JP2005338341A - 広角レンズ装置、カメラおよびプロジェクタ - Google Patents

広角レンズ装置、カメラおよびプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】ボールレンズを用いた広角レンズ装置の周辺部分における光量損失を低減する。
【解決手段】ボールレンズ1は、平面状の物体面2からの光を曲面状の像面3に集光し、像面3の画像は像面変換素子6によって平面状の像面5に転送される。像面変換素子6は、像面3に開口端を有するテーパー状の光ファイバー6aを束ねたものであり、各光ファイバー6aはテーパー形状を有し、すべての光ファイバー6aの長手方向がボールレンズ1の球心方向に一致するように配設される。像面変換素子6の周辺部分において斜入射となるのを防ぐことで、光量不足を低減し、高性能な小型カメラやプロジェクタを実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、広い視野が必要な小型監視カメラや携帯端末に用いられる広角カメラ、コンピュータ画面や映像をスクリーンに投影するプロジェクタ、あるいはめがねなどに搭載してコンピュータ画面や映像を投影するHMD(Head mounted Display)等に搭載される広角レンズ装置、カメラおよびプロジェクタに関するものである。
ボールレンズを用いた広角レンズ装置は、例えば特許文献1に開示された構成を有する。これは図10に示すように、人工衛星に搭載され、地球を撮像することにより3次元的な位置を計測するシステムであり、ミラー112によって地球からの光を反射し、ボールレンズ114に導く。ボールレンズ114は半球を組み合わせた構造であり中央に絞り116を有する。このボールレンズ114により地球からの光134を集光し、像面変換素子(fiber optic field flattener )118で像面を平らにし、image intensifier 120に導き、CCD122で画像信号に変換する。
像面変換素子118は、ファイバースコープに用いられるイメージファイバーと呼ばれる光学部品として公知のものである。一般的なイメージファイバーは、図11の(a)〜(c)に示すように、多数の光ファイバー101を束にして接着固定あるいは融着固定したファイバー束110からなり、その一方の端面110aから他方の端面110bへイメージを移動させることができる。このようなイメージファイバーは内視鏡や、ライトガイドに応用されており、その製造方法についても公知である。
図10に示す像面変換素子118は、図11の(d)に示すように、ファイバー束110の一端を曲面110cに加工したものである。
米国特許第5,319,968号明細書
しかしながら、従来のボールレンズを用いた広角レンズ装置は以下のような未解決の課題がある。
(1)レンズ周辺で光量が不足する。
像面変換素子に入射するボールレンズからの光と、像面変換素子を構成するそれぞれの光ファイバーの向きが、特に周辺部分で合っていない。光ファイバーの開口に入射する角度が大きいと入射効率が低下することはよく知られており、光ファイバーの開口数NAから決まる角度θ:
θ=sin-1(NA) (1)
を超える角度で入射する光は光ファイバーに入射できない。例えば、NA=0.3のファイバーの場合はθ=17.5度となるが、この角度を超える光は使用できない。その結果、入射角度が大きくなる視野の周辺部分の入射効率が悪くなる。
従って、従来技術のように遠方の画像、例えば人工衛星から地球の像を見る場合には問題が少ないと考えられるが、広い領域を同時に観察する広角レンズ、例えば視野角度が120度を超えるような広角レンズに応用すると、周辺部分の視野において著しく光量不足となり、実質的に実現が難しいという深刻な問題がある。
例えば、イメージファイバーである像面変換素子の平面側に撮像素子を配置した広角カメラに応用すると、周辺部分において光量不足となり、120度の視野ともなると、周辺部分では光線の中心が60度の角度でファイバーに入射する。前述のようにNA=0.3の光ファイバーでは17.5度にしか対応していないので、周辺部分ではまったく写らないことになる。
