信する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、画像データの送信先に係る情報を受付けて暗号化するようにしているため、ファクシミリ番号、装置の通信アドレス、電子メールアドレス等の個人的な情報の漏洩が防止される。
本発明に係る画像処理装置は、前記受付手段は、前記情報を記録した記録媒体から前記情報を読取る手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、画像データを処理する際に必要となる情報を記録媒体に記録しておき、前記記録媒体から前記情報を読取るようにしているため、異なる装置間において情報の共有化が可能となる。
本発明による場合は、画像データを処理する際に参照すべき情報を受付けた際、暗号化したうえで記憶手段に記憶させるようにしている。したがって、例えば、画像データを送信する際に参照する送信先の情報等が暗号化されていない状態で記憶手段に記憶されることがなくなり、ファクシミリ番号、装置の通信アドレス、電子メールアドレス等の個人的な情報が漏洩することを防止することができる。
本発明による場合は、画像データを処理する際に参照する情報を受付けた際に、暗号化されているか否かを判断し、暗号化されていないと判断した情報について暗号化するようにしているため、暗号化されている情報に関しては暗号化処理を省略することが可能となり、暗号化処理に要する時間を短縮することができる。
本発明による場合は、画像データを処理する際に参照する情報を受付けた際、所定の暗号化方式にて暗号化されていないと判断した場合、一旦、復号化した後に所定の暗号化方式で暗号化するようにしているため、記憶手段にて管理する情報の暗号化方式を統一することができる。
本発明による場合は、画像データの送信先に係る情報を受付けて暗号化するようにしているため、ファクシミリ番号、装置の通信アドレス、電子メールアドレス等の個人的な情報の漏洩を防止することができる。
本発明による場合は、画像データを処理する際に必要となる情報を記録媒体に記録しておき、前記記録媒体から前記情報を読取るようにしているため、異なる装置間において容易に情報の共有化を図ることができる。
以下、本発明に係る画像処理装置をプリント機能及びデータ送信機能を有する複合機に適用した形態について、図面を用いて具体的に説明する。
図1は本実施の形態に係る複合機を示す斜視図である。図中100は、本実施の形態に係る複合機であり、複合機100は後述するように印字部、画像読取部、通信手段を備え(図2参照)、用紙上に画像を形成するプリント処理、原稿の画像を読取って用紙上に複写するコピー処理、ファクシミリデータ及び電子メールを外部へ送信するデータ送信処理等を実行する。また、通信手段の他にデータを受付ける手段として、複合機100の正面に設けられた操作パネル105、及び側面に設けられたメモリカードスロット106を備えている。操作パネル105には利用者の操作指示を受付けるための各種入力キーを備えており、利用者自身による直接的な操作によりデータの入力を受付ける。また、メモリカードスロット106はメモリカードMを装着できるようにしており、当該メモリカードMを通じてデータの入力を受付ける。
本実施の形態では、マシンの買替え時等において、従来使用していた複合機200からデータを移植する際、メモリカードMを用いたデータの移植を可能にしている。移植すべきデータには、ファクシミリデータや電子メールの送信先に関するデータが含まれており、このような個人的な情報が外部へ漏洩することを防止する目的で、複合機100では、前記データを取込む際、暗号化した後にデータの保存を行うようにしている。
図2は複合機100の内部構成を説明するブロック図である。複合機100は制御部101を備えており、制御部101にはRAM102、通信IF103、ファクシミリ通信IF104、操作パネル105、メモリカードスロット106、データ管理部107、画像メモリ111、印字部112、画像読取部113等のハードウェアが接続されている。制御部101はこれらのハードウェアを制御するためのCPU、及びCPUが実行する制御プログラムを格納したROMにより構成されており、CPUがROMに格納されたプログラムをロードして実行することにより、複合機100を本発明に係る画像処理装置として機能させる。
RAM102は、例えば揮発性の半導体メモリにより構成されており、前記制御プログラムの実行中に生成されるデータ、プリント処理及びデータ送信処理の実行中に生成されるデータ等を一時的に記憶する。
通信IF103は、外部の通信ネットワークN1へ接続するためのインタフェースであり、当該通信ネットワークN1に接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置300,300,…,300から印刷ジョブを受信すると共に、情報処理装置300,300,…,300へ通知すべき情報を送信する。また、本複合機100は電子メールの送信機能を有しており、本複合機100にて作成した電子メールを通信IF103経由で情報処理装置300,300,…,300へ送信できるようにしている。通信IF103では、このような各種データの送受信を制御する。
ファクシミリ通信IF104は、公衆電話回線網N2へ接続するための回線終端回路を備えており、公衆電話回線網N2に接続された外部のファクシミリ装置400とファクシミリデータの送受信を行えるようにしている。そのため、ファクシミリ通信IF104は送信すべきファクシミリデータを符号化する符号化回路、受信したファクシミリデータを復号化する復号化回路等を備えている。