さらにこの光学系をプロジェクタに応用する場合にも同様に深刻な問題を生じる。プロジェクタの場合には像面変換素子の平面側に液晶などの画像出力素子をおき、画像情報を含んだ光が像面変換素子に入力される。従来技術の光学系を用いてプロジェクタを構成すると、像面変換素子から出射する光はボールレンズの球心方向を向いていないため、特に周辺部分において、ボールレンズに入射する光が少なくなり、光量が不足する。その結果、光量不足のために周辺部分が写らないことになる。
(2)球面収差の影響
図10の装置では、絞りにより、使用する光線範囲をボールレンズの中心軸付近に限定しているため、ボールレンズのもつ球面収差は大きな問題とならない。しかし絞りはボールレンズに入射する光を有効に利用せずにカットするものでもある。このことは特に装置を小型化する場合に大きな障害となる。小型化すればするほど、ボールレンズに入射する光量が少なくなり、少しでも無駄にできなくなるからである。
従って小型化するためには絞りを廃止しなければならない。この時、ボールレンズのもつ球面収差の問題が顕在化する。この球面収差があると、ボールレンズの像面において焦点がぼやけてしまうため、先ほどの像面変換素子を構成する光ファイバーへの入射効率が悪くなり、光量損失につながってしまう。さらに、入射しなかった光は像面変換素子の表面などで散乱し、周囲に散らばって行くが一部は迷光として光ファイバーに入射し、画像を劣化させる。
本発明は、上記従来の技術の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであり、像面変換素子の、ボールレンズ像面側での入射効率等を高めることにより、特に周辺部分における光量変化を抑えて、広角カメラやプロジェクタ等の画質を向上させることのできる広角レンズ装置、カメラおよびプロジェクタを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するため、本発明の広角レンズ装置は、ボールレンズと、それぞれ前記ボールレンズの曲面状の像面に開口する開口端を有する複数の光ファイバーを束ねた像面変換素子とを備えており、少なくとも前記開口端において、前記像面変換素子のすべての光ファイバーの長手方向が前記ボールレンズの球心方向に一致するように構成されていることを特徴とする。
像面変換素子の光軸方向を長手方向とする複数の光ファイバーを平行に束ねたファイバー束からなる像面変換素子においては、ボールレンズの像面に合わせてファイバー束の端面(開口端)を曲面状に加工しても、像面変換素子の周辺部分の光はボールレンズの球心方向から大きくずれた斜入射あるいは斜出射となるため、光量損失が大きい。そこで、少なくともボールレンズの曲面状の像面に開口する開口端においてはすべての光ファイバーの長手方向がボールレンズの中心を向くように、テーパー形状の光ファイバーを用いるか、あるいは光ファイバーを平行に束ねたファイバー束をテーパー形状に成型する。
このようにして、像面変換素子を用いた広角レンズの周辺部分における光量不足を防ぐことで、画質の良好なカメラやプロジェクタを実現できる。
図1は第1の実施の形態による広角レンズ装置を示すもので、ボールレンズ1に対して平面状の物体面2と共役の位置に像面3が形成され、ボールレンズ1は物体面2を像面3に転写する。例えば、物体面2の3点からの光線4a、4b、4cはそれぞれ像面3の上の3箇所に集光する。
ここで、像面3の形は非球面であり、以下のように定義される。ボールレンズ1の中心と物体面2との距離をa、ボールレンズ1の中心から平面状の物体面2上の任意の点をさししめす角度をθ、ボールレンズ1の中心とピント位置までの距離をL(θ)、ボールレンズ1の焦点距離をfとすると、以下の関係が成立する。
Figure 2005338341
このピント位置を連ねたものが像面3であるが、2式から明らかなように角度θに従って変化しており、像面3は球面でないことがわかる。
この像面3に第1の開口端をもち、第2の開口端が平面状の像面5の上にあり、断面のサイズが変化するテーパー形状の光ファイバー6aを多数束ねた像面変換素子6を設け、各光ファイバー6aの第1の開口端が開口する像面3における各光線4a、4b、4c等の向きと、これらが入射する光ファイバー6aの長手方向を一致させることにより、各光ファイバー6aへの入射効率を高める。なお、各光線4a、4b、4c等の向きとは、ボールレンズ1の対称性から考えてボールレンズ1の球心方向である。
すなわち、像面変換素子6の各光ファイバー6aの第1の開口端は2式で表わされる曲面状の像面3上に配列され、なおかつ開口方向がボールレンズ1の中心を向いた状態で、像面変換素子6とボールレンズ1は、ハウジング7に固定される。この構成により、平面状の物体面2はボールレンズ1により曲面状の像面3に変換され、さらに像面変換素子6によって再び平面状の像面5に変換される。このとき、前述のように、像面変換素子6の周辺部分においても各光ファイバー6aの向きと入射光線の向きが一致しているため、周辺部でも光量が落ちることのない広角レンズ装置を実現できる。
図2は像面変換素子6を製作する手順を示す。まず図2の(a)に示すように、光ファイバー6aの素線10aを製作する。この時、素線10aにテーパーをつけておき、テーパーをつけた素線10aを多数並べて、図2の(b)に示すように、接着固定し、ファイバー束10を製作する。接着の方法は、昇温することによってファイバー同士を融着する方法や、接着剤を用いた方法などが考えられる。
また、別の製造方法として、テーパーをつけない素線を束ねて、素線が軟化する温度付近で図2の(b)に示す形状にファイバー束10を成型する方法が考えられる。
次に図2の(c)に示すように、ファイバー束10の両端面を加工する。すなわち、図示左側の端面はボールレンズ1の曲面状の像面3に合わせた曲面10bに、右側の端面は平面状の像面5に合わせた平面10cにそれぞれ加工する。
このようにして製作された図1の像面変換素子6は、図示左側の画像を拡大して右側に移すもので、像面変換素子6の入射側において、各光ファイバー6aがボールレンズ1の中心を向くように配設することで、従来例のような斜め入射による入射損失の問題を解決し、視野の周辺部分においても光量変化の少ない良質な広角カメラ等を実現することができる。
光の進む向きが反対である場合にも、すべての光ファイバーがボールレンズの球心方向を向いているため、像面変換素子から出射する光の方向をボールレンズの中心に向けることができ、特に周辺部分においてボールレンズに入射する光の光量不足を生じることのないプロジェクタ等を実現できる。
また、図3に示すように、像面変換素子の平面側においては各光ファイバーの向きを平面に垂直に向けることによって、平面側からの入射効率も高めることができる。これは、まず図3の(a)に示すようにテーパーをもたない光ファイバーの素線20aを束ねて、各素線20aが軟化する温度付近で同図の(b)に示すようにボールレンズの像面側の端面の近傍のみテーパー形状部を有する円筒形状のファイバー束20を成型し、その後、(c)に示すように両端面を曲面20bと平面20cに加工する方法である。このようにして、像面変換素子の平面側において光の出射方向を平面状の端面に対して垂直な方向にすることができる。
この特徴は特にプロジェクタへの応用を考えたときに重要である。この場合、像面変換素子の平面側には液晶素子や発光ダイオードアレイなどの画像出力素子があり、そこからの光を像面変換素子に入射させる必要があるが、この時、図2に示すように全体がテーパー形状のファイバー束10からなる像面変換素子であれば光の角度によって入射効率が変化してしまうという問題が生じる。
そこで、図3に示すように平面側においても各光ファイバーの向きを平面に垂直にすることで、周辺部における入射効率の低下を防ぐことができる。
また、図4の(a)に示すように、ボールレンズ1に球対称な屈折率の分布を設けるとよい。この屈折率分布によりボールレンズ1のもつ球面収差を補正することができる。球面収差が補正されると、像面3において集光特性が改善され、光ファイバーに入射できる光量が増えるので光量不足を改善し、入射しなかった迷光による画質の劣化を防ぐことができる。