操作パネル105は、利用者による操作指示を受付ける操作部105aと利用者に対して通知すべき情報を表示する表示部105bとからなる。操作部105aは、利用者による操作指示を受付けるための各種操作キーを備えており、機能の切替操作、各機能における設定値の入力、処理の実行開始指示等を受付ける。表示部105bは、液晶ディスプレイを備えており、複合機100の動作状況、操作部105aを通じて入力された各種の設定値、利用者に対して通知すべき情報等を表示する。また、表示部105bの一部は各種の選択操作を受付けるように構成したタッチパネル方式のソフトウェアボタンを備えている。このようなソフトウェアボタンには、利用者の選択操作を受付けるようにした選択ボタンの他、電子メールの案文、及び送信先のアドレスを入力するための英数字ボタン等が含まれる。
メモリカードスロット106は、可搬型の記録媒体であるメモリカードMを装着できるようにしており、メモリカードMに記録されたデータの読込み、及び記録すべきデータの書込みを行うためのメモリカードIF106aを備えている。メモリカードMは、メモリカードIF106aの規格に対応したコネクタ、内蔵コントローラ、及びフラッシュメモリのような不揮発性の半導体メモリ等を備えており、メモリカードIF106aを通じて入力される制御部101からの指示に応じて内蔵コントローラがデータの入出力を制御し、データの読込み処理及び書込み処理を行う。
本実施の形態では、通信IF103を通じて送信する電子メールの送信先アドレス、及びファクシミリ通信IF104を通じて送信するファクシミリデータの相手先のファクシミリ番号を、操作パネル105を利用して登録できるようにしており、また、メモリカードMに記録されたこれらのデータを読込めるようにしている。操作パネル105を通じて入力されたデータ、及びメモリカードスロット106を通じて読込まれたデータは、データ管理部107を介してデータ記憶部110に記憶される。データ記憶部110はフラッシュメモリのような不揮発性のメモリ、又は磁気記録媒体を有するHDD(Hard Disk Drive)により構成されている。
データ管理部107ではデータ記憶部110に記憶するデータの暗号化状況を監視しており、暗号化されていないデータを受付けた場合には暗号化したうえでデータ記憶部110に記憶させ、また、暗号化されている場合であっても、所定の暗号化方式にて暗号化されていない場合には、一旦復号化したうえで所定の暗号化方式にて暗号化し直し、その後、データ記憶部110に記憶させるようにしている。そのため、データ管理部107には暗号化処理部108及び復号化処理部109が接続されている。
暗号化処理部108は、暗号化処理を施すためのデータを入力する入力用バッファ、入力用バッファに設定されたデータに対して所定の暗号化アルゴリズムからなる演算処理を施す演算器、演算器による演算結果を保持する出力用バッファ等により構成される。暗号化アルゴリズムとしては、例えば、AES(Advanced Encryption Standard)を用いることができる。暗号化すべきデータは入力用バッファに入力され、入力用バッファに設定された入力データを取り出して演算器が演算処理を行い、演算処理が完了した段階でその演算結果を出力用バッファに書き込む。データ管理部107は、演算が完了したデータを出力用バッファから取り出すことによって、暗号化処理部108にて暗号化されたデータを取得する。
復号化処理部109の構成は、基本的に暗号化処理部108と同様であり、復号化処理を施すためのデータを入力する入力用バッファ、入力用バッファに設定されたデータに対して所定の復号化アルゴリズムからなる演算処理を施す演算器、演算器による演算結果を保持する出力用バッファ等に備える。復号化すべきデータは入力用バッファに入力され、入力用バッファに設定された入力データを取り出して演算器が演算処理を行い、演算処理が完了した段階でその演算結果を出力用バッファに書き込む。データ管理部107は、演算が完了したデータを出力用バッファから取り出すことにより、復号化処理部109にて復号化されたデータを取得する。
画像メモリ111は半導体メモリにより構成されており、通信IF103を通じて受信した印刷ジョブから展開される画像データ、ファクシミリ通信IF104を通じて受信したファクシミリデータから展開される画像データ、及び画像読取部113により原稿の画像を読取って取得した画像データを一時的に記憶する。画像メモリ111に一時的に記憶された画像データは、制御部101の指示によりその利用目的に応じた転送先に転送される。すなわち、用紙上に画像形成を行う場合には印字部112へ転送され、ファクシミリデータとして送信する場合にはファクシミリ通信IF104へ転送され、電子メールの添付データとして送信する場合には通信IF103へ送信される。
印字部112は、例えば、感光体ドラムを所定の電位に帯電させる帯電器、外部から受付けた画像データに応じてレーザ光を発して感光体ドラム上に静電潜像を生成させるレーザ書込装置、感光体ドラム表面に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を用紙、OHPフィルム等のシート上に転写する転写器等(不図示)を備えており、電子写真方式にて利用者が所望する画像を用紙上に形成する。