図4の(b)は球面収差の影響を説明するもので、ボールレンズ1に光線4が入射すると像面3において焦点を結ぶが、この時、光線4の位置によって焦点位置が異なる。すなわち、中央付近の光線はボールレンズ1の中心から離れた位置に焦点を結び、周辺部分の光線はボールレンズ1の中心に近い場所に焦点を結ぶ。これを一般に球面収差と呼んでいる。
この球面収差を図4の(a)に示すようにボールレンズ1に球対称な屈折率分布をもたせることで解決できる。この図は屈折率分布をもたせたボールレンズ1について光線追跡法により計算した結果である。このシミュレーション計算の条件は以下の通りである。
ボールレンズサイズ:φ2m
屈折率分布:n(R)=1.5−0.3R2
ここで、Rは半径方向の位置
従って、ボールレンズ中心部分の屈折率は1.5、最外周の屈折率は1.2である。
この計算結果から明らかなように、屈折率分布をもたせることにより像面において1点に焦点をもつようにできる。その結果、光ファイバーに入射できる光量が増えるので光量不足を改善し、入射しなかった迷光による画質の劣化を防ぐことができる。
また、焦点位置が一点になる条件は上記の数値だけではなく、無数の組み合わせが考えられる。しかし製作上の問題を考えると、複雑な分布ではなく、上記のような、ボールレンズ中央で屈折分布が大きく、2次関数で屈折率が低下していく形が簡単で好ましい。
図1に示す構成は、特に広角カメラへ応用する場合に有効である。すなわち、像面変換素子の平面側にCCD(電荷結合素子)などの撮像素子を取り付ける構成により、物体面の画像はボールレンズにより像面変換素子の入射側の像面に写像され、さらに像面変換素子により出射側の像面に写像される。この時、ボールレンズ側の像面において、像面変換素子を構成する各光ファイバーの向きと光線の向きが一致するので、周辺部への入射効率を高くできる。その結果、周辺部分でも光量損失のない小型カメラを実現することができる。また、図3に示した形状の像面変換素子を用いて、平面側の光ファイバーの開口の向きが像面に対して垂直になるように構成した広角レンズ装置を広角プロジェクタに用いるのも有効である。この場合は、像面変換素子の平面側に液晶や発光ダイオードアレイなどの画像表示素子を設け、そこからの光を像面変換素子に入射させる。入射する光が光ファイバーの向きと合致しているため、入射効率が高い。このようにして、周辺部分でも入射効率を下げることのない広角なプロジェクタを実現できる。
また、図11に示す従来例と同様の構成の像面変換素子の入射側に薄いスクリーンを設けたものでもよい。このスクリーンは、入射した光を全方位に拡散する材料として、すりガラスなどを用いて、公知の技術で製作される。スクリーンを透過した光は全方位に拡散し、スクリーンによる光の拡散は角度に対する依存性がないので、像面変換素子の各光ファイバーと光線との向きが一致していなくても、光ファイバーに入射する光量はいつも一定である。この構造により、周辺部でも光量変化がない広角レンズ装置を構成できる。
また、像面変換素子の入射側に回折格子を設けたものでもよい。この回折格子は入射する光の向きを、屈折と回折の2つの作用により偏向する。このように回折格子で偏向させる技術は公知であり、カメラレンズやピックアップレンズで実用化されている。回折格子は周辺部にいくほど偏向角度が大きくなるように狭い幅となる同心円状であり、回折格子に近接して、多数の光ファイバーを組み合わせた図11と同様の構成の像面変換素子を設け、これに入射させる。この時、回折格子で偏向した光の方向と光ファイバーの向きが同じになるように格子形状、すなわち幅、高さなどを決めておく。
回折格子の形としては一般的な三角形状のほか、矩形形状のものも考えられる。さらに、回折格子の形状を決める方法として、位相関数と呼ばれる連続関数を所定の高さで輪切りにして折りたたむ方法も考えられる。
ボールレンズの像面において、回折格子の作用により像面変換素子を構成する光ファイバーの向きと光線の向きが一致するので、光ファイバーへの入射効率を高くできる。その結果、周辺部分でも光量損失のない広角カメラを実現することができる。
なお、像面変換素子の平面側の像面に近接して画像出力素子を設けた広角プロジェクタにおいては、画像出力素子として、例えば液晶パネルを用いた場合、液晶は発光素子ではないので液晶の裏側に一様な照度で照明する照明系が必要となる。照明系は例えば光源と照明光学系で実現できる。あるいは液晶パネルの裏側に発光体を設けることとによっても実現できる。
また、像面変換素子を構成する光ファイバーの第2の開口端と、撮像素子または画像出力素子との距離が、光ファイバーの開口数NAと、撮像素子または画像出力素子の画素サイズpから、p/NAできまる距離よりも長くなるように構成するのが有効である。
一般に撮像素子等の画素サイズの2倍の周期よりも細かい周期の画像が入ると、折り返し誤差と呼ばれるノイズが発生し、画面に縞模様があらわれたりする。そこで画素サイズをpとすると、さきほどの光が拡散するサイズをpの2倍としておけば、折り返し誤差が無くなり、都合が良い。一方光ファイバーから出射する光の広がり角度はθ=sin(NA)であった。そこで光が広がるまでの距離をLとすると、Ltan(θ)=pとすればよい。
これより、おおよそL=p/NAとすればよい。従って像面変換素子と撮像素子または画像出力素子との距離を、上記のように算出されるLの値よりも大きくすれば折り返し誤差を回避できる。
図5は実施例1によるカメラを示す。これは、図1の装置と同様にボールレンズ1と像面変換素子16を有する広角レンズ装置を用いた広角カメラであって、平面状の物体面2に対して共役の位置に像面13ができる。すなわちボールレンズ1は物体面2を像面13に転写する作用がある。例えば、物体面2の3点からの光線4a、4b、4cはそれぞれ像面13の上の3箇所に集光する。なお、ボールレンズ1、物体面2、光線4a、4b、4cは図1と同様であるから同じ符号で表わし、説明は省略する。
ここで、像面13の形は球面ではない。ボールレンズ1の中心と物体面2との距離をa、物体面2上の点をさししめす角度をθ、ボールレンズ1の中心とピント位置までの距離をL(θ)、ボールレンズ1の焦点距離をfとすると、前述の2式による関係があった。このピント位置を連ねたものが像面13であるが、2式から明らかなように角度θに従って変化しており、像面13は球面でないことがわかる。球面からのずれをB(θ)とし、物体面2までの距離を表す無次元数rを導入し、r=a/fとすると、以下の式が成立する。
Figure 2005338341
例えば、焦点距離f=2mm、距離をr=100とすると、60度において球面との差は9.9μmと計算できる。
ボールレンズ1にハウジング17aを接着固定し、ハウジング17aの内面には位置を調節するためのネジ溝が切ってあり、それとかみ合うネジ溝を切ったレンズ固定部材17bを設ける。ハウジング17aを回転させると、このかみ合うネジの作用により、ハウジング17aとレンズ固定部材17bとの位置は図示水平方向、すなわちZ軸方向に相対移動する。このネジはピント位置を微調整するために使用するもので、この調節方法は後述する。
レンズ固定部材17bに固定して像面変換素子16を設ける。この像面変換素子16は図2に示すように、断面の面積が位置によって変化する多数の光ファイバーを束ねた光学素子であり、各光ファイバーは像面13に第1の開口端をもち、第2の開口端が平面状の像面15上にある。
第1の開口端において、各光線4a、4b、4cの向きと、これらが入射する光ファイバーの長手方向を一致させることにより、光ファイバーへの入射効率を高めることができる。ここで、光線の向きとは、ボールレンズの対称性から考えてボールレンズ1の球心方向である。すなわち、光の入射側において、各光ファイバーの開口端は2式で表わされる曲面上に配列され、なおかつ各光ファイバーの向きがボールレンズ1の中心を向いている。
像面変換素子16に近接して撮像素子11が固定される。この撮像素子11はCCD(電荷結合素子)や、CMOSセンサーなどである。撮像素子11からの電気信号をドライバー回路18aに接続し、映像信号に変換し、これを制御装置18bに接続し、映像信号を記憶装置18cおよび表示装置18dに接続する。