なお、本実施の形態では、レーザ書込装置を用いた電子写真方式により画像形成を行う構成としたが、インクジェット方式、熱転写方式、昇華方式により画像形成を行う構成であっても良いことは勿論である。
画像読取部113は、読取り用の原稿に光を照射する光源、CCD(Charge Coupled Device)のようなイメージセンサ、AD変換器等を備えており(不図示)、所定の読取り位置にセットされた原稿の画像を当該イメージセンサに結像させてアナログ電気信号に変換し、得られたアナログ電気信号をAD変換器によりAD変換する。そして、AD変換して得られたデジタル信号に対して、原稿読取時の光源の配光特性、イメージセンサの感度ムラ等の補正を施すことによりデジタル形式の画像データを生成する。画像読取部113が生成した画像データは画像メモリ111へ送出され、例えば、送信すべきファクシミリデータの原稿用のデータとして利用される。
以下、複合機100が実行する処理について説明する。図3は電子メール及びファクシミリデータの送信先に係るデータを読込む際に実行される処理の手順を示すフローチャートであり、図4及び図5はデータの読込み処理において表示部105bに表示される画面の一例を示す模式図である。電子メール及びファクシミリデータの送信先に係るデータを読込むにあたって、複合機100の制御部101は、メモリカードスロット106にメモリカードMが装着されたか否かを判断する(ステップS11)。メモリカードMが装着されていないと判断した場合(S11:NO)、メモリカードMが装着されるまで待機する。
メモリカードMがメモリカードスロット106に装着されたと判断した場合(S11:YES)、図4(a)に示したようなメモリカード装着時の初期画面を操作パネル105の表示部105bに表示する。この初期画面には、タッチパネル方式のソフトウェアボタンにより構成されたデータ読込みボタン11、データ保存ボタン12、キャンセルボタン13、実行ボタン14が配置されている。データ読込みボタン11が利用者の手により押下操作され、続いて実行ボタン14が押下操作された場合、メモリカードMに記録されたデータを読込むための画面が表示される。また、データ保存ボタン12が利用者の手により押下操作され、続いて実行ボタン14が押下操作された場合、メモリカードMへデータを書込むための画面が表示される。なお、キャンセルボタン13が押下操作された場合、何れの処理も実行せずに本ルーチンによる処理が終了される。
データ読込みボタン11の押下操作に続いて実行ボタン14が押下操作された場合、制御部101は、メモリカードMに記録されているデータのフォーマットを確認し(ステップS12)、データの読込みが可能であるか否かを判断する(ステップS13)。本実施の形態では、CSV(Comma Separated Value)のような所定のフォーマットで記述されたデータを読込むようにしており、メモリカードMに記録されているデータから1つのレコードを検査して読込みが可能であるか否かを判断する。なお、読込み可能なフォーマットを1つに限定する必要はなく、互換性を有する複数のフォーマットのデータを読込めるようにしておき、保存する際に予め定めたフォーマットで保存するようにしても良い。
データのフォーマットの違いにより、又はメモリカードM自体の不良により、データの読込みが可能でないと判断した場合(S13:NO)、操作パネル105の表示部105bにエラーメッセージを表示して(ステップS14)、データのフォーマットの確認、又はメモリカードMの確認を利用者に促す。
データの読込みが可能であると判断した場合(S13:YES)、図4(b)に示した読込み開始画面を操作パネル105の表示部105bに表示する(ステップS15)。この読込み開始画面には、読込み可能なデータのリスト21が表示されると共に、表示範囲を切替えるページ切替ボタン22u,22d、キャンセルボタン23、実行ボタン24が配置される。リスト21には、読込み可能なデータがレコード単位で表示される。前記データに多数のレコードが記録されている場合にはページ切替ボタン22u,22dを利用して表示範囲外のレコードを表示できるようにしている。また、キャンセルボタン23が押下操作された場合、データの読み込処理がキャンセルされ、実行ボタン24が押下操作された場合、データの読込み処理が開始される。
複合機100の制御部101は、読込み開始画面において実行ボタン24が押下操作されたか否かを判断することにより、データの読込み開始指示があるか否かを判断する(ステップS16)。データの読込み開始指示がないと判断した場合(S16:NO)、読込み開始画面においてキャンセルボタン23が押下操作されたか否かを判断することにより、データの読込み処理をキャンセルするか否かを判断する(ステップS17)。データの読込み処理をキャンセルしないと判断した場合(S17:NO)、処理をステップS16へ戻し、データの読込み処理をキャンセルすると判断した場合(S17:YES)、本ルーチンによる処理を終了する。
ステップS16において、データの読込み開始指示があると判断した場合(S16:YES)、メモリカードスロット106に装着されたメモリカードMからデータの読込みを行う(ステップS18)。メモリカードMから読込まれたデータはデータ管理部107へ送出される。