像面変換素子16と撮像素子11は近接して配置する必要がある。像面変換素子16の周辺部分においては光ファイバーの向きが斜めを向いているため、撮像素子11までの距離が長いと斜め方向に画像がずれてしまうからである。
この構造において、平面状の物体面2はボールレンズ1により曲面状の像面13に変換され、さらに像面変換素子16で再び平面状の像面15に変換される。このとき、前述のように周辺部分でも光ファイバーの向きと光線の向きが一致しているので、周辺部でも光量が落ちることが無く、画像性能の良好な広角カメラを構成できる。
像面変換素子16の曲面状の端面をボールレンズ1の像面13に位置合わせするためのピント調整する必要がある。これは以下のように行われる。ネジを切ったハウジング17aを回転させることにより、レンズ固定部材17bとの相対位置を変化させ、像面変換素子16の曲面状の端面を像面13に合わせる位置調節を行う。この調節における指標は表示装置18dの画面から得られる。例えば、物体面2にテスト用のパターンとして白黒の格子模様を配置し、図5の広角カメラでこれを写す。この時、写した画像の表示が最もくっきりとシャープに映るようにハウジング17aを回転させる。
また、図4に示したように、ボールレンズ1に屈折率分布をもたせることで、ボールレンズ1のもつ球面収差を改善することができる。すなわち、屈折率分布のないボールレンズは、球面収差のため、焦点位置が入射する光線の位置で変化するため、屈折率分布をもたせることにより一点に集光させることができる。
また、ボールレンズ表面あるいは像面変換素子表面に反射防止膜を設けることで、光量損失をより一層改善することも有効である。さらに、ボールレンズ表面あるいは像面変換素子表面に波長選択膜、例えば赤外線をカットする膜を設け、特定波長にだけ感度のあるカメラを構成することも考えられる。このような膜の組成はボールレンズの前側と後側で同じものに限定するものではない。例えば赤外線カットフィルタをボールレンズ前側のみにつける構成でもよい。ボールレンズを保護するためボールレンズの外側にカバーガラスを設けることも用途によっては必要なことである。
このようにして、高性能な小型カメラを実現することができる。
図6は実施例2を示すもので、これは、図3に示した製法で作られた像面変換素子26を用いた広角レンズ装置である。なお、ボールレンズ1、物体面2、光線4a、4b、4cは図1と同様であるから同じ符号で表わし、説明は省略する。
物体面2からの光がボールレンズ1を通過し、曲面状の像面23から像面変換素子26に入射し、平面側の像面25から出射する。この時、像面25から垂直に光が出射し、図示しない撮像素子に入射するため、撮像素子の感度が入射角によって変化する場合であっても、光が垂直入射するので、影響がない。
実施例1では像面変換素子の平面側の像面に近接して撮像素子を設けた。これは、撮像素子までの距離が長いと斜め方向に画像がずれてしまうからであったが、実施例2では像面25から垂直に光が出射するので距離が離れても対応できる。しかしその距離は出射する光が拡散するので制限される。像面変換素子26の光ファイバーの開口数をNAとすると、1式より求められる角度θ=sin(NA)で広がっていく。像面変換素子26から撮像素子の受光面までの距離をdとすると拡散したサイズeはおおよそ次のように見積もれる。
Figure 2005338341
例えば開口数NAが0.3の光ファイバーであれば、50μm離れると15μm程度に拡散する。使用する撮像素子の画素サイズに応じてこの距離を決めればよい。
一般に撮像素子の画素サイズの2倍の周期よりも細かい周期の画像信号が入ると、折り返し誤差と呼ばれるノイズが発生し、画面に縞模様があらわれたりする。そこで画素サイズをpとすると、光が拡散するサイズeをpの2倍としておけば、折り返し誤差を防ぐことができる。つまり、2p=e(d)とすればよい。これと、4式から以下の式が成立する。
Figure 2005338341
像面変換素子26から撮像素子受光面までの距離dが5式を満たすようにハウジング27に組み付けることにより、撮像素子の画素サイズに起因する折り返し誤差を防止することができる。
図7は実施例3を示すもので、この広角レンズ装置では図11に示す従来例と同様の構成の像面変換素子36の、曲面状の像面33側の開口端にスクリーン38を設けて、ボールレンズ1とともにハウジング37に固定する。スクリーン38で拡散した光を、像面変換素子36に入射させ、平面状の像面35から出射させる。なお、ボールレンズ1、物体面2、光線4a、4b、4cは図1と同様であるから同じ符号で表わし、説明は省略する。
スクリーン38で散乱する光が等方的に拡散していくことを利用し、周辺部での光量変化を抑えることができる。本実施例では、スクリーン38を設けるという非常に簡単な方法でより高性能な広角カメラを実現できる。
しかしその反面、第1、第2の実施例に比べると、スクリーン38で拡散する光の一部しか像面変換素子36の光ファイバーに入射しないため、全体の光量は低くなる。
図8は実施例4を示す。これは、図11に示す従来例と同様の構成の像面変換素子46の、曲面状の像面43側の開口端に、微細な回折格子49を配置して、ボールレンズ1および像面変換素子46をハウジング47に固定したものである。回折格子49が光の向きを変更することができる特性を利用し、ボールレンズ1から入射した光線を光ファイバーの向きに沿わせることが可能となる。なお、ボールレンズ1、物体面2、光線4a、4b、4cは図1と同様であるから同じ符号で表わし、説明は省略する。
像面変換素子46の周辺部分においても回折格子49による高い入射効率を確保することが可能なため、安価でしかも高性能な広角レンズ装置を実現することができる。
図8は実施例5を示す。これは、ボールレンズ1および像面変換素子56を有する広角レンズ装置を用いたプロジェクタであって、光学系の構成は実施例1と同様であるが、光の進む向きが反対になる。なお、ボールレンズ1、物体面2、光線4a、4b、4cは図1と同様であるから同じ符号で表わし、説明は省略する。
プロジェクタ本体61を設け、光源58、照明光学系59、画像出力素子60をプロジェクタ本体61に固定する。ここで画像出力素子60には液晶パネルなどを用いる。一方、物体面2は平面状のスクリーンであり、これに対して共役の位置に像面53が形成される。
ボールレンズ1にハウジング57aを接着固定し、ハウジング57aの内面には位置を調節するためのネジ溝が切ってあり、それとかみ合うネジ溝を切ったレンズ固定部材57bを設ける。ハウジング57aを回転させると、このかみ合うネジの作用により、ハウジング57aとレンズ固定部材57bとの位置は図示水平方向、すなわちZ軸方向に相対移動する。このネジは後述するようにピント位置を微調整するために使用する。
レンズ固定部材57bに固定して像面変換素子56を設ける。この像面変換素子56は図4に示すように、断面の面積が位置によって変化する多数の光ファイバーを束ねた光学素子であり、各光ファイバーは像面53に第1の開口端をもち、第2の開口端が像面55にある。
第1の開口端において、図1の装置と同様に、光線4a、4b、4cの向きと、各光ファイバーの向きを一致させることにより、光ファイバーから出射する光をボールレンズ1の球心方向に向かわせる。従って、第1の開口端において、各光ファイバーの開口は2式で表現される曲面上に配列し、なおかつ向きがボールレンズ1の中心を向いている。また、第2の開口端において、各光ファイバーは平面上に配列し、なおかつその平面に垂直な方向を向いている。
以上の構成において、光源58から出射した光は照明光学系59により、一様な照度で画像出力素子60を照明する。一様に照明された画像出力素子60により出力される画像は像面変換素子56に入射する。
前述のように、像面変換素子56の各光ファイバーの向きが像面55に垂直であるため、入射効率が高い。像面変換素子56に入射した光は像面53から出射される。この時、像面変換素子56の各光ファイバーの向きがボールレンズ1の球心方向を向いているため、出射した光がすべてボールレンズ1に入射する。従って入射効率が高い。
このようにして、像面55の画像は像面53の画像に変換され、像面53の画像は、ボールレンズ1の作用により、物体面2上の画像に変換される。このようにして、画像出力素子60で出力された画像がスクリーンに投影(プロジェクション)される。