データ管理部107は、メモリカードMから読込まれたデータが暗号化済みのデータであるか否かを判断する(ステップS19)。暗号化済みのデータであると判断した場合(S19:YES)、所定の暗号化方式により暗号化されているか否かを判断する(ステップS20)。所定の暗号化方式により暗号化されていると判断した場合(S20:YES)、データ記憶部110にレコード単位でデータを保存する(ステップS21)。
また、ステップS19において、読込んだデータが暗号化されていないと判断した場合(S19:NO)、データをレコード単位で所定の暗号化方式により暗号化する(ステップS23)。このとき、操作パネル105の表示部105bには図5(a)に示したような画面を表示し、データの読込み処理の進行状況を利用者に対して報知する。そして、暗号化したデータをレコード単位でデータ記憶部110に保存する(S21)。
更に、読込んだデータは暗号化されているが、所定の暗号化方式にて暗号化されていないと判断した場合(S20:NO)、そのデータを一旦復号化した後(ステップS22)、データをレコード単位で所定の暗号化方式により暗号化する(S23)。そして、暗号化したデータをレコード単位でデータ記憶部110に保存する(S21)。
次いで、制御部101は、データの読込み処理が完了したか否かを判断し(ステップS24)、読込み処理が完了していないと判断した場合(S24:NO)、処理をステップS18へ戻す。また、読込み処理が完了したと判断した場合(S24:YES)、図5(b)に示したような読込み完了画面を操作パネル105の表示部105bに表示する(ステップS25)。
以上のように、本実施の形態では、メモリカードMから電子メールアドレス、ファクシミリ番号等の送信先に係るデータを読込む際、レコード毎に所定の暗号化形式にて暗号化し、暗号化した後にデータ記憶部110に保存するようにしているため、悪意のある第三者によって不正にデータが取り出された場合であっても解読が困難となり、情報の漏洩が防止される。なお、操作パネル105の操作部105aから入力される送信先のデータについてもレコード単位で暗号化し、データ記憶部110に保存する。
また、本実施の形態では、送信先に係るデータをレコード単位で暗号化しているため、電子メールの送信時又はファクシミリデータの送信時には必要となるレコードのみを復号化して利用することも可能となる。この場合、暗号化されたレコード単位のデータをデータ記憶部110から読出し、読出したデータを復号化処理部109にて復号化処理を実行すれば良いため、データ記憶部110内のデータに関しては常に暗号化した状態を保持することができ、情報の漏洩が防止される。
なお、本実施の形態では、送信先に係るデータを記録する記録媒体として半導体メモリを内蔵したメモリカードMを利用する構成としたが、フレキシブルディスクのような磁気記録媒体、又はCD−ROMのような光ディスクを用いる構成であっても良い。更に、通信IF103を通じてデータを取込む構成であっても良い。
本実施の形態に係る複合機を示す斜視図である。 複合機の内部構成を説明するブロック図である。 電子メール及びファクシミリデータの送信先に係るデータを読込む際に実行される処理の手順を示すフローチャートである。 データの読込み処理において表示部に表示される画面の一例を示す模式図である。 データの読込み処理において表示部に表示される画面の一例を示す模式図である。
符号の説明
100 複合機
101 制御部
102 RAM
103 通信IF
104 ファクシミリ通信IF
105 操作パネル
106 メモリカードスロット
107 データ管理部
108 暗号化処理部
109 復号化処理部
110 データ記憶部
111 画像メモリ
112 印字部
113 画像読取部
M メモリカード

Claims (5)

  1. 画像データを受付ける手段と、受付けた画像データを処理する際に参照すべき情報を記憶する記憶手段とを備え、前記情報を参照して画像データを処理する画像処理装置において、
    前記記憶手段に記憶させるべき情報を受付ける受付手段と、該受付手段にて情報を受付けた際に前記情報を暗号化する暗号化手段とを備え、暗号化した情報を前記記憶手段へ記憶させるようにしてあることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記受付手段にて受付けた情報が暗号化されているか否かを判断する手段を更に備え、前記暗号化手段は、暗号化されていないと判断した情報について暗号化するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 暗号化されていると判断した情報が所定の暗号化方式にて暗号化されているか否かを判断する手段と、前記情報が前記暗号化方式にて暗号化されていないと判断した場合、前記情報を復号化する手段とを備え、該手段にて復号化した情報を前記暗号化方式にて暗号化するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記情報は受付けた画像データの送信先に係る情報であり、該情報を参照して前記画像データを送信する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記受付手段は、前記情報を記録した記録媒体から前記情報を読取る手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の画像処理装置。
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