像面変換素子56の開口端を曲面状の像面53に位置合わせするピント調整は以下のように行われる。
ネジを切ったハウジング57aを回転させることにより、レンズ固定部材57bとの相対位置が変化し、像面変換素子56とボールレンズ1との相対位置を調節することができる。また、この調節における指標は物体面2の位置においたスクリーンに表示される画像から得られる。すなわち、画像出力素子60にテスト用のパターン、例えば白黒の格子模様を出力させ、プロジェクタでスクリーンに投影する。この時、投影した画像の表示が最もくっきりとシャープに映るようにハウジング57aを回転させる。
なお、前述と同様にボールレンズ1に屈折率分布をもたせることで、ボールレンズ1のもつ球面収差を改善することができる。
このようにして、小型かつ高性能な広角プロジェクタを実現することができる。
一実施の形態による広角レンズ装置を示す模式断面図である。 像面変換素子の製造方法と構成を説明する図である。 像面変換素子の別の製造方法と構成を説明する図である。 ボールレンズの球面収差を説明する図である。 実施例1によるカメラを示す模式断面図である。 実施例2による広角レンズ装置を示す模式断面図である。 実施例3による広角レンズ装置を示す模式断面図である。 実施例4による広角レンズ装置を示す模式断面図である。 実施例5によるプロジェクタを示す模式断面図である。 一従来例を示す模式断面図である。 従来例の像面変換素子の構成と製造方法を説明する図である。
符号の説明
1 ボールレンズ
2 物体面
3、5、13、15、23、25、33、35、43、45、53、55 像面
6、16、26、36、46、56 像面変換素子
6a 光ファイバー
7、17a、27、37、47、57a ハウジング
10、20 ファイバー束
10a、20a 素線
11 撮像素子
38 スクリーン
49 回折格子
58 光源
59 照明光学系
60 画像出力素子

Claims (8)

  1. ボールレンズと、それぞれ前記ボールレンズの曲面状の像面に開口する開口端を有する複数の光ファイバーを束ねた像面変換素子とを備えており、少なくとも前記開口端において、前記像面変換素子のすべての光ファイバーの長手方向が前記ボールレンズの球心方向に一致するように構成されていることを特徴とする広角レンズ装置。
  2. 像面変換素子が、テーパー形状の光ファイバーを束ねたものであることを特徴とする請求項1記載の広角レンズ装置。
  3. 曲面状の像面に開口する第1の開口端の反対側の第2の開口端において、すべての光ファイバーの長手方向が平面状の端面に対して垂直であることを特徴とする請求項1または2記載の広角レンズ装置。
  4. ボールレンズと、それぞれ前記ボールレンズの曲面状の像面に開口を有する複数の光ファイバーを束ねた像面変換素子とを備えており、前記像面変換素子の前記像面に開口する開口端に、光を拡散させるスクリーンが設けられていることを特徴とする広角レンズ装置。
  5. ボールレンズと、それぞれ前記ボールレンズの曲面状の像面に開口を有する複数の光ファイバーを束ねた像面変換素子とを備えており、前記像面変換素子の前記像面に開口する開口端に、光を偏向する回折格子が設けられていることを特徴とする広角レンズ装置。
  6. ボールレンズが、球対称な屈折率分布をもつことを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載の広角レンズ装置。
  7. 請求項1ないし6いずれか1項記載の広角レンズ装置と、像面変換素子の曲面状の像面に開口する第1の開口端と反対側の第2の開口端に近接して配設された撮像素子とを有することを特徴とするカメラ。
  8. 請求項1ないし6いずれか1項記載の広角レンズ装置と、像面変換素子の曲面状の像面に開口する第1の開口端と反対側の第2の開口端に近接して配設された画像出力素子とを有することを特徴とするプロジェクタ。
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